JPS63169330A - 延性に優れた高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法 - Google Patents

延性に優れた高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法

Info

Publication number
JPS63169330A
JPS63169330A JP62000100A JP10087A JPS63169330A JP S63169330 A JPS63169330 A JP S63169330A JP 62000100 A JP62000100 A JP 62000100A JP 10087 A JP10087 A JP 10087A JP S63169330 A JPS63169330 A JP S63169330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
heat treatment
steel strip
temperature
cold rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62000100A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07100824B2 (ja
Inventor
Teruo Tanaka
照夫 田中
Katsuhisa Miyakusu
宮楠 克久
Hiroshi Fujimoto
廣 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP62000100A priority Critical patent/JPH07100824B2/ja
Priority to CA000553958A priority patent/CA1305911C/en
Priority to EP87118421A priority patent/EP0273278B1/en
Priority to ES87118421T priority patent/ES2043637T3/es
Priority to DE87118421T priority patent/DE3787633T2/de
Priority to US07134874 priority patent/US4812176B1/en
Priority to BR8707111A priority patent/BR8707111A/pt
Priority to CN87105993A priority patent/CN1010856B/zh
Priority to KR1019870015472A priority patent/KR950013187B1/ko
Publication of JPS63169330A publication Critical patent/JPS63169330A/ja
Publication of JPH07100824B2 publication Critical patent/JPH07100824B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D8/00Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment
    • C21D8/02Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D6/00Heat treatment of ferrous alloys
    • C21D6/002Heat treatment of ferrous alloys containing Cr

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、延性に優れ強度および延性の面内異方性の小
さい高強度複相Mi織ツクロムステンレス鋼帯新規な工
業的製造法に関し、高強度が必要とされ且つプレス成形
などの加工が施される成形用素材としての高強度高延性
ステンレス鋼帯の製造法を提供するものである。
〔この分野の背景〕
クロムを主合金成分として含有するクロムステンレス鋼
にはマルテンサイト系ステンレス鋼とフェライト系ステ
ンレス鋼とがある。いずれも、クロムおよびニッケルを
主合金成分として含有するオーステナイト系ステンレス
鋼に比べて安価であり、そして強磁性を有し熱膨張係数
が小さいなどの物性面でオーステナイト系ステンレス鋼
には見られない特徴を有するので、単に経済的な理由の
みならず特性面からクロムステンレス鋼に限定される用
途も多い。特に近年の電子機器や精密機械部品などの分
野では、その需要拡大にともなってクロムステンレス鋼
板を使用する用途において加工成品の高機能化、小型化
、一体化、高精度化並びに加工工程の簡略化に対する要
求が益々厳しくなってきている。このために、ステンレ
ス鋼本来の耐食性や上述のクロムステンレス鋼の特質に
加えて、クロムステンレス鋼板の素材面では、一層の強
度、加工性や精度が必要とされる。したがって、高強度
と高延性という相反する特性を兼備したもの、素材鋼板
時点での形状や板厚精度に優れたもの、加工後の形状精
度に優れるといった緒特性を合わせもつクロムステンレ
ス鋼板素材の出現が待たれている。
〔従来の技術〕 従来のクロムステンレス鋼板素材について2強度の観点
から見ると、先ずマルテンサイト系ステンレス鋼が高強
度を有するクロムステンレス鋼として良く知られている
0例えばJIS G 4305の冷間圧延ステンレス鋼
板にはマルテンサイト系ステンレス鋼として7種の鋼が
規定されている。これらのマルテンサイト系ステンレス
鋼は、Cが0,08%以下(SUS410S)から0.
60〜0.75%(SUS440A)であり、フェライ
ト系ステンレス鋼に比べて同−Cr量レベルで見ると、
高いCを含有し、焼入れ処理または焼入れ焼もどし処理
により高強度を付与することができる。例えば、このJ
IS G 4305において、 0.26〜0.40%
のCおよび 12.00〜14.00%のCrを含有す
る5US420J2では、 980〜1040℃からの
急冷による焼入れ後、150〜400℃空冷の焼もどし
により)IRC40以上の硬さが得られることが、そし
て、 0.60〜0.75%のCおよび16.00〜1
8.00%のCrを含有する5US440Aでは、 1
010〜1070℃からの急冷による焼入れ後、150
〜400℃空冷の焼もどしにより、同じ<HRC40以
上の硬さが得られることが示されている。
一方、クロムステンレス鋼であるフェライト系ステンレ
ス鋼板では熱処理による硬化があまり期待できないので
9強度を上昇させる方法としては焼なまし後、さらに冷
間でtIIX圧延を行って加工硬化による強度上昇を図
ることが行われている。
しかし、フェライト系ステンレス鋼は元来が高強度を必
要とする用途にはあまり供されてはいないのが実状であ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
マルテンサイト系ステンレス鋼板では、焼入れまたは焼
入れ一焼もどし処理凌のMi織はその名称のごとく基本
的にはマルテンサイト組織であり。
非常に高い強度および硬さが得られる反面、伸びは非常
に低い、そのため、焼入れまたは焼入れ焼もどし処理を
施したのではその後の加工が困難となる。特にプレス成
形などの加工は焼入れまたは焼入れ焼もどし後では不可
能である。したがって加工が施される場合には焼入れま
たは焼入れ焼もどし前に施される。すなわち、素材メー
カーからは焼なました状態、つまり、 JIS G 4
305の表16にも示されるように強度および硬さの低
い軟質な状態で出荷され、加工メーカーにおいて最終成
品にほぼ近い形状に加工された後、焼入れまたは焼入れ
焼もどし処理を施すのが通常である。この焼入れまたは
焼入れ焼もどし処理を施すことにより生成する表面の酸
化皮膜(スケール)は表面の美麗さが重要視されるステ
ンレス鋼では好ましくない場合が多く、その対策として
真空もしくは不活性ガス雰囲気による熱処理を施したり
、熱処理後に研摩などによりスケールを除去するなどの
工程が必要となる。いずれにしても、マルテンサイト系
ステンレス鋼板では高強度を得るためには加工メーカー
での熱処理工程が不可欠であるという加工メーカー側で
の負担増があり、またこのために最終製品のコストアッ
プは避けられないという問題があった。
一方、フェライト系ステンレス鋼板を調質圧延により強
度を上昇させた場合には、伸びの低下が著しくなって強
度−延性バランスが悪くなる結果。
加工性に劣ることになる。そして、調質圧延による強度
上昇の程度は引張強さよりも耐力の方が著しく高い。こ
のために高圧延率になると耐力と引張強さの差が小さく
なり、降伏比(=耐力/引張強さ)が1に近くなって材
料の塑性加工域が非常に狭くなると共に、耐力が高いと
スプリングバンクが大きくなってプレス加工などの後の
形状性が悪くなる。さらに調質圧延材は強度および伸び
の面内異方性が非常に大きく、軽度のプレス加工などで
も加工後の形状が悪くなる。また、圧延による加工歪み
は板の表面に近いほど大きいという特徴があるため、l
i質正圧延材は板厚方向のひずみ分布が不均一になるこ
とが避けられない。これは残留応力の板厚方向の不均一
分布をもたらし、特に極薄a仮では打抜き加工やフォト
エツチング処理による穴あけ加工後に板の反りなどの形
状変化を生ずる場合があり、電子部品などの高精度が必
要とされる用途では大きな問題となる。以上の材質特性
面での問題のみならず、 #A’l圧延材はその製造性
においても多くの問題を抱えている。先ず強度の制御に
ついて見ると、!質圧延は冷間圧延による加工硬化を利
用しているため圧延率が強度を決定する最も重要な因子
である。したがって。
成品として板厚精度に優れ且つ目標の強度レベルを精度
よく安定して得るためには、圧延率の厳密な制御、具体
的には調質圧延前の初′#J4板厚の厳密な管理が非常
に重要であることに加えて、調實圧砥削の素材の強度レ
ベルの管理が必要となる。また形状制御の面では、いわ
ゆるスキンパス圧延やテンパーローリングと呼ばれる形
状修正を目的とした高々2〜3%の軽圧延率の11質圧
延とは異なり、高強度化を目的とする調質圧延では圧延
率が数十パーセントにもおよぶ実質的な冷間圧延である
ため、冷延ままで形状性に優れた調帯を得ることは困難
である。このため、形状修正を目的として材料の回復・
再結晶温度域よりも低く軟化しない温度域に加熱し、応
力除去処理を必要とする場合がある。このように調質圧
延材は製造性においても数々の問題がある。
以上の調質圧延に起因する問題のみならず、フェライト
系ステンレス鋼板では本質的な欠点とも言えるリジング
の問題がある。リジングは通常。
フェライト系ステンレス鋼の冷延焼鈍板にプレス成形な
どの加工を施した際に生ずる表面欠陥の一種であるが、
冷間圧延後においても一般に冷延リジングと呼ばれるリ
ジングを発生する場合があり。
表面の粗度が重視される用途ではやはり大きな問題とな
る。
〔問題点を解決する手段〕
前述のような問題は、適度な高強度を有し且つ所望の形
状に加工し得る良好な延性および加工性を具備し、異方
性が小さくリジング発生のないクロムステンレス鋼材料
が素材メーカー側で鋼板または調帯の形で提供できれば
解決し得る。そこで本発明者らはこの解決を目的として
化学成分並びに製造条件の両面からクロムステンレス鋼
について広範な研究を続けて来た。その結果、鋼成分を
適正に制御し、さらに製造条件として熱間圧延のあと、
更に必要に応じて、熱延板焼鈍を行ったあと、冷間圧延
を行って製品板厚の冷延鋼帯を製造し、この冷延鋼帯を
、従来のフェライト単相域温度での仕上焼鈍つまり鋼板
または鋼帯成品に施す焼なまし処理ではなく、適正なフ
ェライト+オーステナイトニ相域への加熱とその後の急
冷処理からなる特定条件下での連続仕上熱処理を施すな
らば、実質的に軟質なフェライト相と硬質なマルテンサ
イト相が均一に混在した複相組織とすることができ、前
記の問題点の実質上すべてが解決できるという素晴らし
い成果を得ることができた。かくして本発明は。
重量%において。
C:0.15%以下。
S i : 2.0%以下。
Mn : 1.0%以下。
P : 0.040%以下。
S : 0.030%以下。
Ni:Q、5Q%以下。
Cr : 10.0%以上で20.0%以下。
N:0.12%以下。
0 : 0.02%以下。
を含有し、場合によっては、さらに0.20%以下のA
j!、 0.0050%以下のB、1.0%以下のM 
o 、 0 、10%以下のRE M、 0.20%以
下のYの一種または二種以上を含有し、残部がFeおよ
び不可避的不純物からなる鋼であって、且つ 0.02%≦C+N≦0.20% の関係を満足する鋼のスラブを製造し、これを熱間圧延
して熱延鋼帯を製造する工程。
中間焼鈍無しの一回冷延によって製品板厚にまで冷間圧
延して冷延鋼帯を製造する冷間圧延工程。
そして。
得られた冷延鋼帯を連続熱処理炉に通板して。
Ac+点以上1100℃以下のフェライト中オーステナ
イトの二相域温度に10分以内の保持のあと、最高加熱
温度から100℃までを平均冷却速度1℃/sec以上
500℃/sec以下で冷却する仕上熱処理を施す連続
仕上熱処理工程。
からなる、 HV 200以上の硬さを有し且つ延性に
優れた高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法を
提供するものである。
本発明法によれば前述の問題点の実質上すべてが解決さ
れるのみならず、鋼組成または仕上熱処理時の加熱温度
並びに冷却速度を制御することにより強度を自在に且つ
簡単に調整できるという点でクロムステンレス鋼板また
は調帯素材の工業的製造にあたっての有利且つ新しい製
造技術を提供するものであり、従来より市場に出荷され
ているマルテンサイト系ステンレス鋼板または銅帯やフ
ェライト系ステンレス鋼板または銅帯では有しない延性
と強度の両特性を兼備し且つ延性と強度の面内異方性の
少ない新規クロムステンレス鋼材料を市場に提供するも
のである。なお3本発明法によれば、最終の連続仕上熱
処理工程を経た成品は鋼帯の形態で工業的に製造される
ものであり、これが市場に出荷される場合には銅帯のま
ま(コイル)か或いは鋼板に整形された状態となる。
従来より1例えばフェライト系ステンレス鋼の代表鋼種
である5US430においても二相域温度に加熱すれば
オーステナイトが生成し、このオーステナイトは急冷に
よってマルテンサイトに変態してフェライト+マルテン
サイトの二相組織になること自体は知られていた。しか
しながら、高温でオーステナイトを生成するフェライト
系ステンレス鋼帯の製造においては、冷延後の熱処理は
あくまでもフェライト単相域温度での焼なまし処理であ
り、マルテンサイトを生成するような高温の熱処理は延
性の低下などの材質上の劣下をもたらすものとして回避
することが常識であり、工業的な調帯の実際の製造面で
は全く顧みられなかった。
したがって、クロムステンレス鋼の冷延工程後に本発明
のような連続熱処理を想定し且つフェライト+オーステ
ナイトニ相域に加熱する仕上熱処理を施した場合の加熱
温度と強度および延性の関係や延性および強度の異方性
などについて詳細に研究がなされた例もない0本発明は
、高強度クロムステンレス鋼帯の工業的製造法として従
来顧みられることのなかった全く新しい製造方法を提供
するものであり、その結果として従来のクロムステンレ
ス鋼板または調帯では有しなかった優れた特性をもつ新
規なりロムステンレス鋼板材料を提供するものである。
〔発明の詳述〕
以下に1本発明で規制する鋼の化学成分値の範囲限定の
理由並びに本発明法で採用する各製造工程の内容を具体
的に詳述する。
まず2本発明法を適用するクロムステンレス鋼の成分の
含有量範囲(重量%)の限定理由は次のとおりである。
CおよびNは2強力なオーステナイト生成元素であると
共にマルテンサイト強化能の大きい元素であるから、連
続仕上熱処理後の強度の制御並びに高強度化に有効な元
素である。したがって、連続仕上熱処理工程後に10%
以上のマルテンサイトを含む複相組織としHv200以
上の十分な強度を得るには(C+ N)量として少な(
とも0.02%以上を必要とする。しかし、CとN!が
あまり高いと連続仕上熱処理工程後に生成するマルテン
サイト量が多くなり、場合によっては100%マルテン
サイトとなると共にマルテンサイト相そのものの硬さも
非常に高くなるので高強度は得られるものの延性は低下
する。したがって、(C+N)itとして0.20%以
下とし、 0.02%≦C+N≦0.20%の関係を満
足させることが必要であり、またclとしては0.15
%以下とする。
また、Nは溶解度の関係から多量に添加することは困難
であると共に、多量の添加は表面欠陥の増加を招くため
0.12%以下とする。
Siばフェライト生成元素であると共にフェライトおよ
びマルテンサイトの両相に対し強力な固溶強化能を有す
る。したがってマルテンサイトlの制御および強度レベ
ルの制御に有効な元素である。しかしながら多量の添加
は熱間加工性や冷間加工性の低下を招くために2.0%
を上限とする。
MnとNiは、オーステナイト生成元素であり。
連続仕上熱処理後のマルテンサイ)!並びに強度の制御
に有効な元素である。しかし多量に添加すると製品が高
価となり1本発明鋼帯の特徴の一つである経済性に影響
を与える。したがって2通常許容されている限度のMn
;1.0%以下、Ni;0.6%をそれぞれ上限とする
Sは、高すぎると耐食性や熱間加工性に悪影響をおよぼ
すので低いほうが好ましく、0.030%を上限とする
Pは、固溶強化能の大きい元素であるが、多量の添加は
靭性の低下を招く場合があるため1通常許容される程度
の0.040%以下とする。
Crは、ステンレス鋼としての耐食性を維持するうえで
少なくとも10.0%は必要最低量として含有させるべ
きであるが、あまりCr量が高いと。
マルテンサイト相を生成させて高強度を得るに必要なオ
ーステナイト生成元素の量が多くなると共に製品が高価
となるので、 20.0%を上限とする。
○は、酸化物系の非金属介在物を形成し、鋼の清浄度を
低下させるので低い方が望ましく 、0.02%以下と
する。
^pは、脱酸に有効な元素であると共にプレス加工性に
悪影響を及ぼすA2系介在物を著滅せしめる効果がある
。しかし、 0.20%を超えて含有させてもその効果
が飽和するばかりでなく表面欠陥の増加を招くなどの悪
影響をもたらすのでその上限を0.20%とする。
Bは、靭性改善にを効な成分であるが、掻く微量でその
効果はもたらされ、 0.0050%を超えるとその効
果が飽和するのでその上限をo、ooso%とする。
Moは、耐食性の向上に有効な元素であるが。
多量に添加すると製品が高価となるために1.0%を上
限とする。
REMおよびYは、熱間加工性の向上に有効な元素であ
る。また、耐酸化性の向上にも有効な元素である。高温
での連続仕上熱処理を施す本発明法においては酸化スケ
ールの発生を抑制してデスケール後に良好な表面肌を得
るのに有効に作用する。しかし、これらの効果は、RE
Vでは0.10%を超えると、またYでは0.20%を
超えると飽和するので、上限をREVは0.10%、Y
は0.20%とする。
次に1本発明による複相&II織鋼帯の各製造工程の内
容について説明する。
本発明法においては2以上の鋼成分範囲に調整したクロ
ムステンレス鋼のスラブを通常の製鋼鋳造技術によって
製造し、このスラブを通常の熱間圧延によって熱延鋼帯
を製造する。熱間圧延後は熱延板焼鈍とデスケールを行
なうのがよい。熱延板焼鈍は必ずしも実施する必要はな
いが、この焼鈍によって熱延鋼帯を軟質化させて冷延性
の向上を図ったり、熱延鋼帯に残存する変態相(高温で
オーステナイト相であった部分)をフェライト+炭化物
に変態・分解させることができるので、冷間圧延・連続
仕上熱処理後に均一な複相組織をもつ鋼帯とするうえで
望ましい、この熱延板焼鈍は連続焼鈍または箱焼鈍のい
ずれでもよい。またデスケール工程は通常の酸洗を行な
えばよい。ここまでのスラブ製造工程、熱間圧延工程、
熱延板焼鈍工程および脱スケール工程は従来のクロムス
テンレス鋼帯の製造技術をそのまま本発明法に適用する
ことができる。
次いで冷間圧延工程と連続仕上熱処理工程を経て複相組
織鋼帯を製造するのであるが、これらの工程は本発明法
において特徴的な工程であるので詳しく説明する。
「冷間圧延工程」 冷間圧延工程では、熱延鋼帯(熱延板焼鈍後の熱延鋼帯
)を中間焼鈍無しの一回冷延によって製品板厚まで冷間
圧延して冷延綱帯を製造する。ここで、″中間焼鈍無し
の一回冷延”とは、中間焼鈍を挟んだ二回以上の冷延で
はないという意味であり、より具体的には、冷間圧延を
1パス冷延または中間焼鈍無しの多パス冷延によって実
施することにより製品板厚にまで冷間圧延して冷延鋼帯
を製造することを意味し、したがって、熱延鋼帯の板厚
から冷延鋼帯の製品板厚にまで圧延ロールへの通板回数
は問わず中間焼鈍無しに板W−減少を行なうことである
本発明法の場合には、冷間圧延工程のあとに後述の連続
仕上熱処理工程を有するので、冷延鋼帯に生じている方
向性をもった圧延Mi織に由来する強度や伸びに関する
面内異方性の履歴が後続の連続仕上熱処理によって得ら
れた複相Mi織鋼帯では実質上消去されることがわかっ
た。したがって。
本発明による冷延鋼帯の製造は中間焼鈍を行なうことな
く製品板厚まで板厚減少を行っても2最終的な複相m織
では強度および伸びの面内異方性が小さい鋼帯とするこ
とができる。もっとも、中間焼鈍を行って複数回冷延を
行なった場合には複相U織鋼帯の特に伸びの面内異方性
が一層小さくなることが判明したが、この場合には中間
焼鈍を実施することによる工数の増加と熱エネルギー消
費による製造コスト増は避けられない。したがって中間
焼鈍を行わない本発明法によると経済的有利に複相組織
鋼帯を製造することができる。このような理由から1本
発明では熱延鋼帯を1バスで製品板厚まで圧下するか、
中間焼鈍を行わないで多パスで製品板厚まで圧下する一
回冷延を採用して冷延鋼帯を製造する。そのさいの圧下
率は30%以上95%以下であるのが好ましい。
以下に、この中間焼鈍なしの冷間圧延によっても面内異
方性の小さい複相組織鋼帯が得られることを代表的な試
験結果に基づいて説明する。
第1表に示す化学成分を有する鋼A、BおよびCの鋼を
溶製し、1i11常の条件の熱間圧延にて板厚3.6m
m0熱延板とし、780℃×6時間加熱、炉冷の焼鈍を
施したあと酸洗を行なった。この熱延板を中間焼鈍を行
なうことなく冷間圧延し、ついで仕上熱処理条件を変え
て試験を行った(第1図および第2図のデータもこの試
験結果を示したものであるが、その内容については後述
する)。
下記の第2表は、第1表の鋼Bの熱延板(熱延焼鈍およ
び酸洗後の熱延板)を用いて。
(al、  0.7mmJ!J−まで中間焼鈍を行なう
ことなく冷間圧延しく冷間圧延率80.6%)、 この
冷間圧延板を970℃に1分間均熱したあと、この温度
から100℃までを平均冷却速度20℃/secで仕上
熱処理した複相&lI織材。
lb) 、前記のfa)の複相組織材と同等の強度を冷
間圧延によって板厚0.7+mmの状態で付与した調質
圧延材。
の各板の引張強さくkgf/+w■t)および伸び(χ
)を圧延方向の値(し)、圧延方向に対して45°方向
の値(D)および圧延方向に対し90°方向の値(T)
を示したものである。
第1表 第2表 第2表から明らかなように、複相m織材の伸びは、同等
の硬さおよび強度レベルのiJi’ff圧延材に比べて
著しく優れており1強度−伸びバランスに優れているこ
とがわかる。また1面内異方性について見ると、引張強
さでは複相組織材は方向による引張強さの差、つまり面
内異方性が小さいのに対し、i延圧延材は引張強さの最
も低いし方向と最も高いT方向の引張強さの差は17k
gf/mm”以上もあり面内異方性が大きい、また、伸
びについては、伸びが高い複相組織材は伸びが低いiI
!質圧延圧延材も面内異方性も比較的小さいことがわか
る。
すなわち、冷間圧延を中間焼鈍なしで行っても複相Mi
織化することで延性に優れ強度および延性の面内異方性
の小さい高強度クロムステンレス鋼板が得られることが
明らかである。
「連続仕上熱処理工程」 冷間圧延工程で得られた製品板厚の冷延鋼帯を次に連続
熱処理炉に通板して+  A c r意思上で1100
℃以下のフェライト中オーステナイトの二相域温度に1
0分以内の保持のあと、最高加熱温度から100℃まで
を平均冷却速度1℃/sec以上2500℃/sec以
下で冷却する連続仕上熱処理を施すのであるが。
この連続仕上熱処理工程は本発明法の最も特徴とする工
程であり、この連続仕上熱処理条件は後記の実施例でも
示すとおり本発明において重要な意義を有している。こ
の連続仕上熱処理工程での加熱条件と冷却条件を規制し
た理由の概要を説明すると次のとおりである。
連続仕上熱処理時の加熱温度はフェライト+オーステナ
イトニ相域温度であることが絶対条件である8本発明法
の実施において、連続熱処理炉で調帯を低温から加熱し
た場合にオーステナイトが生成し始める温度(つまりA
c、点の温度)の近傍では温度変化に対するオーステナ
イト量の変動が大きく、急冷後に安定した硬さが得られ
ない場合がある。しかし9本発明が対象とする鋼成分範
囲においては、 Ac+点より100℃以上の高温域に
加熱した場合にはこのような硬さの変動が実質上止じな
いことがわかった。したがって、連続仕上熱処理時の加
熱温度はAc+点+100℃以上とするのがよい、より
具体的には900℃以上、さらに好ましくは950℃以
上とするのがよい、一方、加熱温度の上限については、
あまり高温では強度上昇が飽和するのみならず、場合に
よっては低下することもあり、また製造コストの面でも
不利となるので1100℃を上限とするのがよい。
本発明法における連続仕上熱処理時のフェライト+オー
ステナイトニ相域加熱の冶金的意義として、■CrCr
炭化物化窒化物溶、■オーステナイト相の生成、■生成
したオーステナイト中へのCおよびNの濃縮の3点を挙
げることができる。
本発明法で対象とするクロムステンレス鋼帯の場合には
、これらの現象はいずれも短時間のうちにほぼ平衡状態
に達するので9本発明における連続仕上熱処理時の上記
二相温度域での加熱時間は短時間、おおむね10分間以
内の加熱でよい、この短時間加熱でよいことは本発明法
の実際操業の点でも生産効率、製造コストの面から非常
に有利である0以上の加熱条件および保持時間によって
以後の冷却によって生成するマルテンサイト量がlO容
量%以上となるに必要なオーステナイトを生成させるこ
とができる。
仕上熱処理時の冷却速度についてはマルテンサイト相と
軟質なフェライト相との複相組織を得るうえから1℃/
sec以上の冷却速度とする必要があるが、500℃/
secを超える冷却速度を得るのは実質上困難である。
したがって2本発明において二相温度域加熱からの冷却
は1〜500 ”C/seeの範囲の冷却速度で実施す
る。この冷却速度は最高加熱温度から100℃までの平
均冷却速度とするが、オーステナイトがマルテンサイト
に変態してしまった後の冷却過程では必ずしもこの冷却
速度を採用する必要はない、この冷却速度と冷却終点温
度は前述の加熱条件によって高温で生成したオーステナ
イトがマルテンサイトに変態するに十分なものである。
冷却の方法としては気体および/または液体の冷却媒体
を調帯に吹き付ける強制冷却方式または水冷ロールによ
るロール冷却方式などを適用できる。このような条件で
の連続加熱と冷却はコイル巻戻し機から巻取り機に至る
間に加熱均熱帯域と急冷帯域を有する連続熱処理炉を用
いて実施することができる。
第1図は、前記第1表の各鋼について、既に説明した方
法で製造した熱延板(熱延板焼鈍および酸洗後の熱延板
)を、中間焼鈍なしの冷間圧延により板厚0.7mmの
冷間圧延板としく冷間圧延率−80,6%)、そして、
この冷間圧延板を800〜1100℃の間の各温度で1
分間均熱したあと、その温度から100℃までを平均冷
却速度20℃/secで冷却する仕上熱処理を施した場
合に得られた仕上熱処理材のマルテンサイト!(容量%
)と硬さくHV)を。
仕上熱処理時の加熱温度の関係で示したものである(図
中のA、B、Cは第1表の各鋼を表す)。
第1図から明らかなように、加熱温度がフェライト+オ
ーステナイトニ相域になると、仕上熱処理後にマルテン
サイトが出現し、加熱温度の上昇とともにマルテンサイ
ト量は増加するが900〜950℃を超えるとその増加
の程度は小さくなって次第に飽和する傾向を示す。硬さ
の挙動もマルテンサイト量の変化に対応して同様の傾向
を示し、またマルテンサイト量が多いほど硬さは高い。
この第1図の結果は仕上熱処理を連続熱処理ラインで行
なう上での重要な意義を有している。すなわち。
連続熱処理ラインでは成る程度の温度変動はやむを得ず
1特に調帯の長さ方向での変動、および目標温度は同じ
であっても通板チャンスの違いによる熱処理温度の違い
は、実ラインでの操業では目標温度に対して±20℃程
度の変動を見込む必要がある。第1図は、冷却速度をほ
ぼ一定にし且つ硬さ変動の小さい熱処理温度域を採用す
るならば。
連続熱処理ラインにおいて多少の温度変動があったとし
ても、硬さすなわち強度の変動の小さい鋼帯が製造でき
ることを示している。そして1強度レベルの制御は前記
のような成分制御によって行えば目標とする強度は安定
して得ることができ。
鋼帯の全長にわたって強度変動の小さい、また鋼帯間で
の強度差の小さい高強度素材が既存の連続熱処理ライン
を用いて容易且つ安価に製造できる。
第2図は2本発明で規制する範囲の鋼成分と製造条件内
でマルテンサイト量の異なる複相m織材を幾つか作りそ
の硬さと伸び(3方向の重のつき平均値)の相関を調べ
、これを調質圧延材の相関と比較して示したものである
。なお、復相組m+オの製造は第1図で説明したのと同
じであり、仕上熱処理の加熱温度は900℃以上である
。また調質圧延材は焼鈍を行ったあと図中の添字で示す
調質圧延率を変えることによって硬さを変えたものであ
る。
第2図から明らかなように、調質圧延材は調質圧延率の
上昇に伴う硬さの上昇につれて伸びは急激に低下する。
これに対して複相組織材は硬さが上昇しても伸びの低下
は緩やかである。特に、複相um材の伸びが1J1ff
圧延材に比べて優るのは硬さの高い領域、具体的にはH
v 200以上の領域において顕著となる。すな、わち
複相組織材とすることによる高延性化はHv 200以
上の領域で一段と顕著に発揮されるのであり、そのため
には前述の第1図からもわかるように、約10容量%以
上のマルテンサイト量のところである。このように硬さ
がHv200以上での高延性が図れる点に調質圧延材で
は達成できない本発明法による複相組織材の特徴があり
、この強度−伸びバランスが良好なことから本発明法に
よって得られた複相組m鋼帯はプレス成形性などの加工
性についてもUR質圧延では得られない特質をもつこと
になる。
第3図は、第1表の鋼Bを第2表の+a+の方法で製造
した場合の金属m織写真である。写真中の白く見える領
域がフェライト、黒もしくは灰色に見える領域がマルテ
ンサイトである。この写真かられかるように、この材料
は微細なフェライトおよびマルテンサイトが均一に混在
した複相組織を有している。
以上に説明したように1強度並びに延性の異方性の小さ
い高延性高強度の調帯材料が得られたのは、熱間圧延、
熱延板焼鈍、冷間圧延のあとにフェライト+オーステナ
イトの二相域に加熱し急冷する仕上熱処理によって、微
細なフェライトと急冷によってオーステナイトから変態
して生成したマルテンサイトとが均一に混在した複相m
織としたことで達成し得たものである。すなわち、硬質
なマルテンサイトによる強度(硬さ)を得、軟質なフェ
ライトにより延性を得たものであり1両相を微細且つ均
一に混在させたことにより強度と延性の面内異方性を小
さくし得たものである。なお仕上熱処理後のMi織はX
線的な調査では微量の残留オーステナイトが検出される
場合がある。
以下に9本発明法を実施した実施例を挙げて。
本発明法で得られた複相U織網帯の特性を比較例と対比
しながら具体的に示す。
実施例 第3表に示す化学成分を有する鋼を溶製してスラブを製
造した。そしていずれも板厚3.6mmに熱間圧延後、
780℃×6時間加熱・炉冷の熱延板焼鈍を行い、酸洗
のあと、中間焼鈍を施すことなく冷間圧延して板厚0 
、7mmの冷延鋼帯とし (冷間圧延率80.6%)、
第4表に示した仕上熱処理条件のもとて連続熱処理炉に
て連続仕上熱処理(ただし比較例寛4は箱型炉によるバ
ッチ焼鈍処理)を施した。得られた鋼帯材料の特性を第
4表に併記した。
第4表から明らかなように2本発明法によればいずれも
高い引張強さと硬さおよび良好な伸びを有した複相組織
鋼帯が得られたことがわかる。また1本発明法による鋼
帯は、0.2%耐力、引張強さおよび伸びの異方性が小
さいことが明らかであり、また破断後の引張試験片にも
リジングの発生が見られない。
これに対し比較例患1−では製造条件は本発明で規定す
る範囲であるが、鋼のC,N量が本発明鋼の条件である
(C+N)≧0.02%より低い、(C++ N)  
−0,012%の鋼(第3表の患8の鋼)の鋼であるた
め、連続仕上熱処理後にマルテンサイトが生成しておら
ず、硬さが低い。
比較例隘2では、やはり製造条件は本発明の範囲内にあ
るが、鋼のC量が本発明で規定するcl(C50,15
%)よりも高いC=0.155%の鋼(第3表のNci
9のj14)であり、また(C+N)量も本発明で規定
する0、20%を超えているので、連続仕上熱処理後の
マルテンサイト量が100%となり。
強度は高いものの、伸びが非常に低い。
比較例隘3では連続仕上熱処理での加熱温度が750℃
と低く、この加熱温度では鋼患1の鋼はフェライト+オ
ーステナイトニ相域にならず、したがって仕上熱処理後
の金属&IImはマルテンサイトの存在しないフェライ
ト単相組織であり、伸びは高いものの強度および硬さが
低い。
比較例1!14は、仕上熱処理を箱型炉で行ない。
その冷却も炉冷によるため冷却速度が0.03℃/se
cと非常に低いので熱処理後にマルテンサイトが生成し
ておらず、比較例阻3と同様に伸びは高いものの5強度
および硬さが低い。
比較例患5は、調質圧延材であり1本発明のものに比較
して伸びが著しく低い。また引張強さに対する0、2%
耐力の比、すなわち降伏比が高いと共に、0.2%耐力
、引張強さ、伸びの異方性が大きい。したがって本発明
法によって得られた鋼帯に比べて加工性並びに加工後の
形状性に劣ることが明らかである。
なお、比較例隘1.3.4および5の鋼帯については、
破断後の引張試験片でいずれもリジングの発生が見られ
たの対し1本発明例の複相組織鋼帯はりジングの発生が
見られず、プレス成形などの加工が良好に行えることが
わかる。
以上のように2本発明法によれば、高延性と高強度を兼
備し1強度と延性の面内異方性が小さく且つ低耐力、低
降伏比の複相組織鋼帯が提供される。クロムステンレス
鋼板の分野において、従来かような良好な加工性を兼備
したHv 200以上の高強度素材が鋼板または鋼帯の
形で市場に出荷された例は見ない。したがって1本発明
は従来のクロムステンレス鋼板分野に新規素材鋼板また
は鋼帯を提供するものである。本発明に従う材料は電子
部品、精密機械部品などへの加工性が要求される高強度
材として特に有用であり、この分野において多大の成果
が発揮され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は2本発明に従う仕上熱処理の加熱温度とマルテ
ンサイト量および硬さとの関係を示した図。 第2図は本発明に従う仕上熱処理材と調質圧延材につい
て硬さ−伸びの相関関係を示した図。 第3図は本発明に従う連続仕上熱処理を施したクロムス
テンレス鋼帯の金属組織を示した顕微鏡写真である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%において、 C:0.15%以下、 Si:2.0%以下、 Mn:1.0%以下、 P:0.040%以下、 S:0.030%以下、 Ni:0.60%以下、 Cr:10.0%以上で20.0%以下、 N:0.12%以下、 O:0.02%以下、 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼
    であって、且つ 0.02%≦C+N≦0.20% の関係を満足する鋼のスラブを製造し、これを熱間圧延
    して熱延鋼帯を製造する工程、 中間焼鈍無しの一回冷延によって製品板厚にまで冷間圧
    延して冷延鋼帯を製造する冷間圧延工程、そして、 得られた冷延鋼帯を連続熱処理炉に通板して、Ac_1
    点以上1100℃以下のフェライト+オーステナイトの
    二相域温度に10分以内の保持のあと、最高加熱温度か
    ら100℃までを平均冷却速度1℃/sec以上500
    ℃/sec以下で冷却する仕上熱処理を施す連続仕上熱
    処理工程、 からなる、HV200以上の硬さを有し且つ延性に優れ
    た高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法。
  2. (2)連続仕上熱処理工程における加熱温度はAc_1
    点+100℃以上で1100℃以下である特許請求の範
    囲第1項記載の製造法。
  3. (3)連続仕上熱処理工程における加熱温度は900℃
    以上1100℃以下である特許請求の範囲第1項記載の
    製造法。
  4. (4)冷間圧延工程での冷間圧延率は30%以上95%
    以下である特許請求の範囲第1項、第2項または第3項
    記載の製造法。
  5. (5)重量%において、 C:0.15%以下、 Si:2.0%以下、 Mn:1.0%以下、 P:0.040%以下、 S:0.030%以下、 Ni:0.60%以下、 Cr:10.0%以上で20.0%以下、 N:0.12%以下、 O:0.02%以下、 および、0.20%以下のAl、0.0050%以下の
    B、1.0%以下のMo、0.10%以下のREM、0
    .20%以下のYの一種または二種以上を含有し、残部
    がFeおよび不可避的不純物からなる鋼であって、且つ
    0.02%≦C+N≦0.20% の関係を満足する鋼のスラブを製造し、これを熱間圧延
    して熱延鋼帯を製造する工程、 中間焼鈍無しの一回冷延によって製品板厚にまで冷間圧
    延して冷延鋼帯を製造する冷間圧延工程、そして、 得られた冷延鋼帯を連続熱処理炉に通板して、Ac_1
    点以上1100℃以下のフェライト+オーステナイトの
    二相域温度に10分以内の保持のあと、最高加熱温度か
    ら100℃までを平均冷却速度1℃/sec以上500
    ℃/sec以下で冷却する仕上熱処理を施す連続仕上熱
    処理工程、 からなる、HV200以上の硬さを有し且つ延性に優れ
    た高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法。
  6. (6)連続仕上熱処理工程における加熱温度はAc_1
    点+100℃以上で1100℃以下である特許請求の範
    囲第5項記載の製造法。
  7. (7)連続仕上熱処理工程における加熱温度は900℃
    以上1100℃以下である特許請求の範囲第5項記載の
    製造法。
  8. (8)冷間圧延工程での冷間圧延率は30%以上95%
    以下である特許請求の範囲第5項、第6項または第7項
    記載の製造法。
JP62000100A 1986-12-30 1987-01-03 延性に優れた高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法 Expired - Fee Related JPH07100824B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62000100A JPH07100824B2 (ja) 1987-01-03 1987-01-03 延性に優れた高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法
CA000553958A CA1305911C (en) 1986-12-30 1987-12-10 Process for the production of a strip of a chromium stainless steel of a duplex structure having high strength and elongation as well as reduced plane anisotropy
EP87118421A EP0273278B1 (en) 1986-12-30 1987-12-11 Process for the production of a strip of a chromium stainless steel of a duplex structure having high strength and elongation as well as reduced plane anisotropy
ES87118421T ES2043637T3 (es) 1986-12-30 1987-12-11 Un procedimiento para la produccion de un fleje de acero inoxidable al cromo de estructura doble, comprendiendo sustancialmente ferrita y martensita teniendo alta resistencia y alargamiento, asi como anistropia plana respecto a la resistencia y al alargamiento.
DE87118421T DE3787633T2 (de) 1986-12-30 1987-12-11 Verfahren zum Herstellen nichtrostender Chromstahlbänder mit Duplexgefüge, hoher Festigkeit und Dehnung und verminderter ebener Anisotropie.
US07134874 US4812176B1 (en) 1986-12-30 1987-12-18 Process for the production of a strip of a chromium stainless steel of a duplex structure having high strength and elongation as well as reduced plane antisotrophy
BR8707111A BR8707111A (pt) 1986-12-30 1987-12-29 Processos para a producao de um aco inoxidavel ao cromo
CN87105993A CN1010856B (zh) 1986-12-30 1987-12-29 高强度和高延伸率及低各向异性的双结构铬不锈钢带的生产方法
KR1019870015472A KR950013187B1 (ko) 1986-12-30 1987-12-30 면내 이방성을 감소시킨 고연성, 고강도의 복상조직 크롬 스테인레스강 스트립의 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62000100A JPH07100824B2 (ja) 1987-01-03 1987-01-03 延性に優れた高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63169330A true JPS63169330A (ja) 1988-07-13
JPH07100824B2 JPH07100824B2 (ja) 1995-11-01

Family

ID=11464679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62000100A Expired - Fee Related JPH07100824B2 (ja) 1986-12-30 1987-01-03 延性に優れた高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07100824B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991001385A1 (fr) * 1989-07-22 1991-02-07 Nisshin Steel Co., Ltd. Procede de production d'une bande d'acier inoxydable hautement resistant presentant une structure en duplex et d'excellentes caracteristiques de ressort
WO1995013405A1 (fr) 1993-11-12 1995-05-18 Nisshin Steel Co., Ltd. Acier inoxydable a deux phases a ductilite elevee et a forte resistance et procede de production de ce dernier
WO2011122697A1 (ja) 2010-03-29 2011-10-06 新日鐵住金ステンレス株式会社 複相組織ステンレス鋼板及び鋼帯並びにそれらの製造方法
CN106048409A (zh) * 2016-06-27 2016-10-26 武汉科技大学 一种提高301ln奥氏体不锈钢力学性能的方法
WO2017013850A1 (ja) * 2015-07-17 2017-01-26 Jfeスチール株式会社 フェライト系ステンレス熱延鋼板および熱延焼鈍板、ならびにそれらの製造方法
US10704117B2 (en) 2015-07-29 2020-07-07 Jfe Steel Corporation Cold-rolled steel sheet, coated steel sheet, method for manufacturing cold-rolled steel sheet, and method for manufacturing coated steel sheet
EP4403663A4 (en) * 2021-10-26 2025-10-29 Posco Co Ltd FERRITIC STAINLESS STEEL AND ITS MANUFACTURING PROCESS

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991001385A1 (fr) * 1989-07-22 1991-02-07 Nisshin Steel Co., Ltd. Procede de production d'une bande d'acier inoxydable hautement resistant presentant une structure en duplex et d'excellentes caracteristiques de ressort
WO1995013405A1 (fr) 1993-11-12 1995-05-18 Nisshin Steel Co., Ltd. Acier inoxydable a deux phases a ductilite elevee et a forte resistance et procede de production de ce dernier
US5624504A (en) * 1993-11-12 1997-04-29 Nisshin Steel Co., Ltd. Duplex structure stainless steel having high strength and elongation and a process for producing the steel
WO2011122697A1 (ja) 2010-03-29 2011-10-06 新日鐵住金ステンレス株式会社 複相組織ステンレス鋼板及び鋼帯並びにそれらの製造方法
US9074271B2 (en) 2010-03-29 2015-07-07 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corporation Dual-phase stainless steel sheet and steel strip and method of production
WO2017013850A1 (ja) * 2015-07-17 2017-01-26 Jfeスチール株式会社 フェライト系ステンレス熱延鋼板および熱延焼鈍板、ならびにそれらの製造方法
JP6112273B1 (ja) * 2015-07-17 2017-04-12 Jfeスチール株式会社 フェライト系ステンレス熱延鋼板および熱延焼鈍板、ならびにそれらの製造方法
US10704117B2 (en) 2015-07-29 2020-07-07 Jfe Steel Corporation Cold-rolled steel sheet, coated steel sheet, method for manufacturing cold-rolled steel sheet, and method for manufacturing coated steel sheet
CN106048409A (zh) * 2016-06-27 2016-10-26 武汉科技大学 一种提高301ln奥氏体不锈钢力学性能的方法
EP4403663A4 (en) * 2021-10-26 2025-10-29 Posco Co Ltd FERRITIC STAINLESS STEEL AND ITS MANUFACTURING PROCESS

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07100824B2 (ja) 1995-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950013188B1 (ko) 면내 이방성을 감소시킨 고연성, 고강도의 복상조직 크롬 스테인레스강 스트립의 제조방법
KR950013187B1 (ko) 면내 이방성을 감소시킨 고연성, 고강도의 복상조직 크롬 스테인레스강 스트립의 제조방법
KR100324892B1 (ko) 고강도,고연성복상조직스테인레스강및그제조방법
JPH01172524A (ja) 耐食性に優れた高延性高強度の複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法
US5178693A (en) Process for producing high strength stainless steel of duplex structure having excellent spring limit value
CN115176042A (zh) 钢板和钢板的制造方法
JPH04154921A (ja) 形状の優れた高強度ステンレス鋼帯の製造方法
JPS5827329B2 (ja) 延性に優れた低降伏比型高張力熱延鋼板の製造方法
JP2000144258A (ja) 耐リジング性に優れたTi含有フェライト系ステンレス鋼板の製造方法
US8449699B2 (en) Cold-rolled steel sheet, method for manufacturing the same, and backlight chassis
JPS63169330A (ja) 延性に優れた高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法
JPH09111354A (ja) フェライト系ステンレス鋼板の製造方法
JPS63169331A (ja) 延性に優れた高強度複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法
JPS63169334A (ja) 面内異方性の小さい高延性高強度の複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法
JPS63169333A (ja) 面内異方性の小さい高延性高強度の複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法
JPS63169335A (ja) 面内異方性の小さい高延性高強度の複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法
JP2001207244A (ja) 延性、加工性および耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス冷延鋼板およびその製造方法
JP3172561B2 (ja) 複合組織ステンレス鋼ばねの製造法
JPH01172525A (ja) 耐粒界腐食性に優れた高延性高強度の複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法
JP2658706B2 (ja) 耐時効性の優れた高強度高延性冷延鋼板の製造方法
JPS63169332A (ja) 面内異方性の小さい高延性高強度の複相組織クロムステンレス鋼帯の製造法
CN107429347B (zh) 罐盖用钢板及其制造方法
JPH0572449B2 (ja)
JP3028969B2 (ja) 表面処理鋼板用原板の製造方法
JPS6263619A (ja) 軟質な非時効性薄鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees