JPS6317772B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6317772B2 JPS6317772B2 JP10309480A JP10309480A JPS6317772B2 JP S6317772 B2 JPS6317772 B2 JP S6317772B2 JP 10309480 A JP10309480 A JP 10309480A JP 10309480 A JP10309480 A JP 10309480A JP S6317772 B2 JPS6317772 B2 JP S6317772B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calcium chloride
- aqueous solution
- concentration
- chloride aqueous
- salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塩化カルシウム水溶液の濃縮方法に関
する。詳しくは、粒状、フレーク状等の固形塩化
カルシウム製品の製造に適した濃厚塩化カルシウ
ム水溶液を得ることを目的とした塩化カルシウム
水溶液の濃縮方法である。
する。詳しくは、粒状、フレーク状等の固形塩化
カルシウム製品の製造に適した濃厚塩化カルシウ
ム水溶液を得ることを目的とした塩化カルシウム
水溶液の濃縮方法である。
従来、アンモニア・ソーダ法におけるアンモニ
ア蒸留排液或いは塩化アンモニウム水溶液に水酸
化カルシウムを添加してアンモニアの蒸留を行な
つた後の排液は塩化カルシウムを主成分とする水
溶液であり塩化カルシウム製品の原料として一般
に使用される。該製品の1つとして粒状、フレー
ク状等の固形塩化カルシウム製品がある。該固形
塩化カルシウム製品は通常前記蒸留排液を蒸発濃
縮して濃厚な塩化カルシウム水溶液とし、該濃厚
塩化カルシウム水溶液をノズルから滴下すると共
に冷風と接触させて固化し粒状体としたり、ロー
タリードラム式フレーカーでフレーク状体として
製造されている。
ア蒸留排液或いは塩化アンモニウム水溶液に水酸
化カルシウムを添加してアンモニアの蒸留を行な
つた後の排液は塩化カルシウムを主成分とする水
溶液であり塩化カルシウム製品の原料として一般
に使用される。該製品の1つとして粒状、フレー
ク状等の固形塩化カルシウム製品がある。該固形
塩化カルシウム製品は通常前記蒸留排液を蒸発濃
縮して濃厚な塩化カルシウム水溶液とし、該濃厚
塩化カルシウム水溶液をノズルから滴下すると共
に冷風と接触させて固化し粒状体としたり、ロー
タリードラム式フレーカーでフレーク状体として
製造されている。
従来の濃縮方法で得られる濃厚塩化カルシウム
水溶液の濃度は71〜72重量%程度と低く、該水溶
液から得られる固形塩化カルシウム製品は固結し
易く、特に梅雨期は不良品の発生を招くことが多
くある。また、上記固形塩化カルシウム製品はも
ろく、ダストが発生し易いため、作業環境に悪影
響を与えるばかりでなく、製品の損失を招くとい
う問題があつた。上記問題を解決するためには塩
化カルシウム水溶液の濃縮を更に行ないより濃厚
な塩化カルシウム水溶液を用いて造粒すればよい
が、従来の濃縮法では濃度72重量%程度を越えて
濃縮すると蒸発缶内に塩化カルシウムの一水塩の
結晶が析出し溶液の固化が起こるため通常は不可
能であつた。従つて、現在ではやむなく72%まで
濃縮しこれを造粒した後更に乾燥工程に導き乾燥
し、それを冷却設備で冷却して最終製品とする方
法が採用されている。このため設備の複雑化と、
製造コストの増大を招いている。
水溶液の濃度は71〜72重量%程度と低く、該水溶
液から得られる固形塩化カルシウム製品は固結し
易く、特に梅雨期は不良品の発生を招くことが多
くある。また、上記固形塩化カルシウム製品はも
ろく、ダストが発生し易いため、作業環境に悪影
響を与えるばかりでなく、製品の損失を招くとい
う問題があつた。上記問題を解決するためには塩
化カルシウム水溶液の濃縮を更に行ないより濃厚
な塩化カルシウム水溶液を用いて造粒すればよい
が、従来の濃縮法では濃度72重量%程度を越えて
濃縮すると蒸発缶内に塩化カルシウムの一水塩の
結晶が析出し溶液の固化が起こるため通常は不可
能であつた。従つて、現在ではやむなく72%まで
濃縮しこれを造粒した後更に乾燥工程に導き乾燥
し、それを冷却設備で冷却して最終製品とする方
法が採用されている。このため設備の複雑化と、
製造コストの増大を招いている。
本発明者等は上述した問題を解消すべく鋭意研
究を重ねた結果、塩化カルシウム水溶液中に食塩
を特定の割合で存在させて、蒸発濃縮を行なうこ
とにより、蒸発缶内で該水溶液が固化することな
く高濃度の濃厚塩化カルシウム水溶液が得られる
ことを見い出した。また、上記濃縮を塩化カルシ
ウム濃度で72.5重量%以上まで行なうと該濃厚塩
化カルシウム水溶液より得られる固形塩化カルシ
ウム製品の固結がなくなり、また強度も向上する
ことを見い出し本発明を完成するに至つた。
究を重ねた結果、塩化カルシウム水溶液中に食塩
を特定の割合で存在させて、蒸発濃縮を行なうこ
とにより、蒸発缶内で該水溶液が固化することな
く高濃度の濃厚塩化カルシウム水溶液が得られる
ことを見い出した。また、上記濃縮を塩化カルシ
ウム濃度で72.5重量%以上まで行なうと該濃厚塩
化カルシウム水溶液より得られる固形塩化カルシ
ウム製品の固結がなくなり、また強度も向上する
ことを見い出し本発明を完成するに至つた。
即ち、本発明は塩化カルシウム水溶液を蒸発濃
縮するに際し、塩化カルシウム水溶液中に
NaCl/CaCl2重量比が0.025〜0.041の範囲で食塩
を存在させ、該食塩が析出しない温度で塩化カル
シウム濃度72.5重量%以上に濃縮することを特徴
とする塩化カルシウム水溶液の濃縮方法である。
縮するに際し、塩化カルシウム水溶液中に
NaCl/CaCl2重量比が0.025〜0.041の範囲で食塩
を存在させ、該食塩が析出しない温度で塩化カル
シウム濃度72.5重量%以上に濃縮することを特徴
とする塩化カルシウム水溶液の濃縮方法である。
本発明において、塩化カルシウム水溶液は塩化
カルシウムを主成分として溶解する水溶液が特に
制限なく使用される。例えば、アンモニア・ソー
ダ法におけるアンモニアの蒸留排液、塩化アンモ
ニウム水溶液に水酸化カルシウムを添加してアン
モニアの蒸留を行なつた後の排液等が代表的であ
る。
カルシウムを主成分として溶解する水溶液が特に
制限なく使用される。例えば、アンモニア・ソー
ダ法におけるアンモニアの蒸留排液、塩化アンモ
ニウム水溶液に水酸化カルシウムを添加してアン
モニアの蒸留を行なつた後の排液等が代表的であ
る。
本発明の濃縮方法において、塩化カルシウム水
溶液は食塩を存在させ、且つ該食塩がNaCl/
CaCl2重量比で0.025〜0.041、好ましくは0.028〜
0.038となるように調整することが必要である。
該食塩が上記範囲より少ないと後述する濃縮操作
により所期の濃度に濃縮する途中で塩化カルシウ
ム1水塩の結晶が析出し、溶液の固化が起こる。
また、食塩が前記範囲より多いと上記濃縮途中で
食塩結晶が析出して成長し、配管の閉塞、前記造
粒時におけるノズルの閉塞を招く。即ち、塩化カ
ルシウム水溶液中の食塩濃度を前記範囲内に調整
することによつて、後述する濃縮操作により、溶
液の固化或いは食塩の析出を防止して塩化カルシ
ウム水溶液の濃度を所期の濃度まで濃縮すること
ができる。塩化カルシウム水溶液中の食塩濃度を
前記範囲内に調整する手段は特に制限されない。
例えば、塩化カルシウム水溶液が前記アンモニ
ア・ソーダ法におけるアンモニア蒸留排液であれ
ば、その液組成は通常塩化カルシウム濃度約10〜
11重量%、食塩濃度約4〜5重量%である。この
ようにNaCl/CaCl2重量比が前記範囲を越えて
いる場合は、該塩化カルシウム水溶液をそのま
ま、場合によつては適当な濃度まで濃縮し、食塩
の過剰分が析出する温度下で析出した食塩を分離
する方法が好適である。
溶液は食塩を存在させ、且つ該食塩がNaCl/
CaCl2重量比で0.025〜0.041、好ましくは0.028〜
0.038となるように調整することが必要である。
該食塩が上記範囲より少ないと後述する濃縮操作
により所期の濃度に濃縮する途中で塩化カルシウ
ム1水塩の結晶が析出し、溶液の固化が起こる。
また、食塩が前記範囲より多いと上記濃縮途中で
食塩結晶が析出して成長し、配管の閉塞、前記造
粒時におけるノズルの閉塞を招く。即ち、塩化カ
ルシウム水溶液中の食塩濃度を前記範囲内に調整
することによつて、後述する濃縮操作により、溶
液の固化或いは食塩の析出を防止して塩化カルシ
ウム水溶液の濃度を所期の濃度まで濃縮すること
ができる。塩化カルシウム水溶液中の食塩濃度を
前記範囲内に調整する手段は特に制限されない。
例えば、塩化カルシウム水溶液が前記アンモニ
ア・ソーダ法におけるアンモニア蒸留排液であれ
ば、その液組成は通常塩化カルシウム濃度約10〜
11重量%、食塩濃度約4〜5重量%である。この
ようにNaCl/CaCl2重量比が前記範囲を越えて
いる場合は、該塩化カルシウム水溶液をそのま
ま、場合によつては適当な濃度まで濃縮し、食塩
の過剰分が析出する温度下で析出した食塩を分離
する方法が好適である。
上記方法は塩化カルシウムと食塩との各温度に
おける相互溶解度曲線を予め作成しておき、該相
互溶解度曲線に基づき前記塩化カルシウム水溶液
の塩化カルシウム濃度において食塩の飽和溶解度
量が前記範囲内となる温度を求め、該温度下で食
塩の分離を行なうことにより当業者が容易に実施
することができる。具体的に例示すれば、前記ア
ンモニア・ソーダ法におけるアンモニア蒸留排液
を38重量%まで濃縮し、45℃の温度で析出する食
塩を過すればNaCl/CaCl2重量比が約0.04の塩
化カルシウム水溶液を得ることができる。また、
他の方法として食塩含有量の少ない塩化カルシウ
ム或いは塩化カルシウム水溶液を前記塩化カルシ
ウム水溶液に添加してNaCl/CaCl2重量比を調
整することも可能である。一方、NaCl/CaCl2
重量比が前記範囲より低い場合、例えば、塩化カ
ルシウム水溶液が、ほぼ純粋な塩化アンモニウム
水溶液に水酸化カルシウムを添加してアンモニア
の蒸留を行なつた後の排液である場合は、該塩化
カルシウム水溶液中に食塩成分を添加して
NaCl/CaCl2重量比が該範囲内となるようにす
ればよい。上記塩化カルシウム水溶液中への食塩
成分の添加方法は特に制限されない。例えば、該
塩化カルシウム水溶液に直接必要量の食塩を投入
する方法、該塩化カルシウム水溶液をそのまま或
いは適当な濃度に濃縮した後該水溶液における食
塩の飽和溶解度量が前記範囲内に入る温度下で食
塩層を通過させる方法、或いは該塩化カルシウム
水溶液に前記食塩濃度が高い塩化カルシウム水溶
液を添加する方法が代表的である。
おける相互溶解度曲線を予め作成しておき、該相
互溶解度曲線に基づき前記塩化カルシウム水溶液
の塩化カルシウム濃度において食塩の飽和溶解度
量が前記範囲内となる温度を求め、該温度下で食
塩の分離を行なうことにより当業者が容易に実施
することができる。具体的に例示すれば、前記ア
ンモニア・ソーダ法におけるアンモニア蒸留排液
を38重量%まで濃縮し、45℃の温度で析出する食
塩を過すればNaCl/CaCl2重量比が約0.04の塩
化カルシウム水溶液を得ることができる。また、
他の方法として食塩含有量の少ない塩化カルシウ
ム或いは塩化カルシウム水溶液を前記塩化カルシ
ウム水溶液に添加してNaCl/CaCl2重量比を調
整することも可能である。一方、NaCl/CaCl2
重量比が前記範囲より低い場合、例えば、塩化カ
ルシウム水溶液が、ほぼ純粋な塩化アンモニウム
水溶液に水酸化カルシウムを添加してアンモニア
の蒸留を行なつた後の排液である場合は、該塩化
カルシウム水溶液中に食塩成分を添加して
NaCl/CaCl2重量比が該範囲内となるようにす
ればよい。上記塩化カルシウム水溶液中への食塩
成分の添加方法は特に制限されない。例えば、該
塩化カルシウム水溶液に直接必要量の食塩を投入
する方法、該塩化カルシウム水溶液をそのまま或
いは適当な濃度に濃縮した後該水溶液における食
塩の飽和溶解度量が前記範囲内に入る温度下で食
塩層を通過させる方法、或いは該塩化カルシウム
水溶液に前記食塩濃度が高い塩化カルシウム水溶
液を添加する方法が代表的である。
本発明において、NaCl/CaCl2重量比を前記
範囲内に調整された塩化カルシウム水溶液は食塩
が析出しない温度で蒸発濃縮される。該温度は一
概に限定することはできないが、通常常圧での塩
化カルシウム水溶液の沸点に設定するのが一般的
である。
範囲内に調整された塩化カルシウム水溶液は食塩
が析出しない温度で蒸発濃縮される。該温度は一
概に限定することはできないが、通常常圧での塩
化カルシウム水溶液の沸点に設定するのが一般的
である。
上記塩化カルシウム水溶液の濃縮は塩化カルシ
ウム濃度72.5重量%以上、好ましくは73.0重量%
以上とすることが必要である。該塩化カルシウム
濃度が上記範囲より低いと、該塩化カルシウム水
溶液を用いて得られる固形塩化カルシウム製品の
固結が起こり易くなつたり、強度が低下しダスト
が発生し易くなる。該塩化カルシウム濃度は高い
程上記現象の防止に効果的であるがあまり高過ぎ
ると塩化カルシウムの1水塩の析出が起こる。該
濃度の上限は含まれる食塩の割合によつて多少異
なるが一般に74.5重量%、好ましくは74.0重量%
とすればよい。
ウム濃度72.5重量%以上、好ましくは73.0重量%
以上とすることが必要である。該塩化カルシウム
濃度が上記範囲より低いと、該塩化カルシウム水
溶液を用いて得られる固形塩化カルシウム製品の
固結が起こり易くなつたり、強度が低下しダスト
が発生し易くなる。該塩化カルシウム濃度は高い
程上記現象の防止に効果的であるがあまり高過ぎ
ると塩化カルシウムの1水塩の析出が起こる。該
濃度の上限は含まれる食塩の割合によつて多少異
なるが一般に74.5重量%、好ましくは74.0重量%
とすればよい。
以上の説明より理解される如く、本発明の濃縮
方法によれば、塩化カルシウムの1水塩の析出を
伴なうことなく塩化カルシウム水溶液を高濃度に
濃縮することができる。従つて、濃縮して得られ
た濃厚塩化カルシウム水溶液は造粒、フレーク化
するだけで固結せずしかも強度がある固形塩化カ
ルシウム製品とすることができ、従来のように造
粒、フレーク化の後に乾燥工程等を設ける必要が
なく非常に経済的である。
方法によれば、塩化カルシウムの1水塩の析出を
伴なうことなく塩化カルシウム水溶液を高濃度に
濃縮することができる。従つて、濃縮して得られ
た濃厚塩化カルシウム水溶液は造粒、フレーク化
するだけで固結せずしかも強度がある固形塩化カ
ルシウム製品とすることができ、従来のように造
粒、フレーク化の後に乾燥工程等を設ける必要が
なく非常に経済的である。
以下、本発明を具体的に説明するため実施例を
示すが本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
示すが本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
尚、実施例及び比較例において、折れ強度は次
の方法によつて測定した。
の方法によつて測定した。
Γ折れ強度測定法
第2図に示す如く木片1(たて6cm×よこ2cm
×高さ3cm)を4cmの間隔で平行におき、この上
に試験片2をおいた。さらに該試験片2の中心部
に、たて4cm×よこ2cm×高さ8cmの容積を有す
るボール紙製の容器3をおき、該容器に水銀4を
静かに落し込み、該試験片が折れたところですば
やく重量を秤量した。該重量を試験片にかかる荷
重の断面積で除して折れ強度(g/cm2)を求め
た。従つて折れ強度の大きいほど、固い塩化カル
シウムであり、ダストを発生しにくいといえる。
×高さ3cm)を4cmの間隔で平行におき、この上
に試験片2をおいた。さらに該試験片2の中心部
に、たて4cm×よこ2cm×高さ8cmの容積を有す
るボール紙製の容器3をおき、該容器に水銀4を
静かに落し込み、該試験片が折れたところですば
やく重量を秤量した。該重量を試験片にかかる荷
重の断面積で除して折れ強度(g/cm2)を求め
た。従つて折れ強度の大きいほど、固い塩化カル
シウムであり、ダストを発生しにくいといえる。
実施例 1
塩化カルシウム10.8g/100c.c.、食塩4.5g/
100c.c.を含むアンモニア・ソーダ法の蒸留排液を
常圧で120℃となるまで濃縮した後45℃に冷却し、
該溶液を45℃に保温して析出した食塩を過し
た。得られた塩化カルシウム水溶液の組成は塩化
カルシウム38.5重量%、食塩1.5重量%(NaCl/
CaCl2=0.039)であつた。この塩化カルシウム水
溶液を常圧で178℃となるまで濃縮し、塩化カル
シウム濃度72.9重量%とした。上記濃縮後の塩化
カルシウム水溶液を巾2cm、長さ10cm、深さ0.5
cmのSUS304製の枠に深さ1mmまで流して冷却し
試験片を作成し、折れ強度を測定した。その結果
折れ強度は42g/cm2であつた。また、上記試験片
2枚を重ねて100gの分銅を載せ、湿度80%の室
内に1週間放置し固結状態を観察したところ、固
結は全くなかつた。更に前記塩化カルシウム水溶
液が固化するまで濃縮し、その常圧での温度及び
塩化カルシウム濃度(以下濃縮限界温度及び限界
濃度という)を測定した結果、濃縮限界温度は
182℃、限界濃度は74.2重量%であつた。
100c.c.を含むアンモニア・ソーダ法の蒸留排液を
常圧で120℃となるまで濃縮した後45℃に冷却し、
該溶液を45℃に保温して析出した食塩を過し
た。得られた塩化カルシウム水溶液の組成は塩化
カルシウム38.5重量%、食塩1.5重量%(NaCl/
CaCl2=0.039)であつた。この塩化カルシウム水
溶液を常圧で178℃となるまで濃縮し、塩化カル
シウム濃度72.9重量%とした。上記濃縮後の塩化
カルシウム水溶液を巾2cm、長さ10cm、深さ0.5
cmのSUS304製の枠に深さ1mmまで流して冷却し
試験片を作成し、折れ強度を測定した。その結果
折れ強度は42g/cm2であつた。また、上記試験片
2枚を重ねて100gの分銅を載せ、湿度80%の室
内に1週間放置し固結状態を観察したところ、固
結は全くなかつた。更に前記塩化カルシウム水溶
液が固化するまで濃縮し、その常圧での温度及び
塩化カルシウム濃度(以下濃縮限界温度及び限界
濃度という)を測定した結果、濃縮限界温度は
182℃、限界濃度は74.2重量%であつた。
実施例 2
実施例1と同様にして得られたNaCl/CaCl2
=0.039の塩化カルシウム水溶液を加温して塩化
カルシウムを溶解してNaCl/CaCl2=0.034の塩
化カルシウム水溶液を調整し、これを常圧で182
℃となるまで濃縮し、塩化カルシウム濃度74.0重
量%とした。上記濃縮後の塩化カルシウム水溶液
を用いて実施例1と同様にして試験片を作成し、
折れ強度を測定したところ78g/cm2であつた。ま
た、実施例1と同様にして固結状態を観察したと
ころ、固結は全くなかつた。更に、前記調整後の
塩化カルシウム水溶液の濃縮限界温度は183℃、
限界濃度は74.3重量%であつた。
=0.039の塩化カルシウム水溶液を加温して塩化
カルシウムを溶解してNaCl/CaCl2=0.034の塩
化カルシウム水溶液を調整し、これを常圧で182
℃となるまで濃縮し、塩化カルシウム濃度74.0重
量%とした。上記濃縮後の塩化カルシウム水溶液
を用いて実施例1と同様にして試験片を作成し、
折れ強度を測定したところ78g/cm2であつた。ま
た、実施例1と同様にして固結状態を観察したと
ころ、固結は全くなかつた。更に、前記調整後の
塩化カルシウム水溶液の濃縮限界温度は183℃、
限界濃度は74.3重量%であつた。
実施例 3
実施例1と同様にして得られたNaCl/CaCl2
=0.039の塩化カルシウム水溶液を加温して塩化
カルシウムを溶解しNaCl/CaCl2=0.025の塩化
カルシウム水溶液を調整し、これを常圧で180℃
となるまで濃縮し、塩化カルシウム濃度72.5重量
%とした。上記濃縮後の塩化カルシウム水溶液を
用いて実施例1と同様にして試験片を作成し、折
れ強度を測定したところ、40g/cm2であつた。ま
た、実施例1と同様にして固結状態を観察したと
ころ、固結は全くなかつた。更に、前記調整後の
塩化カルシウム水溶液の濃縮限界温度は180℃、
限界濃度は73.2重量%であつた。
=0.039の塩化カルシウム水溶液を加温して塩化
カルシウムを溶解しNaCl/CaCl2=0.025の塩化
カルシウム水溶液を調整し、これを常圧で180℃
となるまで濃縮し、塩化カルシウム濃度72.5重量
%とした。上記濃縮後の塩化カルシウム水溶液を
用いて実施例1と同様にして試験片を作成し、折
れ強度を測定したところ、40g/cm2であつた。ま
た、実施例1と同様にして固結状態を観察したと
ころ、固結は全くなかつた。更に、前記調整後の
塩化カルシウム水溶液の濃縮限界温度は180℃、
限界濃度は73.2重量%であつた。
実施例 4
塩化アンモニウム水溶液に水酸化カルシウムを
添加してアンモニアを蒸留した後の排液(塩化カ
ルシウム濃度10.8重量%)に食塩を添加して
NaCl/CaCl2=0.038の塩化カルシウム水溶液を
調整した。該塩化カルシウム水溶液を常圧で178
℃まで濃縮し、塩化カルシウム濃度73.1重量%と
した。上記濃縮後の塩化カルシウム水溶液を用い
て実施例1と同様にして試験片を作成し、折れ強
度を測定したところ、45g/cm2であつた。また、
実施例1と同様にして固結状態を観察したところ
固結は全くなかつた。更に、前記調整後の塩化カ
ルシウム水溶液の濃縮限界温度は182℃、限界濃
度は74.3重量%であつた。
添加してアンモニアを蒸留した後の排液(塩化カ
ルシウム濃度10.8重量%)に食塩を添加して
NaCl/CaCl2=0.038の塩化カルシウム水溶液を
調整した。該塩化カルシウム水溶液を常圧で178
℃まで濃縮し、塩化カルシウム濃度73.1重量%と
した。上記濃縮後の塩化カルシウム水溶液を用い
て実施例1と同様にして試験片を作成し、折れ強
度を測定したところ、45g/cm2であつた。また、
実施例1と同様にして固結状態を観察したところ
固結は全くなかつた。更に、前記調整後の塩化カ
ルシウム水溶液の濃縮限界温度は182℃、限界濃
度は74.3重量%であつた。
比較例 1
実施例1において食塩の過温度を変えて、食
塩の過を行ない塩化カルシウム38.5重量%、
NaCl/CaCl2=0.055の塩化カルシウム水溶液を
得た。この塩化カルシウム水溶液を常圧で170℃
濃度67.0重量%まで濃縮したところ白濁し始めた
ので直ちに実施例1と同様にして試験片を作成し
て折れ強度を測定した。その結果は35g/cm2であ
つた。また、実施例1と同様にして固結状態を観
察したところ、強固に固結していた。
塩の過を行ない塩化カルシウム38.5重量%、
NaCl/CaCl2=0.055の塩化カルシウム水溶液を
得た。この塩化カルシウム水溶液を常圧で170℃
濃度67.0重量%まで濃縮したところ白濁し始めた
ので直ちに実施例1と同様にして試験片を作成し
て折れ強度を測定した。その結果は35g/cm2であ
つた。また、実施例1と同様にして固結状態を観
察したところ、強固に固結していた。
比較例 2
実施例1において濃縮温度を172℃とし、塩化
カルシウム濃度70.9重量%とした以外は同様にし
て試験片を作成し、折れ強度を測定したところ29
g/cm2であつた。また、実施例1と同様にして固
結状態を観察したところ強固に固結していた。
カルシウム濃度70.9重量%とした以外は同様にし
て試験片を作成し、折れ強度を測定したところ29
g/cm2であつた。また、実施例1と同様にして固
結状態を観察したところ強固に固結していた。
比較例 3
実施例1と同様にして得られたNaCl/CaCl2
=0.039の塩化カルシウムを加温して塩化カルシ
ウムを溶解し、NaCl/CaCl2=0.018の塩化カル
シウム水溶液を調整し、これを常圧で173℃とな
るまで濃縮し、塩化カルシウム濃度70.7重量%と
した。上記濃縮後の塩化カルシウム水溶液を用い
て実施例1と同様にして試験片を作成し、折れ強
度を測定した。その結果18Kg/cm2であつた。ま
た、実施例1と同様にして固結状態を観察した結
果、強固に固結していた。更に、前記調整後の塩
化カルシウム水溶液の濃縮限界温度は174℃、限
界濃度は71.1重量%であつた。
=0.039の塩化カルシウムを加温して塩化カルシ
ウムを溶解し、NaCl/CaCl2=0.018の塩化カル
シウム水溶液を調整し、これを常圧で173℃とな
るまで濃縮し、塩化カルシウム濃度70.7重量%と
した。上記濃縮後の塩化カルシウム水溶液を用い
て実施例1と同様にして試験片を作成し、折れ強
度を測定した。その結果18Kg/cm2であつた。ま
た、実施例1と同様にして固結状態を観察した結
果、強固に固結していた。更に、前記調整後の塩
化カルシウム水溶液の濃縮限界温度は174℃、限
界濃度は71.1重量%であつた。
第1図は折れ強度の測定に用いる装置を示す。
図において、1は木片、2は試験片、3は容器、
4は水銀を夫々示す。
図において、1は木片、2は試験片、3は容器、
4は水銀を夫々示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 塩化カルシウム水溶液を蒸発濃縮するに際
し、塩化カルシウム水溶液中にNaCl/CaCl2重
量比が0.025〜0.041の範囲で食塩を存在させ、該
食塩が析出しない温度で塩化カルシウム濃度72.5
重量%以上に濃縮することを特徴とする塩化カル
シウム水溶液の濃縮方法。 2 塩化カルシウム及び食塩を含有した水溶液中
の食塩を析出させ、分離することによりNaCl/
CaCl2重量比を0.025〜0.041の範囲に調整した後
濃縮を行なう特許請求の範囲1記載の方法。 3 塩化カルシウム水溶液に食塩成分を添加して
NaCl/CaCl2重量比を0.025〜0.041の範囲に調整
した後濃縮を行なう特許請求の範囲1記載の方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10309480A JPS5734023A (en) | 1980-07-29 | 1980-07-29 | Concentration of calcium chloride aqueous solution |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10309480A JPS5734023A (en) | 1980-07-29 | 1980-07-29 | Concentration of calcium chloride aqueous solution |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5734023A JPS5734023A (en) | 1982-02-24 |
| JPS6317772B2 true JPS6317772B2 (ja) | 1988-04-15 |
Family
ID=14345041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10309480A Granted JPS5734023A (en) | 1980-07-29 | 1980-07-29 | Concentration of calcium chloride aqueous solution |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5734023A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104495904B (zh) * | 2014-12-30 | 2016-08-31 | 宁波环洋化工有限公司 | 一种二水氯化钙的生产方法 |
-
1980
- 1980-07-29 JP JP10309480A patent/JPS5734023A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5734023A (en) | 1982-02-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3317276A (en) | Stabilized ammonium nitrate compositions and their production | |
| US5965071A (en) | Process for preparing granular urea | |
| US2912318A (en) | Process for making mixed fertilizers containing ammonium nitrate and calcium carbonate | |
| JPS6033795B2 (ja) | 不固結性粒状無機肥料およびその製造法 | |
| JPH0331242A (ja) | ヒドロキシフェニル基を含有するアルキルエステルの顆粒 | |
| JPS6317772B2 (ja) | ||
| JP2003034785A (ja) | 蓄熱材組成物の製造方法 | |
| CA1105674A (en) | Method of crystallizing aluminum sulphate solutions to form dust-free granules having uniform grain size | |
| US3970765A (en) | Method for producing sucrose fixed volatile flavors | |
| JP4435689B2 (ja) | 過冷却溶融物から硝酸塩含有製品を製造する方法 | |
| US1660053A (en) | Prepared calcium chloride and method of making same | |
| CN111108078B (zh) | 硝酸钙和硝酸钾肥料粒子 | |
| US2712557A (en) | Manufacture of urea | |
| JPH08259223A (ja) | 塩化ナトリウムを99.0重量%より多く含む塩及びその使用 | |
| JP3408577B2 (ja) | 不活性ガスによる硫化ソーダ有形物の脱水方法 | |
| US3321142A (en) | Method for the production of an abrasion-resistant discoloration-free caffeine granulate | |
| JPH07304725A (ja) | タウリンの固結防止方法 | |
| EP3157871B1 (en) | Method for producing anhydrous calcium nitrate powder | |
| CA1057566A (en) | Method for producing sucrose fixed volatile flavors | |
| US3615185A (en) | Process for the production of trisodium phosphate | |
| KR830001024B1 (ko) | 입상체 요소 | |
| CA1066945A (en) | Method for producing sucrose volatile flavors | |
| JPH0465822B2 (ja) | ||
| US1911580A (en) | Industrie aktiengesellschaj | |
| US2853366A (en) | Process of recovering hydrazine from a liquid mixture of hydrazine, ammonia and ammonium chloride |