JPS63183152A - 溶接部の脆性破壊発生特性の優れた高強度鋼 - Google Patents

溶接部の脆性破壊発生特性の優れた高強度鋼

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JPS63183152A
JPS63183152A JP1428787A JP1428787A JPS63183152A JP S63183152 A JPS63183152 A JP S63183152A JP 1428787 A JP1428787 A JP 1428787A JP 1428787 A JP1428787 A JP 1428787A JP S63183152 A JPS63183152 A JP S63183152A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、石油生産用ジャケット型プラットホーム等の
構造材に関するものであり、溶接部の脆性破壊発生特性
に優れ、石油生産用ジャケット型プラットホームのノー
ド部に適した厚肉の鋼材に関するものである。
(従来の技術) 近年、石油生産用ジャケット型プラットホームの建設が
行われているが、石油生産用ジャケット型プラットホー
ムの海中にあるジャケットは波浪や潮流の影響を受ける
。特に、鋼管が交差する格点部は応力集中も高く、溶接
で接合されているので、特に厳しい脆性破壊発生特性が
要求される。
上述した用途に使用される板厚が50〜200mmの極
厚鋼材をに型開先に加工して、多層溶接で接合したスト
レートボンド部に疲労ノツチを導入し、−10°Cの温
度でCOD試験を行うと、板厚が厚いことと、多層溶接
により生じる島状マルテンサイト等の低温変態生成物の
ためにCOD特性が劣化する。
(発明が解決しようとする問題点) 鋼管用極厚鋼板の接合には、通常の入熱量が5kJ/m
m以下でサブマージアーク溶接又はシールドメタルアー
ク溶接が用いられ、板厚が厚いことから多層溶接となる
。多層溶接を行った場合、溶接熱により生成した粗大粒
が次パスによりAr3点とAc、点の2相域に加熱され
た領域(ICCGHAZと称す)が、COD特性が最も
悪いことは知られている。これは、母材がArzとAc
、の2相域に加熱された際、旧オーステナイト粒界に島
状マルテンサイトが生成するためであり、この島状マル
テンサイトは脆性破壊発生特性を悪化させる。島状マル
テンサイトは、350°C以上の温度で長時間加熱する
ことにより、フェライトと炭化物に分解する。しかし、
通常の溶接の場合には、350 ’C以上に加熱されて
いる時間が短いために島状マルテンサイトは分解せず、
COD特性が改善されない。
本発明者等は、幅0.5mmのX線マイクロアナライザ
ー(EPMA)で鋼板のP濃度の最大値を測定し、CO
D試験による溶接部の脆性破壊発生特性との関連につい
て調査した。この結果、鋼板のP濃度の最大値を0.2
5mm” (0,5ms+X0.5mm)当り0.08
%以下にすることにより、島状マルテンサイトの生成が
抑えられ、仮に生成しても溶接部会ての島状マルテンサ
イトが溶接時の熱により、フェライトと炭化物となりC
OD特性が改善されることが判った。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、 C: 0.03〜0.15重量%、 Si : 0.05〜0.50重量%、Mn : 0.
5〜2.0重量%1 Al 70.005〜0.05重量%、P : 0.0
10重量%以下、 を含み、残部は不可避的不純物を除き実質的にFeから
成る鋼で、且つ0.5mm X 0.5mmの面積当り
のP濃度の板厚方向の最大値が0.08%以下であるこ
とを特徴とする溶接部の脆性破壊発生特性の優れた高強
度鋼、 C: 0.03〜0.15重量%、 Si : 0.05〜0.50重量%、Mn : 0.
5〜2.0重量%、 Al : 0.005〜0.05重量%、P : 0.
010重量%以下、 に加えて、0.03重量%以下のNb、0.1重量%以
下のV、1.0重量%以下のNi、1.0重量%以下の
Cuのうち一種又は二種以上を含み、残部は不可避的不
純物を除き実質的にFeから成る鋼で、且つ0.5mm
X0.5mmの面積当りのPg度の板厚方向の最大値が
0.08%以下であることを特徴とする溶接部の脆性破
壊発生特性の優れた高強度鋼、 C: 0.03〜0.15重量%、 St : 0.05〜0.50!1%、Mn : 0.
5〜2.0重量%、 At : 0.005〜0.05重量%、P : 0.
010重量%以下、 に加えて、0.01重量%以下のTi、 0.02重量
%以下の希土類金属のうち一種又は二種以上を含有し、
残部は不可避的不純物を除き実質的にFeから成る銅で
、且つ0.5mm X 0.5mmの面積当りのP濃度
の板厚方向の最大値が0.08%以下であることを特徴
とする溶接部の脆性破壊発生特性の優れた高強度鋼、 更に、 C: 0.03〜0.15重量%、 Si : 0.05〜0.50重量%、Mn : 0.
5〜2.0重量%1 ^1 : 0.005〜0.05重量%、P : 0.
010重量重量下、 に加えて、0.03重量%以下のNb、 0.1重量%
以下のV、1.0重量%以下のNi、 1.0重量%以
下のCuのうち一種又は二種以上を含有し、更に加えて
0.01重量%以下のTi、 0.02重量%以下の希
土類金属のうち一種又は二種以上を含有し、残部は不可
避的不純物を除き実質的にPeから成る鋼で、且つ0.
5mmXj、5mm (7)面積当りのP濃度の板厚方
向の最大値が0.08%以下であることを特徴とする溶
接部の脆性破壊発生特性の優れた高強度鋼、とすること
で前述した問題点を解決した。
(作 用) C:C含有量は、石油生産用ジャケット型プラットホー
ム等の構造用鋼として必要な強度を得るためには0.0
3重量%以上添加する必要がある。一方、溶接硬化性及
び溶接割れ感受性を考慮して、その上限を0.15重量
%以下とする。
St: Stは、脱酸の都合上0.05重重量以上必要
である。Siの添加量を増加させれば強度は上昇するが
、0.50重重量を超えると、母材の靭性を劣化させる
ために上限を0.50重量%以下とする。
Mn: Mnは、母材に延性と強度を与えるために、0
.5重量%以上添加する必要がある。しかし、その添加
量が2.0重量%を超えると、溶接硬化性を著しく上昇
させるので、その上限を2.0重量%とする。
^1: Alは、鋼の脱酸のために0.005重量%以
上必要であるが、その添加量が0.050重量%を超え
ると溶接部の靭性が著しく劣化するので、上限を0.0
50重量%とする。
P:Pは、結晶粒界に偏析して粒界破壊の原因となると
共に靭性を大幅に劣化させる。また、ICCGHAZ部
の島状マルテンサイト量を増加させ、脆性破壊発生特性
を大幅に劣化させるので、Pの含有量の上限は0.01
0重量%とする。
Nb: Nbは、熱間圧延において、未再結晶領域を拡
大してオーステナイト中に変態後のフェライト粒を小さ
くして靭性を向上させるばかりでなく、熱間圧延後の加
速冷却において最終組織のベイナイト、マルテンサイト
等の低温変態生成物の量を増加でき強度を大幅に上昇さ
せることができる。
しかし、0.03重重量を超えて添加すると、割れ性を
劣化させると共に溶接部の応力除去焼鈍後の靭性を劣化
させるので、Nbの添加量の上限を0.03重量%とす
る。
v:■は、Nbと同様に強度と靭性を向上させるために
添加するが、0.1重量%を超えると溶接部の応力除去
焼鈍後の靭性を劣化させるので、その上限は1.0重量
%とする。
Ni: Niは、溶接熱影響部の硬化性及び靭性に悪い
影響を与えることなく鋼の強度と靭性を向上させること
ができるために添加するが、コスト面よりその上限を1
.0重量%とする。
Cu: Cuは、Niと同じ作用効果を奏する他に耐食
性を向上させるが、1.0 Ni量%を超えて添加する
と熱間脆性が生じ易くなるので、その上限を1.0重量
%とする。
Ti: Tiは、鋼中にTiNとして存在して、溶接熱
影響部のオーステナイト粒の成長を抑制する。しかし、
その添加量が0.01重量%を超えると、次パスにより
融点付近まで急熱されるボンド部でTiNが分解して固
溶Tiとなった場合、溶接熱影響部の硬度が上昇しCO
O値が劣下する。このため、Tiの添加量の上限は0.
01重量%以下とする。
希土類金属(REM): REMは、鋼中でRUM(0
,S)として存在し、このREMの・硫化物、酸化物は
溶接部のボンド部に於いても安定しており、TiNと同
様にオーステナイト粒の成長を抑制して、靭性を向上さ
せる。しかし、0.02重量%を超えて添加すると、鋼
の清浄度が低下し、鋼の靭性が劣下するので、上限を0
.02重量%とする。
次にP濃度の最大値を限定した理由について述べる。
厚肉鋼板の多層溶接部の靭性はICCGHAZの靭性で
決まり、通常の厚肉鋼板の場合にはICCGHAZで生
成した島状マルテンサイトが分解しない領域が生じるた
めに溶接部全体の靭性が優れない。その理由としては、
局所的にP濃度が高い領域がICCGHAZ部と重なっ
た場合には、島状マルテンサイトの景および径が大きく
なり、また島状マルテンサイトが溶接時の熱により分解
しにくくなったためである。
本発明者等はC: 0.07重量%、Si : 0.3
1重量%、Mn : 1.5重量%、P : 0.00
2〜0.005重量%、S: 0.003重量%、Al
 : 0.025重量m1Ti : 0.005重量%
、N : 0.0025重量%の組成成分で、厚み50
mn+の供試鋼を第1図に示すようにに型開先にして、
第1表に示す溶接条件で多層溶接した。この溶接継手よ
り、ノツチをボンドに入れたCOD試験片を採取し、−
10°Cにて試験を行った。試験後のCOD試験片を第
2図に示すように切断し、斜線をほどこした面について
、以下の方法によりPの分析を行った。これらの供試鋼
の板厚方向に、且つ鋼板全体の全板厚にわたり、X線マ
イクロアナライザーで幅0.5mm 、長さ0.5mm
 、即ち面積0.25mm”についてP濃度を測定した
。各供試鋼について測定したP濃度の最大値と、溶接部
のノツチがボンドに入った一10°CにおけるCOO値
との関係を第3図に示すが、P濃度の最大値が0.08
%を超えるとCOO値は大幅に劣化することが同図より
判る。このことにより、本発明では、面積が0.25m
m2当りのP濃度の最大値を0.08%とした。なおP
の分析を行った面は、COD試験を行ったボンドから1
0mmだけ離れているが、この程度の距離であれば、偏
析の程度に差が無いことは、判っている。
第1表 本発明の高強度鋼は、通常の製鋼工程を経て、造塊−分
塊又は連続鋳造によりスラブとし、以下の工程を経て厚
板となる。
これらのスラブは1250°C以上に加熱した後、10
00“C以上の温度で、1パス当り10%以上の圧下を
施し全体で20%以上の圧延を施した後、1000°C
以上に保持しつつ再度1250°C以上の温度に10時
間以上保持後、空冷して圧延用素材にする。次いで、こ
の圧延用素材を900°C以上の温度に加熱し、熱間圧
延を施して鋼板とする。
(実施例) 第2表に鋼の組成成分と母材の強度ならびに靭性、P濃
度の最大値、及び溶接継手のボンドにノツチを入れてC
OOを調べた結果を示す。
調香号1,2,4,5.8〜11及び17〜20は連続
鋳造によりスラブとした。このうち、調香号1゜2は連
続鋳造したスラブを圧延用素材とし、調香号3は分塊圧
延を施しスラブとし圧延用素材とした。
調香号4,5.8〜11及び17〜20のスラブは12
50°C以上の温度に加熱後、1000’C以上の温度
で1パス当り11%の圧下率で圧延を施し全体で21%
の圧延を施し、1000°C以上の温度に保持した状態
で、再度1280°C〜1320°Cの温度に加熱し、
この温度で10〜20時間保持し、空冷して圧延用素材
とした。
また、綱番号6,7及び12〜16は分塊圧延によりス
ラブとした後、1280〜1320°Cの温度に加熱し
、1000°C以上で1パス当り11%の圧下率で圧延
を施し全体で21%の圧延を施した後、1000°C以
上の温度に保持した状態で再度1280〜1320°C
の温度に加熱し、この温度範囲に10〜20時間保持し
、空冷して圧延用素材とした。
これらの圧延用素材を960〜1050°Cの温度に加
熱し、740°Cまでに熱間圧延を終了し板厚50n+
mの鋼板とした後、調香1〜17と20は直ちに5°C
/秒の冷却速度で480°Cまで加速冷却した;鋼板1
8゜19は5°C/秒の冷却速度で室温まで加速冷却し
、次いで600 ”Cで1時間の熱処理を行った。
これらの鋼板を第1図に示す開先に加工後、第1表に示
す溶接条件でサブマージアーク溶接した。
これらの溶接継手より、断面が50mm X 100m
mで、疲労ノツチ位置を第4図の位置にするCOD試験
片を採取した。疲労ノツチの導入及び試験方法はB55
762 : 197!Jによった。また、前記各鋼板の
し方向から引張試験片を採取し、C方向からVノツチシ
ャルピー試験片を各々採取した。
第2表に、鋼板の強度、靭性及び溶接部の溶融線の一1
0°C,−30”CのCOD特性を示す。なお、COD
試験は1つの試験温度につき各3本づつ行った。
調香号1〜3はP含有量が本発明の範囲を超えているも
の、或いはP含有量が本発明の範囲にあってもP濃度の
最大値が高いものであり、いずれも溶接部の熔融線のC
OD特性が劣っていた。
また、調香号4はP含有量も低く、P濃度の最大値も0
.058%と低いために、優れたCOD特性を示した。
更に、調香号5はNbを、調香号6はCu。
Ni、 Nbを、調香号7はCu、 Ni、 V−を、
調香号8はNiを、調香号9はTiを、調香号10はT
i、 REMを、調香号11はNb、 Tiを、調香号
12はCu、 Ni、 Tiを、調香号13はCu、 
Ni+ Nb+ Tiを、調香号14はCu、 Ni。
V、Tiを、調香号15はCu+ Ni、 Nb+ T
i、 REMを、調香号16はCu、 Ni、 Nb、
 V、 Ti、 REMを、調香号17はCuを、調香
号18はCu、 Niを、調香号19はCu。
Ni、 Nb、 Ti、 REMを、調香号20はVを
本発明で規定する範囲内で添加したものである。調香号
5〜20は、どの鋼板についてもCOD特性が優れてい
る。
また、Cu、 Ni、 Nb、  Vを添加することに
より強度が向上した。
(発明の効果) 以上説明したように本発明鋼は、溶接部のCOD特性が
優れ、溶接部の脆性破壊発生特性が優れた高強度鋼であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、K型の開先形状を示す図であり、第2図は、
マクロEPMAによりPを分析した面を示す図であり、 第3図は、0.07%C−0,31%5i−1,5%M
n−0,002〜0.008%P−0.003%S−0
.025%At−0,005%Ti−0,0025%N
鋼のP濃度の最大値とCOO値との関係を示す図であり
、 第4図は、COD試験片のノツチ位置を示す図である。 第3図 Q    Q、02  0.04  0.06  00
9  0.fo   0.f2P濃慶の農大値(%)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C:0.03〜0.15重量%、 Si:0.05〜0.50重量%、 Mn:0.5〜2.0重量%、 Al:0.005〜0.05重量%、 P:0.010重量%以下、 を含み、残部は不可避的不純物を除き実質的にFeから
    成る鋼で、且つ0.5mm×0.5mmの面積当りのP
    濃度の板厚方向の最大値が0.08%以下であることを
    特徴とする溶接部の脆性破壊発生特性の優れた高強度鋼
    。 2、C:0.03〜0.15重量%、 Si:0.05〜0.50重量%、 Mn:0.5〜2.0重量%、 Al:0.005〜0.05重量%、 P:0.010重量%以下、 に加えて、0.03重量%以下のNb、0.1重量%以
    下のV、1.0重量%以下のNi、1.0重量%以下の
    Cuのうち一種又は二種以上を含み、残部は不可避的不
    純物を除き実質的にFeから成る鋼で、且つ0.5mm
    ×0.5mmの面積当りのP濃度の板厚方向の最大値が
    0.08%以下であることを特徴とする溶接部の脆性破
    壊発生特性の優れた高強度鋼。 3、C:0.03〜0.15重量%、 Si:0.05〜0.50重量%、 Mn:0.5〜2.0重量%、 Al:0.005〜0.05重量%、 P:0.010重量%以下、 に加えて、0.01重量%以下のTi、0.02重量%
    以下の希土類金属のうち一種又は二種以上を含有し、残
    部は不可避的不純物を除き実質的にFeから成る鋼で、
    且つ0.5mm×0.5mmの面積当りの板厚方向のP
    濃度の最大値が0.08%以下であることを特徴とする
    溶接部の脆性破壊発生特性の優れた高強度鋼。 4、C:0.03〜0.15重量%、 Si:0.05〜0.50重量%、 Mn:0.5〜2.0重量%、 Al:0.005〜0.05重量%、 P:0.010重量%以下、 に加えて、0.03重量%以下のNb、0.1重量%以
    下のV、1.0重量%以下のNi、1.0重量%以下の
    Cuのうち一種又は二種以上を含有し、更に加えて0.
    01重量%以下のTi、0.02重量%以下の希土類金
    属のうち一種又は二種以上を含有し、残部は不可避的不
    純物を除き実質的にFeから成る鋼で、且つ0.5mm
    ×0.5mmの面積当りのP濃度の板厚方向の最大値が
    0.08%以下であることを特徴とする溶接部の脆性破
    壊発生特性の優れた高強度鋼。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57143470A (en) * 1981-03-02 1982-09-04 Nippon Steel Corp High tensile steel with high cod value
JPS60184663A (ja) * 1984-02-29 1985-09-20 Kawasaki Steel Corp 大入熱溶接用低温用高張力鋼

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