JPS63219651A - 電磁波並びに磁気シ−ルド性および静電気除去性をもつ不織布状シ−ト - Google Patents

電磁波並びに磁気シ−ルド性および静電気除去性をもつ不織布状シ−ト

Info

Publication number
JPS63219651A
JPS63219651A JP62045788A JP4578887A JPS63219651A JP S63219651 A JPS63219651 A JP S63219651A JP 62045788 A JP62045788 A JP 62045788A JP 4578887 A JP4578887 A JP 4578887A JP S63219651 A JPS63219651 A JP S63219651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
fibers
sheet
static electricity
nonwoven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62045788A
Other languages
English (en)
Inventor
北城 敬三
一雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP62045788A priority Critical patent/JPS63219651A/ja
Publication of JPS63219651A publication Critical patent/JPS63219651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属繊維並びに熱可塑性樹脂繊維の両者を素
材とし、かつその電磁波シールド性、磁気シールド性お
よび静電気除去性に優れた不織布状シートの提供に関す
る。
(従来の技術) 半導体技術の開発、進歩による各種エレクトロニクス産
業の急速な進展の中において、各種の無線機械、器具や
電子応用機械、器具における電磁波障害ならびにIC等
の電子機器部品における静電気障害への対策は強く求め
られていることは周知である。即ち障害となる電磁波を
目的機器の外に出さないために、あるいは空間に飛び交
っている電磁波が目的機器の内部に進入するのを防止す
るだめの電磁波シールド材、また静電気をその滞留する
場所から系外に導出してこれを除去するための静電気除
去材、更には磁気を利用して各種の情報を記録している
磁気カード等の、外部から磁気が当れGホ磁気記録が消
去、破壊されるのを防止するための磁気シールド材がそ
れぞれ開発され、かつその用途は益々拡大されているの
であり、また後述するようにこれらシールド材乃至除去
材として各種の発明乃至考案が提示されていることも既
知である。前記した電磁波並びに磁気シールド材および
静電気除去材についての先行技術として、以下に述べる
処は既に広く知られかつ行なわれているものである。先
ず電磁波シールド特性は、厳密には電界シールド特性と
磁界シールド特性とに区別して考えるべきであるが、物
質を透過しようとする電磁波に対する遮閉効果を表わす
電界シールド特性の概ねの目安は次の通りとされる。即
ちシールド効果は、次式に示すデシベル(dB)値とし
て表示される。
表  1 一般にシールド効果は30〜60dBの減衰率でよいと
されており、40〜50dBの効果であれば90〜95
%の機器に通用できるものと言われている。また材料的
に見れば、通常のプラスチ・7り材やゴム材等には電磁
波シールド効果はほとんどな(、従来用いられている電
磁波シール材の種類や加工方法としては次のようなもの
が存在する。
■全屈溶射手段によって電磁波シールドバリヤーを形成
するもの。
■金属粒を混入した導電性塗料の塗布手段により電磁波
シールドバリヤーを形成するもの。
■金属板、金属箔の被着手段により電磁波シールドバリ
ヤーを形成するもの。
■金属ワイヤをメツシュ状に編成して電磁波シールドバ
リヤーとして使用するもの。
■金属繊維その他の導電性繊維材料をプラスチック材等
等に混入して電磁波シールド材を形成するもの。
また静電気除去材としての特性は、既知のようにその抵
抗値(ΩC11)によって表示され、その特性の概ねの
目安は次に示す表2の通りとされており、また現在一般
的に使用されている静電気除去材の種類やその加工方法
には、次のようなものが存在することも広く知られてい
る処のものである。
表2 ■絶縁体表面に導電性メッキを施す方法。
■絶縁体表面に金属箔、金属メツシュを張り付ける方法
■絶縁体表面に導電塗装を施す方法。
■絶縁体中に金属繊維その他の導電性フィラーを混入す
る方法。
上記するように静電気除去材は、その目的が静電気をそ
の滞留する場所から系外に導いて除去するためのもので
あるから、比較的簡単な構成で足りるものである。
また上記した電磁波シールド材、磁気シールド材および
静電気除去材についての既知発明および考案についての
従来例であるが、これらはきわめて多数にのぼるため、
本発明が金属繊維と熱可塑性樹脂繊維との両者を素材と
する不織布状シートを対象とする点に鑑み、これと素材
的に同範萌に属するもののみ数例を挙げれば、例えば特
開昭53−139807号に開示された金属短繊維とパ
ルプ状物とから成る金属短繊維含有複合成形物、特開昭
58−70600号に開示された熱可塑性樹脂と金属短
繊維とから成る多孔体複合樹脂による電波シールド成形
体、特開昭58−127743号に開示された熱可塑性
樹脂、金属フレーク、金属繊維および/またはカーボン
繊維から成る熱可塑性樹脂組成物、特開昭58−222
124号に開示された金属フレーク、ステンレス繊維お
よび熱可塑性樹脂を特定重量比で混合して得られる熱可
塑性樹脂組成物、特開昭59−23595号に開示され
た熱可塑性樹脂とアスペクト比と長さが各特定値以上の
無機繊維とによって形成した電磁波シールド材料、特開
昭59−215862号に開示された導電性繊維および
/または導電性箔がほば2次元的に配列している層を少
なくとも一層含む導電性シート等が、それぞれ先行技術
として存在する。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来技術については、次の点において尚解決の
必要とされる問題点があることもよく知られている処で
ある。例えばシールド材について見れば、金属をアーク
熱で瞬間的に熔融させると共にこれを高圧空気で覆状化
してプラスチックに吹き付ける金属溶射手段では、導電
性は良好であるも、その密着性に問題がありかつ装置が
高価であるのみならず、金属材料によっては公害発生の
不利があり、金属粉、カーボン粉等を導電フィラーとし
て、各種合成樹脂と混練した塗料で塗布する手段のもの
では、複雑な形状のものに適用可能であるが、塗膜剥離
の危険があるとともに均一塗膜を得るに困難があり、ま
たニッケル系、銅系は別として銀糸のものはコスト高、
カーボン系は導電性不良であり、銅系のものでは酸化し
易いおそれがある等の不利が生じ、また金属板や金Mf
tiによるものでは大型成形品や凹凸の大きい成形品、
複雑な゛形状のものに対しては適用が難しく、更に金属
繊維と合成樹脂繊維とによるものでは、シールド効果に
バラツキを生じ易く、あるいは金属ワイヤによるメソシ
ュ構造のものでは、メツシュが大きければシールド性が
低下する等、それぞれに個有の問題点があり、従来の各
シールド材並びに除去材において共通的に言えることは
、品質的に一長一短があるとともに、各シールド特性並
びに除去特性を過不足なく兼備する点において不充分で
あり、またその製造コスト、製法、工程の面において、
あるいはバランスを欠き、あるいは制約が大きい等の点
において、尚解決のための努力が必要とされる現状であ
る。本発明においては金属繊維と熱可塑性樹脂繊維とを
素材とする不織布状シートを対象とするものであるが1
、金属繊維および非金属繊維によるコンポジットとして
の不織布乃至不織布状シートは、既に従来技術において
用いられている処であり、これらの技術内容また条件と
して次の諸点が既知である。即ち金属繊維の金属材料と
しては、シールド材および除去材として用いる場合、材
料の体積固有抵抗(0cm)が少なくとも10−2以下
程度の金泥類およびその合金類のものが最低限必要とさ
れ、その通例としては例えば鉄、鋼、ステンレス鋼、銀
、銅、黄銅、アルミニウム、ニッケル、鉄−ニソケル合
金等が挙げられ、かかる金属材料を用いるに当っては、
アトマイズ法その他による粉体化、電鋳法や圧延法によ
る箔体化、束ね伸線法による細伸線化、あるいはメルト
スピニング法やメルトドラッグ法によるフレーク化、ビ
ビリ振動切削法による短繊維化等の加工手段を用いるの
である。また非金属繊維としては、例えばポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニール、ポリスチレン、
ABS等の合成樹脂繊維の他、パルプ繊維等が用いられ
ている。
またその不織布乃至不織布状シートの形成に当っては、
前記した金属繊維とパルプ繊維の場合には、水中分散の
湿式抄紙手段によって製造することが知られており、パ
ルプ繊維に金属繊維を絡めて、繊維同志を接着結合させ
るものである。この従来技術による不織布乃至不織布状
シートの製造についても、先に述べた共通の問題点が存
在する。
即ちシールド性能や除去性能にバランスがあること、ま
たその製造コストおよび製法、工程の面においても、鉄
やアルミニウムを除いては一般的に材料が高価であり、
ステンレス鋼を用いる細線化に当ってはダイス引抜き束
ね伸線法における引抜き工程等に多大のコストが掛る等
の不利があり、また不織布製造における一般的な手法で
ある湿式抄紙手段では、例えば比較的安価な材料である
低炭素鋼や純鉄等の金属材料では、吸湿、吸水の欠陥に
より表面に錆を生じたりする不都合がある等の点におい
て制約を受けるのである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記した従来技術、特に金属繊維と非金属繊維
とによる不織布状シートによる電磁波、磁気シールド材
および静電除去材としての問題点を解決し、素材的にま
たその製法、工程面において低コスト化を可能とすると
ともに、優れたシールド特性および除去特性を兼備した
不識布状シートを提供するもので、具体的には長さ15
〜150鶴、断面の平均径20〜200μmの金属繊維
を30〜70%(重量%)含有し、残部が熱可塑性樹脂
繊維から成り、かつ前記両者が三次元的に均一混合され
てシート状を呈することにあり、更には前記金属繊維の
化学成分として、C≦0.20、Si<0.15、Mn
≦1.5 、P≦0.09、S≦0.035 、N≦0
.02を含有する鋼とすることにある。
(作 用) 本発明の前記した技術的手段によれば、その長さが15
〜150龍であるとともに断面平均径が20〜200μ
相とされた長繊維による金属繊維と、熱可塑性樹脂繊維
の両者を用い、かつ両者の混合配分比をその重量%にお
いて、金属長繊維が30〜70%を占め、残部が熱可塑
性樹脂繊維で占められるようにし、かつこの両繊維を三
次元的に均一に混合させることにより、不織布状シート
を形成することによって、次のような特徴的な作用を生
じる。
即ち電気伝導性と磁気特性をもつ金属繊維において、繊
維長さの長い方が磁気シールド特性に優れておるのであ
り、1511以下の短繊維ではその特性が落ち、また1
50 am以上ではその繊維製造工程上において制約を
生じるため、15m■以上150龍以下の長繊維と特定
することによって、優れた磁気シールド特性を持つもの
であり、また長繊維であることによって、熱可塑性樹脂
繊維との均一混合に当り、両繊維の絡まり接着性を好適
に向上させ、不織布状シートとしての緊密な一体性を確
保するとともに、金属繊維相互の絡まりも短繊維のもの
より向上され、金属繊維相互のシート全面における電気
的な連続機能が強化される。このさい金属繊維と熱可塑
性樹脂繊維相互の配合率を、金属繊維が30〜70%を
占めるようにしたので、静電気除去性において優れた作
用を発揮できる。即ち良好な除去性を得るためには、金
属繊維がシート全面において相互に機能し、電気的な連
続性を確保する必要があり、30%以下では長繊維であ
っても金属繊維間の連続性が得られず、また70%以上
では樹脂繊維の混入率が低すぎ、金属繊維との絡まり接
着性が低下して、製造工程上において制約を生じるため
、金属繊維配合率を30%〜70%と特定することによ
って、優れた静電気除去性が得られるのであり、また前
記特定した配合率内でその混入量を変えることにより、
体積固有抵抗率(Ωas)を任意に変更できるのである
。一般的に不織布乃至不織布状シートとして必要とされ
ることは、繊維製品特有のしなやかさと強さを持つ屈撓
自在、折曲自在な性質を具備することであるが、かかる
点においても本発明は金属長繊維を用いることにより、
好適な引張強さ、引裂強さおよび伸び率を持つことがで
き、後述する実施例で示すような優れた電磁波、磁気シ
ールド特性および静電気除去性をもつシートが得られる
とともに、長繊維を用いることによって、従来の水中分
散、湿式抄紙手段を用いることなく、乾式処理のもとに
不織布状シートを製造することが可能となるものである
(実施例) 本発明に係る不織布状シートの適切な実施例を、その製
造手段とともに以下に説示する。
本発明において用いる金属繊維の金泥としては、従来技
術において示した鉄、鋼、ステンレス鋼、銅、黄銅、ア
ルミニウム、ニッケル、鉄−ニッケル合金の何れでも通
用可能ではあるが、実施例としては低炭素鋼による金泥
繊維を用いる。これは次の理由に基づくものである。即
ち上記した金属の内、電気伝導性、透磁率特性において
低炭素鋼は充分な性能を持つのみならず、低炭素鋼、ニ
ッケル、鉄−ニッケル合金等の強磁性材料以外は磁気遮
閉時性を必要とする用途には不適切であり、しかもニッ
ケルや鉄−ニッケル合金は素材価格が高価であり、安価
に量産可能な素材としては低炭素鋼が最も有利であり、
更に本発明においては金属切削ウール素材から長繊維を
製作する手段を用いるためである。この金属切削ウール
素材は既知のように、線材の被削金属素材をベッド上に
おいて、所定の緊張状態下で走行させながら、該金属素
材に波形状の切刃を有するシェービングバイトを押し付
けることにより、繊維状全屈を得るものであり、スチー
ルウール等の製造に用いられているものである(実開昭
58−13930号参照)、かかる金属切削ウール素材
から15曹醜〜150賎の長さをもつ金属長繊維を得る
には、切断工具の摩耗減少と繊維のしなやかさを失うこ
となく、目的の長繊維を得るには低炭素鋼が最適である
ためで、但し低炭素鋼の全てが最適とはいいがたく、実
施例では次の成分比をもつものが最適であることを確認
したものである。
低炭素鋼による金属繊維の化学成分 C≦0.20..Si<O,L5、Mn<1.5 、P
≦0.09、S≦0.035 、N≦0.02 上記した各成分値の限定は次の理由による。
C:Cは炭化物生成元素でFe5Cの硬い炭化物を形成
するため、金属繊維の切削上および電気抵抗を小さく、
透磁率を高くするためにはC添加量は少ない方が良く、
一方、金属繊維としての硬度および良好な切削性を得る
ためには不可欠の成分でもあるため、CS2.20%、
望ましくはCO,04〜0.15%の範囲としたもので
ある。
Si : Siは5iQz系介在物となり、切削性を低
下させるとともに前記Cと同様にSiの添加によって電
気抵抗を大きくさせるが、反面軟磁性を改善する効果等
もあるので、特性上は4%までの添加がその用途によっ
ては望まれるが、不織布シート用としては0.15%以
下としたものである。
Mn : Mnは電気抵抗を小さくまた透磁率を低くす
るためには、その添加量は少ない方が良いが、鋼の脱酸
元素であり、MnO系の介在物が生成しても切削性を阻
害せず、またフェライトの強度を増加させる元素でもあ
り、繊維強度を維持する理由で1゜5%以下としたもの
である。
PDPは切削性向上元素であり、かつ繊維の弾力性を向
上させる元素でもあるが、一方その過剰添加は電気抵抗
を高めるとともに硬(なり過ぎ、切削時の工具寿命を短
かくするため0.09%以下としたものである。
SO3は切削性向上元素であるが、切粉が分断すること
により可及的少ない方が良く、同時に電気抵抗を小さく
し透磁性を高くするためにも、また耐食性の点からも添
加量は少ない方が良いため、0.035%以下としたも
のである。
NUNはフェライト強度を向上させ、切削性向上元素で
はあるも、過剰に添加すると材質の脆化が激しくなり、
加工が困難になるとともに電気抵抗も高くなり、また軟
磁性も劣化するため0.02%以下としたものである。
向上記した成分以外に、Cu≦0.3%、Cr≦0.5
%、Ni51%を含むこともある。
上記した化学成分をもつ低炭素鋼による金属切削ウール
素材を用いることにより、切削工具の摩耗減少が得られ
るとともに、繊維特有のしなやかさを失うことなく、目
的の金属長繊維が乾式処理のもとに容易に得られ、かつ
金属の特性である電気伝導性と磁気特性を向上させるこ
とが可能である。
既知のように従来の金属切削ウールは、家庭用束子に代
表される研磨材や厨房、洗剤用、更には、チョップ材と
しては自動車用ブレーキバット材等の限られた用途にの
み使用されていたものであるが、本発明では後述する繊
維化手段によって、繊維製品に特有のしなやかな可撓性
を具備するとともに、金属の持つ特性である電気伝導性
と磁気特性を充分に発揮し、熱可塑性樹脂繊維との併用
によって、繊維強化複合素材としての強度を持つことに
より、不織布状シートのための最適の素材に活用するこ
とに成功したものである。このさい本発明において用い
る熱可塑性樹脂繊維としては、例えばポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリ塩化ビニール、ポリスチレン
、ABS等を挙げることができる。
前記した低炭素鋼による線状素材を所定緊張状態下にベ
ッド上に走行させ、波形状切刃を有するシェービングバ
イトを押し付けて得られた金属切削ウールを繊維化する
に当っては、次の手段を用いる。かかる金属ウールを直
接スプールによって巻取ると、金属ウール同志が互いに
絡まり易いため、一旦スプールに巻取った後では、この
金泥ウールを適正量連続して切り出すために巻戻しをし
ようとしても、金属ウール同志が絡みあいもつれてしま
い、円滑な巻戻しが不可能である。このさい無理に力を
加えて巻戻そうとすれば、金属ウールの繊維単体自身は
きわめて細く、強度も小さいため、金属ウール繊維が切
れてしまい、適正量の巻戻しは技術的にきわめて困難で
ある。これに代るものとして、金属ウールをスプールに
巻取らずに、容器中に整列して収納して引出す方法もあ
るが、この方法では嵩比重が小さいので風袋が大きくな
り、その搬送、取扱い上好ましくなく、また金泥ウール
同志の絡まりを解消することはできないので、その適正
量の連続引出しには矢張り困難が伴うのである。
実施例ではこのような金属ウールの取扱しζ上の問題点
を解決し、適正量の連続引出しを支障なく行なうために
、連続切削によって得られた金属ウールにロール状の紙
テープをスペーサとして挟み込み、これを取出スプール
に連続して巻取るようにし、金属ウール同志の絡み合い
、もつれ合いを防止し、その適正量巻戻しを可能とし、
これによって得られる繊維長さ15龍〜150 n、幅
100日、flfi50g/m当りの紙テープ巻き金属
ウールを、公知の紡績糸製造方法を用いて金属ウール糸
を製造し、金属切削ウールの強度を向上させて、引張り
に耐えることにより断線トラブルを防止するようにした
。次に前記紙テープ巻き金属ウールから紡績方式による
金属ウール糸の製造工程について説明する。スプールに
巻かれた紙テープ巻き金属ウールの適正量を連続的に引
出し、切削時に付着している切削金属粉末等の不純物並
びに紙テープを取除き、金属繊維を1本宛分離してこの
各繊維群を束状のスライバーとするために、既知のカー
ディング(梳整)処理を行なうことにより、各繊維同志
を略平行方向に整列させてスライバとするのである。こ
のようにして得られたスライバーにおいては、各繊維が
略平行に並んだ細長い繊維が長さ方向に連続する繊維集
団ではあるが、繊維同志はそれぞれの形状に曲がって絡
み合っている部分が存在するので、更にその繊維配列を
向上させるため、公知の紡績方式におけるローラドラフ
ト方式により、同スライバーを加圧して延伸処理を行な
うのである。第1図はローラドラフト方式を模式的に示
したものであり、既知のようにトップローラ八”、ボト
ムローラA組、)=ンブローラ8゛、ボトムロー58組
、トップローラC゛、ボトムロー90組による複数組の
ドラフトローラを、バック、センター、フロントのよう
に適宜間隔下に並列配置し、各ローラを加圧回転可能と
し、スライバーSを各ローラ間に通し、適当な速度下に
ドラフトを与えることにより、スライバーSにスリップ
することなく把持されつつ通過し、所要太さのスライバ
ーとされるのであり、このドラフト処理はスライバー繊
維を引き伸ばすのではなく、繊維の配置密度を粗くした
スライバーとし、各ローラにより把持された繊維束から
繊維を引き抜くように移動させ、その配置密度を変更す
るものである。このようにしてドラフト処理したスライ
バーSを、第2図に示すように、既知の把持ローラ群り
を経由してギルEによって押え、これを大小ローラ組に
よる送出ローラFによりドラフトしてフライヤーG側に
送り込み、フライヤーGの回動を介しスピンドルH上の
ボビンI上に巻取り、ボビンI上に巻取ったスライバー
Sを精紡機または粗紡機を用いて、適当なドラフトと撚
りを与えて金属ウール糸を製造するのである。第4図は
上記の工程を模式的に簡略化して示したもので、金属ウ
ール切削機lによって得られた金属切削ウールをスプー
ル2上に巻取り、これをカーディングta3により先に
述べたカーディング処理し、仕分はローラ4をへて精紡
機5に送り込んで金属ウール糸とするのであり、この精
紡機5 (または粗紡機)の前段工程として先に述べた
ドラフト処理、フライヤー巻取処理が含まれる。以上の
工程によって得られた低炭素鋼による金属ウール糸は、
従来既知の溶融紡糸方式による金属系とは全く相違し、
天然繊維の紡績方式によるものと同様、その柔軟性、嵩
高性に優れ、かつ安価に量産可能であるとともに、細番
手から大番手まで、その風合の違うものを小ロフトでも
容易に製造可能である。
上記した金属ウール糸と熱可塑性樹脂繊維による糸とを
用いて、不織布状シートを得るに当っては、第4図にそ
の工程を模式的に例示するように、実施例ではそれぞれ
各別のボビンに定量の金属ウール糸(ST)および樹脂
繊維糸(PT)の巻かれたものを、両者の配分比に応じ
て所要数を並列して、両糸(ST)および(Pt)がパ
ラレルな状態で繰出可能とし、これを共通または個々の
加圧プレスベルト6を経由してパラレル状態下に回転カ
ッター7に送り込んで、両糸(ST)および(PT)を
切断し、この切断されたものを均一混合筐筒8内に、一
方からは送風、他方からはバキューム吸引を介して共通
に供給させることにより、両糸(ST)および(PT)
を同筐筒8の空間内において所要配分比下に均等に混合
分散させ、これをバキューム吸引側に設けた通気性コン
ベア9上に積層させて所要厚の不織布状シートを連続的
に乾式形成し、このシートを複数個の加熱ロール周面を
逐次通過して送出する加熱ロールゾーン10を経由させ
ることにより、金層繊維と熱可塑性樹脂繊維の両者が三
次元的に均一に混合された不織布状シート11を連続的
に製造するのである。勿論この金属ウール糸(ST)と
熱可塑性樹脂繊維糸(PT)の両者を乾式処理によって
不織布状のシート形態にする手段は、第4図に示すのみ
に止まらないのである。
上記のようにして得られた本発明に係る不織布状シー目
1の、各特性並びに各試験結果については以下の各表に
示す通りである。
第1表に示したものは、本発明に係る前記実施例によっ
て得た不織布状シートの物性的な基本特性を示したもの
である。
(次 葉) 第1表 第2表および第3表は、財団法人日本化学繊維検査協会
中央検査所に俵用して得られた試験結果を示すもので、
第2表は本発明不織布状シートの引張強さ、伸び率およ
び引裂強さを示し、また第3表は同シートにおける帯電
性および表面漏洩抵抗(Ω)の結果を示すものである。
(次 葉) 第 2 表  金泥紙の引張強さ、伸び率、引裂強さ※
:よこ切れによる   ※※:斜め切れによる試験方法 引張強さ及び伸び率 :  JIS L  1096−
1979  カットストリップ法ただし、試験機: 定
速伸長形 つ力局弘間= 101 試験片幅 : 51 引張速度 :  Locm/ll1in引裂強さ : 
 JISL  1096−1979  シングルタング
法ただし、引張速度 :  20cm/min第 3 
表  帯電性、表面漏洩抵抗(Ω)試験方法: JIS
 L 1094−1980枦世W琺ただし、相対湿度、
帯電電荷密度量:30%表面漏洩抵抗 :40% 摩I寮市、帯電電荷密度量ニアクリル及びナイロン表面
漏洩抵抗、印加電圧:500V 環状電極の内径ニアcm 内円電極の外径7 5CI11 第5図に示した第4表は、社団法人関西電子工業振興セ
ンター生駒電波測定所に俵用して得られた本発明不織布
状シートの電磁波シールド特性の試験結果を示し、KS
P −10は本発明シート1枚、KSP −20は2枚
重ね、KSP −50は5枚重ねをそれぞれ示し、電界
と磁界との両者に区分して示されたものである。
また第6図に示した第5表は、本発明に係る不織布状シ
ートと他の製品との電磁波シールド特性の比較結果を示
すものであり、供試材記号Pは本発明シート、Paは本
発明者等が別材料を以て形成したシールド材試作品、ま
たpbは従来品(他社製品)を示し、Plはシート1枚
のもの、P2は同2枚重ね、psは同5枚重ねのものを
示している。
また第6図に示した第6表は、磁気シールド特性(漏洩
磁束密度値)を示したものであり、同表においてxlは
本発明に係る不織布状を2枚重ねにしたシールド材であ
ってA、B、C5D4種に分かれ、X2およびX3は本
発明に係る不織布状シート1枚であり、各供試品形状は
同表付図に示す通りであるとともに、その測定方法は同
表付図に示されるようにシールド材Xの一方にプラスチ
ックカバー13を介して測定用ガウスメータロープ14
を配し、他方に永久磁石12を配して、常法のように測
定したものである。尚、実施例の特性テストに用いたス
チールウールの化学成分は第10図に示す。
以上の各表結果で明らかなように、本発明による金属長
繊維、好ましくは低炭素鋼材による長繊維と熱可塑性樹
脂繊維とによって乾式処理により形成した不織布状シー
ト11は、その電磁波ならびに磁気シールド性および静
電気除去性において、何れも優れた効果を兼備するもの
であり、その用途例は第7表に例示するようにきわめて
汎用性に富み、同表に例示したものの内、磁気カードの
防磁保護用として本発明シート11を具体的に使用する
構造の1例を、第8図および第9図に示す。。
即ち第8図において磁気カード15を皮革、人工皮革等
に保護外皮16内に収容する場合、外皮16内に本発明
のシート11を介入させることにより、第9図fatに
示した外皮16のみで磁気シールドを有しないものに比
し、本発明シート11を介入した外皮16内にカード1
5を収容すれば、図示のように磁気遮断が得られるので
ある。
(発明の効果) 本発明によれば、従来の電磁波並びに磁気シールド性お
よび静電気除去性において優れた効果を持つ不織布状シ
ートとして以下の諸点において利点大である。本発明に
おいては実施例において示されたように、全屈極長繊維
フィラーと熱可塑性の合成樹脂繊維フィラーとの両者を
ランダムに混成する不織布状シートであって、従来の金
属短繊維を水中分散して湿式抄紙手段で不織布乃至不熾
布状シートを形成するものに対し、金属切削ウール素材
から長繊維を切出し、これを公知の紡績手段によって長
繊維のウール糸化することが、全工程に亘って乾式加工
、処理下できわめて容易に得られるのであり、@湿、吸
水による欠陥を生じることなく、きわめて容易にシート
形成が得られるのであり、長繊維のため樹脂繊維糸との
結合はきわめて良好で両者の緊密な一体化が得られ、し
なやかな可撓性と強さをもつソフトなシートが、両者の
特定された混合配分比下に得られ、特に低炭素鋼を成分
特定のもとに用いた際、切削工具の摩耗減少化に長繊維
の切出しが円滑に行なわれ、電気伝導性と磁気特性を向
上させることができ、優れた電磁波並びに磁気シールド
性と静電除去性を確保しかつ兼備でき、きわめて低廉な
価格構成下に提供できるのであり、第7表で例示するに
その汎用性はきわめて大きなものがある。しかも複数枚
を重ねて用いることにより、電気伝導性や磁気g両持性
を容易に向上させることもでき、金属ウール素材の活用
とこの種シールド材の性能向上に寄与する処理である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による金属スライバードラフトの説明図
、第2図は同金属切削ウール糸製造工程の概要模式図、
第3図は同スライバー処理工程の説明図、第4図は同不
織布状シート製造工程の説明模式図、第5図は電磁波シ
ールド特性を示す第4表図、第6図は同特性の比較を示
す第5表図、第7図は同磁気シールド特性を示す第6表
図、第8図は磁気カード防護構造側断面図、第9図は同
の化学成分を示す図である。 1・・・金属ウール切削機、2・・・スプール、3・・
・カーディング機、5・・・精紡機(粗紡機)、6・・
・加圧プレスヘルド、7・・・回転カッター、8・・・
混合筐筒、9・・・コンベア、10・・・熱ロールゾー
ン、11・・・不織布状シート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)長さ15〜150mm、断面の平均径20〜20
    0μmの金属繊維を30〜70%(重量%)含有し、残
    部が熱可塑性樹脂繊維から成り、かつ前記両者が三次元
    的に均一混合されてシート状を呈することを特徴とする
    電磁波並びに磁気シールド性および静電気除去性をもつ
    不織布状シート。
  2. (2)金属繊維の化学成分として、C≦0.20、Si
    <0.15、Mn≦1.5、P≦0.09、S≦0.0
    35、N≦0.02を含有する鋼であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の不織布状シート。
JP62045788A 1987-02-28 1987-02-28 電磁波並びに磁気シ−ルド性および静電気除去性をもつ不織布状シ−ト Pending JPS63219651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62045788A JPS63219651A (ja) 1987-02-28 1987-02-28 電磁波並びに磁気シ−ルド性および静電気除去性をもつ不織布状シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62045788A JPS63219651A (ja) 1987-02-28 1987-02-28 電磁波並びに磁気シ−ルド性および静電気除去性をもつ不織布状シ−ト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63219651A true JPS63219651A (ja) 1988-09-13

Family

ID=12729018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62045788A Pending JPS63219651A (ja) 1987-02-28 1987-02-28 電磁波並びに磁気シ−ルド性および静電気除去性をもつ不織布状シ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63219651A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63315653A (ja) * 1987-06-19 1988-12-23 茂呂 尚浩 導電性不織布の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61225398A (ja) * 1985-03-28 1986-10-07 愛媛県 導電繊維含有シ−ト状組成物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61225398A (ja) * 1985-03-28 1986-10-07 愛媛県 導電繊維含有シ−ト状組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63315653A (ja) * 1987-06-19 1988-12-23 茂呂 尚浩 導電性不織布の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6083377B2 (ja) 炭素繊維複合材料
JP5995150B2 (ja) 炭素繊維複合材料
JP7016989B1 (ja) 電磁波シールド材の製造方法
US20190091944A1 (en) Molded article of fiber-reinforced resin and compression molding method therefor
IE40870L (en) Non-woven fabric
JP2021102784A (ja) 繊維強化樹脂成形材料の製造方法
CN102296400A (zh) 金属丝包缠弹力丝的电磁屏蔽纱及其生产设备和生产方法
CA3014524A1 (en) Fiber-reinforced resin molding material and production method therefor
CN106592042A (zh) 一种以胶原纤维束作为皮层的包芯纱及其加工方法
JP6331123B2 (ja) 炭素繊維複合材料
JPS63219651A (ja) 電磁波並びに磁気シ−ルド性および静電気除去性をもつ不織布状シ−ト
JPS61132683A (ja) 表面処理金属性フイラメント
CN105073847B (zh) 可冲压片材
CN104695078A (zh) 高性能超细玻纤膨体纱及其制备方法
JP3181295U (ja) グリップテープ
JPS60208467A (ja) フレキシブル複合材料
US3281902A (en) Methods for producing fibrous webs
JPH0331557Y2 (ja)
CN221739572U (zh) 一种抗静电型缝纫线
CN112359454B (zh) 无损固结式分层网覆粉粒的复合纱线及其制备方法和装置
JPWO2014065161A1 (ja) スタンパブルシート
JPS61266624A (ja) 金属複合糸
JP2004050274A (ja) コイル状金属薄板の表面保護用不織布および該薄板の製造方法。
JP2008190115A (ja) 複合紡績糸及びそれからなる織編物
JP2019112286A (ja) ガラス繊維合糸ロービング、ガラス繊維合糸ロービングの製造方法、及び車両用天井材の製造方法