JPS6323231B2 - - Google Patents

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JPS6323231B2
JPS6323231B2 JP60296461A JP29646185A JPS6323231B2 JP S6323231 B2 JPS6323231 B2 JP S6323231B2 JP 60296461 A JP60296461 A JP 60296461A JP 29646185 A JP29646185 A JP 29646185A JP S6323231 B2 JPS6323231 B2 JP S6323231B2
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JP
Japan
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paint
glue
paints
japanese
coloring material
Prior art date
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JP60296461A
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JPS62149768A (ja
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Katsuya Hirota
Teruhiro Ito
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HORUBEIN KOGYO KK
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HORUBEIN KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、日本画用絵具、詳しくは固着機能を
有する日本画用絵具及びその製造方法に関する。 従来の技術 古来より日本画用絵具としては、天然に産する
鉱物、動物、植物に含まれる色素から得られる着
色材の粉末、殊に鉱物を砕いて粒子の大きさや比
重の差を利用して水簸し精製した岩絵具、貝殻を
粉砕して作つた胡粉等が、展色材(固着材)とす
る膠と組合せて用いられている。即ち、上記着色
材はそれ自体固着力を有していないために、これ
に展色材としての膠を練り合せて彩色材料(絵
具)とされている。日本画用絵具は、このように
固着材としての膠を組合せ用いる点で他の絵具と
は素材的に区別され、またかかる絵具を用いるこ
とにより日本画特有の表現効果を生み出すことが
でき且つ風格を描出できる。上記日本画用絵具に
見られる篤有の材料を用いた絵画は、歴史的にも
壁画等の作品に利用されており、この材料を用い
る手法は現在も伝承され引継がれてきている。 しかるに上記絵具の固着材として利用される膠
は、冷水(常温水)により膨潤し、温水(約60℃
以上)に溶解する性質を有し、しかも温度可逆的
であり、冷水では凝固してゼリー(ゲル)状とな
り、温水ではゾル状となる反面、水溶液は腐敗す
る特徴がある。従つてこれを固着材とする日本画
用絵具は、他の油性絵具や水性絵具等のように、
予め着色材を固着材液中に分散させてペースト状
や液状に調製して容器等に保存することが不可能
である。そのために古来より日本画用絵具は、着
色材と固着材としての膠とが各々別個の商品とし
て画材店等におかれ、着色材は1両目と称する15
gを単位として、また膠は瓦版、短冊板、板瓦、
大上スキ、上スキ、平スキ、三千本等の形状で
各々販売されており、画家等の使用者は、之等を
別個に購買し使用時に自前で膠を溶かし、その溶
液に着色材の所定量を練り合せ所望の絵具を作成
している現状にある。 しかしながら上記のように所望絵具を自前で作
成すること自体煩雑であることは勿論のこと、特
に着色材と固着材との配合比率の決定には長年の
経験と特有の熟練とが必要であり、著名な画家の
用いる絵具と同様の絵具を作成することは、通常
非常に困難であり、また固着材液中に着色材を均
一に分散させることすら困難であり、この分散性
の悪い絵具を用いて描出した絵画は、その塗膜状
態に光沢むらがあつたり、塗膜がわれたり、剥離
したりし、更に固着力に乏しくこすれば容易に消
えたりする等の難点がある。 発明が解決しようとする問題点。 本発明は、上記のように使用時に自前で調製せ
ねばならず、しかもその調製自体非常に困難であ
る、着色材と固着材とを組み合せた日本画用絵具
に見られる欠点を悉く解消し、それ自体で充分な
固着力を有する新しい着色材からなる日本画用絵
具及びその製造方法を提供することを目的とす
る。 問題点を解決するための手段 上記の目的は、日本画用着色材粒子表面の少な
くとも一部が膠及び/又はゼラチンの乾燥被膜で
被覆された微粉末からなり、固着機能を有するこ
とを特徴とする日本画用絵具並びに膠及び/又は
ゼラチンを含有する水溶液中に、日本画用着色材
粉末を分散させ、分散液を低温乾燥又は噴霧乾燥
することを特徴とする固着機能を有する日本画用
絵具の製造方法により達成される。 本発明の日本画用絵具は、通常の水彩絵具等と
同様に、これに水を加え筆等で軽く混ぜるのみで
着色材粒子表面の膠が水中に溶け出し、上記着色
材粒子を均一に分散させた固着材液とすることが
でき、所望の絵具として利用できる。即ち、本発
明絵具は、従来の日本画用絵具の如く着色材と膠
液とを特定の配合比率で取り、之等を充分に撹拌
混合して着色材粉末を膠液中に均一に分散させる
煩雑で且つ熟練を要する操作を一切必要としな
い。殊に本発明絵具は、予め着色材と固着剤と
を、適正な一定比率を算出して、調製したもので
あり、使用者がその使用時に注意して上記比率と
なるように調製する必要はなく、また上記比率の
変動による色むらの発生や、これを使用して得ら
れる塗膜の固着性不良や亀裂、ひびわれ等の発生
のおそれもない。 さらに本発明日本画用絵具は、その水に対する
着色材粒子の分散性が良好であり、運筆性、固着
性等も優れており、またこれを運用して得られる
塗膜(絵画)も耐水性に優れており、光沢のむら
や色のむら等が発生するおそれもない。 以下本発明日本画用絵具を、その製造法より更
に詳しく説明する。 本発明絵具の製造においては、先ず膠及び/又
はゼラチンを含有する水溶液中に、日本画用着色
材粉末を分散させる。ここで膠及びこれを精製し
たゼラチン(以下このゼラチンを含め膠と称す
る。)としては、従来より日本画用絵具の固着剤
として利用されているものをいずれも使用するこ
とができる。また着色材も同様でありこの種水彩
画、水墨画等の着色材として用いられている各種
のものを用いることができる。該着色材の具体例
としては、例えば群青、白群、緑青、朱、辰砂、
朱土、丹、黄土、石黄、黄茶緑、白土等の天然岩
絵具及び合成岩絵具(新岩絵具)の他にえんじ、
藤黄等を例示できる。之等は通常平均粒径が約3
〜200μm程度の粉末として市販されており、本
発明ではこの範囲の粒径のものをいずれも利用で
きる。他の着色材の例としては、例えば平均粒径
が約3〜50μm程度の胡粉及び例えばカーボンブ
ラツク、松煙等の平均粒径が約0.1〜20μm程度の
他の無機顔料、有機顔料等を例示できる。 上記膠の水溶液は、通常膠を冷水に一晩膨潤さ
せることにより調製される。その濃度としては、
一般に約5〜15重量%の範囲とするのが好まし
い。また上記水溶液の調製に当り、膠は蛋白質で
あり腐りやすく黴が生えやすいので、上記水溶液
中には、必要に応じて通常この種水溶液の調製に
利用されることの良く知られている例えば有機錫
化合物、有機銅化合物、フエノール系化合物等の
防腐剤等を、常法に従い約0.25〜0.5重量%程度
添加配合しておくのが好ましい。上記水溶液に
は、また着色材の分散や該着色材粒子表面への膠
被膜の形成等を助けるための補助剤、例えばアニ
オン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤等の分
散剤、乳化剤、湿潤剤等や増粘剤、粘度降下剤、
消泡剤、光沢付与剤、香料、シラン系乃至チタン
系カツプリング剤等を必要に応じて適宜配合する
ことも可能である。 上記の如くして調製される膠水溶液中への着色
材粉末の分散は、一般に使用されている分散機、
ボールミル、ローラーミル、サンドミル、振動ミ
ル、高速デゾルバー、超音波分散機等を用いて実
施できる。この分散操作の条件は、特に限定され
るものではないが、通常入手される着色材粉末粒
子は各粒子が凝集した多次粒子の形状を有してい
るのが普通であり、これができるだけ一次粒子形
状となり、該一次粒子が均一に膠水溶液中に分散
されるような条件を採用するのが望ましい。 また膠水溶液に対する着色材粉末の使用量は、
用いる水溶液の濃度、着色材粉末の種類やその平
均粒径等に応じて適宜選択される。例えばカーボ
ンブラツク等の比較的粒径の小さい着色材の場合
には、膠の水溶液85〜90重量部に対して10〜15重
量部用いるのがよく、この場合、膠に対して着色
材を約0.7〜3.5重量倍使用することとなる。胡粉
の場合には膠の水溶液65〜75重量部に対して25〜
35重量部程度、また岩絵具の場合には、膠の水溶
液40〜60重量部に対して40〜60重量部程度を使用
するのが普通であり、これらの場合、着色材は膠
に対して約2〜30重量倍程度、好ましくは約4〜
10重量倍程度の範囲内で用いられることとなる。 本発明では、次いで上記の如くして得られる分
散液を低温乾燥法又は噴霧乾燥法により乾燥して
所望の微粉末とする。この乾燥手段としては、膠
の熱分解が実質的に起らない条件を採用できる限
り特に限定はなく、低温乾燥法としては、例えば
通常の低温真空乾燥法や凍結乾燥法等を採用で
き、之等の方法によるときは、必要に応じて、得
られる乾燥品を適当な粉砕機等により所望の微粉
末に粉砕すればよい。また、噴霧乾燥法を採用し
て乾燥するときには、原料分散液が熱に曝される
時間が非常に短く、しかも乾燥品が所望の微粉末
形態で得られ、引き続く粉砕が不要となる。この
ため噴霧乾燥法は特に好適である。 かくして、微粉末形態を有し且つ固着機能を付
与された本発明所期の日本画用絵具を収得でき
る。該絵具は、着色材粒子表面の少なくとも一部
が膠の乾燥被膜で被覆されたものであり、これに
基づいて従来のこの種絵具には認められない特有
の固着機能を具備している。即ち、本発明絵具は
これに水を注ぎ、筆等で軽くかき混ぜるのみで充
分な固着力を有する絵具として利用できる。殊に
本発明絵具は総じて粒子径が約200μm以下の微
粉末形態を有するために、冷水によつても上記絵
具液の調整が充分に行ない得、しかもこの調整自
体非常に簡単な操作で行なうことができ、かくし
て調整される液は、着色材の分散性が良好で、運
筆性にも優れている。従つて本発明絵具を用いて
製作された水彩画、水墨画等の絵画や書道等の作
品は、その固着性が良好で塗膜性状も非常に優れ
たものである。 実施例 以下、本発明を更に詳しく説明するため実施例
を挙げる。尚、各例において部とあるは重量部を
示す。 実施例 1 下記各成分を混合して膠水溶液(A液)を調製
した。 〈A液組成〉 膠(東立化成工業株式会社製) 5.0部 水 94.5部 防腐剤(「デルトツプ」、武田薬品株式会社製)
0.5部 次いで上記A液180g及びカーボンブラツク
(MA−100、三菱化成株式会社精)20gを、直径
1.5〜2.0mmのガラスビーズ200gと共に内容積1
のセラミツク製ベセルに仕込み、卓上サンドミ
ルを用いて回転数1490rpmで、30分間撹拌してA
液中にカーボンブラツクを分散させ、粒子径10μ
m以下の着色材分散液を得た。 得られた分散液をヤマト科学株式会社製「パブ
ルスミニスプレーGA−31型」を用い、噴霧ノズ
ル1Aで水分蒸発量1000ml/hrで噴霧乾燥して、
本発明の日本画用絵具微粉末を得た。 実施例 2〜6 実施例1において、A液に代え、同一の膠及び
防腐剤を用いて調整した下記組成のB液又はC液
を用いるか、或いは之等各液とカーボンブラツク
との配合比率を下記第1表に記載のものに代え、
同様にして本発明日本画用絵具b〜fを得た。
尚、第1表には実施例1で得た絵具aも併記す
る。 〈膠水溶液組成 (部)〉 B液 C液 膠 10.0 15.0 水 89.5 84.5 防腐剤 0.5 0.5
【表】 実施例 7〜9 実施例1に記載のB液と胡粉(ナカガワ胡粉株
式会社製)とを、下記第2表に記載の比率で用
い、実施例1と同一のサンドミルで15分間撹拌し
て、粒子径10μm以下の着色材分散液を得た。 これらを実施例1と同様に噴霧乾燥して本発明
の日本画用絵具(絵具試料g〜i)を得た。
【表】 実施例 10〜12 実施例1に記載のB液と合成岩絵具(黄茶緑、
ナカガワ胡粉株式会社製)とを、下記第3表に記
載の比率で用い、実施例2と同一操作を繰返し、
粒子径100μm以下の着色材分散液を得た。 これらを実施例1と同様に噴霧乾燥して本発明
の日本画用絵具(絵具試料j〜l)を得た。
【表】 〈試験例〉 上記各実施例で得られた本発明日本画用絵具試
料a〜lにつき、以下の試験を行なつた。 1 分散性 各試料絵具を等容積量の水で希釈し、得られる
液中の着色材粒子の分散状態を目視観察し、該分
散状態を4段階評価し、◎(優)、〇(良)、△
(可)及び×(不可)で判定する。 2 筆記性能 上記1)で調製した溶液につき、筆を用いて実
際の運筆具合(かすれ、にじみ、鮮明さ等)を調
べ上記1)と同様に4段階評価する。 3 固着性 上記1)で調製した溶液を、筆で塗布して風乾
後、乾燥塗膜上に指頭を軽くすべらせ、着色材が
指に付着する状態(粉落ち)を調べ、付着の全く
認められないものを◎(優)として同様に4段階
評価する。 4 塗膜の耐水性 上記3)と同様にして得られる塗膜の耐水性
を、JIS S6037に準じて試験し、同様にして4段
階評価する。 5 塗膜状態 上記4)と同様にして得られる塗膜について、
われや剥離が認められるか否かを観察し、われ及
び剥離の全く認められないものを◎(優)とし
て、同様に4段階評価する。 上記実施例3、8及び11で得た各本発明絵具試
料を代表例として、之等の各々につき得られた結
果を下記第4表に示す。 尚、第4表には、比較のため、従来より行なわ
れている手法、即ち、膠溶液を調製しこれに着色
材を手で混ぜ合わせる手法にて作成した絵具液試
料(各成分の配合量は各実施例に同じ、第4表で
は実施例3に対応するものを比較絵具c′、実施例
8に対応するものを比較絵具h′及び実施例11に対
応するものを比較絵具k′として示す)について同
様の試験を行なつた結果を併記する。
【表】 上記第4表より、本発明の日本画用絵具は、試
験された全ての項目において充分に優秀な性能を
発揮できるものであることが判る。 また、前記で試験された以外の、上記各実施例
で得られた本発明絵具も略々同様の優れた性質を
有するものであつた。 実施例 13〜15 水に膠を1〜2時間浸して膨潤させた後、55〜
60℃に加温し、防腐剤を加えて、混合することに
よつて下記組成の膠水溶液(D液)を調製した。 〈D液組成〉 膠 8.0部 水 1.5部 防腐剤 0.5部 次いで、D液にカーボンブラツク(カーボンブ
ラツク#100、三菱化成工業(株)製、平均粒子径
31μm)を下記第5表の各組成となるように加
え、卓上サンドミルを用いて30分間撹拌し、分散
粒子径を10μm以下として、着色材分散液を得
た。
【表】 得られた分散液を遠心形フリーズドライヤー
(RC−11型、ヤマト科学機器製)を用い、1Torr
の真空下で−5℃において、約4時間乾燥させ、
水分含有量1%以下の日本画用絵具を得た。 比較例1及び2 下記組成の各成分をデゾルバー式撹拌機を用い
て1時間撹拌することによつて、糊剤水溶液(E
液)を得た。 〈E液組成〉 アラビアゴム 4.0部 デキストリン(アミコール#16、日澱化学製)
4.0部 水 91.5部 防腐剤 0.5部 次いで、E液にカーボンブラツク(カーボンブ
ラツク#100)を下記第16表の組成となるように
加え、以下実施例13〜15と同様にして、粉末状絵
具を得た。
【表】 上記実施例13〜15並びに比較例1及び2で得た
絵具について、筆記性能、固着性、塗膜の耐水
性、及び保存安定性の試験を行なつた。結果を下
記第7表に示す。尚、保存安定性試験は以下の方
法によつて行なつた。 Γ 保存安定性 45℃の恒温装置中で1週間放置した後、絵具の
状態を目視観察し、異状のないものを〇とし、粒
子同志の融着が認められるものを×として評価し
た。
【表】 本発明の日本画用絵具は、日本画の描出に利用
して、上記の通り非常に優れた性能を発揮するこ
とは勿論のこと、特に水彩画に限定されることな
く、膠を固着材として利用する他の各種の絵画、
書道等の描出用絵具類や墨汁等にも応用でき、上
記優れた効果を奏し得るものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 日本画用着色材粒子表面の少なくとも一部が
    膠及び/又はゼラチンの乾燥被膜で被覆された微
    粉末からなり、固着機能を有することを特徴とす
    る日本画用絵具。 2 膠及び/又はゼラチンを含有する水溶液中
    に、日本画用着色材粉末を分散させ、分散液を低
    温乾燥又は噴霧乾燥することを特徴とする固着機
    能を有する日本画用絵具の製造方法。
JP29646185A 1985-12-24 1985-12-24 日本画用絵具 Granted JPS62149768A (ja)

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