JPS6329960B2 - - Google Patents
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- JPS6329960B2 JPS6329960B2 JP11798385A JP11798385A JPS6329960B2 JP S6329960 B2 JPS6329960 B2 JP S6329960B2 JP 11798385 A JP11798385 A JP 11798385A JP 11798385 A JP11798385 A JP 11798385A JP S6329960 B2 JPS6329960 B2 JP S6329960B2
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- Japan
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- preheating
- discharge lamp
- circuit
- current
- lighting
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は螢光ランプ、殺菌ランプなどのよう
な放電灯の点灯装置に関するものである。
な放電灯の点灯装置に関するものである。
この種の従来装置としては例えば実公昭44−
22705号に記載のものがあるが、これら放電灯の
点灯方式を大別するとグロースタータ方式、ラピ
ツドスタート方式、瞬時点灯方式の3つがある
が、この発明は回路の主要構成部分として放電灯
に点灯電圧を供給する点灯回路と、始動時に放電
灯のフイラメントを予熱するための点灯電圧より
も低い予熱電圧を供給する予熱回路とを有するラ
ピツドスタート類似の方式に関するものである。
第1図は従来ラピツドスタート用安定器に用いら
れる回路の一例であり、1は商用周波電源で電源
スイツチ2を介してトランスの1次巻線3に接続
される。4は大きな漏れリアクタンスを持つトラ
ンスの2次巻線で、進相コンデンサ5と共に放電
灯6に直列に接続され、放電灯6が負特性のため
に必要とする電流制御インピーダンスを形成す
る。ただしコンデンサ5は必ずしも必要でない。
コンデンサ5のないものは遅相点灯回路、あるも
のは進相点灯回路でどちらもその特徴を生かして
実用されている。7a,7bは放電灯のフイラメ
ント6a,6bを各々予熱するための予熱巻線で
一般には1次巻線3と密に結合されている。
22705号に記載のものがあるが、これら放電灯の
点灯方式を大別するとグロースタータ方式、ラピ
ツドスタート方式、瞬時点灯方式の3つがある
が、この発明は回路の主要構成部分として放電灯
に点灯電圧を供給する点灯回路と、始動時に放電
灯のフイラメントを予熱するための点灯電圧より
も低い予熱電圧を供給する予熱回路とを有するラ
ピツドスタート類似の方式に関するものである。
第1図は従来ラピツドスタート用安定器に用いら
れる回路の一例であり、1は商用周波電源で電源
スイツチ2を介してトランスの1次巻線3に接続
される。4は大きな漏れリアクタンスを持つトラ
ンスの2次巻線で、進相コンデンサ5と共に放電
灯6に直列に接続され、放電灯6が負特性のため
に必要とする電流制御インピーダンスを形成す
る。ただしコンデンサ5は必ずしも必要でない。
コンデンサ5のないものは遅相点灯回路、あるも
のは進相点灯回路でどちらもその特徴を生かして
実用されている。7a,7bは放電灯のフイラメ
ント6a,6bを各々予熱するための予熱巻線で
一般には1次巻線3と密に結合されている。
このように構成された回路においてスイツチ2
が投入されると、予熱巻線7a,7bには比較的
低い電圧(以下予熱電圧と呼ぶ)が誘起されフイ
ラメント6a,6bを予熱すると同時に、2次巻
線4にも電圧が誘起され、その電圧と電源電圧と
が加算された電圧(以下点灯電圧と呼ぶ)が放電
灯6の両端に印加される。しかし一般にはスイツ
チインと同時には点灯せず、フイラメント6a,
6bの温度が次第に上つて放電を開始するに必要
な電子放射が得られるようになつた所で点灯す
る。
が投入されると、予熱巻線7a,7bには比較的
低い電圧(以下予熱電圧と呼ぶ)が誘起されフイ
ラメント6a,6bを予熱すると同時に、2次巻
線4にも電圧が誘起され、その電圧と電源電圧と
が加算された電圧(以下点灯電圧と呼ぶ)が放電
灯6の両端に印加される。しかし一般にはスイツ
チインと同時には点灯せず、フイラメント6a,
6bの温度が次第に上つて放電を開始するに必要
な電子放射が得られるようになつた所で点灯す
る。
上記点灯電圧は実用に当つては周囲温度、電源
電圧等の変動や、安定器、ランプのバラツキ等を
考慮してやや高い目に選定される関係もあつて、
ソケツト部分の接触不良やフイラメントの断線等
で一方のフイラメント例えば6bが充分予熱され
なかつたり、あるいは放電灯6の寿命が尽きて一
方のフイラメント例えば6bが正常な放電を行う
だけの電子放射を持たなくなつたりしても点灯し
てしまう場合がある。
電圧等の変動や、安定器、ランプのバラツキ等を
考慮してやや高い目に選定される関係もあつて、
ソケツト部分の接触不良やフイラメントの断線等
で一方のフイラメント例えば6bが充分予熱され
なかつたり、あるいは放電灯6の寿命が尽きて一
方のフイラメント例えば6bが正常な放電を行う
だけの電子放射を持たなくなつたりしても点灯し
てしまう場合がある。
このような点灯が行われると次のような種々な
不具合が発生する。先ず接触不良の放電灯6が点
灯する場合には、接触不良側のフイラメント例え
ば6bは温度が全く上らない(予熱電流が流れな
い場合;以下完全接触不良と呼ぶ)か、多少上つ
た(予熱電流は流れるが所定値より少い場合;以
下不完全接触と呼ぶ)か、どちらもいわゆるコー
ルドスタートと呼ばれる状態で始動するため、始
動時に大量の電子放射物質が飛散され、短時間で
バルブ端部に激しい黒化が発生する。このような
放電灯は原因となつた接触状態を正常に戻しても
短寿命は免れない。このような接触不良による放
電灯の短寿命化はビル、工場等の大きな工事の初
期によく2%前後発生し経済的にも無視できな
い。次に寿命の尽きた放電灯が点灯してしまう場
合であるが、上記接触不良の場合は点灯が完了し
てしまうと短時間で正常な場合と殆んど異らない
放電になるのに対し、寿命の尽きた放電灯では点
灯後いつまでも放電灯電流或は放電灯電圧波形が
非対称で、それに関連して種々の問題が発生す
る。先ずコンデンサ5のない遅相点灯回路におい
てはこのような放電が行われると、電子放射の低
下した電極が陰極になる方向が逆方向であるよう
な整流器類似の動作を行い、半波整流されて直流
分を含んだ放電灯電流が流れる。2次巻線4の漏
れリアクタンスは直流分に対する制御能力がない
ので点灯電圧が或る値以上であると放電灯電流は
定格値よりも大きくなり安定器を過熱し時には焼
損する場合がある。次にコンデンサ5のある進相
点灯回路の場合であるが、この場合は電流に直流
分は生じないが電子放射の低下した電極が陽極の
向きでは放電灯6は順方向となるのでコンデンサ
5は点灯電圧のピーク値まで充電される。電源の
極性が変つて放電灯6の逆方向に電圧が印加され
るとその初期においては電流は殆んど流れない
が、点灯電圧の瞬時値とコンデンサ5の充電電圧
の和の電圧が印加されるので普通は或る値で放電
灯6は整流器の逆方向電圧破壊のようなガス放電
が行われコンデンサ5の放電電流が流れる。その
電流の立上りは一般に急峻なので2次巻線4には
電圧サージが発生し場合によつては巻線部分の絶
縁破壊から焼損に発展することがある。
不具合が発生する。先ず接触不良の放電灯6が点
灯する場合には、接触不良側のフイラメント例え
ば6bは温度が全く上らない(予熱電流が流れな
い場合;以下完全接触不良と呼ぶ)か、多少上つ
た(予熱電流は流れるが所定値より少い場合;以
下不完全接触と呼ぶ)か、どちらもいわゆるコー
ルドスタートと呼ばれる状態で始動するため、始
動時に大量の電子放射物質が飛散され、短時間で
バルブ端部に激しい黒化が発生する。このような
放電灯は原因となつた接触状態を正常に戻しても
短寿命は免れない。このような接触不良による放
電灯の短寿命化はビル、工場等の大きな工事の初
期によく2%前後発生し経済的にも無視できな
い。次に寿命の尽きた放電灯が点灯してしまう場
合であるが、上記接触不良の場合は点灯が完了し
てしまうと短時間で正常な場合と殆んど異らない
放電になるのに対し、寿命の尽きた放電灯では点
灯後いつまでも放電灯電流或は放電灯電圧波形が
非対称で、それに関連して種々の問題が発生す
る。先ずコンデンサ5のない遅相点灯回路におい
てはこのような放電が行われると、電子放射の低
下した電極が陰極になる方向が逆方向であるよう
な整流器類似の動作を行い、半波整流されて直流
分を含んだ放電灯電流が流れる。2次巻線4の漏
れリアクタンスは直流分に対する制御能力がない
ので点灯電圧が或る値以上であると放電灯電流は
定格値よりも大きくなり安定器を過熱し時には焼
損する場合がある。次にコンデンサ5のある進相
点灯回路の場合であるが、この場合は電流に直流
分は生じないが電子放射の低下した電極が陽極の
向きでは放電灯6は順方向となるのでコンデンサ
5は点灯電圧のピーク値まで充電される。電源の
極性が変つて放電灯6の逆方向に電圧が印加され
るとその初期においては電流は殆んど流れない
が、点灯電圧の瞬時値とコンデンサ5の充電電圧
の和の電圧が印加されるので普通は或る値で放電
灯6は整流器の逆方向電圧破壊のようなガス放電
が行われコンデンサ5の放電電流が流れる。その
電流の立上りは一般に急峻なので2次巻線4には
電圧サージが発生し場合によつては巻線部分の絶
縁破壊から焼損に発展することがある。
またこのような異常な点灯を続けると放電灯の
破壊を起すことがある。その現象を第2図によつ
て説明する。上記放電灯の逆方向電圧の大半は電
子放射の低下した電極の陰極降下として印加され
る。従つて、電子放射物質の損耗したフイラメン
ト6bおよびリード線8の先端は非常に高エネル
ギの水銀イオンの衝激を受け、大量の電極物質の
飛散を伴う放電を起し、場合によつてはフイラメ
ント6bが断線する場合もある。更に点灯が継続
されると放電を接続するための陰極部分としてフ
イラメント6bやリード線8の先端部のみでは不
充分となり、放電はリード線全面に拡がり、リー
ド線の根本など局部的に高温部ができるとその電
子放射により放電がその部分に集中し更に温度が
上つて来る。その結果第2図イに示したようなス
テム10にクラツク11が生じたり、図ロのよう
に変形或いは溶融した高温の電極構成金属がバル
ブ9に触れてクラツク11を生じ、バルブの破壊
に到る場合がある。この現象は放電灯電流の大き
なFLR110H、220EHや複写機用放電灯などで特
に起りやすい。上記放電灯の破壊は一般照明にお
いてはランプ落下による人身人故、複写機等の機
器においては可動部分の破壊等前記の安定器の焼
損事故と共に重大事故に繋りやすい。以上交流点
灯時の問題について述べたが接触不良による短寿
命の尽きたランプの破壊は直流点灯でも起り得
る。
破壊を起すことがある。その現象を第2図によつ
て説明する。上記放電灯の逆方向電圧の大半は電
子放射の低下した電極の陰極降下として印加され
る。従つて、電子放射物質の損耗したフイラメン
ト6bおよびリード線8の先端は非常に高エネル
ギの水銀イオンの衝激を受け、大量の電極物質の
飛散を伴う放電を起し、場合によつてはフイラメ
ント6bが断線する場合もある。更に点灯が継続
されると放電を接続するための陰極部分としてフ
イラメント6bやリード線8の先端部のみでは不
充分となり、放電はリード線全面に拡がり、リー
ド線の根本など局部的に高温部ができるとその電
子放射により放電がその部分に集中し更に温度が
上つて来る。その結果第2図イに示したようなス
テム10にクラツク11が生じたり、図ロのよう
に変形或いは溶融した高温の電極構成金属がバル
ブ9に触れてクラツク11を生じ、バルブの破壊
に到る場合がある。この現象は放電灯電流の大き
なFLR110H、220EHや複写機用放電灯などで特
に起りやすい。上記放電灯の破壊は一般照明にお
いてはランプ落下による人身人故、複写機等の機
器においては可動部分の破壊等前記の安定器の焼
損事故と共に重大事故に繋りやすい。以上交流点
灯時の問題について述べたが接触不良による短寿
命の尽きたランプの破壊は直流点灯でも起り得
る。
この発明は上記接触不良による放電灯の短寿命
化および寿命の尽きた放電灯が異常点灯すること
によつて起こる上記各種事故を防止し、かつこの
様な事態の発生を減少させるため、フイラメント
の予熱状態を検知し、さらにこの予熱を行つた後
に点灯させることを目的とするものである。
化および寿命の尽きた放電灯が異常点灯すること
によつて起こる上記各種事故を防止し、かつこの
様な事態の発生を減少させるため、フイラメント
の予熱状態を検知し、さらにこの予熱を行つた後
に点灯させることを目的とするものである。
第3図はこの発明に用いられる予熱応動装置の
基本概念を示すもので第1図と同じ符号は、第1
図に示された従来の安定器回路と全く同一のもの
である。即トランスの1次巻線3と2次巻線4と
を含み点灯電圧を放電灯6に供給する点灯回路
と、予熱巻線7a,7bから予熱電圧をフイラメ
ント6a,6bに供給する予熱回路とを備えてい
る。
基本概念を示すもので第1図と同じ符号は、第1
図に示された従来の安定器回路と全く同一のもの
である。即トランスの1次巻線3と2次巻線4と
を含み点灯電圧を放電灯6に供給する点灯回路
と、予熱巻線7a,7bから予熱電圧をフイラメ
ント6a,6bに供給する予熱回路とを備えてい
る。
図において12a,12bは予熱回路に挿入ま
たは結合された予熱検出装置14の検出部であ
る。13は上記検出部12a,12bからの信号
を受けて、点灯回路に放電灯6と直列に接続され
たスイツチ装置15を動作させる、予熱検出装置
14の出力部である。上記予熱検出装置14とス
イツチ装置15とにより構成されたものを予熱応
動装置16と呼ぶことにする。
たは結合された予熱検出装置14の検出部であ
る。13は上記検出部12a,12bからの信号
を受けて、点灯回路に放電灯6と直列に接続され
たスイツチ装置15を動作させる、予熱検出装置
14の出力部である。上記予熱検出装置14とス
イツチ装置15とにより構成されたものを予熱応
動装置16と呼ぶことにする。
次にこの回路の動作について説明する。第3図
においてスイツチ2を投入すると予熱巻線7a,
7bには所定の予熱電圧が誘起されフイラメント
6a,6bが正常な状態にあれば、所定の予熱電
流が流れる。今予熱状態を代表する物理量を予熱
電流とし、それを検出するのに検出部12a,1
2bとして変流器と整流、平滑回路を用いるもの
とする。今フイラメントの予熱状態が正常ならば
検出部12a,12bの出力端子A,Bには検出
信号として各々第4図イに示したような直流信号
が発生する。出力部13として論理積を生ずるも
の、例えば集積回路を使用する場合にはNAND
回路とその信号を反転するNOT回路を使用する
とその出力端子Cにも第4図イのような直流信号
が発生する。この信号をスイツチ装置15の入力
端子、例えばトライアツクのゲートまたはトラン
ジスタのベースに入れてやるとスイツチ装置15
は閉状態となり、放電灯6には点灯電圧が印加さ
れ点灯する。次にフイラメント6aは正常な予熱
状態にあるが、フイラメント6bは完全接触不良
や断線で予熱電流が流れないような異常状態にあ
るとすると第4図ロに示したように端子Aにのみ
直流信号が発生し端子Bには信号が発生しない。
この場合にはNAND回路には信号が発生し、
NOT回路の出力端子Cには図に示したように信
号が発生せずスイツチ装置15は開いたままなの
で、点灯電圧は放電灯6に印加されず点灯しな
い。またフイラメント6a,6bとも予熱されな
い場合も出力端子Cには信号が発生せず放電灯6
は点灯しない。また出力部13はスイツチ装置1
5の入力信号に適するように波形整形の機能を持
たせることもあるし、端子A,Bからの信号のレ
ベル検出機能を持たせることもある。
においてスイツチ2を投入すると予熱巻線7a,
7bには所定の予熱電圧が誘起されフイラメント
6a,6bが正常な状態にあれば、所定の予熱電
流が流れる。今予熱状態を代表する物理量を予熱
電流とし、それを検出するのに検出部12a,1
2bとして変流器と整流、平滑回路を用いるもの
とする。今フイラメントの予熱状態が正常ならば
検出部12a,12bの出力端子A,Bには検出
信号として各々第4図イに示したような直流信号
が発生する。出力部13として論理積を生ずるも
の、例えば集積回路を使用する場合にはNAND
回路とその信号を反転するNOT回路を使用する
とその出力端子Cにも第4図イのような直流信号
が発生する。この信号をスイツチ装置15の入力
端子、例えばトライアツクのゲートまたはトラン
ジスタのベースに入れてやるとスイツチ装置15
は閉状態となり、放電灯6には点灯電圧が印加さ
れ点灯する。次にフイラメント6aは正常な予熱
状態にあるが、フイラメント6bは完全接触不良
や断線で予熱電流が流れないような異常状態にあ
るとすると第4図ロに示したように端子Aにのみ
直流信号が発生し端子Bには信号が発生しない。
この場合にはNAND回路には信号が発生し、
NOT回路の出力端子Cには図に示したように信
号が発生せずスイツチ装置15は開いたままなの
で、点灯電圧は放電灯6に印加されず点灯しな
い。またフイラメント6a,6bとも予熱されな
い場合も出力端子Cには信号が発生せず放電灯6
は点灯しない。また出力部13はスイツチ装置1
5の入力信号に適するように波形整形の機能を持
たせることもあるし、端子A,Bからの信号のレ
ベル検出機能を持たせることもある。
上記説明においては簡単のため予熱電流の流れ
ない場合について述べたが、多少とも予熱電流の
流れる不完全接触や、寿命の尽きたフイラメント
の予熱状態の異常も検出することは可能である。
第5図はフイラメントに予熱電流が流れ始めてか
ら、温度が上つて定常状態に達するまでの過度状
態を示すもので、正常なフイラメントの状態変化
は曲線Nで、電子放射物質の損耗し尽したフイラ
メントの状態変化は曲線Mとして比較して示して
いる。ここで図イは定電流で予熱した場合のフイ
ラメントの端子電圧の変化を示したものであり、
図ロは定電圧で予熱した場合の予熱電流の変化を
示したものである。図ロに見られるように電子放
射物質の損耗し尽したフイラメントは同一電流に
対して正常なものより温度が上りやすく、抵抗も
大きくなるので定常状態に達した時の電流IMは正
常なものの電流INよりも小さくなる。従つてフイ
ラメント6aが正常で6bが電子放射物質の損耗
し尽した放電灯6の予熱電流を、上記変流器と整
流、平滑回路よりなる検出部12a,12bで検
出すると、第4図ハに示したように端子Aには所
定の直流信号が発生するが端子Bの信号は小さく
なる(図では過渡状態は簡単のため省略してい
る)。またフイラメント6bが不完全接触の場合
も予熱電流が所定値より小さいため同じような信
号になる。従つて、例えば論理積を生ずる出力部
13の前段にツエナーダイオードやSSS或はシユ
ミツト回路のように或る設定値以上では信号を発
生し、以下では信号を発生しないレベル検出回路
を設けておけば上記完全接触不良の場合と全く同
じに不完全接触や寿命の尽きたフイラメントを検
出してスイツチ装置15を動作させず、放電灯6
に点灯電圧を印加させないことが可能である。
ない場合について述べたが、多少とも予熱電流の
流れる不完全接触や、寿命の尽きたフイラメント
の予熱状態の異常も検出することは可能である。
第5図はフイラメントに予熱電流が流れ始めてか
ら、温度が上つて定常状態に達するまでの過度状
態を示すもので、正常なフイラメントの状態変化
は曲線Nで、電子放射物質の損耗し尽したフイラ
メントの状態変化は曲線Mとして比較して示して
いる。ここで図イは定電流で予熱した場合のフイ
ラメントの端子電圧の変化を示したものであり、
図ロは定電圧で予熱した場合の予熱電流の変化を
示したものである。図ロに見られるように電子放
射物質の損耗し尽したフイラメントは同一電流に
対して正常なものより温度が上りやすく、抵抗も
大きくなるので定常状態に達した時の電流IMは正
常なものの電流INよりも小さくなる。従つてフイ
ラメント6aが正常で6bが電子放射物質の損耗
し尽した放電灯6の予熱電流を、上記変流器と整
流、平滑回路よりなる検出部12a,12bで検
出すると、第4図ハに示したように端子Aには所
定の直流信号が発生するが端子Bの信号は小さく
なる(図では過渡状態は簡単のため省略してい
る)。またフイラメント6bが不完全接触の場合
も予熱電流が所定値より小さいため同じような信
号になる。従つて、例えば論理積を生ずる出力部
13の前段にツエナーダイオードやSSS或はシユ
ミツト回路のように或る設定値以上では信号を発
生し、以下では信号を発生しないレベル検出回路
を設けておけば上記完全接触不良の場合と全く同
じに不完全接触や寿命の尽きたフイラメントを検
出してスイツチ装置15を動作させず、放電灯6
に点灯電圧を印加させないことが可能である。
今迄述べた例はスイツチ装置15が放電灯6と
直列に接続された場合であるが、予熱状態が正常
な時に放電灯6に点灯電圧を供給するという点か
らすれば第3図の接続点GとDの間、即ち放電灯
6と並列にスイツチ装置15が接続されても良
い。この場合予熱状態が正常の時にはスイツチ装
置15が開の状態になるようにしておけば放電灯
6には点灯電圧が供給されて点灯し、異常時には
閉になるようにしておけば放電灯6は短絡される
ため点灯電圧は印加されず点灯しない。このよう
な動作を行わさる具体的な装置としては例えば第
3図類似の回路で予熱検出装置14の出力部13
としてNAND回路のみを用いれば良い。また接
続点FとDの間に接続しても全く同じである。更
に接続点FとEとの間に接続しても良い。この場
合はスイツチ装置15が閉の状態になると大きな
漏れリアクタンスを有するトランスの2次巻線4
を短絡するため、点灯電圧よりも相当低い電源電
圧のみが放電灯6に印加されることとなり一般に
は点灯しない。この接続は他のどの接続よりもス
イツチ装置15の遮断電圧が低くてすむという利
点がある。又上記並列接続の場合はいずれも異常
時にのみスイツチ装置15が動作するのでスイツ
チ装置15として比較的信頼性の低い安価なもの
が使用できる。
直列に接続された場合であるが、予熱状態が正常
な時に放電灯6に点灯電圧を供給するという点か
らすれば第3図の接続点GとDの間、即ち放電灯
6と並列にスイツチ装置15が接続されても良
い。この場合予熱状態が正常の時にはスイツチ装
置15が開の状態になるようにしておけば放電灯
6には点灯電圧が供給されて点灯し、異常時には
閉になるようにしておけば放電灯6は短絡される
ため点灯電圧は印加されず点灯しない。このよう
な動作を行わさる具体的な装置としては例えば第
3図類似の回路で予熱検出装置14の出力部13
としてNAND回路のみを用いれば良い。また接
続点FとDの間に接続しても全く同じである。更
に接続点FとEとの間に接続しても良い。この場
合はスイツチ装置15が閉の状態になると大きな
漏れリアクタンスを有するトランスの2次巻線4
を短絡するため、点灯電圧よりも相当低い電源電
圧のみが放電灯6に印加されることとなり一般に
は点灯しない。この接続は他のどの接続よりもス
イツチ装置15の遮断電圧が低くてすむという利
点がある。又上記並列接続の場合はいずれも異常
時にのみスイツチ装置15が動作するのでスイツ
チ装置15として比較的信頼性の低い安価なもの
が使用できる。
以上述べた例はすべて1灯用に関するものであ
つたが2灯以上の複数箇の放電灯の点灯装置につ
いても、1灯用の場合と殆んど同じにこの発明を
適用することができる。
つたが2灯以上の複数箇の放電灯の点灯装置につ
いても、1灯用の場合と殆んど同じにこの発明を
適用することができる。
第6図は2灯直列点灯に対する予熱応動装置の
適用についての基本概念を示す回路図であり、1
〜16は第3図と全く同一のものである。ただ異
なるのは放電灯6と直列にもう1本の放電灯20
が接続され、それに伴つて2本の放電灯6,20
の、点灯回路から見て同電位に接続されるフイラ
メント6b,20aが同一の予熱巻線7abによ
り予熱され、その回路の検出部12abが1個で
ある点と、出力部13が3入力のAND回路にな
つている点のみである。勿論フイラメント6b,
20aを別個の予熱巻線で予熱しても良いし、後
述する表示装置を設ける場合などはその方が好ま
しいが、一般には同一巻線で予熱する方が経済的
である。ただここでやや注意すべきは同一巻線で
予熱するにはフイラメント6b,20aを直列に
接続する方法と並列に接続する方法と2通りがあ
る点で、直列の場合は予熱電流が、並列の場合は
予熱電圧が他の予熱回路と同じに選ばれるがこれ
は検出の仕方により適宜選定すべきである。以上
述べたことは並列点灯或は2灯を越える多灯点灯
にもそのまま適用できる。
適用についての基本概念を示す回路図であり、1
〜16は第3図と全く同一のものである。ただ異
なるのは放電灯6と直列にもう1本の放電灯20
が接続され、それに伴つて2本の放電灯6,20
の、点灯回路から見て同電位に接続されるフイラ
メント6b,20aが同一の予熱巻線7abによ
り予熱され、その回路の検出部12abが1個で
ある点と、出力部13が3入力のAND回路にな
つている点のみである。勿論フイラメント6b,
20aを別個の予熱巻線で予熱しても良いし、後
述する表示装置を設ける場合などはその方が好ま
しいが、一般には同一巻線で予熱する方が経済的
である。ただここでやや注意すべきは同一巻線で
予熱するにはフイラメント6b,20aを直列に
接続する方法と並列に接続する方法と2通りがあ
る点で、直列の場合は予熱電流が、並列の場合は
予熱電圧が他の予熱回路と同じに選ばれるがこれ
は検出の仕方により適宜選定すべきである。以上
述べたことは並列点灯或は2灯を越える多灯点灯
にもそのまま適用できる。
また以上述べた例はすべて商用周波の交流点灯
に関するものであるが、この原理が高周波点灯或
は直流点灯にも適用できることは後述する。
に関するものであるが、この原理が高周波点灯或
は直流点灯にも適用できることは後述する。
また更に以上述べた基本概念例の予熱状態を代
表する物理量はすべて予熱電流であつたが、その
外にもフイラメントの端子電圧、予熱時にフイラ
メントから発生する熱、放射等種々のものがあ
る。
表する物理量はすべて予熱電流であつたが、その
外にもフイラメントの端子電圧、予熱時にフイラ
メントから発生する熱、放射等種々のものがあ
る。
次に今迄述べた基本概念例と異なる基本概念例
について述べる。前述したように接触不良でも点
灯した放電灯は点灯後短時間で殆んど正常な放電
となり、明るさも正常なものと変らないので端部
の黒化が相当進展するまで発見できず、発見した
時は寿命が相当低下しているということになるの
で、これを早期に発見して接触を正常にしてやる
ことは非常に意義のあることである。また第6図
に示したような多灯直列回路では1灯が寿命が尽
きるか、接触不良などで点灯しない場合にはすべ
ての放電灯が点灯しないのでどの放電灯が悪いか
判らず放電灯の交換に手間を要する。従つて上記
不良箇所が表示されれば保守の上で非常に便利で
ある。各フイラメントの予熱状態を代表する物理
量を必ず検出するので、それに応動する表示装置
を予熱応動装置16内に設けることは極めて容易
である。例えば第3図21a,21bは検出部1
2a,12bの出力側に設けられた表示装置であ
り、例えば発光ダイオードを使用すれば、前記直
流出力信号で直接発光表示させることができ、極
めて安価小型なものが実現できる。しかし表示装
置としては上記発光ダイオードに限定するもので
はなく予熱回路に接続された小型電球、前記変流
器の検出電圧を昇圧した回路に接続されたネオン
放電管、前記リレーに他の接点を設けそれを利用
した独立した回路に接続された各種表示素子、或
は不良箇所を択一的に表示する表示放電管等種々
な変形が考えられる。また用途に応じては上記表
示装置はブザー等による警報装置の方が好ましい
場合もあり得る。
について述べる。前述したように接触不良でも点
灯した放電灯は点灯後短時間で殆んど正常な放電
となり、明るさも正常なものと変らないので端部
の黒化が相当進展するまで発見できず、発見した
時は寿命が相当低下しているということになるの
で、これを早期に発見して接触を正常にしてやる
ことは非常に意義のあることである。また第6図
に示したような多灯直列回路では1灯が寿命が尽
きるか、接触不良などで点灯しない場合にはすべ
ての放電灯が点灯しないのでどの放電灯が悪いか
判らず放電灯の交換に手間を要する。従つて上記
不良箇所が表示されれば保守の上で非常に便利で
ある。各フイラメントの予熱状態を代表する物理
量を必ず検出するので、それに応動する表示装置
を予熱応動装置16内に設けることは極めて容易
である。例えば第3図21a,21bは検出部1
2a,12bの出力側に設けられた表示装置であ
り、例えば発光ダイオードを使用すれば、前記直
流出力信号で直接発光表示させることができ、極
めて安価小型なものが実現できる。しかし表示装
置としては上記発光ダイオードに限定するもので
はなく予熱回路に接続された小型電球、前記変流
器の検出電圧を昇圧した回路に接続されたネオン
放電管、前記リレーに他の接点を設けそれを利用
した独立した回路に接続された各種表示素子、或
は不良箇所を択一的に表示する表示放電管等種々
な変形が考えられる。また用途に応じては上記表
示装置はブザー等による警報装置の方が好ましい
場合もあり得る。
次に更に異つた基本概念例について述べる。今
迄述べた例は商用周波交流に関するものであつた
が、この発明を高周波の場合に適用するとその効
果は一段と大きくなる。その第1の要因は、その
原因は余り明確ではないが、商用周波においては
前記接触不良や寿命の尽きた放電灯が点灯してし
まう率はそれ程高いものではないが、高周波では
その率が非常に高いと云うことである。また第2
の要因としては商用周波においては寿命の尽きた
放電灯が点灯した場合放電灯電流は一般には定格
電流よりも低く、安定器の焼損やランプの破壊を
起す率は非常に低いものであるが高周波において
は寿命の尽きた放電灯の電流は定格電流と殆んど
変らず安定器の焼損やランプの破壊を起す率は相
当高いものになると云うことである。更に第3の
要因は上記放電灯電流或いは電圧波形が非対称で
あるために、インバータのような高周波を発生さ
せる装置が誤動作を起す場合があり得ると云うこ
とである。更に高周波においてはインピーダン
ス、トランス、変流器等の部品が一般に安価小型
になり、もともと相当高価である高周波の発生装
置にこの発明による装置を附加しても、経済的或
いは寸法、重量的に余り負担にはならない。この
ことも高周波におけるこの発明の適用が商用周波
の場合より有効であることの一要因となる。高周
波の場合に適用した基本概念例を第7図に示す。
図において22は整流装置で、電源1が直流の場
合は不要である。23はインバータのような高周
波発生装置で、普通安定器がその一部を構成する
場合が多いのでそれを含めて表示することにす
る。また24は予熱トランスの1次巻線で第3図
等では点灯回路用トランスの1次巻線と兼用させ
符号3で示したものである。25は予熱回路用の
高周波発生装置である。ここでは予熱回路と点灯
回路とが別個の場合を示したが、予熱回路を高周
波発生装置23中に設置する場合もある。その他
図示した構成要素2〜16は第3図と全く同一の
もので、その機能、動作も全く同じである。また
スイツチ装置15の接続箇所は整流装置22の出
力側でもよいし、第3図に関して前記したように
高周波発生装置23の出力側の種々な位置、例え
ば放電灯6と並列等も可能である。
迄述べた例は商用周波交流に関するものであつた
が、この発明を高周波の場合に適用するとその効
果は一段と大きくなる。その第1の要因は、その
原因は余り明確ではないが、商用周波においては
前記接触不良や寿命の尽きた放電灯が点灯してし
まう率はそれ程高いものではないが、高周波では
その率が非常に高いと云うことである。また第2
の要因としては商用周波においては寿命の尽きた
放電灯が点灯した場合放電灯電流は一般には定格
電流よりも低く、安定器の焼損やランプの破壊を
起す率は非常に低いものであるが高周波において
は寿命の尽きた放電灯の電流は定格電流と殆んど
変らず安定器の焼損やランプの破壊を起す率は相
当高いものになると云うことである。更に第3の
要因は上記放電灯電流或いは電圧波形が非対称で
あるために、インバータのような高周波を発生さ
せる装置が誤動作を起す場合があり得ると云うこ
とである。更に高周波においてはインピーダン
ス、トランス、変流器等の部品が一般に安価小型
になり、もともと相当高価である高周波の発生装
置にこの発明による装置を附加しても、経済的或
いは寸法、重量的に余り負担にはならない。この
ことも高周波におけるこの発明の適用が商用周波
の場合より有効であることの一要因となる。高周
波の場合に適用した基本概念例を第7図に示す。
図において22は整流装置で、電源1が直流の場
合は不要である。23はインバータのような高周
波発生装置で、普通安定器がその一部を構成する
場合が多いのでそれを含めて表示することにす
る。また24は予熱トランスの1次巻線で第3図
等では点灯回路用トランスの1次巻線と兼用させ
符号3で示したものである。25は予熱回路用の
高周波発生装置である。ここでは予熱回路と点灯
回路とが別個の場合を示したが、予熱回路を高周
波発生装置23中に設置する場合もある。その他
図示した構成要素2〜16は第3図と全く同一の
もので、その機能、動作も全く同じである。また
スイツチ装置15の接続箇所は整流装置22の出
力側でもよいし、第3図に関して前記したように
高周波発生装置23の出力側の種々な位置、例え
ば放電灯6と並列等も可能である。
次にもう一つの異つた基本概念例について述べ
る。第1図に示した従来の安定器では予熱電圧と
点灯電圧とが同時に印加され、フイラメント6
a,6bが放電開始に必要な最小の電子放射を与
える温度に達した時放電を開始するが、一般にグ
ロー放電、異状グロー放電、アーク放電の過程を
通過し、その間相当量の電子放射物質が飛散損耗
され、これは点灯中に主として熱蒸発で失われる
量よりも相当大きい。従つてフイラメント6a,
6bが適度に予熱されてから点灯電圧を印加する
と、放電灯の寿命が非常に延長されることが期待
される。このことは次の実験により確かめられ
た。10秒点灯2分50秒消灯の点減寿命試験におい
て、けい光ランプFLR40Sでは1秒、FLR110H
では1.5秒の遅延を持たせることにより、遅延の
ない場合2〜5万回程度の点減寿命が50万回以上
に延長された。この発明は予熱状態の正常、異常
を検出して正常な時に点灯電圧を印加するもので
あるから上記思想を適用するのに最も具合の良い
装置である。しかし一般には第3図に関して述べ
た構成要素のみでは予熱開始の時点とスイツチ装
置15の動作開始の時点との時間間隔が上記実験
例に示された好ましい遅延時間より相当短いの
で、例えばスイツチ装置15の入力回路中に遅延
回路を設けるなどの必要がある。上記遅延機能を
付与する方法には種々のものがあり、例えば予熱
検出装置14の出力部13または検出部12に設
けた遅延回路、スイツチ装置15として遅延リレ
ーを用いるなどが考えられる。しかし後述するよ
うに、検出物理量の積分値を用いたりする場合な
どのように検出信号自身が適当な遅延を持つてい
る場合は特に別の装置を付加する必要はない。
る。第1図に示した従来の安定器では予熱電圧と
点灯電圧とが同時に印加され、フイラメント6
a,6bが放電開始に必要な最小の電子放射を与
える温度に達した時放電を開始するが、一般にグ
ロー放電、異状グロー放電、アーク放電の過程を
通過し、その間相当量の電子放射物質が飛散損耗
され、これは点灯中に主として熱蒸発で失われる
量よりも相当大きい。従つてフイラメント6a,
6bが適度に予熱されてから点灯電圧を印加する
と、放電灯の寿命が非常に延長されることが期待
される。このことは次の実験により確かめられ
た。10秒点灯2分50秒消灯の点減寿命試験におい
て、けい光ランプFLR40Sでは1秒、FLR110H
では1.5秒の遅延を持たせることにより、遅延の
ない場合2〜5万回程度の点減寿命が50万回以上
に延長された。この発明は予熱状態の正常、異常
を検出して正常な時に点灯電圧を印加するもので
あるから上記思想を適用するのに最も具合の良い
装置である。しかし一般には第3図に関して述べ
た構成要素のみでは予熱開始の時点とスイツチ装
置15の動作開始の時点との時間間隔が上記実験
例に示された好ましい遅延時間より相当短いの
で、例えばスイツチ装置15の入力回路中に遅延
回路を設けるなどの必要がある。上記遅延機能を
付与する方法には種々のものがあり、例えば予熱
検出装置14の出力部13または検出部12に設
けた遅延回路、スイツチ装置15として遅延リレ
ーを用いるなどが考えられる。しかし後述するよ
うに、検出物理量の積分値を用いたりする場合な
どのように検出信号自身が適当な遅延を持つてい
る場合は特に別の装置を付加する必要はない。
次にこの発明の予熱状態を代表する物理量を予
熱電流とし、予熱トランスの1次電流を検出する
が、励磁電流の影響を受けないこの発明の実施例
を示す。
熱電流とし、予熱トランスの1次電流を検出する
が、励磁電流の影響を受けないこの発明の実施例
を示す。
第8図はその実施例を示すもので、その回路図
イの抵抗36は電流検出用抵抗である。この図に
おいて1〜7は第1図の従来の遅相安定器と同じ
である。抵抗36はその1次回路に挿入されてい
るのでそれには1次電流が流れる。この回路で従
来例と異なるのは各予熱回路にダイオード37
a,37bが挿入されている点で、その向きは一
対のフイラメント、この場合は6a,6bの各々
を流れる半波の予熱電流が互に異なるサイクルに
なるように配置されている。すなわち図ロbに示
した1次負荷電流のハツチされた部分は例えばフ
イラメント6aを流れる半波予熱電流に対応する
ものであり、ハツチのない部分はフイラメント6
bの半波予熱電流によるものである。この関係が
保たれる限り以下の説明はそのまま多灯用の場合
にも適用される。予熱状態が正常な場合は図ロc
のように予熱時の1次電流はほぼ正弦波になる
が、一方のフイラメント6bに電流が流れない場
合は図bのハツチしない部分の電流が流れないの
で図dのように1次電流すなわち抵抗36の端子
電圧は直流分を含んだ歪波になる。平滑回路38
のコンデンサ381には、予熱状態が正常であれ
ば、正負が略対称な電圧が印加されており、積分
回路を構成する抵抗382とコンデンサ383の
時定数が、電源1の周期よりかなり長ければ、コ
ンデンサ383の端子電圧は上昇しない。ところ
が、フイラメント6bに電流が流れない場合は、
抵抗3bの端子電圧が直流分を含むので、コンデ
ンサ381の端子電圧も直流分を含み、積分回路
のコンデンサ383は、徐々に電圧が上昇し、遂
に、全波整流回路39の出力電圧により、サイリ
スタ40はトリガされる。この場合予熱回路が2
箇以上でも、また励磁電流がいくら大きくても1
箇のフイラメントに電流が流れない場合には回路
の設計で決まる一定の直流電圧が含まれる。ただ
しフイラメント6bが正常でフイラメント6aに
電流が流れない場合は直流の極性が反対になるの
で、抵抗36の端子電圧を平滑回路38を通して
ほぼ直流分のみを取出した後、全波整流形整流回
路39でその向きを揃えてやれば、異常時にのみ
発生する直流の予熱検出信号が得られる。勿論上
記平滑回路38は整流回路39の出力側にあつて
も良い。この場合は、積分回路のコンデンサ38
3に相当する部分の端子電圧が正常な予熱の状態
で誤まつてサイリスタ40をトリガすることを確
実に防止するには、コンデンサ383に相当する
部分にさらに並列に放電抵抗を接続すればよい。
一例として図イのようにその信号をサイリスタ4
0のゲート41に入れてやれば、そのアノード回
路に接続されたリレー巻線42によりスイツチ装
置この場合はリレー接点15を閉じることができ
る。この図では安定器の2次巻線4を短絡する場
合を図示した。この実施例では予熱時の異常のみ
でなく、点灯中に一方のフイラメント例えば6b
が正常な放電を維持するだけの電子放射が得られ
なくなつた場合、点灯が持続されるとその1次負
荷電流には直流分が含まれてくるので、上記の場
合と同じようにその直流分を検出して2次巻線4
は短絡され放電灯6は消灯し安定器の焼損その他
の事故が防止されるという利点がある。またこの
図では2次巻線4の短絡回路に接続された電球4
3と、サイリスタ40のゲート回路に挿入された
発光ダイオード44を、異常の表示装置21の例
として図示した。
イの抵抗36は電流検出用抵抗である。この図に
おいて1〜7は第1図の従来の遅相安定器と同じ
である。抵抗36はその1次回路に挿入されてい
るのでそれには1次電流が流れる。この回路で従
来例と異なるのは各予熱回路にダイオード37
a,37bが挿入されている点で、その向きは一
対のフイラメント、この場合は6a,6bの各々
を流れる半波の予熱電流が互に異なるサイクルに
なるように配置されている。すなわち図ロbに示
した1次負荷電流のハツチされた部分は例えばフ
イラメント6aを流れる半波予熱電流に対応する
ものであり、ハツチのない部分はフイラメント6
bの半波予熱電流によるものである。この関係が
保たれる限り以下の説明はそのまま多灯用の場合
にも適用される。予熱状態が正常な場合は図ロc
のように予熱時の1次電流はほぼ正弦波になる
が、一方のフイラメント6bに電流が流れない場
合は図bのハツチしない部分の電流が流れないの
で図dのように1次電流すなわち抵抗36の端子
電圧は直流分を含んだ歪波になる。平滑回路38
のコンデンサ381には、予熱状態が正常であれ
ば、正負が略対称な電圧が印加されており、積分
回路を構成する抵抗382とコンデンサ383の
時定数が、電源1の周期よりかなり長ければ、コ
ンデンサ383の端子電圧は上昇しない。ところ
が、フイラメント6bに電流が流れない場合は、
抵抗3bの端子電圧が直流分を含むので、コンデ
ンサ381の端子電圧も直流分を含み、積分回路
のコンデンサ383は、徐々に電圧が上昇し、遂
に、全波整流回路39の出力電圧により、サイリ
スタ40はトリガされる。この場合予熱回路が2
箇以上でも、また励磁電流がいくら大きくても1
箇のフイラメントに電流が流れない場合には回路
の設計で決まる一定の直流電圧が含まれる。ただ
しフイラメント6bが正常でフイラメント6aに
電流が流れない場合は直流の極性が反対になるの
で、抵抗36の端子電圧を平滑回路38を通して
ほぼ直流分のみを取出した後、全波整流形整流回
路39でその向きを揃えてやれば、異常時にのみ
発生する直流の予熱検出信号が得られる。勿論上
記平滑回路38は整流回路39の出力側にあつて
も良い。この場合は、積分回路のコンデンサ38
3に相当する部分の端子電圧が正常な予熱の状態
で誤まつてサイリスタ40をトリガすることを確
実に防止するには、コンデンサ383に相当する
部分にさらに並列に放電抵抗を接続すればよい。
一例として図イのようにその信号をサイリスタ4
0のゲート41に入れてやれば、そのアノード回
路に接続されたリレー巻線42によりスイツチ装
置この場合はリレー接点15を閉じることができ
る。この図では安定器の2次巻線4を短絡する場
合を図示した。この実施例では予熱時の異常のみ
でなく、点灯中に一方のフイラメント例えば6b
が正常な放電を維持するだけの電子放射が得られ
なくなつた場合、点灯が持続されるとその1次負
荷電流には直流分が含まれてくるので、上記の場
合と同じようにその直流分を検出して2次巻線4
は短絡され放電灯6は消灯し安定器の焼損その他
の事故が防止されるという利点がある。またこの
図では2次巻線4の短絡回路に接続された電球4
3と、サイリスタ40のゲート回路に挿入された
発光ダイオード44を、異常の表示装置21の例
として図示した。
また電流検出用の抵抗は予熱回路に挿入されて
も良い。その場合は表示装置としての電球と兼用
さすことができるし、直流予熱の場合直接予熱電
流の定常値を検出するにはその方法に限られる。
も良い。その場合は表示装置としての電球と兼用
さすことができるし、直流予熱の場合直接予熱電
流の定常値を検出するにはその方法に限られる。
また交流点灯の場合は上記電流検出用抵抗の代
りにインダクタンスまたはキヤパシタンスのよう
なインピーダンスを用いることもできる。
りにインダクタンスまたはキヤパシタンスのよう
なインピーダンスを用いることもできる。
ここで、第8図に示されたこの発明の実施例の
効果について述べると、 a 予熱トランスの1次側で電流検出を行なうの
で、複数の予熱回路に対し検出手段は1個で済
む。
効果について述べると、 a 予熱トランスの1次側で電流検出を行なうの
で、複数の予熱回路に対し検出手段は1個で済
む。
b 各フイラメントには、半波の予熱電流を流す
が、予熱トランス全体としては、バランスした
負荷であり、予熱トランスの容量を増加させず
に済む。
が、予熱トランス全体としては、バランスした
負荷であり、予熱トランスの容量を増加させず
に済む。
c 予熱トランスの1次側の電流を、トランスの
励磁電流成分と、フイラメントに電流を流すこ
とにより流れる予熱電流成分との相違を利用す
ることにより、放電灯の片側のフイラメントに
電流が流れていないことを確実に検出できる。
励磁電流成分と、フイラメントに電流を流すこ
とにより流れる予熱電流成分との相違を利用す
ることにより、放電灯の片側のフイラメントに
電流が流れていないことを確実に検出できる。
この発明ではトランスの1次側巻線電流を検出
し、この電流のうち、変圧器の励磁電流成分と、
予熱回路側に流れる電流による成分とに応じた出
力信号に基き点灯電圧を放電灯に供給させるよう
に構成したので、放電灯の長寿命化が図れ、また
接触不良の放電灯の早期黒化や短寿命、または寿
命の尽きた放電灯が異常点灯を続けることにより
起こる放電灯の破壊、安定器の故障焼損を防止す
ることができる。しかも、予熱トランスの小容量
化が図れる。
し、この電流のうち、変圧器の励磁電流成分と、
予熱回路側に流れる電流による成分とに応じた出
力信号に基き点灯電圧を放電灯に供給させるよう
に構成したので、放電灯の長寿命化が図れ、また
接触不良の放電灯の早期黒化や短寿命、または寿
命の尽きた放電灯が異常点灯を続けることにより
起こる放電灯の破壊、安定器の故障焼損を防止す
ることができる。しかも、予熱トランスの小容量
化が図れる。
第1図は従来の点灯装置の回路図、第2図は従
来の装置で起こる放電灯破壊の説明図、第3図お
よび第4図は各々この発明に用いられる予熱応動
装置の一例を示す回路図およびその説明図、第5
図はフイラメントのヒートアツプの際の特性図、
第6図は多灯使用の場合における予熱応動装置の
一例を示す回路図、第7図は高周波に好適なこの
発明の基本概念例を示す回路図、第8図は発明の
一実施例の回路図および説明図である。 図において、3は点灯回路兼予熱回路用トラン
スの1次巻線、4は点灯回路用2次巻線、6は放
電灯、6a,6bはフイラメント、7,7a,7
b,7abは予熱巻線、11はクラツク、12,
12a,12b,12abは検出部、13は出力
部、14は予熱検出装置、15はスイツチ装置、
16は予熱応動装置、21a,21bは表示装
置、22は整流装置、23は高周波発生装置、2
4は予熱トランスの1次巻線、25は予熱回路用
高周波発生装置、35は予熱トランス、36は電
流検出用抵抗、37a,37bは予熱回路に接続
されたダイオード、43,44は表示装置であ
る。なお図中同一符号は同一または相当部分を示
すものとする。
来の装置で起こる放電灯破壊の説明図、第3図お
よび第4図は各々この発明に用いられる予熱応動
装置の一例を示す回路図およびその説明図、第5
図はフイラメントのヒートアツプの際の特性図、
第6図は多灯使用の場合における予熱応動装置の
一例を示す回路図、第7図は高周波に好適なこの
発明の基本概念例を示す回路図、第8図は発明の
一実施例の回路図および説明図である。 図において、3は点灯回路兼予熱回路用トラン
スの1次巻線、4は点灯回路用2次巻線、6は放
電灯、6a,6bはフイラメント、7,7a,7
b,7abは予熱巻線、11はクラツク、12,
12a,12b,12abは検出部、13は出力
部、14は予熱検出装置、15はスイツチ装置、
16は予熱応動装置、21a,21bは表示装
置、22は整流装置、23は高周波発生装置、2
4は予熱トランスの1次巻線、25は予熱回路用
高周波発生装置、35は予熱トランス、36は電
流検出用抵抗、37a,37bは予熱回路に接続
されたダイオード、43,44は表示装置であ
る。なお図中同一符号は同一または相当部分を示
すものとする。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 放電灯に点灯電圧を供給する点灯回路と、前
記放電灯のフイラメントに、トランスの2次側に
設けた巻線から各々を流れる半波の予熱電流が互
いに異なる半サイクルになるように配置された複
数の整流素子を介して予熱電圧を供給する予熱回
路と、前記トランスの1次側巻線電流を検出し、
この電流のうち、前記トランスの励磁電流成分
と、予熱回路側に流れる電流による成分とに応じ
た出力信号を発生する予熱検出装置および、この
出力信号の直流成分の大小を判別することにより
動作して正常予熱時に点灯電圧を放電灯に供給さ
せるスイツチ装置からなる予熱応動装置とを備え
たことを特徴とする放電灯点灯装置。 2 高周波電圧により放電灯を点灯することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の放電灯点灯
装置。 3 予熱応動装置が、予熱検出装置に応じて予熱
異常を表示する表示装置を有することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項または第2項記載の放電
灯点灯装置。 4 予熱検出装置の出力信号が予熱開始の時点よ
りも遅延するように構成したことを特徴とする特
許請求の範囲第1項ないし第3項の何れかに記載
の放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11798385A JPS6110898A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11798385A JPS6110898A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 放電灯点灯装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6110898A JPS6110898A (ja) | 1986-01-18 |
| JPS6329960B2 true JPS6329960B2 (ja) | 1988-06-15 |
Family
ID=14725108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11798385A Granted JPS6110898A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6110898A (ja) |
-
1985
- 1985-05-31 JP JP11798385A patent/JPS6110898A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6110898A (ja) | 1986-01-18 |
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