JPS6336815B2 - - Google Patents

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JPS6336815B2
JPS6336815B2 JP59156338A JP15633884A JPS6336815B2 JP S6336815 B2 JPS6336815 B2 JP S6336815B2 JP 59156338 A JP59156338 A JP 59156338A JP 15633884 A JP15633884 A JP 15633884A JP S6336815 B2 JPS6336815 B2 JP S6336815B2
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JP
Japan
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gas
component
separation
raw material
target component
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Application number
JP59156338A
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English (en)
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JPS6133215A (ja
Inventor
Taio Nomura
Seiichi Fujikawa
Yoshinori Matsukawa
Tooru Hizuka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Gasu Kogyo Kk
IWAYA GASU KAIHATSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
Fuji Gasu Kogyo Kk
IWAYA GASU KAIHATSU KENKYUSHO KK
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Publication date
Application filed by Fuji Gasu Kogyo Kk, IWAYA GASU KAIHATSU KENKYUSHO KK filed Critical Fuji Gasu Kogyo Kk
Priority to JP59156338A priority Critical patent/JPS6133215A/ja
Publication of JPS6133215A publication Critical patent/JPS6133215A/ja
Publication of JPS6336815B2 publication Critical patent/JPS6336815B2/ja
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は、多成分混合ガスから所望のガス成分
を分離精製する方法に関し、例えば、アセチレ
ン、プロパン、ブタン、炭酸ガス、シランガス等
を選択的吸着を利用してきわめて高純度に、且
つ、自動的に精製できるものを提供する。 <従来技術とその問題点> 多成分混合ガスからの所望ガス成分の精製分離
や微量不純物の除去による原料ガスの精製方法と
して、従来では、蒸気の凝縮液化による分離や、
塩基性若しくは酸性吸収剤による不純成分の除去
(例えば、廃ガス中からのSOxやNOxの除去)、
若しくは半透膜による分離方法等があつた。 例えば、アセチレンはその高い発熱量と優れた
燃焼特性により、金属の溶断に使用されるほか、
分子内に三重結合をもつて親電子剤の攻撃を受け
易い活性な特性から、アセチレン化学の出発原料
として重要な地位を占めて来た。 しかしながら、アセチレンの工業的供給の現状
では、アセチレンガスを通常、アセトン等の法定
溶剤に溶解させて市販しているので、容器から取
出したアセチレンガス中にはどうしても数%の溶
剤蒸気を含むことになり、高品質のカーボンブラ
ツクの製造や物理・化学用の研究資料には適さ
ず、各工業分野において高純度のアセチレンガス
が要望されている。 また、炭酸飲料に使用する炭酸ガスは、食品に
用いるため不純成分のできるだけ少ない方が良い
が、工業的に供給される炭酸ガス中には、二酸化
イオウ、メルカプタン、硫化水素等のイオウ化合
物が微量含まれており、臭気を有するとともに、
人体にも悪影響を与える虞れがあり、やはり精製
度の高い炭酸ガスが望まれるところである。 さらに、シリコン系半導体の主原料となるシラ
ンガスは、半導体の品質を高めるためには高純度
であることを要するが、現状ではモノシラン
SiH4に微量のジシランSi2H6が含まれて、純度を
下げてしまうとともに、このジシランは大気に接
触すると自然発火する性質があつて危険であるの
で、微量不純物たるジシランの除去が要望されて
いる。 斯くのごとく、工業界には原料ガスの精製を要
望する分野が多くあるにも拘らず、従来から、あ
らゆるガスに適用して原料ガスの純度を容易、且
つ、精確に高める方法がほとんどなかつた。 <問題点を解決するための手段> 本発明は、多成分混合ガスを選択的吸着による
展開速度の差を利用して各成分ガスに分離し、そ
の中の所定成分ガスを選択的に精製分離する方法
であつて、いわゆるガスクロマトグラフイーの原
理を利用し、所定の保持時間で移動する純粋成分
ガスを捕獲して目的成分を高純度で取り出そうと
するものである。 元来、ガスクロマトグラフイーは分析技術をそ
の適用対象とするもので、近年は分析精度の向上
に伴う微量分析の領域を指向して、分離管の口径
をより細く(1mm以下)、その長さをより長く
(数十メートル程度)設計しているのが現状であ
る。 本発明は、この現状とは異なり、ガスクロマト
グラフイーを分析技術としてではなく、精製技術
として用いるもので、分析を可能にする構成に、
目的成分を捕獲し、それ以外の不純成分を自動的
に排除できる選択的捕獲構成を付加して、目的成
分を高純度に精製分離でき、同時に、これに用い
る分離塔を再生できる方法を提供する。 即ち、展開剤を充填した複数の分離塔7,8、
不純成分排出路25及び目的成分捕獲器28,3
0により分離装置を構成し、上記複数の展開剤式
分離塔7,8の下流側に成分検出器24と連動し
た切換弁22を配置し、切換弁22の下流側を分
岐して一方を捕獲器28,30に、他方を不純成
分排出路25に各々接続する。 そして、原料ガス供給装置1から原料ガスを上
記複数の分離塔7,8のうちの一つに一挙に供給
し、この分離塔7内で原料ガスを展開させて、目
的成分に先行する先行不純成分、目的成分及び目
的成分に接続する後続不純成分を順次流出させ、
先行不純成分及び後続不純成分を検出器24が検
出すれば切換弁22を不純成分排出路25に切換
えて、不純成分を排出路25から排出し、また、
目的成分を検出器24が検出すれば切換弁22を
捕獲器28,30に切換えて、目的成分を捕獲器
28,30に捕獲し、捕獲器28,30内で目的
成分を固化させるとともに、目的成分に混入する
キヤリヤーガスを気体のまま残し、このキヤリヤ
ーガスを捕獲器28,30外に流出させて、展開
分離操作を行つている以外の分離塔8に通過させ
て、この分離塔8をキヤリヤーガスで再生し、固
化した目的成分を捕獲器28,30内に貯留した
のち気体状態にして捕獲器28,30から取出す
方法である(符号は、第1図乃至第8図を参照例
として用いた)。 上記分離塔は、大口径・短小の円筒管が好まし
く、例えば、口径10〜20mm、長さ0.5m程度のも
のを使用して、分析で通常使用されるサンプル量
の略100倍の原料仕入れ量を供給できるようにし
ている。 また、分離塔に充填する展開剤としては、シリ
カゲル、活性炭、活性アルミナ、合成ゼオライト
等の吸着性固体粉末にDMF、PEG等の低揮発性
液体を含浸させたものを使用し、原料ガスがキヤ
リヤーガスによつて分離塔内に送り込まれると、
原料ガスの各成分の分子量の差異及び当該成分と
展開剤を構成している分子との間の分子間力の大
小の差により、分離塔内を吸着、脱着或いは吸
収、蒸発を繰り返して各成分に分離される。 一方、原料ガスの成分検出器は、例えば、分離
塔からのキヤリヤーガスと、キヤリヤーガス及び
原料ガスの混合した溶離ガスとの二つの熱伝導度
の差を信号として検出し、この検出時間を予め設
定している目的成分の現われる時間(即ち、保持
時間)及び分離が終了する時間に対比することに
より、切換弁を操作して目的成分を捕獲器に、ま
た、目的成分に前・後する不純成分を不純成分排
出路に各々搬送するように自動的に切換えるもの
である。 <実施例> 以下、本発明方法を実施するためのガス精製装
置を説明する。 第1図乃至第8図は本精製装置の概略系統図で
あり、精製装置は原料供給装置1及び分離装置6
から成り、原料供給装置1は原料ガス及びキヤリ
ヤーガスの輸送路2,3と真空ポンプ4を各々原
料供給塔5に接続して構成され、分離装置6は二
基の分離塔7,8、目的成分捕獲器28,30、
不純成分排出路25及び捕集ボンベ35から構成
される(第4図参照)。 上記原料ガス輸送路2とキヤリヤーガス輸送路
3を四方弁13を介して接続し、原料ガス輸送路
2の途上に減圧弁14を、またキヤリヤーガス輸
送路3の途上にニードル弁15を介装するととも
に、四方弁13の下流側を分岐して、その一方を
原料供給塔5に、その他方を四方弁16に各々接
続する。 また、真空ポンプ4を原料ガス輸送路2に三方
弁17を介して接続し、三方弁17と四方弁13
を結ぶ輸送路2上に三方弁18を介装し、その分
岐路19を原料供給塔5の下端に接続する。 一方、原料供給装置1と分離装置6を結ぶ四方
弁16の下流側を三方向に分岐し、そのうちの二
方向に分離塔7,8を並列に接続し、残る一方向
を大気放出路20に接続する。 分離塔7,8の両下端を四方弁21を介して接
続し、その下流側に位置する捕獲・排出作業用の
切換四方弁22と当該四方弁21を二股状の輸送
路で接続し、その一方の分岐路23に成分検出器
24を介装して切換四方弁22に連動するととも
に、その他方を不純成分排出路25とする。 当該切換四方弁22は、成分検出器24の信号
を受けて、不純成分排出路25と後述の目的成分
捕獲器28,30とに切換可能に設定される。 そして、上記切換四方弁22の下流側を分岐し
て、その一方に四方弁26を、その他方に三方弁
27を各々接続し、四方弁26の三方向の分岐路
のうち、二つに二基の目的成分捕獲器28,30
の入口を各々並列に接続し、残る一つに原料取出
路31を接続する。 また、上記捕獲器28,30の各上部出口を三
方弁27に接続してキヤリヤーガスを搬送する再
生路32,33とする。 当該捕獲器28及び30は、ともに液化窒素を
循環させて容器内を、例えば−196℃前後に冷却
して、原料ガス中の目的成分とキヤリヤーガスを
気液分離若しくは気固分離可能に構成する。 そして、前記原料取出路31は第8図に示すよ
うに、その下流側に入・切弁34を介して捕集ボ
ンベ35を接続し、さらに捕集ボンベ35を入・
切弁36を介して真空ポンプ37につないで、原
料取出路31を減圧可能にする。 また、原料取出路31のうち、入・切弁34の
上流側よりキヤリヤーガスの排出路38を分岐し
て、この排出路38を入・切弁39を介して前記
原料供給装置1に組込んだ真空ポンプ4に接続す
る。 斯くしてなるガス精製装置を使用して目的成分
を精製分離する工程を、アセチレンガスの精製を
例にとつて順次説明する。 即ち、前述した如く、市販されている溶解アセ
チレンガスは、アセトン等の法定溶剤の他に、メ
タン、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、酸素及び
窒素等を不純成分として数%含有するので、これ
を本精製装置を使用して精製しようとするもので
ある。 尚、分離塔内で原料ガスを各成分に展開させる
ためのキヤリヤーガスは、水素、ヘリウム、窒素
或いはアルゴンのような不活性ガスが望ましい。
本精製工程には、このうちの水素を用いた。 (1) 真空引き工程 第1図に示すように、三方弁17及び18を
切換操作し、原料供給塔5を真空ポンプ4に連
通して、原料供給塔5内にある前回操作による
残留成分を減圧排除する。 尚、本工程のガスの流れを図中符号で示せ
ば、5→19→18→17→4となる。 (2) 原料アセチレンガスの供給工程 第2図に示すように、三方弁17を原料ガス
輸送路2の方へ切換えてアセチレンガス供給塔
5に連通し、減圧弁14を通じて予めキヤリヤ
ーガス圧力より低く設定された圧力で、定量の
アセチレンガスを原料供給塔5に供給する。 尚、本工程の原料ガスの流れは、14→17
→18→19→5となる。 (3) キヤリヤーガスの搬送による原料アセチレン
ガスの分離塔への供給工程 第3図に示すように、四方弁13をキヤリヤ
ーガス輸送路3に切換え、三方弁18を分岐路
19に切換えて、キヤリヤーガス供給源を原料
供給塔5に連通し、ニードル弁15により所定
流量を維持しながら連続的に原料供給塔5に供
給される。 この際、四方弁16を分離塔7に切換える
と、四方弁13の上記切換操作によつて原料供
給塔5は分離塔7に連通されるので、供給塔内
にある原料アセチレンガスはキヤリヤーガスに
搬送されながら分離塔7に導入される。 尚、本工程のキヤリヤーガスの流れは、15
→3→13→18→19→5→13→16→7
となり、原料アセチレンガスの流れは5→13
→16→7となる。 (4) プリカツト工程 第4図に示すように、上記原料アセチレンガ
スを一方の分離塔7に導入すれば、四方弁21
を分岐路23に切換えて、原料ガスのアセチレ
ン成分に先行して展開される先行不純成分、例
えば、酸素、窒素、二酸化炭素及びメタン等の
各成分をプリカツトする。 即ち、分離塔7の出口から導出される分離ガ
スは成分検出器24により追跡されているの
で、目的アセチレン成分に先行する不純成分が
分岐路23を流れている間は、検出器24から
の信号により切換四方弁22は自動的に不純成
分排出路25の側に切換えられるのである。 この場合、四方弁21の上記切換操作によつ
て不純成分排出路25は他方の分離塔8に連通
され、当該分離塔8は、四方弁16の本工程に
おける切換操作によつて大気放出路20に連通
されるので、先行不純成分は分離塔8を通じて
大気に放出されることになる。 尚、本工程の不純成分ガスの流れは7→21
→24→22→25→21→8→16→20と
なる。 また、本工程では、分離塔の展開が進行して
いるので、キヤリヤーガスは分離塔7内を連続
的に搬送されており(以下の工程でも同様であ
る)、従つて、不純成分ガスと同じ流路を通つ
て放出される。 (5) 捕獲工程 第5図に示すように、分離塔7の展開が進ん
で目的成分たるアセチレンガスが出口から分岐
路23内に流れ出すと、検出器24の信号が切
換四方弁22に送られて、当該四方弁22を捕
獲器への迷路に切換える。 このとき、四方弁26は一方の捕獲器28に
切換えられるとともに、三方弁27は入切四方
弁22への送路に切換えられるので、高純度の
アセチレン成分は捕獲器28に捕獲され、液化
窒素による極低温(−196℃前後)で冷却され
て凝固する(因みに、アセチレンの常圧での融
点は−82℃である)。 また一方、上記捕獲器28に搬送されるキヤ
リヤーガス(水素ガス)は、その沸点が−253
℃(常圧)であるためガス状を保持し、アセチ
レンと容易に気・固分離される。 そして、このキヤリヤーガスは、捕獲器28
から不純成分排出路25を通つて、展開を行な
つていない方の分離塔8に入り、大気放出路2
0から大気に放出されるのである。 その際、上記分離塔8には純粋なキヤリヤー
ガスが下方から上方に搬送されるので、前精製
工程で分離塔内の展開剤に残留する不純成分を
排除して分離塔の再生を行なうことができる。 尚、本工程の高純度アセチレンガスの流れ
は、7→21→24→22→26→28であ
り、キヤリヤーガスの流れは、7→21→24
→22→26→28→27→22→25→21
→8→16→20である。 (6) バツクフラツシユ工程 第6図に示すように、分離塔7からの分離成
分がアセチレンガスに後続する不純成分になる
と、検出器24の信号が切換四方弁22に送ら
れて、当該四方弁22を不純成分排出路25に
切換えて、前述のプリカツト工程と同様の操作
を行ない、後続不純成分、例えば水、アセトン
等を大気に放出する。 尚、本工程の不純成分ガスの流れは、7→2
1→24→22→25→21→8→16→20
となる。 (7) 捕獲器からのキヤリヤーガス除去工程 第7図に示すように、四方弁26を原料取出
路31に切換え、入・切弁39を開いて、捕獲
器28を真空ポンプ4に連通する。このとき、
四方弁26の上記切換操作により、捕獲器28
と分離塔7の接続は断たれるのである。 斯くして、捕獲器28内に貯留するキヤリヤ
ーガスは排出路38から排除されるので、高純
度アセチレンガスを取出す際に不純物として混
入して来る虞れをなくすことができる。 (8) 高純度アセチレンの取出工程 第8図に示すように、入・切弁39を閉じ、
入・切弁36を開いて真空ポンプ37を捕集ボ
ンベ35に連通し、ボンベ内を減圧状態にした
のち、入・切弁36を閉じて入・切弁34を開
く。 そして、捕獲器28を常温に戻すことによ
り、固化したアセチレン成分をガス状にして捕
集ボンベ35に取出すのである。 尚、高純度アセチレンガスの流れは、28→
26→31→35となる。 斯くしてなるアセチレン精製工程においては、
上記バツクフラツシユ工程を終わつて一方の分離
が完了した時点で、他方の分離塔の再生が同時に
終了するので、予め原料供給塔に供給されていた
原料ガス(即ち、次回の精製サイクルは、既に(2)
の原料供給工程まで進行している)を再生が終了
した分離塔に供給し始めて、捕獲工程に進んでい
くのである。 即ち、一つの精製工程が終了しない内に、空い
ている分離塔及び捕獲器を利用すべく、次回の精
製工程を並列的に進行させて、精製効率を高めて
いるのである。 以上のサイクル運転は、実際には成分検出器の
示をベースとしたプログラム・コントローラー
と、空気圧作動弁により全自動化されており、こ
の自動システムの中に例えば運転開始時の特別処
理操作や停電時に対する安全操作等を組込んで、
精製操作の安全と管理を容易にしている。 第9図は、上記精製装置により原料アセチレン
ガスを回分的に継続した分離クロマトグラムであ
り、保持時間の範囲を示す符号のうち、A部分は
目的成分に先行する不純成分に相当し、プリカツ
ト工程を実施すべき範囲であり、B部分は目的ア
セチレン成分に相当し、捕獲工程を実施すべき範
囲であり、また、C部分は目的アセチレン成分に
後続する不純成分に相当し、バツクフラツシユ工
程を実施すべき範囲である。 以下、本精製方法を種々の原料ガスに適用した
場合の実験例を順次述べる。 実験例 1 本精製方法を市販の溶解アセチレンガスに適用
して取出される高純度アセチレンガスについて、
その組成を分析したところ下記の結果を得た。 尚、比較のため、精製を施さないままの市販ア
セチレンガスの組成を併記した。
【表】 上記結果によれば、本精製方法を施したアセチ
レンガスは、99.9999%(いわゆる、シツクス・
ナイン)以上の高純度を達成することができ、純
粋な物理、化学用の研究資料として好適であるば
かりでなく、高品質のブラツク・カーボンの製造
にも不可欠のものになりうる。 また、残存不純物の主なものは、上表によれば
酸素(0.2ppm)と窒素(0.5ppm)であり、本精
製方法を実施する装置の系内に残留する空気成分
であることが明らかなので、精製装置の運転を継
続するにつれて、更に高純度のアセチレンガスを
得ることが期待できる。 実験例 2 本精製方法を市販の工業用ブタンに適用して精
製分離されたノルマルブタンとイソブタンについ
て、その組成を分析したところ下記の結果を得
た。 尚、上記精製操作において、分離塔内に充填す
る展開材はDMF26%を活性アルミナに担持させ
たものを使用し、分離されたノルマルブタン及び
イソブタンは液化窒素によつて冷却した捕獲器に
より液化捕獲された。 また、比較のため、精製を施さないままの工業
用ブタンの組成を併記した。
【表】 ブタンの新しい用途として注目されているもの
に、エアゾル缶に用いるプロペラントがあり、従
来使用していたオゾン層を破壊する等の弊害があ
るので、これをブタン系のもの、詳しくは、ノル
マルブタン、イソブタン及びプロパンの混合物で
所定の蒸気圧を有するものに代替して、封入薬剤
として用いることが試みられている。 しかるに、工業用ブタンは上表のごとく、ノル
マルブタンとイソブタンの混合物であり、このま
まの混合比では適切な噴射圧を得ることができな
いので、当該混合物から各ブタン異性体を分離し
て所定の割合に混合することにより蒸気圧を調整
することが要望される。 そこで、工業用ブタンを本精製方法で精製すれ
ば、上表にみるように、ノルマルブタンを純度
99.99%、また、イソブタンを純度99.96%で取出
すことができ、適切な噴射圧を単位成分の混合に
より簡単且つ迅速に得ることができる。 しかも、本精製方法によれば、工業用ブタンに
本来的に含まれ、通常悪臭の原因となるイオウ化
合物を、0.01ppm以下に排除できるので、得られ
る高純度ブタン成分はエアゾル缶用のプロペラン
トとして好適なものとなる。 <発明の効果> 本発明は、不純成分を含有する原料ガスを選択
的吸着を利用して目的成分と不純成分に分離し、
成分検出器とこれに連動した切換弁により、目的
成分を選択的に捕獲する方法なので、以下の効果
を有する。 (1) 展開剤による選択的吸着を利用し、これに原
料ガスを通すことにより、原料ガス中の各成分
をその展開速度の差で分離するので、取出され
た目的成分の純度をきわめて高くできる。 即ち、従来の分離精製方法である凝縮液化に
よる分離では各成分量の大きい混合ガスには適
用できても、微量の不純成分を含む原料ガスに
は適用し難く、また、吸着剤による排煙脱硫等
では、中性反応を通じて不純成分を除くため、
あらゆる原料ガスに適用するというわけにもい
かないうえ、不純成分ガスの溶解度にも限界が
あるので、微量不純物の除去には向かない。 ところが、本精製方法は、原料ガスを展開剤
に化学吸着させてこれを展開させるので、微量
成分でも精確に展開できるうえあらゆる種類の
原料ガスに適用できる。 (2) 本精製方法は、分離塔で展開分離された目的
成分と不純成分とを成分検出器で追跡確認する
うえ、この検出器に連動した切換弁により、自
動的に目的成分のみを捕獲できるので、目的成
分の取出しが容易であり、原料ガスの精製を自
動化して迅速、容易な高純度成分を取出すこと
ができる。 (3) このことは、本精製方法を上記実施例の溶解
アセチレンガス以外にも適用することができる
ことを示す。 例えば、工業用液化炭酸中にはイオウ化合物
等の臭気成分が不純物として含有されているの
で、本精製方法によつて不純臭気成分を除去し
て高純度の炭酸ガスを得れば、これを炭酸飲料
に使用できる。 また、工業的に供給されるモノシランガス中
には、自然発火性のジシランを不純成分として
含有するので、本精製方法によつてジシラン成
分を除去して高純度のモノシランガスを得れ
ば、高品質のシリコン半導体を容易に製造でき
るうえ、火災の危険を円滑になくすことができ
る。 さらに、工業用プロパンガス中にはブタン、
エタン、メタン等のパラフイン成分やイオウ化
合物を不純成分として含有するので、本精製方
法によつて、不純成分を除去して高純度プロパ
ンガスを得れば、実験例2で既述したように、
エアゾル缶用のプロペラント剤に適用して所定
の噴射圧を得ることができるとともに、イオウ
化合物の排除による無臭プロパンを与えるの
で、プロペラント剤としての付加価値を高める
ことができる。 (4) 展開剤式分離塔を複数塔設け、この複数塔の
分離塔のうちの一つで展開分離操作を行うと同
時に、展開分離操作を行つている以外の分離塔
で再生を行なうものであり、原料ガスを精製す
る間に分離塔の再生が行なえ、作業効率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本精製方法の各工程を示す
精製装置の概略系統図、第9図は原料アセチレン
ガスを精製分離した場合のガスクロマトグラムで
ある。 1…原料ガス供給装置、6…分離装置、7,8
…分離塔、22…切換弁、24…成分検出器、2
5…不純成分排出路、28,30…目的成分捕獲
器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原料ガス供給装置1から原料ガスをキヤリヤ
    ーガスで分離装置6に供給し、分離装置6で原料
    ガスから目的成分を分離して取出すガス精製方法
    において、展開剤を充填した複数の分離塔7,
    8、不純成分排出路25及び目的成分捕獲器2
    8,30,により分離装置6を構成し、上記複数
    の展開剤式分離塔7,8の下流側に成分検出器2
    4と連動した切換弁22を配置し、切換弁22の
    下流側を分岐して一方を捕獲器28,30に、他
    方を不純成分排出路25に各々接続し、原料ガス
    供給装置1から原料ガスを上記複数の分離塔7,
    8のうちの一つに一挙に供給し、この分離塔7内
    で原料ガスを展開させて、目的成分に先行する先
    行不純成分、目的成分及び目的成分に後続する後
    続不純成分を順次流出させ、先行不純成分及び後
    続不純成分を検出器24が検出すれば切換弁22
    を不純成分排出路25に切換えて、不純成分を排
    出路25から排出し、また、目的成分を検出器2
    4が検出すれば切換弁22を捕獲器28,30に
    切換えて、目的成分を捕獲器28,30に捕獲
    し、捕獲器28,30内で目的成分を固化させる
    とともに、目的成分に混入するキヤリヤーガスを
    気体のまま残し、このキヤリヤーガスを捕獲器2
    8,30外に流出させて、展開分離操作を行つて
    いる以外の分離塔8に通過させて、この分離塔8
    をキヤリヤーガスで再生し、固化した目的成分を
    捕獲器28,30内に貯留したのち気体状態にし
    て捕獲器28,30から取出すことを特徴とする
    ガス精製方法。
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