JPS6337628B2 - - Google Patents
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- JPS6337628B2 JPS6337628B2 JP58164928A JP16492883A JPS6337628B2 JP S6337628 B2 JPS6337628 B2 JP S6337628B2 JP 58164928 A JP58164928 A JP 58164928A JP 16492883 A JP16492883 A JP 16492883A JP S6337628 B2 JPS6337628 B2 JP S6337628B2
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P5/00—Preparation of hydrocarbons or halogenated hydrocarbons
- C12P5/02—Preparation of hydrocarbons or halogenated hydrocarbons acyclic
- C12P5/023—Methane
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M21/00—Bioreactors or fermenters specially adapted for specific uses
- C12M21/04—Bioreactors or fermenters specially adapted for specific uses for producing gas, e.g. biogas
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description
本発明はメタンを製造するための方法に関す
る、特に本発明は炭素源をメタンに変えるためメ
タン合成(methanogenic)バクテリアに依存す
る方法に関する。 世界中がいわゆる化石石油源の先細り供給に直
面しているに当り、多くの人々は未来のエネルギ
ーは水素の発生および使用によつて供給されるよ
うになるであろうと信ずるようになつて来た。し
かしながらこの解決手段には多くの間題を伴つて
いる。一つには、メタンの各分子は水素の分子よ
りも燃焼したとき多くのエネルギーを有してい
る。天然ガスは本質的にメタンであり、全ての天
然ガスラインは水素よりむしろメタンを輸送する
ようになつている。水素はメタンよりもはるかに
爆発性の材料である。メタン技術はかなり良く開
発されているが、水素技術との関係においてはま
だ完全とは言えない。従つて水素はメタンに変換
すべきである。従つてメタン発生法に対して、実
際的で、労働集約性でなく衛生的で、効率的であ
ることの要求があり、メタンの継続性のある源を
提供することの要求がある。 メタン合成バクテリアを用いたメタンの製造は
新規ではない。しかしながら、この方法でメタン
を製造する既知の技術には重大な欠点を伴つてい
る。近年かなりの注目を受けている一つの方法は
海洋バイオスマ法としてここで参照する方法があ
り、この方法では醗酵法におけるバクテリアの作
用による海藻の如き有機材料を先ずより簡単な有
機成分に破壊し、これらのより簡単な材料を更に
破壊して、バクテリアでそれ以上反応させること
によりメタンに変えられるアセテートの如き材料
とする。しかしながら不幸なことに、海藻または
同様な材料の使用はかなり高価なものになる傾向
を有する。このことは海藻の生長、収穫、醗酵お
よび廃生成物の除去を考慮に入れると容易と明ら
かとなる。この方法の遅くて非効率的な性質のた
め、現時点での解決手段はメタン製造の経済的な
実際的な方法を提供していない。海洋バイオスマ
変換は、米国イリノイ州シカゴ、ウエスト、ブラ
イン、マウル、マイヤー、アベニユー8600のガ
ス・リサーチ・インスチチユートのカルフオルニ
ア大学のローレンス・バークレー・ラボラトリー
で作られた「プロシーデイングス・オブ・ア・ワ
ークシヨツプ・オン・エンバイアロンメンタル・
インパクツ・オブ・マリン・バイオマス」に少し
詳しく論じられている(最終レポートは1981年2
月〜10月号)。 メタン製造のための別の生物学的方法は米国特
許第1940944号に記載されている。この方法は灯
用ガス中に存在する一酸化炭素および水素をメタ
ンに変える、ガスは中にバクテリア沈着物を有す
る栓付フラスコに導入している。ガス状一酸化炭
素からメタンを作るには、ガス状一酸化炭素の適
切な出所を設けること、およびメタンの工業的な
量を作るのに要する大容量のガスを取り扱うに充
分な大きさの反応容器を設けることの問題を導入
している。 有機廃物の嫌気性醗酵は、例えば川、沼沢、湾
に見出される沈澱物に生ずる自然発生的なメタン
生成に関しても研究されて来た。かかる研究では
有機廃物の嫌気性醗酵でのメタン生成は、酢酸お
よびプロピオン酸の如き材料の代謝によつて大き
く依存していることを示し、これらの材料は醗酵
が不足したとき濃度増大を示す。かかる研究では
メタン合成バクテリアによる水素およびアセテー
ト代謝が勢力的に関係していること、および過剰
の水素の存在がアセテートの分解を阻止するよう
に作用することを明らかにした。これについては
米国バージニア州、スプリングフイールド、ポー
ト、ロイヤル、ロード5285の米国通商部ナシヨナ
ル・テクニカル・インフオーメイシヨン・サービ
スによつて1968年8月に配布されたチモニー、ジ
ー、シー等の「カイネチツクス・オブ・ハイドロ
ジエン・アシミレーシヨン・イン・メタン・フア
ーメンテイシヨン」を参照されたい、この種の方
法においては、海洋バイオマス法における如く多
くの競争する複雑な反応が生じ、従つてメタンの
大量を急速かつ効率的な方法で生成する操作条件
の制御に種々な問題が導入される。 一般的に言つて、本発明の目的は、上述した如
き方法に伴われている多くの問題を無くするか最
少にするメタン合成バクテリアを利用してメタン
を製造する独特な方法を提供することにある。 特に本発明は水に溶解した鉱物質炭酸塩を炭素
源として利用してバクテリア反応によつてメタン
を製造するとを目的とする。炭酸塩は溶解した二
酸化炭素を生成することを水中で平衡させ、溶液
は、二酸化炭素の代謝還元と競争する反応におけ
る微生物メタン合成反応を受ける炭素化合物を本
質的に含有しない。 特に本発明は限定された溶解度(ここで使用す
るときかかる定義は15℃で水100mlについて約0.1
gより少ない溶解度を称する)を有する二酸化炭
素源として鉱物質炭酸塩の利用を意図する。大量
の水中に浸漬されたかかる材料の床は、メタンに
変換するために利用できる溶解した二酸化炭素を
水に連続的に供給する機能を果す。二酸化炭素が
メタンへの変換によつて使用つくされたとき、追
加の炭酸塩が溶解する。床中の材料の未溶解塊は
更に二酸化炭素をメタンに変えるため反応するメ
タン合成バクテリアのための付加位置を提供す
る。 本発明は更に容器内に入れられた水内のメタン
合成バクテリアが連続的にメタンを生成し、かか
る変換のためのエネルギー源を供給するのに必要
な水素は少なくとも間欠的に(通常連続的に)容
器中にガス流を導入することによつて導入し、二
酸化炭素は鉱物質炭酸塩の溶解によつて連続的に
供給する方法を目的とする。 更に本発明は、メタン合成バクテリアを含有す
る容器に水を連続的に導入すること、および導入
した水によつて置換された水をかかる容器から取
り出すことを意図する。この方法で水の鉱物質イ
オン含有率は比較的一定に保たれる。鉱物質炭酸
塩の溶解によつて作られる鉱物質イオンを含有
し、置換された水は空気中に存在する二酸化炭素
と反応し、炭酸塩を再生し、これが次いでメタン
生成に再使用される。 これらの目的およびその他の目的および利点
は、本発明を実施するに当つて使用できる装置を
略示した図面との関係における以下の説明の本発
明によつて達成される。 本発明によればメタンはメタン合成バクテリア
により水中に溶解した二酸化炭素の還元によつて
作られる。二酸化炭素は水中に鉱物質炭酸塩を溶
解して作られる。炭素源は鉱物質炭酸塩に溶解に
よつて作られる本質的に二酸化炭素であるから、
競争メタン合成反応を導入する炭素を含有する複
雑な有機化合物がメタン合成反応混合物から除去
される。本質的に生ずる唯一の反応は簡単であ
り、下記反応式によつて表わされる効率的な微生
物反応である。 4H2+CO2→CH4+2H2O 使用される鉱物質炭酸塩は、限られた溶解度の
炭酸塩が好ましい、即ち15℃(60〓)で水100ml
について約0.1gより少ない溶解度のものが好ま
しい。限られた溶解度の炭酸塩を用いることによ
つて多くの利点が得られる。その一つは、容器、
その中のかかる炭酸塩のカラム、炭酸塩のカラム
を浸漬する水、およびメタン合成バクテリアの集
落を含む醗酵タンクを作ることができることであ
る。カラムの形の固体炭酸塩は、二酸化炭素がメ
タンの生成によつて消費されたとき水中へ溶解し
た二酸化炭素を連続的に供給し、更にバクテリア
のメタン生成機能を行なうときバクテリアのため
の付着位置として作用する。限られた溶解度の通
常の鉱物質炭酸塩はメタン合成バクテリアに対し
て非毒性である。更に炭酸カルシウムで代表され
る如く、かかる炭酸塩は、比較的に安価で世界中
あらゆる所で大量に供給され、市場で入手しうる
材料である。更に以下の説明から明らかになるよ
うに、炭酸カルシウムの如き炭酸塩を使用すると
き、炭酸塩は、高濃度のカルシウムイオン(メタ
ンの生成によつて生ずる)を含有する水溶液が空
気中の二酸化炭素に曝露されたとき急速に炭酸カ
ルシウムに変えられるという意味において再生し
うるものである。更にこれらの限られた溶解度の
炭酸塩と比較したとき炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸リチウムによつて代表される如く高溶
解度炭酸塩は、非常に毒性でかつ腐蝕である傾向
を有し、使用する高溶解度炭酸塩によつてそれら
の取り扱いにおいて、特別に設計した装置を必要
とする。 本発明を実施するに当つて有利に使用される鉱
物質炭酸塩の例には、石灰質殻、珊瑚、方解石
(炭酸カルシウムの水和物を含む)、石灰石および
苦灰石の如き主として炭酸カルシウムである材料
である。使用しうる別の炭酸塩材料の例には、あ
られ石(炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムの混
合物)、マグネサイト(主として炭酸マグネシウ
ム)、ロードクロサイト(炭酸マグネシウム)お
よびウイザライト(炭酸バリウム)がある。 炭酸カルシウムの如き粉砕した炭酸塩のカラム
をタンク中で作り、これを水中に浸漬したとき、
下記反応式によつて限られた量の炭酸カルシウム
が溶解する。 CaCO3Ca+++CO3 -- 下記反応式によつて例示される如く水性媒体中
でイオン平衡が作られ、重炭酸イオンと二酸化炭
素を生成する。 CO3 --+H+HCO3 - HCO3 -+H+H2O+CO2 タンク内の水が、1〜7(通常3.5〜7)の範囲
内のPHを得るため通常HCl、H2SO4等の如き無機
酸で酸性にされたとき(これはメタン生成には必
要ない)、平衡は生成する二酸化炭素の増大を生
ずる傾向を有する平衡に調整される。二酸化炭素
が使用しつくされると、更に炭酸塩は溶解し、更
に重炭酸塩および二酸化炭素と生成する。前述し
た如く、メタン合成の作用によつて二酸化炭素が
消耗されるに従つて連続的に二酸化炭素を供給す
るが、破砕された比較的不溶性の炭酸塩はまたメ
タンを生成するメタン合成バクテリアの付着のた
めの場所としても作用する。 使用する水は新鮮な水、汽水または海水の何れ
かであることができる。後者の場合、使用する水
自体が余分の炭酸塩、重炭酸塩および二酸化炭素
を提供する。例えば熱帯の表面海水は炭酸カルシ
ウムで過飽和にされていることが多い。通常海水
のみを使用し、二酸化炭素の唯一の源として含有
されている溶解した鉱物質炭酸塩に依存すること
は実際的でない、何故ならばメタンへの変換のた
めに必要な炭素源を導入するのに必要な海水の流
れが大きいためである。 利用される水性媒体、即ち系のPHを下げるため
導入される酸と一緒の水はメタンの生成を得るた
めタンク中を循環させたり、流したりする必要は
ない。しかしながら、タンク中でのかかる媒体の
流れまたは循環があるとき最良の生成が生ずる。
更に説明すると、炭酸カルシウムの如き鉱物質炭
酸塩からメタンを生成するに当り、二酸化炭素が
使い果されたとき、水性媒体中でのカルシウムイ
オンの濃度の増大があり、これは系内のメタン合
成バクテリアの最適生長を生ぜしめる程度以上に
系のPHを上昇させる傾向がある。系中に水性媒体
を循環または流すことによつてカルシウムイオン
は連続的に徐去される傾向がある。炭酸塩を再生
するに当つて、前述した如く醗酵タンクから来る
流出水を使用するとよい。かかる流出水を大気に
曝露したとき、カルシウムイオンは空気中の二酸
化炭素と結合して炭酸塩を生成する、これは沈澱
して再使用するため回収できる。通常醗酵タンク
中を循環させる水または水性媒体の量は、一日を
基準にしてタンクの容量を越える必要はない。 醗酵容器またはタンク中を循環する水性媒体は
酸に加えて、タンク中の嫌気性条件の確立を助け
るため、および微生物即ちメタンを生成するメタ
ン合成バクテリアのための栄養を与えるためイー
スト抽出物の如き有機物の少量を含有するとよ
い。従つてかかる栄養の使用は、特にバクテリア
の集落が反応容器内に確立されたとき開始相中で
望ましい。一度集落が確実につくられると、メタ
ン合成バクテリアがメタンを生成するに当つて利
用するエネルギーは醗酵タンクに供給される水素
から誘導されることから、栄養は存在させる必要
はない。 更に説明すると、例えばイースト注出物の形で
有機物は、醗酵タンク内の微生物により急速な開
始を与えるため、特に初期開始段階中、醗酵タン
クに加えるとよい。イースト抽出物は、それがな
ければメタン形成剤が合成しなければならないビ
タミンおよびその他の少量の栄養を供給する。一
度この方法が開始され、集落が確立されると、新
鮮な水または海水系に追加の有機物は必要ない。
一度メタン合成バクテリアが醗酵タンク中で確立
されると、系への天然水の導入が微生物への栄養
を供給できる。しかしながらこのことは追加の有
機物の存在がこの方法を助長しないことを意味す
るものではない。メタンの微生物メタン合成は厳
密に嫌気性である、従つて有機材料の存在は供給
水から酸化性化合物の除去を助け、かくして適切
な還元された条件を保つ。更に有機物の添加は、
メタンを生成する細菌のためのビタミンおよびそ
の他の少量の栄養を供給する、それらは合成でき
るが、これにはエネルギーを必要とし、このため
効率を劣つたものとする傾向がある。 水素は流入水と共に醗酵タンクに供給される、
前述した如く、これは前述した微生物反応によつ
て示した如く、メタンを生成するため二酸化炭素
を還元するためにバクテリアによつて使用され
る。 醗酵タンク中への水素の流入速度は変化を受け
る。比較的低い流速では、メタン生成は高流速で
得られる程大ではない。醗酵タンク中で大気圧以
上の圧力を利用してこの方法を実施することによ
つて、水性媒体中での水素の溶解度は増大し、タ
ンク中の炭酸塩のカラムを通つて上方に向つて通
過する形成メタンおよび水素の気泡か小さな大き
さを有する傾向があり、系中への高水準流速の使
用を可能にする。1日を基準にして醗酵タンクの
容量の600倍を越える水素流速は通常使用しない。 利用する温度および圧力は、嫌気性バクテリア
の作用を熟知した当業者には明らかなように変え
ることができる。メタン生成は大気圧および約3
気圧の圧力で実施して成功した。メタン生成に使
用することが期待できる通常の温度は、使用する
メタン合成バクテリアの菌株によつて、約2℃〜
75℃の範囲である。メタン生成が生起する場所の
通常の大気温度に近い温度を使用するのが有利で
ある、これは装置の絶縁や、熱供給装置あるいは
熱抽出装置の必要をなくするからである。しかし
ながらメタンの生成を最良にするため少し高い温
度を使用するとよい。 純粋培養におけるメタノゲンの分類学的に表わ
される種であるメタン合成バクテリアはメタノバ
クテリウム・アルボフイリカム
(Mathanobacterium arbophilicum)、メタノバ
クテリウム・フオルミシカム(M.formicicum)、
メタノバクテリウム・ルミナンチウム(M.
ruminantium)、メタノバクテリウム・モービル
(M.mobile)、メタノバクテリウム・サーモアウ
トトロフイカム(M.thermoautotrophicum)、メ
タノスピリラム・ハンガチ(Methanospirillum
hungatii)、メタノコツカス・バニーリー
(Methanococcus vannielii)、およびメタノサル
シナ・バーケリー(Methanosarcina barkerii)
を含む。上記バクテリアの全てが栄養的に簡単で
あり、二酸化炭素をメタンに還元するに当つての
エネルギー源として全て水素を使用する。かかる
メタノーゲンは本発明を実施するに当つて使用で
きる。実施に当つて使用するメタノーゲン種は新
鮮な水、塩水、沼沢、また湾の如き天然源から誘
導できる。新しい水を使用してメタン生成を行な
うときには、新しい水の湾沈澱系に見出されるよ
うなメタン合成バクテリアを醗酵タンクを接種す
るのに始めから使用するとよい。一方塩水を用い
てメタン生成を行なうときには、海洋沈澱物中に
存在するメタノーゲンを始めの接種に当つて使用
するとよい。接種した後、および確立された嫌気
性条件、エネルギー源として供給される水素、お
よび炭素源として供給される炭酸塩からの二酸化
炭素を用い、醗酵タンクのために確立された操作
条件の下で二酸化炭素のメタンへの還元に特異的
な嫌気性メタン合成バクテリアの繁殖と共に培養
が進行する。 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、こ
れらは例示のためで本発明を限定するものではな
い。 実施例 1 醗酵タンク即ち容器を不活性材料(例えばポリ
カーボネートまたはポリ塩化ビニル)から作つた
パイプで作つた。パイプは長さ1.5mで、直径約
6cmを有していた。パイプにはその底部端に近く
フリツトガラス拡散器、この拡散器の下でパイプ
の内側に接続した入口ライン、およびパイプの頂
部端に隣接してパイプに接続した排出ラインをと
りつけた。パイプの底および頂部端を閉じるスト
ツパーをつけて完成した醗酵タンクを作つた。 実施例 2 下記割合で海水、濃HHCl、およびイースト抽
出物を含有する水性媒体を作つた。 海 水 1.0 HCl 5.0ml イースト抽出物 0.1g この水性媒体を水素と共に実施例1に記載した
タンク中に循環させた。水素の流速は1.2/日
とした。水性媒体の流速は0.43/日とした。約
7ケ月後、タンクの頂部から排出するガスはメタ
ン約73.5%であることが測定された。続いて水素
流を1.85/日に増大した。 約1週間後、メタンの頂部を出るガスのメタン
濃度は本質的に100%であつた。 次にタンクを2.4/日の水素流速を用いて操
作した。短期間後に、カラムの頂部から排出する
ガスは本質的に純粋なメタンであることが判つ
た。 実施例 3 添付図面に示す如く装置を作つた。長さ2m、 3500gの破砕したかきの貝殻(平均粒度5〜7
mm)をタンク中に入れたとき、実質的に排出ライ
ンの直下点までタンクを充填したカラムを作つ
た。またタンク中に米国オレゴン州のシヨアライ
ンにあるユーギナ湾から約1の水を導入し、同
じ場所から50gの沈積物を入れた。更に0.5―イ
ースト抽出物を入れた。かく組立た後タンクを上
述した入口から水素を導入して50c.c./分の水素流
で30分間パージした。パージ後、水素流を12c.c./
hrに減じた。かく作つた装置を約11日間室温(21
〜25℃)で操作した。 カラムの頂部での出口から排出されるガスを、
フレームイオン化検出器を備えたヒユーウエツ
ト・パツカード5840Aガスクロマトグラフを用い
て水素の存在について分析した。メタン生成は約
1日操作後に検出された。11日後に生成したメタ
ンは装置から排出されたガスの約0.09%を構成し
た。ここにガス百分率は容量%である。 内径15cmを有するパイプから、二つの一次醗酵
タンク10および12を作つた。同じパイプから
二次醗酵タンク14を作つた。各タンクに45.3Kg
の破砕したかきの貝殻を入れてタンクを実質的に
充填した。タンクはキヤツプで頂部および底部で
閉じた。一次醗酵タンクの各々の底に隣接した入
口15に水素および水性媒体を導入する装置を作
つた。これらの二つの一次醗酵タンクの頂部での
出口を、二次醗酵タンクの底に隣接した入口16
へ導管を介して接続した。かくして二次醗酵タン
クは、二つの一次醗酵タンクから放出される水性
媒体、水素およびメタンを受入れた。 各タンクは実施例2に記載した水性媒体で充満
させ、それぞれ11/日の流速で二つの一次醗酵
タンクに水素を供給しながら放置した。2日後タ
ンク内に嫌気性条件を確立した。全てのタンク
に、実施例2に記載したタンクから得られたメタ
ノーゲン培養物をそれぞれ100ml注入して接種し
た。この注入は3日間毎に繰返した。最後の注入
後、各一次醗酵タンクへの水素流速を11/日で
確立した。各一次醗酵タンクへの水性媒体の流速
は1.58/日で確立した。この方法は大気圧およ
び室温で行なつた。下表は上述した装置で得られ
たメタン生成を示す、この測定は各カラムの頭部
空間でとつた測定である。表に示す如く、17日目
での水素流速は30/日に増大させ、27日目に35
/日に増大させた。 上記接種で利用したメタノーゲン培養物は米国
20852、メリーランド州ロツクビル、パークロー
ン、ドライブ12301のアメリカン・タイプ・カル
チヤー・コレクシヨン(ATCC)39210の永久コ
レクシヨンから入手できる。
る、特に本発明は炭素源をメタンに変えるためメ
タン合成(methanogenic)バクテリアに依存す
る方法に関する。 世界中がいわゆる化石石油源の先細り供給に直
面しているに当り、多くの人々は未来のエネルギ
ーは水素の発生および使用によつて供給されるよ
うになるであろうと信ずるようになつて来た。し
かしながらこの解決手段には多くの間題を伴つて
いる。一つには、メタンの各分子は水素の分子よ
りも燃焼したとき多くのエネルギーを有してい
る。天然ガスは本質的にメタンであり、全ての天
然ガスラインは水素よりむしろメタンを輸送する
ようになつている。水素はメタンよりもはるかに
爆発性の材料である。メタン技術はかなり良く開
発されているが、水素技術との関係においてはま
だ完全とは言えない。従つて水素はメタンに変換
すべきである。従つてメタン発生法に対して、実
際的で、労働集約性でなく衛生的で、効率的であ
ることの要求があり、メタンの継続性のある源を
提供することの要求がある。 メタン合成バクテリアを用いたメタンの製造は
新規ではない。しかしながら、この方法でメタン
を製造する既知の技術には重大な欠点を伴つてい
る。近年かなりの注目を受けている一つの方法は
海洋バイオスマ法としてここで参照する方法があ
り、この方法では醗酵法におけるバクテリアの作
用による海藻の如き有機材料を先ずより簡単な有
機成分に破壊し、これらのより簡単な材料を更に
破壊して、バクテリアでそれ以上反応させること
によりメタンに変えられるアセテートの如き材料
とする。しかしながら不幸なことに、海藻または
同様な材料の使用はかなり高価なものになる傾向
を有する。このことは海藻の生長、収穫、醗酵お
よび廃生成物の除去を考慮に入れると容易と明ら
かとなる。この方法の遅くて非効率的な性質のた
め、現時点での解決手段はメタン製造の経済的な
実際的な方法を提供していない。海洋バイオスマ
変換は、米国イリノイ州シカゴ、ウエスト、ブラ
イン、マウル、マイヤー、アベニユー8600のガ
ス・リサーチ・インスチチユートのカルフオルニ
ア大学のローレンス・バークレー・ラボラトリー
で作られた「プロシーデイングス・オブ・ア・ワ
ークシヨツプ・オン・エンバイアロンメンタル・
インパクツ・オブ・マリン・バイオマス」に少し
詳しく論じられている(最終レポートは1981年2
月〜10月号)。 メタン製造のための別の生物学的方法は米国特
許第1940944号に記載されている。この方法は灯
用ガス中に存在する一酸化炭素および水素をメタ
ンに変える、ガスは中にバクテリア沈着物を有す
る栓付フラスコに導入している。ガス状一酸化炭
素からメタンを作るには、ガス状一酸化炭素の適
切な出所を設けること、およびメタンの工業的な
量を作るのに要する大容量のガスを取り扱うに充
分な大きさの反応容器を設けることの問題を導入
している。 有機廃物の嫌気性醗酵は、例えば川、沼沢、湾
に見出される沈澱物に生ずる自然発生的なメタン
生成に関しても研究されて来た。かかる研究では
有機廃物の嫌気性醗酵でのメタン生成は、酢酸お
よびプロピオン酸の如き材料の代謝によつて大き
く依存していることを示し、これらの材料は醗酵
が不足したとき濃度増大を示す。かかる研究では
メタン合成バクテリアによる水素およびアセテー
ト代謝が勢力的に関係していること、および過剰
の水素の存在がアセテートの分解を阻止するよう
に作用することを明らかにした。これについては
米国バージニア州、スプリングフイールド、ポー
ト、ロイヤル、ロード5285の米国通商部ナシヨナ
ル・テクニカル・インフオーメイシヨン・サービ
スによつて1968年8月に配布されたチモニー、ジ
ー、シー等の「カイネチツクス・オブ・ハイドロ
ジエン・アシミレーシヨン・イン・メタン・フア
ーメンテイシヨン」を参照されたい、この種の方
法においては、海洋バイオマス法における如く多
くの競争する複雑な反応が生じ、従つてメタンの
大量を急速かつ効率的な方法で生成する操作条件
の制御に種々な問題が導入される。 一般的に言つて、本発明の目的は、上述した如
き方法に伴われている多くの問題を無くするか最
少にするメタン合成バクテリアを利用してメタン
を製造する独特な方法を提供することにある。 特に本発明は水に溶解した鉱物質炭酸塩を炭素
源として利用してバクテリア反応によつてメタン
を製造するとを目的とする。炭酸塩は溶解した二
酸化炭素を生成することを水中で平衡させ、溶液
は、二酸化炭素の代謝還元と競争する反応におけ
る微生物メタン合成反応を受ける炭素化合物を本
質的に含有しない。 特に本発明は限定された溶解度(ここで使用す
るときかかる定義は15℃で水100mlについて約0.1
gより少ない溶解度を称する)を有する二酸化炭
素源として鉱物質炭酸塩の利用を意図する。大量
の水中に浸漬されたかかる材料の床は、メタンに
変換するために利用できる溶解した二酸化炭素を
水に連続的に供給する機能を果す。二酸化炭素が
メタンへの変換によつて使用つくされたとき、追
加の炭酸塩が溶解する。床中の材料の未溶解塊は
更に二酸化炭素をメタンに変えるため反応するメ
タン合成バクテリアのための付加位置を提供す
る。 本発明は更に容器内に入れられた水内のメタン
合成バクテリアが連続的にメタンを生成し、かか
る変換のためのエネルギー源を供給するのに必要
な水素は少なくとも間欠的に(通常連続的に)容
器中にガス流を導入することによつて導入し、二
酸化炭素は鉱物質炭酸塩の溶解によつて連続的に
供給する方法を目的とする。 更に本発明は、メタン合成バクテリアを含有す
る容器に水を連続的に導入すること、および導入
した水によつて置換された水をかかる容器から取
り出すことを意図する。この方法で水の鉱物質イ
オン含有率は比較的一定に保たれる。鉱物質炭酸
塩の溶解によつて作られる鉱物質イオンを含有
し、置換された水は空気中に存在する二酸化炭素
と反応し、炭酸塩を再生し、これが次いでメタン
生成に再使用される。 これらの目的およびその他の目的および利点
は、本発明を実施するに当つて使用できる装置を
略示した図面との関係における以下の説明の本発
明によつて達成される。 本発明によればメタンはメタン合成バクテリア
により水中に溶解した二酸化炭素の還元によつて
作られる。二酸化炭素は水中に鉱物質炭酸塩を溶
解して作られる。炭素源は鉱物質炭酸塩に溶解に
よつて作られる本質的に二酸化炭素であるから、
競争メタン合成反応を導入する炭素を含有する複
雑な有機化合物がメタン合成反応混合物から除去
される。本質的に生ずる唯一の反応は簡単であ
り、下記反応式によつて表わされる効率的な微生
物反応である。 4H2+CO2→CH4+2H2O 使用される鉱物質炭酸塩は、限られた溶解度の
炭酸塩が好ましい、即ち15℃(60〓)で水100ml
について約0.1gより少ない溶解度のものが好ま
しい。限られた溶解度の炭酸塩を用いることによ
つて多くの利点が得られる。その一つは、容器、
その中のかかる炭酸塩のカラム、炭酸塩のカラム
を浸漬する水、およびメタン合成バクテリアの集
落を含む醗酵タンクを作ることができることであ
る。カラムの形の固体炭酸塩は、二酸化炭素がメ
タンの生成によつて消費されたとき水中へ溶解し
た二酸化炭素を連続的に供給し、更にバクテリア
のメタン生成機能を行なうときバクテリアのため
の付着位置として作用する。限られた溶解度の通
常の鉱物質炭酸塩はメタン合成バクテリアに対し
て非毒性である。更に炭酸カルシウムで代表され
る如く、かかる炭酸塩は、比較的に安価で世界中
あらゆる所で大量に供給され、市場で入手しうる
材料である。更に以下の説明から明らかになるよ
うに、炭酸カルシウムの如き炭酸塩を使用すると
き、炭酸塩は、高濃度のカルシウムイオン(メタ
ンの生成によつて生ずる)を含有する水溶液が空
気中の二酸化炭素に曝露されたとき急速に炭酸カ
ルシウムに変えられるという意味において再生し
うるものである。更にこれらの限られた溶解度の
炭酸塩と比較したとき炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸リチウムによつて代表される如く高溶
解度炭酸塩は、非常に毒性でかつ腐蝕である傾向
を有し、使用する高溶解度炭酸塩によつてそれら
の取り扱いにおいて、特別に設計した装置を必要
とする。 本発明を実施するに当つて有利に使用される鉱
物質炭酸塩の例には、石灰質殻、珊瑚、方解石
(炭酸カルシウムの水和物を含む)、石灰石および
苦灰石の如き主として炭酸カルシウムである材料
である。使用しうる別の炭酸塩材料の例には、あ
られ石(炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムの混
合物)、マグネサイト(主として炭酸マグネシウ
ム)、ロードクロサイト(炭酸マグネシウム)お
よびウイザライト(炭酸バリウム)がある。 炭酸カルシウムの如き粉砕した炭酸塩のカラム
をタンク中で作り、これを水中に浸漬したとき、
下記反応式によつて限られた量の炭酸カルシウム
が溶解する。 CaCO3Ca+++CO3 -- 下記反応式によつて例示される如く水性媒体中
でイオン平衡が作られ、重炭酸イオンと二酸化炭
素を生成する。 CO3 --+H+HCO3 - HCO3 -+H+H2O+CO2 タンク内の水が、1〜7(通常3.5〜7)の範囲
内のPHを得るため通常HCl、H2SO4等の如き無機
酸で酸性にされたとき(これはメタン生成には必
要ない)、平衡は生成する二酸化炭素の増大を生
ずる傾向を有する平衡に調整される。二酸化炭素
が使用しつくされると、更に炭酸塩は溶解し、更
に重炭酸塩および二酸化炭素と生成する。前述し
た如く、メタン合成の作用によつて二酸化炭素が
消耗されるに従つて連続的に二酸化炭素を供給す
るが、破砕された比較的不溶性の炭酸塩はまたメ
タンを生成するメタン合成バクテリアの付着のた
めの場所としても作用する。 使用する水は新鮮な水、汽水または海水の何れ
かであることができる。後者の場合、使用する水
自体が余分の炭酸塩、重炭酸塩および二酸化炭素
を提供する。例えば熱帯の表面海水は炭酸カルシ
ウムで過飽和にされていることが多い。通常海水
のみを使用し、二酸化炭素の唯一の源として含有
されている溶解した鉱物質炭酸塩に依存すること
は実際的でない、何故ならばメタンへの変換のた
めに必要な炭素源を導入するのに必要な海水の流
れが大きいためである。 利用される水性媒体、即ち系のPHを下げるため
導入される酸と一緒の水はメタンの生成を得るた
めタンク中を循環させたり、流したりする必要は
ない。しかしながら、タンク中でのかかる媒体の
流れまたは循環があるとき最良の生成が生ずる。
更に説明すると、炭酸カルシウムの如き鉱物質炭
酸塩からメタンを生成するに当り、二酸化炭素が
使い果されたとき、水性媒体中でのカルシウムイ
オンの濃度の増大があり、これは系内のメタン合
成バクテリアの最適生長を生ぜしめる程度以上に
系のPHを上昇させる傾向がある。系中に水性媒体
を循環または流すことによつてカルシウムイオン
は連続的に徐去される傾向がある。炭酸塩を再生
するに当つて、前述した如く醗酵タンクから来る
流出水を使用するとよい。かかる流出水を大気に
曝露したとき、カルシウムイオンは空気中の二酸
化炭素と結合して炭酸塩を生成する、これは沈澱
して再使用するため回収できる。通常醗酵タンク
中を循環させる水または水性媒体の量は、一日を
基準にしてタンクの容量を越える必要はない。 醗酵容器またはタンク中を循環する水性媒体は
酸に加えて、タンク中の嫌気性条件の確立を助け
るため、および微生物即ちメタンを生成するメタ
ン合成バクテリアのための栄養を与えるためイー
スト抽出物の如き有機物の少量を含有するとよ
い。従つてかかる栄養の使用は、特にバクテリア
の集落が反応容器内に確立されたとき開始相中で
望ましい。一度集落が確実につくられると、メタ
ン合成バクテリアがメタンを生成するに当つて利
用するエネルギーは醗酵タンクに供給される水素
から誘導されることから、栄養は存在させる必要
はない。 更に説明すると、例えばイースト注出物の形で
有機物は、醗酵タンク内の微生物により急速な開
始を与えるため、特に初期開始段階中、醗酵タン
クに加えるとよい。イースト抽出物は、それがな
ければメタン形成剤が合成しなければならないビ
タミンおよびその他の少量の栄養を供給する。一
度この方法が開始され、集落が確立されると、新
鮮な水または海水系に追加の有機物は必要ない。
一度メタン合成バクテリアが醗酵タンク中で確立
されると、系への天然水の導入が微生物への栄養
を供給できる。しかしながらこのことは追加の有
機物の存在がこの方法を助長しないことを意味す
るものではない。メタンの微生物メタン合成は厳
密に嫌気性である、従つて有機材料の存在は供給
水から酸化性化合物の除去を助け、かくして適切
な還元された条件を保つ。更に有機物の添加は、
メタンを生成する細菌のためのビタミンおよびそ
の他の少量の栄養を供給する、それらは合成でき
るが、これにはエネルギーを必要とし、このため
効率を劣つたものとする傾向がある。 水素は流入水と共に醗酵タンクに供給される、
前述した如く、これは前述した微生物反応によつ
て示した如く、メタンを生成するため二酸化炭素
を還元するためにバクテリアによつて使用され
る。 醗酵タンク中への水素の流入速度は変化を受け
る。比較的低い流速では、メタン生成は高流速で
得られる程大ではない。醗酵タンク中で大気圧以
上の圧力を利用してこの方法を実施することによ
つて、水性媒体中での水素の溶解度は増大し、タ
ンク中の炭酸塩のカラムを通つて上方に向つて通
過する形成メタンおよび水素の気泡か小さな大き
さを有する傾向があり、系中への高水準流速の使
用を可能にする。1日を基準にして醗酵タンクの
容量の600倍を越える水素流速は通常使用しない。 利用する温度および圧力は、嫌気性バクテリア
の作用を熟知した当業者には明らかなように変え
ることができる。メタン生成は大気圧および約3
気圧の圧力で実施して成功した。メタン生成に使
用することが期待できる通常の温度は、使用する
メタン合成バクテリアの菌株によつて、約2℃〜
75℃の範囲である。メタン生成が生起する場所の
通常の大気温度に近い温度を使用するのが有利で
ある、これは装置の絶縁や、熱供給装置あるいは
熱抽出装置の必要をなくするからである。しかし
ながらメタンの生成を最良にするため少し高い温
度を使用するとよい。 純粋培養におけるメタノゲンの分類学的に表わ
される種であるメタン合成バクテリアはメタノバ
クテリウム・アルボフイリカム
(Mathanobacterium arbophilicum)、メタノバ
クテリウム・フオルミシカム(M.formicicum)、
メタノバクテリウム・ルミナンチウム(M.
ruminantium)、メタノバクテリウム・モービル
(M.mobile)、メタノバクテリウム・サーモアウ
トトロフイカム(M.thermoautotrophicum)、メ
タノスピリラム・ハンガチ(Methanospirillum
hungatii)、メタノコツカス・バニーリー
(Methanococcus vannielii)、およびメタノサル
シナ・バーケリー(Methanosarcina barkerii)
を含む。上記バクテリアの全てが栄養的に簡単で
あり、二酸化炭素をメタンに還元するに当つての
エネルギー源として全て水素を使用する。かかる
メタノーゲンは本発明を実施するに当つて使用で
きる。実施に当つて使用するメタノーゲン種は新
鮮な水、塩水、沼沢、また湾の如き天然源から誘
導できる。新しい水を使用してメタン生成を行な
うときには、新しい水の湾沈澱系に見出されるよ
うなメタン合成バクテリアを醗酵タンクを接種す
るのに始めから使用するとよい。一方塩水を用い
てメタン生成を行なうときには、海洋沈澱物中に
存在するメタノーゲンを始めの接種に当つて使用
するとよい。接種した後、および確立された嫌気
性条件、エネルギー源として供給される水素、お
よび炭素源として供給される炭酸塩からの二酸化
炭素を用い、醗酵タンクのために確立された操作
条件の下で二酸化炭素のメタンへの還元に特異的
な嫌気性メタン合成バクテリアの繁殖と共に培養
が進行する。 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、こ
れらは例示のためで本発明を限定するものではな
い。 実施例 1 醗酵タンク即ち容器を不活性材料(例えばポリ
カーボネートまたはポリ塩化ビニル)から作つた
パイプで作つた。パイプは長さ1.5mで、直径約
6cmを有していた。パイプにはその底部端に近く
フリツトガラス拡散器、この拡散器の下でパイプ
の内側に接続した入口ライン、およびパイプの頂
部端に隣接してパイプに接続した排出ラインをと
りつけた。パイプの底および頂部端を閉じるスト
ツパーをつけて完成した醗酵タンクを作つた。 実施例 2 下記割合で海水、濃HHCl、およびイースト抽
出物を含有する水性媒体を作つた。 海 水 1.0 HCl 5.0ml イースト抽出物 0.1g この水性媒体を水素と共に実施例1に記載した
タンク中に循環させた。水素の流速は1.2/日
とした。水性媒体の流速は0.43/日とした。約
7ケ月後、タンクの頂部から排出するガスはメタ
ン約73.5%であることが測定された。続いて水素
流を1.85/日に増大した。 約1週間後、メタンの頂部を出るガスのメタン
濃度は本質的に100%であつた。 次にタンクを2.4/日の水素流速を用いて操
作した。短期間後に、カラムの頂部から排出する
ガスは本質的に純粋なメタンであることが判つ
た。 実施例 3 添付図面に示す如く装置を作つた。長さ2m、 3500gの破砕したかきの貝殻(平均粒度5〜7
mm)をタンク中に入れたとき、実質的に排出ライ
ンの直下点までタンクを充填したカラムを作つ
た。またタンク中に米国オレゴン州のシヨアライ
ンにあるユーギナ湾から約1の水を導入し、同
じ場所から50gの沈積物を入れた。更に0.5―イ
ースト抽出物を入れた。かく組立た後タンクを上
述した入口から水素を導入して50c.c./分の水素流
で30分間パージした。パージ後、水素流を12c.c./
hrに減じた。かく作つた装置を約11日間室温(21
〜25℃)で操作した。 カラムの頂部での出口から排出されるガスを、
フレームイオン化検出器を備えたヒユーウエツ
ト・パツカード5840Aガスクロマトグラフを用い
て水素の存在について分析した。メタン生成は約
1日操作後に検出された。11日後に生成したメタ
ンは装置から排出されたガスの約0.09%を構成し
た。ここにガス百分率は容量%である。 内径15cmを有するパイプから、二つの一次醗酵
タンク10および12を作つた。同じパイプから
二次醗酵タンク14を作つた。各タンクに45.3Kg
の破砕したかきの貝殻を入れてタンクを実質的に
充填した。タンクはキヤツプで頂部および底部で
閉じた。一次醗酵タンクの各々の底に隣接した入
口15に水素および水性媒体を導入する装置を作
つた。これらの二つの一次醗酵タンクの頂部での
出口を、二次醗酵タンクの底に隣接した入口16
へ導管を介して接続した。かくして二次醗酵タン
クは、二つの一次醗酵タンクから放出される水性
媒体、水素およびメタンを受入れた。 各タンクは実施例2に記載した水性媒体で充満
させ、それぞれ11/日の流速で二つの一次醗酵
タンクに水素を供給しながら放置した。2日後タ
ンク内に嫌気性条件を確立した。全てのタンク
に、実施例2に記載したタンクから得られたメタ
ノーゲン培養物をそれぞれ100ml注入して接種し
た。この注入は3日間毎に繰返した。最後の注入
後、各一次醗酵タンクへの水素流速を11/日で
確立した。各一次醗酵タンクへの水性媒体の流速
は1.58/日で確立した。この方法は大気圧およ
び室温で行なつた。下表は上述した装置で得られ
たメタン生成を示す、この測定は各カラムの頭部
空間でとつた測定である。表に示す如く、17日目
での水素流速は30/日に増大させ、27日目に35
/日に増大させた。 上記接種で利用したメタノーゲン培養物は米国
20852、メリーランド州ロツクビル、パークロー
ン、ドライブ12301のアメリカン・タイプ・カル
チヤー・コレクシヨン(ATCC)39210の永久コ
レクシヨンから入手できる。
【表】
二次醗酵タンクを出る流出水を開放大気中で放
置した。かくして水から炭酸カルシウム沈澱を生
じた。 実施例 4 内径15cm、長さ3mを有するパイプからそれぞ
れ三つの醗酵タンクを作つた。それぞれのタンク
を温度制御のため加熱テープおよびガラス繊維絶
縁で巻いた。圧力制御のため、それぞれのタンク
に、ソレノイド動作圧力バルブをとりつけた頂部
での出口を設けた。それぞれのタンクには底部に
水素および/または水性媒体を導入するための入
口を設けた。各タンクに68Kgの破砕したかきの貝
殻を入れ、タンクを実質的に充填した。 各タンクを実施例2に記載した水性媒体を充満
させ、10/日で確立した各カラム中への水素流
で2日間通した。2日後嫌気条件を確立させた
後、各カラムには、3日間毎日実施例2のカラム
中で作つたメタノーゲン培養物100mlを接種した。
各カラム中への水性媒体の流れは1.87/日の速
度とした。 下表は三つのタンクから得られたメタン生成を
示す。表に示す如く、7日目に三つのカラム内の
圧力は大気圧から1.3気圧に増大した。全てのカ
ラム中の温度は25℃で保つた。水素流は大気圧お
よび大気温度条件での容量で示す。
置した。かくして水から炭酸カルシウム沈澱を生
じた。 実施例 4 内径15cm、長さ3mを有するパイプからそれぞ
れ三つの醗酵タンクを作つた。それぞれのタンク
を温度制御のため加熱テープおよびガラス繊維絶
縁で巻いた。圧力制御のため、それぞれのタンク
に、ソレノイド動作圧力バルブをとりつけた頂部
での出口を設けた。それぞれのタンクには底部に
水素および/または水性媒体を導入するための入
口を設けた。各タンクに68Kgの破砕したかきの貝
殻を入れ、タンクを実質的に充填した。 各タンクを実施例2に記載した水性媒体を充満
させ、10/日で確立した各カラム中への水素流
で2日間通した。2日後嫌気条件を確立させた
後、各カラムには、3日間毎日実施例2のカラム
中で作つたメタノーゲン培養物100mlを接種した。
各カラム中への水性媒体の流れは1.87/日の速
度とした。 下表は三つのタンクから得られたメタン生成を
示す。表に示す如く、7日目に三つのカラム内の
圧力は大気圧から1.3気圧に増大した。全てのカ
ラム中の温度は25℃で保つた。水素流は大気圧お
よび大気温度条件での容量で示す。
【表】
第1カラムおよび第2カラムの操作を、27日目
に35℃に第2カラムの温度を上げて続けた。30日
目に水素供給を20/日に増大し、32日目の水素
供給を40/日に増大させた。37日目に各カラム
の圧力を3気圧に上昇させた。49日目に水性媒体
の流れを3.02/日に増大させた。70日目に、水
性媒体の供給を4.61/日に増大させた。下表は
上記期間中各カラムのガス排出物から得られたメ
タン%を示す。
に35℃に第2カラムの温度を上げて続けた。30日
目に水素供給を20/日に増大し、32日目の水素
供給を40/日に増大させた。37日目に各カラム
の圧力を3気圧に上昇させた。49日目に水性媒体
の流れを3.02/日に増大させた。70日目に、水
性媒体の供給を4.61/日に増大させた。下表は
上記期間中各カラムのガス排出物から得られたメ
タン%を示す。
【表】
上表に示される如く、メタン生成のかなりの増
大が圧力増大から生ずる。これは多分増大した圧
力で水中での増大した水素溶解度によつて生じた
ものであり、各タンク中を上方で向つて上昇する
ときのメタンおよび水素の気泡の大きさの減少に
よるものと考えられる。これによつてタンク中の
メタン合成バクテリアへの水素の曝露が増大する
ことによるものと考えられる。 上述した方法は幾つかの利点を有する。その一
つとして、この方法の炭素源、即ち鉱物質炭酸塩
は非常に安価な材料源であることである。海水を
使用すると、海水中に溶解した炭酸塩、重炭酸塩
および二酸化炭素は二酸化炭素の追加源である。
本発明の方法および必要な装置が比較的簡単であ
る。醗酵タンク中で一度操作条件が確立される
と、最少管理を必要とするだけでも、メタン生成
中は中断されずに継続する。 醗酵タンク中で一度確立されたメタン合成バク
テリアのコロニーは存在する操作条件に対し選択
的になる、次いでコロニーは有効に操作が続き、
かかる条件が保たれる。 この方法は決して複雑でなく、時間は現在まで
提案された海洋バイオマス装置を使用できる。炭
素源として鉱物質炭酸塩を利用することによつ
て、通常のバイオマス系で生ずる競争的な複雑な
メタン合成反応を実質的になくす。
大が圧力増大から生ずる。これは多分増大した圧
力で水中での増大した水素溶解度によつて生じた
ものであり、各タンク中を上方で向つて上昇する
ときのメタンおよび水素の気泡の大きさの減少に
よるものと考えられる。これによつてタンク中の
メタン合成バクテリアへの水素の曝露が増大する
ことによるものと考えられる。 上述した方法は幾つかの利点を有する。その一
つとして、この方法の炭素源、即ち鉱物質炭酸塩
は非常に安価な材料源であることである。海水を
使用すると、海水中に溶解した炭酸塩、重炭酸塩
および二酸化炭素は二酸化炭素の追加源である。
本発明の方法および必要な装置が比較的簡単であ
る。醗酵タンク中で一度操作条件が確立される
と、最少管理を必要とするだけでも、メタン生成
中は中断されずに継続する。 醗酵タンク中で一度確立されたメタン合成バク
テリアのコロニーは存在する操作条件に対し選択
的になる、次いでコロニーは有効に操作が続き、
かかる条件が保たれる。 この方法は決して複雑でなく、時間は現在まで
提案された海洋バイオマス装置を使用できる。炭
素源として鉱物質炭酸塩を利用することによつ
て、通常のバイオマス系で生ずる競争的な複雑な
メタン合成反応を実質的になくす。
第1図は本発明を実施する装置の略図である。
10,12は一次醗酵タンク、14は二次醗酵
タンク。
タンク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鉱物質炭酸塩を溶解することによつて多量の
水中に溶解した二酸化炭素を導入し、二酸化炭素
をメタンに変える嫌気性メタン合成バクテリアの
集団を水中で確立し、水素ガスを水に導入し、鉱
物質炭酸塩によつて供給した二酸化炭素のバクテ
リアによる代謝還元により、二酸化炭素をメタン
に変えることを特徴とするメタンガスの製造法。 2 二酸化炭素の代謝還元を連続的に生起させ、
多量の水に循環水を含有させ、鉱物質炭酸塩の床
を、溶解によつて溶解した二酸化炭素を連続的に
導入する水中にて作り、炭酸塩の床をメタン合成
バクテリア集団のための付着位置を与える基質と
して作用させ、二酸化炭素をメタンに変えること
によつて二酸化炭素を除去する特許請求の範囲第
1項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US435058 | 1982-10-18 | ||
| US06/435,058 US4571384A (en) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | Methane production |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5998694A JPS5998694A (ja) | 1984-06-07 |
| JPS6337628B2 true JPS6337628B2 (ja) | 1988-07-26 |
Family
ID=23726787
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58164928A Granted JPS5998694A (ja) | 1982-10-18 | 1983-09-07 | メタンの製造法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4571384A (ja) |
| JP (1) | JPS5998694A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200085633A (ko) * | 2019-01-07 | 2020-07-15 | 고려대학교 세종산학협력단 | 고순도 메탄 생산 시스템 및 그를 이용한 고순도 메탄 생산 방법 |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62236489A (ja) * | 1986-03-14 | 1987-10-16 | Kobe Steel Ltd | メタンの製造方法 |
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