JPS6339601B2 - - Google Patents

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JPS6339601B2
JPS6339601B2 JP61014174A JP1417486A JPS6339601B2 JP S6339601 B2 JPS6339601 B2 JP S6339601B2 JP 61014174 A JP61014174 A JP 61014174A JP 1417486 A JP1417486 A JP 1417486A JP S6339601 B2 JPS6339601 B2 JP S6339601B2
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JP
Japan
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cmtak
tak
polymerization
reaction
tumor
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Application number
JP61014174A
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English (en)
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JPS61241301A (ja
Inventor
Takuma Sasaki
Yukio Sugino
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP1417486A priority Critical patent/JPS61241301A/ja
Publication of JPS61241301A publication Critical patent/JPS61241301A/ja
Publication of JPS6339601B2 publication Critical patent/JPS6339601B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は抗腫瘍剤に関する。 本発明の目的は容易に大量生産でき、しかもほ
とんど毒性のない抗腫瘍剤を提供するにある。 アルカリゲネス属もしくはアグロバクテリウム
属に属する微生物の株がβ―1,3―結合を主な
結合様式として有する水不溶性、加熱凝固性
(thermo―gelaable)のグルカン(以下TAK―
Nと略称する)を生産することは、日本特許出願
公告昭43−7000号、同48−32673号、同48−32674
号および英国特許第1352938号によつてすでに知
られている。しかしながら、その医薬的用途は未
だ全く知られていない。 本発明者らは、TAK―N、それを部分的に加
水分解した低重合体(以下TAK―Dと略称する)
のカルボキシメチル化誘導体(以下CMTAKと
略称する)について種々研究を重ねた結果、これ
らが強力な抗腫瘍作用を有することならびにそれ
らの示す腫瘍阻止率ならびに腫瘍消失効果が著し
く高いことを見出し、鋭意研究を続行して遂に本
発明を完成するに至つた。 本発明に用いられる水不溶性、加熱凝固性のβ
―1,3―グルカン(TAK―N)は、上記の特
許公報類に詳述されている通り、アグロバクテリ
ウム・ラジオバクター(IFO13127,
ATCC6466)、アグロバクテリウム・ラジオバク
ター・U―19(IFO13126,ATCC21679,微工研
菌寄第1166号)、アルカリゲネス・フエカリス・
バル・ミクソゲネス・NTK―u(IFO13140,
ATCC21680,微工研菌寄第1168号)あるいはア
ルカリゲネス・フエカリス・バル・ミクソゲネ
ス・Kなどの培養によつて生産されるもので、β
―1,3―結合を主な結合様式として有し、水に
不溶性で、多くのものは水分と共に加熱するとゲ
ル化して凝固するという、他のβ―1,3―グル
カンには見られない特性を有している。 TAK―Nの重合度は製造法の違いによつて変
動しうる。たとえば、マナーズらの方法(カーボ
ハイドレート・リサーチ、第17巻、109頁、1971
年)で測定した場合、その平均重合度は約70―
1000を示すが、300―500の場合が多い。そして、
これらは一般に加熱凝固性であるが、平均重合度
が低下すると凝固性を失う。たとえば平均重合度
113においては非凝固性であるが、約170において
は凝固性を有する。 本発明者らは、CMTAKが強い抗腫瘍作用を
有することを見出した。 TAK―DはTAK―Nの加水分解によつて製造
される。その加水分解手段としては、従来からよ
く知られている酸加水分解、アルカリ加水分解も
しくはβ―1,3―グルカナーゼによる酵素加水
分解などがある。 反応混合物からTAK―Dを分離するには、多
糖類、寡糖類の精製や分画に用いられる種々の手
段、たとえば、酸性における沈澱、エタノール添
加による沈澱、ゲル過などを用いうる。このよ
うに手段により所望の平均重合度を持つ各種の低
重合体を分離することができる。 本発明にいうTAK―DはTAK―Nの部分加水
分解によつて生成するあらゆる種類の低重合体を
包含している。 前記のように、微生物の培養物から得られる
TAK―Nの平均重合度は広い範囲にわたつてい
る。そして、培養物中に生成したβ―1,3―グ
ルカンは培養時間の延長と共に加水分解される傾
向があるので、前記の範囲よりもさらに低重合度
のTAK―Nを製造することもできる。 一方、TAK―DはTAK―Nの加水分解によつ
て製造されるから、その平均重合度は原料TAK
―Nのそれよりも当然小さいが、一般的に言え
ば、大部分のTAK―Dに相当する重合度のTAK
―Nが微生物の培養によつて生成されうる。そし
てTAK―NとTAK―Dとは、平均重合度が同じ
である限り、両者の間に実質的な相違がない。 以下TAK―NからTAK―Dを製造する態様を
実験例によつて説明する。 実験例1 (硫酸による加水分解) TAK―N(平均重合度540,マナーズらの方法
により測定した。以下特に記載しない限り同方法
により測定)60gを4N硫酸6に懸濁し、60℃
の恒温水槽中で撹拌しながら加水分解反応を行つ
た。30分後および1時間後に、それぞれ2宛反
応液を採取し(各反応液を順にS1,S2とする)、
残りをさらに1時間反応させて反応液S3を得た。
S1,S2,S3からそれぞれ以下の操作により分解物
標品を調製した。 先ず遠心分離により沈澱を集め、1.6の蒸溜
水による洗滌と遠心分離を2回くり返してからふ
たたび1.2の蒸溜水に懸濁し、8N水酸化ナトリ
ウム溶液を加えて中和したのち、凍結乾燥して粉
末22g、20gおよび19gを得た。次いでこれらの
粉末それぞれ7gを蒸溜水700mlに懸濁し、8N水
酸化ナトリウム溶液でPH12.5に調整し、溶液S1′,
S2′,S3′を得た。S1′,S2′にエタノールを終濃度
60%となるように加え、生ずる沈澱を除いたあと
エタノールをさらに70%まで加え稀塩酸で中和し
て沈澱を生成させ、これらの沈澱を蒸溜水250ml
でくり返し4回洗浄したのち凍結乾燥したとこ
ろ、S1′からは1.8g,S2′からは1.5gの白色粉末
(それぞれS―,S―とする)が得られた。
S3′にはエタノールを終濃度70%となるように加
え、遠心分離により沈澱を集めたのちふたたび蒸
溜水約500mlに懸濁し、エタノールを70%となる
ように加えて少量の塩酸で中和することにより沈
澱を生成させた。この沈澱を遠心分離により集
め、蒸溜水250mlによる洗浄を4回くり返したの
ち凍結乾燥したところ、白色粉末(S―)5.6
gが得られた。S―,S―およびS―の物
理化学的特性値は第1表に示す通りであつた。
【表】 実験例2 (ギ酸による加水分解) (i) TAK―N(平均重合度540)6gを85%ギ酸
150mlに溶解し、88℃で20分間加水分解反応を
行なつた。冷却後反応液を濃縮乾固し濃縮物を
水を懸濁したのち5N水酸化ナトリウム溶液で
PH12.5として溶解し、ふたたび5N塩酸でPHを
7.0に補正したのち遠心分離により沈澱を採取
した。沈澱を蒸溜水で充分洗浄したのち凍結乾
燥して白色粉末(F―)5.4gを得た。 (ii) (i)で用いたTAK―N12gを90%ギ酸300ml中
95℃で20分間加水分解した反応液から、(i)と同
様の操作により白色粉末(F―)10.3gを得
た。 (iii) (i)で用いたTAK―N12gを90%ギ酸400ml中
95℃で40分間加水分解した反応液から、(i)と同
様の操作により白色粉末5.4gを得た。この粉
末を0.05N水酸化ナトリウム溶液に終濃度1.0%
となるように溶解し、エタノールを57.5%まで
加えて沈澱を生成させた。この沈澱を遠心分離
により集め、蒸溜水に懸濁して稀塩酸で中和
し、70%エタノール水で充分洗浄したのち凍結
乾燥して白色粉末(F―)2.2gを得た。ま
た、エタノール沈澱を採取したあとの上清液に
さらにエタノールを70%になるように加え塩酸
で中和して沈澱を生成させ、遠心分離、70%エ
タノール水洗浄、凍結乾燥の操作を経て白色粉
末(F―)2.3gを得た。さらに、加水分解
反応液から最初の沈澱5.4gを採取した残りの
上清液中にはかなりの量の部分水解物が溶解し
た状態で存在していたので、この上清液を濃縮
し、遠心分離により沈澱と上清部とに分け、前
者を凍結乾燥して白色粉末(F―)2.9gを、
また後者をセフアデツクスG―25カラムを用い
たゲル過(溶媒0.1M重炭酸アンモニウム)
により分画後凍結乾燥して白色粉末(F―)
0.7gを得た。 (iv) (i)で用いたTAK―N18gを90%ギ酸450ml中
95℃で40分間加水分解した反応液に(iii)と同様の
濃縮、アルコール沈澱、ゲル過などの操作を
適用し、4種の白色粉末(F―2.3g,F―
2.8gなど)を得た。 ここで得られたF―,F―,F―,F―
,F―,F―,F―およびF―の物理
化学的特性値は第2表に示す通りであつた。ま
た、これらのうち重合度の小さいF―以下の6
標品を0.02N水酸化ナトリウム溶液に溶解し、あ
らかじめ同一溶液で処理しておいたセフアデツク
スG―200カラムを用いて同一条件でそれぞれゲ
ル過したところ、平均重合度の大きい標品から
大きさの順(F―からF―へ)にそれぞれ対
称性を持つた溶出像を形成して溶出し、各標品と
もに平均重合度を中心として重合度が正規分布し
ていることを示した。
【表】 本発明者らは、TAK―NおよびTAK―Dをカ
ルボキシメチル化することによりそれらの水酸基
がカルボキシメチル化された新規な誘導体
(CMTAK)の生成することを発見した。 本発明はこの発見に基くもので、一般式 (式中Rの少なくとも1ケは―CH2COOH基、
残余があればHを示し、nは整数を示す。該化合
物の平均重合度は2ないし1000である) のβ―1,3―グルカン誘導体またはその塩なら
びに上記の誘導体またはその塩を含有する抗腫瘍
剤である。CMTAKはTAK―NおよびTAK―
Dを公知の方法でカルボキシメチル化することに
よつて得られる。 そのカルボキシメチル化は、たとえば、アルカ
リの存在下にTAK―NまたはTAK―Dをモノク
ロル酢酸と反応させることによつて行いうる。そ
のほか、通常糖類をカルボキシメチル化するため
に用いる方法がすべて用いられうる。 その反応混合物からCMTAKを採取するには、
有機溶媒の添加による沈澱など、糖類の精製に用
いられる一般的手法を用いうるのみならず、
CMTAK中のカルボキシメチル基の含量もしく
はCMTAKの水溶性の程度に応じて、イオン交
換クロマトグラフイーもしくはゲル過などの手
法を適宜使用することができる。 このようにして得られるCMTAKはその分子
中にカルボキシメチル基を含んでいるが、その基
の含量はカルボキシメチル化反応の条件によつて
大巾に変動する。中和滴定によつて定量した場
合、通常のカルボキシメチル化反応で得られる
CMTAK中のカルボキシメチル基含量は一般に
CMTAKの分子中のグルコース残基1個当り3
個以内である。本発明にいうCMTAKとはTAK
―NもしくはTAK―Dをカルボキシメチル化し
て得られる分子中にカルボキシメチル基を検出し
うるもの全てを含んでおり、カルボキシメチル化
の程度にかかわりない。 なお、CMTAKは遊離酸として示された前記
一般式からも明らかなように、容易に各種の塩基
と反応してそれらの塩、たとえば、ナトリウム、
カリウム、カルシウム、アルミニウム、マグネシ
ウム、アミン塩などを形成する。本発明の
CMTAKは遊離酸の形態のほかその塩、殊に無
毒性塩を包含する。 第3表に、本発明者らがTAK―NおよびTAK
―Dから上記の手法で調製したCMTAKのうち
の代表的なものについてその物性値を示す。これ
らの物性の測定は全て、試料をあらかじめ微量検
体乾燥装置を用いて五酸化リン上減圧下に60℃で
10時間乾燥したのち行なつた。同表中CMTAK
No.1―11はそれぞれ順に実施例12―22で得られる
製品に対応している。
【表】 また、第1図、第2図にそれぞれ上表No.2、No.
11のCMTAKの赤外部吸収スペクトルを示す。 上記のようにして得られるCMTAKはすべて
の平均重合度たとえば565以上のものから約7の
ものに至るまでいずれもが温血動物、たとえば
人、家畜、家禽、犬、猫、ウサギ、ラツト、マウ
スなどの各種の腫瘍特に治療の困難性が指摘され
ている固型腫瘍に対してすぐれた抑制作用を示
す。 CMTAKの投与量は、対象腫瘍を有効に阻止
しうる量であればよく、たとえば、投与剤の種
類、対象動物、腫瘍の症状、投与経路、剤型など
により変動しうる。 一般に、一回の投与量は約0.2―2000mg/Kg体
重で、その上限は好ましくは約500mg/Kg、さら
に好ましくは約200mg/Kg程度の場合が多く、注
射剤の場合、その上限は約100mg/Kg程度の場合
が多い。投与回数は、1日1回―6回の範囲で適
宜選択されうる。 マウスに移植したザルコーマ180腫瘍、SN―36
腫瘍、MM―46腫瘍、CCM腺癌、NTF細網肉
腫、エールリツヒ腫瘍などの発育は、CMTAK
を腫瘍細胞移植前、移植後あるいは移植と同時に
腹腔内、静脈内もしくは皮下に、あるいは経口的
に1回もしくはくり返して、1回当りの投与量が
約1―1000mg/Kgとなるように投与することによ
り顕著に抑制された。 CMTAKの毒性はきわめて低く、たとえば急
性毒性試験においてマウスあるいはラツトに経口
投与および腹腔内投与した時のLD50値はそれぞ
れ5g/Kg以上,2g/Kgであり、人に対しても
安全に反復投与することができる。 投与方法としては腫瘍治療における一般的な方
法を適用できる。それは皮下、筋肉内もしくは必
要に応じて静脈内への注射、経口投与、直腸内へ
の投与および外用剤として塗布、点滴などが可能
である。投与量および投与スケジユールは患者お
よび腫瘍の種類、症状などを勘案して適宜選択で
きる。たとえば、注射剤の場合、1日当り1―
2000mg/Kg程度、好ましくは、3―500mg/Kg程
度がよい。 CMTAKは他の抗腫瘍剤と併用することもで
きる。免疫学的効果の増強を齎らすような併用は
特に効果的である。 次に本発明の実施例を示す。これらの例の幾つ
かは、動物をモデルとして本発明の抗腫瘍剤の効
果を示している。そしてこれらの動物における効
果が他の温血動物においても再現することはよく
知られている。また他の例においてはCMTAK
の製造法とその物性、ならびに本発明の抗腫瘍剤
の投与形態の一部が示される。 もちろん、本発明はこれらの例によつて制限さ
れるものではない。 実施例 1 平均体重23gのICR―JCLマウスの右鼠径部皮
下に6×106個のザルコーマ180腫瘍細胞を移植
し、移植後24時間目から実施例12で製造した
CMTAKの種々の量を1日1回ずつ10日間連続
して腹腔内に投与した。 移植後35日目の腫瘍を摘出しその重量を測定
し、無投与対照群のそれと比較して腫瘍阻止率を
算出した。 なお、試料は乳鉢ですりつぶしたのち注射用蒸
溜水に溶解し、オート・クレーブ(120℃,25分)
で完全に滅菌して投与した。第4表に示す通り、
CMTAK1回投与量1―40mg/Kgで腫瘍発育は抑
制され、原体のTAK―Nよりも低投与量で抑制
効果が顕著であることが認められた。
【表】 実施例 2 実施例12で得たCMTAKを注射用蒸溜水に溶
解して試料としたものと、これをオート・クレー
ブを用いて、120℃で25分間加圧加熱して完全滅
菌したものとを実施例1の方法により試験した結
果、第5表に示す通りいずれの試料においても著
明な抗腫瘍効果が認められた。
【表】 実施例 3 実施例12で得たCMTAKを注射用蒸溜水に溶
解し、オート・クレーブ中で完全滅菌したのち1
日1回3mg,5mg,10mg,20mg,400mgまたは80
mg/Kgずつ連続5日間平均体重23gのICR―JCL
マウスの腹腔内に投与した。最終投与時から数え
て24時間目に6×106個のザルコーマ180腫瘍細胞
を右鼠径部皮下に移植して移植後35日目の腫瘍重
量を測定した結果、第6表に示す通り、いずれの
場合にも腫瘍発育が顕著に抑制された。
【表】 実施例 4 体重20―24gのICR―JCLマウスの腋窩部皮下
に4×106個のザルコーマ180腫瘍細胞を移植し、
腫瘍が完全に生着した移植後7日目から
CMTAKを1日おきに9回、1回10mg/Kgずつ
腹腔内に投与した。移植後26日目の腫瘍重量を測
定し、無投与対照群のそれと比較して腫瘍阻止率
を算出した。 なお、CMTAKとしては実施例12,15,16で
得たものを用い、それぞれ生理食塩水に溶解して
投与した。第7表に示す通り、いずれの試料も顕
著な腫瘍発育抑制効果を示した。
【表】 実施例 7 平均体重23gのICR―JCLマウスの右鼠径部皮
下に3.1×106個のエールリツヒ・カルシノーマ腫
瘍細胞を移植し、実施例12で得たCMTAKを注
射用蒸溜水に溶解してオート・クレーブ中で完全
に滅菌したのち、移植後24時間目から1日1回20
mg/Kgまたは40mg/Kgずつ連続10日間腹腔内に投
与した。移植後35日目の腫瘍を摘出してその重量
を測定し、腫瘍阻止率を算出した。その結果は第
8表の通りで、CMTAK1回投与量20―40mg/Kg
で腫瘍発育は抑制された。
【表】 実施例 6 平均体重23gのICR―JCLマウスの右鼠径部皮
下に1.1×107個のCCM腺癌細胞を移植し、実施例
12で得たCMTAKを注射用蒸溜水に溶解してオ
ート・クレーブ中で滅菌したのち、移植後24時間
目から1日1回ずつ10日間、毎回20mg/Kgとなる
ように腹腔内に投与した。移植後35日目の腫瘍を
摘出してその重量を測定し、腫瘍阻止率を算出し
た結果、第9表に示す通り、腫瘍発育が顕著に抑
制された。
【表】 実施例 7 実施例14,18,20および22で得た4種の
CMTAKをそれぞれ生理食塩水に溶解し、実施
例1の方法にしたがつてザルコーマ180腫瘍に対
する作用を試験した結果、いずれも1回投与量5
mg/Kg、10日間の連続投与で顕著な発育抑制効果
を示した。 実施例 8 CMTAK 150mg 乳 糖 48mg ステアリン酸マグネシウム 2mg 計200mg 以上を1カプセル当りの量とする。 上記の割合で、CMTAKと乳糖とを混合し打
錠したのち粉砕し、ステアリン酸マグネシウムを
混ぜる。混合物を各2号カプセルに充填する。 実施例 9 CMTAK 400mg 乳 糖 95mg HPC―L(オキシプロピルセルローズ)
5mg 計500mg 以上を1用量単位とする。 上記の割合で、三者を混合したのち少量の水を
加えて練合機で練合、整粒し、乾燥して再び整粒
し、篩過し、上記の単位毎に分包する。 実施例 10 CMTAK(実施例20の製品)2gを注射用蒸溜
水(もしくは生理食塩水)100mlに溶解、過し、
液を20mlずつアンプルに分注、熔閉後常法によ
り加熱滅菌する。 実施例 11 CMTAK 160mg ソルビツト 200mg カルボキシメチルセルローズ・ナトリウム
10mg ポリソルベート80 3.2mg パラオキシ安息香酸メチル 4mg パラオキシ安息香酸プロピル 0.4mg 以上を注射用蒸溜水に混合し(CMTAKを用
いた場合は、要すればN/10水酸化ナトリウム溶
液で中和する)全量を4mlとする。 実施例 12 TAK―N(平均重合度540)3gをイソプロパ
ノール80mlに懸濁し、室温で30分間撹拌したの
ち、撹拌しながら30%水酸化ナトリウム溶液8ml
を約60分にわたつてゆつくりと添加し、さらにゲ
ル状物質の形成を妨げる目的で約90分間室温で強
く撹拌した。次いでモノクロロ酢酸3.6gを加え、
60―70℃で5時間撹拌してカルボキシル化反応を
行なつた。生成物を取し、メタノール―酢酸混
液(7:3(V/V))で充分洗浄してから沈澱物
を過して集め、80%のメタノール水、メタノー
ル、アセトンの順にそれぞれでくり返し充分洗浄
したのち減圧下に乾燥してCMTAK2.9gを得た。
カルボキシメチル基含量(グルコース1残基当た
りのカルボキシメチル基の数、以下同じ)0.54。 実施例 13 TAK―N(平均重合度540)1.5gをイソプロパ
ノール40mlに懸濁し、室温で30分間撹拌したのち
撹拌しながら30%水酸化ナトリウム溶液2mlを15
分おきに1回に0.5mlずつ4回に分けて添加し、
さらに90分間室温で撹拌した。次いでモノクロロ
酢酸0.9gを10分おきに0.3gずつ3回に分けて加
え、50℃で150分間撹拌してカルボキシメチル化
反応を行なつた。生成物を遠心分離により集め、
水50mlに溶解して酢酸で中和した。この中和液に
メタノール120mlを加えて、生じた沈澱物を遠心
分離により集め、まず80%メタノール水300mlと
エタノール100mlにより、次いで80%エタノール
水300mlとエタノール200mlの混液によりそれぞれ
充分洗浄したのち凍結乾燥してCMTAK1.7gを
得た。カルボキシメチル基含量0.75。 実施例 14 TAK―N(平均重合度540)1.5gをイソプロパ
ノール40mlに懸濁し、室温で30分間撹拌したのち
撹拌しながら30%水酸化ナトリウム溶液4mlを15
分おきに1回に1mlずつ4回に分けて添加し、さ
らに90分間室温で撹拌した。次いでモノクロロ酢
酸1.8gを10分おきに0.6gずつ3回に分けて加
え、50℃で150分間撹拌してカルボキシメチル化
反応を行なつた。生成物を遠心分離により集め、
水40mlに溶解して酢酸で中和した。この中和液に
メタノール90mlを加えて、生じた沈澱物を遠心分
離により集め、まず80%メタノール水200mlとエ
タノール100mlの混液により、次いで80%エタノ
ール水200mlとエタノール200mlの混液によりそれ
ぞれ充分洗浄したのち凍結乾燥してCMTAK2.0
gを得た。カルボキシメチル基含量1.07。 実施例 15 TAK―N(平均重合度255)3.2gを水33mlに懸
濁し、室温で撹拌しながら水酸化ナトリウム1g
を加えたのち、モノクロロ酢酸ナトリウム2.4g
を添加し、室温で2時間撹拌してカルボキシメチ
ル化反応を行なつた。その後ふたたび水酸化ナト
リウム1gとモノクロロ酢酸ナトリウム2.4gを
添加し、室温で3時間撹拌して反応を行なつたの
ち、さらに水酸化ナトリウム1gとモノクロロ酢
酸ナトリウム2.4gを添加し、室温で2時間撹拌
して反応を継続した。反応液にエタノール1を
加え、生じた沈澱物がグラスフイルター上でエタ
ノールを用いて液がフエノールフタレンで赤色
を呈しなくなるまで充分洗浄したのち、減圧下に
50℃で乾燥した。得られた粉末3.7gを水90mlに
溶解し、酢酸で中和したのちエタノール210mlを
加えた。生じた沈澱物を遠心分離により集め、さ
らに80%エタノール水で洗浄後凍結乾燥して
CMTAK2.6gを得た。カルボキシメチル基含量
0.30。 実施例 16 TAK―N(平均重合度255)6.4gを水66mlに懸
濁し、氷冷下で撹拌しながら水酸化ナトリウム4
gを加えたのち、モノクロロ酢酸ナトリウム9.6
gを添加し、氷冷下で2時間撹拌してカルボキシ
メチル化反応を行なつた。その後ふたたび水酸化
ナトリウム4gとモノクロロ酢酸ナトリウム9.6
gを添加し、氷冷下で3時間撹拌して反応を行な
つたのち、さらに水酸化ナトリウム4gとモノク
ロロ酢酸ナトリウム9.6gを添加し、氷冷下で3
時間撹拌して反応を継続した。反応液にエタノー
ル1を加え、生じた沈澱物をグラスフイルター
上でエタノールを用いて液がフエノールフタレ
ンで赤色を呈しなくなるまで充分洗浄したのち、
減圧下50℃で乾燥した。得られた粉末8.6gを水
172mlに溶解し、酢酸で中和したのち、エタノー
ル480mlを加えた。生じた沈澱物を遠心分離によ
り集め、さらに80%エタノール水で洗浄後凍結乾
燥してCMTAK5.6gを得た。カルボキシメチル
基含量0.36。 実施例 17 TAK―D(F―,平均重合度299)1.5gをイ
ソプロパノール40mlに懸濁し、実施例13の場合と
同様にしてカルボキシメチル化反応を行なつたの
ち、実施例13の場合と同様に反応生成物を洗浄し
てCMTAK1.9gを得た。カルボキシメチル基含
量0.59。 実施例 18 TAK―D(F―,平均重合度299)1.5gをイ
ソプロパノール40mlに懸濁し、実施例14の場合と
同様にしてカルボキシメチル化反応を行なつたの
ち、実施例14の場合と同様に反応生成物を洗浄し
てCMTAK2.2gを得た。カルボキシメチル基含
量1.15。 実施例 19 TAK―D(F―,平均重合度113)1.5gをイ
ソプロパノール40mlに懸濁し、実施例13の場合と
同様にしてカルボキシメチル化反応を行なつた。
生成物を遠心分離により集め、水40mlに溶解し
て、酢酸で中和した。この中和液にメタノール90
mlを加え、生じた沈澱物を遠心分離により集め、
まず80%メタノール水200mlにより、次いで80%
エタノール水200mlによりそれぞれ充分洗浄した
のち凍結乾燥してCMTAK1.4gを得た。カルボ
キシメチル基含量0.51。 実施例 20 TAK―D(F―,平均重合度113)1.5gをイ
ソプロパノール40mlに懸濁し、実施例14の場合と
同様にしてカルボキシメチル化反応を行なつた。
反応生成物を実施例19の場合と同様に洗浄して
CMTAK2.3gを得た。カルボキシメチル基含量
1.22。 実施例 21 TAK―D(S―,平均重合度68)1.5gをイ
ソプロパノール40mlに懸濁し、実施例13の場合と
同様にしてカルボキシメチル化反応を行なつた。
反応生成物を実施例19の場合と同様に洗浄して
CMTAK1.4gを得た。カルボキシメチル基含量
0.36。 実施例 22 TAK―D(S―,平均重合度68)1.5gをイ
ソプロパノール40mlに懸濁し、実施例14の場合と
同様にしてカルボキシメチル化反応を行なつた。
反応生成物を実施例19の場合と同様に洗浄して
CMTAK1.4gを得た。カルボキシメチル基含量
0.45。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ第3表中CMTAK
No.2,No.11の赤外部吸収スペクトル曲線を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中Rの少くとも1ケは―CH2COOH基、
    残余があればHを示し、nは整数を示す。該化合
    物の平均重合度は2ないし1000である)のβ―
    1,3―グルカン誘導体およびその塩。 2 一般式 (式中Rの少くとも1ケは―CH2COOH基、
    残余があればHを示し、nは整数を示す。該化合
    物の平均重合度は2ないし1000である)のβ―
    1,3―グルカン誘導体またはその塩を含有する
    抗腫瘍剤。
JP1417486A 1986-01-24 1986-01-24 抗腫瘍剤 Granted JPS61241301A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0680103U (ja) * 1993-04-26 1994-11-08 正 伊藤 マグネット付スコヤ

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JPH0680103U (ja) * 1993-04-26 1994-11-08 正 伊藤 マグネット付スコヤ

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