JPS6340969B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6340969B2 JPS6340969B2 JP7992280A JP7992280A JPS6340969B2 JP S6340969 B2 JPS6340969 B2 JP S6340969B2 JP 7992280 A JP7992280 A JP 7992280A JP 7992280 A JP7992280 A JP 7992280A JP S6340969 B2 JPS6340969 B2 JP S6340969B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- ceramic
- solid lubricated
- metal
- selenide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
本発明は表面にセレン化金属物相を有する、時
計及び精密機器用の固体潤滑セラミツク軸受及び
その製法に関するものである。 従来の時計及び精密機器用軸受材料には、一般
に硬石又は金属が使用され、軸と軸受との間に
は、注油が必要とされていた。この注油は軸と軸
受の摩擦係数を小さくし、この部分の摩耗を防止
するものであつて、揮発する油の定期的補給が必
要であり又、油の化学的変質によつてトルク伝達
効率の低下した場合には、時計や機器の分解をと
もなう洗浄を必要とする欠点が有る。第1図は従
来の注油を必要とする時計用軸受を示す断面図で
あり、1は時計用ルビー軸受、2は歯車軸であ
り、3は油だめである凹部である。 一般に、合成樹脂、又はこれに黒鉛、二硫化モ
リブデン、セレン化タングステン等を複合した、
無給油軸受では、軸受材料強度が低いため、高ト
ルクを伝達する際には歪が生じ、伝達効果が著し
く劣化する。又高温における使用に制限がある。 本発明の目的はセラミツク軸受表面にセレン化
金属物相を設けることにより、軸受の摩擦係数の
低減をはかり、軸及び軸受の耐摩耗性を向上さ
せ、又伝達トルクの高効率化をはかることでであ
る。 本発明の他の目的は無給油化をはかることによ
り、軸受に設けられていた、油留り及び油溝を無
くすことができ、軸受加工コストを低減すること
にあり、従来の軸受の欠点を除くために、セラミ
ツクを軸受材料ベースとし、その表面にセレン化
金属物相を設けることにより、耐摩耗性に富み、
高温及び低温環境下での使用に耐え、又真空雰囲
気においても使用が可能であり、高トルク伝達効
率の高い、固体潤滑軸受を提供するものである。
その要旨とするところは、セラミツク−セレン化
金属複合軸受の製造を、セラミツク中にセレン化
金属物相を生ぜしめる方法として、あらかじめセ
ラミツクと金属との複合体を作りこれをセレン化
処理することにより金属相をセレン金属物相とす
ることを特徴とする。 第2図に本発明の1実施例であるアルミナセラ
ミツク−WSe2系固体潤滑軸受の製造工程を示す。
アルミナセラミツク原料(Al2O3、MgO、SiO2、
CaOの混合物)及びタングステン粉末は、タング
ステンの割合を、体積比で1%から40%までとし
て秤量し、プレス成形用バインダーとしてPVA
(ポリビニールアルコール)を加えてボールミル
にて混合粉砕レ泥漿とする。この泥漿より、粉末
成形用顆粒を作るために、スプレードライヤーに
て、80〜100μの造粒を行い、粉末成形工程では
2〜6トン/平方糎の成形圧力にて油圧プレスに
て所定の形状を持つ成形品を得る。成形品には成
形用バインダーを除去するために露点+10〜+40
℃の湿水素雰囲気にて600℃×2時間の一次焼成
がなされる。又二次焼成は露点−20℃以下の水素
中又は10-3torr以下の真空中で1600℃×1時間の
処理を行なうと、アルミナセラミツク−Wの複合
焼結体が得られる。この焼結体には所定の形状を
得るための研摩加工が施こされる。原料の秤量か
らここまでが、セレン化物となつたとき摩擦係数
の低減ができる金属を含有するセラミツクよりな
る軸受を用意する工程4である。セレン化処理工
程5はSeH2−H2−NH3混合気中、600℃〜700℃
にて2時間の処理を行なうことにより、表面より
50μの深さに亙つてWSe2相を得られる。以下の
第1表にアルミナセラミツク−Wの原料組成を示
す。
計及び精密機器用の固体潤滑セラミツク軸受及び
その製法に関するものである。 従来の時計及び精密機器用軸受材料には、一般
に硬石又は金属が使用され、軸と軸受との間に
は、注油が必要とされていた。この注油は軸と軸
受の摩擦係数を小さくし、この部分の摩耗を防止
するものであつて、揮発する油の定期的補給が必
要であり又、油の化学的変質によつてトルク伝達
効率の低下した場合には、時計や機器の分解をと
もなう洗浄を必要とする欠点が有る。第1図は従
来の注油を必要とする時計用軸受を示す断面図で
あり、1は時計用ルビー軸受、2は歯車軸であ
り、3は油だめである凹部である。 一般に、合成樹脂、又はこれに黒鉛、二硫化モ
リブデン、セレン化タングステン等を複合した、
無給油軸受では、軸受材料強度が低いため、高ト
ルクを伝達する際には歪が生じ、伝達効果が著し
く劣化する。又高温における使用に制限がある。 本発明の目的はセラミツク軸受表面にセレン化
金属物相を設けることにより、軸受の摩擦係数の
低減をはかり、軸及び軸受の耐摩耗性を向上さ
せ、又伝達トルクの高効率化をはかることでであ
る。 本発明の他の目的は無給油化をはかることによ
り、軸受に設けられていた、油留り及び油溝を無
くすことができ、軸受加工コストを低減すること
にあり、従来の軸受の欠点を除くために、セラミ
ツクを軸受材料ベースとし、その表面にセレン化
金属物相を設けることにより、耐摩耗性に富み、
高温及び低温環境下での使用に耐え、又真空雰囲
気においても使用が可能であり、高トルク伝達効
率の高い、固体潤滑軸受を提供するものである。
その要旨とするところは、セラミツク−セレン化
金属複合軸受の製造を、セラミツク中にセレン化
金属物相を生ぜしめる方法として、あらかじめセ
ラミツクと金属との複合体を作りこれをセレン化
処理することにより金属相をセレン金属物相とす
ることを特徴とする。 第2図に本発明の1実施例であるアルミナセラ
ミツク−WSe2系固体潤滑軸受の製造工程を示す。
アルミナセラミツク原料(Al2O3、MgO、SiO2、
CaOの混合物)及びタングステン粉末は、タング
ステンの割合を、体積比で1%から40%までとし
て秤量し、プレス成形用バインダーとしてPVA
(ポリビニールアルコール)を加えてボールミル
にて混合粉砕レ泥漿とする。この泥漿より、粉末
成形用顆粒を作るために、スプレードライヤーに
て、80〜100μの造粒を行い、粉末成形工程では
2〜6トン/平方糎の成形圧力にて油圧プレスに
て所定の形状を持つ成形品を得る。成形品には成
形用バインダーを除去するために露点+10〜+40
℃の湿水素雰囲気にて600℃×2時間の一次焼成
がなされる。又二次焼成は露点−20℃以下の水素
中又は10-3torr以下の真空中で1600℃×1時間の
処理を行なうと、アルミナセラミツク−Wの複合
焼結体が得られる。この焼結体には所定の形状を
得るための研摩加工が施こされる。原料の秤量か
らここまでが、セレン化物となつたとき摩擦係数
の低減ができる金属を含有するセラミツクよりな
る軸受を用意する工程4である。セレン化処理工
程5はSeH2−H2−NH3混合気中、600℃〜700℃
にて2時間の処理を行なうことにより、表面より
50μの深さに亙つてWSe2相を得られる。以下の
第1表にアルミナセラミツク−Wの原料組成を示
す。
【表】
かくしてこの実施例で得られた固体潤滑軸受の
断面図を第3図に示す。第3図において、6は円
孔を有した円筒状の固体潤滑軸受を示し、外形寸
法は2.2ψ(+0.006 +0)ミリメートルで表面粗さは1.5−
Sで、円孔6aの寸法は1.4φ(+0.006 +0)ミリメート
ルで表面粗さは0.1−S、厚さは0.6mmでセレン化
タングステンを有する層の厚さは約50ミクロンで
ある。軸7は公知のものであり材質はHu720に熱
処理したSK4−F材である焼入れ鋼で表面粗さは
0.1−Sである。寸法は軸径1.4φ(-0.006 -0.012)ミリ
メー
トルである。 このようにして、アルミナセラミツクとの複合
ができ、複合金属をセレン化処理することにより
低摩擦係数値を得られた金属は、Wの他にMo、
V、Nb、Ta、Ti、Zr、Hf、Re、Th、U、Te
等が有り、いずれも良好な無給油軸受と成すこと
ができた。 又、これらの金属と複合されるセラミツクは、
アルミナセラミツクの他に、セレン化処理に耐え
られるガラス類も本発明の固体潤滑軸受として有
効である。即ち所定の軸受形状を得る方法として
は粉末成形法以外に、ドクターブレード法によつ
て得られ、グリーンシートより、プレス抜成形す
ることもできる。第2表にT型振子摩擦試験機を
用いて測定した摩擦係数測定結果を示す。
断面図を第3図に示す。第3図において、6は円
孔を有した円筒状の固体潤滑軸受を示し、外形寸
法は2.2ψ(+0.006 +0)ミリメートルで表面粗さは1.5−
Sで、円孔6aの寸法は1.4φ(+0.006 +0)ミリメート
ルで表面粗さは0.1−S、厚さは0.6mmでセレン化
タングステンを有する層の厚さは約50ミクロンで
ある。軸7は公知のものであり材質はHu720に熱
処理したSK4−F材である焼入れ鋼で表面粗さは
0.1−Sである。寸法は軸径1.4φ(-0.006 -0.012)ミリ
メー
トルである。 このようにして、アルミナセラミツクとの複合
ができ、複合金属をセレン化処理することにより
低摩擦係数値を得られた金属は、Wの他にMo、
V、Nb、Ta、Ti、Zr、Hf、Re、Th、U、Te
等が有り、いずれも良好な無給油軸受と成すこと
ができた。 又、これらの金属と複合されるセラミツクは、
アルミナセラミツクの他に、セレン化処理に耐え
られるガラス類も本発明の固体潤滑軸受として有
効である。即ち所定の軸受形状を得る方法として
は粉末成形法以外に、ドクターブレード法によつ
て得られ、グリーンシートより、プレス抜成形す
ることもできる。第2表にT型振子摩擦試験機を
用いて測定した摩擦係数測定結果を示す。
【表】
以上の構成により、摩擦係数が従来のセラミツ
ク軸受より低く、同じくより耐摩耗性があり軸の
トルクの伝達効率がよく、油留りが不要なので、
簡単な形状で薄型化ができ又コスト、工数も格段
に低下し、実用効果は大なるものがある。
ク軸受より低く、同じくより耐摩耗性があり軸の
トルクの伝達効率がよく、油留りが不要なので、
簡単な形状で薄型化ができ又コスト、工数も格段
に低下し、実用効果は大なるものがある。
第1図は従来の軸受を示す断面図、第2図は本
発明の実施例を示す固体潤滑軸受の製造手順の工
程図、第3図は本発明の実施例である軸受の断面
図である。 6……固体潤滑軸受、6b……セレン化物、4
……セレン化物となつたとき摩擦係数を低減出来
る金属を含有するセラミツクよりなる軸受を用意
する工程、5……セレン化処理工程。
発明の実施例を示す固体潤滑軸受の製造手順の工
程図、第3図は本発明の実施例である軸受の断面
図である。 6……固体潤滑軸受、6b……セレン化物、4
……セレン化物となつたとき摩擦係数を低減出来
る金属を含有するセラミツクよりなる軸受を用意
する工程、5……セレン化処理工程。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 セラミツクよりなる軸受において、該軸受
に、セレン化により摩擦係数の低下する金属、
Mo、W、V、Nb、Ta、Ti、Zr、Hf、Re、Th、
U、Teよりなるグループのうちの1つ以上を含
有し、前記軸受の表面に前記金属のセレン化物相
を有する事を特徴とする固体潤滑軸受。 2 軸受は、平面と円筒面のみよりなる特許請求
の範囲第1項記載の固体潤滑軸受。 3 セレン化により摩擦係数の低下する金属、
Mo、W、V、Nb、Ta、Ti、Zr、Hf、Re、Th、
U、よりなるグループのうち1つ以上を含有する
セラミツクよりなる軸受を用意する工程と、該軸
受をセレン化処理してその表面にセレン化物相を
形成する工程とよりなる固体潤滑軸受の製法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7992280A JPS576128A (en) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | Solid lubricating bearing and its manufacturing method |
| GB8117850A GB2079869B (en) | 1980-06-10 | 1981-06-10 | Solid-lubricated bearing and method of fabricating same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7992280A JPS576128A (en) | 1980-06-13 | 1980-06-13 | Solid lubricating bearing and its manufacturing method |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS576128A JPS576128A (en) | 1982-01-13 |
| JPS6340969B2 true JPS6340969B2 (ja) | 1988-08-15 |
Family
ID=13703786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7992280A Granted JPS576128A (en) | 1980-06-10 | 1980-06-13 | Solid lubricating bearing and its manufacturing method |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS576128A (ja) |
-
1980
- 1980-06-13 JP JP7992280A patent/JPS576128A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS576128A (en) | 1982-01-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0113660B1 (en) | Nitride based cutting tool | |
| KR900007078B1 (ko) | 고강도 · 고내마모성 슬라이딩부재와 그의 제조방법 | |
| US4102698A (en) | Silicon nitride compositions in the Si3 N4 -Y2 O3 -SiO2 system | |
| JPS61197464A (ja) | 焼結成形体の製法 | |
| Akazawa et al. | Wear properties of Si3N4 in rolling-sliding contact | |
| US4526875A (en) | Ceramic material for cutting tools and process for the production thereof | |
| US3183632A (en) | Grinding tool | |
| KR900007840B1 (ko) | 탄화규소 소결체 및 그 제조방법 | |
| JP2001192258A (ja) | セラミックス焼結体とその製造方法、及びそれを用いた摺動部材、ベアリングボール、ベアリング | |
| KR910009894B1 (ko) | 세라믹스 제품 및 그 제조방법 | |
| JPS6340969B2 (ja) | ||
| GB2079869A (en) | Solid-lubricated Bearing and Method of Fabricating Same | |
| JPS6324245B2 (ja) | ||
| CH465472A (fr) | Cigarette | |
| US4650592A (en) | Self lubricating silicon nitride article | |
| JP2000256066A (ja) | 窒化珪素質焼結体とその製造方法およびこれを用いた耐摩耗性部材 | |
| CN110078536B (zh) | 一种用于玻璃热弯成型的模具及其制造方法 | |
| KR960016069B1 (ko) | 질화규소에 기초한 소결체 | |
| US4773149A (en) | Method of making ceramic tube for high temperature use | |
| JPH07109176A (ja) | 反応焼結セラミックスとその製造方法 | |
| JP3773080B2 (ja) | 転がり軸受 | |
| JPH08225384A (ja) | 薄い反応層を有するhip焼結セラミック及びその製造方法 | |
| JP3283238B2 (ja) | 窒化ケイ素系セラミックス部品およびその製造方法 | |
| US4816429A (en) | Temperature compensating dielectric ceramic composition | |
| JPS6344716B2 (ja) |