JPS6342839B2 - - Google Patents

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JPS6342839B2
JPS6342839B2 JP57088350A JP8835082A JPS6342839B2 JP S6342839 B2 JPS6342839 B2 JP S6342839B2 JP 57088350 A JP57088350 A JP 57088350A JP 8835082 A JP8835082 A JP 8835082A JP S6342839 B2 JPS6342839 B2 JP S6342839B2
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JP
Japan
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cylindrical body
frequency coil
housing member
coil
hardening
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Application number
JP57088350A
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JPS58206092A (ja
Inventor
Isao Matsumoto
Masakatsu Yamamuro
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DKK Co Ltd
Original Assignee
Denki Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • General Induction Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトリポードハウジング部材のような不
等肉厚部を有する筒状体内面の移動焼入用高周波
コイルに関する。
不等肉厚部を有する筒状体として典型例である
トリポード型自在接手のハウジング部材は、第1
図に示すように各部によつて断面肉厚形状が著し
く異なつている。
即ち、該トリポードハウジング部材1のうち、
図示しない球面ローラが転動するローラ溝2の一
対の転動面2aを接続する接続部3は最も肉厚が
薄く、またローラ溝2とこれに隣接するローラ溝
2との区画部4は、最も厚肉部となつている。
かかる不等肉厚を有するトリポードハウジング
部材1の内面を高周波加熱方法により焼入れする
場合、第1図に示す如くトリポードハウジング部
材1の各内面に沿つてほぼ一定の間隔を隔てて対
応配置される高周波コイル5aを用いることが考
えられる。しかし、高周波焼入れにおいては一般
に、凸部は加熱されやすく、凹部は加熱されにく
いという特性があるため、最厚肉部たる区画部4
には焼入硬化層を得ることができるものの、ロー
ラ溝2の一対の転動面2a及び接続部3には焼入
硬化層を得ることができない。すなわち、第1図
に示す高周波コイル5aによる加熱では、電気的
入熱は最厚肉部たる区画部4に費やされ、転動面
2a及び接続部3までは加熱され難くなるからで
ある。なお、過大な電流を高周波コイル5aに供
給するようにすれば、転動面2a及び接続部3に
も焼入硬化層を形成することができるが、その一
方で区画部4が過熱状態となり、熱的バランスが
不均一となつてトリポードハウジング部材1の内
面に大きな変形を生じる。
そこで、転動面2aに焼入硬化層を形成するた
めの高周波コイルとしては、第2図に示す如く区
画部4に対応する部分の加熱導体をこの区画部4
から遠くに離して成る高周波コイル5bが考えら
れる。この高周波コイル5bは、区画部4と加熱
導体との間隔を大きくとることによつて、電気的
入熱を転動面2a及び接続部3に分散させるよう
にしたものである。しかし、この高周波コイル5
bで誘導加熱すると、区画部4の焼入硬化層の厚
さは薄くなるものの、転動面2aには僅かな焼き
しか入らず、最薄肉部たる接続部3は全厚にわた
つて焼入れ(ズブ焼入状態)されてしまうことと
なる。この場合、区画部4のコーナー部6が加熱
され、電気的入熱は区画部4に費やされ、逆に転
動面2aの肉厚の薄い部分までは加熱され難くな
り、結局、転動面2aのコーナー部6及びその付
近のみ焼入れされることになりやすい。
従つて、上述の高周波コイル5bではトリポー
ドハウジング部材1の内面を一様に加熱すること
ができないため、熱バランスの関係でその内面に
大きな収縮変形を生じる。また転動面2aのうち
焼入れされている部分と焼入れされていない部分
の境界部7では硬さが急激に変化しているため、
この部分に応力集中による割れが発生する場合が
あり、疲労強度が不足する欠点がある。
なお、接続部3の過熱によるズブ焼入状態を防
止する方法として、その外面3aを冷却すること
が考えられるが、単に外周面3aを冷却するのみ
では、内面の均一焼入れをすることは難しいのが
実状である。
上述の種々の欠点を解消し、熱処理変形を最小
限に抑え得て、しかも割れの発生がなく疲労強度
の強いトリポードハウジング部材1を得るために
は、ローラ溝2の一対の転動面2a、接続部3
(最薄肉部)及び区画部4(最厚肉部)を各部一
様に焼入れすることに加えて、接続部3をズブ焼
入状態とせずかつその焼入硬化層の厚さを転動面
2a焼入硬化層の厚さよりも薄くするのが理想的
である。すなわち、第8図に示す如き硬化層パタ
ーンを得るのが望ましい。
本発明は、このような事情に勘案して鋭意実
験、研究を重ねた結果到達したものである。
本発明の第1は、不等肉厚部を有する筒状体内
面の移動焼入用高周波コイルにおいて、上記筒状
体内面のうち最厚肉部に対応する加熱導体に、上
記筒状体の軸心方向に沿つて延びかつ上記最肉厚
部に対して平行に延設配置される立上り部を一対
設けると共に、これらの立上り部を互いに平行状
に近接配置し、近接配置された上記一対の立上り
部に互いに逆方向の電流を流すように構成したこ
とを特徴とする、不等肉厚部を有する筒状体内面
の移動焼入用高周波コイルに係るものである。
また、本発明の第2は、不等肉厚部を有する筒
状体内面の移動焼入用高周波コイルにおいて、上
記筒状体内面のうち最薄肉部に対応する加熱導体
に、上記筒状体の軸心方向に沿つて延びかつ上記
最薄肉部に対して平行に延設配置される立上り部
を一対設けると共に、これらの立上り部を互いに
平行状に近接配置し、近接配置された上記一対の
立上り部に互いに逆方向の電流を流すように構成
したことを特徴とする、不等肉厚部を有する筒状
体内面の移動焼入用高周波コイルに係るものであ
る。
以下本発明の好適な実施例を図面により説明す
る。なお、第1図及び第2図に示す従来例と同一
要素は同一符号にて表示する。
第3図乃至第7図は本発明の第1実施例を示
し、第3図は本実施例に係る高周波コイル9を用
いて構成された高周波焼入装置8により、不等肉
厚部を有する筒状体としてのトリポードハウジン
グ部材1の内面を焼入れする場合の全体の配置態
様を示す要部斜視図であり、第4図は、第3図を
下方より見た斜視図である。また、第5図及至第
7図は本実施例に係る高周波コイル9の構成を示
している。
本実施例に係る高周波コイル9は、銅などの導
体から形成されており、第5図乃至第7図に示す
如く、パイプ状に形成され、中空内部91を冷却
液が第6図に示す矢線方向に循環しうるようにな
つている。
また、高周波コイル9は、本実施例においては
トリポードハウジング部材1の3つのローラ溝2
内に挿入、配設されるものであり、これに対応し
て第6図に示す如く、各ローラ溝2に各々振り分
けられた、単位コイル9a,9b,9cからな
る。
各単位コイル9a,9b,9cは、対応する各
ローラ溝2の内側にあつて、該ローラ溝2のロー
ラ転動面2aに対応する部位は、該転動面2aに
沿つた円弧状に形成され、転動面2aとの間隔を
一定にしている。
また、各ローラ溝2における一対の転動面2a
を接続する、最も薄肉部である接続部3に相対す
る部位では、コイル9は直線状に形成され、該接
続部3の内面3bと若干間隔をおいて配設、移動
しうるようになつている。これは、最薄肉部たる
接続部3があまり過熱されないように配慮された
ものである。
また、トリポードハウジング部材1の最厚肉
部、すなわち隣接する各ローラ溝2間を区画して
いる区画部4に対向配置される加熱導体部分に
は、第7図に明示する如く立上り部が形成されて
いる。
すなわち、各単位コイル9a,9b,9cの両
端部は、上記区画部4の対応位置で水平方向から
鉛直方向へと折曲されて立上り部としての鉛直コ
イル10,11が形成されており、各単位コイル
相互の隣接する鉛直コイル10,11は互いに平
行状に近接配置されている。そして、これらの鉛
直コイル10,11は、それらの間に電気的絶縁
体12をはさんで所定長さ分だけ延設され、第7
図に示す如くその頂部で相互に連結、連通されて
いる。
但し、第7図において単位コイル9bと9c間
の鉛直コイル(立上り部)13,14だけは、絶
縁体12で絶縁されたまま延設され、後述する如
くリード管として高周波電源に接続される。よつ
て高周波コイル9は、全体として鉛直コイル13
及び14の各端部が分離しているだけで、他の部
位は一体に連続しており、コイル9全体を通して
高周波大電流が流れ、かつ中空部91内を冷却水
が循環しうるように構成されている。
しかして、上記各最厚肉部4の位置に対峙配設
される鉛直コイル10,11もしくは13,14
の部分では、対応するコイル10とコイル11、
もしくはコイル13とコイル14間では高周波電
流は相互に逆方向に流れることになる。
なお、各鉛直コイル間に介在させる上記絶縁体
12の間隙は支障のない範囲で極力狭くしておく
ものとする。
本実施例ではかかる構成からなる高周波コイル
9を含んだ高周波焼入装置8は次の如く構成され
ている。
高周波焼入装置8は、加熱手段15と第1冷却
ジヤケツト16とからなる内部ユニツト17と、
第2冷却ジヤケツト18を備えている。
第3図乃至第7図に示す如く、上記内部ユニツ
ト17は、本実施例では基台19に穿設した透孔
20内を上方に突出して配置された柱状体21の
先端21aに、上記高周波コイル9の形状に合わ
せて三方に等分して振り分けられて計三個所配設
されている。
内部ユニツト17を構成する加熱手段15及び
第1冷却ジヤケツト16は、第5図に示すように
高周波焼入装置8の昇降方向(トリポードハウジ
ング部材1の軸方向)に沿つて、加熱手段15が
該昇降方向の上方に、また第1冷却ジヤケツト1
6が下方に位置するように一体に成形されてい
る。
上記加熱手段15は、上記高周波コイル9と、
該コイル9の上記軸方向前後側面(第5図におけ
る上下側面)を覆い、トリポードハウジング部材
1の内周面と対峙する側面92のみを開放して高
周波電流による誘導加熱効果を高める、ダストコ
ア又は珪素鋼板の如き磁性体22とからなる。
上記高周波コイル9の鉛直コイル13及び14
は、適宜リード線(図示せず)を介して、図示し
ない高周波電源に接続されるとともに、一対の鉛
直コイル13,14の一方(本実施例では14)
が給水源に連結された給水管として、また他方
(本実施例では13)が排水手段へと連結された
排水管として機能する。
なお、第7図に示す如く、高周波コイル9の水
平部分で、一対のコイル相互が最近接した部位9
3にも、コイル9相互間に電気的絶縁体12′を
介在させてあり、また、上記柱状体21自体も絶
縁物質で成形されている。
上記第1冷却ジヤケツト16は、本実施例では
第5図に示す如く、加熱手段15の下部に各々一
体に組み付けられ、内部に中空部161を形成し
た薄肉壁162には、放射状に冷却液のノズル1
63が所定数穿設されて、ローラ溝2の内面2b
全面に冷却液を噴射しうるように構成されてい
る。
なお、上記ノズル163の方向は、第5図にお
いて若干下向きに穿設、形成されている。
加熱手段15と同様に三方に等分割して振り分
けられた三個の第1冷却ジヤケツト16は、各々
適宜管路(図示せず)により柱状体21内に配管
された冷却液圧送管23に連結されている。該圧
送管23の下部は、図示しない冷却液タンクに連
結され、適宜圧送手段により冷却液を上記各冷却
ジヤケツト16内に圧送する。
上記第2冷却ジヤケツト18は、本実施例では
トリポードハウジング部材1の上記薄肉部3の外
周面3bと焼入時に所定間隔をおいて対峙、配設
されるように配置され、中空部181を形成する
薄肉壁182のうち、上記薄肉部3に対向する面
には、所定数の所定ノズル183が穿設され、冷
却ジヤケツト18と図示しない冷却液タンクとを
結ぶ圧送管24により冷却液を供給されるように
なつている。
なお、第3図図示の如く内部ユニツト17と第
2冷却ジヤケツト18とは、すべて略同一高さだ
け基台19から突出配置されている。
次に本実施例の作用につき説明する。
上記した高周波コイル9を有する高周波焼入装
置8によりトリポードハウジング部材1の内面を
焼入れするに際しては、まず第3図に示す如く、
高周波焼入装置8を所定位置で固定しておいて、
その直上に配置されたトリポードハウジング部材
1を適宜昇降手段により下方に所定速度で連続し
て下降させていく。
しかして、トリポードハウジング部材1下端の
開口部1aを高周波焼入装置8の高周波コイル9
が通過して中空部内に嵌入し、第6図に示す如く
水平状のループ部をローラ溝2内に配置すると共
に、鉛直コイル10,11及び13,14から成
る立上り部をトリポードハウジング部材1の軸心
方向に沿つて区画部4の内面に対して平行に延設
配置すると同時に、上記コイル9に高周波大電流
を流す。
コイル9の上方への相対的移動につれて、該コ
イル9と対向するローラ溝内周面2bは、表面に
誘導電流を生じ、ジユール熱により瞬時に加熱さ
れる。
加熱された内周面2bが所定の温度に達した段
階でコイル9の下方に配設された第1冷却ジヤケ
ツト16から上記被加熱面に向けて冷却液が噴射
され、該被加熱面を急速に冷却して、ローラ溝2
の内周面2b全面に焼入層(T)を得る。
この際、第6図に示す如く、トリポードハウジ
ング部材1の最厚肉部である区画部4に対応して
配設されたコイル9の位置では、上述した鉛直コ
イル10及び11、もしくは13及び14には
各々逆方向の大電流が流れるため、相互の電磁作
用を打ち消し合う。このため、鉛直コイル10,
11及び13,14の巾方向の領域、すなわち第
7図においてLで示す領域のコイル部分は内面加
熱に殆ど寄与しないこととなり、上記最厚肉部で
ある区画部4への電気的入熱は過剰とはならな
い。
また、薄肉部3の部分では、コイル9はその内
周面3bと若干距離があり、かつ該薄肉部3の外
周面3aには、第2冷却ジヤケツト18から冷却
液が上記加熱に若干先行して、もしくは該加熱と
並行して噴射されているので、ローラ溝内周面2
bのうち上記ローラ転動面2aほどには上記内周
面3bが加熱されず、第1冷却ジヤケツト16に
よる焼入れ深さ(t)も相対的に薄くなる。
しかして、焼入れすべきトリポードハウジング
部材1の内周面全面に、むらなく一様に高周波焼
入層を得ることができ、従来の焼入製品に発生す
る、焼入時における転動面2aの収縮変形が防止
できる。よつて、後工程での修正作業が不要とな
り、生産性が高まる。
また、焼入れされていない部分との境界面に応
力が集中して疲労強度が低下し、ヒビ割れ等が発
生するといつた従来の問題も、焼入層が連続して
形成されるため確実に防止できる。
第5図に示すようにトリポードハウジング部材
1が下降して、該部材1の底面1b近くまで焼入
層(T)が形成されると、コイル9への高周波電
流の導通を断ち、しかる後にトリポードハウジン
グ部材1を上昇させればよい。
なお、一の被焼入体1の焼入れが完了すれば、
次の被焼入体1が移動してきて、焼入装置7の直
上に配置されて下降を開始するようにすれば、被
焼入体1の連続焼入作業が可能となる。
次に、第8図及び第9図は本発明の第2実施例
を示し、本実施例においては高周波コイル9は、
第1実施例と同様に、トリポードハウジング部材
1の最厚肉部たる区画部4に対峙する部位に立上
り部すなわち鉛直コイル10,11及び13,1
4が形成されている他、最薄肉部たる接続部3に
対峙する部位にも立上り部が形成されている。
即ち、上記接続部3に対峙する部位において
も、電気的絶縁体12を介して一対の鉛直コイル
10,11が、所定高さだけ延設された後に相互
に連結、連通されており、その他の構成について
は第1実施例と同様である。
しかして、本実施例においては上記第1実施例
と同様の作用効果を奏する他、上記接続部3に対
峙する部位においても一対の鉛直コイル10,1
1間に逆方向の電流が流れるから、第9図におい
てL′で示す領域は加熱作用を及ぼすことがなく、
従つて接続部3の加熱を防止できる。このため、
接続部3の外周面3aに対応して配設される第2
冷却ジヤケツト18を省略しても、接続部3のズ
ブ焼入れを防止でき、その内面3bに区画部4よ
りも薄い焼入れ硬化層パターン(第8図に示すパ
ターン)を得ることができる。また、接続部3の
外周面3aに対応して配設される第2冷却ジヤケ
ツト18による冷却液の噴射は、第1実施例の場
合より少量でよくなる。
なお、かかる効果は接続部3の肉厚が薄いほど
顕著に奏されるものである。
上記各実施例では被焼入体としてトリポードハ
ウジング部材を例示したが、本発明に係る高周波
コイルは、他の任意な、不等肉厚断面を有する筒
状体の内面焼入れに適用しうるものである。
また、上記実施例の被焼入体の如く有底筒状体
に限らず、無底の筒状体にも適用しうる。
さらに、高周波コイル9の形状等についても、
本発明の要旨を変更しない範囲内で種々変化させ
うる。
上述した如く本発明は、不等肉厚部を有する筒
状体内面のうち、最厚肉部に対応する加熱導体に
一対の立上り部を形成してこれらを互いに近接配
置し、上記立上り部に互いに逆方向の電流を流す
ようにしたものであるから、上記立上り部相互の
電磁作用が相殺され、従つて、加熱されやすい上
記最厚肉部の加熱を効果的に防止でき、筒状体の
内周前面にわたつてむらなく一様に焼入硬化層を
得ることができる。
よつて、焼入時における内周面の収縮変形が未
然に防止可能であり、該収縮変形の修正作業も必
要としない。また、非焼入部分との境界面が存在
しないから、疲労強度が向上し、クラツク等の発
生を確実に排除し得る。
また、本発明は、不等肉厚部を有する筒状体内
面のうち、最薄肉部に対応する加熱導体に一対の
立上り部を形成してこれらを互いに近接配置し、
上記立上り部に互いに逆方向の電流を流すように
したものであるから、上記立上り部相互の電磁作
用が相殺されることとなり、従つて、特別な冷却
手段を用いなくても、ズブ焼入れされやすい最薄
肉部に最厚肉部よりも薄い焼入硬化層を得ること
が可能となる。このため、筒状体内面の全体にわ
たつて理想的な焼入硬化層パターンを形成でき
て、収縮変形を防止でき、しかも非焼入部分と焼
入部分との境界部が存在しないので、ヒビ割れの
発生を防止でき、疲労強度を大幅に改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の高周波コイルをトリ
ポードハウジング部材の内面に配置した状態をそ
れぞれ示す概略断面図である。第3図乃至第7図
は本発明の第一実施例を示し、第3図はトリポー
ドハウジング部材と、本発明に係る高周波コイル
を有する高周波焼入装置の焼入前の配置態様を示
す要部斜視図、第4図は第3図を下方より見た要
部斜視図、第5図は焼入時の高周波コイルの配置
態様を示す要部縦断面図、第6図は第5図のB―
B線断面図、第7図は高周波コイルの構成を示す
要部斜視図、第8図及び第9図は、本発明の第二
実施例を示し、第8図は第6図に準じた断面図、
第9図は高周波コイルの構成を示す要部斜視図で
ある。 1……トリポードハウジング部材、2……ロー
ラ溝、3……接続部、4……区画部、8……高周
波焼入装置、9……高周波コイル、10,11,
13,14……立上り部としての鉛直コイル、1
6……第1冷却ジヤケツト、18……第2冷却ジ
ヤケツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 不等肉厚部を有する筒状体内面の移動焼入用
    高周波コイルにおいて、上記筒状体内面のうち最
    厚肉部に対応する加熱導体に、上記筒状体の軸心
    方向に沿つて延びかつ上記最厚肉部に対して平行
    に延設配置される立上り部を一対設けると共に、
    これらの立上り部を互いに平行状に近接配置し、
    近接配置された上記一対の立上り部に互いに逆方
    向の電流を流すように構成したことを特徴とす
    る、不等肉厚部を有する筒状体内面の移動焼入用
    高周波コイル。 2 上記筒状体は、トリポードハウジング部材で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の高周波コイル。 3 上記最厚肉部は、上記トリポードハウジング
    部材の隣接する各ローラ溝の区画部であることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の高周波
    コイル。 4 不等肉厚部を有する筒状体内面の移動焼入用
    高周波コイルにおいて、上記筒状体内面のうち最
    薄肉部に対応する加熱導体に、上記筒状体の軸心
    方向に沿つて延びかつ上記最薄肉部に対して平行
    に延設配置される立上り部を一対設けると共に、
    これらの立上り部を互いに平行状に近接配置し、
    近接配置された上記一対の立上り部に互いに逆方
    向の電流を流すように構成したことを特徴とす
    る、不等肉厚部を有する筒状体内面の移動焼入用
    高周波コイル。 5 上記筒状体は、トリポードハウジング部材で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記
    載の高周波コイル。 6 上記最薄肉部は、上記トリポードハウジング
    部材の各ローラ溝の転動面間の接続部であること
    を特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の高周
    波コイル。
JP8835082A 1982-05-25 1982-05-25 不等肉厚部を有する筒状体内面の移動焼入用高周波コイル Granted JPS58206092A (ja)

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