JPS6343827A - 4輪駆動車用複列式無段変速装置 - Google Patents
4輪駆動車用複列式無段変速装置Info
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- JPS6343827A JPS6343827A JP18649586A JP18649586A JPS6343827A JP S6343827 A JPS6343827 A JP S6343827A JP 18649586 A JP18649586 A JP 18649586A JP 18649586 A JP18649586 A JP 18649586A JP S6343827 A JPS6343827 A JP S6343827A
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- continuously variable
- variable transmission
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H9/00—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members
- F16H9/02—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion
- F16H9/04—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes
- F16H9/12—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley built-up out of relatively axially-adjustable parts in which the belt engages the opposite flanges of the pulley directly without interposed belt-supporting members
- F16H9/16—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using belts, V-belts, or ropes engaging a pulley built-up out of relatively axially-adjustable parts in which the belt engages the opposite flanges of the pulley directly without interposed belt-supporting members using two pulleys, both built-up out of adjustable conical parts
- F16H2009/163—Arrangements of two or more belt gearings mounted in parallel, e.g. for increasing transmittable torque
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、4輪駆動車用複列式無段変速装置に関する。
車両の駆動システムとしては、一般に2輪駆動(以下2
WDと称する)及び4輪駆動(以下4WDと称する)の
駆動システムが知られている。 2WDの車両は、エンジンの駆動力を100%前輪又は
後輪に伝達して走行するものである。 これに対して4WDの車両は、エンジンの駆動力を4輪
金部に分散して走行する。この場合、前後輪で受は持つ
駆動トルク配分比をどのように設定するかにつき、従来
1:1に設定するもの、及び任意の駆動トルク配分比に
設定可能なものがそれぞれ知られている。 前後輪で受は持つ駆動トルク配分比を任意に設定可能と
したものには、例えば次のようなものがある。 第1の技術例は、4輪駆動用トランスミッションの前輪
への出力軸と前輪側差動装置との間に湿式多板クラッチ
を配置し、その印加油圧を変えることにより最大伝達ト
ルクを決定し、前輪への分担トルクを任意に設定するも
のである(例えば三栄書房株式会社発行、モーターファ
ン、1985年12月号、149ページ〜150ページ
)。この技術によれば、結果として前後輪の駆動トルク
配分比を任意に設定できる。 第2の技術例は、エンジンの駆動力を差動機構を介して
前輪側及び後輪側に振り分けると共に、この前輪側及び
後輪側のいずれか一方、又は両方に無段変速機構を設け
、前後輪の速度比に差をもたせることで駆動トルク配分
比を任意に設定するというものである(特開昭59−1
51661 )。 この場合、速度比が異なるために本来生じる回転速度の
差は、前記差動装置によって吸収させる。
WDと称する)及び4輪駆動(以下4WDと称する)の
駆動システムが知られている。 2WDの車両は、エンジンの駆動力を100%前輪又は
後輪に伝達して走行するものである。 これに対して4WDの車両は、エンジンの駆動力を4輪
金部に分散して走行する。この場合、前後輪で受は持つ
駆動トルク配分比をどのように設定するかにつき、従来
1:1に設定するもの、及び任意の駆動トルク配分比に
設定可能なものがそれぞれ知られている。 前後輪で受は持つ駆動トルク配分比を任意に設定可能と
したものには、例えば次のようなものがある。 第1の技術例は、4輪駆動用トランスミッションの前輪
への出力軸と前輪側差動装置との間に湿式多板クラッチ
を配置し、その印加油圧を変えることにより最大伝達ト
ルクを決定し、前輪への分担トルクを任意に設定するも
のである(例えば三栄書房株式会社発行、モーターファ
ン、1985年12月号、149ページ〜150ページ
)。この技術によれば、結果として前後輪の駆動トルク
配分比を任意に設定できる。 第2の技術例は、エンジンの駆動力を差動機構を介して
前輪側及び後輪側に振り分けると共に、この前輪側及び
後輪側のいずれか一方、又は両方に無段変速機構を設け
、前後輪の速度比に差をもたせることで駆動トルク配分
比を任意に設定するというものである(特開昭59−1
51661 )。 この場合、速度比が異なるために本来生じる回転速度の
差は、前記差動装置によって吸収させる。
しかしながら、前記第1の技術例は、以下に示すような
問題がある。 (1)前記湿式クラッチを滑らせた状態にしなければ駆
動トルク配分比を制御できない。即ち、もし、クラッチ
への印加油圧が充分に大きく、従ってクラッチが滑って
いなければ、前、後輪の駆動トルク配分比は1:1とな
る。ところが、これ以外の駆動トルク配分比を実現する
ためにはクラッチを滑らせなければならない。そのため
、クラッチ材の摩耗、熱害等耐久性に関する問題を本質
的に含む。 (2)クラッチを滑らせながら使用するため、この部分
のエネルギーロスが避けられず、動力伝達系全体の効率
が低下する。 (3)クラッチへの印加油圧が同一の条件の下で、つま
り最大伝達トルクが同一の条件の下で、E/Gトルクが
増加した時のことを考えてみる。 この場合は、クラッチのある前輪側の伝達トルクは変わ
らず、後輪側の伝達トルクのみが増加するため、前、後
輪の駆動トルク配分比は変化する。 これは、駆動トルク配分比をある値に維持するためには
、E/Gトルクに応じてクラッチの最大伝達トルクを制
御しなければならないことを意味する。従って、クラッ
チへの印加油圧は、単に目標とする駆動トルク配分比だ
けで決定されるのではなく、更にE/Gトルクの大きさ
を加味して決定されなければならず、常に流動的であっ
て油圧制御方法は複雑で難しくなる。 一方、第2の技術例にあっては次のような問題がある。 即ち、第2の技術例における無段変速機構は、専ら駆動
トルク配分比を変更することのみに使用されているため
、車両におけるいわゆるトランスミッションは、駆動ト
ルク配分機構の前側(動力伝達系の上流側)に別に設け
られることになる(特開昭59−151661の図面、
特に第2図参照)。従って、動力伝達系としては、トラ
ンスミッション+無段変速機構による駆動トルク配分装
置で構成されることになり、非常に大きなスペースを要
し、重分も増大する。又、トルクの伝達経路も長くなる
ため、伝達効率の悪化も当然生じ1qる。
問題がある。 (1)前記湿式クラッチを滑らせた状態にしなければ駆
動トルク配分比を制御できない。即ち、もし、クラッチ
への印加油圧が充分に大きく、従ってクラッチが滑って
いなければ、前、後輪の駆動トルク配分比は1:1とな
る。ところが、これ以外の駆動トルク配分比を実現する
ためにはクラッチを滑らせなければならない。そのため
、クラッチ材の摩耗、熱害等耐久性に関する問題を本質
的に含む。 (2)クラッチを滑らせながら使用するため、この部分
のエネルギーロスが避けられず、動力伝達系全体の効率
が低下する。 (3)クラッチへの印加油圧が同一の条件の下で、つま
り最大伝達トルクが同一の条件の下で、E/Gトルクが
増加した時のことを考えてみる。 この場合は、クラッチのある前輪側の伝達トルクは変わ
らず、後輪側の伝達トルクのみが増加するため、前、後
輪の駆動トルク配分比は変化する。 これは、駆動トルク配分比をある値に維持するためには
、E/Gトルクに応じてクラッチの最大伝達トルクを制
御しなければならないことを意味する。従って、クラッ
チへの印加油圧は、単に目標とする駆動トルク配分比だ
けで決定されるのではなく、更にE/Gトルクの大きさ
を加味して決定されなければならず、常に流動的であっ
て油圧制御方法は複雑で難しくなる。 一方、第2の技術例にあっては次のような問題がある。 即ち、第2の技術例における無段変速機構は、専ら駆動
トルク配分比を変更することのみに使用されているため
、車両におけるいわゆるトランスミッションは、駆動ト
ルク配分機構の前側(動力伝達系の上流側)に別に設け
られることになる(特開昭59−151661の図面、
特に第2図参照)。従って、動力伝達系としては、トラ
ンスミッション+無段変速機構による駆動トルク配分装
置で構成されることになり、非常に大きなスペースを要
し、重分も増大する。又、トルクの伝達経路も長くなる
ため、伝達効率の悪化も当然生じ1qる。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもの
であって、その要旨とするところは、エンジンからの出
力を2系統に分配して出力する差動機構と、該2系統の
分配出力系にそれぞれ連結された2系統の無段変速機構
と、該2系統の無段変速機構の一方を前輪に、他方を後
輪にそれぞれ連結する手段と、前記2系統の無段変速機
構をそれぞれ独立に制御し、目標とする速度比と目標と
する前後輪駆動トルク配分比とを同時に実現する手段と
、を備えたことにある。
であって、その要旨とするところは、エンジンからの出
力を2系統に分配して出力する差動機構と、該2系統の
分配出力系にそれぞれ連結された2系統の無段変速機構
と、該2系統の無段変速機構の一方を前輪に、他方を後
輪にそれぞれ連結する手段と、前記2系統の無段変速機
構をそれぞれ独立に制御し、目標とする速度比と目標と
する前後輪駆動トルク配分比とを同時に実現する手段と
、を備えたことにある。
本発明においては、エンジンからの出力をまず差動機構
を介して2系統に分配し、この2系統の分配出力系にそ
れぞれ2系統の無段変速機構を連結し、その一方を前輪
に、他方を後輪にそれぞれ連結した上で、この2系統の
無段変速機構をそれぞれ独立に制御し、目標とする速度
比と目標とする前後輪駆動トルク配分比とを同時に実現
するようにしている。その結果、第1にクラッチ材が滑
ることによる摩耗、熱害等の耐久性に関する問題が解消
される。第2にクラッチ材が滑ることによるエネルギー
ロスの問題も当然に解消される。第3に、目標駆動トル
ク配分比が一定であっても他の要素の変動の影響を受け
るために駆動トルク配分比制御部の制御値が常に変動す
るという問題も解消される。第4に無段変速機構自体に
よっていわゆるトランスミッション機能を果すことがで
きるため、別途トランスミッションを設ける必要がなく
、従って、動力伝達系が簡素化され重量軽減及び伝達ロ
スの軽減を達成することができる。 なお、好ましい実施態様は、前記差動機構がかさ歯式差
動装置とされていることである。これにより、前後輪の
駆動トルク配分比を1=1を中心とする任意の駆動トル
ク配分比とした上で速度比を任意に設定することができ
るようになる。 又、好ましい実施態様は、前記差動機構が遊星歯車装置
とされていることである。このようにすることにより、
該遊星歯車装置の歯数比を適宜に設定することにより、
前後輪の駆動トルク配分比の設定の中央値を1:1以外
にずらすことができる。即ち、例えば静的車両重量の前
後輪に係る割合が1:1でなく前輪側及び後輪側のいず
れか一方側により多くの重重負担が掛っている場合、車
両走行中において最も多く要求される駆動トルク配分比
は1:1からずれたものとなる。従って、この最も要求
頻度が高い前後輪の駆動トルク配分比に差動機構の段階
で駆動トルク配分が行なわれるようにしておくと、実際
の制御にあたって実質的に自由度の高い速度比及び駆動
トルク配分比の制御を行うことが可能となる。 又、好ましい実施態様は、前記目標とする速度比と目標
とする前後輪駆動トルク配分比とが同時に実現不可能な
場合に、目標とする速度比の方を優先させるようにする
ことである。本発明においては、2つの無段変速機構に
速度比の制御機能と駆動トルク配分比の制御機能とを両
立させるようにしている。従って、例えば目標とする速
度比が極端に大きいか又は小さい場合、あるいは目標駆
動トルク配分比が極端に前輪側又は後輪側に偏っている
場合等においては、速度比及び駆動トルク配分比の双方
を同時に実現することかできない場合がある。このよう
な場合は、通常の走行状態においてはほとんど起こり得
ないが、もしこのような場合が生じた時には上述のよう
に速度比の方を優先させるようにすることにより、より
運転者の意思に近い走行を行うことが可能となる。
を介して2系統に分配し、この2系統の分配出力系にそ
れぞれ2系統の無段変速機構を連結し、その一方を前輪
に、他方を後輪にそれぞれ連結した上で、この2系統の
無段変速機構をそれぞれ独立に制御し、目標とする速度
比と目標とする前後輪駆動トルク配分比とを同時に実現
するようにしている。その結果、第1にクラッチ材が滑
ることによる摩耗、熱害等の耐久性に関する問題が解消
される。第2にクラッチ材が滑ることによるエネルギー
ロスの問題も当然に解消される。第3に、目標駆動トル
ク配分比が一定であっても他の要素の変動の影響を受け
るために駆動トルク配分比制御部の制御値が常に変動す
るという問題も解消される。第4に無段変速機構自体に
よっていわゆるトランスミッション機能を果すことがで
きるため、別途トランスミッションを設ける必要がなく
、従って、動力伝達系が簡素化され重量軽減及び伝達ロ
スの軽減を達成することができる。 なお、好ましい実施態様は、前記差動機構がかさ歯式差
動装置とされていることである。これにより、前後輪の
駆動トルク配分比を1=1を中心とする任意の駆動トル
ク配分比とした上で速度比を任意に設定することができ
るようになる。 又、好ましい実施態様は、前記差動機構が遊星歯車装置
とされていることである。このようにすることにより、
該遊星歯車装置の歯数比を適宜に設定することにより、
前後輪の駆動トルク配分比の設定の中央値を1:1以外
にずらすことができる。即ち、例えば静的車両重量の前
後輪に係る割合が1:1でなく前輪側及び後輪側のいず
れか一方側により多くの重重負担が掛っている場合、車
両走行中において最も多く要求される駆動トルク配分比
は1:1からずれたものとなる。従って、この最も要求
頻度が高い前後輪の駆動トルク配分比に差動機構の段階
で駆動トルク配分が行なわれるようにしておくと、実際
の制御にあたって実質的に自由度の高い速度比及び駆動
トルク配分比の制御を行うことが可能となる。 又、好ましい実施態様は、前記目標とする速度比と目標
とする前後輪駆動トルク配分比とが同時に実現不可能な
場合に、目標とする速度比の方を優先させるようにする
ことである。本発明においては、2つの無段変速機構に
速度比の制御機能と駆動トルク配分比の制御機能とを両
立させるようにしている。従って、例えば目標とする速
度比が極端に大きいか又は小さい場合、あるいは目標駆
動トルク配分比が極端に前輪側又は後輪側に偏っている
場合等においては、速度比及び駆動トルク配分比の双方
を同時に実現することかできない場合がある。このよう
な場合は、通常の走行状態においてはほとんど起こり得
ないが、もしこのような場合が生じた時には上述のよう
に速度比の方を優先させるようにすることにより、より
運転者の意思に近い走行を行うことが可能となる。
以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は、本発明の実施例が採用されたフロントエンジ
ン4WD車のパワートレインを模式的に示したものであ
る。 エンジン1の出力は、クラッチ2を介してセンターデフ
ァレンシャル3に伝達される。 センターデファレンシャル3は2つの無段変速8一 部4.5の入力軸6.7ヘエンジントルクを振り分ける
働きをする。これらの無段変速部の内の一方4は前輪W
F側へ動力を伝達し、他方5は後輪WR側へ動力を伝達
するように配置されている。 本実施例における無段変速部4.5は所謂プーリー・ベ
ルト式の周知の無段変速機構であり、円錐円板状のプー
リーが軸方向に動き、ベルトの掛かり径を変えることで
、連続可変の速度比を得るものである。しかし、本発明
が対象とする無段変速機構は、プーリー・ベルト式に限
定されるものではなく、他の方式のものであっても本質
的な効果は変わらない。 無段変速部4の出力軸8は、前輪側デファレンシャル1
0に連結されており、前輪側の駆動力は、このデファレ
ンシャル10により左、右輪へ振り分けられる。又無段
変速部5の出力軸9より得られる後輪側の駆動力は、リ
ングギヤ11、ドリブンビニオン12、プロペラシャフ
ト13、ドライブピニオン14、リングギヤ15を介し
て後輪側デファレンシャル16に伝達され、ここで左、
右輪へ振り分けられる。 第2図は、第1図に示した2つの無段変速部4.5の制
御系を示すものである。前輪側の無段変速部4の入力軸
プーリー17、出力軸プーリー18の推力は、入力軸油
圧シリンダ19及び出力軸油圧シリンダ2o内の作動油
の油圧で与えられる。 25Fは、エンジン1で駆動されるポンプであり、この
吐出圧は、圧力制御弁26Fで決定され、ライン油圧P
LFとなる。このライン油圧PLFは、出力軸油圧シリ
ンダ20に直接作用し、ベルトが滑らずにトルク伝達を
するのに必要なプーリーJff力を確保する。又、油圧
PLFとなった作動油は、流量制御弁27Fへも導かれ
、この弁で必要な油量を入力軸油圧シリンダ19へ流入
させ、又は入力軸油圧シリンダ19からドレインさせる
。その結果、任意の速度比を設定することができる。以
上の要素で前輪側無段変速部4のトルク容量及び速度比
を調整する油圧制御系が構成される。後輪側無段変速部
5のトルク容量、速度比を調整する油圧制御系も同様に
ポンプ25R1圧力制御弁26R,流M制御弁27Rで
構成されており、各要素の機能は、前輪側の場合と同じ
である。なお、ここでのライン油圧はPLRとする。 圧力制御弁26F、26R及び流缶制御弁27F、27
Rはいずれも比例電磁弁であり、これらは、コントロー
ラ28から発せられる電気信号により駆動される。コン
トローラ28へ入力される信号は、スロットル開度θt
h、前輪側無段変速部4の入力軸回転速度N inF
、後輪側無段変速部5の入力軸回転速度N 1nR1出
力軸回転5!度Nout(−前輪側無段変速部4の出力
軸回転速度1”JoutF−後輪側無段変速部5の出力
軸回転速度NoutR)、車両加速度(又は勾配)Gに
対応する電気信号等であり、これらは、それぞれスロッ
トルセンサ29、回転数(角)センサ30.31.32
、加速度センサ33で発せられる。 以上の構成により、前輪側無段変速部4の速度比と後輪
側無段変速部5の速度比を別々に設定することができ、
かつ速度比が異なることによる無段変速部4.5の入力
軸回転速度の差異をセンタ一デファレンシャル3により
吸収できるため、車両としての速度比と駆動トルク配分
比を任意に且つ同時に設定できるというほぼ理想的な4
WD用変速装置を提供できる。以下にこの作動原理を説
明する。 まず記号を次のように定義する。 Nin・・・変速機全体入力軸回転速度N0ut・・・
変速機全体出力軸回転速度(=Nout F=Nout
R) Tin・・・変速機全体入力軸1−ルクE ・・・変速
機全体速度比(=Nout /N 1n)N inF・
・・前輪側無段変速部4の入力軸回転速度NoutF・
・・前輪側無段変速部4の出力軸回転速度TinF・・
・前輪側無段変速部4の入力軸トルクToutF・・・
前輪側無段変速部4の出力軸トルクeF・・・前輪側無
段変速部4の速度比(=Nout F/N1nF) N inR・・・後輪側無段変速部5の入力軸回転速度
NoutR・・・後輪側無段変速部5の出力軸回転速度
TinR・・・後輪側無段変速部5の入力軸トルクTo
utR・・・後輪側無段変速部5の出力軸トルク+3R
・・・後輪側無段変速部5の速度比(=Nout R/
N inR) T・・・前、後輪の駆動トルク配分比 (=Tout F/Tout R) このように定義すると、Tout F=TinF/ e
F、 TOut R=TinR/ eRであるから、駆
動トルク配分比Tは、T=Tout F/Tout R
= (eR−TinF>/ (eF−TinR)となる
。ここでセンターデファレンシャル3があるため、T
1nF= TinRである。従って、次式が得られる。 T= eR/ eF ・・・・−=−(1)
又、センターデファレンシャル3があるため、Nin=
(NinF+N1nR) /2となる。更に、N1n
F=Nout F/ eF、 N1nR=Nout R
/ eRであるからNin= (Nout F/ eF
+Nout R/eR)/2となる。 ここテNout F=Nout R=Noutであるか
らNin= (1/ eF+1/ eR) ・Nout
/2=(eF+ eR) ・Nout / (2−e
F −eR)となる。 従って、次式が得られる。 E =Nout /N 1n =2− eF −eR/ (eF+ eR) ・(2
)(1)(2)式を連立すると次式を得る。 eF=(T+1)E/2T ・ (A)eR=
(T+1 )E/2 −(B)従って、目標とす
る速度比E°と目標とする駆動トルク配分比T°が与え
られた時、前輪側無段変速部4及び後輪側無段変速部5
の速度比eF1eRを上式(A>、(B)により決定す
れば、車両としての速度比と駆動ト・ルク配分比を同時
に目標値とすることができることになる。 但し、eFとeRが取り得る範囲による制限から、目標
とする速度比E°と目標とする駆動トルク配分比T″′
を同時に満足できる領域は、必ずしも無制限ではない。 このことを実際に必要諸元を仮に設定して図示したもの
が第3図である。ここでは、前輪側無段変速部4、後輪
側無段変速部5の速度比の範囲を0.4〜2.5とした
。 第3図は縦軸を速度比Eとし、横軸は駆動トルク配分比
Tとした両対数グラフである。ここには、0.4≦el
”≦2.5.0.4≦eR≦2.5の速度比範囲と式(
A)、(B)の関係から得られるE、!:Tを同時に満
足できる範囲が示されている。 これによると、■が1の時は、Eは設定し得る全範囲を
取ることができるが、■が1から断れるにしたがって、
Eの取り得る範囲は小さくなって行く。そして、■が0
.16又は6.25となった時は、Eは0.69L、、
か取り得なくなる。しかし、実際の運転情況を考えると
T=0.16.6.25が必要となることはほとんどな
く、実用上のTの範囲は第3図で示ずTの最大範囲に比
べかなり狭いものとなる。従って、第3図に示すような
制限があったとしても、実用上はほとんど問題はない。 第4図は、以上述べて来た実施例装置の構成、作動原理
に基づく制御に基づいたフローチャートである。 まず、ステップS1が実行されることにより、スロット
ル開度6th、前輪側無段変速部4の入力軸回転速度N
inF、後輪側無段変速部5の入力軸回転速度Nin
R1変速機出力軸回転速度Nout、車両加速度Gがコ
ントローラ28内に内蔵されているマイクロコンピュー
タに読み込まれる。 次に、ステップS2が実行されることにより、エンジン
回転速度でもある変速機入力軸回転速度Ninが算出さ
れる。Ninは、単純なデフ機構であるセンターデファ
リンシャル3により、N inFとN inRに分けら
れるためNinの算出式は式(3)のようになる。 N1n=(NinF+N1nR)/2 =13)ステ
ップS3では、予めマイクロコンピュータ内に記憶され
た周知の関係からエンジン1のトルクTeが決定される
。エンジントルクTeは一般にスロットル開度6thと
エンジン回転速度で決定されるのであるが、ここでは、
エンジン回転速度の変わりに、これと等しい変速機の入
力軸回転速度Ninを用いるため、エンジントルク算出
式は式(4)のように書ける。 Te=f(θth1 N1n) ・=
(4)ステップS4では、変速別の目標入力軸回転速
度Nin”が、スロットル開度θthなどによって決定
される。この決定方法は、スロットル開度θt11に応
じた要求エンジン出力Teがエンジンの最小燃費率点に
おいて実現されるようなNin’を求めるという周知の
ものである。このような、θthとNin’の関係は、
エンジンの最小燃費率曲線から予め求め、マイクロコン
ピュータ内にマツプあるいは関数式として記憶されてい
る。これを、ここでは単に式(5)のように表わす。 Nin’ =f (θth) ・(5)ステ
ップS5では、変速機の目標速度比E°が式(6)によ
り、決定される。ここでN0utは、変速機の出力軸回
転数であるが、これは、前輪側無段変速部4あるいは、
後輪側無段変速部5の出力軸回転速度に等しい。(6)
式による目標速度比E°が実現されれば、エンジン1は
、最小燃費率を得る回転速度Nin’で運転されること
になる。 E=Nout /Nin’ −(6)ステップ
S6では、車両の目標駆動トルク配分比T°が車両速度
比Gにより決定される。実際には、目標駆動トルク配分
比T°は車両の前後輪分担荷重比により決定されるので
あるが、前後輪分担荷重比を直接検出するのではなく、
車両加速度Gにより推定しているため、Toはこの車両
加速度Gにより決定されることになる。 前後輪分担荷重比により前後輪駆動トルク配分比を変え
ることのメリットは、駆動トルク配分比が1に固定され
た通常のフルタイム4WD車と比較すると容易に理解で
きる。即ち、このフルタイム4WD車が急加速したとす
ると、加速度の大きざに応じて、後輪の設置荷重が前輪
に比べ大きくなる。ここでタイヤのトラクション発生の
限界能力は設置荷重に比例するため、後輪は前輪よりも
限界が高くなる。ところが前後輪の駆動トルク配分比は
1であるため、即ち同じ大きさの駆動トルクが与えられ
るため、エンジントルクが大きくなるとまず前輪におい
て限界を越え、前輪は空転する。しかしながら、同じエ
ンジントルク発生時においても前後輪分担荷重比で駆動
トルク配分比を撮り分けるようにすると、前輪側の分担
トルクを減らすことができるため空転を防止できる。従
って、更にエンジントルクを大きくして車両全体のトラ
クションを引き上げることができる。従って、このよう
な方式は、エンジントルクを最も有効に車両のトラクシ
ョンに変えることができると言えるものである。特に、
雪道等の低μ路においては、限界が低いためこの方式の
メリットが大きく生きてくることになる。 前後輪分担荷重比は、車両の加速度のみならず、路面の
勾配によっても変化するため、加速度センサ33は単に
加速度のみを検出するのではなく、車両の前後方向の傾
きをも加味した信号を発生する構造とするのが望ましい
。以上のような理由がら、目標駆動トルク配分比T°は
、車両加速度信号(勾配信号を含む)Gにより決定され
、(7)式のように表わされる。 T’ =f (G) ・・・・・・(7
)ステップS7では、前輪側無段変速部4の実際の速度
比e「が(8)式により決定される。 cF=Nout /N1nF −(8)ステップS
8では、後輪側無段変速部5の実際の速度比eRが(9
)式により決定される。 eR=Nout /N1nR= (9)ステップS9で
は、Eと王に基づいて前輪側無段変速部4の目標速度比
eF°が決定される。 (10)式は前述の式(A)である。 eF’ = (T+1 )E/2T −(10)ステ
ップ310では、EとTに基づいて後1輪側無段変速部
5の目標速度比eR°が決定される。 (11)式は前述の(B)式である。 eR’ = (T+1 ) E/2 −(11)上記
ステップ$9、S10で決定された前輪側、後輪側無段
変速部4.5の目標速度比el”、eRoが実現されれ
ば、前記ステップS5、S6で決定された変速機の目標
速度比と前後輪の目標駆動トルク配分比を同時に実現さ
せることができる。 ステップS11は、ステップS9、S10で決定された
目標速度比eF°、eRoを修正するル一チンであり、
これは後述する。 修正ルーチンにより、修正を受けた後は、ステップ81
2に進む。ここでは(12)式により前輪側無段変速部
4の速度比el”の目標値eF’と実際の値の差(偏差
)に基づく値を流ffl Ill ′IO弁27Fの制
御値VaFとしている。この制御値V。 Fを受けて流用制御弁27Fは、el”をeF’に一致
させるべく機能する。 Vo F=K (eF” −eF)/ eF−(12)
ステップ313では、ステップS12と同様に後輪側無
段変速部5の流量制御弁27Rの制御値VoRが(13
)式により決定される。 Vo R=K (eR” −eR)/ eR−(13)
ステップ814では、前輪側無段変速部4の圧力制御弁
26Fの制御値V+Fが(14)式が示すように、エン
ジントルクTeと速度比eFの関数として与えられる。 これは、センターデファレンシャル3により2等分され
たエンジントルクを速度比eFにおいてベルトが滑るこ
となく伝達するのに必要な出力軸シリンダ20内の油圧
を与える式である。 VIP=f (Tc 、cF) ・・・(14)
ステップ815は、ステップ814と同様に後輪側無段
変速部5の圧力制御弁26Rの制御値■1Rを(15)
式により決定するステップである。 V1R=f (Te 、eR) ・” (15)
最後に、ステップ816が実行され、各制御値Vo F
、VoR,V+ F、VlRが出力される。 第5図は、第4図でステップS11としたeFo、eR
oの修正ルーチンの一例である。これは、el”が無段
変速部4.5の変速範囲であるeFmin −cl”m
ax内の値であるか、又、eR”がeRvtn −eR
max内の値であるかどうかを判別する4つの判別式で
構成されている。 ステップSS1では、el”がeFma×以下であるか
否かが判別される。0FIIlax以下であれば、el
”は実現できる値であるから、このまま次の判別式ステ
ップS83へと進む。el”がeFmaXを越えてしま
うと、eF’ は実現不可能な値であるから、修正する
必要が出てくる。この場合は、ステップS82へ進み、
el”はeFmaXに修正される。又、ステップSS3
でel”が速度比の最小’Ex eFminを下回ると
判別された場合には、ステップSS4にてel”はeF
min IL:修正される。eF’が修正された後は、
ステップS85へ進み、eR’が(16)式により修正
される。 eR’ =E −eF” / (2−eF’ −E)・
・・(16) (16)式は、前述の(2)式から導かれたものであり
、el”が修正されても、変速機の目標速度比E°を実
現するようにeR’を決定覆る。 ステップSS5を通った後は、メインルーチンへと復帰
する。 ステップSSI及びステップSS3でeF″′がeFm
in −eFmaxの範囲内にあると判別された場合は
、ステップSS6、ステップSS8にてeRoが実現可
能な値であるか否かを判別する。eR’ > eRma
xであれば、ステップSS7にてeR6はeRmaxに
修正され、eR” < eRmax内であればステップ
SS9にてeR’はeRminに修正される。修正され
た後は、ステップ5S10にてel”が(17)式によ
る修正を受ける。 eF°=E−eR°/(2・ eR″′−E)・・・(
17) (17)式は(16)式と同様に前述の(2)式から導
かれたものであり、eR’が修正されても目標速度比E
0を実現するためのものである。 以上の修正ルーチンの機能を第3図を用いて説明する。 今、車両の走行状態により変速機の目標速度比E°が2
、目標駆動トルク配分比T°が0.5と設定されたとす
る。第3図において、この位置はA点である。A点は調
整可能な範囲外の点であり、el”は設定可能最大速度
比2.5より大きな値となる。修正ルーチンが機能する
と、eF’は2゜5にされ、更に目標速度比E°=2は
維持されるため、修正後の位置は8点となる。このよう
に修正ルーチンの機能は、目標速度比E°と目標駆動ト
ルク配分比T°のうち速度比の方を優先させ、この値を
実現させ、且つ駆動トルク配分比は当初の目標値に最も
近い値となるようにするこ、とである。実際の車両の運
転情況を考えると、駆動トルク配分比は、速度比はど厳
密に制御する必要がないため、速度比を優先する方法は
よりドライバーの意思に近い制御になると考えられる。 なお、当然に目標速度比及び目標駆動トルク配分比の双
方を修正するようにしても良いのは言うまでもない。こ
の場合であっても、速度比の方をできる限り当初の目標
値に近付けるようにすると良い。 第5図に示した制御フローは、目標速度比及び目標駆動
トルク配分比が共に設定可能な値である場合、即ち第3
図においては0.4≦E°≦2゜5.0.16≦T6≦
6.25の場合に正規に機能するようになっており、設
定不可能な値はこのルーチンに入る前に修正されていな
ければならない。このようなりミツターとしての機能は
、必要があるならば第4図のステップS5、S6に組込
まれているものとする。 第6図は、it歯車機構を用いたデファレンシヤルを示
すものであり、第1図におけるセンターデファレンシャ
ル3に蒔き換えると、新たな効果を生ずる。 前述したように第3図は、第1図の方式における速度比
−駆動トルク配分比の設定可能領域の一例を示したもの
である。ここでは、駆動トルク配分比下が1の時は、前
輪側無段変速部4の速度比eFと後輪側無段変速部5の
速度比eRが同じ値となる。従って、この時は変速機の
速度比Eは、OF、eRの設定可能範囲に等しい0.4
から2゜5までの値が取れる。 又、王が1の時は、eF=eRであるため、センターデ
ファレンシャル3は、差動を行わず一体となって回転す
るため、変速機の伝達効率は最も良い値を示す。これに
対し、■が1から離れると、第3図が示寸ようにEの値
は挟まり、又、OFとeRの差が大きくなることから、
センターデファレンシャル3の差動が大きくなり、変速
機の伝達効率は悪化する。 次に、実際の車両を考えてみると、通常は車両の前後輪
の重ω配分は1:1でなく、又一般の走行時において最
も多く要求される前後輪の駆動トルク配分比も1ではな
いことが多いと考えられる。 従って、このような車両に第1図の方式を適用すると、
最も多く要求されるTにおいて、Eは全範囲の値を取り
得ず、又変速機の伝達効率も最高の状態で使用できない
ことになる。第6図の遊星歯車機構のデファレンシャル
は、最も多く要求されるTにおいて変速機の性能が最高
に発揮されることを意図したちのである。 即ち、この第6図の遊星歯車機構のデファレンシャルは
、最も多く要求されるTがeF=eRにおいて実現され
るよう、予めセンターデファレンシャルのトルク配分比
をこの王に合せてJ′3<というものである。 このことを具体的な例を上げて第6図の各部の襲能と共
に説明する。 今、最も多く要求される前後輪の駆動トルク配分比が2
:3であるとする。即ちT=2/3であるとする。この
場合、′M星歯車機描のデフアレンシャシのサンギヤ1
04とリングギヤ105のピッチ円半径の比Rs:Rp
も2:3となるようにしておく。エンジントルクは、変
速機入力軸101によりプラネットキャリヤ102に伝
えられる。 ブラネットキAアリャ102は、ビニオン103が自転
可能に取り付けられており、これはサンギヤ104に外
接し、リングギヤ105に内接している。ここで、プラ
ネットキャリヤ102に伝達されたトルクは、サンギヤ
104、リングギヤ105に分配されるのであるが、こ
れらのピッチ円半径Rs、RRはモーメントアームと見
なされるため、この配分比はピッチ円半径比、即ちRs
:RRどなる。従って、サンギヤ104の伝達1−ルク
とリングギヤ105の伝達トルクの比は2:3となる。 サンギヤ104は前輪側無段変速部4の入力軸6どリン
グギヤ105は後輪側無段変速部5の入力軸7と連結さ
れる。このため、両無段変速部の入力軸トルクの比も2
:3となる。即ち、eF=eRであってもT=2/3が
実現できる。従って、最も要求頻度が高い駆動トルク配
分比において変速様の性能を最も高い状態に維持するこ
とができるようになる。 次に、第6図のデファレンシャルを用いた場合の制御式
を説明する。 まず、Rs / RRをγとおく。γは又γ=Zs/Z
Rでもある。ここでZRはリングギヤのf@数、Zsは
サンギヤの歯数である。γは最も多く要求されるTに設
定しである。Tout F=TtnF/ eF、 To
ut R=TinR/ eRであるから、T=Tout
F/Tout R= (eR−TinF) / (e
F −T 1nR)となる。 第6図のセンターデファレンシャルのため、TinF−
γ・TinRである。従って、次式が19られる。 T−7−eR/ eF −(1) ’又、
遊星歯車機構があるため次の関係がある。 N1n−(γ・N1nF+N1nR)/(γ+1)・・
・(18) N1nR=Nout F/ eF、 N1nR=Nou
t R/eRであるからNin= (7・Nout F
/ eF+N01Jt R/ OR)/ (7+1 )
となる。こコT” N Out F=Nout R=N
outであるから(19)が成立する。 Nin= (7/ eF+1/ eR)xNout/(
γ+1) =1/(γ+1)・(eF+γ・ eR)/ (eF
−eR) ・Nout −(19) 従って、次式
が得られる。 E=Nout/N1n =(7+1)eF−eR/(eF+r・ eR)・・・
(2)′ (1)’ (2)’式を連立すると次式を得る。 eF−γ/(γ+1)・T/(T+1)・E・・・(A
)′ eR= (T+1 >−E/ (7+1 ’)・・・(
B)′ 従って、目標とする速度比E°と目標とする駆動トルク
比T°が与えられた時、前輪側無段変速部4及び後輪側
無段変速部5の速度比eF、、eRを上式(A>’ 、
(B)’ により決定すれば、車両としての速度比と駆
動トルク配分比を同時に目標値とすることができる。 第7図は、第3図と同じ両対数軸をもつグラフで、やは
り第3図の場合と同様に0.4≦eF≦2.5.0.4
≦eR≦2.5とし、更にγ−2/3=0.67とした
時の、第6図のセンターデファレンシャルによるEと王
の制御範囲を示すものである。 これは、(A)’ (3)’式により求められたもの
であるが、当初の目的どおり、T=2/3=0.67に
おいてEは全範囲の速度比を取り得るようになっている
。T=2/3は最も多く要求される値であり、ここでの
伝達効率が最も高くなれば、車両の燃費は向上する。又
、車両の要求で”るTは2/3を中心として分布するで
あろうから2/3でEが全範囲をとれるという特性は、
T=2/3以外におけるE又はTの制御可能領域の減少
を最小限に抑える上で効果的である。 センターデファレンシャルを遊星歯車機構にした場合に
も、基本的には、第4図、第5図の制御31一 方法に基づき制御することができるが、制御式は変更さ
れるため、以下に第4図、第5図のフローチャートの内
、制御式が変更されるステップのみこれを変更して示す
。 第4図のステップS2ではNin= ]lnF+Ntn
R> / 2がNin= <γ’N1nF十N+nR)
/(γ+1)と変更される。 ステップS9ではeF’ = (T+1 )−E/2T
がeF’ =7/ (7+1 )−T/ (T+1)−
Eと変更される。 ステップS10ではeR” = (T+1 ) E/2
がeR’ =(T+1)/(7+1>・Eと変更される
。 一方第5図のステップS85では、eR’=E−eR’
/ (2eF”−E)がeR” =E −eF0/(
(γ+1)eF”−E)と変更される。 ステップ5S10ではeF’″=E−eR’/(2eR
”−E)がeF@=7”E’ eR” /((γ+1)
eR”−E)と変更される。 ステップSS5.5sioの変更後の式は、いずれも前
述の(2)1式より導ぎ出されたものである。
ン4WD車のパワートレインを模式的に示したものであ
る。 エンジン1の出力は、クラッチ2を介してセンターデフ
ァレンシャル3に伝達される。 センターデファレンシャル3は2つの無段変速8一 部4.5の入力軸6.7ヘエンジントルクを振り分ける
働きをする。これらの無段変速部の内の一方4は前輪W
F側へ動力を伝達し、他方5は後輪WR側へ動力を伝達
するように配置されている。 本実施例における無段変速部4.5は所謂プーリー・ベ
ルト式の周知の無段変速機構であり、円錐円板状のプー
リーが軸方向に動き、ベルトの掛かり径を変えることで
、連続可変の速度比を得るものである。しかし、本発明
が対象とする無段変速機構は、プーリー・ベルト式に限
定されるものではなく、他の方式のものであっても本質
的な効果は変わらない。 無段変速部4の出力軸8は、前輪側デファレンシャル1
0に連結されており、前輪側の駆動力は、このデファレ
ンシャル10により左、右輪へ振り分けられる。又無段
変速部5の出力軸9より得られる後輪側の駆動力は、リ
ングギヤ11、ドリブンビニオン12、プロペラシャフ
ト13、ドライブピニオン14、リングギヤ15を介し
て後輪側デファレンシャル16に伝達され、ここで左、
右輪へ振り分けられる。 第2図は、第1図に示した2つの無段変速部4.5の制
御系を示すものである。前輪側の無段変速部4の入力軸
プーリー17、出力軸プーリー18の推力は、入力軸油
圧シリンダ19及び出力軸油圧シリンダ2o内の作動油
の油圧で与えられる。 25Fは、エンジン1で駆動されるポンプであり、この
吐出圧は、圧力制御弁26Fで決定され、ライン油圧P
LFとなる。このライン油圧PLFは、出力軸油圧シリ
ンダ20に直接作用し、ベルトが滑らずにトルク伝達を
するのに必要なプーリーJff力を確保する。又、油圧
PLFとなった作動油は、流量制御弁27Fへも導かれ
、この弁で必要な油量を入力軸油圧シリンダ19へ流入
させ、又は入力軸油圧シリンダ19からドレインさせる
。その結果、任意の速度比を設定することができる。以
上の要素で前輪側無段変速部4のトルク容量及び速度比
を調整する油圧制御系が構成される。後輪側無段変速部
5のトルク容量、速度比を調整する油圧制御系も同様に
ポンプ25R1圧力制御弁26R,流M制御弁27Rで
構成されており、各要素の機能は、前輪側の場合と同じ
である。なお、ここでのライン油圧はPLRとする。 圧力制御弁26F、26R及び流缶制御弁27F、27
Rはいずれも比例電磁弁であり、これらは、コントロー
ラ28から発せられる電気信号により駆動される。コン
トローラ28へ入力される信号は、スロットル開度θt
h、前輪側無段変速部4の入力軸回転速度N inF
、後輪側無段変速部5の入力軸回転速度N 1nR1出
力軸回転5!度Nout(−前輪側無段変速部4の出力
軸回転速度1”JoutF−後輪側無段変速部5の出力
軸回転速度NoutR)、車両加速度(又は勾配)Gに
対応する電気信号等であり、これらは、それぞれスロッ
トルセンサ29、回転数(角)センサ30.31.32
、加速度センサ33で発せられる。 以上の構成により、前輪側無段変速部4の速度比と後輪
側無段変速部5の速度比を別々に設定することができ、
かつ速度比が異なることによる無段変速部4.5の入力
軸回転速度の差異をセンタ一デファレンシャル3により
吸収できるため、車両としての速度比と駆動トルク配分
比を任意に且つ同時に設定できるというほぼ理想的な4
WD用変速装置を提供できる。以下にこの作動原理を説
明する。 まず記号を次のように定義する。 Nin・・・変速機全体入力軸回転速度N0ut・・・
変速機全体出力軸回転速度(=Nout F=Nout
R) Tin・・・変速機全体入力軸1−ルクE ・・・変速
機全体速度比(=Nout /N 1n)N inF・
・・前輪側無段変速部4の入力軸回転速度NoutF・
・・前輪側無段変速部4の出力軸回転速度TinF・・
・前輪側無段変速部4の入力軸トルクToutF・・・
前輪側無段変速部4の出力軸トルクeF・・・前輪側無
段変速部4の速度比(=Nout F/N1nF) N inR・・・後輪側無段変速部5の入力軸回転速度
NoutR・・・後輪側無段変速部5の出力軸回転速度
TinR・・・後輪側無段変速部5の入力軸トルクTo
utR・・・後輪側無段変速部5の出力軸トルク+3R
・・・後輪側無段変速部5の速度比(=Nout R/
N inR) T・・・前、後輪の駆動トルク配分比 (=Tout F/Tout R) このように定義すると、Tout F=TinF/ e
F、 TOut R=TinR/ eRであるから、駆
動トルク配分比Tは、T=Tout F/Tout R
= (eR−TinF>/ (eF−TinR)となる
。ここでセンターデファレンシャル3があるため、T
1nF= TinRである。従って、次式が得られる。 T= eR/ eF ・・・・−=−(1)
又、センターデファレンシャル3があるため、Nin=
(NinF+N1nR) /2となる。更に、N1n
F=Nout F/ eF、 N1nR=Nout R
/ eRであるからNin= (Nout F/ eF
+Nout R/eR)/2となる。 ここテNout F=Nout R=Noutであるか
らNin= (1/ eF+1/ eR) ・Nout
/2=(eF+ eR) ・Nout / (2−e
F −eR)となる。 従って、次式が得られる。 E =Nout /N 1n =2− eF −eR/ (eF+ eR) ・(2
)(1)(2)式を連立すると次式を得る。 eF=(T+1)E/2T ・ (A)eR=
(T+1 )E/2 −(B)従って、目標とす
る速度比E°と目標とする駆動トルク配分比T°が与え
られた時、前輪側無段変速部4及び後輪側無段変速部5
の速度比eF1eRを上式(A>、(B)により決定す
れば、車両としての速度比と駆動ト・ルク配分比を同時
に目標値とすることができることになる。 但し、eFとeRが取り得る範囲による制限から、目標
とする速度比E°と目標とする駆動トルク配分比T″′
を同時に満足できる領域は、必ずしも無制限ではない。 このことを実際に必要諸元を仮に設定して図示したもの
が第3図である。ここでは、前輪側無段変速部4、後輪
側無段変速部5の速度比の範囲を0.4〜2.5とした
。 第3図は縦軸を速度比Eとし、横軸は駆動トルク配分比
Tとした両対数グラフである。ここには、0.4≦el
”≦2.5.0.4≦eR≦2.5の速度比範囲と式(
A)、(B)の関係から得られるE、!:Tを同時に満
足できる範囲が示されている。 これによると、■が1の時は、Eは設定し得る全範囲を
取ることができるが、■が1から断れるにしたがって、
Eの取り得る範囲は小さくなって行く。そして、■が0
.16又は6.25となった時は、Eは0.69L、、
か取り得なくなる。しかし、実際の運転情況を考えると
T=0.16.6.25が必要となることはほとんどな
く、実用上のTの範囲は第3図で示ずTの最大範囲に比
べかなり狭いものとなる。従って、第3図に示すような
制限があったとしても、実用上はほとんど問題はない。 第4図は、以上述べて来た実施例装置の構成、作動原理
に基づく制御に基づいたフローチャートである。 まず、ステップS1が実行されることにより、スロット
ル開度6th、前輪側無段変速部4の入力軸回転速度N
inF、後輪側無段変速部5の入力軸回転速度Nin
R1変速機出力軸回転速度Nout、車両加速度Gがコ
ントローラ28内に内蔵されているマイクロコンピュー
タに読み込まれる。 次に、ステップS2が実行されることにより、エンジン
回転速度でもある変速機入力軸回転速度Ninが算出さ
れる。Ninは、単純なデフ機構であるセンターデファ
リンシャル3により、N inFとN inRに分けら
れるためNinの算出式は式(3)のようになる。 N1n=(NinF+N1nR)/2 =13)ステ
ップS3では、予めマイクロコンピュータ内に記憶され
た周知の関係からエンジン1のトルクTeが決定される
。エンジントルクTeは一般にスロットル開度6thと
エンジン回転速度で決定されるのであるが、ここでは、
エンジン回転速度の変わりに、これと等しい変速機の入
力軸回転速度Ninを用いるため、エンジントルク算出
式は式(4)のように書ける。 Te=f(θth1 N1n) ・=
(4)ステップS4では、変速別の目標入力軸回転速
度Nin”が、スロットル開度θthなどによって決定
される。この決定方法は、スロットル開度θt11に応
じた要求エンジン出力Teがエンジンの最小燃費率点に
おいて実現されるようなNin’を求めるという周知の
ものである。このような、θthとNin’の関係は、
エンジンの最小燃費率曲線から予め求め、マイクロコン
ピュータ内にマツプあるいは関数式として記憶されてい
る。これを、ここでは単に式(5)のように表わす。 Nin’ =f (θth) ・(5)ステ
ップS5では、変速機の目標速度比E°が式(6)によ
り、決定される。ここでN0utは、変速機の出力軸回
転数であるが、これは、前輪側無段変速部4あるいは、
後輪側無段変速部5の出力軸回転速度に等しい。(6)
式による目標速度比E°が実現されれば、エンジン1は
、最小燃費率を得る回転速度Nin’で運転されること
になる。 E=Nout /Nin’ −(6)ステップ
S6では、車両の目標駆動トルク配分比T°が車両速度
比Gにより決定される。実際には、目標駆動トルク配分
比T°は車両の前後輪分担荷重比により決定されるので
あるが、前後輪分担荷重比を直接検出するのではなく、
車両加速度Gにより推定しているため、Toはこの車両
加速度Gにより決定されることになる。 前後輪分担荷重比により前後輪駆動トルク配分比を変え
ることのメリットは、駆動トルク配分比が1に固定され
た通常のフルタイム4WD車と比較すると容易に理解で
きる。即ち、このフルタイム4WD車が急加速したとす
ると、加速度の大きざに応じて、後輪の設置荷重が前輪
に比べ大きくなる。ここでタイヤのトラクション発生の
限界能力は設置荷重に比例するため、後輪は前輪よりも
限界が高くなる。ところが前後輪の駆動トルク配分比は
1であるため、即ち同じ大きさの駆動トルクが与えられ
るため、エンジントルクが大きくなるとまず前輪におい
て限界を越え、前輪は空転する。しかしながら、同じエ
ンジントルク発生時においても前後輪分担荷重比で駆動
トルク配分比を撮り分けるようにすると、前輪側の分担
トルクを減らすことができるため空転を防止できる。従
って、更にエンジントルクを大きくして車両全体のトラ
クションを引き上げることができる。従って、このよう
な方式は、エンジントルクを最も有効に車両のトラクシ
ョンに変えることができると言えるものである。特に、
雪道等の低μ路においては、限界が低いためこの方式の
メリットが大きく生きてくることになる。 前後輪分担荷重比は、車両の加速度のみならず、路面の
勾配によっても変化するため、加速度センサ33は単に
加速度のみを検出するのではなく、車両の前後方向の傾
きをも加味した信号を発生する構造とするのが望ましい
。以上のような理由がら、目標駆動トルク配分比T°は
、車両加速度信号(勾配信号を含む)Gにより決定され
、(7)式のように表わされる。 T’ =f (G) ・・・・・・(7
)ステップS7では、前輪側無段変速部4の実際の速度
比e「が(8)式により決定される。 cF=Nout /N1nF −(8)ステップS
8では、後輪側無段変速部5の実際の速度比eRが(9
)式により決定される。 eR=Nout /N1nR= (9)ステップS9で
は、Eと王に基づいて前輪側無段変速部4の目標速度比
eF°が決定される。 (10)式は前述の式(A)である。 eF’ = (T+1 )E/2T −(10)ステ
ップ310では、EとTに基づいて後1輪側無段変速部
5の目標速度比eR°が決定される。 (11)式は前述の(B)式である。 eR’ = (T+1 ) E/2 −(11)上記
ステップ$9、S10で決定された前輪側、後輪側無段
変速部4.5の目標速度比el”、eRoが実現されれ
ば、前記ステップS5、S6で決定された変速機の目標
速度比と前後輪の目標駆動トルク配分比を同時に実現さ
せることができる。 ステップS11は、ステップS9、S10で決定された
目標速度比eF°、eRoを修正するル一チンであり、
これは後述する。 修正ルーチンにより、修正を受けた後は、ステップ81
2に進む。ここでは(12)式により前輪側無段変速部
4の速度比el”の目標値eF’と実際の値の差(偏差
)に基づく値を流ffl Ill ′IO弁27Fの制
御値VaFとしている。この制御値V。 Fを受けて流用制御弁27Fは、el”をeF’に一致
させるべく機能する。 Vo F=K (eF” −eF)/ eF−(12)
ステップ313では、ステップS12と同様に後輪側無
段変速部5の流量制御弁27Rの制御値VoRが(13
)式により決定される。 Vo R=K (eR” −eR)/ eR−(13)
ステップ814では、前輪側無段変速部4の圧力制御弁
26Fの制御値V+Fが(14)式が示すように、エン
ジントルクTeと速度比eFの関数として与えられる。 これは、センターデファレンシャル3により2等分され
たエンジントルクを速度比eFにおいてベルトが滑るこ
となく伝達するのに必要な出力軸シリンダ20内の油圧
を与える式である。 VIP=f (Tc 、cF) ・・・(14)
ステップ815は、ステップ814と同様に後輪側無段
変速部5の圧力制御弁26Rの制御値■1Rを(15)
式により決定するステップである。 V1R=f (Te 、eR) ・” (15)
最後に、ステップ816が実行され、各制御値Vo F
、VoR,V+ F、VlRが出力される。 第5図は、第4図でステップS11としたeFo、eR
oの修正ルーチンの一例である。これは、el”が無段
変速部4.5の変速範囲であるeFmin −cl”m
ax内の値であるか、又、eR”がeRvtn −eR
max内の値であるかどうかを判別する4つの判別式で
構成されている。 ステップSS1では、el”がeFma×以下であるか
否かが判別される。0FIIlax以下であれば、el
”は実現できる値であるから、このまま次の判別式ステ
ップS83へと進む。el”がeFmaXを越えてしま
うと、eF’ は実現不可能な値であるから、修正する
必要が出てくる。この場合は、ステップS82へ進み、
el”はeFmaXに修正される。又、ステップSS3
でel”が速度比の最小’Ex eFminを下回ると
判別された場合には、ステップSS4にてel”はeF
min IL:修正される。eF’が修正された後は、
ステップS85へ進み、eR’が(16)式により修正
される。 eR’ =E −eF” / (2−eF’ −E)・
・・(16) (16)式は、前述の(2)式から導かれたものであり
、el”が修正されても、変速機の目標速度比E°を実
現するようにeR’を決定覆る。 ステップSS5を通った後は、メインルーチンへと復帰
する。 ステップSSI及びステップSS3でeF″′がeFm
in −eFmaxの範囲内にあると判別された場合は
、ステップSS6、ステップSS8にてeRoが実現可
能な値であるか否かを判別する。eR’ > eRma
xであれば、ステップSS7にてeR6はeRmaxに
修正され、eR” < eRmax内であればステップ
SS9にてeR’はeRminに修正される。修正され
た後は、ステップ5S10にてel”が(17)式によ
る修正を受ける。 eF°=E−eR°/(2・ eR″′−E)・・・(
17) (17)式は(16)式と同様に前述の(2)式から導
かれたものであり、eR’が修正されても目標速度比E
0を実現するためのものである。 以上の修正ルーチンの機能を第3図を用いて説明する。 今、車両の走行状態により変速機の目標速度比E°が2
、目標駆動トルク配分比T°が0.5と設定されたとす
る。第3図において、この位置はA点である。A点は調
整可能な範囲外の点であり、el”は設定可能最大速度
比2.5より大きな値となる。修正ルーチンが機能する
と、eF’は2゜5にされ、更に目標速度比E°=2は
維持されるため、修正後の位置は8点となる。このよう
に修正ルーチンの機能は、目標速度比E°と目標駆動ト
ルク配分比T°のうち速度比の方を優先させ、この値を
実現させ、且つ駆動トルク配分比は当初の目標値に最も
近い値となるようにするこ、とである。実際の車両の運
転情況を考えると、駆動トルク配分比は、速度比はど厳
密に制御する必要がないため、速度比を優先する方法は
よりドライバーの意思に近い制御になると考えられる。 なお、当然に目標速度比及び目標駆動トルク配分比の双
方を修正するようにしても良いのは言うまでもない。こ
の場合であっても、速度比の方をできる限り当初の目標
値に近付けるようにすると良い。 第5図に示した制御フローは、目標速度比及び目標駆動
トルク配分比が共に設定可能な値である場合、即ち第3
図においては0.4≦E°≦2゜5.0.16≦T6≦
6.25の場合に正規に機能するようになっており、設
定不可能な値はこのルーチンに入る前に修正されていな
ければならない。このようなりミツターとしての機能は
、必要があるならば第4図のステップS5、S6に組込
まれているものとする。 第6図は、it歯車機構を用いたデファレンシヤルを示
すものであり、第1図におけるセンターデファレンシャ
ル3に蒔き換えると、新たな効果を生ずる。 前述したように第3図は、第1図の方式における速度比
−駆動トルク配分比の設定可能領域の一例を示したもの
である。ここでは、駆動トルク配分比下が1の時は、前
輪側無段変速部4の速度比eFと後輪側無段変速部5の
速度比eRが同じ値となる。従って、この時は変速機の
速度比Eは、OF、eRの設定可能範囲に等しい0.4
から2゜5までの値が取れる。 又、王が1の時は、eF=eRであるため、センターデ
ファレンシャル3は、差動を行わず一体となって回転す
るため、変速機の伝達効率は最も良い値を示す。これに
対し、■が1から離れると、第3図が示寸ようにEの値
は挟まり、又、OFとeRの差が大きくなることから、
センターデファレンシャル3の差動が大きくなり、変速
機の伝達効率は悪化する。 次に、実際の車両を考えてみると、通常は車両の前後輪
の重ω配分は1:1でなく、又一般の走行時において最
も多く要求される前後輪の駆動トルク配分比も1ではな
いことが多いと考えられる。 従って、このような車両に第1図の方式を適用すると、
最も多く要求されるTにおいて、Eは全範囲の値を取り
得ず、又変速機の伝達効率も最高の状態で使用できない
ことになる。第6図の遊星歯車機構のデファレンシャル
は、最も多く要求されるTにおいて変速機の性能が最高
に発揮されることを意図したちのである。 即ち、この第6図の遊星歯車機構のデファレンシャルは
、最も多く要求されるTがeF=eRにおいて実現され
るよう、予めセンターデファレンシャルのトルク配分比
をこの王に合せてJ′3<というものである。 このことを具体的な例を上げて第6図の各部の襲能と共
に説明する。 今、最も多く要求される前後輪の駆動トルク配分比が2
:3であるとする。即ちT=2/3であるとする。この
場合、′M星歯車機描のデフアレンシャシのサンギヤ1
04とリングギヤ105のピッチ円半径の比Rs:Rp
も2:3となるようにしておく。エンジントルクは、変
速機入力軸101によりプラネットキャリヤ102に伝
えられる。 ブラネットキAアリャ102は、ビニオン103が自転
可能に取り付けられており、これはサンギヤ104に外
接し、リングギヤ105に内接している。ここで、プラ
ネットキャリヤ102に伝達されたトルクは、サンギヤ
104、リングギヤ105に分配されるのであるが、こ
れらのピッチ円半径Rs、RRはモーメントアームと見
なされるため、この配分比はピッチ円半径比、即ちRs
:RRどなる。従って、サンギヤ104の伝達1−ルク
とリングギヤ105の伝達トルクの比は2:3となる。 サンギヤ104は前輪側無段変速部4の入力軸6どリン
グギヤ105は後輪側無段変速部5の入力軸7と連結さ
れる。このため、両無段変速部の入力軸トルクの比も2
:3となる。即ち、eF=eRであってもT=2/3が
実現できる。従って、最も要求頻度が高い駆動トルク配
分比において変速様の性能を最も高い状態に維持するこ
とができるようになる。 次に、第6図のデファレンシャルを用いた場合の制御式
を説明する。 まず、Rs / RRをγとおく。γは又γ=Zs/Z
Rでもある。ここでZRはリングギヤのf@数、Zsは
サンギヤの歯数である。γは最も多く要求されるTに設
定しである。Tout F=TtnF/ eF、 To
ut R=TinR/ eRであるから、T=Tout
F/Tout R= (eR−TinF) / (e
F −T 1nR)となる。 第6図のセンターデファレンシャルのため、TinF−
γ・TinRである。従って、次式が19られる。 T−7−eR/ eF −(1) ’又、
遊星歯車機構があるため次の関係がある。 N1n−(γ・N1nF+N1nR)/(γ+1)・・
・(18) N1nR=Nout F/ eF、 N1nR=Nou
t R/eRであるからNin= (7・Nout F
/ eF+N01Jt R/ OR)/ (7+1 )
となる。こコT” N Out F=Nout R=N
outであるから(19)が成立する。 Nin= (7/ eF+1/ eR)xNout/(
γ+1) =1/(γ+1)・(eF+γ・ eR)/ (eF
−eR) ・Nout −(19) 従って、次式
が得られる。 E=Nout/N1n =(7+1)eF−eR/(eF+r・ eR)・・・
(2)′ (1)’ (2)’式を連立すると次式を得る。 eF−γ/(γ+1)・T/(T+1)・E・・・(A
)′ eR= (T+1 >−E/ (7+1 ’)・・・(
B)′ 従って、目標とする速度比E°と目標とする駆動トルク
比T°が与えられた時、前輪側無段変速部4及び後輪側
無段変速部5の速度比eF、、eRを上式(A>’ 、
(B)’ により決定すれば、車両としての速度比と駆
動トルク配分比を同時に目標値とすることができる。 第7図は、第3図と同じ両対数軸をもつグラフで、やは
り第3図の場合と同様に0.4≦eF≦2.5.0.4
≦eR≦2.5とし、更にγ−2/3=0.67とした
時の、第6図のセンターデファレンシャルによるEと王
の制御範囲を示すものである。 これは、(A)’ (3)’式により求められたもの
であるが、当初の目的どおり、T=2/3=0.67に
おいてEは全範囲の速度比を取り得るようになっている
。T=2/3は最も多く要求される値であり、ここでの
伝達効率が最も高くなれば、車両の燃費は向上する。又
、車両の要求で”るTは2/3を中心として分布するで
あろうから2/3でEが全範囲をとれるという特性は、
T=2/3以外におけるE又はTの制御可能領域の減少
を最小限に抑える上で効果的である。 センターデファレンシャルを遊星歯車機構にした場合に
も、基本的には、第4図、第5図の制御31一 方法に基づき制御することができるが、制御式は変更さ
れるため、以下に第4図、第5図のフローチャートの内
、制御式が変更されるステップのみこれを変更して示す
。 第4図のステップS2ではNin= ]lnF+Ntn
R> / 2がNin= <γ’N1nF十N+nR)
/(γ+1)と変更される。 ステップS9ではeF’ = (T+1 )−E/2T
がeF’ =7/ (7+1 )−T/ (T+1)−
Eと変更される。 ステップS10ではeR” = (T+1 ) E/2
がeR’ =(T+1)/(7+1>・Eと変更される
。 一方第5図のステップS85では、eR’=E−eR’
/ (2eF”−E)がeR” =E −eF0/(
(γ+1)eF”−E)と変更される。 ステップ5S10ではeF’″=E−eR’/(2eR
”−E)がeF@=7”E’ eR” /((γ+1)
eR”−E)と変更される。 ステップSS5.5sioの変更後の式は、いずれも前
述の(2)1式より導ぎ出されたものである。
第1図は、本発明の実施例が採用された4輪駆動車用複
列式無段変速装置のパワートレイン系を示す概略平面図
、第2図は、上記実施例装置の2つの無段変速部の制御
系を示すスケルトン図、第3図は、速度比Eと駆動トル
ク配分比Tとの関係を示す線図、第4図は、上記実施例
装置で用いられている制御フローを示す流れ図、第5図
は、該制御フローにおけるeF’、eRoの修正ルーチ
ンを示す流れ図、第6図(A)(B)は、本発明の第2
実施例で用いられている遊星歯車機構を示す正面図及び
断面図、第7図は、第2実施例における速度比Eと駆動
トルク配分比Tとの関係を示す線図である。 1・・・エンジン、 3・・・センターデファレンシャル、 4.5・・・無段変速部、 WF・・・前輪、 WR・・・後輪。
列式無段変速装置のパワートレイン系を示す概略平面図
、第2図は、上記実施例装置の2つの無段変速部の制御
系を示すスケルトン図、第3図は、速度比Eと駆動トル
ク配分比Tとの関係を示す線図、第4図は、上記実施例
装置で用いられている制御フローを示す流れ図、第5図
は、該制御フローにおけるeF’、eRoの修正ルーチ
ンを示す流れ図、第6図(A)(B)は、本発明の第2
実施例で用いられている遊星歯車機構を示す正面図及び
断面図、第7図は、第2実施例における速度比Eと駆動
トルク配分比Tとの関係を示す線図である。 1・・・エンジン、 3・・・センターデファレンシャル、 4.5・・・無段変速部、 WF・・・前輪、 WR・・・後輪。
Claims (4)
- (1)エンジンからの出力を2系統に分配して出力する
差動機構と、 該2系統の分配出力系にそれぞれ連結された2系統の無
段変速機構と、 該2系統の無段変速機構の一方を前輪に、他方を後輪に
それぞれ連結する手段と、 前記2系統の無段変速機構をそれぞれ独立に制御し、目
標とする速度比と目標とする前後輪駆動トルク配分比と
を同時に実現する手段と、 を備えたことを特徴とする4輪駆動車用複列式無段変速
装置。 - (2)前記差動機構がかさ歯式差動装置である特許請求
の範囲第1項に記載の4輪駆動車用複列式無段変速装置
。 - (3)前記差動機構が遊星歯車装置である特許請求の範
囲第1項に記載の4輪駆動車用複列式無段変速装置。 - (4)前記目標とする速度比と目標とする前後輪駆動ト
ルク配分比とが同時に実現不可能な場合に、目標とする
速度比の方を優先させるようにした特許請求の範囲第1
項〜第3項のいずれかに記載の4輪駆動車用複列式無段
変速装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61186495A JP2508009B2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 4輪駆動車用複列式無段変速装置 |
| US07/083,847 US4884653A (en) | 1986-08-08 | 1987-08-10 | Method of controlling a four wheel drive vehicle |
| US07/409,158 US4987967A (en) | 1986-08-08 | 1989-09-19 | Method of controlling a four wheel drive vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61186495A JP2508009B2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 4輪駆動車用複列式無段変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6343827A true JPS6343827A (ja) | 1988-02-24 |
| JP2508009B2 JP2508009B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=16189487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61186495A Expired - Fee Related JP2508009B2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 4輪駆動車用複列式無段変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2508009B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03165360A (ja) * | 1989-11-22 | 1991-07-17 | Hitachi Ltd | カセットテープレコーダのカセット装着・排出装置 |
| US5417621A (en) * | 1993-12-22 | 1995-05-23 | Ford Motor Company | Driveaway lockup strategy for an infinitely variable tranmission with a hydrokinetic torque converter |
| JP2001341539A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-11 | Isuzu Motors Ltd | 四輪駆動車における前後輪変速装置 |
| DE10231514B3 (de) * | 2002-07-12 | 2004-02-19 | Audi Ag | Stufenloses Getriebe |
| DE10251560A1 (de) * | 2002-11-06 | 2004-05-19 | Bayerische Motoren Werke Ag | Stufenloses Getriebe für allradgetriebene Fahrzeuge |
| CN103423394A (zh) * | 2012-05-23 | 2013-12-04 | 刘宏伟 | 一种大扭矩cvt结构及液压控制系统 |
| JP2016215886A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | 本田技研工業株式会社 | 変速機 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59151661A (ja) * | 1983-02-15 | 1984-08-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 4輪駆動自動車の駆動力制御装置 |
| JPS61152525U (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-20 |
-
1986
- 1986-08-08 JP JP61186495A patent/JP2508009B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2508009B2 (ja) | 1996-06-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |