JPS6344965A - 多層塗膜の形成法 - Google Patents
多層塗膜の形成法Info
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- JPS6344965A JPS6344965A JP9897687A JP9897687A JPS6344965A JP S6344965 A JPS6344965 A JP S6344965A JP 9897687 A JP9897687 A JP 9897687A JP 9897687 A JP9897687 A JP 9897687A JP S6344965 A JPS6344965 A JP S6344965A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、多層塗膜の形成法に関する。
たとえば、被塗物に下地塗料と」二塗り塗料とを重ね塗
りする場合等には、この両者の間の密着性が充分でない
と、眉間剥離(相ハギ)等の発生ずる恐れがある。そこ
で、下地塗膜の表面を何らかの方法で改質しておいてか
ら、上塗り塗膜を塗布することが、従来、行われている
。
りする場合等には、この両者の間の密着性が充分でない
と、眉間剥離(相ハギ)等の発生ずる恐れがある。そこ
で、下地塗膜の表面を何らかの方法で改質しておいてか
ら、上塗り塗膜を塗布することが、従来、行われている
。
下地塗膜表面の改質方法としては、たとえば、酸、アル
カリ等を用いた化学処理法、紫外線を照射して処理する
方法、火炎を用いて処理する方法等がある。
カリ等を用いた化学処理法、紫外線を照射して処理する
方法、火炎を用いて処理する方法等がある。
ところが、酸、アルカリ等を用いた化学処理法では、洗
浄、乾燥等のウェットプロセスを必要とするため、工程
が複雑になり、廃液の処理等も問題となる。
浄、乾燥等のウェットプロセスを必要とするため、工程
が複雑になり、廃液の処理等も問題となる。
紫外線を照射して処理する方法は、紫外線が直進するも
のであるため、複雑な形状を有する被塗物の処理には有
効でない。
のであるため、複雑な形状を有する被塗物の処理には有
効でない。
火炎を用いて処理する方法によれば、下地塗膜が高温に
さらされるため、下地塗膜に使用できる塗料の種類や被
塗物の形状、あるいは、処理時間等が制約を受ける等の
問題がある。
さらされるため、下地塗膜に使用できる塗料の種類や被
塗物の形状、あるいは、処理時間等が制約を受ける等の
問題がある。
この発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであって
、工程が簡単で廃液の処理等の必要がなく、しかも、被
塗物の形状、下地塗膜の種類、処理時間等の制約を受け
ることなく、層間密着性に優れた多層塗膜を得る方法を
提供することを目的としている。
、工程が簡単で廃液の処理等の必要がなく、しかも、被
塗物の形状、下地塗膜の種類、処理時間等の制約を受け
ることなく、層間密着性に優れた多層塗膜を得る方法を
提供することを目的としている。
以−ヒの目的を達成するため、この発明は、下地塗膜表
面を低温プラズマ処理したのち、前記下地塗膜表面上に
上塗り塗膜を塗布形成する多層塗膜の形成法を要旨とし
ている。
面を低温プラズマ処理したのち、前記下地塗膜表面上に
上塗り塗膜を塗布形成する多層塗膜の形成法を要旨とし
ている。
この発明において使用される低温プラズマ雰囲気として
は、種々のものが考えられるが、たとえば、0.1〜1
0 torr程度の減圧下、周波数103〜10”fi
z程度の高周波放電によって発生される高周波グロー放
電や、大気圧または減圧下、電源電圧10〜50kV、
周波数1〜100klIZを条件とするコロナ放電が好
ましいものとして、あげられる。
は、種々のものが考えられるが、たとえば、0.1〜1
0 torr程度の減圧下、周波数103〜10”fi
z程度の高周波放電によって発生される高周波グロー放
電や、大気圧または減圧下、電源電圧10〜50kV、
周波数1〜100klIZを条件とするコロナ放電が好
ましいものとして、あげられる。
この発明の多層塗膜の形成法は、ウレタン樹脂系塗料、
アルギド樹脂系塗料、メラミン樹脂系塗料、アクリル樹
脂系塗料等、あらゆる種類の塗料を用いた塗膜に対して
適用することができる。
アルギド樹脂系塗料、メラミン樹脂系塗料、アクリル樹
脂系塗料等、あらゆる種類の塗料を用いた塗膜に対して
適用することができる。
以下にこの発明を、その一工程たる下地塗膜の低温プラ
ズマ処理の実施にかかる装置の一例をあられした図面を
参照しつつ、詳しく説明する。
ズマ処理の実施にかかる装置の一例をあられした図面を
参照しつつ、詳しく説明する。
第1図は、高周波グロー放電によって低温プラズマ雰囲
気を発生させて下地塗膜の表面を処理するための装置の
うち、高周波としてRF(ラジオ波9周波数103〜1
09Hz程度)を用いたものの一例をあられしている。
気を発生させて下地塗膜の表面を処理するための装置の
うち、高周波としてRF(ラジオ波9周波数103〜1
09Hz程度)を用いたものの一例をあられしている。
−・ルジャー1内には、励起電極2と、この励起電極2
に対向する対向電極3とが設けられている。励起電極2
には、マツチングユニット4を介してRF電源5が接続
されており、対向電極3上には、下地塗膜6が形成され
た被塗物7が載せられるようになっている。
に対向する対向電極3とが設けられている。励起電極2
には、マツチングユニット4を介してRF電源5が接続
されており、対向電極3上には、下地塗膜6が形成され
た被塗物7が載せられるようになっている。
この装置を使用する場合には、まず、ペルジャー1内の
空気を、図には示していない排気系によって、排気口か
ら図中矢印Yの方向に排気し、ペルジャー1内を減圧状
態とする。
空気を、図には示していない排気系によって、排気口か
ら図中矢印Yの方向に排気し、ペルジャー1内を減圧状
態とする。
つぎに、図中Xよりプラズマ発生のためのガスを前記両
電極間に導入し、ペルジャー1内のガス圧力が所定の値
となるようにする。
電極間に導入し、ペルジャー1内のガス圧力が所定の値
となるようにする。
プラズマ発生のためのガスは、この例では特に限定され
ないが、たとえば、以下のものを、用途に応じ、選択し
て使用することができる。
ないが、たとえば、以下のものを、用途に応じ、選択し
て使用することができる。
空気、水素、アンモニア、二酸化炭素、四フッ化炭素、
窒素等の反応性ガス、アルゴン、ヘリウム等の非反応性
ガス。
窒素等の反応性ガス、アルゴン、ヘリウム等の非反応性
ガス。
以上のようなガスのなかでも、空気等、酸素を含むガス
や、あるいは、酸素そのものがこの例に好ましいものと
してあげられる。
や、あるいは、酸素そのものがこの例に好ましいものと
してあげられる。
ヘルジャー内のガス圧力も、この例では特に限定されな
いが、たとえば、前記各ガスを使用する場合には、ガス
圧力は0.1〜10 torrの範囲内であることが好
ましく、1〜5 torrであることがより好ましい。
いが、たとえば、前記各ガスを使用する場合には、ガス
圧力は0.1〜10 torrの範囲内であることが好
ましく、1〜5 torrであることがより好ましい。
ペルジャー内のガス圧力を上記範囲に限定するのは、以
下の理由による。すなわち、ペルジャー内のガス圧力が
1Qtorrを超えると低温プラズマ雰囲気が発生しに
くくなり、また、発生したとしても不安定で高い処理効
率を得ることはできない。ガス圧力がQ、l t、or
r未満では低温プラズマ雰囲気によって発生ずる活性種
の濃度が充分でないため、高い処理効果が得られない傾
向がある。これに対し、ペルジャー内のガス圧力が上記
範囲内であれば、安定した低温プラズマ雰囲気を得るこ
とができるため、高い処理効率が得られるものと考えら
れるからである。
下の理由による。すなわち、ペルジャー内のガス圧力が
1Qtorrを超えると低温プラズマ雰囲気が発生しに
くくなり、また、発生したとしても不安定で高い処理効
率を得ることはできない。ガス圧力がQ、l t、or
r未満では低温プラズマ雰囲気によって発生ずる活性種
の濃度が充分でないため、高い処理効果が得られない傾
向がある。これに対し、ペルジャー内のガス圧力が上記
範囲内であれば、安定した低温プラズマ雰囲気を得るこ
とができるため、高い処理効率が得られるものと考えら
れるからである。
以上のようにペルジャー1内を所定のガス圧力としたあ
と、RF電源5を作動させて励起電極2にRFを印加し
、前記両電極間に存在するガスを励起させて低温プラズ
マ雰囲気8を発生させる。
と、RF電源5を作動させて励起電極2にRFを印加し
、前記両電極間に存在するガスを励起させて低温プラズ
マ雰囲気8を発生させる。
励起電極2に印加されるRFの周波数は、この例では特
に限定されないが、10″〜109Hzであることが好
ましい。RFの周波数が前記範囲外では、低温プラズマ
雰囲気8の安定性が低下したり、あるいは、低温プラズ
マ雰囲気を発生させることができない場合がある。また
、このような不安定な低温プラズマ雰囲気では、充分な
処理効果が得られない恐れがあるからである。そして、
以上の範囲の中でも、一般に、高周波イオンブレーティ
ング等に用いられている1 3.56MHzあるいは2
7.12 MHz等の周波数のRFが、RF電源と上記
ペルジャー等の処理装置との組み合わせや、放電のため
の励起能率等の点から、この実施例に好ましいものとし
てあげられる。
に限定されないが、10″〜109Hzであることが好
ましい。RFの周波数が前記範囲外では、低温プラズマ
雰囲気8の安定性が低下したり、あるいは、低温プラズ
マ雰囲気を発生させることができない場合がある。また
、このような不安定な低温プラズマ雰囲気では、充分な
処理効果が得られない恐れがあるからである。そして、
以上の範囲の中でも、一般に、高周波イオンブレーティ
ング等に用いられている1 3.56MHzあるいは2
7.12 MHz等の周波数のRFが、RF電源と上記
ペルジャー等の処理装置との組み合わせや、放電のため
の励起能率等の点から、この実施例に好ましいものとし
てあげられる。
低温プラズマ雰囲気8によって発生した活性種は、下地
塗膜6の表面を攻撃して、その表面に、上塗り塗膜の密
着に寄与する官能基を生成させ、それによって、この上
に塗布される上塗り塗膜と下地塗膜6との間の密着性が
向上されるものと考えられる。また、低温プラズマ雰囲
気8尭生の条件を、前記ガス圧力および周波数の好まし
い範囲内としたものでは、下地塗膜6表面がプラズマに
よって劣化することが、より、少なくなるため、上塗り
塗膜と下地塗膜6との密着性を、より、向上できるよう
になる。この例においては、低温プラズマ雰囲気8が、
図にみるようにペルジャー1内に空間的な広がりをもっ
て発生するため、被塗物が複雑な形状であっても、その
上に形成された下地塗膜6表面を全面にわたって、均一
に処理することができる。
塗膜6の表面を攻撃して、その表面に、上塗り塗膜の密
着に寄与する官能基を生成させ、それによって、この上
に塗布される上塗り塗膜と下地塗膜6との間の密着性が
向上されるものと考えられる。また、低温プラズマ雰囲
気8尭生の条件を、前記ガス圧力および周波数の好まし
い範囲内としたものでは、下地塗膜6表面がプラズマに
よって劣化することが、より、少なくなるため、上塗り
塗膜と下地塗膜6との密着性を、より、向上できるよう
になる。この例においては、低温プラズマ雰囲気8が、
図にみるようにペルジャー1内に空間的な広がりをもっ
て発生するため、被塗物が複雑な形状であっても、その
上に形成された下地塗膜6表面を全面にわたって、均一
に処理することができる。
処理の時間やRF電源の出力は、この例では特に限定さ
れず、下地塗膜の種類、被塗物の大きさ、処理装置の容
量等の条件によって適宜選択すればよい。
れず、下地塗膜の種類、被塗物の大きさ、処理装置の容
量等の条件によって適宜選択すればよい。
以上のようにして下地塗膜6表面が処理された被塗物7
をペルジャー1内から取り出したあと、処理された下地
塗膜6の表面に上塗り塗膜を塗布すれば、充分な密着性
を持った多層塗膜を得ることができる。また、このよう
に処理された下地塗膜6はヌレ性が向上しているため、
この上に形成さた上塗り塗膜は鮮映性の高いものとなる
。
をペルジャー1内から取り出したあと、処理された下地
塗膜6の表面に上塗り塗膜を塗布すれば、充分な密着性
を持った多層塗膜を得ることができる。また、このよう
に処理された下地塗膜6はヌレ性が向上しているため、
この上に形成さた上塗り塗膜は鮮映性の高いものとなる
。
第2図は、高周波グロー放電によって低温プラズマ雰囲
気を発生させて下地塗膜の表面を処理するための装置の
うち、高周波としてマイクロ波(周波数109〜10”
llz程度)を用いたものの一例をあられしている。
気を発生させて下地塗膜の表面を処理するための装置の
うち、高周波としてマイクロ波(周波数109〜10”
llz程度)を用いたものの一例をあられしている。
この例の装置は、マイクロ波が、一般に、前記RFより
もその寿命が長いことを利用したもので、下地塗膜6が
形成された被塗物7を収容する処理室9から、石英管1
0が室外へ延びており、その先端に、マイクロ波発信器
11、および、プランジャー12、プラズマ発生のため
のガスを収容したガスボンへ13が、それぞれ、接続さ
れている。
もその寿命が長いことを利用したもので、下地塗膜6が
形成された被塗物7を収容する処理室9から、石英管1
0が室外へ延びており、その先端に、マイクロ波発信器
11、および、プランジャー12、プラズマ発生のため
のガスを収容したガスボンへ13が、それぞれ、接続さ
れている。
この装置を使用する場合には、まず、処理室9内の空気
を、図には示していない排気系によって、排気口から図
中矢印Yの方向に排気し、処理室9内を減圧状態とする
。
を、図には示していない排気系によって、排気口から図
中矢印Yの方向に排気し、処理室9内を減圧状態とする
。
つぎに、前記ガスボンへ13より、先のRFの場合と同
様なガスを石英管10内へ導入し、石英管10および処
理室9内のガス圧力が所定の値となるようにする。石英
管10および処理室9内のガス圧力は、この例では特に
限定されないが、先の場合と同様の理由から、0.1〜
10 torrであることが好ましく、1〜5 tor
rであることが、より好ましい。
様なガスを石英管10内へ導入し、石英管10および処
理室9内のガス圧力が所定の値となるようにする。石英
管10および処理室9内のガス圧力は、この例では特に
限定されないが、先の場合と同様の理由から、0.1〜
10 torrであることが好ましく、1〜5 tor
rであることが、より好ましい。
以上のように石英管10および処理室9内を所定のガス
圧力としたあと、マイクロ波発信器11を作動させて石
英管10内に低温プラズマ雰囲気14を発生させる。プ
ランジャー12は、マイクロ波発信器11で発生したマ
イクロ波を反射する働きを有しており、軸方向(図では
上下方向)に動かすことでマイクロ波発信器11との間
の距離を調整し、ガス石英管10に加えられるマイクロ
波の強度を調節するために用いられる。
圧力としたあと、マイクロ波発信器11を作動させて石
英管10内に低温プラズマ雰囲気14を発生させる。プ
ランジャー12は、マイクロ波発信器11で発生したマ
イクロ波を反射する働きを有しており、軸方向(図では
上下方向)に動かすことでマイクロ波発信器11との間
の距離を調整し、ガス石英管10に加えられるマイクロ
波の強度を調節するために用いられる。
マイクロ波発信器11によるマイクロ波の周波数や出力
は、この例では特に限定されないが、周波数が10’
〜1012Hzの範囲内、出力が800〜4000Wの
範囲内であることが好ましい。そして、以上の範囲の中
でも、周波数が、一般によく用いられている2450H
zであるマイクロ波が、先のRFの場合と同様な理由か
ら、好ましいものとして、あげられる。また、マイクロ
波発信器11の出力を前記範囲に限定するのは、出力が
800W未満では充分な処理効果が得られず、4000
Wを超えると下地塗膜6の表面に損傷を与える恐れがあ
るからである。
は、この例では特に限定されないが、周波数が10’
〜1012Hzの範囲内、出力が800〜4000Wの
範囲内であることが好ましい。そして、以上の範囲の中
でも、周波数が、一般によく用いられている2450H
zであるマイクロ波が、先のRFの場合と同様な理由か
ら、好ましいものとして、あげられる。また、マイクロ
波発信器11の出力を前記範囲に限定するのは、出力が
800W未満では充分な処理効果が得られず、4000
Wを超えると下地塗膜6の表面に損傷を与える恐れがあ
るからである。
低温プラズマ雰囲気14によって発生した活性種は、ガ
スボンへ13からのガスによって運ばれて石英管10の
末端から被塗物7上の下地塗膜6に吹きつけられ、この
下地塗膜6の表面を攻撃して、その表面に、上塗り塗膜
の密着に寄与する官能基を生成させ、それによって、こ
の上に塗布される上塗り塗膜と下地塗膜6との間の密着
性が向上されるものと考えられる。また、低温プラズマ
雰囲気14発生の条件を、前記ガス圧力および周波数の
好ましい範囲内としたものでは、下地塗膜6表面がプラ
ズマによって劣化することが、より、少なくなるため、
」二塗り塗膜と下地塗膜6との密着性を、より、向上で
きるようになる。この例においては、低温プラズマ雰囲
気14によって発生した活性種が、前述したように長寿
命であって、それがガスと混ざり合って空間的な広がり
をもって被塗物に吹きつげられるため、被塗物が複雑な
形状であっても、その上に形成された下地塗膜6表面を
全面にわたって、均一に処理することができる。
スボンへ13からのガスによって運ばれて石英管10の
末端から被塗物7上の下地塗膜6に吹きつけられ、この
下地塗膜6の表面を攻撃して、その表面に、上塗り塗膜
の密着に寄与する官能基を生成させ、それによって、こ
の上に塗布される上塗り塗膜と下地塗膜6との間の密着
性が向上されるものと考えられる。また、低温プラズマ
雰囲気14発生の条件を、前記ガス圧力および周波数の
好ましい範囲内としたものでは、下地塗膜6表面がプラ
ズマによって劣化することが、より、少なくなるため、
」二塗り塗膜と下地塗膜6との密着性を、より、向上で
きるようになる。この例においては、低温プラズマ雰囲
気14によって発生した活性種が、前述したように長寿
命であって、それがガスと混ざり合って空間的な広がり
をもって被塗物に吹きつげられるため、被塗物が複雑な
形状であっても、その上に形成された下地塗膜6表面を
全面にわたって、均一に処理することができる。
処理の時間等の条件は、この例では特に限定されず、下
地塗膜の種類、被塗物の大きさ、処理装置の容量等の条
件によって適宜選択すればよい。
地塗膜の種類、被塗物の大きさ、処理装置の容量等の条
件によって適宜選択すればよい。
以上のようにして下地塗膜6表面が処理された被塗物7
を処理室9内から取り出したあと、処理された下地塗膜
6の表面に上塗り塗膜を塗布すれば、先の場合と同様に
、充分な密着性を持った多層塗膜を得ることができる。
を処理室9内から取り出したあと、処理された下地塗膜
6の表面に上塗り塗膜を塗布すれば、先の場合と同様に
、充分な密着性を持った多層塗膜を得ることができる。
また、処理された下地塗膜6のヌレ性が向上し、この上
に形成さた上塗り塗膜の鮮映性が高くなることも、先の
場合と同様である。
に形成さた上塗り塗膜の鮮映性が高くなることも、先の
場合と同様である。
つぎに、低温プラズマ処理のための装置の別の例を、第
3図を参照しつつ、説明する。
3図を参照しつつ、説明する。
第3図は、コロナ放電によって低温プラズマ雰囲気を発
生させて下地塗膜の表面を処理するための装置の一例を
あられしている。
生させて下地塗膜の表面を処理するための装置の一例を
あられしている。
この装置は、励起電極15と、この励起電極15に対向
する対向電極16とを備えてなるものである。励起電極
15には、高電圧電源17が接続されており、対向電極
16上には、下地塗膜6が形成された被塗物7が、絶縁
体18を介して載せられるようになっている。
する対向電極16とを備えてなるものである。励起電極
15には、高電圧電源17が接続されており、対向電極
16上には、下地塗膜6が形成された被塗物7が、絶縁
体18を介して載せられるようになっている。
この装置を使用する場合には、まず、下地塗膜6が形成
された被塗物7を絶縁体18上にセットする。そうする
と、励起電極15の一部である接触子]、 5 aが、
図にみるように、下地塗膜6に軽く接触する。
された被塗物7を絶縁体18上にセットする。そうする
と、励起電極15の一部である接触子]、 5 aが、
図にみるように、下地塗膜6に軽く接触する。
つぎに、被塗物7が載せられた対向電極16を図中Z方
向に動かして、下地塗膜6表面を接触子L5aで掃引し
ながら、両電極間に、高電圧電源17から電圧を印加し
、接触子1.5 aと下地塗膜6との接触部分にコロナ
放電による低温プラズマ雰囲気19を発生させる。
向に動かして、下地塗膜6表面を接触子L5aで掃引し
ながら、両電極間に、高電圧電源17から電圧を印加し
、接触子1.5 aと下地塗膜6との接触部分にコロナ
放電による低温プラズマ雰囲気19を発生させる。
励起電極15に印加される電源電圧等は、この例では特
に限定されないが、電源電圧が10〜50 kV、周波
数が1〜1. OOkHzであることが好ましい。そし
て、以上の範囲の中でも、電源電圧が10〜30kVで
あることがより好ましい。励起電極9に印加される電源
電圧がLOkV未満では、放電を発生させることが難し
く、50kVを超えると、下地塗膜6に損傷を与える恐
れがある。また、周波数が前記範囲外では、放電を安定
させることが難しく、充分な処理効果が得られない恐れ
があるからである。
に限定されないが、電源電圧が10〜50 kV、周波
数が1〜1. OOkHzであることが好ましい。そし
て、以上の範囲の中でも、電源電圧が10〜30kVで
あることがより好ましい。励起電極9に印加される電源
電圧がLOkV未満では、放電を発生させることが難し
く、50kVを超えると、下地塗膜6に損傷を与える恐
れがある。また、周波数が前記範囲外では、放電を安定
させることが難しく、充分な処理効果が得られない恐れ
があるからである。
原理的には、直流でもコロナ放電を発生させることはで
きるが、直流の場合、電荷が一方的に蓄積されやすいた
め、充分な処理効果が得られず、この発明には好ましく
ない。
きるが、直流の場合、電荷が一方的に蓄積されやすいた
め、充分な処理効果が得られず、この発明には好ましく
ない。
この例におけるコロナ放電処理は大気圧下で行ってもよ
いし、減圧下で行っても構わない。コロナ放電処理を大
気圧下で行う場合には、低温プラズマ雰囲気19の領域
が広がりにくいという欠点があるが、その場合には、前
記接触子]、 5 aを、たとえば、ステンレス繊維を
綴りあわせたしなやかな紐状とし、これを多数本並べて
、被塗物の形状に充分追従できるようにしてやれば、複
雑な形状の被塗物にも対応できるようになる。コロナ放
電処理を減圧下で行う場合には、先の例と同様に低温プ
ラズマ雰囲気19が空間状の広がりをもつため、接触子
15aが被塗物の形状に充分追従できなくても、複雑な
形状の被塗物に対応できる。
いし、減圧下で行っても構わない。コロナ放電処理を大
気圧下で行う場合には、低温プラズマ雰囲気19の領域
が広がりにくいという欠点があるが、その場合には、前
記接触子]、 5 aを、たとえば、ステンレス繊維を
綴りあわせたしなやかな紐状とし、これを多数本並べて
、被塗物の形状に充分追従できるようにしてやれば、複
雑な形状の被塗物にも対応できるようになる。コロナ放
電処理を減圧下で行う場合には、先の例と同様に低温プ
ラズマ雰囲気19が空間状の広がりをもつため、接触子
15aが被塗物の形状に充分追従できなくても、複雑な
形状の被塗物に対応できる。
プラズマ発生のためのガスは、この例では特に限定され
ないが、先の2つの例と同様のものを、用途に応じ、選
択して使用することができる。
ないが、先の2つの例と同様のものを、用途に応じ、選
択して使用することができる。
低温プラズマ雰囲気19によって発生した活性種は、先
の第1図の場合と同様に、下地塗膜60表面を攻撃して
、その表面に、上塗り塗膜の密着に寄与する官能基を生
成させ、それによって、この−ヒに塗布される上塗り塗
膜と下地塗膜6との間の密着性が向上されるものと考え
られる。また、低温プラズマ雰囲気19発生の条件を、
前記電源電圧および周波数の好ましい範囲内としたもの
では、下地塗膜6表面がプラズマによって劣化すること
が、より少ないため、上塗り塗膜と下地塗膜6との密着
性を、より、向上できるようになる。
の第1図の場合と同様に、下地塗膜60表面を攻撃して
、その表面に、上塗り塗膜の密着に寄与する官能基を生
成させ、それによって、この−ヒに塗布される上塗り塗
膜と下地塗膜6との間の密着性が向上されるものと考え
られる。また、低温プラズマ雰囲気19発生の条件を、
前記電源電圧および周波数の好ましい範囲内としたもの
では、下地塗膜6表面がプラズマによって劣化すること
が、より少ないため、上塗り塗膜と下地塗膜6との密着
性を、より、向上できるようになる。
処理の時間や高電圧電源の出力は、この例では特に限定
されず、下地塗膜の種類、被塗物の大きさ、処理装置の
容量等の条件によって適宜選択すればよい。
されず、下地塗膜の種類、被塗物の大きさ、処理装置の
容量等の条件によって適宜選択すればよい。
以上のようにして下地塗膜6表面が処理された被塗物7
を装置から取り出したあと、処理された下地塗膜6の表
面に上塗り塗膜を塗布すれば、充分な密着性を持った多
層塗膜を得ることができるようになる。処理された下地
塗膜6のヌレ性が向上し、この上に形成さた上塗り塗膜
の鮮映性が高くなることも、先の場合と同様である。
を装置から取り出したあと、処理された下地塗膜6の表
面に上塗り塗膜を塗布すれば、充分な密着性を持った多
層塗膜を得ることができるようになる。処理された下地
塗膜6のヌレ性が向上し、この上に形成さた上塗り塗膜
の鮮映性が高くなることも、先の場合と同様である。
つぎに、第4図に示した、低温プラズマ処理のための装
置について、説明する。
置について、説明する。
この装置も、先の第3図の装置同様、コロナ放電によっ
て低温プラズマ雰囲気を発生させて下地塗膜の表面を処
理するためのもので、励起電極20と、この励起電極2
0に対向する対向電極21とを備えている。励起電極2
0は高電圧電源17に接続され、対向電極21は接地さ
れている。そして、先の装置と同様に、対向電極21上
に下地塗膜6の形成された被塗物7が載せられて、下地
塗膜6の処理が行われるようになっている。励起電極2
0に印加される電源電圧や周波数も、先の第3図の装置
と同程度であればよい。
て低温プラズマ雰囲気を発生させて下地塗膜の表面を処
理するためのもので、励起電極20と、この励起電極2
0に対向する対向電極21とを備えている。励起電極2
0は高電圧電源17に接続され、対向電極21は接地さ
れている。そして、先の装置と同様に、対向電極21上
に下地塗膜6の形成された被塗物7が載せられて、下地
塗膜6の処理が行われるようになっている。励起電極2
0に印加される電源電圧や周波数も、先の第3図の装置
と同程度であればよい。
この装置が先の装置と違うのは、励起電極20の先端が
下地塗膜6と接していないことである。
下地塗膜6と接していないことである。
このように、励起電極20の先端を下地塗1’l!6と
接しないようにするのは、下地塗膜6の種類によっては
、先の装置のように接触式であると塗膜表面に傷の付く
恐れがあるからである。
接しないようにするのは、下地塗膜6の種類によっては
、先の装置のように接触式であると塗膜表面に傷の付く
恐れがあるからである。
この装置のように、励起電極20の先端が下地塗膜6と
接していない場合には、コロナ放電による低温プラズマ
雰囲気22は、広い空間的拡がりを持つことができない
。したがって、下地塗膜6の表面全体を均一に処理する
ためには、先の装置同様被塗物7が載せられた対向電極
21を動かすか、あるいは逆に、励起電極20の方を動
かす必要がある。被塗物7が小さく、その形状も単純な
場合には、この被塗物7の方を動かせばよい。
接していない場合には、コロナ放電による低温プラズマ
雰囲気22は、広い空間的拡がりを持つことができない
。したがって、下地塗膜6の表面全体を均一に処理する
ためには、先の装置同様被塗物7が載せられた対向電極
21を動かすか、あるいは逆に、励起電極20の方を動
かす必要がある。被塗物7が小さく、その形状も単純な
場合には、この被塗物7の方を動かせばよい。
被塗物7が、たとえば、自動車ボディ等の形状が複雑で
、かつ、大きく重いものである場合には、励起電極20
の方を動かすようにする。その際、励起電極20を、た
とえば、ロボットで塗膜に沿って移動させるようにすれ
ば、処理の均一性は、より向上する。
、かつ、大きく重いものである場合には、励起電極20
の方を動かすようにする。その際、励起電極20を、た
とえば、ロボットで塗膜に沿って移動させるようにすれ
ば、処理の均一性は、より向上する。
第5図は、そのような、複雑な形状を有する被塗物7に
対する処理の様子をあられしている。励起電極20は、
上述したようにロボットによって被塗物7に沿って移動
され、下地塗膜6表面を均一に処理するようになってい
る。その他の点については、先の装置と同様であって、
先端が下地塗膜6と接触しない励起電極20によってコ
ロナ放電による低温プラズマ雰囲気22を発生させ、処
理を行うものである。励起電極20に印加される電源電
圧や周波数も、同程度であればよい。
対する処理の様子をあられしている。励起電極20は、
上述したようにロボットによって被塗物7に沿って移動
され、下地塗膜6表面を均一に処理するようになってい
る。その他の点については、先の装置と同様であって、
先端が下地塗膜6と接触しない励起電極20によってコ
ロナ放電による低温プラズマ雰囲気22を発生させ、処
理を行うものである。励起電極20に印加される電源電
圧や周波数も、同程度であればよい。
なお、この図では、対向電極21が省略されている点と
、励起電極20の先端が誘電体層23で覆われている点
が、先の第4図の装置とは異なっている。これらの相違
点は、下記の理由による。
、励起電極20の先端が誘電体層23で覆われている点
が、先の第4図の装置とは異なっている。これらの相違
点は、下記の理由による。
すなわち、被塗物7が金属等の導電性材料で形成された
ものである場合、図のように、対向電極21を省略する
ことができるようになる。しかし、このように被塗物7
が金属等、導電性の良いものである場合には、励起電極
20との間に局所的なスパークの発生する恐れがある。
ものである場合、図のように、対向電極21を省略する
ことができるようになる。しかし、このように被塗物7
が金属等、導電性の良いものである場合には、励起電極
20との間に局所的なスパークの発生する恐れがある。
そこで、励起電極20の先端を、前述したようにガラス
等の誘電体層23で覆い、励起電極20先端から被塗物
7に向かってスパークが発生するのを防いでいるのであ
る。
等の誘電体層23で覆い、励起電極20先端から被塗物
7に向かってスパークが発生するのを防いでいるのであ
る。
つぎに、第6図に示した、低温フラズマ処理のための装
置について、説明する。
置について、説明する。
この装置は、低温プラズマ雰囲気を、コロナ放電の一種
である沿面放電によって発生させる点に特徴を有してい
る。沿面放電とは、面状に広がる励起電極24 (ここ
では櫛状に配置されて面状に広がっている)と対向電極
25との間に誘電体層26を挾んでなる電極装置Aを用
い、これら両電極間に高周波電圧を印加して画電極の廻
りに低温プラズマ雰囲気27を発生させるものである。
である沿面放電によって発生させる点に特徴を有してい
る。沿面放電とは、面状に広がる励起電極24 (ここ
では櫛状に配置されて面状に広がっている)と対向電極
25との間に誘電体層26を挾んでなる電極装置Aを用
い、これら両電極間に高周波電圧を印加して画電極の廻
りに低温プラズマ雰囲気27を発生させるものである。
高周波電源装置29より励起電極24に印加される電源
電圧や周波数は、先の第3図の装置と同程度であればよ
い。この装置では、図にみるように、低温プラズマ雰囲
気27が、電極袋WAの周りに面状に広がるため、被塗
物7が小さいものである場合には、この被塗物7と同じ
大きさの電極装置Aを使用するようにすれば、装置も被
塗物7も共に動かさずに、下地塗膜6の全面にわたる処
理を行うことができる。
電圧や周波数は、先の第3図の装置と同程度であればよ
い。この装置では、図にみるように、低温プラズマ雰囲
気27が、電極袋WAの周りに面状に広がるため、被塗
物7が小さいものである場合には、この被塗物7と同じ
大きさの電極装置Aを使用するようにすれば、装置も被
塗物7も共に動かさずに、下地塗膜6の全面にわたる処
理を行うことができる。
被塗物7が、形状の複雑な大きく重いものである場合に
は第7図に示すように、やはり、電極装置Aを動かす必
要がある。図の装置において、電極装置Aを動かすには
、やはり、ロボット等を用いてやればよい。
は第7図に示すように、やはり、電極装置Aを動かす必
要がある。図の装置において、電極装置Aを動かすには
、やはり、ロボット等を用いてやればよい。
その他の構成は先の第6図の装置と同様であって、櫛状
に配置された励起電極24と接地電極25、そして、こ
れら両電極間に挟まれた誘電体層26によって電極装置
Aが構成されている。電極装置Aには、電源装置29が
接続されている。なお、この装置では、被塗物7が、先
の場合と同様、金属等の導電性材料からなっているため
、被塗物7と励起電極24との間に局所的なスパークの
発生する恐れがある。そこで、励起電極24の全面には
、ガラス等からなる誘電体層28が形成され、励起電極
24と被塗物7の間にスパークが発生するのを防いでい
る。
に配置された励起電極24と接地電極25、そして、こ
れら両電極間に挟まれた誘電体層26によって電極装置
Aが構成されている。電極装置Aには、電源装置29が
接続されている。なお、この装置では、被塗物7が、先
の場合と同様、金属等の導電性材料からなっているため
、被塗物7と励起電極24との間に局所的なスパークの
発生する恐れがある。そこで、励起電極24の全面には
、ガラス等からなる誘電体層28が形成され、励起電極
24と被塗物7の間にスパークが発生するのを防いでい
る。
以上のような、この図の装置によれば、下地塗膜6に対
する処理が、第3図ないし第5図の装置のような、点状
あるいは線状でなく、面状に行われるため、処理の効率
をより向上することができるようになる。
する処理が、第3図ないし第5図の装置のような、点状
あるいは線状でなく、面状に行われるため、処理の効率
をより向上することができるようになる。
なお、これまでは、この発明の多層塗膜の形成法につい
て、以上のように、図の装置を用いる7つの例にもとづ
いてのみ、説明してきたが、この発明は以上7つの装置
による処理例に限定されるものではない。たとえば、以
上7つの例では、低温プラズマ雰囲気として、RFやマ
イクロ波等の高周波グロー放電、あるいは、コロナ放電
によって発生されるものを用いていたが、直流グロー放
電によって発生される低温プラズマ雰囲気を用いるよう
にしてもかまわない。また、以上の例は、いずれも、多
層膜が下地塗膜と上塗り塗膜の2層であったが、この発
明が3層以上の多層膜の各層間の密着性向上にも適用で
きることは、言うまでもない。要するに、下地塗膜表面
を低温プラズマ処理したのち、前記下地塗膜表面上に上
塗り塗膜を塗布形成するようになっているのであれば、
その他の構成は特に限定されないのである。
て、以上のように、図の装置を用いる7つの例にもとづ
いてのみ、説明してきたが、この発明は以上7つの装置
による処理例に限定されるものではない。たとえば、以
上7つの例では、低温プラズマ雰囲気として、RFやマ
イクロ波等の高周波グロー放電、あるいは、コロナ放電
によって発生されるものを用いていたが、直流グロー放
電によって発生される低温プラズマ雰囲気を用いるよう
にしてもかまわない。また、以上の例は、いずれも、多
層膜が下地塗膜と上塗り塗膜の2層であったが、この発
明が3層以上の多層膜の各層間の密着性向上にも適用で
きることは、言うまでもない。要するに、下地塗膜表面
を低温プラズマ処理したのち、前記下地塗膜表面上に上
塗り塗膜を塗布形成するようになっているのであれば、
その他の構成は特に限定されないのである。
つぎに、この発明の実施例について、比較例とあわせて
説明する。
説明する。
(実施例1〜8)
被塗物として5 an X 5 cmのポリプロピレン
板を使用し、その表面に2液タイプポリエステル型ウレ
タン塗料(主剤/硬化剤−5/1)を第1表に示した条
件で塗布、硬化させて膜厚100岬の下地塗膜を形成し
た。
板を使用し、その表面に2液タイプポリエステル型ウレ
タン塗料(主剤/硬化剤−5/1)を第1表に示した条
件で塗布、硬化させて膜厚100岬の下地塗膜を形成し
た。
下地塗膜が形成された前記ポリプロピレン板を第1図に
示したRF放電処理装置内にセットし、排気系によって
ペルジャー内を真空にしたあと、ガスとして酸素を導入
してペルジャー内を1〜5torrの減圧度とした。R
F電源を作動させ、励起電極に出力IO〜30WのRF
を印加して酸素プラズマを発生させ、下地塗膜表面の低
温プラズマ雰囲気による処理を行った。10〜60秒後
にRF電源を停止して処理を終了し、装置内よりポリプ
ロピレン板を取り出した。このあと、処理された下地塗
膜表面上に、2液タイプポリエステル型ウレタン塗料(
主剤/硬化剤=4/1)を第1表に示した条件で塗布、
硬化させて膜厚100μmの上塗り塗膜を形成し、多層
塗膜を形成した。
示したRF放電処理装置内にセットし、排気系によって
ペルジャー内を真空にしたあと、ガスとして酸素を導入
してペルジャー内を1〜5torrの減圧度とした。R
F電源を作動させ、励起電極に出力IO〜30WのRF
を印加して酸素プラズマを発生させ、下地塗膜表面の低
温プラズマ雰囲気による処理を行った。10〜60秒後
にRF電源を停止して処理を終了し、装置内よりポリプ
ロピレン板を取り出した。このあと、処理された下地塗
膜表面上に、2液タイプポリエステル型ウレタン塗料(
主剤/硬化剤=4/1)を第1表に示した条件で塗布、
硬化させて膜厚100μmの上塗り塗膜を形成し、多層
塗膜を形成した。
第 1 表
得られた多層膜の密着性を、基盤目試験ならびに180
°剥離接着強さ試験によって評価した。
°剥離接着強さ試験によって評価した。
また、得られた多層膜の鮮映性を目視により観察した。
結果を第3表に示す。
(実施例9〜12)
下地塗膜の処理を、第2図に示したマイクロ波放電処理
装置を用いて電源出力900〜3000W1周波数24
50MI(zの条件下で行った以外は、実施例1〜8と
同様にして多層塗膜を作成し、その密着性ならびに鮮映
性を測定した。結果を同じく第3表に示す。
装置を用いて電源出力900〜3000W1周波数24
50MI(zの条件下で行った以外は、実施例1〜8と
同様にして多層塗膜を作成し、その密着性ならびに鮮映
性を測定した。結果を同じく第3表に示す。
(実施例13〜15)
下地塗膜の処理を、第3図に示したコロナ放電処理装置
を用いて電源電圧20kV、周波数5kllzの条件下
、大気中で行い、その処理時間を5〜15秒間とした以
外は、実施例1〜8と同様にして多層塗膜を作成し、そ
の密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同じく第3
表に示す。
を用いて電源電圧20kV、周波数5kllzの条件下
、大気中で行い、その処理時間を5〜15秒間とした以
外は、実施例1〜8と同様にして多層塗膜を作成し、そ
の密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同じく第3
表に示す。
(実施例16〜18)
下地塗膜の処理を、第4図に示したコロナ放電処理装置
を用いて電源電圧20kV、周波数5 kt(zの条件
下、大気中で行い、その処理時間を5〜15秒間とした
以外は、実施例1〜8と同様にして多層塗膜を作成し、
その密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同じく第
3表に示す。
を用いて電源電圧20kV、周波数5 kt(zの条件
下、大気中で行い、その処理時間を5〜15秒間とした
以外は、実施例1〜8と同様にして多層塗膜を作成し、
その密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同じく第
3表に示す。
(実施例19〜21)
下地塗膜の処理を、第6図に示した沿面放電処理装置を
用いて電源電圧20kV、周波数5 kHzの条件下、
大気中で行い、その処理時間を5〜15秒間とした以外
は、実施例1〜8と同様にして多層塗膜を作成し、その
密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同じく第3表
に示す。
用いて電源電圧20kV、周波数5 kHzの条件下、
大気中で行い、その処理時間を5〜15秒間とした以外
は、実施例1〜8と同様にして多層塗膜を作成し、その
密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同じく第3表
に示す。
(実施例22)
下地塗膜としてアルキド樹脂系塗料を第2表に示した条
件で塗布、硬化させて膜厚100声の下地塗膜を形成し
た以外は、実施例16〜18と同様にして多層塗膜を作
成し、その密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同
じく第3表に示す。
件で塗布、硬化させて膜厚100声の下地塗膜を形成し
た以外は、実施例16〜18と同様にして多層塗膜を作
成し、その密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同
じく第3表に示す。
(実施例23)
下地塗膜としてメラミン樹脂系塗料を第2表に示した条
件で塗布、硬化させて膜厚1100fの下地塗膜を形成
した以外は、実施例16〜18と同様にして多層塗膜を
作成し、その密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を
同じく第3表に示す。
件で塗布、硬化させて膜厚1100fの下地塗膜を形成
した以外は、実施例16〜18と同様にして多層塗膜を
作成し、その密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を
同じく第3表に示す。
(実施例24)
下地塗膜としてアクリル樹脂系塗料を第2表に示した条
件で塗布、硬化させて膜厚100頗の下地塗膜を形成し
た以外は、実施例16〜18と同様にして多層塗膜を作
成し、その密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同
じく第3表に示す。
件で塗布、硬化させて膜厚100頗の下地塗膜を形成し
た以外は、実施例16〜18と同様にして多層塗膜を作
成し、その密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同
じく第3表に示す。
第 2 表
(比較例1)
下地塗膜の表面を低温プラズマ雰囲気で処理しなかった
以外は、実施例1〜15と同様にして、多層膜を作成し
、その密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同じく
第3表に示す。
以外は、実施例1〜15と同様にして、多層膜を作成し
、その密着性ならびに鮮映性を測定した。結果を同じく
第3表に示す。
第3表の結果より、実施例1〜24は、いずれも、比較
例に比べて層間の密着性ならびに鮮映性の向」ニしてい
ることがわかった。
例に比べて層間の密着性ならびに鮮映性の向」ニしてい
ることがわかった。
(実施例25.26)
被塗物として金属板を使用し、処理装置として第5図な
らびに第7図にみる装置を用いて、それ以外は上記実施
例1〜24と同様にして多層膜を作成したところ、高い
密着性と鮮映性を有し、均一な多層膜を得ることができ
た。
らびに第7図にみる装置を用いて、それ以外は上記実施
例1〜24と同様にして多層膜を作成したところ、高い
密着性と鮮映性を有し、均一な多層膜を得ることができ
た。
(比較例2.3)
励起電極表面を誘電体層で覆わなかった以外は、実施例
25.26と同様にして多層塗膜を作成したが、下地塗
膜には多くのスパークの後が残り、均一な多層膜を得る
ことができなかった。
25.26と同様にして多層塗膜を作成したが、下地塗
膜には多くのスパークの後が残り、均一な多層膜を得る
ことができなかった。
この発明の多層塗膜の形成法は、以上のようであり、下
地塗膜表面を低温プラズマ処理したのち、前記下地塗膜
表面上に上塗り塗膜を塗布形成するようになっているた
め、工程が簡単で廃液の処理等の必要がなく、しかも、
被塗物の形状、下地塗膜の種類、処理時間等の制約を受
けることなく、層間密着性ならびに鮮映性に優れた多層
塗膜を得ることができるようになる。
地塗膜表面を低温プラズマ処理したのち、前記下地塗膜
表面上に上塗り塗膜を塗布形成するようになっているた
め、工程が簡単で廃液の処理等の必要がなく、しかも、
被塗物の形状、下地塗膜の種類、処理時間等の制約を受
けることなく、層間密着性ならびに鮮映性に優れた多層
塗膜を得ることができるようになる。
第1図はこの発明の工程のうち低温プラズマ処理をRF
放電を用いて行うための装置を説明する説明図、第2図
はこの発明の工程のうち低温プラズマ処理をマイクロ波
放電を用いて行うための装置を説明する説明図、第3図
はこの発明の工程のうち低温プラズマ処理をコロナ放電
を用いて行うための装置を説明する説明図、第4図はコ
ロナ放電を用いた低温プラズマ処理のための装置の別の
例を説明する説明図、第5図は被塗物が導電性材料であ
る場合のコロナ放電による低温プラズマ処理装置の構成
を説明する説明図、第6図はこの発明の工程のうち低温
プラズマ処理を沿面放電を用いて行うための装置を説明
する説明図、第7図は被塗物が導電性材料である場合の
沿面放電による低温プラズマ処理装置の構成を説明する
説明図である。 6・・・下地塗膜 8.14−.19,22.27・・
・低温プラズマ雰囲気 代理人 弁理士 松 本 武 彦 第1図 第2図 第3図 第4図
放電を用いて行うための装置を説明する説明図、第2図
はこの発明の工程のうち低温プラズマ処理をマイクロ波
放電を用いて行うための装置を説明する説明図、第3図
はこの発明の工程のうち低温プラズマ処理をコロナ放電
を用いて行うための装置を説明する説明図、第4図はコ
ロナ放電を用いた低温プラズマ処理のための装置の別の
例を説明する説明図、第5図は被塗物が導電性材料であ
る場合のコロナ放電による低温プラズマ処理装置の構成
を説明する説明図、第6図はこの発明の工程のうち低温
プラズマ処理を沿面放電を用いて行うための装置を説明
する説明図、第7図は被塗物が導電性材料である場合の
沿面放電による低温プラズマ処理装置の構成を説明する
説明図である。 6・・・下地塗膜 8.14−.19,22.27・・
・低温プラズマ雰囲気 代理人 弁理士 松 本 武 彦 第1図 第2図 第3図 第4図
Claims (4)
- (1)下地塗膜表面を低温プラズマ処理したのち、前記
下地塗膜表面上に上塗り塗膜を塗布形成する多層塗膜の
形成法。 - (2)低温プラズマ処理が、下地塗膜表面をRF放電に
よる低温プラズマ雰囲気にさらすことで行われる特許請
求の範囲第1項記載の多層塗膜の形成法。 - (3)低温プラズマ処理が、マイクロ波放電による低温
プラズマ雰囲気下で発生した活性種を下地塗膜に吹きつ
けることで行われる特許請求の範囲第1項記載の多層塗
膜の形成法。 - (4)低温プラズマ処理が、下地塗膜表面をコロナ放電
による低温プラズマ雰囲気にさらすことで行われる特許
請求の範囲第1項記載の多層塗膜の形成法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61-93541 | 1986-04-22 | ||
| JP9354186 | 1986-04-22 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6344965A true JPS6344965A (ja) | 1988-02-25 |
Family
ID=14085131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9897687A Pending JPS6344965A (ja) | 1986-04-22 | 1987-04-21 | 多層塗膜の形成法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6344965A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03169372A (ja) * | 1989-11-29 | 1991-07-23 | Nippon Steel Corp | プレコート金属成形品の製造方法及び成形品 |
| JPH03275170A (ja) * | 1990-03-23 | 1991-12-05 | Nippon Steel Corp | 表面処理金属材料及びその製造方法 |
| EP0700577A4 (en) * | 1993-05-28 | 1996-12-27 | Univ Tennessee Res Corp | METHOD AND DEVICE FOR PLASMA TREATMENT BY MEANS OF GLIMMENT DISCHARGE AT ATMOSPHERIC PRESSURE |
| US6479595B1 (en) | 1998-08-20 | 2002-11-12 | The University Of Tennessee Research Corporation | Plasma treatment of polymer materials for increased dyeability |
| JP2007518233A (ja) * | 2004-01-15 | 2007-07-05 | ドクトル・ラウレ・プラスマテヒノロギー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 大容積の構成要素のプラズマ加工 |
| JP2009515676A (ja) * | 2005-10-14 | 2009-04-16 | アドバンスド プラスティックス テクノロジーズ ルクセンブルク エスアー | 多層物体を表面処理アプリケーションにより形成する方法 |
-
1987
- 1987-04-21 JP JP9897687A patent/JPS6344965A/ja active Pending
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