JPS6347031B2 - - Google Patents
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- JPS6347031B2 JPS6347031B2 JP55147198A JP14719880A JPS6347031B2 JP S6347031 B2 JPS6347031 B2 JP S6347031B2 JP 55147198 A JP55147198 A JP 55147198A JP 14719880 A JP14719880 A JP 14719880A JP S6347031 B2 JPS6347031 B2 JP S6347031B2
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- Japan
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- video signal
- signal
- recording
- comb filter
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/80—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
- H04N9/82—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
Description
本発明は映像信号の記録再生装置に関するもの
である。 映像信号は一般にライン相関があるので、くし
形フイルタを用いてS/Nを改善することができ
る。 第1図aに示したY型くし形フイルタあるいは
第1図bに示したC形くし形フイルタにおいては
理論的に3dBのS/N改善効果がある。 図において、1はCCDまたは超音波を用いた
1H遅延線、2は加算器、3は減算器である。 搬送色信号においては、C形くし形フイルタを
通すことにより、輝度信号の高域成分によるラン
ダムクロスカラーを除去することができ、視覚的
S/N改善効果は非常に大である。 このようなくし形フイルタのS/N改善効果を
さらに増強するために、従来のくし形フイルタの
出力の一部を入力側に帰還して尖鋭な振幅周波数
特性を得る帰還形のくし形フイルタが考案されて
いる。この帰還形C形くし形フイルタのブロツク
図および周波数特性をそれぞれ第2図a,bに示
す。図において4は出力信号を帰還させるための
減衰器である。また1H遅延線1の遅延時間をt
とする。帰還形くし形フイルタは、その帰還率K
を変えることによつて振幅周波数特性の尖鋭さが
変わるためにS/N改善量を自由に設定でき、大
幅なS/N改善効果が期待できる。この帰還率K
と、理論的S/N改善効果の関係を第3図に示
す。この時のS/N
である。 映像信号は一般にライン相関があるので、くし
形フイルタを用いてS/Nを改善することができ
る。 第1図aに示したY型くし形フイルタあるいは
第1図bに示したC形くし形フイルタにおいては
理論的に3dBのS/N改善効果がある。 図において、1はCCDまたは超音波を用いた
1H遅延線、2は加算器、3は減算器である。 搬送色信号においては、C形くし形フイルタを
通すことにより、輝度信号の高域成分によるラン
ダムクロスカラーを除去することができ、視覚的
S/N改善効果は非常に大である。 このようなくし形フイルタのS/N改善効果を
さらに増強するために、従来のくし形フイルタの
出力の一部を入力側に帰還して尖鋭な振幅周波数
特性を得る帰還形のくし形フイルタが考案されて
いる。この帰還形C形くし形フイルタのブロツク
図および周波数特性をそれぞれ第2図a,bに示
す。図において4は出力信号を帰還させるための
減衰器である。また1H遅延線1の遅延時間をt
とする。帰還形くし形フイルタは、その帰還率K
を変えることによつて振幅周波数特性の尖鋭さが
変わるためにS/N改善量を自由に設定でき、大
幅なS/N改善効果が期待できる。この帰還率K
と、理論的S/N改善効果の関係を第3図に示
す。この時のS/N
【式】とな
る。K=0の場合は一般のC形くし形フイルタと
同等である。これらのくし形フイルタを用いると
映像信号のライン相関が強い場面では画像のS/
N改善効果がある。しかし映像信号のライン相関
がない場面では画像の垂直解像度が劣化してしま
う欠点を有する。 特に帰還形くし形フイルタにおいては、帰還率
Kの増加に比例して、画像の垂直解像度が大幅に
劣化してしまうという問題点があつた。例えば、
K=0.5の場合のステツプ的な信号変化時には、
応答時間は約5H期間を要する。 本発明はビデオテープレコーダ等による記録再
生時に前記帰還形くし形フイルタを用いて再生色
信号のS/Nを改善させようとする際に、帰還形
くし形フイルタのS/N改善効果を損なうことな
く、画像の垂直解像度の劣化を最小限におさえる
ことを目的としている。 ビデオテープレコーダの再生色信号に含まれる
ノイズは、そのほとんどが一般にテープ・ヘツド
系およびヘツドアンプで発生するノイズである。
よつてくし形フイルタを用いて再生色信号のS/
Nを改善させる場合には、くし形フイルタを再生
回路に導入しなければ効果はない。くし形フイル
タを記録回路に導入した場合はランダムクロスカ
ラーの除去に対してのみ効果があるだけである。 映像信号をくし形フイルタに通した場合、垂直
解像度が劣化するのは、映像信号にライン相関の
ない部分が存在するからである。よつて映像信号
を記録する際に何らかの方法で、ライン相関のな
い部分に、垂直解像度の劣性を補正する信号を挿
入してやればよい。 一般には、記録の際、色信号をクシ形フイルタ
の逆変換回路を通してやれば、垂直解像度の劣化
は完全に補正することできる。 帰還形C形くし形フイルタ(第2図a)の逆変
換回路およびその振幅周波数特性は第4図a,b
にそれぞれ示す。図において、5は1H遅延線、
6は減算器、7,8は加算器である。 記録・再生系において、色信号は記録時に第4
図aの帰還形C形くし形フイルタ逆変換回路を通
り、再生時に第2図aの帰還形C形くし形フイル
タを通るために、再生色信号は完全に元の信号に
復元される。これに対し、ノイズ成分はそのほと
んどが記録後の再生過程において、テープヘツド
系およびヘツドアンプで発生するのであり、これ
は第2図aの再生時の帰還形C形くし形フイルタ
を通ることによつて、大幅に減少する。よつて垂
直解像度は何ら劣化することなく、S/Nを大幅
に改善することが期待できる。 しかし帰還形C形くし形フイルタ逆変換回路は
第4図bのごとく振幅周波数特性がn/τ(τ:
1水平走査期間=63.56μs)の周波数において無
限大の利得を持つているため、色信号にn/τの
周波数成分、すなわち垂直相関のない信号が含ま
れていれば、発振をおこしてしまう。 この発振は、わずかな外乱ノイズによつても、
発生するおそれがあるので、安定な動作が期待で
きない。 よつて第4図aの帰還形C形くし形フイルタ逆
変換回路を実用化することは非常に困難である。 そこで記録時に色信号の垂直解像度の劣化を補
正する回路として第5図aの回路を提案する。 図において、9は1H遅延線、10は増幅器、
11,12は加算器である。 第5図aの回路は入力色信号をY形くし形フイ
ルタに通して垂直相関のない部分の色信号を抜き
出し、その信号を所定のレベルに増幅した後、元
の入力色信号に加算するものである。つまり記録
時に色信号の垂直相関のない部分を強調しておく
というものである。 この回路において、垂直相関のない部分の信号
をK/1−K倍(K:帰還形、C形くし形フイルタ の帰還率で0≦K<1)に増幅して元の入力色信
号と加算して記録した場合に、再生時垂直解像度
の劣化が最も少いことが判明した。 この理由を伝達関数を用いて説明する。 第1図bのC形くし形フイルタにおいて、1H
遅延線1は信号の伝達時間をτだけ遅延させるも
のであるから、その伝達関数G(jw)Dは G(jw)D=εjw〓=coswτ+jsinwτ …(1) と表わすことができる。よつて第1図bのC形く
し形フイルタの伝達関数G(jw)Cは G(jw)C=1−εjw〓=1−coswτ−jsinwτ …(2) と表わすことができる。 一方、第2図aの帰還形C形くし形フイルタの
伝達関数G(jw)CRは G(jw)CR=1−εjw〓/1+Kεjw〓 =1−coswτ−jsinwτ/1+Kcoswτ+jKsinwτ…(3
) と表わすことができる。一般的にY形くし形フイ
ルタも含めた帰還形くし形フイルタの伝達関数G
(jω)Rは G(jω)R=1〓εjw〓/1±Kεjw〓 …(3a) と表わすことができる。同式中の分子の−、+及
び分母の+、−の符号はそれぞれC形、Y形の場
合の極性である。また第5図aの垂直解像度劣化
補正回路の伝達関数G(jw)CAは G(jω)CA=1+K/1−K(1+εj〓〓) =1/1−K+K/1−Kεj〓〓 =1/1−K(1+Kcosωτ+jKsinωτ) …(4) と表わすことができる。よつて色信号を第5図a
の垂直解像度劣化補正回路と、第2図aの帰還形
C形くし形フイルタの両方に適した場合、その伝
達関数は式3と式4の積であるから G(jw)CR×G(jw)CA =1−coswτ−jsinwτ/1+Kcoswτ+jKsinwτ ×1/1−K(1+Kcoswτ+jKsinwτ) =1/1−K(1−coswτ−jsinwτ) …(5) となる。この式(5)は式(2)を1/1−K倍したものと 等価である。よつて色信号を第5図aの垂直解像
度劣化補正回路と、第2図aの帰還形C形くし形
フイルタを通した場合、第1図bのC形くし形フ
イルタを通した場合と等価となり、垂直解像度の
劣化は、くし形フイルタ1個を通した程度に補正
することができる。 なお第5図aの垂直解像度劣化補正回路におい
て、垂直相関のない部分の信号をK/1−K倍より も小さいレベルに増幅して加算した場合には、そ
れだけ垂直解像度劣化の補正効果が少なくなる。
またK/1−Kよりも大きいレベルに増幅して加算 した場合には垂直解像度劣化の補正がききすぎて
画像の垂直エツジ部分が強調される。 また第5図aの垂直解像度劣化補正回路は、そ
の伝達関数G(jw)CA′が G(jw)CA′=1+Kεjw〓 =1+Kcoswτ+jsinwτ …(6) であれば効果は同等であるから、第6図のような
回路でもよいことがわかる。 図において、13は1H遅延線、14は減衰器、
15は加算器である。一般にこのような垂直解像
度劣化補正回路の伝達関数G(jω)Aは G(jω)A=L(1±Mεj〓〓) =1±Kεj〓〓(L=1、M=K) =1/1−K(1±Kεj〓〓)(L=1/1−K、M
= K) …(6a) と表わすこととができる。同式中の+−の符号は
式3aの符号と対応している。 次に上記垂直解像度劣化補正回路を実際のビデ
オテープレコーダの色信号の記録回路に導入する
場合について第7図を用いて説明する。 第7図aは本発明を適用したビデオテープレコ
ーダの記録回路である。図において、入力端子に
入つたビデオ信号はローパスフイルタ16を通す
ことによつて輝度信号を文 し、自動利得調整器
17によつて一定レベルの振幅に調整する。適正
振幅に調整された輝度信号はエンフアシス回路1
8によつて高域を強調し、クリツプ回路19によ
つて信号のピークレベルを一定値におさえた後、
周波数変調器20によつて周波数変調され、ハイ
パスフイルタ21によつて低域の側帯波を減衰さ
せた後、加算器22に送られる。 一方色信号は、バンドパスフイルタ23によつ
て輝度信号と分離され、自動カラー利得調整器2
4によつて一定レベルの振幅に調整された後、
1H遅延線9、加算器11,12およびスライス
アンプ10によつて構成された垂直解像度劣化補
正回路に入る。この垂直解像度劣化補正回路にお
いて、1H遅延線9および加算器11によつて構
成されたY形くし形フイルタを通して垂直相関の
ない部分の色信号を抜き出し、その信号を
K/1−K倍に増幅する際、スライスアンプ10を 用いることによつて、ある一定振幅以下の信号は
カツトするようにする。これは1H遅延線9の出
力信号の不要成分およびノイズが大きく増幅され
て誤動作を発生させることを防ぐためである。 この垂直解像度劣化補正回路を通つた色信号は
垂直相関のない部分の色信号が強調されている
が、これは元の信号レベルと比べるとそのピーク
値が最大2/1−K倍にもなることがある。よつて この信号をそのまま記録すれば、その部分で色信
号が飽和してしまい、再生時に歪を発生したり、
混変調が多くなつたりする。よつて垂直解像度劣
化補正回路を通つた信号は、そのピーク値が、元
の信号レベルに対して、3〜6dB程度になるよう
にピーク圧縮回路25によつてピーク値を圧縮す
る必要がある。これは大信号レベルをカツトする
のではなくて、再生時に元の信号レベルに復元で
きるようにピーク値のみを圧縮するのである。 ピーク圧縮回路25によつてピーク値を圧縮し
た色信号は周波数変換回路26とローパスフイル
タ27によつて搬送波を低域の周波数に変換し、
加算器22によつて周波数変調された輝度信号と
加算した後、記録アンプ28を通してビデオヘツ
ド29に送られ、磁気媒体に記録される。 一方再生回路は第7図bに示したような構成と
なる。ビデオヘツド29より再生されたビデオ信
号はヘツドアンプ30で増幅された後、ハイパス
フイルタ31とローパスフイルタ38によつて周
波数変調された輝度信号と搬送波が低域変換され
た色信号とに分離される。周波数変調された輝度
信号はリミツタ32によつて振幅変動を除去した
後、周波数復調回路33およびローパスフイルタ
34によつて周波数復調される。復調された輝度
信号は記録時にクリツプ回路19を通すことによ
つて信号のピークレベルを一定値におさえている
ので、ピーク伸長回路35を通すことによつて元
の波形を復元させる。そしてその後デイエンフア
シス回路36によつて高域ノイズを減少させて
S/Nを改善させ、加算器37に送られる。 また搬送波が低域変換された色信号は自動カラ
ー利得調整器39によつて一定レベルの振幅に調
整された後、周波数変換回路40およびバンドパ
スフイルタ41によつて搬送波を元の周波数に変
換させる。 そしてピーク伸長回路42を通すことによつ
て、記録時にピーク圧縮回路35によつて一定値
におさえられていた信号のピークレベルを元のレ
ベルまで伸長させて元の信号波形を復元させる。
その後1H遅延線1、加算器2、減算器3および
減衰器4によつて構成された帰還形C形くし形フ
イルタを通して再生色信号のS/Nを改善させ、
加算器37において再生輝度信号と混合して、出
力端子に再生映像信号として出力する。 以上の回路構成を輝度信号系と色信号系とで比
較してみると、両者は非常に似ていることがわか
る。つまり輝度信号系において、記録時にフイル
タによつて信号を分離して、利得調整した後エン
フアシスによつて高域の信号レベルを強調し、そ
れによつて上昇した信号のピークレベルを一定レ
ベルまで圧縮(クリツプ)させてからその信号を
周波数変調させているが、同様にして色信号系に
おいても記録時にフイルタによつて信号を分離
し、利得調整した後垂直解像度劣化補正回路によ
つて垂直相関のない部分の色信号を強調し、それ
によつて上昇した信号のピークレベルを一定レベ
ルまで圧縮させて、その信号を周波数変換させて
いる。 また再生時にも両者は同様にフイルタによつて
信号を分離し、リミツタあるいは利得調整器で再
生信号の振幅変動分を除去した後、復調器等で再
生信号を復調し、伸長回路によつて信号のピーク
レベルを元のレベルに復元し、その後デエエンフ
アシスあるいは帰還形C形くし形フイルタによつ
てS/N改善を行なつている。 このようにして本方式は色信号系が輝度信号系
とほとんど同じ回路構成となり非常に合理的な回
路構成となる。 本発明は磁気記録再生装置にかかわらず種々の
映像信号記録再生装置に適用できるものである。
また本発明は伝達関数の関係から明らかなように
帰還形C形くし形フイルタだけでなく、帰還形Y
形くし形フイルタにも同様に適用でき同等の効果
を得ることができる。 以上説明したように、本発明はビデオテープレ
コーダの色信号系において、再生回路側に帰還形
C形くし形フイルタを導入してS/N改善を図る
場合、記録回路側で色信号の垂直相関のない部分
を強調しておくという簡単で合理的な構成によつ
て帰還形くし形フイルタの大幅なS/N改善効果
が全く損ねることなく、帰還形くし形フイルタの
欠点である垂直解像度の劣化を最小限におさえる
ことができるという効果を有する。
同等である。これらのくし形フイルタを用いると
映像信号のライン相関が強い場面では画像のS/
N改善効果がある。しかし映像信号のライン相関
がない場面では画像の垂直解像度が劣化してしま
う欠点を有する。 特に帰還形くし形フイルタにおいては、帰還率
Kの増加に比例して、画像の垂直解像度が大幅に
劣化してしまうという問題点があつた。例えば、
K=0.5の場合のステツプ的な信号変化時には、
応答時間は約5H期間を要する。 本発明はビデオテープレコーダ等による記録再
生時に前記帰還形くし形フイルタを用いて再生色
信号のS/Nを改善させようとする際に、帰還形
くし形フイルタのS/N改善効果を損なうことな
く、画像の垂直解像度の劣化を最小限におさえる
ことを目的としている。 ビデオテープレコーダの再生色信号に含まれる
ノイズは、そのほとんどが一般にテープ・ヘツド
系およびヘツドアンプで発生するノイズである。
よつてくし形フイルタを用いて再生色信号のS/
Nを改善させる場合には、くし形フイルタを再生
回路に導入しなければ効果はない。くし形フイル
タを記録回路に導入した場合はランダムクロスカ
ラーの除去に対してのみ効果があるだけである。 映像信号をくし形フイルタに通した場合、垂直
解像度が劣化するのは、映像信号にライン相関の
ない部分が存在するからである。よつて映像信号
を記録する際に何らかの方法で、ライン相関のな
い部分に、垂直解像度の劣性を補正する信号を挿
入してやればよい。 一般には、記録の際、色信号をクシ形フイルタ
の逆変換回路を通してやれば、垂直解像度の劣化
は完全に補正することできる。 帰還形C形くし形フイルタ(第2図a)の逆変
換回路およびその振幅周波数特性は第4図a,b
にそれぞれ示す。図において、5は1H遅延線、
6は減算器、7,8は加算器である。 記録・再生系において、色信号は記録時に第4
図aの帰還形C形くし形フイルタ逆変換回路を通
り、再生時に第2図aの帰還形C形くし形フイル
タを通るために、再生色信号は完全に元の信号に
復元される。これに対し、ノイズ成分はそのほと
んどが記録後の再生過程において、テープヘツド
系およびヘツドアンプで発生するのであり、これ
は第2図aの再生時の帰還形C形くし形フイルタ
を通ることによつて、大幅に減少する。よつて垂
直解像度は何ら劣化することなく、S/Nを大幅
に改善することが期待できる。 しかし帰還形C形くし形フイルタ逆変換回路は
第4図bのごとく振幅周波数特性がn/τ(τ:
1水平走査期間=63.56μs)の周波数において無
限大の利得を持つているため、色信号にn/τの
周波数成分、すなわち垂直相関のない信号が含ま
れていれば、発振をおこしてしまう。 この発振は、わずかな外乱ノイズによつても、
発生するおそれがあるので、安定な動作が期待で
きない。 よつて第4図aの帰還形C形くし形フイルタ逆
変換回路を実用化することは非常に困難である。 そこで記録時に色信号の垂直解像度の劣化を補
正する回路として第5図aの回路を提案する。 図において、9は1H遅延線、10は増幅器、
11,12は加算器である。 第5図aの回路は入力色信号をY形くし形フイ
ルタに通して垂直相関のない部分の色信号を抜き
出し、その信号を所定のレベルに増幅した後、元
の入力色信号に加算するものである。つまり記録
時に色信号の垂直相関のない部分を強調しておく
というものである。 この回路において、垂直相関のない部分の信号
をK/1−K倍(K:帰還形、C形くし形フイルタ の帰還率で0≦K<1)に増幅して元の入力色信
号と加算して記録した場合に、再生時垂直解像度
の劣化が最も少いことが判明した。 この理由を伝達関数を用いて説明する。 第1図bのC形くし形フイルタにおいて、1H
遅延線1は信号の伝達時間をτだけ遅延させるも
のであるから、その伝達関数G(jw)Dは G(jw)D=εjw〓=coswτ+jsinwτ …(1) と表わすことができる。よつて第1図bのC形く
し形フイルタの伝達関数G(jw)Cは G(jw)C=1−εjw〓=1−coswτ−jsinwτ …(2) と表わすことができる。 一方、第2図aの帰還形C形くし形フイルタの
伝達関数G(jw)CRは G(jw)CR=1−εjw〓/1+Kεjw〓 =1−coswτ−jsinwτ/1+Kcoswτ+jKsinwτ…(3
) と表わすことができる。一般的にY形くし形フイ
ルタも含めた帰還形くし形フイルタの伝達関数G
(jω)Rは G(jω)R=1〓εjw〓/1±Kεjw〓 …(3a) と表わすことができる。同式中の分子の−、+及
び分母の+、−の符号はそれぞれC形、Y形の場
合の極性である。また第5図aの垂直解像度劣化
補正回路の伝達関数G(jw)CAは G(jω)CA=1+K/1−K(1+εj〓〓) =1/1−K+K/1−Kεj〓〓 =1/1−K(1+Kcosωτ+jKsinωτ) …(4) と表わすことができる。よつて色信号を第5図a
の垂直解像度劣化補正回路と、第2図aの帰還形
C形くし形フイルタの両方に適した場合、その伝
達関数は式3と式4の積であるから G(jw)CR×G(jw)CA =1−coswτ−jsinwτ/1+Kcoswτ+jKsinwτ ×1/1−K(1+Kcoswτ+jKsinwτ) =1/1−K(1−coswτ−jsinwτ) …(5) となる。この式(5)は式(2)を1/1−K倍したものと 等価である。よつて色信号を第5図aの垂直解像
度劣化補正回路と、第2図aの帰還形C形くし形
フイルタを通した場合、第1図bのC形くし形フ
イルタを通した場合と等価となり、垂直解像度の
劣化は、くし形フイルタ1個を通した程度に補正
することができる。 なお第5図aの垂直解像度劣化補正回路におい
て、垂直相関のない部分の信号をK/1−K倍より も小さいレベルに増幅して加算した場合には、そ
れだけ垂直解像度劣化の補正効果が少なくなる。
またK/1−Kよりも大きいレベルに増幅して加算 した場合には垂直解像度劣化の補正がききすぎて
画像の垂直エツジ部分が強調される。 また第5図aの垂直解像度劣化補正回路は、そ
の伝達関数G(jw)CA′が G(jw)CA′=1+Kεjw〓 =1+Kcoswτ+jsinwτ …(6) であれば効果は同等であるから、第6図のような
回路でもよいことがわかる。 図において、13は1H遅延線、14は減衰器、
15は加算器である。一般にこのような垂直解像
度劣化補正回路の伝達関数G(jω)Aは G(jω)A=L(1±Mεj〓〓) =1±Kεj〓〓(L=1、M=K) =1/1−K(1±Kεj〓〓)(L=1/1−K、M
= K) …(6a) と表わすこととができる。同式中の+−の符号は
式3aの符号と対応している。 次に上記垂直解像度劣化補正回路を実際のビデ
オテープレコーダの色信号の記録回路に導入する
場合について第7図を用いて説明する。 第7図aは本発明を適用したビデオテープレコ
ーダの記録回路である。図において、入力端子に
入つたビデオ信号はローパスフイルタ16を通す
ことによつて輝度信号を文 し、自動利得調整器
17によつて一定レベルの振幅に調整する。適正
振幅に調整された輝度信号はエンフアシス回路1
8によつて高域を強調し、クリツプ回路19によ
つて信号のピークレベルを一定値におさえた後、
周波数変調器20によつて周波数変調され、ハイ
パスフイルタ21によつて低域の側帯波を減衰さ
せた後、加算器22に送られる。 一方色信号は、バンドパスフイルタ23によつ
て輝度信号と分離され、自動カラー利得調整器2
4によつて一定レベルの振幅に調整された後、
1H遅延線9、加算器11,12およびスライス
アンプ10によつて構成された垂直解像度劣化補
正回路に入る。この垂直解像度劣化補正回路にお
いて、1H遅延線9および加算器11によつて構
成されたY形くし形フイルタを通して垂直相関の
ない部分の色信号を抜き出し、その信号を
K/1−K倍に増幅する際、スライスアンプ10を 用いることによつて、ある一定振幅以下の信号は
カツトするようにする。これは1H遅延線9の出
力信号の不要成分およびノイズが大きく増幅され
て誤動作を発生させることを防ぐためである。 この垂直解像度劣化補正回路を通つた色信号は
垂直相関のない部分の色信号が強調されている
が、これは元の信号レベルと比べるとそのピーク
値が最大2/1−K倍にもなることがある。よつて この信号をそのまま記録すれば、その部分で色信
号が飽和してしまい、再生時に歪を発生したり、
混変調が多くなつたりする。よつて垂直解像度劣
化補正回路を通つた信号は、そのピーク値が、元
の信号レベルに対して、3〜6dB程度になるよう
にピーク圧縮回路25によつてピーク値を圧縮す
る必要がある。これは大信号レベルをカツトする
のではなくて、再生時に元の信号レベルに復元で
きるようにピーク値のみを圧縮するのである。 ピーク圧縮回路25によつてピーク値を圧縮し
た色信号は周波数変換回路26とローパスフイル
タ27によつて搬送波を低域の周波数に変換し、
加算器22によつて周波数変調された輝度信号と
加算した後、記録アンプ28を通してビデオヘツ
ド29に送られ、磁気媒体に記録される。 一方再生回路は第7図bに示したような構成と
なる。ビデオヘツド29より再生されたビデオ信
号はヘツドアンプ30で増幅された後、ハイパス
フイルタ31とローパスフイルタ38によつて周
波数変調された輝度信号と搬送波が低域変換され
た色信号とに分離される。周波数変調された輝度
信号はリミツタ32によつて振幅変動を除去した
後、周波数復調回路33およびローパスフイルタ
34によつて周波数復調される。復調された輝度
信号は記録時にクリツプ回路19を通すことによ
つて信号のピークレベルを一定値におさえている
ので、ピーク伸長回路35を通すことによつて元
の波形を復元させる。そしてその後デイエンフア
シス回路36によつて高域ノイズを減少させて
S/Nを改善させ、加算器37に送られる。 また搬送波が低域変換された色信号は自動カラ
ー利得調整器39によつて一定レベルの振幅に調
整された後、周波数変換回路40およびバンドパ
スフイルタ41によつて搬送波を元の周波数に変
換させる。 そしてピーク伸長回路42を通すことによつ
て、記録時にピーク圧縮回路35によつて一定値
におさえられていた信号のピークレベルを元のレ
ベルまで伸長させて元の信号波形を復元させる。
その後1H遅延線1、加算器2、減算器3および
減衰器4によつて構成された帰還形C形くし形フ
イルタを通して再生色信号のS/Nを改善させ、
加算器37において再生輝度信号と混合して、出
力端子に再生映像信号として出力する。 以上の回路構成を輝度信号系と色信号系とで比
較してみると、両者は非常に似ていることがわか
る。つまり輝度信号系において、記録時にフイル
タによつて信号を分離して、利得調整した後エン
フアシスによつて高域の信号レベルを強調し、そ
れによつて上昇した信号のピークレベルを一定レ
ベルまで圧縮(クリツプ)させてからその信号を
周波数変調させているが、同様にして色信号系に
おいても記録時にフイルタによつて信号を分離
し、利得調整した後垂直解像度劣化補正回路によ
つて垂直相関のない部分の色信号を強調し、それ
によつて上昇した信号のピークレベルを一定レベ
ルまで圧縮させて、その信号を周波数変換させて
いる。 また再生時にも両者は同様にフイルタによつて
信号を分離し、リミツタあるいは利得調整器で再
生信号の振幅変動分を除去した後、復調器等で再
生信号を復調し、伸長回路によつて信号のピーク
レベルを元のレベルに復元し、その後デエエンフ
アシスあるいは帰還形C形くし形フイルタによつ
てS/N改善を行なつている。 このようにして本方式は色信号系が輝度信号系
とほとんど同じ回路構成となり非常に合理的な回
路構成となる。 本発明は磁気記録再生装置にかかわらず種々の
映像信号記録再生装置に適用できるものである。
また本発明は伝達関数の関係から明らかなように
帰還形C形くし形フイルタだけでなく、帰還形Y
形くし形フイルタにも同様に適用でき同等の効果
を得ることができる。 以上説明したように、本発明はビデオテープレ
コーダの色信号系において、再生回路側に帰還形
C形くし形フイルタを導入してS/N改善を図る
場合、記録回路側で色信号の垂直相関のない部分
を強調しておくという簡単で合理的な構成によつ
て帰還形くし形フイルタの大幅なS/N改善効果
が全く損ねることなく、帰還形くし形フイルタの
欠点である垂直解像度の劣化を最小限におさえる
ことができるという効果を有する。
第1図aは一般のY形くし形フイルタの系統
図、bはC形くし形フイルタの系統図、第2図a
は一般の帰還形C形くし形フイルタの系統図、b
はその周波数特性図、第3図は一般の帰還形くし
形フイルタの帰還率とS/N改善比の関係を示し
た図、第4図aは一般の帰還形C形くし形フイル
タの逆変換回路の系統図、bはその周波数特性
図、第5図aは本発明の垂直解像度劣化補正回路
の一例を示す系統図、bはその周波数特性図、第
6図は本発明の垂直解像度劣化補正回路の他の例
の系統図、第7図は本発明を実際のビデオテープ
レコーダに適用した場合の系統図である。 1,5,9,13……1H遅延線、2,7,8,
11,12,15,22,37……加算器、3…
…減算器、4,6……減衰器、10……増幅器
(スライスアンプ)、18……エンフアシス回路、
19……クリツプ回路、25……ピーク圧縮回
路、35,42……ピーク伸長回路、36……デ
イエンフアシス回路。
図、bはC形くし形フイルタの系統図、第2図a
は一般の帰還形C形くし形フイルタの系統図、b
はその周波数特性図、第3図は一般の帰還形くし
形フイルタの帰還率とS/N改善比の関係を示し
た図、第4図aは一般の帰還形C形くし形フイル
タの逆変換回路の系統図、bはその周波数特性
図、第5図aは本発明の垂直解像度劣化補正回路
の一例を示す系統図、bはその周波数特性図、第
6図は本発明の垂直解像度劣化補正回路の他の例
の系統図、第7図は本発明を実際のビデオテープ
レコーダに適用した場合の系統図である。 1,5,9,13……1H遅延線、2,7,8,
11,12,15,22,37……加算器、3…
…減算器、4,6……減衰器、10……増幅器
(スライスアンプ)、18……エンフアシス回路、
19……クリツプ回路、25……ピーク圧縮回
路、35,42……ピーク伸長回路、36……デ
イエンフアシス回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 記録すべき第1の映像信号と、該第1の映像
信号をn水平期間遅延させた信号を少なくとも含
んだ第2の映像信号とを、所定のレベル比で混合
することによつて得られる伝達関数G(jω)A=L
(1±Mεj〓〓)で表わされた信号を記録媒体に記
録し、再生時に再生信号を伝達関数G(jω)R=
1〓εj〓〓/1±Kεj〓〓で表わされる帰還形くし形
フイルタに 通すことを特徴とした映像信号記録再生方式。 (ω:角周波数、τ:遅延時間、L.M.K:定数
0≦K.L.M<1) 2 第1の映像信号をn水平期間遅延器に通すこ
とによつて、第2の映像信号を得ることを特徴と
した特許請求の範囲第1項記載の映像信号記録再
生方式。 3 L=1、M=K(但し0≦K<1)とするこ
とを特徴とした特許請求の範囲第1項に記載の映
像信号記録再生方式。 4 第1の映像信号をn水平期間遅延器に通すこ
とによつて得られる信号と、該第1の映像信号と
を同レベルで混合することによつて、第2の映像
信号を得ることを特徴とした特許請求の範囲第1
項に記載の映像信号記録再生方式。 5 第2の映像信号を所定のレベルにした後、ス
ライス回路を通して、第1の映像信号と混合する
ことを特徴とした特許請求の範囲第4項に記載の
映像信号記録再生方式。 6 第1の映像信号と第2の映像信号とを1:
K/1−K(但し0≦K<1)のレベル比で混合す ることを特徴とした特許請求の範囲第4項あるい
は第5項に記載の映像信号記録再生方式。 7 記録すべき第1の映像信号と、この第1の映
像信号をn水平期間遅延させた信号を少なくとも
含んだ第2の映像信号とを、所定のレベル比で混
合し、その混合映像信号の最大レベルを所定値に
レベル圧縮して記録媒体に記録し、再生時に再生
信号の最大レベルを、前記レベル圧縮前の最大レ
ベル比までレベル伸長して帰還形くし形フイルタ
に通すことを特徴とした映像信号記録再生方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55147198A JPS5769989A (en) | 1980-10-20 | 1980-10-20 | Video signal recording and playback system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55147198A JPS5769989A (en) | 1980-10-20 | 1980-10-20 | Video signal recording and playback system |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5769989A JPS5769989A (en) | 1982-04-30 |
| JPS6347031B2 true JPS6347031B2 (ja) | 1988-09-20 |
Family
ID=15424768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55147198A Granted JPS5769989A (en) | 1980-10-20 | 1980-10-20 | Video signal recording and playback system |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5769989A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4735366U (ja) * | 1971-05-12 | 1972-12-19 | ||
| JPS4735569U (ja) * | 1971-05-18 | 1972-12-20 | ||
| JPS5084031A (ja) * | 1973-11-28 | 1975-07-07 |
-
1980
- 1980-10-20 JP JP55147198A patent/JPS5769989A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5769989A (en) | 1982-04-30 |
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