JPS63500864A - 超苦鉄質岩石の脱蛇紋石化による元素および化合物の製造 - Google Patents

超苦鉄質岩石の脱蛇紋石化による元素および化合物の製造

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JPS63500864A JP61505296A JP50529686A JPS63500864A JP S63500864 A JPS63500864 A JP S63500864A JP 61505296 A JP61505296 A JP 61505296A JP 50529686 A JP50529686 A JP 50529686A JP S63500864 A JPS63500864 A JP S63500864A
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モレンシー,モーリス
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ウルトラマフイツク テクノロジ−,インコ−ポレイテツド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 超苦鉄質岩石の脱蛇紋石化による元素および化合物の製造肢街分丘 本発明は超苦鉄質岩石またはある粘土原料の脱蛇紋石化による元素および化合物 の製造に関する。特に9本発明は超苦鉄質岩石(例えば2石綿鉱山の尾鉱)、ま たは構造水(struc−tural water )を含有する粘度原料から 、マグネシウム、ニッケル、および他の金属相当物を含有する固体副産物だけで なく、ガス状の水素および炭化水素を製造することに関する。
茨血阿背糸 カナダおよびアメリカ合衆国を含む数多くの国々で、ここ10年間にわたって石 綿の採鉱が大規模に実施されている。石綿の採鉱はケベック州のセットフォード 鉱山地区だけでも。
かなりの量の石綿鉱山の尾鉱をもたらし、しばしば年間3千万トンを越える割合 で堆積されている。これらの堆積物は。
荒涼とした風景上の不毛の山のようであって、公衆安全に対する脅威である。こ れらの堆積物は、乾燥した天候の時には石綿の尾鉱の塵埃にまみれるため、公衆 安全の観点から、衛生当局が関与するために十分な量の残留石綿(温石綿)を含 んでいる。環境上、これらの人工の山は目障りであり、そしてこの原料が化学的 な風化に対して抵抗性を有し、かつ植物の生命を維持する能力がないため、不動 産としての価値は全くない。そしてこれまで、このような重大な生態学的問題お よび衛生上の問題を処理する経費的に有効な手段は存在しなかった。
火成岩に補集されたガスの存在は、以下の文献に報告されている: Votov ら、 Dokl、八kad、 Nauk 5SSR,213,198−201( 1973); Agafovnov ら、Dokl、八kad、Nauk 5S SR,’ 210. 232−4 (1972);およびPetersil’y eら(1980) 、このようなガスの主成分は水素であって、少量の炭化水素 、窒素および二酸化炭素を伴う。上述の著者らによれば、これらのガスは岩石の 閉ざされた孔に補集され9次いで結晶化が起こったのであって、地球のマントル 内の源からのガス放出過程に由来すると考えられている。さらに、深さとの関係 が指摘されている。
すなわち、70−を越える深さでは水素が本質的なガス成分であるが、水素およ び炭化水素の混合物は上部マントル領域のより浅い深さと関連がある。地球表面 における水素およびガス混合物の放出に関する他の報告には以下のものがある:  Sugisaki。
J、 Geol、、 91.239−58 (1983) (地震による放出) ;0skarsson+J、 Volca、 Res、、 22.97−121  (1984)(亀裂に関連した噴気孔);そしてGold、印鉦旦ム」並吐■ 工釦圏n、 Tra旺ユ1兆(4)。
810 (1978)およびJ、 Pet、 Geol、1 (3)、 3−1 9 (1979) (火山の活性)。
最近、水素および他のガスの大規模の放出が、全体的に蛇紋石化された超苦鉄質 性の環境に対する断層および部分的な剪断不連続面に沿って生じる水酸化カルシ ウム型の強アルカリ性湧水と関連して報告されているs Nealら、 Ear th and Plan。
Sci、 Let、、66、315−20 (1983)(オーマンのマントル 起源の岩石からの放出について);そしてGoebel ら、 Oil & G a5J、、 7 、215−22 (1984)およびAngino ら、 0 11 & Gas J、+7 、142−6 (1984) (カンサス州の油 井からの放出について)。
オーマンにおけるガス放出の原因は、超苦鉄質岩石の剪断および蛇紋石化後の化 学的な分解によるものである。カンサス州におけるガス放出は、3つの可能な無 機的過程、すなわちマントルのガス放出、剪断および超苦鉄質の塊の蛇紋石化に 起因する。カンサス州におけるガス放出が、玄武岩質であって超苦鉄質である岩 石の存在が仮定されている北米大陸の地溝(North American C ontfnental Rift)上に位置していることに注目することは興味 深い。
ここで用いられているように、“超苦鉄質岩石”、“蛇紋石化”および“脱蛇紋 石化”という用語は、以下のような意味を有する。超苦鉄質岩石とは、45%を 越えない5iOzを含有する岩石であって、主として撒攬石、輝石、蛇紋石およ び不透明な鉱物からなり、単鉱物質であり得る。蛇紋石化とは。
+Mff1石または輝石を水和によって鉱物性の蛇紋石に転換する過程である。
この転換によってオルト珪酸塩またはイノ珪酸塩のいずれかから層状珪酸塩が形 成される。脱蛇紋石化とは。
蛇紋石化反応の逆反応であって9層状珪酸塩のオルト珪酸塩への転換を包含する 。すべての場合、脱蛇紋石化は脱ヒドロキシル化の過程を包含する。
上述のガス放出の大部分に共通する特徴は、それらが超苦鉄質岩石と関連がある ことである。さらに、黒鉛および炭酸塩の形の炭素が、起源の異なる超苦鉄質岩 石、すなわちキンパーライト、オフィオライトおよびコマチアイト(koma  ti i te)と関連のあることが知られている。Pa5teris、 Ge o↓ツ本−19156(1979)。炭酸塩は、たいていの場合、蛇紋石化後の 熱水溶液からの二次的なものとして考察されている。脱蛇紋石化によって水素、 炭化水素および二酸化炭素の放出が起こり得ることを認めて、そして確認した。
石油の起源に関して2つの相反する理論が存在する。一方の理論は有機的起源を 支持し、他方の理論は無機的起源を支持している。北米では有機理論が過去1世 紀にわたって普及し、一般に受け入れられているが1例えばロシア人の理論家は 現在1石油の起源に対してガス放出過程を支持している。
得られた結果によると、地球内の無機的過程に由来するような石油および天然ガ スの埋蔵が少なくとも存在する。従って。
脱蛇紋石化およびそれと同時に起こる超苦鉄質岩石における適当な触媒による炭 酸塩鉱物の解離は、地球の地殻内で水素および炭化水素が天然ガスの形で発生す ることの主な機構として主張されている。
新鮮な超苦鉄質岩石は、木質的にいろいろな割合の鉱物性の掻攬石、(Fe、  Mg)zstOa;斜方輝石、 (Fe、 Mg)SiO3;および単斜註石、 (Ca、 Fe、 Mg)s(SiO3)zからなる。上記鉱物のすべてにおい て、鉄が第1鉄の状態にあることに注目することは興味深い。
これらの形成後、最初の鉱物の集合体は水の存在下で蛇紋石化(水和)され得る 。そしてそれによって、この集合体は蛇紋石鉱物、最も一般的にはリザールダイ ) (lizardite) ;温石綿、(Mg+ Fe) 1sizOs ( OH) a;ブルーサイト、(Mg、 Fe) 1l(OH) xi磁鉄鉱、F e3O4;および少量のアワルイ) (Fe、 Ni)に転換される。蛇紋石化 は最初の鉱物を、粘土状構造を有する層状珪酸塩に転換し、そして14〜15重 量%程度の構造水(すなわち、化学的に結合した水)を含有させることによって 、この鉱物の構造を変更する。これらの鉱物においては2元の撤攬石および輝石 の第1鉄イオンはブルーサイト、リザールライトおよび温石綿中に再分配され、 少量の鉄の部分は磁鉄鉱中の第2鉄イオンに転換される。
Moody、ハ」ユW文(マソクギル大学、 1974)およびMoody、L ithos、 9 、125−38 (1976)によると、蛇紋石化過程は次 の一般式によって表し得る: 撤攬石+水−→蛇紋石(最少量)+ブルーサイト+磁鉄鉱+水素。
あるいはより正確には: 10(Mg+、si、 Feo、+4)SiOa+14.2 H2O−→5 M g:+5izOs(OH)a+3.8(Mgo、9s Feo、os) (OH )z+o、4Fez04+0.4Hz。
この反応が自然界で起こる温度および圧力は、まだ不確がであるが、 Mood y (前出)は実験室における実験では335±5℃にて0.5バールの圧力の 下での反応を示した。一方、 O’Ne1lらJ、 Geo h 、 Res、 、85 (Bll)、 6286−92 (1980)およびGregory( 1981)は、水素の同位体による研究データに基づいて、蛇紋石化の温度が約 125℃またはそれ以下であると示唆している。
蛇紋石化は自然界では普通の出来事であって、たいていの超苦鉄質岩石は影響を 受けるが、その程度は様々である。従フィオライトは全面に拡がる蛇紋石化を示 すが、その程度、は数%の蛇紋石化から完全な蛇紋石化に及ぶことが報告されて いる’ G11bertILU支文(モントリオールのケベック大学。
1981)およびTremblay、ll土且文(モントリオールのケベック大 学、 1985)。
上記の式によって表される蛇紋石化過程は、実験室においては可逆的であり、そ して自然界においても起こる。以下の文献を参照されたい: Moody (1 974)、 (前出); Springer、、y。
Petro、 15 (第1部) 、 160−95 (1974) ; Fr ost、J、 ’Petro、。
■(第2部) 、 272−313 (1975);およびVance、 Ge ol、 Soc。
And、 Bu旦。88.1497−1508 (1977)。逆反応ニオイテ ハ、フルーサイトおよび蛇紋石鉱物中の水酸基(0)1)または構造水が。
250℃と700℃の間の温度にて放出される。この現象はハルツバーシャイト について第1図に示されているように、示差熱分析(DTA)の曲線上の吸熱ピ ーク、そしてさらに熱天秤分析(TGA)の曲線上の重量減少に対応している。
この過熱された(構造)水は、蛇紋石鉱物およびブルーサイトの第1鉄イオンと 反応して、水素および磁鉄鉱を与える。例えば、起こり得る反応は: 3Fe(O)I) z−→Fe3O4+ 2820 + 82ブルーサイト−→ 磁鉄鉱+水+水素。
完全な逆反応を次のように表し得ることが発見されている。
蛇紋石+プル−サイト−→徹攬石+磁鉄鉱+水+水素。
マグネシウムに冨んだ檄攬石、 Fo94−Fo96 (すなわち、苦土撒攬石 (“Fo”)が94〜96重量%を構成し、そしてそれに対応して鉄檄攬石が6 〜4重景重量構成する+fi IR石)へ戻る転換は、第1図におけるDTA曲 線上の815℃における発熱ピークと関連している(TGA参照測定(mg単位 );DTA測定(μV単位)は酸化アルミニウムまたは空のプラチナ類るつぼに よる参照に基づいている)。脱蛇紋石化された超苦鉄質の集積が自然界に存在す ることは以下の文献に記載されている:Dungen、ハ」ユ学亘論文(ワシン トン大学、 1974); Springer(前出) ; Frost(前出 );およびVanceら(前出) 。Vanceら(前出)は、ワシントン州の カスケード山脈におけるいくつかの大きな超苦鉄質の集積の起源として脱蛇紋石 化過程を提案しているが、この過程はその集積の本体が現在の構造上の位置へ貫 入することに先立って生じる。
オフィオライトまたはコマチアイトのような超苦鉄質岩石は、しばしばそれらと 混在する炭酸塩を有する。場合によっては、このような混在は憂苦土石および滑 石の形による経済的に重要な埋蔵をもたらす。Chichester、 U、S 、G、S、 Prof、 Papers。
1973)を参照されたい。他の場合、炭酸塩鉱物、すなわち白雲石または/お よび憂苦土石は、超苦鉄質の本体中に拡がっているかまたは小脈として見出され ている。Vakanjac+ ら。
Panayiotov、 ed、、Ohiolite S m 、 Crus、  Geol、 5urv、+?22−6 (1980); G11bert(前 出);およびHarnois、 血土筑文(モントリオールのケベック大学、  1982)を参照されたい。
炭酸塩鉱物は、必要とされる温度での脱蛇紋石化過程において部分的に、または 完全に解離して、二酸化炭素および一酸化炭素を生じる: (Fe、 Mg)CO3−→FeO+ MgO+ Co□+ C0二酸化炭素は クロムのような適当な触媒の存在下、高温にて発生期の水素と反応してメタンを 生成し得る:CO□十H2−ンCH4 さらに複雑な炭化水素2例えばベンゼンは触媒による水素添加によって発生し得 る。このような反応に必要な触媒は、岩石中の本来の位置に拡がっており、ニッ ケル、クロム、コバルトおよび少量の貴金属を包含し得る。
世界中に広く分布する莫大な量の超苦鉄質原料の中で1石綿の採掘作業時に堆積 される尾鉱およびいわゆる“浮遊物”(石綿の粉砕作業中に生じる極めて短く2 分類できない長さの石綿の繊維を含む塵埃状の粒子)は、以前に述べたようにそ れらの化学的な風化に対する抵抗性、そしてよく知られた環境、公衆衛生および 公衆安全への有害な影響に関する観点から明白な例となる。この事実は、輸送手 段を容易に確保でき、熱源およ−び電力源に近接する地域に石綿の尾鉱の山が存 在することと関連して、このような堆積物を経済的手段によって処理する機会の みならずその必要性を創造してきた。
従って9本発明の目的は、超苦鉄質岩石、および石綿の尾鉱を含む関連原料から 経済的に価値のある製品を誘導する方法を与えることにある。
本発明の他の目的は、超苦鉄質岩石、および石綿の尾鉱を含む関連原料をガス状 の水素および炭化水素の源、および有用な固体副生成物の源として利用する方法 を与えることにある。
以下の記述および請求の範囲を参照すれば9本発明の利点をより十分に理解し得 るだけでなく、上記の目的および他の目的も理解し得る。
溌」FどLV 本発明によれば、初めに蛇紋石化されていないか1部分的に蛇紋石化され得るか 、あるいは完全に蛇紋石化され得る超苦鉄質岩石原料を利用するプロセスによっ て9本発明の上記目的が達成される。超苦鉄質岩石が実質的に蛇紋石化されてい ない部分を含有している(このことは、熱示差分析、熱天秤分析または偏光顕微 鏡によって測定し得るように、この岩石が約9重量%を越えない構造水を含有し ている事実によって示される)か、あるいは完全に蛇紋石化されていない場合。
まずこの超苦鉄質岩石をある温度および圧力の下で、ある時間にわたって水と接 触させ1本質的に完全に蛇紋石化されている超苦鉄質岩石を、水素の生成を伴っ て形成させる。超苦鉄質原料は温度、圧力および時間の条件の下で脱蛇紋石化を 受け、マグネシウム相当物、ニッケル相当物、クロム相当物。
珪素相当物、カルシウム相当物および場合によっては貴金属を含む他の相当物を 含有する鉱物副産物の固体残留物とともに、水素および炭化水素(一般的には自 〜C6の飽和炭化水素そしてC2およびそれ以上の不飽和炭化水素)を生成させ る。
このような超苦鉄質原料は最初、実質的にあるいは完全に蛇紋石化されている( このことは、約9〜約15重量%の水を含有している事実によって示される;例 えば上述の石綿の“浮遊物”)か、あるいは前述の方法によって蛇紋石化を受け たものである。脱蛇紋石化を受けた原料は、できる限り細かく分割すべきである 。
本発明は、さらに出発原料として、構造水および第1鉄イオン(これは、しばし ば氷河時代の粘土中に見出される)を含有する粘土(例えば、含水珪酸アルミニ ウムおよび他の鉱□物)を用い、そしてそれをここで超苦鉄質岩石原料に対して 指定した条件下にさらすことによって実施し得る。
好ましくは、蛇紋石化段階は約300℃とを約350’cの間の温度にて、約0 .3バールと0.7バールの間の圧力の下で行い得る。脱蛇紋石化段階は、好ま しくは約200℃(特に、この岩石材料がブルーサイトを多く含む場合)と約7 00℃(特に。
この岩石材料がアンチボライトを多く含む場合)の間の温度にて、大気圧の下、 ある時間(これは他のプロセスの条件に依存して幅広く変化し得るが、たいてい の場合、約20分と約45分の間である)にわたって行い得る。原料の構造水お よび/または鉄の含量が少ない場合、温度範囲の両端では(たとえ一般に実施可 能であるとしても)所望の結果が得られない。
水素および炭化水素の最適な形成という観点から最も好ましいのは、脱蛇紋石化 の温度が約300℃と約650℃の間の温度であることである。任意に、原子価 状態がO(鉄粉、 Fe0)または+2 (Fe”)のいずれかである鉄を補助 剤として脱蛇紋石化反応に都合よく添加して、原料中に既に含有されている鉄を 補い、水素および炭化水素の生成を増加させる。使用し得る他の補助剤または“ ブースター(boos ter)” (好ましくは粉末状態であって、微細であ ればあるほど好ましい)としては、金属亜鉛、木質炭および石油コークスがある 。特に好ましい補助剤は、その量が約30重量%までであって、鉄を含有し、そ して以下の組成を有する粉末である24%510211.5%C,2%塩基性酸 化物(例えば、 MgO,Cab) 、 83%Fe、 10%FeOおよび痕 跡量のクロム、ニッケルおよび銅。
本発明の特徴は、蛇紋石化段階で発生した水素の1部分および/または脱蛇紋石 化段階で発生した水素の1部分を、炭酸カルシウムまたは同等の炭素源とともに 、脱蛇紋石化反応混合物に供給した場合、炭化水素の形成が増加することである 。この特徴は炭化水素を形成させるための1またはそれ以上の触媒をともに添加 することによって増大する。この触媒は、金属コバルト、金属クロム、金属ニッ ケル、金属亜鉛。
金属銅および貴金属からなる群より選択される。このような触媒は、好ましくは 粉末の形で、炭化水素の収量を効果的に増大させる量(例えば、試料の約30重 量%まで)を添加する。
本発明の他の特徴は、脱蛇紋石化を約700℃(これは、この反応の所望の上限 温度である)で実施する場合、もしくは脱蛇紋石化を行うことによって得られた 固体残留物を約700℃と815℃を越えない温度の間の温度(例えば、約81 0℃まで)に加熱する場合、生じた鉱物は移動格子構造(transition lattice 5tructure)であると考えられる(第1図参照)とい う発見にある。このような構造は、準安定な発達途中の結晶格子によって特徴づ けられる。この結晶格子は、最初の安定な結晶形(層状珪酸塩)と最後の安定な 結晶形(オルト珪酸塩)の間の遷移状態にある。本発明によって固体残留物中の 鉱物に移動格子構造が与えられ得るという事実は2次のような理由によって重要 である。すなわち、このような移動格子構造を有する鉱物であって、マグネシウ ムおよびニッケルを含有する鉱物は、いろいろな濃度の鉱酸水溶液に対して高い ・溶解度を有するからである。従って、固体残留物はこのように1例えば塩酸( 好ましくは1〜12M HCI)に9周囲温度にて容易に溶解するか、あるいは この溶液を29〜35℃にわずかに加熱した後、容易に溶解し得るので、得られ たマグネシウム。
カルシウム、塩化ニッケル、珪素およびクロムの水溶液を。
既知の容易に利用し得る技術によって処理し、このような金属相当物を得ること が可能である。脱蛇紋石化を300〜650℃の好ましい温度範囲で実施し2次 いで別の段階でこの固体残留物を約700°Cと815℃を越えない温度の間の 温度に加熱することによって、有利な移動格子構造をこの残留物中の鉱物に、水 素および炭化水素の製造の最適化を損なうことなく与え得る。あるいは、この固 体残留物を米国特許第4.277.449号(参考文献とじてここに採用)に記 載されているようなプロセス条件で硫酸アンモニウムと処理して、硫酸マグネシ ウムを製造し得るか;または米国特許第4,124,683号(参考文献として ここに採用)に記載されているような方法で二酸化硫黄と処理することによって 、水酸化マグネシウムまたは炭酸マグネシウムを製造し得る。硫酸マグネシウム は5例えばカナダ特許第1,178.818号(参考文献としてここに採用)! !ご教示されているような肥料を製造する際に有用である。脱蛇紋石化の固体残 留物は、経済的に価値のある物質1例えば米国特許第4.287.167号およ び米国特許第4.322.022号(これらは参考文献としてここに採用)に記 載されているような耐火性および熱貯蔵能力を有する物質を製造するために利用 し得る。
一連の最初の実験は、事実上、定性的であり、いろいろな層序学的位置から産出 した異なる種類の超苦鉄質岩石(すなわち、ハルツバージャイトダナイトおよび 輝岩)を用い。
そしているいろな程度の蛇紋石化を行うことによって製造されたガスを確実に同 定することを確立するために行った。発生した水素による加熱された酸化銅の還 元および炭化水素の芳香は容易に観察され1次いでこれらのガスの存在を1選択 された試料についてガスクロマトグラフィーにより確認シタ。
脱蛇紋石化プロセスの間に製造されたガスの定量的測定は。
簡単なガス配管を用いて行った。発生したガスをこのガス配管からスモークスタ ックバッグ(smoke 5tack bag)に採集して、そしてガスクロマ トグラフィーによって分析した。出発原料は、100gの粉末の形で等しい時間 にわたって約700℃の最高温度にまで加熱した。結果を表2に示す。
(以下余白) 分析誤差は水素に対しては1〜2%、炭化水素に対しては15%と見積もられる 。ガス配管の多数の接合箇所における実質的なガス損失および分析前の拡散によ り、水素の体積は最少量であると考えられる。
ガスの全体積は塩化ナトリウムで飽和された水のカラムの置き換えによって、同 じ温度条件下で測定された。全体積は200−と見積もられ、このガスは20% の水素、 10〜15%の二酸化炭素、1%の炭化水素、未知のガスおよび試料 バッグに圧縮された熱い空気からなっていた。
この結果は最少量(すなわち、約9%)の構造水を利用し得る場合、実質量の水 素が製造されるということを示している。そしてこれは約50%の蛇紋石化に対 応している。さらに。
磁鉄鉱の量が痕跡量しか存在しない場合、すなわち本質的にすべての鉄が第1鉄 の状態である場合、より大きな収量が得られる。水素および炭化水素の最大の生 産量は、蛇紋石鉱物。
ブルーサイトの脱ヒドロキシル化および炭酸塩鉱物の解離に対応する400℃を 越える温度で生じることが見出された。
水素の収量は、鉄粉(電解粉末、 Fe0)のような補助剤を添加して、岩石粉 末と密に混合する場合、実質的に増加され得る。Logの鉄をこの反応に添加す ることにより、ガスの全生産量を実質的に(4fiまで)増加させ2本質的に純 粋な水素が得られた。
実範拠叢 第3図は本発明を連続法またはバッチ法のいずれかで実施するための好ましい段 取りを表している。この図を参照すると、超苦鉄質岩石(例えば石綿の尾鉱)は 粉砕されおよび/または微細なメツシュサイズに(例えば、−120メツシユま たはより細かく)ふるいにかけられ、そして分離の手順を受ける。この手順によ って出発原料は、非蛇紋石部分および蛇紋石部分に分割される。分離の適当な方 法には、原料の非蛇紋石成分と蛇紋石成分の間の磁化率(電磁気的分離)、誘電 定数(静電的分離)または密度(浮遊選鉱による分離)の差に基づく分離方法が 含まれる。非蛇紋石部分は通常、ハルツパーシャイト、撮攬石および斜方輝石の ような成分を含有する;蛇紋石部分(密度が小さい)は、リザールダイト(li zardite)。
ブルーサイl−,A石綿および磁鉄鉱のような成分を含有し得る。
次いで、非蛇紋石部分は約335℃の温度および約0.5バールの圧力の下で水 と反応させる。このような条件下で原料は蛇紋石化され水素ガスを放出する。発 生した水素は、必要に応じてその1部分が、以下に記述される全プロセスにおけ る後の段階で用いられ得る。残余の水素は回収され1例えば燃料として、将来用 いるために貯蔵される。
蛇紋石化反応の蛇紋石残留物は、超苦鉄質岩石を分割した蛇紋石部分と組み合わ せる。次いで、この蛇紋石部分は脱蛇紋石化反応を受ける。この反応は添加され た鉄粉(Fe’)および/または第1鉄イオン(Fe”) (例えば、 Fe5 0.、、 FeSまたはFeC1z)の存在下、約300℃と約650℃の間の 温度と大気圧の下で約20分と約45分の間の時間にわたって実施される。
原料はスラリーの形か、または好ましくは乾燥した状態のいずれかによって脱蛇 紋石化反応に供給し得る。脱蛇紋化段階の生成物は水素、炭化水素および固体残 留物である。この水素は、超苦鉄質出発原料の非蛇紋石部分を前述のように蛇紋 石化させる際に発生する水素と同様に回収し、貯蔵し得る。
蛇紋石化反応または脱蛇紋石化反応のいずれかで発生した余剰水素は、必要に応 じて石灰石(炭酸塩の源)とともに脱蛇紋石化反応に供給し得る。これらは共に 反応して炭化水素をさらに形成し、そしてそれによって収量を増加させる。炭化 水素は引き続いて使用するために適当な貯蔵施設に回収し得る;例えば、この炭 化水素は全プロセスに熱を供給するための燃料の少なくとも1部分を供給し得る か、あるいは一般に燃料としてまたは石油化学的な燃料の原料として用いられ得 る。
脱蛇紋石化反応の固体残留物は、上述の方法のいかなる方法によっても処理し得 る。例えば、脱蛇紋石化反応の固体残留物は、主として鉱物性撤攬石の化学組成 を有する移動結晶格子からなり得る。この格子が準安定な移動型(transi tion(orm)であるために、この固体残留物は通常の撒攬石を用いる場合 よりはるかに容易に7例えば塩酸(例えば、 2M HCI)によって侵される 。この事実は、第3図に示されているように塩酸を用いて粉砕することによって MgChを製造することに対するこの残留物の有用性を大いに増大させる。塩化 マグネシウム水溶液は、マグネシウム金属の製造のための原料として・またニッ ケルおよび他の有用な金属を獲得するための原料として用いられ得る。
本発明は上述のように特定の実施態様に関して記述され。
そして例証されているが、当業者は以下の請求の範囲に記載されている本発明の 原理およびその精神からはずれることなく1本発明のプロセスに修正および変更 がなされ得ることを認める。
ホ況h m\ 国際調査報告

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.実質的に蛇紋石化されていない部分を含有する超苦鉄質岩石原料から元素お よび化合物を製造するプロセスであって,以下の段階を包含するプロセス: (a)該岩石原料をある温度および圧力の下で,ある時間にわたって水と接触さ せて,該蛇紋石化されていない部分を蛇紋石化し,そしてその結果,蛇紋石の形 成および水素の製造を行うこと;および (b)段階(a)で処理された原料をある温度および圧力に,ある時間にわたっ てさらして,脱蛇紋石化し,そしてその結果,水素および炭化水素の製造,およ びある鉱物成分を含有する固体残留物の形成を行う段階。
  2. 2.前記超苦鉄質岩石原料が約9重量%を越えない構造水を含有しており; 前記段階(a)を約300℃と約350℃の間の温度,および約0.3バールと 約0.7バールの間の圧力の下で行い;そして前記段階(b)を約200℃と約 700℃の間の温度,および約1気圧の圧力の下で行う, 請求の範囲第1項に記載のプロセス。
  3. 3.前記段階(b)を約300℃と約650℃の間の温度の下で行う, 請求の範囲第2項に記載のプロセス。
  4. 4.金属鉄または第1鉄イオンの形の鉄,金属亜鉛,木質炭および石油コークス からなる群より選択された1つの補助剤を前記脱蛇紋石化反応に添加して,前記 水素および炭化水素の製造を向上させる, 請求の範囲第1項,第2項または第3項に記載のプロセス。
  5. 5.前記補助剤が粉末の形で添加される,請求の範囲第4項に記載のプロセス。
  6. 6.段階(a)および/または段階(b)で製造された水素を炭酸カルシウムと ともに前記脱蛇紋石化段階(b)に供給して,炭化水素の製造を向上させる, 請求の範囲第4項に記載のプロセス。
  7. 7.金属コバルト,金属クロム,金属ニッケル,金属亜鉛,金属銅および貴金属 からなる群より選択された1つの触媒を前記脱蛇紋石化段階に添加して,炭化水 素の製造をさらに向上させる, 請求の範囲第6項に記載のプロセス。
  8. 8.前記段階(b)を約700℃の温度の下で行う,請求の範囲第2項に記載の プロセス。
  9. 9.前記段階(b)の固体残留物が1またはそれ以上のマグネシウム相当物,ニ ッケル相当物,クロム相当物,珪素相当物またはカルシウム相当物を含有する, 請求の範囲第2項または第3項に記載のプロセスであって,さらに以下の段階を 包含するプロセス:(c)前記段階(b)で得られた該固体残留物を約700℃ と約815℃を越えない温度の間の温度にさらして,該残留物の鉱物成分に移動 格子構造を与える段階;および(d)段階(c)において加熱された該固体残留 物を鉱酸と接触させて,該相当物の鉱酸塩の水溶液を形成させる段階。
  10. 10.前記鉱酸が塩酸である, 請求の範囲第9項に記載のプロセス。
  11. 11.前記段階(d)を約1〜12Mの塩酸を用いて,周囲温度の下で行う, 請求の範囲第9項に記載のプロセス。
  12. 12.実質的な蛇紋石部分を含有する超苦鉄質岩石原料から元素および化合物を 製造するプロセスであって,該岩石原料をある温度および圧力の下に,ある時間 にわたってさらして,脱蛇紋石化し,そしてその結果,水素および炭化水素の製 造,およびある鉱物成分を有する固体残留物の形成を行うこと, を包含するプロセス。
  13. 13.前記超苦鉄質岩石原料が約9重量%と約15重量%の間の構造水を含有し ており; 前記温度が約200℃と約700℃の間であり;そして前記圧力が約1気圧であ る, 請求の範囲第12項に記載のプロセス。
  14. 14.前記超苦鉄質原料が石綿製造の副産物として形成される浮遊物である, 請求の範囲第13項に記載のプロセス。
  15. 15.前記原料がさらされる温度が約300℃と約650℃の間である, 請求の範囲第13項に記載のプロセス。
  16. 16.金属鉄または第1鉄イオンの形の鉄,金属亜鉛,木質炭および石油コーク スからなる群より選択された1つの補助剤を前記脱蛇紋石化反応に添加して,前 記水素および炭化水素の製造を向上させる, 請求の範囲第12項,第13項,第14項または第15項に記載のプロセス。
  17. 17.前記補助剤が粉末の形で添加される,請求の範囲第16項に記載のプロセ ス。
  18. 18.製造された前記水素の少なくとも1部分を炭酸カルシウムとともに前記脱 蛇紋石化反応に供給して,炭化水素の製造を向上させる, 請求の範囲第16項に記載のプロセス。
  19. 19.金属コバルト,金属クロム,金属ニッケル,金属亜鉛,金属銅および貴金 属からなる群より選択された1つの触媒を前記脱蛇紋石化段階に添加して,炭化 水素の製造をさらに向上させる, 請求の範囲第6項に記載のプロセス。
  20. 20.前記原料が約700℃の温度にさらされる,請求の範囲第13項または第 14項に記載のプロセス。
  21. 21.固体残留物が1またはそれ以上のマグネシウム相当物,ニッケル相当物, クロム相当物,珪素相当物またはカルシウム相当物を含有する, 請求の範囲第13項,第14項または第15項に記載のプロセスであって, 該得られた固体残留物を約700℃と約815℃を越えない温度の間の温度にさ らして,該残留物の鉱物成分に移動格子構造を与えること;および このように加熱された該固体残留物を鉱酸と接触させて,該相当物の鉱酸塩の水 溶液を形成させること,をさらに包含するプロセス。
  22. 22.前記鉱酸が塩酸である, 請求の範囲第21項に記載のプロセス。
  23. 23.構造水を含有する粘土状原料から元素および化合物を製造するプロセスで あって, 該原料をある温度および圧力の下に,ある時間にわたってさらして,脱ヒドロキ シル化し,そしてその結果,水素の製造およびある鉱物成分を有する固体残留物 の形成を行うこと,を包含するプロセス。
  24. 24.前記温度が約200℃と約700℃の間であり;前記圧力が約1気圧であ り;そして 前記時間が約20分と約45分の間である,請求の範囲第23項に記載のプロセ ス。
  25. 25.前記原料がさらされる温度が約300℃と約650℃の間である, 請求の範囲第24項に記載のプロセス。
  26. 26.金属鉄または第1鉄イオンの形の鉄,金属亜鉛,木質炭および石油コーク スからなる群より選択された1つの補助剤を前記脱ヒドロキシル化反応に添加し て,前記水素の製造を向上させる, 請求の範囲第23項,第24項または第25項に記載のプロセス。
  27. 27.前記補助剤が粉末の形で添加される,請求の範囲第26項に記載のプロセ ス。
  28. 28.製造された前記水素の少なくとも1部分を炭酸カルシウムとともに前記脱 ヒドロキシル化反応に供給して,炭化水素の製造を向上させる, 請求の範囲第26項に記載のプロセス。
  29. 29.原料が約700℃の温度にさらされる,請求の範囲第24項に記載のプロ セス。
  30. 30.固体残留物が1またはそれ以上のマグネシウム相当物,ニッケル相当物ま たはカルシウム相当物を含有する,請求の範囲第24項または第25項に記載の プロセスであって,該得られた固体残留物を約700℃と約815℃を越えない 温度の間の温度にさらして,該残留物の鉱物成分に移動格子構造を与えること; および このように加熱された該固体残留物を鉱酸と接触させて,該相当物の鉱酸塩の水 溶液を形成させること,をさらに包含するプロセス。
  31. 31.前記鉱酸が塩酸である, 請求の範囲第30項に記載のプロセス。
  32. 32.前記段階(d)を約1〜12Hの塩酸を用いて,約29℃と約35℃の間 の温度の下で行う, 請求の範囲第9項に記載のプロセス。
JP61505296A 1985-09-12 1986-09-11 超苦鉄質岩石の脱蛇紋石化による元素および化合物の製造 Pending JPS63500864A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US12529290B2 (en) 2022-04-12 2026-01-20 Koloma, Inc. Hydrogen production and sulfur-carbon sequestration

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