JPS63500944A - ウイルスの不活化 - Google Patents

ウイルスの不活化

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JPS63500944A JP61505308A JP50530886A JPS63500944A JP S63500944 A JPS63500944 A JP S63500944A JP 61505308 A JP61505308 A JP 61505308A JP 50530886 A JP50530886 A JP 50530886A JP S63500944 A JPS63500944 A JP S63500944A
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イエダ・リサーチ・アンド・デベロップメント・カンパニー・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ウィルスの不活化 発明の背景 発明の分野 本発明は、ヒトにおける後天性免疫欠損症候群の原因となるウィルス等の脂質含 有カプシドを有するウィルスの不活法に関する。
背景技術の説明 後天性免疫欠損症候群(エイズ)は、つい数年前にはわずかにしか知られていな かったが、最近その公衆衛生的脅威が著しく増加してきた。エイズは感染体液と の接触によって伝染すると考えられており、この病気は乱文の同性愛者、静脈薬 の乱用者及び凝固因子に依存している血友病患者の間で急速に広がった。
完全に進展した段階では、エイズは免疫性T細胞の働きの完全な損失を特徴とす る病気である。免疫性T細胞の働きが損失すると、ニュモシステイス・カリネイ 肺炎、単純ヘルペス、サイトネガロウイルス、カンジダ症、クリブトスポリドシ ス等の日和見性感染症合併症が発生する。
エイズという感染性合併症にかかった患者のほとんどは死亡するが、患者の一部 はカボジ肉腫と呼ばれる非常に悪性の腫瘍にかかシ、現在この肉腫に対する有効 な治療法は無い。
1983年から1984年にかけてエイズ研究における著しく飛躍的な進歩がみ られたが、この時2つのグループが夫々独立して、エイズの病原菌であると思わ れる単種ウィルスを単離同定した。エイズウィルス発明の詳細な説明は次の文献 (サタウア、0..ニュー・サイエンティスト、1985年2月7日付ベージ3 )に記載されている。1983年の5月にルック・モンテグナーをリーダーとす るフランスのグループがし)oウィルスの一種であるリンパ腺症関連性ウィルス (LAV)について初めて記述している。1年後に、ロバート・ガロをリーダー とするアメリカのグループが、エイズ患者から単離された、ヒトT細胞白血病ウ ィルス(HTLV’s)として知られる一群のウィルスに明らかに関連している 単種ウィルスについて記述しておシ、彼らはこのウィルスをHT L V−Il lと名づけだ。HTLV−■ウィルスとLAVウィルスのゲノムの完全なヌクレ オチド列を決定することによって、これらのウィルスが同一ウィルスの変異体で あることが明らかになった。
エイ、i:=:フィルス(HTLV−[[、LAV )ld、ウィルス性几NA を相補的DNAの合成の型板として利用する逆転写酵素と呼ばれる酵素を保有し ているので「レトロウィルス」と呼ばれて知られている1群のウィルスの1つで ある。
エイズウィルス(HTLV−[1、LAV)はエイズの原因菌であることが示さ れておシ、チンパンジーにおいても同様な病気を引き起こすことがわかっている (例えば、オールター等、サイエンス、226巻、549(1984)に記載) 。
効果的なエイズの治療法を発見しようと最近非常な努力がなされてきているが、 安全で効果的な治療法はこれまでに記述されていない。従って、エイズウィルス を不活、化、してエイズを治療する方法が緊急に必要本発明に従って、エイズの 原因ウィルス等の脂質含有カプシドを有するウィルスを不活化する方法は、ウィ ルスを不活化量のホスファチジルコリンと接触させることから成る。このような ウィルスは、血液や血液由来物等のウィルスが混入している体液やそれらの由来 物を不活化量のホスファチジルコリンで処理することによって、汚染体液やそれ らの由来物中で不活化することができる。哺乳動物における後天性免疫欠損症候 群を、薬学的有効量のホスファチジルコリンを哺乳動物に投与することによって 治療するのである。本発明の好ましい具体例では、ホス7アチジルコリンを下記 に示す活性型脂質(AL)組成物又は分画の形で投エイズウィルス感染の正確な メカニズムは知られていないが、考慮するに値する幾つかの事実がある。このウ ィルスはサプレッサーTリンパ細胞として知られているTリンパ細胞の1種を活 性化し、抑制因子の産生によって、ヘルパーTリンパ細胞として知られている別 の種のTリンパ細胞の感染性細菌と戦う役割を相殺するのだろう。
ヘルパーTリンパ細胞の相対的低下が、腫瘍細胞の新生微小病巣を破壊する「免 疫監視」機構の効果を低下させるのかもしれない。エイズの臨床的徴候はヘルパ ーT細胞の抑制と密接に結びついておシ、患者は多種多様の悪性で日和見性の感 染にかかシ、場合によっては非常に悪性の腫瘍(カボジ肉腫)が発生する。
エイズの進展における主要な事象は、ウィルスがヘルパーTリンパ細胞の表面に 現われている表面受容体に結合してこれらの細胞中で増殖して細胞変性効果を生 じるという、エイズウィルスの非常に特異的なリンパ細胞栄養性効果を伴う。そ して最終結果として、ヘルパーT細胞数の著しい低下とそれに関連した免疫応答 が起こるのである。
エイズウィルス等のように脂質含有カプシドを有するウィルスが、不活化量のホ スファチジルコリンと接触させることによって不活化されることが、驚いたこと に発見されている。ホスファチジルコリンによって不活化される場合があるその 他のウィルスとして、フレンド白血病ウィルス、ラウス肉腫ウィルス、マウス乳 癌ウィルス等があげられる。
ホスファチジルコリンは自然界に見い出される一般に知れわたった膜流動化物質 である。しかしながら、ホスファチジルコリンを哺乳動物の血液系中に導入する と、この物質は安定な2層性物質を形成するかあるいは合体して血清リポ蛋白類 となり、形成されたこれらの物質はいずれも膜流動性に対する作用が緩慢である 。従って、ホスファチジルコリンのみが血流中に導入されると、膜流動性に対し て作用する機会がないままに、そのほとんどが肝臓によってよシ低分子の物質へ と分解される(ライトとシニツキー、未発表結果)。
従って、本発明の好ましい具体例では、ホスファチジルコリンは、ホスファチジ ルエタノラミンと中性脂質をも含有する活性脂質(A、 L )分画の形で投与 される。ホスファチジルコリンを含むAL組成物は、米国特許A4,474,7 73 (本明細書中に参考として引用されている)に記載されているように、卵 黄や大豆等の天然源から得ることができる。
ALはl 0011/mlよシも高いAL濃度の溶液中で、エイズウィルスを含 むレトロウィルス等の脂質含有カプシドを有するウィルスを不活化−することが わかっている。ウィルスの不活化には、溶液中のAL濃度は約20017m1よ シも高いのが好ましい。
エイズウィルス等のレトロウィルスは、新しい宿主細胞に感染する準備が整った 成熟したウィルスカプシドを統合する最終段階として、感染した宿主細胞の膜を 通して出てくる。それ故に成熟したウィルスカプシドは宿主の細膜を含み、従っ て脂質を含んでいる。
ホスファチジルコリンによって膜が流動化される速度は、脂質交換を容易にする 構造物中にホスファチジルコリンが入るときわだって増加される。1985年7 月に申請されて本明細書中に参考として載せられている米国特許出願続き番号7 59,270に記載されている特別に効果的なAL組成物によって、これらの構 造物が最も効果的に形成される。この米国特許出願中に記載されているAL組成 物は中性脂質とリン脂質とを約7対3の重量比で含んでおシ、このリン脂質中に はホスファチジルコリンとホスファチジルエタノラミンとが含まれる。AL組成 物中に存在するリン脂質の割合は、2重量部のホスファチジルコリンに対して1 重量部のホスファチジルエタノラミンであるのが有利であシ、この場合、中性脂 質とホスファチジルコリンとホスファチジルエタノラミンとの比が7対2対lの AL組成物となる(本明細書中でAL721と呼ぶ)。
ホスファチジルエタノラミンは、脂質二層性物質を不安定化することがわかって おシ、更に安定なホスファチジルコリンリポゾームを分解することができる。
しかし、ホスファチジルコリンとホスファチジルエタノラミンのみの混合物は、 水溶液(例えば、血液)中で沈澱する傾向がある。
ホスファチジルコリンとホスファチジルエタノラミンと中性脂質(おもにグリセ リド)との混合物によって、水溶液中に安定なエマルジョンを形成することがで きる。水溶液中で形成されたこれらの脂質の安定なエマルジョンはキロミクロン 様集合体から成っておシ、この集合体中ではグリセリドが疎水性担体として働き 、その担体の表面上にホスファチジルコリン分子とホスファチジルエタノラミン 分子とが不規則に広がっている。
脂質混合物の中性脂質はモノグリセリド、ジグリセリド及びトリグリセリドを含 んでいてもよいが、トリグリセリドの重量が他のどの種類のグリセリドよシも大 きいのが好ましい。グリセリドの重量の50%以上がトリグリセリドであるのが 特に好ましい。
AL721がエイズウィルスの不活化に効果的であることが証明されている。本 発明は本明細書中では、エイズウィルスの不活化に関して説明されているが、脂 質含有カプシドを有しておシ本明細書に述べられている組成物で不活化されうる その他のウィルスにも本発明は同じく適用できるということが理解されるべきで ある。
どんな特殊の理論に因るのでもないが、ALは宿主の細胞膜にとても良く類似し ているウィルスカプシドに対して直接の効果を持っている。上述した如く、レト ロウィルス種の1つであるHTLV−[[は、新しい宿主細胞を感染させる準備 ができている成熟したカプシドを統合する最終段階として、感染した宿主細胞の 膜を通して出てくる。それ故に、エイズウィルスのカプシドは宿主の細胞膜を含 有しておシ、従ってALによる流動化に敏感であるのだろう。流動化そのものが カプシド中で蛋白質を結合させる働きを持っているのかもしれない。あるいは、 流動化がウィルスの超分子的構造の分解を促進するのかもしれない。
ALがリンパ細胞の細胞膜の微粘性を調節する働きをして、HTLV−■の結合 を引き起こす受容体の位置や構造を変化させるということも考えられる。
ALのエイズウィルに対する殺ウイルス作用は以下の実施例で証明されているが 、これらの実施例は単に説明的意味であげられたものであシ、これらの実施例に 限定する意図のものではない。実施例では、ポポヴイック等によってサイエンス 、224i497(1987)に記載された方法に従って、標準指示細胞系(H 9)を用いて、AL721のHTLV−■ウイルス不活効果を検査すると共に、 AL721の細胞毒性を検査した。H9細胞系は類のない細胞系である、何故な らばこれらの細胞はHTLV−IIIウィルスを許容してこのウィルスを複製さ せこのウィルスにキーマーカーを表現させるが、その上このウィルスの特徴であ る細胞変性効果(CPE )を高度に抑制する。従ってH9細胞系は、感染の安 定な培養細胞実験系中でのこのウィルスの産生と研究に使用され得る。実施例I もまた、末梢血白血球を用いてAL721によるエイズウィルスの不活化を検査 している。H9細胞系に関するエイズウィルスの不活化と正常T細胞系に関する エイズウィルスとの関連性が、三矢等によって証明されておptイエンス、22 6:172 (1984)に記載されている。
指示細胞系(H9)と末梢血白血球を用いてAL721のエイズウィルス不活効 果を検査するために、4種類の測定を行った。
(1)細胞数:細胞変性効果すなわち細胞死は非常に抑制されるが、感染後にも なお細胞数の低下がある。この低下は被処理ウィルスの状態の1つの尺度である 。
(2) P 15蛋白の表出:HTLV−Inの内部主要蛋白質の1つであるP 、l 5 (15,000ダルトンの分子量を持つ蛋白質に相当するという意味 )に対する抗体を用いて、感染細胞中でのこの蛋白質の表出をアッセイする。
(3) P 24蛋白の表出:内部主要蛋白の1つであるP24(上記と同様、 分子量24,000の蛋白)に対する抗体を用いて、感染細胞中でのこの蛋白質 の表出をアッセイする。
(4)逆転写酵素の表出ニレトロウィルスであるH T L V−mは、逆転写 酵素(几NA依存性DNAポリメラーゼ)と呼ばれる酵素を用いて、DNA中間 体を経てそのRNAを複製する。従って、このウィルスに感染させた指示細胞系 中のこの酵素の活性を測定することによってHT L V−[1の表出を定量す ること1985年7月26日に出願された(上記の)米国特許出願続き番号75 9,270に記述されているように、AL721をl rnl当り2.5m9の 濃度の溶液(1%(7)、xタノールを含む)に調製したものを希釈して、下の 表1に示したAL721濃度を得た。AL721とHTVL−IIIウィルス( 又はHTLV−I[1ウイルスのみ)を末梢血白血球又はH9細胞に添加して細 胞を感染させると共に、I−(T L V −■不活化に対する種々の濃度のA L721の効果を測定した。得られた結果を下の表1に示す。
表 1 末梢血白血球(PBL)とH9細胞に対するAL721とHTLV−IIIウィ ルスの同時添加の効果AL721を50 、g 7m11100 g /”及び 20097m1の濃度で検査した以外は基本的詳細にわたって実施例Iとすべて 同じ操作を繰シ返した。表2人は同時投与に関する実験結果を示し、表2BはH 9細胞を感染させる前にウィルスをALで処理した場合の実験結果を示す。
表2A H9i胞KAL72B:HTLV−3とを同時添加した場合の効果 (未処理) 4.0 100% 100% 100%50117ml 3.9  100% 100% 100%Loot//ml 3.2 98% 100%  93%20097m8 2.8 94% 92% 79%400117ml 2 .6 74% 35% 68%表2B H9細胞実験系におけるHTLV−3の AL721による前処理の効果 (未処理) 4.0 100% 100% 100%50g/ml 3.8 t 00% 100% 100%100g/ml 3.3 90% 77% 79% 200g/m2 3.5 84% 74% 89%400g/rnl 1.9  67% 74% 55%これらの表に示されている結果は、ウィルスを前処理し た場合もウィルスとALとを同時投与した場合もALは主要なウィルスマーカー を著しく抑制することができることを証明している。最も著しい低下が(ウィル スの)主要蛋白質であるPI3とP24に見られ、コントロール値の35%と5 5%を示した。
実施例■ AL721を100〜1000g/罰の濃度でH9細胞のみに対してAL 72 °1溶液中にエタノールが存在する場合と存在しない場合とについて検査した以 外は、基本的詳細にわたって実施例Iとすべて同じ操作を繰シ返した。得られた 結果を下の表3A及び3Bに示す。
表 3 AL721.!:HTLV−[1とを同時投与した場合の、H9細胞実験系にお けるAL721のHTLV−1llに対する作用 表3A R,PMI中のエタノール無含有ホモジ表3B 1%のエタノールを含 む2.5 m9/ m1AL721溶液(下記に示す濃度に希釈)表3Aと表3 Bに示された結果は、AL721とウィルスとを同時投与した場合に、AL72 1はHTLV−I[I感染の2つの主要マーカー(主要蛋白質P15とP24) の表出を著しく抑制することができると共に、逆転写酵素(几T)を抑制するこ とができることを証明している。PI3又はP24の表出をHTLV−Ill抑 制の尺度として用いた場合、エタノールを含まない系でのAL721の■D5o は約1009/mlであると考えられる(表3A)。エタノール含有溶液で得ら れた結果(表3B)はわずかに高い効果を示し■D5゜<1001i/mlであ ろう(即ち、エタノール無添加の場合には■D5oにおけるPlS値がコントロ ール値の52チであるのに対し、エタノール添加実験ではコントロール値の38 チである)。
実施例■ 1000J9/ml濃度のAL721の細胞毒性を、HTLV−[7で感染させ ていないH9細胞系のみを用いて、溶液中にエタノールが存在する場合と存在し ない場合とについて、無処理コントロールを対照として検査した。得られた結果 を下の表4に示す。
表 4 無処理細胞に対するAL721の細胞毒性(トリパンプル排除によって生存可能 性を評価した) 一−−−−−−−−−16.8 100%1000g/ml 9 53% 10001i/ml O,5% 5.9 35%上記の結果は、AL721が主 として抗代謝的作用機構(即ちウィルスの逆転写酵素の抑制)で作用しているの ではないということを示唆している。更に、これらの結果は、ウィルスのカプシ ド構造が形成前及び形成後のいずれにも破壊されることを示唆している。
4種の独立した測定結果(即ち、細胞数と(Pt5)と(P24)と〔几Tl) によると、上記の実施例は、AL721がH9試験系においてHTLV−[[を 不活化することができることを示している。T細胞の細胞膜の安定なあるいは恐 らく準安定な変化が細胞のAL721による前処理の作用として引き起こされる のであれば、引き続いてA L 721を除去することによって保護効果も証明 されるであろう。
この基礎事実は、ALがエイズウィルスを不活化することを明白にしている。ヒ トにおいてエイズ病が進展するには比較的長い期間に亘って多くの細胞が感染さ れることが必要なので、ALはエイズ又はエイズ前の治療又は予防のために哺乳 動物に投与するのに適している。エイズ前というのは、ウィルスに接触している 徴候(例えば、HTLV−11又はI、AVに対する血清中抗体の存在)が6D 典型的な症状(例えば、T4/T8細胞比の低下、リンパ節疾患、体重減少、食 欲減退等)があるが、T細胞機能が高度に低下する以前であシ、また日和見性感 染やカポジ肉腫が起こる以前の、病気の前駆段階を言う。
哺乳動物におけるエイズの治療又は予防のためには、哺乳動物に、血液中のAL 濃度が約1oog/mlよシも高くなる、好壕しくは約20011 /mlよシ も高くなるような薬学的適量のAL混合物を投与する。
ALは腸内経路又は非経口経路で、様々の投薬形態で投与してよい。ALは例え ば食塩等の薬学的に適当な担体中に懸濁させて、エイズの治療又は予防のために 例えば静脈内注射、筋肉内注射、静脈内注入、腹腔内注射等のように非経口経路 で哺乳動物に投与してよい。非経口投与では、哺乳動物に対してALを1日当D  Ky体重につき約100〜250m9の範囲の量で投与するのが好ましい。更 に、治療量のALをゆつく)と放出するように考案された固体又は半固体の皮下 移植片としてALを投与してもよい。
AL組成物はまた食品材料等の薬学的に適当な担体中に含有させて(食物補充物 として)、あるいは既知の薬学的に適当な担体中に含有させた錠剤又はカプセル 等の他の経口投与形態で、哺乳動物に経口投与してもよい。ALを食物中に含有 させて(食品を担体として)投与する場合、ALの作用を最大限に発揮させるた めに食品は他の脂質を含んでいないのが好ましい。
ALを含有する食物補充物の例としては、ゼラチンカプセルや棒状食品があげら れる。加えるに、脂質無含有液体中に混合物を溶解してから消費する場合には、 ALを別々の包装に分けておくこともできる。ALは約1〜20y/日の範囲内 の量で好ましくは約1〜20y/日の範囲内の量で哺乳動物に経口投与すること ができる。
予防の目的の場合には、エイズ前の患者あるいは危険度の高い患者におけるエイ ズの進展を防ぐためにALを哺乳動物に投与する。
エイズウィルスの逆転写酵素活性を低下させるのに効果的であったシ、免疫的調 節に効果的である薬剤等の他のエイズウィルス不活化剤あるいはエイズウィルス 調節剤と共に使用した場合、ALは哺乳動物におけるエイズウィルスの不活化あ るいはエイズの治療や予防に有用である。逆転写酵素活性の低下に効果的な薬剤 としては、スラミン、HPA−23,ホスカルネット等があげられる。免疫調節 剤としては、リンフオキナーゼ(インターロイキン■等)やインターフェロンが あげられる。
ALばまた、例えば性行為によって運ばれる体液中のエイズウィルスや他のウィ ルスを不活化するためにあるいは表皮のウィルス感染等と戦うために、殺ウイル ス剤として哺乳動物に゛塗布投与するのにも有用:T:ある。塗布投与する場合 には、ALばその薬剤的有効量をクリーム、軟膏、潤滑剤等の担体中又は貼付剤 中に含有させて投与する。
本発明は、エイズレトロウィルス等の脂質含有カプシドを有するウィルスを不活 化したシ、哺乳動物におけるエイズ又はエイズ前を治療したシ予防したシするに 効果的な方法を提供する。記載された具体例について多くの詳細に亘る修正や変 化や変更をしてもよいので、前述の記載中の事項はすべて説明的なものとして解 釈されるべきものであり限定的な意味を持つものではない。
国際調査報告

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.脂質含有カプシドを有するウイルスを不活化するためにこのウイルスを不活 化量のホスフアデジルコリンど接触させることから成る、脂質含有カプシドを有 するウイルスの不活化法。
  2. 2.前記ウィルスがレトロウイルスであることを特徴とする、請求の範囲第1項 記載の方法。
  3. 3.前記レトロウイルスがヒトにおける後天性免疫欠損症候群の進展を引き起こ すものであることを特徴とする、請求の範囲第2項記載の方法。
  4. 4.前記レトロウイルスがHTLV−III又はLAVであることを特徴とする 、請求の範囲第2項記載の方法。
  5. 5.前記ホスフアチジルコリンが活性脂質(AL)組成物中に存在し、このAL 組成物が更に中性脂質とホスフアチジルエタノラミンを含有し、これらの中性脂 質がグリセリドから成ることを特徴とする、請求の範囲第1項、第2項、第3項 又は第4項記載の方法。
  6. 6.前記組成物が中性脂質約7重量部とホスフアチジルコリンとホスフアチジル コリンとを含有する混合物約3重量部とから成ることを特徴とする、請求の範囲 第5項記載の方法。
  7. 7.前記組成物が中性脂質約7重量部とホスフアチジルコリン約2重量部とホス フアチジルエタノラミン約1重量部とから成ることを特徴とする、請求の範囲第 6項記載の方法。
  8. 8.前記グリセリドがトリグリセリドを含むことを特徴とする、請求の範囲第7 項記載の方法。
  9. 9.前記グリセリドの50重量%以上がトリグリセリドであることを特徴とする 、請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 10.前記ウイルスを前記組成物の約100g/mlより高い濃度の溶液と接触 させることを特徴とする、請求の範囲第9項記載の方法。
  11. 11.前記ウイルスを前記組成物の約200g/mlより高い濃度の溶液と接触 させることを特徴とする、請求の範囲第10項記載の方法。
  12. 12.前記溶液が血液又は血液由来物であることを特徴とする、請求の範囲第1 0項記載の方法。
  13. 13.前記溶液が血液又は血液由来物であることを特徴とする、請求の範囲第1 1項記載の方法。
  14. 14.前記ホスフアチジルコリンを、哺乳動物塗布投与用のクリーム、軟膏、潤 滑剤又は貼付剤中に含有させることを特徴とする、請求の範囲第1項又は第2項 記載の方法。
  15. 15.前記ホスフアチジルコリンが活性脂質(AL)組成物中に存在し、このA L組成物が中性脂質約7重量部とホスフアチジルコリン約2重量部とホスフアチ ジルエタノラミン約1重量部とから成り、この組成物中の中性脂質が50重量部 以上のトリグリセリドを含むグリセリドから成ることを特徴とする、請求の範囲 第14項記載の方法。
  16. 16.前記ウイルスを前記ホスフアチジルコリンと他のエイズウイルス不活化剤 を含有する混合物の不活化量と接触させることを特徴とする、請求の範囲第3項 記載の方法。
  17. 17.前記ホスフアチジルコリンが活性脂質(AL)組成物中に存在し、このA L組成物が中性脂質約7重量部とホスフアチジルコリン約2重量部とホスフアチ ジルエタノラミン約1重量部とから成り、この組成物中の中性脂質が50重量部 以上のトリグリセリドを含むグリセリドから成ることを特徴とする、請求の範囲 第16項記載の方法。
  18. 18.哺乳動物におけるエイズを治療するためあるいは予防するために、薬学的 有効量のホスフアチジルコリンを哺乳動物に投与することからなる、哺乳動物に おける後天性免疫欠損症候群(エイズ)又はエイズ前を治療又は予防する方法。
  19. 19.前記ホスフアチジルコリンが活性脂質(AL)組成物中に存在し、このA L組成物が更に中性脂質及びホスフアチジルエタノラミンを含有し、これらの中 性脂質がグリセリドから成ることを特徴とする、請求の範囲第18項記載の方法 。
  20. 20.前記AL組成物が中性脂質約7重量部とホスフアチジルコリンとホスフア チジルエタノラミンを含有する混合物約3重量部とから成ることを特徴とする、 請求の範囲第19項記載の方法。
  21. 21.前記AL組成物が中性脂質約7重量部とホスフアチジルコリン約2重量部 とホスフアチジルエタノラミン約1重量部とから成ることを特徴とする、請求の 範囲第20項記載の方法。
  22. 22.前記グリセリドがトリグリセリドから成ることを特徴とする、請求の範囲 第21項記載の方法。
  23. 23.前記グリセリドの50重量%以上がトリグリセリドであることを特徴とす る、請求の範囲第22項記載の方法。
  24. 24.前記組成物を非経口的に、薬学的に適当な担体中に含有させて、1日当り 1Kg体重につき約100〜250mgの範囲内のAL量だけ投与することを特 徴とする、請求の範囲第23項記載の方法。
  25. 25.前記AL組成物を経口的に1日当り約1〜20gの範囲内の量だけ投与す ることを特徴とする、請求の範囲第24項記載の方法。
  26. 26.前記AL組成物を経口的に1日当り約15〜20gの範囲内の量だけ投与 することを特徴とする、請求の範囲第23項記載の方法。
  27. 27.前記哺乳動物に薬学的有効量の別のエイズウイルス不活化剤も併用して投 与することを特徴とする、請求の範囲第18項記載の方法。
  28. 28.前記ホスフアチジルコリンが活性脂質(AL)組成物中に存在し、このA L組成物が中性脂質約7重量部とホスフアデジルコリン約2重量部とホスフアチ ジルエタノラミン約1重量部とから成り、この組成物中の中性脂質が50重量部 以上のトリグリセリドを含むグリセリドから成ることを特徴とする、請求の範囲 第27項記載の方法。
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