JPS635724B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS635724B2
JPS635724B2 JP15728178A JP15728178A JPS635724B2 JP S635724 B2 JPS635724 B2 JP S635724B2 JP 15728178 A JP15728178 A JP 15728178A JP 15728178 A JP15728178 A JP 15728178A JP S635724 B2 JPS635724 B2 JP S635724B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
image
projection
optical system
lenses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15728178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5583016A (en
Inventor
Mitsuhiro Midorikawa
Atsuo Tsunoda
Hidetoshi Murase
Noritaka Mochizuki
Setsuo Minami
Yosha Matsui
Masazumi Moriwaki
Mikio Suzuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP15728178A priority Critical patent/JPS5583016A/ja
Publication of JPS5583016A publication Critical patent/JPS5583016A/ja
Publication of JPS635724B2 publication Critical patent/JPS635724B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕 本発明は光学的な投影装置、特に物体の鏡像を
投影面上に形成する投影装置に用いられる複眼レ
ンズ装置の製法に関するものである。 〔従来技術〕 物体の鏡像を投影面上に形成する投影装置は、
転写行程を有している複写装置において特に用い
られている。ところで従来の複写装置等における
投影装置は単眼レンズ系即ち1つの光軸しか有さ
ない投影レンズ系が使用されていた。しかし単眼
レンズ系を用いるとその光学的共役距離が比較的
長くなる為、単眼レンズ系を投影レンズ系として
用いた複写装置は小型化が困難であつた。従つて
複写装置の小型化の為に投影レンズ系の共役距離
を短くする努力がなされ、その結果1つの解決手
段として投影レンジ系を比較的共役距離の短いレ
ンズ系が複数個、光軸と垂直な方向に配列された
複眼レンズ系で形成する投影装置が提案されてい
る。この投影装置においては複眼レンズ系を構成
する各々の要素レンズ系(物体と投影面間に延長
する光軸に沿つて配列されたレンズ系)が投影す
べき物体の各部分の像をそれぞれ投影面上に形成
し、複眼レンズ系全体で物体全体の投影像を投影
面に形成する。 例えば昭和49年2月28日に公告された昭和49年
特許出願公告公報第8893号には複写されるべき原
稿の帯状領域をこの帯状領域の長手方向に沿つて
複数の要素レンズ系を配列し、これらの要素レン
ズ系によつて帯状領域の各部分像を感光体上に形
成する投影装置が示されている。 この投影装置の各々の要素レンズ系は3つのレ
ンズ、すなわち、前側、中間、後側のレンズより
構成され、前側レンズによつて原稿の1部の中間
像が前側と後側のレンズの間に配された中間レン
ズ上に形成される。そして中間レンズ上に形成さ
れた中間像は後側レンズによつて感光材上に鏡像
として再結像される。その中間レンズはフイール
ドレンズ作用を行うもので、本来の投影作用に何
等関係のないものである。しかしながらこのフイ
ールドレンズは感光材上に形成される投影像の明
るさを一様に保つ点から重要なレンズである。 そのような投影光学系に対して本出願人より投
影像の明るさを減少させる事なく、要素レンズ系
を構成するレンズの個数を少なくした投影装置が
特開昭53−122426号により開示されている。この
装置は、光軸方向に沿つた長さがレンズの有効径
に比べて長い複数個のレンズを所定方向に配列し
てなる複眼レンズ装置を用いたものである。しか
しながら、一般にレンズを多数配列してこのよう
な複眼レンズ装置を形成するのは、技術的に困難
であつた。 〔発明の概要〕 本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、簡単でしかも量産性の高い複眼レンズ装置の
製法を提供することにある。 本発明の上記目的は、光軸方向に沿つた長さが
レンズの有効径に比べて長い複数個のレンズを所
定方向に配列してなる複眼レンズ装置の製法にお
いて、 前記各々のレンズの間に当たる位置に遮光部材
を配した透明材料から成るブロツクを形成する過
程と、前記各々のレンズに対応する位置に複数の
凹面部を有する成形用型によつて前記ブロツクを
押圧して、このブロツクの端面にレンズ面を成形
する過程とから成ることを特徴とする複眼レンズ
装置の製法によつて達成される。 〔実施例〕 まず、本発明の製法で形成された複眼レンズ装
置を用いる投影光学系について説明を行なう。そ
の例として3種類の投影光学系を掲げる。 これらの投影光学系は、各々の要素レンズ系が
2つのレンズ又は実質的に2つのレンズから成る
複眼光学系を用いたものであり、第1図a,bに
その概観図を示す。ここで第1図bは反射型複眼
光学系で、5はハーフミラー、6が複眼レンズ、
7がミラーである。第1図aで各々の要素レンズ
系を構成する2つのレンズは実質的に像界側テレ
セントリツクな第1レンズ1と実質的に物界側テ
レセントリツクな第2レンズ2である。ここで実
質的にテレセントリツクなレンズとは光軸に平行
もしくはほぼ平行状態の射出又は入射主光線が得
られるレンズを意味する。そして第1レンズの像
界側の面と第2レンズの物界側の面とで視野レン
ズ作用を持たせる事で投影像の明るさを保つたま
ま、前述の特公昭49−8893号に開示されている投
影光学系に比べてレンズ個数の少ない投影光学系
が得られる。更に各レンズが実質的にテレセント
リツクである事によつて前述の第1レンズの像界
側面と第2レンズの物界側面とで形成された実質
的な視野レンズの作用は最大の効率を示し、従つ
て投影像を有効に明るくできる。尚このレンズは
実質的にテレセントリツクであり、有効径に比べ
て、光軸に沿つた長さが大きい。従つて以下この
種のレンズをバーレンズと称す。第1図aにおい
て各要素レンズは原稿Dの各部分毎の像を2つの
バーレンズの間に1度結像し更に投影面P上に再
形成し、そして2列の複眼系によつて原稿Dの帯
状部分3の像4を形成し、更に原稿D及び投影面
Pを前述の帯状部分3と垂直な方向に相対的に移
動させる事により原稿面の全体像を順次投影面に
形成するものである。また第1図bにおいては原
稿Dの中間像がミラー7上に形成され、再び投影
面Pに再形成される。以下その例を述べる。 光学系1 これは前述の特開昭53−122426号明細書に詳し
く説明されている。第2図は一つの要素レンズ系
の作用を説明する為のもので、この図に於いて1
0は物体すなわち原稿の一部である。11はバー
レンズ21の入射瞳に置かれた明るさ絞り、12
は第1のバーレンズ21によつて形成された物体
10の中間像13が形成される面に配された視野
絞りである。この視野絞りは物体面の適用範囲を
定める作用をする。 この視野絞り12はバーレンズ21の像界側の
面及びバーレンズ22の物界側の面からなるべく
離す方が、これら面に付着するゴミの像が投影面
上に形成されることを防ぐ上から好ましい。この
視野絞り12を入れるため中間像は縮小されてい
ることが好ましい。15は主光線を示す。第3図
のレンズ21,22は先に述べた様に、レンズ2
1は像界側テレセントリツクなレンズであり、レ
ンズ22は物界側テレセントリツクなレンズであ
るため、レンズ21,22を射出又は入射する主
光線は光軸と平行になる。従つて、中間像を形成
した光はレンズ22によつて光量を損失すること
なく効率良く投影面上に再結像される。すなわ
ち、レンズ21,22をテレセントリツクなレン
ズにすることによつて、レンズ21の像界側の
面、及びレンズ22の物界側の面はあたかも空気
レンズを形成するが如く作用して、実質的に視野
レンズの役目を兼ねる。このようにして本投影光
学系は視野レンズを必要とせずレンズの個数が減
らせる。 尚、本件発明者等の実験によれば、バーレンズ
21,22を同一のレンズ(但し、中間像13に
対して面対称とすること)として、更にレンズの
有効径に対して、光軸に沿つたレンズ肉厚を2〜
60倍に構成することによつて、良好な結果が得ら
れることが判明された。 又、これらレンズ21,22の設計は後述する
様に、第1レンズ21については式(6)〜(10)第2レ
ンズ22については式(16)〜(20)を満足する
ことが望まれる。以下このことについて述べる。 まず、第1レンズ21について説明する。第1
レンズの説明を簡単にするため第3図に付した記
号を使用する。 図中、第1レンズ21の第1面すなわち物界側
の面の曲率半径r1、第2面すなわち像界面側の面
の曲率半径r2(図では負量)、第1レンズの中心厚
すなわち光軸に沿つた第1面と第2面とのレンズ
肉厚をd1′と表記し、このレンズの材質の主屈折
率すなわち、代表的な設計波長に対する屈折率を
n1′とする。又、このレンズの有効率をφ1で表わ
し、物体10の大きさをφ0、このレンズ21に
よつて形成される中間像13の大きさをφ2とし、
このレンズ21の第1面よりはかつて物体10ま
での距離をS1(図では負量)、第1のレンズ21の
第2面より中間像13までの距離をS2′と表記す
る。更に中間像13の物体10に対する横倍率を
β1(≡−|φ2/φ0|)で表わす。そしてこのレンズ
2 1の物体側有効FナンバーをFeで表わすことと
する。 照明条件から定められる有効Fナンバー、即ち 及び部分画像のケラレがない様設定する中間像の
横倍率β1(|β1|<1)、それに物体距離S1及び中
間像までのレンズバツクS2′はあらかじめ設定で
きる量である。又、材質の主屈折率n1′は材質を
設定することによつて定められる。これらの5つ
の設定量Fe、β1、S1、S2′、n1′より、第1レンズ
21の第1面の曲率半径r1、第2面の曲率半径
r2、第1レンズ中心厚d1′、及び第1レンズの有
効径φ1、それと物体の有効部分径φ0を理想結像
理論を用いて次の条件により定める。 まず倍率β1とレンズの構成データとの関係は次
式で与えられる。 β1=1/{φ1+φ2−φ1e1′φ2}S2+{1−e1′φ2
}……(2) ここで φ1≡n1′−1/r1 (第1面の屈折力) φ2≡1−n1′/r2 (第2面の屈折力) e1′≡d1′/n1′ 次に、物体からの入射光束の主光線即ち第1面
の中心を通過する光線が第2面を出た後光軸と平
行に出射する条件は、丁度第2の焦点距離(即ち
1/φ2)がe1′と等しいことと等価であることか
ら次の関係で表わされる。 1/φ2=e1′ ……(3) 次に、有効物体径φ0の端からレンズ21に入
射する光束がケラレないための条件として(第2
図参照)、光束の下の光線が第1面を通過後光軸
と平行なレンズ21の縁に沿つてゆくことから、
次の関係式が得られる。 φ1=−1/S1{1+φ0/φ1} ……(4) 最後に、第1レンズ21の第2面から中間像位
置までの距離S2′をあらかじめ適正値に保つため
の条件から次の関係式が必要となる。 S2′=β1×{(1−φ1e1′)S1−e1′} ……(5) 以上(1)〜(5)式の条件をr1、r2;d1′、φ1;φ0につ
いて連立して解くことによつて一意的に次の結果
を得る。 r2=(1−n1′)×β1S1 ……(7) d1′=n1′×β1S1 ……(8) 次に、第2レンズ22について説明する。先と
同様に第3図に付した記号を使用する。 図中、第2レンズ22の第1面すなわち、物界
側の面の曲率半径をr3、第2面すなわち像界側の
面の曲率半径をr4(図に於いては負量)、第2レン
ズの中心厚、すなわち光軸に沿つた第1面と第2
面とのレンズ肉厚をd2′と表記し、このレンズの
材質の主屈折率、すなわち代表的な設計波長に対
する屈折率をn2′とする。又、このレンズの有効
径をφ3で表わし、投影面上の第2レンズに対す
る投影像の大きさをφ4で表わし、このレンズ2
2の第1面よりはかつて中間像53までの距離を
S3(図では負量)、第2のレンズ22の第2面より
投影像までの距離をS4′と表記する。更に投影像
14の中間像13に対する横倍率をβ2(≡−|φ4/φ
2 |)で表わす。そしてこのレンズ22の像界側有
効FナンバーをFe′で表わすとする。 投影像の明るさに関する条件から定められる有
効Fナンバー、即ち、 及び部分画像のケラレがない様、設定する投影像
の横倍率β2(|β2|>1)、それに中間像距離S4
び投影面までのレンズバツクS4′はあらかじめ設
定できる量である。又、材料の主屈折率n2′は材
質を設定することによつて定められる。これらの
設定量Fe′、β2、S3、S4′、n2′より第2レンズ22
の第1面の曲率半径r3、第2面の曲率半径r4、第
2レンズのレンズ中心厚d2′、及び第2レンズの
有効径φ3、それに投影像の有効部分径φ4を理想
結像理論を用いて次の条件により定める。 まず横倍率β2とレンズ22の構成データーとの
関係式は次式で与えられる。 1/β2=1/{φ3+φ4−φ3e2
φ4}(−S4′)+{1−e2′φ3}……(12) ここで φ3≡n2′−1/r3 (第1面の屈折力) φ4≡1−n2′/r4 (第2面の屈折力) e2′≡d2′/n2′ 次に、光軸と平行な主光線を有する入射光束
が、この第2レンズの有効径φ3に対して過不足
なく、この第2レンズを通過する為には、この第
2レンズの第2面に射出瞳があることが望まし
い。この要請は丁度第1面の焦点距離(即ち1/
φ3)がe2′に等しいことと等価であることから次
の関係を得る。 1/φ3=e2′ ……(13) 次に有効中間像径φ2の端から第2レンズ22
に入射する光束がケラレない為の条件として(第
2図参照)、光束の下の光線が第1面を通過後光
軸と平行なレンズ22の縁に沿つてゆくことか
ら、次の関係式が得られる。 φ4=1/S4′{1+φ4/φ3} …(14) 最後に第2レンズ22の第1面から中間像位置
までの距離S3をあらかじめ適正値に保つ為の条件
から次の関係式が必要となる。 S3=1/β2×{(1−φ4e2′)S4′+e2′}
……(15) 以上(11)〜(15)式の条件式をr3、r4、d2′、φ3
φ4につて連立して解くことによつて一意的に次
の結果を得る。 r3=(1−n2′)×S4′/β2 ……(16) d2′=−n2′×S4′/β2 ……(18) φ4=〔S3β2−S4′/S4′/β2〕×φ3……
(20) そこで、第1レンズ21と第2レンズ22を結
合した共軸光学系において、まず第1レンズによ
り被投影物体(物体径φ0)の中間像(像径の大
きさφ2)が形成され、引き続いてこの中間像が
第2レンズによつて投影像面上に投影像径φ4
正立像として明るさの一様性を損失することな
く、リレーされることになる。その際物体面の全
体像を第1レンズ及び第2レンズよりなる共軸光
学系を複数個配列することによつて結果として投
影面上に矛盾なく形成するには一般にβ1×β2=+
1、すなわち、等倍正立で使用されねばならない
ことに注意を要する。すなわち、 β2=1/β1 ……(21) の関係を満たすように第1レンズ及び第2レンズ
の構成を配慮する必要がある。そしてこのような
配慮においては必然的に Fe′=Fe ……(21′) は自明である。 結局、第1レンズ21と第2レンズ22を結合
した正立等倍の共軸光学系では、第1レンズ21
についてβ1及びFeを適正な条件によつて設定さ
れるとすれば、第2レンズのβ2、Fe′は自ずと式
(21)及び(21′)によつて定められる。しかし、
第1レンズの他の設定値であるS1、S2′、n1′及び
第2レンズの設定値であるS3、S4′n2′は互いに独
立に適正な条件により定めてよいことは注意され
ねばならない。 さて、一般に第1レンズと第2レンズの構成が
異なることは二種のレンズを作ることになり、製
造上の観点からみて避けることが望ましい。 この観点からすれば、前述の第1レンズと第2
レンズを結合した正立等倍の共軸光学系の条件式
(21)及び(21′)を満たす第2レンズとして、即
座に第1レンズを中間像面に関して対称に配置し
た共軸光学系が考えられる。従つてこの考えに基
づけば第2レンズとして第1レンズを流用するこ
とが可能となる。この場合、第2レンズを構成す
る諸元は第1レンズを構成する諸元と次の関係で
得られる。すなわち、 r3=−r2、r4=−r1、d′2=d′1、n′2=n′1、φ3
φ1
φ4=φ0、β2=1/β1、S3=−S′2、S′4=−S1、F
e
=Feである。 ここで次表に中間像面に関して、第1レンズと
第2レンズを対称に配置した例1〜10の設計値を
挙げる。
【表】
【表】
単位:mm
このような要素レンズ系を用いた複眼レンズ及
びマスクの構成を第4〜6図に示す。第4図は複
眼レンズを光軸方向から見た図で、2列の並列配
置になつている。ピツチaは適宜に選択される値
であり、bは任意量である。視野絞りは第5図に
示すように、要素レンズ系と同じピツチで配列さ
れたマスク25上の開口26によつて形成されて
いて、第3図における12の位置に配される。第
3図で示したように要素レンズ系においては中間
像は縮小像であるため、中間像と同一平面にある
開口26は投影面上に拡大して投影される。第6
図aにその状態を示してあるが、矢印で示した走
査方向と垂直な方向において、隣り合う開口像は
互いに一部分が適宜に重なり合い、投影装置が走
査方向に原稿に対して相対的に移動した場合に投
影面に一様な照明を与える。マスク25の開口2
6の像は第6図bに示される様な6角形の開口を
有し適宜な間隔に配列され走査方向に積分される
光量は配列方向で一定となる。尚この視野絞りに
より投影面上の光強度分布は第6図cに示される
ような矩形状の分布となる。 光学系2 光学系1の投影光学系の特徴は有効物体視野に
対応する最終像面の光強度分布がほぼフラツトで
ある点である。即ち例えば中間像面部において視
野絞りをもうけることにより言い換えればレンズ
と独立した絞りによつて最終像面の光強度分布を
ほぼフラツトとしているのである。一方、光学系
2においては中間像面部における視野絞りを設け
ることなく、2つのレンズを結合する鏡筒を単な
る保持としてでなく、いわば光軸方向に伸びた絞
りとして使用することにより、最終像面における
光強度分布を有限な中心部領域においてフラツト
(即ち口径蝕ゼロ)として、周辺部領域において
徐々に口径蝕を増すような独特の光学系を特徴と
している。即ち光学系2において光軸方向に延び
た鏡筒内径面を投影面における光強度分布を左右
するものとして位置付け、これをもつて特徴とす
るものである。更に曲率半径等の諸元に許容範囲
を与え、また千鳥状2列に配列することによりフ
ラツト性が増すこと及び安定した反射防止をとる
ことにより光学性能を上げることを開示するもの
である。 第7図に光学系2における要素レンズ系の光軸
方向の断面図を示す。ここで鏡筒101の内径と
レンズ40,41の外径は一致しており、その内
面は反射防止がほどこされている。また第8図
a、第8図bにはレンズ40,41の構成、作用
が説明されている。この図に於いて50は物体即
ち原稿の一部である。54は主光線(第1面の中
心に入射する光線)を示す。レンズ40,41は
先に述べた様に、レンズ40に於いては像界側テ
レセントリツク、レンズ41に於いては物界側テ
レセントリツクであるためレンズ40を出射す
る。又はレンズ41に入射する主光線は光軸と平
行になる。従つて中間像を形成した光はレンズ4
1によつて光量を損失することなく効率良く投影
面上に再結像される。即ちレンズ40,41をテ
レセントリツクなレンズにすることによつてレン
ズ40の像界側の面及びレンズ41の物界側の面
はあたかも空気レンズ(レンズ内部の屈折率が外
部の屈折率より小さい凹レンズは通常の凸レンズ
に等価である。)を形成するが如く作用してフイ
ールドレンズの作用を兼ねる。但し、ここで注意
すべきは光量損失なく投影面上に再結像される像
体領域は中央部における有限領域φ0の範囲内で
ある。即ち中間像面上の領域φ2の範囲内である。
いま鏡筒101の内径をφ21とするとき中間像面
上のφ2を越えφ21領域内に結像される物体領域即
ち物体面上のφ0からφ01に相当する領域内からの
光束レンズ40の鏡筒内面即ちレンズ外径面及び
2つのレンズ中間部における内面により欠られる
ことにより口径蝕を生ずる。その度合はφ0から
φ01へ向けて大きくなり、φ01においてこの口径蝕
は100%即ち投影面内へ正規に伝達される光束は
ゼロとなる。このようなときの投影面上での光強
度分布の断面図を示したのが第9図である。縦軸
は光強度であり、横軸は像高(画角)である。こ
こでφ4、φ41はそれぞれ物体面上のφ0、φ01に投影
面で共役に対応している。投影面上でこのような
光強度分布をもたせることができる光学系を等間
隔に1列のアレー状として配列すると、アレー方
向に対して直角方向に積分された光量に関するア
レー方向での分布は正弦状となる。正弦状の光強
度分布でも距容され得る(アレーは1列のみでな
く複数列を含む)が、更に第10図に示されるよ
うに共軸的に配された第1レンズ40、第2レン
ズ41によつて構成された要素レンズ系を2列千
鳥状(各投影光学系の間隔すなわちピツチをaと
するとき第2列を第1列に対し、半ピツチ即ち
a/2ずらせた配列)に配列すると配列方向と直
角方向に積分された投影像光量の配列方向での分
布はほぼフラツトとなる。ここで千鳥状2列配列
を1組として更に多くの配列であつてもよい。な
お第1列と第2列の間隔lは任意量である。 上記述時でのフラツト性はピツチaと有効物体
視野φ01との関係が次の条件を満たすとき数パー
セント内の範囲で得られる。 K1/2×φ01aK2/2 ×φ01(K1=0.9、K2=1.1) このようにして本光学系は投影像の光強度を均
一なものとし、かつ光軸方向のレンズの個数が2
個と調整の容易な光学系としている。即ちレンズ
個数が2個のための光軸方向及び光軸と直角の方
向での相対関係の調整は1回で済む。ところで本
発明者等の実験によればレンズ40、レンズ41
を同一のレンズ(但し中間像53に対して面対称
とすること)としてレンズの有効径に比べ光軸に
沿つたレンズの長さを2〜60倍にすることにより
良好な結果が得られることが判明された。 又、これらレンズ40,41の設計は光学系1
と同様に第1レンズ40については式(6)〜(10)第2
レンズ40については式(16)〜(20)を満足す
ることが望まれる。 ところで光学系2においては、鏡筒内径面をい
わば光軸方向に伸びた絞りとして使用すること
が、基本思想であるが投影面上の照度が一定とな
る物体視野φ0以外からレンズに入射する光につ
いての鏡筒内径面からの反射光は迷光となつて像
面上の光強度分布に悪影響を与えるため充分な反
射防止策をとる必要性がある。ここで通常行われ
るように、レンズ外径面を墨付けすることは次の
点より芳しくない。即ち、光学系2においてはレ
ンズ外径と鏡筒内径を精度良く抑えるためレンズ
を鏡筒にカン合させるものであり、挿入時にハガ
レ等生じさせる可能性があるからである。即ち光
学系2においては鏡筒内径面が単なる反射防止並
びにレンズ保持という機能にとどまらず、有効物
体視野を規制する絞りとして、光軸方向にかなり
長い範囲を有するため安定した反射防止策が望ま
れる為である。そこで安定した反射防止策として
第11図aに示されるように、レンズ外径面と鏡
筒内径面の間にレンズとほぼ同一の屈折率をも
ち、入射光量を減衰させるいわば鏡筒に準ずる物
質62及び2つのレンズの中間部に62と同様の
効果をもたらす物質63を挿入することが考えら
れる。例えば透明なプラスチツクの材質からなる
レンズに対し光吸収材として黒色のプラスチツク
のクラツド材を用いることができる。この機能に
ついて第11図bにて説明すると投影面上の照度
が一定となる物体視野φ0以外から物体側レンズ
第1面に入射する光線64はクラツド材とレンズ
の境界部に達する。レンズとクラツド材は、ほぼ
同一の屈折率であるため、この鏡界部で反射され
る光65は無く、殆んど透過しクラツド材に入射
する。クラツド材は吸収拡散により入射光を減衰
させる材質であり、クラツド材の中を透過して更
に境界部において反射し、更びレンズに入射する
光66及びクラツド材から鏡筒側へ透過するよう
な光67は無くなる。ここでクラツド材の内径が
φ21となる。また第11図cに示されるように物
体側レンズの第2面通過後鏡筒内面へ向かつて入
射する光線68も同様に減衰される必要性があ
る。しかし物体側レンズと像側レンズの中間部は
空気層であり、レンズ外径に嵌合する前記クラツ
ド材62を同様に用いると屈折率の違いによる反
射光69が存在し、しかも斜入射すると反射光量
が増加するという問題点があり、前記クラツド材
とは異なり屈折率が空気に近い別の光吸収材63
を使用する必要性がある。これにより不要光線6
9,70,71が除かれる。ここでも光吸収クラ
ツド材の内径はレンズ外径と等しくなることが必
要とされる。即ちφ01に対応するφ21が必要とな
る。これらにより有効光束のみを伝達させ設計上
望まれる光強度分布をつくりだすことができる。
またこの光吸収層であるクラツド材は外部からの
迷光をも遮蔽する効果もある。 ところで透明芯材としてアクリル樹脂、スチロ
ール等のプラスチツクやガラス等が使用可能であ
り、光吸収層の材質として着色されたプラスチツ
クや塗料等も使用可能である。ところで以上、レ
ンズ有効径とレンズ外径が等しいとして述べてき
たが、例えば第12図に示されるようにレンズ7
3の外径φ′21が有効径φ21と異なつていても実質
的に有効径と外径が等しければ構わない。但し第
12図に示すように第1面、第2面における有効
径以外の部分72を粗面若しくは光吸収面として
光をレンズ内に入射させない事が必要である。 このように光学系2は、レンズ有効径即ちレン
ズ外径を投影面上の光強度分布の基礎とすること
によりまた安定した反射防止をすることにより画
像性能の良いコンパクトな投影装置としている。 更に本件発明者は光学系1及び2において第1
レンズ及び第2レンズが先の条件式(6)〜(10)、(16)
〜(20)から±10%程度すなわち、 K1×(1−n′1)×β1S1≧r2≧K2×(1−n′1) ×β1S1K1×n′1×β1S1≦d′1≦K2×n′1 ×β1S1 K1×(1−n′2)×S′4/β2≦r3≦K2×(1−n′2) ×S′4/β2 −n′2×S′4/β2×K1≦d′2≦K2×(−n′2) ×S′4/β2 〔S3β2−S′4/S′4/β2〕×φ3 ×K1≦φ4≦〔S3β2−S′4/S′4/β2〕×φ3×K2 但し、K1=0.9、K2=1.1 で表わされる程度のものであつても良いことを実
際設計し確認した。 光学系3 光学系2においては視野絞りの必要ない投影光
学系を示したが、しかし反面原稿面を走査した時
に全体で一様な明るさの投影をする為には各要素
レンズ系を少なくとも2列の千鳥状配列すること
が望ましかつた。光学系3では視野絞りが必要な
く、かつ一列の複眼系でも原稿全体で一様な明る
さの投影が可能な光学系を示す。光学系3では投
影面上でガウス分布状の光強度分布をもたせるこ
とができる光学系を等間隔に1列以上の互いに平
行な並列配列したとき、各構成レンズ系における
有効物体視野は多重に重なり合い、アレー方向に
対して直角方向に積分された光量に関するアレー
方向での分布はほぼフラツトである光学系を示
す。光学系3では要素レンズ系を構成するレンズ
の横倍率を小さくすることにより有効物体視野を
大きくとり、又各部分投影像の重なり部分におけ
る光量が一様になるように像面上の光強度が各要
素レンズ系の光軸を中心として第13図に示すよ
うなガウス分布になるように設計される。 そして1列以上の互いに平行な並列アレーに関
し、後述するレンズにおいてその有効径をφ1
ピツチをaとするとき次の条件を満たすことによ
り数パーセント内のフラツト性が得られる。 M1×φ1<a<M2×φ1 (M1=1.18、M2=1.36) 光学系2における第8図aを用いて、光学系3
の光学的特徴を述べる。光学系2と同様に第1レ
ンズ40について第1面即ち物界側の面の曲率半
径をr1、第2面即ち像界側の面の曲率半径をr2
(図では負量)中心厚即ち光軸に沿つた第1面と
第2面との間隔をd1′、屈折率をn1′、レンズの有
効径をφ1、物体視野領域の大きさをφ01、中間像
53の大きさをφ2としこのレンズ40の第1面
より物体50までの距離をS1(図では負量)、第1
のレンズ40の第2面より中間像53までの距離
をS2′、中間像53の物体50に対する横倍率を
β1(≡−|φ2/φ0|)物体側有効FナンバーをFe
とする。 Fe、S1、β1、S2′、n1′はあらかじめ設定でき、
これら5つの設定量よりr1、r2、d1′、φ1、φ0が理
想結像理論より算出される。 ここで、本光学系の基本となる主光線の意味が
光学系1、2と異なる為、それを説明しておく。
有効物体視野端から物体側レンズの第1面の上方
端に入射する光線と有効物体視野端から物体側レ
ンズの第2面の下方端を通過する光線を考えると
き、両光線の第2面射出高さのちようど真中を射
出し光軸と平行となつて像界側レンズに向かう光
線を主光線としこれをもつて本光学系を特徴づけ
る。 さて以下r1、r2、d1′、φ1、φ0を算出するがまず
Fナンバーの定義より また近軸追跡より β1=1/(φ1+φ2−φ1e1′φ2)S1+(1−e1′φ2
) ……(23) 但し φ1≡n1′−1/r1 (第1面の屈折力) φ2≡1−n1′/r2 (第2面の屈折力) e1′≡d1′/n1′ 次に物体からの有効入射光束の主光線が第2面
を出た後光軸と平行に出射する条件より次の関係
が示される。 φ2=2/e1′ ……(24) φ1=−1/S1 ……(25) また所要最大画角での開口効率がゼロになる条
件より次の関係式が必要となる。 φ0=−2×S1×φ1/e1′ ……(26) 最後に第1レンズ40の第2面から中間位置ま
での距離S2′をあらかじめ適正値に保つ為の条件
から次の関係式が必要となる。 S2′=1/φ2 ……(27) 以上(22)〜(27)式の条件をr1、r2、d1′、
φ1、φ0について解くことによつて一意的に次の
結果を得る。 r1=−(n′1−1)S1 ……(28) r2=S1×β1×(1−n1′) ……(29) d1′=2×n1′×S1×β1 ……(30) φ0=−φ1/β1 ……(32) 次に、第2レンズ41について説明する。先と
同様に第8図aに付した記号を使用する。 図中、第2レンズ41の第1面すなわち、物界
側の面の曲率半径をr3、第2面すなわち像界側の
面の曲率半径をr4(図においては負量)第2レン
ズの中心厚、すなわち光軸に沿つた第1面と第2
面とのレンズ肉厚をd2′と表記し、このレンズの
材質の主屈折率、すなわち代表的な設計波長に対
する屈折率をn2′とする。又、このレンズの有効
径をφ3で表わし、投影面上の第2レンズに対す
る投影像の大きさをφ4で表わし、このレンズ4
1の第1面よりはかつて中間像53までの距離を
S3(図では負量)、第2レンズ41の第2面より投
影像までの距離をS4′と表記する。 像53に対する横倍率をβ2(≡−|φ4/φ2|)で
表 わす。そしてこのレンズ41の像界側有効Fナン
バーをFe′で表わすとする。 投影像の明るさに関する条件から定められる有
効Fナンバー、即ち、 投影像の横倍率β2(|β2|>1)、それに中間像
から物体側面までの距離S3及び投影面までのレン
ズバツクS4′はあらかじめ設定できる量である。
又、材料の主屈折率n2′は材質を設定することに
よつて定められる。これらの設定量Fe′、β2、S3
S4′、n2′より第2レンズ41の第1面の曲率半径
r3、第2面の曲率半径r4、第2レンズのレンズ中
心厚d2′、及び第2レンズの有効径φ3、それに投
影像の有効部分径φ4を理想結像理論を用いて次
の条件より定める。 まず横倍率β2とレンズ41の構成データとの関
係は次式で与えられる。 1/β2=1/(φ3+φ4−φ3e2
′φ4)(−S4′)+(1−e2′φ3)(34) 但し φ3≡n2′−1/r3 (第1面の屈折力) φ4≡1−n2′/r4 (第2面の屈折力) e2′≡d2′/n2′ 次に物体からの有効入射光束の主光線が第2レ
ンズの第1面へ入射するとき光軸に平行である条
件より φ3=2/e2′ ……(35) φ4=1/S4′ ……(36) 所要最大画角で開口効率ゼロなる条件より次の関
係式が必要となる。 φ4=2×S4′×φ3/e2′ ……(37) 最後に第2レンズ41の第1面から中間像位置ま
での距離S3をあらかじめ適正値に保つ為の条件か
ら次の関係式が必要となる。 S3=−1/φ3 ……(38) 以上(33)〜(38)式の条件式をr3、r4、d2′、
φ3、φ4について連立して解くことによつて一意
的に次の結果を得る。 r3=S4′×1/β2×(1−n2′) ……(39) r4=(1−n2′)×S4′ ……(40) d2′=−2×n2′×S4′×1/β2 ……(41) φ4=−β2×φ3 ……(43) そこで第1レンズ40と第2レンズ41を結合
した共軸光学系においてまず第1レンズにより被
投影物体(物体径φ0)の中間像(像径の大きさ
φ2)が形成され引き続いて中間像が第2レンズ
によつて投影像面上に投影像径φ4の正立像とし
てリレーされることになる。この際物体面の全体
像を第1レンズ及び第2レンズよりなる共軸光学
系を複数個配列することによつて結果として投影
面上に矛盾なく形成するには一般にβ1×β2=+
1、即ち正立等倍で使用されなければならないこ
とに注意を要する。 即ち β2=1/β1 ……(44) の関係を満たすように第1レンズ及び第2レンズ
の構成を配慮する必要がある。 そしてこのような配慮においては必然的に Fe′=Fe ……(45) が自明となる。 結局、第1レンズ40と第2レンズ41を結合
した正立等倍の共軸光学系では、第1レンズ40
についてβ1及びFeを適正な条件によつて設定さ
れるとすれば、第2レンズのβ2、Fe′は自ずと式
(44)及び(45)によつて定められる。しかし、
第1レンズの他の設定値であるS1、S2′、n1′及び
第2レンズの設定値であるS3、S4′、n2′は互に独
立に適正な条件より定めてよいことは注意されな
ければならない。 さて、一般に第1レンズと第2レンズの構成が
異なることは二種のレンズを作ることになり、製
造上の観点からみて避けることは望ましい。 この観点からすれば、前述の第1レンズと第2
レンズを結合した正立等倍の共軸光学系の条件式
(44)及び(45)を満たす第2レンズとして、即
座に第1レンズを中間像面に関して対称に配置し
た共軸光学系が考えられる。従つて、この考えに
基づけば第2レンズとしては第1レンズを流用す
ることが可能となる。この場合、第2レンズを構
成する諸元は第1レンズを構成する諸元と次の関
係で得られる。即ち r3=−r2、r4=−r1、d2′=d1′、n2′=n1′、φ3
φ1
φ4=φ0、β2=1/β1、S3=−S2′、S4′=−S1
Fe′=Fe である。これにより投影光学系は簡潔なものとな
る。 更に本発明者は第1レンズ及び第2レンズが先
の条件式(28)〜(32)及び(39)〜(43)から
±10%程度のものであつても良いことを実験設計
し確認した。即ち、 −K1×S1×(n1′−1)r1−K2×S1 ×(n1′−1) K2×S1×β1×(1−n1′)r2−K1×S1×β1 ×(1−n1′) 2×K1×n1′×S1×β1d1′2×K2×n1′ ×S1×β1 −K1×φ1/β1φ0−K2×φ1/β1 K1×S4′×1/β2×(1−n2′)r3K2×S4′ ×1/β2(1−n2′) K2×S4′×(1−n2′)r4K1×S4′ ×(1−n2′) −2×K1×n2′×S4′×1/β2d2′−2×K2×n2
′ ×S4′×1/β2 −K1×β2×φ3φ4−K2×β2×φ3 但し、K1=0.9、K2=1.1である。 これらの条件を考慮し次表にデータを示す。
【表】
単位:mm
ところで光学系3においても光学系2と同様に
鏡筒内径面をいわば光軸方向に伸びた絞りとして
使用することが、基本思想であるが有効物体視野
以外からレンズに入射する光についての鏡筒内径
面からの反射光は迷光となつて像面上の光強度分
布に悪影響を与えるため充分な反射防止策をとる
必要性がある。その反射防止策については光学系
2でも述べたものと同様である。 この様に光学系3ではレンズ有効径即ちレンズ
外径を投影面上の光強度分布の基礎とすることに
より、また安定した反射防止をすることにより画
像性能の良いコンパクトな投影装置としている。 次に光学系1、2、3で示した投影光学系を具
体的に組み立て構成する複眼レンズ装置を示す。 第14図は光学系1を構成する複眼レンズ装置
の全体図で、装置は2つのレンズブロツクより構
成されている。原稿側の第1レンズブロツク81
には第2図で示した第1レンズが並列で配設さ
れ、固定されて複数個の光軸を形成している。ま
た投影面側の第2レンズブロツク82には第2レ
ンズが第1レンズブロツクと同様に配設・固定さ
れ、個々の第2レンズの光軸は対応する第1レン
ズの光軸と一致している。更に第1ブロツクの投
影面側及び第2ブロツクの原稿面側にはそれぞれ
土手部分83,84が形成されており、それらは
マスク85を第3図における視野絞り12の位置
にマスクに形成された開口が対応するように固定
するとともに、第1レンズ1と第2レンズのレン
ズ端面間距離を第3図に示した(S2′+S3)に固
定する機能を有する。第14図のA,B方向から
見た側断面図をそれぞれ第15図a,bに示す。
共通の光軸を有する第1レンズ及び第2レンズに
よつて構成される要素レンズ系はそれぞれ原稿D
の異なつた部分を投影面P上に投影し、第1図で
示したような帯状領域3の全体像4を形成する。
尚、第1、第2レンズブロツクはそれぞれ原稿面
D及び投影面Pとレンズ端面との距離が第3図で
示されたS1、S4′になるように固定されている
(固定手段は図示省略)。 又、光学系2及び光学系3を構成する複眼レン
ズ装置の断面図を第16図a,bに示す。第16
図a,bにおいて第1、第2レンズブロツクはそ
れ自身で土手部分を有さず、第16図cに示すよ
うなバーレンズ配置位置にバーレンズ径の穴をあ
けた視野絞り用厚板90を介して一体に固定され
ている。この視野絞り用厚板によつて第1レンズ
及び第2レンズの端面間は第8図aで示された
(S2′+S3)に保たれ、また、第1、第2レンズの
壁面及び厚板90の穴の壁面は光反射防止処理が
なされている。この厚板は第14図におけるマス
ク85と同等である。 次に本発明に基づく複眼レンズ装置の製法の実
施例について詳しく述べる。 本発明者等の実験により具体的にA4版程度の
原稿に対し、装置の大きさ及び投影光学系の光学
的性能が最も実用的な投影装置においては各レン
ズの直径が1〜2mmまたは光軸方向の長さが10mm
程度のものが好ましい。その場合に原稿幅の領域
の全体像を投影可能にする為には投影装置として
は百本近いレンズの配列が必要となつてくる。こ
のような小さいレンズを多数配列して全体として
原稿像を投影可能な投影装置を形成するのは一般
技術的に困難であるが本発明では以下の作成方法
及び構成をとる事によりその困難を解決してい
る。 また以下に述べるレンズブロツクの作成実施例
は前述した3つの光学系全てにおいて適用可能な
ものである。 実施例 1 第17図のa図で示す様な不透明な材質で形成
され、かつバーレンズの配置位置に穴明されたブ
ロツク120をb図で示す様にアクリル樹脂の注
型又はインジエクシヨンによつてc図に示す12
1の如く形成する。その後バーレンズの配置位置
にバーレンズ曲率の凹球面を有する型119,1
19′を用いたコンプレツシヨンによりd図の如
くレンズブロツクを一度に成形する。この実施例
によれば、例えば複数のアクリル棒を支持部材に
固定した後、成形する方法に比べて、アクリル棒
を挿入し固定する手間を省き更なる量産性の向上
が図れる。コンプレクシヨンの際に一様で大きな
圧力が加わる為に精密なコンプレツシヨンが可能
である。 実施例 2 実施例1よりも更にコスト低下が可能な実施例
を第18図で示す。a図で122はアクリル層、
又は123は遮光版である。これらを積層し密着
してブロツクを形成する。その後コンプレツシヨ
ンによつてb図の如きレンズブロツクを作成する
ものである。 尚、実施例1において投影光学系として光学系
1で示したものを用いる場合には、第19図で示
す如くブロツクの穴の径φを光学系1で定められ
たバーレンズ型φ1よりも大きくする事により次
の様な利点を得る事ができる。即ち「α」で示し
た部分のようにブロツク穴が所定のバーレンズの
配置位置と多少少ずれていてもブロツク穴が大き
い事によつてその影響を無視する事ができる。但
しこの時にはバーレンズ端面以外の表面部分12
8より光が混入しないように128の部分を粗面
にするか、遮光層を設ける必要がある。 さて実施例1において用いられた不透明材質の
ブロツク部材は、機械的な精度を考慮すれば金属
材質が好ましい。しかしながらもし金属を用いる
とすれと、ブロツク高さの穴を精度よく量産加工
する事は、径が小さく深さが深い為に非常に困難
である。その解決する手段を第20図に示すと、
ブロツクをn枚の薄い金属板1301,1302
1303…130oで形成し、それぞれの金属板に
対してバーレンズ配列位置に例えばプレス加工に
よりレンズ径の穴131をあける。その後これら
の金属板をレンズ穴を完全に一致させて貼り合わ
せ一体化したブロツクとして構成する。 今までの実施例は投影光学系として先に述べた
光学系1〜3の全てのものに適用可能なものであ
るが、次に述べる実施例3以降は主として光学系
1に対して利用度の高い実施例である。 実施例 3 第14図において既に図示したが、光学系1で
は視野絞りの為のマスクと、第1レンズブロツク
と第2レンズブロツクの間を所定の間隔に保つ為
の支持手段が必要である。実施例3では この支
持手段をブロツク両側より突き出した土手部分を
形成する事により得る。 即ち第21図においてブロツク140と土手部
分141を一体化して整形し、この土手部分の高
さを所定の高さに固定して第1、第2レンズブロ
ツクの光学的結合の調整を簡略化する。最も好ま
しくは第1、第2レンズブロツクの土手部分を対
称的に構成し、第15図aに示すようにそれらの
接合部分にマスクを配置して、第3図で示した要
素レンズ系の光学的配置を満足させる。従つて土
手の高さは、バーレンズ端面とマスクとの距離が
第3図におけるS2′、S3に調整して形成する。 またこのように土手部分を一体化した2つのレ
ンズブロツクの間にマスクを配設して投影装置を
組み立てる場合には、第22図に示すように一方
のレンズブロツク144の土手部分にダボ146
を形成し、そこにマスクの開口中心位置がバーレ
ンズの光軸と一致するように調節されたマスクに
あけた基準穴145を通し、更にもう一方のレン
ズブロツクの土手に形成された基準穴に対応させ
て一体的に組み立てる。そしてこれらのダボ及び
基準穴は第1、第2レンズブロツクにおける各バ
ーレンズと、マスクの開口の位置が互いに一致し
て要素レンズ系を構成するよに正確に位置決めさ
れている。 ところでマスク143はニツケル合金等の金属
薄膜が用いられるが原稿幅程度の長さの投影装置
を作成した場合に、レンズブロツクとマスクの温
度膨張係数の差によるレンズ光軸とマスク開口部
のズレが非常に問題になつてくる。即ち微小なバ
ーレンズを用いる投影装置では、開口位置のわず
かなずれに対しても光量不均一の度合が大きく増
し好ましくない。 それに対して、第22図に示した実施例を更に
発展させ、第23図に示すようにマスク143を
n分割して、それぞれに位置決めの基準穴をあけ
個々を独立させてレンズブロツクに取り付ける。
当然レンズブロツクには各マスク部分に対応する
ダボが形成されている。このようにマスクを分割
しレンズブロツクに取り付けておけば、例えマス
クとレンズブロツクの温度膨張係数が異なつてい
てもその膨張差はn等分されて吸収される為全体
で大きな膨張差になる事はない。逆にレンズブロ
ツクの分を分割しても同様な効果が得られる。 第22図で示した例とは逆に土手部分とマスク
を一体化した例を第24図に示す。この場合もマ
スクを有する土手部分145と第1、第2レンズ
ブロツクは個々の要素レンズ系が完全に構成され
るように互いに位置決めして固定される。また第
23図と同様にこのマスクを有する土手部分をn
分割して組み立てれば、たとえレンズブロツクと
材質が異なつても温度変化に対する影響は小さ
い。 このような実施例を用いれば第1、第2レンズ
ブロツクとマスクを精度よくかつ容易に組み立て
る事が可能である。さて今までの実施例で組み立
て構成された投影装置を複写装置に適用した実施
例を以下に述べる。 第25図において160はドラムで不図示のモ
ータによつて矢印方向に定速で回転駆動されてい
るが、周囲に導電性基層、光導電体層、表面透明
絶縁層を順に層合して成る感光体161を有して
いる。この感光体161はまずコロナ放電器16
2により表面に均一な帯電を受けるが、その極性
は前記光導電体がN型半導体の場合は正、P型の
場合は負である。次に感光体161はドラム16
0の回転に同期して、矢印方向にドラム160の
周速に結像倍率の逆数を乗じた速度で(等倍像形
成の場合同速)矢印方向に移動せしめられる透明
原稿台163上に載置された原稿164の像露光
を受けるが、この像は投影装置165によつて感
光体161上に結像されるものである。上記原稿
164の投影装置165が対向する領域、即ち感
光体161上に結像せしめられる領域はランプと
反射笠より成る照明系166によつて照明されて
いる。ここで、例えば照明光量を調整できるもの
である。 感光体161は上記投影装置165による像露
光を受けると同時にACコロナ放電器162と逆
極性のコロナ放電器167により除電作用を受
け、これによつて感光体161上に原稿164の
光像に対応した帯電パターンが形成されることに
なるが、この感光体161は更にランプ168に
より全面均一な露光を受けコントラストのよい静
電潜像が形成されることになる。形成された潜像
はカスケード型、マグネツトブラシ型等の現像器
169によりトナー像として顕画化される。次に
このトナー像は不図示の供給手段から送出され、
ローラ170,171によつて感光体161に接
しめられて感光体161と同速で送られる転写紙
172に転写される。転写効率を高める為、転写
位置において転写紙172の裏面には現像像を形
成したトナーと逆極性の帯電が与えられるが、こ
れはコロナ放電器173によつてなされる。転写
紙172に転写されたトナー像は、転写紙に圧接
した対のローラ174,175を備えた加熱定着
器等の適宜の定着器で定着され、不図示の収納手
段に搬送される。 転写終了後の感光体表面は、これに圧接した弾
性体ブレード180のエツジによつて残留トナー
の拭い取りクリーニングを受けて清浄面に復し、
再び上記の画像処理サイクルに投入されるもので
ある。尚、前記放電器167は光像露光と同時に
感光体161表面を除電するように設置されてい
るが帯電器162と結像系の間に配置されて光像
露光前に感光体161表面を除電するようにして
もよい。この場合はランプ168は不要である。
また感光体161は表面絶縁層を持たないもので
あつてもよい。この場合は放電器167とランプ
168は不要である。 ところで第25図示の複写装置では、用いる投
影装置においてもレンズブロツクが金属ブロツク
を骨格として構成されていた場合には、第26図
で示すように第2レンズブロツクのエツジ190
又は191が放電帯電器又は高電位に保たれた感
光体161との間で放電する危険性を有する。そ
れに対しては次に示す2つの実施例によつて解決
される。 まずエツジ190に関しては第27図に示すよ
うにレンズ径に対してレンズ端表面181を広げ
てエツジをカバーする。実施例1、2におけるレ
ンズブロツクは既にこの効果を有している。 またエツジ191に関してはこれに対向し、か
つ覆う状態の絶縁体183,183′を整形して、
近接又は密着配置する事で放電を防止する。 尚、この絶縁体はレンズブロツクに密着、固定
させるのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる投影光学系の全体図。
第2図、第3図は本発明に用いる第1の型の投影
光学系を示す図。第4図は第1の型の投影光学系
のレンズ配列図。第5図は第1の型の投影光学系
のマスクを示す図。第6図は第5図示のマスクの
投影図。第7図、第8図は本発明に用いる第2型
の投影光学系を示す図。第9図は第2の型の投影
光学系における像面光量を示す図。第10図は第
2の型の投影光学系の望ましいレンズ配列におけ
る投影領域を示す図。第11図、第12図は本発
明に用いる第3の型の投影光学系を示す図。第1
3図は第3の型の投影光学系における像面光量を
示す図。第14図、第15図は第1の型の投影光
学系を用いた投影装置を示す図。第16図は第
2、第3の型の投影光学系を用いた投影装置を示
す図。第17図はレンズブロツクの製法の実施例
1を説明する図。第18図はレンズブロツクの製
法の実施例2を説明する図。第19図はブロツク
の穴の径をバーレンズ有効径よりも大きくした実
施例を説明する図。第20図はブロツクを薄板の
積層で形成した実施例を説明する図。第21図は
レンズブロツクの実施例3を説明する図。第22
図はマスクの位置決めの為の実施例を説明する
図。第23図はブロツクとマスクの温度膨張差を
緩和する実施例を説明する図。第24図はマスク
と土手部分を一体化する実施例を説明する図。第
25図は本発明の方法で作製された複眼レンズ装
置を用いた複写装置を示す図。第26図、第27
図は複写装置において放電防止の為の実施例を示
す図である。 図中で、1……第1レンズ、2……第2レン
ズ、25……マスク、26……開口、81……第
1レンズブロツク、82……第2レンズブロツ
ク、83,84……土手部、119,119′…
…コンプレツシヨン型、120……ブロツク、1
22……アクリル層、123……遮光板、160
……ドラム、167……コロナ放電器、183…
…絶縁体である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光軸方向に沿つた長さがレンズの有効径に比
    べて長い複数個のレンズを所定方向に配列してな
    る複眼レンズ装置の製法において、 前記各々のレンズの間に当たる位置に遮光部材
    を配した透明材料から成るブロツクを形成する過
    程と、前記各々のレンズに対応する位置に複数の
    凹面部を有する成形用型によつて前記ブロツクを
    押圧して、このブロツクの端面にレンズ面を成形
    する過程とから成ることを特徴とする複眼レンズ
    装置の製法。
JP15728178A 1978-12-18 1978-12-18 Projector Granted JPS5583016A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15728178A JPS5583016A (en) 1978-12-18 1978-12-18 Projector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15728178A JPS5583016A (en) 1978-12-18 1978-12-18 Projector

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5583016A JPS5583016A (en) 1980-06-23
JPS635724B2 true JPS635724B2 (ja) 1988-02-04

Family

ID=15646223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15728178A Granted JPS5583016A (en) 1978-12-18 1978-12-18 Projector

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5583016A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5889684B2 (ja) * 2012-03-21 2016-03-22 京セラオプテック株式会社 正立等倍レンズアレイユニットおよび画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5583016A (en) 1980-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001066702A (ja) 像スクリーンおよびその上への反射防止層の形成方法
US4275962A (en) Projection device
JP2001150715A (ja) 光プリントヘッド及びこれを用いた画像形成装置
JP2012078834A (ja) レンズアレイ装置及び画像形成装置
US4316665A (en) Projection device
US4431299A (en) Projection apparatus
US4402572A (en) Projection device
JPS6151538B2 (ja)
JPH0221564B2 (ja)
JPH0423269B2 (ja)
US4426132A (en) Projecting device
JPS635724B2 (ja)
US4368975A (en) Projection device
US4474459A (en) Optical projection system
JPS635739B2 (ja)
US4626082A (en) Projecting device
JPS6311646B2 (ja)
JPS6119972B2 (ja)
JPS635725B2 (ja)
JP2010253882A (ja) 画像形成装置及びレンズアレイ
JPS6311645B2 (ja)
GB2042758A (en) Projection device comprising a bar lens
JPS6311647B2 (ja)
JPS6133174B2 (ja)
JPS6058450B2 (ja) インプリズムレンズアレイ