JPS6365959B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6365959B2 JPS6365959B2 JP55002113A JP211380A JPS6365959B2 JP S6365959 B2 JPS6365959 B2 JP S6365959B2 JP 55002113 A JP55002113 A JP 55002113A JP 211380 A JP211380 A JP 211380A JP S6365959 B2 JPS6365959 B2 JP S6365959B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- circuit
- power supply
- display panel
- plasma display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
本発明はプラズマ・デイスプレイ・パネル(以
下PDPと略す)の駆動回路に関する。 PDPは多数本のX電極と多数本のY電極とを、
放電空間を挾んでマトリクス状に配列せしめ、駆
動された任意のX電極と駆動された任意のY電極
の交点に位置する、画素対応のセルに放電を生ぜ
しめ、所望の放電画素を発光させることによつ
て、所望のキヤラクタあるいはパターンを発光表
示することのできる装置であり、例えばコンピユ
ータシステムにおける周辺端末表示デバイスとし
て利用される。 本発明は、そのPDP装置に設けられ該PDPの
X電極およびY電極を駆動するための駆動回路に
ついて言及するものである。ここに、駆動とは、
XおよびY電極の交点に放電発光を生ぜしめるた
めの書込み駆動、一旦生じた放電発光を消滅させ
ないようにするための維持駆動および一旦生じた
放電発光を消滅させる消去駆動等を意味する。 現在PDPの駆動に必要な電圧は前記書込み駆
動において最も高く約150Vにも達する。従つて、
駆動回路としては高耐圧の駆動素子をもつて構成
されなければならない。このため一般の駆動回路
は、デイスクリートの高耐圧駆動素子を集合して
構成するか、あるいは部分的に集積回路化した駆
動素子およびデイスクリートの高耐圧駆動素子を
組合せてハイブリツト構成するか、いずれかの手
法で実現していた。 然しながら、上記いずれの手法も回路規模を大
形化し又高価格化するという欠点を伴い、さらに
PDP装置の論理制御回路系と駆動回路系とを一
体に集積回路化できないという欠点をも伴う。こ
のような諸欠点を一挙に解決するために駆動回路
の高耐圧モノリシツク集積回路化を達成すれば良
いことは明らかである。ところが、現在の半導体
技術において約150Vの高耐圧集積回路は末だ実
用的でなく、定格電圧は高々約90〜100Vである。
この耐圧の集積回路を使つて駆動回路を構成しよ
うとした場合、現在の駆動方法では電圧上の制約
からこれら集積化された駆動回路とフローテイン
グして定格の90〜100V以上の電圧が加わらない
ように方式上の工夫をしなければならかつた。す
なわち、従来の駆動回路ではパルストランス,フ
オトアイソレータ等の余分なフローテイング回路
を用いて集積回路化を行なつており、駆動回路の
複雑化およびコスト高を生じ且つそれは極めて使
いにくいものであつた。 従つて本発明の目的は、集積回路そのものの保
証定格電圧は約90〜100Vでありながら、見かけ
上その保証定格電圧を約150Vに引き上げること
のできる回路構成を備えたPDPの駆動回路を提
案することである。 上記目的に従い本発明は、放電空間を挾んでマ
トリクス状に配列される複数本のX電極およびY
電極の各々を駆動するX電極駆動段およびY電極
駆動段とを有してなるプラズマ・デイスプレイ・
パネルの駆動回路において、それぞれの絶対値の
総和が前記X電極およびY電極間に放電を起させ
るに十分な電圧である少なくとも2種の第1電源
電圧および第2電源電圧若しくは零電圧を選択的
に出力する電源回路と;該電源回路とアース間に
挿入され制御入力信号によつてオン・オフする第
1のトランジスタと;該電源回路とアース間に、
前記X電極およびY電極の対で形成されるプラズ
マ・デイスプレイ・パネル負荷と直列接続するよ
うに、挿入され且つ前記第1のトランジスタのオ
ン・オフによつてそれぞれオフ・オンとなる第2
のトランジスタと;前記第1電源電圧および第2
電源電圧のいずれかに対して前記第1のトランジ
スタおよび第2のトランジスタが逆電圧になつた
とき、当該電源電圧に対して逆方向バイアスとな
ることにより該第1のトランジスタを該逆電圧か
ら保護する第1のダイオードと;当該電源電圧に
対して順方向バイアスとなることにより該第2の
トランジスタを該逆電圧から保護する第2のダイ
オードと、から構成したことを特徴とするもので
ある。 以下図面に従つて本発明を説明する。 第1図は一般的なPDP駆動システムを示すブ
ロツク図である。本図において、11はPDP(プ
ラズマ・デイスプレイ・パネル)であり、多数本
のX電極12―1,12―2……12―nと多数
本のY電極13―1,13―2……13―nが極
めて小ギヤツプの放電空間(図示せず)を挾んで
相対し、全体としてマトリクス状電極群を形成す
る。これらX電極およびY電極は、それぞれX電
極駆動段14―1,14―2……14―nおよび
Y電極駆動段15―1,15―2……15―nに
よつて個々独立に駆動される。又、これらX電極
およびY電極駆動段は共通の電源回路16によつ
て励磁される。従つて、PDPの駆動回路は少な
くともX電極駆動段群14とY電極駆動段群15
ならびに電源回路16を含んでなる。今仮りにX
電極12―2およびY電極13―2に書込み電圧
が印加されたとすると、放電セルC22が放電し、
1画素としての放電発光が得られるから、所定の
XおよびY電極を選択的に駆動すれば所望のキヤ
ラクタあるいはパターンに沿つて放電発光表示が
得られる。実際には、例えばX電極側の駆動を順
次一方向にシフトして、1つのX電極毎に放電発
光を形成して行くという走査が行なわれる。この
走査において、いずれのX電極駆動段を選択的に
駆動し、又いずれのY電極駆動段を選択的に駆動
すべきかは、Xアドレス信号ADXおよびYアド
レス信号ADYによつて指定される。数ビツトの
デイジタルデータであるこれら信号ADXおよび
ADYはそれぞれタイミング・ゲート17―Xお
よび17―Yを介してアドレス・デコーダ18―
Xおよびアドレス・デコーダ18―Yに印加さ
れ、デコーダ18―Xおよび18―Yより、それ
ぞれ信号ADXおよびADYによつて指定された1
つのX電極駆動段およびY電極駆動段を励磁す
る。 既述のとおり、PDP11の駆動には書込み駆
動、維持駆動および消去駆動があり、この他に全
面消去駆動等がある。これらの駆動モードはそれ
ぞれPDP固有の所定のタイミングで行なわれな
ければならないので、タイミング制御回路19が
設けられる。回路19は、例えば図示しない中央
処理装置(CPU)より、書込み、消去あるいは
全面消去の指定信号IW,IEあるいはIBEを受信
するラインL1,L2およびL3を介して、それ
ぞれタイミング・ゲート17―X,17―Yおよ
び電源回路16の制御タイミングを指示する。な
お、維持駆動モードは一定のルールで規則的にな
されるか電源回路16自身が自動的に行なう。 さて、本発明の第1の主題である駆動回路につ
いて詳しく説明する。この駆動回路は、第1図の
X電極駆動段14―1,14―2……14―n、
Y電極駆動段15―1,15―2……15―nお
よび電源回路16であり、その主要部は前二者の
XおよびY電極駆動段である。これら電極駆動段
の1つは第2A図に示す回路構成からなる。ただ
し第2A図は、X又はY電極駆動段の第1の形式
(NPN形)による回路構成を示す回路図である。
説明を分り易くするために、第2A図の電極駆動
回路20は第1図のX電極駆動段14―1,14
―2……14―nの1つであるとすると、回路2
0は、第1図のアドレス・デコーダ18―Xから
の制御入力信号SCを受信し、第1図の電源回路
16からの電源電圧VXによつて励磁され、その
出力PXは、対応する1つのX電極を通してPDP
負荷(放電セル)Cに印加される。本図の回路2
0は、主として第1のトランジスタ21、第2の
トランジスタ22、第1のダイオード23、およ
び第2のダイオード24,24―1,24―2か
らなり、この他抵坑群R1,R2およびR3が付
帯する。本回路20の動作は次のとおりである。
先ず、電源電圧VXが第2B図b)欄に示す波形
で印加される。この場合VXは第1の電源電圧
VX1と第2の電源電圧VX2の2種のレベルを
とるものとし、これらの絶対値の和|VX1|+
|VX2|が、放電セルCに放電を起させるに十
分な約150Vとなるように、各々のレベルを予め
定めておく。 1 第2B図の期間t0〜t1において、 電源電圧:VX=VX1 制御入力:SC=“1” であるから、第2B図d)欄に示すとおり、ト
ランジスタ21がオン、トランジスタ22がオ
フとなり、同図c)欄の如く PX=“0” となる。この場合の電流経路は、PDP負荷C
→第2のダイオードの一方24―1→第1のダ
イオード23→第1のトランジスタ21→アー
スである。又、この期間中、第1および第2の
トランジスタ共逆電圧とならない。 2 第2B図の期間t1〜t2において、 電源電圧:VX=VX1 制御入力:SC=“0” であるから、第2B図d)欄に示すとおり、ト
ランジスタ21がオフ、トランジスタ22がオ
ンとなり、同図c)欄の如く PX=“1” となる。このPX(=“1”)はほぼVX1のレベ
ルである。この場合の電流経路は、VX→抵坑
R1→第2のトランジスタ22のベース→第2
のトランジスタのコレクタからエミツタ→
PDP負荷Cである。この期間中も又、トラン
ジスタ21,22共に逆電圧とならない。 3 第2B図の期間t2〜t3およびt3〜t4において、 電源電圧:VX=0V であるから、 制御入力:SC=“1” SC=“0” のいずれであつても、トランジスタ21,22
のオン、オフに拘らず、同図c)欄の如く PX=“0” となる。この期間中、トランジスタ21,22
共に無電圧である。 4 第2B図の期間t4〜t5において、 電源電圧:VX=VX2 制御入力:SC=“1” であるから、第2B図d)欄に示す如く、トラ
ンジスタ21がオン、トランジスタ22がオフ
となり、同図c)欄の如く、 PX=“−1” となる。このPX(=“−1”)はほぼVX2のレ
ベルである。この場合の電流経路は、PDP負
荷C→第2のダイオードの一方24―1→第2
のダイオードの他方24―2→VXである。こ
の期間中トランジスタ21および22は共に逆
電圧となるから、これらを破壊から保護しなけ
ればならない。ところが、第1のトランジスタ
21についてみると、その前段の第1のダイオ
ード23が逆方向バイアスとなる故、該トラン
ジスタ21には、その逆電圧は印加されない。
一方、第2のトランジスタ22についてみる
と、今、第2のダイオード24の双方24―
1,24―2が順方向バイアスとなつているか
ら、該トランジスタ22に印加される逆電圧は
各ダイオード24―1,24―2の順方向電圧
の和である約1.4V(=0.7×2)に過ぎない。結
局、トランジスタ22も又、その逆電圧による
破壊から保護されることになる。 5 第2B図の期間t5〜t6において、 電源電圧:VX=VX2 制御入力:SC=“0” であるから、第2B図d)欄に示す如く、トラ
ンジスタ21および22は共にオフとなり、同
図c)欄の如く、 PX=“−1” となる。このPX(=“−1”)はほぼVX2のレ
ベルである。この場合の電流経路は上記4)の
期間t4〜t5のケースと全く同じである。又、ト
ランジスタ21および22が共に逆電圧となつ
ても、これらトランジスタがダイオード23お
よび24―1,24―2によつて保護されるこ
とは、上記4)の期間t4〜t5と同じである。 かくの如く、電源電圧に対し十分保護された駆
動素子21,22によつて電極駆動回路20を実
現することができる。ところが、その動作は大別
して次の2通りとなる。 第1の電源電圧VX1(正)のもとでは、制
御入力信号の“1”,“0”に応じて、出力PX
が“1”,“0”となる。 第2の電源電圧VX2(負)のもとでは、制
御入力信号SCの“1”,“0”に関係なく、出
力PXは“−1”となつたままである。 従つて、本回路20のみで実際にPDPを発光
表示させあるいはこれを維持し、又、これを消滅
させるための制御においては、上記およびの
2つの動作を適宜組み合わせて行なうことが必要
である。 以上第2A図および第2B図を用いて本発明に
よる第1の形式の電極駆動回路20について述べ
たが、これと相補的な第2の形式の電極駆動回路
も実現できる。第2の形式では、前記第1のトラ
ンジスタ21および第2のトランジスタ22を、
NPN形ではなく、PNP形で構成する。第3A図
は本発明に基づく、X又はY電極駆動段の第2形
式(PNP形)による回路構成を示す回路図であ
る。本図の電極駆動回路20′において、第2A
図の回路20と同一の構成要素には同一の参照番
号又は記号を付して示す。従つて、本図中、第1
のトランジスタ21′と第2のトランジスタ2
2′が、第1のトランジスタ21および第2のト
ランジスタ22にとつて代わるのみである。その
違いは、PNP形かNPN形かである。このため本
回路20′の回路動作は、既に述べた回路20の
回路動作と全く同じであり、第2B図と第3B図
を比較して明らかなように単に波形の極性が相補
的になるのみである。第3B図は第2B図と同
様、第3A図の回路20′の動作説明に用いる信
号波形図とトランジスタ21′,22′のオン・オ
フ表である。ただここで注意しなければならない
のは、電極駆動回路20(第2A図)の動作が、
既述の如く、 第1の電源電圧VX1(正)のもとでは、制
御入力信号SCの“1”,“0”に応じて、出力
PXが“1”,“0”となり、 第2の電源電圧VX2(負)のもとでは、制
御入力信号SCの“1”,“0”に関係なく、出
力PXは“−1”となつたままである、 のに対し、本電極駆動回路20′の動作は次の2
つに大別される。 ′ 第1の電源電圧VX1(正)のもとでは、
制御入力信号SCの“1”,“0”に関係なく、
出力PXは“1”となつたままである。 ′ 第2の電源電圧VX2(負)のもとでは、
制御入力信号SCの“1”,“0”に応じて、出
力PXが“−1”,“0”となる。 従つて、本回路20′のみで実際にPDPを発光
表示させあるいはこれを維持し、又、これを消滅
させるための制御においては、上記′および
′の2つの動作を適宜組み合わせて行なうこと
ができる。 又、第1図におけるX電極駆動段群14および
Y電極駆動段群15の一方を各々回路20(第2
A図)で構成し、又、その他方を各々回路20′
(第3A図)で構成すれば、PDP11を発光表示
させあるいはこれを維持し、又、これを消滅させ
るための制御は、上記,′,および′の動
作を適宜組み合わせて行なうことができる。な
お、本回路20′においても、前記回路20と同
様、第1のトランジスタ21′は第1のダイオー
ド23によつて、第2のトランジスタ22′は第
2のダイオード24によつて、それぞれ電源電圧
の逆電圧から保護され、見かけ上高耐圧化が実現
されていることに注意すべきである。 前述した第1の形式の電極駆動回路20は種々
変形可能である。第1の変形例は、第2A図にお
ける第2のダイオード24のうちダイオード24
―2の位置を置き換えたものであり、その回路構
成を第4A図に示す。すなわち、第1の変形例の
回路20―1においてダイオード24―2は、
PDP負荷Cから、第2のトランジスタ22をバ
イパスして、直接電源回路に接続される。第2A
図の回路20において、電源電圧(VX)が負に
なつたとき、電流経路は、PDP負荷C→ダイオ
ード24―1→ダイオード24―2→電源回路の
ルートであるが、これによると、ダイオード24
―1→ダイオード24―2の2段分の順方向電圧
降下があつて好ましくない。そこで本回路20―
1(第4A図)のようにすれば、その順方向電圧
降下はダイオード24―2の1段分に軽減され
る。 このことは、第2の形式の電極駆動回路20′
においても同様であり、第4B図に示す如く、第
2のダイオード24のうちのダイオード24―2
を、PDP負荷Cと電源回路(VX)の間に直接挿
入する。 さらに第1の形式の電極駆動回路20の第2の
変形例は、第2A図の回路内に、点線で示す第3
のダイオード25を第2のトランジスタ22に対
して順方向に挿入するものである。第2A図の回
路において、電流経路が、PDP負荷C→ダイオ
ード24―1→ダイオード24―2→電源回路
(VX)となるケースのとき、もし第2のトラン
ジスタ22のスイツチング速度が速いと、その電
流経路が、PDP負荷C→ダイオード24―1→
第2のトランジスタ22のベース→第2のトラン
ジスタ22のコレクタ→電源回路(VX)となる
ことも考えられる。そこで、このようなルートを
遮断するために第3のダイオード25を挿入す
る。 このことは第2の形式の電極駆動回路20′に
ついても同じことであり、本回路20′の第2の
変形例においては、第3A図の回路内に点線で示
す前記第3のダイオード25を第2のトランジス
タ22′に対して順方向に設ける。 さらに第3の変形例では、第4A図に示した電
極駆動回路20―1において、同様の趣旨で、点
線で示す第3のダイオード25を設け、又、第4
B図に示した電極駆動回路20′―1においても、
同様の趣旨で、その第3のダイオード25を設け
る。 前述した種々の電極駆動回路は、既述した動作
,′,あるいは′を行なうべく、集積回路
化されるので、これら電極駆動回路の駆動制御を
実行するための、集積回路用ゲートコントロール
回路が必要である。このゲートコントロール回路
の一例を示したのが第5A図および第5B図であ
り、第5A図は前述した第1の形式の電極駆動回
路用ゲートコントロール回路を示し、第5B図は
前述した第2の形式の電極駆動回路用ゲートコン
トロール回路を示す。第5A図および第5B図に
おいていずれのゲートコントロール回路も、ダイ
オードと、抵坑と、NPN又はPNPトランジスタ
からなり、該トランジスタは電極駆動回路におけ
る第1のトランジスタ21,21′のベースに制
御信号を印加する。又、該ゲートコントロール回
路内のダイオードはそれぞれ、例えばゲート信号
SG,SG、データ信号,SDおよびコントロー
ル信号,CSを受信し、一方該回路内のトラン
ジスタは例えば5Vの電源電圧Vccにより駆動さ
れる。 前述した電極駆動回路およびゲートコントロー
ル回路と共に、PDP11における発光表示、そ
の維持あるいは消去等の駆動に寄与するのは、第
1図の電源回路16である。第6A図は本発明に
用いる電源回路16の一構成例を示す回路図であ
り、第6B図は第6A図の回路の動作説明に用い
る各種信号の動作波形図である。第6A図の回路
部分61はY電極駆動回路用の電源電圧VY(第
1図のVY参照)を出力し、回路部分62はX電
極駆動回路用の電源電圧VX(第1図のVX参照)
を出力する。ただし、これら回路部分61および
62はこれに限定せず、それぞれ電源電圧VXお
よびVYを出力するものとしても良い。なお、図
中の+VWは書込み信号用、−VSは維持信号用の
各電源電圧である。 一方、回路部分61は各種信号、すなわち書込
み信号Wup、維持信号SUSYupおよびSUSYdpwoお
よびWdpwoを受信する。これら信号の波形は、第
6B図に示す。第6B図のb),c),d)および
e)欄はそれぞれ前記信号のSUSYdpwo、
SUSYup、WupおよびWdpwoに対応する。これら信
号を受けて回路部分61は、第6B図のa)欄に
示す電源電圧VYを出力する。 又、回路部分62は維持信号SUSXupおよび
SUSXdpwoを受信し、電源電圧VXを出力する。
これら信号VX、SUSXupおよびSUSXdpwoの波形
は第6B図のf),g)およびh)欄にそれぞれ
示すとおりである。 第6A図の電源回路16において、維持信号
SUSYup、SUSYdpwoを受信する部分は、第1の
トランジスタ63および第2のトランジスタ64
をプツシユ・プル形式で接続してなり、又、維持
信号SUSXup、SUSXdpwoを受信する部分も、第
1のトランジスタ65および66をプツシユ・プ
ル形式で接続してなる。その出力VXは例えば第
2A図の電源電圧VXとして供給される。又、も
し第2A図の回路20がY電極駆動回路として機
能するならば、前記出力VYがその電源電圧(第
2A図の(VY)参照)として供給され、出力
(PY)をPDP負荷Cに印加する。 第2A図および第4A図において、出力PX
(PY)に正の電圧が現われるとき、或いは第2B
図および第4B図において出力に負の電圧が現わ
れるとき或いは第2B図および第4B図において
出力に負の電圧が現われるとき、電源電圧VX
(VY)から先ず抵坑R1に第2のトランジスタ
22のベース電流を供給し、これをオンとすると
いうステツプを経由する。従つてPDP負荷C(容
積値C0)と抵坑R1(抵坑値R0)とトランジス
タ22の電流増幅率hFEとで定まる時定数τ、す
なわち τ=R0C0/hFE でPX(PY)が変化する。このため、PDP11が
大形になると容積値C0が大になり、出力PX
(PY)の変化が緩慢になる。そこで、抵坑R1を
通してベース電流をトランジスタ22に供給し、
これをオンするステツプにおいては、別途のブー
スタ電源から出力PX(PY)を形成するものとす
る。第2A図および第4A図におけるブースタ電
源回路の一例を第7図に示す。本図において、7
3がブースタ電源用のトランジスタであり、第6
A図に示したプツシユ・プル形式の第1および第
2のトランジスタ63,64または65,66は
第1のトランジスタ71および第2のトランジス
タ72として図解的に示されており、又、ブロツ
ク20,20′は本発明による既述の電極駆動回
路を意味する。そして、そのブースタ電源用のト
ランジスタ73、すなわち第3のトランジスタ7
3はアイソレーシヨン用のダイオード74を介し
て直接出力PX(PY)に作用する。つまり電極駆
動回路20,20′の第2のトランジスタ22,
22′がオンすべき書込、消去アドレス動作時以
外の維持動作状態において、該第3のトランジス
タ73は直接PX(PY)に電圧を印加し、前記時
定数 τ=R0C0/hFE による放電維持パルス波形のなまりを解消する。 ここで、本発明に基づく電極駆動回路を用いた
PDPの駆動回路構成例を第8A図に示す。ただ
し、2×2ドツトPDPの場合である。又、第8
B図は第8A図における要部の信号波形を示す波
形図である。第8A図において、15―1および
15―2はY電極駆動段(第1図参照)であり、
それぞれ第2A図に示した回路構成を有し、又、
14―1および14―2はX電極駆動段(第1図
参照)であり、それぞれ第3A図に示した回路構
成を有する。13―1および13―2はY電極、
12―1および12―2はX電極で第1図にも示
されている。これら電極の各交点にはセルC11,
C12,C21およびC22が形成され、このC22について
は第1図にも示されている。第8A図の回路の動
作は、第8B図の波形図から明らかである。第8
B図のa)欄は総括的なPDP負荷電圧の波形を
示しており、放電維持パルスSP、放電発光を新
たに生じさせる書込みパルスWP、一旦放電発光
した画素を消滅させる消去パルスEPおよび全て
の放電発光を消滅させる全面消去パルスBEPが
描かれている。第8B図のb)は電源電圧VYで
あり、例えば+60Vと−90Vの間を変化する。同
図c)は電源電圧VXで0Vと−90Vの間で変化す
る。同図d),e),f)およびg)は、各電極駆
動回路からの出力PY1,PY2,PX1およびPX
2の波形をそれぞれ示す。又、同図h),i),
j)およびk)は、XおよびY電極の交点X1,
Y1、X1,Y2、X2,Y1およびX2,Y2
における放電セルC11,C12,C21およびC22の両端
に現われる電圧Vc11,Vc12,Vc21およびVc22の
波形をそれぞれ示す。第8B図において、放電維
持パルスSPはパルスA,B,C…Iの形でVY,
VX,PY1〜PX2,Vc11〜Vc22,に現われ、既
に生じている放電発光のみを消滅しないように維
持している。 ここで放電セルC11に新しく放電発光を生じさ
せようとする場合、VYに+60VのパルスJ+,
VXに−90VのパルスJ−を生じさせ、PY1にパ
ルスJ+,PX1にパルスJ−を生じさせる。こ
れにより、Vc12にパルスJ−が、Vc21にパルス
J+が印加され、Vc11にはパルス(J-+J+)が
印加される。この(J-+J+)は約150Vの書込み
パルスWPとなり、C11に放電発光を生ずる。本
構成による消去は1ライン同時消去方式となる。 例えば放電セルC21,C22に生じていた放電発光
を消滅させようとする場合、ペアパルスの一方K
をVX,PX2およびVc21に生じさせ、ペアパル
スの他方(細幅〔約1μs〕のパルス)LをVY,
PY1,PY2,Vc11およびVc21に生じさせる。
ここに、消去に必要なペアパルス(K&L)が
Vc21,Vc22に現われ、C21,C22の放電発光が消
滅する。 全面消去したい場合には、全放電セルに消去パ
ルス(M&N)が印加されるようにする。 かくして、本発明の駆動回路により放電画素の
書込み、維持、消去、全面消去の各駆動が行なえ
ることが明らかとなる。 ところで、一般にPDPにキヤラクタ或いはパタ
ーン表示を行なう場合、 ():PDPのキヤラクタエリア上の或いはX,
Yライン上の全ドツトを全て消灯させその後
所定のキヤラクタパターンを放電発光させる
方法と、 ():PDPのキヤラクタエリア上或いはX,Y
ライン上の全ドツトを全て放電発光させ、そ
の後表示に寄与しない不要のドツトの放電発
光を消去するという方法、 とがある。上記()の方法は全く普通の表示方
法であるが、上記()の方法は、これからキヤ
ラクタ或いはパターンの表示或いは書換えがある
ことをオペレータにアピールするという効果を有
する。本発明の電極駆動回路はXおよびY電極駆
動段を全て、前記第1の形式の電極駆動回路のみ
で構成する方法、若しくはこれら全てを前記第2
形式の電極駆動回路のみで構成する方法若しくは
XおよびY電極駆動段の一方を第1の形式の電極
駆動回路で構成し、他方を第2の形式の電極駆動
回路で構成する方法等を採ることにより、上記
()および()のいずれの方法を実行するこ
とも可能である。 本発明の電極駆動回路が上記(),()の方
法を実行するのが都合良いのは、既に述べた動作
又は′に基づく。すなわち、本発明の電極駆
動回路においては、電源電圧がVX2(第1の形
式のとき)又はVX1(第2の形式のとき)にな
つた場合、制御入力信号SCの“1”,“0”に関
係なく出力はVX2又はVX1に等しく保持され
るという特性がある。この特性を利用することに
より、上記(),()の方法の実行が極めて容
易になる。 キヤラクタ表示の場合、本駆動回路を用いて上
記()の方法を実行する2つの手法がある。第
1の手法は第9A図に図解する如く、全キヤラク
タエリアの全ドツトを放電発光させ(同図上欄)
その後、左から各キヤラクタエリアごとに不要の
放電発光を消去させていく(同図下欄)手法であ
る。なお、例としてキヤラクタ“A”,“B”,
“C”(進行中)を表示する。 第2の手法は第9B図に図解する如く、キヤラ
クタ表示すべきキヤラクタエリアのみの全ドツト
を放電発光させ(同図上欄)、その後該キヤラク
タエリアの不要の放電発光を消去させ“C”を表
示するというものである。 前記第1の手法(第9A図)を実行するための
制御は第10A図の波形図から明らかであり、前
記第2の手法(第9B図)を実行するための制御
は第10B図の波形図から明らかである。第10
A図および第10B図の各a)欄に示す波形は
PDP負荷Cに現われる総括的な電圧波形である。
又、第10A図および第10B図の各b)〜h)
欄はそれぞれY電極出力電圧PY1〜PY7の電圧
波形である。7個の出力電圧PY1〜PY7がある
のは第9Aおよび9B図のキヤラクタが5×7ド
ツト・マトリクスで構成されているからである。
同様に各i)〜m)欄はそれぞれ第1番目のキヤ
ラクタエリア(第9Aおよび9B図のキヤラクタ
“A”を表示するエリア)のX電極出力電圧PX1
1〜PX15の電圧波形を示す。5個の出力電圧
PX11〜PX15があるのは、第9Aおよび9B
図のキヤラクタが5×7ドツト・マトリクスで構
成されているからである。同じく、各n)〜r)
欄はそれぞれ第2番目のキヤラクタエリア(第9
Aおよび9B図のキヤラクタ“B”を表示するエ
リア)のX電極出力電圧PX21〜PX25の電圧
波形を示す。なお、第3番目以降のキヤラクタに
ついては記載を省略する。 第10A図において、時刻t10の書込みパルス
J−(b)〜h)欄)および書込みパルスJ+(i)〜
r)欄)により、a)欄の書込みパルスWPが形
成され、全キヤラクタの全ドツトが放電発光す
る。時刻t11において、PY1なるパルスKとPX
11なるパルスLとからなるペアパルスにより消
去パルスEPを形成し、放電セルX1,Y1の発
光を消去する。ここに、b)〜h)欄に黒丸群で
表わされたキヤラクタ“A”の左側の一部ができ
上る。以下同様に消去パルスLは、時刻t12〜t25
毎に、出力PX12〜PX25に順番に現われ、同
じくその時刻t12〜t25毎に、消去パルスKが、出
力PY1〜PY7のいずれかに現われる。なお、。
図中のSPは放電維持パルスである。 第10B図も第10A図の場合と原理的に全く
同じである。ただし、各キヤラクタエリア毎に表
示を行なうから、時刻t10において書込みパルス
J−が全キヤラクタ(b)〜h)欄)およびエリアに
印加される一方、書込みパルスJ+は第1番目の
キヤラクタのPX11〜PX15にのみ与えられ、
その後、キヤラクタ“A”を浮きぼりにする消去
パルスEPが第10A図の場合と同様に与えられ
る。次に第2番目のキヤラクタを表示すべく、時
刻t21において書込みパルスJ−がPY1〜PY2
に、そして書込みパルスJ+がPX21〜PX25
に同時に印加され、以後同様に消去を行なう。 以上説明したように本発明によれば、PDPが
約150Vという高電圧で動作するにも拘らず、こ
れに耐えることのできる、集積回路化に最も適し
たPDPの駆動回路が実現される。
下PDPと略す)の駆動回路に関する。 PDPは多数本のX電極と多数本のY電極とを、
放電空間を挾んでマトリクス状に配列せしめ、駆
動された任意のX電極と駆動された任意のY電極
の交点に位置する、画素対応のセルに放電を生ぜ
しめ、所望の放電画素を発光させることによつ
て、所望のキヤラクタあるいはパターンを発光表
示することのできる装置であり、例えばコンピユ
ータシステムにおける周辺端末表示デバイスとし
て利用される。 本発明は、そのPDP装置に設けられ該PDPの
X電極およびY電極を駆動するための駆動回路に
ついて言及するものである。ここに、駆動とは、
XおよびY電極の交点に放電発光を生ぜしめるた
めの書込み駆動、一旦生じた放電発光を消滅させ
ないようにするための維持駆動および一旦生じた
放電発光を消滅させる消去駆動等を意味する。 現在PDPの駆動に必要な電圧は前記書込み駆
動において最も高く約150Vにも達する。従つて、
駆動回路としては高耐圧の駆動素子をもつて構成
されなければならない。このため一般の駆動回路
は、デイスクリートの高耐圧駆動素子を集合して
構成するか、あるいは部分的に集積回路化した駆
動素子およびデイスクリートの高耐圧駆動素子を
組合せてハイブリツト構成するか、いずれかの手
法で実現していた。 然しながら、上記いずれの手法も回路規模を大
形化し又高価格化するという欠点を伴い、さらに
PDP装置の論理制御回路系と駆動回路系とを一
体に集積回路化できないという欠点をも伴う。こ
のような諸欠点を一挙に解決するために駆動回路
の高耐圧モノリシツク集積回路化を達成すれば良
いことは明らかである。ところが、現在の半導体
技術において約150Vの高耐圧集積回路は末だ実
用的でなく、定格電圧は高々約90〜100Vである。
この耐圧の集積回路を使つて駆動回路を構成しよ
うとした場合、現在の駆動方法では電圧上の制約
からこれら集積化された駆動回路とフローテイン
グして定格の90〜100V以上の電圧が加わらない
ように方式上の工夫をしなければならかつた。す
なわち、従来の駆動回路ではパルストランス,フ
オトアイソレータ等の余分なフローテイング回路
を用いて集積回路化を行なつており、駆動回路の
複雑化およびコスト高を生じ且つそれは極めて使
いにくいものであつた。 従つて本発明の目的は、集積回路そのものの保
証定格電圧は約90〜100Vでありながら、見かけ
上その保証定格電圧を約150Vに引き上げること
のできる回路構成を備えたPDPの駆動回路を提
案することである。 上記目的に従い本発明は、放電空間を挾んでマ
トリクス状に配列される複数本のX電極およびY
電極の各々を駆動するX電極駆動段およびY電極
駆動段とを有してなるプラズマ・デイスプレイ・
パネルの駆動回路において、それぞれの絶対値の
総和が前記X電極およびY電極間に放電を起させ
るに十分な電圧である少なくとも2種の第1電源
電圧および第2電源電圧若しくは零電圧を選択的
に出力する電源回路と;該電源回路とアース間に
挿入され制御入力信号によつてオン・オフする第
1のトランジスタと;該電源回路とアース間に、
前記X電極およびY電極の対で形成されるプラズ
マ・デイスプレイ・パネル負荷と直列接続するよ
うに、挿入され且つ前記第1のトランジスタのオ
ン・オフによつてそれぞれオフ・オンとなる第2
のトランジスタと;前記第1電源電圧および第2
電源電圧のいずれかに対して前記第1のトランジ
スタおよび第2のトランジスタが逆電圧になつた
とき、当該電源電圧に対して逆方向バイアスとな
ることにより該第1のトランジスタを該逆電圧か
ら保護する第1のダイオードと;当該電源電圧に
対して順方向バイアスとなることにより該第2の
トランジスタを該逆電圧から保護する第2のダイ
オードと、から構成したことを特徴とするもので
ある。 以下図面に従つて本発明を説明する。 第1図は一般的なPDP駆動システムを示すブ
ロツク図である。本図において、11はPDP(プ
ラズマ・デイスプレイ・パネル)であり、多数本
のX電極12―1,12―2……12―nと多数
本のY電極13―1,13―2……13―nが極
めて小ギヤツプの放電空間(図示せず)を挾んで
相対し、全体としてマトリクス状電極群を形成す
る。これらX電極およびY電極は、それぞれX電
極駆動段14―1,14―2……14―nおよび
Y電極駆動段15―1,15―2……15―nに
よつて個々独立に駆動される。又、これらX電極
およびY電極駆動段は共通の電源回路16によつ
て励磁される。従つて、PDPの駆動回路は少な
くともX電極駆動段群14とY電極駆動段群15
ならびに電源回路16を含んでなる。今仮りにX
電極12―2およびY電極13―2に書込み電圧
が印加されたとすると、放電セルC22が放電し、
1画素としての放電発光が得られるから、所定の
XおよびY電極を選択的に駆動すれば所望のキヤ
ラクタあるいはパターンに沿つて放電発光表示が
得られる。実際には、例えばX電極側の駆動を順
次一方向にシフトして、1つのX電極毎に放電発
光を形成して行くという走査が行なわれる。この
走査において、いずれのX電極駆動段を選択的に
駆動し、又いずれのY電極駆動段を選択的に駆動
すべきかは、Xアドレス信号ADXおよびYアド
レス信号ADYによつて指定される。数ビツトの
デイジタルデータであるこれら信号ADXおよび
ADYはそれぞれタイミング・ゲート17―Xお
よび17―Yを介してアドレス・デコーダ18―
Xおよびアドレス・デコーダ18―Yに印加さ
れ、デコーダ18―Xおよび18―Yより、それ
ぞれ信号ADXおよびADYによつて指定された1
つのX電極駆動段およびY電極駆動段を励磁す
る。 既述のとおり、PDP11の駆動には書込み駆
動、維持駆動および消去駆動があり、この他に全
面消去駆動等がある。これらの駆動モードはそれ
ぞれPDP固有の所定のタイミングで行なわれな
ければならないので、タイミング制御回路19が
設けられる。回路19は、例えば図示しない中央
処理装置(CPU)より、書込み、消去あるいは
全面消去の指定信号IW,IEあるいはIBEを受信
するラインL1,L2およびL3を介して、それ
ぞれタイミング・ゲート17―X,17―Yおよ
び電源回路16の制御タイミングを指示する。な
お、維持駆動モードは一定のルールで規則的にな
されるか電源回路16自身が自動的に行なう。 さて、本発明の第1の主題である駆動回路につ
いて詳しく説明する。この駆動回路は、第1図の
X電極駆動段14―1,14―2……14―n、
Y電極駆動段15―1,15―2……15―nお
よび電源回路16であり、その主要部は前二者の
XおよびY電極駆動段である。これら電極駆動段
の1つは第2A図に示す回路構成からなる。ただ
し第2A図は、X又はY電極駆動段の第1の形式
(NPN形)による回路構成を示す回路図である。
説明を分り易くするために、第2A図の電極駆動
回路20は第1図のX電極駆動段14―1,14
―2……14―nの1つであるとすると、回路2
0は、第1図のアドレス・デコーダ18―Xから
の制御入力信号SCを受信し、第1図の電源回路
16からの電源電圧VXによつて励磁され、その
出力PXは、対応する1つのX電極を通してPDP
負荷(放電セル)Cに印加される。本図の回路2
0は、主として第1のトランジスタ21、第2の
トランジスタ22、第1のダイオード23、およ
び第2のダイオード24,24―1,24―2か
らなり、この他抵坑群R1,R2およびR3が付
帯する。本回路20の動作は次のとおりである。
先ず、電源電圧VXが第2B図b)欄に示す波形
で印加される。この場合VXは第1の電源電圧
VX1と第2の電源電圧VX2の2種のレベルを
とるものとし、これらの絶対値の和|VX1|+
|VX2|が、放電セルCに放電を起させるに十
分な約150Vとなるように、各々のレベルを予め
定めておく。 1 第2B図の期間t0〜t1において、 電源電圧:VX=VX1 制御入力:SC=“1” であるから、第2B図d)欄に示すとおり、ト
ランジスタ21がオン、トランジスタ22がオ
フとなり、同図c)欄の如く PX=“0” となる。この場合の電流経路は、PDP負荷C
→第2のダイオードの一方24―1→第1のダ
イオード23→第1のトランジスタ21→アー
スである。又、この期間中、第1および第2の
トランジスタ共逆電圧とならない。 2 第2B図の期間t1〜t2において、 電源電圧:VX=VX1 制御入力:SC=“0” であるから、第2B図d)欄に示すとおり、ト
ランジスタ21がオフ、トランジスタ22がオ
ンとなり、同図c)欄の如く PX=“1” となる。このPX(=“1”)はほぼVX1のレベ
ルである。この場合の電流経路は、VX→抵坑
R1→第2のトランジスタ22のベース→第2
のトランジスタのコレクタからエミツタ→
PDP負荷Cである。この期間中も又、トラン
ジスタ21,22共に逆電圧とならない。 3 第2B図の期間t2〜t3およびt3〜t4において、 電源電圧:VX=0V であるから、 制御入力:SC=“1” SC=“0” のいずれであつても、トランジスタ21,22
のオン、オフに拘らず、同図c)欄の如く PX=“0” となる。この期間中、トランジスタ21,22
共に無電圧である。 4 第2B図の期間t4〜t5において、 電源電圧:VX=VX2 制御入力:SC=“1” であるから、第2B図d)欄に示す如く、トラ
ンジスタ21がオン、トランジスタ22がオフ
となり、同図c)欄の如く、 PX=“−1” となる。このPX(=“−1”)はほぼVX2のレ
ベルである。この場合の電流経路は、PDP負
荷C→第2のダイオードの一方24―1→第2
のダイオードの他方24―2→VXである。こ
の期間中トランジスタ21および22は共に逆
電圧となるから、これらを破壊から保護しなけ
ればならない。ところが、第1のトランジスタ
21についてみると、その前段の第1のダイオ
ード23が逆方向バイアスとなる故、該トラン
ジスタ21には、その逆電圧は印加されない。
一方、第2のトランジスタ22についてみる
と、今、第2のダイオード24の双方24―
1,24―2が順方向バイアスとなつているか
ら、該トランジスタ22に印加される逆電圧は
各ダイオード24―1,24―2の順方向電圧
の和である約1.4V(=0.7×2)に過ぎない。結
局、トランジスタ22も又、その逆電圧による
破壊から保護されることになる。 5 第2B図の期間t5〜t6において、 電源電圧:VX=VX2 制御入力:SC=“0” であるから、第2B図d)欄に示す如く、トラ
ンジスタ21および22は共にオフとなり、同
図c)欄の如く、 PX=“−1” となる。このPX(=“−1”)はほぼVX2のレ
ベルである。この場合の電流経路は上記4)の
期間t4〜t5のケースと全く同じである。又、ト
ランジスタ21および22が共に逆電圧となつ
ても、これらトランジスタがダイオード23お
よび24―1,24―2によつて保護されるこ
とは、上記4)の期間t4〜t5と同じである。 かくの如く、電源電圧に対し十分保護された駆
動素子21,22によつて電極駆動回路20を実
現することができる。ところが、その動作は大別
して次の2通りとなる。 第1の電源電圧VX1(正)のもとでは、制
御入力信号の“1”,“0”に応じて、出力PX
が“1”,“0”となる。 第2の電源電圧VX2(負)のもとでは、制
御入力信号SCの“1”,“0”に関係なく、出
力PXは“−1”となつたままである。 従つて、本回路20のみで実際にPDPを発光
表示させあるいはこれを維持し、又、これを消滅
させるための制御においては、上記およびの
2つの動作を適宜組み合わせて行なうことが必要
である。 以上第2A図および第2B図を用いて本発明に
よる第1の形式の電極駆動回路20について述べ
たが、これと相補的な第2の形式の電極駆動回路
も実現できる。第2の形式では、前記第1のトラ
ンジスタ21および第2のトランジスタ22を、
NPN形ではなく、PNP形で構成する。第3A図
は本発明に基づく、X又はY電極駆動段の第2形
式(PNP形)による回路構成を示す回路図であ
る。本図の電極駆動回路20′において、第2A
図の回路20と同一の構成要素には同一の参照番
号又は記号を付して示す。従つて、本図中、第1
のトランジスタ21′と第2のトランジスタ2
2′が、第1のトランジスタ21および第2のト
ランジスタ22にとつて代わるのみである。その
違いは、PNP形かNPN形かである。このため本
回路20′の回路動作は、既に述べた回路20の
回路動作と全く同じであり、第2B図と第3B図
を比較して明らかなように単に波形の極性が相補
的になるのみである。第3B図は第2B図と同
様、第3A図の回路20′の動作説明に用いる信
号波形図とトランジスタ21′,22′のオン・オ
フ表である。ただここで注意しなければならない
のは、電極駆動回路20(第2A図)の動作が、
既述の如く、 第1の電源電圧VX1(正)のもとでは、制
御入力信号SCの“1”,“0”に応じて、出力
PXが“1”,“0”となり、 第2の電源電圧VX2(負)のもとでは、制
御入力信号SCの“1”,“0”に関係なく、出
力PXは“−1”となつたままである、 のに対し、本電極駆動回路20′の動作は次の2
つに大別される。 ′ 第1の電源電圧VX1(正)のもとでは、
制御入力信号SCの“1”,“0”に関係なく、
出力PXは“1”となつたままである。 ′ 第2の電源電圧VX2(負)のもとでは、
制御入力信号SCの“1”,“0”に応じて、出
力PXが“−1”,“0”となる。 従つて、本回路20′のみで実際にPDPを発光
表示させあるいはこれを維持し、又、これを消滅
させるための制御においては、上記′および
′の2つの動作を適宜組み合わせて行なうこと
ができる。 又、第1図におけるX電極駆動段群14および
Y電極駆動段群15の一方を各々回路20(第2
A図)で構成し、又、その他方を各々回路20′
(第3A図)で構成すれば、PDP11を発光表示
させあるいはこれを維持し、又、これを消滅させ
るための制御は、上記,′,および′の動
作を適宜組み合わせて行なうことができる。な
お、本回路20′においても、前記回路20と同
様、第1のトランジスタ21′は第1のダイオー
ド23によつて、第2のトランジスタ22′は第
2のダイオード24によつて、それぞれ電源電圧
の逆電圧から保護され、見かけ上高耐圧化が実現
されていることに注意すべきである。 前述した第1の形式の電極駆動回路20は種々
変形可能である。第1の変形例は、第2A図にお
ける第2のダイオード24のうちダイオード24
―2の位置を置き換えたものであり、その回路構
成を第4A図に示す。すなわち、第1の変形例の
回路20―1においてダイオード24―2は、
PDP負荷Cから、第2のトランジスタ22をバ
イパスして、直接電源回路に接続される。第2A
図の回路20において、電源電圧(VX)が負に
なつたとき、電流経路は、PDP負荷C→ダイオ
ード24―1→ダイオード24―2→電源回路の
ルートであるが、これによると、ダイオード24
―1→ダイオード24―2の2段分の順方向電圧
降下があつて好ましくない。そこで本回路20―
1(第4A図)のようにすれば、その順方向電圧
降下はダイオード24―2の1段分に軽減され
る。 このことは、第2の形式の電極駆動回路20′
においても同様であり、第4B図に示す如く、第
2のダイオード24のうちのダイオード24―2
を、PDP負荷Cと電源回路(VX)の間に直接挿
入する。 さらに第1の形式の電極駆動回路20の第2の
変形例は、第2A図の回路内に、点線で示す第3
のダイオード25を第2のトランジスタ22に対
して順方向に挿入するものである。第2A図の回
路において、電流経路が、PDP負荷C→ダイオ
ード24―1→ダイオード24―2→電源回路
(VX)となるケースのとき、もし第2のトラン
ジスタ22のスイツチング速度が速いと、その電
流経路が、PDP負荷C→ダイオード24―1→
第2のトランジスタ22のベース→第2のトラン
ジスタ22のコレクタ→電源回路(VX)となる
ことも考えられる。そこで、このようなルートを
遮断するために第3のダイオード25を挿入す
る。 このことは第2の形式の電極駆動回路20′に
ついても同じことであり、本回路20′の第2の
変形例においては、第3A図の回路内に点線で示
す前記第3のダイオード25を第2のトランジス
タ22′に対して順方向に設ける。 さらに第3の変形例では、第4A図に示した電
極駆動回路20―1において、同様の趣旨で、点
線で示す第3のダイオード25を設け、又、第4
B図に示した電極駆動回路20′―1においても、
同様の趣旨で、その第3のダイオード25を設け
る。 前述した種々の電極駆動回路は、既述した動作
,′,あるいは′を行なうべく、集積回路
化されるので、これら電極駆動回路の駆動制御を
実行するための、集積回路用ゲートコントロール
回路が必要である。このゲートコントロール回路
の一例を示したのが第5A図および第5B図であ
り、第5A図は前述した第1の形式の電極駆動回
路用ゲートコントロール回路を示し、第5B図は
前述した第2の形式の電極駆動回路用ゲートコン
トロール回路を示す。第5A図および第5B図に
おいていずれのゲートコントロール回路も、ダイ
オードと、抵坑と、NPN又はPNPトランジスタ
からなり、該トランジスタは電極駆動回路におけ
る第1のトランジスタ21,21′のベースに制
御信号を印加する。又、該ゲートコントロール回
路内のダイオードはそれぞれ、例えばゲート信号
SG,SG、データ信号,SDおよびコントロー
ル信号,CSを受信し、一方該回路内のトラン
ジスタは例えば5Vの電源電圧Vccにより駆動さ
れる。 前述した電極駆動回路およびゲートコントロー
ル回路と共に、PDP11における発光表示、そ
の維持あるいは消去等の駆動に寄与するのは、第
1図の電源回路16である。第6A図は本発明に
用いる電源回路16の一構成例を示す回路図であ
り、第6B図は第6A図の回路の動作説明に用い
る各種信号の動作波形図である。第6A図の回路
部分61はY電極駆動回路用の電源電圧VY(第
1図のVY参照)を出力し、回路部分62はX電
極駆動回路用の電源電圧VX(第1図のVX参照)
を出力する。ただし、これら回路部分61および
62はこれに限定せず、それぞれ電源電圧VXお
よびVYを出力するものとしても良い。なお、図
中の+VWは書込み信号用、−VSは維持信号用の
各電源電圧である。 一方、回路部分61は各種信号、すなわち書込
み信号Wup、維持信号SUSYupおよびSUSYdpwoお
よびWdpwoを受信する。これら信号の波形は、第
6B図に示す。第6B図のb),c),d)および
e)欄はそれぞれ前記信号のSUSYdpwo、
SUSYup、WupおよびWdpwoに対応する。これら信
号を受けて回路部分61は、第6B図のa)欄に
示す電源電圧VYを出力する。 又、回路部分62は維持信号SUSXupおよび
SUSXdpwoを受信し、電源電圧VXを出力する。
これら信号VX、SUSXupおよびSUSXdpwoの波形
は第6B図のf),g)およびh)欄にそれぞれ
示すとおりである。 第6A図の電源回路16において、維持信号
SUSYup、SUSYdpwoを受信する部分は、第1の
トランジスタ63および第2のトランジスタ64
をプツシユ・プル形式で接続してなり、又、維持
信号SUSXup、SUSXdpwoを受信する部分も、第
1のトランジスタ65および66をプツシユ・プ
ル形式で接続してなる。その出力VXは例えば第
2A図の電源電圧VXとして供給される。又、も
し第2A図の回路20がY電極駆動回路として機
能するならば、前記出力VYがその電源電圧(第
2A図の(VY)参照)として供給され、出力
(PY)をPDP負荷Cに印加する。 第2A図および第4A図において、出力PX
(PY)に正の電圧が現われるとき、或いは第2B
図および第4B図において出力に負の電圧が現わ
れるとき或いは第2B図および第4B図において
出力に負の電圧が現われるとき、電源電圧VX
(VY)から先ず抵坑R1に第2のトランジスタ
22のベース電流を供給し、これをオンとすると
いうステツプを経由する。従つてPDP負荷C(容
積値C0)と抵坑R1(抵坑値R0)とトランジス
タ22の電流増幅率hFEとで定まる時定数τ、す
なわち τ=R0C0/hFE でPX(PY)が変化する。このため、PDP11が
大形になると容積値C0が大になり、出力PX
(PY)の変化が緩慢になる。そこで、抵坑R1を
通してベース電流をトランジスタ22に供給し、
これをオンするステツプにおいては、別途のブー
スタ電源から出力PX(PY)を形成するものとす
る。第2A図および第4A図におけるブースタ電
源回路の一例を第7図に示す。本図において、7
3がブースタ電源用のトランジスタであり、第6
A図に示したプツシユ・プル形式の第1および第
2のトランジスタ63,64または65,66は
第1のトランジスタ71および第2のトランジス
タ72として図解的に示されており、又、ブロツ
ク20,20′は本発明による既述の電極駆動回
路を意味する。そして、そのブースタ電源用のト
ランジスタ73、すなわち第3のトランジスタ7
3はアイソレーシヨン用のダイオード74を介し
て直接出力PX(PY)に作用する。つまり電極駆
動回路20,20′の第2のトランジスタ22,
22′がオンすべき書込、消去アドレス動作時以
外の維持動作状態において、該第3のトランジス
タ73は直接PX(PY)に電圧を印加し、前記時
定数 τ=R0C0/hFE による放電維持パルス波形のなまりを解消する。 ここで、本発明に基づく電極駆動回路を用いた
PDPの駆動回路構成例を第8A図に示す。ただ
し、2×2ドツトPDPの場合である。又、第8
B図は第8A図における要部の信号波形を示す波
形図である。第8A図において、15―1および
15―2はY電極駆動段(第1図参照)であり、
それぞれ第2A図に示した回路構成を有し、又、
14―1および14―2はX電極駆動段(第1図
参照)であり、それぞれ第3A図に示した回路構
成を有する。13―1および13―2はY電極、
12―1および12―2はX電極で第1図にも示
されている。これら電極の各交点にはセルC11,
C12,C21およびC22が形成され、このC22について
は第1図にも示されている。第8A図の回路の動
作は、第8B図の波形図から明らかである。第8
B図のa)欄は総括的なPDP負荷電圧の波形を
示しており、放電維持パルスSP、放電発光を新
たに生じさせる書込みパルスWP、一旦放電発光
した画素を消滅させる消去パルスEPおよび全て
の放電発光を消滅させる全面消去パルスBEPが
描かれている。第8B図のb)は電源電圧VYで
あり、例えば+60Vと−90Vの間を変化する。同
図c)は電源電圧VXで0Vと−90Vの間で変化す
る。同図d),e),f)およびg)は、各電極駆
動回路からの出力PY1,PY2,PX1およびPX
2の波形をそれぞれ示す。又、同図h),i),
j)およびk)は、XおよびY電極の交点X1,
Y1、X1,Y2、X2,Y1およびX2,Y2
における放電セルC11,C12,C21およびC22の両端
に現われる電圧Vc11,Vc12,Vc21およびVc22の
波形をそれぞれ示す。第8B図において、放電維
持パルスSPはパルスA,B,C…Iの形でVY,
VX,PY1〜PX2,Vc11〜Vc22,に現われ、既
に生じている放電発光のみを消滅しないように維
持している。 ここで放電セルC11に新しく放電発光を生じさ
せようとする場合、VYに+60VのパルスJ+,
VXに−90VのパルスJ−を生じさせ、PY1にパ
ルスJ+,PX1にパルスJ−を生じさせる。こ
れにより、Vc12にパルスJ−が、Vc21にパルス
J+が印加され、Vc11にはパルス(J-+J+)が
印加される。この(J-+J+)は約150Vの書込み
パルスWPとなり、C11に放電発光を生ずる。本
構成による消去は1ライン同時消去方式となる。 例えば放電セルC21,C22に生じていた放電発光
を消滅させようとする場合、ペアパルスの一方K
をVX,PX2およびVc21に生じさせ、ペアパル
スの他方(細幅〔約1μs〕のパルス)LをVY,
PY1,PY2,Vc11およびVc21に生じさせる。
ここに、消去に必要なペアパルス(K&L)が
Vc21,Vc22に現われ、C21,C22の放電発光が消
滅する。 全面消去したい場合には、全放電セルに消去パ
ルス(M&N)が印加されるようにする。 かくして、本発明の駆動回路により放電画素の
書込み、維持、消去、全面消去の各駆動が行なえ
ることが明らかとなる。 ところで、一般にPDPにキヤラクタ或いはパタ
ーン表示を行なう場合、 ():PDPのキヤラクタエリア上の或いはX,
Yライン上の全ドツトを全て消灯させその後
所定のキヤラクタパターンを放電発光させる
方法と、 ():PDPのキヤラクタエリア上或いはX,Y
ライン上の全ドツトを全て放電発光させ、そ
の後表示に寄与しない不要のドツトの放電発
光を消去するという方法、 とがある。上記()の方法は全く普通の表示方
法であるが、上記()の方法は、これからキヤ
ラクタ或いはパターンの表示或いは書換えがある
ことをオペレータにアピールするという効果を有
する。本発明の電極駆動回路はXおよびY電極駆
動段を全て、前記第1の形式の電極駆動回路のみ
で構成する方法、若しくはこれら全てを前記第2
形式の電極駆動回路のみで構成する方法若しくは
XおよびY電極駆動段の一方を第1の形式の電極
駆動回路で構成し、他方を第2の形式の電極駆動
回路で構成する方法等を採ることにより、上記
()および()のいずれの方法を実行するこ
とも可能である。 本発明の電極駆動回路が上記(),()の方
法を実行するのが都合良いのは、既に述べた動作
又は′に基づく。すなわち、本発明の電極駆
動回路においては、電源電圧がVX2(第1の形
式のとき)又はVX1(第2の形式のとき)にな
つた場合、制御入力信号SCの“1”,“0”に関
係なく出力はVX2又はVX1に等しく保持され
るという特性がある。この特性を利用することに
より、上記(),()の方法の実行が極めて容
易になる。 キヤラクタ表示の場合、本駆動回路を用いて上
記()の方法を実行する2つの手法がある。第
1の手法は第9A図に図解する如く、全キヤラク
タエリアの全ドツトを放電発光させ(同図上欄)
その後、左から各キヤラクタエリアごとに不要の
放電発光を消去させていく(同図下欄)手法であ
る。なお、例としてキヤラクタ“A”,“B”,
“C”(進行中)を表示する。 第2の手法は第9B図に図解する如く、キヤラ
クタ表示すべきキヤラクタエリアのみの全ドツト
を放電発光させ(同図上欄)、その後該キヤラク
タエリアの不要の放電発光を消去させ“C”を表
示するというものである。 前記第1の手法(第9A図)を実行するための
制御は第10A図の波形図から明らかであり、前
記第2の手法(第9B図)を実行するための制御
は第10B図の波形図から明らかである。第10
A図および第10B図の各a)欄に示す波形は
PDP負荷Cに現われる総括的な電圧波形である。
又、第10A図および第10B図の各b)〜h)
欄はそれぞれY電極出力電圧PY1〜PY7の電圧
波形である。7個の出力電圧PY1〜PY7がある
のは第9Aおよび9B図のキヤラクタが5×7ド
ツト・マトリクスで構成されているからである。
同様に各i)〜m)欄はそれぞれ第1番目のキヤ
ラクタエリア(第9Aおよび9B図のキヤラクタ
“A”を表示するエリア)のX電極出力電圧PX1
1〜PX15の電圧波形を示す。5個の出力電圧
PX11〜PX15があるのは、第9Aおよび9B
図のキヤラクタが5×7ドツト・マトリクスで構
成されているからである。同じく、各n)〜r)
欄はそれぞれ第2番目のキヤラクタエリア(第9
Aおよび9B図のキヤラクタ“B”を表示するエ
リア)のX電極出力電圧PX21〜PX25の電圧
波形を示す。なお、第3番目以降のキヤラクタに
ついては記載を省略する。 第10A図において、時刻t10の書込みパルス
J−(b)〜h)欄)および書込みパルスJ+(i)〜
r)欄)により、a)欄の書込みパルスWPが形
成され、全キヤラクタの全ドツトが放電発光す
る。時刻t11において、PY1なるパルスKとPX
11なるパルスLとからなるペアパルスにより消
去パルスEPを形成し、放電セルX1,Y1の発
光を消去する。ここに、b)〜h)欄に黒丸群で
表わされたキヤラクタ“A”の左側の一部ができ
上る。以下同様に消去パルスLは、時刻t12〜t25
毎に、出力PX12〜PX25に順番に現われ、同
じくその時刻t12〜t25毎に、消去パルスKが、出
力PY1〜PY7のいずれかに現われる。なお、。
図中のSPは放電維持パルスである。 第10B図も第10A図の場合と原理的に全く
同じである。ただし、各キヤラクタエリア毎に表
示を行なうから、時刻t10において書込みパルス
J−が全キヤラクタ(b)〜h)欄)およびエリアに
印加される一方、書込みパルスJ+は第1番目の
キヤラクタのPX11〜PX15にのみ与えられ、
その後、キヤラクタ“A”を浮きぼりにする消去
パルスEPが第10A図の場合と同様に与えられ
る。次に第2番目のキヤラクタを表示すべく、時
刻t21において書込みパルスJ−がPY1〜PY2
に、そして書込みパルスJ+がPX21〜PX25
に同時に印加され、以後同様に消去を行なう。 以上説明したように本発明によれば、PDPが
約150Vという高電圧で動作するにも拘らず、こ
れに耐えることのできる、集積回路化に最も適し
たPDPの駆動回路が実現される。
第1図は一般的なPDP駆動システムを示すブ
ロツク図、第2A図は第1図に示したX又はY電
極駆動段の第1の形式(NPN)による回路構成
を示す回路図、第2B図は第2A図の回路の動作
説明に用いるON/OFF表を含んだ波形図、第3
A図は第1図に示したX又はY電極駆動段の第2
の形式(PNP)による回路構成を示す回路図、
第3B図は第3A図の回路動作説明のための、
ON/OFF表を含んだ、波形図、第4A図は第2
A図に示した第1の形式の電極駆動回路20の第
1の変形例20―1を示す回路図、第4B図は第
3A図に示した第2の形式の電極駆動回路20′
の第1の変形例20′―1を示す回路図、第5A
図は第1の形式の電極駆動回路の入力に接続すべ
きゲートコントロール回路の一例を示す回路図、
第5B図は第2の形式の電極駆動回路の入力に接
続すべきゲートコントロール回路の一例を示す回
路図、第6A図は第1図に示した電源回路16の
一構成例を示す回路図、第6B図は第6A図の回
路の動作を表わす信号波形図、第7図は本発明に
用いて好適なブースタ用電源回路を示す図、第8
A図は本発明に基づく電極駆動回路の構成例を2
×2ドツトのPDPの場合について示す図、第8
B図は第8A図における要部信号の波形を示す波
形図、第9A図はキヤラクタ表示の第1の手法を
図解したパターン図、第9B図はキヤラクタ表示
の第2の手法を図解したパターン図、第10A図
は第9A図に示したキヤラクタ表示の第1の手法
を実行するための動作説明に用いる信号波形図、
第10B図は第9B図に示したキヤラクタ表示の
第2の手法を実行するための動作説明に用いる信
号波形図である。 図において、11はプラズマ・デイスプレイ・
パネル、12―1,12―2…12―nはそれぞ
れX電極、13―1,13―2…13―nはそれ
ぞれY電極、14―1,14―2…14―nはそ
れぞれX電極駆動段、15―1,15―2…15
―nはそれぞれY電極駆動段、16は電源回路、
20,20′はそれぞれ本発明の第1および第2
形式による電極駆動回路、21,21′はそれぞ
れ第1のトランジスタ、22,22′はそれぞれ
第2のトランジスタ、23は第1のダイオード、
24は第2のダイオード、24―1,24―2は
それぞれ第2のダイオード24の1つをなすダイ
オード、25は第3のダイオード、63,64は
それぞれプツシユ・プル形式の第1のトランジス
タおよび第2のトランジスタ、65,66はそれ
ぞれプツシユ・プル形式の第1のトランジスタお
よび第2のトランジスタ、73は電源回路におけ
る第3のトランジスタ、74はブースタ電源用の
ダイオード、CはPDP負荷である。
ロツク図、第2A図は第1図に示したX又はY電
極駆動段の第1の形式(NPN)による回路構成
を示す回路図、第2B図は第2A図の回路の動作
説明に用いるON/OFF表を含んだ波形図、第3
A図は第1図に示したX又はY電極駆動段の第2
の形式(PNP)による回路構成を示す回路図、
第3B図は第3A図の回路動作説明のための、
ON/OFF表を含んだ、波形図、第4A図は第2
A図に示した第1の形式の電極駆動回路20の第
1の変形例20―1を示す回路図、第4B図は第
3A図に示した第2の形式の電極駆動回路20′
の第1の変形例20′―1を示す回路図、第5A
図は第1の形式の電極駆動回路の入力に接続すべ
きゲートコントロール回路の一例を示す回路図、
第5B図は第2の形式の電極駆動回路の入力に接
続すべきゲートコントロール回路の一例を示す回
路図、第6A図は第1図に示した電源回路16の
一構成例を示す回路図、第6B図は第6A図の回
路の動作を表わす信号波形図、第7図は本発明に
用いて好適なブースタ用電源回路を示す図、第8
A図は本発明に基づく電極駆動回路の構成例を2
×2ドツトのPDPの場合について示す図、第8
B図は第8A図における要部信号の波形を示す波
形図、第9A図はキヤラクタ表示の第1の手法を
図解したパターン図、第9B図はキヤラクタ表示
の第2の手法を図解したパターン図、第10A図
は第9A図に示したキヤラクタ表示の第1の手法
を実行するための動作説明に用いる信号波形図、
第10B図は第9B図に示したキヤラクタ表示の
第2の手法を実行するための動作説明に用いる信
号波形図である。 図において、11はプラズマ・デイスプレイ・
パネル、12―1,12―2…12―nはそれぞ
れX電極、13―1,13―2…13―nはそれ
ぞれY電極、14―1,14―2…14―nはそ
れぞれX電極駆動段、15―1,15―2…15
―nはそれぞれY電極駆動段、16は電源回路、
20,20′はそれぞれ本発明の第1および第2
形式による電極駆動回路、21,21′はそれぞ
れ第1のトランジスタ、22,22′はそれぞれ
第2のトランジスタ、23は第1のダイオード、
24は第2のダイオード、24―1,24―2は
それぞれ第2のダイオード24の1つをなすダイ
オード、25は第3のダイオード、63,64は
それぞれプツシユ・プル形式の第1のトランジス
タおよび第2のトランジスタ、65,66はそれ
ぞれプツシユ・プル形式の第1のトランジスタお
よび第2のトランジスタ、73は電源回路におけ
る第3のトランジスタ、74はブースタ電源用の
ダイオード、CはPDP負荷である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 放電空間を挾んでマトリクス状に配列される
複数本のX電極およびY電極の各々を駆動するX
電極駆動段およびY電極駆動段とを有してなるプ
ラズマ・デイスプレイ・パネルの駆動回路におい
て、 それぞれの絶対値の総和が前記X電極およびY
電極間に放電を起させるに十分な電圧である少な
くとも2種の第1電源電圧および該第1電源電圧
と極性の異なる第2電源電圧若しくは零電圧を選
択的に出力する電源回路と、 該電源回路とアース間に挿入され制御入力信号
によつてオン・オフする第1のトランジスタと、 該電源回路とアース間に、前記X電極およびY
電極の対で形成されるプラズマ・デイスプレイ・
パネル負荷と直列接続するように、挿入され且つ
前記第1のトランジスタのオン・オフによつてそ
れぞれオフ・オンとなる第2のトランジスタと、 前記第1電源電圧および第2電源電圧のいずれ
かに対して前記第1のトランジスタおよび第2の
トランジスタが逆電圧になつたとき、当該電源電
圧に対して逆方向バイアスとなることにより該第
1のトランジスタを該逆電圧から保護する第1の
ダイオードと、 当該電源電圧に対して順方向バイアスとなるこ
とにより該第2のトランジスタを該逆電圧から保
護する第2のダイオードと、から構成し且つ該第
2のダイオードは2つのダイオードの対からなり
一方のダイオードは、前記プラズマ・デイスプレ
イ・パネル負荷より前記第2のトランジスタのベ
ースを経由して前記第1のダイオードと順方向に
接続されることを特徴とするプラズマ・デイスプ
レイ・パネルの駆動回路。 2 2つのダイオードの対のうち他方のダイオー
ドは前記一方のダイオードに対して順方向となる
ように第2のトランジスタのベースおよび電源回
路間に接続される特許請求の範囲第1項記載のプ
ラズマ・デイスプレイ・パネルの駆動回路。 3 2つのダイオードの対のうち他方のダイオー
ドは、第2のトランジスタをバイパスして、プラ
ズマ・デイスプレイ・パネル負荷より電源回路に
接続される特許請求の範囲第1項記載のプラズ
マ・デイスプレイ・パネルの駆動回路。 4 第2のトランジスタの電源回路側駆動端子
に、該第2のトランジスタと順方向に第3のダイ
オードを付加する特許請求の範囲第2項又は第3
項記載のプラズマ・デイスプレイ・パネルの駆動
回路。 5 ゲートコントロール回路を第1のトランジス
タのベースに付加する特許請求の範囲第1項記載
のプラズマ・デイスプレイ・パネルの駆動回路。 6 X電極駆動段およびY電極駆動段の各々を構
成する第1のトランジスタおよび第2のトランジ
スタが共にNPN形トランジスタである特許請求
の範囲第1項記載のプラズマ・デイスプレイ・パ
ネルの駆動回路。 7 X電極駆動段およびY電極駆動段の各々を構
成する第1のトランジスタおよび第2のトランジ
スタが共にPNP形トランジスタである特許請求
の範囲第1項記載のプラズマ・デイスプレイ・パ
ネルの駆動回路。 8 X電極駆動段およびY電極駆動段の一方を構
成する第1のトランジスタおよび第2のトランジ
スタが共にNPN形トランジスタであり、その他
方を構成する第1のトランジスタおよび第2のト
ランジスタが共にPNP形トランジスタである特
許請求の範囲第1項記載のプラズマ・デイスプレ
イ・パネルの駆動回路。 9 電源回路が少なくとも異なる2種の電源電圧
を出力するプツシユ・プル形式の第3のトランジ
スタおよび第4のトランジスタを含んでなる特許
請求の範囲第1項記載のプラズマ・デイスプレ
イ・パネルの駆動回路。 10 第4のトランジスタがオンとなるときに共
にオンとなり且つプラズマ・デイスプレイ・パネ
ル負荷に直接接続するブースタ電源用の第5のト
ランジスタを、プツシユ・プル形式の第3のトラ
ンジスタおよび第4のトランジスタの他に備える
特許請求の範囲第9項記載のプラズマ・デイスプ
レイ・パネルの駆動回路。 11 第5のトランジスタとプラズマ・デイスプ
レイ・パネル負荷との間に、該第5のトランジス
タに対して順方向となるように、ダイオードを挿
入する特許請求の範囲第10項記載のプラズマ・
デイスプレイ・パネルの駆動回路。 12 X電極駆動段とY電極駆動段を駆動してX
電極およびY電極の各交点を初めに放電発光さ
せ、その後、キヤラクタ表示に不要な該放電発光
を消去するように動作する特許請求の範囲第6項
又は第7項記載のプラズマ・デイスプレイ・パネ
ルの駆動回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP211380A JPS56110994A (en) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | Plasma display panel driving circuit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP211380A JPS56110994A (en) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | Plasma display panel driving circuit |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56110994A JPS56110994A (en) | 1981-09-02 |
| JPS6365959B2 true JPS6365959B2 (ja) | 1988-12-19 |
Family
ID=11520288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP211380A Granted JPS56110994A (en) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | Plasma display panel driving circuit |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56110994A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6078205A (en) * | 1997-03-27 | 2000-06-20 | Hitachi, Ltd. | Circuit device, drive circuit, and display apparatus including these components |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51841A (ja) * | 1974-06-20 | 1976-01-07 | Fujitsu Ltd | |
| JPS513530A (ja) * | 1974-06-27 | 1976-01-13 | Sanyo Electric Co |
-
1980
- 1980-01-14 JP JP211380A patent/JPS56110994A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56110994A (en) | 1981-09-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7242373B2 (en) | Circuit for driving flat display device | |
| US6459212B2 (en) | Method of driving plasma display panel and plasma display apparatus | |
| KR100891059B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 장치 | |
| US4456909A (en) | Method and circuit for selectively driving capacitive display cells in a matrix type display | |
| JP2005338839A (ja) | プラズマ表示パネルの駆動方法及びプラズマ表示装置 | |
| EP0899709A2 (en) | Row electrode driving apparatus of plasma display panel | |
| US6876341B2 (en) | Driving apparatus of display panel | |
| JP3269451B2 (ja) | 表示装置の駆動回路 | |
| JP3078114B2 (ja) | 気体放電表示パネルの駆動方法および駆動装置 | |
| JPS6365959B2 (ja) | ||
| US7307603B2 (en) | Driving circuit, driving method, and plasma display device | |
| JPH1165524A (ja) | プラズマディスプレイパネルの駆動方法及び駆動装置 | |
| JP4519147B2 (ja) | プラズマ表示装置及びその駆動装置 | |
| EP0030478B1 (en) | Gas discharge panel device | |
| KR100389019B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 패널의 리셋회로 | |
| JPS6311680B2 (ja) | ||
| KR100467073B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 패널의 구동방법 및 장치 | |
| JP2761125B2 (ja) | 放電型パネル駆動方法 | |
| JPS6365958B2 (ja) | ||
| JP3228958B2 (ja) | 放電型パネルの駆動方法および放電型パネルの駆動装置 | |
| JP3684367B2 (ja) | プラズマディスプレイパネルの駆動装置 | |
| JPH05165428A (ja) | 表示装置 | |
| KR100710269B1 (ko) | 플라즈마 디스플레이 장치 | |
| US20050219154A1 (en) | Method of driving display panel | |
| KR100739066B1 (ko) | 플라즈마 표시 장치 및 그 구동 장치 |