JPS647117B2 - - Google Patents
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- JPS647117B2 JPS647117B2 JP5033080A JP5033080A JPS647117B2 JP S647117 B2 JPS647117 B2 JP S647117B2 JP 5033080 A JP5033080 A JP 5033080A JP 5033080 A JP5033080 A JP 5033080A JP S647117 B2 JPS647117 B2 JP S647117B2
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Landscapes
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
本発明は、含水石炭類の液化法に関し、更に詳
しくは含水石炭類と溶剤および本工程で得られる
脱水スラリーを含む混合スラリーを100〜350℃の
温度に加熱し、含水石炭類を効率良く脱水すると
ともに、この脱水されたスラリーを水素加圧下で
加熱し効率良く石炭類を液化する方法の関するも
のである。 石炭は採掘後、出来る丈灰分を除去するために
選炭を行なう。選炭は石炭粒子が小さい程選別効
率が高く、しかも、選別には通常水が用いられ
る。したがつて、選炭後の石炭には多量の水が付
着し、この付着水分は通常20重量%以上にも達す
る。一方ある種の褐炭では水分が20〜65重量%に
達するものもある。このような石炭類を乾燥する
方法として、従来、気流乾燥法油中乾燥法等
の乾燥方法が知られている。気流乾燥法は東ドイ
ツ、オーストラリアなどで行なわれているが、乾
燥中に石炭類が酸化されるという弊害がある。石
炭類は酸化れると自然発火し易くなり、貯炭に多
大な労力を要するばかりでなく、このような石炭
類を液化用原料として使用すると石炭の溶解率が
低下し、且つ、石炭液化の経済性に大きな影響を
及ぼす水素消費量が増加るという欠点がある。こ
の点油中乾燥法は石炭類を酸化せずに乾燥でき
る。従来、油中乾燥法としては、特開昭53−
112902,特開昭53−125406,特開昭54−66904な
どが知られている。しかし、これらの方法はいず
れも脱水後の石炭類中の水分が約重量%前後と高
いものであり、このように水分の高い石炭類を液
化する場合、正味の石炭供給量が減少することに
よる設備能力の低下、及び水蒸気分圧の増加によ
る水素分圧のためにより高圧に耐え得る液化設備
を必要とし設備費等の増大は避けられない。 本発明者らは、このような従来法の欠点を克服
するとともに、石炭類の液化効率をより向上し得
る方法について鋭意研究を重ねた結果、含水石炭
類と溶剤および本工程で得られる脱水スラリーを
含む混合スラリーを100〜350℃に加熱することに
より、石炭類の脱水率および液化率を向上し得る
全く新規な含水石炭類の液化法を見出し本発明を
完成するに至つた。 即ち、本発明は含水石炭類と溶剤および本工程
で得られる脱水スラリーを含む混合スラリーを
100〜350℃の温度に加熱し、気液分離により水蒸
気を含む気相と脱水スラリーとに分け、該脱水ス
ラリーの1部を該混合スラリー調製用に使用し、
残りの脱水スラリーの一部もしくは全部を水素加
圧下で加熱して石炭溶液となし、石炭溶液から不
溶性物質を分離し又は分離せずして、該石炭溶液
から石炭の解重合物及び溶剤を回収することを特
徴とする含水石炭類の液化法であり回収溶剤はス
ラリー調製用溶剤として使用し得ることは勿論で
ある。 本発明で用いる溶剤とは石炭乾留タール又はそ
の分留物、石油系重質油、石炭液化工程で生成す
る油およびこれらの水添生成物のうち少なくとも
1種類以上をさす。即ち、上記溶剤のうち1種類
でも2種類以上の混合油でも差支えない。 また、含水石炭類とは水分10重量%以上を含む
粘結炭、非粘結炭、褐炭、亜炭および草炭であ
る。 次に本発明の方法を第1図に示した本発明の1
実施態様に基づいて詳細に説明する。 含水石炭類と溶剤を含水石炭類対溶剤比(重量
比)が1/0.7〜1/10好ましくは1/1〜1/
4になるよう混合し、ボールミル、タワーミル等
の適当な粉砕機1を用いて粉砕し、スラリー化す
る。なお、この際、石炭液化用触媒を粉砕機に入
れて、同時にスラリー化してもよい。粉砕機とし
てボールミルを用いた場合、スラリー中に気泡が
含まれこのスラリーをポンプで送給するとポンプ
がキヤビテーシヨンを起こす場合がある。したが
つて、ボールミルで粉砕後、上記気泡を除去する
ためにスラリーをスラリー槽2に導き、脱気する
ことが好ましい。この場合、スラリーを30〜50℃
に加温すると都合が良い。この際の脱気時間はス
ラリーの性状により異なるが約1〜3時間であ
る。一方、タワーミル等の粉砕機ではスラリー中
に気泡が入ることは少なく、通常、脱気の必要は
ない。しかし、この場合でもポンプの負荷を軽減
するためスラリーを30〜50℃に加温するのが好ま
しい。スラリーを加温する場合、本工程で得られ
る水蒸気を含む気相又は脱水スラリーを用いるこ
ともできる。なお、スラリーを50℃以上に加温す
るのはスラリー中に気泡が発生するので好ましく
ない。 このようにして調製したスラリーをスラリー槽
で脱水スラリーと混合する。脱水スラリーとの混
合割合は未脱水スラリー1部に対して脱水スラリ
ーを、通常0.2部以上好ましくは0.5部以上10部以
下とするのが良い。脱水スラリーの混合割合が
0.2部以下の場合、含水石炭類の脱水率が低下す
るとともに液化率も低下する。また10部以上のと
きは含水石炭類の処理能力が減少し設備的に不経
済となる。未脱水スラリーと脱水スラリーを混合
するににはスラリー槽で行うこともできるし、ポ
ンプの吐出側に供給することにより混合すること
もできる。また前述の方法とは異なるが、脱水ス
ラリーを粉砕機に供給して同様のことを行うこと
もできる。未脱水スラリーと脱水スラリーの混合
スラリーをポンプで昇圧し、第1加熱炉3で100
〜350℃、好ましくは130〜250℃に加熱する。加
熱温度100℃未満では脱水率が悪く、350℃以上で
は圧力が高くなりすぎ経済的でない。又圧力はコ
ーキングを防ぐため通常、加熱後のスラリーの温
度における水の飽和水蒸気圧付近又はそれ以上が
適当である。飽和水蒸気圧より著しく低い圧力で
行なう場合、加熱炉がコーキングを起こしやすく
なる。したがつて、この場合の加熱方法は加熱炉
でなく、熱媒を用いた熱交換器等で加熱するのが
好ましい。加熱された混合スラリーを圧力調節弁
を通して第1気液分離器4に送り、ここで水蒸気
と溶剤を含む気相と脱水スラリーとに分離する。
気相は冷却して凝縮させて油水分離器6に送る。
この際凝縮器にて脱水前のスラリーとの熱交換を
行なうこともできる。また、気相を蒸留装置5に
かけて重質油を分離し、軽質油と水との混合物を
油水分離器6に送ることもできる。油水分離器で
は液温を80℃程度に保つことによつて容易に水と
溶剤とに分離できる。なお、蒸留装置5を通した
場合、重質油は缶出液として回収できるので油水
分離器における油水分離操作はさらに容易とな
る。このようにして回収れた溶剤は混合スラリー
調製用溶剤の1部として循環使用することもでき
る。一方、第1気液分離器4で分離した脱水スラ
リーは、1部は含水石炭類脱水のために粉砕機1
又はスラリー槽2もしくは、スラリー槽と第1加
熱器3の配管中に戻し循環使用する。残りは、そ
の一部もしくは全部をポンプで水素と共に水素分
圧30気圧以上好ましくは70〜300気圧の圧力下で
第2加熱炉7に導入する。第2加熱炉では温度
300〜500℃好ましくは400〜470℃の範囲に加熱
し、反応器8に導く。反応器に於ける溶解時間は
スラリーが漏過容易な粘度となるように設定す
る。好ましくは10分ないし120分である。 以上の処理により石炭類中の有機物質を十分溶
剤中に溶解させ、第2気液分離器9によりガス状
生成物を分離する。分離したガス状生成物はガス
分離器10により炭酸ス、硫化水素ガスを除去
し、ガス状炭化水素スは回収し、未消費の水素ガ
スは循環使用する。又、ガス状炭化水素ガス及び
水素を含む混合ガスを循環することもできる。一
方、ガス状生成物を分離した未溶解石炭分、灰
分、石炭類の液状生成物および溶剤からなる石炭
溶液は漏過器、遠心分離機、液体サイクロンまた
はルーマス法のような溶剤処理法による固液分離
装置11にかけられ未溶解石炭分、灰分などの不
溶性物質を分離する。不溶性物質を分離した石炭
溶液あるいはまた、不溶性物質を分離しない石炭
溶液を蒸発器12に導入し、常温液体の石炭液化
生成物及び溶剤を回収し、溶剤は再び混合スラリ
ー調製用溶剤として循環使用することができる。
さらに、釜残として常温固体の石炭液化生成物を
回収する。 以上のような本発明の方法にしたがえば、水分
60重量%以上の含水石炭類を容易に水分5重量%
以下に脱水することができ、これらの石炭類を液
化する際、液化工程の設備費等の軽減をはかるこ
とができる。このように高い脱水率を得ることが
できるのは、本発明で用いる混合スラリーが含水
石炭類と溶剤を含むスラリーに脱水スラリーを加
えてなるためである。すなわち脱水スラリーは、
単に生スラリーと脱水スラリーからなる混合スラ
リーの水分を見掛上低くするばかりでなく、脱水
スラリー中にはすでに水と共沸混合物を形成する
成分がほとんど含まれていない。このため脱水率
を向上させることができる。さらに本発明で得ら
れる脱水スラリーを液化すると、従来になく高い
液化率を得ることができる。これは、単に石炭類
を溶剤中で脱水し、石炭類の酸化を防ぐばかりで
なく、脱水時の温度が100℃以上でしかも脱水ス
ラリーの一部を循環使用することによる。即ち、
石炭類を100℃以上の温度で長時間加熱すること
により石炭類中に溶剤が浸透するため石炭類の液
化率を向上させるものと考えられる。 このように、本発明は技術的にも経済的にも極
めて優れた含水石炭類の液化法である。 以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。 実施例 1 水分60重量%の豪州産褐炭40Kgと本工程で得ら
れる褐炭の液状生成物60Kgをボールミルに入れ充
分混合粉砕して生スラリーを得た。この生スラリ
ー中の水分および褐炭含有率(無水褐炭換算)は
それぞれ24重量%、16重量%であつた。この生ス
ラリー50Kgと本工程で得られた脱水スラリー
しくは含水石炭類と溶剤および本工程で得られる
脱水スラリーを含む混合スラリーを100〜350℃の
温度に加熱し、含水石炭類を効率良く脱水すると
ともに、この脱水されたスラリーを水素加圧下で
加熱し効率良く石炭類を液化する方法の関するも
のである。 石炭は採掘後、出来る丈灰分を除去するために
選炭を行なう。選炭は石炭粒子が小さい程選別効
率が高く、しかも、選別には通常水が用いられ
る。したがつて、選炭後の石炭には多量の水が付
着し、この付着水分は通常20重量%以上にも達す
る。一方ある種の褐炭では水分が20〜65重量%に
達するものもある。このような石炭類を乾燥する
方法として、従来、気流乾燥法油中乾燥法等
の乾燥方法が知られている。気流乾燥法は東ドイ
ツ、オーストラリアなどで行なわれているが、乾
燥中に石炭類が酸化されるという弊害がある。石
炭類は酸化れると自然発火し易くなり、貯炭に多
大な労力を要するばかりでなく、このような石炭
類を液化用原料として使用すると石炭の溶解率が
低下し、且つ、石炭液化の経済性に大きな影響を
及ぼす水素消費量が増加るという欠点がある。こ
の点油中乾燥法は石炭類を酸化せずに乾燥でき
る。従来、油中乾燥法としては、特開昭53−
112902,特開昭53−125406,特開昭54−66904な
どが知られている。しかし、これらの方法はいず
れも脱水後の石炭類中の水分が約重量%前後と高
いものであり、このように水分の高い石炭類を液
化する場合、正味の石炭供給量が減少することに
よる設備能力の低下、及び水蒸気分圧の増加によ
る水素分圧のためにより高圧に耐え得る液化設備
を必要とし設備費等の増大は避けられない。 本発明者らは、このような従来法の欠点を克服
するとともに、石炭類の液化効率をより向上し得
る方法について鋭意研究を重ねた結果、含水石炭
類と溶剤および本工程で得られる脱水スラリーを
含む混合スラリーを100〜350℃に加熱することに
より、石炭類の脱水率および液化率を向上し得る
全く新規な含水石炭類の液化法を見出し本発明を
完成するに至つた。 即ち、本発明は含水石炭類と溶剤および本工程
で得られる脱水スラリーを含む混合スラリーを
100〜350℃の温度に加熱し、気液分離により水蒸
気を含む気相と脱水スラリーとに分け、該脱水ス
ラリーの1部を該混合スラリー調製用に使用し、
残りの脱水スラリーの一部もしくは全部を水素加
圧下で加熱して石炭溶液となし、石炭溶液から不
溶性物質を分離し又は分離せずして、該石炭溶液
から石炭の解重合物及び溶剤を回収することを特
徴とする含水石炭類の液化法であり回収溶剤はス
ラリー調製用溶剤として使用し得ることは勿論で
ある。 本発明で用いる溶剤とは石炭乾留タール又はそ
の分留物、石油系重質油、石炭液化工程で生成す
る油およびこれらの水添生成物のうち少なくとも
1種類以上をさす。即ち、上記溶剤のうち1種類
でも2種類以上の混合油でも差支えない。 また、含水石炭類とは水分10重量%以上を含む
粘結炭、非粘結炭、褐炭、亜炭および草炭であ
る。 次に本発明の方法を第1図に示した本発明の1
実施態様に基づいて詳細に説明する。 含水石炭類と溶剤を含水石炭類対溶剤比(重量
比)が1/0.7〜1/10好ましくは1/1〜1/
4になるよう混合し、ボールミル、タワーミル等
の適当な粉砕機1を用いて粉砕し、スラリー化す
る。なお、この際、石炭液化用触媒を粉砕機に入
れて、同時にスラリー化してもよい。粉砕機とし
てボールミルを用いた場合、スラリー中に気泡が
含まれこのスラリーをポンプで送給するとポンプ
がキヤビテーシヨンを起こす場合がある。したが
つて、ボールミルで粉砕後、上記気泡を除去する
ためにスラリーをスラリー槽2に導き、脱気する
ことが好ましい。この場合、スラリーを30〜50℃
に加温すると都合が良い。この際の脱気時間はス
ラリーの性状により異なるが約1〜3時間であ
る。一方、タワーミル等の粉砕機ではスラリー中
に気泡が入ることは少なく、通常、脱気の必要は
ない。しかし、この場合でもポンプの負荷を軽減
するためスラリーを30〜50℃に加温するのが好ま
しい。スラリーを加温する場合、本工程で得られ
る水蒸気を含む気相又は脱水スラリーを用いるこ
ともできる。なお、スラリーを50℃以上に加温す
るのはスラリー中に気泡が発生するので好ましく
ない。 このようにして調製したスラリーをスラリー槽
で脱水スラリーと混合する。脱水スラリーとの混
合割合は未脱水スラリー1部に対して脱水スラリ
ーを、通常0.2部以上好ましくは0.5部以上10部以
下とするのが良い。脱水スラリーの混合割合が
0.2部以下の場合、含水石炭類の脱水率が低下す
るとともに液化率も低下する。また10部以上のと
きは含水石炭類の処理能力が減少し設備的に不経
済となる。未脱水スラリーと脱水スラリーを混合
するににはスラリー槽で行うこともできるし、ポ
ンプの吐出側に供給することにより混合すること
もできる。また前述の方法とは異なるが、脱水ス
ラリーを粉砕機に供給して同様のことを行うこと
もできる。未脱水スラリーと脱水スラリーの混合
スラリーをポンプで昇圧し、第1加熱炉3で100
〜350℃、好ましくは130〜250℃に加熱する。加
熱温度100℃未満では脱水率が悪く、350℃以上で
は圧力が高くなりすぎ経済的でない。又圧力はコ
ーキングを防ぐため通常、加熱後のスラリーの温
度における水の飽和水蒸気圧付近又はそれ以上が
適当である。飽和水蒸気圧より著しく低い圧力で
行なう場合、加熱炉がコーキングを起こしやすく
なる。したがつて、この場合の加熱方法は加熱炉
でなく、熱媒を用いた熱交換器等で加熱するのが
好ましい。加熱された混合スラリーを圧力調節弁
を通して第1気液分離器4に送り、ここで水蒸気
と溶剤を含む気相と脱水スラリーとに分離する。
気相は冷却して凝縮させて油水分離器6に送る。
この際凝縮器にて脱水前のスラリーとの熱交換を
行なうこともできる。また、気相を蒸留装置5に
かけて重質油を分離し、軽質油と水との混合物を
油水分離器6に送ることもできる。油水分離器で
は液温を80℃程度に保つことによつて容易に水と
溶剤とに分離できる。なお、蒸留装置5を通した
場合、重質油は缶出液として回収できるので油水
分離器における油水分離操作はさらに容易とな
る。このようにして回収れた溶剤は混合スラリー
調製用溶剤の1部として循環使用することもでき
る。一方、第1気液分離器4で分離した脱水スラ
リーは、1部は含水石炭類脱水のために粉砕機1
又はスラリー槽2もしくは、スラリー槽と第1加
熱器3の配管中に戻し循環使用する。残りは、そ
の一部もしくは全部をポンプで水素と共に水素分
圧30気圧以上好ましくは70〜300気圧の圧力下で
第2加熱炉7に導入する。第2加熱炉では温度
300〜500℃好ましくは400〜470℃の範囲に加熱
し、反応器8に導く。反応器に於ける溶解時間は
スラリーが漏過容易な粘度となるように設定す
る。好ましくは10分ないし120分である。 以上の処理により石炭類中の有機物質を十分溶
剤中に溶解させ、第2気液分離器9によりガス状
生成物を分離する。分離したガス状生成物はガス
分離器10により炭酸ス、硫化水素ガスを除去
し、ガス状炭化水素スは回収し、未消費の水素ガ
スは循環使用する。又、ガス状炭化水素ガス及び
水素を含む混合ガスを循環することもできる。一
方、ガス状生成物を分離した未溶解石炭分、灰
分、石炭類の液状生成物および溶剤からなる石炭
溶液は漏過器、遠心分離機、液体サイクロンまた
はルーマス法のような溶剤処理法による固液分離
装置11にかけられ未溶解石炭分、灰分などの不
溶性物質を分離する。不溶性物質を分離した石炭
溶液あるいはまた、不溶性物質を分離しない石炭
溶液を蒸発器12に導入し、常温液体の石炭液化
生成物及び溶剤を回収し、溶剤は再び混合スラリ
ー調製用溶剤として循環使用することができる。
さらに、釜残として常温固体の石炭液化生成物を
回収する。 以上のような本発明の方法にしたがえば、水分
60重量%以上の含水石炭類を容易に水分5重量%
以下に脱水することができ、これらの石炭類を液
化する際、液化工程の設備費等の軽減をはかるこ
とができる。このように高い脱水率を得ることが
できるのは、本発明で用いる混合スラリーが含水
石炭類と溶剤を含むスラリーに脱水スラリーを加
えてなるためである。すなわち脱水スラリーは、
単に生スラリーと脱水スラリーからなる混合スラ
リーの水分を見掛上低くするばかりでなく、脱水
スラリー中にはすでに水と共沸混合物を形成する
成分がほとんど含まれていない。このため脱水率
を向上させることができる。さらに本発明で得ら
れる脱水スラリーを液化すると、従来になく高い
液化率を得ることができる。これは、単に石炭類
を溶剤中で脱水し、石炭類の酸化を防ぐばかりで
なく、脱水時の温度が100℃以上でしかも脱水ス
ラリーの一部を循環使用することによる。即ち、
石炭類を100℃以上の温度で長時間加熱すること
により石炭類中に溶剤が浸透するため石炭類の液
化率を向上させるものと考えられる。 このように、本発明は技術的にも経済的にも極
めて優れた含水石炭類の液化法である。 以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。 実施例 1 水分60重量%の豪州産褐炭40Kgと本工程で得ら
れる褐炭の液状生成物60Kgをボールミルに入れ充
分混合粉砕して生スラリーを得た。この生スラリ
ー中の水分および褐炭含有率(無水褐炭換算)は
それぞれ24重量%、16重量%であつた。この生ス
ラリー50Kgと本工程で得られた脱水スラリー
【脱
水スラリー中の水分1.5重量%、褐炭含有量22.5
重量%(無水褐炭換算)】50Kgをスラリー槽で30
℃の温度で加温しながら混合し、同時にこの混合
スラリーの脱気を行なつた。この混合スラリーを
ポンプにより35Kg/cm2Gに昇圧し、供給量30Kg/
hrで加熱炉に供給した。第1加熱炉で235℃に加
熱したのち減圧弁を通して第1気液分離器に導入
し、ここで気相と脱水スラリーとに分離した。こ
の脱水スラリーの水分は1.1重量%、褐炭含有率
は22.5%重量であり、褐炭の水分としては4.7重
量%であつた。次いでこの脱水スラリーをポンプ
により昇圧し、150Kg/cm2Gの水素加圧下、2
Kg/hrの供給量で第2加熱炉に送り、ここで450
℃に加熱したのち、反応器内で1時間の滞留時間
をもたせた。溶解生成物は減圧して第2気液分離
器に送り、ガス状生成物を分離したのち、固液分
離器で未分解石炭分、灰分を別し、蒸発器によ
り液状生成物、溶剤および常温固体の液化生成物
を得た。 このときの褐炭の溶解率は85.2重量%(無水無
灰褐炭換算)であつた。 比較例 1 実施例1で用いたと同じ褐炭をあらかじめ真空
乾燥器で乾燥し、水分6.2重量%の乾燥褐炭を得
た。この乾燥褐炭22.5Kgと実施例1で用いたと同
じ褐炭からの液状生成物77.5Kgを混合しスラリー
を調製した。このスラリーを脱水せずに直接ポン
プにより加圧し、150Kg/cm2・G水素加圧下、2
Kg/hrの供給量で第2加熱炉に送つた。以下、実
施例1と同様の操作を行ない褐炭を溶解した。こ
の時の褐炭の溶解率は81.6重量%であつた。 比較例 2 実施例1で用いたと同じ褐炭を空気中110℃温
度で1時間乾燥して水分5.3重量%の乾燥褐炭を
得た。この乾燥褐炭を比較例1と同様の操作によ
り150Kg/cm2・Gの水素加圧下、450℃の温度で1
時間溶解した。褐炭の溶解率は76.8重量%であつ
た。 実施例1および比較例1.2から明らかな如く、
本発明の方法による含水石炭類の液化法は、真空
中(比較例1)および空気中(比較例2)で乾燥
した褐炭を液化した場合よりもはるかに高い溶解
率を示しており、従来法に比べて非常に優れたも
のである。 実施例 2 実施例1で用いたと同じ生スラリー50Kgと脱水
スラリー90Kgからなる混合スラリーを実施例1と
同じ装置を用いた20Kg/cm2・Gの圧力下、200℃
の温度で加熱し脱水した。得られた脱水スラリー
の水分は1.1重量%、隔炭含有率は22.8重量%で
あり、褐炭の水分は4.6重量%であつた。 この脱水スラリーを実施例1と同様に150Kg/
cm2・Gの水素加圧下、450℃で1時間溶解した。
褐炭の溶解率は86.7重量%であつた。 実施例 3 実施例1で用いたと同じ生スモラリー60Kgと脱
水スラリー40Kgからなる混合スラリーを実施例1
と同じ装置を用い2Kg/cm2・Gの圧力下、155℃
の温度で加熱し脱水した。得られた脱水スラリー
の水分は0.6重量%、褐炭含有率は23.0重量%で
あり、褐炭の水分は2.5重量%であつた。 この脱水スラリーを実施例1と同様に150Kg/
cm2・Gの水素加圧下、450℃で1時間溶解した。
褐炭の溶解率は84.5重量%であつた。
水スラリー中の水分1.5重量%、褐炭含有量22.5
重量%(無水褐炭換算)】50Kgをスラリー槽で30
℃の温度で加温しながら混合し、同時にこの混合
スラリーの脱気を行なつた。この混合スラリーを
ポンプにより35Kg/cm2Gに昇圧し、供給量30Kg/
hrで加熱炉に供給した。第1加熱炉で235℃に加
熱したのち減圧弁を通して第1気液分離器に導入
し、ここで気相と脱水スラリーとに分離した。こ
の脱水スラリーの水分は1.1重量%、褐炭含有率
は22.5%重量であり、褐炭の水分としては4.7重
量%であつた。次いでこの脱水スラリーをポンプ
により昇圧し、150Kg/cm2Gの水素加圧下、2
Kg/hrの供給量で第2加熱炉に送り、ここで450
℃に加熱したのち、反応器内で1時間の滞留時間
をもたせた。溶解生成物は減圧して第2気液分離
器に送り、ガス状生成物を分離したのち、固液分
離器で未分解石炭分、灰分を別し、蒸発器によ
り液状生成物、溶剤および常温固体の液化生成物
を得た。 このときの褐炭の溶解率は85.2重量%(無水無
灰褐炭換算)であつた。 比較例 1 実施例1で用いたと同じ褐炭をあらかじめ真空
乾燥器で乾燥し、水分6.2重量%の乾燥褐炭を得
た。この乾燥褐炭22.5Kgと実施例1で用いたと同
じ褐炭からの液状生成物77.5Kgを混合しスラリー
を調製した。このスラリーを脱水せずに直接ポン
プにより加圧し、150Kg/cm2・G水素加圧下、2
Kg/hrの供給量で第2加熱炉に送つた。以下、実
施例1と同様の操作を行ない褐炭を溶解した。こ
の時の褐炭の溶解率は81.6重量%であつた。 比較例 2 実施例1で用いたと同じ褐炭を空気中110℃温
度で1時間乾燥して水分5.3重量%の乾燥褐炭を
得た。この乾燥褐炭を比較例1と同様の操作によ
り150Kg/cm2・Gの水素加圧下、450℃の温度で1
時間溶解した。褐炭の溶解率は76.8重量%であつ
た。 実施例1および比較例1.2から明らかな如く、
本発明の方法による含水石炭類の液化法は、真空
中(比較例1)および空気中(比較例2)で乾燥
した褐炭を液化した場合よりもはるかに高い溶解
率を示しており、従来法に比べて非常に優れたも
のである。 実施例 2 実施例1で用いたと同じ生スラリー50Kgと脱水
スラリー90Kgからなる混合スラリーを実施例1と
同じ装置を用いた20Kg/cm2・Gの圧力下、200℃
の温度で加熱し脱水した。得られた脱水スラリー
の水分は1.1重量%、隔炭含有率は22.8重量%で
あり、褐炭の水分は4.6重量%であつた。 この脱水スラリーを実施例1と同様に150Kg/
cm2・Gの水素加圧下、450℃で1時間溶解した。
褐炭の溶解率は86.7重量%であつた。 実施例 3 実施例1で用いたと同じ生スモラリー60Kgと脱
水スラリー40Kgからなる混合スラリーを実施例1
と同じ装置を用い2Kg/cm2・Gの圧力下、155℃
の温度で加熱し脱水した。得られた脱水スラリー
の水分は0.6重量%、褐炭含有率は23.0重量%で
あり、褐炭の水分は2.5重量%であつた。 この脱水スラリーを実施例1と同様に150Kg/
cm2・Gの水素加圧下、450℃で1時間溶解した。
褐炭の溶解率は84.5重量%であつた。
第1図は本発明の1実施態様を示すフローシー
トである。 1…粉砕機、2…スラリー槽、3…第1加熱
炉、4…第1気液分離器、5…蒸留装置、6…油
水分離器、7…第2加熱炉、8…反応器、9…第
2気液分離器、10…ガス分離器、11…固液分
離装置、12…蒸発器。
トである。 1…粉砕機、2…スラリー槽、3…第1加熱
炉、4…第1気液分離器、5…蒸留装置、6…油
水分離器、7…第2加熱炉、8…反応器、9…第
2気液分離器、10…ガス分離器、11…固液分
離装置、12…蒸発器。
Claims (1)
- 1 含水石炭類と溶剤および本工程で得られる脱
水スラリーを含む混合スラリーを100〜350℃の温
度に加熱し、気液分離により水蒸気を含む気相と
脱水スラリーとに分け、該脱水スラリーの1部を
該混合スラリー調製用に使用し、該脱水スラリー
の残りの1部もしくは全部を水素加圧下で加熱し
て石炭溶液となし、石炭溶液から不溶性物質を分
離し又は分離せずして、該石炭溶液から石炭の解
重合物および溶剤を回収することを特徴とする含
水石炭類の液化法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5033080A JPS56147888A (en) | 1980-04-18 | 1980-04-18 | Liquefaction of water-containing coals |
| US06/248,693 US4344837A (en) | 1980-04-15 | 1981-03-30 | Process for the dehydration and liquefaction of water-containing coal |
| AU68952/81A AU534387B2 (en) | 1980-04-15 | 1981-03-31 | Dehydration and liquefaction of water-bearing coal |
| CA000375423A CA1166179A (en) | 1980-04-15 | 1981-04-14 | Process for the dehydration and liquefaction of water- containing coal |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5033080A JPS56147888A (en) | 1980-04-18 | 1980-04-18 | Liquefaction of water-containing coals |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56147888A JPS56147888A (en) | 1981-11-17 |
| JPS647117B2 true JPS647117B2 (ja) | 1989-02-07 |
Family
ID=12855892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5033080A Granted JPS56147888A (en) | 1980-04-15 | 1980-04-18 | Liquefaction of water-containing coals |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56147888A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2129438B (en) * | 1982-10-29 | 1987-04-29 | Hri Inc | Coal slurry drying and deoxygenating process for coal liquefaction |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS588438B2 (ja) * | 1977-03-12 | 1983-02-16 | 株式会社神戸製鋼所 | 褐炭の加熱脱水処理法 |
-
1980
- 1980-04-18 JP JP5033080A patent/JPS56147888A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56147888A (en) | 1981-11-17 |
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