JPS647574B2 - - Google Patents
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- JPS647574B2 JPS647574B2 JP9715481A JP9715481A JPS647574B2 JP S647574 B2 JPS647574 B2 JP S647574B2 JP 9715481 A JP9715481 A JP 9715481A JP 9715481 A JP9715481 A JP 9715481A JP S647574 B2 JPS647574 B2 JP S647574B2
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- polyester
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- polyalkylene glycol
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J5/00—Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
- C08J5/18—Manufacture of films or sheets
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2367/00—Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
- C08J2367/02—Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
本発明は磁気テープの磁性層との接着性が良好
で且つ熱的寸法安定性に優れた磁気テープ用とし
て適するポリエステルフイルムを提供するもので
ある。ポリエステルフイルムを基材として用いた
磁気テープの需要の伸びは近年著しいが、磁気テ
ープの基材フイルムとして重要な特性のひとつは
磁性層との接着性である。磁性層とポリエステル
フイルムの接着性が不充分であれば、使用中に磁
性層が脱落して使用に耐えなくなる。従来ポリエ
ステルフイルムと磁性層との接着性を向上させる
ため磁性層及びポリエステル双方からの改良が試
みられている。磁性層成分のうちポリエステルフ
イルムとの接着性を支配する成分はバインダー樹
脂である。バインダー樹脂としてはビニル系樹
脂、繊維素系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系
樹脂、フエノキシ系樹脂等が一般に知られてい
る。例えば、オーデイオテープ用としてはビニル
系樹脂のうち塩ビ−酢ビ共重合体が最も良く使用
されるが、この塩ビ−酢ビ共重合体をバインダー
樹脂の主成分とする磁性層とポリエステルフイル
ムとの接着性改良には、バインダー樹脂の第2成
分として塩ビ−塩化ビニリデン共重合体を混合す
る例(特公昭51−2335公報)が知られている。ま
た第2成分樹脂としてブタジエン−アクリルニト
リル共重合体を混合することも一般に知られてい
る。しかしながら、このような2乃至3種の樹脂
を併用すると、若干の接着性向上は達せられるも
のの電磁変換特性や磁気ヘツドとの摩耗特性を損
なうなどの欠点を生じる。 一方、ポリエステルフイルム側からの接着性改
良方法としては、ポリアルキレングリコールを含
有せしめる方法が知られている。例えば特開昭50
−39375号公報にはポリエチレンテレフタレート
二軸延伸フイルムにポリエーテルエステルブロツ
ク共重合体を積層したフイルムが示されており、
特開昭51−90346号公報及び特開昭54−18872号公
報にはポリアルキレンオキサイトグリコールを含
有するポリエステルフイルムが示されている。し
かしながら積層フイルムの場合は、塗布、共押
出、ドライラミネーシヨン等の工程を必要として
概して高価になる上に磁気テープベースとして要
求される特定の均質な表面形態を得ることが難か
しい。ポリアルキレングリコールを含有するポリ
エステルフイルムが記載された先述の2件の公報
には、磁性層との接着性を向上せしめるための具
体的な説明な何等開示されていない。磁気テープ
の基材フイルムに要求される別の特性は熱的寸法
安定性である。 本発明者らは、ポリアルキレングリコール成分
含有共重合ポリエステルを配合したところの所定
量のポリアルキレングリコール成分を含有するポ
リエステルフイルムを二軸延伸後特定の条件で熱
固定することにより、磁性層との接着性及び熱的
寸法安定性が共に優れたポリエステルフイルムが
得られ、このポリエステルフイルムを基材とすれ
ば優れた磁気テープが得られることを見出し本発
明に到達した。 すなわち本発明はポリアルキレングリコールを
共重合成分として含有し、結晶融点がTm(A)のポ
リエステルAとエチレンテレフタレート単位を主
たる構成成分とし、結晶融点がTm(B)のポリエス
テルBを、ポリアルキレングリコール成分が0.5
〜2重量%となるように配合し、二軸延伸後、下
記条件を満足するように熱固定を行うことを磁気
テープ用二軸配向ポリエステルフイルムの製造方
法 log(wt)≧−0.063T+16.12 ……() Tm(A)+10≦T≦Tm(B)−15 ……() ここで T:熱固定温度(℃) t:熱固定時間(秒) w:フイルム中のポリアルキレングリコール成分
の量(重量%) に存する。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明におけるポリエステルAとはポリアルキ
レングリコールをグリコール成分として含有する
結晶融点がTm(A)の共重合ポリエステルである。
ポリエステルAの結晶融点Tm(A)は170〜220℃、
好ましくは190〜210℃であり、ポリエステルAの
結晶融解熱は5〜9cal/g好ましくは6〜8cal/
gである。ポリエステルAの結晶性がこれより低
下すると粘着性が増して配合加工性が困難になる
し、ポリエステルAとポリエステルBとの混合物
を二軸配向フイルムに成形したときフイルムの熱
的、機械的性質を低下させる。またポリエステル
Aの結晶性がこれより高くなると接着性が改良さ
れる好適な熱固定条件が得られない。 本発明のポリアルキレングリコールとしては、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げら
れる。 これらの使用は1種または2種以上であつても
よい。 ポリアルキレングリコールの好ましい分子量範
囲を示すと、ポリエチレングリコールでは300〜
200000、好ましくは500〜30000であり、ポリテト
ラメチレングリコールでは500〜5000、好ましく
は800〜3000である。ポリアルキレングリコール
のポリエステルAにおける共重合量は5〜30重量
%、好ましくは8〜20重量%である。 ポリエステルAのポリエステルセグメントはテ
レフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸等の芳香族または
脂肪族ジカルボン酸残基とエチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、P−キシリレングリコール、シクロヘキサン
ジメタノール等の脂肪族、芳香族あるいは脂環族
ジオール残基とで構成される。ポリエステルAの
代表例はポリ(ブチレンテレフタレート・イソフ
タレート)ポリエチレングリコール共重合体、ポ
リ(ブチレンテレフタレート・イソフタレート)
ポリテトラメチレングリコール共重合体であり、
全酸成分に占めるイソフタル酸の割合は10〜30モ
ル%が好ましい。 本発明のポリエステルBとは、その主たる構成
成分、例えば80重量%以上がエチレンテレフタレ
ート単位からなるポリエステルである。ポリエス
テルAのポリエステルBへの配合は、混合物中
(即ちフイルム中)のポリアルキレングリコール
成分の含有量が0.5〜2重量%となるように行な
う。ポリアルキレングリコール成分の含有量が
0.5重量%より少ないと接着性が不充分であり、
2重量%より多いと、ポリエステルフイルムの表
面形状が変化したり機械的性質の低下をきたすの
で好ましくない。 本発明のポリエステルフイルムは二軸延伸後熱
固定するにあたり次の関係式を満足する条件で行
なうことによつて得られる。即ち、熱固定温度T
(℃)、熱固定時間t(秒)、フイルム中のポリアル
キレングリコール成分の含有量w(重量%)のと
き、Tm(A)+10≦T≦Tm(B)−15(℃)の熱固定温
度範囲で、log(wt)≧−0.063T+16.12が成り立つ
熱固定条件である。熱固定温度がTm(A)+10(℃)
より低いかまたは熱固定温度がTm(A)+10から
Tm(B)−15(℃)の範囲であつても必要な熱固定
時間に達しない場合は、ポリエステルフイルムと
磁性層との接着性が不充分であるし、熱固定温度
がTm(B)−15(℃)より高い場合は、ポリエステ
ルフイルムの機械的性質が低下するので好ましく
ない。 本発明のポリエステルフイルムの密度は1.390
g/cm3以上とするのが好ましい。ポリエステルフ
イルムの密度が1.390g/cm3より低いときは、熱
的寸法安定性が悪くなる傾向にある。ポリエステ
ルフイルムの密度が1.390g/cm3以上のフイルム
は約200℃以上(T≧200)で熱固定することによ
つて得られる。 本発明の磁気記録体に供するポリエステルフイ
ルムの製造法としては例えばポリエチレンテレフ
タレートとポリアルキレングリコール成分を含有
する共重合ポリエステルとをポリマーチツプ同志
で混合したのち、ポリエステルにおいて行なう常
法で溶融押出して未延伸フイルムを得、更に二軸
延伸後熱固定して二軸配向フイルムとする。必要
に応じて縦及びまたは横に再延伸してもよい。延
伸温度は70〜120℃、延伸倍率は縦、横ともに2.5
〜5倍であり、熱固定温度・時間は前述の範囲で
示した式を満足するよう適宜選択すればよい。 本発明で用いられるポリエステルフイルムの厚
さは特に限定されないが通常5〜50μの範囲であ
る。 かくして得られたポリエステルフイルムは磁性
層とポリエステルフイルムとの接着性に優れてお
り且つ高度な熱的寸法安定性を有するので、オー
デイオ用、ビデオ用、コンピユーター用等の磁気
テープ用に好ましく用いられる。 以下本発明を実施例により説明する。 本発明で行なつた諸特性の測定法は次の通りで
ある。 (1) 引張試験 東洋ボールドウイン製テンシロンUTM−
型を用いて20℃、湿度65%において長さ50mm、
幅6.25mmの試料フイルムを50mm/minで引つ張
り、5%伸張時の荷重を初期単位断面積当りに
表わし、F5値とした。 (2) 密度 n−ヘプタン、四塩化炭素の混合液中、25℃
で浮沈法で測定した値である。 (3) 熱収縮率 熱風循環式乾燥機中、100℃、3分放置後の
寸法変化を原長に対する割合(%)で示した。 (4) 接着強度 1mm厚さのステンレス板上にスコツチ製両面
接着テープを貼り付け、更に磁性層面が両面接
着テープに接するよう3.8mm幅に裁断した磁性
層塗布フイルムを両面接着テープと直交して貼
り合せる。次にポリエステル基材フイルムを磁
性層より180゜の角度で剥離せしめる際の荷重を
引張試験機により1000mm/minの速度で測定す
る。 (5) 結晶融点及び結晶融解熱 結晶融点及び結晶融解熱とはそれぞれサンプ
ル約10mgをパーキンエルマー社製DSC1B型で
16℃/minの昇温速度で得られた結晶融解に伴
なう吸熱ピークのピーク温度及びピーク面積か
ら求めた吸熱エネルギーをサンプル重量で割つ
た値である。 実施例 1 (共重合ポリエステルの製造法) ジメチルテレフタレート66.0部、ジメチルイソ
フタレート13.6部、1,4−ブタンジオール42.4
部、分子量8500のポリエチレングリコール10.0部
と触媒としてテトラ−n−ブチルチタネート0.01
部を反応釜に入れ、加熱撹拌下生成メタノールを
留出しつつエステル交換反応を行なつたのち、
210℃に昇温された反応釜に移送した。更にテト
ラ−n−ブチルチタネート0.01部を加えて反応系
が1時間後に245℃となるよう昇温し、1.5時間後
に3mmHg以下となるよう徐々に減圧して重縮合
を完結し融点200℃、結晶融解熱6.7cal/gのポ
リ(エチレンテレフタレート・イソフタレー
ト)・ポリエチレングリコール共重合体を得た。 (製膜法) 前記共重合ポリエステルと結晶融点が255℃の
ポリエチレンテレフタレートとをチツプ同志で、
混合物中のポリエチレングリコール成分の含有量
が1重量%となるよう10対90(重量比)の割合で
混合したのち乾燥した。この混合物を285℃で溶
融押出し、厚さ170μの未延伸フイルムを得た。
この未延伸フイルムを縦方向に4.3倍ロール延伸
し、次にテンターで横方向に3.3倍延伸したのち、
200℃で6秒間熱固定を行なつて厚さ12μの二軸
配向フイルムを得た。(サンプルNo.1)この二軸
配向フイルムを取り出してステンレス製枠に寸法
固定して貼り付け、改めてエア・オーブン中215
〜245℃で6秒〜100秒間熱固定を行なつた。これ
らのフイルム(サンプルNo.1〜6)の評価結果を
表−1に示した。なお比較のためポリエチレンテ
レフタレートのみから同様の製膜法で得られたフ
イルム(サンプルNo.7)についても同表に示し
た。接着性の評価に供したサンプルフイルムは以
下に示す方法で磁性層を塗布したものである。 (磁性層塗布法) γ−Fe2O3 100重量部 ポリ(塩化ビニル−酢酸ビニル)共重合体(電気
化学工業製デンカビニル1000A) 30.8 ブタジエンアクリルニトリル共重合体 9.2 メチルエチルケトン 150 トルエン 150 の各成分を共にボール・ミル中40時間混合し塗布
液とした。この塗布液を先に作製した二軸配向フ
イルム上に乾燥膜厚が5μとなるよう塗布し、80
℃で乾燥した。
で且つ熱的寸法安定性に優れた磁気テープ用とし
て適するポリエステルフイルムを提供するもので
ある。ポリエステルフイルムを基材として用いた
磁気テープの需要の伸びは近年著しいが、磁気テ
ープの基材フイルムとして重要な特性のひとつは
磁性層との接着性である。磁性層とポリエステル
フイルムの接着性が不充分であれば、使用中に磁
性層が脱落して使用に耐えなくなる。従来ポリエ
ステルフイルムと磁性層との接着性を向上させる
ため磁性層及びポリエステル双方からの改良が試
みられている。磁性層成分のうちポリエステルフ
イルムとの接着性を支配する成分はバインダー樹
脂である。バインダー樹脂としてはビニル系樹
脂、繊維素系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系
樹脂、フエノキシ系樹脂等が一般に知られてい
る。例えば、オーデイオテープ用としてはビニル
系樹脂のうち塩ビ−酢ビ共重合体が最も良く使用
されるが、この塩ビ−酢ビ共重合体をバインダー
樹脂の主成分とする磁性層とポリエステルフイル
ムとの接着性改良には、バインダー樹脂の第2成
分として塩ビ−塩化ビニリデン共重合体を混合す
る例(特公昭51−2335公報)が知られている。ま
た第2成分樹脂としてブタジエン−アクリルニト
リル共重合体を混合することも一般に知られてい
る。しかしながら、このような2乃至3種の樹脂
を併用すると、若干の接着性向上は達せられるも
のの電磁変換特性や磁気ヘツドとの摩耗特性を損
なうなどの欠点を生じる。 一方、ポリエステルフイルム側からの接着性改
良方法としては、ポリアルキレングリコールを含
有せしめる方法が知られている。例えば特開昭50
−39375号公報にはポリエチレンテレフタレート
二軸延伸フイルムにポリエーテルエステルブロツ
ク共重合体を積層したフイルムが示されており、
特開昭51−90346号公報及び特開昭54−18872号公
報にはポリアルキレンオキサイトグリコールを含
有するポリエステルフイルムが示されている。し
かしながら積層フイルムの場合は、塗布、共押
出、ドライラミネーシヨン等の工程を必要として
概して高価になる上に磁気テープベースとして要
求される特定の均質な表面形態を得ることが難か
しい。ポリアルキレングリコールを含有するポリ
エステルフイルムが記載された先述の2件の公報
には、磁性層との接着性を向上せしめるための具
体的な説明な何等開示されていない。磁気テープ
の基材フイルムに要求される別の特性は熱的寸法
安定性である。 本発明者らは、ポリアルキレングリコール成分
含有共重合ポリエステルを配合したところの所定
量のポリアルキレングリコール成分を含有するポ
リエステルフイルムを二軸延伸後特定の条件で熱
固定することにより、磁性層との接着性及び熱的
寸法安定性が共に優れたポリエステルフイルムが
得られ、このポリエステルフイルムを基材とすれ
ば優れた磁気テープが得られることを見出し本発
明に到達した。 すなわち本発明はポリアルキレングリコールを
共重合成分として含有し、結晶融点がTm(A)のポ
リエステルAとエチレンテレフタレート単位を主
たる構成成分とし、結晶融点がTm(B)のポリエス
テルBを、ポリアルキレングリコール成分が0.5
〜2重量%となるように配合し、二軸延伸後、下
記条件を満足するように熱固定を行うことを磁気
テープ用二軸配向ポリエステルフイルムの製造方
法 log(wt)≧−0.063T+16.12 ……() Tm(A)+10≦T≦Tm(B)−15 ……() ここで T:熱固定温度(℃) t:熱固定時間(秒) w:フイルム中のポリアルキレングリコール成分
の量(重量%) に存する。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明におけるポリエステルAとはポリアルキ
レングリコールをグリコール成分として含有する
結晶融点がTm(A)の共重合ポリエステルである。
ポリエステルAの結晶融点Tm(A)は170〜220℃、
好ましくは190〜210℃であり、ポリエステルAの
結晶融解熱は5〜9cal/g好ましくは6〜8cal/
gである。ポリエステルAの結晶性がこれより低
下すると粘着性が増して配合加工性が困難になる
し、ポリエステルAとポリエステルBとの混合物
を二軸配向フイルムに成形したときフイルムの熱
的、機械的性質を低下させる。またポリエステル
Aの結晶性がこれより高くなると接着性が改良さ
れる好適な熱固定条件が得られない。 本発明のポリアルキレングリコールとしては、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げら
れる。 これらの使用は1種または2種以上であつても
よい。 ポリアルキレングリコールの好ましい分子量範
囲を示すと、ポリエチレングリコールでは300〜
200000、好ましくは500〜30000であり、ポリテト
ラメチレングリコールでは500〜5000、好ましく
は800〜3000である。ポリアルキレングリコール
のポリエステルAにおける共重合量は5〜30重量
%、好ましくは8〜20重量%である。 ポリエステルAのポリエステルセグメントはテ
レフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸等の芳香族または
脂肪族ジカルボン酸残基とエチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、P−キシリレングリコール、シクロヘキサン
ジメタノール等の脂肪族、芳香族あるいは脂環族
ジオール残基とで構成される。ポリエステルAの
代表例はポリ(ブチレンテレフタレート・イソフ
タレート)ポリエチレングリコール共重合体、ポ
リ(ブチレンテレフタレート・イソフタレート)
ポリテトラメチレングリコール共重合体であり、
全酸成分に占めるイソフタル酸の割合は10〜30モ
ル%が好ましい。 本発明のポリエステルBとは、その主たる構成
成分、例えば80重量%以上がエチレンテレフタレ
ート単位からなるポリエステルである。ポリエス
テルAのポリエステルBへの配合は、混合物中
(即ちフイルム中)のポリアルキレングリコール
成分の含有量が0.5〜2重量%となるように行な
う。ポリアルキレングリコール成分の含有量が
0.5重量%より少ないと接着性が不充分であり、
2重量%より多いと、ポリエステルフイルムの表
面形状が変化したり機械的性質の低下をきたすの
で好ましくない。 本発明のポリエステルフイルムは二軸延伸後熱
固定するにあたり次の関係式を満足する条件で行
なうことによつて得られる。即ち、熱固定温度T
(℃)、熱固定時間t(秒)、フイルム中のポリアル
キレングリコール成分の含有量w(重量%)のと
き、Tm(A)+10≦T≦Tm(B)−15(℃)の熱固定温
度範囲で、log(wt)≧−0.063T+16.12が成り立つ
熱固定条件である。熱固定温度がTm(A)+10(℃)
より低いかまたは熱固定温度がTm(A)+10から
Tm(B)−15(℃)の範囲であつても必要な熱固定
時間に達しない場合は、ポリエステルフイルムと
磁性層との接着性が不充分であるし、熱固定温度
がTm(B)−15(℃)より高い場合は、ポリエステ
ルフイルムの機械的性質が低下するので好ましく
ない。 本発明のポリエステルフイルムの密度は1.390
g/cm3以上とするのが好ましい。ポリエステルフ
イルムの密度が1.390g/cm3より低いときは、熱
的寸法安定性が悪くなる傾向にある。ポリエステ
ルフイルムの密度が1.390g/cm3以上のフイルム
は約200℃以上(T≧200)で熱固定することによ
つて得られる。 本発明の磁気記録体に供するポリエステルフイ
ルムの製造法としては例えばポリエチレンテレフ
タレートとポリアルキレングリコール成分を含有
する共重合ポリエステルとをポリマーチツプ同志
で混合したのち、ポリエステルにおいて行なう常
法で溶融押出して未延伸フイルムを得、更に二軸
延伸後熱固定して二軸配向フイルムとする。必要
に応じて縦及びまたは横に再延伸してもよい。延
伸温度は70〜120℃、延伸倍率は縦、横ともに2.5
〜5倍であり、熱固定温度・時間は前述の範囲で
示した式を満足するよう適宜選択すればよい。 本発明で用いられるポリエステルフイルムの厚
さは特に限定されないが通常5〜50μの範囲であ
る。 かくして得られたポリエステルフイルムは磁性
層とポリエステルフイルムとの接着性に優れてお
り且つ高度な熱的寸法安定性を有するので、オー
デイオ用、ビデオ用、コンピユーター用等の磁気
テープ用に好ましく用いられる。 以下本発明を実施例により説明する。 本発明で行なつた諸特性の測定法は次の通りで
ある。 (1) 引張試験 東洋ボールドウイン製テンシロンUTM−
型を用いて20℃、湿度65%において長さ50mm、
幅6.25mmの試料フイルムを50mm/minで引つ張
り、5%伸張時の荷重を初期単位断面積当りに
表わし、F5値とした。 (2) 密度 n−ヘプタン、四塩化炭素の混合液中、25℃
で浮沈法で測定した値である。 (3) 熱収縮率 熱風循環式乾燥機中、100℃、3分放置後の
寸法変化を原長に対する割合(%)で示した。 (4) 接着強度 1mm厚さのステンレス板上にスコツチ製両面
接着テープを貼り付け、更に磁性層面が両面接
着テープに接するよう3.8mm幅に裁断した磁性
層塗布フイルムを両面接着テープと直交して貼
り合せる。次にポリエステル基材フイルムを磁
性層より180゜の角度で剥離せしめる際の荷重を
引張試験機により1000mm/minの速度で測定す
る。 (5) 結晶融点及び結晶融解熱 結晶融点及び結晶融解熱とはそれぞれサンプ
ル約10mgをパーキンエルマー社製DSC1B型で
16℃/minの昇温速度で得られた結晶融解に伴
なう吸熱ピークのピーク温度及びピーク面積か
ら求めた吸熱エネルギーをサンプル重量で割つ
た値である。 実施例 1 (共重合ポリエステルの製造法) ジメチルテレフタレート66.0部、ジメチルイソ
フタレート13.6部、1,4−ブタンジオール42.4
部、分子量8500のポリエチレングリコール10.0部
と触媒としてテトラ−n−ブチルチタネート0.01
部を反応釜に入れ、加熱撹拌下生成メタノールを
留出しつつエステル交換反応を行なつたのち、
210℃に昇温された反応釜に移送した。更にテト
ラ−n−ブチルチタネート0.01部を加えて反応系
が1時間後に245℃となるよう昇温し、1.5時間後
に3mmHg以下となるよう徐々に減圧して重縮合
を完結し融点200℃、結晶融解熱6.7cal/gのポ
リ(エチレンテレフタレート・イソフタレー
ト)・ポリエチレングリコール共重合体を得た。 (製膜法) 前記共重合ポリエステルと結晶融点が255℃の
ポリエチレンテレフタレートとをチツプ同志で、
混合物中のポリエチレングリコール成分の含有量
が1重量%となるよう10対90(重量比)の割合で
混合したのち乾燥した。この混合物を285℃で溶
融押出し、厚さ170μの未延伸フイルムを得た。
この未延伸フイルムを縦方向に4.3倍ロール延伸
し、次にテンターで横方向に3.3倍延伸したのち、
200℃で6秒間熱固定を行なつて厚さ12μの二軸
配向フイルムを得た。(サンプルNo.1)この二軸
配向フイルムを取り出してステンレス製枠に寸法
固定して貼り付け、改めてエア・オーブン中215
〜245℃で6秒〜100秒間熱固定を行なつた。これ
らのフイルム(サンプルNo.1〜6)の評価結果を
表−1に示した。なお比較のためポリエチレンテ
レフタレートのみから同様の製膜法で得られたフ
イルム(サンプルNo.7)についても同表に示し
た。接着性の評価に供したサンプルフイルムは以
下に示す方法で磁性層を塗布したものである。 (磁性層塗布法) γ−Fe2O3 100重量部 ポリ(塩化ビニル−酢酸ビニル)共重合体(電気
化学工業製デンカビニル1000A) 30.8 ブタジエンアクリルニトリル共重合体 9.2 メチルエチルケトン 150 トルエン 150 の各成分を共にボール・ミル中40時間混合し塗布
液とした。この塗布液を先に作製した二軸配向フ
イルム上に乾燥膜厚が5μとなるよう塗布し、80
℃で乾燥した。
【表】
実施例 2
実施例1と同様の共重合ポリエステルとポリエ
チレンテレフタレートとをチツプ同志で、混合物
中のポリエチレングリコール成分の含有量が0.2
〜2.5重量%となるような割合で混合したのち乾
燥した。この混合物を実施例1と同様の方法で二
軸延伸・熱固定後、ステンレス製固定枠により
235℃、70秒間熱固定を行なつた。各フイルム
(サンプルNo.8〜12)の評価結果を表2に示した。
塗布した磁性層は実施例1と同様である。
チレンテレフタレートとをチツプ同志で、混合物
中のポリエチレングリコール成分の含有量が0.2
〜2.5重量%となるような割合で混合したのち乾
燥した。この混合物を実施例1と同様の方法で二
軸延伸・熱固定後、ステンレス製固定枠により
235℃、70秒間熱固定を行なつた。各フイルム
(サンプルNo.8〜12)の評価結果を表2に示した。
塗布した磁性層は実施例1と同様である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリアルキレングリコールを共重合成分とし
て含有し、結晶融点がTm(A)のポリエステルとエ
チレンテレフタレート単位を主たる構成成分と
し、結晶融点がTm(B)のポリエステルを、ポリア
ルキレングリコール成分が0.5〜2重量%となる
ように配合し、二軸延伸後、下記条件を満足する
ように熱固定を行うことを特徴とする磁気テープ
用二軸配向ポリエステルフイルムの製造方法。 log(wt)≧−0.063T+16.12 ……() Tm(A)+10≦T≦Tm(B)−15 ……() ここで T:熱固定温度(℃) t:熱固定時間(秒) w:フイルム中のポリアルキレングリコール成分
の量(重量%)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9715481A JPS57212026A (en) | 1981-06-23 | 1981-06-23 | Production of biaxially orientated polyester film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9715481A JPS57212026A (en) | 1981-06-23 | 1981-06-23 | Production of biaxially orientated polyester film |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57212026A JPS57212026A (en) | 1982-12-27 |
| JPS647574B2 true JPS647574B2 (ja) | 1989-02-09 |
Family
ID=14184644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9715481A Granted JPS57212026A (en) | 1981-06-23 | 1981-06-23 | Production of biaxially orientated polyester film |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57212026A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5514252A (en) * | 1978-07-18 | 1980-01-31 | Teijin Ltd | Film for print wrapping |
| JPS5638257A (en) * | 1979-09-05 | 1981-04-13 | Daiafoil | Polyester film for packing |
-
1981
- 1981-06-23 JP JP9715481A patent/JPS57212026A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57212026A (en) | 1982-12-27 |
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