JPS648755B2 - - Google Patents

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JPS648755B2
JPS648755B2 JP55086839A JP8683980A JPS648755B2 JP S648755 B2 JPS648755 B2 JP S648755B2 JP 55086839 A JP55086839 A JP 55086839A JP 8683980 A JP8683980 A JP 8683980A JP S648755 B2 JPS648755 B2 JP S648755B2
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fibers
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Harukuni Kishioka
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NIPPON SENKA KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、セルロース繊維、蛋白質繊維及び合
成ポリアミド繊維を反応性染料を用いて捺染する
方法に関し、その目的とする所は、捺染製品の染
着濃度(染料利用率)を飛躍的に向上させると共
に捺染後の被染物の洗浄処理を極めて簡略化させ
る所にある。
反応性染料とは、繊維の水酸基又はアミノ基と
共有結合し得る反応基を持つ染料であり、該染料
の利用によれば、上記結合に基づいて優れた染色
堅牢度を具備する製品が得られる利点がある。し
かしながら上記染料を用いて繊維を捺染する場
合、一般に用いられる染料の約50〜70%は繊維と
強固に結合するが残り約30〜50%もの染料は未反
応のまま又は加水分解された状態で繊維上に付着
するのみで、これは容易に繊維より脱落する。従
つて従来より反応性染料を用いて捺染するに当つ
ては、実用的染色堅牢度を有する製品を得るた
め、捺染後繊維上に付着する上記未反応染料やそ
の加水分解物等を除去するための処理、例えば水
洗、湯洗等の後更に100℃前後の高温下に界面活
性剤等の洗剤を用いて被染物を充分に洗浄する処
理(高温洗浄処理)が必須不可欠とされている。
しかるにこの洗浄処理は、用いた染料の約30〜50
%もの染料を洗浄除去する処理であり、これによ
る時は染料の損失自体極めて重大であり、且つ該
処理による染料利用率(染着濃度)の低下も亦重
大な弊害となる。しかも上記処理により被染物か
ら脱落する染料は、捺染物の白場を汚染する危険
が大きいと共に、その染料廃液の処理問題をも伴
つており、更に上記洗浄処理自体高温を要するた
め、エネルギー的にも不経済である。
また一般に反応性染料を用いて繊維を捺染する
際には、例えば重そう、ソーダ灰、カセイソーダ
等のアルカリ剤の使用が必須となるが、之等アル
カリ剤を配合した捺染糊液は、その安定性に問題
があり、保存によれば染料が加水分解等を受け経
時変化したり、糊液自体が均一なアルカリ濃度と
ならず、その使用によれば色むらが発生するおそ
れがある。更に近年染料を含有する印刷インキ及
び転写樹脂からなる転写紙を用いて、被染物に印
刷インキを転写後加熱、蒸熱等により染着させる
所謂湿式転写捺染法が開発され、これによれば写
真等の微細な絵柄を染色できる点より注目されて
いるが、この方法による時は、インキ層自体が薄
いため殊に捺染後の洗浄処理による染料の脱落は
重大な欠点となる。いずれにせよ反応染料を用い
る捺染においては、印捺後水洗、湯洗及び高温洗
浄等の複雑な洗浄工程を要し、使用染料の50%近
くを除去して実用的製品を収得している現状にあ
る。
本発明者らは、上記現状に鑑み、染料利用率を
飛躍的に増大させ、引き続く洗浄工程を単に若干
水洗するだけとし、鮮明、濃色且つ染色堅牢度良
好なる捺染製品を収得する方法を提供することを
目的として種々研究を重ねた結果、下記特定の水
溶性ポリマーを用いる前処理によつて上記目的が
悉く達成されることを見い出しここに本発明を完
成するに至つた。
即ち本発明は、セルロース繊維、蛋白質繊維及
び合成ポリアミド繊維を反応性染料を用いて捺染
するに当り、捺染に先立ち (イ) 一般式 〔式中R1及びR2は同一又は相異なつて水素原
子又はメチル基を示す。HXは有機酸又は無機
酸を示す。〕 で表わされる繰返しモノマー単位から成る重合
体及び (ロ) 上記一般式〔〕で表わされる繰返しモノマ
ー単位及び該単位となるモノマーに対し1/2モ
ルまでの量で配合された該モノマーと共重合可
能な他のモノマーの単位から成る共重合体 から選択され且つ1万以下の分子量を有する水溶
性ポリマーを含有する水溶液で上記繊維を前処理
することを特徴とする捺染方法に係る。
本発明方法によれば上記特定の水溶性ポリマー
を用いて繊維を前処理することによつて、引き続
く捺染に当り、捺染糊中に何らのアルカリ剤を加
えずとも中性下で、用いた反応性染料の実質的に
すべてを繊維に強固に染着させ得、極めて濃色、
鮮明且つ良好な染色堅牢度を有する捺染物を収得
できる。しかもこの結果捺染後の洗浄処理は、単
に繊維上に付着する糊を除去するだけの極めて簡
単な水洗処理等のみで充分となり、エネルギー面
でも、染色廃液面でも非常に好ましい。更に本発
明方法は、これを湿式転写捺染法に従い行なうこ
とができ、その際インキにアルカリ剤を加える等
の必要もなく、従つて該インキの安定性も極めて
良好である。本発明の前処理によつてかかる極め
て優れた効果が発現される理由は現在尚明確では
ないが、上記特定の水溶性ポリマーは、該ポリマ
ー中に多数の脂肪族第二級アミノ基を有してお
り、該基は反応性染料分子の反応基と中性下にお
いても極めて良好に反応することから、見掛上共
有結合により結合された高分子の染料が生成し、
これが繊維上に強固に固着した反応性染料層を構
成し、かくして極めて濃色鮮明でしかも優れた染
色堅牢性を具備する被染物が収得できるものと考
えられる。
本発明においては、まずセルロース繊維、蛋白
質繊維及び合成ポリアミド繊維を、上記(イ)及び(ロ)
から選択され且つ一万以下の分子量を有する水溶
性ポリマーを含有する水溶液で前処理する。ここ
で用いられる各水溶性ポリマーの分子量は、セフ
アデツクスG−100(フアルマシア・フアインケミ
カルズ社製、スウエーデン)を充填剤として用い
たゲル過法で測定されたものであり、約1万以
下であることが重要であり、これが約1万以上の
ものは、本発明所期の効果を奏し難くなる。特に
好ましいポリマーの分子量は500〜5000程度であ
る。
上記水溶性ポリマー中(イ)に示される重合体は、
例えば一般式 〔式中R1、R2及びHXは上記に同じ〕で表わされ
る化合物をラジカル重合触媒を用いて環化重合さ
せることにより製造できる。この際の重合方法は
公知の方法に従えばよい。ラジカル重合触媒とし
ては例えば過硫酸アンモン、過酸化水素、ベンゾ
イルパーオキサイド、第3級ブチルハイドロパー
オキサイド、アゾビスイソブチロニトリル、クメ
ンハイドロパーオキサイド等を例示できる。溶媒
としては水或いはメタノール、エタノール、イソ
プロパノール、n−プロパノール、ホルムアミ
ド、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、アセト
ニトリル、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒を
例示し得る。また重合反応は例えば一般式〔〕
の化合物100重量部を溶媒20〜100重量部に溶解し
ラジカル重合触媒0.05〜10重量部を加え、必要に
応じ酸性亜硫酸ソーダ、硫酸第1鉄、硫酸銅等の
還元剤を0.01〜5重量部併用して、行ない得る。
重合温度は通常70〜110℃、重合時間は通常10〜
50時間程度とするのが好ましく重合反応は有利に
は窒素ガスを吹き込みながら行なわれる。
上記水溶性ポリマー中(ロ)に示される共重合体に
おける共重合可能な他のモノマー単位としては、
代表的には、式 −SO2− 〔〕 で表わされる単位、一般式 〔式中R1及びR2は上記に同じ。Yはハロゲン原
子を示す〕で表わされる単位及びアクリル系モノ
マー単位を例示できる。上記式〔〕で表わされ
る単位を共重合体中に導入するに当つては、例え
ば前記一般式〔〕で表わされる化合物の環化重
合反応系内に亜硫酸ガスを吹込みつつ反応を行な
わせればよく、上記一般式〔〕で表わされる単
位を導入するに当つては、前記一般式〔〕で表
わされる化合物の環化重合反応系内に、下記一般
〔式中R1、R2及びYは上記に同じ〕で表わされ
る化合物をコーモノマーとして存在させればよ
く、同様にアクリル系モノマー単位を導入する場
合にはコーモノマーとして、アクリル酸、メタク
リル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、ア
クリル酸又はメタクリル酸のアルカリ金属もしく
はアンモニウム塩、アクリル酸又はメタクリル酸
の低級アルキルエステル、第3級もしくは第4級
アミノ置換低級アルキルエステル、第3級もしく
は第4級アミノ及びヒドロキシ置換低級アルキル
エステル等を存在させればよい。上記アクリル系
モノマーを用いて導入される単位のうち特に好ま
しい単位は、下記式〔〕で表わされる。
〔式中R3はH又はCH3を、YはNH2、OH、
ONa、OK、ONH4、OCH3、OC2H5、OC2H4N
(CH32、OC2H4N(C2H52、OC2H4N(CH33
Cl 、OC2H4N(CH3)(C2H52・Cl 、
OCH2CH(OH)CH2N(CH32、又はOCH2CH
(OH)CH2N(CH33・Cl を示す〕 之等共重合体の製造条件は、上記(イ)に示される
単独重合体のそれに準じればよく、共重合可能な
モノマーは、上記一般式〔〕で表わされる化合
物に対し1/2モルまでの量で配合でき、かくして
得られる共重合体は、前記(イ)に示される単独重合
体と略々同等の作用効果を発揮できる。
本発明の上記(イ)及び(ロ)から選択され且つ1万以
下の分子量を有する水溶性ポリマーによる前処理
は、通常のパツド処理法又はコーテイング処理法
に従い行ない得る。例えば代表的には、上記水溶
性ポリマーの約0.1〜2.0重量%を溶解させた水溶
液中に処理すべき繊維をパツドし、絞り率50〜
200%で絞ることにより、又は上記と同様の量の
ポリマーが繊維に付着するように該ポリマーを含
有するペースト等を繊維上にコーテイングするこ
とにより行ない得る。上記水溶液、ペースト等に
は更に必要に応じて通常の界面活性剤、尿素、糊
剤、繊維加工樹脂等を添加配合することができ、
この場合該液のPHは6〜10程度好ましくは6〜8
程度に調製するのが望ましい。上記パツド処理又
はコーテイング処理後は適度に乾燥するのが好ま
しい。
本発明では次いで上記前処理の後、処理布を反
応性染料を用いて捺染する。この捺染は常法に従
い反応性染料を含有する通常の捺染糊を用いて、
スクリーン捺染、ローラー捺染又は湿式転写捺染
等により実施でき、殊に本発明では上記捺染糊中
にアルカリ剤を添加配合する必要はない。上記湿
式転写捺染につき更に詳しく説明すると、まず基
体シート上に加熱加圧により軟化溶融する樹脂又
は糊剤等から成る剥離層を形成し、この上に反応
性染料を含有する印刷インキで任意の絵柄等を印
刷して転写紙を作成し、次いで該転写紙と、上記
で前処理した被染物とを密着させ加熱加圧して印
刷インキ層を被染物上に転写させる方法を適用で
きる。
上記捺染工程において、反応性染料としては、
公知の各種のものをいずれも使用できる。該染料
としては代表的には例えば反応基として、ジクロ
ルトリアジニル基、ジクロルキノキザリン基、ト
リクロルピリミジン基、モノクロルジフルオロピ
リミジン基、ビニルスルフオニル基、モノクロル
トリアジニル基、クロルアセチル基、ビニルスル
フオニル・N−メチルタウリン、α−ブロモアク
ロイルアミノ基、アクリロイルアミノ基、モノフ
ルオロトリアジニル基、ジフルオロトリアジニル
基等を有する染料を例示できる。之等染料は通常
水溶性であるが特に水溶性である必要はなく非水
溶性即ち分散型のものであつてもよい。
上記捺染工程終了後本発明では常法に従い約
100〜150℃の飽和水蒸気又は高温水蒸気にて、約
5〜60分間蒸熱処理し、次いで低温洗浄により、
不要の糊剤、インキ材料、樹脂等を除去して、目
的とする鮮明、濃色且つ染色堅牢性良好な捺染物
を得る。
以下本発明を更に詳しく説明するため、本発明
に用いる水溶性ポリマーの合成例を参考例として
掲げ、次いで実施例を掲げる。尚各例中部及び%
とあるは重量基準によるものである。
参考例 1 撹拌装置、還流冷却器、滴下ロート、ガス導入
管及び温度計を備えた反応容器中に、ジアリルア
ミン塩酸塩100gと水40gを入れ撹拌して均一に
溶解させる。ガス導入管から窒素ガスを吹き込み
ながら、内温を80℃まで上昇させ、撹拌下に、第
3級ブチルハイドロパーオキサイドの80%ブタノ
ール溶液2gを1時間で滴下する。反応は発熱で
内温は90℃まで上昇する。滴下終了後90℃で撹拌
を続けると淡褐色の粘稠液が得られる。コロイド
滴定法により測定した重合率は90%であつた。上
記ポリマーの0.1規定塩化カリ溶液中で求めた極
限粘度は30℃で0.13であつた。またこのポリマー
の分子量分布をセフアデツクスG−50(フアルマ
シアフアインケミカルズ社製、スウエーデン)を
充填剤とするゲルろ過法にて測定したところ、大
部分は分子量1000〜4000の範囲にあつた。
参考例 2 撹拌装置、還流冷却管、滴下ロート、ガス導入
管、温度計を備えた反応容器中にジアリルアミン
塩酸塩135gと水250gを入れ撹拌して均一に溶解
させる。内温を50℃まで上昇させ亜硫酸ガスを約
15分間で吹込んでから、過硫酸安モン10%水溶液
50gを1時間かけて滴下する。この間も、継続し
て亜硫酸ガスを吹込む。約2時間で64gの亜硫酸
ガスを吹込んでから、50℃で10時間撹拌反応を続
けた後、遊離の亜硫酸ガスを除去するために、窒
素ガスを吹込む。かくして淡黄色の少し粘性のあ
る透明液が得られる。コロイド滴定により測定し
た重合収率は、92%であつた。得られたポリマー
の0.1規定塩化カリ溶液中で求めた極限粘度は、
30℃で0.15であつた。またこのポリマーの分子量
分布をゲルろ過法で求めたところ大部分は1500〜
5000の範囲にあつた。
参考例 3 撹拌装置、還流冷却管、定量ポンプ、ガス導入
管、温度計を備えた反応容器中にジアリルアミン
塩酸塩135gと水100gを入れ撹拌して均一に溶解
させる。次に窒素ガスを吹込みながら内温を50℃
まで上昇させ過硫酸安モン20%水溶液20mlを毎分
0.2mlの速度で添加する。添加開始5分後、アク
リルアミド20%水溶液180gを、3時間かけて
徐々に滴下する。反応は発熱であり反応液の温度
を55℃に上昇させ、アクリルアミドの滴下が終る
まで同温度を保持する。そのまま10時間撹拌反応
を続けると黄色透明粘性液が得られる。コロイド
滴定により測定した重合収率は75%であつた。得
られたポリマーの0.1規定塩化カリ水溶液中で求
めた極限粘度は30℃で0.09であつた。またこのポ
リマーの分子量分布をゲルろ過法で測定したとこ
ろ、大部分は500〜2500の範囲にあつた。
参考例 4 撹拌装置、還流冷却管、滴下ロート、温度計及
びガス導入管を備えた反応容器中にジアリルアミ
ン塩酸塩135g、ジアリルジメチルアンモニウム
クロライド80g及び水100gを入れ撹拌して均一
に溶解させる。内温を60℃まで上げガス導入管か
ら窒素ガスを吹込ながら撹拌下に滴下ロートより
過硫酸安モン20%水溶液40gを、2時間かけて
徐々に滴下する。滴下終了後24時間60℃で静置重
合を続けると粘稠な淡褐色液体となる。このもの
のコロイド滴定による重合収率は85%であつた。
このポリマーの0.1規定塩化カリ溶液中で求めた
極限粘度は、0.11であつた。またこのポリマーの
分子量分布をゲルろ過法により求めたところ、大
部分1000〜3500の範囲にあつた。
実施例 1 綿サテン50gを、参考例1で得たポリマー1.0
%及びポリオキシエチレンノニルフエノールエー
テル(エチレンオキサイド平均付加モル数15)
0.5%を含有する水溶液でパツドした後絞り率100
%で絞り、100℃で2分間乾燥して前処理する。
次いで下記組成の捺染糊を用いて、上記前処理
した綿サテン上に絵柄を印捺して、その重量を測
定すると85gであつた。
<捺染糊処方> 「ミカシオンブリリヤントレツド8BS」(日本化
薬社製) 30部 尿 素 50部 10%−「スノーアルギンTSSL」(富士化学社製)
400部 ターペンエマルジヨン(ミネラルターペン70部に
ノニオン系乳化剤5部及び水25部を加え乳化した
もの) 200部 メタニトロベンゼルスルホン酸ソーダ 10部 水 310部 計 1000部 次いで上記印捺布を100℃で乾燥後100℃の飽和
水蒸気で10分間蒸熱処理し、水洗して不要の糊剤
を洗い流す。かくして鮮明な赤色の絵柄の捺染布
を得る。
上記水洗時洗液は全く着色しておらず、この水
洗による染料の脱落は見られなかつた。また上記
で得た捺染布を、界面活性剤「センカノール
CW」(日本染化社製)2g/の水溶液を用い
て染比1:50で、100℃、20分間洗浄した所、洗
液の着色は全くなく染料の脱落は認められなかつ
た。
比較例 1 下記組成の捺染糊を用いて、綿サテン50g上に
絵柄を印捺して、その重量を測定すると85gであ
つた。
<捺染糊処方> 「ミカシオンブリリヤントレツド8BS」 30部 尿 素 50部 10%−「スノーアルギンTSSL」 400部 ターペンエマルジヨン(実施例1と同じもの)
200部 メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダ 10部 重炭酸ソーダ 15部 水 295部 計 1000部 次いで上記印捺布を100℃で乾燥後100℃の飽和
水蒸気で10分間蒸熱処理し、水洗した所洗液は濃
い赤色に着色しかなりの染料脱落がみられた。洗
液中の脱落染料量を分光光度法により測定した所
約0.38gであつた。またこれを更に実施例1と同
様にして100℃で20分間洗浄処理した所、洗液は
赤色に着色し、この処理による脱落染料量を同様
にして測定した所約0.20gと測定された。このこ
とから染料利用率は、次式により55%と算出され
た。
(0.38+0.20)/(85−50) ×30/1000×100≒55.2 かくして得られた捺染布は、実施例1で得られ
たそれに比しはるかに染色濃度が低いものであつ
た。
実施例 2 綿ニツトを参考例2で得たポリマー1.0%、ポ
リオキシエチレンノニルフエノールエーテル(エ
チレンオキサイド付加モル数20)0.5%及び「ス
ノーアルギンTSSL」0.5%を含有する水溶液でパ
ツドした後絞り率100%で絞り、100℃で2分間乾
燥して本発明の前処理を行なう。
次いで下記組成の捺染糊にて上記前処理した綿
ニツト上に絵柄を印捺後100℃で乾燥する。
<捺染糊処方> 「ミカシオンブルー2R」(日本化薬社製) 40部 尿 素 50部 10%−「スノーアルギンTSSL」 400部 ターペンエマルジヨン(実施例1と同じもの)
200部 メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダ 10部 水 300部 計 1000部 かくして得られる印捺布を100℃の飽和水蒸気
にて10分間蒸熱処理し、水洗して不要の糊剤を洗
い流し、鮮明濃色の青色絵柄を有する捺染布を得
る。
上記水洗時染料の脱落は全く認められなかつ
た。また得られた捺染布を「センカノールCW」
2g/の水溶液で、浴比1:50で100℃、2分
間洗浄したがこれによつても染料の脱落はなかつ
た。
実施例 3 綿ブロード40番(シルケツト加工なし)を、参
考例3で得た水溶性ポリマー1.0%及びポリオキ
シエチレンノニルフエノールエーテル(エチレン
オキサイド付加モル数15)0.5%を含有する水溶
液でパツドした後絞り率100%で2分間乾燥前処
理する。
次いで下記組成の捺染糊にて上記前処理布を実
施例1と同様に印捺後、100℃の飽和水蒸気にて
30分間蒸熱処理後水洗して、鮮明な明るい青色の
絵柄の捺染布を得る。
<捺染糊処方> 「プロシオンターコイズブルーH−A」(I.C.I社
製) 30部 尿 素 50部 10%−「スノーアルギンTSSL」 400部 ターペンエマルジヨン(実施例1に同じ) 200部 メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダ 10部 水 310部 計 1000部 得られた捺染布は、上記水洗の際染料の脱落を
全く認め得ず、また実施例1と同じ「センカノー
ルCW」による洗浄によつても同様に染料の脱落
は見られなかつた。
実施例 4 絹羽二重を実施例1と同じパツド浴で同様にパ
ツドし乾燥して前処理後、実施例1と同一の捺染
糊にて同様に絵柄を印捺し乾燥、蒸熱処理及び水
洗して、鮮明な赤色の絵柄の捺染布を得る。
上記水洗時の染料脱落は認められず、また実施
例1と同様の「センカノールCW」を用いた高温
洗浄処理でも染料の脱落は認められなかつた。
実施例 5 絹羽二重につき、実施例2と同一操作を行なつ
た所、水洗時に染料が脱落することなく鮮明な青
色絵柄の捺染布が得られた。このものは実施例1
と同じ「センカノールCW」を用いた高温洗浄処
理によつても染料脱落はなかつた。
実施例 6 ナイロンジヤージイを被染物として用い、実施
例2と同一操作を行なつた。水洗時及び高温洗浄
処理時の染料の脱落は実質的に認められなかつ
た。
実施例 7 羊毛モスリンを参考例4で得た水溶性ポリマー
1.0%、「スノーアルギンTSSL」0.5%及びポリオ
キシエチレンノニルフエノールエーテル(エチレ
ンオキサイド付加モル数20)0.5%を含有する水
溶液でパツドした後絞り率100%で2分間乾燥前
処理する。
次いで下記組成の捺染糊にて上記前処理布を実
施例1と同様に印捺後、100℃で乾燥後100℃の飽
和水蒸気にて30分間蒸熱処理し水洗して鮮明な青
色の絵柄の捺染布を得る。
<捺染糊処方> 「ベロフイツクスブルーGGL」(Verofix Blue
GGL、バイエル社製) 30部 尿 素 50部 グリセリン 50部 「センカソルトSP」(日本染化社製) 30部 ローカストビーンガム糊(12%) 350部 メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダ 10部 水 480部 計 1000部 得られた捺染布は、上記水洗の際染料の脱落を
全く認め得ず、また実施例1と同じ「センカノー
ルCW」による高温洗浄処理によつても同様に染
料の脱落は見られなかつた。
実施例 8 未晒薄葉紙(坪量30g/m2)に、ロジンエステ
ル(「エステルガムA」、荒川化学工業社製)50部
及びトルエン50部から成るニスをグラビアコート
法により、5g/m2塗付し乾燥する。その上に
「ミカシオンブリリヤントレツド5BS」(日本化薬
社製)10部、ロジン変性マレイン酸樹脂25部、イ
ソプロピルアルコール40部、トルエン23部及び界
面活性剤2部から成る印刷インキを用いグラビア
方式にて絵模様を印刷し転写紙を作成する。
次いで実施例2で用いたと同一のパツド浴を用
いて同様にパツド処理後乾燥して前処理した綿ニ
ツトに、上記で得た転写紙の印刷面を重ね合せ、
これを150℃に加熱した加熱ロール間を、10Kg/
cm2、5m/minで通過させ、印刷インキを転写紙
の支持体上から綿ニツト上に転移させて転写布を
得る。該転写布を100℃の飽和水蒸気にて20分間
蒸熱処理し、「センカノールCW」2g/を含
む40〜50℃の湯で10分間洗浄する。この洗浄によ
つても染料の脱落は全く認められなかつた。
かくして鮮明にして濃色且つ染色堅牢度良好な
赤色の絵模様を転写された捺染布を得る。このも
のは更に「センカノールCW」2g/を含む水
で100℃下20分洗浄しても染料の脱落は認められ
なかつた。
実施例 9 ロジンエステル(「エステルガムAAL」、荒川
化学工業社製)50部及びトルエン50部から成るニ
スを、グラビアコート法により、坪量30g/m2
薄葉紙上に5g/m2塗付乾燥し、その上に実施例
8で作成した印刷インキを用いてグラビア方式に
て絵模様を印刷し、転写紙を作成する。
次いで参考例1で得た水溶性ポリマー1.0%、
ポリエチレングリコール(「PEG6000」、三洋化
成社製)2.0%、デキストリン2.0%及びポリオキ
シエチレンノニルフエノールエーテル(エチレン
オキサイド付加モル数20)0.5%を含有するパツ
ド浴にてパツドし、絞り率100%で絞り乾燥して
前処理した綿サテンに、上記で作成した転写紙を
用いて実施例8と同様にして転写して転写布を得
る。これを100℃の飽和水蒸気にて20分間蒸熱処
理し、「センカノールCW」2g/を含む40〜
50℃の湯で5分間洗浄する。この洗浄時染料の脱
落は全く認められなかつた。
かくして鮮明にして濃色で染色堅牢度良好な赤
色の絵模様を転写された捺染布を得る。このもの
は実施例8と同一の高温洗浄処理によつても染料
の脱落は認められなかつた。
実施例 10 実施例9で用いた転写紙及びパツド浴を用い同
様にして絹羽二重を前処理後、その上に絵模様を
転写し蒸熱処理後湯で洗浄して、染料の脱落を認
めることなく、鮮明、濃色で染色堅牢度良好な赤
色絵模様の転写された捺染布を得る。このものは
「センカノールCW」2g/を含む水で100℃20
分間洗浄しても染料の脱落は見られなかつた。
実施例 11 被転写布としてナイロンジヤージイを用いる他
は、実施例9と同様に行なう。
得られた転写布を100℃飽和水蒸気にて20分間
蒸熱処理し、「センカノールCW」2g/を含
む40〜50℃の湯で5分間洗浄した所洗液は若干薄
桃色がかつたが染料の脱落は実質的に無視し得る
程度であつた。
かくして鮮明濃色にして染色堅牢度の良好な赤
色絵模様の転写ナイロン布を得た。このものは
「センカノールCW」2g/を含む水で100℃20
分間洗浄した所、染料の脱落は見られなかつた。
実施例 12 被転写布としてウールモスリンを用い、パツド
浴として実施例3で用いたと同一の浴を用いる他
は、実施例9と同様にして鮮明濃色にして染色堅
牢度の良好な赤色絵模様の転写されたウールモス
リン布を得る。このものは「センカノールCW」
2g/を含む水で100℃20分間洗浄しても染料
の脱落はなかつた。
実施例 13 パツド浴に用いる水溶性ポリマーとして参考例
3及び参考例4で得たポリマーの夫々を用いる以
外は、実施例9と同様にして綿サテン上に転写捺
染を行なつた所、実施例9と同様の鮮明濃色にし
て染色堅牢度良好な捺染布が得られた。各布は実
施例9と同一の低温洗浄及び高温洗浄工程におい
て染料の脱落を認めなかつた。
実施例 14 未晒薄葉紙(坪量30g/m2)に、アクリル酸−
アクリルエステル共重合体(「アロンB−300」、
東亜合成化学社製)を、グラビアコート法により
3g/m2塗付後乾燥する。その上に白デキストリ
ン40部及び水60部からなる糊にて5g/m2塗付し
乾燥する。次にその上に実施例8で作成した印刷
インキを用いてグラビア方式にて絵模様を印刷し
転写紙を作成する。
次いで実施例9で用いたと同一のパツド浴にて
絹羽二重をパツドし、絞り率100%で絞り乾燥す
ることなく、該前処理絹布上に、上記転写紙の印
刷面を重ね合せ、110℃に加熱した加熱ロール間
を、10Kg/cm2、5m/minで通過させ転写する。
得られた転写布を100℃の飽和水蒸気にて20分間
蒸熱処理し、「センカノールCW」2g/を含
む30℃の水で5分間洗浄する。この洗浄時染料の
脱落は全く認められなかつた。
かくして鮮明濃色にして染色堅牢度良好な捺染
布を得る。このものは「センカノールCW」2
g/を含む水で100℃20分間高温洗浄処理して
も染料の脱落は見られなかつた。
実施例 15 綿ニツトを被染布とし、実施例14と同一操作を
行なつて、20℃の水で5分間洗浄時に染料の脱落
を認めることなく、鮮明濃度で染色堅牢度良好な
捺染布を得る。このものは実施例14と同様の高温
洗浄処理においても同様に染料の脱落はみられな
かつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セルロース繊維、蛋白質繊維及び合成ポリア
    ミド繊維を反応性染料を用いて捺染するに当り、
    捺染に先立ち (イ) 一般式 〔式中R1及びR2は同一又は相異なつて水素原
    子又はメチル基を示す。HXは有機酸又は無機
    酸を示す。〕 で表わされる繰返しモノマー単位から成る重合
    体及び (ロ) 上記一般式〔〕で表わされる繰返しモノマ
    ー単位及び該単位となるモノマーに対し1/2モ
    ルまでの量で配合された該モノマーと共重合可
    能な他のモノマーの単位から成る共重合体、 から選択され且つ約一万以下の分子量を有する水
    溶性ポリマーを含有する水溶液で上記繊維を前処
    理することを特徴とする捺染方法。 2 共重合可能な他のモノマーの単位が式 −SO2− 〔〕 で表わされる単位、一般式 〔式中R1及びR2は上記に同じ。Yはハロゲン原
    子を示す。〕 で表わされる単位及びアクリル系モノマー単位か
    らなる群から選ばれた少なくとも1種である特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3 前処理がパツド法又はコーテイング法により
    行なわれる特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 捺染がスクリーン捺染、ローラー捺染又は湿
    式転写捺染により行なわれる特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
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