JPWO2000077014A1 - リン酸エステルを有するアリール化合物 - Google Patents
リン酸エステルを有するアリール化合物Info
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Abstract
(57)【要約】
一般式(I)〔R1は−R2−X1−R3−[R2及びR3はそれぞれ独立に二価、三価、又は四価の基を示し;X1は−CH2−、−O−、又は−N(R4)−(R4は一価又は二価の基を示す)で表わされる基を示す]を示すが、R2、R3、及びR4からなる群から選ばれる2又は3個の基は互いに結合して環状構造を形成してもよく;Ar1は1から3個の水酸基をその環上に有するアリール基などを示すが、Ar1が示すこれらの基はその環上に1又は2個以上の置換基を有していてもよい〕で表される化合物又はその塩。水溶性の低分子リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤として有用である。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、リン酸エステルを有するアリール化合物及び該化合物を有効成分と
して含む医薬に関するものである。
して含む医薬に関するものである。
背景技術
細胞の増殖過程においては、一群の核酸合成関連酵素によってDNAの複製過
程が調節されているが、これらのなかで、リボヌクレオチドレダクターゼ(以下
、本明細書において「RNR」と記載する場合がある。)はDNAの前駆体であ
るdNTPの生合成に関与しており、特に重要な酵素であることが報告されてい
る(Ann.Rev.Biochem,57,pp.349−374)。
程が調節されているが、これらのなかで、リボヌクレオチドレダクターゼ(以下
、本明細書において「RNR」と記載する場合がある。)はDNAの前駆体であ
るdNTPの生合成に関与しており、特に重要な酵素であることが報告されてい
る(Ann.Rev.Biochem,57,pp.349−374)。
癌細胞では一部の酵素群の過剰発現等により際限のない細胞増殖が繰り返され
ており、その結果として宿主は死に至るが、癌細胞内では癌細胞の高い細胞増殖
能を維持するためにRNRが過剰発現していることが報告されている(Canc
er Research,43,pp.3466−3492)。また、RNRの
発現に伴って癌の悪性化が引き起こされる可能性についても報告がある(Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA,93,pp.14036−1404
0)。従って、RNRを選択的に阻害する薬物は、癌細胞に対して高い選択毒性
を発揮することができ、癌細砲の増殖を選択的に抑制する癌治療剤として有用で
あることが期待される。
ており、その結果として宿主は死に至るが、癌細胞内では癌細胞の高い細胞増殖
能を維持するためにRNRが過剰発現していることが報告されている(Canc
er Research,43,pp.3466−3492)。また、RNRの
発現に伴って癌の悪性化が引き起こされる可能性についても報告がある(Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA,93,pp.14036−1404
0)。従って、RNRを選択的に阻害する薬物は、癌細胞に対して高い選択毒性
を発揮することができ、癌細砲の増殖を選択的に抑制する癌治療剤として有用で
あることが期待される。
RNRを阻害することにより抗腫瘍活性を示す化合物としてヒドロキシウレア
が知られており、抗白血病薬として臨床で用いられている。しかしながら、その
阻害効果は弱く、十分にRNRを阻害するためには長時間にわたって高い血中濃
度を維持する必要がある。また、この薬剤は骨髄毒性等の副作用が強いことから
、満足すべき治療剤とはいえない。このような理由から、高いRNR阻害活性を
有するとともに、骨髄毒性などの副作用が軽減され、有効域の広いRNR阻害剤
の開発が望まれている。
が知られており、抗白血病薬として臨床で用いられている。しかしながら、その
阻害効果は弱く、十分にRNRを阻害するためには長時間にわたって高い血中濃
度を維持する必要がある。また、この薬剤は骨髄毒性等の副作用が強いことから
、満足すべき治療剤とはいえない。このような理由から、高いRNR阻害活性を
有するとともに、骨髄毒性などの副作用が軽減され、有効域の広いRNR阻害剤
の開発が望まれている。
従来、低分子のRNR阻害剤としては、ポリヒドロキシ安息香酸誘導体(特表
昭60−501409号公報)、アルコキシフェノール類化合物(Mol.Ph
armacol.,45,pp.792−796)、チオセミカルバゾン誘導体
(Biochem.Pharmacol.,48,pp.335−344)、ビ
ピリジル誘導体(Cancer Research,53,pp.19−26)
等が報告されている。また、WO98/52551にはビスアリール誘導体を含
む癌治療剤が開示されている。これらの化合物はいずれも非水溶性であり、癌治
療を目的とし注射剤として使用する場合には製剤用添加物としてポリエチレング
リコールやHCO(界面活性剤:日光ケミカル社製)等の補助剤を用いる必要が
あるが、これらの補助剤を多量にもちいると副作用を生じる懸念があり、望まし
くない毒性を生じる場合もあることから、生理食塩水やブドウ糖注射液等の水溶
性希釈液に補助剤なしで溶解可能な水溶性RNR阻害剤が必要とされていた。
昭60−501409号公報)、アルコキシフェノール類化合物(Mol.Ph
armacol.,45,pp.792−796)、チオセミカルバゾン誘導体
(Biochem.Pharmacol.,48,pp.335−344)、ビ
ピリジル誘導体(Cancer Research,53,pp.19−26)
等が報告されている。また、WO98/52551にはビスアリール誘導体を含
む癌治療剤が開示されている。これらの化合物はいずれも非水溶性であり、癌治
療を目的とし注射剤として使用する場合には製剤用添加物としてポリエチレング
リコールやHCO(界面活性剤:日光ケミカル社製)等の補助剤を用いる必要が
あるが、これらの補助剤を多量にもちいると副作用を生じる懸念があり、望まし
くない毒性を生じる場合もあることから、生理食塩水やブドウ糖注射液等の水溶
性希釈液に補助剤なしで溶解可能な水溶性RNR阻害剤が必要とされていた。
水溶性希釈液に溶解可能な癌治療剤として、例えば、特表平10−50746
2号公報にはリン酸モノエステル基を有するエピポドフィロトキシン誘導体が開
示されているが、リン酸エステルを有する水溶性アリール誘導体、及びそのRN
R阻害活性や制癌活性に関する報告はない。
2号公報にはリン酸モノエステル基を有するエピポドフィロトキシン誘導体が開
示されているが、リン酸エステルを有する水溶性アリール誘導体、及びそのRN
R阻害活性や制癌活性に関する報告はない。
発明の開示
本発明の課題は、水溶性の低分子RNR阻害剤として有用な新規化合物を提供
することにある。また、本発明の別の課題は、RNR阻害活性を有するリン酸エ
ステルを有するアリール化合物を有効成分として含む医薬を提供することにある
。
することにある。また、本発明の別の課題は、RNR阻害活性を有するリン酸エ
ステルを有するアリール化合物を有効成分として含む医薬を提供することにある
。
本発明者らは、下記の式(I)で表される化合物がRNR阻害活性及び制癌活
性を有しており、しかも生理食塩水やブドウ糖注射液等の水溶性希釈液に溶解可
能な高い水溶性を有していることを見出した。また、上記の化合物が医薬の有効
成分として有用であり、特に癌治療剤の有効成分として有用であることを見出し
た。本発明はこれらの知見を基にして完成されたものである。
性を有しており、しかも生理食塩水やブドウ糖注射液等の水溶性希釈液に溶解可
能な高い水溶性を有していることを見出した。また、上記の化合物が医薬の有効
成分として有用であり、特に癌治療剤の有効成分として有用であることを見出し
た。本発明はこれらの知見を基にして完成されたものである。
すなわち、本発明は、下記の一般式(I):
〔式中、R1は−R2−X1−R3−[式中、R2及びR3はそれぞれ独立に二
価、三価、又は四価の基を示し;X1は−CH2−、−O−、又は−N(R4)
−(R4は一価又は二価の基を示す)で表わされる基を示す]を示すが、R2、
R3、及びR4からなる群から選ばれる2又は3個の基は互いに結合して環状構
造を形成してもよく;Ar1は1から3個の水酸基をその環上に有するアリール
基、下記の式(A): で表される基、又は酸素原子、窒素原子、及び硫黄原子からなる群から選ばれる
1から3個のヘテロ原子を環構成原子として有する単環性ヘテロアリール基を示
すが、Ar1が示すこれらの基はその環上に1又は2個以上の置換基を有してい
てもよい〕で表される化合物又はその塩を提供するものである。
価、三価、又は四価の基を示し;X1は−CH2−、−O−、又は−N(R4)
−(R4は一価又は二価の基を示す)で表わされる基を示す]を示すが、R2、
R3、及びR4からなる群から選ばれる2又は3個の基は互いに結合して環状構
造を形成してもよく;Ar1は1から3個の水酸基をその環上に有するアリール
基、下記の式(A): で表される基、又は酸素原子、窒素原子、及び硫黄原子からなる群から選ばれる
1から3個のヘテロ原子を環構成原子として有する単環性ヘテロアリール基を示
すが、Ar1が示すこれらの基はその環上に1又は2個以上の置換基を有してい
てもよい〕で表される化合物又はその塩を提供するものである。
上記発明の好ましい態様として、−O−PO(OH)(OH)で表されるリン
酸エステルがAr1−S−R1−S−で表される基に対してパラ位に置換した上
記化合物又はその塩;Ar1が4−ヒドロキシフェニル基である上記化合物又は
その塩;R2及びR3が互いに結合してX1とともに飽和の5員の単環性環状構
造を形成する上記化合物又はその塩;X1が−N(R4)−(R4は一価又は二
価の基を示す)で表される基である上記化合物又はその塩;及びR4が置換基を
有していてもよいC1−C4のアルキル基である上記化合物又はその塩が提供さ
れる。上記式(I)で表される化合物の塩としては、好ましくはリン酸エステル
部分におけるアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、特に好ましくはリン酸エステ
ル部分におけるナトリウム塩が提供される。
酸エステルがAr1−S−R1−S−で表される基に対してパラ位に置換した上
記化合物又はその塩;Ar1が4−ヒドロキシフェニル基である上記化合物又は
その塩;R2及びR3が互いに結合してX1とともに飽和の5員の単環性環状構
造を形成する上記化合物又はその塩;X1が−N(R4)−(R4は一価又は二
価の基を示す)で表される基である上記化合物又はその塩;及びR4が置換基を
有していてもよいC1−C4のアルキル基である上記化合物又はその塩が提供さ
れる。上記式(I)で表される化合物の塩としては、好ましくはリン酸エステル
部分におけるアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、特に好ましくはリン酸エステ
ル部分におけるナトリウム塩が提供される。
別の観点からは、本発明により、上記の一般式(I)で表される化合物又は生
理学的に許容されるその塩を有効成分として含む医薬が提供される。この医薬は
、例えば、リボヌクレオチドレダクターゼの過剰発現に起因する疾患の予防及び
/又は治療のための医薬、又は癌治療のための医薬として有用である。また、上
記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を含むリボヌクレオチドレダクタ
ーゼ阻害剤;及び上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を含む癌細胞
に対する選択的増殖抑制剤が提供される。
理学的に許容されるその塩を有効成分として含む医薬が提供される。この医薬は
、例えば、リボヌクレオチドレダクターゼの過剰発現に起因する疾患の予防及び
/又は治療のための医薬、又は癌治療のための医薬として有用である。また、上
記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を含むリボヌクレオチドレダクタ
ーゼ阻害剤;及び上記の一般式(I)で表される化合物又はその塩を含む癌細胞
に対する選択的増殖抑制剤が提供される。
さらに別の観点からは、上記の医薬の製造のための上記一般式(I)で表される
化合物又は生理学的に許容されるその塩の使用;癌治療剤の製造のための請求の
上記一般式(I)で表される化合物又は生理学的に許容されるその塩の使用;リ
ボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤の製造のための上記一般式(I)で表される
化合物又は生理学的に許容されるその塩の使用;癌細胞に対する選択的増殖抑制
剤の製造のための上記一般式(I)で表される化合物又は生理学的に許容される
その塩の使用;リボヌクレオチドレダクターゼの過剰発現に起因する疾患の予防
及び/又は治療方法であって、上記の一般式(I)で表される化合物又は生理学
的に許容されるその塩の予防及び/又は治療有効量をヒトを含む哺乳類動物に投
与する工程を含む方法;及び癌の治療方法であって、上記の一般式(I)で表さ
れる化合物又は生理学的に許容されるその塩の治療有効量をヒトを含む哺乳類動
物に投与する工程を含む方法が提供される。
化合物又は生理学的に許容されるその塩の使用;癌治療剤の製造のための請求の
上記一般式(I)で表される化合物又は生理学的に許容されるその塩の使用;リ
ボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤の製造のための上記一般式(I)で表される
化合物又は生理学的に許容されるその塩の使用;癌細胞に対する選択的増殖抑制
剤の製造のための上記一般式(I)で表される化合物又は生理学的に許容される
その塩の使用;リボヌクレオチドレダクターゼの過剰発現に起因する疾患の予防
及び/又は治療方法であって、上記の一般式(I)で表される化合物又は生理学
的に許容されるその塩の予防及び/又は治療有効量をヒトを含む哺乳類動物に投
与する工程を含む方法;及び癌の治療方法であって、上記の一般式(I)で表さ
れる化合物又は生理学的に許容されるその塩の治療有効量をヒトを含む哺乳類動
物に投与する工程を含む方法が提供される。
発明を実施するための最良の形態
本明細書において用いられる「アリール基」という用語は、例えば、炭素数6
〜12個のアリール基を包含するものとして用いる。Ar1が示すアリール基と
しては、例えば、フェニル基又はナフチル基などが好適であり、特に言及しない
場合には、他のアリール基についても同様である。Ar1が示すアリール基は、
その環上に1〜3個、好ましくは1〜2個、特に好ましくは1個の水酸基を有し
ているが、水酸基の置換位置は特に限定されない。例えば、Ar1が示すアリー
ル基がフェニル基である場合には、一個の水酸基がパラ位(4−位)に置換して
いる場合が好ましい。式(A)で表される基において−O−PO(OH)(OH
)で表されるリン酸エステルはパラ位(4−位)に置換していることが好ましい
。
〜12個のアリール基を包含するものとして用いる。Ar1が示すアリール基と
しては、例えば、フェニル基又はナフチル基などが好適であり、特に言及しない
場合には、他のアリール基についても同様である。Ar1が示すアリール基は、
その環上に1〜3個、好ましくは1〜2個、特に好ましくは1個の水酸基を有し
ているが、水酸基の置換位置は特に限定されない。例えば、Ar1が示すアリー
ル基がフェニル基である場合には、一個の水酸基がパラ位(4−位)に置換して
いる場合が好ましい。式(A)で表される基において−O−PO(OH)(OH
)で表されるリン酸エステルはパラ位(4−位)に置換していることが好ましい
。
Ar1が示す単環性ヘテロアリール基としては、例えば、酸素原子、窒素原子
、及び硫黄原子からなる群から選ばれる1から3個のヘテロ原子を環構成原子と
して有するヘテロアリール基を用いることができる。ヘテロ原子を2個以上有す
る場合には、それらは同一でも異なっていてもよい。ヘテロアリール基としては
、例えば、5〜6員環のヘテロアリール基を挙げることができ、より具体的には
、例えば、ピロリル基、フリル基、チエニル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基
、チアゾリル基、オキサゾリル基、トリアゾリル基、チアジアゾリル基、オキサ
ジアゾリル基、テトラゾリル基、ピリジル基、ピラジル基、ピリミジニル基、ピ
リダジニル基、ピリドニル基などを用いることができる。より好ましくは、窒素
原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を環構成原子
として有する単環性ヘテロアリール基を用いることができ、さらに好ましくは、
ピロリル基又はイミダゾリル基を用いることができる。
、及び硫黄原子からなる群から選ばれる1から3個のヘテロ原子を環構成原子と
して有するヘテロアリール基を用いることができる。ヘテロ原子を2個以上有す
る場合には、それらは同一でも異なっていてもよい。ヘテロアリール基としては
、例えば、5〜6員環のヘテロアリール基を挙げることができ、より具体的には
、例えば、ピロリル基、フリル基、チエニル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基
、チアゾリル基、オキサゾリル基、トリアゾリル基、チアジアゾリル基、オキサ
ジアゾリル基、テトラゾリル基、ピリジル基、ピラジル基、ピリミジニル基、ピ
リダジニル基、ピリドニル基などを用いることができる。より好ましくは、窒素
原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる1又は2個のヘテロ原子を環構成原子
として有する単環性ヘテロアリール基を用いることができ、さらに好ましくは、
ピロリル基又はイミダゾリル基を用いることができる。
Ar1が示すアリール基、式(A)で表される基、または単環性ヘテロアリー
ル基の環上には、任意の置換基が1又は2個以上、好ましくは1から4個存在し
ていてもよい。このような置換基としては、例えば、水酸基;ハロゲン原子(本
明細書において「ハロゲン原子」又は「ハロゲン」という場合には、フッ素原子
、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子のいずれでもよい);メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、te
rt−ブチル基などのC1−C6アルキル基;トリフルオロメチル基などのハロ
ゲン化C1−C6アルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イ
ソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基
などのC1−C6アルコキシ基;メチレンジオキシ基やエチレンジオキシ基など
のC1−C6アルキレンジオキシ基;カルボキシル基;C1−C6アルコキシカ
ルボニル基;無置換アミノ基;メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、若しくはエ
チルアミノ基などのC1−C6アルキル置換アミノ基;又はシアノ基などを用い
ることができるが、これらに限定されることはない。なお、本明細書において、
アルキル基又はアルキル部分を含む置換基は、直鎖状、分岐鎖状、環状、又はそ
れらの組み合わせのいずれであってもよい。
ル基の環上には、任意の置換基が1又は2個以上、好ましくは1から4個存在し
ていてもよい。このような置換基としては、例えば、水酸基;ハロゲン原子(本
明細書において「ハロゲン原子」又は「ハロゲン」という場合には、フッ素原子
、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子のいずれでもよい);メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、te
rt−ブチル基などのC1−C6アルキル基;トリフルオロメチル基などのハロ
ゲン化C1−C6アルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イ
ソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基
などのC1−C6アルコキシ基;メチレンジオキシ基やエチレンジオキシ基など
のC1−C6アルキレンジオキシ基;カルボキシル基;C1−C6アルコキシカ
ルボニル基;無置換アミノ基;メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、若しくはエ
チルアミノ基などのC1−C6アルキル置換アミノ基;又はシアノ基などを用い
ることができるが、これらに限定されることはない。なお、本明細書において、
アルキル基又はアルキル部分を含む置換基は、直鎖状、分岐鎖状、環状、又はそ
れらの組み合わせのいずれであってもよい。
R2及びR3の好ましい例として、例えば、直鎖状又は分岐鎖状のC1−C1
0アルキレン鎖を挙げることができ、該アルキレン鎖は1個又は2個以上の不飽
和結合を有していてもよい。不飽和結合は二重結合又は三重結合のいずれでもよ
く、両者を含んでいてもよい。好ましいアルキレン鎖の例として、例えば、メチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン、ペンチレン基などの直鎖又は分
岐鎖のC1−C10アルキレン基;エテニレン基、プロペニレン基、1−ブテニ
レン基、シス又はトランス−2−ブテニレン基などのC1−C10アルケニレン
基;エチニレン基、プロピニレン基などのC1−C10アルキニレン基などを挙
げることができる。これらのアルキレン鎖は1個又は2個以上の置換基を有して
いてもよい。置換基を有する好ましいアルキレン鎖の例としては、例えば、1−
オキソエチレン基、1−オキソ−2−メチルエチレン基、1−オキソプロピレン
基などのオキソC1−C10アルキレン基;1−オキシプロピレン基、2−オキ
シプロピレン基などのオキシC1−C10アルキレン基などを挙げることができ
るが、これらに限定されることはない。R2及びR3が示す二価の基としては、
特に好ましくはエチレン基又はプロピレン基を用いることができる。
0アルキレン鎖を挙げることができ、該アルキレン鎖は1個又は2個以上の不飽
和結合を有していてもよい。不飽和結合は二重結合又は三重結合のいずれでもよ
く、両者を含んでいてもよい。好ましいアルキレン鎖の例として、例えば、メチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン、ペンチレン基などの直鎖又は分
岐鎖のC1−C10アルキレン基;エテニレン基、プロペニレン基、1−ブテニ
レン基、シス又はトランス−2−ブテニレン基などのC1−C10アルケニレン
基;エチニレン基、プロピニレン基などのC1−C10アルキニレン基などを挙
げることができる。これらのアルキレン鎖は1個又は2個以上の置換基を有して
いてもよい。置換基を有する好ましいアルキレン鎖の例としては、例えば、1−
オキソエチレン基、1−オキソ−2−メチルエチレン基、1−オキソプロピレン
基などのオキソC1−C10アルキレン基;1−オキシプロピレン基、2−オキ
シプロピレン基などのオキシC1−C10アルキレン基などを挙げることができ
るが、これらに限定されることはない。R2及びR3が示す二価の基としては、
特に好ましくはエチレン基又はプロピレン基を用いることができる。
本明細書において、「二価の基」という用語は、2個の独立な共有結合を形成
できる基のうち少なくとも1個の炭素原子を含む基のことを意味している。「三
価の基」という用語は、3個の独立な共有結合を形成できる基のうち少なくとも
1個の炭素原子を含む基のことを意味しており、「四価の基」という用語は、4
個の独立な共有結合を形成できる基のうち少なくとも1個の炭素原子を含む基を
意味している。本明細書において、二価の基は鎖状又は環状のいずれでもよく、
鎖状の部分構造と環状の部分構造とが組み合わされた基であってもよい。
できる基のうち少なくとも1個の炭素原子を含む基のことを意味している。「三
価の基」という用語は、3個の独立な共有結合を形成できる基のうち少なくとも
1個の炭素原子を含む基のことを意味しており、「四価の基」という用語は、4
個の独立な共有結合を形成できる基のうち少なくとも1個の炭素原子を含む基を
意味している。本明細書において、二価の基は鎖状又は環状のいずれでもよく、
鎖状の部分構造と環状の部分構造とが組み合わされた基であってもよい。
環状の二価の基は、環状構造と1又は2個以上の他の連結基(本明細書におい
て「連結基」とは2個の独立な共有結合を形成できる基又は原子を意味する:例
えばアルキレン基、アルキレンオキシ基などの二価の基の他、酸素原子や硫黄原
子など)との組み合わせからなるものであってもよい。また、環状の二価の基は
、好ましくは炭素原子、水素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、及びリン原
子からなる群から選ばれる原子により構成されていてもよい。さらに、環状の二
価の基は、炭素−炭素結合、炭素−酸素結合、硫黄−酸素結合、炭素−窒素結合
を含んでいてもよい。カルバモイル結合、スルファモイル結合、エーテル結合、
ジスルフィド結合など、任意のヘテロ原子を含む1〜3個の共有結合を部分構造
として含んでいてもよく、鎖状の部分構造又は分岐鎖を有していてもよい。
て「連結基」とは2個の独立な共有結合を形成できる基又は原子を意味する:例
えばアルキレン基、アルキレンオキシ基などの二価の基の他、酸素原子や硫黄原
子など)との組み合わせからなるものであってもよい。また、環状の二価の基は
、好ましくは炭素原子、水素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、及びリン原
子からなる群から選ばれる原子により構成されていてもよい。さらに、環状の二
価の基は、炭素−炭素結合、炭素−酸素結合、硫黄−酸素結合、炭素−窒素結合
を含んでいてもよい。カルバモイル結合、スルファモイル結合、エーテル結合、
ジスルフィド結合など、任意のヘテロ原子を含む1〜3個の共有結合を部分構造
として含んでいてもよく、鎖状の部分構造又は分岐鎖を有していてもよい。
環状の二価の基を構成する上記の環の環上には、任意の置換基が1個又は2個
以上存在していてもよい。2個以上の置換基が存在する場合には、それらは同一
でも異っていてもよい。置換基としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子などのハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などのC1−C6ア
ルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n
−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基などのC1−C6ア
ルコキシ基;メチレンジオキシ基やエチレンジオキシ基などのC1−6アルキレ
ンジオキシ基;カルボキシル基;C1−C6アルコキシカルボニル基;無置換ア
ミノ基;メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、若しくはエチルアミノ基などのC
1−C6アルキル置換アミノ基;水酸基;フェニル基などのアリール基;C1−
C6アルキル置換スルホニル基;アセチル基、プロピオニル基などのC1−C6
アルカノイル基;トリフルオロアセチル基、モノクロロアセチル基などのハロゲ
ン化C1−C6アルカノイル基;メトキシメチルカルボニル基などのアルコキシ
置換C1−C6アルカノイル基;シアノ基;C1−C6アルキル置換若しくは無
置換カルバモイル基;スルファモイル基;スルホ基;4〜8個の構成原子からな
るラクトン環;及び4〜8個の構成原子からなるラクタム環からなる群から選ば
れる1又は2個以上の置換基を有していてもよい。
以上存在していてもよい。2個以上の置換基が存在する場合には、それらは同一
でも異っていてもよい。置換基としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子などのハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などのC1−C6ア
ルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n
−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基などのC1−C6ア
ルコキシ基;メチレンジオキシ基やエチレンジオキシ基などのC1−6アルキレ
ンジオキシ基;カルボキシル基;C1−C6アルコキシカルボニル基;無置換ア
ミノ基;メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、若しくはエチルアミノ基などのC
1−C6アルキル置換アミノ基;水酸基;フェニル基などのアリール基;C1−
C6アルキル置換スルホニル基;アセチル基、プロピオニル基などのC1−C6
アルカノイル基;トリフルオロアセチル基、モノクロロアセチル基などのハロゲ
ン化C1−C6アルカノイル基;メトキシメチルカルボニル基などのアルコキシ
置換C1−C6アルカノイル基;シアノ基;C1−C6アルキル置換若しくは無
置換カルバモイル基;スルファモイル基;スルホ基;4〜8個の構成原子からな
るラクトン環;及び4〜8個の構成原子からなるラクタム環からなる群から選ば
れる1又は2個以上の置換基を有していてもよい。
−R2−X1−R3−で表される基において、R2とR3とが互いに結合して
X1と共に環状構造を含む二価の基を形成することが好ましく、この場合にX1
で表される基が−N(R4)−であることが好ましい。R2とR3とが結合して
X1と共に形成される環としては、例えば、ピロリジン環、イミダゾリジン環、
オキサゾリジン環、チアゾリジン環などが挙げられる。
X1と共に環状構造を含む二価の基を形成することが好ましく、この場合にX1
で表される基が−N(R4)−であることが好ましい。R2とR3とが結合して
X1と共に形成される環としては、例えば、ピロリジン環、イミダゾリジン環、
オキサゾリジン環、チアゾリジン環などが挙げられる。
R4は一価又は二価の基を示す。R4として、例えば、水素原子;アミジノ基
;アミノ基;塩素原子などのハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基な
どのC1−C6アルキル基;置換若しくは無置換のアミノ基が置換したアルキル
基;置換若しくは無置換のアミノカルボニル基が置換したアルキル基;フェニル
基、ナフチル基などのアリール基;アセチル基、プロピオニル基などのC1−C
6アルカノイル基;メトキシメチルカルボニル基などのアルコキシ置換C1−C
6アルカノイル基;置換若しくは無置換のアミノカルボニル基;置換若しくは無
置換のアミノスルホニル基;ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基などのヒ
ドロキシC1−6アルキル基;ベンジル基、フェネチル基などのC7−C15ア
ラルキル基;水酸基;C1−C6アルコキシ基;アリールオキシ基;C1−C6
アルキルスルホニル基;アリールスルホニル基;C1−C6アルコキシカルボニ
ル基;アリールオキシカルボニル基;ヒドロキシフェニルチオC1−C6アルキ
ル基;ヒドロキシフェニルチオC1−C6アルカノイル基;α−ヒドロキシチオ
C1−C6アルカノイル基;置換若しくは無置換のヘテロアリール基;置換若し
くは無置換のヘテロアリールで置換されたアルキル基;置換若しくは無置換のヘ
テロアリールで置換されたアルカノイル基;又は置換若しくは無置換のヘテロア
リールで置換されたスルホニル基などを用いることができる。
;アミノ基;塩素原子などのハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基な
どのC1−C6アルキル基;置換若しくは無置換のアミノ基が置換したアルキル
基;置換若しくは無置換のアミノカルボニル基が置換したアルキル基;フェニル
基、ナフチル基などのアリール基;アセチル基、プロピオニル基などのC1−C
6アルカノイル基;メトキシメチルカルボニル基などのアルコキシ置換C1−C
6アルカノイル基;置換若しくは無置換のアミノカルボニル基;置換若しくは無
置換のアミノスルホニル基;ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基などのヒ
ドロキシC1−6アルキル基;ベンジル基、フェネチル基などのC7−C15ア
ラルキル基;水酸基;C1−C6アルコキシ基;アリールオキシ基;C1−C6
アルキルスルホニル基;アリールスルホニル基;C1−C6アルコキシカルボニ
ル基;アリールオキシカルボニル基;ヒドロキシフェニルチオC1−C6アルキ
ル基;ヒドロキシフェニルチオC1−C6アルカノイル基;α−ヒドロキシチオ
C1−C6アルカノイル基;置換若しくは無置換のヘテロアリール基;置換若し
くは無置換のヘテロアリールで置換されたアルキル基;置換若しくは無置換のヘ
テロアリールで置換されたアルカノイル基;又は置換若しくは無置換のヘテロア
リールで置換されたスルホニル基などを用いることができる。
R4が置換又は無置換のアルキル基の場合、該アルキル基は直鎖又は分岐鎖の
いずれでもよく、環状構造や不飽和結合を含んでいてもよい。炭素数は置換基を
含めて20個以下が好ましい。特に好ましいのは炭素数1〜4個である。R4と
して特に好ましいのは、置換若しくは無置換のアミノカルボニルで置換されたア
ルキル基である。最も好ましくは、無置換のアミノカルボニルメチル基である。
いずれでもよく、環状構造や不飽和結合を含んでいてもよい。炭素数は置換基を
含めて20個以下が好ましい。特に好ましいのは炭素数1〜4個である。R4と
して特に好ましいのは、置換若しくは無置換のアミノカルボニルで置換されたア
ルキル基である。最も好ましくは、無置換のアミノカルボニルメチル基である。
本発明の化合物は、置換基の種類により、1個又は2個以上の不斉炭素を有す
る場合がある。また、硫黄原子が不斉中心として作用する場合もある。1個又は
2個以上の不斉中心に基づく光学的に純粋な任意の光学異性体、上記の光学異性
体の任意の混合物、ラセミ体、2個以上の不斉炭素に基づくジアステレオ異性体
、上記のジアステレオ異性体の任意の混合物などは、いずれも本発明の範囲に包
含される。また、二重結合を含む化合物については、幾何異性体が存在するが、
いずれかの幾何異性体又はそれらの任意の混合物も本発明の範囲に包含される。
る場合がある。また、硫黄原子が不斉中心として作用する場合もある。1個又は
2個以上の不斉中心に基づく光学的に純粋な任意の光学異性体、上記の光学異性
体の任意の混合物、ラセミ体、2個以上の不斉炭素に基づくジアステレオ異性体
、上記のジアステレオ異性体の任意の混合物などは、いずれも本発明の範囲に包
含される。また、二重結合を含む化合物については、幾何異性体が存在するが、
いずれかの幾何異性体又はそれらの任意の混合物も本発明の範囲に包含される。
本発明の化合物が塩を形成する場合には、式(I)で表わされる基に存在する
−O−PO(OH)(OH)で表わされるリン酸エステル部分においてアルカリ
金属塩またはアンモニウム塩を形成することが好ましい。また、式(A)で表わ
される基に存在する−O−PO(OH)(OH)で表わされるリン酸エステル部
分においてアルカリ金属塩またはアンモニウム塩を形成することも好ましい。ア
ルカリ金属としては、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、ルビジウム、
セシウムが挙げられる。アンモニウム塩としては、アンモニウム;モノ、ジ、若
しくはトリアルカノールアンモニウム;又はモノ、ジ、トリ、若しくはテトラア
ルキルアンモニウムなどが挙げられる。リン酸エステル部分で形成される塩とし
てはナトリウム塩又はカリウム塩が好ましく、ナトリウム塩が特に好ましい。
−O−PO(OH)(OH)で表わされるリン酸エステル部分においてアルカリ
金属塩またはアンモニウム塩を形成することが好ましい。また、式(A)で表わ
される基に存在する−O−PO(OH)(OH)で表わされるリン酸エステル部
分においてアルカリ金属塩またはアンモニウム塩を形成することも好ましい。ア
ルカリ金属としては、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、ルビジウム、
セシウムが挙げられる。アンモニウム塩としては、アンモニウム;モノ、ジ、若
しくはトリアルカノールアンモニウム;又はモノ、ジ、トリ、若しくはテトラア
ルキルアンモニウムなどが挙げられる。リン酸エステル部分で形成される塩とし
てはナトリウム塩又はカリウム塩が好ましく、ナトリウム塩が特に好ましい。
また、リン酸エステル以外の酸性基又は塩基性基が塩を形成する場合もある。
このような塩としては、例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩などの鉱酸塩;パラト
ルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、酢酸塩、クロロ酢酸塩、シュウ酸塩
、トリフルオロメタンスルホン酸塩、キノリンスルホン酸塩などの有機酸塩;ナ
トリウム塩、カリウム塩などの金属塩;アンモニウム塩、トリエチルアンモニウ
ム塩などのアンモニウム塩などを挙げることができる。
このような塩としては、例えば、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩などの鉱酸塩;パラト
ルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、酢酸塩、クロロ酢酸塩、シュウ酸塩
、トリフルオロメタンスルホン酸塩、キノリンスルホン酸塩などの有機酸塩;ナ
トリウム塩、カリウム塩などの金属塩;アンモニウム塩、トリエチルアンモニウ
ム塩などのアンモニウム塩などを挙げることができる。
さらに、上記の式(I)で表される遊離形態の化合物若しくはその塩の水和物
、又は上記の式(I)で表される遊離形態の化合物若しくはその塩の溶媒和物は
いずれも本発明の範囲に包含される。溶媒和物を形成可能な溶媒は特に限定され
ないが、例えば、メタノール、エタノール、アセトン、テトラヒドロフラン、ジ
クロロメタン、クロロホルム、ジメチルホルムアミドなどの溶媒により溶媒和物
が形成される場合がある。
、又は上記の式(I)で表される遊離形態の化合物若しくはその塩の溶媒和物は
いずれも本発明の範囲に包含される。溶媒和物を形成可能な溶媒は特に限定され
ないが、例えば、メタノール、エタノール、アセトン、テトラヒドロフラン、ジ
クロロメタン、クロロホルム、ジメチルホルムアミドなどの溶媒により溶媒和物
が形成される場合がある。
本発明の化合物のうち、特に好適な化合物をナトリウム塩の形態で以下に示す
が、本発明の化合物又はその塩は下記のものに限定されることはない。
が、本発明の化合物又はその塩は下記のものに限定されることはない。
上記一般式(I)で示される化合物の製造方法は特に限定されず、各種の合成
ルートに従って合成することができる。本明細書の実施例には本発明の化合物の
代表例についての具体的製造方法が開示されているので、当業者は、実施例に記
載された方法を参照することにより、また、必要に応じてそれらの方法に適宜の
改変や修飾を加え、さらに、出発原料や試薬を適宜選択することによって、上記
一般式(I)に包含される化合物を容易に製造することが可能である。合成にあ
たっては、各種の縮合反応、付加反応、酸化反応、又は還元反応などを1工程な
いし複数工程組み合わせることができる。これらについては成書に詳しい。例え
ば、「実験化学講座」(丸善株式会社発行、初版から第4版までの各版に含まれ
るそれぞれの分冊を利用できる)に単位操作として記載されている各種の方法や
原料化合物を好適に利用できる。
ルートに従って合成することができる。本明細書の実施例には本発明の化合物の
代表例についての具体的製造方法が開示されているので、当業者は、実施例に記
載された方法を参照することにより、また、必要に応じてそれらの方法に適宜の
改変や修飾を加え、さらに、出発原料や試薬を適宜選択することによって、上記
一般式(I)に包含される化合物を容易に製造することが可能である。合成にあ
たっては、各種の縮合反応、付加反応、酸化反応、又は還元反応などを1工程な
いし複数工程組み合わせることができる。これらについては成書に詳しい。例え
ば、「実験化学講座」(丸善株式会社発行、初版から第4版までの各版に含まれ
るそれぞれの分冊を利用できる)に単位操作として記載されている各種の方法や
原料化合物を好適に利用できる。
例えば、チオ化合物やアミン化合物などを出発原料に用いると反応操作や収率
の点で好ましい場合がある。また、例えば、チオエーテル(スルフィド)の合成
、エステルの合成などの単位操作;ビニル基、ハロゲン原子(ハロアルキル基を
含む)、エポキシ基、アジリジン環、アシルハライド基、イソシアネート基など
の反応性官能基とチオ基との反応;及び、アミノ化反応、アミド化あるいはアル
キル化などの反応は当業者に周知であり、従来法のなかから収率や反応の難易度
などに応じて適宜の方法を選択することが可能である。
の点で好ましい場合がある。また、例えば、チオエーテル(スルフィド)の合成
、エステルの合成などの単位操作;ビニル基、ハロゲン原子(ハロアルキル基を
含む)、エポキシ基、アジリジン環、アシルハライド基、イソシアネート基など
の反応性官能基とチオ基との反応;及び、アミノ化反応、アミド化あるいはアル
キル化などの反応は当業者に周知であり、従来法のなかから収率や反応の難易度
などに応じて適宜の方法を選択することが可能である。
例えば、これらの製造法において、定義した基が反応工程の条件下で変化する
か、または反応工程を実施するのに不適切な場合には、有機合成化学で常用され
る方法、例えば官能基の保護や脱保護等の手段、あるいは、酸化、還元、加水分
解等の処理に付すことにより、所望の工程を効率よく行うことができる場合があ
る[例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(
Protective Groups in Organic Synthes
is)、グリーン(T.W.Greene)著、ジョン・ワイリー・アンド・サ
ンズ・インコーポレイテッド(John Wiley&Sons,Inc.)(
1981年)参照]。上記工程における製造中間体および目的化合物は、有機合
成化学で常用される精製法、例えば濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各
種クロマトグラフィー等の処理に付することにより単離精製することができる。
また、製造中間体は特に単離することなく次の反応に供することも可能である。
か、または反応工程を実施するのに不適切な場合には、有機合成化学で常用され
る方法、例えば官能基の保護や脱保護等の手段、あるいは、酸化、還元、加水分
解等の処理に付すことにより、所望の工程を効率よく行うことができる場合があ
る[例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(
Protective Groups in Organic Synthes
is)、グリーン(T.W.Greene)著、ジョン・ワイリー・アンド・サ
ンズ・インコーポレイテッド(John Wiley&Sons,Inc.)(
1981年)参照]。上記工程における製造中間体および目的化合物は、有機合
成化学で常用される精製法、例えば濾過、抽出、洗浄、乾燥、濃縮、再結晶、各
種クロマトグラフィー等の処理に付することにより単離精製することができる。
また、製造中間体は特に単離することなく次の反応に供することも可能である。
上記一般式(I)で表される本発明の化合物はリボヌクレオチドレダクターゼ
阻害作用を有しており、癌細胞の増殖を選択的に抑制することができるので、ヒ
トを含む哺乳類動物に投与可能な癌治療剤の有効成分として用いることができる
。本発明の医薬の適用対象となる癌の種類は特に限定されず、胃癌、肺癌、大腸
癌、肝臓癌、腎臓癌、乳癌、子宮癌、皮膚癌、脳腫瘍などの固形癌や、白血病、
リンパ種などの非固形癌のいずれに対しても適用可能である。また、ヒトを含む
哺乳類動物において、その動物自身、ウイルス、細菌などのリボヌクレオチドレ
ダクターゼの異常発現を伴う各種疾患、例えば、ヘルペス単純ウイルスの異常増
殖によって引き起こされるヘルペス症候群やエイズウイルスの異常増殖によって
引き起こされる後天性免疫不全症候群などの疾患の予防及び/又は治療のための
医薬の有効成分としても有用である。もっとも、本発明の化合物の用途は医薬用
途に限定されることはなく、例えば、リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤とし
て生化学、薬理学、遺伝子工学などの分野の試薬として用いることもできる。
阻害作用を有しており、癌細胞の増殖を選択的に抑制することができるので、ヒ
トを含む哺乳類動物に投与可能な癌治療剤の有効成分として用いることができる
。本発明の医薬の適用対象となる癌の種類は特に限定されず、胃癌、肺癌、大腸
癌、肝臓癌、腎臓癌、乳癌、子宮癌、皮膚癌、脳腫瘍などの固形癌や、白血病、
リンパ種などの非固形癌のいずれに対しても適用可能である。また、ヒトを含む
哺乳類動物において、その動物自身、ウイルス、細菌などのリボヌクレオチドレ
ダクターゼの異常発現を伴う各種疾患、例えば、ヘルペス単純ウイルスの異常増
殖によって引き起こされるヘルペス症候群やエイズウイルスの異常増殖によって
引き起こされる後天性免疫不全症候群などの疾患の予防及び/又は治療のための
医薬の有効成分としても有用である。もっとも、本発明の化合物の用途は医薬用
途に限定されることはなく、例えば、リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤とし
て生化学、薬理学、遺伝子工学などの分野の試薬として用いることもできる。
本発明の医薬の有効成分としては、上記の一般式(I)に包含される化合物及
びその塩、並びにそれらの水和物及び溶媒和物からなる群から選ばれる物質の1
種を用いることができるが、これらの群から選ばれる2種以上の物質を組み合わ
せて用いてもよい。本発明の医薬の有効成分として塩の形態の物質を用いること
が好ましく、特に好ましいのはナトリウム塩である。上記の物質はそれ自体を医
薬として投与することも可能であるが、通常は、製剤学上許容される製剤用添加
物の1種又は2種以上を用いて医薬組成物の形態の医薬を製造して投与するのが
好適である。本発明の医薬の投与経路は特に限定されず、経口投与又は非経口投
与のいずれかの投与経路を選択することが可能である。非経口投与に適する医薬
組成物としては、例えば、静脈内投与、動脈内投与、腹腔内投与、又は胸腔内投
与に適する注射剤、点滴剤、直腸内投与剤(座剤)、軟膏剤、クリーム剤、吸入
剤、経皮吸収剤、経粘膜吸収剤、点鼻剤、点耳剤、点眼剤などを挙げることがで
き、経口投与に適する医薬組成物としては、例えば、錠剤、カプセル剤、粒剤、
粉剤、シロップ剤などを挙げることができるが、本発明の医薬組成物の形態はこ
れらに限定されることはなく、当業者が利用可能な医薬組成物から適宜の形態の
組成物を選択して用いることが可能である。
びその塩、並びにそれらの水和物及び溶媒和物からなる群から選ばれる物質の1
種を用いることができるが、これらの群から選ばれる2種以上の物質を組み合わ
せて用いてもよい。本発明の医薬の有効成分として塩の形態の物質を用いること
が好ましく、特に好ましいのはナトリウム塩である。上記の物質はそれ自体を医
薬として投与することも可能であるが、通常は、製剤学上許容される製剤用添加
物の1種又は2種以上を用いて医薬組成物の形態の医薬を製造して投与するのが
好適である。本発明の医薬の投与経路は特に限定されず、経口投与又は非経口投
与のいずれかの投与経路を選択することが可能である。非経口投与に適する医薬
組成物としては、例えば、静脈内投与、動脈内投与、腹腔内投与、又は胸腔内投
与に適する注射剤、点滴剤、直腸内投与剤(座剤)、軟膏剤、クリーム剤、吸入
剤、経皮吸収剤、経粘膜吸収剤、点鼻剤、点耳剤、点眼剤などを挙げることがで
き、経口投与に適する医薬組成物としては、例えば、錠剤、カプセル剤、粒剤、
粉剤、シロップ剤などを挙げることができるが、本発明の医薬組成物の形態はこ
れらに限定されることはなく、当業者が利用可能な医薬組成物から適宜の形態の
組成物を選択して用いることが可能である。
例えば、注射剤の製造は、当業者が利用可能な希釈剤(例えば生理食塩水、ブ
ドウ糖注射液、乳糖注射液、マンニット注射液等)に有効成分である上記物質を
溶解し、濾過滅菌などの適宜の滅菌処理を施してアンプル等の密封容器に充填す
ればよい。また、日本薬局方に基いて凍結乾燥した形態の注射剤や塩化ナトリウ
ムと混合した粉末注射剤を製造してもよい。また、製剤用添加物として、例えば
、ポリエチレングリコール、HCO−60(界面活性剤;日光ケミカル社製)等
の補助剤、エタノール及び/又はリポソーム、サイクロデキストリン等の担体を
含んでいてもよい。経口投与に適する医薬組成物又は直腸投与に適する医薬組成
物の製造は、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、懸濁化剤、等張化剤、乳化剤な
どの適宜の製剤用添加物と上記物質とを常法により混合成形することにより行う
ことができる。
ドウ糖注射液、乳糖注射液、マンニット注射液等)に有効成分である上記物質を
溶解し、濾過滅菌などの適宜の滅菌処理を施してアンプル等の密封容器に充填す
ればよい。また、日本薬局方に基いて凍結乾燥した形態の注射剤や塩化ナトリウ
ムと混合した粉末注射剤を製造してもよい。また、製剤用添加物として、例えば
、ポリエチレングリコール、HCO−60(界面活性剤;日光ケミカル社製)等
の補助剤、エタノール及び/又はリポソーム、サイクロデキストリン等の担体を
含んでいてもよい。経口投与に適する医薬組成物又は直腸投与に適する医薬組成
物の製造は、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、懸濁化剤、等張化剤、乳化剤な
どの適宜の製剤用添加物と上記物質とを常法により混合成形することにより行う
ことができる。
本発明の医薬の投与量及び投与回数は特に限定されないが、本発明の医薬を癌
の治療に用いる場合には、例えば0.01〜100mg/kg(有効成分重量と
して)を週1回〜3週間に1回程度の間隔で静脈内投与することが可能である。
もっとも、投与量及び投与回数は、投与方法、有効成分である上記式(I)の化
合物の種類、患者の年齢、体重、症状、骨髄抑制などの副作用の発現程度などの
種々の条件に応じて適宜調節することが望ましい。
の治療に用いる場合には、例えば0.01〜100mg/kg(有効成分重量と
して)を週1回〜3週間に1回程度の間隔で静脈内投与することが可能である。
もっとも、投与量及び投与回数は、投与方法、有効成分である上記式(I)の化
合物の種類、患者の年齢、体重、症状、骨髄抑制などの副作用の発現程度などの
種々の条件に応じて適宜調節することが望ましい。
実施例
以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこ
れらの実施例に限定されることはない。なお、実施例中の化合物番号は前記の好
ましい化合物の番号に対応させてある。
れらの実施例に限定されることはない。なお、実施例中の化合物番号は前記の好
ましい化合物の番号に対応させてある。
例1:化合物1及び2の合成
化合物3を以下のようにして製造した。ヘミシェ・ベリヒテ(Chemisc
he Berichite),第56B巻、1840頁(1923年)に記載さ
れた方法により合成した、cis−N−ベンジル−2,5−ビス(エトキシカル
ボニル)ピロリジン(6.10g)のテトラヒドロフラン(60mL)溶液に、
氷冷下でテトラヒドロホウ酸リチウム(3.12g)を加えて撹拌し、徐々に室
温まで昇温した。終夜放置後、再び反応液を氷冷し、水(50mL)及び6規定
塩酸(20mL)を注意深く加えた後、40℃の水浴上で15分間加温した。再
び、反応液を氷冷し、2規定水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pH9〜10に
した。この反応液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、濃縮するとcis−N−ベンジル−2,5−ビス(ヒ
ドロキシメチル)ピロリジンが得られた。収量:2.79g(63%) 室温にて、cis−N−ベンジル−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリ
ジン(1.22g)とギ酸(0.5mL)をメタノール(8mL)に溶解し、パ
ラジウム黒(0.12g)を加えて、2時間激しく撹拌した。終夜放置後、反応
液を濾過し、残渣をメタノール及び水で洗浄し、濾液を濃縮してcis−2,5
−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジン・ギ酸塩を得た。収量:0.86g(8
8%) 室温にて、cis−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジン・ギ酸塩(
0.85g)をアセトニトリル(10mL)に溶解し、この溶液に二炭酸ジ−t
−ブチル(1.80g)を加えて、3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣
に酢酸エチルを加えて、10%クエン酸水溶液及び飽和食塩水で洗浄した。有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮してcis−N−t−ブトキシカルボニ
ル−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジンを得た。収量:0.97g(
87%) 氷冷下においてcis−N−t−ブトキシカルボニル−2,5−ビス(ヒドロ
キシメチル)ピロリジン(0.97g)及びp−トルエンスルホニルクロリド(
2.00g)をピリジン(15mL)に溶解し、徐々に室温まで昇温した。終夜
放置後、反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加えて、10%クエン酸水溶
液及び飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)で精
製してcis−N−t−ブトキシカルボニル−2,5−ビス(p−トルエンスル
ホニルオキシメチル)ピロリジンを得た。収量:1.54g(68%) 窒素雰囲気下で、cis−N−t−ブトキシカルボニル−2,5−ビス(p−
トルエンスルホニルオキシメチル)ピロリジン(1.48g)、p−ヒドロキシ
ベンゼンチオール(0.90g)及び無水炭酸カリウム(2.30g)にジメチ
ルホルムアミド(5.0mL)を加えて、70℃の油浴上で、3時間撹拌した。
反応液を水(50mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(塩化メチレン−メタノール)で精製して化合物Aを得た。収
量:1.02g(83%) NMR(CDCl3)δ(ppm)1.36(s,9H),1.90−2.10
(m,4H),2.65−2.90(m,2H),3.10−3.42(m,2
H),3.80−4.05(m,2H),6.76(d,4H),7.32(d
,4H),8.04(s,2H) 化合物A(0.92g)をジオキサン(9.0mL)に溶解し、氷冷下で4規
定塩酸−ジオキサン(9.0mL)を加えて、終夜放置した。反応液を半量に減
圧濃縮し、酢酸エチルを加えてデカンテーションした。残渣を減圧濃縮し、減圧
乾燥して化合物Bを得た。収量:0.62g(81%) NMR(DMSO−d6)δ(ppm)1.60−1.83(m,2H),2.
05−2.24(m,2H),3.00−3.60(m,6H),6.78(d
,4H),7.35(d,4H),9.60(broad,1H),9.80(
broad,1H) 化合物B(0.45g)及びクロロアセトアミド(0.12g)をジメチルホ
ルムアミド(1.3mL)に溶解し、炭酸水素ナトリウム(0.47g)及びヨ
ウ化カリウム(0.19g)を加えて、70℃の油浴上で2時間撹拌した。反応
液に酢酸エチルを加えて、水で洗浄後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン−メ
タノール)で精製すると化合物3が得られた。収量:0.12g(25%) NMR(DMSO−d6)δ(ppm)1.46−1.57(m,2H),1.
77−1.88(m,2H),2.67(dd,2H),2.93(dd,4H
),3.12(s,2H),6.66(d,4H),7.17(d,4H),9
.47(s,2H) 化合物36.6g(16mmol)、ジイソプロピルエチルアミン4.4g(
33mmol)、ジメチルアミノピリジン0.2g(2mmol)をテトラヒド
ロフラン60mLに加え氷冷した。これにジメチルクロロフォスフェート2.5
g(17mmol)を徐々に加えた後、室温で3時間反応させた。これを0.5
Mリン酸水素1カリウム水溶液200mLにあけ、酢酸エチル200mLで3回
抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶
媒を減圧留去した。この残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル→酢酸エチル:メタノール=95:5)で精製し3.7gの化合物4を無色の
油状物として、1.6gの化合物5を褐色の油状物として各々得た(収率;化合
物4 46%、化合物5 16%)。
he Berichite),第56B巻、1840頁(1923年)に記載さ
れた方法により合成した、cis−N−ベンジル−2,5−ビス(エトキシカル
ボニル)ピロリジン(6.10g)のテトラヒドロフラン(60mL)溶液に、
氷冷下でテトラヒドロホウ酸リチウム(3.12g)を加えて撹拌し、徐々に室
温まで昇温した。終夜放置後、再び反応液を氷冷し、水(50mL)及び6規定
塩酸(20mL)を注意深く加えた後、40℃の水浴上で15分間加温した。再
び、反応液を氷冷し、2規定水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pH9〜10に
した。この反応液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、濃縮するとcis−N−ベンジル−2,5−ビス(ヒ
ドロキシメチル)ピロリジンが得られた。収量:2.79g(63%) 室温にて、cis−N−ベンジル−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリ
ジン(1.22g)とギ酸(0.5mL)をメタノール(8mL)に溶解し、パ
ラジウム黒(0.12g)を加えて、2時間激しく撹拌した。終夜放置後、反応
液を濾過し、残渣をメタノール及び水で洗浄し、濾液を濃縮してcis−2,5
−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジン・ギ酸塩を得た。収量:0.86g(8
8%) 室温にて、cis−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジン・ギ酸塩(
0.85g)をアセトニトリル(10mL)に溶解し、この溶液に二炭酸ジ−t
−ブチル(1.80g)を加えて、3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣
に酢酸エチルを加えて、10%クエン酸水溶液及び飽和食塩水で洗浄した。有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮してcis−N−t−ブトキシカルボニ
ル−2,5−ビス(ヒドロキシメチル)ピロリジンを得た。収量:0.97g(
87%) 氷冷下においてcis−N−t−ブトキシカルボニル−2,5−ビス(ヒドロ
キシメチル)ピロリジン(0.97g)及びp−トルエンスルホニルクロリド(
2.00g)をピリジン(15mL)に溶解し、徐々に室温まで昇温した。終夜
放置後、反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加えて、10%クエン酸水溶
液及び飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン)で精
製してcis−N−t−ブトキシカルボニル−2,5−ビス(p−トルエンスル
ホニルオキシメチル)ピロリジンを得た。収量:1.54g(68%) 窒素雰囲気下で、cis−N−t−ブトキシカルボニル−2,5−ビス(p−
トルエンスルホニルオキシメチル)ピロリジン(1.48g)、p−ヒドロキシ
ベンゼンチオール(0.90g)及び無水炭酸カリウム(2.30g)にジメチ
ルホルムアミド(5.0mL)を加えて、70℃の油浴上で、3時間撹拌した。
反応液を水(50mL)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(塩化メチレン−メタノール)で精製して化合物Aを得た。収
量:1.02g(83%) NMR(CDCl3)δ(ppm)1.36(s,9H),1.90−2.10
(m,4H),2.65−2.90(m,2H),3.10−3.42(m,2
H),3.80−4.05(m,2H),6.76(d,4H),7.32(d
,4H),8.04(s,2H) 化合物A(0.92g)をジオキサン(9.0mL)に溶解し、氷冷下で4規
定塩酸−ジオキサン(9.0mL)を加えて、終夜放置した。反応液を半量に減
圧濃縮し、酢酸エチルを加えてデカンテーションした。残渣を減圧濃縮し、減圧
乾燥して化合物Bを得た。収量:0.62g(81%) NMR(DMSO−d6)δ(ppm)1.60−1.83(m,2H),2.
05−2.24(m,2H),3.00−3.60(m,6H),6.78(d
,4H),7.35(d,4H),9.60(broad,1H),9.80(
broad,1H) 化合物B(0.45g)及びクロロアセトアミド(0.12g)をジメチルホ
ルムアミド(1.3mL)に溶解し、炭酸水素ナトリウム(0.47g)及びヨ
ウ化カリウム(0.19g)を加えて、70℃の油浴上で2時間撹拌した。反応
液に酢酸エチルを加えて、水で洗浄後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレン−メ
タノール)で精製すると化合物3が得られた。収量:0.12g(25%) NMR(DMSO−d6)δ(ppm)1.46−1.57(m,2H),1.
77−1.88(m,2H),2.67(dd,2H),2.93(dd,4H
),3.12(s,2H),6.66(d,4H),7.17(d,4H),9
.47(s,2H) 化合物36.6g(16mmol)、ジイソプロピルエチルアミン4.4g(
33mmol)、ジメチルアミノピリジン0.2g(2mmol)をテトラヒド
ロフラン60mLに加え氷冷した。これにジメチルクロロフォスフェート2.5
g(17mmol)を徐々に加えた後、室温で3時間反応させた。これを0.5
Mリン酸水素1カリウム水溶液200mLにあけ、酢酸エチル200mLで3回
抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶
媒を減圧留去した。この残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル→酢酸エチル:メタノール=95:5)で精製し3.7gの化合物4を無色の
油状物として、1.6gの化合物5を褐色の油状物として各々得た(収率;化合
物4 46%、化合物5 16%)。
FABMS(Posi、ニトロベンジルアルコール)化合物4;513、化合物
5;6211 H−NMR(CDCl3)化合物4;δ(ppm)1.68−1.78(m,
2H),1.94−2.02(m,2H),2.81−3.07(m,6H),
3.25(s,2H),3.84(s,3H),3.87(s,3H),6.7
5(d,2H),7.11(d,2H),7.21(d,2H),7.28(d
,2H),化合物5;1.72−1.83(m,2H),1.94−2.08(
m,2H),2.82(brs,2H),2.92−3.10(m,6H),3
.85(s,3H),3.88(s,3H),7.13(d,2H),7.32
(d,2H). 化合物4 3.8g(7mmol)に氷冷した1Mトリメチルシリルブロミド
/チオアニソール トリフルオロ酢酸溶液146mL(146mmol)を加え
た後、室温で1晩反応させた。溶媒を減圧留去した後、飽和炭酸水素ナトリウム
でpHを約9に調整した。これにジエチルエーテル10mLを加え撹拌した後静
置し、ジエチルエーテル層を分離した。残った水層を逆相シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(COSMOSIL 75C18−OPN、水→水:メタノール
=1:1)で精製した後、凍結乾燥により粗生成物を得た。この粗生成物をゲル
カラムクロマトグラフィー(Sephadex G−10、水)により2回精製
した後、凍結乾燥により2.5gの化合物1を白色固体として得た(収率64%
)。
5;6211 H−NMR(CDCl3)化合物4;δ(ppm)1.68−1.78(m,
2H),1.94−2.02(m,2H),2.81−3.07(m,6H),
3.25(s,2H),3.84(s,3H),3.87(s,3H),6.7
5(d,2H),7.11(d,2H),7.21(d,2H),7.28(d
,2H),化合物5;1.72−1.83(m,2H),1.94−2.08(
m,2H),2.82(brs,2H),2.92−3.10(m,6H),3
.85(s,3H),3.88(s,3H),7.13(d,2H),7.32
(d,2H). 化合物4 3.8g(7mmol)に氷冷した1Mトリメチルシリルブロミド
/チオアニソール トリフルオロ酢酸溶液146mL(146mmol)を加え
た後、室温で1晩反応させた。溶媒を減圧留去した後、飽和炭酸水素ナトリウム
でpHを約9に調整した。これにジエチルエーテル10mLを加え撹拌した後静
置し、ジエチルエーテル層を分離した。残った水層を逆相シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(COSMOSIL 75C18−OPN、水→水:メタノール
=1:1)で精製した後、凍結乾燥により粗生成物を得た。この粗生成物をゲル
カラムクロマトグラフィー(Sephadex G−10、水)により2回精製
した後、凍結乾燥により2.5gの化合物1を白色固体として得た(収率64%
)。
FABMS(Nega、グリセリン)527,505,4831
H−NMR(D2O)δ(ppm)1.59−1.63(m,2H),1.9
4−2.09(m,2H),2.86−3.14(m,6H),6.83(d,
2H),7.15(d,2H),7.30−7.45(m,4H). 化合物5から化合物1と同様の方法で化合物2を白色固体として得た。1 H−NMR(D2O)δ(ppm)1.60−1.78(m,2H),1.9
5−2.10(m,2H),2.91−3.14(m,6H),7.13(d,
4H),7.39(d,4H). 例2:水溶性の測定 例1で合成した化合物1について、水、生理食塩水、5%グルコースに対する
溶解度を測定した。その結果、化合物1は水、生理食塩水、及び5%グルコース
のいずれに対しても100mg/ml以上の溶解度を有していた。
4−2.09(m,2H),2.86−3.14(m,6H),6.83(d,
2H),7.15(d,2H),7.30−7.45(m,4H). 化合物5から化合物1と同様の方法で化合物2を白色固体として得た。1 H−NMR(D2O)δ(ppm)1.60−1.78(m,2H),1.9
5−2.10(m,2H),2.91−3.14(m,6H),7.13(d,
4H),7.39(d,4H). 例2:水溶性の測定 例1で合成した化合物1について、水、生理食塩水、5%グルコースに対する
溶解度を測定した。その結果、化合物1は水、生理食塩水、及び5%グルコース
のいずれに対しても100mg/ml以上の溶解度を有していた。
試験例1:RNR阻害活性測定試験
(a)ヒト由来RNR R1及びR2サブユニットの調製
ヒトRNR蛋白質のR1サブユニットをコードするcDNAを含むプラスミド
p3I(Nucleic Asids Research,19,p.3741
,1991に記載)を基にして、それぞれ、R1サブユニット翻訳開始部位の直
前にNdeI制限部位、翻訳終了部位の直後にBamHI制限部位をR1サブユ
ニットのアミノ酸配列の変化を全く伴わない形で導入したDNAを取得した。D
NAの調製は、モレキュラー・クローニング第2版に記載されている方法に準じ
て、合成DNA断片を用いたPCRによる変異導入法及びDNA増幅法により行
った。このDNA中のR1サブユニットをコードする領域を含むNdeI及びB
amHI制限酵素断片を、プラスミドpET3a(Novagen社)のNde
I及びBamHI間に挿入し、プラスミドpETR1を造成した。このプラスミ
ドを、同じくモレキュラー・クローニング第2版に記載の方法に準じて、Esc
helichia coli BL21(λDE3)plysS株(Novag
en社)に形質転換して、BL21(λDE3)plysSpETR1株を造成
した。
p3I(Nucleic Asids Research,19,p.3741
,1991に記載)を基にして、それぞれ、R1サブユニット翻訳開始部位の直
前にNdeI制限部位、翻訳終了部位の直後にBamHI制限部位をR1サブユ
ニットのアミノ酸配列の変化を全く伴わない形で導入したDNAを取得した。D
NAの調製は、モレキュラー・クローニング第2版に記載されている方法に準じ
て、合成DNA断片を用いたPCRによる変異導入法及びDNA増幅法により行
った。このDNA中のR1サブユニットをコードする領域を含むNdeI及びB
amHI制限酵素断片を、プラスミドpET3a(Novagen社)のNde
I及びBamHI間に挿入し、プラスミドpETR1を造成した。このプラスミ
ドを、同じくモレキュラー・クローニング第2版に記載の方法に準じて、Esc
helichia coli BL21(λDE3)plysS株(Novag
en社)に形質転換して、BL21(λDE3)plysSpETR1株を造成
した。
同様に合成DNA断片を用いたPCRによる変異導入法及びDNA増幅法を用
いて、ヒト細胞株HL60 cDNAライブラリーから、それぞれR2サブユニ
ット翻訳開始部位の直前にNdeI制限部位、翻訳終了部位の直後にBamHI
制限部位をR2サブユニットのアミノ酸配列の変化を全く伴わない形で導入した
DNA断片を取得した。このDNA中のR2サブユニット断片をコードする領域
を含むNdeI及びBamHI制限酵素断片を、プラスミドpET3a(Nov
agen社)のNdeI及びBamHI間に挿入し、プラスミドpETR2を造
成した。このプラスミドを、同じくモレキュラー・クローニング第2版記載の方
法に準じて、Eschelichia coli BL21(λDE3)ply
sS株(Novagen社)に形質転換して、BL21(λDE3)plysS
pETR2株を造成した。
いて、ヒト細胞株HL60 cDNAライブラリーから、それぞれR2サブユニ
ット翻訳開始部位の直前にNdeI制限部位、翻訳終了部位の直後にBamHI
制限部位をR2サブユニットのアミノ酸配列の変化を全く伴わない形で導入した
DNA断片を取得した。このDNA中のR2サブユニット断片をコードする領域
を含むNdeI及びBamHI制限酵素断片を、プラスミドpET3a(Nov
agen社)のNdeI及びBamHI間に挿入し、プラスミドpETR2を造
成した。このプラスミドを、同じくモレキュラー・クローニング第2版記載の方
法に準じて、Eschelichia coli BL21(λDE3)ply
sS株(Novagen社)に形質転換して、BL21(λDE3)plysS
pETR2株を造成した。
300ml容三角フラスコ中で、BL21(λDE3)plysSpETR1
株をTerrific Broth 40ml(アンピシリン100μg/ml
及びクロラムフェニコール20μg/mlを含み、グリセロールを全く含まない
もの:モレキュラー・クローニング第2版に記載)に一白金耳接種し、28℃で
一晩振盪培養した。この培養液30mlを400mlの同培地を含む2L容三角
フラスコに移植し、16℃で振盪培養した。培養開始2時間後に、終濃度が0.
1mMになるようにIPTGを添加し、さらに20時間培養を継続した。この培
養液より7,000×g、10分間、4℃の遠心分離によって菌体を集め、得ら
れた菌体を氷冷したバッファーA[50mM HEPES−NaOH(pH7.
6),1mM MgCl2,1mM dithiothreitol,1mM
PMSF]20mlに懸濁した。この懸濁液を超音波処理して菌体を破砕した後
、12,000×g、20分間、4℃で遠心分離を行った。上清を回収し、硫酸
ストレプトマイシンを終濃度2%(W/V)となるように添加し、氷上で20分
間保持した後、12,000×g、20分間、4℃で遠心分離を行った。上清を
回収し、等量の飽和硫酸アンモニウム水溶液を撹拌しながら添加した後、氷上で
一晩保持した。15,000×g、20分間、4℃で遠心分離を行って沈殿を回
収した後、2mlのバッファーAに溶解し、PD−10(Pharmacia
Biotech社)を用いて常法に従って脱塩及びバッファーAへのバッファー
置換を行った。
株をTerrific Broth 40ml(アンピシリン100μg/ml
及びクロラムフェニコール20μg/mlを含み、グリセロールを全く含まない
もの:モレキュラー・クローニング第2版に記載)に一白金耳接種し、28℃で
一晩振盪培養した。この培養液30mlを400mlの同培地を含む2L容三角
フラスコに移植し、16℃で振盪培養した。培養開始2時間後に、終濃度が0.
1mMになるようにIPTGを添加し、さらに20時間培養を継続した。この培
養液より7,000×g、10分間、4℃の遠心分離によって菌体を集め、得ら
れた菌体を氷冷したバッファーA[50mM HEPES−NaOH(pH7.
6),1mM MgCl2,1mM dithiothreitol,1mM
PMSF]20mlに懸濁した。この懸濁液を超音波処理して菌体を破砕した後
、12,000×g、20分間、4℃で遠心分離を行った。上清を回収し、硫酸
ストレプトマイシンを終濃度2%(W/V)となるように添加し、氷上で20分
間保持した後、12,000×g、20分間、4℃で遠心分離を行った。上清を
回収し、等量の飽和硫酸アンモニウム水溶液を撹拌しながら添加した後、氷上で
一晩保持した。15,000×g、20分間、4℃で遠心分離を行って沈殿を回
収した後、2mlのバッファーAに溶解し、PD−10(Pharmacia
Biotech社)を用いて常法に従って脱塩及びバッファーAへのバッファー
置換を行った。
以後の分離精製には、全てFPLCシステム(Pharmacia Biot
ech社)を用いた。脱塩画分をQ−sepharoseFF(Pharmac
ia Biotech社)にアプライし、流速5.0ml/分、分離時間50分
、溶離液10mMリン酸カリウムバッファー(pH7.0)、0Mから0.5M
KClまでの直線的濃度勾配条件下で分離を行った。10分から20分の間に
溶出してきた画分を集め、終濃度0.5Mになるよう硫酸アンモニウムを添加し
たのち、phenyl sepharoseHP(Pharmacia Bio
tech社)にアプライして、流速3.0ml/分で10mMリン酸カリウムバ
ッファー(pH7.0)/0.5M硫酸アンモニウムを15分間、10mMリン
酸カリウムバッファー(pH7.0)を15分間、10mMリン酸カリウムバッ
ファー(pH7.0)、0.3% Tween20を15分間流した。最後の1
5分間で溶出されてきた画分を集めてresourceQ(Pharmacia
Biotech社)1mlにアプライし、10mMリン酸カリウムバッファー
(pH7.0)で洗浄した後、流速1ml/分で10mMリン酸カリウムバッフ
ァー(pH7.0)、0.3M KClを10分間流して溶出した。最初の3分
間の溶出画分を集め、PD−10にて脱塩及びバッファーAへの置換を行い、精
製R1標品を得た。
ech社)を用いた。脱塩画分をQ−sepharoseFF(Pharmac
ia Biotech社)にアプライし、流速5.0ml/分、分離時間50分
、溶離液10mMリン酸カリウムバッファー(pH7.0)、0Mから0.5M
KClまでの直線的濃度勾配条件下で分離を行った。10分から20分の間に
溶出してきた画分を集め、終濃度0.5Mになるよう硫酸アンモニウムを添加し
たのち、phenyl sepharoseHP(Pharmacia Bio
tech社)にアプライして、流速3.0ml/分で10mMリン酸カリウムバ
ッファー(pH7.0)/0.5M硫酸アンモニウムを15分間、10mMリン
酸カリウムバッファー(pH7.0)を15分間、10mMリン酸カリウムバッ
ファー(pH7.0)、0.3% Tween20を15分間流した。最後の1
5分間で溶出されてきた画分を集めてresourceQ(Pharmacia
Biotech社)1mlにアプライし、10mMリン酸カリウムバッファー
(pH7.0)で洗浄した後、流速1ml/分で10mMリン酸カリウムバッフ
ァー(pH7.0)、0.3M KClを10分間流して溶出した。最初の3分
間の溶出画分を集め、PD−10にて脱塩及びバッファーAへの置換を行い、精
製R1標品を得た。
300ml容三角フラスコ内で、BL21(λDE3)plysSpETR2
株をTerrific Broth 40ml(アンピシリン100μg/ml
及びクロラムフェニコール20μg/mlを含み、グリセロールを全く含まない
もの:モレキュラー・クローニング第2版に記載)に一白金耳接種し、28℃で
一晩振盪培養した。この培養液30mlを400mlの同培地を含む2L容三角
フラスコに移植し、28℃で振盪培養した。O.D.(600nm)が0.8付
近に達した時に、終濃度が1mMになるようにIPTGを添加し、さらに6時間
培養を継続した。この培養液より7,000×g、10分間、4℃の遠心分離に
よって菌体を集め、得られた菌体を氷冷したバッファーA 20mlに懸濁した
。この懸濁液を超音波処理して菌体を破砕した後、12,000×g、20分間
、4℃で遠心分離を行った。上清を回収し、硫酸ストレプトマイシンを終濃度2
%(W/V)になるよう添加し、氷上で20分間保持した後、12,000×g
、20分間、4℃で遠心分離を行った。上清を回収し、等量の100%飽和硫酸
アンモニウム水溶液を撹拌しながら添加した後、氷上で一晩保持した。15,0
00×g、20分間、4℃で遠心分離を行って沈殿を回収した後、2mlのバッ
ファーAに溶解し、PD−10(Pharmacia Biotech社)を用
いて常法に従って脱塩及びバッファーAへのバッファー置換を行った。
株をTerrific Broth 40ml(アンピシリン100μg/ml
及びクロラムフェニコール20μg/mlを含み、グリセロールを全く含まない
もの:モレキュラー・クローニング第2版に記載)に一白金耳接種し、28℃で
一晩振盪培養した。この培養液30mlを400mlの同培地を含む2L容三角
フラスコに移植し、28℃で振盪培養した。O.D.(600nm)が0.8付
近に達した時に、終濃度が1mMになるようにIPTGを添加し、さらに6時間
培養を継続した。この培養液より7,000×g、10分間、4℃の遠心分離に
よって菌体を集め、得られた菌体を氷冷したバッファーA 20mlに懸濁した
。この懸濁液を超音波処理して菌体を破砕した後、12,000×g、20分間
、4℃で遠心分離を行った。上清を回収し、硫酸ストレプトマイシンを終濃度2
%(W/V)になるよう添加し、氷上で20分間保持した後、12,000×g
、20分間、4℃で遠心分離を行った。上清を回収し、等量の100%飽和硫酸
アンモニウム水溶液を撹拌しながら添加した後、氷上で一晩保持した。15,0
00×g、20分間、4℃で遠心分離を行って沈殿を回収した後、2mlのバッ
ファーAに溶解し、PD−10(Pharmacia Biotech社)を用
いて常法に従って脱塩及びバッファーAへのバッファー置換を行った。
以後の分離精製には、全てFPLCシステム(Pharmacia Biot
ech社)を用いた。脱塩画分をQ−sepharoseFF(Pharmac
ia Biotech社)にアプライし、流速5.0ml/分、分離時間50分
、溶離液10mMリン酸カリウムバッファー(pH7.0)、0Mから0.5M
KClまでの直線的濃度勾配条件下で分離を行った。10分から25分の間に
溶出してきた画分を集め、終濃度0.5Mになるよう硫酸アンモニウムを添加し
た後、ResourceETHにアプライして、流速0.5ml/分で10mM
リン酸カリウムバッファー(pH7.0)/0.5M硫酸アンモニウムを15分
間、10mMリン酸カリウムバッファー(pH7.0)を15分間、10mMリ
ン酸カリウムバッファー(pH7.0)、0.3%Tween20を15分間流
した。最後の15分間で溶出されてきた画分を集め、resourceQ(Ph
armacia Biotech社)1mlに通し、流速1ml/分で、10m
Mリン酸カリウムバッファー(pH7.0)で10分間洗浄した後、10mMリ
ン酸カリウムバッファー、0.5M塩化カリウムを10分間流して溶出した。最
初の3分間の溶出画分を集め、PD−10にて脱塩及びバッファーAへの置換を
行い、精製R2標品を得た。
ech社)を用いた。脱塩画分をQ−sepharoseFF(Pharmac
ia Biotech社)にアプライし、流速5.0ml/分、分離時間50分
、溶離液10mMリン酸カリウムバッファー(pH7.0)、0Mから0.5M
KClまでの直線的濃度勾配条件下で分離を行った。10分から25分の間に
溶出してきた画分を集め、終濃度0.5Mになるよう硫酸アンモニウムを添加し
た後、ResourceETHにアプライして、流速0.5ml/分で10mM
リン酸カリウムバッファー(pH7.0)/0.5M硫酸アンモニウムを15分
間、10mMリン酸カリウムバッファー(pH7.0)を15分間、10mMリ
ン酸カリウムバッファー(pH7.0)、0.3%Tween20を15分間流
した。最後の15分間で溶出されてきた画分を集め、resourceQ(Ph
armacia Biotech社)1mlに通し、流速1ml/分で、10m
Mリン酸カリウムバッファー(pH7.0)で10分間洗浄した後、10mMリ
ン酸カリウムバッファー、0.5M塩化カリウムを10分間流して溶出した。最
初の3分間の溶出画分を集め、PD−10にて脱塩及びバッファーAへの置換を
行い、精製R2標品を得た。
(b)試験管内ヒトRNR活性阻害の測定
取得したヒトRNRサブユニットを用い、試験管内ヒトRNR活性阻害試験を
行った。反応液の組成を以下に示す。
行った。反応液の組成を以下に示す。
50mM HEPES−NaOH(pH7.6)
5mM MgCl2
10mM dithiothreitol
100μM CDP
1mM ATP
40ng/ml 精製ヒトRNR R1サブユニット
40ng/ml 精製ヒトRNR R2サブユニット
適当な終濃度の試験化合物を含む上記反応液25μlを調製し、37℃で30
分間、RNRによるCDPからdCDPへの変換反応を行った。引き続き95℃
で5分間熱処理した後、10,000×g、5分間、4℃で遠心した。上清20
μlを回収後、25mg/mlのsnake venom(Sigma社)を5
μl添加し、37℃で60分間脱リン酸化反応を行い、反応液中に存在するCD
P、ATP及び反応生成物のdCDPをそれぞれCR、AR、CdRに完全に変
換した。反応液を95℃で5分間熱処理し、10,000×g、5分間、4℃で
遠心した。上清20μlに180μlのアセトニトリルを加え、再度10,00
0×g、5分間、4℃で遠心し、その上清を分析サンプルとした。分析は高速液
体クロマトグラフィーで行った。分析条件を以下に示す。
分間、RNRによるCDPからdCDPへの変換反応を行った。引き続き95℃
で5分間熱処理した後、10,000×g、5分間、4℃で遠心した。上清20
μlを回収後、25mg/mlのsnake venom(Sigma社)を5
μl添加し、37℃で60分間脱リン酸化反応を行い、反応液中に存在するCD
P、ATP及び反応生成物のdCDPをそれぞれCR、AR、CdRに完全に変
換した。反応液を95℃で5分間熱処理し、10,000×g、5分間、4℃で
遠心した。上清20μlに180μlのアセトニトリルを加え、再度10,00
0×g、5分間、4℃で遠心し、その上清を分析サンプルとした。分析は高速液
体クロマトグラフィーで行った。分析条件を以下に示す。
カラム:Iicrospher NH2(Merck社)
流速:1.5ml/分
検出:270nm
溶出液:アセトニトリル−水(90:10、V/V)
既知濃度のCdRの溶出時間及びピーク面積値と比較することで、分析サンプ
ル中のCdRを同定し、その濃度を算出した。薬剤無処理時の反応から得られた
サンプル中のCdR濃度を、既知濃度の試験化合物を添加した反応から得られた
サンプル中のCdR濃度と比較することにより、上記条件下でのRNR活性を5
0%阻害する試験化合物の濃度を算出し、その値をIC50とした。この結果、
化合物1のRNR阻害活性(IC50)は6.28μMであった。
ル中のCdRを同定し、その濃度を算出した。薬剤無処理時の反応から得られた
サンプル中のCdR濃度を、既知濃度の試験化合物を添加した反応から得られた
サンプル中のCdR濃度と比較することにより、上記条件下でのRNR活性を5
0%阻害する試験化合物の濃度を算出し、その値をIC50とした。この結果、
化合物1のRNR阻害活性(IC50)は6.28μMであった。
試験例2:HeLa S3細胞生育阻害試験:
96穴マイクロタイタープレートの各ウエルに、10% 牛胎児血清及び2m
Mグルタミンを含むMEM培地で1×104個/mlに調製したHeLa S3
細胞を0.1mlずつ分注した。炭酸ガスインキュベーター内で24時間、37
℃で培養後、上記培地により適宜希釈した試験化合物を各ウエルに0.05ml
ずつ加え、炭酸ガスインキュベーター内で37℃、72時間培養した。培養上清
を除去後、各ウエルを0.1mlのPBSバッファーで2度洗浄し、改めて各ウ
エルに0.1mlの上記培地を添加した。
Mグルタミンを含むMEM培地で1×104個/mlに調製したHeLa S3
細胞を0.1mlずつ分注した。炭酸ガスインキュベーター内で24時間、37
℃で培養後、上記培地により適宜希釈した試験化合物を各ウエルに0.05ml
ずつ加え、炭酸ガスインキュベーター内で37℃、72時間培養した。培養上清
を除去後、各ウエルを0.1mlのPBSバッファーで2度洗浄し、改めて各ウ
エルに0.1mlの上記培地を添加した。
各ウエルの細胞数の測定には、cell proliferation ki
t II(Boehringer Mannheim社)を用いた。発色反応試
薬を添加後炭酸ガスインキュベーター内で3時間、37℃で保温した後、マイク
ロプレートリーダーにより490nm及び655nmの吸光度を測定し、各ウエ
ルごとの490nmの吸光度から655nmの吸光度を減じた値(差吸光度)を
算出した。無処理細胞と既知濃度の試験化合物で処理した細胞から得られた差吸
光度を比較することにより、細胞の増殖を50%阻害する試験化合物の濃度を算
出し、それをIC50とした。この結果、化合物1の細胞増殖阻害作用(IC5
0)は9.37μMであった。
t II(Boehringer Mannheim社)を用いた。発色反応試
薬を添加後炭酸ガスインキュベーター内で3時間、37℃で保温した後、マイク
ロプレートリーダーにより490nm及び655nmの吸光度を測定し、各ウエ
ルごとの490nmの吸光度から655nmの吸光度を減じた値(差吸光度)を
算出した。無処理細胞と既知濃度の試験化合物で処理した細胞から得られた差吸
光度を比較することにより、細胞の増殖を50%阻害する試験化合物の濃度を算
出し、それをIC50とした。この結果、化合物1の細胞増殖阻害作用(IC5
0)は9.37μMであった。
産業上の利用可能性
上記式(I)で表される本発明の化合物又はその塩は強いリボヌクレオチドリ
ダクターゼ阻害作用を有しており、水溶性が高く、生理食塩水やブドウ糖注射液
等の水溶性希釈液に補助剤なしに溶解することができる。本発明の化合物は、癌
治療剤などの医薬の有効成分として有用である。
ダクターゼ阻害作用を有しており、水溶性が高く、生理食塩水やブドウ糖注射液
等の水溶性希釈液に補助剤なしに溶解することができる。本発明の化合物は、癌
治療剤などの医薬の有効成分として有用である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG
,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,
RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,
AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ
,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,
HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K
G,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU
,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,
MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S
E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT
,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,
ZW
(72)発明者 水上 民夫
東京都千代田区大手町一丁目6番1号 協
和醗酵工業株式会社本社内
(72)発明者 高橋 健
静岡県駿東郡長泉町下土狩1188 協和醗酵
工業株式会社医薬総合研究所内
(72)発明者 山下 順範
静岡県駿東郡長泉町下土狩1188 協和醗酵
工業株式会社医薬総合研究所内
(72)発明者 神田 優子
東京都町田市旭町3丁目6番6号 協和醗
酵工業株式会社東京研究所内
(注)この公表は、国際事務局(WIPO)により国際公開された公報を基に作
成したものである。
なおこの公表に係る日本語特許出願(日本語実用新案登録出願)の国際公開の
効果は、特許法第184条の10第1項(実用新案法第48条の13第2項)に
より生ずるものであり、本掲載とは関係ありません。
Claims (17)
- 【請求項1】下記の一般式(I): 〔式中、R1は−R2−X1−R3−[式中、R2及びR3はそれぞれ独立に二
価、三価、又は四価の基を示し;X1は−CH2−、−O−、又は−N(R4)
−(R4は一価又は二価の基を示す)で表わされる基を示す]を示すが、R2、
R3、及びR4からなる群から選ばれる2又は3個の基は互いに結合して環状構
造を形成してもよく;Ar1は1から3個の水酸基をその環上に有するアリール
基、下記の式(A): で表される基、又は酸素原子、窒素原子、及び硫黄原子からなる群から選ばれる
1から3個のヘテロ原子を環構成原子として有する単環性ヘテロアリール基を示
すが、Ar1が示すこれらの基はその環上に1又は2個以上の置換基を有してい
てもよい〕で表される化合物又はその塩。 - 【請求項2】−O−PO(OH)(OH)で表されるリン酸エステルがAr1−
S−R1−S−で表される基に対してパラ位に置換した請求の範囲第1項に記載
の化合物又はその塩。 - 【請求項3】Ar1が4−ヒドロキシフェニル基である請求の範囲第1項に記載
の化合物又はその塩。 - 【請求項4】R2及びR3が互いに結合してX1とともに飽和の5員の単環性環
状構造を形成する請求の範囲第1項から第3項のいずれか1項に記載の化合物又
はその塩。 - 【請求項5】X1が−N(R4)−(R4は一価又は二価の基を示す)で表され
る基である請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載の化合物又はその
塩。 - 【請求項6】R4が置換基を有していてもよいC1−C4のアルキル基である請
求の範囲第5項に記載の化合物又はその塩。 - 【請求項7】請求の範囲第1項から第6項のいずれか1項に記載の化合物又は生
理学的に許容されるその塩を有効成分として含む医薬。 - 【請求項8】リボヌクレオチドレダクターゼの過剰発現に起因する疾患の予防及
び/又は治療に用いる請求の範囲第7項に記載の医薬。 - 【請求項9】癌治療剤である請求の範囲第7項に記載の医薬。
- 【請求項10】請求の範囲第1項から第6項のいずれか1項に記載の化合物又は
その塩を含むリボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤。 - 【請求項11】請求の範囲第1項から第6項のいずれか1項に記載の化合物又は
その塩を含む癌細胞に対する選択的増殖抑制剤。 - 【請求項12】請求の範囲第7項又は第8項に記載の医薬の製造のための請求の
範囲第1項から第6項に記載の化合物又は生理学的に許容されるその塩の使用。 - 【請求項13】リボヌクレオチドレダクターゼの過剰発現に起因する疾患の予防
及び/又は治療方法であって、請求の範囲第1項から第6項のいずれか1項に記
載の化合物又は生理学的に許容されるその塩の予防及び/又は治療有効量をヒト
を含む哺乳類動物に投与する工程を含む方法。 - 【請求項14】癌の治療方法であって、請求の範囲第1項から第6項のいずれか
1項に記載の化合物又は生理学的に許容されるその塩の治療有効量をヒトを含む
哺乳類動物に投与する工程を含む方法。 - 【請求項15】癌治療剤の製造のための請求の範囲第1項から第6項のいずれか
1項に記載の化合物又は生理学的に許容されるその塩の使用。 - 【請求項16】リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤の製造のための請求の範囲
第1項から第6項のいずれか1項に記載の化合物又は生理学的に許容されるその
塩の使用。 - 【請求項17】癌細胞に対する選択的増殖抑制剤の製造のための請求の範囲第1
項から第6項のいずれか1項に記載の化合物又は生理学的に許容されるその塩の
使用。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-164753 | 1999-06-11 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2000077014A1 true JPWO2000077014A1 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=
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