JPWO2006123735A1 - コンテンツデータ記録方法およびシステム - Google Patents

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Abstract

ネットワークを利用してコンテンツデータをダウンロードさせるシステムにおいて、ユーザによるデータダウンロードを促進させることを課題とする。ユーザは販売店(6)で配布されているOTPメモリ(5)を携帯電話機(4)のスロットに挿入し、CPサイト(1)にアクセスする。CPサイト(1)からプログラムがダウンロードされると、携帯電話機(4)のモニタにコンテンツのリストが表示される。ユーザが特定のコンテンツを選択すると、OTPメモリ(5)がプログラムの認証を行う。プログラムの認証が行われると、選択されたコンテンツがダウンロードされ、OTPメモリ(5)に書き込まれる。

Description

本発明は、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータをメモリに記録する技術に関する。
インターネット、Webサイトを利用して音楽、映像などの様々なコンテンツデータをダウンロード可能としたサービスが存在する。ユーザは、パーソナルコンピュータや携帯電話機を利用して、Webサイトにアクセスし、コンテンツデータのリストを取得する。そして、ユーザがリストの中から所望のコンテンツを選択することにより、該当するデータがユーザの端末にダウンロードされる。
このようなサービスでは、一般に、音楽データであれば1曲あたり何円、映像データであれば、画像1枚あたり何円といったように、コンテンツデータのダウンロードに対して課金が行われる。このため、ユーザは、時間や場所を選ばすに自由に好きなコンテンツデータを取得できるというメリットがあり、また、コンテンツの提供者は、低コストなシステムを利用して、多数のユーザを獲得し、多数のコンテンツデータを販売することができるというメリットがある。
このようなシステムを利用するには、携帯電話機が非常に便利であり、実際に、多く利用されている。特に、携帯電話機の機能向上に伴い、高音質の着信メロディや高解像度、高フレームレートの動画像の再生が可能となってきており、高品質のコンテンツを携帯電話機で再生するとうい楽しみ方が一般的になってきている。
しかし、パーソナルコンピュータなどの端末と比較すると、携帯電話機のメモリ容量は小さい。したがって、ユーザは、メモリ容量を意識しながらコンテンツデータをダウンロードする必要がある。たとえば、非常に取得したいコンテンツがあるけれども、既にメモリの容量が少なくなっているため、ダウンロードをあきらめるといった場面も多い。以前に有償でダウンロードしたコンテンツデータを削除してメモリ領域を空けるという方法は抵抗があるであろう。新たなメモリを購入するという方法もあるが、フラッシュメモリなどのメディアは、安価であるとは言えない。したがって、必要に応じてユーザが何枚ものメモリを買い足すということを期待することはできない。このような状況は、ユーザにとっても不便であるし、コンテンツの提供者にとっても販売チャンスを逃すという意味でデメリットがある。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、ユーザに対してコンテンツの取得を促進させることを可能としたシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は、コンテンツデータの提供者によって供給され、記録することのできるコンテンツデータが限定されたメモリが装着された通信端末が、記録することが許可されているコンテンツデータを蓄積しているサーバにアクセスする工程と、前記通信端末が前記サーバから前記許可されているコンテンツデータをダウンロードする工程と、前記通信端末において前記許可されているコンテンツデータが前記メモリに記録される工程と、を備えることを特徴とする。
第2の発明は、コンテンツデータの提供者によって供給され、記録することのできるコンテンツデータが限定されたメモリが装着された通信端末が、サーバからプログラムをダウンロードする工程と、前記プログラムによりダウンロードしたコンテンツデータを前記メモリに記録することを前記メモリが認証する工程と、前記メモリによって前記プログラムが認証されることにより、前記通信端末が前記サーバからコンテンツデータをダウンロードする工程と、前記通信端末においてダウンロードされたコンテンツデータが前記メモリに記録される工程と、を備えることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明に記載のコンテンツデータ記録方法において、前記メモリは、前記提供者によって無償で配布されるものであり、前記メモリに記録することのできるコンテンツデータが前記通信端末にダウンロードされることによりコンテンツデータの代金が課金されることを特徴とする。
第4の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明に記載のコンテンツデータ記録方法において、前記メモリは、1回のみデータ書き込み可能な第1の領域、を含み、ダウンロードされたコンテンツデータは前記第1の領域に書き込まれることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明に記載のコンテンツデータ記録方法において、前記メモリは、複数回データ書き込み可能な第2の領域、を含み、前記第1の領域に書き込まれたコンテンツデータへのアクセス権を制御する権利情報が、前記第2の領域に書き込まれ、前記メモリは、前記第2の領域に前記権利情報が記録されている場合のみ、コンテンツデータへのアクセスを許可することを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明に記載のコンテンツデータ記録方法において、著作権で保護された前記メモリ内のコンテンツデータを他の記録媒体で利用するために、前記第1の領域内のコンテンツデータを前記他の記録媒体にコピーし、前記第2の領域内の権利情報を前記他の記録媒体に移動させることを特徴とする。
第7の発明は、メモリにコンテンツデータを記録するシステムであって、前記メモリが装着される通信端末と、サーバと、を備え、前記メモリは、コンテンツデータの提供者によって供給され、記録することのできるコンテンツデータが限定されており、前記サーバは、前記メモリに記録することが許可されているコンテンツデータを蓄積する手段、を備え、前記通信端末は、前記サーバにアクセスする手段と、前記サーバから前記許可されているコンテンツデータをダウンロードする手段と、前記許可されているコンテンツデータを前記メモリに記録する手段と、を備えることを特徴とする。
第8の発明は、メモリにコンテンツデータを記録するシステムであって、前記メモリが装着される通信端末と、サーバと、を備え、前記メモリは、コンテンツデータの提供者によって供給され、記録することのできるコンテンツデータが限定されており、前記サーバは、コンテンツデータおよび当該コンテンツデータをダウンロードするためのプログラムを蓄積する手段、を備え、前記通信端末は、前記サーバから前記プログラムをダウンロードする手段、を備え、前記メモリは、前記プログラムによりダウンロードするコンテンツデータを前記メモリに記録することを認証する手段、を備え、前記通信端末は、さらに、前記プログラムが認証されることにより、前記プログラムを実行して前記サーバからコンテンツデータをダウンロードする手段と、ダウンロードしたコンテンツデータを前記メモリに記録する手段と、を備えることを特徴とする。
第9の発明は、第7または第8の発明に記載のコンテンツデータ記録システムにおいて、前記メモリは、前記提供者によって無償で配布されるものであり、前記メモリに記録することのできるコンテンツデータが前記通信端末にダウンロードされることによりコンテンツデータの代金が課金されることを特徴とする。
第10の発明は、第7ないし第9のいずれかの発明に記載のコンテンツデータ記録システムにおいて、前記メモリは、1回のみデータ書き込み可能な第1の領域、を含み、ダウンロードされたコンテンツデータは前記第1の領域に書き込まれることを特徴とする。
第11の発明は、第10の発明に記載のコンテンツデータ記録システムにおいて、前記メモリは、複数回データ書き込み可能な第2の領域、を含み、前記第1の領域に書き込まれたコンテンツデータへのアクセス権を制御する権利情報が、前記第2の領域に書き込まれ、前記メモリは、前記第2の領域に前記権利情報が記録されている場合のみ、コンテンツデータへのアクセスを許可することを特徴とする。
第12の発明は、第11の発明に記載のコンテンツデータ記録システムにおいて、著作権で保護された前記メモリ内のコンテンツデータを他の記録媒体で利用するために、前記第1の領域内のコンテンツデータを前記他の記録媒体にコピーし、前記第2の領域内の権利情報を前記他の記録媒体に移動させることを特徴とする。
本発明は、コンテンツデータの提供者によって供給され、記録することのできるコンテンツデータが限定されたメモリを使用し、許可されているコンテンツデータをサーバからダウンロードして、当該メモリに格納する。このため、コンテンツデータの提供者は、コンテンツデータの販売を促進することができる。
また、コンテンツデータの提供者は、コンテンツデータを記録するメモリを無償で配布するので、ユーザは、高価なメモリを購入することなく、コンテンツデータをダウンロードして記録することが可能である。また、これにより、コンテンツデータの提供者は、コンテンツデータの販売をさらに促進することができる。
また、コンテンツデータの提供者によって提供されるメモリは、1回のみデータ書き込み可能なメモリであるので、コンテンツデータ提供者は、メモリの提供によるコストを低減させることが可能である。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
コンテンツデータ記録システムの全体図である。 携帯電話機の機能ブロック図である。 コンテンツプロバイダサイトのサーバのブロック図である。 OTPメモリの取得からコンテンツプロバイダへのアクセスまでの流れを示す図である。 OTPメモリに対するコンテンツデータの記録方法を示すフローチャートである。
{システムの概要}
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかるコンテンツデータ記録システムの全体図である。このシステムは、携帯電話機4に装着されたOTP(One-time programmable)メモリ5に、コンテンツプロバイダサイト1(以下、CPサイト1と略す。)に蓄積しているコンテンツデータを記録するシステムである。このシステムは、インターネット、携帯電話回線網などを含むネットワーク2と、ネットワーク2に接続されたCPサイト1、携帯電話機4などから構成される。
CPサイト1は、音楽データや映像データあるいはゲームプログラムなどを製作する会社、あるいはそれらのデータを販売する会社によって運営されているサイトであり、ネットワーク2を介してインターネット等に接続された端末にそれらのデータをダウンロードコンテンツとして提供するサービスを行っている。
CPサイト1を運営しているコンテンツの提供者(提供会社)は、CPサイト1の運営とは別に、一般の販売店6などでOTPメモリ5の配布を行う。たとえば、玩具販売点やCD販売店などにおいて、OTPメモリ5の配布を行う。つまり、1つの例としては、コンテンツ提供者は、ダウンロードサービスとは別に、実際の店舗でもコンテンツの販売を行い、その販売店6においてOTPメモリ5の配布を行う。あるいは、コンテンツ提供者は、ネットワークを利用したダウンロードサービスのみを行い、提携している他の玩具販売店やコンビニエンスストアなどにおいてOTPメモリ5の配布のみを行う。
コンテンツ提供者が配布するOTPメモリ5は、後で説明するが、このOTPメモリ5を配布したコンテンツ提供者が提供するコンテンツデータのみを書き込むことが可能に構成されている。コンテンツ提供者は、このOTPメモリ5を無償あるいは非常に安価で配布する。したがって、販売店6において、ユーザは、無償あるいは非常に安価でOTPメモリ5を取得することが可能であり、このOTPメモリ5に、このコンテンツ提供者が運営するCPサイト1からダウンロードしたコンテンツデータを記録することが可能となる。
このように、コンテンツ提供者が無償あるいは安価でOTPメモリ5を配布することにより、コンテンツ提供者にとってはメモリの配布に関するコストが掛かることとになるが、OTPメモリは、1回のみ書き込み可能なメモリであり、一般のフラッシュメモリなどのようにデータの書き換えが複数回可能なメモリに比べると非常に安価であるので、コストの負担を小さくすることができるのである。つまり、OTPメモリは、一般のフラッシュメモリなどのMTP(Multi-time programmable)メモリと比較して、書き換え回数を1回に制限することによって、書き換え回数を複数回保証するための信頼性確保のために掛かるコストを低く抑えることができるため、一般には安価に製造、供給することが可能なのである。これに対して、ユーザは、無償あるいは非常に安価でOTPメモリ5を取得するが、このOTPメモリ5には、当該コンテンツ提供者から供給されるコンテンツデータしか書き込めないため、ユーザに、当該コンテンツ提供者の供給するコンテンツデータを購入させることを促進させることができるのである。
{携帯電話機およびサーバの構成}
図2は、携帯電話機4およびOTPメモリ5の機能ブロックを示す図である。携帯電話機4は、アンテナ411および通信部412を備え、携帯電話の基地局3(図1に図示)との間で音声やデータの送受信のための通信を行う。なお、アンテナ411と通信部412とで構成される部分を、サーバ(サーバについては後述する)にアクセスする手段と見なすことができる。CPU413は、携帯電話機4の全体制御を行う中央演算部であり、RAM414、ROM416あるいは他のメディアに格納されたプログラムを実行する。RAM414は、プログラムやコンテンツデータの一時格納領域として利用されるほか、CPU413がプログラムを実行する際のバッファエリアとして利用される。音声処理部418は、マイク419から入力した音声の圧縮処理および音声信号を伸張してスピーカ420に出力する機能を備える。モニタ415は、画像や電話番号、メールなど各種の情報表示を行う。カードIF(インタフェース)回路417は、OTPメモリ5その他の記憶媒体(一般のフラッシュメモリ等)との間のインタフェースである。携帯電話機4の機器本体に設けられたメモリカードスロット(図示せず)にOTPメモリ5その他の記録媒体が挿入されることで、CPU413はカードIF回路417を介してメモリにアクセスすることが可能である。なお、CPU413、RAM414、ROM416、カードIF回路417とで構成される部分を、許可されているコンテンツデータをメモリに記録する手段と見なすことができるとともに、ダウンロードしたコンテンツデータをメモリに記録する手段と見なすことができる。画像処理部421は、カメラ422が入力した画像データに対する圧縮処理や、モニタ415に出力する画像データの伸張処理を実行する。
OTPメモリ5は、セキュアIF(インタフェース)回路51およびメモリコア52を備えている。セキュアIF回路51は、メモリコア52に対するデータの書き込み制限を行うための回路である。セキュアIF回路51は、その内部のレジスタ511にID情報(認証情報)を格納しており、データの書き込み処理を実行しようとするプログラムが同じID情報を保有している場合のみ、データの書き込み許可し、メモリコア52へのwriteコマンドを許可する機能を備えている。また、セキュリティ度を高くするためには、レジスタ511に格納するID情報を暗号化しておいてもよい。これにより、データの書き込み処理を実行しようとするプログラムは、同じID情報を保有していることに加え、レジスタ511に格納されているID情報を復号するための暗号ロジックを持っている必要がある。
このようにして、セキュアIF回路51によって認証を受けたプログラムにより、メモリコア52にデータが書き込まれる。そして、OTPメモリ5は、同一の領域に1回のみデータ書き込みが可能なメモリであるので、1度書き込みを実行した領域については、新たなデータを書き込むことが不可能となっている。ただし、データの削除は可能であってもよい。したがって、メモリコア52に空き領域がある限りにおいては、空いている領域に対してデータを追記的に書き込んでいくことが可能であるが、空き領域がなくなった時点からは、OTPメモリ5は、コンテンツが格納されたROMのようにして利用される。
図3は、CPサイト1に設けられたサーバ10のブロック図である。サーバ10は、たとえば、PCサーバなどで構成される。サーバ10は、通信部11を備え、ネットワーク2との間で通信処理を行う。CPU12は、サーバ10の全体制御を行う中央演算部である。また、ハードディスク等の記憶部13には、プログラム100と多数のコンテンツデータ110が格納されている。
プログラム100は、携帯電話機4によりダウンロードされて携帯電話機4において実行されるプログラムであり、このCPサイト1からコンテンツデータ110をダウンロードするためのプログラムである。このプログラム100は、OTPメモリ5からの認証を受けるために、OTPメモリ5のレジスタ511に格納されているものと同じID情報が含まれている。また、OTPメモリ5に格納されているID情報が暗号化されている場合には、暗号ロジックの情報が含まれている。なお、ダウンロードされるID情報や暗号ロジック情報は、プログラム100に埋め込まれていても良いが、別のデータとしてあわせてダウンロードされる形態であってもよい。なお、CPU413、RAM414、ROM416とで構成される部分を、サーバから許可されているコンテンツデータをダウンロードする手段、又はサーバからプログラムをダウンロードする手段、又はプログラムが認証されることにより、プログラムを実行してサーバからコンテンツデータをダウンロードする手段と見なすことができる。
{処理の流れ}
以上のように構成されたシステムを利用して、ユーザがコンテンツデータ110をダウンロードするまでの処理の流れを説明する。図4は、プログラム100をダウンロードするまでのユーザによる動作手順であり、図5は、プログラム100によりコンテンツデータ110をダウンロードする処理の流れを示すフローチャートである。
図4を参照する。まず、ユーザは、図1に示した販売店6などでOTPメモリ5を取得する(ステップA)。この販売店6において、コンテンツ提供者は、自身のコンテンツの販売を促進するために無償あるいは非常に安価(一般のMTPメモリ、たとえばフラッシュメモリなどに比較して安価)でOTPメモリ5を配布する。
次に、ユーザは、携帯電話機4のメモリスロットにOTPメモリ5を挿入する(ステップB)。携帯電話機4を利用しているので、ユーザは、販売店6でOTPメモリ5を取得した後、即座にOTPメモリ5を利用することが可能であるし、時間と場所を選ばすに、OTPメモリ5を利用することが可能である。
続いて、ユーザは、携帯電話機4を操作してCPサイト1にアクセスする(ステップC)。CPサイト1は、一般には、Webサイトとして構築されており、ユーザはURLを指定することによってCPサイト1へアクセスする。なお、URLをキー入力操作により指定するようにしてもよいが、QRコードを用いるとさらに便利である。たとえば、コンテンツ提供者は、販売店6においてOTPメモリ5を配布する際に、あわせてCPサイト1へのアクセス用のQRコードが印刷されたチラシを配布するようにすればよい。あるいは、OTPメモリ5のケースなどにQRコードを印刷するようにしてもよい。
ユーザの操作によりCPサイト1へのアクセスが行われると、CPサイト1から携帯電話機4に対してプログラム100のダウンロードが行われる(ステップD)。プログラム100は、携帯電話機4のRAM414に格納された後、CPU413により実行される。
次に、図5を参照しながら、CPU413により実行されるプログラム100の処理の流れを説明する。まず、プログラム100は、モニタ415にコンテンツのリストを表示させる(ステップS11)。たとえば、曲名一覧、画像名一覧、ゲームプログラム名の一覧などが表示される。
コンテンツリストを表示させた状態で、プログラム100は、ユーザの操作入力を待つ(ステップS12)。そして、特定のコンテンツを選択する操作を入力すると(ステップS12でYes)、プログラム100は、OTPメモリ5に対してID情報を出力する。そして、OTPメモリ5のセキュアIF回路51において、ID情報の認証処理が行われる。つまり、プログラム100から与えられたID情報とレジスタ511に格納されているID情報との照合が行われる(ステップS13)。そして、ID情報が一致する場合には、セキュアIF回路51は、プログラム100により発生されるwriteコマンドを有効として、メモリコア52に対する書き込み処理を許可するのである。
また、レジスタ511に格納されているID情報が暗号化されている場合には、プログラム100は、ID情報とともに暗号ロジック情報をセキュアIF回路51に与える。そして、セキュアIF回路51は、取得した暗号ロジック情報に基づいてレジスタ511内に格納されているID情報を復号し、復号されたID情報とプログラム100より与えられたID情報を照合して認証を行う。
OTPメモリ5により認証を受けると、プログラム100は、CPサイト1にアクセスし、サーバ10から選択されたコンテンツデータをダウンロードする(ステップS14)。また、OTPメモリ5により認証されなかった場合には、処理を中止する。このため、プログラム100は、セキュアIF回路51から認証の可否についての応答を受けるようにされている。ただし、このプログラム100は、コンテンツデータ110をダウンロードするために用意されているプログラムであるので、通常は、ステップS13においてOTPメモリ5から正常に認証を受けることになる。特徴的なのは、このOTPメモリ5は、他のプログラムを用いてもデータを書き込むことができないということである。つまり、プログラム100によるステップS13の動作を経ることにより、セキュアIF回路51は、メモリコア52に対する書き込み処理を許可するが、それ以外のプログラムを用いた場合には、セキュアIF回路51は、一切、writeコマンドを許可しないのである。これにより、コンテンツ提供者によって配布されたOTPメモリ5には、このコンテンツ提供者により供給されるコンテンツデータ110のみが書き込み可能となる。
プログラム100は、コンテンツデータ110をダウンロードすると、そのデータをOTPメモリ5に書き込む(ステップS15)。つまり、プログラム100により、発生されたメモリコア52に対するwriteコマンドがセキュアIF回路51により有効に処理され、メモリコア52に対する書き込み処理が実行されるのである。OTPメモリ5に対するコンテンツデータ110の書き込み処理が終了すると、プログラム100は、処理を終了するか続行するかのメッセージをモニタ415に表示させる(ステップS16)。そして、ユーザのキー操作により終了指示が行われると、プログラム100は処理を終了する。ユーザにより処理を続行する指示が行われると、再びコンテンツリストを表示させて、上記と同様の処理を繰り返すのである。なお、コンテンツデータのダウンロードが行われると、CPサイト1において決済処理が行われ、ユーザに対する請求処理などが行われる。
以上説明したように、本実施の形態のコンテンツデータ記録システムによれば、ユーザは、無償あるいは安価でOTPメモリ5を取得することが可能であり、携帯電話機4に内蔵されているメモリの容量を気にすることなく、当該OTPメモリ5に好きなコンテンツデータを格納することができる。また、携帯電話機4に着脱可能な一般的なMTPメモリ(フラッシュメモリ等)を所有している場合でも、そのようなメモリは、撮影した画像などを格納する用途で確保しておき、コンテンツデータは、OTPメモリ5に格納するようにすれば、ユーザにとっても非常に利便性が高い。つまり、ユーザは、コンテンツデータを購入するために新たに高価なフラッシュメモリなどを購入する必要がない。そして、ユーザにとって利便性が向上することにより、必然的にコンテンツデータのダウンロードを促進させることが可能であり、無償あるいは安価でOTPメモリ5を配布しながらも、コンテンツ提供者は、コンテンツデータのダウンロードにより、利益を確保することが可能である。
なお、この実施の形態においては、OTPメモリ5が認証用のID情報を保有するようにしたが、OTPメモリ5がデータの書き込みを許可するか否かを判定する方法は、この方法に限定されるものではない。
{変形例}
上記実施の形態において、OTPメモリ5を無償あるいは安価で提供すると説明したが、このシステムを利用したビジネスの応用例として、OTPメモリ5を無償で提供した場合と有償で提供した場合とでサービス内容を異ならせるようにしてもよい。
応用例の1つは、有償のOTPメモリ5を購入したユーザをユーザ登録するサービスである。ユーザ登録が行われたユーザは、上記実施の形態と同様の手順を踏むことにより、CPサイト1にアクセスしてコンテンツデータをOTPメモリ5に格納するが、CPサイト1において、登録されたユーザのダウンロード回数やダウンロード代金(購入代金)などを管理するのである。そして、一定のダウンロード回数やダウンロード代金を超えたユーザに対しては、コンテンツデータの割引サービスを行うようにするのである。
別の応用例としては、無償のOTPメモリ5を保有するユーザと、有償のOTPメモリ5を保有するユーザとでダウンロード可能なコンテンツデータを区別するサービスである。たとえば、有償のOTPメモリ5を保有するユーザは、CPサイト1が蓄積している全てのコンテンツデータをダウンロード可能であるが、無償のOTPメモリ5を保有しているユーザは、一部のコンテンツデータのみダウンロード可能とするサービスである。
図4のステップCにおいて、CPサイト1へアクセスを行うために、QRコードの入力あるいはキー入力操作を行うようにした。この他の方法としては、OTPメモリ5内に自由にアクセスできる領域(つまり、セキュリティのかかっていない領域)を持たせ、この領域にCPサイト1へアクセスするためのプログラムを格納するようにしてもよい。このような方法をとれば、ユーザは、OTPメモリ5を携帯電話機4に挿入するだけで簡易にCPサイト1にアクセスすることが可能である。さらに、このプログラムが自動起動できるように設定しておけば、利便性がよい。
本実施の形態のOTPメモリ5を使用することにより、ユーザは、高価なメモリを購入することなく、コンテンツデータをダウンロードすることが可能である。しかし、この場合であっても、ユーザがさらに新たなOTPメモリ5を取得し、ダウンロードを繰り返すことにより、OTPメモリ5の枚数が増えることになる。このような場合、複数のOTPメモリ5に格納されているコンテンツデータを携帯電話機4の内蔵メモリに移動させたいという要望が生じる可能性がある。あるいは、複数のOTPメモリ5に格納されているコンテンツデータのうちお気に入りのコンテンツデータを抽出して内蔵メモリに移動させたいという要望が生じる可能性がある。
このような要望に対応するために、1つの障害として著作権の問題がある。著作権保護の観点からは、ダウンロードされたコンテンツデータは、常に一箇所に存在する必要がある。一般には、著作権により保護されたコンテンツデータを移動させた場合、元のメディアに存在していたデータは消去されることにより、著作権の保護が図られている。しかし、OTPメモリ5は1回のみ書き込み可能であるため、一旦データを消去すると、そのエリアは使用できなくなるという問題がある。
そこで、本発明の応用例として、他のメディアにコンテンツデータを移動させる場合、OTPメモリ5内のデータの実体は消去せずに、著作権の権利情報のみを移動させることとする。つまり、OTPメモリ5に格納されている著作権で保護されたコンテンツデータを携帯電話機4の内蔵メモリに移動させて利用するためには、OTPメモリ5から内蔵メモリにコンテンツデータをコピーし(OTPメモリ5内のコンテンツデータは削除されない。)、OTPメモリ5内の権利情報は内蔵メモリに移動させるのである(OTPメモリ5内の権利情報は削除される。)。これにより、OTPメモリ5内の権利情報が消失するので、このコンテンツデータを利用できるのは、内蔵メモリに格納されているものだけとなり、著作権の保護が図られる。そして、再び、コンテンツデータをOTPメモリ5に戻したい場合には、権利情報をOTPメモリ5に移動させ、内蔵メモリ内のコンテンツデータを削除するようにするのである。これにより、再び、OTPメモリ5内のコンテンツデータが利用可能となり、メモリの領域も無駄にすることはない。このようにして、ユーザの利便性と著作権保護を確保することが可能である。また、このような仕組みを実現するためには、OTPメモリ5内に、著作権の権利情報を管理するための少量の上書き可能な領域(複数回データ書き込み可能な領域)を持たせておくとよい。つまり、OTPメモリ5に対してコンテンツデータは1回のみ書き込み可能であるが、それらコンテンツデータへのアクセスを制御する権利情報を記録したり、消去したりするために、複数回データ書き込み可能な少量の領域を持たせるのである。
上記実施の形態においては、コンテンツデータをダウンロードする端末として携帯電話機を利用したが、他にも、携帯情報端末(PDA)などの端末を利用してもよい。また、上記実施の形態においては、コンテンツデータを書き込むメモリとして、1回のみデータ書き込み可能なOTPメモリを利用することとしているが、これは、コンテンツの提供者がより低いコストでメモリを配布できる点でメリットがあるが、本発明を実施する上では必須の条件ではない。データの書き換えが複数回可能なMTPメモリを利用するようにしてもよい。将来的に、MTPメモリのコストが低下し、無償あるいは安価で提供することが可能となれば、上記の実施の形態と同様の効果を得ることも可能である。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。

Claims (14)

  1. コンテンツデータ(110)の提供者によって供給され、記録することのできるコンテンツデータが限定されたメモリ(5)が装着された通信端末(4)が、記録することが許可されているコンテンツデータを蓄積しているサーバ(10)にアクセスする工程と(C)、
    前記通信端末が前記サーバから前記許可されているコンテンツデータをダウンロードする工程(S14)と、
    前記通信端末において前記許可されているコンテンツデータが前記メモリに記録される工程(S15)と、
    を備えることを特徴とするコンテンツデータ記録方法。
  2. コンテンツデータ(110)の提供者によって供給され、記録することのできるコンテンツデータが限定されたメモリ(5)が装着された通信端末(4)が、サーバ(10)からプログラム(100)をダウンロードする工程(D)と、
    前記プログラムによりダウンロードしたコンテンツデータを前記メモリに記録することを前記メモリが認証する工程(S13)と、
    前記メモリによって前記プログラムが認証されることにより、前記通信端末が前記サーバからコンテンツデータをダウンロードする工程(S14)と、
    前記通信端末においてダウンロードされたコンテンツデータが前記メモリに記録される工程(S15)と、
    を備えることを特徴とするコンテンツデータ記録方法。
  3. 請求項1に記載のコンテンツデータ記録方法において、
    前記メモリは、前記提供者によって無償で配布されるものであり、前記メモリに記録することのできるコンテンツデータが前記通信端末にダウンロードされることによりコンテンツデータの代金が課金されることを特徴とするコンテンツデータ記録方法。
  4. 請求項2に記載のコンテンツデータ記録方法において、
    前記メモリは、前記提供者によって無償で配布されるものであり、前記メモリに記録することのできるコンテンツデータが前記通信端末にダウンロードされることによりコンテンツデータの代金が課金されることを特徴とするコンテンツデータ記録方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコンテンツデータ記録方法において、
    前記メモリは、
    1回のみデータ書き込み可能な第1の領域、
    を含み、
    ダウンロードされたコンテンツデータは前記第1の領域に書き込まれることを特徴とするコンテンツデータ記録方法。
  6. 請求項5に記載のコンテンツデータ記録方法において、
    前記メモリは、
    複数回データ書き込み可能な第2の領域、
    を含み、
    前記第1の領域に書き込まれたコンテンツデータへのアクセス権を制御する権利情報が、前記第2の領域に書き込まれ、前記メモリは、前記第2の領域に前記権利情報が記録されている場合のみ、コンテンツデータへのアクセスを許可することを特徴とするコンテンツデータ記録方法。
  7. 請求項6に記載のコンテンツデータ記録方法において、
    著作権で保護された前記メモリ内のコンテンツデータを他の記録媒体で利用するために、前記第1の領域内のコンテンツデータを前記他の記録媒体にコピーし、前記第2の領域内の権利情報を前記他の記録媒体に移動させることを特徴とするコンテンツデータ記録方法。
  8. メモリ(5)にコンテンツデータ(110)を記録するシステムであって、
    前記メモリが装着される通信端末(4)と、
    サーバ(10)と、
    を備え、
    前記メモリは、コンテンツデータの提供者によって供給され、記録することのできるコンテンツデータが限定されており、
    前記サーバは、
    前記メモリに記録することが許可されているコンテンツデータを蓄積する手段(13)、
    を備え、
    前記通信端末は、
    前記サーバにアクセスする手段(411,412)と、
    前記サーバから前記許可されているコンテンツデータをダウンロードする手段(413,414,416)と、
    前記許可されているコンテンツデータを前記メモリに記録する手段(413,414,416,417)と、
    を備えることを特徴とするコンテンツデータ記録システム。
  9. メモリ(5)にコンテンツデータ(110)を記録するシステムであって、
    前記メモリが装着される通信端末(4)と、
    サーバ(10)と、
    を備え、
    前記メモリは、コンテンツデータの提供者によって供給され、記録することのできるコンテンツデータが限定されており、
    前記サーバは、
    コンテンツデータおよび当該コンテンツデータをダウンロードするためのプログラム(100)を蓄積する手段(13)、
    を備え、
    前記通信端末は、
    前記サーバから前記プログラムをダウンロードする手段(413,414,416)、
    を備え、
    前記メモリは、
    前記プログラムによりダウンロードするコンテンツデータを前記メモリに記録することを認証する手段(51)、
    を備え、
    前記通信端末は、さらに、
    前記プログラムが認証されることにより、前記プログラムを実行して前記サーバからコンテンツデータをダウンロードする手段(413,414,416)と、
    ダウンロードしたコンテンツデータを前記メモリに記録する手段(413,414,416,417)と、
    を備えることを特徴とするコンテンツデータ記録システム。
  10. 請求項8に記載のコンテンツデータ記録システムにおいて、
    前記メモリは、前記提供者によって無償で配布されるものであり、前記メモリに記録することのできるコンテンツデータが前記通信端末にダウンロードされることによりコンテンツデータの代金が課金されることを特徴とするコンテンツデータ記録システム。
  11. 請求項9に記載のコンテンツデータ記録システムにおいて、
    前記メモリは、前記提供者によって無償で配布されるものであり、前記メモリに記録することのできるコンテンツデータが前記通信端末にダウンロードされることによりコンテンツデータの代金が課金されることを特徴とするコンテンツデータ記録システム。
  12. 請求項8ないし請求項11のいずれかに記載のコンテンツデータ記録システムにおいて、
    前記メモリは、
    1回のみデータ書き込み可能な第1の領域、
    を含み、
    ダウンロードされたコンテンツデータは前記第1の領域に書き込まれることを特徴とするコンテンツデータ記録システム。
  13. 請求項12に記載のコンテンツデータ記録システムにおいて、
    前記メモリは、
    複数回データ書き込み可能な第2の領域、
    を含み、
    前記第1の領域に書き込まれたコンテンツデータへのアクセス権を制御する権利情報が、前記第2の領域に書き込まれ、前記メモリは、前記第2の領域に前記権利情報が記録されている場合のみ、コンテンツデータへのアクセスを許可することを特徴とするコンテンツデータ記録システム。
  14. 請求項13に記載のコンテンツデータ記録システムにおいて、
    著作権で保護された前記メモリ内のコンテンツデータを他の記録媒体で利用するために、前記第1の領域内のコンテンツデータを前記他の記録媒体にコピーし、前記第2の領域内の権利情報を前記他の記録媒体に移動させることを特徴とするコンテンツデータ記録システム。

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