JPWO2012144123A1 - 冷却装置およびこれを搭載した電気自動車 - Google Patents

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Abstract

冷却装置は発熱体から放出された熱が受け渡される受熱部と、受熱部に放熱経路および帰還経路を介して接続された放熱部とを備え、冷媒が受熱部から放熱経路、放熱部、および帰還経路を通って帰還経路の流入口から受熱部へ戻り、受熱部は発熱体に接触して熱を吸収する受熱板と、受熱板を覆うとともに流れ込んだ冷媒を蒸発させる受熱空間を形成する受熱カバーとを備え、帰還経路は流入口に凝縮し停留した冷媒の水頭圧によって開く第1の逆止弁を備えている。

Description

本発明は、冷却装置およびこれを搭載した電気自動車に関する。
従来の電気自動車の冷却装置は、電力変換回路に搭載されていた。電気自動車では駆動動力源となる電動モータが、電力変換回路であるインバータ回路によりスイッチング駆動されていた。ここでインバータ回路には、パワートランジスタを代表とする半導体スイッチング素子が複数個使われていた。そして、それぞれの半導体スイッチング素子には、数十アンペア以上の大電流が流れていた。そのため半導体スイッチング素子は発熱量が大きく、冷却が必要であった。
例えば特許文献1のように、上下に冷媒放熱器と冷媒タンクとを備えた沸騰冷却装置にて、下部に配したインバータ回路の冷却が行なわれていた。
このような従来の冷却装置においては、半導体スイッチング素子の熱を奪って気化した冷媒が、上部に配置した冷媒放熱器により冷やされ凝縮する。そして冷媒は、再び下部に滴下されるというサイクルが繰り返される。しかしながら冷媒は上下に往復移動するため、冷媒の循環効率が悪く放熱性も悪かった。
特開平8−126125号公報
本発明は発熱体から放出された熱が受け渡される受熱部と、受熱部に放熱経路および帰還経路を介して接続された放熱部とを備え、冷媒が受熱部から放熱経路、放熱部、および帰還経路を通って帰還経路の流入口から受熱部へ戻る冷却装置であって、受熱部は発熱体に接触して熱を吸収する受熱板と、受熱板を覆うとともに流れ込んだ冷媒を蒸発させる受熱空間を形成する受熱カバーとを備え、帰還経路は流入口に凝縮し停留した冷媒の水頭圧によって開く第1の逆止弁を備えている。
受熱空間の液化した冷媒は、発熱体から気化熱を奪い気化する。そして冷媒は、放熱経路を流れ放熱部において凝縮される。さらに冷媒は、帰還経路を流れて凝縮した冷媒の水頭圧により第1の逆止弁を開き、流入口から再び受熱空間へ流入する。このとき第1の逆止弁の作用により、冷媒の流れが一方向となる。凝縮した冷媒の水頭圧により、規則的な受熱と放熱とのサイクルが生じ、冷却性能の向上した冷却装置が提供される。
図1は、本発明の実施の形態1の電気自動車の概略図である。 図2Aは、同冷却装置の構成を示す図である。 図2Bは、図2Aの2B−2B線断面図である。 図3は、本発明の実施の形態1の冷却装置の放熱体の構成を示す図である。 図4は、同冷却装置の基本動作を説明する図である。 図5は、同冷却装置の異なる構成を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態2の冷却装置の構成を示す図である。 図7は、同冷却装置のバイパス経路および境界状態での液封部の動作を示す図である。 図8は、同冷却装置のバイパス経路および液封部の連通時の動作を示す図である。 図9は、同冷却装置の異なるバイパス経路を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の電気自動車の概略図である。図1に示すように電動機3は、インバータ回路5に接続されている。ここで電動機3は、電気自動車1の車軸2を駆動する。インバータ回路5は、電気自動車1の車室前方4内に配置した電力変換装置である。インバータ回路5は、電動機3に電力を供給する複数の半導体スイッチング素子6を備えている。またインバータ回路5は、半導体スイッチング素子6を冷却する冷却装置7を備えている。
図2Aは本発明の実施の形態1の冷却装置の構成を示す図、図2Bは図2Aの2B−2B線断面図である。図2Aに示すように冷却装置7は、受熱部8と、放熱部9と、循環経路11とを備えている。受熱部8では、半導体スイッチング素子6などの発熱体から放出された熱6aが受け渡される。放熱部9は、受熱部8において吸収した熱6aを放熱する。また放熱部9は、循環経路11を介して受熱部8に接続されている。循環経路11では、受熱部8と放熱部9との間において熱媒体となる冷媒10が循環する。循環経路11と受熱部8とは、流入口15と排出口16とにより接続されている。
放熱部9は、外気に熱6aを放出する放熱体17を備えている。そして放熱部9は、放熱体17に外気が送風される送風装置17aを備えている。すなわち図1に示すように、車室前方4内の運転席側に近づけた中程にインバータ回路5が配置されている。そして、循環経路11が延設され、放熱体17は外気を通過させやすいフロントグリル4a側に取り付けられている。
また図2Aに示すように受熱部8は、受熱板12と、受熱カバー14と、排出口16とを備えている。ここで受熱板12は、発熱体である半導体スイッチング素子6に接触して熱6aを吸収する。受熱カバー14は、受熱板12を覆うとともに、流れ込んだ冷媒10が蒸発する受熱空間13を形成する。凝縮した冷媒10は、受熱空間13に流入口15から流し込まれる。気体にされた冷媒10は、受熱空間13の排出口16から排出される。
また、循環経路11は放熱経路11aと帰還経路11bとを備えている。放熱経路11aと帰還経路11bとは、放熱部9の放熱体17にそれぞれ接続されている。すなわち、放熱経路11aは排出口16と放熱体17とを接続し、帰還経路11bは放熱体17と流入口15とを接続している。冷却装置7では、冷媒10が受熱部8から放熱経路11a、放熱部9、および帰還経路11bを通って帰還経路11bの流入口15から受熱部8へ戻る。
図3は、本発明の実施の形態1の冷却装置の放熱体の構成を示す図である。図3に示すように放熱体17は、フィン19を所定の間隔をあけて積層したブロック体に、複数の管路18が貫通している。放熱体17は、入り口において放熱経路11aに接続されている。そして放熱経路11aが、複数の管路18に分流されている。また放熱体17は、出口において帰還経路11bに接続されている。そして複数の管路18が合流し、帰還経路11bになっている。ここでフィン19は、アルミニウムを薄く短冊状にして形成されている。
また、図2Aに示すように流入口15には、冷媒10の水頭圧によって開く第1の逆止弁20が備えられている。凝縮して停留した冷媒10の水頭圧は、第1の逆止弁20を容易に開かせる。ここで、流入管24は、第1の逆止弁20の上流側に鉛直に形成されている。そして、流入管24の直下に第1の逆止弁20が配置されている。このように帰還経路11bに、第1の逆止弁20が備えられている。また帰還経路11bの受熱部8に接続される側は、流入口15から鉛直に延びた流入管24となっている。
受熱部8はさらに、冷媒滴下部21と、導入管23とを備えている。ここで冷媒滴下部21は、受熱板12の中心に位置する。図2Bに示すように受熱板12は、冷媒滴下部21から受熱板12の外周12aに向けて放射状に拡大されたスリット22を備えている。スリット22は、冷媒10の流路22aを形成する。導入管23は、流入口15から冷媒滴下部21までの配管であり、凝縮した冷媒10を受熱板12の中心に滴下させる。
また、流入管24と導入管23とは、同一の内径の管路である。そして流入管24は、導入管23に比べて長い。すなわち、流入管24の内容積は導入管23の内容積よりも大きい。そのため、流入管24内に停留する冷媒10は、第1の逆止弁20が開いたときに一度に導入管23に流れ込む冷媒10の量よりも多い。
また、帰還経路11bは流入管24と、バイパス経路26とを備えている。バイパス経路26は、受熱空間13または放熱経路11aと、流入管24の上流部25とを接続する。流入管24では、凝縮した冷媒10が第1の逆止弁20上に停留する。本発明の実施の形態1のバイパス経路26は、受熱空間13と帰還経路11bとを接続している。
また、バイパス経路26は第2の逆止弁27を備えている。第2の逆止弁27は、受熱空間13内において気化した冷媒10の圧力により流入管24側へ開く。そして第2の逆止弁27は、第1の逆止弁20に比べて、動作圧力が大きく形成されている。第2の逆止弁27は、受熱空間13の圧力を流入管24内の凝縮した冷媒10に加える。
また、受熱空間13と循環経路11とは密閉され、内部の圧力が大気圧より低く、内部が飽和状態になっている。例えば、冷媒10が水の場合、内部の初期の圧力は常温において−97KPa程度である。
図1に示す冷却装置7の構成において、インバータ回路5の半導体スイッチング素子6が動作を開始すると電動機3に電力が供給され、電気自動車1は動きだす。このとき、半導体スイッチング素子6には大電流が流れ、少なくとも全電力の数%が損失となって大きな熱6aが発生する。
図4は、本発明の実施の形態1の冷却装置の基本動作を説明する図である。図4に示すように、半導体スイッチング素子6から発生した熱6aは、受熱板12から受熱空間13の凝縮した冷媒10に移され、冷媒10は一瞬にして気化する。そして冷媒10は、排出口16から放熱経路11aを流れ、放熱体17において熱6aが外気に放出される。放熱体17において熱6aを放出した冷媒10は、凝縮して帰還経路11bを流れ、流入管24内において流入口15の第1の逆止弁20上に溜まる。そして凝縮した冷媒10は、徐々に流入管24内において増加する。冷媒10の水頭圧により、第1の逆止弁20が押し下げられて開く。そして冷媒10は、再び受熱空間13内へ流入する。
このようにして冷媒10が繰り返し冷却装置7内を循環し、半導体スイッチング素子6の冷却が行なわれる。
ここで、受熱空間13内の冷却メカニズムについて説明する。受熱空間13内では導入管23から冷媒10が冷媒滴下部21により液滴となって滴下される。滴下された冷媒10は、導入管23の開口と受熱板12との隙間から受熱板12の外周12aへ拡散される。このとき受熱板12に放射状に拡大して設けたスリット22が冷媒10の流路22aを形成するので、冷媒10は薄い膜として受熱板12上に拡がる。受熱板12は半導体スイッチング素子6に接触しているので、薄い膜となった冷媒10は一瞬にして加熱され気化する。
受熱空間13内の圧力は大気圧よりも低く設定しているので、冷媒10は水を使用しても大気圧中の水の沸騰に比べて低い温度において気化する。本発明の実施の形態1のように、気圧を−97KPaにして循環経路11内を飽和状態にしておくと、外気温に応じた沸騰温度が決定され、容易に水が気化する。このとき、半導体スイッチング素子6の熱6aが奪われ、冷却される。つまり、水の蒸発潜熱によって半導体スイッチング素子6の熱6aが奪われる。また水が一瞬にして加熱、気化されるため、水が加温、沸騰される場合に比べ、奪う熱量が大きくなる。
また、冷媒10が気化するときに受熱空間13内の圧力が増加する。しかし、第1の逆止弁20の作用により冷媒10は逆流して流入管24側へ戻ることはなく、確実に排出口16から放熱経路11aへ放出される。
このように冷却装置7が動作されることにより、規則的な受熱と放熱とのサイクルが作られる。そのため、連続して冷媒10が受熱空間13内において気化され、半導体スイッチング素子6の冷却が行なわれる。
また、流入管24は導入管23に比べて長く形成されている。そのため、第1の逆止弁20の動作による導入管23への冷媒10の供給は、途絶えることなく連続的に行なわれ、安定した冷却性能が発揮される。
また、受熱空間13内において増加した圧力によって気化した冷媒10が放熱経路11aに流される。そのため冷媒10は、液体に比べて移動速度が速くなり、受熱部8と放熱部9とは離して配置されてもよい。図1に示すインバータ回路5は、塵埃および水滴に弱い。また放熱部9は、外気により効率よい冷却が望まれる。そこでインバータ回路5と放熱部9とがそれぞれ、電気自動車1のフロントグリル4aと車室前方4とに離して設置できる。そのため電気自動車1は、良好な走行性能が確保できる。
以上のように本発明の実施の形態1の冷却装置7の基本部分について説明をしたが、以下に冷却装置7の最も重要な特徴について、図2Aを用いて説明する。図2Aに示すように冷却装置7は、受熱空間13と流入管24の上流部25とをつなぐバイパス経路26を備えている。バイパス経路26は、流入管24側へ開く第2の逆止弁27を備えている。以下、その動作を説明する。
上述したように冷媒10は、半導体スイッチング素子6の熱6aを奪い気化され、放熱部9において熱6aを放出して凝縮され、循環経路11を通り流入管24に停留する。そして凝縮した冷媒10の水頭圧よって第1の逆止弁20が押し下げられ、冷媒10は再び受熱空間13へ流入する。
ところで、半導体スイッチング素子6の発熱量が大きくなると受熱空間13内の圧力が高くなる。そのため、流入管24に停留した冷媒10の水頭圧だけでは、第1の逆止弁20が押し下げられない場合がある。このような現象が発生すると、冷媒10の受熱空間13への流入が停止し、除熱ができなくなり冷却能力が減少してしまう。
そこで、図2Aに示したようにバイパス経路26が設けられている。そのため受熱空間13内の圧力が高くなったとき、第2の逆止弁27が開放され、受熱空間13内の圧力が流入管24の上流部25に加えられる。その結果、第1の逆止弁20に受熱空間13内の圧力が加えられる。すなわち受熱空間13内の圧力が高くなっても、冷却能力が低下しない冷却装置7が実現できる。以上、本発明の実施の形態1において説明したように、極めて冷却能力の高い冷却装置7が提供される。
また、バイパス経路26の作用により、第1の逆止弁20はさらに容易に開かれる。そのため、流入管24に停留させる冷媒10の量は、少なくできる。つまり、流入管24の高さが低く、冷媒10の量も少なくできるため、小型の冷却装置7が実現できる。
なお本発明の実施の形態1ではバイパス経路26は、受熱空間13と流入管24の上流部25とをつなぐ構成を説明した。図5は、本発明の実施の形態1の冷却装置の別の構成を示す図である。図5に示すようにバイパス経路26は、放熱経路11aと流入管24の上流部25とをつなぐ構成であってもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、実施の形態1と同じ構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、バイパス経路の流路断面積26aが放熱経路の流路断面積11cに対して十分小さく形成され、バイパス経路26に第2の逆止弁27が設けられていない点である。
図6は、本発明の実施の形態2の冷却装置の構成を示す図である。図6は、冷却装置37が通常の動作状態の場合である。図6に示すようにバイパス経路26は、受熱空間13または放熱経路11aと、帰還経路11bの流入管24の上流部25とを接続している。バイパス経路の流路断面積26aは、放熱経路の流路断面積11cに対して十分小さく形成されているため、バイパス経路26の管路抵抗は、放熱経路11aの管路抵抗に比べて大きくなっている。そのため通常の動作状態では、バイパス経路26の受熱空間13に近い部分に、凝縮した冷媒10によってバイパス経路26を封鎖28する液封部29が形成されている。そしてバイパス経路26は、放熱経路11aに比べて圧力損失が大きいため、バイパス経路26内の液封部29は動かず保持された状態である。そのため、バイパス経路26と流入管24とが連通することはない。すなわち通常の動作状態ではバイパス経路26の存在は、冷却装置37の基本動作に無関係である。
しかしながら、半導体スイッチング素子6の発熱量が増大し通常の動作範囲を超える状態では、受熱空間13によって与えられる第1の逆止弁20の下流側圧力PBが上昇し、通常動作における弁開閉条件が成立しなくなる。そして、第1の逆止弁20の下流側圧力PBが、第1の逆止弁20の上流側圧力Puを大きく上回る状態が持続するようになる。この状態は、第1の逆止弁20の閉鎖を意味し、冷媒10の供給も停止する。そのため、いずれ空焚き(ドライアウト)となり、最終的には冷却能力が喪失される。
これを防ぐためは、図6に示したバイパス経路26を設けることが極めて重要になる。以下にバイパス経路26と第1の逆止弁20の動作との関係について、もう少し詳しく説明する。
図7は、本発明の実施の形態2の冷却装置のバイパス経路および境界状態での液封部の動作を示す図である。図7は、発熱量が通常動作のレベルをわずかに超えた状態である。受熱空間13内の圧力により与えられる第1の逆止弁20の下流側圧力PBは、第1の逆止弁20の上流側圧力Pu(帰還経路11b内圧力+流入管24内の停留した冷媒10の水頭圧)に対し、同等以上(PB≧Pu)となって来る。この様な状態では受熱空間13内の圧力が、バイパス経路26の管路抵抗と、液封部29の表面張力とを加えた圧力より大きくなる。そして液封部29はバイパス経路26内を帰還経路11b側へ徐々に移動する。
図8は、本発明の実施の形態2の冷却装置のバイパス経路および液封部の連通時の動作を示す図である。さらに発熱量が増加すると図8に示すように、液封部29が帰還経路11b側へ押しこまれ、バイパス経路26は帰還経路11bと連通する。この瞬間、受熱空間13の圧力の一部が帰還経路11b側に開放され、第1の逆止弁20前後の圧力バランスは、第1の逆止弁20の動作可能な状態へと戻る。そのため、第1の逆止弁20閉鎖による空焚き(ドライアウト)状態となることが防止される。このように液封部29は、受熱空間13内の圧力の増加によって封鎖28が破られ、バイパス経路26を流入管24側へ向けて開く。すなわちバイパス経路26によって、発熱量が通常動作のレベルを超えた状態でも冷却装置37の安定動作状態が維持できる。
以上、本発明の実施の形態2において説明したように、バイパス経路26を設けることにより、発熱量が通常動作のレベルを超えた状態でも安定した性能を維持した冷却装置37が提供される。
また、バイパス経路26の作用により、第1の逆止弁20はさらに容易に開かせることができるので、流入管24に停留させる冷媒10の量は少なくできる。つまり、流入管24は高さが低くでき、冷媒10の量も少なくてすみ、冷却装置37の小型化が図られる。
図9は、本発明の実施の形態2の冷却装置の異なるバイパス経路を示す図である。図9に示すようにバイパス経路26は、放熱経路11aの途中と流入管24の上流部25とを接続している。発熱量が通常動作のレベルを超えるとバイパス経路26は、図7と同様に放熱経路11aの内圧PSが第1の逆止弁20の上流側圧力Puより大きくなる。そして受熱空間13内の圧力が、液封部29の表面張力より大きくなり、バイパス経路26が帰還経路11b側へ連通した状態となる。そして、放熱経路11aの内圧PSが帰還経路11b側へと開放されるため、第1の逆止弁20の上流側圧力Puと、第1の逆止弁20の下流側圧力PBとの圧力バランスは、第1の逆止弁20の動作可能な状態にもどる。したがって、半導体スイッチング素子6の発熱量が通常状態を超えるような状態へと増加した場合でも、第1の逆止弁20が閉鎖状態となる空焚き(ドライアウト)状態が容易に回避され、安定した冷却性能が維持される。
さらに、本発明の実施の形態2における熱輸送原理は、図4に示した基本形の冷却装置7の場合と同様、沸騰による受熱空間13の圧力と外気により冷やされた放熱体17の内圧との間に発生する圧力差である。しかし、図4に示したような基本形の冷却装置7の場合、その最大熱輸送能力は第1の逆止弁20の開閉条件に依存することになる。そのため第1の逆止弁20の入口側に冷媒10が存在していても、第1の逆止弁20が開く条件下でなければ、やがては空焚き(ドライアウト)になってしまう。これに対して、本発明の実施の形態2では、循環系に封入された冷媒10のすべてが沸騰される限界熱量まで、冷媒10が循環される冷却装置37が提供される。
なお、本発明の実施の形態2ではバイパス経路の流路断面積26aは、放熱経路の流路断面積11cに対して十分小さくして液封部29が形成された。しかし、バイパス経路26内にU字部が備えられることによっても液封部29が形成される。
本発明の冷却装置は、電気自動車の駆動装置としての電力変換装置、および高速演算処理装置等の冷却に有用である。
1 電気自動車
2 車軸
3 電動機
4 車室前方
4a フロントグリル
5 インバータ回路
6 半導体スイッチング素子
6a 熱
7,37 冷却装置
8 受熱部
9 放熱部
10 冷媒
11 循環経路
11a 放熱経路
11b 帰還経路
11c 放熱経路の流路断面積
12 受熱板
12a 外周
13 受熱空間
14 受熱カバー
15 流入口
16 排出口
17 放熱体
18 複数の管路
19 フィン
20 第1の逆止弁
21 冷媒滴下部
22 スリット
22a 流路
23 導入管
24 流入管
25 上流部
26 バイパス経路
26a バイパス経路の流路断面積
27 第2の逆止弁
28 封鎖
29 液封部

Claims (10)

  1. 発熱体から放出された熱が受け渡される受熱部と、
    前記受熱部に放熱経路および帰還経路を介して接続された放熱部とを備え、
    冷媒が前記受熱部から前記放熱経路、前記放熱部、および前記帰還経路を通って前記帰還経路の流入口から前記受熱部へ戻る冷却装置であって、
    前記受熱部は前記発熱体に接触して前記熱を吸収する受熱板と、
    前記受熱板を覆うとともに流れ込んだ前記冷媒を蒸発させる受熱空間を形成する受熱カバーとを備え、
    前記帰還経路は前記流入口に凝縮し停留した前記冷媒の水頭圧によって開く第1の逆止弁を備えたことを特徴とする冷却装置。
  2. 前記帰還経路の前記受熱部に接続される側は、前記流入口から鉛直に延びた流入管であり、前記受熱空間または前記放熱経路と前記流入管の上流部とを接続するバイパス経路を備えたことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 前記バイパス経路には前記流入管側へ開く第2の逆止弁を備えたことを特徴とする請求項2記載の冷却装置。
  4. 前記第2の逆止弁は、前記第1の逆止弁に比べ動作圧力が大きく形成され、前記受熱空間の圧力を前記流入管の凝縮した前記冷媒に加えることを特徴とする請求項3記載の冷却装置。
  5. 前記受熱部は前記受熱板の中心に冷媒滴下部と、前記冷媒滴下部から前記受熱板の外周に向けて放射状に流路を拡大するスリットと、凝縮した前記冷媒を滴下させるために前記流入口から前記冷媒滴下部までの導入管とを備えたことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  6. 前記流入管は前記導入管に比べて内容積が大きいことを特徴とする請求項5記載の冷却装置。
  7. 前記受熱空間と前記放熱経路との圧力は大気圧より低いことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  8. 前記バイパス経路の流路断面積は、前記放熱経路の流路断面積に比べて小さいことを特徴とする請求項2記載の冷却装置。
  9. 前記バイパス経路には凝縮した前記冷媒によって前記バイパス経路を封鎖する液封部が形成され、前記液封部は前記受熱空間内の圧力の増加によって前記封鎖が破られ前記バイパス経路を前記流入管側へ向けて開くことを特徴とする請求項8記載の冷却装置。
  10. 請求項1に記載の冷却装置を搭載し、前記冷却装置は車軸を駆動する電動機に接続された電力変換装置の冷却を行なうことを特徴とする電気自動車。
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