明 細 書 電子小切手システム、 金融情報管理システム及び電子小切手 管理装置 技術分野
本発明は電子小切手システム、 金融情報管理システム、 電子 小切手管理装置、 及び電子小切手管理プログラムを記録した媒 体に関し、 特に高い利便性を有する電子小切手システム、 金融 情報管理システム、 電子小切手管理装置、 及び電子小切手管理 プログラムを記録した媒体に関する。 背景技術
現金に代わる金銭支払い方法と して、 電子マネ一による支払 い方法がある。 電子マネーは、 電子化された金銭情報であ り 、 電子財布装置などに蓄えておく こ とができる。 そして、 商品の 購入などを行った者は、 現金の支払いに代えて、 電子的な金銭 情報を販売者側の端末装置などに移転する。 販売者は、 端末装 置に蓄えた金銭情報を、 銀行などの金融機関へ送り現金化する このよう にして、 現金を用いずに、 商取引を行う こ とが可能と なっている。
と ころで、 一般社会における金銭支払い方法と して、 小切手 を用いた支払いがある。 小切手を用いれば、 大金を持ち歩く 必 要がなく な り 、 現金の盗難などの危険を回避できる。 従来の小 切手を大別する と、 自己宛小切手のよう に小切手の発行機関が 責任保証する小切手と、 振出し人の信用をベース と した不渡り
の可能性を持つ小切手 (決済不能の リ スク を内在した小切手) とがある。 これらの小切手は、 用途に応じて使い分けられてい る。
このよ う な小切手による商取引を、 電子マネーと同様に電子 化された情報 (電子小切手) で行う こ とが考え られている。 こ の場合、 電子小切手と電子マネーとの大きな相違点は、 例えば 電子小切手には、 特公平 7 — 1 1 7 2 3 号公報の電子通貨シス テムにあるよう に、 発行金融機関による認証情報、 満了 日 (提 示期間) 、 並びに移転毎の追跡記録 (一般小切手 · 手形の裏書 きに相当) が付加されている こ とである。 こ の情報がある こ と によ り 、 電子小切手を受け取った者は、 発行金融機関を介して 電子小切手を換金する こ とができる。 その際に、 電子小切手を 発行しても らった者の口座からは、 小切手と して振出した金額 が引き出される。
しかし、 従来の電子小切手は、 通常の小切手の場合と同様の 問題点があ り 、 利便性に欠けていた。
すなわち、 自己宛小切手は小切手発行依頼人の預金口座の残 高のう ち、 小切手の振出し額に相当する金額が予め引き出され
1 枚の小切手と して発行されるため、 決め られた 1 つの用途で しか使用できない。 一方、 信用をベースにする一般小切手は、 小切手の決済元となる 口座の残高の金額と関係なく好きな金額 を振出すこ とができるため、 信用の低い会社及び個人において はほとんど流通する こ とが困難な状況である。
また、 従来の小切手は 1 度書き込まれた金額は変え られない ため、 同一金額の有価証券と して他人に譲渡する こ とはできる が、 小切手の金額を分割して譲渡する こ とが出来ない。 従って
一般には譲渡された小切手は、 一旦金融機関に取 り たて依頼を 行って現金に換える必要が有 り 、 流通性が極めて低い。 発明の開示
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであ り 、 利便性 を向上させた電子小切手システムを提供する こ とを目的とする , また、 本発明の他の目的は、 利便性を向上させて電子小切手 の発行及び換金を行う金融情報管理システムを提供する こ とで ある。
また、 本発明の他の目的は、 利便性の高い電子小切手を用い た取引をするための電子小切手管理装置を提供する こ とである , また、 本発明の別の目的は、 利便性の高い電子小切手の発行 や利用をコ ンピュータによって実現するための電子小切手管理 プログラムを記録した媒体を提供する こ とである。
本発明では上記課題を解決するために、 電子的な小切手情報 によ り金銭の授受を行う電子小切手システムにおいて、 認証情 報が付加された電子小切手の組を、 振出 し限度額付きで発行す る小切手発行手段と、 振出し済の前記電子小切手と ともに換金 要求を受け取ると、 受け取った前記電子小切手に付加されてい る前記認証情報に基づいて前記小切手発行手段によ り発行され た前記電子小切手である こ とを確認し、 受け取った前記電子小 切手に示された金額を換金する換金手段と、 を具備する金融情 報管理システムと、 前記金融情報管理システムよ り発行された 前記電子小切手の組を保持する電子小切手保持手段と、 同一組 の前記電子小切手によ り振出された金額の合計額を管理する合 計額管理手段と、 振出し指令が入力される と、 前記合計額に振
出し額を加算した値と前記振出し限度額とを比較し、 振出しの 許否を判断する振出し許否判断手段と、 前記許否判断手段によ り 、 振出 しが許可された場合には、 前記電子小切手に金額情報 を付加して出力する電子小切手振出し手段と、 を具備する振出 し側電子小切手管理装置と、 前記顧客側電子小切手管理装置が 振出した前記電子小切手を受け取る電子小切手取得手段と、 前 記金融情報管理システムへ、 前記金額情報が付加された前記電 子小切手と ともに換金要求を出力する換金要求手段と、 を具備 する受取側電子小切手管理装置と、 を有する こ とを特徴とする 電子小切手システムが提供される。
この電子小切手システムによれば、 顧客が小切手の発行要求 を金融情報管理システムに送る と、 小切手発行手段によ り電子 小切手の組が振出し限度額付きで発行される。 発行された電子 小切手は、 振出し側電子小切手管理装置の電子小切手保持手段 によって保持される。 そして、 顧客が振出し側電子小切手管理 装置に対し、 振出し指令を入力する と、 判断手段によ り 、 合計 額に振出し額を加算した値と振出し限度額とが比較され、 振出 しの許否が判断される。 振出しが許可されれば、 電子小切手振 出し手段によ り 、 電子小切手が振出される。 振出された電子小 切手は、 受取側電子小切手管理装置の電子小切手取得手段で受 け取られ、 保持される。 売手が換金指令を受取側電子小切手管 理装置に入力する と、 換金要求手段から金融情報管理システム へ、 換金要求が出される。 する と、 金融情報管理システム内の 換金手段が、 受け取った電子小切手に付加されている認証情報 に基づいて電子小切手の認証を行い、 認証が正常に終了 したら 受け取っ た電子小切手に示された金額を換金する。
また、 金銭の授受を管理する金融情報管理システムにおいて, 認証情報が付加された電子小切手の組を、 振出 し限度額付きで 発行する小切手発行手段と、 振出し済の前記電子小切手と とも に換金要求を受け取る と、 受け取った前記電子小切手に付加さ れている前記認証情報に基づいて前記小切手発行手段によ り発 行された前記電子小切手である ことを確認し、 受け取った前記 電子小切手に示された金額を換金する換金手段と、 を有する こ とを特徴とする金融情報管理システムが提供される。
このような金融情報管理システムによれば、 顧客が小切手の 発行要求を金融情報管理システムに送る と、 小切手発行手段に よ り電子小切手の組が振出し限度額付きで発行される。 そして 換金要求を受け取る と、 換金手段が、 受け取った電子小切手に 付加されている認証情報に基づいて電子小切手の認証を行い、 認証が正常に終了した ら、 受け取った電子小切手に示された金 額を換金する。
また、 電子的な小切手情報を管理する電子小切手管理装置に おいて、 電子小切手の組を保持する電子小切手保持手段と、 同 一組の前記電子小切手によ り振出された金額の合計額を管理す る合計額管理手段と、 振出し指令が入力される と、 前記合計額 に振出し額を加算した値と前記振出し限度額とを比較し、 振出 しの許否を判断する振出し許否判断手段と、 前記許否判断手段 によ り 、 振出しが許可された場合には、 前記電子小切手に金額 情報を付加して出力する電子小切手振出し手段と、 を有する こ とを特徴とする電子小切手管理装置が提供される。
このような電子小切手管理装置によれば、 振出し指令が入力 される と、 判断手段によ り 、 合計額に振出し額を加算した値と
振出し限度額とが比較され、 振出しの許否が判断される。 振出 しが許可されれば、 電子小切手振出し手段によ り 、 電子小切手 が振出される。
また、 電子的な小切手情報によ り 金銭の授受を行う ための電 子小切手管理プログラムを記録した媒体において、 認証情報が 付加された電子小切手の組を、 振出し限度額付きで発行する小 切手発行手段、 振出し済の前記電子小切手と と もに換金要求を 受け取る と、 受け取った前記電子小切手に付加されている前記 認証情報に基づいて前記小切手発行手段によ り発行された前記 電子小切手である こ とを確認し、 受け取った前記電子小切手に 示された金額を換金する換金手段、 と してコ ンピュータを機能 させるための電子小切手管理プログラムを記録した媒体が提供 される。
この媒体に記録された電子小切手管理プログラムをコ ンビュ 一夕に実行させれば、 認証情報が付加された電子小切手の組を 振出し限度額付きで発行する小切手発行手段、 及び振出し済の 電子小切手と ともに換金要求を受け取る と、 受け取った電子小 切手に付加されている認証情報に基づいて小切手発行手段によ り発行された電子小切手である こ とを確認し、 受け取った電子 小切手に示された金額を換金する換金手段の各機能が、 コ ンビ ュ一夕によって実現される。 図面の簡単な説明
図 1 は本発明の原理構成図である。
図 2 は電子小切手システムの全体構成図である。
図 3 は電子財布装置のメモ リ 内の情報を示す図である。
図 4 は小切手 · 手形管理情報領域のデータ フ ォーマツ ト を示 す第 1 の図である。
図 5 は小切手 · 手形管理情報領域のデータフ ォーマツ ト を示 す第 2 の図である。
図 6 は支払い処理手順の第 1 の例を示す図である。
図 7 は支払い処理手順の第 2 の例を示す図である。
図 8 は支払い処理手順の第 3 の例を示す図である。
図 9 は支払い処理手順の第 4 の例を示す図である。
図 1 0 は A T Mによる電子小切手の発行依頼処理を示すフ ロ —チヤ一 卜である。
図 1 1 は電子財布装置による電子小切手の発行依頼処理のフ ローチャー 卜である。
図 1 2 は電子小切手の発行処理を示すフローチャー トの前半 である。
図 1 3 は電子小切手の発行処理を示すフローチャー トの後半 である。
図 1 4 は振出し (支払い) 処理を示すフ ローチャー ト の前半 である。
図 1 5 は振出し (支払い) 処理を示すフ ローチャー ト の後半 である。
図 1 6 は再振出し処理のフ ローチャー トの前半である。
図 1 7 は再振出し処理のフ ローチャー トの後半である。
図 1 8 は電子小切手の受取 り処理のフ ローチャー ト の前半で ある。
図 1 9 は電子小切手の受取り処理のフローチャー トの後半で ある。
図 2 0 は小切手 I Dの付与方法の第 1 の例を示す図である。 図 2 1 は小切手 I Dの付与方法の第 2 の例を示す図である。 図 2 2 は小切手 I Dの付与方法の第 3 の例を示す図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図 1 は、 本発明の原理構成図である。 本発明の電子小切手シ ステムは、 複数の金融機関の金融情報を管理している金融情報 管理システム 1 0 、 商品を購入する顧客 (買手) Aが所有する 振出し側電子小切手管理装置 2 0 、 及び商品を販売する商店 (売手) Bが所有する受取側電子小切手管理装置 3 0 で構成さ れる。
金融情報管理システム 1 0 は、 電子小切手を発行する金融機 関の所有する発行金融機関側管理装置 1 1 と、 商店 Bが直接取 引をしている金融機関が所有する売手取引金融機関側管理装置 1 2 とからなる。
発行金融機関側管理装置 1 1 には、 顧客口座 1 1 a 、 小切手 発行手段 1 l b、 凍結手段 1 l c 、 出金手段 1 I dがある。 顧 客口座 1 1 a は、 発行金融機関側管理装置 1 1 に対して発行要 求を送る顧客 Aの預金口座のデータベースである。 小切手発行 手段 1 1 b は、 発行要求を受け取る と、 認証情報が付加された 電子小切手の組を、 振出し限度額付きで発行する。 このとき、 顧客 Aが要求する金額や与信度 (顧客 Aの信用度を表す数値) などに基づいて、 振出し限度額、 振出し限度回数 (再振出しを 何回まで認めるか) 、 及び有効期間を定め、 その情報を電子小 切手に付加する。 電子小切手は、 要求された枚数分発行される
凍結手段 1 1 c は、 与信度に基づいて、 顧客口座 1 1 a 内の残 高の一部を凍結する。 出金手段 l i d は、 換金要求がある と、 換金要求と ともに送られてく る振出し済み電子小切手の認証を 行い、 正しければ振出された金額を顧客口座 1 1 aから引き出 し、 電子的な金銭情報と して売手取引金融機関側管理装置 1 2 へ送る。
売手取引金融機関側管理装置 1 2 には、 売手口座 1 2 a と入 金手段 1 2 b とがある。 売手口座 1 2 a は、 振出された電子小 切手の換金を求める商店 B の口座のデータベースである。 入金 手段 1 2 b は、 発行金融機関側管理装置 1 1 から送られた金銭 情報に基づいて、 電子小切手で振出された金額を売手口座 1 2 a に入金する。
なお、 小切手の発行金融機関に、 売手 Bの口座がある場合に は、 発行金融機関側管理装置 1 1 と売手取引金融機関側管理装 置 1 2 とが分れている必要はない。 また、 発行金融機関側管理 装置 1 1 の出金手段 1 1 d と売手取引金融機関側管理装置 1 2 の入金手段 1 2 b とによ り 、 売手 Bからの換金要求に応じて顧 客口座 1 1 aから売手口座 1 2 aへの振込み処理を行う換金手 段 1 0 aが構成されている。
振出し側電子小切手管理装置 2 0 は、 電子小切手保持手段 2 1 、 合計額管理手段 2 2 、 振出し許否判断手段 2 3 、 及び電子 小切手振出し手段 2 4 を有している。 電子小切手保持手段 2 1 は、 金融情報管理システム 1 0 から発行された複数の電子小切 手を保持する。 合計額管理手段 2 2 は、 1 組で発行された複数 の電子小切手の一部が使用される度に、 それまでの振出し合計 額を計算し、 保持している。 振出し許否判断手段 2 3 は、 顧客
Aから振出し指令があった場合に、 振出 しの許否を判断する。 許否の判断には、 電子小切手の残り枚数、 振出し限度額、 有効 期間などの情報をも とに判断する。 振出し限度額に関して言え ば、 今回の振出し額と前回までの振出し合計額とを加算した額 が、 振出し限度額を超えるか否かを判断する。 振出し限度額を 超えてしま う ようであれば、 振出し不可の判定を下し、 振出し 限度額を超えないよ うであれば、 振出し可の判定を下す。 電子 小切手振出し手段 2 4 は、 振出し許否判断手段 2 3 によ り振出 し可の判定が下された場合には、 振出し指令で指定された金額 の電子小切手を受取側電子小切手管理装置 3 0 へ振出す。
受取側電子小切手管理装置 3 0 は、 電子小切手取得手段 3 1 換金要求手段 3 2 、 及び再振出し手段 3 3 を有している。 電子 小切手取得手段 3 1 は、 振出し側電子小切手管理装置 2 0 から 振出された電子小切手を受け取り、 保持する。 換金要求手段 3 2 は、 商店 Bから換金指令が入力された場合に、 電子小切手取 得手段 3 1 が受け取った電子小切手で振出された金銭の換金要 求 (例えば、 指定口座への振込み要求) を発行金融機関側管理 装置 1 1 へ送信する。 再振出し手段 3 3 は、 再振出し指令が入 力された場合に、 電子小切手取得手段 3 1 が受け取った電子小 切手に裏書きをし、 他の電子小切手管理装置 4 0 へ再振出しを 行う。 こ こで裏書き とは、 再振出しを行う者に関する情報を、 電子小切手に付加する こ とである (具体的には、 後述する再使 用情報領域に各種情報を設定する) 。 なお、 再振出しを行う際 には、 最初に振出された金額を分割して振出すこ と もできる。 すなわち、 電子小切手取得手段 3 1 が取得した 1 枚の電子小切 手を分割し、 複数の電子小切手管理装置 4 0 に対して個別に振
出すこ とができる。 この場合、 分割されて生成された新たな電 子小切手には、 新たな小切手 I Dが振られる。
このよ うな構成の電子小切手システムにおいて、 電子小切手 の使用を望む顧客 Aは、 自己の口座が開設されている発行金融 機関側管理装置 1 1 に対して、 電子小切手の発行要求を入力す る。 こ の発行要求には、 希望する電子小切手の枚数や使用予定 金額が含まれる。 発行要求は小切手発行手段 1 1 b と、 凍結手 段 1 1 c とで受け取られ、 小切手発行手段 1 1 b によって電子 小切手が発行される とともに、 凍結手段 1 1 c によって顧客口 座 1 1 a 内の一定の金額が凍結される。 小切手発行手段 1 1 b によって発行された電子小切手は、 顧客 Aの所有する振出し側 電子小切手管理装置 2 0 に入力され、 電子小切手保持手段 2 1 で保持される。
そして、 顧客 Aが商店 Bへ商品を注文し、 商品の代金を振出 し金額と した電子小切手の振出し指令を、 振出し側電子小切手 管理装置 2 0 へ入力する。 する と、 振出し許否判断手段 2 3 に よ り 、 振出しを許可すべきか否かが判断される。 振出しが許可 されれば、 電子小切手振出し手段 2 4が、 電子小切手を受取側 電子小切手管理装置 3 0 へ送信する。 送信された電子小切手は 電子小切手取得手段 3 1 で受け取られる。
商店 Bが電子小切手を換金するには、 換金指令を受取側電子 小切手管理装置 3 0 へ入力する。 する と、 換金要求手段 3 2 が 発行金融機関側管理装置 1 1 に対して、 換金する電子小切手と と もに換金要求を送信する。 換金要求は出金手段 1 I d で受け 取られる。 出金手段 l i d は、 送られてきた電子小切手の認証 を行った後、 電子小切手の振出し額の金銭情報を顧客口座 1 1
aか ら引き出し、 その金銭情報を売手取引金融機関側管理装置 1 2 へ送る。 売手取引金融機関側管理装置 1 2 では、 入金手段 1 2 bが売手口座 1 2 aへの入金処理を行う。
一方、 商店 Bが受け取った電子小切手を他の者に再度振出す には、 再振出し指令を受取側電子小切手管理装置 3 0 へ入力す る。 する と、 再振出し手段 3 3 が、 電子小切手取得手段 3 1 が 保持している電子小切手に裏書きを して、 他の電子小切手に対 して振出す。 このとき、 必要に応じて、 電子小切手が分割して 振出される。
以上のよう に、 本発明によれば、 顧客が電子小切手を振出す 際に、 振出 し限度額を超えていないかどうかが判断されるため 不正に大金の電子小切手が振出される こ とがなく なる。 しかも 発行金融機関側管理装置 1 1 では、 顧客 Aの与信度に応じた金 額を凍結しているため、 電子小切手が不渡り になる危険性を低 く 抑える こ とができる。 その一方で、 振出し限度額以内であれ ば自 由に使用できるため、 非常に便利である。
また、 再振出しの際に分割する こ とができるため、 振出され た際の金額よ り も低い金額の支払いに対しても再振出しを行う こ とができる。
なお、 図 1 で示した構成では、 振出し側電子小切手管理装置
2 0 の機能と、 受取側電子小切手管理装置 3 0 の機能を別々 に して説明しているが、 現実に顧客が電子小切手を使う場合には 1 つの電子小切手管理装置 (例えば、 電子財布装置や商店に設 置された端末装置など) の中に、 振出し側電子小切手管理装置 2 0 の機能と受取側電子小切手管理装置 3 0 との機能を備えて いる。 以下の実施の形態の説明における電子財布装置と端末装
置とに関しても、 それぞれが、 振出 し側電子小切手管理装置 2 0 の機能と受取側電子小切手管理装置 3 0 の機能との双方を有 している ものとする。
また、 与信度に基づく 残高の凍結額、 振出し限度回数及び有 効期間は、 例えば以下のよう にして求める こ とができる。
【数 1 】
残高の凍結額 =振出し限度額 X ( 1 0 0 —与信度) ÷ 1 0 0
( 1 )
【数 2 】
振出し限度回数 =振出し標準回数 X
( 1 +与信度 ÷ 1 0 0 ) / ( 2 —与信度 ÷ 1 0 0 )
( 2 )
【数 3 】
有効期間 =標準有効期間 X
( 1 +与信度 ÷ 1 0 0 ) Z ( 2 —与信度 ÷ 1 0 0 )
( 3 ) こ こで、 与信度は、 0 〜 1 0 0 %の範囲で発行金融機関が発 行依頼人に対して評価する信用度である。 与信度は、 数値が大 きい方が、 顧客の信用度が高い こ とを示している。 振出し限度 額は、 電子小切手の発行依頼人の使用予定の申請額である。 振 出し標準回数は、 発行金融機関で予め設定されている (例えば
1 0 回) 。 標準有効期間は、 発行金融機関で予め設定されてい る (例えば、 3 ヶ 月) 。
上記の式によれば、 振出し限度回数と有効期間とは、 与信度 が 0 %のときは標準値の 1 Z 2 とな り 、 与信度が 5 0 %のとき は標準値とな り 、 与信度が 1 0 0 %のときは標準値の 2倍とな
る。
なお、 振出 し限度回数を、 振出 し限度額、 または残高の凍結 額か ら算出するよ う に してもよ い。 この ときの残高の凍結額は . 必ずし も振出 し限度額や与信度に基づいて算出する必要はない , 次に、 本発明の実施の形態を具体的に説明する。
図 2 は、 電子小切手システムの全体構成図である。 電子小切 手システムは、 各装置がネ ッ ト ワーク 5 1 で接続されている。
発行銀行コ ンピュータ 5 2 は、 顧客に対して電子小切手を発 行する銀行のコ ン ピュータである。 電子財布装置 5 3 は、 電子 小切手な どの電子的な金銭情報を保持し、 端末装置 5 4 に対し て、 電子小切手を振出すこ と のできる装置である。 端末装置 5 4 は、 商店 B が所有 してお り 、 電子小切手を電子財布装置 5 3 か ら受け取る と共に、 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 に対して、 電 子小切手の金額を振 り 込むべき旨の要求を行う こ とのできる装 置である。 全銀システム 5 5 は、 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 と 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 との間に設け られてお り 、 多数 の銀行間の金銭情報の授受を管理 している。 売手取引銀行コ ン ピュー夕 5 6 は、 商店 B の取引銀行のコ ン ピュータである。 コ ル レス銀行コ ン ピュータ 5 7 は、 発行銀行との間でコル レス契 約が結ばれている銀行のコ ン ピュータである。 ク レジ ッ ト会社 コ ン ピュータ 5 8 は、 顧客 Aが契約 している ク レジッ ト会社の コ ン ピュータである。 A T M (An tomat i c Tel ler' s Machine) 5 9 は、 ネ ッ ト ワーク に直接接続された金融機関の端末装置で ある。
なお、 電子財布装置 5 3 、 端末装置 5 4 、 及び A T M 5 9 も 他の金融機関のコ ン ピュータ と同様にプロセ ッサ、 メモ リ 及び
入出力用ィ ン夕 フ ェースを有した一種のコ ン ピュータである。 このよ うな構成のシステムにおいて、 顧客 Aは、 まず電子財 布装置 5 3 、 も し く は発行銀行コ ン ピュータ 5 2 に直接接続さ れた A T Mを用いて、 電子小切手の発行を依頼する。 する と、 発行銀行コ ンピュータ 5 2 によって電子小切手が発行される。 電子財布装置 5 3 には、 様々な情報が格納されている。
図 3 は、 電子財布装置 5 3 のメモ リ 内の情報を示す図である , 共通制御部には、 電子財布装置 5 3 を動作させるための基本 的な制御情報が格納されている。 例えば、 以下に説明する各種 情報のメモリ ア ド レスなどが登録されている。
電子財布管理情報領域には、 電子財布 I D (発行 N o . ) 、 発行日 、 有効期間、 発行機関名、 発行機関コー ド、 パスワー ド 電子財布タイ プ、 最新使用 日時、 及び最新使用取引情報が格納 されている。 電子財布 I Dは、 この電子財布装置が発行された 際に付与される識別コー ドである。 発行日は、 この電子財布装 置が発行された日付である。 発行機関名は、 この電子財布装置 を発行した機関の名称である。 発行機関コー ドは、 発行機関に 付与されている識別コー ドである。 電子財布装置のパス ワー ド は、 この電子財布装置の所有者のみが知っている文字列であ り 電子財布装置を使用する際の本人確認に用い られる。 電子財布 タイ プは、 使用モー ド と I Z〇モー ド とが設定されている。 使 用モー ド とは、 電子マネーだけを使用する電子財布装置か、 決 済口座マネー (小切手 · 手形) だけを使用する電子財布装置か も し く はそれらの両方を使用する電子財布装置かの設定である I Z Oモー ドは、 入出力機能の有無の設定である。 最新使用 日 時は、 取引 (照会を含む場合有り ) した最新の年月 日 と時刻が
設定されている。 最新使用取引情報には、 最新の取引の内容が 保存されている。
本人管理情報領域は、 プライ バシー情報領域、 本人確認情報 領域、 及びネ ッ ト ワーク管理情報領域に分け られている。 ブラ ィ パシー情報領域は、 所有者本人の氏名、 性別、 住所な どの情 報が格納されている。 本人確認情報領域には、 ディ ジタル署名 な どの情報が格納されている。 ネ ッ ト ワーク管理情報領域には. ネ ッ ト ワーク ァ ド レスや、 本人の I Dな どが格納されている。
取引管理情報領域は、 取引管理情報制御部、 認証機関情報、 取引管理セ ン夕情報、 金融機関情報、 ク レジッ ト カー ド、 及び ハウスカー ド会社情報か らなる。 取引管理情報制御部には、 取 引管理に必要な各種情報のメモ リ ァ ド レスなどが格納さ れてい る。 認証機関情報は、 認証機関名やその識別コー ドな どの情報 である。 取引管理セ ン夕情報は、 取引管理セ ン夕名やその識別 コー ドな どの情報である。 金融機関情報は、 金融機関名やその 識別コー ドなどの情報である。 ク レジッ トカー ド会社情報は、 ク レジッ トカー ド会社名やその識別コー ドなどの情報である。 ハウスカー ド会社情報は、 ハウスカー ド会社名やその識別コー ドなどの情報である。
マネー管理情報領域は、 電子マネーの取引に用い られる領域 であ り 、 マネー制御部とマネー管理部とか らなる。 マネ一管理 部には、 現在の 日付やサブパス ヮー ドな どが格納されている。 マネー管理部には、 電子マネーの残高や支払い時の条件 (本人 確認をすべきか否か等) が格納されている。
小切手 · 手形管理情報領域は、 小切手 · 手形管理情報制御 部、 本人小切手情報管理部、 及び受取小切手情報管理部か らな
る。 小切手 · 手形管理情報制御部は、 小切手や手形を管理する ための各種情報のメ モ リ ァ ド レスな どが格納されている。 本人 小切手情報管理部には、 小切手発行金融機関名や振出 し限度額 な どが格納されている。 受取小切手情報管理部には、 受け取つ た小切手の振出 し元の金融機関名や、 振出 し金額な どが格納さ れている。
図 4 は、 小切手 · 手形管理情報領域のデータフォーマッ ト を 示す第 1 の図である。 こ の図には、 小切手 ' 手形の管理情報 制御部と本人小切手情報管理部との内容が示されている。
小切手 ' 手形の管理情報制御部は、 さ ら にア ド レス と項目 管理部、 パス ワー ド管理部に分けられている。 ア ド レス と項目 管理部には、 振出 し情報の共通情報領域ア ド レス とその領域の 項目管理情報、 振出 し情報の使用情報領域ア ド レス とその領域 の項目管理情報、 受取管理情報の受取情報領域ア ド レス とその 領域の項目管理情報、 及び受取情報の再使用情報領域ア ド レス とその領域の項目管理情報が格納されている。 パス ワー ド管理 部には、 サブパス ワー ド、 パス ワー ド使用形態及びデジタル署 名タイ プが格納されている。
本人小切手情報管理部の共通情報領域には、 小切手発行金融 機関名、 金融機関口座情報管理ア ド レス、 発行日 Z時刻、 振出 し限度額、 小切手タイ プ、 小切手分割モー ド 、 自己担保額 (凍 結情報) 、 コルレス連動凍結情報、 小切手発行枚数、 小切手 I D (小切手枚数分) 、 小切手有効期間、 振出 し限度回数、 小切 手使用済枚数、 及び仮決済小切手情報が格納されている。 なお 仮決済小切手情報は暗号化 (ブライ ン ド) されてお り 、 発行銀 行コ ン ピュータ 5 2 でのみ参照可能なデ一夕である。
こ こで、 振出し限度額とは、 発行された小切手に対して使用 できる最大金額である。 なお、 小切手有効期間を超過する力 振出し限度額を使い切るか、 も し く は発行された小切手を全て 使い切っ たとき、 小切手発行内容を清算し、 新たに小切手の再 発行を行う ことができる。 この際、 振出し限度額を使い切って いない場合には、 その差額分を凍結資金か ら差し引かれる。
小切手タイ プとは、 自己宛小切手、 連動凍結小切手、 当座小 切手、 与信度などの小切手属性の設定である。
小切手分割モー ド とは、 小切手を受け取った側が、 再使用 (再振出 し) する際、 取得小切手を分割して使用できる小切手 であるか否かの設定である。 さ らに分割して使用できる小切手 の場合には、 「再振出し小切手 I D (識別子) 」 が、 階層方式 金額連番方式または再割当方式のいずれであるかの設定もなさ れる。 再振出し小切手 I D の設定方式については後述する (図 2 0 〜図 2 2 ) 。
自己担保額は、 発行銀行で凍結されている金額を示している この金額は、 本人の与信度に基づいて決定されている。 与信度 が高ければ自己担保額は少なく てすみ、 与信度が低ければ自己 担保額は多く なる。
コルレス連動凍結情報は、 コルレス銀行の預金を凍結した場 合に、 その銀行名や凍結額などが格納される。
小切手発行枚数は、 電子小切手と して発行された小切手の枚 数である。 従って、 この枚数を超えて小切手を振出すこ とはで きない。
小切手 I Dは、 振出された各小切手を特定するための識別子 であ り 、 不正を防止するため、 小切手 N o . のよう に連番では
なく 、 英数字や記号などで構成される予測不可能な文字列が付 与される。 この小切手 I Dは、 小切手を再振出 しする際には、 別の小切手 I Dが付与される。
小切手有効期間は、 小切手の振出すこ とのできる期間を定め ている。 こ の期間を過ぎた後は、 小切手を振出すこ とはできな い
振出 し限度回数は、 小切手を振出して、 受け取った側 (裏書 人) が何回使用できるかを示す。 例えば、 振出し限度回数に
[ 1 J を設定した場合は、 最初の振出し人か ら受け取っ た者 は、 他人に再度振出すこ とができず、 換金 (小切手の入金) す る必要がある。 なお、 振出し限度回数に 「 0 」 を設定した場合 は、 裏書きの回数に制限はない。
小切手使用済枚数は、 実際に小切手を振出した枚数を示して いる (仮払いの小切手も含む) 。 こ の値は、 小切手の振出 しが 行われる度に 1 ずつカウン トア ッ プされる。
仮払い小切手情報は、 仮払い した小切手 I D とア ド レスを管 理するための情報である。
振出 し情報領域には、 小切手 I D、 振出し 日 Z時刻、 金額、 振出し先情報、 振出し N o . 、 換金可能日、 換金可能有効期間 振出し用途、 仮決済タイ プ、 本決済予定日、 本決済日 Z時刻、 及び商品受取日 Z時刻の各情報が、 小切手が振出される度に設 定される。
こ こで、 振出し先情報は、 振出した相手に関する情報 (名称 や住所など) が格納されれいる。
振出 し N 0 . は、 この小切手が振出された回数が設定される 不正を防ぐために設定される番号である (後述の再振出 し N o
も同様) 。
換金可能日 は、 いつ以降に換金できるのかが設定されている , この換金可能日以降でなければ、 小切手を受け取った者は換金 する こ とが出来ない。 なお、 こ の換金可能日 は、 振出し相手の 承諾を得て設定する必要がある。
換金可能有効期間は、 振出し時に設定する換金可能である状 態の期限である。 この期限は、 換金可能日≤換金可能有効期間 ≤小切手有効期間の範囲で設定する。
振出し用途は、 電子コ ンテンツ商品 (電子情報の内容) の代 金、 物流商品の代金、 取引代金などの使用用途を示す (後述の 再振出し用途も同様) 。
仮決済タイ プは、 仮払い小切手の支払形態を示す。 これには 売手に直接支払う タイ プ、 売手の取引銀行に支払う タイ プ、 及 び取引管理セン夕に支払う タイ プがある。
本決済予定日は、 仮払いにおいて、 商品受取日後、 何日 まで に本決済をする必要があるかを示す。
本決済日 Z時刻は、 仮払いにおいて、 本決済を行った 日時を 示す。
商品受取日時/時刻は、 仮払いにおいて、 商品 (物、 電子コ ンテン
ッ) を受け取った 日付と時刻を示している。
図 5 は、 小切手 · 手形管理情報領域のデータフ ォーマツ 卜 を 示す第 2 の図である。 この図には、 受取小切手情報管理部の内 容が示されている。
受取小切手情報管理部は、 受取情報領域と再使用情報領域と か ら構成されてお り 、 受取情報領域は、 さ らに振出し元情報と
受取情報とに分れている。
振出し元情報には、 小切手の国名、 国 I D、 通貨単位、 小切 手 I D、 発行金融機関名、 発行金融機関コー ド、 営業店名、 営 業店コー ド、 小切手発行日、 小切手タイ プ、 小切手分割モー ド . 凍結情報、 振出し限度回数、 換金可能有効期間、 口座 N o . 、 振出し 日 Z時刻、 振出 し N o . Z振出し情報、 換金可能日、 振 出 し金額、 振出し人認証情報、 及び振出し先情報が設定されて いる。 こ こで、 振出し人認証情報は、 振出した人の認証情報 (ディ ジタル署名) である (後述の再振出し人認証情報も同 様) 。 また、 口座 N o . は暗号化されてお り 、 発行銀行コ ンビ ユ ー夕のみが参照できる
受取情報には、 再振出し I D、 再振出し 日 Z時刻、 再振出し 金額、 再振出し人認証情報、 小切手振出し回数、 再振出し用途 再振出し N o . 、 及び裏書人認証情報が含まれる。 これらの各 情報は、 再振出し電子小切手を受け取った際に保存される。
再使用情報領域には、 再振出し小切手 I D、 再振出し 日 Z時 刻、 再振出し金額、 再振出し先情報、 再振出 し N o . 、 再振出 し用途、 小切手振出 し回数、 受取情報領域の小切手ア ド レス、 仮払いタイ プ、 本決済予定日、 本決済日 Z時刻、 及び商品受取 日 /時刻が含まれる。 これらの各情報は、 再振出 しを行う度に 保存される。
なお、 図 3 から図 5 に示したよ うなデータ と同様のデータ記 憶領域は、 商店における端末装置にも設けられている。
以上のような電子小切手システムによ り 、 電子小切手を用い た料金の支払いを行う こ とができる。 こ の電子小切手による支 払い方法と しては、 以下の 4通り の方法がある。
図 6 は、 支払い処理手順の第 1 の例を示す図である。
[ S 1 ] 顧客は、 商店に対して商品を発注する。 商品の代金は 所有している電子財布装置 5 3 によ り 、 電子小切手で支払う。
[ S 2 ] その電子小切手は、 商店の端末装置 5 4 で受け取られ る。 そして、 商店側では、 端末装置 5 4から発行銀行コ ンビュ 一夕 5 2 に対して、 電子小切手のチェッ ク と、 振込み依頼を行 う。 このとき、 自己の口座を指定する。
[ S 3 ] 振込み依頼を受け取った発行銀行コ ンピュータ 5 2 は 電子小切手の認証情報をチェ ッ ク し、 同行か ら発行された電子 小切手である こ とを確認する。 確認の後、 自行内の顧客 Aの口 座から出金処理を行う。 こ こで、 顧客 Aの口座に十分な預金残 高があればステッ プ S 1 0 に進むが、 預金残高が不足してる場 合には、 ステッ プ S 4以下の処理を行う。
[ S 4 ] 発行銀行コ ンピュータ 5 2 は、 コルレス銀行コ ンビュ 一夕 5 7 に対して、 出金依頼を行う。
[ S 5 ] コルレス銀行コ ンピュータ 5 7 は、 顧客 Aの口座に十 分な預金残高があれば、 出金処理を行う。
[ S 6 ] コルレス銀行コ ンピュータ 5 7 は、 発行銀行コ ンビュ 一夕 5 2 に対して、 出金処理の結果を通知する。 すなわち、 出 金処理を行ったのであれば、 出金処理の内容を通知し、 預金残 高が不足していたのであれば、 出金処理ができなかった旨を通 知する。
コルレス銀行コ ンピュータ 5 7 からの結果通知を受けた発行 銀行コ ンピュータ 5 2 は、 出金処理を行った旨の通知であれば ステッ プ S 1 0 に進むが、 出金処理が出来なかっ た旨の通知で あれば、 ステッ プ S 7 以下の処理を行う。
[ S 7 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 ク レジ ッ ト会社コ ン ビ ユ ー夕 5 8 に対して、 出金依頼を行う 。
[ S 8 ] ク レジッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 は、 顧客 Aに貸 し出 す こ とのできる金額が十分にあれば、 出金処理を行う 。 こ こで ク レジ ッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 の出金処理は、 ク レジ ッ ト会 社が代金を立て替えて支払う ための処理であ り 、 顧客 Aは、 後 日 ク レジ ッ ト会社に立て替え代金を支払う 。
[ S 9 ] ク レジッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 は、 発行銀行コ ン ビ ユ ー夕 5 2 に対して、 出金処理の結果を通知する。 すなわち、 出金処理を行っ たのであれば、 出金処理の内容を通知 し、 貸 し 出 し可能な金額が不足していたのであれば、 出金処理ができな かっ た旨を通知する。
[ S 1 0 ] 発行銀行コ ンピュータ 5 2 は、 小切手管理処理、 振 込み (出金) 処理、 明細作成処理を行う 。
[ S 1 1 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 商店 B の端末装置 5 4 か ら の振込み依頼に応じて行っ た一連の処理 (ステッ プ S 3 〜 S 9 ) の結果を、 商店 B の端末装置 5 4 へ通知する。
[ S 1 2 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 明細書を顧客 A に送 付する。
[ S 1 3 ] 発行銀行コ ンピュータ 5 2 は、 全銀システム 5 5 に 対して振込み依頼を行う 。
[ S 1 4 ] 全銀システム 5 5 は、 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 に対して、 振込み通知を行う 。
[ S 1 5 ] 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 は、 振込 (入金) 処 理を行う 。
[ S 1 6 ] 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 は、 振込み完了通知
を売手端末装置 5 4 に対して行う。
[ S 1 7 ] 商店 Bの店員は、 振込み完了通知の受信を確認する と、 顧客 A宛に商品を発送する。
このよ う に して、 電子小切手を用いて商品の代金を支払う こ とができる。
なお、 この例に示した取引では、 商店側にとっては、 代金の 受取を確認した後に商品を発送するため、 確実に代金を受け取 る こ とができる。 と ころが、 悪質な業者がいた場合には、 顧客 が商品を受け取れない可能性がでてく る。 そこで、 顧客が確実 に商品を受け取れるよ う にするために、 以下のよ うな処理を行 う こ とができる。
図 7 は、 支払い処理手順の第 2 の例を示す図である。 なお、 括弧付きのステッ プ番号で示した処理 ( S 2 0 、 S 3 3 1 , S 4 2 1 ) は本処理の変形例であるため、 後述する。
[ S 2 1 ] 顧客は、 商店に対して商品を発注する。 商品の代金 は、 所有している電子財布装置 5 3 によ り 、 電子小切手の仮払 いを行う。
[ S 2 2 ] その電子小切手は、 商店の端末装置 5 4で受け取ら れる。 そして、 商店側では、 端末装置 5 4か ら発行銀行コ ンビ ユ ー夕 5 2 に対し して、 仮払いの電子小切手のチェッ ク と、 振 込み依頼を行う。
[ S 2 3 ] 振込み依頼を受け取った発行銀行コ ンピュータ 5 2 は、 仮払いの電子小切手の認証情報をチェッ ク し、 同行から発 行された電子小切手である こ と を確認する。 確認の後、 自行内 の顧客 Aの口座から仮出金処理を行う。 仮出金処理の段階では 振り込むべき金額が凍結されるだけであ り 、 実際の振込みは行
われない。 こ こで、 顧客 Aの 口座に十分な預金残高があればス テ ツ プ S 3 0 に進むが、 預金残高が不足 してる場合には、 ステ ッ プ S 2 4 以下の処理を行う 。
[ S 2 4 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 コル レス銀行コ ン ビ ユ ー夕 5 7 に対して、 仮出金依頼を行う 。
[ S 2 5 ] コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 は、 顧客 Aの 口座に 十分な預金残高があれば、 仮出金処理を行う 。
[ S 2 6 ] コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 は、 発行銀行コ ン ビ ユ ー夕 5 2 に対して、 仮出金処理の結果を通知する。 すなわち 仮出金処理を行っ たのであれば、 仮出金処理の内容を通知 し、 預金残高が不足 していたのであれば、 仮出金処理ができなかつ た旨を通知する。
コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 か ら の結果通知を受けた発行 銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 仮出金処理を行っ た旨の通知であれ ばステッ プ S 3 0 に進むが、 仮出金処理が出来なかっ た旨の通 知であれば、 ステ ッ プ S 2 7 以下の処理を行う 。
[ S 2 7 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 ク レジ ッ ト会社コ ン ピュー夕 5 8 に対して、 仮出金依頼を行う 。
[ S 2 8 ] ク レジ ッ ト会社コ ンピュータ 5 8 は、 顧客 Aに貸し 出すこ とのできる金額が十分にあれば、 仮出金処理を行う 。
[ S 2 9 ] ク レジ ッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 は、 発行銀行コ ン ピュー夕 5 2 に対 して、 仮出金処理の結果を通知する。 すなわ ち、 仮出金処理を行っ たのであれば、 仮出金処理の内容を通知 し、 貸 し出 し可能な金額が不足していたのであれば、 仮出金処 理ができなかっ た旨を通知する。
[ S 3 0 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 小切手管理処理、 振
込み保存処理を行う 。 こ こで、 振込み保存処理と は、 振 り 込む べき金額を凍結しておき、 いつでも振込み処理ができるよ う な 状態に しておく こ とである。
[ S 3 1 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 商店 B の端末装置 5 4 か ら の振込み依頼に応じて行っ た一連の処理 (ステッ プ S 3 〜 S 9 ) の結果を、 商店 B の端末装置 5 4 へ通知する。
[ S 3 2 ] 商店 B の店員は、 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 か ら の 結果通知によ り 、 代金の納入が保証された こ と を確認する と、 商品を顧客 Aに発送する。
[ S 3 3 ] 顧客 Aは、 発送されてきた商品が注文通 り の商品で ある こ と を確認する と、 電子財布装置 5 3 を用 いて、 支払い承 認を発行銀行コ ン ピュータ 5 2 に送る。
[ S 3 4 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 自己の管理する 口座 か ら振込みを行う 場合には、 本出金処理を行い、 ステッ プ S 4 1 の処理に進む。
こ こで、 コルレス銀行の 口座か ら振込みを行う 場合にはステ ッ プ S 3 5 〜 S 3 7 の処理が行われ、 ク レジ ッ ト会社か ら振込 みを行う 場合にはステッ プ S 3 8 〜 S 4 0 の処理が行われる。
[ S 3 5 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 コルレス銀行の 口座 か ら振込みを行う場合には、 コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 に 対して、 出金依頼を行う 。
[ S 3 6 ] コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 は、 出金処理を行う [ S 3 7 ] コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 は、 発行銀行コ ン ビ ユ ー夕 5 2 に対して、 出金処理の結果を通知 し、 ステッ プ S 4 1 の処理に進む。
[ S 3 8 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 ク レジ ッ ト会社か ら
振込みを行う 場合には、 ク レジ ッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 に対 して、 出金依頼を行う 。
[ S 3 9 ] ク レジ ッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 は、 出金処理を行 う 。
[ S 4 0 ] ク レジッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 は、 発行銀行コ ン ピュー夕 5 2 に対して出金処理の結果を通知する。
[ S 4 1 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 明細書を作成する。
[ S 4 2 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 明細書を顧客 Aに送 付する。
[ S 4 3 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 全銀システム 5 5 に 対して振込み依頼を行う 。
[ S 4 4 ] 全銀システム 5 5 は、 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 に対して、 振込み通知を行う 。
[ S 4 5 ] 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 は、 振込み (入金) 処理を行う 。
[ S 4 6 ] 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 は、 振込み完了通知 を売手端末装置 5 4 に対して行う 。
こよ う に して電子小切手によ る支払いを行う こ とで、 顧客 A が商品を受け取れない とい う危険を回避できる。 なお、 支払い 承認がな く ても、 支払い期 日 が到来した際には電子小切手の換 金を行う よ う に してもよい。 また、 電子小切手の振出 し人によ る支払取消 しが行われた場合は、 以後の換金処理を拒絶するよ う に して もよい。
こ こで、 変形例と して、 A T M 5 9 を介して電子小切手の支 払い処理を行う 場合について説明する (図 7 の括弧付きのステ ッ プ番号で示した処理を参照) 。
まず、 上記のステッ プ S 2 1 の前に、 次のステッ プ S 2 0 の 処理を行う 。
C S 2 0 ] 顧客 Aは、 電子財布装置 5 3 を A T M 5 9 に挿入す る。
以後ステッ プ S 2 1 か ら ステッ プ S 3 2 の処理を行う 。 そ し て、 ステッ プ S 3 3 の処理に変えて、 次のステッ プ S 3 3 1 の 処理を行う 。
[ S 3 3 1 ] 顧客 Aは、 発送されてきた商品が注文通 り の商品 である こ と を確認する と、 A T M 5 9 を用いて、 支払い承認を 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 に送る。
以後ステッ プ S 3 4 か らステッ プ S 4 1 の処理を行う 。 そ し て、 ステ ッ プ S 4 2 の処理に変えて、 次のステ ッ プ S 4 2 1 の 処理を行う 。
[ S 4 2 1 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 明細書の内容を A T M 5 9 に送る。 そして、 A T M 5 9 が明細書を発行する。 以 後、 ステ ッ プ S 4 3 か ら ステッ プ 4 6 の処理が行われる。
次に、 さ ら に別の支払方法の例を説明する。 上記の支払い処 理は、 振込み依頼を発行銀行に対して行う 場合の例であるが、 売手の取引銀行に対して小切手の入金処理依頼をする こ とで、 小切手を換金する こ と もできる。
図 8 は、 支払い処理手順の第 3 の例を示す図である。
[ S 5 1 ] 顧客 Aは、 商店 B に対して商品を発注する。 商品の 代金は、 所有している電子財布装置 5 3 によ り 、 電子小切手で 支払う 。
[ S 5 2 ] その電子小切手は、 商店の端末装置 5 4で受け取ら れる。 そ して、 商店側では、 端末装置 5 4か ら売手取引銀行コ
ン ピュ一夕 5 6 に対して、 小切手入金依頼を行う 。
[ S 5 3 ] 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 が、 全銀システム 5 5 に対して資金請求を行う 。
[ S 5 4 ] 全銀システム 5 5 が、 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 に 対して資金請求を行う 。
[ S 5 5 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 が、 電子小切手の認証チ エ ッ ク と、 自行内預金の出金処理を行う 。 こ こで、 顧客 Aの口 座に十分な預金残高があればステッ プ S 6 2 に進むが、 預金残 高が不足 してる場合には、 ステッ プ S 5 6 〜 S 6 1 の処理を行 う 。
[ S 5 6 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 コル レス銀行コ ン ビ ユ ー夕 5 7 に対して、 出金依頼を行う 。
[ S 5 7 ] コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 は、 顧客 Aの 口座に 十分な預金残高があれば、 出金処理を行う 。
[ S 5 8 ] コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 は、 発行銀行コ ンビ ュ一タ 5 2 に対して、 出金処理の結果を通知する。 すなわち、 出金処理を行っ たのであれば、 出金処理の内容を通知 し、 預金 残高が不足 していたのであれば、 出金処理ができなかっ た旨を 通知する。
コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 か ら の結果通知を受けた発行 銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 出金処理を行っ た旨の通知であれば ステッ プ S 6 2 に進むが、 出金処理が出来なかっ た旨の通知で あれば、 ステッ プ S 5 9 以下の処理を行う 。
[ S 5 9 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 ク レジ ッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 に対して、 仮出金依頼を行う 。
[ S 6 0 ] ク レジ ッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 は、 顧客 Aに貸し
出すこ とのできる金額が十分にあれば、 出金処理を行う 。
[ S 6 1 ] ク レジッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 は、 発行銀行コ ン ピュー夕 5 2 に対して、 出金処理の結果を通知する。 すなわち, 出金処理を行っ たのであれば、 出金処理の内容を通知 し、 貸し 出 し可能な金額が不足していたのであれば、 出金処理ができな かっ た旨を通知する。
[ S 6 2 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 小切手管理処理、 振 込み処理、 及び明細作成処理を行う 。
[ S 6 3 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 明細書を顧客 Aに送 付する。
[ S 6 4 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 全銀システム 5 5 に 対して振込み依頼を行う 。
[ S 6 5 ] 全銀システム 5 5 は、 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 に対して、 振込み通知を行う 。
[ S 6 6 ] 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 は、 振込み (入金) 処理を行う 。
[ S 6 7 ] 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 は、 入金通知を売手 端末装置 5 4 に対して行う 。
[ S 6 8 ] 商店 Bでは、 振込み完了通知の受信を確認する と、 顧客 A宛に商品を発送する。
このよ う に電子小切手の支払い処理を行う こ とで、 売手であ る商店 B の端末装置 5 4 が発行銀行コ ン ピュータ 5 2 に直接つ な ぐこ とができな く ても、 自己の取引銀行を介 して電子小切手 を換金する こ とができる。
また、 顧客 Aが、 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 に対して、 電子小切手で支払を行う こ と もできる。 その処理を以下に示す
図 9 は、 支払い処理手順の第 4 の例を示す図である。
[ S 7 1 ] 売手である商店 B か ら顧客 Aに対して請求書を発送 する。
[ S 7 2 ] 顧客 Aは、 商品の代金を、 所有 している電子財布装 置 5 3 によ り 、 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 へ電子小切手で 支払う 。
[ S 7 3 ] 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 が、 全銀システム 5 5 に対して資金請求を行う 。
[ S 7 4 ] 全銀システム 5 5 が、 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 に 対して資金請求を行う 。
[ S 7 5 ] 資金請求を受け取っ た発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は 電子小切手の認証情報をチェ ッ ク し、 同行か ら発行された電子 小切手である こ とを確認する。 確認の後、 自行内の顧客 Aの口 座か ら 出金処理を行う 。 こ こで、 顧客 Aの口座に十分な預金残 高があればステッ プ S 8 2 に進むが、 預金残高が不足してる場 合には、 ステッ プ S 7 6 以下の処理を行う 。
[ S 7 6 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 コルレス銀行コ ン ビ ュ一夕 5 7 に対して、 出金依頼を行う 。
[ S 7 7 ] コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 は、 顧客 Aの 口座に 十分な預金残高があれば、 出金処理を行う 。
[ S 7 8 ] コルレス銀行コ ン ピュータ 5 7 は、 発行銀行コ ン ビ ユー夕 5 2 に対して、 出金処理の結果を通知する。 すなわち、 出金処理を行っ たのであれば、 出金処理の内容を通知 し、 預金 残高が不足していたのであれば、 出金処理ができなかっ た旨を 通知する。
コル レス銀行コ ン ピュータ 5 7 か ら の結果通知を受けた発行
銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 出金処理を行っ た旨の通知であれば ステッ プ S 8 2 に進むが、 出金処理が出来なかっ た旨の通知で あれば、 ステッ プ S 7 9 〜 S 8 1 の処理を行う 。
[ S 7 9 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 ク レジ ッ ト会社コ ン ピュー夕 5 8 に対して、 出金依頼を行う 。
[ S 8 0 ] ク レジッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 は、 顧客 Aに貸し 出すこ とのできる金額が十分にあれば、 出金処理を行う 。
[ S 8 1 ] ク レジッ ト会社コ ン ピュータ 5 8 は、 発行銀行コ ン ピュー夕 5 2 に対して、 出金処理の結果を通知する。 すなわち 出金処理を行っ たのであれば、 出金処理の内容を通知 し、 貸 し 出 し可能な金額が不足 していたのであれば、 出金処理ができな かっ た旨を通知する。
[ S 8 2 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 小切手管理処理、 振 込み (出金) 処理、 明細作成処理を行う 。
[ S 8 3 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 明細書を顧客 A に送 付する。
[ S 8 4 ] 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 は、 全銀システム 5 5 に 対して振込み依頼を行う 。
[ S 8 5 ] 全銀システム 5 5 は、 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 に対して、 振込み通知を行う 。
[ S 8 6 ] 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 は、 振込み (入金) 処理を行う 。
[ S 8 7 ] 売手取引銀行コ ン ピュータ 5 6 は、 入金通知を売手 端末装置 5 4 に対して行う 。
[ S 8 8 ] 商店 B の店員は、 振込み完了通知の受信を確認する と、 顧客 A宛に商品を発送する。
以上のよ う に、 電子小切手の支払い処理は様々 な方法が考え られ、 売手や顧客の都合に応じて適当な方法を採用すればよい , 次に、 電子小切手の発行依頼処理の詳細を説明する。 なお、 電子小切手の発行依頼は、 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 に接続さ れた A T Mか ら行われる場合と、 ネ ッ ト ワーク を介して接続さ れた電子財布装置 5 3 か ら行われる場合とがある。 そ こで、 各々 の場合の処理手順を以下に説明する。
図 1 0 は、 A T Mによる電子小切手の発行依頼処理を示すフ 口一チヤ一 卜であ る。
[ S 1 0 1 ] 顧客 Aが、 A T Mの 「小切手発行メ ニュー」 を選 択する。
[ S 1 0 2 ] 顧客 Aが、 電子財布装置発行済か否かを判断し、 発行済であればステ ッ プ S 1 0 3 へ進み、 発行していなければ ステッ プ S 1 0 4 へ進む。
[ S 1 0 3 ] 顧客 Aが電子財布装置 5 3 を A T Mへ挿入する。
[ S 1 0 4 ] 顧客 Aが、 本人確認情報を入力する。
[ S 1 0 5 ] 顧客 Aが、 振出 し発行情報 (小切手枚数、 振出 し 限度額、 振出 し限度回数、 仮払い情報、 分割情報など) を入力 する。
[ S 1 0 6 ] A T Mは、 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 へ電子小切 手発行依頼のメ ッセージを送信する。
[ S 1 0 7 ] A T Mは、 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 か ら のメ ッ セージを受信する。
[ S 1 0 8 ] A T Mは、 発行銀行コ ン ピュータ 5 2 力 ら のメ ッ セージにエラーメ ッセージが含まれているか否かを判断する。 エラ一メ ッセージを含むな らステッ プ S 1 1 2 に進み、 エラー
メ ッセージを含まないな らステッ プ S 1 0 9 に進む。
[ S 1 0 9 ] A T Mは、 電子財布装置 5 3 を発行済か否かを判 断する。 発行済であればステッ プ S 1 1 4 に進み、 未発行であ ればステッ プ S 1 1 0 に進む。
[ S 1 1 0 ] A T Mは、 新しい電子財布装置 5 3 に小切手発行 情報を書き込む。
[ S 1 1 1 ] A T Mは 電子財布装置 5 3 を発行し、 処理を終 了する。
[ S 1 1 2 ] A T Mは エラー内容を表示装置の画面に表示す る。
[ S 1 1 3 ] A T Mは 電子財布装置 5 3 を発行済か否かを判 断する。 発行済であればステッ プ S 1 6 に進み、 未発行であ れば処理を終了する。
[ S 1 1 4 ] A T Mは 電子財布装置 5 3 のメモ リ情報をク リ ァする。
[ S 1 1 5 ] A T Mは 電子財布装置 5 3 に小切手発行情報を 書き込む。
[ S 1 1 6 ] A T Mは 挿入された電子財布装置 5 3 を排出し 処理を終了する。
図 1 1 は、 電子財布装置による電子小切手の発行依頼処理の フ ロ一チヤ一 卜である。
[ S 1 2 1 ] 顧客 Aは 電子財布装置 5 3 の 「小切手発行メニ ユー」 を選択する。
[ S 1 2 2 ] 顧客 Aが 本人確認情報を入力する。
[ S 1 2 3 ] 顧客 Aが 振出し発行情報 (小切手枚数、 振出し 限度額、 振出し限度回数、 仮払い情報、 分割情報など) を入力
する。
[ S I 2 4 ] 電子財布装置 5 3 は、 発行銀行コ ン ピュー夕 5 2 へ電子小切手発行依頼のメ ッセージを送信する。
[ S 1 2 5 ] 電子財布装置 5 3 は、 発行銀行コ ン ピュ一夕 5 2 か ら のメ ッセ一ジを受信する。
[ S 1 2 6 ] 電子財布装置 5 3 は、 発行銀行コ ン ピュー夕 5 2 か ら のメ ッセージにエラーメ ッセージが含まれているか否かを 判断する。 エラーメ ッセージを含むな ら ステッ プ S 1 2 9 に進 み、 エラ一 メ ッセ一ジを含まないな ら ステッ プ S 1 2 7 に進む
[ S 1 2 7 ] 電子財布装置 5 3 は、 自己のメ モ リ 情報をク リ ア する。
[ S 1 2 8 ] 電子財布装置 5 3 は メ モ リ 内にに小切手発行情 報を書き込み、 処理を終了する。
[ S 1 2 9 ] 電子財布装置 5 3 は エラーメ ッセージの内容を 表示装置の画面に表示し、 処理を終了する。
以上のよ う に して、 顧客 Aは、 電子小切手の発行依頼を行う その発行依頼に応じて発行銀行コ ン ピュータ 5 2 が発行処理を 行う 。
図 1 2 は、 電子小切手の発行処理を示すフ ローチヤ一 卜 の前 半である。 なお、 電子小切手の発行処理は全て、 電子小切手発 行依頼のメ ッセージを受け取っ た発行銀行コ ン ピュ一タ 5 2 が 自動的に行う処理である。
[ S 1 3 1 ] A T Mも し く は電子財布装置 5 3 力、 ら、 電子小切 手発行依頼のメ ッセージを受信する。
[ S 1 3 2 ] 本人確認情報内の 口座情報に基づき、 本人口座 D B (データベース) にアクセスする。
[ S 1 3 3 ] 本人口座があるか否かを判断する。 本人口座があ ればステッ プ S 1 3 4 に進み、 本人口座がなければステ ッ プ S 1 3 7 に進む。
[ S 1 3 4 ] D B 内の本人確認情報と、 A T Mな どか ら入力さ れた本人情報とが同一であるか否かを判断する。 同一であれば ステッ プ S 1 3 5 に進み、 同一でなければステッ プ S 1 3 7 に 進む。
[ S 1 3 5 ] 本人口座 D B 内の与信度と、 A T Mなどか ら入力 された振出 し限度額と に基づき、 凍結額を算出する。
[ S 1 3 6 ] 「凍結額≤残高」 であ るか否かを判断する。 口座 の残高が足 り ている場合にはステッ プ S 1 3 8 に進み、 口座の 残高が不足している場合にはステッ プ S 1 3 7 に進む。
[ S 1 3 7 ] エラー内容を、 電子小切手発行依頼を出力 した装 置に対して送信する。
C S 1 3 8 ] 現在の残高か ら凍結額を引き、 新たな残高 とする [ S 1 3 9 ] 現在の口座凍結額に新たな凍結額を加算 し、 新た な口座凍結額とする。
図 1 3 は、 電子小切手の発行処理を示すフ ローチヤ一 ト の後 半である。
[ S 1 4 0 ] 小切手依頼枚数に基づいて、 不連続の小切手 I D を生成する。
[ S 1 4 1 ] 仮決済の使用有 り か否かを判断する。 仮決済の使 用があればステッ プ S 1 4 2 に進み、 仮決済の使用がなければ ステッ プ S 1 4 3 に進む。
[ S 1 4 2 ] 仮払いによる仮決済情報の生成を行う 。
[ S 1 4 3 ] 分割払いの使用有 り か否かを判断する。 分割払い
の使用があればステッ プ S 1 4 4 に進み、 分割払いの使用がな ければステッ プ S 1 4 5 に進む。
[ S 1 4 4 ] 分割情報を生成する。
[ S 1 4 5 ] 与信度、 限度額、 または凍結額に基づいて振出し 限度回数と有効期間を生成する。
[ S 1 4 6 ] 発行金融機関情報、 認証情報を生成する。
[ S 1 4 7 ] 生成された各種情報を管理するための小切手管理 D B を生成する。
[ S 1 4 8 ] 生成された各種情報を含めた小切手発行情報を、 電子小切手発行依頼を出力 した装置に対して送信する。
このよう にして、 電子小切手が発行される。
図 1 4 は、 振出し (支払い) 処理を示すフ ローチャー ト の前 半である。
[ S 1 5 1 ] 顧客 Aが、 電子財布装置 5 3 の振出しメニューを 選択する。
[ S 1 5 2 ] 電子財布装置 5 3 が、 使用可能な小切手か否かを 判断する。 使用可能である と判断されればステッ プ S 1 5 3 に 進み、 使用不可能である と判断されればステッ プ S 1 5 9 に進 む。
[ S 1 5 3 ] 電子財布装置 5 3 は、 現在の 日時が小切手の有効 期間内か否かを判断する。 有効期間内であればステップ S 1 5 4 に進み、 有効期間外であればステッ プ S 1 5 9 に進む。
[ S 1 5 4 ] 電子財布装置 5 3 は、 振出しの入力項目 を表示装 置の画面に表示する。
[ S 1 5 5 ] 顧客 Aが、 本人確認情報を入力する。
[ S 1 5 6 ] 電子財布装置 5 3 は、 内部のメモ リ に格納されて
いる本人確認情報と、 入力された本人確認情報が一致した否か を判断する。 一致していればステッ プ S 1 5 7 に進み、 一致し ていなければステッ プ S 1 5 9 に進む。
[ S 1 5 7 ] 顧客 Aが、 振出 し金額を入力する。
[ S 1 5 8 ] 電子財布装置 5 3 は、 「振出し限度額一振出した 合計額≥入力金額」 の条件が満たされているか否かを判断する 条件が満たされていればステッ プ S 1 6 0 (図 1 5 に示す) に 進み、 充たされていなければステッ プ S 1 5 9 に進む。
[ S 1 5 9 ] 電子財布装置 5 3 は、 エラー内容を表示装置の画 面に表示する。
図 1 5 は、 振出し (支払い) 処理を示すフ ローチャー ト の後 半である。
[ S 1 6 0 ] 電子財布装置 5 3 が、 仮決済の支払いか否かを判 断する。 仮決済の支払いの場合にはステッ プ S 1 6 1 に進み、 そうでない場合にはステッ プ S 1 6 2 に進む。
[ S 1 6 1 ] 電子財布装置 5 3 は、 仮決済情報を生成し、 その 仮決済情報のブライ ン ド処理 (暗号化) をする。
[ S 1 6 2 ] 顧客 Aは、 振出し情報 (支払い先情報、 支払い用 途情報など) を入力する。
[ S 1 6 3 ] 電子財布装置 5 3 は、 振出し (支払い) 情報を生 成する。 この振出し情報には、 振出し 日時、 発行先金融機関情 報、 小切手タイ プ、 仮決済情報、 有効期間、 分割情報、 凍結情 報、 金額、 用途、 小切手 I D、 振出し元情報などが含まれる。
[ S 1 6 4 ] 電子財布装置 5 3 は、 振出 し履歴情報の生成を行 Ό 。
[ S 1 6 5 ] 電子財布装置 5 3 は、 電子小切手の振出し (支払
い) 処理を行う。
C S 1 6 6 ] 支払い先の受取り 拒否がある否かを判断する。 受 取が拒否された場合には、 ステッ プ S 1 6 8 に進み、 受取が拒 否されなかった場合には、 ステッ プ S 1 6 7 に進む。
[ S 1 6 7 ] 電子財布装置 5 3 は、 内部のメモリ の使用情報と 振出し履歴情報の内容を更新し、 処理を終了する。
[ S 1 6 8 ] 電子財布装置 5 3 は、 自己のワーク メモ リ の情報 をク リ ア し、 処理を終了する。
このよ う にして、 電子小切手の振出 しを行う こ とができる。 なお、 上記の振出し処理は、 発行銀行から直接発行された電子 小切手の振出し処理である。 他のものから振出された電子小切 手を再使用するには、 また別の振出し処理を行う必要がある。 その処理を以下に説明する。
図 1 6 は、 再振出し処理のフ ローチャー トの前半である。
[ S 1 7 1 ] 顧客 Aは、 電子財布装置 5 3 の再振出しメニュー を選択する。
[ S 1 7 2 ] 電子財布装置 5 3 は、 再振出し可能な小切手か否 かを判断する。 再振出しが可能であればステップ S 1 7 3 に進 み、 再振出 しが不可能であればステッ プ S 1 7 9 に進む。
[ S 1 7 3 ] 電子財布装置 5 3 は、 現在の日時が電子小切手の 有効期間内か否かを判断する。 有効期間内であればステッ プ S 1 7 4 に進み、 有効期間外であればステッ プ S 1 7 9 に進む。
[ S 1 7 4 ] 電子財布装置 5 3 は、 再振出しの入力項目 を表示 装置の画面に表示する。
[ S 1 7 5 ] 顧客 Aは、 本人確認情報を入力する。
[ S 1 7 6 ] 電子財布装置 5 3 は、 内部のメモリ に格納されて
いる本人確認情報と、 入力された本人確認情報が一致した否か を判断する。 一致していればステッ プ S 1 7 7 に進み、 一致し ていなければステッ プ S 1 7 9 に進む。
[ S 1 7 7 ] 顧客 Aは、 振出し情報 (振出し先、 支払い用途) と、 支払金額とを入力する。
[ S 1 7 8 ] 電子財布装置 5 3 は、 「再振出し可能額≥入力金 額」 の条件を満たしているか否かを判断する。 条件を満た して いればステップ S 1 8 0 に進み、 条件を満たしていなければス テツプ S 1 7 9 に進む。
[ S 1 7 9 ] 電子財布装置 5 3 は、 エラー内容を表示装置の画 面に表示する。
図 1 7 は、 再振出し処理のフ ローチャー ト の後半である。
[ S 1 8 0 ] 電子財布装置は、 有効期間の残り の少ない電子小 切手を検索する。 最も有効期間の少ない電子小切手を選択する [ S 1 8 1 ] 電子財布装置は、 選択した小切手が 「小切手金額
>入力金額」 の条件を満た しているか否かを判断する。 こ の条 件を満た していなければステッ プ S 1 8 2 に進み、 条件を満た していればステッ プ S 1 8 8 に進む。
[ S 1 8 2 ] 電子財布装置は、 選択した電子小切手に基づく 再 振出し電子小切手を生成する
[ S 1 8 3 ] 電子財布装置は 生成した電子小切手の小切手 I D を生成する。
[ S 1 8 4 ] 電子財布装置は 選択した電子小切手の金額を
「 0 」 に設定する。
[ S 1 8 5 ] 電子財布装置は 選択した電子小切手の使用済フ ラ グを 「 O N」 に設定する。
[ S I 8 6 ] 電子財布装置は、 入力 (支払い) 金額から選択し た電子小切手の金額を減算し、 その値を新たな入力金額とする
[ S 1 8 7 ] 電子財布装置は、 入力金額が 「 0 」 になったか否 かを判断する。 入力金額が 「 0 」 であればステッ プ S 1 9 1 に 進み、 入力金額が 「 0 」 でなければステッ プ S 1 8 0 に戻 り 、 別の電子小切手を検索する。
[ S 1 8 8 ] 電子財布装置は、 選択した電子小切手の金額から 入力金額を減算し、 新たな電子小切手の金額とする。
[ S 1 8 9 ] 電子財布装置は、 入力 (支払い) 金額に基づいて . 再振出し電子小切手を生成する。
[ S 1 9 0 ] 電子財布装置は、 再振出し電子電子小切手に対し て付与すべき分割 I D を生成する。
[ S 1 9 1 ] 電子財布装置は、 再振出し履歴情報を生成する。
[ S 1 9 2 ] 電子財布装置は、 電子小切手の支払い (再振出 し) を行う。
[ S 1 9 3 ] 電子財布装置は、 支払い先の受取が正常か否かを 判断する。 正常に受け取られていればステッ プ S 1 9 5 に進み 正常に受け取られていなければステップ S 1 9 4 に進む。
[ S 1 9 4 ] 電子財布装置は、 メモリ のワークエリ アの情報を ク リ アし、 処理を終了する。
[ S 1 9 5 ] 電子財布装置は、 メモリ 内の各種情報を更新し、 処理を終了する。
このよ う にして、 電子財布装置は、 再振出しすべき電子小切 手を自動的に選択し、 再振出しを行う。
以上のよ う にして振出された電子小切手は、 売手側の端末装 置で受け取られる。 以下に受取り処理の詳細を説明する。
図 1 8 は、 電子小切手の受取り処理のフ ローチャー トの前半 である。 こ の処理は、 受取り手側の端末装置 5 4が実行する処 理である。
[ S 2 0 1 ] 振出 し側の電子財布装置 5 3 か らのメ ッセージを 受信する。
[ S 2 0 2 ] 電子小切手の振出しか否かを判断する。 電子小切 手の振出しであればステッ プ S 2 0 3 に進み、 電子小切手の振 出しでなければステッ プ S 2 0 6 に進む。
[ S 2 0 3 ] 現在の 日時が電子小切手の有効期間内か否かを判 断する。 有効期間内であればステッ プ S 2 0 4 に進み、 有効期 間外であればステッ プ S 2 0 6 に進む。
C S 2 0 4 ] 電子小切手の最終日から電子小切手受取り 日 を減 算した値を、 有効残存期間と して設定する。
[ S 2 0 5 ] 電子小切手の有効残存期間が受取り拒否期間を超 えているか否かを判断する。 受取り拒否期間を超えていればス テツ プ S 2 0 7 に進み、 受取り拒否期間を超えていなければス テツ プ S 2 0 6 に進む。 なお、 受取り拒否期間は、 端末装置に 予め設定されている期間であ り 、 残存期間が極端に短い場合に は電子小切手の受取り を拒否できるよ う にしたものである。
[ S 2 0 6 ] 振出し元へ受取り拒否のメ ッセージを送信し、 処 理を終了する。
[ S 2 0 7 ] 有効残存期間が有効アラーム期間を超えているか 否かを判断する。 有効アラーム期間を超えていればステッ プ S 2 0 9 に進み、 有効アラーム期間を超えていなければステッ プ S 2 0 8 に進む。
[ S 2 0 8 ] 電子小切手の有効期間が残り少ない旨のアラーム
を、 表示装置の画面に表示する。
[ S 2 0 9 ] 電子小切手の受取 り 内容を、 内部のメモ リ に格納 する。
図 1 9 は、 電子小切手の受取 り処理のフ ローチャー トの後半 である。
[ S 2 1 0 ] 仮決済使用の振出 しか否かを判断する。 仮決済の 振出しであればステッ プ S 2 1 1 に進み、 仮決済の振出しでな ければステップ S 2 1 4 に進む。
[ S 2 1 1 ] 発行元金融機関への送信が可能であるか否かを判 断する。 送信が可能であればステッ プ S 2 1 2 に進み、 送信が 不可能であればステッ プ S 2 1 3 に進む。
[ S 2 1 2 ] 電子小切手のチェ ッ ク依頼、 及び本決済依頼のメ ッセージを発行元金融機関へ通知し、 ステッ プ S 2 1 7 に進む
[ S 2 1 3 ] 電子小切手のチェ ッ ク依頼と本決済依頼の監視フ ラグを〇 Nにし、 ステッ プ S 2 2 0 に進む。
[ S 2 1 4 ] 発行元金融機関への送信が可能であるか否かを判 断する。 送信が可能であればステッ プ S 2 1 6 に進み、 送信が 不可能であればステッ プ S 2 1 5 に進む。
[ S 2 1 5 ] 電子小切手のチェ ッ ク依頼の監視フ ラグを O Nに し、 ステッ プ S 2 2 0 に進む。
[ S 2 1 6 ] 電子小切手のチェ ッ ク依頼メ ッセージを、 発行元 金融機関へ通知する。
[ S 2 1 7 ] 応答メ ッセージを受信する。
[ S 2 1 8 ] 発行元金融機関による電子小切手のチェッ ク結果 が正常であつたか否かを判断する。 正常であったならステッ プ
S 2 1 9 に進み、 正常でなかっ たな らステッ プ S 2 2 1 に進む
[ S 2 1 9 ] 電子小切手の情報領域の、 正常な小切手である旨 のフ ラグを O Nにする。
[ S 2 2 0 ] 振出し元へ、 受取りが正常に行われた旨の応答メ ッセージを通知し、 処理を終了する。
[ S 2 2 1 ] 振出し元へ、 受取り を拒否する旨のメ ッセージを 通知し、 処理を終了する。
このよ う にして、 端末装置 5 4が電子小切手を受け取る こ と ができる。 なお、 上記の例では、 電子小切手の受取り時に有効 期間の残り を確認しているが、 電子小切手を受け取った後にお いても定期的に有効期間の残り を確認してもよい。 この場合、 換金前の電子小切手の有効期間の残り が少なく なる と、 警告の アラームメ ッセージが表示装置の画面に表示される。
最後に、 電子小切手を分割再振出しする際の小切手 I Dの付 与方法について説明する。 小切手 I D の付与方法と しては、 以 下の 3 通り の方法が考えられる。
図 2 0 は、 小切手 I Dの付与方法の第 1 の例を示す図である , この図に示しているのは、 小切手 I D を階層的に順位追加して い く 方法である (階層方式) 。
この図において、 発行銀行コ ンピュータによ り発行された状 態の電子小切手 1 1 0 は、 発行時小切手 I D 1 1 0 aが 「 1 0 0 0 0 1 」 であ り 、 最初に振出されたときの金額 1 1 O b は 「 1 0 万円」 であったものとする。 この電子小切手 1 1 0 を 2 つの電子小切手 1 1 1 , 1 1 2 に分割する場合には、 元の小切 手 I Dの次に、 連続の番号を階層的に付与する。 図の例では、 電子小切手 1 1 1 は、 小切手 I D 1 1 1 aが 「 1 0 0 0 0 1 、 1 」 、 金額 1 1 1 bが 「 9 千円」 である。 また、 電子小切手 1
1 2 は、 小切手 I D 1 1 2 aが 「 1 0 0 0 0 1 、 2 」 、 金額 1 1 2 bが 「 9 万 1 千円」 である。 同様に、 電子小切手 1 1 2 を 分割する こ ともできる。 例えば、 電子小切手 1 1 2 を、 2 つの 電子小切手 1 1 3 , 1 1 4 に分割する。 図の例では、 電子小切 手 1 1 3 は、 zJ、切手 I D 1 1 3 aが 「 1 0 0 0 0 1 、 2 、 1 」 金額 1 1 3 b力 S 「 9 万円」 である。 また、 電子小切手 1 1 4 は 小切手 I D 1 1 4 aが 「 1 0 0 0 0 1 、 2 、 2 」 、 金額 1 1 4 が 「 1 千円」 である。
このよう に小切手 I D を付与してい く こ とで、 電子小切手が 分割された履歴を追跡する こ とができる。
図 2 1 は、 小切手 I Dの付与方法の第 2 の例を示す図である これは、 小切手の金額に応じた数値範囲を小切手 I Dで表し、 分割時の金額の配分に応じて、 分割後の小切手 I Dの数値範囲 を定める ものである (金額連番方式) 。
この図において、 発行銀行コ ンピュータによ り発行された状 態の電子小切手 1 2 0 は、 小切手 I D 1 2 0 a 力 「 1 0 0 0 0 2 、 1 — 1 0 0 0 0 0 」 であ り 、 最初に振出されたときの金額 1 2 O b は 「 1 0 万円」 であったものとする。 この電子小切手 1 2 0 を 2 つの電子小切手 1 2 1 , 1 2 2 に分割する場合には 元の小切手 I Dの次に、 金額に応じた数値範囲を付与する。 図 の例では、 電子小切手 1 2 1 は、 小切手 I D 1 2 1 aが 「 1 0 0 0 0 2 、 1 — 9 0 0 0 」 、 金額 1 2 1 bが 「 9 千円」 である また、 電子小切手 1 2 2 は、 小切手 I Dが 「 1 0 0 0 0 2 、 9 0 0 1 — 1 0 0 0 0」 、 金額 1 2 2 bが 「 9 万 1 千円」 である 同様に、 電子小切手 1 2 2 を 2 つの電子小切手 1 2 3 , 1 2 4 に分割する と、 電子小切手 1 2 3 は、 小切手 I D 1 2 3 aが
「 1 0 0 0 0 2 、 9 0 0 1 — 9 9 0 0 0 」 、 金額力 「 9 万円」 となる。 また、 電子小切手 1 2 4 は、 小切手 I D 1 2 4 aが 「 1 0 0 0 0 2 、 9 9 0 0 1 — 1 0 0 0 0 0 」 、 金額 1 2 4 b が 「 1 千円」 となる。
このよ う に、 元の小切手 I Dの数値範囲を、 分割後の振出し 金額に応じて分割し、 分割後の電子小切手の小切手 I D に付与 する こ とによ り 、 不正を防止する こ とができる。 すなわち、 元 の数値範囲 「 1 — 1 0 0 0 0 0 」 が分割されてい く ため、 小切 手 I Dの先頭が 「 1 0 0 0 0 2 」 である複数の電子小切手の間 で、 数値範囲が重複した小切手が同時に存在する こ とはない。 従って、 数値範囲が重複した 2 枚の電子小切手が存在した場合 には、 どち らか一方が不正な電子小切手である こ とが分かる。
図 2 2 は、 小切手 I Dの付与方法の第 3 の例を示す図である , これは、 発行銀行によって、 分割時に再度小切手 I Dを付与し ても ら う方法である (再割当方式) 。
この図において、 発行銀行コ ンピュータによ り発行された状 態の電子小切手 1 3 0 は、 小切手 I D 1 3 0 a が 「 1 0 0 0 0 3 」 であ り 、 最初に振出されたときの金額 1 3 O b は 「 1 0 万 円」 であったものとする。 この電子小切手 1 3 0 を 2 つに分割 するには、 電子小切手 1 3 0 を発行銀行に送信し、 別の番号が 追加された 2 つの電子小切手 1 3 1 , 1 3 2 を受け取る。 新た な番号は、 元の小切手 I Dの前に追加される。 図の例では、 電 子小切手 1 3 1 は、 小切手 I D 1 3 1 aが 「 1 0 0 0 0 9 、 1 0 0 0 0 3 」 、 金額 1 3 1 bが 「 9 千円」 である。 また、 電子 小切手 1 3 2 は、 小切手 I Dが 「 1 0 0 0 1 0 、 1 0 0 0 0 3 」 、 金額 1 3 2 bが 「 9 万 1 千円」 である。 同様に、 電子小
切手 1 3 2 を 2 つの電子小切手 1 3 3 , 1 3 4 に分割する と、 電子小切手 1 3 3 は、 小切手 I D 1 3 3 aが 「 1 0 0 1 0 0 、 1 0 0 0 1 0 、 1 0 0 0 0 3 」 、 金額 1 3 3 b力 「 9 万円」 と なる。 また、 電子小切手 1 3 4 は、 小切手 I D 1 3 4 aが 「 1 0 0 2 0 0 、 1 0 0 0 1 0 、 1 0 0 0 0 3 」 、 金額 1 3 4 bが 「 1 千円」 となる。
なお、 こ の第 3 の例では、 新たに追加される番号は、 発行銀 行が任意に決定する予測できないような番号であ り 、 規則性は ない。 また、 この方法によれば、 複数の電子小切手を発行銀行 に送り 、 発行銀行においてそれらの金額を統合する と と もに、 新たな小切手 I Dが付加された 1 枚の電子小切手を再発行する こ ともできる。 統合後の電子小切手を受け取った者は、 その電 子小切手を他の者に再振出しすればよい。 この場合、 元の電子 小切手は、 発行銀行において凍結される。
また、 上記の 3 通り の例においては、 小切手 I Dを数値のみ で示したが、 アルフ ァべッ トなどの他の文字や記号を用いる こ と もできる。
以上のような電子小切手システムによ り 、 次のような効果が 得られる。
電子小切手は振出し限度額と与信度に基づいて、 小切手発行 依頼人の口座残高の一部または全額を凍結するので、 不渡り の リ スクが大幅に低減し、 市場における混乱を防止できる。 また 振出し限度額内において複数の電子小切手を使用できるため、 電子マネーと同様の利便性を有してお り 、 流通性が高まる。
また、 振出し限度額と振出し人の残高の凍結額が譲渡された 側にも見えるので、 電子小切手を受け取るか否かの判断を正確
に行う こ とができる。
また、 電子小切手の小切手 I D は、 1 つ 1 つが推測困難な不 連続な識別子であるため、 他人による電子小切手の偽造を防止 できる。
また、 譲渡された電子小切手は、 第 3 者に分割譲渡できるた め、 流通性が高まる と と も に、 電子マネー と同様に利便性が向 上する。
また、 振出 し時に、 仮決済と して振出すこ とができるため、 商品の受領を確認後に本決済をする こ とができ、 代金のみが支 払われ、 商品が受け取れない と い う 事態を防 ぐこ とができる。
なお、 上記の処理機能は、 コ ン ピュータ によっ て実現する こ とができる。 その場合、 各種コ ン ピュータ、 電子財布装置及び 端末装置が有すべき機能の処理内容は、 コ ン ピュータで読み取 り 可能な記録媒体に記録されたプロ グラムに記述されてお り 、 こ のプロ グラムをコ ン ピュータで実行する こ と によ り 、 上記処 理がコ ン ピュータで実現される。 コ ン ピュータで読み取 り 可能 な記録媒体と しては、 磁気記録装置や半導体メモ リ 等がある。 市場を流通させる場合には、 C D — R O Mやフ ロ ッ ピーデイ ス ケ ッ ト等の可搬型記録媒体にプロ グラムを格納して流通させた り 、 ネ ッ ト ワーク を介して接続されたコ ン ピュータの記憶装置 に格納しておき、 ネ ッ ト ヮ一ク を通じて他のコ ン ピュータ に転 送する こ と もできる。 コ ン ピュータで実行する際には、 コ ン ビ ュ一タ内のハ一 ドディ ス ク装置等にプロ グラムを格納しておき メイ ンメ モ リ にロー ド して実行する。
以上説明 したよ う に本発明の電子小切手システムでは、 電子 小切手の発行時に振出 し限度額を定め、 振出 し限度額を超えた
振出しは行えないよ う に したため、 電子小切手の発行要求を出 した者の支払い能力を超えて電子小切手が振出される こ とがな く なり 、 不渡りが防止される と ともに、 振出 し限度額以内では 自 由に使用できるため、 高い利便性を有する。
また、 本発明の金融情報管理システムでは、 電子小切手の発 行時に振出し限度額を定めるよう にしたため、 発行要求を出し た者の支払い能力に応じて適当な振出し限度額を定めるた電子 小切手を発行し、 その電子小切手を換金する こ とができる。 そ の結果、 不渡り が防止される と と もに、 振出 し限度額内であれ ば自由に使用する こ とができ、 利便性の高い電子小切手を発行 できる。
また、 本発明の電子小切手管理装置では、 振出し限度額を超 えた振出しは行えないよう にしたため、 電子小切手の発行要求 を出した者の支払い能力を超えて電子小切手が振出される こ と がなく な り 、 不渡り が防止される と と もに、 振出 し限度額以内 では自 由に使用できるため、 利便性の高い電子小切手を使用す る こ とができる。
また、 本発明の電子小切手管理プログラムを記録した媒体によ れば、 電子小切手の発行時に振出し限度額を定めるような処理 をコ ンピュータに実行させる こ とができため、 発行要求を出し た者の支払い能力に応じて適当な振出し限度額を定める こ とが でき、 不渡りが防止される と ともに、 振出し限度額内であれば 自 由に使用する こ とができ、 利便性の高い電子小切手の発行を コ ンピュータに行わせる こ とができる。