感光性組成物除去液
技術分野
本発明は、 感光性組成物除去液に関する。 本発明は、 特に、 ガラ ス基板や半導体ゥェ一八などに感光性組成物皮膜を形成する工程に 明
おける基板の周辺部、 縁辺部または裏面部の未硬化の感光性組成物 皮膜の除去、 または装置部材ゃ器具の表面に付着した未硬化の感光 性組成物を除去するための除去液に関書する。
本発明の感光性組成物除去液は、 特に、 液晶や有機 E L、 ィメー ジセンサに用いられるカラーフィルター製造における基板上に感光 性組成物皮膜を形成する工程で、 基板の周辺部、 縁辺部または裏面 部に残存する未硬化の顔料を含有する感光性組成物皮膜の除去、 ま たは装置部材ゃ器具の表面に付着した未硬化の顔料を含有する感光 性組成物の除去に有用である。
背景技術
液晶、 有機 E L、 プラズマディ スプレイ等のフラッ トパネルディ スプレイまたは半導体の製造工程では、 通常、 リ ソグラフィ一技術 を用いた感光性組成物のパターン形成が行われる。
液晶や有機 E L、 イメージセンサ等に用いられるカラーフィル夕 一製造における R G Bもしく は樹脂ブラックマ ト リ ックスのパター ン形成方法としては、 顔料分散法、 染色法、 印刷法、 電着法などが 用いられる。 顔料分散法は、 顔料を含有する感光性組成物を用いた フォ ト リソグラフィ一により各色のパターニングを行う方法であり 、 安定な着色皮膜が得られることからカラーフィル夕一製造には好
適な方法である。 この方法により基板上に感光性組成物皮膜を形成 する場合には、 顔料を含有する感光性組成物を基板上に塗布するェ 程が含まれ、 その塗布方法としてはスピンコー ト、 スリ ッ トコー ト 、 ワイヤーバ—コー ト、 ロールコー ト、 ディ ップコー ト、 スプレー コー ト或いはこれらの組み合わせなどの方法が知られている。
スピンコー トを行う場合、 感光性組成物コー ト後の基板の周辺部 、 縁辺部の感光性組成物膜の盛り上がり部分や裏面に付着した感光 性組成物を除去するために、 通常、 感光性組成物除去液によるリ ン ス処理、 いわゆるエッジリ ンス、 ノ ック リ ンスが行われる。 更に、 スピンコーティ ングでは、 カップに飛散した感光性組成物を除去す る工程、 いわゆるカップリ ンスにおいても、 感光性組成物除去液に よる感光性組成物除去処理が行われる。
また、 カラーフィルター製造における感光性組成物塗布工程とし ては、 前述のスピンコー ト以外にもスリ ツ トコー ト法による感光性 組成物塗布やワイヤーバーを用いた塗布、 ロールコ一夕一による塗 布が行われるが、 これらの方法においても感光性組成物塗布後にそ れぞれスリ ッ トノズルやワイヤーバー等、 塗布装置の一部または全 部に付着した不要な感光性組成物の除去が実施される。
更に、 その他にも、 感光性組成物を移送するための装置配管など 、 塗布装置の部材に付着した感光性組成物の除去が実施される場合 がある。 通常、 このような感光性組成物の除去には除去液を用いた 洗浄処理が行われる。
このような基板及び装置に付着した感光性組成物のいずれの除去 工程においても、 感光性組成物成分の残留が問題となる。 カラ一フ ィルター製造に用いられる顔料を含有する感光性組成物、 すなわち
R G B形成に用いられるカラーレジス トや、 樹脂ブラックマ ト リ ツ クス形成に用いられるブラック レジス トは、 顔料成分が基板や装置
表面へ残留しやすく、 これらが僅かであっても異物の原因となって カラーフィルター製造の不良率増加、 あるいはカラーフィル夕一の 色純度変化やコン トラス ト低下をきたす可能性がある。 近年のカラ —ディ スプレイ に用いられるカラーフィル夕一には基板の大画面化 、 高精細化、 及び低コス ト化の要求が高くなつている力 このよう な状況にあってカラーフィル夕一の性能、 歩留まりに影響を及ぼす 感光性組成物成分残留の回避はますます重要となってきている。 従来、 感光性組成物除去剤としては、 グリ コールエーテルやその エステル、 あるいはその混合物が一般的に用いられることが多い ( 例えば、 特公平 4 一 4 9 9 3 8号公報参照) 力 これらを上記カラ —レジス トの洗浄除去に応用した場合は、 レジス ト除去性が十分で なく、 大量の除去液の使用が必要となったり、 除去残が発生すると いう問題があつた。
また、 顔料を含有する着色組成物の除去に、 感光性組成物に使用 されている溶剤成分または界面活性剤や分散剤などの感光性組成物 に含有される成分を用いる方法もある (例えば、 特開 2 0 0 0 — 2 7 3 3 7 0号公報参照) 力 感光性組成物に含有される溶剤成分の みを洗浄剤として用いた場合は、 顔料が沈降しやすく、 十分な洗浄 性が得られない。 また、 界面活性剤や分散剤等の、 感光性組成物成 分に含有される成分を洗浄液組成物中に含有させた場合は、 その成 分が蒸発残分として基板や装置部材上に残留しやすく、 更なる洗浄 工程が必要となったり、 蒸発残分の残留を好まない基板の端面や裏 面の感光性組成物除去には実質上用いることができないという問題 がある。 発明の開示
本発明の目的は、 感光性組成物除去性能に優れた感光性組成物除
去液を提供することにある。
特に、 液晶や有機 E L、 イメージセンサ等の製造における基板上 に感光性組成物皮膜を形成する工程において、 基板の周辺部、 縁辺 部または裏面部に残存する顔料を含有する感光性組成物皮膜の除去 、 または装置部材ゃ器具の表面に付着した顔料を含有する感光性組 成物の除去に有効な除去液を提供する。
なお、 この明細書においては、 アルキレングリ コールモノアルキ ルエーテルカルボン酸エステル類、 アルコキシカルボン酸エステル 類及び脂環式ケ トン類から選ばれる少なく とも 1種の溶剤を成分 1 、 鎖状アミ ド類、 環状アミ ド類、 含硫黄化合物及び環状エステル類 から選ばれる少なく とも 1種の溶剤を成分 2、 炭素黎 9以上の芳香 族炭化水素類を成分 3 という ことがある。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。 その 結果、 特定の組成からなる除去液を用いることにより顔料含有感光 性組成物の洗浄除去性が向上することを見出し、 本発明を完成する に至った。
すなわち、 本発明は、 例えば、 次の事項からなる。
[ 1 ] 顔料を含有する有色感光性組成物の除去液であって、
( 1 ) アルキレングリ コールモノアルキルエーテルカルボン酸エス テル類、 アルコキシカルボン酸エステル類及び脂環式ケ トン類から 選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 9 9〜 7 0質量%及び
( 2 ) 鎖状アミ ド類、 環状アミ ド類、 含硫黄化合物及び環状エステ ル類から選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 1 〜 3 0質量%
含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
[ 2 ] 顔料を含有する有色感光性組成物の除去液であって、
( 1 ) アルキレングリ コールモノアルキルエーテルカルボン酸エス テル類、 アルコキシカルボン酸エステル類及び脂環式ケ トン類から
選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 9 8〜 4 0質量%、 ( 2 ) 鎖状アミ ド類、 環状アミ ド類、 含硫黄化合物及び環状エステ ル類から選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 1〜 3 0質量%及び
( 3 ) 炭素数 9以上の芳香族炭化水素類を 5 0質量%以下
含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
[ 3 ] 顔料を含有する赤色感光性組成物の除去液であって、
( 1 ) アルキレングリ コールモノアルキルエーテルカルボン酸エス テル類、 アルコキシカルボン酸エステル類及び脂環式ケ トン類から 選ばれる少なく とも 1つの溶剤を 9 9〜 8 0質量%及び
( 2 ) 鎖状アミ ド類、 環状アミ ド類、 含硫黄化合物及び環状エステ ル類から選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 1〜 2 0質量%
含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
[ 4 ] 顔料を含有する赤色感光性組成物の除去液であって、
( 1 ) アルキレングリ コールモノアルキルエーテルカルボン酸エス テル類、 アルコキシカルボン酸エステル類及び脂環式ケ トン類から 選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 9 8〜 5 0質量%、
( 2 ) 鎖状アミ ド類、 環状アミ ド類、 含硫黄化合物及び環状エステ ル類から選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 1〜 2 0質量%及び
( 3 ) 炭素数 9以上の芳香族炭化水素類を 3 0質量%以下
含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
[ 5 ] 顔料を含有する緑色、 青色または黒色感光性組成物の除去液 であって、
( 1 ) アルキレングリ コールモノアルキルエーテルカルボン酸エス テル類、 アルコキシカルボン酸エステル類及び脂環式ケ トン類から 選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 9 5〜 7 0質量%及び
( 2 ) 鎖状アミ ド類、 環状アミ ド類、 含硫黄化合物及び環状エステ ル類から選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 5〜 3 0質量%
含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
[ 6 ] 顔料を含有する緑色、 青色または黒色感光性組成物の除去液 であって、
( 1 ) アルキレングリ コールモノアルキルエーテルカルボン酸エス テル類、 アルコキシカルボン酸エステル類及び脂環式ケ トン類から 選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 9 4〜 4 0質量%、
( 2 ) 鎖状アミ ド類、 環状アミ ド類、 含硫黄化合物及び環状エステ ル類から選ばれる少なく とも 1種の溶剤を 5〜 3 0質量%及び
( 3 ) 炭素数 9以上の芳香族炭化水素類を 3 0質量%以下
含有することを特徴とする感光性組成物除去液。
[ 7 ] 炭素数 9以上の芳香族炭化水素類が沸点 1 5 0〜 2 5 0 °Cの アルキルベンゼン類であることを特徴とする上記 [ 2 ] 、 [4 ] ま たは [ 6 ] に記載の感光性組成物除去液。
[ 8 ] 鎖状アミ ド類、 環状アミ ド類、 含硫黄化合物及び環状エステ ル類から選ばれる少なく とも 1種の溶剤が、 N , N—ジメチルホル ムアミ ド、 N, N—ジメチルァセ トアミ ド、 N—メチルピロ リ ドン 、 ジメチルスルホキシド及びァ —プチロラク トンからなる群から選 ばれる少なく とも 1種であることを特徴とする上記 [ 1 ] 〜 [ 7 ] のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[ 9 ] アルキレングリ コールモノアルキルエーテルカルボン酸エス テルが、 プロピレングリ コールモノメチルエーテルアセテー ト及び 3 —メ トキシブチルアセテー トからなる群から選ばれる少なく とも 1種であることを特徴とする上記 [ 1 ] 〜 [ 8 ] のいずれかに記載 の感光性組成物除去液。
[ 1 0 ] アルコキシカルボン酸エステル類が、 3 —メ トキシプロピ オン酸メチル及び 3—エ トキシプロピオン酸ェチルからなる群から 選ばれる少なく とも 1種であることを特徴とする上記 [ 1 ] 〜 [ 8
] のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[ 1 1 ] 脂環式ケ トン類が、 シクロへキサノ ン、 シクロペン夕ノ ン 及びメチルシクロへキサノ ンからなる群から選ばれる少なく とも 1 種であることを特徴とする上記 [ 1 ] 〜 [ 8 ] のいずれかに記載の 感光性組成物除去液。
[ 1 2 ] 有色顔料を含有するアク リル系感光性組成物の除去に用い られる上記 [ 1 ] 〜 [ 1 1 ] のいずれかに記載の感光性組成物除去 液。
[ 1 3 ] 感光前の顔料を含有する感光性組成物の除去に用いられる 上記 [ 1 ] 〜 [ 1 2 ] のいずれかに記載の感光性組成物除去液。
[ 1 4 ] 上記 [ 1 ] 〜 [ 1 3 ] のいずれかに記載の感光性組成物除 去液を用いて有色顔料を含有する感光性組成物を除去した装置。
[ 1 5 ] 上記 [ 1 4 ] に記載の装置により得られるカラーフィルタ
[ 1 6 ] 上記 [ 1 5 ] に記載のカラーフィルタ一を備えた装置。
[ 1 7 ] 上記 [ 1 ] 〜 [ 1 3 ] のいずれかに記載の感光性組成物除 去液を用いて有色顔料を含有する感光性組成物が除去処理された基 板。
本発明の感光性組成物除去液は、 液晶や有機 E L、 イメージセン サ等の製造における基板上に感光性組成物皮膜を形成する工程にお いて、 基板周辺部、 縁辺部または裏面部に残存する顔料を含有する 感光性組成物皮膜の除去、 または装置部材ゃ器具の表面に付着した 顔料を含有する感光性組成物の除去に効果的に用いることができる
発明を実施するための最良の形態
以下に、 本発明の感光性組成物除去液の好ましい態様について説
明する。
本発明の感光性組成物除去液 (以下単に 「除去液」 という ことが ある。 ) は、 顔料を含有する有色感光性組成物の除去に用いられる ものであり、 アルキレンダリ コールモノアルキルエーテルカルボン 酸エステル類、 アルコキシカルボン酸エステル類及び脂環式ケ トン 類から ばれる少なく とも 1種の溶剤 (成分 1 ) 及び鎖状アミ ド類
、 ¾¾状ァミ ド類 、 含硫黄化合物及び環状エステル類から選ばれる少 なく とち 1種の溶剤 (成分 2 ) を含有する。
本発明に用いられるアルキレングリ コールモノアルキルエーテル カルボン酸エステル類、 アルコキシカルボン酸エステル類、 脂環式 ケ トン類 (成分 1 ) は、 感光性組成物に含有される樹脂成分の溶解 性が高いことから 、 感光性組成物除去液の主成分として好適に使用 される 成分 1 の具体例としては、 アルキレングリ コールモノアル キルエーテルカルボン酸エステル類と してエチレングリコールモノ メチルエーテルアセテー ト、 エチレングリ コールモノェチルエーテ ルァセテー 卜、 エチレングリ コールモノブチルエーテルァセテ一卜
、 ジェチレングリ コールモノメチルエーテルァセテ一卜 、 ジェチレ ングリ コ一ルモノェチルエーテルァセテ一卜 、 ジェチレングリ コ一 ルモノプチルエーテルァセテ — 卜、 プロピレングリ 3—ルモノ メチ ルェ一テルアセテー ト、 ジブロピレングリコ一ルモノメチルェ一テ ルァセテ一卜、 3 —メ トキシブチルァセテ一 、 3一メチルー 3 ― メ 卜キシブチルアセテー ト等を、 アルコキシ力ルポン酸 Xステル類 として 2 -メ 卜キシ酢酸メチル、 2—ェ 卜キシ酢酸ェチル 、 3 ―ェ 卜キシプロピオン酸ェチル、 3 —メ トキシプ Pピオン酸メチル 、 3 ーメ 卜キシプロピオン酸ェチル、 3 —ェ 卜キシプロピオン酸メチル
、 2 -メ 卜キシプロピオン酸ェチル、 2 —ェ 卜キシプロピオン酸プ 口ピル 、 2 ーェ 卜キシプロピオン酸メチル、 2一ェ 卜キシプロピォ
ン酸ェチル、 /3 —メ トキシィ ソ酪酸メチル等を、 脂環式ケ 卜ン類と してシクロへキサノ ン、 シク口ぺン夕ノ ン、 メチルンクロへキサノ ン等を挙げることができるが 、 本発明はこれらに限定されるもので はない
これらの中でもプロピレングリコールモノメチルェ —テルァセテ 一卜、 3 —メ 卜キシプロピオン酸メチル、 3 —ェ 卜キシプロピオン 酸ェチル、 シクロへキサノ ン 、 シク口ペンタノ ンが感光性組成物の 除去性 、 入手の容易さ、 安全性のハ占、、から好ましい。 本発明の除去液 に含有されるアルキレンダリ コ一ルモノアルキルェ ―テルカルボン 酸エステル類 、 アルコキシ力ルポン酸エステル類、 脂環式ケ 卜ン類 は、 単独で用いてもよいし、 2種以上を組み合わせて用いてもよい 鎖状アミ ド類、 環状アミ ド類、 含硫黄化合物及び環状エステル類 から選ばれる少なく とも 1種の溶剤 (成分 2 ) は、 感光性組成物除 去液の除去性能、 即ち樹脂成分の溶解性及び顔料の除去性能を更に 向上させる点で有効である。 具体例としては、 鎖状アミ ド類ではホ ルムアミ ド、 N—メチルホルムアミ ド、 N, N—ジメチルホルムァ ミ ド、 N—ェチルホルムアミ ド、 N , N—ジェチルホルムアミ ド、 N , N—ジメチルァセ トアミ ド、 テ トラメチル尿素等を、 環状アミ ド類では N—メチル _ 2 —ピロ リ ドン、 N—メチルイ ミダゾリ ジノ ン等を、 含硫黄化合物ではジメチルスルホキシ ド、 スルホラン等を 、 環状エステル類ではァ —プチロラク トン等を挙げることができる が、 本発明はこれらに限定されるものではない。
これらの中でも、 N, N—ジメチルホルムアミ ド、 N , N—ジメ チルァセ トアミ ド、 N—メチルー 2 —ピロ リ ドン、 ジメチルスルホ キシ ド及びァ ープチロラク トンが感光性組成物の溶解除去性を高め る点で好ましい。 本発明の除去液に含有される成分 2 は単独であつ
てもよいし、 2種以上の組み合わせであってもよい。
成分 1及び成分 2の好ましい比率は、 成分 1が 9 9〜 7 0 %、 成 分 2力 S 1〜 3 0 %である。
成分 2は、 成分 1の感光性組成物除去性能を更に向上させること を目的として、 本発明の感光性組成物除去液に含有されるものであ るが、 アン トラキノ ン系顔料、 例えば、 C . I . ビグメン ト レッ ド 1 7 7、 ジケ トピロ口ピロ一ル系顔料、 例えば、 C . I . ビグメン ト レッ ド 2 5 4等の顔料を含有する赤色感光性組成物の場合、 本発 明の感光性組成物除去液に含有される成分 2が 1 %以上の含有量が あれば除去性能向上の効果が発揮される。 顔料を含有する赤色感光 性組成物の場合、 除去液組成物としては成分 1が 9 9〜 8 0 %、 成 分 2が 1〜 2 0 %の範囲で含まれることが特に好ましい。 この範囲 であれば、 赤色感光性組成物に対する本発明の感光性組成物除去液 の洗浄性能が高く、 また赤色顔料の凝集沈降が起こ り難いためより よ り好ましい。
フタロシアニン系願料、 例えば、 C . I . ビグメン トブルー 1 5 , 1 5 : 1, 1 5 : 4 , 1 5 : 6 , C . I . ビグメン トグリーン 3 6、 カーボンブラック等のような顔料を含有する緑色、 青色、 黒色 感光性組成物の場合、 本発明の感光性組成物に含有される成分 2は 、 5 %以上の含有量でより除去性能の向上効果が発揮される。 緑色 、 青色、 黒色感光性組成物の場合、 成分 1が 9 5〜 7 0 %、 成分 2 が 5〜 3 0 %の範囲で本発明の感光性組成物除去液は特に効果が高 くなり、 顔料の凝集沈殿が起こ り難いためより好ましい。
本発明の除去液は、 アルキレングリ コールモノアルキルエーテル カルボン酸エステル類、 アルコキシカルボン酸エステル類及び脂環 式ケ トン類から選ばれる少なく とも 1種の溶剤 (成分 1 ) 及び鎖状 アミ ド類、 環状アミ ド類、 含硫黄化合物及び環状エステル類から選
ばれる少なく とも 1種の溶剤 (成分 2 ) 以外に、 炭素数が 9以上の 芳香族炭化水素類 (成分 3 ) を 5 0質量%以下の量で含有させるこ とにより感光性組成物に含まれる顔料の除去性を更に向上させるこ とが可能である。
本発明に含有される炭素数が 9以上の芳香族炭化水素 (成分 3 ) は、 好ましく は、 アルキル基で置換された芳香族炭化水素であり、 アルキルベンゼン類、 アルキルナフ夕レン類等を挙げることができ る。 アルキル基は、 直鎖状であっても分岐状であってもよいし、 2 つ以上の基が連結して環状構造をなしていてもよい。 芳香族炭化水 素の炭素数は 9以上であるが、 1 2以下が好ましい。 成分 3の具体 例としては、 1, 2 , 3 — 卜 リ メチルベンゼン、 1 , 2, 4一 ト リ メチルベンゼン、 1, 3 , 5 _ ト リ メチルベンゼン、 1 ーェチル— 2 —メチルベンゼン、 1 —ェチル _ 3 —メチルベンゼン、 1 —ェチ ルー 4 _メチルベンゼン、 n—プロピルベンゼン、 クメン、 n—ブ チルベンゼン、 s e c —ブチルベンゼン、 i s o—ブチルベンゼン 、 1 , 2 , 3 , 4—テトラメチルベンゼン、 1, 2 , 3 , 5 —テ ト ラメチルベンゼン、 1 , 2, 4 , 5 —テ トラメチルベンゼン、 1 , 2 _ジメチルー 3—ェチルベンゼン、 1 , 2 —ジメチル— 4—ェチ ルベンゼン、 1, 3 —ジメチルー 2 —ェチルベンゼン、 1, 3 —ジ メチル— 4 _ェチルベンゼン、 1, 3 —ジメチルー 5—ェチルベン ゼン、 1, 4—ジメチル— 2 —ェチルベンゼン、 1 ーメチルー 2 — プロピルベンゼン、 1 —メチル— 3 —プロピルベンゼン、 1 —メチ ル— 4一プロピルベンゼン、 1 —メチル— 2 _イソプロピルべンゼ ン、 1 一メチル _ 3 —イ ソプロピルベンゼン、 1 ーメチルー 4ーィ ソプロピルベンゼン、 1 , 2 —ジェチルベンゼン、 1, 3 _ジェチ ルベンゼン、 1 , 4ージェチルベンゼン、 ペンチルベンゼン、 メチ ルブチルベンゼン、 ェチルプロピルベンゼン、 ジメチルプロピルべ
ンゼン、 メチルジェチルベンゼン、 ト リ メチルェチルベンゼン、 ぺ ン夕メチルベンゼン、 へキシルベンゼン、 メチルペンチルベンゼン 、 ェチルブチルベンゼン、 ジメチルブチルベンゼン、 ジプロピルべ ンゼン、 メチルェチルプロピルベンゼン、 ト リ メチルプロピルベン ゼン、 ト リェチルベンゼン、 ジメチルジェチルベンゼン、 テ トラメ チルェチルベンゼン、 へキサメチルベンゼン、 イ ンダン、 テ トラヒ ドロナフ夕レン、 等のアルキルベンゼン類、 メチルナフ夕レン、 ジ メチルナフ夕レンなどのアルキルナフ夕レン類を挙げることができ るカ^ 本発明はこれらに限定されるものではない。
これらの芳香族炭化水素は感光性組成物除去液中に単独で含有さ れていてもよいし、 2種以上の組み合わせとして含有されていても よい。
これらの中でも沸点 1 5 0〜 2 5 0 °Cのアルキルベンゼン類が感 光性組成物の除去性能、 特に顔料を含有する感光性組成物の除去性 能が高く、 更に感光性組成物除去に適した乾燥性を有する点から好 ましい。
これらの中でも特に好ましいアルキルベンゼン類は、 炭素数 9 ま たは 1 0 のアルキルベンゼンであり、 具体例としては 1 , 2, 3 - ト リ メチルベンゼン、 1 , 2 , 4 — ト リ メチルベンゼン、 1 , 3, 5 — ト リ メチルベンゼン、 1 —ェチル _ 2 —メチルベンゼン、 1 — ェチル— 3 —メチルベンゼン、 1 —ェチルー 4 _メチルベンゼン、 n —プロピルベンゼン、 クメン、 n —ブチルベンゼン、 s e c —ブ チルベンゼン、 i s o —ブチルベンゼン、 1, 2, 3, 4 —テ トラ メチルベンゼン、 1 , 2 , 3, 5 —テ トラメチルベンゼン、 1 , 2 , 4, 5 —テ トラメチルベンゼン、 1, 2 —ジメチル— 3 _ェチル ベンゼン、 1, 2 —ジメチル— 4 —ェチルベンゼン、 1 , 3 —ジメ チル— 2 —ェチルベンゼン、 1, 3 —ジメチルー 4 —ェチルベンゼ
ン、 1 , 3 —ジメチル— 5 —ェチルベンゼン、 1 , 4 —ジメチル一 2 —ェチルベンゼン、 1 一メチル— 2 —プロピルベンゼン、 1 —メ チル— 3 —プロピルベンゼン、 1 —メチルー 4 —プロピルベンゼン 、 1 —メチルー 2 —イソプロピルベンゼン、 1 —メチル— 3 —イ ソ プロピルベンゼン、 1 —メチルー 4 —イ ソプロピルベンゼン、 1 , 2 —ジェチルベンゼン、 1 , 3 —ジェチルベンゼン、 1 , 4 ージェ チルベンゼンを挙げることができる。
本発明の除去液を実際に使用するにあたっては、 上記の芳香族炭 化水素はどのような方法によって調製されたものであってもよいが 、 芳香族成分比率の高いソルベン トナフサ、 例えば、 炭素数 9 を中 心としたアルキルベンゼン系混合溶剤の使用が有効であり、 商品名 シェルソル A (商標 : シェル化学社製、 初留点 1 6 0で、 乾点 1 8 2 °C ) 、 ソルべッソ 1 0 0 (商標 : ェクソン化学社製、 初留点 1 6 4で、 乾点 1 7 6 °C ) 、 スヮゾール 1 0 0 0 (商標 : 丸善石油化学 社製、 初留点 1 6 1 °C、 乾点 1 7 9 °C ) 、 ィブゾール 1 0 0 (商標
: 出光石油化学社製、 初留点 1 6 2 ° (:、 乾点 1 7 9で) 、 ハイゾ一 ル 1 0 0 (商標 : 日本石油化学社製、 初留点 1 5 5 °C、 乾点 1 8 0 °C ) 、 ソルファイン一 T M (商標 : 昭和電工社製、 初留点 1 6 0 °C 、 乾点 1 8 0 : ) 、 炭素数 1 0 を中心と したアルキルベンゼン系混 合溶剤である商品名シェルソル A B (商標 : シェル化学社製、 初留 点 1 8 7で、 乾点 2 1 3 °C ) 、 ソルべッソ 1 5 0 (商標 : ェクソン 化学社製、 初留点 1 8 8 t、 乾点 2 0 9 °C ) 、 スヮゾール 1 5 0 0
(商標 : 丸善石油化学社製、 初留点 1 8 0 . 5 °C、 乾点 2 0 8 . 5 V ) 、 ィプゾ一ル 1 5 0 (商標 : 出光石油化学社製、 初留点 1 8 6 °C、 乾点 2 0 5で) 、 ハイゾール 1 5 0 (商標 : 日本石油化学社製 、 初留点 1 8 2で、 乾点 2 1 6 °C ) 、 ソルファイ ン一 W Z (商標 : 昭和電工社製、 初留点 1 9 5で、 乾点 2 5 0で) 、 炭素数 1 0以上
を中心としたアルキルベンゼン—アルキルナフ夕レン系混合溶剤で ある商品名スヮゾール 1 8 0 0 (商標 : 丸善石油化学社製、 初留点 1 9 5 . 5で、 乾点 2 4 5 T ) 等の芳香族炭化水素の混合物が本発 明の除去液に好適に使用できる。
成分 3 は、 顔料の分散を維持し、 感光性組成物の除去性能を更に 向上させる目的で本発明の感光性組成物除去液の成分 1及び成分 2 に追加して含有されるものである。
本発明の感光性組成物除去液が成分 1 、 成分 2及び成分 3 を含有 する場合、 成分 1 、 成分 2及び成分 3 の好ましい比率は、 成分 1 が 9 8 〜 4 0 %、 成分 2力 1 〜 3 0 %、 成分 3が 3 0 %以下である。 成分 3が 3 0 %以下含有されれば、 感光性組成物に含有される樹 脂成分の溶解性能を低下させることなく、 感光性組成物に含まれる 顔料の除去性能を更に高めることができるため、 好適である。
成分 1 、 成分 2及び成分 3 を含有する本発明の感光性組成物除去 液をアン トラキノ ン系顔料、 例えば、 C . I . ビグメン ト レッ ド 1 7 7、 ジケ トピロロピロール系顔料、 例えば、 C . I . ビグメン ト レツ ド 2 5 4等の顔料を含有する赤色感光性組成物の除去に使用す る場合、 本発明の感光性組成物除去液に含有される成分 2 は 1 %以 上の含有量、 成分 3 は 3 0 %以下の含有量があれば除去性能向上の 効果が発揮される。 すなわち、 顔料を含有する赤色感光性組成物の 場合、 除去液組成物としては成分 1 が 9 9 〜 5 0 %、 成分 2が 1 〜 2 0 %、 成分 3 は 3 0 %以下の範囲で含まれることがより好ましい 。 この範囲であれば、 赤色感光性組成物に対する本発明の感光性組 成物除去液の洗浄性能が高く、 また赤色顔料の凝集沈降が起こ り難 い。
成分 1 、 成分 2及び成分 3 を含有する本発明の感光性組成物除去 液をフタロシアニン系顔料、 例えば、 C . I . ビグメン トブルー 1
5 , 1 5 : 1 , 1 5 : 4 , 1 5 : 6, C . I . ビグメン トグリーン 3 6、 カーボンブラック等のような顔料を含有する緑色、 青色、 黒 色感光性組成物の除去に使用する場合、 本発明の感光性組成物に含 有される成分 2は 5 %以上、 成分 3は 3 0 %以下の含有量でより除 去性能の向上効果が発揮される。 すなわち、 緑色、 青色、 黒色感光 性組成物の除去に使用される場合、 成分 1が 9 5〜 4 0 %、 成分 2 が 5〜 3 0 %、 成分 3が 3 0 %以下の範囲で本発明の感光性組成物 除去液は特に効果が高くなり、 顔料の凝集沈殿が起こ り難いためよ り好ましい。
次に, 本発明の除去液が適用される有色感光性樹脂組成物につい て詳細に説明する。
本発明の除去液が適用できる有色感光性組成物は、 通常、 液晶、 有機 E L、 イメージセンサ等のカラーフィルター形成工程に用いら れる、 顔料を含有する有色感光性組成物である。 これらの有色感光 性組成物は、 顔料を含有させることにより着色した感光性組成物で あり、 一般的にアルカ リで現像可能な皮膜形成物質、 感光性物質、 及び顔料等を含有するものである。
有色感光性組成物に含まれる皮膜形成物質と しては、 アク リル系 樹脂、 ノボラック系樹脂、 ポリイ ミ ド系樹脂、 ポリ ビニルフエノー ル系樹脂などを挙げることができるが、 本発明は特にァク リル系樹 脂を皮膜形成物質として含有する有色感光性組成物の除去に好適に 用いることができる。 皮膜形成物質と して使用されるアク リル系樹 脂は、 アルカ リ可溶性の分子量 1, 0 0 0〜 5 0 0 , 0 0 0程度の 高分子重合体あるいは共重合体であり、 カルボキシル基含有ェチレ ン性不飽和単量体およびその他のエチレン性不飽和単量体との共重 合体が好適に用いられる。
有色感光性組成物に含有される感光性物質としては、 アク リル系
樹脂を皮膜形成物質とする場合、 へキサァリールビイ ミダゾール系 化合物、 ト リアジン系化合物、 アミ ノアセ トフエノ ン系化合物、 増 感色素と有機ホウ素塩系化合物の組み合わせ、 チ夕ノセン系化合物 、 ォキサジァゾール系化合物等が挙げられる。
有色感光性組成物に含有され得る顔料としては、 通常カラーフィ ルターの製造に用いられている顔料であれば問題なく使用すること ができ 、 黒色 、 黄色、 赤色 、 青色、 緑色等の有機、 無機顔料の単独 あるいは混合物を任意に使用することができる 。 顔料の具体例と し ては、 カー ンブラック 、 アセチレンブラック 、 ランプブラック、 カーボンナノチューブ 、 黒鉛、 鉄黒、 酸化鉄系黒色顔料、 ァニリ ン ブラック、 シァニンブラ 、ンク、 チタンブラック 、 C . I . ビグメン 卜イェロー 2 0, 2 4 8 3, 8 6, 9 3, 1 0 9 , 1 1 0, 1 1
7, 1 2 5 1 3 7 , 1 3 8 , 1 3 9 , 1 4 7 , 1 4 8, 1 5 3 ,
1 5 4 , 1 6 6、 C . I • ビグメン 卜オレンジ 3 6, 4 3 , 5 1
, 5 5 , 5 9 , 6 1、 C • I . ビグメン ト レツ ド 9 , 9 7, 1 2
2, 1 2 3 1 4 9 , 1 6 8 , 1 7 7, 1 8 0 , 1 9 2 , 2 1 5 ,
2 1 6 , 2 1 7 , 2 2 0 , 2 2 3 , 2 2 4 , 2 2 6, 2 2 7 , 2 2
8, 2 4 0 2 5 4、 C I . ビグメン トバイォレツ 卜 1 9 , 2 3
, 2 9 , 3 0 , 3 7 , 4 0 , 5 0、 C . I . ピグメン トブルー 1
5, 1 5 : 1 , 1 5 : 4 , 1 5 : 6 , 2 2 , 2 7, 6 0 , 6 4、 C
. I . ピグメン 卜グリ一ン 7, 1 0 , 3 6 , 3 7、 C . I . ピグ メン トブラウン 2 3 , 2 5 , 2 6等を挙げることができる。
有色感光性組成物には、 上記の皮膜形成物質、 感光性物質及び顔 料のほかに更にエチレン性不飽和単量体を配合することもできる。 エチレン性不飽和単量体は、 活性光線照射時に光重合開始剤から発 生するラジカルで重合する化合物である。
本発明の除去液が適用される有色感光性組成物には、 上記の成分
以外に有機溶剤、 顔料分散剤、 密着向上剤、 レべリ ング剤、 現像改 良剤、 酸化防止剤、 熱重合禁止剤等が適宜配合されていてもよい。 本発明の感光性組成物除去液は、 被洗浄物に塗布あるいは付着さ れた状態の有色感光性組成物の除去に適用することができ、 特に感 光前の有色感光性組成物の除去に好適に用いることができる。 有色 感光性組成物は、 溶剤が含有されている状態であってもよいし、 溶 剤が揮発した後の状態であってもよい。
有色感光性組成物を除去する方法としては、 有色感光性組成物が 塗布されまたは付着した被洗浄物に本洗浄液をノズルなどから棒状 、 液滴状あるいはミス ト状に吹きかけて除去する方法、 本発明の除 去液に有色感光性組成物が付着した被洗浄物を浸漬する方法などが 挙げられる。 除去を効率的に行うために、 超音波照射や、 ブラシ等 による物理的洗浄を併用することも可能である。
本発明の除去液は、 液晶、 有機 E L、 イ メージセンサ等に用いら れるカラーフィルター製造の有色感光性組成物塗布工程において、 基板の周辺部、 縁辺部、 または裏面部に付着した不要の未硬化の有 色感光性組成物の除去、 または塗布装置の一部または全部に付着し た不要の未硬化の有色感光性組成物の除去に好適に用いることがで さる。
本発明の除去液は、 基板上にスピンコー ト法で有色感光性組成物 を塗布する際の、 基板周辺部、 縁辺部、 あるいは裏面部の未硬化の 有色感光性組成物の除去、 いわゆるエッジリ ンス、 バック リ ンスの リ ンス剤と して、 またスピンコー ト時にカップに飛散した有色感光 性組成物を洗浄除去する、 いわゆるカップリ ンスにも好適に使用可 能である。
スピンコー ト法以外に基板上に有色感光性組成物を塗布する方法 と してスリ ッ 卜コー 卜法やワイヤ一バーコ一卜法、 あるいはロール
コー ト法等が知られているが、 スリ ッ トノズルやワイヤーバー、 印 刷版など、 塗布装置の部材ゃ器具の表面に付着した未硬化の有色感 光性組成物を除去する際にも、 本発明の除去液は好適に使用される また、 本発明の別の態様は、 上記除去液を用いて上記方法により 未硬化の感光性組成物が除去された 板、 あるいは液晶、 有機 E L 及びィ メージセンサ等の製造用の装置 、 及びこの装置によつて得ら れたカラ一フィルターである。
以下に実施例を挙げて本発明をさ らに説明するが、 もちろん本発 明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
なお 、 洗浄性は、 除去液に 3分間浸漬後 、 感光性着色組成物の溶 解状況を目視観察により次の 3段階で評価した o
〇 …完全に除去されている
Δ …部分的に溶解している
X …ほとんど溶解していない
Ρ 製例 1 ァク リル系共重合体の B周製
滴下漏斗、 温度計、 冷却管、 撹拌機を付した 4つロフラスコにメ 夕ク リル酸 (ΜΑ) 1 2. 0質量部 、 メ夕ク りル酸メチル (MM A
) 1 4 . 0質量部、 メ夕ク リル酸 η ―プチル ( B M A) 4 3. 0質 量部、 2 —ヒ ドロキシェチルァク リ レ一卜 (H E M A) 6 . 0質量 部、 ェチルセ口ソルブアセテー ト ( E G A ) 2 2 5. 0質量部を仕 込み、 1時間 4つ口フラスコ内を窒素置換した 。 さ らに、 オイルバ スで 9 0 °Cまで加温した後、 M A 1 2 . 0質量部、 MMA 1 4. 0 質量部 、 B M A 4 3. 0質量部、 H E M A 6. 0質量部、 E G A 2
2 5. 0質量部、 2 , 2 ' —ァゾビスィソプチロニ 卜 リル (A I B
N) 3. 2質量部の混合液を 1 時間かけて滴下した。 3時間重合を 行った後、 A I B N 1 . 0質量部と E G A 1 5. 0質量部の混合液
を加えさ らに 1 0 0でに昇温して 1. 5時間重合を行った後放冷し た。 このようにして得たアク リル系共重合体の固形分濃度は 2 2. 1質量%、 酸価は 9 2 m g K O HZ g、 G P Cにより測定したポリ スチレン換算の質量平均分子量は 2 2 , 0 0 0であった。
調製例 2 感光性着色組成物 A : 黒色感光性着色組成物の調製 調製例 1で得られたアク リル系共重合体 3 0. 0質量部 (固形分 6. 6質量部) 、 E GA 5. 0質量部、 フローレン D O P A— 3 3 (商標 : 共栄社化学株式会社製 分散剤 固形分濃度 3 0質量%) 3. 3質量部、 S p e c i a l B l a c k 4 (デグサ社 カー ボンブラック) 6. 6質量部を混合後、 1晚放置した。 さ らに、 1 時間撹拌した後、 3本ロールミル (株式会社小平製作所製 型式 R III— 1 RM— 2 ) に 4回通した。 得られた黒色イ ンキに E GAを 加えて濃度調整することにより、 固形分濃度 1 8. 0質量%の黒色 着色組成物を得た。
このようにして得られた黒色着色組成物 1 0 0質量部に更にジぺ ン夕エルスリ トールへキサァク リ レー ト 4. 4質量部、 2 — ( 4— メ トキシフエ二ル) 一 4, 6 —ビス (ト リ クロロメチル) 一 s — ト リアジン 2. 2質量部及び E G A 2 5質量部を添加し、 十分攪拌し て感光性着色組成物 Aを得た。
調製例 3 感光性着色組成物 B : 緑色感光性着色組成物の調製 調製例 1で得られたアク リル系共重合体 3 0. 0質量部 (固形 分 6. 6質量部) 、 E G A 5. 0質量部、 フローレン D O P A— 3 3 (商標 : 共栄社化学株式会社製 分散剤 固形分濃度 3 0質量% ) 3. 3質量部、 P i g m e n t G r e e n 3 6の 6. 6質量 部を混合後、 1晚放置した。 さ らに、 1時間撹拌した後、 3本ロー ルミル (株式会社小平製作所製 型式 R III— 1 RM— 2 ) に 4回 通した。 得られた緑色イ ンキに E GAを加えて濃度調整することに
より、 固形分濃度 1 8. 0質量%の緑色着色組成物を得た。
このようにして得られた緑色着色組成物 1 0 0質量部に更にジぺ ンタエルスリ トールへキサァク リ レー ト 4. 4質量部、 4 , 4 ' 一 ビス (N, N—ジェチルァミ ノ) ベンゾフエノ ン 0. 7質量部、 2 , 2 ' 一ビス ( o—クロ口フエニル) — 4 , 4 ' , 5, 5 ' —テ ト ラフェニル _ 1 , 2 ' —ビイ ミダゾ一ル 2. 3質量部、 ト リ メチロ ールプロパン ト リスチォプロピオネー ト 3. 8質量部及び E G A 4 2質量部を加えて十分攪拌し、 感光性着色組成物 Bを得た。
調製例 4 感光性着色組成物 C : 赤色感光性着色組成物の調製 調製例 1で得られたアク リル系共重合体 3 0. 0質量部 (固形 分 6. 6質量部) 、 E GA 5. 0質量部、 フローレン D O P A— 3 3 (商標 : 共栄社化学株式会社製 分散剤 固形分濃度 3 0質量% ) 3. 3質量部、 P i g m e n t R e d 1 7 7の 6. 6質量部 を混合後、 1晚放置した。 さ らに、 1時間撹拌した後、 3本ロール ミル (株式会社小平製作所製 型式 R III— 1 RM— 2 ) に 4回通 した。 得られた赤色イ ンキに E GAを加えて濃度調整することによ り、 固形分濃度 1 8. 0質量%の赤色着色組成物を得た。 該色組成 物 1 0 0質量部に、 更に、 ジペン夕エルスリ トールへキサァク リ レ — ト 4. 4質量部、 ィルガキュア 3 6 9 (チバスべシャ リティ ケミ カルズ社製) 3. 0質量部、 ト リ メチロールプロパン ト リスチォプ 口ピオネー ト 3. 8質量部、 及び E G A 4 2質量部を加えて十分攪 拌し、 感光性着色組成物 Cを得た。
実施例 1
調製例 2〜 4で調製した感光性着色組成物 A〜 Cをガラス板上 ( 2 8 mm X 7 6 mm) に 1滴滴下し、 室温にて 2 4時間乾燥させた これをプロピレングリ コールモノメチルエーテルアセテー ト 8 0
g、 N , N —ジメチルァセ トアミ ド 2 0 gを混合した除去液中に 3 分間浸漬して静置し、 表面に塗布された感光性着色組成物の洗浄除 去を行った。 その結果を表 1 に示す。
実施例 2 〜 2 9、 比較例 1 〜 6
表 1 に示す組成の除去液を用いて、 実施例 1 と同様に感光性着色 組成物の除去を実施した。 その結果を表 1 に示す。
M "E Y
略号の説明
プロプレングリ コールモノメチルエーテルァセテ一ト D Ν, Ν-ジメチルホルムアミ ド
3-メ トキシブチルァセテート D Ν, Ν-ジメチルァセ トアミ ド
3-メ トキシプロピオン酸メチル Ν Ν-メチルピロリ ドン
3-エトキシプロピオン酸ェチル Τ 1, 2, 4-ト リメチルベンゼン シクロへキサン C クメン
S ソルファイン- ΤΜ (昭和電工(株)製)
産業上の利用可能性
本発明は、 液晶や有機 E L、 ィ メ一ジセンサ等の製造における基 板上に感光性組成物皮膜を形成する工程において、 基板周辺部、 縁 辺部または裏面部に残存する顔料を含有する感光性組成物皮膜の除 去、 または装置部材ゃ器具の表面に付着した顔料を含有する感光性 組成物の除去に有用な感光性組成物除去液を提供する。
用いて有色顔料を含有する感光性組成物が除去処理された基板
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