明 細 書
導電性被膜の製造方法
技術分野
[0001] 本発明は、導電性物質を含んでなる導電性被膜の製造方法、該製造方法により製 造された導電性被膜、および該導電性被膜を有する積層体に関する。
背景技術
[0002] 導電性被膜は、ブラウン管、プラズマディスプレイパネル等の電磁波遮蔽、建材ま たは自動車の赤外線遮蔽、電子機器や携帯電話の静電気帯電防止被膜、ガラスの 曇り止め用熱線、回路基板等の配線、榭脂に導電性を付与するためのコーティング 、回路そのもの等の広い範囲に用途を有する。これらの導電性被膜を形成する方法 としては、金属の真空蒸着、化学蒸着、イオンスパッタリング等による方法、あるいは 金属粒子を分散媒に分散させた金属コロイド溶液を塗布し、加熱焼成する方法など が従来知られている。これらの方法は操作が煩雑である、量産性に乏しい、高温での 加熱が必要であるなどの問題点を含んでいる。
[0003] 一方、プリント基板等の配線を、導電膜のエッチングにより形成する方法も行われて いるが、エッチングは操作が煩雑で、高コストである上、廃液処理等の問題もあり、環 境面からも好ましくない。また、使用できる基材力 プラスチックフィルム等のエツチン グ耐性のあるものに限定されるという欠点があった。また、導電性ペーストによる場合 は、スクリーン印刷により配線等の導電回路を作成することが必要とされ、良好な導 電性を得るためには、印刷後高温で加熱する必要があり、その体積抵抗値は、 10— 5 Ω 'cmオーダーが限界であった (特許文献 1、 2参照)。
[0004] これに対して、最近では、銀ナノ粒子を用いることによって、 0. l〜5 /z m程度の比 較的薄い膜厚で 10— 6 Ω 'cmオーダーの体積抵抗値が得られることが知られている( 非特許文献 1、 2参照)。しかし、この抵抗値を発現させるためには、ペーストを 200°C 程度の高温で数十分間加熱して焼結させる必要があり、コート紙などの通常の紙基 材ゃ、ポリエステル等のプラスチックフィルム基材に使用することは困難である。また、 この方法は、形成された導電回路、導電性被膜と基材との密着性が劣り、クラックが
入りやすい欠点がある (特許文献 3、 4参照)。
[0005] 特許文献 1:特開 2000— 260224号公報
特許文献 2 :特開 2003— 16836号公報
特許文献 3:特開 2004 - 273205号公報
特許文献 4:特開 2005— 81501号公報
非特許文献 1 :エレクトロニクス実装学会誌、 Vol. 5、 No. 6 (2002年)、 523〜528 頁
非特許文献 2 :曰経ナノビジネス、 Vol. 22 (2005. 9. 26)、 2〜7頁
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0006] 従って、本発明は、上記従来の問題を有しない導電性被膜の製造方法、該製造方 法により製造された導電性被膜、および該導電性被膜を有する積層体を提供するこ とを目的とする。
より具体的には、本発明は、通常の紙やプラスチック、繊維、ガラス等、任意の基材 上に、低温かつ短時間で導電性被膜を製造でき、上記特性に加えて、例えば、 10— 6 Ω ' cmオーダーの低い体積抵抗値を有し、基材との密着性の優れた導電性被膜を 製造する方法、この方法により製造された導電性被膜、およびこの導電性被膜を有 する積層体を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段
[0007] 本発明は以下の導電性被膜の製造方法、導電性被膜、および積層体に関する。
(1)保護物質によって被覆された導電性物質と、陰イオン交換能を有する物質とを接 触させることを特徴とする導電性被膜の製造方法。
[0008] (2)上記保護物質が分散剤を含んでなることを特徴とする上記 1項に記載の導電性 被膜の製造方法。
[0009] (3)分散剤が脂肪酸を含むことを特徴とする上記 2項に記載の導電性被膜の製造方 法。
[0010] (4)脂肪酸が、炭素数 3〜22である飽和または不飽和の脂肪酸を含む上記 3項に記 載の導電性被膜の製造方法。
[0011] (5)導電性物質が、平均粒子径 0. 001〜: LO mの導電性微粒子である上記 1項に 記載の導電性被膜の製造方法に関する。
[0012] (6)導電性物質が、金、銀、銅、ニッケル、白金、ノラジウム、および鉄力も選ばれた 金属、またはこれら金属の合金の少なくとも 1種である、上記 5項に記載の導電性被 膜の製造方法。
[0013] (7)導電性物質が銀である、上記 5項に記載の導電性被膜の製造方法。
[0014] (8)基材上に、陰イオン交換能を有する物質を含む陰イオン交換層を形成した後、 該陰イオン交換層上に、保護物質によって被覆された導電性物質を含む被膜層を 形成する上記 1〜7項のいずれかに記載の導電性被膜の製造方法。
[0015] (9)基材上に、保護物質によって被覆された導電性物質を含む被膜層を形成した後
、該被膜層上に、陰イオン交換能を有する物質を含む陰イオン交換層を形成する上 記 1〜7項のいずれかに記載の導電性被膜の製造方法。
[0016] (10)上記 1〜9項のいずれかに記載の方法によって製造されてなる導電性被膜。
[0017] (11)基材上に、陰イオン交換能を有する物質を含む陰イオン交換層、保護物質によ つて被覆された導電性物質を含む被膜層の順に積層されてなる積層体。
[0018] (12)基材上に、保護物質によって被覆された導電性物質を含む被膜層、陰イオン 交換能を有する物質を含む陰イオン交換層の順に積層されてなる積層体。
[0019] (13)保護物質が、炭素数 3〜22である飽和または不飽和の脂肪酸を含む上記 11ま たは 12項に記載の積層体。
発明の効果
[0020] 本発明の導電性被膜の製造方法により、低温かつ短時間で、優れた導電性、例え ば 10— 6 Ω · cmオーダーの体積抵抗値を有して ヽる導電性被膜を形成することができ る。また、本発明の導電性被膜は、紙、各種プラスチックフィルム、ガラス、繊維等に 対する密着性に優れているため、基材の種類を問わずあらゆる基材上に容易に本発 明の導電性被膜を形成することができる。
また、本発明の導電性被膜を形成するために用いられる被膜形成用組成物は、グ ラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷を始めとする各種印刷方式、あるいは 各種塗布方式に適した特性を有する組成物、例えば印刷インキある 、は塗料である
ことから、基材上に適宜の印刷方式、あるいは塗布方式により、量産性良ぐ低コスト で導電回路や導電膜を形成することができる。
本発明の導電性被膜は、薄膜でも優れた導電特性を有することから、非接触型 IC メディアのアンテナ回路や、プリント基板の導電回路、印刷工レクト口-タス用導電材 料、各種電極材、電磁波シールド用メッシュ形成、電磁波シールド用導電性薄膜、静 電気帯電防止膜、非導電性物への導電性付与膜、例えば導電布等に使用できる。 発明を実施するための最良の形態
[0021] 以下、本発明を更に詳しく説明する。しかし、本発明は本発明の技術的思想を逸脱 しない限り、以下の説明ある 、は実施の形態に限定されるものではな 、。
[0022] 先ず、本発明の導電性被膜の製造方法は、保護物質によって被覆された導電性 物質と陰イオン交換能を有する物質とを接触させることを特徴として ヽる。これら保護 物質によって被覆された導電性物質と陰イオン交換能を有する物質とを接触させる 態様としては、(I)保護物質で被覆された導電性物質を含んだ層と陰イオン交換能を 有する物質を含んだ層(陰イオン交換層)とを隣接層として設ける、あるいは (Π)保護 物質で被覆された導電性物質と陰イオン交換能を有する物質を同一層内に互いに 接触させるような状態で含ませる方法がある。 (I)の方法での導電性被膜の製造方法 としては、例えば、(I 1)基材上に、陰イオン交換能を有する物質を含んだ陰イオン 交換層を形成し、次に、上記陰イオン交換層上に、保護物質で被覆された導電性物 質を含んだ被膜層を形成して導電性被膜を形成する方法、および、(I 2)基材上 に、保護物質で被覆された導電性物質を含んだ被膜層を形成し、次に、該被膜層上 に、陰イオン交換能を有する物質を含んだ陰イオン交換層を形成して導電性被膜を 形成する方法が挙げられる。また (Π)の方法での導電性被膜の製造方法としては、 例えば、基材上に、保護物質で被覆された導電性物質と陰イオン交換能を有する物 質を含んだ被膜形成用組成物力もなる層を形成する方法が挙げられる。これらの層 は、保護物質で被覆された導電性物質を含む被膜形成用組成物、陰イオン交換能 を有する物質を含む被膜形成用組成物、ある!ヽは保護物質で被覆された導電性物 質と陰イオン交換能を有する物質を含む被膜形成用組成物を、基材に例えば塗布、 印刷などにより被覆し、導電性被膜層とする方法が挙げられる。しかし、本発明の導
電性被膜の製造方法では、保護物質によって被覆された導電性物質と陰イオン交換 能を有する物質とが何らかの方法により接触していればよいのであり、保護物質によ つて被覆された導電性物質と陰イオン交換能を有する物質とを接触させる方法が、 上記例示方法に限られるものではな 、。
[0023] 以下、本発明で用いられる保護物質によって被覆された導電性物質 (A)、陰イオン 交換能を有する物質 (B)、これらを含む被膜形成用組成物 (C)、導電性被膜の形成 方法 (D)、導電性被膜を有する積層体 (E)、導電性被膜の各種用途 (F)について順 次詳細に説明する。
[0024] (A)保護物質によって被覆された導電性物質
先ず、本発明で用いられる、保護物質によって被覆された導電性物質における導 電性物質について説明する。本発明で用いられる導電性物質は、被膜に導電性を 与えるために用いられるものであり、被膜に導電性を与えるものである限りどのような ものであってもよい。このような導電性物質としては、代表的なものとして導電性の金 属物質が挙げられる。このような金属物質としては、導電性の金属単体、例えば、金 、銀、銅、ニッケル、白金、パラジウム、鉄、コノ レト、タングステン、チタン、インジウム 、イリジウム、ロジウム、アモルファス銅等の金属;これら金属の合金、例えば銀—銅 合金など;これら金属の金属複合体、例えば銀 銅複合体など;金属を更に他の導 電性金属で被覆したもの、例えば、銀めつき銅などが挙げられる。導電性金属として は、なかでも、金、銀、銅、ニッケル、白金、パラジウム、鉄が好ましぐ金、銀、銅、二 ッケルが更に好ましぐ導電性、コストの点力も銀が更に好ましい。その他の導電性物 質としては、例えば、上記金属物質で被覆した無機物粉末、酸化銀、酸化インジウム 、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化スズ、アンチモンドープ酸化スズ、インジウム—ス ズ複合酸化物等の金属酸化物、カーボンブラック、グラフアイト、金属錯体、有機導 電性物質等を用いることもできる。導電性物質は、 1種を単独で用いてもよいし、 2種 類以上を組み合わせて用いてもよ!、。 2種以上の導電性物質を組み合わせて用いる 場合、これら複数の物質は、混合物、混融物、分散物、被覆物など任意の形態であ つてよい。また、これら導電性物質は、微粒子、例えば平均粒子径が 0. 001〜: LO mの範囲の微粒子であるものが、本発明では好ましく用いられる。この範囲の導電性
微粒子を用いることにより、低温かつ短時間で優れた導電性能を有する導電性被膜 の形成が可能となる。一方、平均粒子径が前記範囲の上限値を超える場合、導電性 が低下するば力りでなぐ低温での融着性が劣ることがあり好ましくない。
[0025] 上記平均粒子径範囲の導電性金属物質として、例えば、湿式法、アトマイズ法、電 解法等の従来周知あるいは公知の製法によって得られる粉末状の導電性金属物質 (A— 1)が挙げられる。この導電性金属物質 (A—1)の形状としては、例えば、フレー ク状、鱗片状、板状、球状、略球状、凝集球状、樹枝状、箔状等種々の形状が知ら れているが、いずれの形状のものをも本発明では使用することができる。またこれら製 法により製造されたものは、通常平均粒子径が 1 m以上であるが、上記理由から平 均粒子径が 1〜: L 0 mのものが好ましい。
[0026] 更に、上記平均粒子径範囲の導電性金属物質の他のものとして、例えば、ガス中 蒸発法等の気相法、液相中で超音波、紫外線や還元剤を用いて金属化合物を還元 する液相法 (例えば、特許文献 5、 6参照)、あるいは溶融法、電解法等により得られ る平均粒子径 0. 001-0.: mの導電性微粒子 (A— 2)が挙げられる。本発明に おいては、導電性被膜層形成方法にもよるが、平均粒子径が 0. 001-0. 05 /z mの 導電性微粒子を用いることが更に好ましい。この導電性微粒子 (A— 2)は、上記導電 性金属物質 (A— 1)に比べてより好ましいものである。この導電性微粒子 (A— 2)中 では、製造コスト、工数を考慮すると、金属化合物を液相中で超音波、紫外線や還元 剤を用いて還元する液相法によって得られる導電性微粒子が好まし 、。
[0027] 上記導電性微粒子 (A— 1)および (A— 2)は、各々 1種を単独で用いてもよ!、し、 2 種以上を組み合わせて用いてもょ 、。
[0028] 特許文献 5 :特開平 11 80647号公報
特許文献 6:特開昭 61 - 276907号公報
[0029] なお、本発明における導電性物質の平均粒子径は、動的光散乱法を利用した粒 子径分布測定装置 (例えば、 日機装株式会社製、マイクロトラックまたはナノトラック 等)により測定された値である。
[0030] また、本発明においては、導電性物質は、保護物質によって被覆されているものが 用いられる。該保護物質は、導電性微粒子の凝集を防ぎ、例えば、導電性インキ、導
電性塗料などの導電性物質を含む被膜層形成用組成物とした際に、該組成物中で の導電性物質の分散安定性を高めるために用いられているものであり、このような目 的を達成できる物質であれば、保護物質としてどのようなものでも用いることができる 。このような目的を達成する保護物質として、例えば導電性物質に対する親和性基を 化合物中に 1個または複数個有する化合物が挙げられる。導電性物質に対する親和 性基としては、導電性物質の種類によっても異なるが、一般的には、アミノ基、 4級ァ ンモニゥム、水酸基、シァノ基、カルボキシル基、チオール基、スルホン酸基、リン酸 、リン酸エステル等の極性基が挙げられる。しかし、導電性物質に対する親和性基が 、これらに限定されるものではない。これらの親和性基は、化合物の主鎖に含まれて いても、側鎖もしくは側鎖と主鎖の双方に含まれていてもよい。導電性物質に対する 親和性基をィ匕合物中に 1個または複数個有する化合物としては、例えば、顔料分散 剤、界面活性剤、カップリング剤、脂肪酸等が挙げられる。本発明においては、保護 物質は分散剤を含むものが好ましぐさらには分散剤としては脂肪酸が好ましい。こ れは、脂肪酸を含んだ保護物質によって被覆された導電性微粒子が用いられると、 より低温かつ短時間での導電性被膜の製造が可能となるからである。なお、本発明 で「分散剤を含む」あるいは「脂肪酸を含む」とは、分散剤ある!ヽは脂肪酸が単独で 用いられる場合と、分散剤あるいは脂肪酸と他の保護剤とが併用される場合との両者 を含むものである。以下、保護物質として用いられる顔料分散剤、界面活性剤、カツ プリング剤、脂肪酸等の分散剤について更に具体的に説明する。
本発明において保護物質として用いることができる顔料分散剤としては、導電性物 質に対する親和性基をィ匕合物中に 1個または複数個有するものであればよぐ特に 限定されるものではない。顔料分散剤は既に多種、多様のものが市販されており、こ れら市販の顔料分散剤の何れのものをも、本発明にお 、て導電性物質の保護物質 として用いることができる。本発明にお 、て保護物質として用いることができる市販の 顔料分散剤としては、例えば、ソルスノ ース 3000、ソルスノ ース 9000、ソルスパース 17000、ソノレスノ ース 24000、ソノレスノ ース 28000、ソノレスノ ース 32000、ソノレスノ ース 35100、ソルスノ ース 36000、ソルスパース 41000 (いずれも日本ルーブリゾ一 ル株式会社製)、 SMA1000、 SMA2000, SMA3000、 SMA1440、 SMA1735
2、 SMA2625, SMA3840 (いずれも川原油ィ匕株式会社製)、 EFKA4009、 EFK A4046、 EFKA4047、 EFKA4080、 EFKA4010、 EFKA4015、 EFKA4020, EFKA4050、 EFKA4055、 EFKA4060、 EFKA4080、 EFKA4400、 EFKA4 401、 EFKA4402, EFKA4403、 EFKA4300、 EFKA4330、 EFKA4340、 EF KA6220、 EFKA6225, EFKA6230, EFKA6525, EFKA6700, EFKA6745 、 EFKA6780, EFKA6782, EFKA6903、 EFKA6906, EFKA6950, EFKA 7462、 EFKA8502, EFKA8503, EFKA8511, EFKA8512, EFKA8580, E FKA8590 (いずれもエフ力アディティブズ社製)、ァジスパー PB821、ァジスパー P B711、ァジスパー PB822、ァジスパー PN411、ァジスパー PA111 (いずれも味の 素ファインテクノ株式会社製)、 TEXAPHOR— UV20、 TEXAPHOR— UV21、 T EXAPHOR-UV61 (いずれもコグニスジャパン株式会社製)、 Disperbyk— 101、 Disperbyk— 102、 Disperbyk— 103、 Disperbyk— 106、 Disperbyk— 110、 Dis perbyk— 111、 Disperbyk— 140、 Disperbyk— 142、 Disperbyk— 145、 Disper byk— 161、 Disperbyk— lfc>2、 Disperbyk— 163、 Disperbyk— 164、 Disperby k— 166、 Disperbyk— 167、 Disperbyk— lfc>8、 Disperbyk— 170、 Disperbyk— 171、 Disperbyk— 174、 Disperbyk— 180、 Disperbyk— 182、 Disperbyk— 20 00、 Disperbyk— 2001、 Disperbyk— 2050、 Disperbyk— 2070、 Disperbyk - 2090 (いずれもビックケミ一'ジャパン株式会社製)、ディスパロン KS— 860、デイス パロン KS— 873N、ディスノ ロン 7004、ディスパロン 1831、ディスパロン 1850、ディ スノ ロン 1860、ディスパロン 2150、ディスパロン DA— 400N、ディスパロン PW36、 ディスパロン DA— 703— 50、ディスパロン DA— 725、ディスパロン DA— 705、ディ スパロン DA— 7301、ディスパロン DA— 325、ディスパロン DA— 375、ディスパロン DA— 234、ディスパロン DN— 900、ディスパロン DA— 1200 (いずれも楠本化成株 式会社製)等が挙げられる。これら顔料分散剤は、 1種類を単独で、または 2種類以 上を組み合わせて使用してもよぐまた、顔料分散剤と顔料分散剤以外の本発明の 保護物質を組み合わせて使用してもよい。
また、界面活性剤は一般に、陰イオン系、非イオン系、両性イオン系、陽イオン系の ものが知られている力 本発明においては、保護物質としてこれらのいずれのものを
も用いることができる。本発明において用いられる界面活性剤は、界面活性剤として 知られたィ匕合物であればよぐ特に限定されるものではないが、入手が容易である点 力もは、界面活性剤として市販されている化合物を使用することが好ましい。以下に 、陰イオン系、非イオン系、両性イオン系、陽イオン系界面活性剤の例を具体的に示 す力 本発明において用いることのできる界面活性剤力 下記のものに限定されるも のではない。
[0033] 陰イオン界面活性剤としては、例えば、高級脂肪酸塩、アルファスルホ脂肪酸メチ ルエステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫 酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、モノアルキルリン酸エステル塩、 アルファォレインスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、スルホコハク酸エステル塩、 アルキルエーテルスルホン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、メチルタウリン酸 塩等が挙げられる。
[0034] 非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸ェ ステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、 ポリエチレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコールアルキルフエニル エーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ ル、脂肪酸アル力ノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルグル コシド、ポリオキシエチレンアルキルフエ-ルエーテル、脂肪酸モノグリセリド等が挙 げられる。
[0035] 両性イオン界面活性剤としては、例えば、アミノ酸、アルキルアミノ脂肪酸塩、アル キルべタイン、アルキルアミンォキシド、ポリアクリルアミド等が挙げられる。
[0036] 陽イオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモ -ゥム塩、ジアル キルジメチルアンモ -ゥム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ -ゥム塩、 N—メチル ビスヒドロキシェチルァミン脂肪酸エステル塩酸塩、ハロゲン化アルキルピリジ-ゥム 等が挙げられる。
[0037] また、これらとは分類形態が異なるものとして、フッ素系界面活性剤、ァリル系反応 性界面活性剤等の反応性界面活性剤、カチオン性セルロース誘導体、ポリカルボン 酸、ポリスチレンスルホン酸等の高分子界面活性剤も知られている。これらは湿潤分
散剤としても市販されているが、このような湿潤分散剤をも含め、前記いずれの界面 活性剤も本発明にお 、ては保護物質として用いることができる。これらの界面活性剤 の市販品の一例を示せば、 EFKA5010, EFKA5044, EFKA5244, EFKA505 4、 EFKA5055, EFKA5063, EFKA5064、 EFKA5065、 EFKA5066、 EFK A5070、 EFKA5071、 EFKA5207 (いずれもエフ力アディティブズ社製)、 Disper byk— 101、 Disperbyk— 108、 Disperbyk— 130 (いずれもビックケミ^ ~ ·ジャパン 株式会社製)等が挙げられる。
[0038] これら界面活性剤は、 1種類を単独で用いることも、また 2種類以上を組み合わせて 用いることもできる。また、本発明においては、界面活性剤と界面活性剤以外の本発 明の保護物質を組み合わせて導電性物質の保護物質として用いることもできる。
[0039] また、カップリング剤としては、一般に、シランカップリング剤、チタネート系カツプリ ング剤、アルミニウム系カップリング剤等が知られている力 これらのいずれのものを も本発明の保護物質として使用することができる。以下に、本発明において用いるこ とのできる市販のカップリング剤をいくつか例示する力 本発明で用いられるカツプリ ング剤が下記のものに限定されるものではない。
[0040] シランカップリング剤としては、例えば、 ΚΑ- 1003、 ΚΒΜ— 1003、 ΚΒΕ— 1003 、 ΚΒΜ— 303、 ΚΒΜ— 403、 ΚΒΕ— 402、 ΚΒΕ403、 ΚΒΜ— 1403、 ΚΒΜ— 50
2、 ΚΒΜ— 503、 ΚΒΕ— 502、 ΚΒΕ— 503、 ΚΒΜ— 5103、 ΚΒΜ— 602、 ΚΒΜ — 603、 ΚΒΕ— 603、 ΚΒΜ— 903、 ΚΒΕ— 903、 ΚΒΕ— 9103、 ΚΒΜ— 573、 Κ ΒΜ— 575、 ΚΒΜ— 6123、 ΚΒΕ— 585、 ΚΒΜ— 703、 ΚΒΜ— 802、 ΚΒΜ— 80
3、 ΚΒΕ— 846、 ΚΒΕ— 9007 (いずれも信越ィ匕学工業株式会社製)等が挙げられる
[0041] また、チタネート系カップリング剤としては、例えば、プレンァクト KR—TTS、プレン ァクト KR— 46B、プレンァクト KR— 55、プレンァクト KR— 41B、プレンァクト KR— 3 8S、プレンァクト KR— 138S、プレンァクト KR— 238S、プレンァクト 338X、プレンァ タト KR— 44、プレンァクト KR— 9SA (V、ずれも味の素ファインテクノ株式会社製)等 が挙げられる。
[0042] ァノレミ-ゥム系カップリング剤としては、プレンァクト AL— M (味の素ファインテクノ
株式会社製)等が挙げられる。
これらのカップリング剤は、 1種類を単独で、または 2種類以上を組み合わせて使用 してもよく、また、カップリング剤とカップリング剤以外の本発明の保護物質を組み合 わせて使用してもよい。
[0043] 本発明において使用される脂肪酸としては、特に限定されず、一般に脂肪酸として 知られているものを使用することができ、例えば直鎖飽和脂肪酸、直鎖不飽和脂肪 酸、分岐脂肪酸、 3級脂肪酸などを挙げることができる。
[0044] 直鎖飽和脂肪酸としては、例えば、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カブロン酸、ェナ ント酸、力プリル酸、ペラルゴン酸、力プリン酸、ゥンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル 酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、ノ ナデカン酸、ァラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モ ンタン酸、メリシン酸、ラタセル酸等が挙げられる。
[0045] 直鎖不飽和脂肪酸としては、例えば、アクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ゥンデ シレン酸、ォレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エル力酸、ブラシジン酸、ソルビン 酸、リノール酸、リノレン酸、ァラキドン酸、プロピオール酸、ステアロール酸等があげ られる。中でも、安定性や低温分解性を考慮するとカブロン酸、ェナント酸、力プリル 酸、ミリスチン酸、ォレイン酸、ステアリン酸等が挙げられる。
[0046] 分岐脂肪酸としては、例えば、イソ酪酸、イソ吉草酸、 2—ェチルへキサン酸、 2— ェチルイソへキサン酸、 2—プロピルヘプタン酸、 2—ブチルオクタン酸、 2—イソブチ ルイソオクタン酸、 2—ペンチルノナン酸、 2—イソペンチルノナン酸、 2—へキシルデ カン酸、 2—へキシルイソデカン酸、 2—ブチルドデカン酸、 2—イソブチルドデカン酸 、 2—へプチルゥンデカン酸、 2—イソへプチルゥンデカン酸、 2—イソべプチルイソゥ ンデカン酸、 2—ドデシルへキサン酸、 2—イソドデシルへキサン酸、 2—オタチルドデ カン酸、 2—イソオタチルドデカン酸、 2—ォクチルイソドデカン酸、 2—ノ-ルトリデカ ン酸、 2—イソノ-ルイソトリデカン酸、 2—デシルドデカン酸、 2—イソデシルドデカン 酸、 2—デシルイソドデカン酸、 2—デシルテトラデカン酸、 2—ォクチルへキサデカン 酸、 2—イソォクチルへキサデカン酸、 2—ゥンデシルペンタデカン酸、 2—イソゥンデ シルペンタデカン酸、 2—ドデシルヘプタデカン酸、 2—イソドデシルイソへプタデ力
ン酸、 2—デシルォクタデカン酸、 2—デシルイソォクタデカン酸、 2—トリデシルヘプ タデカン酸、 2—イソトリデシルイソへプタデカン酸、 2—テトラデシルォクタデカン酸、 2—イソテトラデシルォクタデカン酸、 2—へキサデシルへキサデカン酸、 2—へキサ デシルテトラデカン酸、 2—へキサデシルイソへキサデカン酸、 2—イソへキサデシル イソへキサデカン酸、 2—ペンタデシルノナデカン酸、 2—イソペンタデシルイソノナデ カン酸、 2—テトラデシルべヘン酸、 2—イソテトラデシルべヘン酸、 2—テトラデシル イソべヘン酸、 2—イソテトラデシルイソべヘン酸、イソヘプタン酸、イソミリスチン酸、 イソパルミチン酸、イソステアリン酸、ィソアラキン酸等が挙げられる。
[0047] 3級脂肪酸としては、例えば、ビバリン酸、ネオノナン酸、ネオデカン酸、エタァシッ ド 9 (出光石油化学株式会社製)、エタアシッド 13 (出光石油化学株式会社製)などが 挙げられる。
[0048] これらの脂肪酸は、炭素数 3〜22のものが好ましく用いられる。また、 1種類を単独 で使用しても、 2種類以上を組み合わせて使用してもよぐまた、脂肪酸と脂肪酸以 外の本発明の保護物質を組み合わせて使用してもよい。
[0049] これら保護物質を導電性物質に被覆する方法としては、予め製造された導電性物 質と保護物質とを乾式、または湿式で混合するなどして導電性物質を保護物質によ り被覆する方法、導電性物質を製造する際保護物質の存在下に導電性物質を形成 して、保護物質で被覆された導電性物質を得る方法、脂肪酸金属塩など保護物質と して機能する物質の金属塩を還元剤などを用いて還元することにより保護物質で被 覆された導電性物質を得る方法などが知られて 、る。これら方法は ヽずれも公知の 方法であり、適宜の方法が用いられればよい。
[0050] また、本発明では、液体媒体中、下記式(1)で示されるカルポジヒドラジドまたは下 記式(2)で示される多塩基酸ポリヒドラジドを用いて、金属化合物を還元することによ つて得られた金属微粒子分散体を好ましく用いることができる(詳しくは PCTZJP20 06Z320493を参照)。この方法においては、還元反応が高温に加熱しなくても迅 速に進行するため、反応後の金属微粒子の凝集が抑えられ、微小で粒子径の揃つ た金属微粒子を得ることができる。このため、この方法で得られた金属微粒子分散物 は流動性や安定性に優れており、例えば、インキとして用いた場合、低温での乾燥で
も、低い体積抵抗値を有する導電性回路パターンを形成することができる。この方法 では、金属塩として例えば脂肪酸金属塩を用いることにより、脂肪酸を含む保護物質 で被覆された金属微粒子を直接製造することができ、またこの方法で得られた金属 微粒子は諸特性が優れて ヽることから、本発明では該方法で得られた金属微粒子を 導電性物質として好ましく用いることができる。
[0051] [化 1]
H2NHN— C— NHNH
(式中、 Rは n価の多塩基酸残基を表す。 )
[0052] 上記式(2)で示される多塩基酸ポリヒドラジドとしては、例えば、二塩基酸ジヒドラジ ド、三塩基酸トリヒドラジド、四塩基酸テトラヒドラジド等が挙げられ、二塩基酸ジヒドラ ジドとしては、例えば、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、ダルタル酸ジヒドラ ジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバチン酸ジヒドラジド、ドデカン酸ジヒドラジド、イソフ タル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド、タルタロジヒドラジド、ピメリン酸ジヒドラ ジド、スベリン酸ジヒドラジド、ァゼライン酸ジヒドラジド、へキサデカン酸ジヒドラジド、 2 , 6 ナフトェ酸ジヒドラジド、 1, 4 ナフトェ酸ジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リン ゴ酸ジヒドラジド、イミノジ酢酸ジヒドラジド、ィタコン酸ジヒドラジド等が挙げられる。
[0053] また三塩基酸トリヒドラジドとしては、例えば、クェン酸トリヒドラジド、トリメリット酸トリヒ ドラジド、ユトリロ酢酸トリヒドラジド、シクロへキサントリカルボン酸トリヒドラジド等があげ られる。四塩基酸テトラヒドラジドとしては、エチレンジァミン四酢酸テトラヒドラジド、ピ ロメリット酸テトラヒドラジド等があげられる。上記以外の多塩基酸ポリヒドラジドとして は、ポリアクリル酸ポリヒドラジド等が挙げられる。
[0054] この導電性微粒子製造方法の一例を挙げると、例えば、金属化合物として脂肪酸 の金属塩を用い、これをトルエンなどの水と相分離する非水系溶剤に溶解し、この溶 解溶液に上記式(1)で示されるカルポジヒドラジドまたは上記式(2)で示される多塩 基酸ポリヒドラジドの水溶液を滴下して前記脂肪酸金属塩を還元し、反応後の微粒
子非水系微粒子分散体から水相を分離、除去し、その後非水系溶剤相を、水を用い て洗浄することにより、不純物の分離された脂肪酸で被覆された金属微粒子分散体 が製造される。
[0055] 本発明では、保護物質は、導電性物質 100重量部に対する保護物質の総量で 1 〜2000重量部の範囲で用いることが好ましいが、 10〜: LOO重量部の範囲で用いる ことが更に好ましい。保護物質の使用量が 1重量部未満の場合、保護物質の効果が 得られず、導電性微粒子の凝集を生じるためである。また、 2000重量部を超える場 合、安定ィ匕に寄与しない余剰の保護物質の存在が、導電性インキなどとして用いた 場合の導電性や、物性に悪影響を与えるため好ましくな 、。
[0056] (B)陰イオン交換能を有する物質
次に、保護物質によって被覆された導電性物質と接触される陰イオン交換能を有 する物質について説明する。
本発明にお ヽて陰イオン交換能を有する物質とは、陰イオン交換反応を示す物質 をいう。イオン交換反応とは、一般に、固体または液体中のイオンが、それと接する外 部溶液中にある同符号のイオンと交換する現象である。本発明で用いられる陰イオン 交換能を有する物質としては、分子中に陰イオン交換にあず力るイオン性基、陰ィォ ン交換基を有するものが挙げられる。陰イオン交換にあずカゝるイオン性基、陰イオン 交換基としては、例えば、アンモニゥム基、ホスホニゥム基、スルホニゥム基、アミノ基 や、第 1級ァミン、第 2級ァミン、第 3級ァミンが挙げられる。
[0057] 本発明にお ヽて、導電性物質は本発明の保護物質で被覆され分散安定化して!/ヽ るが、前記陰イオン交換能を有する物質と接触することにより、保護物質が陰イオン 交換能を有する物質によって導電性物質の表面力も奪われたり、あるいは保護物質 が、例えば、 F―、 Cl—、 Br―、 Γ、 CIO―、 CIO―、 SO 2—、 NO―、 CrO―、 CO 2—、 PO 3—、 H
4 3 4 3 4 3 4
PO 2 H PO―、 OH—等のイオンに交換されたりすることにより、活性エネルギーの高
4 2 4
い導電性物質の表面が露出する。これにより導電性物質は、分散安定性を失い凝集 して、融着しゃすくなるため、室温等低温での被膜形成時においても、導電性物質 の被膜ィ匕が速やかに進行して導電性発現が可能となったと考えられる。
[0058] 本発明の陰イオン交換能を有する物質としては、例えば陰イオン交換榭脂、カチォ
ン活性剤等のカチオン性ィ匕合物、無機陰イオン交換体等が挙げられる。 陰イオン交換榭脂は、一般に、スチレン Zジビュルベンゼン共重合体力 なる橋か け高分子母体を、クロロメチルイ匕後ァミノ化することにより作ることができる。クロロメチ ル基は、無水塩化アルミニウム触媒の存在下、クロロメチルエーテルを反応させること で容易に導入される。アミノ化は、クロロメチル基をァミンで処理する反応である力 ァ ミンの種類により各種の陰イオン交換樹脂ができる。陰イオン交換樹脂には、強塩基 性陰イオン交換榭脂および弱塩基性イオン交換樹脂があり、トリメチルァミンを用い て第 4アンモ-ゥム基を導入したものは強塩基性 I型、ジメチルエタノールアミンを用 いて 4級化したものは強塩基性 II型といわれている。また、第 1級ないし第 3級ァミンを 導入すると弱塩基性イオン榭脂となる。また、上記スチレン Zジビニルベンゼン共重 合体は、懸濁重合により得られるが、透明で均質な橋かけ球状粒子のものを一般に ゲル型と呼び、他方、水不溶性の芳香族炭化水素等の高沸点有機溶媒を加えて多 孔質ィ匕したものはマクロポーラス型、生成した重合体をほとんど膨潤させな 、2—ブタ ノール等の有機溶媒を添加して得られた多孔体は MR型榭脂と呼ばれて ヽる。本発 明においては、これらの陰イオン交換榭脂を含め陰イオン交換榭脂であれば何れの ものでも陰イオン交換能を有する物質として用いることができる。
[0059] 一方、カチオン性ィ匕合物としては、例えば、第 4アンモ-ゥム塩、または第 4アンモ -ゥム塩を有する化合物などが挙げられる。第 4アンモ-ゥム塩は、一般に、第 3アミ ンにハロゲン化アルキルを作用させて作ることができる。この第 4アンモ-ゥム塩とし ては、例えば、窒素原子を環内に持つ N—メチルビペリジンメチォジドや、キノリンメ チォジド等の環状第 4アンモ-ゥム塩、塩ィ匕ベンザルコ-ゥム、塩ィ匕べンゼトニゥム、 ハロゲン化アルキルトリメチルアンモ-ゥム、ハロゲン化アルキルピリジ-ゥム、高級ァ ミンのハロゲン酸塩等のカチオン活性剤が挙げられ、これらのいずれをも本発明の陰 イオン交換能を有する物質として使用することができる。
[0060] また、これらの第 4アンモ-ゥム塩基を導入した榭脂化合物や、アンモ-ゥム基、ホ スホ -ゥム基、スルホ -ゥム基、アミノ基や、第 1級ァミン、第 2級ァミン、第 3級ァミンを 導入した榭脂ィ匕合物も同様に使用することができる。榭脂化合物としては、例えば、 アクリル系榭脂や、ウレタン系榭脂、ポリアミン系榭脂、アクリルアミド系榭脂、ァリルァ
ミン重合榭脂、ジァリルアミン重合樹脂等が挙げられる。更に、ジシアンジアミジンや ジシアンジアミドの重合榭脂等や、榭脂を直接カチオン変性したカチオン変性榭脂 や、例えばァリルアミン重合榭脂を架橋させた榭脂ビーズ等も挙げられ、これらも使 用することができる。
[0061] また、第 4アンモ-ゥム塩の酸基としては、例えば、 F―、 Cl—、 Br―、 Γ、 CIO―、 CIO―、
4 3
SO 2—、 NO―、 CrO―、 CO 2—、 PO 3—、 HPO 2—、 H PO―、 OH—等いずれの酸基も用い
4 3 4 3 4 4 2 4
ることがでさる。
[0062] 無機イオン交換体、いわゆる固体塩基としては、例えば、活性炭や、酸化スズ、酸 ィ匕マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸化バリウム、酸化アルミニゥ ム、酸化ジルコニウム、二酸化チタン等の金属酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カル シゥム等の金属炭酸塩、 ZnO/ZrO、 MgO/TiO、 CaO/P O、 SiO /CaO/
2 2 2 5 2
MgO、 SiO /Al O、 SiO ZSrO、 SiO /BaO、 ZnO/SiO、 TiO /ZrO、 Al O
2 2 3 2 2 2 2 2 2
/TiO、 SiO /ZrO、 Al O +ZrO、 SiO /TiO、 MoO /SiO、 MoO /Al O
3 2 2 2 2 3 2 2 2 3 2 3 2
、 Al O ZMgO等の複合酸化物、ゼォライト、 Na/MgO, K/MgO, Na/Al O
3 2 3 2 3 等の金属蒸着金属酸化物、 KNH ZA1 O、 EuNHZK— Y等のイミン担持金属酸
2 2 3
化物、 KFZA1 O、 LiCO /SiO等のアルカリ金属塩類等が挙げられる。更に、無
2 3 3 2
機イオン交換体としては、例えばシリカ、コロイダルシリカ、チタニア上に、例えば酸ィ匕 アルミニウム等で被覆して、表面の電荷をカチオンィ匕したものなども使用することがで きる。
[0063] 上記陰イオン交換能を有する物質は、 1種類を単独で使用しても、 2種類以上を組 み合わせて使用してもよい。
[0064] (C)被膜形成用組成物
(C 1)導電性物質を含む被膜層形成用組成物
まず、本発明の保護物質によって被覆された導電性物質を含む被膜層を形成する ために用いられる導電性物質を含む被膜層形成用組成物から説明する。
本発明で用いる保護物質によって被覆された導電性物質は前記したとおり種々の 方法で製造することができる。このとき、利用した製造方法により保護物質によって被 覆された導電性物質が溶媒分散液として直接得られる場合には、これを導電性物質
を含む被膜層形成用組成物として用いてもよい。しかし、保護物質によって被覆され た導電性物質が溶媒分散物として得られな!/ヽ場合は、導電性物質を被覆して!/ヽる保 護物質の溶解性を損なわない範囲で、各種の液状媒体を使用して、導電性物質分 散体とすることができる。更に組成物の特性を向上させたい場合には、保護物質によ つて被覆された導電性物質に、必要に応じて、榭脂および Zまたはその前駆体、そ の他の添加剤等を添加して、導電性物質を含む被膜層形成用組成物とされてもよ!、 。前記する「その他の添加剤」としては、例えば消泡剤、レべリング剤、滑剤、分散剤 等が挙げられる。被膜形成用組成物は、使用される被覆方法によって、例えば、塗 料あるいはインキなどと呼称されている。例えば、コーター、浸漬、噴霧などにより塗 布される場合には、被膜形成用組成物は塗料あるいは場合によってはインキといわ れ、印刷機、プリンターなどにより印刷される場合にはインキあるいはインクといわれ ている。そして、これら被膜形成用組成物は被覆方法に適した組成とするベぐ液状 媒体、榭脂および Zまたはその前駆体、その他の添加剤等が適宜選定されている。 本発明においても、保護物質によって被覆された導電性物質、液状媒体、榭脂およ び Zまたはその前駆体、その他の添加剤等を選定することにより、使用する被覆方 法に最適の特性の特性を有する組成物とすることができる。
得られた導電性物質を含む被膜層形成用組成物導電性微粒子分散体は、導電性 インキ、導電性塗料として、グラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷などの各 種印刷方式、各種塗布形式への適用が可能である。
[0065] 本発明の導電性物質を含む被膜層形成用組成物で用いられる液状媒体としては、 例えば、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、グリコールエーテル系溶剤、脂肪族系溶剤 、芳香族系溶剤、アルコール系溶剤、グリコール系溶剤、エーテル系溶剤、環状ェ 一テル系溶剤、水等が挙げられる。これら溶剤は、 1種類を単独で使用しても、 2種類 以上を組み合わせて用いてもよい。以下、これら各溶剤について、更に詳細に説明 する。
[0066] 上記エステル系溶剤としては、例えば、ギ酸ェチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ 酸イソブチル、ギ酸ペンチル、酢酸メチル、酢酸ェチル、酢酸 n—プロピル、酢酸イソ プロピル、酢酸 n—ブチル、酢酸イソブチル、酢酸 sec—ブチル、酢酸(イソ)ァミル、
酢酸シクロへキシル、乳酸ェチル、酢酸 3—メトキシブチル、酢酸 sec へキシル、酢 酸 2—ェチルブチル、酢酸 2—ェチルへキシル、酢酸ベンジル、プロピオン酸メチル 、プロピオン酸ェチル、モノクロ口酢酸メチル、モノクロ口酢酸ェチル、モノクロ口酢酸 ブチル、ァセト酢酸メチル、ァセト酢酸ェチル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸ィ ソァミル、 γ—プチ口ラタトン等が挙げられ、ケトン系溶剤としては、例えば、アセトン、 ァセトフエノン、メチルェチルケトン、メチルプロピルケトン、ジェチルケトン、メチル η ーブチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジプロピルケトン、ジイソプチルケトン、メチ ルアミルケトン、ァセトニルアセトン、イソホロン、シクロへキサノン、メチルシクロへキサ ノン、 2—(1ーシクロへキセ -ル)シクロへキサノン等が挙げられる。
[0067] また、グリコールエーテル系溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノェチル エーテノレ、エチレングリコーノレモノイソプロピノレエーテノレ、エチレングリコーノレモノブ チノレエーテノレ、ジエチレングリコーノレモノェチノレエーテノレ、ジエチレングリコーノレモノ η—ブチノレエーテル、プロピレングリコーノレモノメチノレエーテル、プロピレングリコーノレ モノェチルエーテル、プロピレングリコールモノ η—プロピルエーテル、プロピレングリ コーノレモノ η—ブチノレエーテノレ、ジプロピレングリコーノレモノメチノレエーテノレ、ジプロ ピレングリコーノレモノェチノレエーテル、ジプロピレングリコーノレモノ η プロピノレエーテ ル、ジプロピレングリコールモノ η ブチルエーテル、トリエチレングリコーノレモノメチ ノレエーテノレ、トリエチレングリコールモノェチルエーテル、トリエチレングリコールモノ η プロピルエーテル、トリエチレングリコールモノ η—ブチルエーテル、トリプロピレン グリコーノレモノェチノレエーテル、トリプロピレングリコーノレモノ η—プロピノレエ一テル、ト リプロピレングリコールモノ η ブチルエーテル、およびこれらモノエーテル類の酢酸 エステル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジェチルェ 一テル、ジエチレングリコールメチルイソブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメ チルエーテル、ジプロピレングリコールジェチルエーテル等のジアルキルエーテル類 が挙げられる。
[0068] 脂肪族系溶剤としては、例えば、ノルマルパラフィン系溶剤として、 η—へキサン、 η —ヘプタン、 η オクタン、 η—ノナン、 η—デカン、 η—ドデカン、 0号ソルベント L、 M 、 H (V、ずれも新日本石油株式会社製)、ノルマルパラフィン SL、 L、 M (V、ずれも新
日本石油株式会社製)、イソパラフィン系溶剤として、イソへキサン、 2, 2, 3 トリメチ ルペンタン、イソオクタン、 2, 2, 5 卜リメチルへキサン、アイソゾール 200、 300、 40 0 (いずれも新日本石油株式会社製)、スーパゾル FP2、 25、 30、 38 (いずれも出光 興産株式会社製)、シクロパラフィン系溶剤としては、シクロペンタン、メチルシクロべ ンタン、シクロへキサン、メチルシクロへキサン、ェチルシクロへキサン、ナフテゾール 160、 200、 220 (いずれも新日本石油株式会社製)、 AFソルベント 4号、 5号、 6号、 7号 (いずれも新日本石油株式会社製)、テトラヒドロナフタリン、デカヒドロナフタリン、 テレビン油、リモネン、工業用揮発油 1号、 2号、 3号、 4号、 5号、リグ口イン等が挙げ られる。
[0069] 芳香族系溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン、ェチルベンゼン、ナフタレン、 テトラリン、ソルベントナフサ、芳香族混合炭化水素等が挙げられる。
[0070] アルコール系溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、 n—プロピルアルコー ル、イソプロピルアルコール、 n—ブチルアルコール、イソブチルアルコール、 sec— ブチルアルコール、 t ブチルアルコール、ヘプタノール、 n—ァミルアルコール、 sec ーァミルアルコール、 n—へキシルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、フ ルフリルアルコール、ァリルアルコール、エチレンクロロヒドリン、オタチルドデカノール 、 1ーェチルー 1 プロパノール、 2—メチルー 1ーブタノール、イソアミルアルコール 、 tーァミルアルコール、 sec イソアミルアルコール、ネオアミルアルコール、へキシ ルアルコール、 2—メチルー 1 ペンタノール、 4ーメチルー 2 ペンタノール、へプチ ルアルコール、 n—ォクチルアルコール、 2—ェチルへキシルアルコール、ノ-ルアル コール、デシルアルコール、ゥンデシルアルコール、ラウリルアルコール、ベンジルァ ルコール、 a テルピネオール、シクロへキサノール、 3—メトキシブタノール、ジァセ トンアルコール、 1, 4 ブタンジオール、オクタンジオール等や、ファインォキソコー ル 140N、ファインォキソコール 1600、ファインォキソコール 180、ファインォキソコー ル 180N、ファインォキソコール 2000 (いずれも日産化学工業株式会社製)等の側 鎖高級アルコール等が挙げられる。
[0071] グリコール系溶剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ エチレングリコーノレ、プロピレングリコール、 1, 3 ブチレングリコーノレ、へキシレング
リコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられる。
[0072] エーテル系溶剤としては、例えば、ェチルエーテル、イソプロピルエーテル、ジォキ サン、ジブチルエーテル、メチルー t ブチルエーテル等が挙げられる。
[0073] 環状エーテル系溶剤としては、例えば、テトラヒドロフラン、 1, 3 ジォキソラン、が 挙げられる。また、その他の液状媒体として、ジメチルカーボネート、ェチルメチルカ ーボネート、ジー n ブチルカーボネート、フルフラールが挙げられる。
[0074] 導電性物質を含む被膜層形成用組成物に用いられている材料や、被膜形成方法 など種々の条件で異なるものの、これら液体媒体は、導電性物質を含む被膜層形成 用組成物 100重量%中、通常 0. 01〜99重量%、好ましくは 0. 1〜95重量%となる ように添加して用いることができる。
[0075] 本発明の導電性物質を含む被膜層形成用組成物において用いられる榭脂および Zまたはその前駆体は、使用する基材に対する密着性や、導電性インキ、導電性塗 料などの陰イオン交換能を有する物質を含む被膜形成用組成物との密着性を高め る、あるいは導電性インキ、導電性塗料などの成膜性を向上させるために用いられる もので、例えば、ポリウレタン榭脂、(不飽和)ポリエステル榭脂、アルキッド榭脂、プチ ラール榭脂、ァセタール榭脂、ポリアミド榭脂、(メタ)アクリル榭脂、スチレン Z (メタ) アクリル榭脂、ポリスチレン榭脂、ニトロセルロース、ベンジルセルロース、セルロース (トリ)アセテート、カゼイン、シェラック、ゼラチン、ギノレソナイト、ロジン、ロジンエステ ル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ヒドロキシェチル セノレロース、ヒドロキシプロピノレセノレロース、メチノレセノレロース、ェチノレセノレロース、ヒ ドロキシェチノレメチノレセノレロース、ヒドロキシプロピノレメチノレセノレロース、カノレボキシメ チノレセノレロース、カノレボキシメチノレエチノレセノレロース、カノレボキシメチノレニトロセノレ口 ース、エチレン Zビュルアルコール榭脂、スチレン Z無水マレイン酸榭脂、ポリブタジ ェン榭脂、ポリ塩化ビニル榭脂、ポリ塩ィ匕ビニリデン榭脂、ポリフッ化ビニリデン榭脂、 ポリ酢酸ビニル榭脂、エチレン,酢酸ビニル榭脂、塩化ビニル,酢酸ビニル榭脂、 塩ィ匕ビュル Z酢酸ビュル Zマレイン酸榭脂、フッ素榭脂、シリコン榭脂、エポキシ榭 脂、フヱノキシ榭脂、フエノール榭脂、マレイン酸榭脂、尿素樹脂、メラミン榭脂、ベン ゾグアナミン榭脂、ケトン樹脂、石油榭脂、塩素化ポリオレフイン榭脂、変性塩素化ポ
リオレフイン榭脂、塩素化ポリウレタン榭脂等が挙げられる。
[0076] 榭脂の前駆体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アタリレートイ匕合物、ビ- ルエーテルィ匕合物等のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物が挙げられる。こ れらエチレン性不飽和二重結合を有する化合物は、単官能であっても、多官能であ つてもよい。これらの化合物は、 1種を単独で用いることもできるし、 2種以上を組み合 わせて用いることもできる。なお、本発明において「(メタ)アクリル酸」という場合、ァク リル酸およびメタクリル酸を含む意味で使用される。また「(メタ)アタリレート」という場 合にも、同様に、アタリレートとメタタリレートを含む意味で用いられる。その他 (メタ)ァ クリロイルなどでも、同様である。
[0077] (メタ)アタリレートイ匕合物のうち、単官能 (メタ)アタリレートイ匕合物としては、例えば、 メチル (メタ)アタリレート、ェチル (メタ)アタリレート、 n—ブチル (メタ)アタリレート、イソ ブチル (メタ)アタリレート、 t—ブチル (メタ)アタリレート、ブタンジオールモノアクリレー ト、 2— (ジメチルァミノ)ェチル (メタ)アタリレート、 2- (ジェチルァミノ)ェチルメタタリ レート、 2—ヒドロキシェチル (メタ)アタリレート、 2—ヒドロキシプロピル (メタ)アタリレ ート、 4ーヒドロキシブチル (メタ)アタリレート、 2—メトキシェチルアタリレート、 N ビ 二ルカプロラタタム、 N—ビニルピロリドン、アタリロイルモルフォリン、 N ビニルホル ムアミド、シクロへキシル (メタ)アタリレート、ジシクロペンタ-ル (メタ)アタリレート、グリ シジル (メタ)アタリレート、イソボ-ル (メタ)アタリレート、フエノキシ (メタ)アタリレート、 イソデシル (メタ)アタリレート、ラウリル (メタ)アタリレート、テトラヒドロフルフリル (メタ) アタリレート、 2—フエノキシェチル (メタ)アタリレート、イソオタチル (メタ)アタリレート、 メトキシトリエチレングリコールアタリレート、 2 エトキシェチルアタリレート、 3—メトキ シブチルアタリレート、ベンジル (メタ)アタリレート、 2— (2—エトキシエトキシ)ェチル アタリレート、ブトキシェチルアタリレート、エトキシジエチレングリコールアタリレート、メ トキシジプロピレングリコールアタリレート、メチルフエノキシェチルアタリレート、ジプロ ピレンダリコール (メタ)アタリレート、(メタ)アタリロイ口キシェチルサクシネート、 2— (メ タ)アタリロイロキシェチル 2—ヒドロキシプロピルフタレート、 2 アタリロイロキシェチ ルへキサヒドロフタレート、 2 -ヒドロキシ 3 アタリロイロキシプロピル (メタ)アタリレ ート、 2—メタクリロイ口キシェチノレイソシァネート等が挙げられる。
[0078] また、多官能の (メタ)アタリレートイ匕合物としては、例えば、エチレングリコールジ (メ タ)アタリレート、ジエチレングリコールジ (メタ)アタリレート、 1, 6 へキサンジオール ジ(メタ)アタリレート、エトキシ化 1, 6 へキサンジオールジアタリレート、ネオペンチ ルグリコールジ (メタ)アタリレート、エトキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アタリレ ート、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジ (メタ)アタリレート、トリプロピレングリコ ールジ(メタ)アタリレート、ポリプロピレングリコールジアタリレート、 1, 4 ブタンジォ ールジ(メタ)アタリレート、 1, 9ーノナンジオールジアタリレート、テトラエチレングリコ ールジアタリレート、 2—n—ブチルー 2 ェチルー 1, 3 プロパンジオールジアタリ レート、ジメチロールートリシクロデカンジアタリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチ ルグリコールジアタリレート、 1, 3—ブチレングリコールジ (メタ)アタリレート、エトキシ 化ビスフエノール Aジ (メタ)アタリレート、プロポキシ化ビスフエノール Aジ (メタ)アタリ レート、シクロへキサンジメタノールジ (メタ)アタリレート、ジメチロールジシクロペンタ ンジアタリレート、トリメチロールプロパントリアタリレート、エトキシ化トリメチロールプロ ノ ントリアタリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリアタリレート、ペンタエリス リトールトリアタリレート、テトラメチロールプロパントリアタリレート、テトラメチロールメタ ントリアタリレート、ペンタエリスリトールテトラアタリレート、力プロラタトン変性トリメチロ ールプロパントリアタリレート、エトキシ化イソシァヌール酸トリアタリレート、トリ(2—ヒド ロキシェチルイソシァヌレート)トリアタリレート、プロポキシレートグリセリルトリアタリレ ート、テトラメチロールメタンテトラアタリレート、ペンタエリスリトールテトラアタリレート、 ジトリメチロールプロパンテトラアタリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアタリ レート、ジペンタエリスリトールへキサアタリレート、ネオペンチルグリコールオリゴアタリ レート、 1, 4 ブタンジオールオリゴアタリレート、 1, 6 へキサンジオールオリゴァク リレート、トリメチロールプロパンオリゴアタリレート、ペンタエリスリトールオリゴアタリレ ート、ウレタンアタリレート、エポキシアタリレート、ポリエステルアタリレート、ロジン変性 アタリレート等が挙げられる。
[0079] ビュルエーテル化合物のうち、単官能のビュルエーテル化合物として、ヒドロキシェ チルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、シクロへキサンジメタノール モノビュルエーテル、シクロへキシルビ-ルエーテル等が挙げられる。また、多官能
のビュルエーテル化合物としては、例えば、エチレングリコールジビュルエーテル、 ジエチレングリコールジビニノレエーテル、トリエチレングリコールジビニノレエーテル、 ペンタエリスリトールジビニノレエーテル、プロピレングリコールジビニノレエーテル、ジプ ロピレングリコールジビュルエーテル、ネオペンチルグリコールジビュルエーテル、 1 , 4 ブタンジオールジビニノレエーテル、 1, 6 へキサンジオールジビニノレエーテノレ 、トリメチロールプロパンジビニルエーテル、 1, 4ージヒドロキシシクロへキサンジビニ ノレエーテノレ、 1, 4ージヒドロキシメチルシクロへキサンジビニルエーテル、ビスフエノ ール Aジエトキシジビニルエーテル、グリセロールトリビニルエーテル、ソルビトールテ トラビニノレエーテノレ、トリメチローノレプロパントリビニノレエーテノレ、ペンタエリスリトーノレ トリビュルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビュルエーテル、ジペンタエリスリトー ルへキサビュルエーテル、ジトリメチロールプロパンテトラビュルエーテル等が挙げら れる。
[0080] さらに、上記化合物以外のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物としては、 例えば、 N—ビニルァセトアミド、トリス(アタリ口キシェチル)イソシァヌレート、ポリェチ レングリコールジメタタリレート、メトキシポリエチレングリコールメタタリレート、トリブロ モフエ-ル(メタ)アタリレート、ペンタエリスリトールジァクリレートモノステアレート、 2 メタリロイ口キシェチルへキサヒドロフタレート、ステアリルアタリレート、テトラメチル ピぺジリルメタタリレート等が挙げられる。
[0081] これらの榭脂および Zまたはその前駆体は、保護物質によって被覆された導電性 物質の導電性を阻害しない範囲で用いればよぐ使用される被覆された導電性物質 として何が用いられるか、被膜形成する基材の種類や隣接層の組成、被膜形成方法 、榭脂またはその前駆体として何が用いるかなど種々の条件によって異なるものの、 導電性物質を含む被膜層形成用組成物 100重量%中、通常 0. 01〜99重量%、好 ましくは 0. 1〜95重量%となるように添カ卩して用いることができる。
[0082] 本発明の導電性物質を含む被膜層形成用組成物において用いられる消泡剤とし ては、例えば、サーフィノール DF— 70、サーフィノール DF— 75、サーフィノール DF 210、サーフィノール DF— 695 (いずれもエアープロダクツジャパン株式会社製) 、 EFKA2022, EFKA2023, EFKA2025, EFKA2028, EFKA2035, EFKA
2038、 EFKA2040, EFKA2048、 EFKA2527, EFKA2550, EFKA2721, E FKA2722, EFKA2723 (いずれもエフ力アディティブズ社製)、 BYK— 051、 BY K— 052、 BYK— 053、 BYK— 054、 BYK— 055、 BYK— 057、 BYK— 1752、 B YK— 1790、 BYK— 060N、 BYK— 063、 BYK— 065、 BYK— 067A、 BYK— 0 70、 BYK— 077、 BYK— 080A、 BYK— 088、 BYK— 141、 BYK— 354、 BYK
— 392、 BYK— 011、 BYK— 012、 BYK— 017、 BYK— 018、 BYK— 019、 BYK
— 020、 BYK— 021、 BYK— 022、 BYK— 023、 BYK— 024、 BYK— 025、 BYK
— 028、 BYK— 038、 BYK— 044、 BYK— 080A、 BYK— 094、 BYK— 1610、 B YK— 1615、 BYK— 1650、 BYK— 1730、 BYK— 1770 (いずれもビックケミ^ ~.ジ ャパン株式会社製)、ディスパロン OX— 880EF、ディスパロン OX— 881、デイスパロ ン OX— 883、ディスパロン OX— 77EF、ディスパロン OX— 710、ディスパロン OX— 8040、ディスノ Pン 1922、ディスノ Pン 1927、ディスノ Pン 1950、ディスノ Pン 195 1、ディスパロン P— 410EF、ディスパロン P— 420、ディスパロン P— 425、デイスパロ ン PD— 7 (いずれも楠本ィ匕成株式会社製)等が挙げられる。消泡剤は、導電性物質 を含む被膜層形成用組成物 100重量%中、通常 0. 005〜10重量%、好ましくは 0. 01〜5重量%となるように添加して用いることができる。
本発明の導電性物質を含む被膜層形成用組成物において用いられるレべリング剤 としては、例えば、サーフィノール 104PA、サーフィノール 420、サーフィノール 440 、サーフィノール 465、サーフィノール 485、サーフィノール 504、サーフィノール SE F (いずれもエアープロダクツジャパン株式会社製)、 EFKA3030、 EFKA3031 、 EFKA3033, EFKA3034, EFKA3035, EFKA3232, EFKA3236, EFKA 3239、 EFKA3299, EFKA3522, EFKA3523, EFKA3580, EFKA3835, E FKA3883、 EFKA3886、 EFKA3888、 EFKA3277, EFKA3500、 EFKA35 70、 EFKA3600, EFKA3650, EFKA3772, EFKA3777, EFKA3778 (いず れもエフ力アディティブズ社製)、 BYK- 300、 BYK- 302、 BYK- 306、 BYK- 3
07、 BYK— 310、 BYK— 315、 BYK- 320、 BYK- 322、 BYK- 323、 BYK- 3
25、 BYK— 330、 BYK— 331、 BYK- 333、 BYK- 337、 BYK- 340、 BYK- 3
44、 BYK— 370、 BYK— 375、 BYK- 377、 BYK- 350、 BYK- 352、 BYK- 3
54、 BYK- 355, BYK— 358N、 BYK— 361N、 BYK— 392、 BYK— UV3500、 BYK— UV3510、 BYK-UV3570, BYK— Siclean3700、 BYK— 301、 BYK
— 302、 BYK— 307、 BYK— 325、 BYK— 331、 BYK— 333、 BYK— 341、 BYK
— 345、 BYK— 346、 BYK— 347、 BYK— 348、 BYK— 375、 BYK— 380N、 B YK— 381、 Byketol— OK、 Byketol- Special, Byketol— WS (いずれもビックケ ミ一'ジャパン株式会社製)、ディスパロン 1970、ディスノロン 230、ディスパロン LF 1970、ディスパロン LF— 1982、ディスパロン LF— 1983、ディスパロン LF— 198 4、ディスパロン LF— 1985 (いずれも楠本ィ匕成株式会社製)等が挙げられる。レベリ ング剤は、導電性物質を含む被膜層形成用組成物 100重量%中、通常 0. 005〜1 0重量%、好ましくは 0. 01〜5重量%となるように添カ卩して用いることができる。
[0084] 本発明の導電性物質を含む被膜層形成用組成物において用いられる滑剤として は、例えば、 CERAFLOUR914、 CERAFLOUR915、 CERAFLOUR916、 CE RAFLOUR950、 CERAFLOUR970、 CERAFLOUR980、 CERAFLOUR98
8、 CERAFLOUR990、 CERAFLOUR991、 CERAFLOUR994、 CERAFLO UR995、 CERAFLOUR996、 CERAFLOUR998、 AQUACER498, AQUAC ER515、 AQUACER526, AQUACER531, AQUACER537, AQUACER53
9、 AQUACER593, AQUAMAT263, AQUAMAT270, CERACOL79, CE RACOL601、 CERAFAK103, CERAFAK106, CERAFAK110、 CERATIX 8461、 CERATIX8463 (いずれもビックケミ一 ·ジャパン株式会社製)等が挙げられ る。滑剤は、導電性物質を含む被膜層形成用組成物 100重量%中、通常 0. 005〜 10重量%、好ましくは 0. 01〜5重量%となるように添カ卩して用いることができる。
[0085] 本発明の導電性物質を含む被膜層形成用組成物において用いられる分散剤とし ては、先に保護物質としてあげた顔料分散剤、界面活性剤などを挙げることができる 。分散剤は導電性物質を含む被膜層形成用組成物 100重量%中、通常 0. 01〜99 重量%、好ましくは 0. 1〜95重量%となるように添加して用いることができる。
[0086] 本発明の導電性物質を含む被膜層形成用組成物を製造するには、保護物質によ つて被覆された導電性物質を、必要に応じて、液体媒体、消泡剤、レべリング剤、滑 剤、分散剤、榭脂および Zまたはその前駆体等と混合し、従来公知の方法、例えば
ボールミル、アトライター、サンドミル、ジェットミル、 3本ロールミル、ペイントシエ一力 一等を用いて分散するか、または、従来公知の方法、例えば、ミキサー、ディソルバ 一を用いて撹拌、混合するればよい。
[0087] (C 2)陰イオン交換能を有する物質を含む被膜形成用組成物(陰イオン交換層形 成用組成物)
次に、陰イオン交換能を有する物質を含む被膜形成用組成物(陰イオン交換層形 成用組成物)について説明する。
陰イオン交換層形成用組成物は、用いられる陰イオン交換能を有する物質、被覆 対象となる基材、陰イオン交換層形成用組成物が導電性物質を含む被膜層形成用 組成物膜上に被覆される場合には、該組成物膜の特性、あるいは陰イオン交換層形 成用組成物の塗布または印刷方法などに応じて適宜の液状媒体を使用することが できる。そして、陰イオン交換層形成用組成物は、前記した陰イオン交換能を有する 物質を液状媒体と混合し、更に必要に応じて消泡剤、レべリング剤、滑剤、分散剤、 陰イオン交換能を有する榭脂以外のその他の榭脂および Zまたはその前駆体、陰ィ オン交換能を有するまたは有さない、無機または有機微粒子等を混合し、導電性物 質を含む被膜層形成用組成物を製造する際に用いた方法と同様の方法、例えばボ ールミル、アトライター、サンドミル、ジェットミル、 3本ロールミル、ペイントシェーカー 等を用いて分散するか、または、例えば、ミキサー、ディソルバーを用いて撹拌、混合 すること〖こより製造することができる。
[0088] 陰イオン交換層形成用組成物は、上記方法によって製造が可能であるが、陰ィォ ン交換能を有する物質が、液状媒体に可溶の物質である場合は、液状媒体と混合 撹拌しながら溶解して用いることができ、また、液状媒体に不溶の物質である場合は 、上記分散機を用いて、陰イオン交換能を有する物質を分散した後、必要に応じて 上記添加剤、その他の榭脂等を加えて陰イオン交換層形成用組成物とすることがで きる。得られた陰イオン交換層形成用組成物は、導電性物質を含む被膜層形成用 組成物同様、塗料、インキ等として用いられて、基材等に被覆される。
[0089] 陰イオン交換層形成用組成物を製造する際に用いられる液状媒体としては、導電 性物質を含む被膜層形成用組成物を製造する際に挙げられた液状媒体と同様の液
状媒体、例えば、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、グリコールエーテル系溶剤、脂肪 族系溶剤、芳香族系溶剤、アルコール系溶剤、グリコール系溶剤、エーテル系溶剤
、水等を使用することができ、これらは 2種類以上を混合して使用することもできる。こ れら各溶剤の具体例も導電性物質を含む被膜層形成用組成物を製造する際に挙げ られたものと同様のものが使用できるが、本発明ではイオン交換能を有する榭脂に対 する溶解性の理由から、水、アルコール系溶剤、グリコールエーテル系溶剤、グリコ ール系溶剤、あるいはこれらの溶剤と水の混合溶剤等が、陰イオン交換層形成用組 成物の溶剤として好ましく用いられる。また、必要に応じて用いられる消泡剤、レベリ ング剤、滑剤、分散剤なども導電性物質を含む被膜層形成用組成物を製造する際 に挙げられたものと同様のものが用いられる。
一方、陰イオン交換能を有する物質として用いられる榭脂以外のその他の榭脂お よび Zまたはその前駆体は、陰イオン交換能を有する物質を含む被膜形成用組成 物が塗布あるいは印刷される基材に対する密着性や、保護物質によって被覆された 導電性物質を含んだ被膜との密着性を高める、ある!/ヽは形成された導電性被膜を保 護する目的で添加される。このような目的で添加されるその他の榭脂としては、例え ばポリウレタン榭脂、飽和または不飽和ポリエステル榭脂、アルキッド榭脂、プチラー ル榭脂、ァセタール榭脂、ポリアミド榭脂、(メタ)アクリル榭脂、スチレン Z (メタ)アタリ ル榭脂、ポリスチレン榭脂、ニトロセルロース、ベンジルセルロース、セルロース(トリ) アセテート、カゼイン、シェラック、ゼラチン、ギルソナイト、ロジン、ロジンエステル、ポ リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ヒドロキシェチルセル口 ース、ヒドロキシプロピノレセノレロース、メチノレセノレロース、ェチノレセノレロース、ヒドロキシ ェチノレメチノレセノレロース、ヒドロキシプロピノレメチノレセノレロース、カノレボキシメチノレセ ノレロース、カノレボキシメチノレエチノレセノレロース、カノレボキシメチノレニトロセノレロース、 エチレン zビュルアルコール榭脂、スチレン Z無水マレイン酸榭脂、ポリブタジエン 榭脂、ポリ塩化ビニル榭脂、ポリ塩ィ匕ビニリデン榭脂、ポリフッ化ビニリデン榭脂、ポリ 酢酸ビニル榭脂、エチレン z酢酸ビニル榭脂、塩化ビニル Z酢酸ビニル榭脂、塩ィ匕 ビュル z酢酸ビュル zマレイン酸榭脂、フッ素榭脂、シリコン榭脂、エポキシ榭脂、フ エノキシ榭脂、フエノール榭脂、マレイン酸榭脂、尿素樹脂、メラミン榭脂、ベンゾグァ
ナミン榭脂、ケトン樹脂、石油榭脂、塩素化ポリオレフイン榭脂、変性塩素化ポリオレ フィン榭脂、塩素化ポリウレタン榭脂等が挙げられる。これらの榭脂は上記添カ卩目的 を達成するべぐ基材、被膜形成方法、導電性被膜特性などに応じ適宜のものが選 定される。これらの中では、陰イオン交換層被膜の基材に対する密着性、被膜強度 の理由から、ポリビュルアルコール、ポリビュルホルマール、ポリビュルァセタール、 ポリビュルプチラール、 (メタ)アクリル榭脂、スチレン Z (メタ)アクリル榭脂、ポリエステ ル榭脂、ポリウレタン榭脂等が好ましいものとして挙げられる。これらその他の榭脂は
1種を単独で用いてもょ 、し、 2種以上を組み合わせて用いてもょ 、。
[0091] 上記樹脂のうち、フエノール榭脂、エポキシ榭脂、メラミン榭脂、尿素樹脂、ポリエス テル榭脂、アルキッド榭脂等に、アミン類、酸無水物類、メルカプト類、イミダゾール類 、イソシァネート類、ジシアンジアミド類、ジヒドラジド類等の硬化剤を組み合わせて用 いることによって、得られた被膜の耐溶剤性ゃ耐薬品性等の物性を高めることができ る。
[0092] また、榭脂の前駆体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アタリレートイ匕合物、 ビニルエーテルィ匕合物等のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物が挙げられ る。これらエチレン性不飽和二重結合を有する化合物は、単官能であっても、多官能 であってもよい。これらの化合物は、 1種を単独で用いることもできるし、 2種以上を組 み合わせて用いることもできる。
[0093] (メタ)アタリレートイ匕合物のうち、単官能 (メタ)アタリレートイ匕合物としては、例えば、 メチル (メタ)アタリレート、ェチル (メタ)アタリレート、 n—ブチル (メタ)アタリレート、イソ ブチル (メタ)アタリレート、 t—ブチル (メタ)アタリレート、ブタンジオールモノアクリレー ト、 2— (ジメチルァミノ)ェチル (メタ)アタリレート、 2- (ジェチルァミノ)ェチルメタタリ レート、 2—ヒドロキシェチル (メタ)アタリレート、 2—ヒドロキシプロピル (メタ)アタリレ ート、 4ーヒドロキシブチル (メタ)アタリレート、 2—メトキシェチルアタリレート、 N—ビ 二ルカプロラタタム、 N—ビニルピロリドン、アタリロイルモルフォリン、 N—ビニルホル ムアミド、シクロへキシル (メタ)アタリレート、ジシクロペンタ-ル (メタ)アタリレート、グリ シジル (メタ)アタリレート、イソボ-ル (メタ)アタリレート、フエノキシ (メタ)アタリレート、 イソデシル (メタ)アタリレート、ラウリル (メタ)アタリレート、テトラヒドロフルフリル (メタ)
アタリレート、 2—フエノキシェチル (メタ)アタリレート、イソオタチル (メタ)アタリレート、 メトキシトリエチレングリコールアタリレート、 2 エトキシェチルアタリレート、 3—メトキ シブチルアタリレート、ベンジル (メタ)アタリレート、 2— (2—エトキシエトキシ)ェチル アタリレート、ブトキシェチルアタリレート、エトキシジエチレングリコールアタリレート、メ トキシジプロピレングリコールアタリレート、メチルフエノキシェチルアタリレート、ジプロ ピレンダリコール (メタ)アタリレート、 (メタ)アタリロイ口キシェチルサクシネート、 2— (メ タ)アタリロイロキシェチル 2—ヒドロキシプロピルフタレート、 2 アタリロイロキシェチ ルへキサヒドロフタレート、 2 -ヒドロキシ 3 アタリロイロキシプロピル (メタ)アタリレ ート、 2—メタクリロイ口キシェチノレイソシァネート等が挙げられる。
また、多官能の (メタ)アタリレートイ匕合物としては、例えば、エチレングリコールジ (メ タ)アタリレート、ジエチレングリコールジ (メタ)アタリレート、 1, 6 へキサンジオール ジ(メタ)アタリレート、エトキシ化 1, 6 へキサンジオールジアタリレート、ネオペンチ ルグリコールジ (メタ)アタリレート、エトキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アタリレ ート、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジ (メタ)アタリレート、トリプロピレングリコ ールジ(メタ)アタリレート、ポリプロピレングリコールジアタリレート、 1, 4 ブタンジォ ールジ(メタ)アタリレート、 1, 9ーノナンジオールジアタリレート、テトラエチレングリコ ールジアタリレート、 2—n—ブチルー 2 ェチルー 1, 3 プロパンジオールジアタリ レート、ジメチロールートリシクロデカンジアタリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチ ルグリコールジアタリレート、 1, 3—ブチレングリコールジ (メタ)アタリレート、エトキシ 化ビスフエノール Aジ (メタ)アタリレート、プロポキシ化ビスフエノール Aジ (メタ)アタリ レート、シクロへキサンジメタノールジ (メタ)アタリレート、ジメチロールジシクロペンタ ンジアタリレート、トリメチロールプロパントリアタリレート、エトキシ化トリメチロールプロ ノ ントリアタリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリアタリレート、ペンタエリス リトールトリアタリレート、テトラメチロールプロパントリアタリレート、テトラメチロールメタ ントリアタリレート、ペンタエリスリトールテトラアタリレート、力プロラタトン変性トリメチロ ールプロパントリアタリレート、エトキシ化イソシァヌール酸トリアタリレート、トリ(2—ヒド ロキシェチルイソシァヌレート)トリアタリレート、プロポキシレートグリセリルトリアタリレ ート、テトラメチロールメタンテトラアタリレート、ペンタエリスリトールテトラアタリレート、
ジトリメチロールプロパンテトラアタリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアタリ レート、ジペンタエリスリトールへキサアタリレート、ネオペンチルグリコールオリゴアタリ レート、 1, 4 ブタンジオールオリゴアタリレート、 1, 6 へキサンジオールオリゴァク リレート、トリメチロールプロパンオリゴアタリレート、ペンタエリスリトールオリゴアタリレ ート、ウレタンアタリレート、エポキシアタリレート、ポリエステルアタリレート、ロジン変性 アタリレート等が挙げられる。
[0095] ビュルエーテル化合物のうち、単官能のビュルエーテル化合物として、ヒドロキシェ チルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、シクロへキサンジメタノール モノビュルエーテル、シクロへキシルビ-ルエーテル等が挙げられる。また、多官能 のビュルエーテル化合物としては、例えば、エチレングリコールジビュルエーテル、 ジエチレングリコールジビニノレエーテル、トリエチレングリコールジビニノレエーテル、 ペンタエリスリトールジビニノレエーテル、プロピレングリコールジビニノレエーテル、ジプ ロピレングリコールジビュルエーテル、ネオペンチルグリコールジビュルエーテル、 1 , 4 ブタンジオールジビニノレエーテル、 1, 6 へキサンジオールジビニノレエーテノレ 、トリメチロールプロパンジビニルエーテル、 1, 4ージヒドロキシシクロへキサンジビニ ノレエーテノレ、 1, 4ージヒドロキシメチルシクロへキサンジビニルエーテル、ビスフエノ ール Aジエトキシジビニルエーテル、グリセロールトリビニルエーテル、ソルビトールテ トラビニノレエーテノレ、 トリメチローノレプロパントリビニノレエーテノレ、ペンタエリスリトーノレ トリビュルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビュルエーテル、ジペンタエリスリトー ルへキサビュルエーテル、ジトリメチロールプロパンテトラビュルエーテル等が挙げら れる。
[0096] さらに、上記化合物以外のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物としては、 例えば、 N—ビニルァセトアミド、トリス(アタリ口キシェチル)イソシァヌレート、ポリェチ レングリコールジメタタリレート、メトキシポリエチレングリコールメタタリレート、トリブロ モフエ-ル(メタ)アタリレート、ペンタエリスリトールジァクリレートモノステアレート、 2 メタリロイ口キシェチルへキサヒドロフタレート、ステアリルアタリレート、テトラメチル ピぺジリルメタタリレート等が挙げられる。
[0097] 榭脂の前駆体を含む陰イオン交換層形成用組成物を、電子線照射により硬化する
場合には、榭脂の前駆体 (エチレン性不飽和二重結合を有する化合物)の分子鎖切 断によってラジカル重合が起こる。これに対し、紫外線を照射して硬化する場合は、 前記被膜形成用組成物に光重合開始剤を添加するのが一般的である。
[0098] 光重合開始剤としては、例えば、ベンゾフエノン系、チォキサントン系、ァセトフエノ ン系、ベンゾイン系、ァシルフォスフィンオキサイド系、ビスイミダゾール系、アタリジン 系、カルバゾールーフエノン系、トリアジン系、ォキシム系等の光重合開始剤を使用 することができる。光重合開始剤は、榭脂の前駆体 100重量部に対して、 1〜20重 量部の量で用いることができる。
[0099] 前記光重合開始剤について更に具体的に説明すると、前記べンゾフエノン系光重 合開始剤としては、例えば、ベンゾフエノン、ベンゾィル安息香酸、 4 フエ-ルペン ゾフエノン、 4, 4ージェチルァミノべンゾフエノン、 3, 3—ジメチルー 4ーメトキシベン ゾフエノン、 4—ベンゾィル—4—メチルジフエ-ルサルファイド等が挙げられる。また 、チォキサントン系光重合開始剤としては、例えば、チォキサントン、 2—クロ口ォキサ ントン、 2, 4 ジェチルチオキサントン、 1 クロロー 4 プロポキシチォキサントン、ィ ソプロピルキサントン等が挙げられる。ァセトフエノン系光重合開始剤としては、例え ば、 2 メチル 1 [ (4 メチルチオ)フエニル] 2 モルフォリノプロパン 1ーォ ン、 2—ベンジル一 2—ジメチルァミノ一 1— (4—モルフォリノフエ-ル)一ブタノン一 1 、 1— [4— (2 ヒドロキシエトキシ) -フエ-ル] 2 ヒドロキシ - 2 メチル 1 プ 口パン一 1—オン、 2—ヒドロキシ一 2—メチル 1—フエ-ルプロパン一 1—オン、 1— ヒドロキシーシクロへキシルーフエ二ルーケトン、 2, 2—ジメチルー 2—ヒドロキシァセ エトフエノン、 2, 2 ジメトキシー 2 フエ-ルァセトフエノン、 4ーフエノキシジクロロア セトフエノン、ジエトキシァセトフエノン、 1—ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン等 が挙げられる。ベンゾイン系光重合開始剤としては、例えば、ベンゾインメチルエーテ ル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルメチルケタール等が挙げられる。ァシル フォスフィンオキサイド系光重合開始剤としては、例えば、 2, 4, 6 トリメチルベンゾ ィルジフエ-ルホスフィンオキサイド、ビス(2, 4, 6 トリメチルベンゾィル)ァシルフォ スフインオキサイド等が挙げられる。ビスイミダゾール系開始剤としては、例えば、 2, 2 ,一ビス(o クロ口フエ-ル)一 4, 5, 4,, 5,一テトラフエ-ル一 1, 2,一ビイミダゾー
ル、 2, 2,一ビス(o クロ口フエ-ル)一 4, 5, 4,, 5,一テトラ(4—メチルフエ-ル)一 1, 2'—ビイミダゾール等が挙げられる。アタリジン系開始剤としては、例えば、 1, 7 ビス(9—アタリジル)ヘプタン、カルバゾールーフエノン系開始剤としては、例えば 、 3, 6 ビス(1ーケトー 2—メチルー 2 モルホリノプロピル)ー9ーォクチルカルバゾ ール、トリアジン系光開始剤としては、例えば、 2, 4, 6 トリクロ口一 s トリアジン、 2 —フエ-ル一 4, 6 ビス(トリクロロメチル) s トリァジン、 2— (p—メトキシフエ-ル )—4, 6 ビス(トリクロロメチル)—s トリアジン、 2— (p トリル)— 4, 6 ビス(トリク 口ロメチル) s トリァジン、 2 ピぺ口-ルー 4, 6 ビス(トリクロロメチル) s トリ ァジン、 2, 4 ビス(トリクロロメチル) 6—スチリル一 s トリァジン、 2— (ナフト一 1 —ィル) 4, 6 ビス(トリクロロメチル) s トリァジン、 2— (4—メトキシ一ナフト一 1 ィル) 4, 6 ビス(トリクロロメチル) s トリァジン、 2, 4 トリクロロメチル一(ピ ぺロニル) 6 トリァジン、 2, 4 トリクロロメチル(4'—メトキシスチリル) 6 トリア ジン等が挙げられる。その他、ォキシム系開始剤等が挙げられる。
[0100] 榭脂の前駆体を含む本発明の陰イオン交換膜形成用組成物には、光重合開始剤 と共に、光重合促進剤、増感剤を含ませることができる。光重合促進剤および増感剤 としては、例えば、トリエタノールァミン、トリイソプロパノールァミン、 4, 4—ジメチルァ ミノべンゾフエノン、 2 ジメチルァミノ安息香酸ェチル、 4ージメチルァミノ安息香酸( n—ブトキシ)ェチル等の脂肪族や芳香族のアミン類が挙げられる。
[0101] また、榭脂の前駆体を含む陰イオン交換層形成用組成物には、組成物の安定性を 高める目的で、(熱)重合禁止剤を含ませることができる。 (熱)重合禁止剤としては、 例えば、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、 p べンゾキノン、 2, 6— tーブチルー p クレゾール、 2, 3 ジメチルー 6— t—ブチルフエノール、アンスラキ ノン、フエノチアジン、 N -トロソフエ-ルヒドロキシルァミンアルミニウム塩等が挙げ られる。
[0102] その他の榭脂またはその前駆体は、陰イオン交換層形成用組成物 100重量%中、 通常 0. 01〜99重量%、好ましくは 0. 1〜95重量%となるように添カ卩して用いること ができる。
[0103] 更に、本発明の陰イオン交換層形成用組成物には、必要に応じて陰イオン交換能
を有するまたは有さない、有機または無機微粒子を含ませることができる。例えば、上 記被膜形成用組成物中に上記有機微粒子および Zまたは無機微粒子が含まれるこ とによって、陰イオン交換能を有する物質が陰イオン交換層中に均一に存在すること となり、これによつて陰イオン交換能を有する物質が導電性微粒子と接触した際に、 陰イオン交換反応が更に効率良く行われる。
[0104] また、用いる上記陰イオン交換能を有するまたは有さな 、微粒子の平均粒子径は、 0. 001〜20. 0 mであることが好ましい。平均粒子径が 20. O /z mを超える微粒子 を用いると、導電性発現効果が劣るだけでなぐ被膜形成用組成物の安定性、物性 等も低下するため好ましくない。前記微粒子は、陰イオン交換層形成用組成物 100 重量%中、通常 1〜99重量%、好ましくは 5〜95重量%となるように添カ卩して用いる ことができる。
[0105] 上記陰イオン交換能を有するまたは有さな 、無機微粒子としては、例えば、クレー 、珪藻土、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、ノ、イド口タルサイト 、タルク、カオリン、焼成カオリン、サボナイト、モルデナイト、硫酸バリウム、硫酸マグ ネシゥム、硫酸鉄 (Π)、硫酸カルシウム、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化亜 鉛、硫化亜鉛、酸化鉛、リン酸マグネシウム、塩ィ匕アルミニウム、合成非晶質シリカ、 コロイダルシリカ、水酸ィ匕アルミニウム、リトボン、ゼォライト、モンモリロナイト等が挙げ られる。これらの無機微粒子のなかでも、非晶質シリカ、コロイダルシリカが好ましい。
[0106] 一方、有機微粒子としては、例えば、デンプン等の天然物、ポリメチルメタタリレート 等のアクリル系、ポリスチレン系、スチレン/アクリル系、ナイロン 6、ナイロン 12、ナイ ロン 6— 12等のナイロン系、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン 、 4フッ化工チレン等のォレフィン系、ポリエステル系、フエノール系、ベンゾグァナミ ン系の樹脂微粒子が挙げられる。
これらの微粒子は、 1種を単独で、または 2種以上を組み合わせて使用することが できる。
[0107] (C 3)保護物質によって被覆された導電性物質および陰イオン交換能を有する物 質を含む被膜形成用組成物
保護物質によって被覆された導電性物質および陰イオン交換能を有する物質を含
む被膜形成用組成物は、保護物質によって被覆された導電性物質および陰イオン 交換能を有する物質を必要に応じ液状媒体、消泡剤、レべリング剤、滑剤、分散剤、 陰イオン交換能を有する榭脂以外のその他の榭脂および Zまたはその前駆体、陰ィ オン交換能を有するまたは有さな 、無機または有機微粒子等と共に、従来公知の方 法、例えばボールミル、アトライター、サンドミル、ジェットミル、 3本ロールミル、ペイン トシエーカー等を用いて分散する力、または、従来公知の方法、例えば、ミキサー、デ イソルバ一を用いて撹拌、混合することにより製造することができる。その際必要に応 じ用いられる液状媒体、消泡剤、レべリング剤、滑剤、分散剤、陰イオン交換能を有 する榭脂以外のその他の榭脂および Zまたはその前駆体、陰イオン交換能を有する または有さな!/、無機または有機微粒子等は、保護物質によって被覆された導電性物 質を含む被膜形成用組成物あるいは陰イオン交換能を有する物質を含む被膜形成 用組成物を製造する際に用いられるものと同様のものの中から、この組成物が被覆さ れる基材、塗布または印刷方法、塗布後の膜特性、導電特性等に応じて適宜選択し て用いればよい。
(D)導電性被膜の製造方法
本発明の導電性被膜の製造方法は、保護物質で被覆された導電性物質と、陰ィォ ン交換能を有する物質とを接触させることを特徴としているため、接触させることが可 能であれば導電性被膜の製造方法や基材、導電性被膜の膜形状等は、特に限定さ れるものではない。この保護物質で被覆された導電性物質と、陰イオン交換能を有 する物質とを接触させる態様として、 (I)保護物質で被覆された導電性物質を含んだ 層と陰イオン交換能を有する物質を含んだ層とを隣接層として設ける、あるいは (II) 保護物質で被覆された導電性物質と陰イオン交換能を有する物質を同一層内に互 いに接触させた状態で設ける方法があり、また (I)の態様には、(1—1)基材上に、陰 イオン交換能を有する物質を含んだ陰イオン交換層を形成し、次に、上記陰イオン 交換層上に、保護物質で被覆された導電性物質を含んだ被膜層を形成して導電性 被膜を形成する方法、(I 2)基材上に、保護物質で被覆された導電性物質を含ん だ被膜層を形成し、次に、該被膜層上に、陰イオン交換能を有する物質を含んだ陰 イオン交換層を形成して導電性被膜を形成する方法があることは、既に述べたとおり
である。本発明においては、これらいずれの方法を用いても、低温かつ短時間で導 電性被膜の形成が可能であり、基材の種類や被覆形態、使用する材料、得られる膜 の使用目的、導電性被膜に要求される導電特性等に合わせて接触態様を選択すれ ばよい。なお、本発明の導電性被膜の製造方法が上記記載のものに限定されないこ とは既に述べたとおりである。
[0109] 導電性被膜を形成するための基材としては、紙、プラスチックフィルム、ガラス、繊 維等、通常基材として知られたものの何れをも使用することができる。基材はフィルム 状、あるいはシート状でなくてもよい。また、基材上に被膜が形成されたものを基材と して使用してもよい。使用する基材は、これら従来知られた基材の中から用途に応じ て適宜選択、使用すればよい。以下、これら基材を更に詳細に説明する。紙基材とし ては、例えば、コート紙、非コート紙の他、合成紙、ポリエチレンコート紙、含浸紙、耐 水加工紙、絶縁加工紙、伸縮力卩工紙等の各種カ卩工紙が使用できる。これらの中では 、導電性被膜として安定した導電性を得る観点からは、コート紙、加工紙が好ましい。 コート紙の場合は、平滑度の高いものほど導電性被膜の抵抗値が安定するため好ま しい。
[0110] プラスチック基材としては、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、セ ロハン、塩化ビニル、塩化ビ-リデン、ポリスチレン、ポリビュルアルコール、エチレン zビニルアルコール共重合体、ナイロン、ポリイミド、ポリカーボネート等の通常使用さ れるプラスチック力もなる基材を使用することができる。プラスチックフィルムの表面に は、形成される導電性被膜の密着性を高めたり、塗布、印刷される導電性被膜や導 電性回路等の印刷再現性等を高める目的で、必要に応じて、コロナ放電処理やブラ ズマ処理を施したり、ポリウレタン、ポリイソシァネート、有機チタネート、ポリエチレン ィミン、ポリブタジエン等の榭脂コーティング剤を塗布したりすることができる。
[0111] ガラス基材としては、一般に基板用ガラスとして使用されているものは、いずれも使 用することができる。例えば、ソーダライムガラス、マイクロシートガラス、無アルカリガ ラス、ノ ィレックスガラス、バイコールガラス、石英ガラス等が挙げられる。
[0112] 繊維基材としては、例えば、綿、麻等の植物繊維、絹、羊毛等の動物繊維、ポリエ ステル、アクリル、ナイロン、ビニロン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビュル、ポリエチレン、
ポリ塩ィ匕ビユリデン、ポリウレタン等の化学繊維、レーヨン、ポリノジック、キュプラ等の 再生繊維が挙げられる。また、繊維の構造体としては、例えば、織物、ニット、不織布 等 、ずれのものも用いることができる。
[0113] 本発明においては、被覆手段としては、通常グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリー ン印刷、インクジェット印刷などによる印刷、コーター、浸漬、スプレーなどによる塗布 など何れの手段によってもょ 、。また塗布あるいは印刷形態も面状であってもよ 、し、 回路など図形状であってもよい。
[0114] 本発明の導電性被膜の製造方法について、上記 (1—1)の方法力も具体的に説明 する。
先ず、基材上に、従来公知の方法で、本発明の陰イオン交換層形成用組成物を塗 布または印刷する。塗布または印刷方法は、基材、用途に応じて適宜選択すればよ ぐ例えば、グラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷、ディスペンサー印刷、ス プレーコート、スピンコート、ダイコート、リップコート、ナイフコート、ディップコート、力 一テンコート、ロールコート、バーコート等の従来公知の方法が用いられればよい。そ の後、基材に応じ、 50〜150°C程度の乾燥温度で数秒〜数 10分間乾燥させること で、陰イオン交換膜を基材上に形成する。陰イオン交換膜の厚さは、特に限定されな いが、一般的には 0. 1〜200 m、好ましくは 1〜100 m rn程度とされる。
[0115] 次に、上記陰イオン交換膜層上に、本発明の保護物質で被覆された導電性物質を 含んだ導電性物質を含む被膜層形成用組成物を塗布または印刷する。塗布または 印刷方法としては、例えば、グラビア印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷、スプレ 一コート、スピンコート、ダイコート、リップコート、ナイフコート、ディップコート、カーテ ンコート、ロールコート、バーコート等の方法を用いて塗布または印刷後、使用する基 材に応じて、 50〜150°C程度の温度で、数秒力も数 10分程度乾燥することによって 、低抵抗値を有する導電性被膜、例えば導電回路、導電膜等を得ることができる。例 えば室温 25°Cで数時間、放置あるいは真空乾燥することにより溶剤を除去すること によっても導電性被膜が得られるが、十分な導電性を得るためには、前記した温度 での乾燥が好ましい。乾燥方法は、熱風乾燥、遠赤外線乾燥等いずれの方法も用い ることができる。基材としてシュリンクフィルム等を使用した場合のように、どうしても上
記のごとき温度がかけられな!/ヽ場合は、導電性物質を含む被膜層上にイオン交換塗 料被膜を形成した後、例えば 40°Cで一晩、オーブン中で加熱することで十分な導電 性を得ることができる。導電性物質を含む被膜の厚さ (すなわち、導電性被膜の厚さ) は、特に限定されないが、一般的には、 0. 01〜20 /ζ πι程度、好ましくは 0. 05-10 m程度とされる。例えば、導電性被膜が電磁波シールド被膜として用いられる場合 には、一般には 0. 05〜5 /ζ πι程度とされ、また、導電回路として用いられる場合には 、一般〖こは 0. 5〜20 /ζ πι程度とされる。
[0116] 上記において、被膜の乾燥は、熱風乾燥、遠赤外線乾燥等いずれの方法も用いる ことができる。
以上の方法によって、基材に対する密着性、導電性に優れた導電性被膜を得るこ とがでさる。
[0117] 導電性被膜製造法 (I 2)については、保護物質で被覆された導電性物質を含ん だ導電性物質を含む被膜層形成用組成物、および陰イオン交換層形成用組成物を 塗布または印刷する順を、方法 (1—1)と逆にすればよい。即ち、基材上に、導電性 物質を含んだ導電性物質を含む被膜層形成用組成物を、上記方法 (I 1)と同様の 方法で塗布または印刷後、乾燥して導電物質を含む膜、回路などを形成し、次に、 陰イオン交換層形成用組成物を、方法 (I 1)と同様の方法で塗布または印刷後、 乾燥して陰イオン交換膜層を形成することにより、方法 (I 1)と同様に基材に対する 密着性、導電性に優れた導電性被膜を得ることができる。また、陰イオン交換層を導 電性物質を含む被膜層上に形成する場合には、該陰イオン交換層を導電性被膜層 の保護層として機能させることもできる。
[0118] 導電性被膜製造法 (Π)につ ヽては、前記で得られた保護物質で被覆された導電性 物質と陰イオン交換能を有する物質を含む被膜形成用組成物を、前記したとおりの 従来公知の方法で基材上に塗布または印刷後、乾燥して導電性被膜を得ることがで きる。
[0119] なお、本発明において、被膜が基材上に形成される場合には、基材全面を覆う必 要はなぐ部分的に覆うものであったり、ノターン状であったり、回路であったりしても よい。
[0120] 本発明の方法によって形成された導電回路などの導電性被膜は、加熱処理または 加熱加圧処理を施すことにより、導電性被膜層の融着、金属化が促進されて、更に 抵抗値を低減することが可能である。より高い導電性を得るためには、加熱加圧処理 が好ま ヽが、使用する基材等の種類に応じて!/ヽずれかの方法を選択すればょ ヽ。 加熱加圧処理は、プレスロール機、プレス機、ラミネーター等で行うことができる。カロ 熱処理または加熱加圧処理の際の処理条件は、基材に影響のな!、範囲で行えばよ いが、処理温度は 50〜150°C、加圧条件は、 0. 5〜2. OMPa、加圧時間は 10秒〜 10分間の範囲で行うことが好ましい。プレスロール機を用いる場合、ロールの線圧は l〜25kgZcmの範囲が好ましい。また、プレス時の基材搬送速度は l〜30mZ分 の範囲で行うことができる。
[0121] また、導電回路などの導電性被膜形成後に、更にその保護を目的として、オーバ 一プリントワニス、各種コーティング剤等を塗工してもよい。これらの各種ワニス、コー ティング剤としては、従来印刷分野で用いられているものを利用すればよい。これらヮ ニスやコーティング剤は通常の熱乾燥型、
、ずれも使用 できる。
[0122] また、導電性被膜上に接着剤を塗布した後、紙基材ゃプラスチックフィルムを接着 、またはプラスチックの溶融押出し等によりラミネートして回路、被膜を保護することも できる。勿論、あらかじめ粘着剤、接着剤が塗布された基材を接着することによって 保護層を形成することもできる。
[0123] (E)導電性物質を含む被膜を有する積層体
上記のとおり、本発明においては、基材上に導電性物質を含む被膜が形成される ことにより導電性物質を含む被膜を有する積層体が形成される。積層体の具体的態 様は、基材としてどのようなものが用いられるか、また導電性物質を含む被膜、陰ィォ ン交換膜の形成順序、保護層が更に設けられるかどうか、用途などによって異なる。 本発明における代表的な積層形態としては、必要に応じ接着性向上層等が設けられ たあるいは紫外線処理、コロナ放電処理、プラズマ処理などの前処理が施された基 材上に、陰イオン交換膜層、導電性物質を含む被膜層、必要に応じ設けられる保護 膜層が順次形成されたもの、および前記積層体の陰イオン交換膜層と導電性物質を
含む被膜層の積層順序を入れ替えたものが挙げられる。なお、前記保護膜層とその 下層となる導電性物質を含む被膜層または陰イオン交換膜層との間には、接着剤層 等の機能層が設けられてもよい。
[0124] (F)導電性被膜の各種用途
本発明の導電性被膜は、低温での形成が可能であること、また種々の基材との密 着性が良好なことから、従来基材として知られているどのような基材の上にも形成可 能である。また、低温、短時間で特性の優れた導電性被膜を形成することができ、膜 厚も薄 、ものから厚 、ものまで任意の膜厚を有するものを形成することができることか ら、従来導電膜が用いられているあらゆる分野の用途の導電膜、導電回路等として 適用することができる。中でも本発明の導電性被膜が好ましく適用される用途として は、例えば、非接触型 ICメディアのアンテナ回路や、プリント基板の導電回路、印刷 エレクトロニクス用導電材料、各種電極材、電磁波シールド用メッシュ形成、電磁波シ 一ルド用導電性薄膜、静電気帯電防止膜、非導電性物への導電性付与膜、例えば 導電布等が挙げられる。そして、本発明の導電性被膜は、 0. 1〜5 ;ζ ΐη程度の比較 的薄い膜厚で 10— 6 Ω 'cmオーダーの体積抵抗値が得られることから、特に非接触型 ICメディアのアンテナ回路用の導電膜などとして好ましく用いることができる。
実施例
[0125] 以下、本発明を実施例に基づいて更に具体的に説明する力 本発明はこれらに限 定されるものではない。実施例中、「部」は「重量部」を、「%」は「重量%」を表す。
[0126] [導電性微粒子合成例 1]
セパラブル 4口フラスコに冷却管、温度計、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付け、 窒素雰囲気下、室温で撹拌しながらトルエン 200部およびォレイン酸銀 38. 9部を仕 込み、 0. 5Mの溶液とした後に、分散剤としてジェチルァミノエタノール 2. 3部(金属 lmolに対し 0. 2mol倍)を添加し溶解させた。その後、 20%コハク酸ジヒドラジド (以 降 SUDHと略記する)水溶液 73. 1部 (金属 lmolに対しヒドラジド基 2mol倍)を滴下 すると液色が淡黄色力も濃茶色に変化した。更に反応を促進させるために 40°Cに昇 温し、反応を進行させた。静置、分離した後、水層を取り出すことで過剰の還元剤や 不純物を除去し、更にトルエン層に数回蒸留水を加え、洗浄'分離を繰り返し、銀微
粒子分散体トルエン溶液を得た。得られた銀微粒子分散体の、銀微粒子の平均粒 子径は 7± 2nmであり、銀濃度は 73%であり、 40°Cで一ヶ月保存した後でも粒子径 に変化はなく安定であった。
[0127] [導電性微粒子合成例 2]
セパラブル 4口フラスコに冷却管、温度計、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付け、 窒素雰囲気下、室温で撹拌しながらトルエン 200部およびプロピオン酸銀 18. 1部を 仕込み、 0. 5Mの溶液とした後に、分散剤としてジェチルァミノエタノール 2. 3部 (金 属 lmolに対し 0. 2mol倍)、ォレイン酸 2. 8部(金属 lmolに対し 0. lmol倍)を添カロ し溶解させた。その後、 20%SUDH水溶液 73. 1部 (金属 lmol〖こ対しヒドラジド基 2 mol倍)を添加すると液色が淡黄色から濃茶色に変化した。更に反応を促進させるた めに 40°Cに昇温し、反応を進行させた。静置、分離した後、水層を取り出すことで過 剰の還元剤や不純物を除去し、更にトルエン層に数回蒸留水を加え、洗浄'分離を 繰り返し、銀微粒子分散体トルエン溶液を得た。得られた銀微粒子分散体の、銀微 粒子の平均粒子径は 5 ± 2nmであり、銀濃度は 75%であり、 40°Cで一ヶ月保存した 後でも粒子径に変化はなく安定であった。
[0128] [導電性微粒子合成例 3]
原料の金属塩をペンタン酸銀 20. 9部に変更した以外は、合成例 2と同様にして銀 微粒子分散体を得た。得られた銀微粒子分散体の、銀微粒子の平均粒子径は 5 ± 1 nmであり、銀濃度は 82%であり、 40°Cで一ヶ月保存した後でも粒子径に変化はなく 女疋 ζ·、あった。
[0129] [導電性微粒子合成例 4]
原料の金属塩をへキサン酸銀 22. 3部に変更した以外は、合成例 2と同様にして銀 微粒子分散体を得た。得られた銀微粒子分散体の、銀微粒子の平均粒子径は 5 ± 2 nmであり、銀濃度は 80%であり、 40°Cで一ヶ月保存した後でも粒子径に変化はなく 女疋 ζ·、あった。
[0130] [導電性微粒子合成例 5]
原料の金属塩をオクタン酸銀 25. 1部に変更した以外は、合成例 2と同様にして銀 微粒子分散体を得た。得られた銀微粒子分散体の銀微粒子の平均粒子径は 6士 2η
mであり、銀濃度は 70%であり、 40°Cで一ヶ月保存した後でも粒子径に変化はなく 女疋 ζ·、あった。
[0131] [導電性微粒子合成例 6]
原料の金属塩をミリスチン酸銀 33. 5部に変更した以外は、合成例 2と同様にして 銀微粒子分散体を得た。得られた銀微粒子分散体の銀微粒子の平均粒子径は 8士 2nmであり、銀濃度は 72%であり、 40°Cで一ヶ月保存した後でも粒子径に変化はな く安定であった。
[0132] [導電性微粒子合成例 7]
原料の金属塩をステアリン酸銀 39. 1部に変更した以外は、合成例 2と同様にして 銀微粒子分散体を得た。得られた銀微粒子分散体の銀微粒子の平均粒子径は 8士 2nmであり、銀濃度は 65%であり、 40°Cで一ヶ月保存した後でも粒子径に変化はな く安定であった。
[0133] [導電性微粒子合成例 8]
原料の金属塩をブタン酸銀 19. 5部に変更した以外は合成例 2と同様にして銀微 粒子分散体を得た。得られた銅微粒子分散体の銅微粒子の平均粒子径は 5士 2nm であり、銀濃度は 75%であり、 40°Cで一ヶ月保存した後でも粒子径に変化はなく安 疋であつ 7こ。
[0134] [導電性微粒子合成例 9]
セパラブル 4口フラスコに冷却管、温度計、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付け、 窒素雰囲気下、室温で撹拌しながらトルエン 200部およびプロピオン酸銀 18. 1部を 仕込み、 0. 5Mの溶液とした後に、分散剤としてジェチルァミノエタノール 2. 3部 (金 属 lmolに対し 0. 2mol倍)、ァジスパー PB821 (味の素ファインテクノ株式会社製) 1 . 1部 (金属に対し 10重量%)を 20%トルエン溶液として添加し溶解させた。その後、 20%SUDH水溶液 73. 1部(金属 lmolに対しヒドラジド基 2mol倍)を添加すると液 色が淡黄色力も濃茶色に変化した。更に反応を促進させるために 40°Cに昇温し、反 応を進行させた。静置、分離した後、水層を取り出すことで過剰の還元剤や不純物を 除去し、更にトルエン層に数回蒸留水を加え、洗浄'分離を繰り返し、銀微粒子分散 体トルエン溶液を得た。得られた銀微粒子分散体の、銀微粒子の平均粒子径は 5士
2nmであり、銀濃度は 68%であり、 40°Cで一ヶ月保存した後でも粒子径に変化はな く安定であった。
[0135] [導電性微粒子合成例 10]
セパラブル 4口フラスコに冷却管、温度計、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付け、 窒素雰囲気下、室温で撹拌しながらトルエン 200部およびペンタン酸銀 20. 9部を仕 込み、 0. 5Mの溶液とした後に、分散剤としてジェチルァミノエタノール 2. 3部(金属 lmolに対し 0. 2mol倍)、ディスパロン PW36 (固形分 50%、楠本ィ匕成株式会社製) 2. 2部 (金属に対し 10重量%)を、 20%濃度にトルエンで希釈した溶液として添加し 溶解させた。その後、 20%SUDH水溶液 73. 1部(金属 lmolに対しヒドラジド基 2m ol倍)を添加すると液色が淡黄色力 濃茶色に変化した。更に反応を促進させるため に 40°Cに昇温し、反応を進行させた。静置、分離した後、水層を取り出すことで過剰 の還元剤や不純物を除去し、更にトルエン層に数回蒸留水を加え、洗浄'分離を繰り 返し、銀微粒子分散体トルエン溶液を得た。得られた銀微粒子分散体の、銀微粒子 の平均粒子径は 6± 2nmであり、銀濃度は 80%であり、 40°Cで一ヶ月保存した後で も粒子径に変化はなく安定であった。
[0136] [導電性微粒子合成例 11]
セパラブル 4口フラスコに冷却管、温度計、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付け、 窒素雰囲気下、室温で撹拌しながらトルエン 200部およびへキサン酸銀 22. 3部を 仕込み、 0. 5Mの溶液とした後に、分散剤としてジェチルァミノエタノール 2. 3部 (金 属 lmolに対し 0. 2mol倍)、 EFKA5010 (固形分 50%、エフ力アディティブズ社製) 2. 2部 (金属に対し 10重量%)を、 20%濃度にトルエンで希釈した溶液として添加し 溶解させた。その後、 20%SUDH水溶液 73. 1部(金属 lmolに対しヒドラジド基 2m ol倍)を添加すると液色が淡黄色力 濃茶色に変化した。更に反応を促進させるため に 40°Cに昇温し、反応を進行させた。静置、分離した後、水層を取り出すことで過剰 の還元剤や不純物を除去し、更にトルエン層に数回蒸留水を加え、洗浄'分離を繰り 返し、銀微粒子分散体トルエン溶液を得た。得られた銀微粒子分散体の、銀微粒子 の平均粒子径は 5± 2nmであり、銀濃度は 82%であり、 40°Cで一ヶ月保存した後で も粒子径に変化はなく安定であった。
[0137] [導電性微粒子合成例 12]
セパラブル 4口フラスコに冷却管、温度計、窒素ガス導入管、攪拌装置を取り付け、 窒素ガスを導入しながら 1M硝酸銀水溶液を 100部仕込み、攪拌しながらソルスパー ス 32000 (曰本ループ!;ゾール株式会社製、重量平均分子量約 50000) 1. 9部を、 トルエン 10. 8部中に溶解させた溶液を滴下した。室温で 30分攪拌した後、ジメチル アミノエタノール 38. 1部を滴下し、そのまま室温で一晩攪拌し反応を進行させた。水 層を取り出し、数回蒸留水で洗浄'分離を繰返すことで過剰の還元剤と不純物の洗 浄を行い、銀微粒子分散体を得た。得られた銀微粒子分散体は、ペースト状であり、 銀微粒子の平均粒子径は 25± 10nmであり、銀濃度は 50%であった。
[0138] [実施例 1]
陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂 (三菱ィ匕学株式会社製「サフト マー ST— 3000」、固形分 25%) 60部、液状媒体(水 Zイソプロピルアルコール = 1 /1、重量比) 40部を混合し、ディソルバーを用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能 を有する物質を含んだ塗料を得た。次に、この陰イオン交換能を有する塗料を用い て、ポリエステルフィルム(東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m) 上にバーコ一ターを用いて塗工した後、 75°Cで 5分間乾燥することにより、乾燥後の 塗膜厚さ 6 μ mの陰イオン交換層を得た。
次に、導電性微粒子合成例 1に示される銀微粒子分散体を用いて、上記陰イオン 交換層上に、ディスペンサー法によって幅 3mmの回路パターンを印刷した後、熱風 乾燥オーブン中、 120°Cで 10分間乾燥させて、導電性被膜を得た。
[0139] [実施例 2]
その他の榭脂としてポリビュルアルコール榭脂 (株式会社クラレ製「ポバール PVA 117」) 7. 5部、陰イオン交換能を有する物質として第 4アンモ-ゥム塩 (花王株式 会社製「コータミン 24P」)2. 5部、液状媒体 (水 Zイソプロピルアルコール = 1Z1) 9 0部を混合し、ディソルバーを用いて 60分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質 を含んだ塗料を得た。次に、この陰イオン交換能を有する塗料を用いて、スピンコー ト法でガラス基板上に塗工、 75°Cで 5分間乾燥することにより、乾燥後の塗膜厚さ 6 μ mの陰イオン交換層を得た。
次に、導電性微粒子合成例 2に示される銀微粒子分散体を用いて、上記陰イオン 交換層上に、スピンコート法によって塗布、熱風乾燥オーブン中、 150°Cで 10分間 乾燥させて、導電性被膜を得た。
[0140] [実施例 3]
陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂(明成化学工業株式会社製「パ ルセット JK— 510」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイ ダルシリカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 60部、液状 媒体(水 Zイソプロピルアルコール = 1/1) 25部を混合し、ディソルバーを用いて 20 分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだ印刷インキを得た。この陰イオン 交換能を有する印刷インキを用いて、小型グラビア印刷機でポリエステルフィルム (東 洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 m)に、全面ベタ印刷して乾燥後 、塗膜厚さ 5 /z mの陰イオン交換層を得た。なお、印刷機の乾燥温度は 60°Cに設定 した。
次に、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、上記陰イオン 交換層上に、小型グラビア印刷機を用いて幅 3mmの導電回路パターンをグラビア印 刷し、乾燥して導電性被膜を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 100°Cに設 し 7こ。
[0141] [実施例 4]
陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂(明成化学工業株式会社製「パ ルセット JK— 510」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイ ダルシリカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 60部、液状 媒体(水 Zイソプロピルアルコール = 1/1) 25部を混合し、ディソルバーを用いて 20 分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだ印刷インキを得た。この陰イオン 交換能を有する印刷インキを用いて、小型グラビア印刷機でポリエステルフィルム (東 洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 m)に、全面ベタ印刷して乾燥後 、塗膜厚さ 5 /z mの陰イオン交換層を得た。なお、印刷機の乾燥温度は 60°Cに設定 した。
次に、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体 100部に対して、その他
の榭脂としてポリエステル榭脂(ュ-チカ株式会社製、「エリーテル UE— 3220」 ) 5 部(導電性インキ 100重量部中 4. 3重量%)、液状媒体 (メチルェチルケトン) 10部を 混合し、ディソルバーを用いて 30分間撹拌して導電性インキを得た。次に、この導電 性インキを用いて、上記陰イオン交換層上に、小型グラビア印刷機を用いて幅 3mm の導電回路パターンをグラビア印刷し、乾燥して導電性被膜を得た。なお、印刷機の 乾燥温度は実測値で 100°Cに設定した。
[0142] [実施例 5]
陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂(明成化学工業株式会社製「パ ルセット JK— 510」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイ ダルシリカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 60部、液状 媒体(水 Zイソプロピルアルコール = 1/1) 25部を混合し、ディソルバーを用いて 20 分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだ印刷インキを得た。この陰イオン 交換能を有する印刷インキを用いて、小型グラビア印刷機でポリエステルフィルム (東 洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 m)に、全面ベタ印刷して乾燥後 、塗膜厚さ 5 /z mの陰イオン交換層を得た。なお、印刷機の乾燥温度は 60°Cに設定 した。
次に、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体 100部に対して、その他 の添加剤としてレべリング剤(ビックケミー'ジャパン株式会社製「BYK— 051」、固形 分 20%) 0. 5部(導電性インキ 100重量部中 0. 1重量%)を混合し、ディソルバーを 用いて 10分間撹拌して導電性インキを得た。次に、この導電性インキを用いて、上記 陰イオン交換層上に、小型グラビア印刷機を用いて幅 3mmの導電回路パターンを グラビア印刷し、乾燥して導電性被膜を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 100°Cに設定した。
[0143] [実施例 6]
その他の榭脂としてポリアセタール榭脂 (積水化学工業株式会社製「エスレック KW 1」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有する物質としてコロイダルシリカ(日 産化学工業株式会社製「スノーテックス AK」、固形分 20%) 60部、液状媒体 (水 Z ジエチレングリコールモノェチルエーテルアセテート =4/6) 25部を混合し、デイソ
ルバ一を用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだインクジエツ ト用インクを得た。次に、この陰イオン交換能を有するインクを用いて、インクジェット 法により、ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)上に陰イオン交換能を有するインクを印刷し、熱風乾燥オーブン中 100°Cで 1 0分間乾燥して、塗膜厚さ 5 mの陰イオン交換層を得た。
次に、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、上記陰イオン 交換層上に、インクジェット法により幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、熱風乾燥 オーブン中、 150°Cで 10分間乾燥して、導電性被膜を得た。
[0144] [実施例 7]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 1に示される分散体を使用した以外 は、実施例 6と同様にして導電性被膜を得た。
[0145] [実施例 8]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 2に示される分散体を使用した以外 は、実施例 6と同様にして導電性被膜を得た。
[0146] [実施例 9]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 4に示される分散体を使用した以外 は、実施例 6と同様にして導電性被膜を得た。
[0147] [実施例 10]
陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂 (セン力株式会社製「パピォゲ ン P— 105」、固形分 60%) 5部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイダルシリ 力(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 20部、陰イオン交換 能を有する物質としてカチオン性コロイダルシリカ(日産化学工業株式会社製「スノー テックス A :」、固形分 20%) 40部、液状媒体 (水 Zイソプロピルアルコール = 1/1) 35部を混合し、ディソルバーを用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質 を含んだ印刷インキを得た。次にこの陰イオン交換能を有するインキを用いて、 CI型 フレキソ印刷機(W&H製「SOLOFLEX」、ァ-ロックス 100線 Zインチ)でポリエス テルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)に全面ベタ 印刷を行い、乾燥後の塗膜厚さ 5 mの陰イオン交換層を得た。なお、乾燥温度は
実測値で 70°Cに設定した。
次に、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、上記陰イオン 交換層上に、フレキソ印刷機を用いて幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、導電性 被膜を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 100°Cに設定した。
[0148] [実施例 11]
導電性インキ印刷時の、フレキソ印刷機の乾燥温度を 50°Cに設定した以外は、実 施例 10と同様にして導電性被膜を得た。
[0149] [実施例 12]
陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂(明成化学工業株式会社製「パ ルセット JK— 510」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイ ダルシリカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 60部、液状 媒体(水 Zイソプロピルアルコール = 1/1) 25部を混合し、ディソルバーを用いて 20 分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだ印刷インキを得た。次に、この陰 イオン交換能を有するインキを用いて、小型グラビア印刷機でポリエステル繊維に全 面ベタ印刷して乾燥後、陰イオン交換層を得た。なお、印刷機の乾燥温度は 60°Cに 設疋した。
次に、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、上記陰イオン 交換層上に、小型グラビア印刷機を用いて全面ベタ印刷し、乾燥して導電性被膜を 得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 100°Cに設定した。
[0150] [実施例 13]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 5に示される分散体を使用した以外 は、実施例 3と同様にして導電性被膜を得た。
[0151] [実施例 14]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 6に示される分散体を使用した以外 は、実施例 3と同様にして導電性被膜を得た。
[0152] [実施例 15]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 7に示される分散体を使用した以外 は、実施例 3と同様にして導電性被膜を得た。
[0153] [実施例 16]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 8に示される分散体を使用した以外 は、実施例 3と同様にして導電性被膜を得た。
[0154] [実施例 17]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 9に示される分散体を使用した以外 は、実施例 3と同様にして導電性被膜を得た。
[0155] [実施例 18]
その他の榭脂としてポリアセタール榭脂 (積水化学工業株式会社製「エスレック KW 1」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有する物質としてコロイダルシリカ(日 産化学工業株式会社製「スノーテックス AK」、固形分 20%) 60部、液状媒体 (水 Z ジエチレングリコールモノェチルエーテルアセテート =4/6) 25部を混合し、デイソ ルバ一を用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだインクジエツ ト用インクを得た。次に、この陰イオン交換能を有するインクを用いて、インクジェット 法により、ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 m)上に陰イオン交換能を有するインクを印刷し、熱風乾燥オーブン中、 100°Cで 10分間乾燥して、塗膜厚さ 5 μ mの陰イオン交換層を得た。
次に、導電性微粒子合成例 10に示される銀微粒子分散体を用いて、上記陰イオン 交換層上に、インクジェット法により幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、熱風乾燥 オーブン中、 150°Cで 10分間乾燥して、導電性被膜を得た。
[0156] [実施例 19]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 11に示される分散体を使用した以 外は、実施例 18と同様にして導電性被膜を得た。
[0157] [実施例 20]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 12に示される分散体を使用した以 外は、実施例 3と同様にして導電性被膜を得た。
[0158] [実施例 21]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 12に示される分散体を使用した以 外は、実施例 18と同様にして導電性被膜を得た。
[0159] [実施例 22]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 12に示される分散体を使用した以 外は、実施例 1と同様にして導電性被膜を得た。
[0160] [実施例 23]
導電性物質として、ォレイン酸で表面処理したフレーク状銀粉 (平均粒子径 4. Ο μ m) 49. 5部、陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂 (三菱ィ匕学株式会 社製「サフトマ一 ST— 3000」、固形分 25%) 36部、その他の榭脂としてポリアセター ル榭脂 (積水化学工業株式会社製「エスレック KW—1」、固形分 20%) 5部、液状媒 体(ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート) 9. 5部を混合し、プラネタリ 一ミキサーを用いて 30分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだ印刷イン キを得た。
次に、ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 m)上に、上記塗料を用いてスクリーン印刷により幅 3mmの導電回路パターンを印刷 し、熱風乾燥オーブン中、 100°Cで 10分間乾燥させて、導電性被膜を得た。
[0161] [実施例 24]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 1に示される銀微粒子分散体を用いて、 ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)上に 、ディスペンサー法によって幅 3mmの回路パターンを印刷した後、熱風乾燥オーブ ン中、 100°Cで 10分間乾燥させて導電性物質を含む被膜層を得た。
次に、陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂 (三菱化学株式会社製「 サフトマ一 ST— 3000」、固形分 25%) 60部、液状媒体(水 Zイソプロピルアルコー ル= 1/1) 40部を混合し、ディソルバーを用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能を 有する物質を含んだ塗料を得た。次に、このイオン交換能を有する塗料を用いて、上 記被膜層上にバーコ一ターを用いて塗工し、 70°Cで 5分間乾燥することにより導電 性被膜を得た。
[0162] [実施例 25]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 2に示される銀微粒子分散体を用いて、 ガラス基板上に、スピンコート法によって塗布、熱風乾燥オーブン中、 100°Cで 10分
間乾燥させて導電性物質を含む被膜層を得た。
次に、その他の榭脂としてポリビュルアルコール榭脂 (株式会社クラレ製「ポバール
PVA- 117j ) 7. 5部、陰イオン交換能を有する物質として第 4アンモ-ゥム塩 (花王 株式会社製「コータミン 24P」)2. 5部、液状媒体 (水 Zイソプロピルアルコール = 1Z 1) 90部を混合し、ディソルバーを用いて 60分間撹拌してイオン交換能を有する物質 を含んだ塗料を得た。このイオン交換能を有する塗料を用いて、スピンコート法で上 記被膜層上に塗工し、 100°Cで 5分間乾燥することにより導電性被膜を得た。
[0163] [実施例 26]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、 ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)上に 、小型グラビア印刷機を用いて幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、乾燥して導電 性物質を含む被膜層を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 90°Cに設定した 次に、陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂(明成化学工業株式会 社製「パルセット JK— 510」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質と してコロイダルシリカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 6 0部、液状媒体 (水 Zイソプロピルアルコール = 1Z1) 25部を混合し、ディソルバー を用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだ印刷インキを得た。 次に、この陰イオン交換能を有するインキを用いて、小型グラビア印刷機で上記被 膜層上に全面ベタ印刷を行った後、乾燥して導電性被膜を得た。なお、印刷機の乾 燥温度は実測値で 60°Cに設定した。
[0164] [実施例 27]
導電性物質として導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体 100部に対し て、その他の榭脂としてポリエステル榭脂(ュ-チカ株式会社製、「エリーテル UE— 3 220」)5部(導電性インキ 100重量部中 4. 3重量%)、液状媒体 (メチルェチルケトン ) 10部を混合し、ディソルバーを用いて 30分間撹拌して導電性インキを得た。次に、 この導電性インキを用いて、ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E 5100」、厚さ 100 μ m)上に、小型グラビア印刷機を用いて幅 3mmの導電回路パタ
ーンを印刷し、乾燥して導電性物質を含む被膜層を得た。なお、印刷機の乾燥温度 は実測値で 90°Cに設定した。
次に、陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂(明成化学工業株式会 社製「パルセット JK— 510」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質と してコロイダルシリカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 6 0部、液状媒体 (水 Zイソプロピルアルコール = 1Z1) 25部を混合し、ディソルバー を用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだ印刷インキを得た。 次に、この陰イオン交換能を有するインキを用いて、小型グラビア印刷機で上記被 膜層上に全面ベタ印刷を行った後、乾燥して導電性被膜を得た。なお、印刷機の乾 燥温度は実測値で 60°Cに設定した。
[0165] [実施例 28]
導電性物質として導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体 100部に対し て、その他の添加剤としてレべリング剤(ビックケミー'ジャパン株式会社製「BYK— 0 51」、固形分 20%) 0. 5部(導電性インキ 100重量部中 0. 1重量%)を混合し、ディ ソルバーを用いて 10分間撹拌して導電性インキを得た。次に、この導電性インキを 用いて、ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 m)上に、小型グラビア印刷機を用いて幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、乾燥 して導電性物質を含む被膜層を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 90°Cに 設疋した。
次に、陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂(明成化学工業株式会 社製「パルセット JK— 510」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質と してコロイダルシリカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 6 0部、液状媒体 (水 Zイソプロピルアルコール = 1Z1) 25部を混合し、ディソルバー を用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだ印刷インキを得た。 次に、この陰イオン交換能を有するインキを用いて、小型グラビア印刷機で上記被 膜層上に全面ベタ印刷を行った後、乾燥して導電性被膜を得た。なお、印刷機の乾 燥温度は実測値で 60°Cに設定した。
[0166] [実施例 29]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、 ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)上に 、インクジェット法により幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、熱風乾燥オーブン中 、 100°Cで 10分間乾燥して導電性物質を含む被膜層を得た。
次に、その他の榭脂としてポリアセタール榭脂 (積水化学工業株式会社製「エスレツ ク KW— 1」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有する物質としてコロイダルシリ 力(日産化学工業株式会社製「スノーテックス AK」、固形分 20%) 60部、液状媒体( 水 Zジエチレングリコールモノェチルエーテルアセテート =4Z6) 25部を混合し、デ イソルバ一を用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだ塗料を得 た。次に、この陰イオン交換能を有する塗料を用いて、インクジェット法により上記皮 膜層上に印刷、熱風乾燥オーブン中、 100°Cで 5分間乾燥して導電性被膜を得た。
[0167] [実施例 30]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 1に示される分散体を使用した以外 は、実施例 29と同様にして導電性被膜を得た。
[0168] [実施例 31]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 2に示される分散体を使用した以外 は、実施例 29と同様にして導電性被膜を得た。
[0169] [実施例 32]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 4に示される分散体を使用した以外 は、実施例 29と同様にして導電性被膜を得た。
[0170] [実施例 33]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、 ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)上に 、 CI型フレキソ印刷機 (W&H製「SOLOFLEX」、ァ-ロックス 100線 Zインチ)を用 いて幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、導電性物質を含む被膜層を得た。なお、 印刷機の乾燥温度は実測値で 100°Cに設定した
次に、陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂 (セン力株式会社製「パ ピオゲン P— 105」、固形分 60%) 5部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイ
ダルシリカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 20部、陰ィ オン交換能を有する物質としてカチオン性コロイダルシリカ(日産化学工業株式会社 製「スノーテックス A :」、固形分 20%) 40部、液状媒体 (水 Zイソプロピルアルコール = 1/1) 35部を混合し、ディソルバーを用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能を有 する物質を含んだ印刷インキを得た。次に、この陰イオン交換能を有するインキを用 い、フレキソ印刷機で全面ベタ印刷を行って導電性被膜を得た。なお、乾燥温度は 実測値で 70°Cに設定した。
[0171] [実施例 34]
フレキソ印刷機の乾燥温度を全工程で 50°Cに設定した以外は、実施例 33と同様 にして導電性被膜を得た。
[0172] [実施例 35]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、 ポリエステル繊維上に、小型グラビア印刷機を用いて全面ベタ印刷して乾燥後、導 電性物質を含む被膜層を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 90°Cに設定し た。
次に、陰イオン交換能を有する物質としてカチオン性榭脂(明成化学工業株式会 社製「パルセット JK— 510」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質と してコロイダルシリカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 6 0部、液状媒体 (水 Zイソプロピルアルコール = 1Z1) 25部を混合し、ディソルバー を用いて 20分間撹拌して陰イオン交換能を有する物質を含んだ印刷インキを得た。 次に、この陰イオン交換能を有するインキを用いて、小型グラビア印刷機で上記被 膜層上に全面ベタ印刷して乾燥後、導電性被膜を得た。なお、印刷機の乾燥温度 は実測値で 60°Cに設定した。
[0173] [実施例 36]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 5に示される分散体を使用した以外 は、実施例 26と同様にして導電性被膜を得た。
[0174] [実施例 37]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 6に示される分散体を使用した以外
は、実施例 26と同様にして導電性被膜を得た。
[0175] [実施例 38]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 7に示される分散体を使用した以外 は、実施例 26と同様にして導電性被膜を得た。
[0176] [実施例 39]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 8に示される分散体を使用した以外 は、実施例 26と同様にして導電性被膜を得た。
[0177] [実施例 40]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 9に示される分散体を使用した以外 は、実施例 26と同様にして導電性被膜を得た。
[0178] [実施例 41]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 10に示される分散体を使用した以 外は、実施例 29と同様にして導電性被膜を得た。
[0179] [実施例 42]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 11に示される分散体を使用した以 外は、実施例 29と同様にして導電性被膜を得た。
[0180] [実施例 43]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 12に示される分散体を使用した以 外は、実施例 29と同様にして導電性被膜を得た。
[0181] [実施例 44]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 12に示される分散体を使用した以 外は、実施例 24と同様にして導電性被膜を得た。
[0182] [実施例 45]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 12に示される分散体を使用した以 外は、実施例 26と同様にして導電性被膜を得た。
[0183] [比較例 1]
基材としてポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 10 O /z m)を用いて、導電性微粒子合成例 12に示される銀微粒子分散体を用いて、該
ポリエステルフィルム上に、ディスペンサー法によって幅 3mmの回路パターンを印刷 した後、熱風乾燥オーブン中、 120°Cで 10分間乾燥させて、導電性被膜を得た。
[0184] [比較例 2]
その他の榭脂としてポリビュルアルコール榭脂 (株式会社クラレ製「ポバール PVA
— 117」) 15部、液状媒体 (水 Zイソプロピルアルコール = 1Z1) 85部を混合し、ディ ソルバーを用いて 60分間撹拌して塗料を得た。次に、上記塗料を用いて、ポリエステ ルフィルム(東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)上にバーコータ 一を用いて塗工、 75°Cで 5分間乾燥することにより、乾燥後の塗膜厚さ 7 mの塗料 被膜層を得た。
次に、導電性微粒子合成例 12に示される銀微粒子分散体を用いて、上記塗料被 膜層上に、ディスペンサー法によって幅 3mmの回路パターンを印刷した後、熱風乾 燥オーブン中、 120°Cで 10分間乾燥させて、導電性被膜を得た。
[0185] [比較例 3]
その他の榭脂としてポリアセタール榭脂 (積水化学工業株式会社製「エスレック KW
— 1」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイダルシリカ( 日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 60部、液状媒体 (水 Z ジエチレングリコールモノェチルエーテルアセテート =4/6) 25部を混合し、デイソ ルバ一を用いて 20分間撹拌してインクジェット用インクを得た。次に、このインクを用 いて、インクジェット法により、ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E 5100」、厚さ 100 m)上に印刷し、熱風乾燥オーブン中、 100°Cで 10分間乾燥さ せて、塗膜厚さ 5 μ mの塗料被膜層を得た。
次に、導電性微粒子合成例 2に示される銀微粒子分散体を用いて、上記塗料被膜 層上に、インクジェット法により幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、熱風乾燥ォー ブン中、 150°Cで 10分間乾燥させて、導電性被膜を得た。
[0186] [比較例 4]
その他の榭脂としてポリアセタール榭脂 (積水化学工業株式会社製「エスレック KW
— 1」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイダルシリカ( 日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 60部、液状媒体 (水 Z
イソプロピルアルコール = 1/1) 25部を混合し、ディソルバーを用いて 20分間撹拌 して印刷インキを得た。次に、このインキを用いて、 CI型フレキソ印刷機 (W&H製「S OLOFLEXJ、ァ-ロックス 100線 Zインチ)でポリエステルフィルム(東洋紡績株式 会社製「エステル E5100」、厚さ 100 m)に全面ベタ印刷を行い、乾燥後の塗膜厚 さ 5 mの塗料被膜層を得た。なお、乾燥温度は実測値で 70°Cに設定した。
次に、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、上記塗料被膜 層上に、フレキソ印刷機を用いて幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、導電性被膜 を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 50°Cに設定した。
[0187] [比較例 5]
その他の榭脂としてポリアセタール榭脂 (積水化学工業株式会社製「エスレック KW — 1」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイダルシリカ( 日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 60部、液状媒体 (水 Z イソプロピルアルコール = 1/1) 25部を混合し、ディソルバーを用いて 20分間撹拌 して印刷インキを得た。このインキを用いて、小型グラビア印刷機でポリエステルフィ ルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)に、全面ベタ印刷して 乾燥後、塗膜厚さ 5 mの塗料被膜層を得た。なお、印刷機の乾燥温度は 60°Cに 設疋した。
次に、導電性微粒子合成例 8に示される銀微粒子分散体を用いて、上記塗料被膜 層上に、小型グラビア印刷機を用いて幅 3mmの導電回路パターンをグラビア印刷し 、乾燥して導電性被膜を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 100°Cに設定し た。
[0188] [比較例 6]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 9に示される分散体を使用した以外 は、比較例 5と同様にして導電性被膜を得た。
[0189] [比較例 7]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 12に示される銀微粒子分散体を用いて、 ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)上に 、ディスペンサー法によって幅 3mmの回路パターンを印刷した後、熱風乾燥オーブ
ン中、 100°Cで 10分間乾燥させて導電性物質を含む被膜層を得た。
次に、その他の榭脂としてポリビュルアルコール榭脂 (株式会社クラレ製「ポバール
PVA— 117」) 15部、液状媒体(水 Zイソプロピルアルコール = 1/1) 85部を混合し 、ディソルバーを用いて 60分間撹拌して塗料を得た。次に、この塗料を用いて、上記 被膜層上にバーコ一ターを用いて塗工した後、 70°Cで 5分間乾燥することにより、導 電性被膜を得た。
[0190] [比較例 8]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 2に示される銀微粒子分散体を用いて、 ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)上に 、インクジェット法により幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、熱風乾燥オーブン中 、 100°Cで 10分間乾燥して導電性物質を含む被膜層を得た。
次に、その他の榭脂としてポリアセタール榭脂 (積水化学工業株式会社製「エスレツ ク KW— 1」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイダルシ リカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 60部、液状媒体( 水 Zジエチレングリコールモノェチルエーテルアセテート =4Z6) 25部を混合し、デ イソルバ一を用いて 20分間撹拌してインクジヱット用インクを得た。次に、このインクを 用いて、インクジェット法により、上記被膜層上に印刷した後、熱風乾燥オーブン中、 100°Cで 5分間乾燥して、導電性被膜を得た。
[0191] [比較例 9]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、 ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)上に 、 CI型フレキソ印刷機 (W&H製「SOLOFLEX」、ァ-ロックス 100線 Zインチ)を用 いて幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、導電性物質を含む被膜層を得た。なお、 印刷機の乾燥温度は実測値で 50°Cに設定した
次に、その他の榭脂としてポリアセタール榭脂 (積水化学工業株式会社製「エスレツ ク KW— 1」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイダルシ リカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 60部、液状媒体( 水 Zイソプロピルアルコール = 1/1) 25部を混合し、ディソルバーを用いて 20分間
撹拌して印刷インキを得た。次に、このインキを用いて、上記被膜上にフレキソ印刷 機で全面ベタ印刷した後、乾燥して導電性被膜を得た。なお、乾燥温度は実測値で
50°Cに設定した。
[0192] [比較例 10]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 8に示される銀微粒子分散体を用いて、 ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「エステル E5100」、厚さ 100 μ m)上に 、小型グラビア印刷機を用いて幅 3mmの導電回路パターンを印刷し、乾燥して導電 性物質を含む被膜層を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 90°Cに設定した 次に、その他の榭脂としてポリアセタール榭脂 (積水化学工業株式会社製「エスレツ ク KW— 1」、固形分 20%) 15部、陰イオン交換能を有さない物質としてコロイダルシ リカ(日産化学工業株式会社製「スノーテックス 0」、固形分 20%) 60部、液状媒体( 水 Zイソプロピルアルコール = 1/1) 25部を混合し、ディソルバーを用いて 20分間 撹拌して塗料を得た。
次に、この塗料を用いて、小型グラビア印刷機で上記被膜層上に全面ベタ印刷し て乾燥後、導電性被膜を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 60°Cに設定し た。
[0193] [比較例 11]
銀微粒子分散体として、導電性微粒子合成例 9に示される分散体を使用した以外 は、比較例 10と同様にして導電性被膜を得た。
[0194] [比較例 12]
導電性物質として、導電性微粒子合成例 3に示される銀微粒子分散体を用いて、 ポリエステル繊維上に、小型グラビア印刷機を用いて全面ベタ印刷して乾燥後、導 電性被膜を得た。なお、印刷機の乾燥温度は実測値で 90°Cに設定した。
[0195] 実施例および比較例で得られた導電回路、導電膜の密着性、体積抵抗値、表面 抵抗値、および耐折り曲げ性について、以下の方法で評価した。結果を表 1〜5に示 す。
[基材密着性]
ポリエステルフィルム (東洋紡績株式会社製「E5100」、厚さ 100 μ m)、ガラス基板 、またはポリエステル繊維上に形成された導電回路、導電性被膜に、セロハン粘着テ ープ (ニチバン株式会社製、幅 12mm)を貼り付け、セロハン粘着テープを急激に引 き剥がした時、剥離した塗膜の程度を、下記評価基準により評価した。
[0196] (評価基準)
〇:ほとんど剥離しな!、 (剥離面積 10%未満)
△:部分的に剥離した (剥離面積 10%以上 50%未満)
X:ほとんど剥離した (剥離面積 50%以上)
[0197] [体積抵抗値]
得られた幅 3mmの導電回路パターンを、 30mm間隔で 4箇所はさみ、その抵抗値 を四探針抵抗測定器 (三和電気計器株式会社製「DR— 1000CU型」)で測定した。 導電回路の膜厚を膜厚計 (株式会社仙台-コン製「MH—15M型」)で測定し、得ら れた抵抗値と膜厚から体積抵抗値を算出した。また、導電性被膜の場合は、被膜を 3 mm幅に加工した後、上記と同様にして体積抵抗値(Ω 'cm)を測定した。
なお、導電性物質を含む被膜層、陰イオン交換層の順に積層した場合は、一部陰 イオン交換層を剥離、導電性被膜層を露出させて抵抗値、膜厚を測定して体積抵抗 値を算出した。
[0198] [表面抵抗値]
基材としてポリエステル繊維を用いて導電性物質を含む被膜を全面にベタ印刷、 塗布した場合、導電性被膜を 3mm X 10cmにカ卩ェして、その 2点間(10cm)の抵抗 値(Ω )を、上記四探針抵抗測定器を用いて測定した。なお、導電性物質を含む被 膜層、陰イオン交換層の順に積層した場合は、一部陰イオン交換層を剥離、導電性 被膜層を露出させて抵抗値を測定した。
[0199] [耐折り曲げ性]
導電性物質を含む被膜層形成用組成物、例えば導電性インキまたは導電性塗料 塗工物の体積抵抗値を測定した後、塗工面を内側にして 180° 折り曲げた後、今度 は塗工面を外側にして 180° 折り返し、その後、再び体積抵抗値、または表面抵抗 値を測定して折り曲げ前後での抵抗値の変化の度合いを、下記評価基準により評価
した。
[0200] (評価基準)
〇:体積抵抗値の変化が 20%未満
△:体積抵抗値の変化が 20%以上 30%未満
X:体積抵抗値の変化が 30%以上
[0201] [表 1]
表 1 導電性被膜の構成 (部)および i平価結果
*表面抵抗値(Ω)
s〔〕^0203w
表 3 導電性被膜の構成(部)および評価結果
*表面抵 (Ω)
〔M0
〔〕0206
覆された導電性物質と、陰イオン交換能を有する物質を接触させることにより、従来 法では成し得なカゝつた導電性が得られることを示している。特に、実施例 8、実施例 1 1、実施例 16を、比較例 3、比較例 4、比較例 5と比較した場合、同様に、実施例 31、 実施例 34、実施例 39を、比較例 8、比較例 9、比較例 10と比較した場合、印刷方法 や低温での乾燥条件にも関わらず、良好な導電性が得られることが判明した。保護 物質としてプロピオン酸、ペンタン酸、ブタン酸、あるいはへキサン酸等の低分子量 脂肪酸を用いると、陰イオン交換能を有する物質による陰イオン交換反応が速やか に行われ、導電性微粒子が融着、金属化し易くなるため、良好な導電性が得られると 考えることができる。
[0207] また、上記実施例で得られた導電性被膜は、層の構成、導電性被膜の製造方法に よらず、基材に対する密着性も良好であり、折り曲げ後の抵抗値変化も小さく安定し ていた。
実施例 17〜22、実施例 40〜45では、保護物質として脂肪酸と顔料分散剤の組合 せ、および顔料分散剤のみを用いた導電性物質を使用したが、比較例 2、比較例 6、 比較例 11と比較すると、導電性は良好であり、明らかに陰イオン交換能を有する物 質と接触させた効果が得られた。
[0208] 比較例の結果力もも明らかなように、導電性微粒子を単独で用いる、または、陰ィ オン交換能を有する物質と組み合わせて用いな ヽ場合は、得られた導電性被膜は 十分な性能を得ることができな力つた。
産業上の利用可能性
[0209] 本発明の導電性被膜は、従来導電膜が用いられているあらゆる分野の用途の導電 膜、導電回路、例えば非接触型 ICメディアのアンテナ回路や、プリント基板の導電回 路、印刷工レクト口-タス用導電材料、各種電極材、電磁波シールド用メッシュ形成、 電磁波シールド用導電性薄膜、静電気帯電防止膜、非導電性物への導電性付与膜 等として利用が可能であり、特に非接触型 ICメディアのアンテナ回路用の導電膜な どとして好ましく用いられる。