WO2026048044A1 - パワーコンディショナ - Google Patents

パワーコンディショナ

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Abstract

コントローラは、インバータの交流側の出力電流あるいは出力電圧に基づいて、dq軸の正相電流とdq軸の逆相電流と正相仮想インピーダンスと逆相仮想インピーダンスとを算出する。また、コントローラは、dq軸の正相電流と正相仮想インピーダンスとに基づいて三相の第1正相電圧を算出し、dq軸の逆相電流と逆相仮想インピーダンスとに基づいて三相の第1逆相電圧を算出する。更に、コントローラは、正相電流が第1閾値以上の場合には三相の第1正相電圧に、正相電流が第1閾値未満の場合にはゼロに、三相の第2正相電圧を算出し、逆相電流が第2閾値以上の場合には三相の第1逆相電圧に、逆相電流が第2閾値未満の場合にはゼロに、三相の第2逆相電圧を算出する。また更に、コントローラは、所定のパラメータに基づいて生成される三相の電圧指令から三相の第2正相電圧と三相の第2逆相電圧とを差分することにより得られる電圧指令値に基づいて、インバータを制御する。

Description

パワーコンディショナ
 本開示は、パワーコンディショナを制御する技術に関する。
 特許文献1は、電力変換装置(パワーコンディショナ)を開示している。具体的には、パワーコンディショナは、インバータの交流側における逆相電圧が所定値以上である場合、インバータが単独運転であると判定して、インバータを停止させるように制御する。
日本特許第7151911号公報
 ところで、インバータの交流側に不平衡負荷が投入された場合、逆相電圧の上昇に伴い、逆相電流も上昇する。この場合、インバータの出力電流が定格電流以上となり、過電流となるおそれがある。
 本開示の1つの目的は、インバータの交流側に不平衡負荷が投入された場合でも、インバータの交流側が過電流となるのを抑制することができる技術を提供することにある。
 本開示の1つの観点は、パワーコンディショナに関連する。パワーコンディショナは、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換して、電力系統に交流電力を供給するインバータと、インバータを制御するコントローラと、を備える。コントローラは、インバータの交流側の出力電流に基づいて、dq軸の正相電流を算出し、インバータの交流側の出力電流に基づいて、dq軸の逆相電流を算出する。また、コントローラは、インバータの交流側の出力電圧に基づいて、インバータの交流側の正相電流を抑制するための正相仮想インピーダンスを算出し、インバータの交流側の出力電圧に基づいて、インバータの交流側の逆相電流を抑制するための逆相仮想インピーダンスを算出する。更に、コントローラは、dq軸の正相電流と正相仮想インピーダンスとに基づいて三相の第1正相電圧を算出し、dq軸の逆相電流と逆相仮想インピーダンスとに基づいて三相の第1逆相電圧を算出する。また更に、コントローラは、正相電流が第1閾値以上の場合には三相の第1正相電圧に、正相電流が第1閾値未満の場合にはゼロに、三相の第2正相電圧を算出し、逆相電流が第2閾値以上の場合には三相の第1逆相電圧に、逆相電流が第2閾値未満の場合にはゼロに、三相の第2逆相電圧を算出する。また更に、コントローラは、所定のパラメータに基づいて生成される三相の電圧指令から三相の第2正相電圧と三相の第2逆相電圧とを差分することにより得られる電圧指令値に基づいて、インバータを制御する。
 本開示によれば、インバータの交流側の出力電流に基づいてdq軸の正相電流が算出され、インバータの交流側の出力電流に基づいてdq軸の逆相電流が算出される。また、インバータの交流側の出力電圧に基づいてインバータの交流側の正相電流を抑制するための正相仮想インピーダンスが算出され、インバータの交流側の出力電圧に基づいてインバータの交流側の逆相電流を抑制するための逆相仮想インピーダンスが算出される。更に、dq軸の正相電流と正相仮想インピーダンスとに基づいて三相の第1正相電圧が算出され、dq軸の逆相電流と逆相仮想インピーダンスとに基づいて三相の第1逆相電圧が算出される。また更に、正相電流が第1閾値以上の場合には三相の第1正相電圧に、正相電流が第1閾値未満の場合にはゼロに、三相の第2正相電圧が算出され、逆相電流が第2閾値以上の場合には三相の第1逆相電圧に、逆相電流が第2閾値未満の場合にはゼロに、三相の第2逆相電圧が算出される。また更に、所定のパラメータに基づいて生成される三相の電圧指令から三相の第2正相電圧と三相の第2逆相電圧とを差分することにより得られる電圧指令値に基づいてインバータが制御される。これにより、インバータの交流側に不平衡負荷が投入されても、インバータの出力電流が定格電流未満となるように制御される。従って、インバータの交流側が過電流となるのを抑制することが可能となる。
実施の形態に係る電力変換システムの概要を説明するための図である。 実施の形態に係るコントローラの機能例を示すブロック図である。 実施の形態に係る正相仮想インピーダンス制御部の具体例を示すブロック図である。 実施の形態に係る逆相仮想インピーダンス制御部の具体例を示すブロック図である。 実施の形態に係る第1閾値及び第2閾値の具体例を説明するための図である。 実施の形態に係る不平衡負荷投入時の処理結果例を説明するための図である。
 添付図面を参照して、本開示の実施の形態に係るパワーコンディショナについて説明する。また、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
1.電力変換システムの概要
 図1は、実施の形態に係る電力変換システム1の概要を説明するための図である。電力変換システム1は、直流電源11と、パワーコンディショナ10と、変圧器20と、電力系統30と、遮断器40と、不平衡負荷50と、を含んでいる。パワーコンディショナ10は、インバータ12と、コントローラ100と、を含んで構成されている。不平衡負荷50は、3つの負荷(Ra、Rb、Rc)を含む。負荷Ra、負荷Rb、及び負荷Rcは、例えば、負荷の両端に生じる電位差がそれぞれで異なるように構成されている。不平衡負荷50は、例えば、発電機である。
 直流電源11は、再生可能エネルギーにより発電された電気を蓄電する蓄電装置(例:太陽電池モジュール)である。再生可能エネルギーとしては、太陽光、風力、水力、等が例示される。
 インバータ12は、直流電源11から出力される直流電力を交流電力に変換して、変圧器20を介して、電力系統30に交流電力を供給する装置である。インバータ12は、例えば、電圧制御型のGFM(Grid Forming)インバータである。
 コントローラ100は、インバータ12に接続され、インバータ12を制御する。コントローラ100には、インバータ12から出力される出力電圧Vsと出力電流Ioとが入力される。出力電圧Vsは、正相電圧Vpsと、逆相電圧Vnsと、を含む。出力電流Ioは、正相電流Ipoと、逆相電流Inoと、を含む。尚、コントローラ100に入力される出力電圧Vsは、例えば、出力電圧Vsの検出値(Vs検出値とも称す)である。Vs検出値は、正相電圧Vpsの検出値(Vps検出値とも称す)と、逆相電圧Vnsの検出値(Vns検出値とも称す)と、を含む。また、コントローラ100に入力される出力電流Ioは、出力電流Ioの検出値(Io検出値とも称す)である。Io検出値は、正相電流Ipoの検出値(Ipo検出値とも称す)と、逆相電流Inoの検出値(Ino検出値とも称す)と、を含む。これらの検出値は、例えば、インバータ12と変圧器20との間に設けられた検出器(不図示)により検出される。
 コントローラ100は、Vs検出値及びIo検出値に基づいて、インバータ12の出力電圧Vsを制御するためのパルス幅変調信号(PWM信号)を生成して、PWM信号に従って動作するように、インバータ12に対してPWM信号を出力する。
 不平衡負荷50が遮断器40を介してインバータ12の交流側(系統側)に投入される場合を考える。この場合、系統側における三相線路が不平衡状態となり、逆相電圧Vnsが上昇する。逆相電圧Vnsの上昇に伴い逆相電流Inoも上昇することで、インバータ12の出力電流Ioが定格電流以上となることが想定される。従って、インバータ12の交流側が過電流となる。
 このように、インバータ12の交流側に不平衡負荷50が投入された場合、インバータ12の出力電流が定格電流未満となるように制御し、インバータ12の交流側が過電流となるのを抑制することが好ましい。
 パワーコンディショナ10(コントローラ100)によれば、インバータ12の交流側の出力電流Ioに基づいてdq軸の正相電流が算出され、インバータ12の交流側の出力電流Ioに基づいてdq軸の逆相電流が算出される。また、インバータ12の交流側の出力電圧Vsに基づいてインバータ12の交流側の正相電流Ipoを抑制するための正相仮想インピーダンスが算出され、インバータ12の交流側の出力電圧Vsに基づいてインバータ12の交流側の逆相電流Inoを抑制するための逆相仮想インピーダンスが算出される。更に、dq軸の正相電流と正相仮想インピーダンスとに基づいて三相の第1正相電圧が算出され、dq軸の逆相電流と逆相仮想インピーダンスとに基づいて三相の第1逆相電圧が算出される。また更に、正相電流Ipoが第1閾値以上の場合には三相の第1正相電圧に、正相電流Ipoが第1閾値未満の場合にはゼロに、三相の第2正相電圧が算出され、逆相電流Inoが第2閾値以上の場合には三相の第1逆相電圧に、逆相電流Inoが第2閾値未満の場合にはゼロに、三相の第2逆相電圧が算出される。また更に、所定のパラメータに基づいて生成される三相の電圧指令から三相の第2正相電圧と三相の第2逆相電圧とを差分することにより得られる電圧指令値に基づいてインバータ12が制御される。これにより、インバータ12の交流側に不平衡負荷50が投入されても、インバータ12の出力電流Ioが定格電流未満となるように制御される。従って、インバータ12の交流側が過電流となるのを抑制することが可能となる。コントローラ100の処理の詳細については後述される。
2.コントローラ
2-1.構成例
 コントローラ100は、各種機能を実現するハードウェアを有している。ハードウェアは、高速演算が可能な処理回路を含んでいる。処理回路としては、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等が例示される。また、ハードウェアは、処理回路以外に、記憶装置と、記憶装置に格納されるプログラムを実行する演算器(例:CPU)とを含んでいてもよい。
2-2.機能例
 図2は、実施の形態に係るコントローラ100の機能例を示すブロック図である。コントローラ100は、dq軸正相電流算出部110、dq軸逆相電流算出部120、正相仮想インピーダンス制御部111、逆相仮想インピーダンス制御部121、VSG制御部140、電圧調整部150、電圧制御部160、dq/abc軸変換部170、電流制御部180、及びPWM制御部190を備える。
 dq軸正相電流算出部110は、Io検出値に基づいて、dq軸の正相電流を算出する。dq軸の正相電流は、d軸正相電流Ipdとq軸正相電流Ipqとを含む。dq軸正相電流算出部110により算出されるd軸正相電流Ipdとq軸正相電流Ipqは、一例として、以下の式(1)で表される。
 dq軸逆相電流算出部120は、Io検出値に基づいて、dq軸の逆相電流を算出する。dq軸の逆相電流は、d軸逆相電流Indと、q軸逆相電流Inqと、を含む。dq軸逆相電流算出部120により算出されるd軸逆相電流Indとq軸逆相電流Inqは、一例として、以下の式(2)で表される。
 正相仮想インピーダンス制御部111は、dq軸の正相電流(d軸正相電流Ipd及びq軸正相電流Ipq)を抑制するための制御を行う。具体的には、正相仮想インピーダンス制御部111は、d軸正相電流Ipdとq軸正相電流IpqとVs検出値とIo検出値とに基づいて、三相の正相電圧Vp2_uvwを算出する。三相の正相電圧Vp2_uvwは、三相の第2正相電圧Vp2_uvwとも称される。正相仮想インピーダンス制御部111のより詳細な具体例については後述される。
 逆相仮想インピーダンス制御部121は、dq軸の逆相電流(d軸逆相電流Ind及びq軸逆相電流Inq)を抑制するための制御を行う。逆相仮想インピーダンス制御部121は、d軸逆相電流Indとq軸逆相電流InqとVs検出値とIo検出値とに基づいて、三相の逆相電圧Vn2_uvwを算出する。三相の逆相電圧Vn2_uvwは、三相の第2逆相電圧Vn2_uvwとも称される。逆相仮想インピーダンス制御部121のより詳細な具体例については後述される。
 尚、正相仮想インピーダンス制御部111及び逆相仮想インピーダンス制御部121に入力されるVs検出値は、例えば、コントローラ100に設けられたPLL(Phase Locked Loop)を介して取得されてもよい。PLLは、入力電圧信号と出力電圧信号の位相を同期させる回路である。これにより、Vs検出値とインバータ12の出力電圧Vsの位相を同期させることができ、インバータ12と電力系統30が適切に連系される。
 VSG制御部140は、VSG(Virtual Synchronous Generator)制御を実行する。VSGとは、電力系統30を安定化させるための方法の一例であり、同期発電機の動特性を疑似的にインバータ12に持たせる仮想同期発電機のことである。つまり、VSG制御部140とは、仮想同期発電機を制御することを意味する。VSG制御部140は、発電機の動特性を示すパラメータを用いて、インバータ12の出力電圧Vsの位相指令値θrefを算出する。当該パラメータとしては、慣性定数M、制動定数D、等が例示される。
 電圧調整部150は、インバータ12の出力電圧Vsを安定化させる機能を有する。例えば、不平衡負荷50や電力系統30が変動した場合、電圧調整部150は、インバータ12の出力電圧Vsを安定化させるための電圧調整を行う。電圧調整部150は、例えば、AVR(Automatic Voltage Regulator)である。電圧調整部150は、インバータ12の出力電圧Vsを安定化させるために、d軸電圧指令値Vdrefとq軸電圧指令値Vqrefのそれぞれを計算する。図2に示す例では、q軸電圧指令値Vqrefは、ゼロに設定される。
 電圧制御部160は、所定のパラメータに基づいて、d軸正相電流指令値Ipd_ref及びq軸正相電流指令値Ipq_refを生成する。所定のパラメータは、位相指令値θrefと、d軸電圧指令値Vdrefと、q軸電圧指令値Vqrefと、を含む。q軸電圧指令値Vqrefがゼロの場合、q軸正相電流指令値Ipq_refはゼロとなる。
 dq/abc軸変換部170は、d軸正相電流指令値Ipd_ref及びq軸正相電流指令値Ipq_refに基づいて、電流指令Iinsを生成する。具体的には、dq/abc軸変換部170は、d軸正相電流指令値Ipd_ref及びq軸正相電流指令値Ipq_refをabc軸に変換する。電流指令Iinsは、三相成分であり、三相の電流指令Iinsとも称される。
 電流制御部180は、三相の電流指令Iinsに基づいて、インバータ12の出力電流Ioを制御するための電圧指令Vinsを算出する。電流制御部180は、電流マイナーループとも称される。また、電圧指令Vinsは、三相成分であり、三相の電圧指令Vinsとも詳細される。
 PWM制御部190は、三相の電圧指令Vinsから三相の第2正相電圧Vp2_uvwと三相の第2逆相電圧Vn2_uvwとを差分することにより得られる電圧指令値Vrefに基づいて、インバータ12を制御するためのPWM信号を生成する。
 例えば、不平衡負荷50の投入後において、インバータ12の出力電流Ioが所定電流(例:定格電流)以上であって、正相電流Ipoと逆相電流Inoの少なくとも一方の抑制が必要な場合を考える。この場合、三相の電圧指令Vinsから正相電流Ipoを抑制するための三相の第2正相電圧Vp2_uvwと逆相電流Inoを抑制するための三相の第2逆相電圧Vn2_uvwとを差分することで、電圧指令値Vrefは、インバータ12の出力電流Ioが所定電流未満となるように生成される。これにより、過電流を抑制するようにインバータ12を制御することが可能となる。
 尚、コントローラ100は、電流制御部180を設けない構成も可能である。例えば、電圧制御部160から出力される電気信号は、d軸正相電圧指令値Vpd_ref(不図示)及びq軸正相電圧指令値Vpq_ref(不図示)であってもよい。この場合、この場合、dq/abc軸変換部170は、d軸正相電圧指令値Vpd_ref及びq軸正相電圧指令値Vpq_refに基づいて、電圧指令Vins(三相の電圧指令Vins)を生成する。これにより、コントローラ100において、電流制御部180を設けない構成が実現される。
2-3.正相仮想インピーダンス制御部の具体例
 図3は、実施の形態に係る正相仮想インピーダンス制御部111の具体例を示すブロック図である。正相仮想インピーダンス制御部111は、dq軸座標変換部112、インピーダンス算出部113、dq/abc軸変換部114、及び閾値判定部115を含む。
 dq軸座標変換部112は、d軸正相電流Ipdとq軸正相電流Ipqとに基づいて、dq軸の正相電流Ip_dqを算出する。dq軸の正相電流Ip_dqは、d軸正相電流Ipdを実軸にとりq軸正相電流Ipqを虚軸にとるdq軸座標系で表される。例えば、dq軸の正相電流Ip_dqは、以下の式(3)で表される。
 尚、dq軸座標変換部112は、正相仮想インピーダンス制御部111ではなく、dq軸正相電流算出部110に設けられていてもよい。この場合、正相仮想インピーダンス制御部111は、dq軸正相電流算出部110で生成されるdq軸の正相電流Ip_dqを入力する。
 インピーダンス算出部113は、インバータ12の交流側の出力電圧Vsに基づいて、正相仮想インピーダンスRv_pを算出する。正相仮想インピーダンスRv_pとは、インバータ12の交流側の正相電流Ipsを抑制するためのインピーダンスを意味する。
 例えば、不平衡負荷50の投入後において、インバータ12の交流側の三相線路の全ての出力電圧Vsが所定電圧未満の場合、三相線路の全てが短絡状態となっていると推定される。この場合、正相電流Ipsが上昇し、出力電流Ioが所定電流(例:定格電流)以上となることで、インバータ12の交流側が過電流となるおそれがある。従って、インピーダンス算出部113は、正相電流Ipsを抑制するための正相仮想インピーダンスRv_pを算出する。
 他の例として、不平衡負荷50の投入後において、インバータ12の交流側の三相線路の全ての出力電圧Vsが正常値(例:100%)の場合、三相線路の全ては正常な状態であると推定される。この場合、出力電流Ioが所定電流未満となるので、正相電流Ipsを維持するように制御してもよい。例えば、インピーダンス算出部113は、正相仮想インピーダンスRv_pの設定を無効にする。正相仮想インピーダンスRv_pの設定を無効にする場合、インピーダンス算出部113は、正相仮想インピーダンスRv_pをゼロに設定してもよい。
 dq/abc軸変換部114は、位相指令値θとdq軸の正相電流Ip_dqに正相仮想インピーダンスRv_pを掛けることにより得られるdq軸の正相電圧Vp_dqとに基づいて、三相の第1正相電圧Vp1_uvwを算出する。三相の第1正相電圧Vp1_uvwは、dq軸の正相電圧Vp_dqを三相成分に変換した電圧である。位相指令値θは、例えば、VSG制御部140で生成される。
 閾値判定部115は、正相電流Ipsの絶対値が第1閾値THp以上か否かを判定する処理(第1処理と称す)と、その判定処理の結果に基づいて、三相の第2正相電圧Vp2_uvwを算出する処理(第2処理と称す)と、を含む。
 第1処理において、閾値判定部115は、正相電流Ipsの絶対値が第1閾値THp以上と判定された場合、判定値(第1判定値R1と称す)として1を出力する。正相電流Ipsの絶対値が第1閾値THp未満と判定された場合、閾値判定部115は、第1判定値R1として0(ゼロ)を出力する。
 第2処理において、閾値判定部115は、三相の第1正相電圧Vp1_uvwに第1判定値R1を掛けて三相の第2正相電圧Vp2_uvwを算出する。例えば、第1判定値R1が1の場合、閾値判定部115は、三相の第2正相電圧Vp2_uvwに三相の第1正相電圧Vp1_uvwを設定する。第1判定値R1が0の場合、閾値判定部115は、三相の第2正相電圧Vp2_uvwに0(ゼロ)を設定する。
 このように、第1判定値R1が1の場合、正相仮想インピーダンス制御部111(正相仮想インピーダンスRv_p)の機能は実質的に有効となり、第1判定値R1が0の場合、正相仮想インピーダンス制御部111(正相仮想インピーダンスRv_p)の機能は実質的に無効となる。
 尚、第1判定値R1が1の場合であっても、正相仮想インピーダンスRv_pの設定が無効(ゼロ)の場合、三相の第2正相電圧Vp2_uvwは0(ゼロ)となる。正相仮想インピーダンス制御部111によれば、出力電圧Vsと出力電流Io(正相電流Ips)の双方の状態を考慮して、三相の第2正相電圧Vp2_uvwを設定することも可能である。第1処理及び第2処理に用いられる第1閾値THpの詳細については後述される。
2-4.逆相仮想インピーダンス制御部の具体例
 図4は、実施の形態に係る逆相仮想インピーダンス制御部121の具体例を示すブロック図である。逆相仮想インピーダンス制御部121は、dq軸座標変換部122、インピーダンス算出部123、dq/abc軸変換部124、及び閾値判定部125を含む。
 dq軸座標変換部122は、d軸逆相電流Indとq軸逆相電流Inqとに基づいて、dq軸の逆相電流In_dqを算出する。dq軸の逆相電流In_dqは、d軸逆相電流Indを実軸にとりq軸逆相電流Inqを虚軸にとるdq軸座標系で表される。例えば、dq軸の逆相電流In_dqは、以下の式(4)で表される。
 尚、dq軸座標変換部122は、逆相仮想インピーダンス制御部121ではなく、dq軸逆相電流算出部120に設けられていてもよい。この場合、逆相仮想インピーダンス制御部121は、dq軸逆相電流算出部120で生成されるdq軸の逆相電流In_dqを入力する。
 インピーダンス算出部123は、インバータ12の交流側の出力電圧Vsに基づいて、逆相仮想インピーダンスRv_nを算出する。逆相仮想インピーダンスRv_nとは、インバータ12の交流側の逆相電流Insを抑制するためのインピーダンスを意味する。
 例えば、不平衡負荷50の投入後において、インバータ12の交流側の三相線路のうちの1相の出力電圧Vsが所定電圧未満であり、かつ、他の2相の出力電圧Vsが正常値(例:100%)の場合、不平衡状態となっていると推定される。この場合、逆相電流Insが上昇し、出力電流Ioが所定電流(例:定格電流)以上となることで、インバータ12の交流側が過電流となるおそれがある。従って、インピーダンス算出部123は、逆相電流Insを抑制するための逆相仮想インピーダンスRv_nを算出する。
 他の例として、不平衡負荷50の投入後において、インバータ12の交流側の三相線路の全ての出力電圧Vsが正常値(例:100%)の場合、三相線路の全ては正常な状態であると推定される。この場合、出力電流Ioが所定電流未満となるので、逆相電流Insを維持するように制御してもよい。例えば、インピーダンス算出部123は、逆相仮想インピーダンスRv_nの設定を無効にする。逆相仮想インピーダンスRv_nの設定を無効にする場合、インピーダンス算出部123は、逆相仮想インピーダンスRv_nをゼロに設定する。
 dq/abc軸変換部124は、位相指令値θとdq軸の逆相電流In_dqに逆相仮想インピーダンスRv_nを掛けることにより得られるdq軸の逆相電圧Vn_dqとに基づいて、三相の第1逆相電圧Vn1_uvwを算出する。三相の第1逆相電圧Vn1_uvwは、dq軸の逆相電圧Vn_dqを三相成分に変換した電圧である。位相指令値θは、例えば、VSG制御部140で生成される。
 閾値判定部125は、逆相電流Insの絶対値が第2閾値THn以上か否かを判定する処理(第3処理と称す)と、その判定処理の結果に基づいて、三相の第2逆相電圧Vn2_uvwを算出する処理(第4処理と称す)と、を含む。
 第3処理において、閾値判定部125は、逆相電流Insの絶対値が第2閾値THn以上と判定された場合、判定値(第2判定値R2と称す)として1を出力する。逆相電流Insの絶対値が第2閾値THn未満と判定された場合、閾値判定部125は、第2判定値R2として0(ゼロ)を出力する。
 第4処理において、閾値判定部125は、三相の第1逆相電圧Vn1_uvwに第2判定値R2を掛けて三相の第2逆相電圧Vn2_uvwを算出する。例えば、第2判定値R2が1の場合、閾値判定部125は、三相の第2逆相電圧Vn2_uvwに三相の第1逆相電圧Vn1_uvwを設定する。第2判定値R2が0の場合、閾値判定部125は、三相の第2逆相電圧Vn2_uvwに0を設定する。
 このように、第2判定値R2が1の場合、逆相仮想インピーダンス制御部121(逆相仮想インピーダンスRv_n)の機能は実質的に有効となり、第2判定値R2が0の場合、逆相仮想インピーダンス制御部121(逆相仮想インピーダンスRv_n)の機能は実質的に無効となる。
 尚、第2判定値R2が1の場合であっても、逆相仮想インピーダンスRv_nの設定が無効(ゼロ)の場合、三相の第2逆相電圧Vn2_uvwは0(ゼロ)となる。逆相仮想インピーダンス制御部121によれば、出力電圧Vsと出力電流Io(逆相電流Ins)の双方の状態を考慮して、三相の第2逆相電圧Vn2_uvwを設定することも可能である。第3処理及び第4処理に用いられる第2閾値THnの詳細については後述される。
2-5.第1閾値及び第2閾値の具体例
 図5は、実施の形態に係る第1閾値THp及び第2閾値THnの具体例を説明するための図である。不平衡負荷50の投入における第1閾値THp及び第2閾値THnは、インバータ12の交流側の出力電圧Vsの状態によって決まる。出力電圧Vsの状態としては、例えば、図5に示すように、4つのケースがある。
 ケース1は、インバータ12の交流側の三相線路(u相、v相、w相)の全ての出力電圧Vsが正常値(例:100%)の場合である。この場合、上述したように、三相線路の全ては正常な状態であると推定される。従って、正相仮想インピーダンス制御部111の機能及び逆相仮想インピーダンス制御部121の機能をともに無効する、すなわち、第1判定値R1及び第2判定値R2をともに0(ゼロ)にすることが好ましい。
 ケース1によれば、第1閾値THpは、インバータ12の交流側の三相線路の全ての出力電圧Vsが所定電圧未満である場合に推定される正相電流Ipsに基づいて設定された値である。第2閾値THnは、インバータ12の交流側の三相線路の全ての出力電圧Vsが所定電圧未満である場合に推定される逆相電流Insに基づいて設定された値である。第1閾値THpの一例は130%であり、第2閾値THnの一例は10%である。
 ケース2は、インバータ12の交流側の三相線路(u相、v相、w相)のうちの1相の出力電圧Vsが所定電圧未満であり、かつ、他の2相の出力電圧Vsが正常値(例:100%)の場合である。図5に示す例では、u相の出力電圧Vsが所定電圧未満であり、v相及びw相の出力電圧Vsが正常値の100%である。この場合、上述したように、インバータ12の交流側の三相線路が不平衡状態であると推定される。これにより、逆相電流Insが上昇し、出力電流Ioが所定電流(例:定格電流)以上となることで、インバータ12の交流側が過電流となることが想定される。従って、正相電流Ipsを維持しつつ逆相電流Insを抑制するため、正相仮想インピーダンス制御部111の機能を無効にする、すなわち、第1判定値R1を0(ゼロ)にし、逆相仮想インピーダンス制御部121の機能を有効にする、すなわち、第2判定値R2を1にすることが好ましい。
 ケース2によれば、第1閾値THpは、インバータ12の交流側の三相線路のうちの1相の出力電圧Vsが所定電圧未満であり、且つ、他の2相の出力電圧Vsが正常値(例:100%)である場合に推定される正相電流Ipsに基づいて設定された値である。第2閾値THnは、インバータ12の交流側の三相線路のうちの1相の出力電圧Vsが所定電圧未満であり、且つ、他の2相の出力電圧Vsが正常値(例:100%)である場合に推定される逆相電流Insに基づいて設定された値である。第1閾値THpの一例は130%であり、第2閾値THnの一例は10%である。
 ケース3は、インバータ12の交流側の三相線路(u相、v相、w相)のうちの2相の出力電圧Vsが所定電圧未満であり、かつ、他の1相の出力電圧Vsが正常値(例:100%)の場合である。図5に示す例では、u相及びv相の出力電圧Vsが所定電圧未満であり、w相の出力電圧Vsが正常値の100%である。この場合、インバータ12の交流側の三相線路が2相短絡であると推定される。これにより、正相電流Ipsと逆相電流Insがともに上昇し、出力電流Ioが所定電流(例:定格電流)以上となることで、インバータ12の交流側が過電流となることが想定される。従って、正相電流及び逆相電流Insをともに抑制するため、正相仮想インピーダンス制御部111の機能を有効にする、すなわち、第1判定値R1を1にし、逆相仮想インピーダンス制御部121の機能を有効にする、すなわち、第2判定値R2を1にすることが好ましい。
 ケース3によれば、第1閾値THpは、インバータ12の交流側の三相線路のうちの2相の出力電圧Vsが所定電圧未満であり、且つ、他の1相の出力電圧Vsが正常値(例;100%)である場合に推定される正相電流Ipsに基づいて設定された値である。第2閾値THnは、インバータ12の交流側の三相線路のうちの2相の出力電圧Vsが所定電圧未満であり、且つ、他の1相の出力電圧Vsが正常値(例:100%)である場合に推定される逆相電流Insに基づいて設定された値である。第1閾値THpの一例は130%であり、第2閾値THnの一例は10%である。
 ケース4は、インバータ12の交流側の三相線路(u相、v相、w相)の全ての出力電圧Vsが所定電圧未満である場合である。この場合、インバータ12の交流側の三相線路が3相短絡であると推定される。これにより、正相電流Ipsが上昇し、出力電流Ioが所定電流(例:定格電流)以上となることで、インバータ12の交流側が過電流となることが想定される。従って、正相電流Ipsを抑制しつつ逆相電流Insを維持するため、正相仮想インピーダンス制御部111の機能を有効にする、すなわち、第1判定値R1を1にし、逆相仮想インピーダンス制御部121の機能を無効にする、すなわち、第2判定値R2を0(ゼロ)にすることが好ましい。
 ケース4によれば、第1閾値THpは、インバータ12の交流側の三相線路の全ての出力電圧Vsが所定電圧未満である場合に推定される正相電流Ipsに基づいて設定された値である。第2閾値THnは、インバータ12の交流側の三相線路の全ての出力電圧Vsが所定電圧未満である場合に推定される逆相電流Insに基づいて設定された値である。第1閾値THpの一例は130%であり、第2閾値THnの一例は10%である。
 このように、第1閾値THpと第2閾値THnは、インバータ12の交流側の三相線路の出力電圧Vsの状態に応じて独立に設定される。これにより、不平衡負荷50の投入後におけるインバータ12の交流側の三相線路が不平衡状態であっても、それ以外の状態(2相短絡あるいは3相短絡)であっても、インバータ12の交流側の過電流を抑制するための第1閾値THp及び第2閾値THnを設定することができる。尚、ケース毎に第1閾値THpと第2閾値THnが異なる場合、コントローラ100は、ケース1-4のいずれかを判定し、判定したケースに応じて、第1閾値THpと第2閾値THnのそれぞれの設定を切り替えるように構成されていてもよい。
3.処理結果例
 図6は、実施の形態に係る不平衡負荷50投入時の処理結果例を説明するための図である。例えば、インバータ12の交流側に投入される不平衡負荷50が負荷Rb及び負荷Rc(負荷Rb≠負荷Rc)で構成され、Raが無負荷である場合を考える。この場合、インバータ12の交流側が不平衡状態となる場合、すなわち、図5に示すケース2に該当する場合、逆相電圧Vnsが上昇することで逆相電流Inoも上昇し、インバータ12の出力電流Ioのピーク値が所定電流(例:定格電流)以上となる。図6に示す例では、インバータ12の出力電流Ioのピーク値は、1.9[pu(Per Unit)]すなわち190[%]となる。インバータ12の定格電流は、例えば、130%である。インバータ12の定格電流はインバータ12の仕様によって異なる。
 これに対し、本実施の形態では、正相仮想インピーダンス制御部111及び逆相仮想インピーダンス制御部121が適用される。これにより、逆相電流Inoを抑制するための逆相仮想インピーダンスRv_nが働き、逆相電流Inoが抑制される。従って、インバータ12の出力電流Ioのピーク値は不平衡負荷50を投入する前と同じ状態に低下する。図6に示す例では、インバータ12の出力電流Ioのピーク値は1.27[pu]すなわち127[%]となる。このように、インバータ12の交流側に不平衡負荷50が投入されても、正相仮想インピーダンス制御部111及び逆相仮想インピーダンス制御部121を適用することで、インバータ12の出力電流Ioが定格電流未満となり、インバータ12の交流側が過電流となるのを抑制することが可能となる。
4.効果
 パワーコンディショナ10(コントローラ100)によれば、インバータ12の交流側の出力電流Ioに基づいて、dq軸の正相電流Ip_pdとdq軸の逆相電流In_pdが算出される。また、インバータ12の交流側の出力電圧Vsに基づいてインバータ12の交流側の正相電流Ipoを抑制するための正相仮想インピーダンスRv_pとインバータ12の交流側の逆相電流Inoを抑制するための逆相仮想インピーダンスRv_nとが算出される。そして、dq軸の正相電流Ip_pdと正相仮想インピーダンスRv_pとに基づいて三相の第1正相電圧Vp1_uvwが算出され、dq軸の逆相電流In_pdと逆相仮想インピーダンスRv_nとに基づいて三相の第1逆相電圧Vn1_uvwが算出され、正相電流Ipoが第1閾値THp以上か否かの第1判定値R1に基づいて三相の第2正相電圧Vp2_uvwが算出され、逆相電流Inoが第2閾値THn以上か否かの第2判定値R2に基づいて三相の第2逆相電圧Vn2_uvwが算出される。その後、所定のパラメータに基づいて生成される三相の電圧指令Vinsから三相の第2正相電圧Vp2_uvwと三相の第2逆相電圧Vn2_uvwとを差分することにより得られる電圧指令値Vrefに基づいて、インバータ12が制御される。これにより、インバータ12の交流側に不平衡負荷50が投入されても、インバータ12の出力電流Ioが定格電流未満となるように制御される。従って、インバータ12の交流側が過電流となるのを抑制することが可能となる。
1…電力変換システム、10…パワーコンディショナ、11…直流電源、12…インバータ、20…変圧器、30…電力系統、40…遮断器、50…不平衡負荷、100…コントローラ

Claims (6)

  1.  直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換して、電力系統に前記交流電力を供給するインバータと、
     前記インバータを制御するコントローラと、を備え、
     前記コントローラは、
      前記インバータの交流側の出力電流に基づいて、dq軸の正相電流を算出し、
      前記インバータの交流側の出力電流に基づいて、dq軸の逆相電流を算出し、
      前記インバータの交流側の出力電圧に基づいて、前記インバータの交流側の正相電流を抑制するための正相仮想インピーダンスを算出し、
      前記インバータの交流側の出力電圧に基づいて、前記インバータの交流側の逆相電流を抑制するための逆相仮想インピーダンスを算出し、
      前記dq軸の正相電流と前記正相仮想インピーダンスとに基づいて三相の第1正相電圧を算出し、
      前記dq軸の逆相電流と前記逆相仮想インピーダンスとに基づいて三相の第1逆相電圧を算出し、
      前記正相電流が第1閾値以上の場合には前記三相の第1正相電圧に、前記正相電流が前記第1閾値未満の場合にはゼロに、三相の第2正相電圧を算出し、
      前記逆相電流が第2閾値以上の場合には前記三相の第1逆相電圧に、前記逆相電流が前記第2閾値未満の場合にはゼロに、三相の第2逆相電圧を算出し、
      所定のパラメータに基づいて生成される三相の電圧指令から前記三相の第2正相電圧と前記三相の第2逆相電圧とを差分することにより得られる電圧指令値に基づいて、前記インバータを制御する、ように構成された
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
  2.  請求項1に記載のパワーコンディショナであって、
     前記三相の第1正相電圧は、前記dq軸の正相電流に前記正相仮想インピーダンスを掛けることにより得られるdq軸の正相電圧を三相成分に変換した電圧であり、
     前記三相の第1逆相電圧は、前記dq軸の逆相電流に前記逆相仮想インピーダンスを掛けることにより得られるdq軸の逆相電圧を三相成分に変換した電圧である
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
  3.  請求項1に記載のパワーコンディショナであって、
     前記第1閾値は、前記インバータの交流側の三相線路の全ての出力電圧が所定電圧未満である場合に推定される正相電流に基づいて設定された値であり、
     前記第2閾値は、前記インバータの交流側の三相線路のうちの2つの出力電圧が前記所定電圧未満である場合に推定される逆相電流に基づいて設定された値である
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
  4.  請求項1に記載のパワーコンディショナであって、
     前記第1閾値は、前記インバータの三相線路のうちの2つの出力電圧が所定電圧未満である場合に推定される正相電流に基づいて設定された値であり、
     前記第2閾値は、前記インバータの三相線路のうちの1つの出力電圧が前記所定電圧未満である場合に推定される逆相電流に基づいて設定された値である
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
  5.  請求項1に記載のパワーコンディショナであって、
     前記所定のパラメータは、同期発電機の動特性を示すパラメータに基づいて算出される前記インバータの出力電圧の位相指令値と、d軸電圧指令値と、q軸電圧指令値と、を含み、
     前記三相の電圧指令は、前記位相指令値と前記d軸電圧指令値と前記q軸電圧指令値とに基づいて生成されるd軸正相電流指令値及びq軸正相電流指令値を三相成分に変換した三相の電流指令を電圧制御することにより得られる電圧である
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
  6.  請求項1に記載のパワーコンディショナであって、
     前記所定のパラメータは、同期発電機の動特性を示すパラメータに基づいて算出される前記インバータの出力電圧の位相指令値と、d軸電圧指令値と、q軸電圧指令値と、を含み、
     前記三相の電圧指令は、前記位相指令値と前記d軸電圧指令値と前記q軸電圧指令値とに基づいて生成されるd軸正相電圧指令値及びq軸正相電圧指令値を三相成分に変換することにより得られる電圧である
    ことを特徴とするパワーコンディショナ。
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