JP2000006846A - フード取付構造 - Google Patents
フード取付構造Info
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Abstract
害物への衝撃を緩和する機能と、フードに車両前方から
障害物が当ったときに、フードの後部の持上がりを防止
する機能とを、簡単な構成によって備える。 【解決手段】 ヒンジ20Rは、サイドメンバ6Rに支
持体21を取付け、フード10にフード取付用アーム3
1を取付け、このフード取付用アーム31を支持体21
の先端に回転可能に取付けたものである。支持体21
は、底板22と、この底板22から立上げるブラケット
23とからなる。底板22を、サイドメンバ6Rに開け
たヒンジ貫通孔6aの縁6bに下から当て、この縁6b
と底板22とを所定の力で破断するヒューズピン36,
36で連結した。
Description
ンジンルームを開閉するフードを、ヒンジを介して車体
フレームに取付けるフード取付構造に関する。
作用する衝撃力を配慮をしたものや、車両前方からフー
ドへ作用する衝撃力を配慮をしたものがある。このよう
なものとして、例えば、特開平4−212677号公
報「フード支持装置」や実公平1−28213号公報
「フードヒンジ」がある。
ド側の支持体5(番号は公報に記載されたものを引用し
た。以下同じ。)と車体側の支持体7とをヒンジ軸9で
連結してなるヒンジ3にて、車体前部にフード1を取付
けるというものである。また、公報の図11によれば、
支持体7の取付ベース部7bは、車体前方側に切込み状
の前方エネルギ吸収部15を設け、車体後方側をシェア
ピン37でフードリッジレインフォース21に連結した
ものである。公報の図4(b)にも示すように、フード
1の後端部に上方から衝撃力Fが作用した場合に、フー
ド1が変形してヒンジ3に当ることにより、ヒンジ3に
下向きの力が作用して、シェアピン37を破断する。こ
の結果、取付ベース部7bが下降することにより、衝撃
力Fを吸収して、障害物への衝撃を緩和するというもの
である。
よれば、フード側金具6と車体側金具7とを回転可能に
連結してなるフードヒンジ5にて、車体前部にフード1
2を取付けるというものである。フードヒンジ5は、フ
ード側金具6に車体前後方向に細長いピン孔9を開け、
このピン孔9の後端に、車体側金具7のヒンジピン8を
嵌合することで、金具6と金具7とを連結したものであ
る。車両前方からフード12へ衝撃力が作用した場合
に、その力でフード側金具6が後方へ移動することに伴
い、ピン孔9も移動し、ピン孔9の途中のくびれ部がヒ
ンジピン8に当って変形することにより、ヒンジピン8
がピン孔9の前端に嵌合する。同時に、車体側金具7の
フック10にてフード側金具6を押さえることによっ
て、フード12の後部の持上がりを防止する。
上方から障害物が当ったときに、障害物への衝撃を緩和
する機能を有する。一方、上記は、フード12に車両
前方から障害物が当ったときに、フード12の後部の持
上がりを防止する機能を有する。ところで、一般のフー
ドにあっては、上記2つの機能の両方を備えていること
が、より望ましい。しかし、上記の機構及びの機構
を単に組合せたのでは、フード取付構造が複雑になると
共に、部品数が多くなり、得策ではない。
方から障害物が当ったときに、障害物への衝撃を緩和す
る機能と、(2)フードに車両前方から障害物が当った
ときに、フード後部の持上がりを防止する機能とを、簡
単な構成によって備えたフード取付構造を提供すること
にある。
に請求項1は、車体フレームに支持体を取付け、フード
にフード取付用アームを取付け、このフード取付用アー
ムを支持体の先端に回転可能に取付けたフード取付構造
において、支持体を底板と、この底板から立上げるブラ
ケットとで構成し、底板を、車体フレームに開けたヒン
ジ貫通孔の縁に下から当て、この縁と底板とを所定の力
で破断するヒューズピンで連結することで、車体フレー
ムに支持体を取付けたことを特徴とする。
所定の引張り力で破断し、また、前から後への水平力に
対して所定の剪断力で破断する。ヒンジの近傍で、上方
からフードへ衝撃力が作用した場合に、引張り力によっ
てヒューズピンが破断し、車体フレームから底板が分離
する。この結果、ブラケットは大きく下降することによ
って衝撃力を吸収し、障害物への衝撃を十分に緩和す
る。また、車両前方からフードへ衝撃力が作用した場合
に、剪断力によってヒューズピンが破断し、車体フレー
ムから底板が分離する。この結果、ブラケットは大きく
後方移動することによって衝撃力を吸収し、障害物への
衝撃を十分に緩和する。しかも、ヒンジ貫通孔の縁に、
底板を下から当てているので、底板は車体フレームによ
って上方への移動が規制される。従って、フード後部や
ヒンジが持ち上がって、フロントガラスに当る心配はな
い。このように、フードに上方から障害物が当ったとき
に、障害物への衝撃を緩和するための機構は、フードに
車両前方から障害物が当ったときに、障害物への衝撃を
緩和するとともにフードの後部やヒンジの持上がりを防
止する機構を兼ねたので、2つの機構を分離独立させて
設けた場合に比べて、構成が簡単であり、部品数が少な
くてすむ。
きの谷折り線と山折り線とで折り曲げた屈曲板であり、
取付けに際しては、平板を車両前後方向に略平行にした
ことを特徴とする。
受けた場合に、谷折り線と山折り線の位置で簡単に座屈
変形させることができる。ヒンジの近傍で、上方からフ
ードへ衝撃力が作用した場合に、下向きの力を先端に受
けたブラケットは、大きく座屈変形することによって衝
撃力を吸収し、障害物への衝撃を十分に緩和する。
で、ブラケットが所定の力で適切に座屈変形するよう
に、設定するだけでよい。従って、ヒンジを自由に且つ
容易に設定することができるので、設計の自由度は高ま
る。さらには、ヒンジの近傍で、上方からフードへ衝撃
力が作用した場合に、(1)ブラケットが座屈変形する
か、(2)ヒューズピンが破断するか、若しくは(3)
これら両方の作用が同時に発生するかによって、支持体
は下降することができる。従って、衝撃力をより一層確
実に吸収することができる。
方向に略平行になるように、車体フレームに取付けたの
で、ブラケットが大きく座屈変形した場合であっても、
車幅方向に変形することになり、車体前後方向への変形
量は小さくてすむ。このため、ブラケットの前又は後に
配置されたワイパ駆動部やフェンダミラーの基部など
と、ブラケットとが、干渉する心配はなく、車体への配
置は容易である。
トと、このベースプレートから斜め上に車体の前方若し
くは後方へ立上げた斜め材とからなり、この斜め材が車
幅方向を帯幅とする帯板で構成したことを特徴とする
も、車幅方向を帯幅とする帯板であるから、上から下へ
の力に対する剛性は小さく、先端(自由端)に下向きの
力を受けると、比較的簡単に曲げ変形する。ヒンジの近
傍で、上方からフードへ衝撃力が作用した場合に、下向
きの力を先端に受けた斜め材は、車体フレームに当るま
で下方に大きく変形することによって衝撃力を吸収し、
障害物への衝撃を十分に緩和する。
斜め上に車体の前方若しくは後方へ立上げた、片持ち梁
状の部材であるから、その長さや傾きを適宜設定するだ
けで、車体フレームから斜め材の先端までの高さ(離間
距離)や、斜め材の変形特性を、自由に且つ容易に設定
することができ、設計の自由度が高い。さらにまた、ヒ
ンジの近傍で、上方からフードへ衝撃力が作用した場合
に、(1)斜め材が変形するか、(2)ヒューズピンが
破断するか、若しくは(3)これら両方の作用が同時に
発生するかによって、支持体は下降することができる。
従って、衝撃力をより一層確実に吸収することができ
る。
に補強材としてのインナフレームを、所定の隙間を有し
て重ねて一体化した部材であって、インナフレームの下
面を、フード取付用アームにフード取付ボルトで取付け
た構成であり、このフード取付ボルトが、頭部の高さ寸
法が小さい平頭ボルトであり、この平頭ボルトの頭部を
フード内に設けたことを特徴とする。
さい平頭ボルトである。この平頭ボルトの頭部をフード
内に設けた。このため、アウタパネルの下面からフード
取付ボルトの頭部の上端までの離間寸法は大きい。とこ
ろで、アウタパネルは、ヒンジの近傍で上方から衝撃力
が作用した場合に、フード取付ボルトの頭部に当るまで
変形可能であり、この変形可能な距離は、離間寸法と一
致する。離間寸法が大きいので、アウタパネルの変形可
能な距離も大きい。変形可能な距離が大きいので、アウ
タパネルを大きく変形させることができ、この結果、上
方からの衝撃力を十分に吸収させることができる。ヒン
ジの近傍において、アウタパネルに上方から障害物が当
ったときに、衝撃力を十分に吸収して、障害物への衝撃
を十分に緩和することができる。
ドへ衝撃力が作用した場合に、先に、アウタパネルが変
形して上方からの衝撃力を吸収し、その後に、(1)ヒ
ューズピンが破断するか、(2)屈曲板からなるブラケ
ットが座屈変形するか、(3)斜め材からなるブラケッ
トが変形するか、上記(1)と(2)の作用が同時に発
生するか、上記(1)と(3)の作用が同時に発生する
かによって、支持体は下降することができる。従って、
上方からの衝撃力を、より一層十分に且つ確実に吸収し
て、障害物への衝撃を十分に緩和させることができる。
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右
側、CLは車幅中心を示す。また、図面は符号の向きに
見るものとする。図1は本発明に係る自動車の前半部の
斜視図である。自動車1は、車体前部のエンジンルーム
2を開閉するためにフード10を設け、このフード10
の後端部を、左右のヒンジ20L,20Rを介して図示
せぬ車体フレームに取付けたものである。フード10は
前開き形式の部材であって、その前部をフードロック3
にて車体にロック可能である。図中、4はフロントガラ
スである。
態を示す斜視図であり、車体フレーム5における右のサ
イドメンバ6Rに、右のヒンジ20Rを取付けたことを
示す。7はクロスメンバである。
し、この図では、右のヒンジ20Rにフード10を取付
けた状態を示し、さらに、ヒンジ20Rとフロントガラ
ス4との配置関係を示す。ヒンジ20Rは、サイドメン
バ6Rに取付ける支持体21と、フード10に取付ける
フード取付用アーム31と、フード取付用アーム31を
支持体21の先端(上端)に上下回転可能に取付けるヒ
ンジピン32とからなる。支持体21は、底板22と、
この底板22から立上げるブラケット23とからなり、
ブラケット23のベースプレート24と底板22とを、
2個のボルト・ナット33,33で固定したものであ
る。底板22廻りの詳細については後述する。
補強材としてのインナフレーム12を、所定の隙間Cを
有して重ねて一体化し、さらに、インナフレーム12の
内面12aに、スチフナ13を重ねて一体化したもので
ある。インナフレーム12は、下面12bをフード取付
用アーム31に重ねて、2組のフード取付ボルト34,
34並びにナット35,35で上下に取付けたものであ
る。フード取付ボルト34は、頭部34aの高さ寸法h
が小さい平頭ボルトであり、この平頭ボルトの頭部34
aをフード10内に設けたことを特徴とする。
の高さ寸法hが小さいボルト全般を指すものであり、六
角頭、四角頭、丸頭、円筒頭、皿頭、なべ頭等の各種形
状の頭部を有するものを包含する。頭部34aの高さ寸
法hは、フード取付用アーム31とフード10とを固定
するのに必要な強度を有する程度であればよい。例え
ば、頭部34aをインナフレーム12に溶接等で固定し
た場合には、頭部34aに工具を掛けるようにする配慮
は不要である。また、頭部34aに工具を掛ける場合で
あっても、頭部34aにスパナ、六角レンチ等の各種工
具が掛かる最小の高さであればよい。図中、29はフー
ド全開用ストッパである。
を示す断面図であり、上記図3に示す底板22廻りを拡
大して示した。サイドメンバ6Rは、上下貫通したヒン
ジ貫通孔6aを開けたものであり、このヒンジ貫通孔6
aは、車体前後方向に細長い平面視矩形孔である。底板
22は、ヒンジ貫通孔6aの縁6bに下から当て、この
縁6bと底板22とを前後2個のヒューズピン36,3
6で連結したものである。この結果、サイドメンバ6R
に底板22を介して、ブラケット23を取付けたことに
なり、このブラケット23は、ヒンジ貫通孔6aを通っ
て上方へ略鉛直に延びることができる。
ズピンの構成図であり、(a)はヒューズピン36の構
成図、(b)は(a)のb−b線断面図、(c)は
(a)のc−c線断面図である。ヒューズピン36は、
予め設定した所定の力(引張り力並びに剪断力)で破断
するピンであり、例えば、この図に示すようなボルトか
らなり、このボルトにナット37をねじ込むことによっ
て、想像線にて示すサイドメンバ6Rと底板22とを固
定するものである。詳しくは、(a)に示すヒューズピ
ン36は、想像線にて示すサイドメンバ6Rと底板22
との合わせ面の位置で破断するように、この位置に小径
部36bを形成したものである。
6aの谷径、すなわち、大径部36aの径をDとし、
(c)に示すように小径部36bの径をdとしたとき
に、例えば、大径部36aの径Dを小径部36bの径d
の略2倍に設定する(D=2d)。小径部36bでの破
断を確実にするためである。ここで、大径部36aを破
断させるための引張り力をF、小径部36bを破断させ
るための引張り力をfとして、両者の関係を検討する。
σはヒューズピン36の引張り応力である。 F=(π・D2/4)・σ=(π・(2d)2/4)・σ ……(1) f=(π・d2/4)・σ ……(2) 上記(1)式と(2)式とから、次の(3)式が導かれ
る。 f=F/4 ……(3) 以上の説明から明らかなように、小径部36bは大径部
36aの1/4の引張り力で破断する。剪断力に対して
も同様である。
ために、サイドメンバ6Rや底板22に比べて、引張り
応力や剪断応力が大幅に小さい材料を、選定することが
好ましい。例えば、サイドメンバ6Rや底板22が鋼材
であれば、ヒューズピン36に砲金、真鍮、樹脂等を採
用する。なお、ヒューズピン36は構造、材質、寸法を
限定するものではない。
状態を示す斜視図であり、左右のヒンジ20L,20R
が車幅中心に対して対称形であることを示す。すなわ
ち、上記図2〜図5においては、右のヒンジ20Rにつ
いて説明したが、左のヒンジ20Lについても右のヒン
ジ20Rと同様の構成である。ブラケット23は、平板
をプレス成形又は溶接等の接合により形成された正面視
L字状部材であり、ベースプレート24から起立した起
立部25は、略横向きの谷折り線26,26と山折り線
27とで折り曲げた屈曲板である。これらの谷折り線2
6,26並びに山折り線27は、互いに略平行であり、
しかも、車両前方から後方へ斜め上向きに傾斜した線で
ある。
5,25の平板面同士を互いに対向させて、サイドメン
バ6L,6Rに取付けたものである。すなわち、支持体
21,21の取付けに際して、平板を車両前後方向に略
平行にしたことを特徴とする。フード取付用アーム31
は、ヒンジピン32の位置から前方へ延出した、正面視
略逆L字状アームであって、上面にフード取付ボルト孔
31a,31aを有する。
(左右のヒンジ20L,20R間距離を小さくして示
す。)であり、ブラケット23の起立部25が、高さ途
中に外向きに折り曲げた屈曲部28を有することを示
す。この屈曲部28は、高さ中央の山折り線27と、そ
の上下の谷折り線26,26とで折れ曲がることによっ
て、正面視略「く」字状に形成したものであり、予め設
定した所定の下向きの力を受けた場合に、谷折り線2
6,26と山折り線27の位置で座屈変形するようにし
たものである。
3)は、平板を谷折り線26,26と山折り線27とで
折り曲げた屈曲板からなる、簡単な構成であり、しか
も、その先端(上端)に下向きの力を受けた場合に、谷
折り線26,26と山折り線27の位置で座屈変形する
ことは容易である。さらには、平板が車両前後方向に略
平行になるように、サイドメンバ6Rに取付けたので、
支持体21が大きく座屈変形した場合であっても、車幅
方向に変形することになり、車体前後方向(図表裏方
向)への変形量は小さくてすむ。このため、支持体21
の前又は後に配置された、図示せぬワイパ駆動部やフェ
ンダミラーの基部などと干渉する心配はなく、車体への
配置は容易である。
を、図8〜図11に基づき説明する。図8(a),
(b)はフード取付構造の作用説明図(その1)であ
る。(b)に示す比較例のフード取付構造は、ナット1
01をインナフレーム12の内面に固定し、通常の六角
ボルト102をフード取付用アーム31の下方からフー
ド10内へ挿入して、ナット101にねじ込んだもので
ある。このため、六角ボルト102の先端がフード10
内に深く入り込むので、アウタパネル11の下面から六
角ボルト102の先端までの離間寸法L2は小さい。離
間寸法L2が小さいので、アウタパネル11の変形可能
な距離も小さい。
ド取付構造は、フード取付ボルト34に、頭部34aの
高さ寸法が小さい平頭ボルトを採用し、この平頭ボルト
の頭部34aをフード10内に設けたものである。この
ため、アウタパネル11の下面からフード取付ボルト3
4の頭部34aの上端までの離間寸法L1は大きい。ア
ウタパネル11は、ヒンジ20Rの近傍で上方から所定
の衝撃力F1が作用した場合に、フード取付ボルト34
の頭部34aに当るまで変形可能であり、この変形可能
な距離は、離間寸法L1と一致する。離間寸法L1が大
きいので、アウタパネル11の変形可能な距離も大き
い。変形可能な距離が大きいので、アウタパネル11は
大きく凹み変形することができ、この結果、上方からの
衝撃力F1を十分に吸収する。従って、ヒンジ20Rの
近傍において、アウタパネル11に上方から障害物Sが
当ったときに、アウタパネル11は衝撃力F1を十分に
吸収して、障害物Sへの衝撃を十分に緩和することがで
きる。
取付構造の作用説明図(その2)である。(a)のよう
に、ヒンジ20Rの近傍で、上方からフード10へ所定
の衝撃力が作用した場合に、この衝撃力が下向きの力F
2としてフード10→フード取付ボルト34,34→フ
ード取付用アーム31→ヒンジピン32の経路で支持体
21の上部に作用する。下向きの力F2を先端に受けた
支持体21は、(b)のように、谷折り線26,26と
山折り線27の位置で大きく座屈変形し、下降すること
によって、下向きの力F2を十分に吸収する。従って、
ヒンジ20Rの近傍において、フード10に障害物Sが
当ったときに、ヒンジ20Rは衝撃力を十分に吸収し
て、障害物Sへの衝撃を十分に緩和することができる。
ところで、支持体21自体が座屈変形する構成なので、
支持体21が所定の力で適切に座屈変形するように設定
するだけでよい。従って、ヒンジ20Rを自由に且つ容
易に設定することができるので、設計の自由度は高い。
ド取付構造の作用説明図(その3)である。(a)のよ
うに、ヒンジ20Rの近傍で、上方からフード10へ所
定の衝撃力が作用した場合に、この衝撃力が下向きの力
F3としてフード10→フード取付ボルト34,34→
フード取付用アーム31→ヒンジピン32→ブラケット
23→ベースプレート24→底板22の経路で、ヒュー
ズピン36,36に引張り力として作用する。ヒューズ
ピン36,36が、所定の引張り力で破断すると、
(b)のように、サイドメンバ6Rから底板22が分離
して下降するので、支持体21は大きく下降することが
でき、この結果、下向きの力F3を十分に吸収する。従
って、ヒンジ20Rの近傍において、フード10に障害
物Sが当ったときに、ヒンジ20Rは衝撃力を十分に吸
収して、障害物Sへの衝撃を十分に緩和することができ
る。
明らかな如く、ヒンジ20Rの近傍で、上方からフード
10へ所定の衝撃力が作用した場合に、この衝撃力は下
向きの力F1〜F3としてフード10に作用する。ここ
で、アウタパネル11を所定量だけ変形させる力F1
を、支持体21を所定量だけ座屈変形させる力F2や、
ヒューズピン36を破断させる引張り力F3よりも、小
さく設定してある(F1<F2、F1<F3)。従っ
て、上方からの衝撃力が作用すると、先に、アウタパネ
ル11が変形して衝撃力を吸収し、その後に、支持体2
1が座屈変形したり、ヒューズピン36が破断すること
によって、支持体21が下降し、衝撃力をより一層十分
に且つ確実に吸収して、障害物Sへの衝撃を十分に緩和
することができる。
り、次の3つの形態で作用をなす。 (1)F2<F3であれば、支持体21が座屈変形した
後に、ヒューズピン36,36が破断する。 (2)F2=F3であれば、支持体21が座屈変形と、
ヒューズピン36,36の破断とが同時に発生する。 (3)F2>F3であれば、ヒューズピン36,36が
破断する。なお、力F1を力F2,F3と概ね同一とし
たり、力F2,F3よりも大きく設定してもよい。
ド取付構造の作用説明図(その4)である。(a)のよ
うに、車両前方からフード10へ衝撃力が作用した場合
に、この衝撃力が後向きの力F4としてフード10→フ
ード取付ボルト34,34→フード取付用アーム31→
ヒンジピン32→ブラケット23→ベースプレート24
→底板22の経路で、ヒューズピン36,36に剪断力
として作用する。ヒューズピン36,36が、所定の剪
断力で破断すると、(b)のように、サイドメンバ6R
から底板22が分離して後方へ移動することができる。
しかも、サイドメンバ6Rのヒンジ貫通孔6aの縁6b
に、底板22を下から当てているので、底板22はサイ
ドメンバ6Rによって上方への移動が規制され、持ち上
がることはない。底板22から立上がったブラケット2
3は、底板22と共に後方へ移動し、ヒンジ貫通孔6a
の縁6bに当って停止する。従って、車両前方からフー
ド10に障害物Sが当ったときに、ヒンジ20Rが後方
へ確実に移動して、衝撃力を十分に吸収することができ
るとともに、フード10の後部やヒンジ20Rが持ち上
がって、フロントガラス4に当る心配はない。
ように、サイドメンバ6L,6Rのヒンジ貫通孔6a並
びにその縁6bと、底板22と、ブラケット23と、ヒ
ューズピン36との組合せ構造は、フード10に上方か
ら障害物Sが当ったときに、障害物Sへの衝撃を緩和す
るための、上方衝撃緩和機構Aをなす。この上方衝撃緩
和機構Aは、上記図11の説明から明らかなように、フ
ード10に車両前方から障害物Sが当ったときに、障害
物Sへの衝撃を緩和するとともに、フード10の後部や
ヒンジ20Rの持上がりを防止する前方衝撃緩和機構の
役割を兼ねる。このように、上方衝撃緩和機構Aが2つ
の役割を兼ねるので、2つの機構を分離独立させて設け
た場合に比べて、構成が簡単であり、部品数が少なくて
すむ。
形例図であり、上記図3に対応して表した、変形例の右
のヒンジ40Rを示す。なお、上記図2〜図7に示す構
成と同様の構成については同一符号を付し、その説明を
省略する。また、図示していないが、変形例の左のヒン
ジは、右のヒンジ40Rと車幅中心に対して左右対称形
の部材であり、その説明を省略する。
ける支持体41と、上記フード取付用アーム31と、フ
ード取付用アーム31を支持体41の先端(上端)に上
下回転可能に取付けるヒンジピン32とからなる、簡単
な構成である。支持体41は、底板22と、この底板2
2から立上げるブラケット43とからなる。ブラケット
43は、ベースプレート44と、ベースプレート44か
ら斜め上に車体の後方(図の右方)へ立上げた斜め材4
5とからなる。ベースプレート44は、底板22に重ね
て2個のボルト・ナット33,33で固定したものであ
る。これにより、ベースプレート44はサイドメンバ6
R(車体フレーム5)に臨むことになる。
前後方向に細長い平板であり、ベースプレート44の前
・後方に設けた2個のヒューズピン36,36で、サイ
ドメンバ6Rに連結したものである。特に、後方のヒュ
ーズピン36は、フード10を閉めた状態であっても見
える位置にある。このため、フード10の取付位置の微
調整をすることができる。
例)の斜視図であり、斜め材45が、車幅方向を帯幅と
した帯板からなる、極めて単純な形状であることを示
す。このように簡単な構成の斜め材45を組込んだ、ヒ
ンジ40Rの全体も、簡単な構成である。また、斜め材
45は、片持ち梁状の部材であり、しかも、車幅方向を
帯幅とする帯板からなるので、先端(自由端)に下向き
の力を受けた場合に、下方への変形は容易である。斜め
材45自体が上下方向に変形するので、斜め材45が所
定の力で適切に変形するように、設定するだけでよい。
従って、ヒンジ40Rを自由に且つ容易に設定すること
ができるので、設計の自由度は高い。
材であるから、その部材の長さや傾きを適宜設定するだ
けで、サイドメンバ6Rから斜め材45の先端までの高
さH(ヒンジピン32までの離間距離H)や、斜め材4
5の変形特性を自由に設定することができる。例えば、
離間距離Hを大きく設定すれば、斜め材45の変形量を
大きくすることができる。このように、斜め材45の変
形量や変形特性を、衝撃力の吸収に必要な最適な値に、
自由に且つ容易に設定することができ、設計の自由度は
高い。
(図12参照)で曲げた湾曲板としたことを特徴とす
る。斜め材45が、このような湾曲板であるから、下方
への変形が一層容易である。このため、上方からの衝撃
力を、支持体41でより一層効率良く吸収することがで
きる。図中、46はリブ(取付けは任意)、49はフー
ド全開用ストッパである。
ヒンジ(変形例)の作用説明図である。(a)のよう
に、ヒンジ40Rの近傍で、上方からフード10へ所定
の衝撃力が作用した場合に、この衝撃力が下向きの力F
2としてフード10→フード取付ボルト34,34→フ
ード取付用アーム31→ヒンジピン32の経路で斜め材
45の先端に作用する。力F2を先端に受けた斜め材4
5は、(b)のように下方に変形して力F2を吸収す
る。さらに(c)のように、サイドメンバ6Rに当るま
で下方に大きく変形することによって、力F2を十分に
吸収する。従って、ヒンジ40Rの近傍において、フー
ド10に障害物Sが当ったときに、ヒンジ40Rは衝撃
力を十分に吸収して、障害物Sへの衝撃を十分に緩和す
ることができる。
記図8〜図10に示す作用と同様に、上方からの衝撃力
が作用すると、先に、アウタパネル11が変形して衝撃
力を吸収し、その後に、斜め材45が変形したり、ヒュ
ーズピン36が破断することによって、支持体41が下
降し衝撃力をより吸収して、障害物Sへの衝撃を緩和す
ることができる。また、図11の作用と同様に、車両前
方からフード10に障害物Sが当ったときに、ヒンジ4
0Rが後方へ移動して、衝撃力を吸収する。しかも、フ
ード10の後部やヒンジ40Rが持ち上がって、フロン
トガラス4に当る心配はない。このようなことから、サ
イドメンバ6L,6Rのヒンジ貫通孔6a並びにその縁
6bと、底板22と、ブラケット43と、ヒューズピン
36との組合せ構造は、上方衝撃緩和機構Aをなす。
において、(1)底板22は、ベースプレート24,4
4を兼ねたものでもよい。例えば、底板22に起立部2
5や斜め材45を、溶接等により固定したものであって
もよい。 (2)斜め材45は、ベースプレート44から斜め上に
車体の前方若しくは後方へ立上げたものであればよい。 (3)ヒンジ20L,20R,40L,40Rは、サイ
ドメンバ6L,6Rに取付ける構成に限定されず、車体
フレーム5に取付ける構成であればよい。 (4)屈曲部28を外向きと内向きのどちらにするか
は、任意である。また、屈曲部28の数量も任意であ
る。 (5)フード取付ボルト34やヒューズピン36の、数
量や配列は任意である。
する。請求項1は、支持体を底板と、この底板から立上
げるブラケットとで構成し、底板を、車体フレームに開
けたヒンジ貫通孔の縁に下から当て、この縁と底板とを
所定の力で破断するヒューズピンで連結することで、車
体フレームに支持体を取付けたので、支持体に下向きの
力を受けた場合に、その力がブラケット及び底板を介
し、ヒューズピンに引張り力として作用し、破断させる
ことができる。ヒューズピンの破断に伴い、車体フレー
ムから底板が分離して下降するので、支持体は大きく下
降することができ、この結果、上方からの衝撃力を十分
に吸収する。従って、ヒンジの近傍において、フードに
上方から障害物が当ったときに、衝撃力を十分に吸収し
て、障害物への衝撃を十分に緩和することができる。
力を受けた場合に、その力がブラケット及び底板を介
し、ヒューズピンに剪断力として作用し、破断させるこ
とができる。ヒューズピンの破断に伴い、車体フレーム
から底板が分離して後方へ移動することができ、この結
果、前方からの衝撃力を十分に吸収する。しかも、車体
フレームに開けたヒンジ貫通孔の縁に、底板を下から当
てているので、底板は車体フレームによって上方への移
動が規制され、持ち上がることはない。従って、車両前
方からフードに障害物が当ったときに、ヒンジが後方へ
確実に移動して、衝撃力を十分に吸収することができる
とともに、フードの後部やヒンジが持ち上がって、フロ
ントガラスに当る心配はない。
ったときに、障害物への衝撃を緩和する機構が、フード
に車両前方から障害物が当ったときに、障害物への衝撃
を緩和すると共にフードの後部やヒンジの持上がりを防
止する機構を兼ねることができるので、2つの機構を分
離独立させて設けた場合に比べて、構成が簡単であり、
部品数が少なくてすむ。
きの谷折り線と山折り線とで折り曲げた屈曲板からなる
ので、その先端(上端)に下向きの力を受けた場合に、
ブラケットが谷折り線と山折り線の位置で、座屈変形す
ることは容易である。ヒンジの近傍で、上方からフード
へ衝撃力が作用した場合に、下向きの力を先端に受けた
ブラケットは、大きく座屈変形することができ、この結
果、上方からの衝撃力を十分に吸収することができる。
従って、ヒンジの近傍において、フードに障害物が当っ
たときに、ブラケットで衝撃力を十分に吸収して、障害
物への衝撃を十分に緩和することができる。
ようにしたので、ブラケットが所定の力で適切に変形す
るように設定するだけでよく、自由に且つ容易に設定す
ることができ、設計の自由度が高い。さらには、ヒンジ
の近傍で、上方からフードへ衝撃力が作用した場合に、
(1)ブラケットが座屈変形するか、(2)ヒューズピ
ンが破断するか、若しくは(3)これら両方の作用が同
時に発生するかによって、支持体は下降することができ
る。従って、衝撃力をより一層確実に吸収することがで
きる。
線と山折り線とで折り曲げた屈曲板からなる、簡単な構
成なので、ヒンジ全体も簡単な構成になる。しかも、平
板が車両前後方向に略平行になるように、車体フレーム
に取付けたので、ブラケットが大きく座屈変形した場合
であっても、車幅方向に変形することになり、車体前後
方向への変形量は小さくてすむ。このため、ブラケット
の前又は後に配置されたワイパ駆動部やフェンダミラー
の基部などと干渉する心配はなく、車体への配置は容易
である。
トと、このベースプレートから斜め上に車体の前方若し
くは後方へ立上げた斜め材とからなり、この斜め材が車
幅方向を帯幅とする帯板で構成したので、斜め材の先端
に下向きの力を受けた場合に、下方への変形は容易であ
る。ヒンジの近傍で、上方からフードへ衝撃力が作用し
た場合に、下向きの力を先端に受けた斜め材は、車体フ
レームに当るまで下方に大きく変形することができ、こ
の結果、上方からの衝撃力を十分に吸収することができ
る。従って、ヒンジの近傍において、フードに障害物が
当ったときに、支持体で衝撃力を十分に吸収して、障害
物への衝撃を十分に緩和することができる。しかも、斜
め材自体を変形させるようにしたので、斜め材が所定の
力で適切に変形するように設定するだけでよく、自由に
且つ容易に設定することができ、設計の自由度が高い。
体の前方若しくは後方へ立上げた、片持ち梁状の斜め材
であるから、その長さや傾きを適宜設定するだけで、斜
め材の変形量を、衝撃力の吸収に必要な最適な値に、自
由に且つ容易に設定することができ、設計の自由度が高
い。さらにまた、車幅方向を帯幅とした帯板からなる斜
め材であるから、極めて単純な形状である。従って、こ
のように簡単な構成の斜め材を組込んだヒンジ全体も、
簡単な構成になる。また、ヒンジの近傍で、上方からフ
ードへ衝撃力が作用した場合に、(1)斜め材が変形す
るか、(2)ヒューズピンが破断するか、若しくは
(3)これら両方の作用が同時に発生するかによって、
支持体は下降することができる。従って、衝撃力をより
一層確実に吸収することができる。
高さ寸法が小さい平頭ボルトとし、この平頭ボルトの頭
部をフード内に設けたので、アウタパネルの下面からフ
ード取付ボルトの頭部の上端までの離間寸法が大きい。
アウタパネルは、ヒンジの近傍で上方から衝撃力が作用
した場合に、フード取付ボルトの頭部に当るまで変形可
能である。この変形可能な距離は、離間寸法と一致す
る。離間寸法が大きいので、アウタパネルの変形可能な
距離も大きい。アウタパネルが大きく変形することによ
って、上方からの衝撃力を十分に吸収することができ
る。従って、ヒンジの近傍において、アウタパネルに当
った障害物への衝撃を十分に緩和することができる。
ドへ衝撃力が作用した場合に、先に、アウタパネルが変
形して上方からの衝撃力を吸収し、その後に、(1)ヒ
ューズピンが破断するか、(2)屈曲板からなるブラケ
ットが座屈変形するか、(3)斜め材からなるブラケッ
トが変形するか、上記(1)と(2)の作用が同時に発
生するか、上記(1)と(3)の作用が同時に発生する
かによって、支持体は下降することができる。従って、
上方からの衝撃力を、より一層十分に且つ確実に吸収し
て、障害物への衝撃を十分に緩和することができる。
視図
図
斜視図
の2)
(その3)
(その4)
明図
6L,6R…サイドメンバ、6a…ヒンジ貫通孔、6b
…ヒンジ貫通孔の縁、10…フード、11…アウタパネ
ル、12…インナフレーム、12b…インナフレームの
下面、20L,20R…ヒンジ、21…支持体、22…
底板、23…ブラケット、24…ベースプレート、26
…谷折り線、27…山折り線、28…屈曲部、31…フ
ード取付用アーム、32…ヒンジピン、34…フード取
付ボルト、34a…頭部、36…ヒューズピン、40R
…ヒンジ、41…支持体、43…ブラケット、44…ベ
ースプレート、45…斜め材、A…上方衝撃緩和機構、
C…隙間、h…フード取付ボルトの頭部の高さ寸法、L
1…離間寸法、S…障害物。
Claims (4)
- 【請求項1】 車体フレームに支持体を取付け、フード
にフード取付用アームを取付け、このフード取付用アー
ムを支持体の先端に回転可能に取付けたフード取付構造
において、前記支持体を底板と、この底板から立上げる
ブラケットとで構成し、前記底板を、車体フレームに開
けたヒンジ貫通孔の縁に下から当て、この縁と底板とを
所定の力で破断するヒューズピンで連結することで、車
体フレームに支持体を取付けたことを特徴とするフード
取付構造。 - 【請求項2】 前記ブラケットは、平板を略横向きの谷
折り線と山折り線とで折り曲げた屈曲板であり、取付け
に際しては、平板を車両前後方向に略平行にしたことを
特徴とする請求項1記載のフード取付構造。 - 【請求項3】 前記ブラケットは、ベースプレートと、
このベースプレートから斜め上に車体の前方若しくは後
方へ立上げた斜め材とからなり、この斜め材は車幅方向
を帯幅とする帯板で構成したことを特徴とする請求項1
記載のフード取付構造。 - 【請求項4】 前記フードは、アウタパネルの下に補強
材としてのインナフレームを、所定の隙間を有して重ね
て一体化した部材であって、インナフレームの下面を、
前記フード取付用アームにフード取付ボルトで取付けた
構成であり、このフード取付ボルトは、頭部の高さ寸法
が小さい平頭ボルトであり、この平頭ボルトの頭部をフ
ード内に設けたことを特徴とする請求項1、請求項2又
は請求項3記載のフード取付構造。
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| JP17368698A JP3901848B2 (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | フード取付構造 |
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-
1998
- 1998-06-19 JP JP17368698A patent/JP3901848B2/ja not_active Expired - Fee Related
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