JP2000051920A - 連続化熱間圧延設備 - Google Patents
連続化熱間圧延設備Info
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- JP2000051920A JP2000051920A JP10225093A JP22509398A JP2000051920A JP 2000051920 A JP2000051920 A JP 2000051920A JP 10225093 A JP10225093 A JP 10225093A JP 22509398 A JP22509398 A JP 22509398A JP 2000051920 A JP2000051920 A JP 2000051920A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】熱間圧接において、後行鋼材が追いつく時間を
短縮し、接合力を高め、圧延異常時に操業停止時間を短
縮できる連続化熱間圧延設備を提供する。 【解決手段】粗圧延機と仕上げ圧延機群との間に熱間圧
接装置を設けた連続化熱間圧延設備であって、上下に2
つの炉12,13を有し熱間圧接装置の前段に、圧延ライン
に対して上下方向および水平方向に移動できる二層加熱
装置10を備える連続化熱間圧延設備。その二層加熱装置
はトンネル炉11であり、その前段に下部炉の搬送ライン
が圧延ラインと一致するとき上部炉の搬送ラインと等し
い位置と、上部炉の搬送ラインが圧延ラインと一致する
とき下部炉の搬送ラインと等しい位置とにピンチロール
23が設けられていることが望ましい。
短縮し、接合力を高め、圧延異常時に操業停止時間を短
縮できる連続化熱間圧延設備を提供する。 【解決手段】粗圧延機と仕上げ圧延機群との間に熱間圧
接装置を設けた連続化熱間圧延設備であって、上下に2
つの炉12,13を有し熱間圧接装置の前段に、圧延ライン
に対して上下方向および水平方向に移動できる二層加熱
装置10を備える連続化熱間圧延設備。その二層加熱装置
はトンネル炉11であり、その前段に下部炉の搬送ライン
が圧延ラインと一致するとき上部炉の搬送ラインと等し
い位置と、上部炉の搬送ラインが圧延ラインと一致する
とき下部炉の搬送ラインと等しい位置とにピンチロール
23が設けられていることが望ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧延中の2つの
高温鋼材(たとえば900℃以上の圧延鋼材、以下、これ
を単に「圧延鋼材」と記載する)を接合して圧延する連
続化熱間圧延設備であって、接合装置への材料を供給す
る加熱装置を備えた設備に関する。
高温鋼材(たとえば900℃以上の圧延鋼材、以下、これ
を単に「圧延鋼材」と記載する)を接合して圧延する連
続化熱間圧延設備であって、接合装置への材料を供給す
る加熱装置を備えた設備に関する。
【0002】
【従来の技術】製鉄工場では、省エネルギー、製品歩留
りの向上、生産性の向上等を目的として、製造工程の連
続化が精力的に進められている。その中でも、熱延鋼板
(ホットコイル)を製造する熱間圧延工程の連続化は重
要な課題の一つとなっている。
りの向上、生産性の向上等を目的として、製造工程の連
続化が精力的に進められている。その中でも、熱延鋼板
(ホットコイル)を製造する熱間圧延工程の連続化は重
要な課題の一つとなっている。
【0003】近年、粗圧延機と仕上圧延機との間で、先
行する粗圧延済みの鋼材(以下、先行鋼材という)と、
後続する粗圧延済みの鋼材(以下、後行鋼材という)と
を接合し、仕上圧延を連続的に行う方法(以下、これを
「連続化熱間圧延方法」という)が提案されている。
行する粗圧延済みの鋼材(以下、先行鋼材という)と、
後続する粗圧延済みの鋼材(以下、後行鋼材という)と
を接合し、仕上圧延を連続的に行う方法(以下、これを
「連続化熱間圧延方法」という)が提案されている。
【0004】たとえば、熱延鋼板の重ね合わせ部を還元
炎雰囲気の下で加熱し、スケールを還元して熱延鋼板の
全幅を厚さ方向に圧接する方法(特開平6-312277号公
報、参照)。また、厚いスケールが生成している鋼板、
あるいは還元されにくい組成のスケールが生成している
鋼板の場合には、回転切削工具などによって機械的に脱
スケールして圧接する方法(特開平6-335785号公報、同
8-19804号公報、参照)などがある。
炎雰囲気の下で加熱し、スケールを還元して熱延鋼板の
全幅を厚さ方向に圧接する方法(特開平6-312277号公
報、参照)。また、厚いスケールが生成している鋼板、
あるいは還元されにくい組成のスケールが生成している
鋼板の場合には、回転切削工具などによって機械的に脱
スケールして圧接する方法(特開平6-335785号公報、同
8-19804号公報、参照)などがある。
【0005】図3は、熱間圧接装置を配置した連続化熱
間圧延設備の概要を示す図である。鋳片のスラブ9は、
粗圧延機1によって圧延され圧延鋼材Sとなり、一旦中間
コイラー2においてコイルに巻き取られる。そして仕上
げ圧延機群6に送られる前に巻き戻され、レベラー3によ
ってコイルの巻き癖が矯正され、クロップシャー4で端
部の不良部分が切断される。その後、走行する熱間圧接
装置5において先行鋼材S1の後端部と後行鋼材S2の先端
部とを圧接した後、仕上げ圧延機群6によって仕上げ圧
延が行われ、ダウンコイラー8に巻き取られる。そして
高速シャー7で切断され、熱延鋼板コイルとなる。
間圧延設備の概要を示す図である。鋳片のスラブ9は、
粗圧延機1によって圧延され圧延鋼材Sとなり、一旦中間
コイラー2においてコイルに巻き取られる。そして仕上
げ圧延機群6に送られる前に巻き戻され、レベラー3によ
ってコイルの巻き癖が矯正され、クロップシャー4で端
部の不良部分が切断される。その後、走行する熱間圧接
装置5において先行鋼材S1の後端部と後行鋼材S2の先端
部とを圧接した後、仕上げ圧延機群6によって仕上げ圧
延が行われ、ダウンコイラー8に巻き取られる。そして
高速シャー7で切断され、熱延鋼板コイルとなる。
【0006】図4は、自由回転工具を用いた熱間圧接装
置を示す縦断面図である。
置を示す縦断面図である。
【0007】接合は、次のような工程で実施される。ま
ず、先行鋼材S1の後端が所定位置(圧接プレス26の位
置)にきたときクランプ装置27で鋼材を固定し、架台28
に設けられたテーブルローラ29を昇降用シリンダー30に
よって上昇させ、自由回転切削工具24によって切削でき
る位置まで押し上げる。次に、後行鋼材S2を前進させて
その先端が下金型31の位置(先行鋼材の後端に重なり合
う位置)にきたとき、後行鋼材をクランプ装置27で固定
する。その後、バーナー25を燃焼させて先行鋼材S1およ
び後行鋼材S2の端部を還元炎雰囲気として自由回転切削
工具24を移動装置(図示せず)により紙面に直角方向に
移動させて鋼材の端部を切削する。切削が終わると、自
由回転切削工具を退避させ、先行鋼材の架台28を圧接プ
レス26と同時に下降させて圧接する。この熱間圧接装置
5は、走行ローラ32によって圧延方向に走行する。
ず、先行鋼材S1の後端が所定位置(圧接プレス26の位
置)にきたときクランプ装置27で鋼材を固定し、架台28
に設けられたテーブルローラ29を昇降用シリンダー30に
よって上昇させ、自由回転切削工具24によって切削でき
る位置まで押し上げる。次に、後行鋼材S2を前進させて
その先端が下金型31の位置(先行鋼材の後端に重なり合
う位置)にきたとき、後行鋼材をクランプ装置27で固定
する。その後、バーナー25を燃焼させて先行鋼材S1およ
び後行鋼材S2の端部を還元炎雰囲気として自由回転切削
工具24を移動装置(図示せず)により紙面に直角方向に
移動させて鋼材の端部を切削する。切削が終わると、自
由回転切削工具を退避させ、先行鋼材の架台28を圧接プ
レス26と同時に下降させて圧接する。この熱間圧接装置
5は、走行ローラ32によって圧延方向に走行する。
【0008】上記の中間コイラーを設けた連続化熱間圧
延設備では、先行鋼材の後端部が温度低下して、接合が
十分に行われないことがある。また、圧延鋼材の厚さが
30〜50mmとなるとコイル状に巻き取り・巻き戻すには膨
大な動力が必要となり、さらに、巻き癖がついたり、ス
ケール巻き込み疵になることがある。
延設備では、先行鋼材の後端部が温度低下して、接合が
十分に行われないことがある。また、圧延鋼材の厚さが
30〜50mmとなるとコイル状に巻き取り・巻き戻すには膨
大な動力が必要となり、さらに、巻き癖がついたり、ス
ケール巻き込み疵になることがある。
【0009】圧延鋼材の接合と仕上げ圧延を安定して行
うには、(1)圧延鋼材を一定の高温に保つこと、(2)粗圧
延機から熱間圧接装置までの搬送時間と接合とに要する
時間を短くすること、(3)熱間圧接装置または仕上げ圧
延機群で後行鋼材が先行鋼材に追いつくまでの時間を短
縮すること、(4)粗圧延機群と仕上げ圧延機群の圧延速
度を複雑に連動制御することが必要である。
うには、(1)圧延鋼材を一定の高温に保つこと、(2)粗圧
延機から熱間圧接装置までの搬送時間と接合とに要する
時間を短くすること、(3)熱間圧接装置または仕上げ圧
延機群で後行鋼材が先行鋼材に追いつくまでの時間を短
縮すること、(4)粗圧延機群と仕上げ圧延機群の圧延速
度を複雑に連動制御することが必要である。
【0010】上記の問題を解消する連続化熱間圧延設備
として、粗圧延機群と仕上げ圧延機群との間の圧延ライ
ンに、圧延ラインと垂直方向に複数の保熱炉を備えた保
熱ラインを設けた完全連続化熱延設備列(特開平8-1126
12号公報、参照)が提案されている。
として、粗圧延機群と仕上げ圧延機群との間の圧延ライ
ンに、圧延ラインと垂直方向に複数の保熱炉を備えた保
熱ラインを設けた完全連続化熱延設備列(特開平8-1126
12号公報、参照)が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】圧延機群と仕上げ圧延
機群との間の圧延ラインに、圧延ラインと垂直方向に複
数の保熱炉を備えた保熱ラインを設けた設備は、保熱炉
が固定されているため、異常発生時などには操業を中止
して対処する必要がある。また、保熱炉が固定されてい
るため、保熱炉の入り側および出側に特殊なガイドを設
け、圧延鋼材をこれに衝突させて搬送方向を変えてい
る。これでは、圧延鋼材の先端には衝突による疵が発生
し、また圧延鋼材は炉の入り側および出側で曲げられ、
熱間圧接装置での接合が十分に行われないことがある。
機群との間の圧延ラインに、圧延ラインと垂直方向に複
数の保熱炉を備えた保熱ラインを設けた設備は、保熱炉
が固定されているため、異常発生時などには操業を中止
して対処する必要がある。また、保熱炉が固定されてい
るため、保熱炉の入り側および出側に特殊なガイドを設
け、圧延鋼材をこれに衝突させて搬送方向を変えてい
る。これでは、圧延鋼材の先端には衝突による疵が発生
し、また圧延鋼材は炉の入り側および出側で曲げられ、
熱間圧接装置での接合が十分に行われないことがある。
【0012】本発明の目的は、熱間圧接において、後行
鋼材の追いつく時間を短縮し、接合力を高め、圧延異常
時に操業停止時間を短縮できる連続化熱間圧延設備を提
供することにある。
鋼材の追いつく時間を短縮し、接合力を高め、圧延異常
時に操業停止時間を短縮できる連続化熱間圧延設備を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、図1お
よび図2に示す下記の連続化熱間圧延設備にある。
よび図2に示す下記の連続化熱間圧延設備にある。
【0014】粗圧延機1と仕上げ圧延機群6との間に熱間
圧接装置5を備えた連続化熱間圧延設備であって、上下
に2つの炉12,13を有し熱間圧接装置の前段に圧延ライ
ンに対して上下方向および水平方向に移動できる二層加
熱装置10を備える連続化熱間圧延設備。
圧接装置5を備えた連続化熱間圧延設備であって、上下
に2つの炉12,13を有し熱間圧接装置の前段に圧延ライ
ンに対して上下方向および水平方向に移動できる二層加
熱装置10を備える連続化熱間圧延設備。
【0015】その二層加熱装置はトンネル炉11であり、
その前段に下部炉13の搬送ラインが圧延ラインと一致す
るとき上部炉の搬送ラインと等しい位置と、上部炉の搬
送ラインが圧延ラインと一致するとき下部炉の搬送ライ
ンと等しい位置とにピンチロール23が設けられているこ
とが望ましい。
その前段に下部炉13の搬送ラインが圧延ラインと一致す
るとき上部炉の搬送ラインと等しい位置と、上部炉の搬
送ラインが圧延ラインと一致するとき下部炉の搬送ライ
ンと等しい位置とにピンチロール23が設けられているこ
とが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の二層加熱装置と
熱間圧接装置を配置した連続化熱間圧延設備の概要を示
す図である。二層加熱装置は、図3に示す中間コイラー
2とレベラー3に代わるものであり、圧延鋼材が熱間圧接
装置にほぼ直線的に搬送される。
熱間圧接装置を配置した連続化熱間圧延設備の概要を示
す図である。二層加熱装置は、図3に示す中間コイラー
2とレベラー3に代わるものであり、圧延鋼材が熱間圧接
装置にほぼ直線的に搬送される。
【0017】図2は、本発明の二層加熱装置とその装置
に装入するためのローラーガイドの一例を示す図であ
り、(a)は圧延ラインの側面から見た断面図、(b)は正面
図である。
に装入するためのローラーガイドの一例を示す図であ
り、(a)は圧延ラインの側面から見た断面図、(b)は正面
図である。
【0018】二層加熱装置10は、両端が開口され内部が
耐火物からなるトンネル炉11であり、炉の搬送ラインと
圧延ラインとの高さを調節するため、油圧ジャッキなど
からなる上下移動装置18が設けられている。
耐火物からなるトンネル炉11であり、炉の搬送ラインと
圧延ラインとの高さを調節するため、油圧ジャッキなど
からなる上下移動装置18が設けられている。
【0019】トンネル炉11は、圧延鋼材S2,S1を装入す
る上部炉12と下部炉13が設けられており、それぞれの内
部には、加熱装置14,15および搬送ローラー16,17が設け
られている。開口部11-1,11-2には、炉温を維持するた
め扉またはカーテンのような遮蔽板19が設けられてい
る。
る上部炉12と下部炉13が設けられており、それぞれの内
部には、加熱装置14,15および搬送ローラー16,17が設け
られている。開口部11-1,11-2には、炉温を維持するた
め扉またはカーテンのような遮蔽板19が設けられてい
る。
【0020】加熱装置14,15は、図2(b)に示すように、
たとえばガスバーナーでよい。これを炉の側面から挿入
して設置し、開口部近傍ではその設置間隔を小さくす
る。これは、炉温を均一にするとともに、圧延鋼材の先
端部または後端部の温度が低下するのを防止するためで
ある。図ではガスバーナーを用いた例を示したが、誘導
加熱であってもよい。
たとえばガスバーナーでよい。これを炉の側面から挿入
して設置し、開口部近傍ではその設置間隔を小さくす
る。これは、炉温を均一にするとともに、圧延鋼材の先
端部または後端部の温度が低下するのを防止するためで
ある。図ではガスバーナーを用いた例を示したが、誘導
加熱であってもよい。
【0021】搬送ローラー16,17は、その軸端が炉の側
壁を貫通し、それぞれ単独駆動、または歯車などによる
連動駆動される。
壁を貫通し、それぞれ単独駆動、または歯車などによる
連動駆動される。
【0022】台車21は、二層加熱装置を載置し、圧延方
向と直角方向に設けられたレール23上を走行し、移動す
る装置である。二層加熱装置は、台車21の上に載置され
ており、上下移動装置を下限まで下げて圧延方向と直角
方向に移動させることができる。これは、設備の点検ま
たは非常停止時に二層加熱装置を圧延ラインから待機ラ
インへ移動させるためである。また、二層加熱装置が待
機ラインに移動した後には、通常のテーブルローラを配
置することもできる。
向と直角方向に設けられたレール23上を走行し、移動す
る装置である。二層加熱装置は、台車21の上に載置され
ており、上下移動装置を下限まで下げて圧延方向と直角
方向に移動させることができる。これは、設備の点検ま
たは非常停止時に二層加熱装置を圧延ラインから待機ラ
インへ移動させるためである。また、二層加熱装置が待
機ラインに移動した後には、通常のテーブルローラを配
置することもできる。
【0023】次ぎに、上記の二層加熱装置を使用して連
続化熱間圧延を行う方法について説明する。
続化熱間圧延を行う方法について説明する。
【0024】図2(a)に示すように、粗圧延機で圧延され
た圧延鋼材(後行鋼材)S2は、ローラガイド20によって
二層加熱装置の上部炉12に装入される。このとき、下部
炉13内の圧延鋼材(先行鋼材)S1は、熱間圧接装置を貫
通して(熱間圧接装置のクランプ機構、圧接機構などを
解放して)仕上げ圧延機によって圧延されている。
た圧延鋼材(後行鋼材)S2は、ローラガイド20によって
二層加熱装置の上部炉12に装入される。このとき、下部
炉13内の圧延鋼材(先行鋼材)S1は、熱間圧接装置を貫
通して(熱間圧接装置のクランプ機構、圧接機構などを
解放して)仕上げ圧延機によって圧延されている。
【0025】先行鋼材S1が二層加熱装置を抜けるとき、
後行鋼材S2はすでに上部炉12に装入されており、後行鋼
材S2が装入された上部炉12の搬送ラインを圧延ラインの
高さまで降下させ、後行鋼材S2を熱間圧接装置に搬送す
る。このとき、下部炉13は、図2(a)に破線で示すよう
に、次ぎの圧延鋼材の装入が開始されている。上部炉の
圧延鋼材が二層加熱装置を抜けるとき、破線で示す圧延
鋼材はすでに下部炉13に装入されており、破線で示す下
部炉の搬送ラインを実線で示す圧延ラインの高さまで上
昇させ、破線で示す圧延鋼材を熱間圧接装置に搬送す
る。この繰り返しによって、連続圧延が行われる。
後行鋼材S2はすでに上部炉12に装入されており、後行鋼
材S2が装入された上部炉12の搬送ラインを圧延ラインの
高さまで降下させ、後行鋼材S2を熱間圧接装置に搬送す
る。このとき、下部炉13は、図2(a)に破線で示すよう
に、次ぎの圧延鋼材の装入が開始されている。上部炉の
圧延鋼材が二層加熱装置を抜けるとき、破線で示す圧延
鋼材はすでに下部炉13に装入されており、破線で示す下
部炉の搬送ラインを実線で示す圧延ラインの高さまで上
昇させ、破線で示す圧延鋼材を熱間圧接装置に搬送す
る。この繰り返しによって、連続圧延が行われる。
【0026】
【実施例】厚さ30mm、幅300mm、長さ2500mmの圧延鋼板
(C:0.1重量%、Si:0.5重量%、Mn:1.2重量
%)を用意し、図2に示す本発明の二層加熱装置と図4
に示す熱間圧接装置を配置した図1に示すモデル圧延設
備によって連続化熱間圧延実験を行った。
(C:0.1重量%、Si:0.5重量%、Mn:1.2重量
%)を用意し、図2に示す本発明の二層加熱装置と図4
に示す熱間圧接装置を配置した図1に示すモデル圧延設
備によって連続化熱間圧延実験を行った。
【0027】二層加熱装置は、いずれも炉内の長が3000
mm、高が500mm、幅が500mmの炉が上下に2つ設けられて
いる。いずれの炉も高さ400mmの位置にガスバーナー
が、炉底には搬送ローラが設けられている。ガスバーナ
ーは、容量が150×103kcal/hrであり、炉の開口部近傍
では200mmピッチに3本、それ以外は400mmピッチに設け
た。また、開口部には、セラミックスファイバー製のカ
ーテンと輻射温度計が設けられている。
mm、高が500mm、幅が500mmの炉が上下に2つ設けられて
いる。いずれの炉も高さ400mmの位置にガスバーナー
が、炉底には搬送ローラが設けられている。ガスバーナ
ーは、容量が150×103kcal/hrであり、炉の開口部近傍
では200mmピッチに3本、それ以外は400mmピッチに設け
た。また、開口部には、セラミックスファイバー製のカ
ーテンと輻射温度計が設けられている。
【0028】まず1本目の鋼材を図2に示す二層加熱装
置10の下部炉13に装入した。二層加熱装置の入り口では
鋼材の温度は1030℃に低下していたが、炉内で1070℃に
昇温し、熱間圧接装置の入り口で1050℃となった。熱間
圧接装置出口の鋼材温度は、1030℃で仕上げ圧延機群に
送られた。
置10の下部炉13に装入した。二層加熱装置の入り口では
鋼材の温度は1030℃に低下していたが、炉内で1070℃に
昇温し、熱間圧接装置の入り口で1050℃となった。熱間
圧接装置出口の鋼材温度は、1030℃で仕上げ圧延機群に
送られた。
【0029】2本目の鋼材は、1本目の鋼材が抽出を開
始すると上部炉12への装入が開始され、1本目の鋼材の
後端が二層加熱装置を離れるとき装入を終える。このと
き、図2に破線で示すように二層加熱装置は、上部炉の
搬送ラインが圧延ラインに等しくなるまで降下され、2
本目の鋼材が抽出され、熱間圧接装置に送られる。ま
た、同時に3本目の鋼材が破線で示すように、下部炉に
装入される。二層加熱装置への鋼材の装入は、二層加熱
装置の搬送ラインの高さに合わせてローラーガイドの傾
斜を変え、さらに、ピンチロールのオフセットを変えて
行い、鋼材が変わるごとにこれを繰り返し行なった。
始すると上部炉12への装入が開始され、1本目の鋼材の
後端が二層加熱装置を離れるとき装入を終える。このと
き、図2に破線で示すように二層加熱装置は、上部炉の
搬送ラインが圧延ラインに等しくなるまで降下され、2
本目の鋼材が抽出され、熱間圧接装置に送られる。ま
た、同時に3本目の鋼材が破線で示すように、下部炉に
装入される。二層加熱装置への鋼材の装入は、二層加熱
装置の搬送ラインの高さに合わせてローラーガイドの傾
斜を変え、さらに、ピンチロールのオフセットを変えて
行い、鋼材が変わるごとにこれを繰り返し行なった。
【0030】この実験では、熱間圧接装置での脱スケー
ルと接合は、図4に示す熱間圧接装置を用い、次のよう
にして行った。
ルと接合は、図4に示す熱間圧接装置を用い、次のよう
にして行った。
【0031】切削工具として、最大外径300mm、幅30mm
の円錐台形状の自由回転切削工具24(切削刃のすくい角
20゜、傾斜角25゜)24を用いた。切削は、直火バーナー
25の燃焼による還元炎雰囲気中において最大切り込み深
さを14 mm、切削幅を30 mmとし、送り移動速度(切削速
度)が300mm/秒となるように移動させた。なお、還元
炎点火1秒後に切削を開始した。
の円錐台形状の自由回転切削工具24(切削刃のすくい角
20゜、傾斜角25゜)24を用いた。切削は、直火バーナー
25の燃焼による還元炎雰囲気中において最大切り込み深
さを14 mm、切削幅を30 mmとし、送り移動速度(切削速
度)が300mm/秒となるように移動させた。なお、還元
炎点火1秒後に切削を開始した。
【0032】直火還元炎雰囲気は、ノズル内混合方式の
バーナー25を使用し、リング状のスリットノズルから混
合気体を噴射して還元炎を形成させた。バーナーは、板
幅方向に複数個並べて配置した。燃料は、バーナー1本
当たり6 Nm3/hrのLPGガスを酸素富化率60%、空気
比(m)0.6とした。
バーナー25を使用し、リング状のスリットノズルから混
合気体を噴射して還元炎を形成させた。バーナーは、板
幅方向に複数個並べて配置した。燃料は、バーナー1本
当たり6 Nm3/hrのLPGガスを酸素富化率60%、空気
比(m)0.6とした。
【0033】切削を終えて自由回転切削工具を退避させ
た1秒後に圧接を開始した。圧接は、重ね合わせ量25mm
とし、圧接には能力300トンのプレスを用い、板厚が30m
mになるまで押圧して行った。還元炎の噴射は、圧接が
終了するまでつづけた。
た1秒後に圧接を開始した。圧接は、重ね合わせ量25mm
とし、圧接には能力300トンのプレスを用い、板厚が30m
mになるまで押圧して行った。還元炎の噴射は、圧接が
終了するまでつづけた。
【0034】圧接後、鋼材温度が1000℃になったとき、
3台の仕上げ圧延機により、それぞれ40%、35%、30%
の圧下率と、約3.0 kgf/mm2の張力をかけて従来と同様
の圧延を行い、板厚8.2mmのコイルを製造することがで
きた。
3台の仕上げ圧延機により、それぞれ40%、35%、30%
の圧下率と、約3.0 kgf/mm2の張力をかけて従来と同様
の圧延を行い、板厚8.2mmのコイルを製造することがで
きた。
【0035】比較例として、図3に示すような中間コイ
ラーを設けた圧延機では、中間コイラーでの加熱温度を
1200℃前後とする必要があり、コイルの長さ方向におけ
る材質の変動が大きく、またスケールロスも多くなっ
た。
ラーを設けた圧延機では、中間コイラーでの加熱温度を
1200℃前後とする必要があり、コイルの長さ方向におけ
る材質の変動が大きく、またスケールロスも多くなっ
た。
【0036】
【発明の効果】本発明の二層加熱装置を備えた連続化熱
間圧延設備によると、圧接時の圧延鋼材の温度を均一
に、かつ表面傷が発生することなく、しかも迅速に熱間
圧接装置に送り込むことができる。これにより良好な接
合が可能となり、強度変動の少ない、表面性状に優れた
熱間圧延鋼板の製造が可能となる。
間圧延設備によると、圧接時の圧延鋼材の温度を均一
に、かつ表面傷が発生することなく、しかも迅速に熱間
圧接装置に送り込むことができる。これにより良好な接
合が可能となり、強度変動の少ない、表面性状に優れた
熱間圧延鋼板の製造が可能となる。
【図1】本発明の二層加熱装置と熱間圧接装置を配置し
た連続化熱間圧延設備の概要を示す図である。
た連続化熱間圧延設備の概要を示す図である。
【図2】本発明の二層加熱装置とその装置に装入するた
めのローラーガイドの一例を示す図であり、(a)は圧延
ラインの側面から見た断面図、(b)は正面図である。
めのローラーガイドの一例を示す図であり、(a)は圧延
ラインの側面から見た断面図、(b)は正面図である。
【図3】熱間圧接装置を配置した連続化熱間圧延設備の
概要を示す図である。
概要を示す図である。
【図4】自由回転切削工具を用いた熱間圧接装置を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
1.粗圧延機 2.中間コイラー 3.レベラー 4.クロップシャー 5.熱間圧接装置 6.仕上げ圧延機群 7.高速シャー 8.ダウンコイラー 9.スラブ 10.二層加熱装置 11.トンネル炉 12.上部炉 13.下部炉 14,15.バーナー 16,17.搬送ローラー 18.上下移動装置 19.遮蔽板 20.ローラーガイド 21.台車 22.レール 23.ピンチロール 24.自由回転切削工具 25.バーナー 26.圧接プレス 27.クランプ装置 28.架台 29.搬送ローラー 30.昇降用ローラー 31.下金型 32.走行ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27B 9/02 F27B 9/02 (72)発明者 八木沢 繁 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号住 友金属工業株式会社内 (72)発明者 岩波 紀夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地石川 島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリン グセンター内 (72)発明者 田添 信広 東京都江東区毛利1丁目19番地10号石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内 (72)発明者 長田 史郎 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地石川 島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリン グセンター内 Fターム(参考) 4E002 AD01 BC07 BD05 BD08 CB03 4K050 AA01 BA02 CA07 CF02 CG04
Claims (2)
- 【請求項1】粗圧延機と仕上げ圧延機との間に熱間圧接
装置を設けた連続化熱間圧延設備であって、上下2つの
炉を有し熱間圧接装置の前段に圧延ラインに対して上下
方向および水平方向に移動できる二層加熱装置を備えた
ことを特徴とする連続化熱間圧延設備。 - 【請求項2】上記二層加熱装置はトンネル炉であり、そ
の前段に下部炉の搬送ラインが圧延ラインと一致すると
き上部炉の搬送ラインと等しい位置と、上部炉の搬送ラ
インが圧延ラインと一致するとき下部炉の搬送ラインと
等しい位置とにピンチロールを備えたことを特徴とする
請求項1に記載の連続化熱間圧延設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10225093A JP2000051920A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 連続化熱間圧延設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10225093A JP2000051920A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 連続化熱間圧延設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000051920A true JP2000051920A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16823894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10225093A Pending JP2000051920A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 連続化熱間圧延設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000051920A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100983365B1 (ko) | 2003-07-11 | 2010-09-20 | 주식회사 포스코 | 직화식 슬릿 버너 조립체 |
| WO2015011002A1 (de) * | 2013-07-22 | 2015-01-29 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Vorrichtung zur wärmebehandlung beschichteter stahlhalbzeuge |
| WO2025107422A1 (zh) * | 2023-11-21 | 2025-05-30 | 江苏博涛智能热工股份有限公司 | 一种具有双轨道外循环线的双层窑炉 |
-
1998
- 1998-08-10 JP JP10225093A patent/JP2000051920A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100983365B1 (ko) | 2003-07-11 | 2010-09-20 | 주식회사 포스코 | 직화식 슬릿 버너 조립체 |
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| CN105408715A (zh) * | 2013-07-22 | 2016-03-16 | 蒂森克虏伯钢铁欧洲股份公司 | 用于对涂覆的钢半成品进行热处理的装置 |
| US10041733B2 (en) | 2013-07-22 | 2018-08-07 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Apparatus for the heat treatment of coated semi-finished steel products |
| WO2025107422A1 (zh) * | 2023-11-21 | 2025-05-30 | 江苏博涛智能热工股份有限公司 | 一种具有双轨道外循环线的双层窑炉 |
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