JP2000077111A - バスバーの接続構造 - Google Patents

バスバーの接続構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを安くでき、かつ融通性も優れる
ようにする。 【解決手段】 一定のピッチPで接続用穴13aをあけ
た帯状バスバー13を適当な長さに切断したバスバー片
13−1,…を組み合わせて、バスバーのパターン部と
同じパターン部形状で配列したものを多段に積層して、
上層と下層のバスバー片の13−1,…対応する接続用
穴13aに接続ピン14Aの大径部13aをそれぞれ嵌
入して接触させることにより、接続ピン14Aの小径部
13bを介して上層と下層のバスバー片13−1,…同
士が電気的に接続されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱に収容
するバスバーの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤーハーネス等を種々の電
装品に分岐接続するのに用いられる電気接続箱は、分岐
接続点を1個所に集中させて、配線を合理的かつ経済的
に分岐接続するものであり、ワイヤーハーネスの高密度
化に伴って、車種別又は用途別に種々の形式のものが開
発されている。
【0003】上記のような電気接続箱としては、図10
に示すように、プレス金型でフープ材6からバスバー7
A〜7Cをそれぞれ打ち抜き、この各バスバー7A〜7
Cのパターン部からタブ端子7a,7bを上下方向にそ
れぞれ切り起こすと共に、各バスバー7A〜7Cの間に
絶縁板8A〜8Cをそれぞれ介設して積層し、これを電
気接続箱9のアッパーケース9Aとロアケース9Bとに
収容したものが有る。なお、10は中継端子、11,1
2はリレー、ヒューズである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
バスバー7A〜7Cは、パターン部の形状がそれぞれ異
なることから、それぞれを専用のプレス金型で打ち抜く
必要があるので、製造コストが高くなると共に、同じ車
種の電気接続箱でもグレードが違うとバスバーのパター
ン部の形状が異なるので、融通性が無いという問題があ
った。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、製造コストを安くでき、融通性にも
優れたバスバーの接続構造を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電気接続箱に収容するバスバーの接続構
造であって、一定のピッチで接続用穴をあけた帯状バス
バーが適当な長さで切断され、この切断されたバスバー
片が組み合わされてバスバーのパターン部と同じパター
ン部形状で配列されたものが、上層と下層の接続用穴が
一致するよう多段に積層される一方、上層と下層のバス
バー片の対応する接続用穴にそれぞれ嵌入して接触する
接続ピンが設けられ、この接続ピンは、接続用穴に嵌入
して接触する大径部と、接続用穴よりも細径で大径部同
士を連結する小径部とでなることを特徴とするバスバー
の接続構造を提供するものである。
【0007】本発明によれば、一定のピッチで接続用穴
をあけた帯状バスバーを製造して、この帯状バスバーを
適当な長さに切断し、この切断したバスバー片を組み合
わせて、バスバーのパターン部と同じパターン部形状で
配列して、この配列したものを上層と下層の接続用穴が
一致するよう多段に積層する。
【0008】そして、上層と下層のバスバー片の対応す
る接続用穴に接続ピンの大径部をそれぞれ嵌入して接触
させることにより、接続ピンの小径部を介して上層と下
層のバスバー片同士が電気的に接続されるようになる。
なお、同じ層のバスバー片同士を電気的に接続するには
ジャンパーなどを使用すれば良い。
【0009】上記接続ピンの大径部は、接続用穴に嵌入
してばね性で接触するばね部を有している構造(請求項
2)、接続用穴に圧嵌めして接触するテーパ部を有して
いる構造(請求項3)、小径部の端部にねじが形成さ
れ、このねじに螺合してバスバー片を上下から挟着する
ナットである構造(請求項4)、接続用穴に嵌入して打
ち広げて接触する打ち広げ部を有している構造(請求項
5)、接続用穴に嵌入して熱で溶融させて接触する半田
部を有している構造(請求項6)のいずれか若しくは混
合して用いることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0011】図3に示すように、一定のピッチPで接続
用穴13aをあけた銅又は銅合金製の帯状バスバー13
を製造する。このバスバー13の幅Wは、バスバー13
を横並べしたときに(二点鎖線a参照)、絶縁用隙間を
隔てて横並べしたバスバー13の接続用穴13aとも縦
横に一定のピッチPが維持されるように設定する。
【0012】上記帯状バスバー13は、長さ方向に適当
な長さで切断する。例えば、2個の接続用穴13aが必
要な長さであればC1位置で切断し、3個の接続用穴1
3aが必要な長さであればC2位置で切断し、5個の接
続用穴13aが必要な長さであればC3位置で切断す
る。
【0013】図1に示すように、上記のようにして切断
したバスバー片13−1〜13−6を適当に組み合わせ
て、縦横に上記ピッチPを維持するように、上記従来の
バスバー7A(図10参照)のパターン部と同じパター
ン部形状で配列して第1層目のバスバー13Aを作る。
同様に、切断したバスバー片13−7〜13−10を適
当に組み合わせて、第1層目の各バスバー片13−1〜
13−6と交差するように、かつ縦横に上記ピッチPを
維持するように、上記従来のバスバー7B(図10参
照)のパターン部と同じパターン部形状で配列して第2
層目のバスバー13Bを作る。以下、同様にして、図2
に一部を示すように、第3層目のバスバー13Cと第4
層目のバスバー13Dとを作る。
【0014】そして、このようにして作った各バスバー
13A〜13Dは、絶縁板(図示せず。)を介して多段
に積層する。このとき、上層と下層のバスバー13A,
…の各バスバー片13−1,…の接続用穴13aは上下
方向に一致するように設定する。
【0015】上層と下層のバスバー13A,…を電気的
に接続するには、図5に示したように、上層と下層のバ
スバー片13−1,…の対応する接続用穴13aにそれ
ぞれ嵌入して接触する接続ピン14Aを用いる。
【0016】この接続ピン14Aは、接続用穴13aに
嵌入して接触する大径部14aと、接続用穴13aより
も細径で大径部14a同士を連結する小径部14bとで
構成されていて、大径部14aは、球状に膨らませてス
リットを形成することにより、接続用穴13aに嵌入し
てばね性で接触するようになる。
【0017】この接続ピン14Aの大径部14aは、小
径部14bに対して、各バスバー13A,…の上下方向
の隙間に対応する位置に設けられ、例えば、図5(b)
の左側に例示するように、第1層目と第2層目と第3層
目のバスバー13A,13B,13Cの各バスバー片を
接続するものでは、各層のバスバー13A〜13Cのバ
スバー片の接続用穴13aに対応する3個の大径部14
aが上中下と3段に形成されたタイプを用いる。同様
に、図5(b)の右側に例示するように、第1層目と第
3層目のバスバー13A,13Cの各バスバー片を接続
するものでは、第1層目のバスバー13Aと第3層目の
バスバー13Cの各バスバー片の接続用穴13aに対応
する2個の大径部14aが上下2段に形成されたタイプ
を用いる。この場合、小径部14bは、第2層目のバス
バー13Bのバスバー片の接続用穴13aを接触しない
ように貫通する。なお、接続用穴13aを貫通する小径
部14bには、予め絶縁性の合成樹脂製チューブを被せ
れば、接続用穴13aとの接触を確実に防止できる。
【0018】上記接続ピン14Aを用いて上層と下層の
バスバー13A,…の各バスバー片を電気的に接続する
には、図2に示したように、まず、最下層の第4層目の
バスバー13Dのバスバー片の必要な接続用穴13aに
2本の接続ピン14A−1,14A−2の下部の大径部
14aを嵌入して接触させる。
【0019】ついで、上方から第3層目のバスバー13
Cのバスバー片の接続用穴13aを1本目の接続用ピン
14A−1の上部の大径部14aを貫通させながら1本
目の接続ピン14A−1の中間部の大径部14aと2本
目の接続ピン14A−2の上部の大径部14aにそれぞ
れ嵌入して接触させる。
【0020】そして、第3層目のバスバー13Cのバス
バー片の必要な接続用穴13aに3本目の接続用ピン1
4A−3の下部の大径部14aを嵌入して接触させる。
【0021】ついで、上方から第2層目のバスバー13
Bのバスバー片の接続用穴13aを1本目の接続用ピン
14A−1の上部の大径部14aを貫通させながら3本
目の接続ピン14A−3の上部の大径部14aに嵌入し
て接触させる。
【0022】そして、第2層目のバスバー13Bのバス
バー片の必要な接続用穴13aに4本目の接続用ピン1
4A−4の下部の大径部14aを嵌入して接触させる。
【0023】ついで、上方から第1層目のバスバー13
Aのバスバー片の接続用穴13aを1本目の接続用ピン
14A−1の上部の大径部14aと4本目の接続ピン1
4A−4の上部の大径部14aにそれぞれ嵌入して接触
させる。
【0024】このような手順により、上層と下層のバス
バー13A,…の各バスバー片を接続ピン14Aを用い
て電気的に接続することができる。
【0025】また、同じ層のバスバー片13−1,13
−2,…同士を電気的に接続するには、図4(a)に示
すように、接続用穴13aに圧嵌め可能なボス13bを
打ち出したジャンバー用バスバー片13′を用意して、
図4(b)に示すように、このバスバー片13′の各ボ
ス13bをバスバー片13−1,13−2,…に跨って
各接続用穴13aに圧嵌めして接触させるようにすれば
良い。なお、バスバー片13′に代えてジャンパー用電
線を用いても良い。
【0026】上記のようなバスバー接続構造であれば、
バスバー13A,…は、一定のピッチPで接続用穴13
aをあけた帯状バスバー13を適当な長さに切断したバ
スバー片13−1,…を組み合わせることにより、バス
バーのパターン部と同じパターン部形状で配列するだけ
であるから、従来のようにバスバー13A,…を専用の
プレス金型で打ち抜く必要がないので、製造コストが安
くなると共に、バスバー片13−1,…を組み合わせる
だけで、どのようなバスバー13A,…のパターン部の
形状にも対応できるので、融通性が格段に向上する。
【0027】また、上層と下層のバスバー片13−1,
…は、接続用穴13aに接続ピン14Aを嵌入して接触
させるだけで電気的に接続できるので、接続が簡単に行
える。さらに、バスバー片13−1,…を配列して接続
ピン14Aで接続するだけであるので、自動化になじみ
やすくなって、よりコストが安くなると共に、品質も安
定する。
【0028】上記接続ピン14Aの大径部14aは、球
状に膨らませてスリットを形成することにより、バスバ
ー片の接続用穴13aに嵌入してばね性で接触するよう
になっているが、図6に示す接続ピン14Bのように、
小径部14bの端部のねじ14cに裁頭コーン状の大径
部14eをねじ止めして、この大径部14dをバスバー
片の接続用穴13aに圧嵌めして接触させるようにして
も良い。
【0029】また、図7に示す接続ピン14Cのよう
に、小径部14bの端部又は中間部に球状の大径部(打
ち広げ部)14fを形成して、この大径部14fをバス
バー片の接続用穴13aに嵌入して打ち広げて接触させ
るようにしても良い。
【0030】さらに、図8に示す接続ピン14Dのよう
に、小径部14bの端部又は中間部に球状半田大径部1
4gを取り付けて、この大径部14gをバスバー片の接
続用穴13aに嵌入して熱で溶融させて接触させるよう
にしても良い。
【0031】さらにまた、図9に示す接続ピン14Eの
ように、小径部14bの端部のねじ14cにダブルナッ
ト(大径部)14h,14iを螺合して、このダブルナ
ット14h,14iでバスバー片を上下から挟着して接
触させるようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のバスバー接続構造は、一定のピッチで接続用穴をあ
けた帯状バスバーを切断したバスバー片を組み合わせ
て、バスバーのパターン部と同じパターン部形状で配列
したものを多段に積層し、上層と下層のバスバー片の対
応する接続用穴に接続ピンをそれぞれ嵌入して接触させ
ることにより、上層と下層のバスバー片同士を電気的に
接続するようにしたから、バスバーは、バスバー片を組
み合わせて配列するだけであるので、従来のようにバス
バーを専用のプレス金型で打ち抜く必要がなくなって製
造コストが安くなると共に、バスバー片を組み合わせる
だけで、どのようなバスバーのパターン部の形状にも対
応できるので融通性が格段に向上する。
【0033】また、上層と下層のバスバー片は、接続用
穴に接続ピンを嵌入して接触させるだけで電気的に接続
できるので、接続が簡単に行える。さらに、バスバー片
を配列して接続ピンで接続するだけであるので、自動化
になじみやすくなって、よりコストが安くなると共に、
品質も安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のバスバー接続構造の斜視図であ
る。
【図2】 バスバー接続構造の断面図である。
【図3】 帯状バスバーの斜視図である。
【図4】 ジャンパー用バスバー片であり、(a)は
斜視図、(b)は断面図である。
【図5】 第1例の接続ピンであり、(a)は斜視
図、(b)は接続断面図である。
【図6】 第2例の接続ピンであり、(a)は斜視
図、(b)は接続断面図である。
【図7】 第3例の接続ピンであり、(a)は斜視
図、(b)は接続断面図である。
【図8】 第4例の接続ピンであり、(a)は斜視
図、(b)は接続断面図である。
【図9】 第5例の接続ピンであり、(a)は斜視
図、(b)は接続断面図である。
【図10】 従来のバスバーの製造工程の斜視図であ
る。
【符号の説明】
13 帯状バスバー 13A〜13D バスバー 13−1,… バスバー片 14A〜14E 接続ピン 14a 大径部 14b 小径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 寧 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E085 BB06 CC03 CC05 CC08 DD01 DD07 DD08 DD09 EE05 EE15 JJ38 5G361 BA04 BB03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱に収容するバスバーの接続構
    造であって、 一定のピッチで接続用穴をあけた帯状バスバーが適当な
    長さで切断され、この切断されたバスバー片が組み合わ
    されてバスバーのパターン部と同じパターン部形状で配
    列されたものが、上層と下層の接続用穴が一致するよう
    多段に積層される一方、上層と下層のバスバー片の対応
    する接続用穴にそれぞれ嵌入して接触する接続ピンが設
    けられ、この接続ピンは、接続用穴に嵌入して接触する
    大径部と、接続用穴よりも細径で大径部同士を連結する
    小径部とでなることを特徴とするバスバーの接続構造。
  2. 【請求項2】 上記接続ピンの大径部は、接続用穴に嵌
    入してばね性で接触するばね部を有している請求項1に
    記載のバスバーの接続構造。
  3. 【請求項3】 上記接続ピンの大径部は、接続用穴に圧
    嵌めして接触するテーパ部を有している請求項1に記載
    のバスバーの接続構造。
  4. 【請求項4】 上記接続ピンの大径部は、小径部の端部
    にねじが形成され、このねじに螺合してバスバー片を上
    下から挟着するナットである請求項1に記載のバスバー
    の接続構造。
  5. 【請求項5】 上記接続ピンの大径部は、接続用穴に嵌
    入して打ち広げて接触する打ち広げ部を有している請求
    項1に記載のバスバーの接続構造。
  6. 【請求項6】 上記接続ピンの大径部は、接続用穴に嵌
    入して熱で溶融させて接触する半田部を有している請求
    項1に記載のバスバーの接続構造。
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