JP2000136330A - フッ素系電着塗料 - Google Patents

フッ素系電着塗料

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JP2000136330A
JP2000136330A JP10311134A JP31113498A JP2000136330A JP 2000136330 A JP2000136330 A JP 2000136330A JP 10311134 A JP10311134 A JP 10311134A JP 31113498 A JP31113498 A JP 31113498A JP 2000136330 A JP2000136330 A JP 2000136330A
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Hiroshi Washida
弘 鷲田
Toru Ishida
徹 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】硬度が高く、密着性、耐候性などの諸性能にも
優れる塗膜を与える電着塗料の提供。 【解決手段】テトラフルオロエチレン/2,5−ノルボ
ルナジエン/2ーヒドロキシエチルアリルエーテル/ウ
ンデセン酸などを共重合して得られるカルボキシル基を
有するフッ素系共重合体のカルボキシル基の少なくとも
一部を塩基性化合物で中和してなるフッ素系共重合体を
含むフッ素系電着塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料の長期安定性
に優れ、また耐候性に優れる塗膜を与えるフッ素系電着
塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題が重要問題となり溶剤系
塗料のかわりに水系塗料が求められている。水系塗料に
は乳化重合により製造されるエマルションをベースとす
るエマルション塗料の他、カルボン酸基含有重合体を塩
基性化合物で中和して水に溶解または分散させたものも
知られている。後者の水に溶解または分散させた塗料
は、アルミニウム建材の塗装として自動塗装が可能で、
溶剤揮散のない電着塗装分野で多用されており、主にア
クリル系重合体を使用した塗料が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまでにフッ素系電
着塗料が提案されているが(特開昭62−59676、
特開平7−238116、特開平4−323276、特
開平4−332709)、エステル結合を含むために塗
料の長期安定性に難があるなどの問題があった。また、
塗膜表面の傷つき性を改良するために硬度の向上が望ま
れていた。本発明は塗料の長期安定性に優れ、また耐候
性に優れる塗膜を与えるフッ素系電着塗料を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は(a)フルオロ
オレフィン類に基づく重合単位、(b)フルオロオレフ
ィン類と共重合しうる不飽和基を環に有する環状単量体
類に基づく重合単位、(c)硬化性部位を有するアリル
エーテル類、硬化性部位を有するオレフィン類またはア
リルアルコールに基づく重合単位、(d)カルボキシル
基を有する重合単位、および任意に(e)エチレン、プ
ロピレンおよびイソブチレンから選ばれる1種以上のオ
レフィンに基づく重合単位からなり、全重合単位の合計
に対する各重合単位の割合が(a)35〜65モル%、
(b)5〜45モル%、(c)1〜30モル%、(d)
1〜30モル%および(e)0〜40モル%であるカル
ボキシル基を有するフッ素系共重合体のカルボキシル基
の少なくとも一部を塩基性化合物で中和してなるフッ素
系共重合体を含むフッ素系電着塗料である。
【0005】以下の説明において、塩基性化合物で中和
する以前のカルボキシル基を有するフッ素系共重合体を
「フッ素系共重合体A」といい、フッ素系共重合体Aの
カルボキシル基の少なくとも一部を塩基性化合物で中和
してなるフッ素系共重合体を「フッ素系共重合体B」と
いう。
【0006】本発明におけるフッ素系共重合体Aは、
(a)フルオロオレフィン類に基づく重合単位、(b)
フルオロオレフィンと共重合しうる不飽和基を環に有す
る環状単量体類に基づく重合単位、(c)硬化性部位を
有するアリルエーテル類、硬化性部位を有するオレフィ
ン類またはアリルアルコールに基づく重合単位、(d)
カルボキシル基を有する重合単位および任意に(e)エ
チレン、プロピレンおよびイソブチレンから選ばれる1
種以上のオレフィンに基づく重合単位からなる共重合体
である。重合単位(e)は任意の重合単位であり、フッ
素系共重合体Aに含まれていても含まれていなくてもよ
い。
【0007】重合単位(a)はフルオロオレフィン類に
基づくものであり、フルオロオレフィン類としてはテト
ラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ト
リフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、ヘキサフルオ
ロプロピレン、ペンタフルオロプロピレンなどの炭素数
2〜3のフルオロオレフィン類が挙げられる。好ましい
フルオロオレフィン類はテトラフルオロエチレン、クロ
ロトリフルオロエチレンなどのパーハロオレフィン類で
ある。
【0008】重合単位(b)はフルオロオレフィン類と
共重合しうる不飽和基を環に有する環状単量体類に基づ
くものであり、本発明におけるフッ素系共重合体Aおよ
びBはその主鎖にこの環を有する。共重合体の主鎖に環
を有するとは、環を構成する炭素原子の1以上が共重合
体の主鎖を構成する炭素連鎖中の炭素原子であることを
意味する。
【0009】重合単位(b)を与える環状単量体類とし
ては、フルオロオレフィン類と共重合しうる環状の不飽
和基を有する単量体であれば限定されないが、この環が
脂肪族環または複素環である化合物が好ましい。
【0010】上記環が脂肪族環である化合物としては、
3−フェニル−2,5−ノルボルナジエン−2−カルボ
ン酸エチル、2−アセトキシ−3−フェニル−2,5−
ノルボルナジエン、2,5−ノルボルナジエン−2−カ
ルボン酸エチルなどのエステル結合またはアリール基を
有する2,5−ノルボルナジエンおよび2,5−ノルボ
ルナジエンなどから選ばれるノルボルナジエン類、また
は5−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−エチリデンビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5−アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エンなどのアルケニル基を有する2−ノルボルネン、
3−フェニル−2−ノルボルネンなどのアリール基を有
する2−ノルボルネンおよび2−ノルボルネンなどから
選ばれるノルボルネン類、ジシクロペンタジエンなどの
2個以上の脂肪族環を有する化合物、またはシクロヘキ
セン、シクロペンテン、シクロペンタジエンなどの1個
の脂肪族環を有する化合物などが挙げられる。
【0011】アルケニル基を有する2−ノルボルネン類
の場合、環中の不飽和基は重合するがこのアルケニル基
は重合性が低いため重合後も残存するので酸化してエポ
キシ基などに変換することもでき、またそのまま架橋部
位として利用することもできる。上記環が複素環である
化合物としては、ジヒドロフラン、フラン、γ−ピラ
ン、ピロール、チオフェンなどが挙げられる。
【0012】重合性の観点から、3−フェニル−2,5
−ノルボルナジエン−2−カルボン酸エチル、2,5−
ノルボルナジエン−2−カルボン酸エチル、5−エチリ
デンビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ビ
ニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、2,5
−ノルボルナジエン、2−ノルボルネン、が好ましい。
より好ましくは2,5−ノルボルナジエン、2−ノルボ
ルネンである。
【0013】重合単位(c)を与える単量体は、重合
性、貯蔵安定性の観点から硬化性部位を有するアリルエ
ーテル類、硬化性部位を有するオレフィン類またはアリ
ルアルコールを採用する。重合単位(c)は環を有しな
い単量体または環を有する場合その環にはフルオロオレ
フィン類と共重合しうる不飽和基を有しない単量体に基
づくものであり、重合単位(b)とは異なるものであ
る。
【0014】硬化性部位としては、水酸基、エポキシ
基、カルボキシル基、カルボン酸無水物基、加水分解性
シリル基、アミノ基、カルボニル基、エステル基、メル
カプト基、アルデヒド基などが挙げられる。なかでも水
酸基、エポキシ基、カルボキシル基が好ましい。
【0015】入手の容易性、硬化剤との反応性を考慮す
るとアリルエーテル類における硬化性部位は水酸基また
はエポキシ基が、オレフィン類における硬化性部位はカ
ルボキシル基が好ましい。また、オレフィン類はフッ素
原子を有しないものが好ましい。
【0016】水酸基を有するアリルエーテル類として
は、ヒドロキシエチルアリルエーテル、ヒドロキシプロ
ピルアリルエーテルなどのヒドロキシアルキルアリルエ
ーテルが好ましい。ヒドロキシアルキルアリルエーテル
のアルキル基の炭素数は2〜12が好ましい。重合性の
面から、より好ましくは、ヒドロキシエチルアリルエー
テルである。アリルアルコールも好ましく採用できる。
これらの水酸基含有単量体を共重合したフッ素系共重合
体を酸無水物などによりハーフエステル化して、フッ素
系共重合体にカルボキシル基を有する重合単位を形成で
きる。
【0017】エポキシ基を有するアリルエーテル類とし
ては、3−アリロキシシクロヘキセンオキシドなどの脂
環式エポキシ基を有するアリルエーテル、アリルグリシ
ジルエーテルなどが例示される。
【0018】重合単位(d)を与える単量体としては、
3−ブテン酸、4−ペンテン酸、3−ヘキセン酸、4−
ヘキセン酸、5−ヘキセン酸、5−ヘプテン酸、6−ヘ
プテン酸、6−オクテン酸、7−オクテン酸、7−ノネ
ン酸、8−ノネン酸、8−デセン酸、9−デセン酸、9
−ウンデセン酸、10−ウンデセン酸、11−トリデセ
ン酸、12−トリデセン酸などの不飽和カルボン酸など
が例示される。
【0019】重合単位(e)を与える単量体はエチレ
ン、プロピレンおよびイソブチレンから選ばれる1種以
上のオレフィンである。オレフィン中の不飽和基は重合
性不飽和基であるものから選ばれる。
【0020】フッ素系共重合体Aの全重合単位の合計に
対する各重合単位の割合は、(a)35〜65モル%、
(b)5〜45モル%、(c)1〜30モル%、(d)
1〜30モル%および(e)0〜40モル%である。重
合単位(e)は任意成分であり、重合単位(e)が0モ
ル%とはフッ素系共重合体Aにこの重合単位が含まれな
いことを意味する。全重合単位の合計に対する各重合単
位の好ましい割合は、(a)40〜60モル%、(b)
10〜40モル%、(c)5〜25モル%、(d)5〜
25モル%および(e)1〜30モル%である。
【0021】本発明におけるフッ素系共重合体Aは、重
量平均分子量が5千以上であることが好ましく、1万〜
30万であることがより好ましい。分子量が小さすぎる
と塗膜の耐候性が不充分であり、分子量が大きすぎると
塗料粘度が高くなりすぎ好ましくない。本発明における
フッ素系共重合体Aは、所定割合の単量体混合物に重合
触媒の共存下または非共存下に、重合開始剤または電離
性放射線などの重合開始源を作用させて共重合反応を行
うことによって製造できる。ここで、重合開始剤として
は、重合形式または重合媒体に応じて、水溶性のものま
たは油溶性のものが適宜使用できる。重合開始剤の使用
量は、種類、共重合反応条件に応じて適宜変更できる
が、通常は共重合されるべき単量体全量に対して、0.
05〜0.5重量%程度が採用される。
【0022】上記共重合反応に際して、反応形式として
は特に限定されず、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶
液重合などを採用しうるが、重合操作の安定性、生成共
重合体の分離の容易性などから、水性媒体中での乳化重
合またはイソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、s−ブチルアルコール、t−ブチルアルコールなど
のアルコール類、エステル類、1個以上のフッ素原子を
有する飽和ハロゲン化炭化水素類、キシレンなどの芳香
族炭化水素類などを溶媒とする溶液重合が好ましい。重
合温度は10〜90℃程度が採用できる。また、反応圧
力は、適宜選定できるが、通常は、1〜100kg/c
2 、特に、2〜50kg/cm2 程度を採用するのが
望ましい。
【0023】本発明のフッ素系電着塗料はフッ素系共重
合体Aのカルボキシル基の少なくとも一部を塩基性化合
物で中和せしめてなるフッ素系共重合体Bが含まれる。
上記塩基性化合物としては、以下のものなどが挙げられ
る。
【0024】モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリ
メチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン、モノイソプロピルアミン、ジイソプロ
ピルアミン、トリイソプロピルアミン、モノブチルアミ
ン、ジブチルアミン、トリブチルアミンなどの1級〜3
級のアルキルアミン類、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパ
ノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプ
ロパノールアミン、ジメチルアミノエタノール、ジエチ
ルアミノエタノールなどのアルカノールアミン類、エチ
レンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミンなどのアルキレンポリア
ミン類、エチレンイミン、プロピレンイミンなどのアル
キレンイミン類、アンモニア、ピペラジン、モルホリ
ン、ピラジン、ピリジン。
【0025】フッ素系共重合体Bの酸価は5mgKOH
/g以上であることが好ましい。カルボキシル基の量が
少なすぎる、すなわち、酸価が5mgKOH/g未満の
ものは、水性化が難しく、電着塗料用として適さなくな
ることがあり、好ましくない。また、酸価が大きすぎる
ものは塗膜の耐アルカリ性、耐沸水性などが低下するこ
とがあり、好ましくない。酸価は5〜150mgKOH
/gが好ましく、10〜100mgKOH/gがより好
ましい。フッ素系共重合体Bが水酸基を有する場合は、
フッ素系共重合体Bの水酸基価は10〜150mgKO
H/gが好ましく、20〜100mgKOH/gがより
好ましい。
【0026】本発明の電着塗料には、塗膜形成のための
樹脂成分としてフッ素系共重合体B以外の他の重合体、
例えばポリエステル系重合体、アクリル系重合体などを
配合してもよく、また必要に応じて硬化剤、表面平滑
剤、シランカップリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、
着色顔料、メタリック顔料、体質顔料、ツヤ消剤などを
配合できる。
【0027】硬化剤としては、アミノプラスツ、ブロッ
クイソシアネート化合物などが使用できる。特にアミノ
プラスツが好ましく採用される。アミノプラスツとして
は、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、尿素樹脂などが使
用でき、特にメラミン樹脂のうちでも、メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノールなどの低級アルコ
ールの1種以上により部分的にエーテル化されたメチロ
ールメラミン樹脂が好ましい。また、硬化剤は、フッ素
系共重合体B100重量部当り5〜100重量部程度の
割合で使用することが好ましい。
【0028】本発明の電着塗料は、フッ素系共重合体B
が水性媒体に溶解または分散されていることが好まし
い。ここで、水性媒体としては水の単独使用でもよい
が、組成物の安定性を高めるうえで有機溶剤を含んでい
ることが好ましい。
【0029】この有機溶剤としては、電着塗料を安定化
するために水溶性でありかつフッ素系共重合体Bと親和
性がある、例えばメタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、イソブチルアルコール、s−ブチルアルコール、t
−ブチルアルコール、ペンタノールなどのようなアルコ
ール類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、イソプ
ロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、s−ブチルセロ
ソルブなどのようなセロソルブ類などが好ましい。
【0030】本発明の電着塗料は、通常樹脂固形分濃度
を3〜50重量%程度の範囲に調整して使用する。こう
して調製した電着塗料中で金属物品を陽極とし、対極と
の間に直流電圧を印加した後、金属物品を引上げ、洗浄
の後または洗浄せずに加熱焼付すると、金属物品表面上
に均一かつ光沢に優れる電着塗膜が形成される。
【0031】
【実施例】「例1(フッ素系共重合体A−1の合成)」
内容積2.5Lのステンレス鋼製撹拌機付きオートクレ
ーブ(耐圧50kg/cm2 ・G)に2,5−ノルボル
ナジエン(以下、NBDという)76.9g、2ーヒド
ロキシエチルアリルエーテル(以下、2−HEAEとい
う)56.8g、10ーウンデセン酸51.2gを仕込
み、冷却脱気、窒素ガスによる加圧を繰り返して溶存空
気を除去した。
【0032】次に、ジクロロペンタフルオロプロパン
(以下、HCFC225という)1129.7g、テト
ラフルオロエチレン(以下、TFEという)376.1
gをオートクレーブ中に導入し昇温した。オートクレー
ブ内の温度が55℃に達した時点で圧力16.5kg/
cm2 ・Gを示した。
【0033】次に、ジイソプロピルパーオキシジカーボ
ネート(以下、IPPという)の20%HCFC225
溶液2mlを添加し、反応を開始させた。圧力の低下に
伴い圧力を維持しつつ、TFEを225.3g、NBD
を184.5g、2−HEAEを56.5g、10ーウ
ンデセン酸を36.4g連続的に加え反応を継続させ
た。
【0034】なお、反応進行中、IPP20%HCFC
225溶液を合計で30mlを連続的に加えた。10時
間後、各単量体の供給を停止し2kg/cm2 ・Gまで
反応を継続し、その後オートクレーブを水冷し、反応を
停止した。
【0035】室温に達した後、未反応単量体をパージ
し、オートクレーブを開放した。得られた重合体を4m
mHgの減圧下で5時間かけて溶剤を除去し、フッ素系
共重合体(以下、A−1という)を得た。A−1の13
−NMRによる組成分析および物性測定の結果を表1に
示す。
【0036】「例2〜5(フッ素系共重合体A−2〜A
−5の合成)」A−1と同様にして共重合を行い表1に
示す組成(モル%)および物性を有するフッ素系共重合
体(以下、A−2〜A−5という)を得た。表1におけ
るCTFEはクロロトリフルオロエチレンを表す。
【0037】「例6〜10(電着塗料の評価)」 「電着塗料の作成」フッ素系共重合体A−1〜A−5そ
れぞれとメラミン樹脂(サイメル303、三井サイアナ
ミッド社製)の混合物(フッ素系共重合体/メラミン樹
脂=7:3(重量比)の割合)に対してトリエチルアミ
ンを中和率80%となるように添加した。その後、固形
分5重量%となるようにエチレングリコールモノブチル
エーテルを添加し、さらにイオン交換水を添加して固形
分10重量%の水性分散型電着塗料B−1〜B−5を調
製した。
【0038】「電着塗装」前記水性分散型電着塗料B−
1〜B−5をアルマイト処理を施したアルミニウム板
(陽極)に180Vで3分の通電により塗装した。得ら
れたアルミニウム板はイオン交換水で水洗後、180℃
30分硬化反応を行った。塗装板の評価結果を表2に示
す。評価方法を表3に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】本発明の電着塗料は液安定性に優れる。
また得られる塗膜は、優れた外観を示し、塗膜表面の傷
つき性を改良するための硬度が高く、密着性、耐候性な
どの諸性能にも優れる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)フルオロオレフィン類に基づく重合
    単位、(b)フルオロオレフィン類と共重合しうる不飽
    和基を環に有する環状単量体類に基づく重合単位、
    (c)硬化性部位を有するアリルエーテル類、硬化性部
    位を有するオレフィン類またはアリルアルコールに基づ
    く重合単位、(d)カルボキシル基を有する重合単位、
    および任意に(e)エチレン、プロピレンおよびイソブ
    チレンから選ばれる1種以上のオレフィンに基づく重合
    単位からなり、全重合単位の合計に対する各重合単位の
    割合が(a)35〜65モル%、(b)5〜45モル
    %、(c)1〜30モル%、(d)1〜30モル%およ
    び(e)0〜40モル%であるカルボキシル基を有する
    フッ素系共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を
    塩基性化合物で中和してなるフッ素系共重合体を含むフ
    ッ素系電着塗料。
  2. 【請求項2】環状単量体類の環が脂肪族環または複素環
    である請求項1に記載のフッ素系電着塗料。
  3. 【請求項3】環状単量体類がノルボルナジエン類または
    ノルボルネン類である請求項1または2に記載のフッ素
    系電着塗料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7022760B2 (en) * 2002-03-21 2006-04-04 Bayer Aktiengesellschaft Crosslinkable binder dispersions
JP2020139103A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 Agc株式会社 含フッ素共重合体

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