JP2000168043A - スクリーン印刷機および方法ならびに画像形成装置の製造方法 - Google Patents

スクリーン印刷機および方法ならびに画像形成装置の製造方法

Info

Publication number
JP2000168043A
JP2000168043A JP35337198A JP35337198A JP2000168043A JP 2000168043 A JP2000168043 A JP 2000168043A JP 35337198 A JP35337198 A JP 35337198A JP 35337198 A JP35337198 A JP 35337198A JP 2000168043 A JP2000168043 A JP 2000168043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet light
screen
plate
ink
screen plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35337198A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Yanagisawa
芳浩 柳沢
Yuji Kasanuki
有二 笠貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP35337198A priority Critical patent/JP2000168043A/ja
Publication of JP2000168043A publication Critical patent/JP2000168043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Screen Printers (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 版離れ時に印刷パターンが欠けるのを防止す
る。 【解決手段】 スクリーン版3と被印刷物2間の距離が
実質的にゼロとなるように両者を配置し、スクリーン版
の開口部にスキージ6によりインキ7を充填し、そし
て、版離れを行なうことにより印刷を行なうスクリーン
印刷機または方法において、インキの充填後、版離れ前
に、充填されたインキに紫外光照射手段8により紫外光
を照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン印刷機
および方法ならびに画像形成装置の製造方法に関し、特
に、電極、配線、電子回路基板、電子源基板、画像表示
装置等の製造に用い得るスクリーン印刷機および方法な
らびにこれを用いた画像形成装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像表示装置として、ブラウン管
(CRT)が広く一般に用いられている。最近では表示
画面が30インチを超えるようなブラウン管も登場して
いる。しかしながら、ブラウン管の場合、表示画面を大
きくするためには、画面に応じて奥行をより大きくとる
必要があり、また重たくなる。そのため、より大きな画
面で迫力ある画像を見たいという消費者の要望に応える
には、ブラウン管では、より大きな設置スペースが必要
になり、適しているとは言い難い。そのため、大きく重
いブラウン管(CRT)に代わって壁掛けできるよう
な、低消費電力で薄くて軽く大画面の平板状画像表示装
置の登場が期待されている。
【0003】平板状画像表示装置としては、液晶表示装
置(LCD)が盛んに研究開発されているが、LCD
は、自発光型でないため、バックライトと呼ばれる光源
が必要であり、このバックライトに消費電力のほとんど
が使われる。また、LCDは光の利用効率が低いため画
像が暗い、視野角に制限がある、20インチを超えるよ
うな大画面化が難しいといった課題が依然として残って
いる。
【0004】上述のような課題をもつLCDに代わっ
て、薄型の自発光型画像表示装置が注目を浴びている。
このような表示装置としては、例えば、紫外光を蛍光体
に照射することによって蛍光体を励起して発光させるプ
ラズマディスプレイパネル(PDP)、電界放出型電子
放出素子(FE)や表面伝導型電子放出素子を電子源と
して用い、上記電子放出素子から放出された電子を蛍光
体に照射することによって蛍光体を励起して発光させる
平板状画像表示装置等がある。PDPは40インチ程度
の大画面のものが市販され始めている。このような自発
光型の画像表示装置は、LCDに比べ明るい画像が得ら
れるとともに視野角の問題もない。しかしながら、上記
PDPは、大画面化には適しているが、発光輝度やコン
トラストはブラウン管に比べて劣る。一方、FEや表面
伝導型電子放出素子を用いた表示装置の発光原理は、ブ
ラウン管と基本的に同一である。そのため、輝度やコン
トラスト自体、ブラウン管と同等のものを達成し得る可
能性を有している。
【0005】本出願人は自発光型の平板状画像表示装置
の中でも、表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装
置に着目している。これは、構造が比較的簡易なため、
大面積のものを形成するのに適しているためである。
【0006】表面伝導型電子放出素子は、基板上に形成
された微粒子からなる導電性薄膜に対し、素子電極と呼
ばれる一対の電極を介して電圧を印加することにより、
導電性薄膜の一部に形成された電子放出部から電子を真
空中に放出する。表面伝導型電子放出素子を用いた画像
表示装置の原理は、上記表面伝導型電子放出素子から放
出された電子を蛍光体に照射することで発光を得るもの
である。
【0007】また、本出願人は先に特開平6−3426
36号公報において、表面伝導型電子放出素子を電子源
として用いた画像表示装置の一例を開示している。図8
はこの公報で開示している表面伝導型電子放出素子の概
略構成を示す。また、図9はこの公報で開示している表
面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装置の概略構成
を示す。図8(a)は表面伝導型電子放出素子の構成を
示す平面図であり、図8(b)はその断面図である。
【0008】図8において、10001は絶縁性基板、
10004は絶縁性基板10001の上に形成された微
粒子からなる導電性薄膜、10002および10003
は導電性薄膜10004と電気的接続を得るための一対
の素子電極、10005は導電性薄膜10004に形成
された電子放出部である。
【0009】この表面伝導型電子放出素子において、前
記一対の素子電極10002、10003の間隔Lは数
千Å〜数百μmに設定され、また素子電極10002、
10003の長さWは、素子電極10002、1000
3の抵抗値および電子放出特性を考慮して数μm〜数百
μmに設定される。また、素子電極10002、100
03の膜厚dは、微粒子からなる導電性薄膜10004
と電気的な接続を保つために数百Å〜数μmの範囲に設
定される。素子電極10002、10003は例えば、
フォトリソグラフィ技術により形成される。
【0010】微粒子からなる導電性薄膜10004の膜
厚は、素子電極10002、10003へのステップカ
バレージ、素子電極10002、10003間の抵抗値
およびフォーミング条件等を考慮して適宜設定される
が、数Å〜数千Åの範囲に設定するのが好ましく、さら
に、10Å〜500Åの範囲に設定することがより好ま
しい。また、導電性薄膜10004の抵抗値は、Rsを
102〜107Ω/□に設定することが好ましい。なお、
Rsは、厚さがt、幅がw、長さがlの薄膜の長さ方向
に測定した抵抗をRとするとき、R=Rs(l/w)で
表される。また厚さtと抵抗率ρが一定である場合、R
s=ρ/tで表される。
【0011】図9は、表面伝導型電子放出素子を用いた
画像表示装置の一例を示す概略構成図である。図中、5
005はリアプレート、5006は外枠、5007はフ
ェースプレートであり、これらの各接続部を不図示の低
融点ガラスフリット等の接着剤で封着することにより、
画像表示装置内部を真空に維持するための外囲器(気密
容器)を構成している。リアプレート5005には、基
板5001が固定されている。この基板5001上には
表面伝導型電子放出素子5002がN×M個配列して形
成されている。N,Mは2以上の正の整数であり、目的
とする表示画素数に応じて適宜設定される。また、表面
伝導型電子放出素子5002は、図9に示すとおり、M
本の行方向配線5003とN本の列方向配線5004と
により配線されている。行方向配線5003、および列
方向配線5004は、例えば、フォトリソグラフィ技術
により形成される。これら基板5001、表面伝導型電
子放出素子5002などの複数の電子放出素子、行方向
配線5003、列方向配線5004によって構成される
部分をマルチ電子ビーム源と呼ぶ。また、少なくとも、
行方向配線5003と列方向配線5004の交差する部
分には、両配線間に不図示の層間絶縁層が形成されてお
り、行方配線5003と列方向配線5004間の電気的
な絶縁が保たれている。
【0012】フェースプレート5007の下面には、蛍
光体からなる蛍光膜5008が形成されており、赤
(R)、緑(G)、青(B)の3原色の蛍光体(不図
示)が塗り分けられている。また、蛍光膜5008をな
す上記各色蛍光体の間には黒色体(不図示)が配されて
いる。さらに、蛍光膜5008のリアプレート5005
側の面にはAl等からなるメタルバック5009が形成
されている。
【0013】Dx1〜Dxm、Dy1〜DynおよびH
vは、当該画像表示装置と不図示の電気回路とを電気的
に接続するために設けた気密構造の電気接続用端子であ
る。端子Dx1〜Dxmは、マルチ電子ビーム源の行方
向配線5003と電気的に接続している。端子Dy1〜
Dynも同様にマルチ電子ビーム源の列方向配線500
4と電気的に接続している。また、端子Hvはメタルバ
ック5009と電気的に接続している。
【0014】上記外囲器(気密容器)の内部は10-6
orr以上の真空に維持されている。そのため、画像表
示装置の表示画面を大きくする程、外囲器(気密容器)
内部と外部との圧力差によるリアプレート5005およ
びフェースプレート5007の変形あるいは破壊を防止
する手段が必要となる。そのため、フェースプレート5
007とリアプレート5005との間に耐大気圧支持の
ためのスペーサあるいはリブと呼ばれる支持部材(不図
示)を配置する場合がある。このようにして電子放出素
子5002が形成された基板5001と蛍光膜5008
が形成されたフェースプレート5007間は一般に数百
μm〜数mmに保たれ、外囲器(気密容器)内部は高真
空に維持されている。
【0015】以上説明した画像表示装置は、容器外端子
Dx1〜Dxm、Dy1〜Dyn、および行方向配線5
003、列方向配線5004を通じて各表面伝導型電子
放出素子5002に電圧を印加することによって、各表
面伝導型電子放出素子5002から電子が放出される。
それと同時に、メタルバック5009に容器外端子Hv
を通じて数百V〜数kVの高電圧を印加することによっ
て、表面伝導型電子放出素子5002から放出された電
子を加速し、フェースプレート5007の内面に形成さ
れた各色蛍光体に衝突させる。これにより蛍光体が励起
されて発光し、画像が表示される。
【0016】上記画像表示装置を形成するには、電子放
出素子5002、行方向および列方向配線5003、5
004を多数配列形成する必要がある。その方法とし
て、フォトリゾグラフィ技術、エッチング技術などが挙
げられる。しかしながら、例えば、表面伝導型電子放出
素子を用いた数十インチの大画面の画像表示装置を形成
する場合、フォトリソグラフィ技術、エッチング技術を
用いるとすると、対角数十インチの大型基板に対応する
蒸着装置やスピンコータを初め、露光装置、エッチング
装置などの大型製造設備が必要となり、製造工程上の取
り扱いの難しさや高コスト化などの問題がある。そこで
比較的安価で、真空装置等の必要がなく、大面積に対応
し得る印刷技術を用いて、電子放出素子5002、行方
向および列方向配線5003、5004を多数配列形成
することが考えられる。
【0017】スクリーン印刷は、例えば金属粒子を混ぜ
たインクを、所望のパターンの開口を有する版をマスク
として、その開口部に充填することにより、被印刷体で
ある基板上に印刷パターンを形成し、その後、焼成を行
なうことで所望のパターンの導体配線などを形成するも
のである。図10および図11は従来のスクリーン印刷
機の一例を示す斜視図および側面図である。これらの図
において、1002は版枠、1003は版枠1002に
張られたスクリーンメッシュ、1007はスキージ、1
016はワーク(被印刷体)、1017は押圧部、10
18はスクリーンメッシュ1003に設けられた開口
部、1019はワーク1016上に形成されたインクパ
ターン、1020はインク、1024はスクリーンメッ
シュ1003に生じる張力、1023は版枠1002お
よびワーク1016間のギャップである。スクリーンメ
ッシュ1003は、ステンレス等の材質のメッシュ上に
樹脂フィルムを形成したものであり、インク1020を
吐出するための開口部1018が抜いて形成されてお
り、適宜設定された張力で版枠1002に張られてい
る。
【0018】次に、スクリーン印刷の手順を図10およ
び11を用いて述べる。まず、図10に示すように、版
枠1002すなわちスクリーンメッシュ1003の面と
ワーク(被印刷体)1016間のギャップ1023を所
定の値にセットする。次に、スクリーンメッシュ100
3が押圧部1017においてワーク(被印刷体)101
6に接するまでスキージ1007を下げる。次に、スキ
ージ1007の手前にインク1020を設置する。次
に、スクリーンメッシュ1003がワーク(被印刷体)
1016に常に接するようにスキージ1007を下げた
ままスキージ1007を矢印1021方向に操引してイ
ンクを掻き取る。その際、図10に示すように、スキー
ジ1007からの圧力によって、インク1020は開口
部1018を通ってワーク(被印刷体)1016上に吐
出される。かかるインクの吐出と同時に図11示すスク
リーン押圧部1017の張力1024の垂直成分に由来
する復元力により、スクリーンメッシュ1003がワー
ク(被印刷体)1016から離れることによってインク
1020が分離され、ワーク(被印刷体)1016上に
図10に示す所望のインクパターン1019が形成され
る。
【0019】以上のような従来のスクリーン印刷には、
次の点に特徴がある。すなわち、4辺を枠1002に
固定したスクリーンメッシュ1003を原版として使用
していること、および、原版とワーク1016の間を
あるギャップ1023に保った状態で印刷を行なうこと
である。
【0020】しかし、これによれば、以下の問題があ
る。すなわち、上記した従来のスクリーン印刷の特徴に
より、スクリーン印刷ではあらかじめ設定されたスクリ
ーン版上の元パターンを伸長させて印刷するため、元パ
ターンの寸法に対して2次元的に歪んだ誤差が加えられ
た寸法で印刷される。この位置精度の悪化は大面積にな
るほど無視できない大きさとなる(NHK技研R&D
NO.37 1995年8月「ハイビジョン用プラズマ
ディスプレイの研究」参照)。つまりこの印刷位置精度
の悪化は大面積になるほど顕著になり、例えば、前述の
平面型表示装置の行方向および列方向配線を作成する場
合、前記電子放出素子とのアライメントを悪くし、画素
欠陥やクロストークの一因となる場合がある。かかるア
ライメントの悪化は、設計マージンを大きくすることに
よって逃れることができないほど高密度に画素を形成す
る際、特に問題となる。
【0021】この問題に対して、印刷パターンを形成す
る被印刷体とスクリーン面との間隔(ギャップ)をほぼ
0とした状態でスキージを移動させてインキを掻き取る
印刷方法であるコンタクト印刷が提案されている。かか
る方法では、スクリーン版の元パターンの長寸法を伸長
させることなく印刷するようにしているため、ワークに
形成されるパターン位置とスクリーン版の元パターンの
位置が略一致することとなり、高精度に長さ寸法や位置
精度を制御した印刷が可能となる。このコンタクト印刷
法では、スクリーンの開口部側壁と被印刷体である基板
の面からなる凹状領域にインキをスクリーン全面で充填
した後、スクリーン版を基板から引き離して版離れを行
なう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この際、開
口部内の充填されたインキは流動性を有しているため、
インキの一部が開口部内壁に引きずられ、開口部内の充
填インキが分断し、その結果、基板上のパターンに欠け
が発生する場合がある。
【0023】この版離れ時の問題を改善する一方法とし
て、特開平7−1705号公報に示す印刷機が提案され
ている。かかる提案は補強部材となる剛体を用いること
によって、見かけ上スクリーン版の枠を小さくして、コ
ンタクト印刷のギャップの設定がギャップ小の設定であ
ってもギャップ大の設定の場合のようにスクリーン版の
復元力が大きくなるようにしたものである。
【0024】しかしながら、この方法ではスクリーン版
開口部内のインキの流動性に対して何ら改善を施してい
ないので、上記したように印刷パターンが欠落する問題
が同じく発生する場合がある。
【0025】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点に鑑み、スクリーン印刷機および方法ならびに画像
形成装置の製造方法において、版離れ時に印刷パターン
が欠落するのを防止することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明のスクリーン印刷機は、スクリーン版と被印刷物
間の距離が実質的にゼロとなるように両者を配置し、前
記スクリーン版の開口部にスキージによりインキを充填
し、そして版離れを行なうことにより印刷を行なうスク
リーン印刷機であって、前記インキの充填後、版離れ前
に、充填されたインキに紫外光を照射する紫外光照射手
段を具備することを特徴とする。
【0027】また、本発明のスクリーン印刷方法は、ス
クリーン版と被印刷物間の距離が実質的にゼロとなるよ
うに両者を配置し、前記スクリーン版の開口部にスキー
ジによりインキを充填し、そして版離れを行なうことに
より印刷を行なうスクリーン印刷方法であって、前記イ
ンキの充填後、版離れ前に、充填されたインキに紫外光
を照射することを特徴とする。
【0028】また、本発明の電子放出素子を用いた画像
形成装置の製造方法は、電子放出素子を形成するための
素子電極が形成された基板に対し、上述の本発明のスク
リーン印刷方法により前記素子電極に対する配線を形成
する工程を具備することを特徴とする。
【0029】本発明によれば、スクリーン版の開口部に
充填した状態のインキに対して紫外光を照射するように
したため、開口部内の紫外光硬化型インキを硬化させて
その流動性を抑えることができ、したがって、その後の
版離れの際に、開口部にインキが残る現象を抑え、被印
刷物上のパターンの欠けを防止することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
ては、インキはネガタイプの紫外光感光性インキであ
る。また、スクリーン版は紫外光を遮光(開口部以外の
部分)または透過するものであり、紫外光照射手段はス
クリーン版のスキージ側または被印刷物側から紫外光を
照射する。
【0031】あるいは、スクリーン版は一部にハーフブ
リッジ構造を有し、このハーフブリッジ構造はスキージ
側が繋がった構造であって紫外光を透過し、スクリーン
版は、ハーフブリッジ構造の部分を除き、紫外光を遮光
し、紫外光照射手段はスクリーン版のスキージ側から紫
外光を照射する。
【0032】また、紫外光照射手段は、スクリーン版の
全面に一括して紫外光を照射し、あるいは、スキージの
動きに連動して照射位置を移動させて紫外光の照射を行
なう。この場合、紫外光照射手段は、前記ハーフブリッ
ジ構造の部分を照射する際には照射する紫外光の照度を
高める。
【0033】また、スクリーン版上のパターン部以外の
インキ(待機インキ)ヘの紫外光照射手段による紫外光
の照射を防ぐための遮光手段を有する。また、スクリー
ン版または被印刷物に赤外光照射を行なう手段を有す
る。
【0034】開口部以外の部分が遮光性を有するスクリ
ーン版としては、たとえばメタル版や表面にメタル等の
蒸着処理などを施したプラスチック版などが挙げられ
る。メタル版は一般に電鋳やエッチングで作成される
が、いずれの製法によるものでもよい。プラスチック版
は、板状のポリエステルなどの素材にレーザ等で開口部
を形成して作成される。逆に紫外光の透過性を有するス
クリーン版としては、メタル等の蒸着処理をしないプラ
スチック版が好適である。
【0035】ハーフブリッジ構造の形成は、プラスチッ
ク版であればレーザ加工のレーザ強度を弱めることで容
易に行なうことができる。
【0036】スクリーン版は乳剤を塗布するタイプのも
のであってもよい。ただし紫外線照射時にインキがメッ
シュ部に残らないように例えば乳剤を十分厚くして形成
することなどが望まれる。さらに乳剤部に十分な遮光性
をもたせるためには例えば乳剤にカーボンを混合して作
成すればよい。または乳剤の代わりに金属を形成したス
クリーン版でも良い。
【0037】また、紫外光照射手段としては、例えば水
銀ランプが使用できる。ただし、照射部の温度上昇を防
ぐため、熱線フィルタやコールドミラーを備えているこ
とが望ましい。
【0038】
【実施例】[実施例1]図1は本発明の第1の実施例に
係るスクリーン印刷機を示す断面図である。同図におい
て、1はワーク定盤、2はワーク定盤1上に載置された
被印刷物であるワーク、3はメタルスクリーン版、4は
スクリーン版3に設けられた開口部によって構成された
パターン部、5はワーク定盤1を上下する定盤上下機
構、6はスクリーン印刷で使用するスキージ、7はイン
キ、8はスクリーン版3のスキージ6側に配置され、ス
クリーン版3に対して紫外光照射を行なうための高圧水
銀ランプ、そして9はパターン部4以外のインキヘの紫
外光照射を防ぐための遮光部材である。定盤上下機構5
はスクリーン版3とワーク2間の距離を実質的にゼロと
することができる。
【0039】この印刷機を用い、次のようにして、ライ
ン&スペース状の配線がすでに一層形成されているガラ
ス基板上に、かかる一層目の配線に直交するようにライ
ン&スペース状のパターンを重ねて形成した。すなわ
ち、まず、図1(a)に示すように、ワーク定盤1上に
ワーク2を設置し、スクリーン版3上にインキ7を設置
した。
【0040】次に、図1(b)に示すように、定盤上下
機構5によってスクリーン版3のパターン部4の面とワ
ーク2間の距離を略ゼロに設定し、この状態でスキージ
6を操引してインキ7を展開した。この状態でインキは
スクリーン版3の開口部に充填されている。
【0041】次に、図1(c)に示すように、高圧水銀
ランプ8よりスクリーン版3のパターン部4のみへ紫外
光を照射した。この際、遮光部材9の位置を下げること
でパターン部4以外のインキヘの紫外光照射を防いだ。
【0042】次に、図1(d)に示すに、定盤上下機構
5によってワーク定盤1およびワーク2を下げて版離れ
を行ない、形成パターンを得た。かかる形成パターンの
基板(ワーク2)上の外形寸法は、スクリーン版3の開
口部の大きさよりも大きく形成されていた。この寸法差
はスクリーン版3と基板の隙間にインキが入り込む所謂
滲みインキによるものであった。
【0043】次に、かかる基板を水で現像した。その結
果、滲みインキは除去された。この理由は、滲みインキ
に対してはスクリーン版3によって紫外光の照射が遮ら
れたためであると思われる。
【0044】なお、以上の工程において、スキージ6に
加える印圧はスキージの長さ当りで0.1kg/cm、
印刷速度は3cm/secであった。インキは紫外光感
光性のガラスインキとしてノリタケ機材(株)製のNP
−7803を使用した。また紫外光照射は、30cmの
高さより100mW/cm2の照度で10sec行なっ
た。
【0045】以上のように本実施例では、遮光性を有す
るメタルスクリーン版3を使用しているため、スクリー
ン版3の開口部に充填されたインキに対しては紫外光が
照射されるが、滲みインキには照射されない。よってか
かる滲んだインキを現像時に除去してパターンサイズを
スクリーン版3の開口部サイズと略等しく形成すること
ができるという本実施例特有の効果を生じた。
【0046】以上の結果、ライン&スペースパターン
は、スクリーン版3の開口部と略同じパターン幅で形成
できた。また、ラインパターンの断線も無く、パターン
の長さ寸法や位置精度も良好であった。
【0047】[実施例2]図2は本発明の第2の実施例
に係るスクリーン印刷機の断面図である。同図におい
て、10は紫外光を透過する定盤ガラス部、11は紫外
光を反射するミラー、12は紫外光11の光路である。
他の要素は図1と同じであるが、遮光部材は本実施例の
印刷機では必要が無いので構成に含まれない。
【0048】この装置を用い、スクリーン版3への紫外
光照射を基板側から行ない、インキ7としては紫外光感
光性の銀インキであるノリタケ機材(株)製のNP−4
700を使用し、被印刷物2としてパターンの形成され
ていないガラス基板を用い、スクリーン版3としてメタ
ルスクリーン版を用てスクリーン印刷を行なった。
【0049】すなわちまず、実施例1と同様にして、ス
キージ6を操引してインキ7を展開するところまでを行
なった。この状態ではスクリーン版3と基板の間に滲み
インキが生じている。かかる滲みインキはスクリーン版
3と基板の間に粘着力を及ぼす場合があり、さらにかか
る粘着力は版離れ時にスクリーン版3と基板との解離を
阻害し、スクリーン版3を過度に引き伸ばす現象を生じ
てスクリーン版3を破損する場合がある。
【0050】次に、スキージ6を操引し、紫外線照射を
基板面側より行なってスクリーン版3の開口部に充填さ
れたインキと共に滲みインキに対しても紫外光を照射
し、硬化させて、スクリーン版3と基板の間に働く粘着
力を減少させ、版離れを容易に行なった。この際、実施
例1と同様に定盤上下機構5によってワーク定盤1およ
びワーク2を下げて、版離れを行なった。最後に水で現
像して不要なインキを取り除いた。
【0051】以上のように本実施例は、滲みインキを硬
化させることによってスクリーン版3と基板間の粘着力
を低減させ、スクリーン版3等の部材の損傷を防ぐとい
う特有の効果を有する。この結果、本実施例によれば、
版離れを良好に行なうことができ、ラインパターンの断
線の発生も防止することができ、また、パターンの長さ
寸法および位置精度も良好なものとすることができる。
【0052】[実施例3]スクリーン版3としてポリエ
ステル素材のプラスチックマスクを使用し、ワーク2と
してパターンの形成されていないガラス基板を用意し、
この上にライン&スペース状のパターンを形成した以外
は実施例1と同一の条件で印刷を行なった。
【0053】このとき、紫外光を透過するスクリーン版
3を使用したため、スクリーン版3の開口部内のインキ
と共に滲みインキも紫外線硬化した。この結果、スクリ
ーン版3と基板間の粘着力は低減し、版離れ時のスクリ
ーン版3等の部材の損傷を防ぐという本実施例特有の効
果を生じた。
【0054】したがって、ラインパターンの断線は発生
しなかった。またパターンの長さ寸法や位置精度も良好
であった。
【0055】[実施例4]図3(a)は本発明の第4の
実施例に係るスクリーン印刷機に使用されるスクリーン
版の上面図であり、図3(b)は図3(a)のA−B線
断面図である。同図において、13はスクリーン版平
版、14はスクリーン版平版13に設けられた開ロ部、
15はスクリーン版平版13のスキージ面側で繋がった
構造を有するハーフブリッジ部、16はスクリーン版平
版13の裏面の開口部およびハーフブリッジ部15以外
の部分に設けられた遮光膜である。スクリーン版はカー
ボン膜からなる遮光膜16を形成したプラスチック平版
にエキシマレーザで開口部14を形成したものである。
カーボン膜はスクリーン版の基板面側に形成され、また
ハーフエッチング部(ハーフブリッジ部15)を形成す
る際、エキシマレーザの照射を基板面側より行なったた
め、カーボン膜は除去され、ハーフエッチング部は紫外
光の透過性を有する。
【0056】かかるスクリーン版を使用して、パターン
の形成されていないガラス基板上にライン&スペース状
のパターンを形成した以外は実施例1と同一の条件で印
刷を行なった。このとき、スクリーン版のハーフエッチ
ング部15には、スキージを操引した際、開口部14に
充填されたインキの一部が流動してきた。このため、ラ
インパターンの一部が完全に開口されていないスクリー
ン版であってもラインパターンとして断線の無いものが
基板上に得られた。
【0057】本実施例によれば、遮光性を有するプラス
チックスクリーン版を使用したため、スクリーン版の開
口部14に充填されたインキには紫外光が照射される
が、滲みインキには照射されないので、かかる滲んだイ
ンキを現像時に除去してパターンサイズをスクリーン版
の開口部14のサイズと略等しく形成することができる
という特有の効果を奏する。
【0058】さらに開口部14の一部に設けたハーフブ
リッジ15が透過性を有するため、本実施例は、ハーフ
ブリッジ15の下のインキも硬化させ、ラインパターン
として断線の無いものを作ることができるという特有の
効果を有する。
【0059】以上の結果、本実施例によれば、出来上が
りのラインパターンの断線の発生を防止することがで
き、また、パターンの長さ寸法や位置精度も良好なもの
とすることができる。
【0060】[実施例5]図4は本発明の第5の実施例
に係るスクリーン印刷機の要部を示す斜視図である。同
図において、17は高圧水銀ランプボックス、18は高
圧水銀ランプボックス17のスクリーン版側に設けら
れ、光を外に放出するためのスリット、19はスキー
ジ、20はスクリーン版、21はスキージ19で掻き終
わったスクリーン版20面上に照射されたライン状の照
射領域である。ランプボックス17はスキージ19の動
きと等速度で連動するため、照射領域21はスキージ1
9で掻き終わったスクリーン版20上において、スキー
ジ19との距離を一定に保ったまま移動する。スクリー
ン版20上の紫外光照射領域21は、スキージ19に平
行なライン状の形状を有する。
【0061】この構成により紫外光照射領域21をスキ
ージ19の動きと同速度で移動させながらスクリーン版
20上に紫外光を照射した以外は実施例4と同一の条件
で印刷を行なった。
【0062】この結果、スクリーン版20の開口部にイ
ンキが入ってから紫外線に照射されるまでの時間がスク
リーン版20の何れの場所でも同じであるため、開口部
でのインキの広がりに対して同一の条件で露光すること
ができた。その結果、印刷されたパターン形状の均一性
が増すという本実施例特有の効果を奏した。
【0063】さらに、開口部の一部に設けたハーフブリ
ッジが透過性を有するため、ハーフブリッジの下のイン
キも硬化させ、ラインパターンとして断線の無いものを
作ることができるという本実施例特有の効果を奏した。
【0064】以上の結果、ラインパターンの幅のバラツ
キが少ない良好な印刷結果を得た。また、出来上がった
ラインパターンの断線は発生せず、パターンの長さ寸法
や位置精度も良好であった。
【0065】なお、本実施例ではスキージ19と連動す
るライン状の照射領域21をスクリーン版20のスキー
ジ側に形成しているが、これに限らず、基板面側より紫
外光を照射して基板面側に照射領域21を形成しても良
い。
【0066】[実施例6]図5は本発明の第6の実施例
に係るスクリーン印刷機の要部を示す斜視図である。同
図において、17〜21は図4の同一符号のものと同様
の要素である。22はスクリーン版20上のパターンを
読み取るカメラ、23はカメラ22で読み取ったスクリ
ーン版20上のパターンに応じてスクリーン版20上の
照度を判断する計算機である。すなわち、実施例5に対
してスクリーン版20上のパターンに合わせて紫外線の
照射強度を調整できるようにしており、スクリーン版2
0のハーフブリッジ上に照射領域21が来る際にスクリ
ーン版20上の照度が強くなるような調整を行なうよう
になっている。照度調整は、照度を落とすための不図示
のフィルタを用い、ハーフブリッジ以外の部分が照射領
域21である際にランプボックス17のスリット18の
前に不図示のフィルタ制御機構によりかかるフィルタを
挿入することによって行なうようになっている。
【0067】この図5の構成を用い、スクリーン版20
のハーフブリッジ上に照射領域21が来る際に照度が強
くなるように調整した以外は実施例5と同一の条件で印
刷を行なった。
【0068】この結果、ハーフブリッジ上と開口部での
照度を変えることによってハーフブリッジで減衰する照
度を補正して、ラインパターン全体でのインキの硬化度
を均一にするという本実施例特有の効果を奏した。
【0069】また、開口部にインキが入ってから紫外線
に照射されるまでの時間がスクリーン版20の何れの場
所でも同じであるため、開口部でのインキの広がりに対
して同一の条件で露光することができ、その結果、出来
上がったパターン形状の均一性が増すという本実施例特
有の効果を奏した。
【0070】さらに、開口部の一部に設けたハーフブリ
ッジが透過性を有するため、ハーフブリッジの下のイン
キも硬化させ、ラインパターンとして断線の無いものを
作ることができるという本実施例特有の効果を奏した。
【0071】以上の結果、ラインパターンの幅のバラツ
キが少ない良好な印刷結果を得た。また出来上がったラ
インパターンの断線は発生せず、パターンの長さ寸法や
位置精度も良好であった。
【0072】[実施例7]図1(b)に示すインキの展
開の後、赤外線照射をスクリーン版に対して上から行な
い、その後、紫外光照射を基板側から行なった以外は実
施例1と同一の条件でスクリーン印刷を行なった。この
際、赤外線照射は、手持ちの赤外線ランプを使ってスク
リーン版のパターン部が80℃となる条件で20分間行
なった。
【0073】これによれば、遮光性を有するメタルスク
リーン版を使用しているため、スクリーン版の開口部に
充填されたインキには紫外光が照射されるが、滲みイン
キには紫外光が照射されない。よって、かかる滲んだイ
ンキを現像時に除去してパターンサイズをスクリーン版
の開口部サイズと略等しく形成することができるという
本実施例特有の効果を生じた。
【0074】以上の結果、ライン&スペースパターン
は、スクリーン版の開口部と略同じパターン幅で形成で
きた。またラインパターンの断線も無く、パターンの長
さ寸法や位置精度も良好であった。
【0075】[実施例8]図6は本発明の第8の実施例
に係る画像形成装置の部分的な断面図である。実施例2
で述べたスクリーン印刷により配線等を形成し、表面伝
導型電子放出素子を複数配置した電子源を用いた画像形
成装置である。同図において、401は青板ガラスから
成る電子源基板、402、403、404はオフセット
印刷で形成した素子電極である。407、408、40
9は実施例2のスクリーン印刷によってAgインキを印
刷した後、焼成して得た、厚み約7ミクロンの印刷配線
である。素子電極402、403、404は印刷配線4
07、408、409と各々接続している。405、4
06は有機金属溶液の塗布焼成で得られた厚み約200
オングストロームのPd微粒子から成る薄膜であり、素
子電極402、403、404およびそれらの電極間の
部分に配置するようにCrマスクを用い、リフトオフ法
によって導電性膜として所望の形状にパターニングして
形成したものである。
【0076】415は青板ガラスから成るガラス基板で
あり、電子源基板401と5ミリメートル隔たれて対向
している。416、417は蛍光体であり、基板415
上に配置されており、対向した電子源基板401上に配
置された素子電極402、403、404の電極間部分
に対応した位置に形成されている。蛍光体416、41
7は、感光性樹脂に蛍光体を混ぜてスラリー状としたも
のを塗布し乾燥させた後、フォトリソグラフィ法によっ
てパターニングして形成したものである。418は、蛍
光体416、417上にフィルミング行程を施した後、
真空蒸着によって厚み約300オングストロームのAl
薄膜を成膜し、これを焼成してフィルム層を焼失するこ
とによって得られたメタルバックである。以上の、蛍光
体416と417およびメタルバック418をガラス基
板415上に形成したものをフェースプレートと呼ぶ。
419は電子源基板401とフェースプレートとの間に
配置したグリッド電極である。
【0077】以上の電子源基板401、フェースプレー
トおよびグリッド電極419を真空外囲器の中に配置
し、配線407、408、409間に電圧を印加して薄
膜405、406の通電処理を行なうことにより、電子
放出部413、414を得ることができる。この後、メ
タルバック418をアノード電極としてこれに電子の引
き出し電圧5kVを印加し、配線407、408、40
9間を通して素子電極402、403から電子放出部4
13へ14Vの電圧を印加すると、電子を放出させるこ
とができる。この放出電子を、グリッド419の電圧を
変化させることによって変調し、蛍光体416へ照射す
る放出電子量を調整することができる。これにより蛍光
体416を任意に発光させることができる。同様に素子
電極403、404から電子放出部414へ14Vの電
圧を印加することにより、電子を放出させることができ
る。この放出電子をグリッド419の電圧を変化させる
ことによって変調し、蛍光体417へ照射される放出電
子量を調整することができる。これにより蛍光体417
を任意に発光させることができる。
【0078】なお、図6では2個の表示画素に対する構
成で説明したが、表示画素数はこれに限るものではな
く、配線とグリッドをマトリックス状に形成し、多数個
の電子放出素子を配置して駆動することによって、多数
個の表示画素により任意の画像表示を行なうことができ
る。
【0079】[実施例9]図7は、本発明の第9の実施
例に係る画像形成装置の製造方法において、実施例1〜
4のようなスクリーン印刷機で配線を形成することによ
り、画像形成装置の表面伝導型電子放出素子基板(電子
源基板)を製造する工程を示す上面図である。これによ
って製造される画像形成装置の電子源基板は、さらに蛍
光体を配したフェースプレートを電子源基板に対向配置
させ、真空容器を形成することによって画像形成装置と
することができる。同図では、不図示の青板ガラス基板
上に対してマトリックス状に、配線と共に形成された2
個×2個の計4個の電子放出素子のみ示してあるが、実
際には多数の素子が形成されている。
【0080】同図において、501はオフセット印刷に
よって形成された素子電極である。この素子電極501
のパターンは、本実施例においては、20μmのギャッ
プを隔てた長方形状の一対の電極をマトリクス状に配置
して形成されている。502は印刷Agインキの焼成に
よって形成した下層印刷配線、503は印刷ガラスイン
キの焼成によって形成した、下層印刷配線502に対し
て直交した短冊状の絶縁層である。絶縁層503は一対
の素子電極501の片側の電極位置に切りかき状の開口
504を有している。505は印刷Agインキの焼成に
よって形成された上層印刷配線であり、絶縁層503上
で短冊状に配置形成されており、絶縁層503の開口5
04部分において素子電極501の片側の電極と電気的
に接続している。下層配線502、絶縁層503、上層
配線505はともに本発明に従ったスクリーン印刷法で
形成されている。506は電子放出材であるPd微粒子
から成る薄膜であり、各対の素子電極501の電極間部
分および電極上に形成される。
【0081】表面伝導型電子放出素子基板を製造するに
は、まず図7(a)に示すように、素子電極501が多
数対配置された40cm角の電子源基板を準備する。次
に図7(b)に示すように、かかる基板上に、実施例2
で述べたスクリーン印刷法により導電性インキである銀
インキを用いて印刷し、焼成することにより、幅100
μm、厚み12μmの下層配線502を形成する。
【0082】次に、図7(c)に示すように、下層配線
502と直交する方向に、層間絶縁膜503を、実施例
1で述べたスクリーン印刷法により形成する。インキ材
料としては、酸化鉛を主成分としてガラスバインダおよ
び樹脂を混合したガラスインキを用いる。このガラスイ
ンキの印刷および焼成を2回繰り返して行ない、ストラ
イプ状に層間絶縁膜503を形成する。
【0083】次に、図7(d)に示すように、層間絶縁
膜503上に、実施例1で述べたスクリーン印刷法によ
り、幅100μm、厚さ12μmの上層配線505を形
成する。以上により、層間絶縁膜503を介し、ストラ
イプ状の下層配線502とストライプ状の上層配線50
5が直交したマトリクス配線が形成される。
【0084】次に電子放出部を形成する。まず、上述の
ようにして素子電極501および配線502、505が
形成された基板上に有機パラジウム水溶液の液滴をイン
クジェット法により基板上に付与し、300℃、10分
間の加熱処理を行なうことにより、Pdからなる所望の
形状の導電薄膜506を形成する。導電薄膜506はP
dを主元素とする微粒子から構成され、その膜厚は10
nmである。ここでの微粒子膜は複数の微粒子が集合し
た膜であり、微粒子が個々に分散配置された状態のもの
ばかりでなく、微粒子が互いに隣接、あるいは重なり合
った状態(島状も含む)の膜を指し、その粒径は、前記
状態で認識可能な微粒子についての径をいう。これによ
り、図7(e)に示すようなフォーミング前までの電子
源基板(表面伝導型電子放出素子基板)の製造が完了す
る。
【0085】この電子源基板を用いて、次のようにして
画像形成装置を製造することができる。すなわちまず、
40センチメートル角の基板上に480個×480個の
電子放出素子をマトリックス状に配置した電子源基板
を、R、G、Bに対応する各蛍光体を有するフェースプ
レートと共に真空外囲器内に配置する。次に、電子放出
素子のフォーミングおよび活性工程等の通電処理を行な
う。これにより、画像形成装置の製造が完了する。
【0086】このようにして製造した画像形成装置の電
子源基板の上層印刷配線505に14Vの任意の電圧信
号を印加し、下層印刷配線502に0Vの電位を順次印
加して走査しながらそれ以外の下層印刷配線は7Vの電
位とするとともに、フェースプレートのメタルバックに
5kVのアノード電圧を印加したところ、任意の画像を
表示することができた。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
易な方法により、スクリーン版の元パターンの寸法精度
のままで欠けの無いパターンを被印刷物上に形成するこ
とができる。したがって、高精度なスクリーン印刷パタ
ーンを得ることができる。さらに、かかる印刷機を使用
できる本発明の画像形成装置の製造方法によれば、良好
な特性を有する画像形成装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るスクリーン印刷
機の断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施例に係るスクリーン印刷
機の断面図である。
【図3】 本発明の第4の実施例に係るスクリーン印刷
機に使用されるスクリーン版の上面図およびそのA−B
線断面図である。
【図4】 本発明の第5の実施例に係るスクリーン印刷
機の要部を示す斜視図である。
【図5】 本発明の第6の実施例に係るスクリーン印刷
機の要部を示す斜視図である。
【図6】 本発明の第8の実施例に係る画像形成装置の
部分的な断面図である。
【図7】 本発明の第9の実施例に係る画像形成装置の
製造方法において、画像形成装置の表面伝導型電子放出
素子基板(電子源基板)を製造する工程を示す上面図で
ある。
【図8】 従来例に係る表面伝導型電子放出素子の概略
構成を示す図である。
【図9】 従来例に係る表面伝導型電子放出素子を用い
た画像表示装置の概略構成を示す図である。
【図10】 従来のスクリーン印刷機の一例を示す斜視
図である。
【図11】 図10の側面図である。
【符号の説明】
1:ワーク定盤、2:ワーク、3:スクリーン版、4:
パターン部、5:定盤上下機構、6:スキージ、7:イ
ンキ、8:紫外光ランプ、9:遮光部材、10:定盤ガ
ラス部、11:ミラー、12:紫外光の光路、13:ス
クリーン版平版、14:開口部、15:ハーフブリッジ
部、16:遮光膜、17:高圧水銀ランプボックス、1
8:スリット、19:スキージ、20:スクリーン版、
21:照射領域、22:カメラ、23:計算機、40
1:電子源基板、402,403,404:素子電極、
405,406:薄膜、407,408,409:印刷
配線、413,414:電子放出部、415:ガラス基
板、416、417:蛍光体、418:メタルバック、
419:グリッド電極、501:素子電極、502:下
層印刷配線、503:絶縁層、504:開口、505:
上層印刷配線、506:薄膜。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C035 AA06 FC07 FD01 FD15 FD52 FD55 FF22 FF26 2H113 AA01 AA05 BA10 BA13 BA47 BB09 BB22 BC12 CA17 FA10 FA35 2H114 AB12 AB15 AB17 BA05 DA03 DA04 DA56 EA05 GA11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン版と被印刷物間の距離が実質
    的にゼロとなるように両者を配置し、前記スクリーン版
    の開口部にスキージによりインキを充填し、そして版離
    れを行なうことにより印刷を行なうスクリーン印刷機に
    おいて、前記インキの充填後、版離れ前に、充填された
    インキに紫外光を照射する紫外光照射手段を具備するこ
    とを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 【請求項2】 前記インキはネガタイプの紫外光感光性
    インキであることを特徴する請求項1に記載のスクリー
    ン印刷機。
  3. 【請求項3】 前記スクリーン版は紫外光を遮光するも
    のであり、前記紫外光照射手段は前記スクリーン版のス
    キージ側から紫外光を照射するものであることを特徴と
    する請求項1または2に記載のスクリーン印刷機。
  4. 【請求項4】 前記スクリーン版は紫外光を透過するも
    のであり、前記紫外光照射手段は前記スクリーン版のス
    キージ側から紫外光を照射するものであることを特徴と
    する請求項1または2に記載のスクリーン印刷機。
  5. 【請求項5】 前記スクリーン版は一部にハーフブリッ
    ジ構造を有し、このハーフブリッジ構造はスキージ側が
    繋がった構造であって紫外光を透過するものであり、前
    記スクリーン版は、前記ハーフブリッジ構造の部分を除
    き、紫外光を遮光するものであり、前記紫外光照射手段
    は前記スクリーン版のスキージ側から紫外光を照射する
    ものであることを特徴とする請求項1または2に記載の
    スクリーン印刷機。
  6. 【請求項6】 前記紫外光照射手段は、前記スクリーン
    版の被印刷物側から紫外光を照射するものであることを
    特徴とする請求項1または2に記載のスクリーン印刷
    機。
  7. 【請求項7】 前記紫外光照射手段は、前記スクリーン
    版の全面に一括して紫外光を照射するものであることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のスクリ
    ーン印刷機。
  8. 【請求項8】 前記紫外光照射手段は、前記スキージの
    動きに連動して照射位置を移動させて紫外光の照射を行
    なうものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載のスクリーン印刷機。
  9. 【請求項9】 前記紫外光照射手段は、前記スキージの
    動きに連動して照射位置を移動させて紫外光の照射を行
    なうとともに、前記ハーフブリッジ構造の部分を照射す
    る際には、照射する紫外光の照度を高めるものであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載のスクリーン印刷機。
  10. 【請求項10】 前記スクリーン版上のパターン部以外
    のインキヘの前記紫外光照射手段による紫外光の照射を
    防ぐための遮光手段を有することを特徴とする請求項1
    〜9のいずれか1項に記載のスクリーン印刷機。
  11. 【請求項11】 前記スクリーン版または被印刷物に赤
    外光照射を行なう手段を有することを特徴とする請求項
    1〜10のいずれか1項に記載のスクリーン印刷機。
  12. 【請求項12】 スクリーン版と被印刷物間の距離が実
    質的にゼロとなるように両者を配置し、前記スクリーン
    版の開口部にスキージによりインキを充填し、そして版
    離れを行なうことにより印刷を行なうスクリーン印刷方
    法において、前記インキの充填後、版離れ前に、充填さ
    れたインキに紫外光を照射することを特徴とするスクリ
    ーン印刷方法。
  13. 【請求項13】 電子放出素子を形成するための素子電
    極が形成された基板に対し、請求項12のスクリーン印
    刷方法により前記素子電極に対する配線を形成する工程
    を具備することを特徴とする前記電子放出素子を用いた
    画像形成装置の製造方法。
JP35337198A 1998-12-11 1998-12-11 スクリーン印刷機および方法ならびに画像形成装置の製造方法 Pending JP2000168043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35337198A JP2000168043A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 スクリーン印刷機および方法ならびに画像形成装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35337198A JP2000168043A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 スクリーン印刷機および方法ならびに画像形成装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000168043A true JP2000168043A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18430391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35337198A Pending JP2000168043A (ja) 1998-12-11 1998-12-11 スクリーン印刷機および方法ならびに画像形成装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000168043A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003266909A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Dainippon Printing Co Ltd パターン形成方法
JP2008265219A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクリーン印刷装置
WO2013146235A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷方法及び印刷装置
CN103770484A (zh) * 2012-10-18 2014-05-07 深圳市伟超印刷有限公司 一种uv印刷工艺

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0377636U (ja) * 1989-11-29 1991-08-05
JPH0647895A (ja) * 1992-07-29 1994-02-22 Toyo Shigyo Kk 精密印刷方法及び精密印刷装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0377636U (ja) * 1989-11-29 1991-08-05
JPH0647895A (ja) * 1992-07-29 1994-02-22 Toyo Shigyo Kk 精密印刷方法及び精密印刷装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003266909A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Dainippon Printing Co Ltd パターン形成方法
JP2008265219A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクリーン印刷装置
WO2013146235A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷方法及び印刷装置
JP2013202838A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Mimaki Engineering Co Ltd 印刷方法及び印刷装置
US9254687B2 (en) 2012-03-27 2016-02-09 Mimaki Engineering Co., Ltd. Printing method and printing device
CN103770484A (zh) * 2012-10-18 2014-05-07 深圳市伟超印刷有限公司 一种uv印刷工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6653232B2 (en) Method of manufacturing member pattern and method of manufacturing wiring, circuit substrate, electron source, and image-forming apparatus
EP1548794B1 (en) Display panel and display device
JP2000168043A (ja) スクリーン印刷機および方法ならびに画像形成装置の製造方法
JP2002343241A (ja) メタルバック付き蛍光面の形成方法および画像表示装置
JP3971263B2 (ja) 画像表示装置およびその製造方法
JP2000071418A (ja) スクリーン印刷方法およびその装置
US7052823B2 (en) Method of manufacturing an electroconductive film, and method of manufacturing an image forming apparatus including the electroconductive film
JP4604752B2 (ja) フラットディスプレイパネルの製造に用いるフォトマスクおよびフラットディスプレイパネルの製造方法
US20070182313A1 (en) Method of manufacturing image display unit, and image display unit
JP4006204B2 (ja) 導電性膜及び画像形成装置の製造方法
US20070228946A1 (en) Image display device
JP4366054B2 (ja) マトリクス配線の製造方法、及び、電子源、画像形成装置の製造方法
US20090322207A1 (en) Light-emitting screen and image displaying apparatus
JPH1158680A (ja) スクリーン印刷機および画像形成装置の製造方法
JP2000208040A (ja) 画像表示装置の製造方法
JP4857562B2 (ja) フラットディスプレイパネル
JP2006150771A (ja) 大型表示パネルの製造方法
JP2000251682A (ja) 配線形成方法、マトリックス配線形成方法、マルチ電子ビーム源の製造方法及び記憶媒体
JP2000182545A (ja) パターン形成方法およびこれを用いた画像形成装置の製造方法
JP2000251740A (ja) スクリーン印刷装置用基板、スクリーン印刷方法、画像形成装置及び該画像形成装置の製造方法
JPH11245368A (ja) 印刷機及び画像形成装置の製造方法
JP2000156150A (ja) 平板型画像表示装置の製造方法
JPH11188838A (ja) スクリーン印刷機及び画像形成装置の製造方法
JP2001334630A (ja) スクリーン印刷版、スクリーン印刷版の製法、および、画像形成装置の製造方法
JP2004095267A (ja) メタルバック付き蛍光面とその形成方法および画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050105