JP2000200173A - データ圧縮回路 - Google Patents

データ圧縮回路

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JP2000200173A
JP2000200173A JP44499A JP44499A JP2000200173A JP 2000200173 A JP2000200173 A JP 2000200173A JP 44499 A JP44499 A JP 44499A JP 44499 A JP44499 A JP 44499A JP 2000200173 A JP2000200173 A JP 2000200173A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路内部のFIFOの容量を大幅に低減で
き、且つデータ圧縮の動作を高速化し得るデータ圧縮回
路を提供すること。 【解決手段】 このデータ圧縮回路100は、回路外部
にバッファ回路として圧縮前データをアドレスマッピン
グされた形式で格納する小容量のメモリバッファ110
を備え、回路内部には、メモリバッファ110の任意の
アドレスから圧縮前データを読み出すデータ入力回路1
0と、メモリバッファ110から読み出された圧縮前デ
ータを先入れ先出しする8個のFIFO50〜57と、
これらの各FIFO50〜57からそれぞれ1対1で送
出された圧縮前データを規格化された2進算術符号化ア
ルゴリズムに従ってデータ圧縮する8個の符号生成器0
〜7とが備えられ、その他の部分のFIFO60〜6
7、セレクタ20、及びデータ出力回路30は従来回路
と同様に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてISO/
IEC−12042や日本工業規格で定められている、
情報交換用データ圧縮−2進算術符号化アルゴリズムを
使用したデータ圧縮回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ圧縮回路は、回路
外部に圧縮前データをバッファリングするためのバッフ
ァ回路としての大容量先入れ先出し回路(以下、FIF
Oとする)を備え、大容量FIFOから順番に圧縮前デ
ータを読み出して回路内部に備えられた複数の符号生成
器でデータ圧縮を行っている。
【0003】図5は、従来のデータ圧縮回路102の基
本構成を示したブロック図である。このデータ圧縮回路
102は、回路外部に圧縮前データをバッファリングす
る大容量FIFO112を備え、回路内部の入力側初段
のデータ入力回路12が大容量FIFO112でバッフ
ァリングされている圧縮前データを順番に読み出し、規
格化された2進算術符号化アルゴリズムに従って512
バイト単位のブロックに分割してFIFO70〜77へ
圧縮前データを送出する。
【0004】FIFO70〜77では、圧縮前データを
バッファリングしてそれぞれに接続される符号生成器0
〜7の要求に応じて圧縮前データを出力する。符号生成
器0〜7は、規格化された2進算術符号化アルゴリズム
に従って512バイトに分割されたブロック単位に圧縮
前データをデータ圧縮し、その結果の圧縮データをそれ
ぞれに接続されるFIFO60〜67へ出力する。セレ
クタ20は符号生成器0〜7からの圧縮データを選択し
てデータ出力回路30へ出力し、データ出力回路30で
は圧縮データを外部へ出力する。
【0005】即ち、このデータ圧縮回路102の場合、
外部の大容量FIFO112からの圧縮前データを符号
生成器0〜7へ供給し、符号生成器0〜7でデータ圧縮
を行うが、このときの基本動作は、情報交換用データ圧
縮−2進算術符号化アルゴリズムに従ってデータ入力回
路12が圧縮前データを512バイト毎のブロックに分
割し、符号生成器0〜7の8個に対して分割したブロッ
ク数分の圧縮前データを符号生成器0〜7のうちの符号
生成器0から順番に入力させてデータ圧縮を行わせる
が、圧縮前データが4096バイト以上の場合には符号
生成器0に戻ってデータ圧縮の動作を繰り返す。
【0006】因みに、こうしたデータ圧縮回路に関連す
る周知技術としては、特開平6−54209号公報に開
示された画像圧縮・伸長回路、特開平7−205074
号公報に開示されたデータ送出装置、特開平7−327
195号公報に開示されたデータ作成装置等が挙げられ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した図5に示した
データ圧縮回路の場合、第1の問題点として、各符号生
成器前段に配備される各FIFOの容量をブロックのバ
イト数と同じ512バイトとしなければ高速にデータ圧
縮を行うことができず、回路構成上において機能面で制
約されてしまうという問題が挙げられる。
【0008】その理由は、データ入力回路が大容量FI
FOから圧縮前データを順番に読み出す条件下にあっ
て、各符号生成器を同時に動作させて高速にデータ圧縮
を行うためには、各符号生成器前段の各FIFOの容量
をブロックのバイト数と同じ512バイトとしなければ
次のブロックのデータを読み込むことができず、その結
果として次のブロックのデータの次のFIFOへの供給
が行われずに次の符号生成器がデータ圧縮の動作を開始
できなくなるためである。
【0009】第2の問題点としては、各符号生成器の全
部がデータ圧縮の動作を開始するまでに時間がかかるた
め、データ圧縮が完了するまでの時間が長くかかってし
まうという問題が挙げられる。
【0010】その理由は、データ入力回路が大容量FI
FOから圧縮前データを順番に読み出す条件下にあっ
て、最初の符号生成器(図5中では符号生成器0)がデ
ータ圧縮の動作を開始してからデータ入力回路が7ブロ
ック分のデータである3584バイトもの大量の圧縮前
データを読み出してからではないと、最後のFIFO
(図5中ではFIFO77)へ供給する圧縮前データが
準備できないため、最後の符号生成器(図5中では符号
生成器7)がデータ圧縮の動作を開始できず、結果とし
てデータ圧縮が完了するまでの時間が長くなってしまう
ためである。
【0011】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、回路内部で圧縮前
データをバッファリングするFIFOの容量を大幅に低
減できると共に、データ圧縮の動作を可能な限り同時に
行わせることでデータ圧縮処理を高速化し得るデータ圧
縮回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回路外
部に圧縮前データをバッファリングするバッファ回路を
備え、回路内部でバッファ回路から圧縮前データを順番
に読み出してデータ圧縮を行うデータ圧縮回路におい
て、バッファ回路は、圧縮前データをアドレスマッピン
グされた形式で格納する小容量のメモリバッファであ
り、回路内部には、メモリバッファの任意のアドレスか
ら圧縮前データを読み出すデータ入力回路が備えられた
データ圧縮回路が得られる。
【0013】このデータ圧縮回路において、メモリバッ
ファ及びデータ入力回路間のインタフェースは専用イン
タフェースであること、或いはメモリバッファ及びデー
タ入力回路間は、規格化されたPCIバスを介して接続
されており、更に、PCIバスには、PCIアドレスマ
ップ上にマッピングされたメモリのアクセスに際して、
バスを使用するマスタが意図する任意のアドレスから任
意の長さのデータを読み出し/書き込みを行う機能が定
義されていることは好ましい。
【0014】又、本発明によれば、上記何れかのデータ
圧縮回路において、メモリバッファから読み出された圧
縮前データを先入れ先出しする複数のFIFOと、複数
のFIFOからそれぞれ1対1で送出された圧縮前デー
タをデータ圧縮する複数の符号生成器とを備え、データ
入力回路は、データ圧縮の動作開始時に複数の符号生成
器のうちの特定の符号生成器がデータ圧縮を行う最初の
ブロックの圧縮前データをメモリバッファから高速に読
み出して複数のFIFOのうちの該特定の符号生成器に
対応する特定のFIFOへ送出し、特定の符号生成器
は、最初のブロックの圧縮前データをデータ圧縮するデ
ータ圧縮回路が得られる。
【0015】更に、本発明によれば、上記データ圧縮回
路において、データ入力回路は、データ圧縮の動作開始
時に複数の符号生成器のうちの特定の符号生成器以外の
符号生成器がデータ圧縮を行う異なるブロックの先頭か
ら圧縮前データを高速に読み出して対応する特定のFI
FO以外のFIFOへ送出し、特定の符号生成器以外の
符号生成器は、異なるブロックの圧縮前データをデータ
圧縮するデータ圧縮回路が得られる。
【0016】加えて、本発明によれば、上記データ圧縮
回路において、データ入力回路は、複数のFIFOで圧
縮前データが無くなる前にメモリバッファから対応する
ブロックの前回読み出した次のアドレスより圧縮前デー
タを読み出して該複数のFIFOへ補充する動作を該メ
モリバッファからブロック数分の該圧縮前データの全部
の読み出しが終了するまで続行するデータ圧縮回路が得
られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明のデ
ータ圧縮回路について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係るデータ圧
縮回路100の基本構成を示したブロック図である。こ
のデータ圧縮回路100は、回路外部に圧縮前データを
バッファリングするバッファ回路として、圧縮前データ
をアドレスマッピングされた形式で格納する小容量のメ
モリバッファ110を備えており、回路内部には、メモ
リバッファ110の任意のアドレスから圧縮前データを
読み出すデータ入力回路10と、メモリバッファ110
から読み出された圧縮前データを先入れ先出しする8個
のFIFO50〜57と、これらの各FIFO50〜5
7からそれぞれ1対1で送出された圧縮前データを規格
化された2進算術符号化アルゴリズムに従ってデータ圧
縮する8個の符号生成器0〜7とが備えられる他、図5
に示した従来回路と同様に、各符号生成器0〜7からデ
ータ圧縮されてそれぞれ1対1で送出された圧縮データ
を先入れ先出しする8個のFIFO60〜67と、各符
号生成器0〜7でデータ圧縮された圧縮データを選択出
力するセレクタ20と、圧縮データを外部へ出力するデ
ータ出力回路30とが備えられている。但し、メモリバ
ッファ110及びデータ入力回路10間のインタフェー
スは専用インタフェースとなっている。
【0019】このうち、データ入力回路10は、データ
圧縮回路100におけるデータ圧縮の動作開始時に各符
号生成器0〜7のうちの特定の符号生成器(例えば符号
生成器0)がデータ圧縮を行う最初のブロックの圧縮前
データをメモリバッファ110から高速に読み出して各
FIFO50〜57のうちの特定の符号生成器(符号生
成器0)に対応する特定のFIFO(例えばFIFO5
0)へ送出する。これにより、特定の符号生成器(符号
生成器0)は、最初のブロックの圧縮前データをデータ
圧縮する。
【0020】同様に、データ入力回路10は、各符号生
成器0〜7のうちの特定の符号生成器(符号生成器0)
以外の符号生成器(この場合には符号生成器1〜7)が
データ圧縮を行う異なるブロックの先頭から圧縮前デー
タを高速に読み出して対応する特定のFIFO(FIF
O50)以外のFIFO(この場合にはFIFO51〜
57)へ送出する。これにより、特定の符号生成器(符
号生成器0)以外の符号生成器(符号生成器1〜7)は
異なるブロックの圧縮前データをデータ圧縮する。
【0021】又、データ入力回路10は、各FIFO5
0〜57で圧縮前データが無くなる前にメモリバッファ
110から対応するブロックの前回読み出した次のアド
レスより圧縮前データを読み出して各FIFO50〜5
7へ補充する動作をメモリバッファ110からブロック
数分の圧縮前データの全部の読み出しが終了するまで続
行する。
【0022】即ち、このデータ圧縮回路100では、こ
のようなデータ入力回路10による動作が行われること
により、回路内部における各符号生成器0〜7の前段の
各FIFO50〜57のバッファ容量を少なくでき、し
かもデータ圧縮の動作が開始されてから各符号生成器0
〜7の全部が動作が開始されるまでの時間が短くなるた
め、結果として各符号生成器0〜7の全部が同時に動作
する時間が長くなることで高速にデータ圧縮が行われ
る。
【0023】具体的に言えば、メモリバッファ110
は、圧縮前データの保存をアドレス上にマッピングして
おくことにより、アドレスを指定することによって任意
の場所から圧縮前データの読み出しを行うことができ
る。
【0024】データ圧縮回路100の回路内部におい
て、データ入力回路10は、規格化された2進算術符号
化アルゴリズムに従って圧縮前データを512バイト単
位のブロックに分割してデータ圧縮を行うことを意識
し、FIFO50〜57の要求に応じて対応するブロッ
クのアドレスを指定してメモリバッファ110に保存さ
れている圧縮前データを小容量なものとして高速に読み
出し、FIFO50〜57へ圧縮前データを送出する。
【0025】FIFO50〜57は、圧縮前データをバ
ッファリングしてそれぞれに接続される符号生成器0〜
7の要求に応じて圧縮前データを出力すると共に、バッ
ファリングする圧縮前データが無くなる前にデータ入力
回路10に圧縮前データを要求する。
【0026】符号生成器0〜7は、規格化された2進算
術符号化アルゴリズムに従って512バイトに分割され
たブロック単位に圧縮前データをデータ圧縮し、その結
果の圧縮データをそれぞれに接続されるFIFO60〜
67へ出力する。セレクタ20は、符号生成器0〜7か
らの圧縮データを選択してデータ出力回路30へ出力
し、データ出力回路30では圧縮データを外部へ出力す
る。
【0027】このデータ圧縮回路100の場合、外部の
メモリバッファ110からの圧縮前データを符号生成器
0〜7へ供給し、符号生成器0〜7でデータ圧縮を行う
が、このときの基本動作は、従来通りに情報交換用デー
タ圧縮−2進算術符号化アルゴリズムに従ってデータ入
力回路10が圧縮前データを512バイト毎のブロック
に分割し、符号生成器0〜7の8個に対して分割したブ
ロック数分の圧縮前データを符号生成器0〜7のうちの
特定の符号生成器(符号生成器0〜7のうちの任意な何
れかのもの)から入力させて必要な優先順位に応じてデ
ータ圧縮を行わせることが可能になっているが、圧縮前
データが4096バイト以上の場合には符号生成器0に
戻ってデータ圧縮の動作を繰り返す。
【0028】以下は、このデータ圧縮回路100の動作
について、図1を参照してより具体的に説明する。メモ
リバッファ110に対して圧縮データの格納が完了する
と、データ圧縮回路100はプロセッサの指示(図示せ
ず)に従ってデータ圧縮を開始する。指示内容は、メモ
リバッファ110のどのアドレスから圧縮前データが格
納されているかを示すスタートアドレス情報、圧縮前デ
ータの総バイト数等を含むものであり、これらは予めデ
ータ入力回路10に設定される。
【0029】ここでは、説明の簡略化のため、符号生成
器0〜7の前段にあるFIFO50〜57の容量を16
バイトとし、データ入力回路10はメモリバッファ11
0への1回の読み出しアクセスで8バイトの圧縮前デー
タを読み込むものとする。
【0030】図2は、このデータ圧縮回路100に備え
られるメモりバッファ110にアドレスマッピングされ
た形式で格納される圧縮前データをイメージ化して示し
たものである。ここでの圧縮前データは、アドレス0番
地から格納され、5632バイトの場合のイメージを示
している。
【0031】即ち、データ圧縮回路100では、ここで
示されるように規格化された2進算術符号化アルゴリズ
ムに従って512バイト単位のブロックに分割して捕
え、それぞれのブロックに0オリジンの番号を付けた場
合、番号を8で割った余りの番号に対応するFIFO
(FIFO50〜57の何れか)を介してそれに対応す
る符号生成器(符号生成器0〜7の何れか)でデータ圧
縮を行う。
【0032】図3は、このデータ圧縮回路100に備え
られる符号生成器0〜7が2進算術符号化アルゴリズム
に従ったデータ圧縮を行う際の圧縮前データのブロック
の扱いを例示したタイミングチャートである。このタイ
ミングチャートは、或る時間間隔で符号生成器0〜7が
データ圧縮の動作を開始していることを示しているが、
これは圧縮前データが準備できなければデータ圧縮を行
うことができないためである。尚、ここでは1つのブロ
ックの圧縮前データをデータ圧縮するために必要な時間
を便宜上一定としているが、一般に圧縮前データのデー
タ圧縮に要する時間は圧縮前データのパターンに依存す
るので一定でない。
【0033】そこで、図1を参照すれば、データ圧縮回
路100において、データ圧縮を開始する直前には全部
のFIFO50〜57及びFIFO60〜67は空にな
っている。データ圧縮を開始すると、先ずデータ入力回
路10がメモリバッファ110内のブロック0の先頭か
ら8バイトの圧縮前データを高速に読み出し、FIFO
50へ送出する。これで符号生成器0はFIFO50を
介して圧縮前データを受け取り、データ圧縮を開始す
る。同様に、データ入力回路10がメモリバッファ11
0内のブロック1〜7の先頭から8バイトずつの圧縮前
データを読み出し、対応するFIFO51〜57へ送出
して、この圧縮前データを受けた符号生成器1〜7もデ
ータ圧縮を開始する。
【0034】FIFO50〜57は、何れも8バイト以
上の空きがあればデータ入力回路10に圧縮前データを
要求し、この要求を受けてデータ入力回路10はメモリ
バッファ110から対応するブロックの前回読み出した
次のアドレスから8バイトのデータを高速に読み出して
該当するFIFO50〜57の何れかへ圧縮前データを
補充する。このとき、データ入力回路10は、1つのブ
ロックのデータ容量が512バイトであることを意識
し、これを越える圧縮前データの読み出し並びに該当す
るFIFO50〜57の何れかへの圧縮前データの補充
は行わない。又、データ入力回路10は圧縮前データの
総バイト数を越えた圧縮前データの読み出し並びに該当
するFIFO50〜57の何れかへの圧縮前データの補
充も行わない。これをメモリバッファ110からブロッ
ク0〜7の全部の圧縮前データの読み出しが終了するま
で継続することにより、データ圧縮が行われる。
【0035】ブロック8以降の圧縮は、そのブロックの
データ圧縮を行う該当する符号生成器0〜7の何れかが
前のブロックのデータ圧縮を完了し、後段にある該当す
るFIFO60〜67の何れかに圧縮データが残ってい
なければ、ブロック0〜7と同様な処理を行うことによ
り実現する。圧縮データは、符号生成器0〜7の後段に
あるFIFO60〜67でバッファリングされ、規格化
された2進算術符号化アルゴリズムに従ってセレクタ2
0が符号生成器0に接続されるFIFO60のものから
FIFO61〜67へ順に選択し、それをデータ出力回
路30が外部へ出力する。
【0036】図4は、本発明の他の実施例に係るデータ
圧縮回路101の基本構成を示したブロック図である。
このデータ圧縮回路101は、先の図1に示したデータ
圧縮回路100と比べると、メモリバッファ110及び
データ入力回路10間が専用インタフェースとなってい
た点を変更し、メモリバッファ111及びデータ入力回
路11間を規格化されたPCI(Peripheral
ComponentInterconnect)バス
500を介して接続した点が相違しており、それ以外は
同じ構成となっている。PCIバス500には、PCI
アドレスマップ上にマッピングされたメモリのアクセス
に際して、バスを使用するマスタが意図する任意のアド
レスから任意の長さのデータを読み出し/書き込みを行
う機能が定義されている。
【0037】即ち、このデータ圧縮回路101の場合、
メモリバッファ111をPCIアドレスマップ上にマッ
ピングされたメモリとし、データ入力回路11をPCI
バス500で使用できる構成とすることにより、図1に
示したデータ圧縮回路100の場合と同様にデータ圧縮
を行うことができる。
【0038】この構成のデータ圧縮回路101は、メモ
リバッファ111を市販のチップを組み合わせることで
構成できるため、容易に実現できる他、データ圧縮回路
101自体をPCIバス500という一般的なインタフ
ェースに接続できるので、各種用途で適用できるものと
なる。
【0039】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明のデータ圧縮
回路によれば、回路外部に備えられるバッファ回路をメ
モリマッピングされた形式で圧縮前データを格納するメ
モリバッファとし、回路内部で必要とする圧縮前データ
を必要な優先順位に応じてデータ入力回路がメモリバッ
ファから読み出してデータ圧縮を行う符号生成器前段の
FIFOへ供給すると共に、符号生成器で最初に必要と
するブロックの先頭からの圧縮前データを先ずメモリバ
ッファから読み出して該当する符号生成器前段に対応す
るFIFOへ供給するように構成しているため、符号生
成器前段のFIFOの小容量化が具現されて回路全体の
ハードウェア量を削減できるようになると共に、符号生
成器の全部によるデータ圧縮の動作が同時に行われる時
間を長くすること(データ圧縮の高速化)が具現されて
データ圧縮に要する時間を従来よりも格段に短縮するこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデータ圧縮回路の基本
的な構成を示したブロック図である。
【図2】図1に示すデータ圧縮回路に備えられるメモり
バッファにアドレスマッピングされた形式で格納される
圧縮前データをイメージ化して示したものである。
【図3】図1に示すデータ圧縮回路に備えられる符号生
成器が2進算術符号化アルゴリズムに従ったデータ圧縮
を行う際の圧縮前データのブロックの扱いを例示したタ
イミングチャートである。
【図4】本発明の他の実施例に係るデータ圧縮回路の基
本的な構成を示したブロック図である。
【図5】従来のデータ圧縮回路の基本構成を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
0〜7 符号生成器 10、11、12 データ入力回路 20 セレクタ 30 データ出力回路 50〜57、60〜67、70〜77 FIFO 100、101、102 データ圧縮回路 110、111 メモリバッファ 112 大容量FIFO 500 PCIバス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月2日(1999.12.
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 データ圧縮回路
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてISO/
IEC−12042や日本工業規格で定められている圧
縮したデータから完全に圧縮前のデータを復元できる情
報交換用2進算術符号化アルゴリズムを採用したデータ
圧縮回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ圧縮回路は、回路
外部に圧縮前データをバッファリングするためのバッフ
ァ回路としての大容量先入れ先出し回路(以下、FIF
Oとする)を備え、大容量FIFOから順番に圧縮前デ
ータを読み出して回路内部に備えられた複数の符号生成
器でデータ圧縮を行っている。
【0003】図5は、従来のデータ圧縮回路102の基
本構成を示したブロック図である。このデータ圧縮回路
102は、回路外部に圧縮前データをバッファリングす
る大容量FIFO112を備え、回路内部の入力側初段
のデータ入力回路12が大容量FIFO112でバッフ
ァリングされている圧縮前データを順番に読み出し、規
格化された情報交換用2進算術符号化アルゴリズムに従
って512バイト単位のブロックに分割してFIFO7
0〜77へ圧縮前データを送出する。
【0004】FIFO70〜77では、圧縮前データを
バッファリングしてそれぞれに接続される符号生成器0
〜7の要求に応じて圧縮前データを出力する。符号生成
器0〜7は、規格化された2進算術符号化アルゴリズム
に従って512バイトに分割されたブロック単位に圧縮
前データをデータ圧縮し、その結果の圧縮データをそれ
ぞれに接続されるFIFO60〜67へ出力する。セレ
クタ20は符号生成器0〜7からの圧縮データを選択し
てデータ出力回路30へ出力し、データ出力回路30で
は圧縮データを外部へ出力する。
【0005】即ち、このデータ圧縮回路102の場合、
外部の大容量FIFO112からの圧縮前データを符号
生成器0〜7へ供給し、符号生成器0〜7でデータ圧縮
を行うが、このときの基本動作は、情報交換用データ圧
縮−2進算術符号化アルゴリズムに従ってデータ入力回
路12が圧縮前データを512バイト毎のブロックに分
割し、符号生成器0〜7の8個に対して分割したブロッ
ク数分の圧縮前データを符号生成器0〜7のうちの符号
生成器0から順番に入力させてデータ圧縮を行わせる
が、圧縮前データが4096バイト以上の場合には符号
生成器0に戻ってデータ圧縮の動作を繰り返す。
【0006】因みに、こうしたデータ圧縮回路に関連す
る周知技術としては、特開平6−54209号公報に開
示された画像圧縮・伸長回路、特開平7−205074
号公報に開示されたデータ送出装置、特開平7−327
195号公報に開示されたデータ作成装置等が挙げられ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した図5に示した
データ圧縮回路の場合、第1の問題点として、各符号生
成器前段に配備される各FIFOの容量をブロックのバ
イト数と同じ512バイトとしなければ高速にデータ圧
縮を行うことができず、回路構成上において機能面で制
約されてしまうという問題が挙げられる。
【0008】その理由は、データ入力回路が大容量FI
FOから圧縮前データを順番に読み出す条件下にあっ
て、各符号生成器を同時に動作させて高速にデータ圧縮
を行うためには、各符号生成器前段の各FIFOの容量
をブロックのバイト数と同じ512バイトとしなければ
次のブロックのデータを読み込むことができず、その結
果として次のブロックのデータの次のFIFOへの供給
が行われずに次の符号生成器がデータ圧縮の動作を開始
できなくなるためである。
【0009】第2の問題点としては、各符号生成器の全
部がデータ圧縮の動作を開始するまでに時間がかかるた
め、データ圧縮が完了するまでの時間が長くかかってし
まうという問題が挙げられる。
【0010】その理由は、データ入力回路が大容量FI
FOから圧縮前データを順番に読み出す条件下にあっ
て、最初の符号生成器(図5中では符号生成器0)がデ
ータ圧縮の動作を開始してからデータ入力回路が7ブロ
ック分のデータである3584バイトもの大量の圧縮前
データを読み出してからではないと、最後のFIFO
(図5中ではFIFO77)へ供給する圧縮前データが
準備できないため、最後の符号生成器(図5中では符号
生成器7)がデータ圧縮の動作を開始できず、結果とし
てデータ圧縮が完了するまでの時間が長くなってしまう
ためである。
【0011】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、回路内部で圧縮前
データをバッファリングするFIFOの容量を大幅に低
減できると共に、データ圧縮の動作を可能な限り同時に
行わせることでデータ圧縮処理を高速化し得るデータ圧
縮回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回路外
部に圧縮前データをバッファリングするバッファ回路を
備え、回路内部でバッファ回路から圧縮前データを順番
に読み出してデータ圧縮を行う情報交換用2進算術符号
化アルゴリズムを採用したデータ圧縮回路において、バ
ッファ回路は、圧縮前データをアドレスマッピングされ
た形式で格納する小容量のメモリバッファであり、回路
内部には、メモリバッファの任意のアドレスから圧縮前
データを読み出すデータ入力回路が備えられ、メモリバ
ッファ及びデータ入力回路の間を専用インタフェースを
介して接続して成るデータ圧縮回路が得られる。
【0013】又、本発明によれば、回路外部に圧縮前デ
ータをバッファリングするバッファ回路を備え、回路内
部でバッファ回路から圧縮前データを順番に読み出して
データ圧縮を行う情報交換用2進算術符号化アルゴリズ
ムを採用したデータ圧縮回路において、バッファ回路
は、圧縮前データをアドレスマッピングされた形式で格
納する小容量のメモリバッファであり、回路内部には、
メモリバッファの任意のアドレスから圧縮前データを読
み出すデータ入力回路が備えられ、メモリバッファ及び
データ入力回路の間を規格化されたPCIバスを介して
接続して成り、更に、PCIバスには、PCIアドレス
マップ上にマッピングされたメモリのアクセスに際し
て、バスを使用するマスタが意図する任意のアドレスか
ら任意の長さのデータを読み出し/書き込みを行う機能
が定義されているデータ圧縮回路が得られる。
【0014】更に、本発明によれば、上記何れかのデー
タ圧縮回路において、メモリバッファからデータ入力回
路を通して読み出された圧縮前データを先入れ先出しす
る複数のFIFOと、複数のFIFOからそれぞれ1対
1で送出された圧縮前データをデータ圧縮する複数の符
号生成器とを備え、データ入力回路は、複数の符号生成
器のうちの特定のブロックのデータ圧縮を行う特定の符
号生成器によるデータ圧縮の動作開始時に最初のブロッ
クの圧縮前データをメモリバッファから高速に読み出し
て複数のFIFOのうちの該特定の符号生成器に対応す
る特定のFIFOへ送出し、特定の符号生成器は、特定
のFIFOから入力した最初のブロックの圧縮前データ
をデータ圧縮するデータ圧縮回路が得られる。
【0015】一方、本発明によれば、上記データ圧縮回
路において、データ入力回路は、複数の符号生成器のう
ちの特定の符号生成器以外の符号生成器によるデータ圧
縮の動作開始時に特定のブロック以外のブロックを示す
異なるブロックの先頭から圧縮前データを高速に読み出
して複数のFIFOのうちの該特定の符号生成器以外の
符号生成器に対応する特定のFIFO以外のFIFOへ
送出し、特定の符号生成器以外の符号生成器は、特定の
FIFO以外のFIFOから入力した異なるブロックの
圧縮前データをデータ圧縮するデータ圧縮回路が得られ
る。
【0016】他方、本発明によれば、上記データ圧縮回
路において、複数のFIFOと複数の符号生成器とは予
め何番目のブロックのデータを圧縮するかが決定されて
おり、データ入力回路は、複数のFIFOにおいて圧縮
前データが無くなる前にメモリバッファから該複数のF
IFO及び複数の符号生成器の対応関係で所定のものか
ら見た場合のデータ圧縮すべきブロックを示す対応ブロ
ックの前回読み出した次のアドレスより圧縮前データを
読み出して該複数のFIFOへ補充する動作を該メモリ
バッファから該圧縮前データの全部の読み出しが終了す
るまで続行するデータ圧縮回路が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明のデ
ータ圧縮回路について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係るデータ圧
縮回路100の基本構成を示したブロック図である。こ
のデータ圧縮回路100は、回路外部に圧縮前データを
バッファリングするバッファ回路として、圧縮前データ
をアドレスマッピングされた形式で格納する小容量のメ
モリバッファ110を備えており、回路内部には、メモ
リバッファ110の任意のアドレスから圧縮前データを
読み出すデータ入力回路10と、メモリバッファ110
からデータ入力回路10を通して読み出された圧縮前デ
ータを先入れ先出しする8個のFIFO50〜57と、
これらの各FIFO50〜57からそれぞれ1対1で送
出された圧縮前データを規格化された情報交換用2進算
術符号化アルゴリズムに従ってデータ圧縮する8個の符
号生成器0〜7とが備えられる他、図5に示した従来回
路と同様に、各符号生成器0〜7からデータ圧縮されて
それぞれ1対1で送出された圧縮データを先入れ先出し
する8個のFIFO60〜67と、各符号生成器0〜7
でデータ圧縮された圧縮データを選択出力するセレクタ
20と、圧縮データを外部へ出力するデータ出力回路3
0とが備えられている。但し、メモリバッファ110及
びデータ入力回路10の間は専用インタフェースを介し
て接続されて成っている。
【0019】このうち、データ入力回路10は、データ
圧縮回路100における各符号生成器0〜7のうちの特
定のブロックのデータ圧縮を行う特定の符号生成器(例
えば符号生成器0)によるデータ圧縮の動作開始時に最
初のブロックの圧縮前データをメモリバッファ110か
ら高速に読み出して各FIFO50〜57のうちの特定
の符号生成器(符号生成器0)に対応する特定のFIF
O(例えばFIFO50)へ送出する。これにより、特
定の符号生成器(符号生成器0)は、特定のFIFO
(FIFO50)から入力した最初のブロックの圧縮前
データをデータ圧縮する。
【0020】又、データ入力回路10は、各符号生成器
0〜7のうちの特定の符号生成器以外(符号生成器0)
の符号生成器(この場合には符号生成器1〜7)による
データ圧縮の動作開始時に特定のブロック以外のブロッ
クを示す異なるブロックの先頭から圧縮前データを高速
に読み出して各FIFO50〜57のうちの特定の符号
生成器(符号生成器0)以外の符号生成器(符号生成器
1〜7)に対応する特定のFIFO(FIFO50)以
外のFIFO(FIFO51〜57)へ送出する。これ
により、特定の符号生成器(符号生成器0)以外の符号
生成器(符号生成器1〜7)は、特定のFIFO(FI
FO50)以外のFIFO(FIFO51〜57)から
入力した異なるブロックの圧縮前データをデータ圧縮す
る。
【0021】更に、このデータ圧縮回路100では、情
報交換用2進算術符号化アルゴリズムに従う性質上、各
FIFO50〜57と各符号生成器0〜7とが予め何番
目のブロックのデータを圧縮するかが決定されている。
このため、データ入力回路10は、各FIFO50〜5
7において圧縮前データが無くなる前にメモリバッファ
110から各FIFO50〜57及び各符号生成器0〜
7の対応関係で所定のものから見た場合のデータ圧縮す
べきブロックを示す対応ブロックの前回読み出した次の
アドレスより圧縮前データを読み出して各FIFO50
〜57へ補充する動作をメモリバッファ110から圧縮
前データの全部の読み出しが終了するまで続行する。
【0022】即ち、このデータ圧縮回路100では、こ
のようなデータ入力回路10による動作が行われること
により、回路内部における各符号生成器0〜7の前段の
各FIFO50〜57のバッファ容量を少なくでき、し
かもデータ圧縮の動作が開始されてから各符号生成器0
〜7の全部が動作が開始されるまでの時間が短くなるた
め、結果として各符号生成器0〜7の全部が同時に動作
する時間が長くなることで高速にデータ圧縮が行われ
る。
【0023】具体的に言えば、メモリバッファ110
は、圧縮前データの保存をアドレス上にマッピングして
おくことにより、アドレスを指定することによって任意
の場所から圧縮前データの読み出しを行うことができ
る。
【0024】データ圧縮回路100の回路内部におい
て、データ入力回路10は、規格化された2進算術符号
化アルゴリズムに従って圧縮前データを512バイト単
位のブロックに分割してデータ圧縮を行うことを意識
し、FIFO50〜57の要求に応じて対応するブロッ
クのアドレスを指定してメモリバッファ110に保存さ
れている圧縮前データを小容量なものとして高速に読み
出し、FIFO50〜57へ圧縮前データを送出する。
【0025】FIFO50〜57は、圧縮前データをバ
ッファリングしてそれぞれに接続される符号生成器0〜
7の要求に応じて圧縮前データを出力すると共に、バッ
ファリングする圧縮前データが無くなる前にデータ入力
回路10に圧縮前データを要求する。
【0026】符号生成器0〜7は、規格化された2進算
術符号化アルゴリズムに従って512バイトに分割され
たブロック単位に圧縮前データをデータ圧縮し、その結
果の圧縮データをそれぞれに接続されるFIFO60〜
67へ出力する。セレクタ20は、符号生成器0〜7か
らの圧縮データを選択してデータ出力回路30へ出力
し、データ出力回路30では圧縮データを外部へ出力す
る。
【0027】このデータ圧縮回路100の場合、外部の
メモリバッファ110からの圧縮前データを符号生成器
0〜7へ供給し、符号生成器0〜7でデータ圧縮を行う
が、このときの基本動作は、従来通りに情報交換用デー
タ圧縮−2進算術符号化アルゴリズムに従ってデータ入
力回路10が圧縮前データを512バイト毎のブロック
に分割し、符号生成器0〜7の8個に対して分割したブ
ロック数分の圧縮前データを符号生成器0〜7のうちの
特定の符号生成器(符号生成器0〜7のうちの任意な何
れかのもの)から入力させて必要な優先順位に応じてデ
ータ圧縮を行わせることが可能になっているが、圧縮前
データが4096バイト以上の場合には符号生成器0に
戻ってデータ圧縮の動作を繰り返す。
【0028】以下は、このデータ圧縮回路100の動作
について、図1を参照してより具体的に説明する。メモ
リバッファ110に対して圧縮データの格納が完了する
と、データ圧縮回路100はプロセッサの指示(図示せ
ず)に従ってデータ圧縮を開始する。指示内容は、メモ
リバッファ110のどのアドレスから圧縮前データが格
納されているかを示すスタートアドレス情報、圧縮前デ
ータの総バイト数等を含むものであり、これらは予めデ
ータ入力回路10に設定される。
【0029】ここでは、説明の簡略化のため、符号生成
器0〜7の前段にあるFIFO50〜57の容量を16
バイトとし、データ入力回路10はメモリバッファ11
0への1回の読み出しアクセスで8バイトの圧縮前デー
タを読み込むものとする。
【0030】図2は、このデータ圧縮回路100に備え
られるメモりバッファ110にアドレスマッピングされ
た形式で格納される圧縮前データをイメージ化して示し
たものである。ここでの圧縮前データは、アドレス0番
地から格納され、5632バイトの場合のイメージを示
している。
【0031】即ち、データ圧縮回路100では、ここで
示されるように規格化された2進算術符号化アルゴリズ
ムに従って512バイト単位のブロックに分割して捕
え、それぞれのブロックに0オリジンの番号を付けた場
合、番号を8で割った余りの番号に対応するFIFO
(FIFO50〜57の何れか)を介してそれに対応す
る符号生成器(符号生成器0〜7の何れか)でデータ圧
縮を行う。
【0032】図3は、このデータ圧縮回路100に備え
られる符号生成器0〜7が2進算術符号化アルゴリズム
に従ったデータ圧縮を行う際の圧縮前データのブロック
の扱いを例示したタイミングチャートである。このタイ
ミングチャートは、或る時間間隔で符号生成器0〜7が
データ圧縮の動作を開始していることを示しているが、
これは圧縮前データが準備できなければデータ圧縮を行
うことができないためである。尚、ここでは1つのブロ
ックの圧縮前データをデータ圧縮するために必要な時間
を便宜上一定としているが、一般に圧縮前データのデー
タ圧縮に要する時間は圧縮前データのパターンに依存す
るので一定でない。
【0033】そこで、図1を参照すれば、データ圧縮回
路100において、データ圧縮を開始する直前には全部
のFIFO50〜57及びFIFO60〜67は空にな
っている。データ圧縮を開始すると、先ずデータ入力回
路10がメモリバッファ110内のブロック0の先頭か
ら8バイトの圧縮前データを高速に読み出し、FIFO
50へ送出する。これで符号生成器0はFIFO50を
介して圧縮前データを受け取り、データ圧縮を開始す
る。同様に、データ入力回路10がメモリバッファ11
0内のブロック1〜7の先頭から8バイトずつの圧縮前
データを読み出し、対応するFIFO51〜57へ送出
して、この圧縮前データを受けた符号生成器1〜7もデ
ータ圧縮を開始する。
【0034】FIFO50〜57は、何れも8バイト以
上の空きがあればデータ入力回路10に圧縮前データを
要求し、この要求を受けてデータ入力回路10はメモリ
バッファ110から対応するブロックの前回読み出した
次のアドレスから8バイトのデータを高速に読み出して
該当するFIFO50〜57の何れかへ圧縮前データを
補充する。このとき、データ入力回路10は、1つのブ
ロックのデータ容量が512バイトであることを意識
し、これを越える圧縮前データの読み出し並びに該当す
るFIFO50〜57の何れかへの圧縮前データの補充
は行わない。又、データ入力回路10は圧縮前データの
総バイト数を越えた圧縮前データの読み出し並びに該当
するFIFO50〜57の何れかへの圧縮前データの補
充も行わない。これをメモリバッファ110からブロッ
ク0〜7の全部の圧縮前データの読み出しが終了するま
で継続することにより、データ圧縮が行われる。
【0035】ブロック8以降の圧縮は、そのブロックの
データ圧縮を行う該当する符号生成器0〜7の何れかが
前のブロックのデータ圧縮を完了し、後段にある該当す
るFIFO60〜67の何れかに圧縮データが残ってい
なければ、ブロック0〜7と同様な処理を行うことによ
り実現する。圧縮データは、符号生成器0〜7の後段に
あるFIFO60〜67でバッファリングされ、規格化
された2進算術符号化アルゴリズムに従ってセレクタ2
0が符号生成器0に接続されるFIFO60のものから
FIFO61〜67へ順に選択し、それをデータ出力回
路30が外部へ出力する。
【0036】図4は、本発明の他の実施例に係るデータ
圧縮回路101の基本構成を示したブロック図である。
このデータ圧縮回路101は、先の図1に示したデータ
圧縮回路100と比べると、メモリバッファ110及び
データ入力回路10間が専用インタフェースとなってい
た点を変更し、メモリバッファ111及びデータ入力回
路11間を規格化されたPCI(Peripheral
ComponentInterconnect)バス
500を介して接続した点が相違しており、それ以外は
同じ構成となっている。PCIバス500には、PCI
アドレスマップ上にマッピングされたメモリのアクセス
に際して、バスを使用するマスタが意図する任意のアド
レスから任意の長さのデータを読み出し/書き込みを行
う機能が定義されている。
【0037】即ち、このデータ圧縮回路101の場合、
メモリバッファ111をPCIアドレスマップ上にマッ
ピングされたメモリとし、データ入力回路11をPCI
バス500で使用できる構成とすることにより、図1に
示したデータ圧縮回路100の場合と同様にデータ圧縮
を行うことができる。
【0038】この構成のデータ圧縮回路101は、メモ
リバッファ111を市販のチップを組み合わせることで
構成できるため、容易に実現できる他、データ圧縮回路
101自体をPCIバス500という一般的なインタフ
ェースに接続できるので、各種用途で適用できるものと
なる。
【0039】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明のデータ圧縮
回路によれば、回路外部に備えられるバッファ回路をメ
モリマッピングされた形式で圧縮前データを格納するメ
モリバッファとし、回路内部で必要とする圧縮前データ
を必要な優先順位に応じてデータ入力回路がメモリバッ
ファから読み出してデータ圧縮を行う符号生成器前段の
FIFOへ供給すると共に、符号生成器で最初に必要と
するブロックの先頭からの圧縮前データを先ずメモリバ
ッファから読み出して該当する符号生成器前段に対応す
るFIFOへ供給するように構成しているため、符号生
成器前段のFIFOの小容量化が具現されて回路全体の
ハードウェア量を削減できるようになると共に、符号生
成器の全部によるデータ圧縮の動作が同時に行われる時
間を長くすること(データ圧縮の高速化)が具現されて
データ圧縮に要する時間を従来よりも格段に短縮するこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデータ圧縮回路の基本
的な構成を示したブロック図である。
【図2】図1に示すデータ圧縮回路に備えられるメモり
バッファにアドレスマッピングされた形式で格納される
圧縮前データをイメージ化して示したものである。
【図3】図1に示すデータ圧縮回路に備えられる符号生
成器が2進算術符号化アルゴリズムに従ったデータ圧縮
を行う際の圧縮前データのブロックの扱いを例示したタ
イミングチャートである。
【図4】本発明の他の実施例に係るデータ圧縮回路の基
本的な構成を示したブロック図である。
【図5】従来のデータ圧縮回路の基本構成を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】 0〜7 符号生成器 10、11、12 データ入力回路 20 セレクタ 30 データ出力回路 50〜57、60〜67、70〜77 FIFO 100、101、102 データ圧縮回路 110、111 メモリバッファ 112 大容量FIFO 500 PCIバス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路外部に圧縮前データをバッファリン
    グするバッファ回路を備え、回路内部で前記バッファ回
    路から前記圧縮前データを順番に読み出してデータ圧縮
    を行うデータ圧縮回路において、前記バッファ回路は、
    前記圧縮前データをアドレスマッピングされた形式で格
    納する小容量のメモリバッファであり、前記回路内部に
    は、前記メモリバッファの任意のアドレスから前記圧縮
    前データを読み出すデータ入力回路が備えられたことを
    特徴とするデータ圧縮回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ圧縮回路におい
    て、前記メモリバッファ及び前記データ入力回路間のイ
    ンタフェースは専用インタフェースであることを特徴と
    するデータ圧縮回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ圧縮回路におい
    て、前記メモリバッファ及び前記データ入力回路間は、
    規格化されたPCI(PeripheralCompo
    nent Interconnect)バスを介して接
    続されており、更に、前記PCIバスには、PCIアド
    レスマップ上にマッピングされたメモリのアクセスに際
    して、バスを使用するマスタが意図する任意のアドレス
    から任意の長さのデータを読み出し/書き込みを行う機
    能が定義されていることを特徴とするデータ圧縮回路。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のデータ圧縮回路に
    おいて、前記メモリバッファから読み出された前記圧縮
    前データを先入れ先出しする複数の先入れ先出し回路
    と、前記複数の先入れ先出し回路からそれぞれ1対1で
    送出された前記圧縮前データをデータ圧縮する前記複数
    の符号生成器とを備え、前記データ入力回路は、データ
    圧縮の動作開始時に前記複数の符号生成器のうちの特定
    の符号生成器がデータ圧縮を行う最初のブロックの前記
    圧縮前データを前記メモリバッファから高速に読み出し
    て前記複数の先入れ先出し回路のうちの該特定の符号生
    成器に対応する特定の先入れ先出し回路へ送出し、前記
    特定の符号生成器は、最初のブロックの前記圧縮前デー
    タをデータ圧縮することを特徴とするデータ圧縮回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のデータ圧縮回路におい
    て、前記データ入力回路は、データ圧縮の動作開始時に
    前記複数の符号生成器のうちの前記特定の符号生成器以
    外の符号生成器がデータ圧縮を行う異なるブロックの先
    頭から前記圧縮前データを高速に読み出して対応する前
    記特定の先入れ先出し回路以外の先入れ先出し回路へ送
    出し、前記特定の符号生成器以外の符号生成器は、異な
    るブロックの前記圧縮前データをデータ圧縮することを
    特徴とするデータ圧縮回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデータ圧縮回路におい
    て、前記データ入力回路は、前記複数の先入れ先出し回
    路で前記圧縮前データが無くなる前に前記メモリバッフ
    ァから対応するブロックの前回読み出した次のアドレス
    より前記圧縮前データを読み出して該複数の先入れ先出
    し回路へ補充する動作を該メモリバッファからブロック
    数分の該圧縮前データの全部の読み出しが終了するまで
    続行することを特徴とするデータ圧縮回路。
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