JP2000200268A - 手書き文字入力変換装置及び文書作成装置とコンピュ―タ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

手書き文字入力変換装置及び文書作成装置とコンピュ―タ読み取り可能な記録媒体

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JP2000200268A
JP2000200268A JP37769998A JP37769998A JP2000200268A JP 2000200268 A JP2000200268 A JP 2000200268A JP 37769998 A JP37769998 A JP 37769998A JP 37769998 A JP37769998 A JP 37769998A JP 2000200268 A JP2000200268 A JP 2000200268A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手書き入力によるまじり書き文字列を、所望
の漢字又は漢字まじり文字列に高速で変換できるように
する。 【解決手段】 手書き文字入力手段21によって入力さ
れた手書き文字を文字認識手段22で認識し、まじり書
き判別手段23により一連の入力文字列がまじり書き文
字列であると判別されたとき、その文字列中の漢字を読
み変換手段24によって読み候補のかな文字に変換し、
さらに読み候補選択手段25が、使用可能な各漢字の読
みごとの前後の接続条件を登録した接続条件辞書33を
使用して、接続条件に合った読み候補を選択する。その
選択された読み候補を含むかな文字列中の漢字にすべき
部分を、かな漢字変換手段26により漢字に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タブレットなど
によって入力される手書き文字列を、入力したい漢字又
は漢字まじり文字列に変換する手書き文字入力変換装
置、およびそれを備えたワードプロセッサなど文書作成
装置と、コンピュータにその手書き文字入力変換装置の
機能を実現させるためのプログラムおよびデータを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサ、さらに携帯用情報機器などの普及に伴い、タブレ
ットやペンマウスなどを用いて文字を直接書くことによ
って電子機器に文字列を入力する、いわゆる手書き入力
をする機会が増えてきた。
【0003】しかし、この手書き入力の認識精度は人間
の判断力には及ばず、細かい漢字を直接手書き入力して
確実に認識させるのはまだまだ難しい。また、ユーザも
かな漢字変換ができるワードプロセッサの使用に慣れし
まって、漢字を正確に書けるとは限らなくなってきてい
る。
【0004】このような状況で手書き文字を効率的に入
力するため、画数の少ない漢字は直接漢字入力し、画数
の多い漢字はかなで入力する方式が考えられている。例
えば「土曜」という文字列を入力したいときに、手書き
入力では「土よう」のように入力し、かな漢字変換によ
って「土曜」に変換する方式である。以下このように入
力したい漢字の単語や熟語の一部がかな(平仮名又は片
仮名)で入力された文字列を「まじり書き」と呼ぶ。
【0005】これを実現するための一手法として、入力
文字列中の漢字を一旦その読みのかな文字に変換し、そ
のかな文字列によって通常のかな漢字変換辞書を検索し
て所望の漢字あるいは漢字まじり文字列を得るという手
法が、例えば特開昭62−209667号公報や特開平
6−251203号公報などに開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術においては、例えば「土よう」というまじり書き文
字列に対して、「どよう」、「つちよう」、「づちよ
う」のように漢字に対応づけられているすべての読みに
ついてかな文字列を作成し、当該文字列が辞書に登録さ
れているか否かを順に検索している。
【0007】日本語の漢字は音便や濁音化等により、多
いものでは読みが10近くになる漢字もある。読みが1
0個ある漢字が2つで熟語を作っていたとすると、この
漢字に対応しうる読みは100個になってしまい、これ
らすべての読みに対する漢字候補を検索するだけでも相
当な時間がかかり、さらにそれらの候補から目的の漢字
変換を見つけ出すのは大変であする。
【0008】この発明は上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、手書き入力によるまじり書き文字列を、かな
文字列に展開する段階で十分に確からしいものに絞り込
み、かな漢字変換を効率よく行なって、所望の漢字又は
漢字まじり文字列に高速で変換できるようにすることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による手書き文
字入力変換装置は、上記の目的を達成するため、手書き
文字を入力する手書き文字入力手段と、該手段によって
入力された文字を認識する文字認識手段と、該手段によ
って認識された一連の入力文字列が漢字の単語又は熟語
の一部がかなで入力されたまじり書き文字列であったと
き、その文字列中の漢字を読み候補のかな文字に変換す
る読み変換手段と、使用可能な各漢字の読みごとの前後
の接続条件を登録した接続条件辞書と、該辞書を使用し
て上記読み変換手段によって変換された読み候補から接
続条件に合った読み候補を選択する読み候補選択手段
と、該手段によって選択された読み候補のかな文字を含
むかな文字列中の漢字にすべき部分を漢字に変換するか
な漢字変換手段と、を備えたものである。
【0010】これによって、まじり書き文字列中の漢字
をその読みに相当するかな文字に展開する際に、接続条
件に合った読み候補のみを選択することにより十分に確
からしいものに絞り込むことができ、その後のかな漢字
変換を効率よく行なうことができる。この発明はまた、
上記の手書き文字入力変換装置を備えたワードプロセッ
サ等の文書作成装置も提供する。
【0011】この発明はさらに、コンピュータを、入力
された手書き文字を認識する文字認識手段、該手段によ
って認識された一連の入力文字列が漢字の単語又は熟語
の一部がかなで入力されたまじり書き文字列であったと
き、その文字列中の漢字を読み候補のかな文字に変換す
る読み変換手段、使用可能な各漢字の読みごとの前後の
接続条件を登録した接続条件辞書を使用して、前記読み
変換手段によって変換された読み候補から接続条件に合
った読み候補を選択する読み候補選択手段、および該手
段によって選択された読み候補のかな文字を含むかな文
字列中の漢字にすべき部分を漢字に変換するかな漢字変
換手段、として機能させるためのプログラムおよび前記
接続条件辞書のデータを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体も提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面を参照して説明する。図2はこの発明の一実
施形態であるワードプロセッサ(文書作成装置)あるい
はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置の概略構成
を示すブロック図である。この情報処理装置は、この発
明による手書き文字入力変換装置の機能をはじめから備
えているか、記録媒体に記録されたアプリケーションプ
ログラム等を読み出してロードすることによって、その
機能を有するようになるものである。
【0013】この図2において、CPU1はこの発明に
よる手書き文字入力変換処理を含む各種の処理を行なう
中央処理装置である。ROM2は、CPU1が実行する
各種の制御プログラムや固定データを記憶しているプロ
グラムメモリである。
【0014】RAM3は大容量のデータメモリであり、
CPU1による各種の処理実行時にワーキングエリアと
して使用されると共に、ハードディスク装置(HDD)
4から必要なプログラムや辞書データ等をロードした
り、処理前および処理後の文書データを記憶したりする
ためにも使用される。また、パーソナルコンピュータな
どの汎用装置の場合には、外部からハードディスク装置
4にロードされた各種のアプリケーションプログラム
(この発明を実行するための手書き文字入力変換処理プ
ログラムも含む)を、実際の使用時にロードするために
も使用される。
【0015】ハードディスク装置(HDD)4は、記憶
媒体として磁気ディスクを用いた大容量の不揮発性記憶
装置であり、上述のように各種のアプリケーションプロ
グラムを記憶すると共に、この発明による手書き文字入
力変換処理に使用する認識辞書、単漢字辞書、接続条件
辞書、かな漢字変換辞書などの各種辞書のデータも記憶
する。
【0016】キーボード5は、多数のキーを備え、マウ
ス等のポインティングデバイス6を接続し、オペレータ
の操作により各種のデータやコマンドを入力する入力手
段である。このキーボードから各種の文字,記号等を入
力して、文書を作成し、編集あるいは校正することもが
できるが、後述するたタブレット12によって全ての入
力を行なう場合には、これを省略することができる。
【0017】タブレット12は、タッチパネルとタッチ
ペンからなり、タッチペンでタッチパネルの所定の領域
に文字を書くことによって、かなや漢字、数字やアルフ
ァベットなどの各種の文字を手書き入力することができ
る。これは公知の手書き文字入力手段である。
【0018】表示器13は、CRTやLCDなどによる
表示手段であり、入力された文字列および変換結果の文
字列等を表示すると共に、各種メッセージなども表示す
る。これは出力手段のひとつであるが、他の出力手段と
して、図示していないが作成した文書等のデータを外部
へ送信する通信手段を設けたり、プリンタを接続しても
よいことは勿論である。ODD7は光デイスク装置であ
り、記録媒体である光ディスク8に記録された各種のア
プリケーションプログラムやデータを読み込んで、ハー
ドディスク装置4にロードすることができる。
【0019】FDD9はフロッピディスク装置であり、
記録媒体であるフロッピディスク10に記録された各種
のアプリケーションプログラムや文書データを読み込ん
で、ハードディスク装置4あるいはRAM3にロードし
たり、作成した文書データをフロッピディスク10に記
録(格納)したりすることができる。そして、上述の各
部はバス11によって相互に接続されている。なお各イ
ンタフェース回路は図示を省略している。
【0020】次に、この情報処理装置におけるこの発明
による手書き文字入力変換装置としての機能について、
図1によって説明する。図1は手書き文字入力変換装置
としての機能構成を示すブロック図である。
【0021】この装置は、図2におけるタブレット12
に相当する手書き文字入力手段21によって手書き文字
が入力されると、文字認識手段22が認識辞書31を使
用してその文字を認識して文字コードに変換する。この
文字認識技術は公知である。そして、認識された一連の
入力文字列が漢字の単語又は熟語の一部がかなで入力さ
れたまじり書き文字列であるか否かをまじり書き判別手
段23で判別する。
【0022】これは、認識した文字列から自動的に判別
することもできるが、このまじり書きと、正規に入力さ
れた漢字と送りがな等の漢字まじり文字列との区別は難
しいので、その場合もまじり書きと判別される恐れがあ
る。それを防ぐには、図2のキーボード6又はタブレッ
ト12から、入力した文字列に対して変換指示を入力す
る際に、まじり書きかどうかで異なる指示を入力するよ
うにすれば、それを確実に判別することができる。
【0023】そして、認識した入力文字列がまじり書き
であると判別したときには、読み変換手段24で、使用
可能な各漢字の全ての読み候補を格納した書単漢字辞書
32を使用して、その文字列中の漢字を読み候補のかな
文字に変換する。さらに、読み候補選択手段25によっ
て、その複数の読み候補から接続条件に合った読み候補
のみを選択する。その際、使用可能な各漢字の読みごと
の前後の接続条件を登録した接続条件辞書33を使用す
る。この接続条件については後述する。
【0024】その後、かな漢字変換手段26によって、
かな漢字変換辞書34を使用して、その選択された読み
候補のかな文字を含むかな文字列中の漢字にすべき部分
を漢字に変換し、所望の漢字まじり文字列を得る。これ
は通常のかな漢字変換技術によるもので、候補選択機能
や学習機能も備えたものである。
【0025】この変換結果の文字列を変化結果出力手段
27によって出力する。これは例えば図2の表示器13
に表示することである。まじり書き判別手段23におい
て、入力された文字列がまじり書きでなく、すべてかな
の文字列であると判別された場合には、そのかな文字列
を直接かな漢字変換手段26に送り、そのかな文字列中
の漢字にすべき部分を漢字に変換する。
【0026】入力された文字列がまじり書きでなく、全
て漢字または変換不要文字(漢字とその送りがな、数
字、アルファベット、外来語のカタカナなど)であった
場合(例えば無変換の指示により判別する)には、その
文字列をそのまま変換結果出力手段27によって出力す
る。
【0027】次に、この手書き文字入力変換処理を図2
に示したパーソナルコンピュータ等の情報処理装置が行
なう場合のCPU1による処理の流れを、図3乃至図5
のフローチャートによって説明する。これらの図におい
ては、ステップを「S」と略記している。図3は、手書
き文字入力変換処理のメインルーチンを示すフローチャ
ートである。
【0028】この処理を開始すると、まずステツプ1に
おいて、図2に示したタブレット12から入力された文
字を認識し、その認識した文字(文字コード)をステツ
プ2でテキストバッファ(RAM3内のエリア)に順次
格納する。そして、ステップ3でタブレット12からの
変換指示があったか否かを判断し、変換指示があるまで
ステップ1,2の処理を繰り返す。
【0029】変換指示があるとステツブ4へ進んで、テ
キストバッファからそれまでに入力された未確定の文字
列を読み出し、ステツプ5でその入力された文字列が
「まじり書き」文字列が否かを判別する。まじり書き文
字列であれば、ステツプ6へ進んで読み変換処理を行な
い、その文字列中の漢字を読み候補のかな文字に変換す
る。その詳細は後述する。
【0030】続いて、ステツプ7で通常のかな漢字変換
を行ない、その読み候補のかな文字を含むかな文字列中
の漢字にすべき部分を漢字に変換する。そして、ステツ
プ8で正当性判断処理を行なって、所望の漢字まじり文
字列を得る。この正当性判断処理は、入力されたまじり
書き文字列からは変換され得ない漢字候補を、変換候補
から外す処理であるが、その詳細は後述する。ステツプ
9でその変換結果を出力する。このとき、かな漢字変換
した漢字候補が複数ある場合には、その第1候補を表示
して、ユーザの指示により順次他の候補に変更できるよ
うにし、ユーザに意図する漢字を選択させる。
【0031】ステツプ5の判断で入力された文字列がま
じり書きでなかったときは、ステツプ10へ進んで、そ
の文字列が全て漢字または変換不要文字(漢字とその送
りがな、数字、アルファベット、外来語のカタカナな
ど)であるか否かを判別し(例えば無変換の指示により
判別する)、そうであれば、その文字列をそのままステ
ツプ9で変換結果として出力する。そうでなければ、そ
の文字列はすべてかなの文字列と判断して、ステツプ7
へ進んで通常のかな漢字変換を行なう。
【0032】次に、ステツプ6の読み変換処理のサブル
ーチンの内容を、図4のフローチャートによって説明す
る。このサブルーチンでは、まずステツプ11で、入力
された「まじり書き文字列」中のすべての漢字を変換し
終わったか否かを判断し、すべての漢字を変換し終わっ
ていれば、図3に示したメインルーチンへリターンす
る。そうでなければ、ステツプ12へ進み、変換対象の
漢字を次の漢字にするが、1回目は文字の入力順で最初
の漢字を変換対象にする。
【0033】そして、ステツプ13で、図1に示した単
漢字辞書32を検索して、そこに変換対象の漢字の今ま
でに変換していない読みがあればステップ14へ進み、
なければステツプ11へ戻る。ステップ14では、図1
に示した接続条件辞書33を検索して、その読みに対応
する接続条件の情報があるかどうかを判断する。 その
結果、その読みに対応する接続条件の情報があれば、ス
テップ15へ進んで読みがな候補にその読み(一つ又は
複数のかな文字)を加えた後、ステツプ13へ戻る。な
ければ、そのままステツプ13へ戻る。
【0034】ステツプ13で、変換対象の漢字について
変換していない読みがなくなるまで、ステツプ14,1
5の処理を繰り返し、なくなるとステツプ11へ戻り、
まだ変換していない漢字があれば、ステツプ12で変換
対象を次の漢字にして、ステップ13〜15の処理を繰
り返す。そして、まじり書き文字列中のすべての漢字を
読み候補のかな文字に変換し終わると、メインルーチン
へリターンする。
【0035】次に、図3のメインルーチンにおけるステ
ツプ8の正当性判断処理のサブルーチンの内容を、図5
のフローチャートによって説明する。このルーチンで
は、まずステツプ21で、まだ正当性を判断していない
変換候補の漢字があるか否かを調べる。ない場合はすべ
ての変換候補について正当性の判断をし終わったので、
図3のメインルーチンへリターンする。
【0036】正当性を判断していない変換候補がある場
合は、ステツプ22へ進んでチェック対象を次の変換候
補にするが、1回面は最初の変換候補にする。そして、
ステツプ23で元の文字列(入力されたまじり書き文字
列)と変換候補を比較する。その結果、元の文字列と矛
盾する文字(漢字)があれば、ステツプ26で候補から
外し、矛盾しなければ、ステツプ25でその候補(漢
字)を文字列順にソートする。そして、いずれの場合も
ステツプ21に戻って、次の変換候補があれば上述の処
理を繰り返す。
【0037】次に、接続条件辞書についての説明する。
接続条件辞書は、登録されたすべての漢字のすべての読
みに対して、「(接続条件)読み(接続条件)」の形で
接続条件を記憶させている。例えば、漢字「払」の接続
条件を図6に示す。その接続条件を示す各記号は、下記
の意味を持っている。「/」は読みの区切りを示す。
【0038】 + 何か1文字 [ ] [ ]内の特定の文字(複数指定可)のみ接続
可能。 * 文字があってもなくてもよい ^ 読みが必ず先頭に来る また、図6における各読みの接続条件の下に、その接続
条件に該当する読みで読まれる熟語の例も示している。
【0039】この接続条件辞書により、例えば「払しょ
く」のような入力が与えられた場合、「ばらいしょく」
「ばらしょく」(「払」の前に文字がない)、「ぱらし
ょく」(「払」の前に「っ」がない)、「はらいしょ
く」(「払」の後に「いうえおっ」のどれかがない)の
読みは作成しないで済む。
【0040】すなわち、「払しょく」を読み変換して
「かな文字列」に展開するとき、図6に示した接続情報
を用いることにより、「ふっしょく」「はらいしょく」
「ふつしょく」の3つに絞り込める。接続情報がなけれ
ば、展開結果は7つになる。この展開した「かな文字
列」をかな漢字変換すると、次のようになる。 (1)「ふっしょく」 → 「払拭」 1文節 (2)「はらいしょく」 → 「払い/色」 2文節 (3)「ふつしょく」 → 「仏/色」 2文節
【0041】この変換結果の正当性をチェックする。す
なわち、元の入力文字列「払しょく」と漢字変換結果を
比較して、正しいものを選ぶ。この例では「払拭」を選
ぶ。字面だけで判断できないときは、文節数の少ないも
のを優先する。
【0042】なお、この実施形態では手書き文字入力手
段としてにタブレットを用いたが、かなと漢字が入力で
きるものであれば他の装置を用いてもよい。紙などに手
書きしたまじり書き文字列をスキャナで読み取って、O
CR処理によって文字認識した文字列データや、すでに
一部漢字に変換されている文字列をさらに入力データと
して用いて、この発明による手書き文字入力変換処理を
行なうこともできる。
【0043】さらに、この発明は文書作成装置に限ら
ず、各種の携帯用情報機器や端末装置などの手書き文字
入力にも適用できる。また、汎用のパーソナルコンピュ
ータなどを、この発明による手書き文字入力変換装置と
して、あるいはその機能を有する文書作成装置として使
用できるようにするため、次のようなコンピュータ読み
取り可能な記録媒体も提供する。
【0044】すなわち、入力された手書き文字を認識す
る文字認識手段、該手段によって認識された一連の入力
文字列がまじり書き文字列であったとき、その文字列中
の漢字を読み候補のかな文字に変換する読み変換手段、
使用可能な各漢字の読みごとの前後の接続条件を登録し
た接続条件辞書を使用して、読み変換手段によって変換
された読み候補から接続条件に合った読み候補を選択す
る読み候補選択手段、および該手段によって選択された
読み候補のかな文字を含むかな文字列中の漢字にすべき
部分を漢字に変換するかな漢字変換手段、としてコンピ
ュータを機能させるためのプログラムおよび上記接続条
件辞書のデータを、コンピュータ読み取り可能な記録媒
体である光ディスクあるいはフロッピディスクなどに記
録して提供する。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、手書き入力によるま
じり書き文字列を、かな文字列に展開する段階で十分に
確からしいものに絞り込み、かな漢字変換を効率よく行
なって、所望の漢字又は漢字まじり文字列に高速で変換
することができる。したがって、手書きによる漢字まじ
り文字列の入力精度および入力効率を大幅に高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示す情報処理装置による手書き文字入力
変換処理装置としての機能構成を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明の一実施形態であるワードプロセッサ
(文書作成装置)あるいはパーソナルコンピュータ等の
情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した情報処理装置によってこの発明に
よる手書き文字入力変換処理を行なう場合のCPU1に
よる処理のメインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図4】図3における読み変換処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。
【図5】図3における正当性判断処理のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図6】図4の読み変換処理のステップ14で使用する
接続条件辞書中の接続条件の一例を示す図である。
【符号の説明】
1:CPU 2:ROM 3:RAM 4:ハードディスク装置(HDD) 5:キーボード 6:ディスプレイ 7:光デイスク装置(ODD) 8:光ディスク(記録媒体) 9:フロッピディスク装置(FDD) 10:フロッピディスク(記録媒体) 11:バス 12:タブレット(手書き文字入力手段) 13;表示器(変換結果出力手段)
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月11日(1999.3.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】しかし、この手書き入力の認識精度は人間
の判断力には及ばず、細かい漢字を直接手書き入力して
確実に認識させるのはまだまだ難しい。また、ユーザも
かな漢字変換ができるワードプロセッサの使用に慣れて
しまって、漢字を正確に書けるとは限らなくなってきて
いる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】日本語の漢字は音便や濁音化等により、多
いものでは読みが10近くになる漢字もある。読みが1
0個ある漢字が2つで熟語を作っていたとすると、この
漢字に対応しうる読みは100個になってしまい、これ
らすべての読みに対する漢字候補を検索するだけでも相
当な時間がかかり、さらにそれらの候補から目的の漢字
変換を見つけ出すのは大変である
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】キーボード5は、多数のキーを備え、マウ
ス等のポインティングデバイス6を接続し、オペレータ
の操作により各種のデータやコマンドを入力する入力手
段である。このキーボードから各種の文字,記号等を入
力して、文書を作成し、編集あるいは校正することもで
きるが、後述するタブレット12によって全ての入力を
行なう場合には、これを省略することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】そして、認識した入力文字列がまじり書き
であると判別したときには、読み変換手段24で、使用
可能な各漢字の全ての読み候補を格納した単漢字辞書
2を使用して、その文字列中の漢字を読み候補のかな文
字に変換する。さらに、読み候補選択手段25によっ
て、その複数の読み候補から接続条件に合った読み候補
のみを選択する。その際、使用可能な各漢字の読みごと
の前後の接続条件を登録した接続条件辞書33を使用す
る。この接続条件については後述する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】この変換結果の文字列を変換結果出力手段
27によって出力する。これは例えば図2の表示器13
に表示することである。まじり書き判別手段23におい
て、入力された文字列がまじり書きでなく、すべてかな
の文字列であると判別された場合には、そのかな文字列
を直接かな漢字変換手段26に送り、そのかな文字列中
の漢字にすべき部分を漢字に変換する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】この処理を開始すると、まずステップ1に
おいて、図2に示したタブレット12から入力された文
字を認識し、その認識した文字(文字コード)をステッ
2でテキストバッファ(RAM3内のエリア)に順次
格納する。そして、ステップ3でタブレット12からの
変換指示があったか否かを判断し、変換指示があるまで
ステップ1,2の処理を繰り返す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】変換指示があるとステップ4へ進んで、テ
キストバッファからそれまでに入力された未確定の文字
列を読み出し、ステップ5でその入力された文字列が
「まじり書き」文字列が否かを判別する。まじり書き文
字列であれば、ステップ6へ進んで読み変換処理を行な
い、その文字列中の漢字を読み候補のかな文字に変換す
る。その詳細は後述する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】続いて、ステップ7で通常のかな漢字変換
を行ない、その読み候補のかな文字を含むかな文字列中
の漢字にすべき部分を漢字に変換する。そして、ステッ
8で正当性判断処理を行なって、所望の漢字まじり文
字列を得る。この正当性判断処理は、入力されたまじり
書き文字列からは変換され得ない漢字候補を、変換候補
から外す処理であるが、その詳細は後述する。ステップ
9でその変換結果を出力する。このとき、かな漢字変換
した漢字候補が複数ある場合には、その第1候補を表示
して、ユーザの指示により順次他の候補に変更できるよ
うにし、ユーザに意図する漢字を選択させる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】ステップ5の判断で入力された文字列がま
じり書きでなかったときは、ステップ10へ進んで、そ
の文字列が全て漢字または変換不要文字(漢字とその送
りがな、数字、アルファベット、外来語のカタカナな
ど)であるか否かを判別し(例えば無変換の指示により
判別する)、そうであれば、その文字列をそのままステ
ップ9で変換結果として出力する。そうでなければ、そ
の文字列はすべてかなの文字列と判断して、ステップ
へ進んで通常のかな漢字変換を行なう。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】次に、ステップ6の読み変換処理のサブル
ーチンの内容を、図4のフローチャートによって説明す
る。このサブルーチンでは、まずステップ11で、入力
された「まじり書き文字列」中のすべての漢字を変換し
終わったか否かを判断し、すべての漢字を変換し終わっ
ていれば、図3に示したメインルーチンへリターンす
る。そうでなければ、ステップ12へ進み、変換対象の
漢字を次の漢字にするが、1回目は文字の入力順で最初
の漢字を変換対象にする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】そして、ステップ13で、図1に示した単
漢字辞書32を検索して、そこに変換対象の漢字の今ま
でに変換していない読みがあればステップ14へ進み、
なければステップ11へ戻る。ステップ14では、図1
に示した接続条件辞書33を検索して、その読みに対応
する接続条件の情報があるかどうかを判断する。 その
結果、その読みに対応する接続条件の情報があれば、ス
テップ15へ進んで読みがな候補にその読み(一つ又は
複数のかな文字)を加えた後、ステップ13へ戻る。な
ければ、そのままステップ13へ戻る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】ステップ13で、変換対象の漢字について
変換していない読みがなくなるまで、ステップ14,1
5の処理を繰り返し、なくなるとステップ11へ戻り、
まだ変換していない漢字があれば、ステップ12で変換
対象を次の漢字にして、ステップ13〜15の処理を繰
り返す。そして、まじり書き文字列中のすべての漢字を
読み候補のかな文字に変換し終わると、メインルーチン
へリターンする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】次に、図3のメインルーチンにおけるステ
ップ8の正当性判断処理のサブルーチンの内容を、図5
のフローチャートによって説明する。このルーチンで
は、まずステップ21で、まだ正当性を判断していない
変換候補の漢字があるか否かを調べる。ない場合はすべ
ての変換候補について正当性の判断をし終わったので、
図3のメインルーチンへリターンする。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】正当性を判断していない変換候補がある場
合は、ステップ22へ進んでチェック対象を次の変換候
補にするが、1回目は最初の変換候補にする。そして、
ステップ23で元の文字列(入力されたまじり書き文字
列)と変換候補を比較する。その結果、元の文字列と矛
盾する文字(漢字)があれば、ステップ26で候補から
外し、矛盾しなければ、ステップ25でその候補(漢
字)を文字列順にソートする。そして、いずれの場合も
ステップ21に戻って、次の変換候補があれば上述の処
理を繰り返す。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】次に、接続条件辞書について説明する。接
続条件辞書は、登録されたすべての漢字のすべての読み
に対して、「(接続条件)読み(接続条件)」の形で接
続条件を記憶させている。例えば、漢字「払」の接続条
件を図6に示す。その接続条件を示す各記号は、下記の
意味を持っている。「/」は読みの区切りを示す。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】この接続条件辞書により、例えば「払しょ
く」のような入力が与えられた場合、「ばらいしょく」
「ばらしょく」(「払」の前に文字がない)、「ぱらし
ょく」(「払」の前に「っ」がない)、「はらしょく
(「払」の後に「いうえおっ」のどれかがない)の読み
は作成しないで済む。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】なお、この実施形態では手書き文字入力手
としてタブレットを用いたが、かなと漢字が入力でき
るものであれば他の装置を用いてもよい。紙などに手書
きしたまじり書き文字列をスキャナで読み取って、OC
R処理によって文字認識した文字列データや、すでに一
部漢字に変換されている文字列をさらに入力データとし
て用いて、この発明による手書き文字入力変換処理を行
なうこともできる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示す情報処理装置による手書き文字入力
変換処理装置としての機能構成を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明の一実施形態であるワードプロセッサ
(文書作成装置)あるいはパーソナルコンピュータ等の
情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した情報処理装置によってこの発明に
よる手書き文字入力変換処理を行なう場合のCPU1に
よる処理のメインルーチンを示すフローチャートで
る。
【図4】図3における読み変換処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。
【図5】図3における正当性判断処理のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図6】図4の読み変換処理のステップ14で使用する
接続条件辞書中の接続条件の一例を示す図である。
【符号の説明】 1:CPU 2:ROM 3:RAM 4:ハードディスク装置(HDD) 5:キーボード 6:ポインティングデバイス 7:光デイスク装置(ODD) 8:光ディスク(記録媒体) 9:フロッピディスク装置(FDD) 10:フロッピディスク(記録媒体) 11:バス 12:タブレット(手書き文字入力手段) 13;表示器(変換結果出力手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き文字を入力する手書き文字入力手
    段と、 該手段によって入力された文字を認識する文字認識手段
    と、 該手段によって認識された一連の入力文字列が漢字の単
    語又は熟語の一部がかなで入力されたまじり書き文字列
    であったとき、その文字列中の漢字を読み候補のかな文
    字に変換する読み変換手段と、 使用可能な各漢字の読みごとの前後の接続条件を登録し
    た接続条件辞書と、 該辞書を使用して前記読み変換手段によって変換された
    読み候補から接続条件に合った読み候補を選択する読み
    候補選択手段と、 該手段によって選択された読み候補のかな文字を含むか
    な文字列中の漢字にすべき部分を漢字に変換するかな漢
    字変換手段と、 を備えたことを特徴とする手書き文字入力変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の手書き文字入力変換装置
    を備えた文書作成装置。
  3. 【請求項3】 コンピュータを、入力された手書き文字
    を認識する文字認識手段、該手段によって認識された一
    連の入力文字列が漢字の単語又は熟語の一部がかなで入
    力されたまじり書き文字列であったとき、その文字列中
    の漢字を読み候補のかな文字に変換する読み変換手段、
    使用可能な各漢字の読みごとの前後の接続条件を登録し
    た接続条件辞書を使用して、前記読み変換手段によって
    変換された読み候補から接続条件に合った読み候補を選
    択する読み候補選択手段、および該手段によって選択さ
    れた読み候補のかな文字を含むかな文字列中の漢字にす
    べき部分を漢字に変換するかな漢字変換手段、として機
    能させるためのプログラムおよび前記接続条件辞書のデ
    ータを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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