JP2000200560A - インライン型電子銃を備えたカラ―陰極線管 - Google Patents

インライン型電子銃を備えたカラ―陰極線管

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JP2000200560A
JP2000200560A JP11002119A JP211999A JP2000200560A JP 2000200560 A JP2000200560 A JP 2000200560A JP 11002119 A JP11002119 A JP 11002119A JP 211999 A JP211999 A JP 211999A JP 2000200560 A JP2000200560 A JP 2000200560A
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focusing
electrode
voltage
quadrupole lens
electrostatic quadrupole
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JP11002119A
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Takeshi Uchida
剛 内田
Masaji Shirai
正司 白井
Shinichi Kato
真一 加藤
Koichi Miyagawa
晃一 宮川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後段静電4重極レンズの入射電子ビーム形状
を強力整形し、螢光面全域で良好、均一なフォーカスを
得るインライン型電子銃を備えたカラー陰極線管を提供
する。 【解決手段】 螢光面、シャドウマスク、偏向ヨーク、
インライン型電子銃等を備え、インライン型電子銃が、
陰極13、制御電極14、加速電極15、複数分割集束電極16
〜21、陽極22を有し、分割集束電極16、20に第1集束電
圧、分割集束電極17、19、21に第2集束電圧を加えて、
隣接配置された第1集束電圧を加えた分割集束電極と第
2集束電圧を加えた分割集束電極16−17、19−20、20−
21間に順に前置静電四重極レンズ、前段静電四重極レン
ズ、後段静電四重極レンズを形成し、第1、第2集束電
圧の差電圧の増大時に、3本の電子ビームに対し、前置
静電四重極レンズと前段静電四重極レンズが水平方向の
発散力を強く、垂直方向の集束力を強くする作用を示
し、後段静電四重極レンズが水平方向の集束力を強く、
垂直方向の発散力を強くする作用を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インライン型電子
銃を備えたカラー陰極線管に係わり、特に、インライン
型電子銃から螢光面に放射される3本の電子ビームを強
力に整形し、螢光面全域でフォーカス特性を良好かつ均
一にしたインライン型電子銃を備えたカラー陰極線管に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インライン型電子銃を備えたカラ
ー陰極線管は、パネル部フェースプレート内面に形成さ
れた3本の電子ビームが投射される螢光面と、パネル部
内部に配置され、螢光面に対向するように配置された多
数の電子ビーム通過孔を有するシャドウマスクと、ファ
ンネル部外周に装着され、3本の電子ビームの螢光面へ
の投射位置を順次走査偏向させる偏向ヨークと、ネック
部内に収納され、3本の電子ビームを発生するインライ
ン型電子銃とを具備している。
【0003】この場合、インライン型電子銃は、各別に
電子ビームを発生する3本の陰極と、制御電極と、加速
電極と、複数に分割された分割集束電極からなる集束電
極と、陽極と、シールドカップとを備え、制御電極、加
速電極、複数の分割集束電極、陽極、シールドカップ
は、3本の陰極の螢光面側に電子ビームの投射経路に沿
って順に配置されている。
【0004】ここで、図5は、既知のインライン型電子
銃の要部構成の一例を示す断面図であって、インライン
型電子銃の軸心部分における垂直方向断面図を示すもの
であり、特開平4−43532号公報に開示されている
ものである。
【0005】図5において、41はセンター陰極、42
は制御電極、43は加速電極、44は第1分割集束電
極、45は第2分割集束電極、46は第3分割集束電
極、47は第4分割集束電極、48は陽極、49はシー
ルドカップ、50は第3分割集束電極46の内部に配置
されている板状電極、51はセンター電子ビームを垂直
方向から挟み、水平方向に延びる一対の板状補助電極、
52は第4分割集束電極47内に配置されている第1内
部電極、53は陽極48内に配置されている第2内部電
極である。
【0006】そして、センター陰極41(実際、インラ
イン型電子銃においては、センター電子ビームを発生す
るセンター陰極41の他に、2本のサイド電子ビームを
発生する2本のサイド陰極があるが、図5では2本のサ
イド電子ビームに関連する構成部分は全て図示が省略さ
れている。)の螢光面側には、板状の制御電極42、板
状の加速電極43、筒状の第1分割集束電極44、筒状
の第2分割集束電極45、筒状の第3分割集束電極4
6、筒状の第4分割集束電極47、筒状の陽極48がそ
れぞれ所定間隔を隔てて順次配置され、筒状の陽極48
の螢光面側に円筒状のシールドカップ49が接合配置さ
れている。
【0007】第3分割集束電極46の内部には、第4分
割集束電極47に対向するように板状電極50が設けら
れ、第4分割集束電極47の第3分割集束電極46との
対向面側には、センター電子ビームを垂直方向から挟む
ように水平方向に平行配置された一対の板状補助電極5
1が設けられている。さらに、第4分割集束電極47内
には、第1内部電極52が配置され、陽極48内には、
第2内部電極53が配置されている。
【0008】第1分割集束電極44及び第3分割集束電
極46には、一定の集束電圧Vf1が印加され、第2分
割集束電極45及び第4分割集束電極47には、電子ビ
ーム偏向量に対応して変化するダイナミック電圧Vd1
が印加されている。
【0009】この場合、第1分割集束電極44、第2分
割集束電極45、第3分割集束電極46は、像面湾曲補
正用静電四重極レンズ(前段静電四重極レンズ)を構成
し、第3分割集束電極46と第4分割集束電極47との
対向面は、非点収差補正用静電四重極レンズ(後段静電
四重極レンズ)を構成している。
【0010】前記構成による特開平4−43532号公
報に開示の既知のインライン型電子銃は、次のように動
作する。
【0011】ヒーター(図番なし)により加熱されたセ
ンター陰極41から放出された熱電子は、加速電極43
に印加される正電圧によって制御電極42側に吸引、加
速され、センター電子ビームが形成される。なお、図示
されていないが、両サイド電子ビームもセンター電子ビ
ームと同様に形成される。3本の電子ビームは、制御電
極42の対応する電子ビーム開口部を通過し、次いで、
加速電極43の対応する電子ビームの開孔部を通過した
後、第1分割集束電極44に供給される。このとき、3
本の電子ビームは、第1分割集束電極44、第2分割集
束電極45、第3分割集束電極46の各電子ビーム開口
部を通過する際に、第1分割集束電極44と第2分割集
束電極45と第3分割集束電極46とにより形成される
像面湾曲補正用静電四重極レンズによって、若干集束作
用を受けるとともに、像面湾曲の補正が行われる。ま
た、3本の電子ビームは、第3分割集束電極46、第4
分割集束電極47の各電子ビーム開口部を通過する際
に、第3分割集束電極46と第4分割集束電極47との
間に形成される非点収差補正用静電四重極レンズによ
り、大きな集束作用を受けるとともに、非点収差の補正
が行われる。その後、3本の電子ビームは、陽極48、
シールドカップ49によって加速され、インライン型電
子銃から螢光面に向かって投射される。次いで、3本の
電子ビームは、偏向ヨークによって所定の方向に走査偏
向された後、シャドウマスクの電子ビーム通過孔を通
り、螢光面上に正確にフォーカスされた投射スポットを
形成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一般に、テレビジョン
受像管やディスプレイ管等のカラー陰極線管に用いられ
るインライン型電子銃においては、螢光面上の全域にわ
たって良好なフォーカスを有し、高い解像度を得るため
に、螢光面上に投射される電子ビームスポットのスポッ
ト形状を電子ビーム偏向量の大きさに対応して適正に制
御する必要性があることは知られている。
【0013】ところで、このような汎用的なインライン
型電子銃においては、電子ビームが偏向収差の影響を受
けたり、電子ビームの偏向量に同期して後段静電四重極
レンズ等に入射する電子ビームの断面形状が変化してし
まうため、螢光面上の全域において良好かつ均一なフォ
ーカスを達成することが困難である。
【0014】このような困難性を克服するために、前記
特開平4−43532号公報に開示されたインライン型
電子銃においては、第3分割集束電極46と第4分割集
束電極47との対向面に非点収差補正用静電四重極レン
ズ(後段静電四重極レンズ)を形成し、また、第1分割
集束電極44と第2分割集束電極45と第3分割集束電
極46とによって像面湾曲補正用静電四重極レンズ(前
段静電四重極レンズ)を形成するようにしている。
【0015】前記構成による特開平4−43532号公
報に開示されたインライン型電子銃は、非点収差補正用
静電四重極レンズ(後段静電四重極レンズ)を配置した
ことにより、電子ビームの偏向量の増大に伴って主集束
レンズに入射される3本の電子ビームの断面形状が縦長
になるが、3本の電子ビームが偏向ヨークを通過する際
に、偏向ヨークにおける偏向収差を持った偏向磁界の影
響を受けることにより、電子ビームの断面形状が横長に
なるので、螢光面上に達したときの3本の電子ビームの
スポット形状は、螢光面の周辺部に行く程横長になって
しまう。
【0016】このため、特開平4−43532号公報に
開示されたインライン型電子銃は、非点収差補正用静電
四重極レンズ(後段静電四重極レンズ)の前方に、像面
湾曲補正用静電四重極レンズ(前段静電四重極レンズ)
を配置し、非点収差補正用静電四重極レンズと像面湾曲
補正用静電四重極レンズとが協動し、偏向ヨークにおけ
る偏向収差を持った偏向磁界の影響を補正し、螢光面の
周辺部において横長の電子ビームのスポット形状が生じ
ないようにして、螢光面の全域において良好なフォーカ
スが達成されるようにしている。
【0017】しかしながら、特開平4−43532号公
報に開示されたインライン型電子銃においても、それ以
前のインライン型電子銃に比べれば、螢光面の全域にお
いてより良好なフォーカスを達成させることが可能にな
るものであるが、最近になって、高精細で、高解像度の
画像の要望が益々強くなってきたことを勘案すれば、前
記特開平4−43532号公報に開示されたインライン
型電子銃における良好なフォーカス状態であっても未だ
不十分であり、螢光面の全域においてさらなる良好なフ
ォーカスを達成させることが必要になってきている。
【0018】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたもので、その目的は、後段静電四重極レンズに
入射する電子ビームの断面形状を強力に整形し、螢光面
上の全域において良好かつ均一なフォーカスを達成する
ことを可能にしたインライン型電子銃を備えたカラー陰
極線管を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるインライン型電子銃を備えたカラー陰
極線管は、螢光面と、シャドウマスクと、偏向ヨーク
と、インライン型電子銃とを有し、インライン型電子銃
が3本の陰極と、制御電極と、加速電極と、複数の分割
集束電極と、陽極とを有し、複数の分割集束電極の中の
2つの分割電極に一定の第1集束電圧が、3つの分割集
束電極に電子ビーム偏向量に対応して変化する第2集束
電圧がそれぞれ印加され、第1集束電圧を印加した分割
集束電極と第2集束電圧を印加した分割集束電極間に、
前置静電四重極レンズ、前段静電四重極レンズ、後段静
電四重極レンズを順次形成し、3本の電子ビームに対す
る、前置静電四重極レンズ及び前段静電四重極レンズの
集束、発散作用と、後段静電四重極レンズの同作用とが
反対になるようにした手段を具備する。
【0020】前記手段によれば、インライン型電子銃に
おける第1集束電圧と第2集束電圧との差電圧が増大し
た時に、後段静電四重極レンズは、3本の電子ビームに
対して、水平方向(または垂直方向)の集束力を強く
し、垂直方向(または水平方向)の発散力が強くする作
用を有するのに対し、前置静電四重極レンズ及び前段静
電四重極レンズは、後段静電四重極レンズの前記作用と
は逆に、水平方向(または垂直方向)の発散力を強く
し、垂直方向(または水平方向)の集束力を強くする作
用を有するので、後段静電四重極レンズに入射される電
子ビームの断面形状を2つの前置静電四重極レンズと前
段静電四重極レンズとによって強力に整形することが可
能になり、カラー陰極線管の螢光面上の全域において良
好かつ均一なフォーカスが達成できる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の1つの実施の形態におい
て、インライン型電子銃を備えたカラー陰極線管は、少
なくとも、パネル部フェースプレート内面に形成した螢
光面と、パネル部内部で螢光面に対向配置されたシャド
ウマスクと、ファンネル部外周に装着された偏向ヨーク
と、ネック部内に収納されたインライン型電子銃とを備
え、インライン型電子銃は、3本の陰極と、制御電極
と、加速電極と、複数の分割集束電極と、陽極とを有
し、複数の分割集束電極の中の2つの分割電極に一定電
圧の第1集束電圧を印加し、3つの分割集束電極に一定
電圧に電子ビーム偏向量に対応したダイナミック電圧を
加えた第2集束電圧を印加したものであって、互いに隣
接配置された第1集束電圧を印加した分割集束電極と第
2集束電圧を印加した分割集束電極間に、陰極側から順
に前置静電四重極レンズ、前段静電四重極レンズ、後段
静電四重極レンズをそれぞれ形成し、第1集束電圧と第
2集束電圧との差電圧が増大する際に、3本の電子ビー
ムに対して、前置静電四重極レンズ及び前段静電四重極
レンズは、水平方向または垂直方向のいずれか一方方向
の集束力を強くし、かつ、他方方向の発散力を強くし、
後段静電四重極レンズは、一方方向の発散力を強くし、
かつ、他方方向の集束力を強くしているものである。
【0022】本発明の他の実施の形態において、インラ
イン型電子銃を備えたカラー陰極線管は、複数の分割集
束電極の中の第1集束電圧を印加した1つの分割集束電
極を陰極側分割集束電極と陽極側分割集束電極とに2分
割し、陰極側分割集束電極に第2集束電圧を印加し、陽
極側分割集束電極に第1集束電圧を印加して、陰極側分
割集束電極と陽極側分割集束電極との間に像面湾曲補正
用静電四重極レンズを形成し、第1集束電圧と第2集束
電圧との差電圧が増大する際に、像面湾曲補正用静電四
重極レンズが3本の電子ビームに対して水平方向及び垂
直方向の両方向の集束力を強くしているものである。
【0023】これらの本発明の実施の形態によれば、イ
ンライン型電子銃における複数の分割集束電極の中で、
第1集束電圧を印加した1つの分割集束電極を陰極側分
割集束電極と陽極側分割集束電極とに2分割し、その中
の陰極側分割集束電極に第2集束電圧を印加することに
より、互いに隣接する第1集束電圧を印加した分割集束
電極と第2集束電圧を印加した分割集束電極間に、前置
静電四重極レンズ、前段静電四重極レンズ、後段静電四
重極レンズをそれぞれ形成するようにしているもので、
インライン型電子銃に供給される第1集束電圧と第2集
束電圧との差電圧が増大した際に、後段静電四重極レン
ズは、3本の電子ビームに対して、水平方向(または垂
直方向)の集束力を強くし、かつ、垂直方向(または水
平方向)の発散力を強くする作用を有するのに対し、前
置静電四重極レンズ及び前段静電四重極レンズは、後段
静電四重極レンズの作用とは反対に、3本の電子ビーム
に対して、水平方向(または垂直方向)の発散力を強く
し、かつ、垂直方向(または水平方向)の集束力を強く
する作用を有するので、前置静電四重極レンズや前段静
電四重極レンズを形成する分割集束電極の長さ等に制限
されずに、後段静電四重極レンズに入射する3本の電子
ビームの断面形状を、前置静電四重極レンズ及び前段静
電四重極レンズの双方によって強力に整形することが可
能になり、カラー陰極線管の螢光面上の全域において良
好かつ均一なフォーカスを達成することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0025】図1は、本発明によるカラー陰極線管の一
実施例の概略構成を示す断面図である。
【0026】図1において、1はパネル部、1Fはフェ
ースプレート、2はネック部、3はファンネル部、4は
螢光面、5はシャドウマスク、6は内部磁気シールド、
7は偏向ヨーク、8はピュリテイ調整マグネット、9は
センタービームスタティックコンバーゼンス調整用マグ
ネット、10はサイドビームスタティックコンバーゼン
ス調整用マグネット、11はインライン型電子銃、12
は電子ビームである。
【0027】そして、カラー陰極線管を構成する真空外
囲器(ガラスバルブ)は、略長方形状のフェースプレー
ト1Fを有するパネル部1と、インライン型電子銃11
を収納した細長い円筒状のネック部2と、パネル部1及
びネック部2を連接する略漏斗形状のファンネル部3と
からなっている。パネル部1フェースプレート1F内面
には螢光面4が形成され、パネル部1内側に螢光面4に
対向して多くの電子ビーム通過孔(図示なし)を備えた
シャドウマスク5が固定配置されている。ファンネル部
3のパネル部1寄りの部分の内側には内部磁気シールド
6が配置され、ファンネル部3のネック部2寄りの部分
の外周には偏向ヨーク7が装着される。ネック部2の外
側には、ピュリテイ調整マグネット8、センタービーム
スタティックコンバーゼンス調整用マグネット9、サイ
ドビームスタティックコンバーゼンス調整用マグネット
10が並設配置される。インライン型電子銃11から放
射された3本の電子ビーム12(図1には1本だけが図
示されている)は、偏向ヨーク7において水平方向及び
垂直方向にそれぞれ偏向走査され、シャドウマスク5の
電子ビーム通過孔を通して螢光面4に射突する。
【0028】この場合、本実施例のカラー陰極線管にお
ける画像表示動作は、既知のこの種のカラー陰極線管に
おける画像表示動作と殆んど同じであって、かかる動作
は当該技術分野においてはよく知られていることである
ので、本実施例のカラー陰極線管における画像表示動作
の説明は、省略する。
【0029】次に、図2は、図1に図示されたカラー陰
極線管に用いられるインライン型電子銃11の第1実施
例の要部構成を示す断面図であって、インライン型電子
銃の軸心に沿った垂直面の断面図を示すものである。
【0030】図2において、13はセンター陰極、14
は制御電極(第1電極)、15は加速電極(第2電
極)、16は第1分割集束電極(第3−1電極)、17
は第2分割集束電極(第3−2電極)、18は第3分割
集束電極(第4電極)、19は第4分割集束電極(第5
−1電極)、20は第5分割集束電極(第5−2電
極)、21は第6分割集束電極(第5−3電極)、22
は陽極、23はシールドカップ、24は第1水平板状補
助電極、25は第1垂直板状補助電極、26は第2垂直
板状補助電極、27は第2水平板状補助電極、28は第
3垂直板状補助電極、29は第3水平板状補助電極、3
0は第1内部電極、31は第2内部電極である。
【0031】そして、センター陰極13(実際に、本実
施例のインライン型電子銃においては、センター電子ビ
ームを発生するセンター陰極13の他に、2本のサイド
電子ビームを発生する2本のサイド陰極が配置されてい
るが、図2では2本のサイド電子ビームに関連する構成
部分は全て図示を省略している。)の電子ビーム投射側
(螢光面側)には、板状の制御電極14、板状の加速電
極15、筒状の第1分割集束電極16、筒状の第2分割
集束電極17、板状の第3分割集束電極18、筒状の第
4分割集束電極19、筒状の第5分割集束電極20、筒
状の第5分割集束電極21、筒状の陽極22がそれぞれ
所定間隔を隔てて順次配置され、筒状の陽極22の螢光
面側に円筒状のシールドカップ23が接合配置されてい
る。
【0032】また、第1分割集束電極16の第2分割集
束電極17との対向面側には、センター電子ビームを垂
直方向から挟み、水平方向に平行して延びる第1水平板
状補助電極24が設けられ、第2分割集束電極17の第
1分割集束電極16との対向面側には、センター電子ビ
ームを水平方向から挟み、垂直方向に平行して延びる第
1垂直板状補助電極25が設けられている。第4分割集
束電極19の第5分割集束電極20との対向面側には、
センター電子ビームを水平方向から挟み、垂直方向に平
行して延びる第2垂直板状補助電極26が設けられ、第
5分割集束電極20の第4分割集束電極19との対向面
側には、センター電子ビームを垂直方向から挟み、水平
方向に平行して延びる第2水平板状補助電極27が設け
られている。第5分割集束電極20の第6分割集束電極
21との対向面側には、センター電子ビームを水平方向
から挟み、垂直方向に平行して延びる第3垂直板状補助
電極28が設けられ、第6分割集束電極21の第5分割
集束電極20との対向面側には、センター電子ビームを
垂直方向から挟み、水平方向に平行して延びる第3水平
板状補助電極29が設けられている。
【0033】なお、図2に図示のインライン型電子銃に
おいて、第1、第2、第3水平板状補助電極24、2
7、29は、センター電子ビームを水平方向から挟むよ
うな構成として示されているが、実際には両サイド電子
ビームも水平方向から挟むように延長配置されている。
また、第1、第2、第3垂直板状補助電極25、26、
28は、センター電子ビームを垂直方向から挟むような
構成として示されているが、実際には両サイド電子ビー
ムも同様に垂直方向から挟むように図示されていない他
の垂直板状補助電極が配置されている。
【0034】さらに、第6分割集束電極21内には第1
内部電極30が配置され、陽極22内には第2内部電極
31が配置されている。
【0035】この場合、第1分割集束電極16、第5分
割集束電極20には、それぞれ一定電圧V1からなる第
1集束電圧Vf1が印加され、第2分割集束電極17、
第4分割集束電極19、第6分割集束電極21には、一
定電圧V2と電子ビーム偏向量に対応して変化するダイ
ナミック電圧Vdとの和からなる第2集束電圧Vf2が
印加されている。
【0036】ここで、図4は、第1実施例及び後述する
第2実施例のインライン型電子銃に供給される第1集束
電圧と第2集束電圧の状態を示す特性図である。
【0037】図4において、縦軸はV単位で表した電圧
であり、横軸は電子ビーム偏向量、即ち、螢光面上の電
子ビーム走査位置である。
【0038】図4に示されるように、第1集束電圧Vf
1は、電子ビーム偏向量に係わりなく一定電圧値からな
っているのに対して、第2集束電圧Vf2は、一定電圧
に電子ビーム偏向量(螢光面上の電子ビーム走査位置)
に対応して変化するダイナミック電圧が重畳された電圧
値からなっているものである。
【0039】前記構成による第1実施例のインライン型
電子銃は、次のように動作する。
【0040】ヒーター(図番なし)によってセンター陰
極13が加熱されると、センター陰極13の電子放射面
から熱電子が放出され、これらの熱電子は、加速電極1
5に印加される正電圧によって制御電極14側に吸引さ
れた後、加速され、センター電子ビームが形成される。
なお、図示されていないが、両サイド電子ビームもセン
ター電子ビームと同様に形成される。3本の電子ビーム
は、制御電極14の対応する電子ビーム開口部を通過
し、次に、加速電極15の対応する電子ビーム開孔部を
通過して、第1分割集束電極16方向に投射される。こ
のとき、3本の電子ビームは、第1分割集束電極16及
び第2分割集束電極17の各電子ビーム開口部を通過す
る際に、第1分割集束電極16と第2分割集束電極17
との間に形成される前置静電四重極レンズによって、水
平方向で発散作用を受け、かつ、垂直方向で集束作用を
受ける。次いで、3本の電子ビームは、第3分割集束電
極18の電子ビーム開孔部を通過し、第4分割集束電極
19方向に投射されるが、第4分割集束電極19と第5
分割集束電極20の各電子ビーム開口部を通過する際
に、第4分割集束電極19と第5分割集束電極20との
間に形成される前段静電四重極レンズによって、前置静
電四重極レンズで受けた作用と同様に、水平方向で発散
作用を受け、かつ、垂直方向で集束作用を受けて、第6
分割集束電極21に投射される。続いて、3本の電子ビ
ームは、第5分割集束電極20と第6分割集束電極21
の各電子ビーム開口部を通過する際に、第5分割集束電
極20と第6分割集束電極21との間に形成される後段
静電四重極レンズによって、前置静電四重極レンズや前
段静電四重極レンズで行われる作用と反対の作用、即
ち、水平方向で強い集束作用を受け、かつ、垂直方向で
強い発散作用を受ける。その後、3本の電子ビームは、
第6分割集束電極21の電子ビーム開孔部を通過し、陽
極22及びシールドカップ23に印加される高電圧によ
り加速され、シールドカップ23開口部から螢光面方向
に投射される。
【0041】このように、第1実施例のインライン型電
子銃は、後段静電四重極レンズにおいて、3本の電子ビ
ームに対して水平方向に強い集束作用を加え、垂直方向
に強い発散作用を加えるのに先立って、後段静電四重極
レンズに入射される3本の電子ビームに対し、前置静電
四重極レンズ及び前段静電四重極レンズの2つのレンズ
によって、水平方向に発散させ、かつ、垂直方向に集束
させるようにして、電子ビーム断面形状の整形を行うよ
うにしたので、第1分割集束電極16及び第2分割集束
電極17の全長、または、第4分割集束電極19及び第
5分割集束電極20の全長をそれ程長くすることなく、
強力な電子ビーム整形作用を持たせることが可能にな
り、カラー陰極線管の螢光面の全域で良好かつ均一なフ
ォーカス特性を得ることができる。
【0042】次に、図3は、図1に図示されたカラー陰
極線管に用いられるインライン型電子銃の第2実施例の
要部構成を示す断面図であって、インライン型電子銃の
軸心に沿った垂直面の断面図を示すものである。
【0043】図3において、20(1)は陰極側第5分
割集束電極、20(2)は陽極側第5分割集束電極、3
2は第4垂直板状補助電極、33は第4水平板状補助電
極、34は第5水平板状補助電極、35は第5垂直板状
補助電極、36は第6水平板状補助電極、37は第6垂
直板状補助電極であり、その他、図2に示された構成要
素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0044】そして、センター陰極13(実際に、2本
のサイド陰極の配置は省略されている。)の電子ビーム
投射側(螢光面側)には、板状の制御電極14、板状の
加速電極15、筒状の第1分割集束電極16、筒状の第
2分割集束電極17、板状の第3分割集束電極18、筒
状の第4分割集束電極19、筒状の陰極側第5分割集束
電極20(1)、筒状の陽極側第5分割集束電極20
(2)、筒状の第6分割集束電極21、筒状の陽極22
がそれぞれ所定間隔を隔てて順次配置され、筒状の陽極
22の螢光面側に円筒状のシールドカップ23が接合配
置されている。
【0045】また、第1分割集束電極16の第2分割集
束電極17との対向面側には、センター電子ビームを水
平方向から挟み、垂直方向に平行して延びる第4垂直板
状補助電極32が設けられ、第2分割集束電極17の第
1分割集束電極16との対向面側には、センター電子ビ
ームを垂直方向から挟み、水平方向に平行して延びる第
4水平板状補助電極33が設けられている。第4分割集
束電極19の陰極側第5分割集束電極20(1)との対
向面側には、センター電子ビームを垂直方向から挟み、
水平方向に平行して延びる第5水平板状補助電極34が
設けられ、陰極側第5分割集束電極20(1)の第4分
割集束電極19との対向面側には、センター電子ビーム
を水平方向から挟み、垂直方向に平行して延びる第5垂
直板状補助電極35が設けられている。陰極側第5分割
集束電極20(1)の陽極側第5分割集束電極20
(2)との対向面側には、センター電子ビームを垂直方
向から挟み、水平方向に平行して延びる第6水平板状補
助電極36が設けられ、陽極側第5分割集束電極20
(2)の陰極側第5分割集束電極20(1)との対向面
側には、センター電子ビームを水平方向から挟み、垂直
方向に平行して延びる第6垂直板状補助電極37が設け
られている。
【0046】なお、図3に図示のインライン型電子銃に
おいても、第4、第5、第6水平板状補助電極33、3
4、36は、センター電子ビームを水平方向から挟むよ
うな構成として示されているが、実際には両サイド電子
ビームも水平方向から挟むように延長配置されている。
また、第4、第5、第6垂直板状補助電極32、35、
37は、センター電子ビームを垂直方向から挟むような
構成として示されているが、実際には両サイド電子ビー
ムも同様に垂直方向から挟むように図示されていない他
の垂直板状補助電極が配置されている。
【0047】さらに、第6分割集束電極21内には第1
内部電極30が配置され、陽極22内には第2内部電極
31が配置されており、これらの構成は第1実施例と同
じである。
【0048】この場合、第1分割集束電極16、第4分
割集束電極19、陽極側第5分割集束電極20(2)に
は、それぞれ図4に図示された一定の第1集束電圧Vf
1が印加され、第2分割集束電極17、陰極側第5分割
集束電極20(1)、第6分割集束電極21には、それ
ぞれ図4に図示された変化する第2集束電圧Vf2が印
加されている。
【0049】前記構成による第2実施例のインライン型
電子銃の動作は、次の通りである。
【0050】センター陰極13から放出された熱電子
は、加速電極15に印加される正電圧により、制御電極
14側に吸引、加速され、センター電子ビームが形成さ
れる。なお、両サイド電子ビームもセンター電子ビーム
と同様に形成される。3本の電子ビームは、制御電極1
4の対応する電子ビーム開口部を通過し、次に、加速電
極15の対応する電子ビーム開孔部を通過して、第1分
割集束電極16方向に投射される。次に、3本の電子ビ
ームは、第1分割集束電極16及び第2分割集束電極1
7の各電子ビーム開口部を通過する際に、第1分割集束
電極16と第2分割集束電極17との間に形成される前
置静電四重極レンズによって、水平方向の発散作用を受
け、かつ、垂直方向の集束作用を受ける。次いで、3本
の電子ビームは、第3分割集束電極18の電子ビーム開
孔部を通過し、第4分割集束電極19方向に投射される
が、第4分割集束電極19と陰極側第5分割集束電極2
0(1)の各電子ビーム開口部を通過する際に、第4分
割集束電極19と陰極側第5分割集束電極20(1)と
の間に形成される前段静電四重極レンズによって、前置
静電四重極レンズで受けた作用と同様に、水平方向の発
散作用を受け、かつ、垂直方向の集束作用を受ける。続
いて、3本の電子ビームは、陰極側第5分割集束電極2
0(1)と陽極側第5分割集束電極20(2)の各電子
ビーム開口部を通過する際に、陰極側第5分割集束電極
20(1)と陽極側第5分割集束電極20(2)との間
に形成される後段静電四重極レンズによって、前置静電
四重極レンズや前段静電四重極レンズで行われる作用と
反対の作用、即ち、水平方向の強い集束作用を受け、か
つ、垂直方向の強い発散作用を受ける。次いで、3本の
電子ビームは、陽極側第5分割集束電極20(2)と第
6分割集束電極21の各電子ビーム開口部を通過する際
に、陽極側第5分割集束電極20(2)と第6分割集束
電極21との間に形成される像面湾曲補正用静電四重極
レンズによって、水平方向及び垂直方向の両方向の強い
集束作用を受ける。その後、3本の電子ビームは、第6
分割集束電極21の電子ビーム開孔部を通過し、陽極2
2及びシールドカップ23に印加される高電圧により加
速され、シールドカップ23開口部から螢光面方向に投
射される。
【0051】このように、第2実施例のインライン型電
子銃は、後段静電四重極レンズにおいて、3本の電子ビ
ームに、水平方向に強い集束作用を加え、垂直方向に強
い発散作用を加えるのに先立って、後段静電四重極レン
ズに入射される3本の電子ビームに、前置静電四重極レ
ンズ及び前段静電四重極レンズの2つのレンズによっ
て、水平方向に発散作用を加え、かつ、垂直方向に集束
作用を加えるようにし、電子ビーム断面形状の整形を行
っており、その上に、像面湾曲補正用静電四重極レンズ
によって、3本の電子ビームに、水平方向及び垂直方向
の双方向に集束作用を加えるようにしているので、第1
実施例と同様に、第1分割集束電極16及び第2分割集
束電極17の全長、または、第4分割集束電極19及び
第5分割集束電極20の全長をそれ程長くすることな
く、強力な電子ビーム整形作用を持たせることが可能に
なるとともに、電子ビームスポット径を小さくすること
ができ、カラー陰極線管の螢光面の全域で良好かつ均一
なフォーカス特性を得ることができる。
【0052】なお、第1実施例及び第2実施例において
は、後段静電四重極レンズが、3本の電子ビームに、水
平方向に強い集束作用を加え、垂直方向に強い発散作用
を加えるようにし、一方、前置静電四重極レンズ及び前
段静電四重極レンズが、3本の電子ビームに、水平方向
に発散作用を加え、垂直方向に集束作用を加えるように
した例を挙げて説明したが、本発明におけるこれらの静
電四重極レンズによる集束及び発散方向は前述の例に限
られるものでなく、後段静電四重極レンズが、3本の電
子ビームに、水平方向に強い発散作用を加え、垂直方向
に強い集束作用を加えるようにし、一方、前置静電四重
極レンズ及び前段静電四重極レンズが、3本の電子ビー
ムに、水平方向に集束作用を加え、垂直方向に発散作用
を加えるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、インラ
イン型電子銃に、前置静電四重極レンズ、前段静電四重
極レンズ、後段静電四重極レンズの少なくとも3つのレ
ンズを形成し、インライン型電子銃に供給される第1集
束電圧と第2集束電圧との差電圧が増大した際に、後段
静電四重極レンズにおける、3本の電子ビームに対し、
水平方向または垂直方向のいずれか一方方向の集束力を
強くし、他方方向の発散力を強くする作用と、前置静電
四重極レンズ及び前段静電四重極レンズにおける、一方
方向の発散力を強くし、他方方向の集束力を強くする作
用とを併用しているので、前置静電四重極レンズや前段
静電四重極レンズを形成する分割集束電極の長さ等に制
限されずに、後段静電四重極レンズに入射する3本の電
子ビームの断面形状を前置静電四重極レンズ及び前段静
電四重極レンズの双方によって強力に整形することが可
能になり、カラー陰極線管の螢光面上の全域において良
好かつ均一なフォーカスを達成することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー陰極線管の一実施例の概略
構成を示す断面図である。
【図2】図1に図示されたカラー陰極線管に用いられる
インライン型電子銃の第1実施例の要部構成を示す断面
図である。
【図3】図1に図示されたカラー陰極線管に用いられる
インライン型電子銃の第2実施例の要部構成を示す断面
図である。
【図4】第1実施例及び第2実施例のインライン型電子
銃に供給される第1集束電圧と第2集束電圧の状態を示
す特性図である。
【図5】既知のインライン型電子銃を備えたカラー陰極
線管の要部構成の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パネル部 1F フェースプレート 2 ネック部 3 ファンネル部 4 螢光面 5 シャドウマスク 6 内部磁気シールド 7 偏向ヨーク 8 ピュリテイ調整マグネット 9 センタービームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 10 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 11 インライン型電子銃 12 電子ビーム 13 センター陰極 14 制御電極 15 加速電極 16 第1分割集束電極 17 第2分割集束電極 18 第3分割集束電極 19 第4分割集束電極 20 第5分割集束電極 21 第6分割集束電極 22 陽極 23 シールドカップ 24 第1水平板状補助電極 25 第1垂直板状補助電極 26 第2垂直板状補助電極 27 第2水平板状補助電極 28 第3垂直板状補助電極 29 第3水平板状補助電極 30 第1内部電極 31 第2内部電極 32 第4垂直板状補助電極 33 第4水平板状補助電極 34 第5水平板状補助電極 35 第5垂直板状補助電極 36 第6水平板状補助電極 37 第6垂直板状補助電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 真一 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 宮川 晃一 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 Fターム(参考) 5C041 AA03 AA12 AA14 AB07 AC26 AC35 AD02 AD03 AE01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、パネル部フェースプレート
    内面に形成した螢光面と、前記パネル部内部で前記螢光
    面に対向配置されたシャドウマスクと、ファンネル部外
    周に装着された偏向ヨークと、ネック部内に収納された
    インライン型電子銃とを備え、前記インライン型電子銃
    は、3本の陰極と、制御電極と、加速電極と、複数の分
    割集束電極と、陽極とを有し、前記複数の分割集束電極
    の中の2つの分割集束電極に一定電圧の第1集束電圧を
    印加し、3つの分割集束電極に一定電圧に電子ビーム偏
    向量に対応したダイナミック電圧を加えた第2集束電圧
    を印加したインライン型電子銃を備えたカラー陰極線管
    において、互いに隣接配置された前記第1集束電圧を印
    加した分割集束電極と前記第2集束電圧を印加した分割
    集束電極間に、前記陰極側から順に前置静電四重極レン
    ズ、前段静電四重極レンズ、後段静電四重極レンズをそ
    れぞれ形成し、前記第1集束電圧と前記第2集束電圧と
    の差電圧が増大する際に、3本の電子ビームに対して、
    前記前置静電四重極レンズ及び前記前段静電四重極レン
    ズは、水平方向または垂直方向のいずれか一方方向の集
    束力を強くし、かつ、他方方向の発散力を強くし、前記
    後段静電四重極レンズは、前記一方方向の発散力を強く
    し、かつ、前記他方方向の集束力を強くしていることを
    特徴とするインライン型電子銃を備えたカラー陰極線
    管。
  2. 【請求項2】 前記複数の分割集束電極は、前記第1集
    束電圧を印加した1つの分割集束電極を陰極側分割集束
    電極と陽極側分割集束電極とに2分割し、前記陰極側分
    割集束電極に第2集束電圧を印加し、前記陽極側分割集
    束電極に前記第1集束電圧を印加して、前記陰極側分割
    集束電極と前記陽極側分割集束電極との間に像面湾曲補
    正用静電四重極レンズを形成し、前記第1集束電圧と前
    記第2集束電圧との差電圧が増大する際に、前記像面湾
    曲補正用静電四重極レンズは、前記3本の電子ビームに
    対して水平方向及び垂直方向の両方向の集束力を強くす
    ることを特徴とする請求項1に記載のインライン型電子
    銃を備えたカラー陰極線管。
  3. 【請求項3】 少なくとも、パネル部フェースプレート
    内面に形成した螢光面と、前記パネル部内部で前記螢光
    面に対向配置されたシャドウマスクと、ファンネル部外
    周に装着された偏向ヨークと、ネック部内に収納された
    インライン型電子銃とを備えた陰極線管において、前記
    インライン型電子銃は、3本の陰極と、制御電極と、加
    速電極と、集束電極と、陽極とを備え、前記集束電極
    は、前記加速電極に隣接配置した第3電極と、前記第3
    電極に隣接配置した第4電極と、前記第4電極に隣接配
    置した第5電極とを備えており、前記第3電極は隣接配
    置した複数の電極を有し、前記複数の第3電極には、第
    1の集束電圧が印加される電極と第2の集束電圧が印加
    される電極とを有し、前記第5電極は隣接配置した複数
    の電極を有し、前記複数の第5電極には、第1の集束電
    圧が印加される電極と第2の集束電圧が印加される電極
    とを有し、前記第2の集束電圧は一定電圧に電子ビーム
    の偏向量に応じて電圧が変化するダイナミック電圧が重
    畳されており、前記複数の第3電極が、前記第1の集束
    電圧が印加される電極と前記第2の集束電圧が印加され
    る電極との間に第1の静電四重極レンズを形成してお
    り、前記複数の第5電極が、前記第1の集束電圧が印加
    される電極と前記第2の集束電圧が印加される電極との
    間に第2の静電四重極レンズと第3の静電四重極レンズ
    とを形成しており、前記第2の静電四重極レンズが前記
    第2の静電四重極レンズと第3の静電四重極レンズとの
    間に配置していて、前記第3の静電四重極レンズは、前
    記第1の集束電圧と第2の集束電圧との電位差の増大に
    伴い電子ビームを一方向に集束する力と前記一方向に垂
    直な他の一方向に発散させる力とが強くなるものであ
    り、前記第1の静電四重極レンズ並びに第2の静電四重
    極レンズは、前記電位差の増大に伴い、電子ビームを前
    記一方向に発散させる力と前記他の一方向に集束させる
    力が強くなるものであることを特徴とするインライン型
    電子銃を備えたカラー陰極線管。
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