JP2000200631A - 電線接続部シ―ル構造およびその製造方法 - Google Patents

電線接続部シ―ル構造およびその製造方法

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JP2000200631A
JP2000200631A JP11001882A JP188299A JP2000200631A JP 2000200631 A JP2000200631 A JP 2000200631A JP 11001882 A JP11001882 A JP 11001882A JP 188299 A JP188299 A JP 188299A JP 2000200631 A JP2000200631 A JP 2000200631A
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line
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Yoichi Takano
陽一 高野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基線から付属線が分岐した電線接続部のシー
ル構造にあって、作業性を向上させ、シール材の歩留ま
りを良くして材料コストを低減させる電線接続部シール
構造とその製造方法を提供する。 【解決手段】 基線10の途中から、2本の付属線1
1,12が分岐するように剥離露出させた導体同士を結
線し、接続子13でかしめてジョイント接続部を形成す
る。接続子を粘着性を有する軟質材で平面鍵形状のシー
ル部材20の電線位置決め凹部に位置決めし、2本の付
属線をシール副部22の横辺部22aの表面に接触さ
せ、基線を横辺部の裏面に接触させ位置決めする。縦辺
部22bを斜めに折曲げ、上位の2本の付属線を上から
包み込んで互いに分離させ、次に、シール主部21を下
方から回し込み、下位の基線を下から包み込むと共に、
そのシール主部の先方を上側へ回して縦辺部を上から包
み込み、付属線をさらに二重に上から包み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線接続部シール
構造およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、基線となる電線の途中に付属線
の先端を接続して、付属線が基線から分岐したかのよう
なジョイント接続部を形成する際、そのジョイント接続
部は防水シール構造とされる。図5(a),(b)は、
電線接続部シール構造の一例として、先に本願出願人に
よって提案された実開平1−93918号公報に記載の
シール材を示している。
【0003】この場合、基線1の途中位置の被覆絶縁皮
を剥ぎ、そこだけ導体2を露出させる。付属線3の先端
部もまた被覆絶縁皮を剥いで導体4を露出させている。
この剥離露出した導体2,4同士を結線して接続する。
【0004】一方、その接続部を防水シール構造にする
にあたって、ブチルゴムなど軟質で粘着性を有するシー
ト状に形成したシール材5が準備される。このシール材
5は、主部となる矩形状のシール本体6を有し、このシ
ール本体6の一端から突出した形で突片7が設けられて
いて、全体の平面形状が凸形となっている。
【0005】まず、図5(a)に示すように、平面凸形
のシール材5を用い、シール本体6上に基線1と付属線
3の結線される部分の導体2、4をあてがう。その際、
シール材5の突片7を挟む形でその一方側に基線1を、
他方側に付属線3を二股となるようにしてセットする。
この状態で、シール材5のシール本体6の両端6a,6
bを互いに向かい合わせにして折り込み、内側に基線1
と付属線3の各導線2、3が密着するようにして巻き込
んで包む。続いて、突片7を基線1と付属線3との間に
割り込ませて密着させながら折り込む。図5(b)は、
そこまで作業を終えたシール構造を示し、基線1から付
属線3が分岐した形の電線接続部シール構造を形成して
いる。
【0006】ところで、この図5(a),(b)の図示
例では、たまたま1本の付属線3を分岐させたものが示
されているが、複数本の付属線3が分岐するようなジョ
イント接続部の場合、分岐用の突片7を1つだけ設けた
平面凸形のシール材5では対応できない。したがって、
その場合は図5(c)に示す複数の突片7を設けた別種
のシール材5が準備される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
として示された上記図5(a)〜(c)の電線接続部シ
ール構造にあっては、次の各点に改良の余地を残してい
る。
【0008】1つは、シール材5がその本体6から1つ
または複数の突片7を突出させた形状を基本にしている
ことである。シール材5がそのように平面凸形となって
いるため、ジョイント接続部の位置決め方向や作業手向
きが一義的に決まってしまい、作業性が低い。しかも、
作業初期の位置決めが容易に定まり難く、完成したシー
ル構造の品質にばらつきを生じ易い。
【0009】また1つは、平面形状が凸形という特異形
状であるため、シール材5の材料取りにロスが多く、材
料歩留まりを悪くして、材料コストを高騰させる点であ
る。
【0010】さらに、上記2つの問題点に関連して、電
線基線1から複数本の付属線3が2本,3本・・・とい
ったように分岐するジョイント接続部に対応して、分岐
数分の突片7を設けた異形複数種のシール材5を準備し
ておく必要があり、多品種により生産管理を含むすべて
の点で面倒である。
【0011】したがって、本発明の第1の目的は、基線
から付属線が分岐した電線接続部のシール構造にあっ
て、シール材を用いた作業性を向上させ、防水性品質に
ばらつきのない電線接続部シール構造とその製造方法を
提供することにある。
【0012】また、本発明の第2の目的は、シール材の
歩留まりを良くして材料コストを低減させる電線接続部
シール構造とその製造方法を提供することにある。
【0013】さらに、本発明の第3の目的としては、基
線から任意本数の付属線が分岐するシール構造の場合で
も、単一種のシール材で対応可能とした電線接続部シー
ル構造とその製造方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載の電線接続部シール構造は、電線の基線の途中から
任意の本数の付属線が分岐するかのように導体同士を接
続子を介して結線することによってジョイント接続部が
形成され、このジョイント接続部をシール部材で被覆し
て所要の防水性を確保してなっているものであって、前
記シール部材は、粘着性を有する軟質シート材によって
平面鍵形状に形成されて、鍵形状の本体部をなす部分の
シール主部からシール副部が平面L字形状に突出してお
り、このシール副部を形成する横辺部および縦辺部と前
記シール主部とによって囲まれる空間部の電線位置決め
凹部に、前記接続子が前記シール副部の横辺部の内縁端
に突き当てて位置決めされ、その接続子から分岐した側
の前記基線および前記付属線を前記横辺部の表裏面側に
それぞれ分け入れて貼り付かせた状態で、前記シール副
部の縦辺部によって前記付属線を包み込むとともに、前
記シール主部を折り返して前記基線を前記横辺部との間
に包み込みかつ前記縦辺部の上から前記付属線を二重に
包み込むことにより、前記基線と前記付属線が互いに仕
切られた状態で前記シール部材で被覆されてなってい
る。
【0015】以上の構成により、シール部材を鍵形状に
形成することにより、そのシール副部で任意数の付属線
を仕切った状態で包み込んだうえに、さらにその付属線
を上からシール主部で二重に包み込むので、基線および
付属線は1本ずつ完全に仕切られた状態で被覆され、所
要の防水性を得ることができる。付属線が複数本の場合
でもシール主部とシール副部で二重被覆するから、この
シール副部としては最小限の大きさ(長さなど)で足
り、歩留まりが良い。
【0016】また、請求項2に記載の電線接続部シール
構造は、作業勝手に応じて、前記基線を前記シール副部
の横辺部の裏面に貼り付かせ、前記付属線をその横辺部
の表面に貼り付かせて位置決めして、表面側の付属線を
前記縦辺部によって上から包み込み、裏面側の基線を下
から包み込む前記シール主部によって前記縦辺部の上か
ら前記付属線を二重に覆ってなっていることを特徴とす
る。
【0017】すなわち、この場合は、好ましくは付属線
をシール副部の横辺部表面になるように位置決めする
と、その横辺部で付属線を上から包み込めるので手向き
が良く、作業能率が向上する。
【0018】また、請求項3に記載の電線接続部シール
構造は、前記付属線が2本以上複数であるとき、それら
付属線同士が互いに仕切られた状態で前記シール副部の
横辺部によって包み込まれていることを特徴とする。
【0019】この場合、付属線が2本以上であっても、
シール副部を斜め折りすれば、各付属線を互いに仕切っ
た状態で上から包み込める。すなわち、複数本の付属線
に対しても最小限の大きさのシール副部で足りる。
【0020】一方、本発明による請求項4に記載の電線
接続部シール構造の製造方法は、電線基線の途中から任
意の本数の付属線が分岐するかのように絶縁皮を剥離露
出させた導体同士を接続子を介して結線してジョイント
接続部を形成する結線工程と、粘着性を有する軟質シー
ト材を用いて鍵形状をなすシール主部およびシール間の
空間部が電線位置決め凹部となっているシール部材を準
備し、その電線位置決め凹部に配置した前記接続子から
分岐する側の前記基線を前記シール副部の裏面に接触さ
せて配置するとともに、表面に前記付属線を接触させて
仕切った状態に位置決めするジョイント接続部シール位
置決め工程と、前記シール副部で前記付属線を互いに仕
切るようにして包み込み、次いで前記シール主部によっ
て前記基線を包み込むとともに、さらにそのシール主部
で前記シール副部の上から前記付属線を二重に包み込む
ことで、基線と付属線のそれぞれを1本ずつ互いに仕切
った状態で被覆して所要の防水性を確保するシール形成
工程と、を含んでいる。
【0021】以上、各工程によって、鍵形状のシール部
材に対して、その電線位置決め凹部にまず接続子を突き
当てて入れるので、シール部材に対してジョイント接続
部の初期の位置決めが容易でしかも確実性を増す。ま
た、シール主部とシール副部によって、付属線が複数本
で、しかも太径サイズのものでもそれらを独立に仕切っ
て密着被覆できるので、所要の防水性が得られる。仕上
がりまでの各工程作業が効率的で、一定品質のものを製
造できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電線接続部シ
ール構造およびその製造方法の実施の形態について、図
面を参照して詳細に説明する。
【0023】図1〜図3は、第1実施の形態による電線
接続部シール構造とその製造工程を示す斜視図である。
図1に示すように、まず電線を形成する1本の基線10
の途中部分において、その部分の被覆絶縁皮を剥いで導
体10aを露出させる。この基線10の露出部導体10
aに、2本の付属線11,12をこれらの端部の被覆絶
縁皮を剥いで露出させた導体11a,12aを結線す
る。さらに、それら合計3本の線の導体結線部を上から
接続子13でかしめることにより、基線10の途中から
2本の付属線11,12が分岐したかのような図示のジ
ョイント接続部が構成される。
【0024】その一方で、図2に示すシート状で平面鍵
形状のシール部材20が準備される。このシール部材2
0の材質には、軟質で粘着性を有し曲げ加工による作業
性の良好なもの、たとえばブチルゴム製シートなどが用
いられる。
【0025】シール部材20は,本体部をなすシール主
部21と、このシール主部21からL字形状に突出した
部分のシール副部22からなっている。シール主部21
の内側縁辺は、垂直縁端21aと、これに鋭角αで傾斜
した傾斜縁端21bが連なって形成されている。傾斜縁
端21bの部分のシール主部21は、三角巾形の電線位
置決め補助部21cとなっている。
【0026】一方、シール副部22は、シール主部21
の垂直縁端21aに直交する横辺部22aと、これに直
交する縦辺部22bとからなっている。このようなL字
状鍵形によって、シール主部21とシール副部22で囲
まれる空間部は電線位置決め凹部23となっている。
【0027】次に、ジョイント接続部シール位置決め工
程では、図1のように、まずジョイント接続部の基線1
0と2本の付属線11,12を跳ね上げるようにして互
いに分け隔てて準備する。このとき、作業の手向きや勝
手によって、好ましくは2本の付属線11,12を上位
に、1本の基線10を下位にしておく。
【0028】続いて、図3(a)に示すように、接続子
13を電線位置決め凹部23に入れて配置し、1本の基
線10をシール副部22の横辺部22aに下側から潜ら
せ、2本の付属線11,12はその横辺部22aに上側
から添わせて、3本の線を分け隔てながらシール副部2
2の上下面に接触させて咬み込ませる。それによって、
接続子13がシール副部22の横辺部22aの内縁端に
突き当たる形で位置決めされる。その際、接続子12か
ら後方部の基線10はシール主部21の電線位置決め補
助部21cに下側から添わせるようにして真っ直ぐに位
置決めされている。
【0029】その後、図3(b)に示すように、シール
副部22の縦辺部22bで上位の2本の付属線11,1
2を上から包み込むようにする。このとき、その縦辺部
22bを斜めに折り曲げるようにして、その長さを利用
して2本の付属線11,12を互いに分離するようにし
て密着させる。
【0030】ここまでの手順で明らかなように、下位の
1本の基線10と上位の2本の付属線11,12はシー
ル副部22の横辺部22aの表裏面で完全に分離され、
また2本の付属線11,12といえば、縦辺部22bで
仕切るように分離されて互いに非接触の状態になってい
ることが理解されよう。
【0031】次に、図3(c)に示すように、本体部を
なすシール主部21を下方から回し込むようにして、下
位の1本の基線10を下から包み込む。さらに、そうし
たシール主部21の先方を上側へ回し込み、縦辺部22
bをこの上から包み込む形で、仕切り分離されている2
本の付属線11,12をさらに二重に上から包み込む。
【0032】図3(d)は、係るシール部材20によっ
て、3本の基線10と2本の付属線11,12をそれぞ
れ1本ずつ独立して完全分離した形で包み込んだ状態の
断面を示している。したがって、線と線との間が確実に
仕切られていることで,防水性を高めるのに有効であ
る。この包み込みによる渦巻き状となったシール部材2
0の両端部を相対方向に捻って、さなぎ形状としておく
ことが好ましい。
【0033】なお、次工程の保護テープ巻き工程は図示
されていないが、本例では、上記図3(d)のさなぎ形
状に捻ったシール部材20の上からさらに、その一端か
ら他端へ保護テープによって螺旋巻きして被覆保護す
る。保護テープは、シール部材20の一端からたとえば
10mm以上離れた位置から巻き始め、他端へ巻き終わ
ることが望ましい。保護テープによる巻き付け後、シー
ル部材20の露出部分がないことを確認し、繭形状の電
線接続部シール構造が完成する。
【0034】本実施の形態にあっては,接続子13から
基線10と付属線11,12が分岐する側にシール副部
22を分け入らせて突き当てている。それにより,ジョ
イント接続部とシール部材20との初期の相対的な位置
決めが容易かつ正確に行われ,外観形状が一定の高品質
の電線接続部シール構造を得ることができる。
【0035】また、本実施の形態では,1本の基線10
に対して途中から2本の付属線11,12が分岐したよ
うな電線接続部シール構造が示されたが,そうした付属
線の分岐本数のものに限定されない。たとえば、1本の
基線10に対して1本の付属線14を接続した場合の第
2実施の形態も勿論可能である。この場合も,図2で示
されたシール部材20と同形同種のものを使用すること
ができる。また、第3実施の形態として,1本の基線1
0に対して3本の付属線を分岐させた電線接続部シール
構造とすることもできる。この場合も,上記第1,第2
の実施の形態のものと同一種のシール部材20を用い,
シール副部22の横辺部22aの裏面側に1本の基線1
0を配置し、その横辺部22aの表面側に3本の付属線
を配置する。
【0036】ここで、上記各実施の形態を含む本発明の
技術思想を逸脱しないものとして、図4(a),(b)
に示す例がある。
【0037】すなわち、シール部材2を単純な平面L字
形状とした場合、これはこれで図5(a)〜(c)で示
された先行技術と比べて前述のような問題点が解決さ
れ、優れた効果を奏する。しかし、この場合、基線10
からたとえば2本が分岐する形の付属線11,12にあ
って、シール副部22の大きさに相対して、それらの電
線の外径がかなり太径であると、シール副部22の長さ
や大きさが不足して付属線11,12が互いに完全分離
できず、図4(b)のように、接触してしまうことがあ
る。
【0038】さらには、図4(a)のように、位置合わ
せの段階で,接続子13から分岐部手前の部分の基線1
0はシール主部21に何ら干渉しておらず,拘束や規制
を受けない自由状態となっている。すると,この自由部
分の基線10が,図中の仮想線符号Aで示すように,垂
れ下がって作業性を低下させることがある。また,図中
の仮想線符号Bで示すように,自由部分の基線10がシ
ール主部21に斜めに干渉して貼り付くと,図3(c)
の段階で保護テープを巻き付ける長さが必要以上に長大
化し,電線接続部シール構造全体が肥大化する不都合が
ある。
【0039】結果、前述のような所要の防水性などの機
能を満足しない品質となることがある。そうした不具合
の解消に向けて、シール部材20のシール副部22を長
大化すると、歩留まりの低下を招き、上記図3(c),
(d)での仕上がり外形が肥大化してしまう不具合があ
る。
【0040】したがって、図1〜図3(a)〜(d)で
示された本発明の代表ともいうべき第1実施の形態のよ
うに、シール部材20を平面鍵形状とすることで図4
(a),(b)のような問題はすべて解消され、材料ロ
スはほとんど問題とならず、加工コストと相まって材料
コストを低減させることができ、また作業能率とシール
部品質において飛躍的な向上を期待できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電線
接続部シール構造は、導体同士を結線してジョイント接
続部を構成する基線と任意の本数の付属線との分岐部を
防水するにあたって、シール部材を鍵形状に形成するこ
とにより、そのシール副部で任意数の付属線を仕切った
状態で包み込んだうえに、さらにその付属線を上からシ
ール主部で二重に包み込むので、基線および付属線は1
本ずつ完全に仕切られた状態で被覆され、所要の防水性
を得ることができる。付属線が複数本の場合でも、また
太径サイズの場合でもシール主部と斜め折りされるシー
ル副部とで二重被覆するから、このシール副部としては
最小限の大きさ(長さなど)で足り、歩留まりが良く、
最小限の材料コストで済む。
【0042】また、基線から分岐する付属線の本数が2
本、3本といったように増大する場合でも、単一種のシ
ール部材を準備するだけで対応でき、従来のように付属
線の本数に対応した数だけ形状の異なるシール部材を準
備する不都合が解消され、設備コストや組立作業コスト
などを含む生産管理コストを低減させ、しかも一定品質
を維持できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施の形態の電源接続部シー
ル構造を製造するにあたって、準備された1本の電線基
線と2本の付属線を接続子でかしめて次工程のシール作
業に備える結線段階のジョイント接続部を示す斜視図で
ある。
【図2】第1実施の形態として平面鍵形状のシール部材
を示す平面図である。
【図3】第1実施の形態において、同図(a)はシール
部材にジョイント接続部を位置決めして貼り付ける段階
を示す斜視図、同図(b)はシール形成作業の初期段階
を示す斜視図、同図(c)はシール部材を屈曲させてジ
ョイント接続部を巻き込む態様を示す斜視図、同図
(d)はシール完了して各線間に均一にシール部材が介
在している様子を模式的に示す断面図である。
【図4】第1実施の形態と対比するために本発明の技術
思想に含まれる他例を示す斜視図とシール完了状態の断
面図である。
【図5】同図(a)は、従来例として平面凸形状のシー
ル部材によって1本の基線と1本の付属線とによる接続
部をシール構造として形成する段階を示す斜視図、同図
(b)はその従来例の完成した電線接続部シール構造を
示す斜視図、そして同図(c)は異種のシール部材の単
体を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電線の基線 10a 導体 11,12 付属線 11a,12a 導体 13 ジョイント接続部の接続子 20 シール部材 21 シール主部 21a 垂直縁端 21b 傾斜縁端 22 シール副部 22a 横辺部 22b 縦辺部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の基線の途中から任意の本数の付属
    線が分岐するかのように導体同士を接続子を介して結線
    することによってジョイント接続部が形成され、このジ
    ョイント接続部をシール部材で被覆して所要の防水性を
    確保してなっている電線接続部シール構造であって、 前記シール部材は、粘着性を有する軟質シート材によっ
    て平面鍵形状に形成されて、鍵形状の本体部をなす部分
    のシール主部からシール副部が平面L字形状に突出して
    おり、このシール副部を形成する横辺部および縦辺部と
    前記シール主部とによって囲まれる空間部の電線位置決
    め凹部に、前記接続子が前記シール副部の横辺部の内縁
    端に突き当てて位置決めされ、その接続子から分岐した
    側の前記基線および前記付属線を前記横辺部の表裏面側
    にそれぞれ分け入れて貼り付かせた状態で、前記シール
    副部の縦辺部によって前記付属線を包み込むとともに、
    前記シール主部を折り返して前記基線を前記横辺部との
    間に包み込みかつ前記縦辺部の上から前記付属線を二重
    に包み込むことにより、前記基線と前記付属線が互いに
    仕切られた状態で前記シール部材で被覆されてなってい
    ることを特徴とする電線接続部シール構造。
  2. 【請求項2】 作業勝手に応じて、前記基線を前記シー
    ル副部の横辺部の裏面に貼り付かせ、前記付属線をその
    横辺部の表面に貼り付かせて位置決めして、表面側の付
    属線を前記縦辺部によって上から包み込み、裏面側の基
    線を下から包み込む前記シール主部によって前記縦辺部
    の上から前記付属線を二重に覆ってなっていることを特
    徴とする請求項1に記載の電線接続部シール構造。
  3. 【請求項3】 前記付属線が2本以上複数であるとき、
    それら付属線同士が互いに仕切られた状態で前記シール
    副部の横辺部によって包み込まれていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の電線接続部シール構造。
  4. 【請求項4】 電線基線の途中から任意の本数の付属線
    が分岐するかのように絶縁皮を剥離露出させた導体同士
    を接続子を介して結線してジョイント接続部を形成する
    結線工程と、 粘着性を有する軟質シート材を用いて鍵形状をなすシー
    ル主部およびシール間の空間部が電線位置決め凹部とな
    っているシール部材を準備し、その電線位置決め凹部に
    配置した前記接続子から分岐する側の前記基線を前記シ
    ール副部の裏面に接触させて配置するとともに、表面に
    前記付属線を接触させて仕切った状態に位置決めするジ
    ョイント接続部シール位置決め工程と、 前記シール副部で前記付属線を互いに仕切るようにして
    包み込み、次いで前記シール主部によって前記基線を包
    み込むとともに、さらにそのシール主部で前記シール副
    部の上から前記付属線を二重に包み込むことで、基線と
    付属線のそれぞれを1本ずつ互いに仕切った状態で被覆
    して所要の防水性を確保するシール形成工程と、を含む
    ことを特徴とする電線接続部シール構造の製造方法。
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