JP2000200910A - 薄膜トランジスタとその製造方法および液晶表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタとその製造方法および液晶表示装置

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JP2000200910A
JP2000200910A JP70799A JP70799A JP2000200910A JP 2000200910 A JP2000200910 A JP 2000200910A JP 70799 A JP70799 A JP 70799A JP 70799 A JP70799 A JP 70799A JP 2000200910 A JP2000200910 A JP 2000200910A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べてオフ電流を低減でき、信頼性の
高い多結晶シリコンTFTとその製造方法を提供する。 【解決手段】 基板2上に多結晶シリコンからなる半導
体層3が設けられ、n-半導体層からなるソース領域7
およびドレイン領域8が形成され、チャネル部9上にゲ
ート絶縁膜4、ゲート電極5が設けられている。ソース
領域7、ドレイン領域8上にシリサイド膜10を介して
ソース電極12、ドレイン電極13が設けられ、陽極酸
化による絶縁膜6がゲート電極5を覆うように設けられ
ている。この絶縁膜6が、ソース領域7とゲート電極5
との間またはドレイン領域8とゲート電極5との間のリ
ーク電流経路を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
とその製造方法、および本発明の薄膜トランジスタを備
えた液晶表示装置に関し、特にトップゲート型薄膜トラ
ンジスタの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のトップゲート型薄膜トラ
ンジスタ(Thin Film Transistor, 以下、TFTと記す
こともある)の一構造例を示すものである。この図に示
す従来のTFTは、例えばガラス等の基板41上にアモ
ルファスシリコンからなる半導体層42が形成され、そ
の中央部上にゲート絶縁膜43が形成され、ゲート絶縁
膜43上にゲート電極44が形成されている。半導体層
42に高濃度n型不純物が導入されたn+半導体層から
なるソース領域45およびドレイン領域46が形成さ
れ、これらソース領域45、ドレイン領域46に挟まれ
た領域がチャネル部47となっている。また、これらソ
ース領域45、ドレイン領域46をなすn+半導体層
は、ゲート絶縁膜43端部の下方にまで侵入した形で形
成されている。
【0003】また、ソース領域45およびドレイン領域
46上にはシリサイド膜48が形成されている。そし
て、ゲート電極44および半導体層42を覆うように絶
縁膜49が形成され、この絶縁膜49を貫通してソース
領域45上およびドレイン領域46上のシリサイド膜4
8に達するコンタクトホール50、51がそれぞれ形成
され、各コンタクトホール50、51部分でソース領域
45およびドレイン領域46と電気的に接続されるソー
ス電極52およびドレイン電極53がそれぞれ形成され
ている。
【0004】この構造例のTFTにおいては、ソース電
極52およびドレイン電極53に接続されたシリサイド
膜48中を電子が流れるが、シリサイド膜48とチャネ
ル部47との間にn+半導体層が存在するため、このn+
半導体層が正孔のブロッキング領域として有効に作用
し、電子と正孔が結合することなく電子の流れが円滑に
なる。その結果、TFTがオフ時のリーク電流(オフ電
流:Ioffともいう)を低減することができ、信頼性の
高いTFTが得られる、という効果を得ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、液晶
表示装置の基板等に用いられるTFTにおいて、上記の
半導体層として多結晶シリコンが多用されるようになっ
てきた。多結晶シリコンはアモルファスシリコンに比べ
てキャリアの移動度が大きく、アモルファスシリコンの
移動度が0.3〜1cm2/V・sec 程度であるのに対して、
多結晶シリコンの移動度は10〜100cm2/V・sec 程度
である。したがって、いわゆる多結晶シリコンTFT
は、アモルファスシリコンTFTに比べてキャリアの移
動度が大きいことから駆動能力が大きく、高速動作が可
能になるという利点を有している。
【0006】しかしながら、多結晶シリコンTFTは移
動度が大きい反面、オフ電流が大きくなるという欠点を
有しており、この多結晶シリコンTFTを液晶表示装置
に用いた場合、オフ電流が大きいと画素に蓄積した信号
電荷が充分に保持できない、という問題が生じる。そこ
で、オフ電流を小さくするための種々の対策が講じられ
ており、その一つにLDD(Lightly Doped Drain)構
造の採用が挙げられる。LDD構造とは、ソース領域、
ドレイン領域を低濃度の不純物半導体層で構成したもの
であり、チャネル部との間の濃度勾配を小さくすること
でこの領域の電界を緩和し、オフ電流を小さくするもの
である。
【0007】上記構造例の従来のTFTはLDD構造を
採用したものではないが、オフ電流の低減を目的とし
て、n+半導体層をゲート絶縁膜端部の下方にまで侵入
する形に形成する構造としている。このようなn+半導
体層を形成するためには、図5に示すように、半導体層
42上にゲート絶縁膜43、ゲート電極44を形成した
後、これらゲート電極44およびゲート絶縁膜43をマ
スクとしてP+、As+等のn型不純物をイオン注入する
が、この際、イオンビームIの角度θを基板表面の法線
に対して例えば10ないし30°程度に傾けた斜めイオ
ン注入を行う。これにより、イオンがゲート絶縁膜43
の下方にまで侵入し、ゲート絶縁膜43端部の下方に延
在するn+半導体層が形成される。
【0008】ところが、イオン注入時にイオンが注入さ
れる層の表面で結晶欠陥等のダメージが生じることは、
イオン注入法を用いる限り避けられない問題である。上
記LDDを形成する場合、斜めイオン注入を行っている
ので、半導体層の上面、ゲート電極の上面等、基板表面
に平行な面のみならず、ゲート絶縁膜の側壁面にも結晶
欠陥等のダメージが生じ、結晶構造が乱れたダメージ層
54(図5に示す)が形成される。すると、このダメー
ジ層がゲート−ソース間またはゲート−ドレイン間のリ
ーク電流のパスとなり、オフ電流の増大の原因となって
いた。
【0009】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、駆動能力や動作速度に優れた多結
晶シリコンTFTにおいて、従来に比べてオフ電流を低
減でき、信頼性の高い薄膜トランジスタおよびその製造
方法を提供し、さらにはこのような薄膜トランジスタを
備え、信頼性、応答速度に優れた液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の薄膜トランジスタは、基板上に多結晶シ
リコンからなる半導体層が設けられ、該半導体層中に低
濃度の不純物を導入してなるソース領域およびドレイン
領域が該半導体層の両端部側に形成され、前記ソース領
域と前記ドレイン領域との間のチャネル部上であって前
記ソース領域と前記ドレイン領域とに跨ってゲート絶縁
膜が設けられ、該ゲート絶縁膜上にゲート電極が設けら
れ、前記ソース領域および前記ドレイン領域にそれぞれ
接続されたソース電極およびドレイン電極が設けられ、
前記ソース領域および前記ドレイン領域の外上面にそれ
ぞれシリサイド膜が設けられ、前記ソース領域と前記ゲ
ート電極との間または前記ドレイン領域と前記ゲート電
極との間のリーク電流経路を遮断する絶縁膜が前記ゲー
ト絶縁膜上であって前記ゲート電極の両端に設けられた
ことを特徴とするものである。
【0011】本発明の薄膜トランジスタにおいては、半
導体層に形成されるソース領域、ドレイン領域に低濃度
の不純物を導入した半導体層、いわゆるLDD構造のソ
ース・ドレインを採用した。例えばNチャネルトランジ
スタの場合、高濃度の不純物半導体層をn+半導体層と
表記するとすれば、低濃度の不純物半導体層はn-半導
体層と表記することができる。なお、本発明では、n+
半導体層の濃度は1016atm/cm3を越える濃度、n-半導
体層の濃度は1016atm/cm3以下の濃度と定義する。よ
って、LDD構造の採用によりオフ電流を低減すること
ができる。
【0012】ところが、n-半導体層がゲート絶縁膜端
部の下方にまで侵入するように形成するために斜めイオ
ン注入技術を用いると、上述したように、ゲート絶縁膜
の側壁にダメージ層が形成され、リーク電流経路が形成
されてしまう。そこで、本発明の薄膜トランジスタで
は、ゲート絶縁膜上のゲート電極の両端にリーク電流経
路を遮断する絶縁膜を設けた。すなわち、ゲート電極の
ソース領域側、ドレイン領域側の両端に絶縁膜を設け、
ゲート絶縁膜側壁に生じるダメージ層とゲート電極とが
直接繋がらないようにした。これにより、ゲート−ソー
ス間またはゲート−ドレイン間のリーク電流経路が絶縁
膜で遮断されるので、斜めイオン注入技術の使用により
ゲート絶縁膜側壁にダメージ層が形成されても、TFT
のオフ電流の増大を防止することができる。
【0013】また、オフ電流の低減を目的としてn-
導体層を用いると、不純物濃度の低下によりソース領域
およびドレイン領域の抵抗が大きくなるという不具合が
生じる。しかしながら、本発明の場合、ソース領域およ
びドレイン領域の上面にそれぞれ低抵抗のシリサイド膜
が設けられているため、抵抗の増大を防止することがで
き、TFTの高速動作が可能になる。
【0014】上記のリーク電流遮断絶縁膜としては、ゲ
ート電極の周囲にゲート電極材料とは別に新たに形成し
た絶縁膜を用いてもよいが、ゲート電極材料を陽極酸化
してなる酸化膜を用いてもよい。特に後者の場合、ゲー
ト電極を陽極酸化可能な金属材料で形成しておけば、C
VD法等を用いることなく、陽極酸化法により絶縁膜を
容易に形成することができる。
【0015】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に多結晶シリコンからなる半導体層を形成し、該
半導体層上にゲート絶縁膜、ゲート電極用の陽極酸化可
能な金属膜を順次成膜してこれらをパターニングし、パ
ターニング後の前記ゲート絶縁膜と前記金属膜とからな
る積層体をマスクとして前記半導体層中に不純物を斜め
イオン注入することにより前記半導体層中に前記ゲート
絶縁膜の下方にまで侵入したソース領域およびドレイン
領域を形成し、前記金属膜を陽極酸化することにより該
金属膜表面に酸化膜を形成するとともに該酸化膜の内側
に残った金属膜部分をゲート電極とし、ついで、前記ソ
ース領域および前記ドレイン領域の表面にソース電極、
ドレイン電極およびシリサイド膜形成用の金属膜を形成
し、アニール後パターニングして前記ソース領域に接続
されたソース電極および前記ドレイン領域に接続された
ドレイン電極を形成するとともにソース領域およびドレ
イン領域上にシリサイド膜を形成することを特徴とする
ものである。
【0016】本発明の薄膜トランジスタの製造方法を用
いることにより、上記特徴点を有する本発明の薄膜トラ
ンジスタを製造することができる。なお、この製造方法
は、陽極酸化法によりリーク電流遮断絶縁膜を形成する
方法であり、陽極酸化条件によってリーク電流遮断絶縁
膜の膜厚を制御することができる。通常のTFTの製造
プロセスにおいて、リン(P+)、ヒ素(As+)等のn
型不純物をイオン注入する際に生じるダメージ層の深さ
は0.5μm以内であるから、絶縁膜の膜厚を0.5μ
mかそれ以上とすれば、リーク電流を遮断する機能を果
たすことができる。
【0017】なお、各膜の材料としては、半導体層に多
結晶シリコン、ゲート絶縁膜にシリコン窒化膜(SiN
x)等の絶縁膜、ゲート電極にアルミニウム(Al)、
タンタル(Ta)等の陽極酸化可能な金属、シリサイド
膜形成用の金属膜にタングステン(W)、モリブデン
(Mo)、クロム(Cr)等を用いることができる。
【0018】本発明の液晶表示装置は、対向配置した一
対の基板の間に液晶を挟持する液晶表示装置において、
基板対の一方の基板が上記本発明の薄膜トランジスタを
有することを特徴とするものである。本発明によれば、
オフ電流が小さく、駆動能力や動作速度に優れた多結晶
シリコンTFT基板の使用により、信頼性、応答速度に
優れた液晶表示装置を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1ないし図3を参照して説明する。図1および図2は、
本実施の形態のトップゲート型多結晶シリコンTFTを
有するTFTアレイ基板を製造する手順を示す工程断面
図である。図3は、本実施の形態のTFTアレイ基板を
一方の基板とした液晶表示装置の構成を示す断面図であ
る。
【0020】本実施の形態のTFTアレイ基板1は、図
2(C)に示すように、例えばガラス等の透明基板2上
に多結晶シリコンからなる半導体層3が形成され、その
中央部上にSiNx等からなるゲート絶縁膜4が形成さ
れ、ゲート絶縁膜4上にAl、Ta等の金属からなるゲ
ート電極5が形成されている。なお、ゲート電極5は図
示しないゲート配線と一体形成されている。ゲート電極
5の上面および側面は、ゲート電極材料の酸化物である
Al23、Ta25等からなる膜厚0.5μm程度の絶
縁膜6(リーク電流遮断絶縁膜)で覆われている。半導
体層3には10 16atm/cm3以下の低濃度でP+、As+
のn型不純物が導入されたn-半導体層からなるソース
領域7およびドレイン領域8が形成され、これらソース
領域7、ドレイン領域8に挟まれた領域がチャネル部9
となっている。また、これらソース領域7、ドレイン領
域8をなすn-半導体層は、ゲート絶縁膜4端部の下方
にまで侵入する形で形成されている。
【0021】また、ソース領域7およびドレイン領域8
表面にはタングステンシリサイド、モリブデンシリサイ
ド等のシリサイド膜10がそれぞれ形成されており、こ
れらシリサイド膜10上に直接接するように一体化され
たソース配線11とソース電極12、およびドレイン電
極13がそれぞれ形成されている。これらソース配線1
1、ソース電極12およびドレイン電極13はシリサイ
ド形成金属であるタングステン、モリブデン等から形成
されている。そして、全面を覆うようにパッシベーショ
ン膜14が形成され、このパッシベーション膜14を貫
通してドレイン電極13に達するコンタクトホール15
が形成され、このコンタクトホール15を通じてドレイ
ン電極13と接続されたITO(Indium Tin Oxide, イ
ンジウム錫酸化物)からなる画素電極16が形成されて
いる。
【0022】また、図示を省略するが、ゲート配線端部
のゲート端子部およびソース配線端部のソース端子部に
おいて、上記コンタクトホール15と同様、ゲート配線
およびソース配線を覆うパッシベーション膜14が開口
し、ITOからなるパッドがゲート配線およびソース配
線に接続してそれぞれ設けられている。
【0023】以下、上記構成のTFTアレイ基板1の製
造方法を図1および図2を用いて説明する。まず、図1
(A)に示すように、ガラス等の透明基板2上にCVD
等を用いて多結晶シリコン膜を成膜し、この多結晶シリ
コン膜をフォトリソグラフィー、エッチングによりパタ
ーニングしてアイランド状の半導体層3を形成する。
【0024】次に、図1(B)に示すように、ゲート絶
縁膜用のSiNx膜17、ゲート電極用の陽極酸化可能
な金属であるAlまたはTa膜18を順次成膜する。
【0025】次に、図1(C)に示すように、上記のA
lまたはTa膜18およびSiNx膜17をフォトリソ
グラフィー、フォトレジスト19をマスクとしたエッチ
ングにより一括してパターニングし、AlまたはTa膜
18からゲート電極5を形成し、SiNx膜17からゲ
ート絶縁膜4を形成する。
【0026】次に、図1(D)に示すように、フォトレ
ジスト19を除去した後、ゲート電極5とゲート絶縁膜
4とをマスクとしてP+、As+等のn型不純物をイオン
注入することにより、半導体層3の両端にソース領域7
およびドレイン領域8を形成する。この際、注入後のn
-半導体層の不純物濃度が1016atm/cm3以下となるよう
にドーズ量を設定し、イオンビームIの入射角度θを基
板表面の法線に対してθ=10〜30°程度傾けた斜め
イオン注入を行う。これにより、ゲート絶縁膜4端部下
方にまで侵入した低濃度のn-半導体層を形成し、これ
をソース領域7およびドレイン領域8とする。
【0027】次に、図2(A)に示すように、ゲート電
極5の陽極酸化を行い、ゲート電極5の上面と側面にA
lまたはTaの酸化膜からなる絶縁膜6を形成する。す
なわち、この絶縁膜6はゲート電極5の陽極酸化によっ
て形成するため、この工程前の時点でのゲート電極5表
面から内側に向かって酸化膜が成長し、絶縁膜6の側面
はゲート絶縁膜4の側面と面一状態となる。言い換える
と、絶縁膜6を形成することでゲート電極5本体(実際
にゲート電極5として残る部分)の寸法が小さくなる。
なお、ここでの陽極酸化条件は、15℃の2%シュウ酸
溶液を用い、膜厚0.5μm程度の酸化膜を形成する。
【0028】次に、スパッタ等により全面にタングステ
ン膜またはモリブデン膜を成膜した後、熱処理を行うこ
とにより、タングステンまたはモリブデンとソース領域
7およびドレイン領域8のシリコンとを相互拡散させ、
図2(B)に示すように、シリサイド膜10を形成す
る。このシリサイド化反応により、ソース領域7および
ドレイン領域8表面上にシリサイド膜10が形成され
る。次に、タングステン膜またはモリブデン膜をフォト
リソグラフィー、エッチングによりパターニングし、ソ
ース配線11、ソース電極12およびドレイン電極13
を形成する。
【0029】次に、図2(C)に示すように、全面にパ
ッシベーション膜14を成膜した後、このパッシベーシ
ョン膜14をフォトリソグラフィー、エッチングにより
パターニングし、パッシベーション膜14を貫通してド
レイン電極13に達するコンタクトホール15を形成す
る。この際、図示しないゲート配線端部のゲート端子部
およびソース配線端部のソース端子部においてもパッシ
ベーション膜14を開口する。
【0030】次いで、全面にITO膜を成膜した後、こ
のITO膜をフォトリソグラフィー、エッチングにより
パターニングし、コンタクトホール15の部分でドレイ
ン電極13と接続される画素電極16を形成する。この
際同時に、ゲート端子部およびソース端子部において、
パッドを形成する。以上の工程により、本実施の形態の
TFTアレイ基板が完成する。
【0031】本実施の形態のTFTアレイ基板1では、
ソース領域7、ドレイン領域8を低濃度のn-半導体
層、いわゆるLDDで形成したことによりオフ電流を低
減することができる。さらに、製造プロセス中の斜めイ
オン注入工程において、ゲート絶縁膜4の側壁に深さが
0.5μm以内のダメージ層が形成されても、ゲート電
極5の表面に膜厚0.5μmの陽極酸化膜からなる絶縁
膜6を設けたため、ゲート絶縁膜4側壁のダメージ層と
ゲート電極5とが直接繋がることがなく、リーク電流の
経路が遮断される。この構造により、ゲート−ソース間
またはゲート−ドレイン間のリーク電流が従来に比べて
低減されるため、TFTのオフ電流の増大を防止するこ
とができ、信頼性の高いTFTを得ることができる。
【0032】また、n-半導体層を用いたことによりソ
ース領域7およびドレイン領域8の抵抗が増大するが、
ソース領域7およびドレイン領域8の上面にそれぞれ低
抵抗のシリサイド膜10が設けられているために抵抗の
増大が防止され、高い駆動能力、高速動作という多結晶
シリコンTFTの持つ利点を生かすことができる。
【0033】さらに、本発明のTFTにおいて、ゲート
電極5表面の絶縁膜6がリーク電流遮断の機能を果たす
ためには、絶縁膜6の厚さがダメージ層の深さ分を占め
る必要がある。すなわち、ゲート電極5とゲート絶縁膜
4を一括してパターニングする製造プロセスでは、元々
のゲート電極5の側壁とゲート絶縁膜4の側壁が面一状
態となるため、リーク電流遮断用の絶縁膜6はゲート電
極5の表面から内側に向けて成長させる必要がある。そ
の点、本実施の形態では、ゲート電極5表面の絶縁膜6
の形成に陽極酸化法を用いているので、膜厚さえ制御す
れば、リーク電流遮断用の絶縁膜を容易に形成すること
ができる。
【0034】次に、上記実施の形態のTFTアレイ基板
を用いたTFT型液晶表示装置の一例を説明する。本実
施の形態の液晶表示装置は、図3に示すように、一対の
基板1、22が対向して配置され、これら透明基板のう
ち、一方の基板1が上記TFTアレイ基板、他方の基板
22が対向基板となっている。TFTアレイ基板1の対
向面側に画素電極16が設けられるとともに、対向基板
22の対向面側に共通電極23が設けられている。さら
に、これら画素電極16、共通電極23の各々の上に配
向膜24、25が設けられ、これら配向膜24、25間
に液晶層26が配設された構成となっている。そして、
基板1、22の外側にそれぞれ第1、第2の偏光板2
7、28が設けられ、第1の偏光板27の外側にはバッ
クライト29が取り付けられている。
【0035】本実施の形態のTFT型液晶表示装置によ
れば、TFTのオフ電流が小さく、駆動能力や動作速度
に優れた多結晶シリコンTFT基板の使用により、信頼
性、応答速度に優れた液晶表示装置を提供することがで
きる。
【0036】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば上記実施の形態では、リーク電流遮断用絶縁膜の形
成に陽極酸化法を用いたことにより合理的な製造プロセ
スとなったが、絶縁膜の形成法はこれに限ることなく、
リーク電流を遮断する位置にさえ絶縁膜を形成できれば
通常のCVD法等を用いてもかまわない。その他、上記
実施の形態の各膜の材料、膜厚、処理条件等の具体的な
記載については、適宜変更が可能である。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、ゲート−ソース間またはゲート−ドレイン間の
リーク電流が従来に比べて低減されるため、オフ電流が
小さく信頼性の高いTFTを得ることができる。また、
ソース領域およびドレイン領域上のシリサイド膜により
抵抗の増大が防止され、高い駆動能力、高速動作という
多結晶シリコンTFTの持つ利点を生かすことができ
る。そして、本発明のTFTの使用により、信頼性、応
答速度に優れた液晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるTFTアレイ基
板の製造方法を説明するための工程断面図である。
【図2】 同、工程断面図の続きである。
【図3】 上記TFTアレイ基板を用いた液晶表示装置
の構成を示す断面図である。
【図4】 従来のトップゲート型TFTの一構造例を示
す断面図である。
【図5】 従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 TFTアレイ基板 2 透明基板 3 半導体層 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート電極 6 絶縁膜(リーク電流遮断絶縁膜) 7 ソース領域 8 ドレイン領域 9 チャネル部 10 シリサイド膜 11 ソース配線 12 ソース電極 13 ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 617W Fターム(参考) 2H092 JA25 JA36 JB56 JB57 KA04 KA10 KA12 KA18 KA24 KB04 MA05 MA07 MA13 MA17 MA24 MA27 MA37 NA22 5F110 AA01 AA06 BB01 CC02 DD02 EE03 EE04 EE05 EE33 EE34 EE44 FF01 FF03 FF24 GG02 GG13 GG44 HJ01 HJ04 HJ13 HJ14 HK04 HK05 HK06 HK33 HK40 HK42 HL04 HL07 HM15 NN02 NN72 QQ04 QQ11 5G435 AA16 BB12 HH13 KK05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に多結晶シリコンからなる半導体
    層が設けられ、該半導体層中に低濃度の不純物を導入し
    てなるソース領域およびドレイン領域が該半導体層の両
    端部側に形成され、前記ソース領域と前記ドレイン領域
    との間のチャネル部上であって前記ソース領域と前記ド
    レイン領域とに跨ってゲート絶縁膜が設けられ、該ゲー
    ト絶縁膜上にゲート電極が設けられ、前記ソース領域お
    よび前記ドレイン領域にそれぞれ接続されたソース電極
    およびドレイン電極が設けられ、前記ソース領域および
    前記ドレイン領域の外上面にそれぞれシリサイド膜が設
    けられ、前記ソース領域と前記ゲート電極との間または
    前記ドレイン領域と前記ゲート電極との間のリーク電流
    経路を遮断する絶縁膜が前記ゲート絶縁膜上であって前
    記ゲート電極の両端に設けられたことを特徴とする薄膜
    トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記リーク電流遮断絶縁膜が、前記ゲー
    ト電極材料が陽極酸化されてなる酸化膜であることを特
    徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ。
  3. 【請求項3】 基板上に多結晶シリコンからなる半導体
    層を形成し、該半導体層上にゲート絶縁膜、ゲート電極
    用の陽極酸化可能な金属膜を順次成膜してこれらをパタ
    ーニングし、パターニング後の前記ゲート絶縁膜と前記
    金属膜とからなる積層体をマスクとして前記半導体層中
    に不純物を斜めイオン注入することにより前記半導体層
    中に前記ゲート絶縁膜の下方にまで侵入したソース領域
    およびドレイン領域を形成し、前記金属膜を陽極酸化す
    ることにより該金属膜表面に酸化膜を形成するとともに
    該酸化膜の内側に残った金属膜部分をゲート電極とし、
    ついで、前記ソース領域および前記ドレイン領域の表面
    にソース電極、ドレイン電極およびシリサイド膜形成用
    の金属膜を形成し、アニール後パターニングして前記ソ
    ース領域に接続されたソース電極および前記ドレイン領
    域に接続されたドレイン電極を形成するとともにソース
    領域およびドレイン領域上にシリサイド膜を形成するこ
    とを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 対向配置した一対の基板の間に液晶を挟
    持する液晶表示装置において、前記基板対の一方の基板
    が請求項1記載の薄膜トランジスタを有することを特徴
    とする液晶表示装置。
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