JP2000200986A - 電子部品搭載用基板及びそれに用いる放熱板の製造方法 - Google Patents

電子部品搭載用基板及びそれに用いる放熱板の製造方法

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JP2000200986A
JP2000200986A JP11001145A JP114599A JP2000200986A JP 2000200986 A JP2000200986 A JP 2000200986A JP 11001145 A JP11001145 A JP 11001145A JP 114599 A JP114599 A JP 114599A JP 2000200986 A JP2000200986 A JP 2000200986A
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mounting
substrate
electronic component
mounting hole
metal plate
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JP11001145A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Tsukada
輝代隆 塚田
Hisashi Minoura
恒 箕浦
Fumitaka Takagi
史貴 高木
Naoto Ishida
直人 石田
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱伝導性を低下させることなく短時間で製造
でき,かつボンディングワイヤのワイヤ長を短くするこ
とができる放熱板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 電子部品搭載用基板の基板部7を貫通す
る電子部品搭載用の搭載穴70を覆うように基板部の下
面71に接着して用い,搭載穴の底面を構成する搭載面
42と基板部の下面に対して接着される接着面41とを
有し,搭載面42が接着面41よりも下方に陥没形成さ
れている凹状の放熱板4の製造方法である。凹部20を
有するダイ2の上に金属板1を載置し,凹部に対向配設
したパンチ3により金属板を加圧して,搭載面42とな
る加工部12の上面127を接着面41となる非加工部
11の上面117よりも陥没させると共に,加工部の下
面128を突出させる。次いで金属板の下方突出部15
2を取り除き平面となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,電子部品搭載用基板,及び電子
部品を搭載するための搭載穴を覆うようにして電子部品
搭載用基板の基板部に接着して用いる放熱板の製造方法
に関する。
【0002】
【従来技術】従来,電子部品搭載用基板は,図6,図7
に示すごとく,絶縁層77と絶縁層77の上面に形成し
た導体層5とからなる基板部7と,基板部7を貫通する
電子部品搭載用の搭載穴70と,搭載穴70を覆って基
板部7の下面71に接着された平板状の放熱板94とを
有するものがある。放熱板94は,基板部7の下面71
に対する接着面941と,搭載穴70の底面を構成する
搭載面942とが,同一平面上に形成してある。
【0003】基板部7としては,例えば,図6に示すご
とく,1つの絶縁層77の上面72に1層の導体層5を
形成した単層タイプや,図7に示すごとく,複数の絶縁
層77の上面にそれぞれ導体層5を形成したものを積層
した積層タイプ等がある。積層タイプにおいては,各層
の導体層5の一部が,階段状に開口した搭載穴70の開
口周縁段部(以下,段部)の上面721,722,72
3に露出している。
【0004】そして,どちらのタイプにおいても,導体
層5は,例えば金等の高価なボンディングワイヤ58に
より,搭載面942に搭載した電子部品(以下,ICチ
ップ8)の上面82に対して電気的に接続される。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記平板状の
放熱板94を接着した電子部品搭載用基板においては,
ICチップ8の厚み,基板部7の厚みによっては,ボン
ディングワイヤ58のワイヤ長が長くなるという問題が
ある。
【0006】即ち,図6に示すごとく,単層タイプの基
板部7においては,搭載するICチップ8の厚みが基板
部7の厚みよりも厚い場合には,ICチップ8の上面8
2は基板部7の上面72よりも高くなる。この場合に
は,基板部7の上面72の導体層5に接続したボンディ
ングワイヤ58を,ICチップ8の上面82まで引き上
げなくてはならず,ICチップ8の上面82と基板部7
の上面72との間の差分Ghだけ,上記ワイヤ長が余計
に必要となる。なお,上記差分Ghは200μmであ
る。
【0007】また,図7に示すごとく,積層タイプの基
板部7においては,搭載するICチップ8の厚みが最下
層の絶縁層77の厚みよりも薄い場合には,ICチップ
8の上面82が最下段の段部の上面721よりも低くな
る。
【0008】この場合には,各段部の上面721,72
2,723の導体層5に接続したボンディングワイヤ5
8を,いずれもICチップ8の上面82まで引き下げな
くてならない。そのため,各段部のボンディングワイヤ
58のいずれについても,ICチップ8の上面82と上
記最下段の段部の上面721との間の差分Gdだけ,上
記ワイヤ長が余計に必要となる。それ故,上記のごと
く,高価なボンディングワイヤ58を余計に配設しなく
てはならず,コストダウンの妨げとなっている。
【0009】これを解決するため,平板状の放熱板94
を製造した後,この放熱板94の搭載面942にエッチ
ング処理を施して搭載面942の相対位置を下げたり,
逆に,放熱板94の接着面941にエッチング処理を施
して搭載面942の相対位置を上げることにより,上記
ワイヤ長を短くすることが考えられる。
【0010】しかし,エッチング処理により化学的に放
熱板94に段差を設けると,搭載面942と接着面94
1との段差が大きい場合には,エッチング処理の待ち時
間が長くなるという問題がある。また,エッチング処理
を施した面は平らになりにくく,熱伝導性(放熱性)が
低下するという問題がある。
【0011】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,熱伝導性を低下させることなく短時間で
製造でき,かつ電子部品搭載用基板の搭載穴を被覆した
ときにボンディングワイヤのワイヤ長を短くすることが
できる,電子部品搭載用基板及びそれに用いる放熱板の
製造方法を提供しようとするものである。
【0012】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,電子部品
搭載用基板の基板部を貫通する電子部品搭載用の搭載穴
を覆うようにして上記基板部の下面に接着して用いる放
熱板であり,上記搭載穴の底面を構成する搭載面と,上
記基板部の下面に対して接着される接着面とを有し,か
つ上記搭載面が上記接着面よりも下方に陥没形成されて
いる凹状の放熱板の製造方法であって,上記搭載面と略
同形状の凹部を有するダイの上に金属板を載置し,上記
ダイの凹部に対向配設したパンチにより上記金属板を加
圧して,上記搭載面となる加工部の上面を上記接着面と
なる非加工部の上面よりも下方に陥没させると共に,上
記加工部の下面を下方に突出させ,次いで,上記金属板
の下方突出部を取り除き平面となすことを特徴とする放
熱板の製造方法にある。
【0013】本発明において最も注目すべきことは,上
記パンチにより上記金属板を加圧して,上記金属板の加
工部の上面を上記金属板の非加工部の上面よりも下方に
陥没させることである。
【0014】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明の製造方法においては,上記搭載面となる加工部
の上面を上記接着面となる非加工部の上面よりも下方に
陥没させている。そのため,搭載する電子部品の厚みが
上記基板部の厚みよりも厚い場合でも,上記接着面より
も下方に陥没した搭載面に電子部品を搭載することによ
り,電子部品の上面の位置を下げ,上記基板部の上面と
の間の差分を小さくすることができる。それ故,上記基
板部の上面と電子部品の上面とを接続するボンディング
ワイヤのワイヤ長を短くすることができる。
【0015】また,上記パンチにより機械的に上記金属
板の加工部の上面を陥没させている。そのため,これに
より形成された搭載面にはエッチング処理の腐食跡が残
らず,上記放熱板の搭載面は平らになる。それ故,熱伝
導性(放熱性)の低下を防止することができる。また,
上記加工部の上面と上記非加工部の上面との段差を大き
くする場合には,加圧の度合いを強くしたり,上記ダイ
の凹部を深くすればよく,上記段差の大きさを短時間で
容易に調節することができる。
【0016】また,上記金属板の下方突出部を例えば研
削等により取り除いて平面としている。そのため,上記
金属板の厚みが加工前の厚みより厚くなることを防止す
ることができる。また,上記金属板を放熱板として上記
基板部の下面に接着したとき,電子部品搭載用基板全体
の厚みが厚くなることを防止することができる。
【0017】上記基板部としては,1つの絶縁層の上面
に1層の導体層を形成した単層タイプ(図2)や,複数
の絶縁層の上面にそれぞれ導体層を形成したものを積層
した積層タイプ(図5)等がある。
【0018】上記製造方法より得た凹状の放熱板は,電
子部品搭載用基板の基板部の下面に接着して用いられ
る。上記凹状の放熱板を接着した電子部品搭載用基板と
しては,絶縁層と該絶縁層の上面に形成した導体層とか
らなる基板部と,該基板部を貫通する電子部品搭載用の
搭載穴と,該搭載穴を覆って上記基板部の下面に接着さ
れた凹状の放熱板とを有する電子部品搭載用基板におい
て,上記放熱板は,上記基板部に対する接着面と,上記
搭載穴の底面を構成する搭載面とを有し,該搭載面は上
記接着面より段差Dだけ陥没させて形成してあり,かつ
上記段差Dは,上記搭載面に搭載された電子部品の上面
が上記基板部の上面と略同じ高さになるような大きさに
形成してあることを特徴とする電子部品搭載用基板があ
る。
【0019】上記凹状の放熱板を接着した電子部品搭載
用基板においては,上記搭載面に搭載された電子部品の
上面と上記基板部の上面とが略同じ高さになるように,
上記搭載面と上記接着面との段差Dの大きさが調節して
ある。そのため,上記基板部の上面の導体層と上記電子
部品の上面との間を,ボンディングワイヤにより接続す
るにあたり,電子部品の上面と基板部の上面との間の差
分Ghだけ,従来よりも上記ワイヤ長を短くすることが
できる。
【0020】上記基板部の上面と略同じ高さは,上記基
板部の上面の上方90μm以内に位置する高さ,又は上
記基板部の上面の下方90μm以内に位置する高さが好
ましい。これは,上記差分Gh,Gdに比べて小さく,
許容範囲を示すものである。
【0021】次に,請求項2の発明は,電子部品搭載用
基板の基板部を貫通する電子部品搭載用の搭載穴を覆う
ようにして上記基板部の下面に接着して用いる放熱板で
あり,上記搭載穴の底面を構成する搭載面と,上記基板
部の下面に対して接着される接着面とを有し,かつ上記
搭載面が上記接着面よりも上方に突出形成されている凸
状の放熱板の製造方法であって,上記搭載面と略同形状
の凹部を有するダイの上に金属板を載置し,上記ダイの
凹部に対向配設したパンチにより上記金属板を加圧し
て,上記搭載面となる加工部の下面を上記接着面となる
非加工部の下面よりも下方に突出させると共に,上記加
工部の上面を下方に陥没させ,次いで,上記金属板の上
方突出部を取り除き平面となすことを特徴とする放熱板
の製造方法にある。
【0022】上記製造方法において最も注目すべきこと
は,上記パンチにより上記金属板を加圧して,上記金属
板の加工部の下面を上記金属板の非加工部の下面よりも
下方に突出させることである。
【0023】上記製造方法においては,上記搭載面とな
る加工部の下面を上記接着面となる非加工部の下面より
も下方に突出させている。そのため,搭載する電子部品
の厚みが上記基板部の厚みよりも薄い場合でも,上記放
熱板を上下逆転させて上記基板部の下面に接着し,上記
搭載面に電子部品を搭載したとき,突出した上記搭載面
が電子部品の上面の位置を上げ,上記基板部の上面との
間の差分を小さくすることができる。それ故,上記基板
部の上面と電子部品の上面とを接続するボンディングワ
イヤのワイヤ長を短くすることができる。
【0024】また,上記請求項1と同様に,上記パンチ
により機械的に上記金属板の加工部の下面を突出させて
いる。そのため,上記放熱板の搭載面が平らになり,熱
伝導性(放熱性)の低下を防止できる。また,加圧の度
合いや上記ダイの凹部の深さを調節することにより,上
記加工部の上面と上記非加工部の上面との段差を短時間
で容易に調節できる。また,上記金属板の上方突出部を
取り除いて平面としている。そのため,上記金属板の厚
み,及び電子部品搭載用基板全体の厚みが厚くなること
を防止できる。
【0025】また,この場合にも,上記基板部として
は,1つの絶縁層の上面に1層の導体層を形成した単層
タイプや,複数の絶縁層の上面にそれぞれ導体層を形成
したものを積層した積層タイプ(図4)等がある。
【0026】上記製造方法より得た凸状の放熱板は,電
子部品搭載用基板の基板部の下面に接着して用いられ
る。上記凸状の放熱板を接着した電子部品搭載用基板と
しては,複数の絶縁層と各絶縁層の上面に形成した導体
層とからなる基板部と,該基板部を貫通する電子部品搭
載用の搭載穴と,該搭載穴を覆って上記基板部の下面に
接着された凸状の放熱板とを有する電子部品搭載用基板
において,上記搭載穴は階段状に開口しており,上記基
板部における開口周縁段部の上面には上記導体層の一部
が露出しており,上記放熱板は,上記基板部に対する接
着面と,上記搭載穴の底面を構成する搭載面とを有し,
該搭載面は上記接着面より段差Hだけ突出させて形成し
てあり,かつ上記段差Hは,上記搭載面に搭載された電
子部品の上面が上記基板部における最下段の開口周縁段
部の上面よりも高く,かつ最上段の開口周縁段部の上面
よりも低くなるような大きさに形成してあることを特徴
とする電子部品搭載用基板がある。
【0027】上記凸状の放熱板を接着した電子部品搭載
用基板においては,上記搭載面に搭載された電子部品の
上面が上記基板部における最下段の開口周縁段部の上面
よりも高く,かつ最上段の開口周縁段部の上面よりも低
くなるように,上記搭載面と上記接着面との段差Hの大
きさが調節してある。
【0028】そのため,各開口周縁段部の上面の導体層
と上記電子部品の上面との間を,それぞれボンディング
ワイヤにより接続するにあたり,各段部のボンディング
ワイヤについて,電子部品の上面と最下段の段部の上面
との間の差分Gdだけ上記ワイヤ長を短くして,トータ
ルのワイヤ長を従来よりも短くすることができる。
【0029】次に,請求項3の発明は,少なくとも3層
の絶縁層と導体層とからなる基板部と,該基板部を貫通
する電子部品搭載用の搭載穴と,該搭載穴を覆って上記
基板部の下面に接着された凹状の放熱板とを有する電子
部品搭載用基板において,上記放熱板は,上記基板部に
対する接着面と,上記搭載穴の底面を構成する搭載面と
を有し,該搭載面は上記接着面より段差Dだけ下方に陥
没させて形成してあり,かつ上記段差Dは,上記搭載面
に搭載された電子部品の上面が上記基板部における最下
層の絶縁層の上面よりも高く,かつ最上層の絶縁層の下
面よりも低くなるような大きさに形成してあることを特
徴とする電子部品搭載用基板にある。
【0030】上記電子部品搭載用基板においては,上記
搭載面に搭載された電子部品の上面が上記基板部におけ
る最下層の絶縁層の上面よりも高く,かつ最上層の絶縁
層の下面よりも低くなるように,上記搭載面と上記接着
面との段差Dの大きさが調節してある。
【0031】そのため,上記電子部品の上面は,上記3
層以上の絶縁層のうち,中間に位置する絶縁層の厚みの
範囲以内に位置する。それ故,トータルのワイヤ長をさ
らに短くすることができる。なお,上記中間に位置する
絶縁層の厚みとは,上記絶縁層が3層であれば真ん中の
1層分の厚みをいう。同様に,上記絶縁層が4層であれ
ば中間の2層分の厚みをいう。
【0032】次に,請求項4の発明は,少なくとも3層
の絶縁層と導体層とからなる基板部と,該基板部を貫通
する電子部品搭載用の搭載穴と,該搭載穴を覆って上記
基板部の下面に接着された凸状の放熱板とを有する電子
部品搭載用基板において,上記放熱板は,上記基板部に
対する接着面と,上記搭載穴の底面を構成する搭載面と
を有し,該搭載面は上記接着面より段差Hだけ上方に突
出させて形成してあり,かつ上記段差Hは,上記搭載面
に搭載された電子部品の上面が上記基板部における最下
層の絶縁層の上面よりも高く,かつ最上層の絶縁層の下
面よりも低くなるような大きさに形成してあることを特
徴とする電子部品搭載用基板にある。
【0033】上記電子部品搭載用基板においても,上記
と同様に,上記搭載面に搭載された電子部品の上面が上
記基板部における最下層の絶縁層の上面よりも高く,か
つ最上層の絶縁層の下面よりも低くなるように,上記搭
載面と上記接着面との段差Hの大きさが調節してある。
そのため,トータルのワイヤ長をさらに短くすることが
できる。
【0034】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる放熱板の製造方法につき,
図1,図2を用いて説明する。本例により製造される放
熱板は,図1,図2に示すごとく,電子部品搭載用基板
の基板部7に接着して用いる凹状の放熱板4である。放
熱板4は,電子部品としてのICチップ8を搭載するた
めの搭載面42が基板部7に対する接着面41よりも下
方に陥没形成してある。
【0035】上記凹状の放熱板4を接着した電子部品搭
載用基板は,図2に示すごとく,絶縁層77と絶縁層7
7の上面72に形成した導体層5とからなる基板部7
と,基板部7を貫通する電子部品搭載用の搭載穴70
と,搭載穴70を覆って基板部7の下面71に接着され
た凹状の放熱板4とを有する。なお,上記基板部7は単
層タイプであり,1つの絶縁層77の上面72に1層の
導体層5が形成されている。
【0036】上記放熱板4は断面凹状であり,基板部7
の下面71に対する接着面41と,搭載穴70の底面を
構成する搭載面42とを有する。搭載面42は接着面4
1より段差Dだけ陥没させて形成してある。
【0037】また,上記電子部品搭載用基板は,図2に
示すごとく,搭載穴70内において搭載面42にICチ
ップ8を搭載し,ICチップ8の上面82と基板部7の
上面72の導体層5とをボンディングワイヤ58により
電気的に接続し,これらを封止樹脂6により封止して使
用する。なお,図中の符号80は,ICチップ8を搭載
面42に接着するための樹脂接着剤である。
【0038】そして,上記段差Dは,搭載面42に搭載
されたICチップ8の上面82が基板部7の上面72と
略同じ高さになるような大きさに形成してある。即ち,
上記段差Dは,ICチップ8の厚みから基板部7の厚み
を差し引いたものと略等しい大きさ,具体的には500
μmに形成してある。また,上記搭載面42に搭載され
たICチップ8の上面82は,上記基板部7の上面72
と略同じ高さにある。
【0039】上記凹状の放熱板4を製造するにあたって
は,図1(a)に示すごとく,上記搭載面42と略同形
状の凹部20を有するダイ2の上に,放熱板4となるべ
き平板状の金属板1を載置する。
【0040】そして,図1(b)に示すごとく,上記ダ
イ2の凹部20に対向配設したパンチ3により上記金属
板1を加圧する(パンチング加工)。これにより,上記
金属板1の加工部12の上面127を上記金属板1の非
加工部11の上面117よりも下方に上記段差Dだけ陥
没させると共に,上記加工部12の下面128を下方に
突出させる。なお,上記金属板1の非加工部11は,押
え板14により上記ダイ2に押圧されているので,ほと
んど変形することはない。
【0041】次いで,図1(c)に示すごとく,上記金
属板1の下方突出部152を,一点鎖線で示す非加工部
11の下面118まで研削して取り除き,平面となす。
これにより,図1(d)に示すごとく,凹状の放熱板4
が形成される。上記加工部12の上面127は放熱板4
の搭載面42を構成し,上記非加工部11の上面117
は放熱板4の接着面41を構成することになる。
【0042】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例の製造方法においては,図1に示すごとく,上記搭載
面42となる加工部12の上面127を上記接着面41
となる非加工部11の上面117よりも下方に陥没させ
ている。そのため,図2に示すごとく,搭載するICチ
ップ8の厚みが基板部7の厚みよりも厚い場合でも,接
着面41よりも下方に陥没した搭載面42にICチップ
8を搭載することにより,ICチップ8の上面82の位
置を下げ,基板部7の上面72との間の差分を小さくす
る。それ故,上記基板部7の上面72とICチップ8の
上面82とを接続するボンディングワイヤ58のワイヤ
長を短くすることができる。
【0043】また,図1に示すごとく,上記パンチ3に
より機械的に上記加工部12の上面127を陥没させて
いる。そのため,パンチング加工により形成された搭載
面42にはエッチング処理の腐食跡が残らず,上記搭載
面42は平らになる。それ故,熱伝導性(放熱性)の低
下を防止することができる。また,上記加工部12の上
面127と非加工部11の上面117との段差Dを大き
くする場合には,加圧の度合い(パンチング強度)を強
くしたり,上記ダイ2の凹部20を深くすればよく,上
記段差Dの大きさを短時間で容易に調節することができ
る。
【0044】また,上記金属板1の下方突出部152を
研削して取り除き,平面としている。そのため,金属板
1の厚みがパンチング加工前の厚みより厚くなることを
防止することができる。また,上記金属板1を放熱板4
として基板部7の下面71に接着したとき,電子部品搭
載用基板全体の厚みが厚くなることを防止することがで
きる。
【0045】また,図2に示すごとく,上記凹状の放熱
板4を電子部品搭載用基板の基板部7に接着したとき,
ICチップ8の上面82と基板部7の上面72とが略同
じ高さになるように,放熱板4の搭載面42と接着面4
1との段差Dの大きさが調節してある。そのため,基板
部7の上面72の導体層5とICチップ8の上面82と
の間を,ボンディングワイヤ58により電気的に接続す
るにあたって,ICチップ8の上面82と基板部7の上
面72との間の差分Gh(図6)だけ,従来よりも上記
ワイヤ長を短くすることができる。
【0046】実施形態例2 本例は,図3,図4に示すごとく,凸状の放熱板4であ
る。放熱板4は,搭載面42が接着面41よりも上方に
突出形成してある。上記凸状の放熱板4を接着した電子
部品搭載用基板は,図4に示すごとく,複数の絶縁層7
7の上面にそれぞれ導体層5を形成したものが積層され
た積層タイプの基板部7と,基板部7を貫通する電子部
品搭載用の搭載穴70と,搭載穴70を覆って基板部7
の下面71に接着された凸状の放熱板4とを有する。
【0047】また,上記搭載穴70は階段状に開口して
おり,上記基板部7における開口周縁段部(以下,段
部)の上面721,722,723には上記導体層5の
一部が露出している。
【0048】上記放熱板4は断面凸状であり,上記搭載
面42は上記接着面41より段差Hだけ突出させて形成
してある。また,上記電子部品搭載用基板は,図4に示
すごとく,搭載穴70内において搭載面42にICチッ
プ8を搭載し,ICチップ8の上面82と各段部の上面
721,722,723の導体層5とをボンディングワ
イヤ58により電気的に接続し,これらを封止樹脂6に
より封止して使用する。
【0049】そして,上記段差Hは,搭載面42に搭載
されたICチップ8の上面82が基板部7における最下
段の段部の上面721よりも高く,かつ中段の段部の上
面722よりも低くなるような大きさに形成してある。
即ち,上記段差Hは,最下段の段部の厚みからICチッ
プ8の厚みを差し引いたものより大であり,かつ中段の
段部の厚みからICチップ8の厚みを差し引いたものよ
り小である大きさ,具体的には400μmに形成してあ
る。
【0050】また,上記搭載面42に搭載されたICチ
ップ8の上面82は,上記基板部7における最下段の段
部の上面721よりも高く,かつ中段の段部の上面72
2よりも低い位置にある。
【0051】上記凸状の放熱板4を製造するにあたって
は,実施形態例1と同様に,図3(a)に示すごとく,
上記ダイ2の上に上記金属板1を載置し,図3(b)に
示すごとく,上記パンチ3により上記金属板1を加圧す
る。これにより,上記金属板1の加工部12の上面12
7を下方に陥没させると共に,上記加工部12の下面1
28を上記金属板1の非加工部11の下面118よりも
下方に上記段差Hだけ突出させる。
【0052】次いで,図3(c)に示すごとく,上記金
属板1の上方突出部153を,一点鎖線で示す加工部1
2の上面127まで取り除いて平面となす。これによ
り,図3(d)に示すごとく,凸状の放熱板4が形成さ
れる。上記加工部12の下面128は放熱板4の搭載面
42を構成し,上記非加工部11の下面118は放熱板
4の接着面41を構成することになる。その他は,実施
形態例1と同様である。
【0053】本例の製造方法においては,図3に示すご
とく,上記搭載面42となる加工部12の下面128を
上記接着面41となる非加工部11の下面118よりも
下方に突出させている。そのため,図4に示すごとく,
搭載するICチップ8の厚みが上記最下段の段部の厚み
よりも薄い場合でも,放熱板4を上下逆転させて上記基
板部7の下面71に接着し,搭載面42にICチップ8
を搭載したとき,突出した搭載面42がICチップ8の
上面82の位置を上げ,各段部の上面722,723と
の間の差分を小さくする。それ故,上記各段部の上面7
22,723とICチップ8の上面82とを接続するボ
ンディングワイヤ58のワイヤ長を短くすることができ
る。
【0054】また,図3に示すごとく,上記パンチ3に
より機械的に上記加工部12の下面128を突出させて
いる。そのため,放熱板4の搭載面42が平らになり,
熱伝導性(放熱性)の低下を防止できる。また,加圧の
度合いや上記ダイ2の凹部20の深さを調節することに
より,上記加工部12の下面128と非加工部11の下
面118との段差Hを短時間で容易に調節できる。ま
た,上記金属板1の上方突出部153を取り除いて平面
としている。そのため,金属板1の厚み,及び電子部品
搭載用基板全体の厚みが厚くなることを防止できる。
【0055】また,図4に示すごとく,上記凸状の放熱
板4を接着した電子部品搭載用基板においては,ICチ
ップ8の上面82が基板部7における最下段の段部の上
面721よりも高く,かつ中段の段部の上面722より
も低くなるように,搭載面42と接着面41との段差H
の大きさが調節してある。
【0056】そのため,各段部の上面722,723の
導体層5とICチップ8の上面82との間を,それぞれ
ボンディングワイヤ58により電気的に接続するにあた
って,各段部の上面722,723のボンディングワイ
ヤ58について,ICチップ8の上面82と最下段の段
部の上面721との間の差分Gd(図7)だけ上記ワイ
ヤ長を短くして,トータルのワイヤ長を従来よりも短く
することができる。その他は,実施形態例1と同様の効
果を得ることができる。
【0057】実施形態例3 本例は,図5に示すごとく,上記積層タイプの電子部品
搭載用基板に凹状の放熱板4を接着したものである。上
記放熱板4は断面凹状であり,上記搭載面42は上記接
着面41より段差Dだけ陥没させて形成してある。
【0058】そして,上記段差Dは,搭載面42に搭載
されたICチップ8の上面82が基板部7における最下
層の絶縁層77の上面(最下段の段部の上面721)よ
りも高く,かつ最上層の絶縁層77の下面(中段の段部
の上面722)よりも低くなるような大きさに形成して
ある。
【0059】また,上記搭載面42に搭載されたICチ
ップ8の上面82は,上記基板部7における最下段の段
部の上面721よりも高く,かつ中段の段部の上面72
2よりも低い位置,即ち,上記基板部7における真ん中
の絶縁層77の厚みの範囲以内に位置している。その他
は,実施形態例2と同様である。
【0060】本例においては,上記ICチップ8の上面
82は,上記3層以上の絶縁層77のうち,中間に位置
する絶縁層77の厚みの範囲以内に位置する。それ故,
上記ICチップ8の上面82が最上層に位置する絶縁層
77の厚みの範囲以内に位置する場合に比べて,トータ
ルのワイヤ長をさらに短くすることができる。その他,
実施形態例2と同様の効果を得ることができる。
【0061】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,熱伝導
性を低下させることなく短時間で製造でき,かつ電子部
品搭載用基板の搭載穴を被覆したときにボンディングワ
イヤのワイヤ長を短くすることができる,電子部品搭載
用基板及びそれに用いる放熱板の製造方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,凹状の放熱板の製造方
法の説明図。
【図2】実施形態例1における,凹状の放熱板を接着し
た単層タイプの電子部品搭載用基板の断面図。
【図3】実施形態例2における,凸状の放熱板の製造方
法の説明図。
【図4】実施形態例2における,凸状の放熱板を接着し
た積層タイプの電子部品搭載用基板の断面図。
【図5】実施形態例3における,凹状の放熱板を接着し
た積層タイプの電子部品搭載用基板の断面図。
【図6】従来例における,平板状の放熱板を接着した単
層タイプの電子部品搭載用基板を示す断面図。
【図7】従来例における,平板状の放熱板を接着した積
層タイプの電子部品搭載用基板を示す断面図。
【符号の説明】
1...金属板, 11...非加工部, 117...金属板の非加工部の上面, 118...金属板の非加工部の下面, 12...加工部, 127...金属板の加工部の上面, 128...金属板の加工部の下面, 2...ダイ, 20...凹部, 3...パンチ, 4...放熱板, 41...接着面, 42...搭載面, 5...導体層, 58...ボンディングワイヤ, 7...基板部, 70...搭載穴, 72...基板部の上面, 8...ICチップ, 82...ICチップの上面,
フロントページの続き (72)発明者 高木 史貴 岐阜県大垣市河間町3丁目200番地 イビ デン株式会社河間工場内 (72)発明者 石田 直人 岐阜県大垣市河間町3丁目200番地 イビ デン株式会社河間工場内 Fターム(参考) 5E322 AA11 AB06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品搭載用基板の基板部を貫通する
    電子部品搭載用の搭載穴を覆うようにして上記基板部の
    下面に接着して用いる放熱板であり,上記搭載穴の底面
    を構成する搭載面と,上記基板部の下面に対して接着さ
    れる接着面とを有し,かつ上記搭載面が上記接着面より
    も下方に陥没形成されている凹状の放熱板の製造方法で
    あって,上記搭載面と略同形状の凹部を有するダイの上
    に金属板を載置し,上記ダイの凹部に対向配設したパン
    チにより上記金属板を加圧して,上記搭載面となる加工
    部の上面を上記接着面となる非加工部の上面よりも下方
    に陥没させると共に,上記加工部の下面を下方に突出さ
    せ,次いで,上記金属板の下方突出部を取り除き平面と
    なすことを特徴とする放熱板の製造方法。
  2. 【請求項2】 電子部品搭載用基板の基板部を貫通する
    電子部品搭載用の搭載穴を覆うようにして上記基板部の
    下面に接着して用いる放熱板であり,上記搭載穴の底面
    を構成する搭載面と,上記基板部の下面に対して接着さ
    れる接着面とを有し,かつ上記搭載面が上記接着面より
    も上方に突出形成されている凸状の放熱板の製造方法で
    あって,上記搭載面と略同形状の凹部を有するダイの上
    に金属板を載置し,上記ダイの凹部に対向配設したパン
    チにより上記金属板を加圧して,上記搭載面となる加工
    部の下面を上記接着面となる非加工部の下面よりも下方
    に突出させると共に,上記加工部の上面を下方に陥没さ
    せ,次いで,上記金属板の上方突出部を取り除き平面と
    なすことを特徴とする放熱板の製造方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも3層の絶縁層と導体層とから
    なる基板部と,該基板部を貫通する電子部品搭載用の搭
    載穴と,該搭載穴を覆って上記基板部の下面に接着され
    た凹状の放熱板とを有する電子部品搭載用基板におい
    て,上記放熱板は,上記基板部に対する接着面と,上記
    搭載穴の底面を構成する搭載面とを有し,該搭載面は上
    記接着面より段差Dだけ下方に陥没させて形成してあ
    り,かつ上記段差Dは,上記搭載面に搭載された電子部
    品の上面が上記基板部における最下層の絶縁層の上面よ
    りも高く,かつ最上層の絶縁層の下面よりも低くなるよ
    うな大きさに形成してあることを特徴とする電子部品搭
    載用基板。
  4. 【請求項4】 少なくとも3層の絶縁層と導体層とから
    なる基板部と,該基板部を貫通する電子部品搭載用の搭
    載穴と,該搭載穴を覆って上記基板部の下面に接着され
    た凸状の放熱板とを有する電子部品搭載用基板におい
    て,上記放熱板は,上記基板部に対する接着面と,上記
    搭載穴の底面を構成する搭載面とを有し,該搭載面は上
    記接着面より段差Hだけ上方に突出させて形成してあ
    り,かつ上記段差Hは,上記搭載面に搭載された電子部
    品の上面が上記基板部における最下層の絶縁層の上面よ
    りも高く,かつ最上層の絶縁層の下面よりも低くなるよ
    うな大きさに形成してあることを特徴とする電子部品搭
    載用基板。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100382713B1 (ko) * 2001-02-27 2003-05-09 주식회사 인지디스플레이 스템핑 및 열처리를 이용한 히트 스프레더의 제조 방법
KR100687582B1 (ko) 2006-01-12 2007-02-27 주식회사 프리텍 방열판 제조 방법
KR100941931B1 (ko) * 2009-04-04 2010-02-11 전진국 이동통신 단말기용 서스 기판 제조 시스템 및 방법
KR101175093B1 (ko) 2011-01-04 2012-08-21 이명희 금속기판의 실장방법

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