JP2000202305A - チタンシリカライトの活性化方法、及び過酸化水素を用いる酸化法でのその使用 - Google Patents

チタンシリカライトの活性化方法、及び過酸化水素を用いる酸化法でのその使用

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のチタンシリカライト触媒の使用におけ
る問題点を改善する手段を提供すること。 【解決手段】 下記式(I)をもつチタンシリカライト
の触媒性能を改良する方法であって、過酸化水素を含む
水性媒体中で、フッ化物イオンの前駆体、もしくはフッ
素を含むアニオン種の存在下で触媒(I)を活性化させ
ることによる方法。 xTiO・(1−x)SiO (I) 活性化された触媒(I)は、過酸化水素を用いる有機基
質の酸化法、特に芳香族化合物のヒドロキシル化反応、
カルボニル化合物のアンモオキシム化反応、オレフィン
化合物のエポキシ化反応、及び窒素化合物の酸化反応
に、特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式(I)をもつチ
タンシリカライトの触媒性能を改良する方法と、過酸化
水素を用いる有機基質の酸化法、及びカルボニル化合物
のアンモオキシム化でのその使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チタン(TS−1)を含むMFI構造を
もつゼオライト化合物を、芳香族炭化水素(米国特許第
4,369,783号)、オレフィン類(ヨーロッパ特
許第100,119号)、及び窒素化合物(第二アミン
−米国特許第4,918,194号、アンモニア−米国
特許第5,320,819号)のような基質の、過酸化
水素を用いる直接酸化反応に於いて、またカルボニル化
合物(米国特許第4,794,198号、ヨーロッパ特
許第496,385号)のアンモオキシム化反応に於い
て、触媒として用いることが文献で知られている。過酸
化水素との反応に於けるゼオライト化合物の触媒性能
は、これらの触媒を適切な活性化処理に付すことで効果
的に改良できるということも、文献で知られている。
【0003】例えばヨーロッパ特許第230,949号
明細書には、オレフィンと過酸化水素とからエポキシド
を調製する方法であって、エポキシ化反応の前、もしく
は反応中に中和剤で処理したチタンシリカライトを触媒
として用いる方法が記載されている。このヨーロッパ特
許明細書には、中和剤の中でも、X−Si(R)
イプの珪素の有機誘導体、もしくは第I族や第II族の
カチオンから誘導される様々な塩基性度をもつ水溶性の
物質を使用することが開示されている。しかしながらこ
の方法には、例えば珪素の有機化合物の反応性に由来す
る様々な制限がある。その為、定量的ではないにせよ、
エポキシ化段階で溶剤や反応生成物と望ましくない反応
を引き起こすことのある過剰のシラン化剤を触媒から除
去する為の処理を行った後に、洗浄段階が必要となる。
第I族や第II族のカチオンの塩基性物質の使用に関す
る限り、中和処理を反応中に行うのであれば、それら塩
基性物質を完全に溶かす量の水が初めから反応溶剤中に
存在していなければならないという、塩基性物質の水溶
性度に由来する制限が生じる。
【0004】米国特許第4,794,198号明細書に
は、過酸化水素の水溶液を用いて、及び/又は5以下の
pKaをもつ少なくとも0.5当量/リットルの酸(好
ましくは、HSO、HCl、HNO、H
PO)の存在下で前処理したチタンシリカライ
ト(TS−1)を用いる、カルボニル化合物、特にシク
ロヘキサノンの対応するオキシムへのアンモオキシム化
法が開示されている。しかしながら、この方法に従って
作業すると、チタン一重量単位につき一時間当たりに製
造されるオキシムの量として表される生産性が、比較的
低くなる。その為、良好な収率でオキシムを製造するに
は、多量の触媒を用いて長時間反応させる作業が必要と
なる。これは経済的な面から、また最終生成物の分離や
精製処理に対して不利である。それに加えて、上記の方
法で活性化された触媒は、個々の反応に対して特異的な
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、上記
の反応に於けるチタンシリカライト(TS−1)の触媒
性能は、使用前に、これらの触媒を、過酸化水素を含有
する水性媒体中で、フッ化物イオンの前駆体、もしくは
フッ素を含有するアニオン種の存在下で活性化処理すれ
ば改良できる、ということが今回分かった。活性化され
た触媒のより高い活性度、及び選択性が、本発明の方法
の主たる長所である。実際、これにより、生成物の回収
作業や試剤の再循環が簡単になり、この方法の経済性に
肯定的な影響がもたらされる。それに加えて、本発明の
方法により活性化された触媒は、チタンシリカライトに
より触媒作用の及ぼされるあらゆる反応(酸化、及びア
ンモオキシム化)に対して、全般的に有効である。
【0006】
【発明を解決する為の手段】本発明の第一の目的は、式
(I)をもつチタンシリカライトの触媒性能を、過酸化
水素を含む水溶性媒体中で、フッ化物イオンの前駆体、
もしくはフッ素を含むアニオン種の存在下で触媒(I)
を活性化させることにより改良する方法に関するもので
ある。本発明の更なる目的は、Hを含有する
水性媒体中で、フッ化物イオンの前駆体、もしくはフッ
素を含むアニオン種の存在下で活性化させた、式(I)
をもつチタンシリカライトを触媒として用いる、過酸化
水素を用いる有機基質の酸化法、及びカルボニル化合物
のアンモオキシム化法に関するものである。
【0007】本発明の方法で用いる触媒は、一般式
(I)をもつものから選ばれるものである。 xTiO・(1−x)SiO (I) 式中、xは0.0001〜0.04である。上記のチタ
ンシリカライトは、米国特許第4,410,501号明
細書に記載されている方法に従って調製することができ
る。この明細書には、チタンシリカライトの構造上の特
性も明記されている。或いは、これらの触媒は、米国特
許第4,954,653号、及び第4,701,428
号の各明細書に記載されている方法に従って製造され
る、高い機械抵抗をもつ微小球の形態で用いることがで
きる。実際、TS−1の次微子のリガンドとして用いら
れる非晶質のシリカは、この触媒の活性化法の有効性を
損なうことがない、ということが確認された。
【0008】チタンの一部が硼素、アルミニウム、鉄、
及びガリウムのような他の金属により置換されているチ
タンシリカライトも用いることができる。これらの置換
チタンシリカライト、及びそれらの製造方法は、ヨーロ
ッパ特許出願第226,257号、第226,258
号、及び第266,825号の各明細書に記載されてい
る。
【0009】本発明の目的に用いることのできるフッ化
物イオンの前駆体の例は、フッ化水素酸、フッ化アンモ
ニウム、アルカリ金属のフッ化物(NaF、KF、Li
F、KHF)、及び例えばAlF・3H
のような他の金属の水溶性フッ化物である。それに加え
て、水溶性の無機フッ素誘導体を、例えばフルオロ珪酸
(HSiF)、フルオロ硼酸(HBF)、
及びヘキサフルオロ燐酸(HPF )のような酸の形態
で、もしくは例えばNHOHを用いて塩化した形態
で用いることができる。上記のフッ素化化合物の中で
も、アンモニウム誘導体が好ましい。触媒中に残留物と
して存在することのあるアンモニウムイオンは、400
℃より高い温度で熱処理することで、より容易に除去で
きるからである。フッ化アンモニウムと二フッ化アンモ
ニウム(NHF、NHHF)が、特に好ま
しい。
【0010】反応媒体のpHをコントロールする為に、
酸の形態のフッ素化合物の水溶液を、例えばNH
Hを用いて部分的に塩基化することができる。反応媒体
中のフッ素化化合物の濃度は、チタンシリカライトの濃
度、及び組成により限定される。これらの試剤をF、及
びTiのモルでそれぞれ表した場合、F/Tiのモル比
は0.5〜3.0とすることができる。NHF、も
しくはNHHFを用いる好ましい条件下では、
この比を1.0〜2.5とすることができる。典型的に
は、30〜35重量%の濃度の過酸化水素水溶液を活性
化反応に用いる。過酸化水素の量は、チタンの濃度によ
って調節する。好ましい条件下では、H/T
iのモル比は3.0〜15であり、好ましくは6〜12
である。
【0011】フッ素化化合物とHの組み合わ
せは、これら二つの試剤のどちらか一方を用いずに行う
活性化処理が余り効果的でない時に、重要である。反応
系に過酸化水素が存在していると、Tiの可溶化の度合
(チタンシリカライトから離れるTiの重量%)が増
す。この度合のコントロールは、本活性化法の重要な点
である。実際、触媒の化学組成、フッ素化化合物の種類
と濃度、及びその他の反応条件(処理温度、及び処理時
間)により、可溶化されるTiの量を、触媒中に初めに
存在していたTiの1〜60重量%とすることができ
る、ということが確認された。活性化処理の後、TS−
1のUV−Visスペクトルが多かれ少なかれ変化を受
け、約39,000cm−1を中心とする新しい吸収帯
が現れる。この変化は、図1から分かる。図1は、例1
のTS−1の処理前のUV−Visスペクトル(スペク
トルA)と、処理後のUV−Visスペクトル(スペク
トルB)を示すものである。
【0012】フッ化アンモニウムもしくは二フッ化アン
モニウムと、Ti含有率の高いチタンシリカライト(T
iは2.1〜2.4重量%)を用いる好ましい活性化条
件下では、可溶化度が30〜50%であると、選択性、
及び活性度の高い触媒が得られる。チタン含有率の低い
触媒(Tiが1.5重量%)を用いて作業する場合、T
iの可溶化度が10%より高い時に、上に明記したのと
同様の触媒性能が確認される。
【0013】触媒の活性化処理の温度、及び時間は、T
iの所望の可溶化度により選ぶ。活性化反応は、20〜
100℃の温度範囲で実施するのが都合良い。60〜9
0℃の温度範囲で、温度が一定の条件下で滞留時間を1
〜6時間として作業するのが好ましい。触媒の活性化反
応は、フッ化物イオンの前駆体と過酸化水素とからなる
水溶液中に触媒を懸濁させた懸濁液を初めに調製し、そ
の後、この懸濁液を選んだ温度にサーモスタット調節す
ることにより行うことができる。本発明の方法のもう一
つの態様によれば、予めサーモスタット調節して反応温
度にした試剤の水性懸濁液に、過酸化水素を添加しても
よい。
【0014】活性化処理を終えた後、触媒を反応媒体か
ら分離して、脱イオン水で繰り返し洗浄する。この水に
よる洗浄の後で、例えばアセトンのような水溶性で低沸
点の溶剤で洗浄して物質の吸収水を除去し、物質の乾燥
を促進させてもよい。この作業は重要ではないが、真空
中で100℃未満の温度で、もしくは大気中で110〜
120℃で実施することができる。乾燥させた後、触媒
を400〜600℃の温度で焼成して、吸着可能と思わ
れる、例えばアンモニウムイオンのようなイオンの完全
な除去を確実なものとする。
【0015】本発明の方法により得られた触媒は、過酸
化水素を用いる有機基質の酸化反応、及びカルボニル化
合物のアンモオキシム化に於いて活性、及び選択性を示
す。活性化された触媒は、特に有機化合物のヒドロキシ
ル化反応、カルボニル化合物のアンモオキシム化反応、
オレフィン化合物のエポキシ化反応、及び窒素化合物の
酸化反応に有利に用いることができる。触媒の使用量、
及び反応条件は、酸化させようとする基質によって選
ぶ。本発明の方法に用いることのできる芳香族化合物
は、例えばベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、クロ
ロベンセン、及びアニソールから選ぶことができる。ヒ
ドロキシル化反応は、例えば米国特許第4,369,7
83号明細書に記載されているように行うことができ
る。
【0016】過酸化水素を用いてのベンゼンのフェノー
ルへのヒロドキシル化は、式(II)をもつ化合物から
選ばれる溶剤の存在下で行うのが好ましい。
【化2】 式中、R、R、R、及びRは同じであ
っても異なっていてもよく、水素原子、もしくは炭素数
が1〜4のアルキル基を示す。式(II)をもつ化合物
に於いて、R、R、R、及びRが水素
原子を示すのが好ましい。実際、これらの条件下で作業
すると、カテコールやヒドロキノンのようなジヒドロキ
シベンゼンの生成をもたらす二次反応は抑制されるが、
一方、生成されるヒドロキシル化化合物と仕込んだ芳香
族基質のモル比として表されるフェノールの収率は、非
活性化触媒を用いて得られるフェノールの収率と変わら
ない。
【0017】活性化された触媒は、通常、ベンゼンの2
〜40重量%の量で用いる。触媒をベンゼンの5〜15
重量%の量で用いるのが好ましい。過酸化水素は、芳香
族基質の5〜50モル%、好ましくは10〜30モル%
の量で、反応混合物に添加する。1〜60重量%、好ま
しくは3〜30重量%の濃度の過酸化水素溶液を用いる
のが都合良い。芳香族基質は、反応混合物の10〜80
重量%の量で用いる。芳香族基質を、反応混合物の30
〜60重量%の量で用いるのが好ましい。
【0018】過酸化水素を完全に利用するのに必要な反
応時間は、用いる反応条件により異なる。ヒドロキシル
化反応の後、例えば分別蒸留や結晶化のような従来の手
法を用いて、反応生成物を未反応の基質と共に回収す
る。更にまた、本発明の方法により得られた触媒は、そ
れが酸化生成物の生産性を向上させるのと同様に、カル
ボニル化合物、特にシクロヘキサノンのアンモオキシム
化反応に於いて極めて高い活性を示す。アンモオキシム
化反応は、米国特許第4,794,198号、及びヨー
ロッパ特許第496,385号の各明細書に記載されて
いるように行うことができる。
【0019】本発明の方法によってエポキシ化できるオ
レフィンの例は、エチレン、プロピレン、塩化アリル、
アリルアルコール、ブテン、ペンテン、ヘキセン、酸化
メシチル、イソプレン、シクロオクテン、及びシクロヘ
キセンである。特に、エチレン、及びプロピレンのエポ
キシ化は、例えばヨーロッパ特許第100,119号明
細書に記載されているように行うことができる。本発明
の方法によって活性化された触媒を用いて酸化させるこ
とのできる窒素化合物の例は、アンモニア、及び第二ア
ミンである。これらの化合物の酸化は、米国特許第5,
320,819号、及び米国特許第4,918,194
号の各明細書に記載されているように行うことができ
る。本発明の方法により活性化された触媒は、連続的な
作業にも、活性度と選択性の著しい低下を招くことなく
用いることができる。
【0020】
【実施例】以下の諸例は、本発明をより詳しく説明する
為だけのものであり、本発明そのものの範囲をどのよう
にも限定するものではない。
【0021】例1 TS−1触媒(エニケム製、Ti=2.29重量%)
3.0g(Ti1.43ミリモル)と、NHHF
(フルカ製、平均力価92.5%)0.11gを水
35mlに入れたもの(F/Tiのモル比=2.5)
を、機械的攪拌機、還流冷却器、温度計、及び油循環サ
ーモスタットを取り付けた容積100mlのガラス製の
フラスコに仕込む。触媒のこの水性懸濁液を機械的に攪
拌しながら、60℃に加熱する。その後、30重量%の
(シー・エルバ製、20℃に於ける密度
1.122g/ml)を1.6ml(H/T
iのモル比=11)添加して、懸濁液を60℃で4時間
攪拌する。冷却後、多孔質の隔膜を用いて濾過すること
により固体を母液(pH4.3)から分離し、その後、
脱イオン水で繰り返し洗浄し、最後にアセントンで洗浄
する。その後、この触媒を真空中、40℃で8時間乾燥
させた後、50℃/時の加熱速度で加熱し、大気中、5
50℃で4時間熱処理する。活性化された触媒の力価
は、Tiについては1.49%である。可溶化されたチ
タンは35重量%である。
【0022】例2〜5 例1と同じ手順を採用するが、活性化は、試剤を様々な
比率で用いて80℃で4時間行う。結果を表1に示す。
【0023】 表1 例 モル比 Ti(%) Ti(%) F/Ti H/Ti (a) (b) 2 2.5 11 1.15 50 3 1.1 11 1.65 28 4 2.5 6.9 1.36 40.8 5 1.75 6.9 1.33 41.9 (a):活性化された触媒の力価(Ti重量%) (b):可溶化されたTiの%
【0024】例6 例1に記載したように反応を行う。但し、NH
(フルカ製、力価98%以上)を0.112g(F/T
iのモル比=2.07)用いる。この水性懸濁液を80
℃に加熱し、その後、30重量%のHを1.
6ml(H /Tiのモル比=11.0)添加
する。懸濁液を80℃で4時間攪拌した後、例1の手順
に従う。触媒の力価は、Tiについては1.57%であ
る。可溶化されたTiは31.6%である。
【0025】例7 例1に記載したのと同じ手順を採用する。但し、NH
F0.55gを脱イオン水35mlに入れたもの
(F/Tiのモル比=1.02)を用いる。この水性懸
濁液を60℃に加熱して、30重量%のH
1.6ml(H/Tiのモル比=11.0)添
加し、温度を60℃に4時間保った後、例1の手順に従
う。触媒の力価:Tiについて1.85%。可溶化され
たTiは19%である。
【0026】例8 例7に記載したように反応を行う。但し、F/Tiのモ
ル比を2.82とする。活性化された触媒の力価=Ti
について1.85%。可溶化されたTiは19%であ
る。
【0027】例9 例1と同様の手順を採用する。但し、Tiについての力
価が2.11%であるチタンシリカライト(TS−1、
エニケム製)を用いる。活性化された触媒のTi力価は
1.32%である。可溶化されたTiは37重量%であ
る。
【0028】例10 例6と同様の手順を採用する。但し、Tiについての力
価が2.11%であるチタンシリカライト(TS−1、
エニケム製)を用いる。活性化された触媒の力価は、T
iについては1.34%である。可溶化されたTiは3
7重量%である。
【0029】例11 例1と同様の手順を採用する。但し、Tiについての力
価が1.5%であるチタンシリカライト(TS−1、エ
ニケム製)を用いる。活性化された触媒の力価=Tiに
ついて1.29%。可溶化されたTiは14重量%であ
る。
【0030】例12 例1と同様の手順を採用する。但し、フッ化水素酸(H
F)の0.72ミリモル溶液(F/Tiのモル比=0.
5)を用いる。その後は、例1と同じ手順に従う。活性
化された触媒の力価は、Tiについては1.72%であ
る。可溶化されたTiは25重量%である。
【0031】例13 例1のTS−1(Ti=2.29重量)3.0gを、フ
ルオロ硼酸(HBF )の0.77ミリモル溶液に懸濁
させる(F/Tiのモル比=0.5)。この溶液を、N
OH溶液を用いてpH4.7にする。その後は、
例1と同じ手順に従う。活性化された触媒の力価は、T
iについては0.82%である。可溶化されたチタンは
64%である。
【0032】例14 例1と同様の手順を用いる。但し、AlF・3H
O(フルカ製、力価97以上)の0.159ミリモ
ル溶液(F/Tiのモル比=0.33)を用いる。活性
化された触媒の力価は、Tiについては2.23%であ
る。可溶化されたチタンは2.6%である。
【0033】例15 脱イオン水35mlに溶解して得たヘキサフルオロ珪酸
(HSiF)の0.24ミリモル溶液に、例1
のTS−1を3.0g懸濁させる(F/Tiのモル比=
1.01)。その後、例1と同じ手順に従う。活性化さ
れた触媒の力価は、Tiについては2.14%である。
可溶化されたチタンは6.4%である。
【0034】例16 TS−1触媒(エニケム製、Ti=2.11重量)1
2.9g(Ti5.68ミリモル)とNHF0.2
3gを水140mlに入れたもの(F/Tiのモル比=
1.09)を、機械的攪拌機、還流冷却器、温度計、及
び油循環サーモスタットを取り付けた容積100mlの
ガラス製のフラスコに仕込む。触媒のこの水性懸濁液を
機械的に攪拌しながら、60℃に加熱する。その後、3
0重量%のHを6.4ml(H
Tiのモル比=11)添加して、懸濁液を60℃で4時
間攪拌する。冷却後、多孔質の隔膜を用いて濾過するこ
とにより固体を母液(pH4.3)から分離し、その
後、脱イオン水で繰り返し洗浄し、最後にアセントンで
洗浄する。その後、この触媒を真空中、40℃で8時間
乾燥させた後、50℃/時の加熱速度で加熱し、大気
中、550℃で4時間熱処理する。活性化された触媒の
Ti力価は1.74重量%である。可溶化されたチタン
は17.5重量%である。
【0035】例17 ベンゼンからのフェノールの合成 低温槽によりシリコーンオイルを循環させて0℃に冷却
した、電磁攪拌機、試剤供給口、温度調節器、及び還流
冷却器を取り付けた容積30mlのジャケット付き平底
ガラス製反応器を用いて、ベンゼンのヒドロキシル化反
応を行う。H 溶液は、調節バルブの取り付けら
れている適切な目盛付き滴下漏斗を用いて添加する。ベ
ンゼン(フルカ製、力価99.5%)を7.04g(9
0ミリモル)、例1に記載した活性化触媒を0.7g
(Tiは0.22ミリモル)、及びスルホラン(アルド
リッヒ製、力価99%)を15g、窒素雰囲気中に置い
た反応器に仕込む。混合物の温度を80℃にする。その
後、33%w/vのH水溶液(ルディポン
製、試薬用、20℃に於ける密度=1.11)を1.0
4g(H9ミリモル)、2時間かけて添加す
る。
【0036】反応混合物を攪拌しながら一定の温度で1
5分間コンディショニングした後、20℃に冷却する。
ガラス製の多孔質の隔膜を用い、窒素で加圧して濾過す
ることにより触媒を分離し、アセトニトリル(シー・エ
ルバ・リエージェンティ製、RS、力価99.9%)で
繰り返し洗浄する。
【0037】この溶液を、島津のSCL−6A型HPL
C(リクロスファー100 RP−18、末端がキャッ
プされた5mmのカラム、メルクのサーモスタットで4
℃に調節)で、溶離剤としてアセトニトリルと、H
POの0.01M水溶液を用いて分析する。反応生
成物の分析から、以下の結果が得られた。 − ベンゼンの転化率(C1)6.2モル% − フェノールの収率(Y1)6.2モル% − フェノールに対する選択性(S1)100% − 一時間毎の処理量(TOH)=9.52(m/m
Ti・h) HPLC分析では、フェノール以外の生成物の生成は見
られなかった。
【0038】例18(比較例) 例17と同じ作業条件下で反応を行う。但し、対応する
非活性化触媒を同じ重さの量、用いる。反応生成物の分
析から、以下の結果が得られた。 − ベンゼンの転化率(C1)7.1モル% − フェノールの収率(Y1)6.4モル% − フェノールに対する選択性(S1)90% − 一時間毎の処理量(TOH)=7.49(m/m
Ti・h) HPLC分析によれば、カテコールやヒドロキノンのよ
うなジヒドロキシル化生成物の生成が見られた。
【0039】例19〜22 例17に記載したように反応を行う。但し、例2〜5の
活性化触媒を用いる。結果を表2に示す。
【0040】 表2 例 19 20 21 22触媒 例2 例3 例4 例5 C1(%) 6 6.4 6 6 Y1(%) 6 6.2 6 6 S1(%) 100 97 100 100TOH(m/m Ti・h) 15 10.3 11.91 12.57
【0041】例23〜25 例17の作業条件下で、ベンゼンのヒドロキシル化反応
を行う。但し、例6、7、及び8の触媒を用いる。結果
を表3に示す。
【0042】 表3 例 23 24 25触媒 例6 例7 例8 C1(%) 6.2 6.8 7.3 Y1(%) 6.2 6.6 7.1 S1(%) 100 97.2 96.7TOH(m/m Ti・h) 10.8 9.83 10.49
【0043】例26 例17の作業条件下で、ベンゼンのヒドロキシル化反応
を行う。但し、例9の活性化触媒を同じ重さの量、用い
る。結果は、以下の通りである。 − ベンゼンの転化率(C1)5.8ミリモル% − フェノールの収率(Y1)5.8ミリモル% − フェノールに対する選択性(S1)100% − TOH=11.01(m/m Ti・h)
【0044】例27(比較例) 例26と同じ条件下で反応を行う。但し、対応する非活
性化触媒(Ti=2.11%)を同じ重さの量、用い
る。結果は、以下の通りである。 − ベンゼンの転化率(C1)5.9ミリモル% − フェノールの収率(Y1)5.5ミリモル% − フェノールに対する選択性(S1)93.8% − TOH=6.51(m/m Ti・h)
【0045】例28 例17と同じ作業条件下で反応を行う。但し、例11の
活性化触媒を同じ重さの量、用いる。結果は、以下の通
りである。 − ベンゼンの転化率(C1)5.0ミリモル% − フェノールの収率(Y1)5.0ミリモル% − フェノールに対する選択性(S1)100% − TOH=10.43(m/m Ti・h)
【0046】例29(比較例) 例28に記載したように反応を行う。但し、対応する非
活性化触媒(Ti=1.50%)を同じ重さの量、用い
る。結果は、以下の通りである。 − ベンゼンの転化率(C1)4.4ミリモル% − フェノールの収率(Y1)4.2ミリモル% − フェノールに対する選択性(S1)95.7% − TOH=7.68(m/m Ti・h)
【0047】例30〜33 例17の作業条件下で、ベンゼンのヒドロキシル化反応
を行う。但し、例12〜15の触媒を用いる。結果を表
4に示す。
【0048】 表4 例 30 31 32 33触媒 例12 例13 例14 例15 C1(%) 5.2 6.5 6.1 5.7 Y1(%) 5.2 6.1 5.8 5.4 S1(%) 100 94.2 94.7 94.7TOH(m/m Ti・h)8.3 20.41 7.03 6.76
【0049】例34〜35 例17と同じ手順を採用する。但し、ヒドロキシル化反
応はアセトニトリル中で行う。結果を表5に示す。
【0050】 表5 例 C1(%) Y1(%) S1(%) 副生物 34 3.4 2.8 81.4 カテコール+ヒドロキノン 35(*)7.1 5.6 79.1 カテコール+ヒドロキノン17 6.2 6.2 100 − (*)非活性化触媒
【0051】例36〜37 例17に記載したように反応を行う。但し、ベンゼンの
代わりに、等モル量のフェノール(90ミリモル)を用
いる。結果を表6に示す。
【0052】 表6 例 C1(%) Y1(%) S1(%) 副生物 36 3.6 2.2 61.4 キノン37(*) 5 4.4 87 キノン (*)非活性化触媒 Y1:ジヒドロキシベンゼン(カテコール+ヒドロキノン)への フェノールの転化率
【0053】例38〜41(比較例) TS−1(Ti力価2.11%)3.25g(1.43
ミリモル)を、HCl、HSO、HPO
、及びHNOの各酸の0.5N溶液35mlに
懸濁させる。60℃に加熱後、30重量%のH
を1.6ml添加し、懸濁液を60℃で4時間攪拌
する。冷却後、多孔質の隔膜を用いて濾過することによ
り固体を母液(pH4.3)から分離し、その後、脱イ
オン水で繰り返し洗浄し、最後にアセントンで洗浄す
る。その後、この触媒を真空中、40℃で8時間乾燥さ
せた後、50℃/時の加熱速度で加熱し、大気中、55
0℃で4時間熱処理する。活性化された触媒を、例17
に記載したように作業するベンゼンのヒドロキシル化に
用いる。その結果を、例26のNHHFを用い
て活性化された触媒、及び例27の非活性化触媒を用い
て得た結果と共に表7に示す。
【0054】 表7 例 処理 C1(%) Y1(%) S1(%) 副生物 38 HCL 6 5.6 94 カテコール+キノン 39 H2SO4 5.8 5.5 95 カテコール+キノン 40 H3PO4 6.5 6.1 94.4 カテコール+ヒドロキノン 41 HNO3 6 5.7 95 カテコール+キノン 26 NH4HF2 5.8 5.8 100 −27 − 5.9 5.5 93.8 カテコール+キノン
【0055】pKaが5以下の酸を用いて処理しても、
選択性に対しては、著しい効果は得られなかった。
【0056】例42〜44 例26に記載したように反応を行う。但し、H
/ベンゼンの様々なモル比を用いる。結果を表8に
示す。
【0057】 表8 例 H2O2/ベンゼン C1 Y1 S1 副生物 42 0.15 8.7 8.6 98.8 キノン 43 0.2 11.5 11.2 97.8 キノン 44 0.3 14.8 14 95 キノン+カテコール26(参照) 0.1 5.8 5.8 100 0
【0058】例45〜47(比較例) 例27に記載したように反応を行う。但し、H
/ベンゼンの様々なモル比を用いる。結果を表9に
示す。
【0059】 表9 例 H2O2/ベンゼン C1 Y1 S1 副生物 45 0.15 9.4 8.6 92.1 キノン+カテコール 46 0.2 11.4 10.3 90.5 キノン+カテコール 47 0.3 14.8 13.2 89.2 キノン+カテコール 27(参照) 0.1 5.9 5.5 93.8 キノン+カテコール +ヒドロキノン
【0060】例48 シクロヘキサンのアンモオキシム化 攪拌機と加熱ジャケットを取り付けた、予め不活性ガス
(ヘリウム)を満たした100mlのガラス製反応器
に、例9の活性化触媒(Tiを1.32%含有)を0.
610g(Ti0.17ミリモル)、アンモニア水溶液
(15重量%)を25ml(0.21モル)、ターブタ
ノールを25ml、及びシクロヘキサノンを9.84g
(0.10ミリモル)仕込む。この懸濁液を78℃に
し、攪拌しながら50分間に、30.43重量%の過酸
化水素水溶液を11.7g供給する。反応後に懸濁液を
濾過し、溶液をガスクロマトグラフィーで分析する。結
果は以下の通りである。 − シクロヘキサノンの転化率 97.5% − オキシムの収率 90.5% − (転化したシクロヘキサノンに基づく)オキシムに
対する選択率 92.9% − 過酸化水素に基づく収率 86.6% − 触媒の一時間毎の処理量 635(オキシムモル/
Ti・hモル)
【0061】例49(比較例) 例48と同じ作業条件下で反応を行う。但し、例9の活
性化触媒に対応する非活性化触媒(Ti2.11重量
%)を0.39g(Ti0.17ミリモル)用いる。反
応生成物の分析から、以下の結果が得られた。 − シクロヘキサノンの転化率 68.8モル% − オキシムに対する選択率 81.0% − オキシムの収率 55.7% − 過酸化水素に基づく収率 52.4% − 一時間毎の処理量 387(オキシムモル/Ti・
hモル)
【0062】例50(比較例) 例48と同じ作業条件下で反応を行う。但し、例9の活
性化触媒と同じチタン力価(1.38重量%)をもつ非
活性化触媒を0.59g(Ti0.17ミリモル)を用
いる。反応生成物の分析から、以下の結果が得られた。 − シクロヘキサノンの転化率 68.2モル% − オキシムに対する選択率 76.1% − オキシムの収率 51.9% − 過酸化水素に基づく収率 49.4% − 一時間毎の処理量 369(オキシムモル/Ti・
hモル)
【0063】例51 例48と同じ作業条件下で反応を行う。但し、例10に
記載した活性化触媒(Ti力価1.34重量%)を、
0.59g(0.17ミリモル)を用いる。反応生成物
の分析から、以下の結果が得られた。 − シクロヘキサノンの転化率 85.5モル% − オキシムに対する選択率 90.5% − オキシムの収率 77.5% − 過酸化水素に基づく収率 71.4% − 一時間毎の処理量 543(オキシムモル/Ti・
hモル)
【0064】例52 例48と同じ作業条件下で反応を行う。但し、例16に
記載した活性化触媒(Ti力価1.74重量%)を、
0.17ミリモルに相当する量、用いる。反応生成物の
分析から、以下の結果が得られた。 − シクロヘキサノンの転化率 73.8モル% − オキシムに対する選択率 85.7% − オキシムの収率 63.3% − 過酸化水素に基づく収率 58.2% − 一時間毎の処理量 436(オキシムモル/Ti・
hモル)
【0065】例53(比較例) 例48と同じ作業条件下で反応を行う。但し、例39に
記載した活性化触媒を、Tiが0.17ミリモルとなる
量、用いる。反応生成物の分析から、以下の結果が得ら
れた。 − シクロヘキサノンの転化率 68.3モル% − オキシムに対する選択率 76.3% − オキシムの収率 52.2% − 過酸化水素に基づく収率 50.0% − 一時間毎の処理量 360(オキシムモル/Ti・
hモル)
【0066】例54 プロピレンのエポキシ化 機械的攪拌機と加熱ジャケットを有し、予め設定した時
間に液体をサンプリングできるようにした1リットルの
ガラス製反応器に、メタノール/水(重量比50/1)
混合物を375gと、例9の活性化触媒を2.71g
(Ti0.75ミリモル)仕込む。反応器を800rp
mで攪拌して40℃に加熱し、プロピレンで4気圧に加
圧する。48.5重量%のH28.5gを約
30秒間で添加し、混合物を150分間反応させる。反
応器の外部ジャケットと、低温槽に繋げた内部コイルに
より、温度を40℃に一定に保つ。プロピレンの消費率
を再調整して、圧を4気圧に一定に保つ。過酸化水素を
添加してから90分後に反応溶液のサンプルを採り、ガ
スクロマトグラフィーで分析する。過酸化水素の転化率
は94%であり、またプロピレンオキシドに対する選択
率は89%である。
【0067】例55 アンモニアの酸化 電磁攪拌機を取り付けた100mlのジャケット付きガ
ラス製反応器に、例9の活性化触媒を0.762g(T
i0.21ミリモル)、(15重量%の)アンモニア水
溶液を25ml、及びt−ブタノールを25ml、不活
性な雰囲気中で仕込む。この懸濁液を70℃とし、3
0.97重量%のH水溶液1.18gを、攪
拌しながら17分間で供給する。反応終了後、懸濁液を
濾過する。Hに基づくヒドロキシルアミンの収
率は、52.7%であることが分かる。触媒の一時間毎
の処理量は99(ヒドロキシルアミンモル/Ti・hモ
ル)である。
【0068】例56(比較例) 例55と同じ作業条件下で反応を行う。但し、例9の活
性化触媒に対応する非活性化触媒(Ti2.11%)を
0.48g(Ti0.21ミリモル)用いる。反応終了
後、Hに基づくヒドロキシルアミンの収率は
49.5%となる。触媒の一時間毎の処理量は88(ヒ
ドロキシルアミンモル/Ti・hモル)である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、例1のTS−1の処理前のUV−V
isスペクトル(スペクトルA)と、処理後のUV−V
isスペクトル(スペクトルB)を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 251/32 C07C 251/32 C07D 301/12 C07D 301/12 // C07B 61/00 C07B 61/00 300 300 (72)発明者 ルイジ、バルデュッチ イタリー国パビア、モルターラ、ピアッツ ァ、イタリア、1 (72)発明者 ラファエレ、ウンガレッリ イタリー国ノバーラ、トレカテ、ビア、タ ナーロ、1/ビ (72)発明者 ダニエレ、ビアンキ イタリー国ミラノ、アレセ、ビア、バレー ラ、16/チ (72)発明者 マリア、アンジェラ、マンテガッツァ イタリー国ミラノ、モンツァ、ビア、ピタ ゴーラ、3 (72)発明者 ロベルト、バガティン イタリー国ミラノ、レニャーノ、ビア、モ ーツァルト、4エッフェ

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I)をもつチタンシリカライトの
    触媒性能を改良する方法であって、過酸化水素を含む水
    性媒体中で、フッ化物イオンの前駆体、もしくはフッ素
    を含有するアニオン種の存在下で触媒(I)を活性化さ
    せることからなる方法。 xTiO・(1−x)SiO (I) 式中、xは0.0001〜0.04である。
  2. 【請求項2】式(I)をもつ触媒が微小球の形態にあ
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】式(I)をもつ触媒に於いて、チタンの一
    部が、硼素、アルミニウム、鉄、もしくはガリウムから
    選ばれる他の金属で置換されている、請求項1に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】フッ化物イオンの前駆体が、フッ化水素
    酸、フッ化アンモニウム、NaF、KF、LiF、KH
    のようなアルカリ金属のフッ化物、AlF
    3H Oのような金属の水溶性フッ化物、並びにフルオ
    ロ珪酸、フルオロ硼酸、及びヘキサフルオロ燐酸のよう
    な酸の形態にあるか、もしくはNHOHで塩化され
    た形態にある水溶性の無機フッ素誘導体化合物から選ば
    れるものである、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】フッ化物イオンの前駆体がフッ化アンモニ
    ウム、もしくは二フッ化アンモニウムである、請求項4
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】フッ素化化合物の量がF/Tiのモル比を
    0.5〜3.0とするような量である、請求項1に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】F/Tiのモル比が1.0〜2.5であ
    る、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】過酸化水素の量がH/Tiのモ
    ル比を3.0〜15とするような量である、請求項1に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】H/Tiのモル比が6〜12で
    ある、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】活性化反応を20〜100℃の温度で行
    う、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】温度が60〜90℃の範囲から選ばれる
    ものである、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】請求項1〜11に記載の方法により得ら
    れる、一般式(I)をもつチタンシリカライト触媒。 xTiO・(1−x)SiO (I) 式中、xは0.04未満である。
  13. 【請求項13】xが0.035未満である、請求項12
    に記載の触媒。
  14. 【請求項14】触媒が微小球の形態にある、請求項12
    に記載の触媒。
  15. 【請求項15】チタンの一部が、硼素、アルミニウム、
    鉄、もしくはガリウムから選ばれる金属で置換されてい
    る、請求項12に記載の触媒。
  16. 【請求項16】溶剤媒体中、チタンシリカライト触媒
    (I)の存在下で過酸化水素を用いて、芳香族炭化水
    素、オレフィン類、及び窒素化合物から選ばれる有機基
    質を酸化する為の、またカルボニル化合物をアンモオキ
    シム化する為の方法であって、該触媒(I)が請求項1
    〜11に記載の方法により活性化されていることを特徴
    とする方法。
  17. 【請求項17】芳香族炭化水素がベンゼン、トルエン、
    エチルベンゼン、クロロベンゼン、及びアニソールから
    選ばれるものである、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】過酸化水素を用いてのベンゼンのフェノ
    ールへのヒドロキシル化を、一般式(II)をもつ化合
    物から選ばれる有機溶剤中で行う、請求項17に記載の
    方法。 【化1】 式中、R、R、R、及びRは同じであ
    っても異なっていてもよく、水素原子、もしくは炭素数
    が1〜4のアルキル基を示す。
  19. 【請求項19】式(II)をもつ化合物に於いて、R
    、R、R、及びRが水素原子を示すも
    のである、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】溶剤(II)を反応混合物の10〜90
    重量%の量で用いる、請求項18に記載の方法。
  21. 【請求項21】溶剤(II)を反応混合物の20〜80
    重量%の量で用いる、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】活性化された触媒(I)をベンゼンの2
    〜40重量%の量で用いる、請求項18に記載の方法。
  23. 【請求項23】活性化された触媒(I)をベンゼンの5
    〜15重量%の量で用いる、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】ベンゼンを反応混合物の10〜80重量
    %の量で用いる、請求項18に記載の方法。
  25. 【請求項25】ベンゼンを反応混合物の30〜60重量
    %の量で用いる、請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】反応混合物中に存在している過酸化水素
    の量がベンゼンの5〜50モル%の範囲にある、請求項
    18に記載の方法。
  27. 【請求項27】反応混合物中に存在している過酸化水素
    の量がベンゼンの10〜30モル%の範囲にある、請求
    項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】過酸化水素を、過酸化水素を1〜60重
    量%含む水溶液として用いる、請求項18に記載の方
    法。
  29. 【請求項29】過酸化水素を、過酸化水素を3〜30重
    量%含む水溶液として用いる、請求項28に記載の方
    法。
  30. 【請求項30】反応を50〜95℃の温度で行う、請求
    項18に記載の方法。
  31. 【請求項31】反応を70〜85℃の温度で行う、請求
    項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】オレフィン類が、エチレン、プロピレ
    ン、塩化アリル、アリルアルコール、ブテン、ペンテ
    ン、ヘキセン、酸化メシチル、イソプレン、シクロオク
    テン、及びシクロヘキセンから選ばれるものである、請
    求項16に記載の方法。
  33. 【請求項33】カルボニル化合物がシクロヘキサノンで
    ある、請求項16に記載の方法。
  34. 【請求項34】窒素化合物がアンモニア、及び第二アミ
    ンから選ばれるものである、請求項16に記載の方法。
JP13893099A 1998-05-19 1999-05-19 チタンシリカライト触媒、チタンシリカライトの活性化方法、及び過酸化水素を用いる酸化法でのその使用 Expired - Lifetime JP4282822B2 (ja)

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IT98A001087 1998-12-17
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