JP2000202582A - 鋳造装置 - Google Patents

鋳造装置

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JP2000202582A
JP2000202582A JP11008593A JP859399A JP2000202582A JP 2000202582 A JP2000202582 A JP 2000202582A JP 11008593 A JP11008593 A JP 11008593A JP 859399 A JP859399 A JP 859399A JP 2000202582 A JP2000202582 A JP 2000202582A
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slab
casting
strand
tilting
pulling
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Haruo Sakaguchi
治男 坂口
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Kanadevia Corp
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Hitachi Zosen Corp
Hitachi Shipbuilding and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋳片を効率的に鋳造し得る鋳造装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】鋳片を鉛直に引き抜く鋳造ストランドSを
3個具備し、各鋳造ストランドに、鋳片Cの下端部を支
持して引き抜く昇降用テーブル24および昇降用シリン
ダ装置25をそれぞれ設けるとともに、鋳造開始時に、
鋳片を強制的に引き下げる引下用シリンダ装置26を設
け、上記昇降用テーブル24により引き抜かれた鋳片を
支持して搬出用テーブル上に傾動させる鋳片傾動装置3
を設け、上記各鋳造ストランドSの上部位置における架
台1側に、各鋳造ストランド上を移動自在な移動台車1
3を設けるとともに、この移動台車13にモールド5を
載置させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造装置、特に大
断面の鋳片の鋳造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、500mm×1000mm程度
の大断面の鋳片を連続鋳造する場合、引き抜き途中で曲
げることができないため、鉛直に引き抜かれている。
【0003】従来、このような大断面の鋳片の鋳造装置
としては、特開平7−144255号公報に開示された
ものがある。
【0004】すなわち、この鋳造装置は、図8に示すよ
うに、フレーム101上に載置されたモールド102
と、このモールド102から引き抜かれた鋳片Cを、ダ
ミーヘッド103を介して支持し下降させるキャリッジ
104と、このキャリッジ104をワイヤー105を介
して昇降させるウインチ装置106とから構成されてい
た。
【0005】上記構成において、大断面の鋳片Cを鋳造
する場合、レードルRからモールド102内に注湯が行
われ、そして時間の経過とともにダミーヘッド103
が、すなわち鋳片Cがキャリッジ104を介して引き抜
かれる。そして、鋳片Cが引き抜かれると、その場所
で、鋳片の凝固が完了するまでエレクトロスラグホット
トッピングが行われ、その後、モールドが待避された
後、上方に搬出されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、大断面鋳片を鋳造する場合、その引き抜きが終了
しても、鋳片の凝固が完了するまでに長い時間を要し、
このため、鋳造効率が悪いという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、鋳片を効率的に鋳造し
得る鋳造装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の鋳造装置は、鋳片を鉛直に引き抜く鋳造ス
トランドを複数具備し、上記各鋳造ストランドに、鋳片
の下端部を支持して引き抜くための昇降用テーブルを有
する鋳片引抜装置をそれぞれ設けるとともに、この鋳片
引抜装置により引き抜かれた鋳片を支持するとともに搬
出用テーブル上に傾動させる鋳片傾動装置をそれぞれ設
け、上記各鋳造ストランドの上部位置における架台側
に、各鋳造ストランド上を移動自在な移動台車を設ける
とともに、この移動台車にモールドを載置したものであ
る。
【0009】この構成によると、架台に鋳造ストランド
を複数個配置するとともに、各鋳造ストランド上を、移
動自在にされた移動台車にモールドを載置することによ
り、大断面鋳片のように、引抜き終了後から凝固が完了
するまでに要する時間が長い場合でも、他の鋳造ストラ
ンドで鋳造を行うことができる。
【0010】また、上記鋳造装置において、鋳片引抜装
置を、鋳片の下端部を支持する昇降用テーブルと、この
昇降用テーブルに直接連結され下方から支持して下降さ
せる昇降用シリンダ装置とから構成するとともに、各鋳
造ストランドにおいて、鋳造初期時に引き抜かれた鋳片
の下端部を支持する昇降用テーブルを、強制的に下方に
引き下げる引下用シリンダ装置を配置したものである。
【0011】この構成によると、昇降用テーブルを昇降
させる昇降用シリンダ装置とは、別個に、昇降用テーブ
ルを引き下げるための引下用シリンダ装置を設けたの
で、昇降用シリンダ装置を引下げ用として兼用させる場
合に比べて、その引下げ時に昇降用シリンダ装置自体に
作用する荷重が反転する際に、鋳片引抜速度が不安定に
なるのを防止することができる。
【0012】また、鋳片引抜装置における昇降用テーブ
ルを昇降用シリンダ装置に直接連結し支持しているの
で、例えば昇降用テーブルをワイヤーなどで支持してい
る場合に生じる振動などが無くなるため、鋳片のシェル
形成が良好に行われる。
【0013】さらに、上記各鋳造装置における各鋳造ス
トランドの上部位置に配置されて引き抜かれた鋳片の上
端部を加熱するための加熱装置を具備したものである。
【0014】この構成によると、鋳造ストランドの上方
位置にて、引き抜かれた直後の鋳片の上端部を加熱する
ことができるため、モールド下方に加熱装置を配置する
場合に比べて、装置自体の高さを低くすることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る鋳造装置を、図1〜図7に基づき説明する。
【0016】本実施の形態における鋳造装置は、例えば
500mm×1000mm〜2000mm×2000m
m程度の大断面(ビィレット)を有する断面が矩形状の
鋳片を、複数個例えば3個(2個または4個以上でもよ
い)のストランドでもって鋳造し得るものである。
【0017】この鋳造装置は、図1および図2に示すよ
うに、製造する鋳片の長さに応じて構築された所定高さ
の架台1に、鋳片の引き抜きを行い得る鋳片引抜装置2
およびこの鋳片引抜装置2により鉛直方向で引き抜かれ
た鋳片を水平方向に傾動させる鋳片傾動装置3が3組配
置されて、3つの鋳造ストランドSが設けられている。
【0018】また、各鋳造ストランドSに対応する架台
1の上部作業階1aには、レードルRを保持するための
レードル保持台4がそれぞれ立設されるとともに、この
保持されたレードルRの下方位置の上部作業階1a上に
おいて、モールド5を各鋳造ストランドSに移動し得る
ようにされている。
【0019】すなわち、上部作業階1aの各鋳造ストラ
ンドSの配列方向の左右両側には、左右一対の案内レー
ル11が設けられるとともに、この案内レール11上を
移動車輪12を介して移動自在な移動台車13が設けら
れ、この移動台車13に、モールド5およびその下方位
置において引き抜かれた鋳片Cを支持する複数のサポー
トロール14が設けられている。勿論、この移動台車1
3には、各鋳造ストランドS上を移動し得るように、上
記移動車輪12を駆動する駆動装置(図示せず)が搭載
されている。
【0020】上記鋳片引抜装置2は、図1〜図3に示す
ように、鋳造ストランドSにおいて立設されたガイド支
柱21に案内されるローラなどを有するガイド部22が
取り付けられるとともにモールド5から出た鋳片Cを支
持スタンド23を介して支持する昇降用テーブル24
と、架台1の下方部に配置されてこの昇降用テーブル2
4を所定高さでもって昇降させるための昇降用シリンダ
装置(実際には、油圧シリンダが使用される)25と、
サポートロール14の下方位置で鋳片の両側方に配置さ
れて鋳造初期時に昇降用テーブル24を介して鋳片を強
制的に引き下げるための引下用シリンダ装置(図1の仮
想線にて且つその一方だけを示す)26とから構成され
ている。上記昇降用テーブル24のガイド部22は、周
囲の複数箇所に配置されている。なお、上記支持スタン
ド23、昇降用テーブル24および昇降用シリンダ装置
25とは、互いに連結されているので、従来例で説明し
たように、昇降用テーブルをワイヤーなどで支持した場
合に生じる振動などが無くなるため、鋳片のシェル形成
が良好に行われる。振動が生じた場合には、鋳片のシェ
ルが正常に形成されなくなり、ブレークアウトを引き起
こしたり、オシレーションマーク間の皺の部分にパウダ
ーなどが入り込んでしまう。
【0021】また、上記昇降用テーブル24には、図示
しないが、一端部が速度検出計(例えば、回転速度検出
計)に連結されたワイヤーの他端部が連結されて、鋳片
の引抜速度が検出し得るようにされている。
【0022】さらに、上記昇降用シリンダ装置25の下
降時においては、鋳片の自重によりロッド部を下降させ
るようにしているが、その下降速度は、油圧配管に介装
されたサーボ弁による流量を絞ることにより行われ、し
かもこのサーボ弁は、上記速度検出計からの信号に基づ
き、所定速度となるように制御装置(図示せず)を介し
て制御される。なお、この昇降用シリンダ装置25にお
いては、鋳片が完全に引き抜かれる迄は、ゆっくりと作
動されるが、鋳片の引抜き終了後のある位置まで下降さ
せる際には、その後の加熱作業のために、その下降を迅
速に行い得るようにされており、したがってその油圧回
路には、サーボ弁が介装された引抜用回路部と、サーボ
弁の替わりに流量制御弁が介装された作業用回路部とが
設けられている。
【0023】また、図3に示すように、上記引下用シリ
ンダ装置26のロッド部26aには、昇降用テーブル2
4に係脱自在にされた係合片27が取り付けられてい
る。例えば、係合片27を水平面内で90度揺動させる
ことにより、昇降用テーブル24に対して、係合および
離脱させることができる。なお、鋳片と支持スタンド2
3とは、鋳片の下端部であるダミーヘッドDを介して離
脱可能に連結されており、また架台1の各鋳造ストラン
ドSの上部位置には、鋳片を案内するためのガイドロー
ル8が設けられている。
【0024】ところで、上記引下用シリンダ装置26を
設けたのは、鋳片の引抜き開始から少しの間(鋳片引抜
長さ)、すなわち鋳造初期時においては、鋳片の自重に
よる引抜力よりも、モールド5から受ける抵抗力(鋳片
引抜必要力)の方が大きいため、この鋳造開始時にだ
け、強制的に、昇降用テーブル24を介して鋳片を引き
出すためである。
【0025】上記鋳片傾動装置3は、図1、図2、図4
および図5に示すように、架台1の下部作業床1c近傍
位置において、下部が支持ピン31を介して鉛直面内で
傾動自在に支持されて鋳片Cの下端を支持する下端支持
体32およびこの下端支持体32から上方に延設されて
鋳片Cの側部(図1において、鋳片Cの左側)を複数個
のローラ33を介して支持する側部支持体34とからな
る鋳片傾動台(鋳片転倒台ともいう)35と、この鋳片
傾動台35の側部支持体34の上部に取り付けられた滑
車36を介して、上記鋳片傾動台35を、図1の実線で
示す鋳片Cの引抜き時の鉛直姿勢(イ)と、仮想線で示
す引抜き後の鋳片Cを搬出用ローラテーブル6側に受け
渡し得る水平姿勢(ロ)との間で傾動させるためのウイ
ンチ装置37と、例えば架台1の中間部作業床1bおよ
び下部作業床1c側に配置されて鉛直姿勢の鋳片Cを押
圧して傾かせるための2個の傾動用シリンダ装置38と
から構成されている。上記、ウインチ装置37は、例え
ば架台1の上部作業床1aに配置されている。なお、昇
降用テーブル24には、この昇降用テーブル24に支持
された鋳片Cを鋳片傾動台35側に受け渡すために、下
端支持体32側の受け部32aを通過させ得る切欠部2
4aが形成されている。
【0026】また、上記鋳片傾動台35の側部支持体3
4には、鋳片Cを保持するとともに鋳片の引き抜きに応
じて移動(追従)し得る鋳片クランプ装置39が設けら
れている。
【0027】すなわち、この鋳片クランプ装置39は、
図1、図5、図6および図7に示すように、枠状に形成
された側部支持体34の両側部のガイド溝部34aに案
内されて上下方向で移動自在に配置された板状の昇降体
41と、この昇降体41に水平方向で形成されたガイド
穴42内に摺動自在にその基端部が挿通配置された左右
一対のクランプ部材43と、上記昇降体41に軸受44
を介して回転自在に設けられるとともに上記各クランプ
部材43に設けられた係合部43aに形成されためねじ
部に螺合し且つ互いに逆方向に形成されたおねじ部45
aを両端部に有するねじ軸体45と、昇降体41に設け
られて上記ねじ軸体45を例えばかさ歯車機構を有する
ギヤボックス46を介して回転させる電動機47と、上
記下端支持体32に配置されて上記昇降体41を鋳片の
長手方向で移動(昇降)させるためのウインチ装置48
とから構成されている。なお、このウインチ装置48
は、図5に示すように、一端部が転向滑車51を介して
昇降体41に連結されたワイヤー52を巻回する巻取ド
ラム53と、この巻取ドラム53をクラッチ54を介し
て回転させる電動機55とから構成されている。
【0028】上記電動機47にてねじ軸体45を回転さ
せ、左右一対のクランプ部材43を互いに接近させるこ
とにより、その先端の爪部43bにて鋳片を両側から保
持することができる。そして、鋳片を一旦保持した後
は、クラッチ54を作動させて電動機55から切り離す
ことにより、昇降体41はガイド溝部34aに沿って移
動し、したがってクランプ部材43は鋳片の下降に追従
することになる。なお、上記側部支持体34に設けられ
るローラ33は、上記クランプ部材43とは接触しない
ような両部材の中間位置に配置されている。
【0029】さらに、図1に示すように、この鋳造装置
には、鋳片が引き抜かれた後、鋳片の上端部を加熱し
て、鋳片上部内の凝固を防止する(押湯の機能を果た
す)ための加熱装置7が具備されている。
【0030】この加熱装置7は、鋳片Cの引き抜きが終
了して、移動台車13によりモールド5が他の鋳造スト
ランドSに移動した後、その鋳片Cの上方位置にセット
し得るように構成されている。
【0031】すなわち、この加熱装置7は、鋳片Cの上
方位置の上部作業床1a上に配置されて鋳片Cの上端部
を覆うカバー体61と、同じく上部作業床1a上に支持
された支持棒62と、この支持棒62に支持されるとと
もに上記カバー体61の中央に形成された穴部から挿入
されて、鋳片Cの上部に供給されるスラグとの間で電圧
を印加してエレクトロスラグ法により加熱するための電
極棒63と、この電極棒63と鋳片Cとの間に電圧を供
給するための電源(図示せず)とから構成されている。
【0032】次に、鋳片の鋳造作業について説明する。
【0033】例えば、図2に示すように、中央の鋳造ス
トランドSを使用して、鋳造を行う場合、まずモールド
5が載置された移動台車13をその鋳造ストランドS上
に移動させた後、レードルRを、その上方位置のレード
ル保持台4上に載置する。
【0034】なお、鋳造開始時には、モールド5の底部
にはダミーヘッドDが挿入されるとともに、このダミー
ヘッドDと昇降用テーブル24に設けられた支持スタン
ド23とは、例えばフック部材(図示せず)により連結
される。勿論、この時、昇降用シリンダ装置25によ
り、昇降用テーブル24は、モールド5のすぐ下方位置
まで上昇されている。
【0035】この状態で、レードルRからモールド5内
への注湯が開始され、昇降用シリンダ装置25により昇
降用テーブル24がゆっくりと下降されて、ダミーヘッ
ドDが引き出され、鋳造が開始される。
【0036】なお、上述したように、この鋳片Cの引抜
き時における引抜速度は、昇降用テーブル24にワイヤ
ーを介して連結された速度検出計により正確に検出され
て、昇降用テーブル24の下降速度、すなわち昇降用シ
リンダ装置25のロッド部が制御されている。
【0037】そして、モールド5から出た鋳片Cは、サ
ポートロール14を通過してガイドロール8より下方の
所定位置まで下降すると、引下用シリンダ装置26によ
り、昇降用テーブル24を介して、鋳片Cが強制的に引
き抜かれる。
【0038】鋳片Cがある程度引き抜かれて、その自重
だけで引き抜きが行われるような長さになると、引下用
シリンダ装置26による引き抜きが解除される。
【0039】さらに、鋳片Cが引き抜かれて、鋳片Cの
下部が鋳片クランプ装置39の位置を通過すると、電動
機47により一対のクランプ部材43が接近されて、鋳
片Cの両側部が保持される。保持されると、クラッチ5
4にて電動機55との連結が切り離されて、クランプ部
材43が鋳片Cの引き抜きに追従し得るようにされる。
【0040】そして、昇降用テーブル24が所定位置ま
で下降されて、所定長さの鋳片Cがモールド5から引き
抜かれると、この時点で、鋳片Cの上端部においては、
その周囲だけが凝固して凝固シェルが生成している状態
であり、このまま放置すると、鋳片上部の溶鋼も凝固
し、鋳片内に深い引け巣が生成されて製品(鋳片)の歩
留まりの低下の原因になる。
【0041】これを防止するために、鋳片Cの上方に加
熱装置7をセットする。
【0042】すなわち、鋳片Cの引き抜きが終了する
と、移動台車13を隣の鋳造ストランドS側に移動させ
た後、本来ならば図2の中央の鋳造ストランドである
が、同一図面で説明するために、図2の左側の鋳造スト
ランドにて示すように、引抜かれた直後の鋳片Cの上端
部にスラグを供給し、そしてその上面をカバー体61で
覆うとともに、支持棒62に取り付けられた電極棒63
を穴部から挿入し、その後、電源により電極棒63に電
圧を印加して、エレクトロスラグ法により、鋳片Cの上
端部の内部を加熱して鋳片上部の溶鋼の凝固を防止し、
押湯を効果的に作用させて均一に凝固させる。
【0043】鋳片Cの凝固が完了すると、図2の右側の
鋳造ストランドSに示すように、昇降用テーブル24が
その搬出位置までさらに下降されるが、この下降時にお
いては、昇降用シリンダ装置25の油圧回路が作業用回
路部側に切り換えられて、迅速に下降される。なお、鋳
片Cが最下端の搬出位置まで下降されると、鋳片Cは鋳
片傾動台35の下端支持体32側に支持されると同時
に、所定位置に立設された突き棒28により、支持スタ
ンド23とダミーヘッドDとの係合が解除され、そして
鋳片傾動台35により、鋳片Cは搬出用ローラテーブル
6上に傾動される。
【0044】すなわち、ウインチ装置37のワイヤーを
繰り出すとともに傾動用シリンダ装置38により鋳片C
を水平方向に押し出し、且つウインチ装置37のワイヤ
ーの繰り出し量を制御して、鋳片Cをゆっくりと水平姿
勢(ロ)に傾動させればよい。勿論、鋳片Cの凝固を行
っている間、モールド5が移動された他の鋳造ストラン
ドSでは、別の鋳造が行われる。
【0045】このように、架台に鋳造ストランドを複数
個配置するとともに、各鋳造ストランド上を、移動自在
にされた移動台車にモールドを載置したので、大断面鋳
片のように、引抜き終了後から凝固が完了するまでに要
する時間が長い場合でも、他の鋳造ストランドで鋳造を
行うことができ、したがって鋳造を効率良く行うことが
できる。
【0046】また、鋳片の引抜速度を測定する際に、昇
降用テーブルと回転速度検出計とをワイヤーを介して連
結したので、例えば従来例で示したように、昇降用テー
ブルを昇降させるウインチドラムの回転速度を検出する
ようにしたものに比べて、ワイヤー自身に張力が作用し
ないため、正確な引抜速度を検出することができる。
【0047】また、昇降用テーブルを昇降させる昇降用
シリンダ装置とは、別個に、昇降用テーブルを引き下げ
るための引下用シリンダ装置を設けたので、昇降用シリ
ンダ装置を引下げ用として兼用させる場合に比べて、そ
の引下げ時に昇降用シリンダ装置自体に作用する荷重が
反転する際に、機械的な隙間およびがたつきにより、鋳
片引抜速度が不安定になるのを防止することができる。
【0048】さらに、鋳造ストランドの上方位置にて、
鋳片の上端部を加熱し得る加熱装置をセットし得るよう
にしたので、引き抜かれた直後の鋳片の上端部を加熱す
るために、モールド下方に加熱装置を配置する場合に比
べて、装置自体の高さを低くすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明の鋳造装置による
と、架台に鋳造ストランドを複数個配置するとともに、
各鋳造ストランド上を、移動自在にされた移動台車にモ
ールドを載置したので、大断面鋳片のように、引抜き終
了後から凝固が完了するまでに要する時間が長い場合で
も、他の鋳造ストランドで鋳造を行うことができ、した
がって鋳造を効率良く行うことができる。
【0050】また、昇降用テーブルを昇降させる昇降用
シリンダ装置とは、別個に、昇降用テーブルを引き下げ
るための引下用シリンダ装置を設けたので、昇降用シリ
ンダ装置を引下げ用として兼用させる場合に比べて、そ
の引下げ時に昇降用シリンダ装置自体に作用する荷重が
反転する際に、機械的な隙間およびがたつきにより、鋳
片引抜速度が不安定になるのを防止することができる。
【0051】さらに、鋳造ストランドの上方位置にて、
鋳片の上端部を加熱し得る加熱装置をセットし得るよう
にしたので、引き抜かれた直後の鋳片の上端部を加熱す
るために、モールド下方に加熱装置を配置する場合に比
べて、装置自体の高さを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における鋳造装置の概略全
体構成を示す側面図である。
【図2】同鋳造装置の概略全体構成を示す正面図であ
る。
【図3】同鋳造装置の引下用シリンダ装置の配置を示す
側面図である。
【図4】同鋳造装置の昇降用テーブルを示す要部平面図
である。
【図5】同鋳造装置の鋳片傾動装置の概略構成を示す正
面図である。
【図6】同鋳造装置の鋳片傾動装置の要部構成を示す正
面図である。
【図7】図6のA−A矢視図である。
【図8】従来例における鋳造装置の概略構成を示す正面
図である。
【符号の説明】
C 鋳片 S 鋳造ストランド 1 架台 2 鋳片引抜装置 3 鋳片傾動装置 5 モールド 7 加熱装置 13 移動台車 23 支持スタンド 24 昇降用テーブル 25 昇降用シリンダ装置 26 引下用シリンダ装置 32 下端支持体 34 側部支持体 35 鋳片傾動台 37 ウインチ装置 39 鋳片クランプ装置 41 昇降体 43 クランプ部材 48 ウインチ装置 61 カバー体 63 電極棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳片を鉛直に引き抜く鋳造ストランドを複
    数具備し、上記各鋳造ストランドに、鋳片の下端部を支
    持して引き抜くための昇降用テーブルを有する鋳片引抜
    装置をそれぞれ設けるとともに、この鋳片引抜装置によ
    り引き抜かれた鋳片を支持するとともに搬出用テーブル
    上に傾動させる鋳片傾動装置をそれぞれ設け、上記各鋳
    造ストランドの上部位置における架台側に、各鋳造スト
    ランド上を移動自在な移動台車を設けるとともに、この
    移動台車にモールドを載置したことを特徴とする鋳造装
    置。
  2. 【請求項2】鋳片引抜装置における昇降用テーブルを、
    昇降用シリンダ装置に連結して下方から支持して下降さ
    せるように構成したことを特徴とする請求項1記載の鋳
    造装置。
  3. 【請求項3】各鋳造ストランドにおいて、鋳造初期時に
    引き抜かれた鋳片の下端部を支持する昇降用テーブル
    を、強制的に下方に引き下げる引下用シリンダ装置を配
    置したことを特徴とする請求項1または2に記載の鋳造
    装置。
  4. 【請求項4】各鋳造ストランドの上部位置に配置されて
    引き抜かれた鋳片の上端部を加熱するための加熱装置を
    具備したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の鋳造装置。
JP11008593A 1999-01-18 1999-01-18 鋳造装置 Pending JP2000202582A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160075124A (ko) * 2014-12-19 2016-06-29 주식회사 포스코 회전체 구동장치 및 이를 포함하는 연속주조용 세그먼트
JP2017501887A (ja) * 2013-12-30 2017-01-19 インテコ・スペシャル・メルティング・テクノロジーズ・ゲー・エム・ベー・ハーInteco Special Melting Technologies GmbH 大形断面を有する長いインゴットの製造方法およびその設備

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JP2017501887A (ja) * 2013-12-30 2017-01-19 インテコ・スペシャル・メルティング・テクノロジーズ・ゲー・エム・ベー・ハーInteco Special Melting Technologies GmbH 大形断面を有する長いインゴットの製造方法およびその設備
KR20160075124A (ko) * 2014-12-19 2016-06-29 주식회사 포스코 회전체 구동장치 및 이를 포함하는 연속주조용 세그먼트
KR101696828B1 (ko) * 2014-12-19 2017-01-16 주식회사 포스코 회전체 구동장치 및 이를 포함하는 연속주조용 세그먼트

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