JP2000202629A - 半自動溶接法及びそれに用いる半自動溶接機 - Google Patents

半自動溶接法及びそれに用いる半自動溶接機

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JP2000202629A
JP2000202629A JP11010937A JP1093799A JP2000202629A JP 2000202629 A JP2000202629 A JP 2000202629A JP 11010937 A JP11010937 A JP 11010937A JP 1093799 A JP1093799 A JP 1093799A JP 2000202629 A JP2000202629 A JP 2000202629A
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Japan
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welding
tip
wire
welding wire
feeding
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Jun Motoi
旬 本井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接の開始前に溶接チップからの溶接ワイヤ
の突き出し量をほぼ一定に保つことにより、溶接ワイヤ
の突き出し量の長短に伴う不具合を解消して溶接開始時
の作業性を向上させる。 【解決手段】 溶接ワイヤ26を送給装置20によって
溶接トーチ10へ連続的に送給しながら溶接を行う半自
動溶接法であって、溶接開始に先立って溶接ワイヤ26
を逆送させて前記溶接トーチ10の溶接チップ14から
出ている溶接ワイヤ26を、その先端が基準位置に達す
るまで溶接チップ14側に引き込んだ後、溶接ワイヤ2
6の送給を開始する。そして溶接チップ14からの溶接
ワイヤ26の突き出し量が溶接開始に適した寸法に達し
た時点で溶接ワイヤ26の送給を一旦停止することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接ワイヤを溶接
トーチへ連続的に送給しながら溶接を行う半自動溶接法
及びそれに用いる半自動溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】半自動溶接に関する技術については、例
えば実開昭64−49371号公報に開示されているも
のが公知である。この技術では、溶接速度やワークの板
厚などに応じた溶接ワイヤの送給速度及びアーク電圧を
得るようにした溶接機の出力条件設定装置を備えてい
る。またこの装置は、溶接姿勢選択器と、選択された溶
接姿勢に応じてアーク電圧を補正する電圧補正回路とを
内蔵し、溶接姿勢に対応した適正条件を出力するように
なっている。
【0003】ところで半自動溶接を開始する際の作業性
は、溶接トーチの溶接チップから突き出ている溶接ワイ
ヤの長さに大きく左右される。この溶接ワイヤの長さ
は、前回の溶接終了時における個々の条件(溶接トーチ
とワークとの距離や角度、あるいはワイヤ送給装置での
送り出しの慣性など)によって決まる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】溶接開始時において溶
接トーチの溶接チップからの溶接ワイヤの突き出し量は
一般に12〜15mmが最適とされているが、現状では10〜30
mmのばらつきがある。そしてこの溶接ワイヤの突き出し
量が長すぎると、溶接の開始ポイントを狙うのが困難と
なり、かつ溶接電流の不足を招く。これに対して突き出
し量が短すぎると溶接ワイヤの先端が溶接チップの死角
に入って作業者から見えにくくなるとともに、過電流に
よってワークを溶かしてしまう場合がある。
【0005】本発明は前記課題を解決しようとするもの
で、その目的は、溶接の開始前に溶接チップからの溶接
ワイヤの突き出し量をほぼ一定に保つことにより、溶接
ワイヤの突き出し量の長短に伴う不具合を解消して溶接
開始時の作業性を向上させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためのもので、請求項1記載の発明は、溶接ワイヤ
を送給装置によって溶接トーチへ連続的に送給しながら
溶接を行う半自動溶接法であって、溶接開始に先立って
溶接ワイヤを逆送させて前記溶接トーチの溶接チップか
ら出ている溶接ワイヤを、その先端が基準位置に達する
まで溶接チップ側に引き込んだ後、溶接ワイヤの送給を
開始する。そして溶接チップからの溶接ワイヤの突き出
し量が溶接開始に適した寸法に達した時点で溶接ワイヤ
の送給を一旦停止することを特徴とする。
【0007】このように溶接開始前に、溶接チップから
の溶接ワイヤの突き出し量を溶接開始に適した寸法とす
ることにより、溶接ワイヤの突き出し量が長すぎたり短
すぎたりすることに伴う各種の不具合が解消され、溶接
作業を誰でも容易に開始することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
自動溶接法であって、前記の基準位置は前回の溶接終了
時に溶接ワイヤの先端に生じている球状部が溶接チップ
の端面に当たった位置としていることを特徴とする。こ
れによって、溶接ワイヤを溶接チップ側に引き込んだ状
態が常にほぼ一定となり、その状態を溶接ワイヤ先端の
基準位置として得られる溶接ワイヤの前記突き出し量も
常に溶接開始に適した寸法となる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の半
自動溶接法に用いる溶接機であって、溶接チップ及びス
タートスイッチを備えた溶接トーチと、この溶接トーチ
に対する溶接ワイヤの送給及びその逆送が可能な送給装
置と、溶接に必要なアーク電圧を設定する変圧器と、溶
接に必要な各種制御を行う制御装置とを備えている。そ
してこの制御装置は、前記スタートスイッチからの最初
の信号に基づいて溶接ワイヤを逆送させるように前記送
給装置を作動させるとともに、溶接ワイヤをその先端が
基準位置に達するまで溶接チップ側に引き込んだときの
送給装置に加わる負荷を検出して送給装置を溶接ワイヤ
の送給に切り替え、かつ溶接チップからの溶接ワイヤの
突き出し量が所定の寸法に達した時点で送給装置を停止
するように設定されている。この構成によれば、溶接開
始に際して前記溶接トーチのスタートスイッチを操作す
ることで、請求項1記載の発明における半自動溶接法が
実現される。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の半
自動溶接機であって、溶接ワイヤを溶接チップ側に引き
込んだときの送給装置に加わる負荷は、前回の溶接終了
時に溶接ワイヤの先端に生じている球状部が溶接チップ
の端面に当たったときの溶接ワイヤの逆送に対する阻止
力を利用している。これにより、特殊な検出器などを用
いることなく、溶接ワイヤの先端が基準位置に達したこ
とを正確に検出できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は半自動溶接機のシステム全体を表した斜視
図、図2は溶接トーチ10を拡大して表した斜視図であ
る。この半自動溶接機は、図1で明らかなように大別し
て溶接トーチ10、溶接ワイヤの送給装置20及び制御
ボックス30によって構成されている。また図2で示す
ように溶接トーチ10は、そのグリップ12から延びる
先端部に溶接チップ14を備え、かつグリップ12の部
分にはスタートスイッチ16が設けられている。
【0012】図1で示すように溶接トーチ10と送給装
置20とは、溶接ワイヤ26を供給するためのフレキシ
ブルな送給ケーブル24によって接続されている。この
送給装置20は、そのドラム22に巻かれている溶接ワ
イヤ26を溶接トーチ10に連続的に送給でき、あるい
は逆に溶接ワイヤ26を送給装置20に向けて逆送でき
る構成となっている。一方、前記制御ボックス30には
変圧器と制御装置とが内蔵されており、これらは溶接ト
ーチ10及び送給装置20に対してそれぞれ電気的に接
続されている。そして変圧器は溶接に必要なアーク電圧
を設定可能で、制御装置は溶接に必要な各種制御が可能
である。
【0013】溶接作業は、作業者が溶接トーチ10を手
でもって前記スタートスイッチ16をオンにすると、そ
の信号に基づいて制御ボックス30の変圧器及び制御装
置がオンになる。この制御装置からの電気信号により、
送給装置20が溶接ワイヤ26を例えば送給し始めて溶
接トーチ10における溶接チップ14の先端から溶接ワ
イヤ26が連続的に押し出される。図1に示されている
ワーク40と溶接チップ14から出ている溶接ワイヤ2
6との間には、前記変圧器で設定されるアーク電圧がか
かっているので、溶接ワイヤ26の先端がワーク40に
接触することで溶接が開始される。
【0014】さて溶接開始時の作業性は、溶接チップ1
4から突き出ている溶接ワイヤ26の長さに大きく左右
され、かつ前回の溶接終了時の状況次第で長さにばらつ
きがあるのは前述のとおりである。そこで溶接開始前に
溶接チップ14から突き出している溶接ワイヤ26の長
さを一定にするために、本実施の形態では以下のように
制御される。
【0015】図3(A)に前回の溶接終了時における溶
接チップ14の先端から突き出ている溶接ワイヤ26の
状態が示されている。この溶接ワイヤ26の先端には、
溶接時の燃え上がりによって球状部28が生じている。
そしてこのときの溶接チップ14からの溶接ワイヤ26
の突き出し量Lは、一般に10〜30mmといったばらつきが
ある。溶接開始に際して溶接トーチ10のスタートスイ
ッチ16が前記のようにオンされると、その信号に基づ
いて送給装置20が溶接ワイヤ26を逆送させるように
前記制御装置によって制御される。
【0016】したがって溶接チップ14の先端から突き
出ている溶接ワイヤ26は溶接チップ14の中に引き込
まれ、図3(B)で示すように前記球状部28が溶接チ
ップ14の端面に当たる。これにより、溶接ワイヤ26
の逆送に対する抵抗力(阻止力)が高まり、送給装置2
0のモーターの負荷が増大する。このモーター負荷の検
出信号に基づき、前記制御装置によって送給装置20が
溶接ワイヤ26の逆送から送給に切り替えられる。
【0017】前記のように溶接ワイヤ26の球状部28
が溶接チップ14の端面に当たった状態をワイヤ先端の
「基準位置」とすると、この「基準位置」から溶接ワイ
ヤ26の送給が開始されることとなる。そして送給装置
20を一定時間作動させ、タイムアップ信号に基づき、
制御装置によって送給装置20の作動を一旦停止させ
る。これによって図3(C)で示すように溶接ワイヤ2
6が溶接チップ14の先端から所定の寸法だけ突き出し
た状態が得られる。
【0018】つまり前記の「基準位置」は、球状部28
を無視すれば溶接チップ14からの溶接ワイヤ26の突
き出し量がほぼゼロと見なすことができ、そこで送給装
置20の送給開始から停止までの時間を適宜に設定すれ
ば、溶接チップ14からの溶接ワイヤ26の突き出し量
を溶接開始に適した寸法(12〜15mm)にすることができ
る。これまで、図3(A)で示す突き出し量Lが大きい
場合は工具によって溶接ワイヤ26の先端を切断し、逆
に短い場合は作業者の感による長さ分だけ溶接ワイヤ2
6を送給装置20によって送り出していたが、本実施に
形態ではこのような作業が不要となる。
【0019】なお図3(C)で示す溶接ワイヤ26の突
き出し量を得るための手段は、前記の時間設定に代え、
例えば送給装置20において溶接ワイヤ26の送給量を
検出し、所定量に達したら送給装置20を停止させるよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】半自動溶接機のシステム全体を表した斜視図。
【図2】溶接トーチを拡大して表した斜視図。
【図3】溶接開始前の溶接ワイヤの作動状態を表した説
明図。
【符号の説明】
10 溶接トーチ 14 溶接チップ 16 スタートスイッチ 20 送給装置 26 溶接ワイヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接ワイヤを送給装置によって溶接トー
    チへ連続的に送給しながら溶接を行う半自動溶接法であ
    って、 溶接開始に先立って溶接ワイヤを逆送させて前記溶接ト
    ーチの溶接チップから出ている溶接ワイヤを、その先端
    が基準位置に達するまで溶接チップ側に引き込んだ後、
    溶接ワイヤの送給を開始し、溶接チップからの溶接ワイ
    ヤの突き出し量が溶接開始に適した寸法に達した時点で
    溶接ワイヤの送給を一旦停止することを特徴とした半自
    動溶接法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半自動溶接法であって、 前記の基準位置は前回の溶接終了時に溶接ワイヤの先端
    に生じている球状部が溶接チップの端面に当たった位置
    としていることを特徴とした半自動溶接法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半自動溶接法に用いる溶
    接機であって、 溶接チップ及びスタートスイッチを備えた溶接トーチ
    と、この溶接トーチに対する溶接ワイヤの送給及びその
    逆送が可能な送給装置と、溶接に必要なアーク電圧を設
    定する変圧器と、溶接に必要な各種制御を行う制御装置
    とを備え、この制御装置は、前記スタートスイッチから
    の最初の信号に基づいて溶接ワイヤを逆送させるように
    前記送給装置を作動させるとともに、溶接ワイヤをその
    先端が基準位置に達するまで溶接チップ側に引き込んだ
    ときの送給装置に加わる負荷を検出して送給装置を溶接
    ワイヤの送給に切り替え、かつ溶接チップからの溶接ワ
    イヤの突き出し量が所定の寸法に達した時点で送給装置
    を停止するように設定されている半自動溶接機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半自動溶接機であって、 溶接ワイヤを溶接チップ側に引き込んだときの送給装置
    に加わる負荷は、前回の溶接終了時に溶接ワイヤの先端
    に生じている球状部が溶接チップの端面に当たったとき
    の溶接ワイヤの逆送に対する阻止力を利用している半自
    動溶接機。
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