JP2000202731A - 工作機械の送り装置 - Google Patents

工作機械の送り装置

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JP2000202731A
JP2000202731A JP11005312A JP531299A JP2000202731A JP 2000202731 A JP2000202731 A JP 2000202731A JP 11005312 A JP11005312 A JP 11005312A JP 531299 A JP531299 A JP 531299A JP 2000202731 A JP2000202731 A JP 2000202731A
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JP
Japan
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support shaft
moving body
feeder
support
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JP11005312A
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English (en)
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Yoshinori Yamaguchi
義則 山口
Yukihiro Inazumi
幸弘 稲住
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DMG Mori Co Ltd
Original Assignee
Mori Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送り方向と所定の角度の面加工を行う際に、ワ
ークの姿勢を修正することなく、しかも高い加工精度を
保障することのできる送り装置を提供する。 【解決手段】直線状の送り部材22、送り部材22に係
合し、これに沿って移動する送り移動体24、及び送り
部材22に沿った送り移動体24の位置を検出する位置
検出部27,29をそれぞれ備え、一定間隔を隔てて基
台106上に並設された第1及び第2送り機構20,2
1と、各送り移動体24に連結されるとともに、被送り
台107を回転可能に支持し、各送り移動体24の移動
量差に応じて被送り台107を回転させる支持機構30
と、第1及び第2送り機構20,21の送り動作を個別
に制御する制御手段とを設ける。各送り移動体24の移
動量差に応じて被送り台107を回転させることができ
るので、被送り台107を直線的に移動させることによ
り、送り方向と所定角度をなした面加工を行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、テーブ
ルや刃物台の送りなど、工作機械における各種被送り台
を一定の送り方向に移動させる送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記送り装置を備えた工作機械の一例を
図7に示す。同図に示すように、この工作機械(横形マ
シニングセンタ)100は、従来周知の構成を備えるも
のであり、ベッド101,106、コラム102、サド
ル103、主軸104、テーブル107などを備えてい
る。
【0003】主軸104はサドル103により軸中心に
回転自在に支持され、サドル103はコラム102によ
り上下方向、即ち矢示Y軸方向に移動自在に支持され、
コラム102は矢示Z軸方向に移動自在にベッド101
上に配設されている。
【0004】また、テーブル107はベッド106上に
配設され、送り装置108により紙面と直交する方向、
即ち前記矢示Y軸方向及びZ軸方向と直交する方向(X
軸方向)に移動可能となっている。送り装置108は、
ベッド106上にX軸方向に沿って平行に並設された2
本のガイドレール109,109と、テーブル107の
下面に固設され、それぞれガイドレール109,109
に係合して、これに沿って移動可能となったスライドベ
アリング110,110と、テーブル107の下方にガ
イドレール109,109に沿って配設されたボールネ
ジ111と、このボールネジ111の両端をそれぞれ回
転自在に支持する軸受113と、テーブル107の下面
に固設され、ボールネジ111に螺合したボールナット
112と、ボールネジ111を回転駆動するサーボモー
タ(図示せず)とを備えており、サーボモータ(図示せ
ず)を駆動してボールネジ111を回転させることによ
り、テーブル107がボールナット112を介して駆動
され、ガイドレール109,109及びスライドベアリ
ング110,110の案内によりX軸方向に移動する。
【0005】尚、前記サドル103,コラム102も、
前記送り装置108と同様の機構を備えた送り装置(図
示せず)により、それぞれ矢示Y軸方向,Z軸方向に駆
動されるようになっている。以下、これら前記送り装置
108及び図示しない送り装置を一括して送り装置とい
う。
【0006】かくして、この横形マシニングセンタ10
0によれば、前記送り装置の作動により、主軸104の
先端部に装着した工具Tとテーブル107上に配設した
ワークWとを相対的に前記X軸,Y軸,Z軸の直交3軸
方向に移動させることができ、ワークWに対して3次元
の加工を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
送り装置を備えた従来の工作機械(横形マシニングセン
タ)100には、以下に説明するような問題が存在し
た。
【0008】加工仕上り面が前記送り装置の送り方向と
所定の角度をもつように設定されている場合、即ち例え
ば、図8に示すように、ワークWの加工仕上り面Waが
テーブル107の送り軸(X軸)と角度θで交差するよ
うに設定されている場合、通常、前記送り装置は、工具
Tとテーブル107とが直線状に相対移動するように駆
動制御されるのではなく、これらが階段状に相対移動す
るように駆動制御される。具体的には、テーブル107
がX軸方向に送り量Xだけピッチ送りされた後、コラ
ム102がZ軸方向に送り量Zだけピッチ送りされ、
以後この動作を繰り返すことにより直線補間が実行さ
れ、X軸と角度θで交差した加工仕上り面Waが形成さ
れる。尚、前記送り量X,Zは送り装置に設けられ
たエンコーダなどの分解能に応じて適宜決定される量で
ある。
【0009】そして、このように工具Tとテーブル10
7とが階段状に相対移動するように駆動制御される結
果、工具Tにより加工されるワークWの加工仕上り面W
aも階段状となり、表面粗さ,表面うねり,平面度など
について高い加工精度が要求される場合には、従来これ
を満足することができないという問題を生じていた。
【0010】そこで、このような高い加工精度が要求さ
れる場合には、従来、設定された加工仕上り面WaがX
軸,Y軸,Z軸などの送り軸と平行となるように、ワー
クWの取付け姿勢を修正し、これを加工するようにして
いた。しかしながら、このようなワークWの修正作業
は、厳密さが要求されるため、長時間を要し、作業効率
が極めて悪いという別の問題を抱えている。
【0011】本発明は以上の実情に鑑みなされたもので
あって、加工仕上り面が送り装置の送り方向と所定の角
度をもつように設定された加工において、ワークの姿勢
を修正することなく、しかも表面粗さ,表面うねり,平
面度などについて高い加工精度を保障することができる
送り装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するための本発明の請求項1に係る発明は、直線状
の送り部材、該送り部材に係合し、これに沿って移動す
る送り移動体、及び前記送り部材に沿った前記送り移動
体の位置を検出する位置検出部をそれぞれ備え、一定間
隔を隔てて基台上に並設された第1及び第2送り機構
と、前記第1及び第2送り機構の各送り移動体に連結さ
れるとともに、被送り台を回転可能に支持し、前記第1
及び第2送り機構の各送り移動体の移動量差に応じて前
記被送り台を回転させる支持機構と、前記第1及び第2
送り機構の送り動作を個別に制御する制御手段とを設け
て構成したことを特徴とするものである。
【0013】この発明によれば、例えば、被送り台上に
取り付けられたワークを加工するに際し、その加工仕上
り面が、ワーク中に設定される所定の基準面(送り装置
の送り方向と平行な面)に対して所定の角度をもつよう
に設定された加工を行う場合、まず、第1送り機構及び
第2送り機構の送り動作を制御手段により個別に制御し
て、これらの各送り移動体間に所定の移動量差を生じさ
せる。これにより、前記被送り台を支持する支持機構に
より当該被送り台が所定の角度だけ回転せしめられ、ワ
ークの想定加工仕上り面が前記送り装置の送り方向と平
行になる。その一方、ワーク中に設定された前記基準面
は、逆に前記送り方向に対して前記所定の角度を有する
ことになる。
【0014】ついで、制御手段により第1送り機構及び
第2送り機構の送り動作を制御して、これらの各送り移
動体を同じ速度で移動させる。これにより、ワークの想
定加工仕上り面が前記送り装置の送り方向に対して平行
に維持されたまま、被送り台が前記送り方向に沿って移
動せしめられ、その移動途中に配設された工具によりワ
ークが加工される。そして、このようにして加工された
ワークの加工仕上り面は、前記基準面に対して前記所定
の角度を有するものとなる。即ち、ワーク中に設定され
た所定の基準面に対して所定の角度をもった加工仕上り
面を形成することができる。
【0015】このように、この発明によれば、第1及び
第2送り機構の各送り移動体間に所定の移動量差を生じ
させて、ワークを所定角度回転させた後、被送り台に取
付けられたワークを直線的に移動させることによって、
ワーク中に設定された所定の基準面に対して所定の角度
をもった加工仕上り面を形成することができるので、上
述した従来例におけるように、ワークの取付け状態を修
正するといった煩わしい作業が不要であり、しかも加工
仕上り面が階段状になるといった問題も生じることがな
く、極めて高い面精度の加工面を得ることができる。
【0016】また、前記送り移動体間の移動量差を適宜
調整することにより、前記基準面に対する加工仕上がり
面の角度を任意に変更することができ、前記移動量差を
高精度に調整することにより、加工仕上がり面の角度精
度を極めて高いものとすることができる。
【0017】上述した被送り台の回転は、請求項2の発
明に係る支持機構により、これを好適に実施することが
できる。即ち、本発明の請求項2に係る発明は、上記請
求項1の発明における支持機構を、前記送り移動体に固
設された第1支軸と、該第1支軸と一定の間隔を隔てて
並設され、前記被送り台に固設される第2支軸と、該第
1及び第2支軸に連結され、該第1及び第2支軸に対し
て回転自在に設けられた連結部材とから構成し、前記第
1支軸を中心として回転自在に設けられた第2支軸によ
り前記被送り台を支持するように構成したことを特徴と
するものである。
【0018】第1送り機構及び第2送り機構の各送り移
動体間に所定の移動量差を生じさせると、前記各送り移
動体にそれぞれ固設された第1支軸、各第1支軸にそれ
ぞれ回転自在に連結された連結部材、各連結部材にそれ
ぞれ回転自在に支持された第2支軸及び第2支軸が固設
された被送り台の連結関係から、前記各第1支軸を中心
として第2支軸が回転し、この結果、第2支軸の回転量
に応じて被送り台が回転することになる。
【0019】また、本発明の請求項3に係る発明は、上
記請求項1又は2の発明において、前記被送り台を移動
可能に支持し、前記被送り台を前記第1及び第2送り機
構の送り部材に沿った方向に案内する案内機構を設けた
ことを特徴とするものである。この発明によれば、回転
する被送り台を安定して支持することができ、更にこれ
を前記送り部材に沿った方向に安定して移動させること
ができる。
【0020】そして、この安定した被送り台の支持及び
移動は、請求項4の発明に係る案内機構により、これを
好適に行うことができる。即ち、請求項4に係る発明
は、上記請求項3の発明における案内機構を、前記第1
及び第2送り機構の送り部材に沿って設けられた少なく
とも2本の案内レールと、該各案内レールに係合し、こ
れに沿って移動する案内移動体とから構成し、前記案内
移動体に固設された第1支軸と、該第1支軸と一定の間
隔を隔てて並設され、前記被送り台に固設される第2支
軸と、該第1及び第2支軸に連結され、該第1及び第2
支軸に対して回転自在に設けられた連結部材とからなる
第2の支持機構により前記被送り台を支持するように構
成したことを特徴とするものである。
【0021】この発明によれば、前記各案内移動体に連
結された第2の支持機構により被送り台が支持され、前
記第1及び第2送り機構の各送り移動体間に移動量差を
生じさせて被送り台を回転させると、被送り台を支持し
た状態で、当該被送り台との連結関係から第2支軸及び
連結部材が第1支軸を中心として回転し、被送り台はこ
のように支持された状態で、案内レールに沿って移動す
る。
【0022】また、本発明の請求項5に係る発明は、上
記請求項1又は2又は3又は4の発明において、前記被
送り台の回転方向の位置を検出する回転位置検出手段を
設けるとともに、前記回転位置検出手段により検出され
た位置データを基に前記第1及び第2送り機構の送り動
作を制御するように前記制御手段を構成したことを特徴
とするものである。
【0023】この発明によれば、被送り台の回転方向の
位置を検出し、検出された位置データを基に第1及び第
2送り機構の送り動作を制御するようにしているので、
被送り台の回転角を高精度に調整することができ、上述
の如き、例えば、被送り台上に取り付けられたワークを
加工するに際し、その加工仕上り面が、ワーク中に設定
される所定の基準面に対して所定の角度をもつように設
定された加工を行う場合に、角度精度の高い加工を実現
することができる。
【0024】尚、本発明における被送り台には、ワーク
が取り付けられるテーブルの他、刃物台,コラム,サド
ルなど、工作機械の分野において送り装置によって送ら
れる各種のものが含まれる。また、第1及び第2送り機
構には、ボールネジとボールナット、或いは台形ネジと
ナットなどを備えて構成されるものの他、リニアモータ
など、工作機械の分野において使用される各種の送り機
構が含まれる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について添付図面に基づき説明する。図1は本実施形態
に係る横形マシニングセンタの主要部を示す側面図であ
る。また、図2は、図1における矢示A方向から視た平
面図であり、図3は、その矢視B−B方向の断面図であ
る。
【0026】図1に示すように、本例の(横形)マシニ
ングセンタ1は、図7に示した従来の(横形)マシニン
グセンタ100の送り装置108に代えて、これと構成
の異なる送り装置10を設けて構成したものであり、そ
の他の構成については従来のマシニングセンタ100と
同じである。したがって、従来のマシニングセンタ10
0と同じ構成部分については同一の符号を付してその詳
しい説明を省略する。
【0027】前記送り装置10は、ベッド106上にそ
の長手方向に沿って配設した第1送り機構20と、この
第1送り機構20と平行にベッド106上に配設された
第2送り機構21と、これら第1送り機構20及び第2
送り機構21にそれぞれ連結され、テーブル107を回
転可能に支持する支持機構30と、第1送り機構20及
び第2送り機構21の作動を制御する制御装置50とを
備えている。尚、図2に示すように、第1送り機構20
と第2送り機構21とは、互いに180゜対称に設けた
構成を備えたものである。したがって、第1送り機構2
0を代表としてその詳しい構成を説明する。
【0028】前記第1送り機構20は、N極とS極の各
磁極が交互に設けられた直線状のマグネットプレート2
2と、このマグネットプレート22を挟みこれに沿って
配設された一対のガイドレール25,25と、このガイ
ドレール25,25に案内され、これに沿ってX軸方向
に往復移動する送り移動体24とを備えている。
【0029】また、前記送り移動体24の下面には前記
マグネットプレート22と対向するようにステータ23
が固設され、更にこれを挟んでその両側にそれぞれ前記
ガイドレール25,25と係合するようにスライドベア
リング26が固設されている。ステータ23は前記マグ
ネットプレート22とともにリニアモータを形成するも
のであり、前記制御装置50から交流電力が供給され、
この電力によってステータ23に設けられた磁極がN極
とS極に交互に励磁され、前記マグネットプレート22
の固定極との間に生じる吸引,反発作用によって、ステ
ータ23及びこれに接合された送り移動体24が、上述
の如く前記ガイドレール25,25に案内され、X軸方
向に移動する。
【0030】また、前記ベッド106上には、前記マグ
ネットプレート22に沿って設けられたリニアスケール
27が配設され、一方、送り移動体24には、このリニ
アスケール27に対応するように設けられた検出アンプ
29がブラケット28を介して固設されており、この検
出アンプ29によってリニアスケール27に設けられた
目盛が読み取られ、リニアスケール27上における送り
移動体24の位置が常時検出されるようになっている。
【0031】前記支持機構30は、第1送り機構20及
び第2送り機構21の各送り移動体24上に固設された
第1支軸31と、テーブル107の下面に固設された第
2支軸35と、ベアリング32及び36を介してこれら
第1支軸31及び第2支軸35に回転自在に連結された
連結部材39とを備えている。尚、前記ベアリング32
及び36はそれぞれ押え部材33,37及びベアリング
ナット34,38によってその軸方向の移動が規制され
ている。
【0032】また、前記第1送り機構20及び第2送り
機構21のガイドレール25の長手方向において、各送
り移動体24を挟んでその両側に案内移動体40がそれ
ぞれ設けられている。この案内移動体40の下面には前
記ガイドレール25に係合したスライドベアリング(図
示せず)が固設されており、これにより案内移動体40
はガイドレール25に沿ってX軸方向に移動可能となっ
ている。そして、この案内移動体40にそれぞれ支持機
構41が連結され、更にこの支持機構41にテーブル1
07が連結され、これら案内移動体40及び支持機構4
1によりテーブル107が支持されている。支持機構4
1は、前記支持機構30と同じ構成を備えるものであ
り、前記案内移動体40上に固設された第1支軸42
と、テーブル107の下面に固設された第2支軸43
と、ベアリング(図示せず)を介してこれら第1支軸4
2及び第2支軸43に回転自在に連結された連結部材4
4とを備えている。
【0033】前記制御装置50は、前記ステータ23及
び前記検出アンプ29に接続しており、前記検出アンプ
29により検出された信号を受信し、これを基に前記ス
テータ23に供給される交流電力を調節して、各ステー
タ23及びこれに連結した送り移動体24のX軸方向の
移動を個別に制御する。
【0034】次に、以上の構成を備えた送り装置10に
よりテーブル107をX軸方向に移動させるその態様に
ついて説明する。尚、前記各ガイドレール25は、その
長手方向が前記コラム102の移動方向であるZ軸方向
と直交するように、その配設位置が予め調整されている
ものとする。
【0035】上述したように、前記各ステータ23及び
送り移動体24のX軸方向における位置は前記検出アン
プ29によって常時検出されており、この検出信号を受
信した制御装置50により前記各ステータ23に供給さ
れる交流電力が個別に調節され、X軸上に設定された適
宜位置に前記各ステータ23及び送り移動体24が移動
するように個別制御される。
【0036】この後、各ステータ23及び送り移動体2
4を同期させて同速度で移動させると、この送り移動体
24に連結したテーブル107がX軸上に適宜設定され
た位置に平行移動せしめられる。その際、テーブル10
7は案内移動体40及び支持機構41により支持された
状態で案内されるので、安定してX軸方向に移動する。
【0037】一方、各ステータ23及び送り移動体24
を異なった速度で移動させると、即ち、送り移動体2
4,24間でその移動量に差を生じさせると、各送り移
動体24にそれぞれ固設された第1支軸31、各第1支
軸31にそれぞれ回転自在に連結された連結部材39、
各連結部材39にそれぞれ回転自在に支持された第2支
軸35及び第2支軸35が固設されたテーブル107の
連結関係から、前記各第1支軸31を中心として第2支
軸35が回転し、この結果、第2支軸35の回転量に応
じてテーブル107が回転する。
【0038】図4を用いて更に具体的に説明すると、例
えば、第2送り機構21の送り移動体24を第1送り機
構20の送り移動体24よりも矢示Xa方向にΔLだけ
余分に移動させた場合、上記連結関係から第2送り機構
21の連結部材39及び第2支軸35が第1支軸31を
中心として矢示C方向に回転し、第1送り機構20の連
結部材39及び第2支軸35が第1支軸31を中心とし
て矢示D方向に回転する結果、テーブル107が矢示E
方向に回転し、その基準側面107aがX軸方向に対し
角度θで傾くことになる。そして、これに伴い、テーブ
ル107との連結関係から、支持機構41を介して当該
テーブル107に連結された各案内移動体40がX軸方
向に移動し、各支持機構41の連結部材44及び第2支
軸43が第1支軸42を中心としてそれぞれ矢示方向に
回転する。尚、前記移動量差ΔLと回転角θとの関係
は、第1支軸31と第2支軸35との軸間距離、第1支
軸31,31間の軸間距離などにより定まるものであ
り、これらから予め算出することができる。
【0039】逆に、第2送り機構21の送り移動体24
を第1送り機構20の送り移動体24よりも矢示Xb方
向に余分に移動させると、第2送り機構21及び第1送
り機構20の各支持機構30はそれぞれ上記とは逆の挙
動を示して、テーブル107がX軸に対し上記とは反対
側に回転し、これに伴って前記各案内移動体40及び各
支持機構41が上記とは逆に挙動する。
【0040】このように、この送り装置10によれば、
前記各ステータ23に供給される電力を調整することに
より、テーブル107の基準側面107aをその移動軸
(X軸)に対して所定角度θだけ回転させることがで
き、逆にX軸に対して平行となるように調整することが
できる。
【0041】そして例えば、加工仕上り面がワークW中
に設定された所定の基準面に対して前記矢示E方向と反
対側に角度θだけ傾くように設定された加工を行う場
合、まず、テーブル107の基準側面107aがX軸に
対して平行となるようにこれを調整した後、ワークWの
前記基準面が前記テーブル107の基準側面107aに
対して平行となるように、当該ワークWをテーブル10
7上に取り付け、その後、上述のようにしてテーブル1
07を矢示E方向に角度θだけ回転させる。これによ
り、想定された加工仕上り面とテーブル107の移動軸
(X軸)とが平行になり、以後、前記各ステータ23及
び送り移動体24を同期させて同速度で移動させること
により、テーブル107がX軸上の適宜設定された位置
に平行移動せしめられ、その移動途中に配設された前記
工具Tによって前記想定加工仕上り面が適宜加工され、
前記基準面に対して角度θだけ傾いた加工仕上り面が形
成される。この状態を図5に示す。
【0042】このように、この送り装置10によれば、
前記第1及び第2送り機構20,21の各送り移動体2
4,24間に所定の移動量差を生じさせることにより、
テーブル107及びこれに取り付けられたワークWをテ
ーブル107の移動軸(X軸)に対して所定の角度θだ
け回転させることができ、その後テーブル107を直線
的に移動させることによって、ワークW中に設定された
所定の基準面に対して所定の角度θをもった加工仕上り
面を形成することができる。したがって、上述した従来
例におけるような、ワークWの取付け状態を修正すると
いった煩わしい作業が不要であり、しかも加工仕上り面
が階段状になるといった問題も生じることがなく、極め
て高い面精度の加工面を得ることができる。
【0043】また、前記送り移動体24,24間の移動
量差を適宜調整することにより、前記基準面に対する加
工仕上がり面の角度を任意に変更することができ、前記
移動量差を適宜高精度に調整することにより、加工仕上
がり面の角度精度を極めて高いものとすることができ
る。
【0044】尚、上述した例では、前記送り移動体2
4,24間の移動量差ΔLに応じたテーブル107の回
転角θを予め算出し、移動量差ΔLを制御することによ
りテーブル107の回転角を調整するように構成した
が、図6に示すように、テーブル107の回転位置を検
出する2つの回転位置検出センサ51,51を設け、制
御装置50において、この回転位置検出センサ51,5
1によって検出されるテーブル107の回転方向の変位
を基に当該テーブル107の回転角を算出し、テーブル
107が所定の回転角となるように前記ステータ23,
23の作動を制御するように構成しても良い。尚、図6
中、52は取付ブラケットである。
【0045】このようにすれば、テーブル107の回転
角を高精度に調整することができ、上述のような、例え
ば、テーブル107上に取り付けられたワークWを加工
するに際し、その加工仕上り面が、ワークW中に設定さ
れる所定の基準面に対して所定の角度をもつように設定
された加工を行う場合に、より高い角度精度の加工面を
得ることができる。
【0046】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の具体的な態様がこれに限られるものでない
ことは言うまでもなく、例えば、上述の例では、本発明
に係る送り装置10をテーブル107の送りに適用した
が、これに限られるものではなく、この他に、刃物台,
コラム,サドルなど、工作機械の分野において送り装置
によって送られる各種のものに適用することができる。
また、第1及び第2送り機構20,21にリニアモータ
を採用したが、これに限られるものではなく、ボールネ
ジとボールナット、或いは台形ネジとナットなどを備え
て構成されるものなど、工作機械の分野において使用さ
れる各種の送り機構を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る横形マシニングセンタ
の主要部を示す側面図である。
【図2】図1における矢視A方向の平面図である。
【図3】図2における矢視B−B方向の断面図である。
【図4】本実施形態に係る送り装置の作用を説明するた
めの平面図である。
【図5】本実施形態に係る送り装置の作用を説明するた
めの平面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る横形マシニングセ
ンタの主要部を示す平面図である。
【図7】従来例に係る横形マシニングセンタの主要部を
示す側面図である。
【図8】従来例に係る送り装置の作用を説明するための
平面図である。
【符号の説明】
1 (横形)マシニングセンタ 10 送り装置 20 第1送り機構 21 第2送り機構 22 マグネットプレート 23 ステータ 24 送り移動体 25 ガイドレール 26 スライドベアリング 27 リニアスケール 29 検出アンプ 30 支持機構 31 第1支軸 35 第2支軸 39 連結部材 40 案内移動体 41 支持機構 42 第1支軸 43 第2支軸 44 連結部材 50 制御装置 51 回転位置検出センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状の送り部材、該送り部材に係合
    し、これに沿って移動する送り移動体、及び前記送り部
    材に沿った前記送り移動体の位置を検出する位置検出部
    をそれぞれ備え、一定間隔を隔てて基台上に並設された
    第1及び第2送り機構と、 前記第1及び第2送り機構の各送り移動体に連結される
    とともに、被送り台を回転可能に支持し、前記各送り移
    動体の移動量差に応じて前記被送り台を回転させる支持
    機構と、 前記第1及び第2送り機構の送り動作を個別に制御する
    制御手段とを設けて構成したことを特徴とする工作機械
    の送り装置。
  2. 【請求項2】 前記支持機構を、前記送り移動体に固設
    された第1支軸と、該第1支軸と一定の間隔を隔てて並
    設され、前記被送り台に固設される第2支軸と、該第1
    及び第2支軸に連結され、該第1及び第2支軸に対して
    回転自在に設けられた連結部材とから構成し、前記第1
    支軸を中心として回転自在に設けられた第2支軸により
    前記被送り台を支持するように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の工作機械の送り装置。
  3. 【請求項3】 前記被送り台を移動可能に支持し、前記
    被送り台を前記第1及び第2送り機構の送り部材に沿っ
    た方向に案内する案内機構を設けたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の工作機械の送り装置。
  4. 【請求項4】 前記案内機構を、前記第1及び第2送り
    機構の送り部材に沿って設けられた少なくとも2本の案
    内レールと、該各案内レールに係合し、これに沿って移
    動する案内移動体とから構成し、 前記案内移動体に固設された第1支軸と、該第1支軸と
    一定の間隔を隔てて並設され、前記被送り台に固設され
    る第2支軸と、該第1及び第2支軸に連結され、該第1
    及び第2支軸に対して回転自在に設けられた連結部材と
    からなる第2の支持機構により前記被送り台を支持する
    ように構成したことを特徴とする請求項3記載の工作機
    械の送り装置。
  5. 【請求項5】 前記被送り台の回転方向の位置を検出す
    る回転位置検出手段を設けるとともに、前記回転位置検
    出手段により検出された位置データを基に前記第1及び
    第2送り機構の送り動作を制御するように前記制御手段
    を構成したことを特徴とする請求項1又は2又は3又は
    4記載の工作機械の送り装置。
JP11005312A 1999-01-12 1999-01-12 工作機械の送り装置 Withdrawn JP2000202731A (ja)

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