JP2000203045A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2000203045A JP32266799A JP32266799A JP2000203045A JP 2000203045 A JP2000203045 A JP 2000203045A JP 32266799 A JP32266799 A JP 32266799A JP 32266799 A JP32266799 A JP 32266799A JP 2000203045 A JP2000203045 A JP 2000203045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシング動作時において、微小滴となっ
て浮遊するミストの発生を効果的に抑制し得るインクジ
ェット式記録装置を提供すること。 【解決手段】 本発明は、フラッシング駆動信号を発生
させる駆動信号供給部と、ノズル開口を有し、フラッシ
ング駆動信号に基づいてノズル開口からインク滴を吐出
する記録ヘッドとを備える。フラッシング駆動信号は、
ノズル開口から吐出されるインク滴がメインインク滴の
みとなるような信号である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル開口を有
し、ノズル開口からインク滴を吐出する記録ヘッドを備
えたインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷時の
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できる。このため、昨今においてはカラー印刷を含
めた多くの印刷に使用されている。
【0003】このようなインクジェット式記録装置は、
インクカートリッジからのインクの供給を受けるインク
ジェット式記録ヘッドと、記録ヘッドに対して相対的に
記録用紙を移動させる紙送り手段とを備え、記録ヘッド
をキャリッジ上で記録用紙の幅方向に移動させながら記
録用紙に対してインク滴を吐出させることで記録(印
刷)が行われる。キャリッジ上に、ブラックインクおよ
びイエロー・シアン・マゼンタの各カラーインクを吐出
可能な記録ヘッドが搭載され、ブラックインクによるテ
キスト印刷の他、各インクの吐出割合を変えることによ
り、フルカラー印刷が可能となっている。
【0004】前記インクジェット式記録ヘッドは、圧力
発生室で加圧したインクをノズルからインク滴として記
録用紙に吐出させて印刷を行う。従って、ノズル開口か
らのインク溶媒成分の蒸発に起因するインク粘度の上昇
や、インクの固化により、印刷不良が起こり得る。ま
た、塵挨の付着、さらには気泡の混入などによっても、
印刷不良が起こり得る。
【0005】このため、インクジェット式記録装置に
は、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するため
のキャッピング手段と、必要に応じてノズルプレートを
清掃するクリーニング装置とを備えている。
【0006】このキャッピング手段は、印刷の休止時に
前記したノズル開口におけるインクの乾燥を防止する蓋
として機能する。さらには、吸引ポンプと協働して、ノ
ズル開口に目詰まりが生じた場合に、キャッピング手段
にノズルプレートを密着させ、吸引ポンプからの負圧に
よりノズル開口からインクを吸引して、ノズル開口のイ
ンク固化による目詰まりや、インク流路内への気泡混入
によるインク吐出不良を解消する機能をも備えている。
【0007】記録ヘッドの目詰まりや、インク流路内へ
の気泡の混入を解消させるために行うインクの強制的な
吸引排出処理は、通常クリーニング操作と呼ばれる。こ
の処理操作は、装置の長時間の休止後に印刷を再開する
場合や、記録画像の品質が悪化したのを解消するために
ユーザが例えばクリーニングスイッチを操作した場合等
に実行される。
【0008】インク滴を負圧により排出させた後には、
ゴムなどの弾性板からなるワイピング部材によりヘッド
表面のワイピング操作が行われる。
【0009】また、印刷とは関係のない駆動信号を記録
ヘッドに印加してインク滴を強制的に吐出させる機能も
備えている。これは通常フラッシング操作と呼ばれる。
この処理操作は、クリーニング操作後のワイピング等に
より記録ヘッドのノズル開口近傍で不揃いとなったメニ
スカスを回復する目的で実行される。また、ワイピング
によりノズルから逆流した混色インクを吐出排出する目
的で実行される。さらに、印刷中にインク滴の吐出量の
少ないノズル開口において、インクの増粘による目詰ま
りを防止する目的で一定周期ごとに実行される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うなインクジェット式記録装置には、例えば図10に示
した構成の記録ヘッドが搭載されている。すなわち、図
10は記録ヘッド5の一流路の構成を断面図によって示
したものである。図10に示すように、実際のマルチノ
ズルタイプの記録ヘッドは、流路とノズルとが列状に形
成されたノズル列が並列に配置されている。
【0011】図中、符号5aは振動板である。この振動
板5aの表層部には、下部電極5bが形成されている。
下部電極5bの表面には、PZT等からなる圧電素子5
cが配置されている。圧電素子5cの表面には、上部電
極5dが配置されている。このため、上下の各電極に供
給される駆動信号によって圧電素子5cは伸縮駆動し、
これに伴って振動板5aが図中上下方向に駆動される。
【0012】振動板5aの下面側には、スペーサ5eが
配置されている。スペーサ5eは、圧電素子5cが配置
された振動板5aの下面側に、キャビティ(圧力発生
室)5fを形成する凹部を有している。
【0013】スペーサ5eの下面側には、インク供給口
形成基板5gが配置されている。基板5gには、前記キ
ャビティ5fに連通するようにインク供給口5hが形成
されている。
【0014】インク供給口形成基板5gのさらに下面側
には、スペーサ5iが配置されている。スペーサ5i
は、共通のインク室、すなわちリザーバ5jを形成する
凹部を有している。
【0015】スペーサ5iのさらに下面側には、ノズル
開口5kを有するノズルプレート5mが配置されてい
る。また、インク供給口形成基板5g、スペーサ5iに
は、キャビティ5fとノズル開口5kとを直線状に連通
させるノズル連絡路5nを形成する開口部が設けられて
いる。スペーサ5e、インク供給口形成基板5g、スペ
ーサ5i等は、互いに接着層を介して一体に接合されて
いる。
【0016】前述のように、圧電素子5cの伸縮作用に
よって振動板5aが図中上下方向に振動する。この場
合、圧電素子5cに給電すると、振動板5aが下方向へ
移動する。この時、キャビティ5f内のインクが加圧さ
れてノズル連通路5nを介して押し出され、ノズル開口
5kからインク滴として吐出される。また圧電素子5c
の電荷が放電されると、振動板5aは元の状態に戻る。
この結果キャビティ5fが膨張し、共通のインク室を構
成するリザーバ5j内のインクが、インク供給口5hを
経由してキャビティ5fに取り込まれ、次の印字のため
のインクとしてキャビティ5fに補給される。
【0017】このような圧電素子5cによるキャビティ
5fの収縮作用により、リザーバ5jからキャビティ5
fにインクが補給されつつ、キャビティ5f及びノズル
連通路5nを介してノズル開口5kからインク滴が吐出
される。
【0018】図11(a)及び図11(b)は、前記し
た構成の記録ヘッドにおいて、フラッシング操作時にイ
ンク滴を吐出させた場合におけるインク滴の動作態様を
示したものである。
【0019】従来の制御態様においては、図11(a)
に示すように、前記キャビティ5fの収縮作用によリ、
ノズル開口5kからは、インクのメイン滴Mと、これに
続いて柱状のインクとが吐出される。そして、メイン滴
Mに続く柱状の吐出インクの一部は、図11(b)に示
すように、インクの表面張力によって複数の微小インク
滴S(サテライト滴とも言う。以下「微小滴」とする)
となる。
【0020】図11(b)に示した微小滴Sは、通常ス
ピードが遅く、重量も極めて小さいため、浮遊しやすい
状態にある。このため、微小滴Sは、霧状インク(ミス
ト)となり、記録装置の内部を汚染させたり、記録装置
に設けられた開口穴(例えば冷却ファンの排気穴)から
外部に排出されて装置周辺を汚染させたりする。
【0021】特に、印字領域を挟んで、キャッピング手
段とは反対側に第2のフラッシング領域を配置した記録
装置においては、通常キャッピング手段内に吐出できる
フラッシング量が制約され、第2のフラッシング領域に
対して大量のフラッシングが行われる必要がある。
【0022】特に、図12に示すように、第2のフラッ
シング領域として、記録ヘッド5のノズル開口5kと対
面する部材(紙案内部材)8に開口穴13を形成し、そ
の底部側に吸収材14を設けた場合においては、記録ヘ
ッド5のノズル形成面から、フラッシングされたインク
を受けとめる吸収材14までの距離が数十mm程度と比
較的大きい。
【0023】このように、記録ヘッド5のノズル形成面
から吸収材14までに比較的大きな距離が存在する場合
には、微小滴Sが、開口穴13の底部側に配置された吸
収材14に達する前に、矢印で示したように浮遊して、
周囲を汚染させるという問題が発生する。特に、高画質
化を実現させるために各インク滴の量を可及的に小さく
制御する昨今の記録装置においては、その問題がより顕
著に現れてしまう。
【0024】また、ノズル開口から吐出されるインク滴
は少なからず帯電しており、記録装置内の駆動部で発生
した静電気によって加速され得る。
【0025】さらに、吐出されたインク滴は、装置内の
温度上昇を抑えるために配置した排気ファンによる空気
流によっても加速され得る。
【0026】本発明は、前記したような問題に鑑みてな
されたものであリ、フラッシング動作時において、ミス
トとなって浮遊する微小滴の発生を効果的に抑制し得る
インクジェット式記録装置を提供することを目的とする
ものであり、これにより装置の内外を汚染させることの
ないインクジェット式記録装置を提供しようとするもの
である。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、フラッシング
駆動信号を発生させる駆動信号供給部と、ノズル開口を
有し、前記フラッシング駆動信号に基づいて前記ノズル
開口からインク滴を吐出する記録ヘッドと、を備え、前
記フラッシング駆動信号は、前記ノズル開口から吐出さ
れるインク滴が、メインインク滴のみとなるような信号
であることを特徴とするインクジェット式記録装置であ
る。
【0028】本発明のフラッシング駆動信号は、ノズル
開口から吐出されるインク滴をメインインク滴のみとし
て、微小滴を発生させないため、微小滴の発生に起因す
る汚染を防止することができる。
【0029】このようなフラッシング駆動信号は、フラ
ッシングの効率のため、通常は周期信号である。特に、
単位周期波形が、連続する第1傾斜部、電位維持部及び
第2傾斜部からなる台形状波形を有する場合、駆動信号
の周波数の他に、台形状波形の継続時間、第1傾斜部の
傾斜度、電位維持部の電位の大きさ及び第2傾斜部の傾
斜度を可変パラメータとして制御できる。
【0030】さらに具体的には、第1傾斜部の傾斜が緩
やかで、第2傾斜部の傾斜が急峻である場合、駆動信号
の周波数、台形状波形の継続時間及び電位維持部の電位
の大きさに許容される設定範囲が大きくなるため、好ま
しい。
【0031】また、本発明は、フラッシング駆動信号を
発生させる駆動信号供給部と、ノズル開口を有し、前記
フラッシング駆動信号に基づいて前記ノズル開口からイ
ンク滴を吐出する記録ヘッドと、を備え、前記フラッシ
ング駆動信号は、吐出される各インク滴の運動量がそれ
ぞれ所定値以上となるような信号であることを特徴とす
るインクジェット式記録装置である。
【0032】本発明のフラッシング駆動信号は、ノズル
開口から吐出されるインク滴の運動量をそれぞれ所定値
以上とする、すなわち、微小滴であっても所定値以上の
運動量で吐出させるため、微小滴の飛散による汚染を防
止することができる。
【0033】このようなフラッシング駆動信号も、フラ
ッシングの効率のため、通常は周期信号である。特に、
単位周期波形が、連続する第1傾斜部、電位維持部及び
第2傾斜部からなる台形状波形を有する場合、駆動信号
の周波数の他に、台形状波形の継続時間、第1傾斜部の
傾斜度、電位維持部の電位の大きさ及び第2傾斜部の傾
斜度を可変パラメータとして制御できる。
【0034】また、本発明は、フラッシング駆動信号を
発生させる駆動信号供給部と、ノズル開口を有し、前記
フラッシング駆動信号に基づいて前記ノズル開口からイ
ンク滴を吐出する記録ヘッドと、を備え、前記フラッシ
ング駆動信号は、前記ノズル開口からインク滴を間欠連
続的に吐出させると共に、吐出されるインク滴がメイン
インク滴と当該メインインク滴の後に吐出される微小滴
とを有し、当該微小滴が所定の距離範囲内で後続のメイ
ンインク滴と合体するような信号であることを特徴とす
るインクジェット式記録装置である。
【0035】本発明のフラッシング駆動信号は、ノズル
開口から吐出される微小滴を後続のメインインク滴と合
体させるため、微小滴の飛散による汚染を防止すること
ができる。
【0036】このようなフラッシング駆動信号も、フラ
ッシングの効率のため、通常は周期信号である。特に、
単位周期波形が、連続する第1傾斜部、電位維持部及び
第2傾斜部からなる台形状波形を有する場合、駆動信号
の周波数の他に、台形状波形の継続時間、第1傾斜部の
傾斜度、電位維持部の電位の大きさ及び第2傾斜部の傾
斜度を可変パラメータとして制御できる。
【0037】具体的には、駆動信号の周波数を(好まし
くは10kHz程度にまで)高めると、台形状波形の継
続時間、第1傾斜部の傾斜度、電位維持部の電位の大き
さ及び第2傾斜部の傾斜度に許容される設定範囲が大き
くなるため、好ましい。
【0038】その他、記録ヘッドのノズル開口を封止可
能なキャッピング手段が設けられ、前記記録ヘッドによ
って前記フラッシング駆動信号に基づいて前記ノズル開
口から吐出されるインク滴が、前記キャッピング手段に
受け止められることが好ましい。
【0039】あるいは、記録ヘッドのノズル開口に対向
可能な開口が設けられ、開口の底部側にインク吸収材が
配置されて、前記記録ヘッドによって前記フラッシング
駆動信号に基づいて前記ノズル開口から吐出されるイン
ク滴が、前記開口を介して前記インク吸収材に受け止め
られてもよい。
【0040】また、前記記録ヘッドが、複数のインクに
対応して複数のノズル開口を有している場合、前記フラ
ッシング駆動信号が、各インクに対応するノズル開口毎
に異なっていることが好ましい。
【0041】また、前記記録ヘッドが、複数のインクに
対応して複数のノズル開口を有しており、複数のフラッ
シング領域が設けられている場合、前記記録ヘッドによ
って前記フラッシング駆動信号に基づいて前記ノズル開
口から吐出されるインク滴が、各インク毎に異なるフラ
ッシング領域で受け止められることが好ましい。
【0042】ここで複数のインクとは、異なる色を有す
るインクの他、異なる粘度を有するインクや、異なる表
面張力を有するインク等を意味する。
【0043】さらに、温度上昇を防止するためのファン
と、前記記録ヘッドによって前記フラッシング駆動信号
に基づいて前記ノズル開口からインク滴が吐出される際
に、前記ファンを停止させるファン制御手段とが設けら
れることが好ましい。この場合、更に、前記ファン制御
手段は、フラッシング駆動信号に基づいて前記ノズル開
口から吐出されるインク滴が対向する着弾部分に着弾す
るまでの時間以上、前記ファンを停止させるようになっ
ていることが好ましい。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0045】図1は、本発明が適用されたインクジェッ
ト式記録装置の本体部分の構成を示したものである。図
1において、符号1はキャリッジである。キャリッジ1
は、図示せぬタイミングベルトによって、左右のフレー
ム2,3に支持されて水平方向に配置されたキャリッジ
軸4に案内されて往復移動するようになっている。タイ
ミングベルトは、通常キャリッジモータ(図示せず)に
よリ駆動されるキャリッジ1の下方側には、インクジェ
ット式記録ヘッド5が、ノズル開口5kが下方に向く姿
勢で搭載されている。記録ヘッド5の構造は、図10を
用いて前述した構造と同一である。
【0046】また、キャリッジ1の上部側には、記録ヘ
ッド5にインクを供給するブラック用インクカートリッ
ジ6とカラー用インクカートリッジ7とが、着脱可能に
装填されている。記録ヘッド5の下方には、その走査方
向に対応して、紙案内部材8が配置されている。紙案内
部材8上には、記録媒体としての記録用紙9が載置され
るようになっている。紙案内部材8は、図示せぬ紙送り
手段によって、記録ヘッド5の走査方向と直交する方向
(図1紙面の前後方向)に移動するようになっている。
【0047】図中、符号10は、非印字領域(ホームポ
ジション)に配置されたキャッピング手段である。キャ
ッピング手段10は、記録ヘッド5がその直上にある時
に、記録ヘッド5のノズルプレート5mを封止できるよ
うに構成されている。そして、キャッピング手段10の
下方には、キャッピング手段10の内部空間に負圧を与
えるための吸引ポンプ11が配置されている。
【0048】キャッピング手段10は、記録装置の休止
期問中における記録ヘッド5のノズル開口5kのインク
の乾燥を防止する蓋体として機能する。さらに、印刷と
は関係のない駆動信号を記録ヘッドに印加してインク滴
を空吐出させるフラッシング動作時のインク受け(第1
のフラッシング領域)として機能する。さらに、吸引ポ
ンプ11からの負圧を記録ヘッド5に作用させて、イン
クを吸引する(クリーニング)手段としての機能も兼ね
備えている。
【0049】キャッピング手段10の近傍には、ゴムな
どの弾性板等によリ構成されたワイピング部材12が配
置されている。ワイピング部材12は、キャリッジ1が
キャッピング手段10側に往復移動する際に、記録ヘッ
ド5のノズル開口面を払拭するワイピング動作を行うよ
うに構成されている。
【0050】一方、中央の印字領域を挟んで、キャッピ
ング手段10と反対側の非印字領域に、第2のフラッシ
ング領域が形成されている。この第2のフラッシング領
域は、紙案内部材8に形成された開口穴13と、この開
口穴13の底部側に配置された吸収材14とから構成さ
れている。この吸収材14は、キャッピング手段10の
内部空間をポンプ11で吸引して排出させたインクをも
吸収保持するように、紙案内部材8に沿って配置された
吸収材収納ケース、すなわち廃インクタンク15内に納
められている。
【0051】次に図2は、前記した構成の記録装置に搭
載された制御回路の例を示すものである。なお図2にお
いて、すでに説明した記録ヘッド5、インクカートリッ
ジ6,7、キャッピング手段10、吸引ポンプ11、お
よび廃インクタンク15については同一符号で示してお
り、その詳細な説明は省略する。
【0052】図2において、符号30は印刷制御手段で
あり、記録装置のホストコンピュータ(図示せず)から
の印刷データに基づいてビットマップデータを生成し、
ヘッド駆動手段31に送るものである。ヘッド駆動手段
31は、ビットマップデータに基づいて印字駆動信号を
発生させ、記録ヘッド5からインクを吐出させるように
なっている。ヘッド駆動手段31は、ビットマップデー
タに基づく印字駆動信号の他に、独立に生成されるフラ
ッシング制御手段32からのフラッシング指令信号に基
づいて、フラッシング操作のためのフラッシング駆動信
号をも記録ヘッド5に出力する。これにより、印字とは
関係のないインクの空吐出を行なうことができる。
【0053】符号33はクリーニング制御手段である。
クリーニング制御手段33からの指令によりポンプ駆動
手段34が作動して、吸引ポンプ11が駆動制御され
る。クリーニング制御手段33には、印刷制御手段30
及び/またはクリーニング指令検知手段(CL指令検知
手段)35からの指令信号が供給されるようになってい
る。クリーニング指令検知手段35には指令スイッチ3
6が接続されている。このスイッチ36がユーザにプッ
シュ操作されると、指令検知手段35が作動して、いわ
ゆるマニュアル動作によるクリーニング操作が実行され
る。
【0054】前記フラッシング制御手段32には、キャ
リッジ位置制御手段37が接続されている。フラッシン
グ操作時には、フラッシング制御手段32がキャリッジ
位置制御手段37に対して位置制御信号を送出し、キャ
リッジモータ38を駆動させて、キャリッジ1に装填さ
れた記録ヘッド5を第1のフラッシング領域として機能
する前記キャッピング手段10の直上に、または第2の
フラッシング領域として機能する紙案内部材8に形成し
た開口穴13の直上に移動させるように制御する。
【0055】また、前記フラッシング制御手段32には
ファン駆動制御手段39が接続されている。フラッシン
グ操作時には、フラッシング制御手段32がファン駆動
制御手段39に対して制御信号を送出し、記録装置内の
温度上昇を抑えるための排気ファン(図示せず)を駆動
するファンモータ40の駆動を、一時的に停止させるよ
うに制御する。
【0056】図3は、記録ヘッド5を駆動するための制
御回路、すなわち、図2に示すヘッド駆動手段31の構
成例を示した結線図である。図中、符号50は、前記印
刷制御手段30またはフラッシング制御手段32からの
タイミング信号を受ける入力端子である。入力端子に印
加されたタイミング信号は、ワンショットマルチバイブ
レータ51に入力される。ワンショットマルチバイブレ
ータ51は、入力タイミンク信号に同期して、その非反
転出力端子および反転出力端子からそれぞれ正信号およ
び負信号を出力する。
【0057】前記ワンショットマルチバイブレータ51
の非反転出力端子には、NPN型トランジスタ52のべ
一スが接続され、このNPN型トランジスタ52のコレ
クタにはPNP型トランジスタ53のべ一スが接続され
ている。そしてトランジスタ53のエミッタは充電抵抗
54およびFET55を介して直流電源VHに接続され
ており、トランジスタ53のコレクタは、一端が基準電
位点(アース)に接続されたコンデンサ56の他端に接
続されている。
【0058】さらに前記トランジスタ53のべ一スおよ
びエミッタには、PNP型トランジスタ57のコレクタ
およびべ一スがそれぞれ接続され、このトランジスタ5
7のエミッタは前記直流電源VHに接続されている。
【0059】これにより、マルチバイブレータ51の入
力端子50にタイミング信号が入力した時点で、コンデ
ンサ56が一定電流Irで充電される。
【0060】また前記ワンショットマルチバイブレータ
51の反転出力端子には、NPN型トランジスタ58の
べ一スが接続され、このNPN型トランジスタ58のコ
レクタは前記コンデンサ56の他端に接続されている。
またトランジスタ58のエミッタは放電抵抗59および
FET60を介してアースに接続されている。さらにト
ランジスタ58のべ一スおよびエミッタには、NPNト
ランジスタ61のコレクタおよびべ一スがそれぞれ接続
されており、このトランジスタ61のエミッタはアース
に接続されている。
【0061】これにより、マルチバイブレータ51の入
力端子50に供給されるタイミング信号が切り替わった
時点で、コンデンサ56が一定電流Ifで放電される。
【0062】そして、前記コンデンサ56の他端側(充
放電端子)には、NPN型およびPNP型の一対のトラ
ンジスタ62,63による相補型の電流増幅回路が接続
されている。すなわち、トランジスタ62,63のベー
スがいずれもコンデンサ56の他端側に接続され、トラ
ンジスタ62,63の共通エミッタが出力端子64を構
成している。したがって、出力端子64には、前記コン
デンサ56の端子電圧が電流増幅されてもたらされる。
【0063】ここで、トランジスタ57のべ一ス・エミ
ッタ間電圧をVBE57、充電用抵抗54およびFET
55の直列合成抵抗値をRrとすると、コンデンサ56
への充電電流Irは、 Ir=VBE57/Rr ………(1) となる。また、コンデンサ56の静電容量をCOとする
と、充電電圧の立ち上がり時間Trは、 Tr=CO×VH/Ir ………(2) となる。
【0064】一方、コンデンサ56からの放電電流If
は、トランジスタ61のべ一ス・エミッタ問電圧をVB
E61、放電用抵抗59およびFET60の直列合成抵
抗値をRfとすると、 If=VBE61/Rf ………(3) となる。また、コンデンサ56からの放電電圧の立ち下
がり時間Tfは、 Tf=CO×VH/If ………(4) となる。
【0065】この結果、コンデンサ56の端子電圧は、
図4(a)に示したように一定の勾配αで上昇する領域
(第1傾斜部)と、一定値(V1)を保持する飽和領域
(電位維持部)と、一定の勾配βで降下する領域(第2
傾斜部)を備えた継続時間T1を有する台形状の波形と
なる。この波形は、トランジスタ62,63により電流
増幅されて、出力端子64に接続された記録ヘッドの各
圧電素子5c1,5c2,5c3……に駆動信号として
出力される。
【0066】一方、前記各圧電素子5c1,5c2,5
c3……の他端は、それぞれトランジスタ等のスイッチ
ング素子を備えたスイッチング回路65に接続されてい
る。そして、スイッチング回路65は、制御回路66か
らの信号に基づいて各圧電素子5c1,5c2,5c3
……の他端を選択的にアース接続できるように構成され
ている。
【0067】ここで制御回路66は、印刷制御手段30
またはフラッシング制御手段32からの指令により、印
刷制御手段30またはフラッシング制御手段32からの
タイミング信号と同期した短時間の正パルス信号(図4
(c))を出力できるように構成されている。この正パ
ルス信号により、スイッチング回路65が動作して、前
記各圧電素子5c1,5c2,5c3……の他端がアー
スされる。
【0068】したがって、出力端子64からの台形波電
圧(図4(a))により、全ての圧電素子5c1,5c
2,5c3……が充電を受ける。しかし、その充電途中
で図4(c)に示す正パルス信号が立ち下がると、スイ
ッチング回路65がオフ状態となる。したがって、この
時点までの充電時間T3により決まる電圧(V2)で各
圧電素子5c1,5c2,5c3……への充電が終了す
ることになる。
【0069】すなわち、充電時間T3を制御することに
より、図4(b)に示すような台形状の第2の駆動信号
を生成することができる。この場合、第2の駆動信号の
立上がリ勾配αおよび立下がり勾配β、およびその継続
時間T2は共に、図4(a)に示した第1の駆動信号と
ほぼ同一となる。
【0070】このように、各圧電素子5c1,5c2,
5c3……が、第1の駆動信号または第2の駆動信号を
与えられることによって、圧電素子5c1,5c2,5
c3……は略一定電流で充電され、また略一定電流で放
電される。これによリ前記したとおり、圧電素子5c
(5c1,5c2,5c3……)が伸縮し、この作用に
よって各振動板5aが変位する。したがって、キャビテ
ィ5fより連通路5nを介してインクが押し出され、ノ
ズル開口5kからインク滴が吐出される。そして、記録
ヘッド5のリザーバ5jからキャビティ5fにインクが
補給される。
【0071】本実施の形態のインクジェット式記録装置
においては、立上がリ勾配αと立下がり勾配βとが同一
である第2の駆動信号を、印字時の駆動信号として利用
する。
【0072】一方、前記制御回路66は、充電時定数を
決定するFET55及び放電時定数を決定するFET6
0の各ゲートに対して、制御電圧を供給するように構成
されている。それぞれのFET55,60のゲートに与
える電圧値を制御することにより、各FET55,60
のドレイン、ソース間の実質的なインピーダンス(直流
抵抗値)を可変させることができる。
【0073】例えば、充電時定数を決定するFET55
のドレイン、ソース間の直流抵抗値をより大きく制御さ
せた場合においては、前記した充電用抵抗54およびF
ET55による直列合成抵抗値Rrは大となり、この時
の充電電流Irはよリ小さくなる(式(1)参照)。し
たがって、図5に示すように、台形状の駆動信号の立上
がリ勾配αを、破線で示すα’のようにより緩やかに整
形することができる。
【0074】同様に、放電時定数を決定するFET60
のドレイン、ソース間の直流抵抗値をより大きく制御さ
せた場合においては、前記した充電用抵抗59およびF
ET60による直列合成抵抗値Rfも大となり、この時
の放電電流Ifはより小さくなる(式(3)参照)。し
たがって、図5には示されていないが、駆動信号の立下
がり勾配βも緩くすることができる。
【0075】このように、前記FET55,60に加え
る直流電圧値を調整することで、台形状の駆動信号の立
上がり勾配αおよび立下がり勾配βを任意に調整するこ
とができる。
【0076】すなわち、以上のように構成されたインク
ジェット式記録装置によれば、図4(c)に示すタイミ
ング信号の周波数に応じて駆動信号の周波数が決定さ
れ、またタイミング信号の継続時間T3に応じて駆動信
号のレベルが制御される。さらに制御回路66から各F
ET55,60に出力される直流電圧値に応じて駆動信
号の立上がり勾配および立下がリ勾配を制御することが
できる。
【0077】このような制御特性を利用して、フラッシ
ング時において記録ヘッドから微小滴Sを発生させない
条件を設定することができた。このような条件は、駆動
信号の周波数、立上がり波形継続時間T1、立上がリ勾
配α、駆動信号のレベルV1及び立下がり勾配βの組合
せによって達成され、その組合せについての特徴を完全
に解析的に説明することはできない。しかしながら、こ
のような条件を満たす各パラメータの組合せにおいて、
圧電素子5cに加える駆動信号を通常の印字時よリもゆ
っくリ変位させて、記録ヘッド5の圧力室としてのキャ
ビティ5fを緩やかに加圧し、急速に変位を戻す制御を
なす場合、すなわち、図5に示すように、緩やかなα’
の立上がり勾配で電圧値V1を生成し、急峻なβの立下
がりで放電させるように制御する場合が多く含まれてい
た。
【0078】各パラメータの具体的な数値を、以下に例
として示す。
【0079】実験に用いた記録ヘッド5は、たわみ型振
動子を採用したヘッドである。すなわち、キャビティ5
fの形状は、長さ2.3(mm)×幅0.22(m
m)、ノズル開口5kの開口径はφ25μm、振動板5
aの厚みは、10μmであった。
【0080】そして、図4に示すような台形状の単位周
期波形を有するフラッシング駆動信号が、振動板5aの
両電極間に適用された、この時、駆動信号の周波数は1
kHz、台形状波形の継続時間T1は25μsec、駆
動信号のレベルV1は20V、立上がり勾配αは6.6
7V/μsec、立下がり勾配βは9.6V/μsec
であった。この場合、微小滴は発生しなかった。なお、
メイン滴の飛行スピードは、5m/s以下であった。
【0081】また、微小滴Sが発生してしまう条件であ
っても、各微小滴Sの飛行スピードが4m/sec以上
で、かつ、各々微小滴の重量が10ng以上となるよう
な制御条件の場合には、当該微小滴Sが外乱により浮遊
しないに十分な運動量を有して、ミストの発生に至らな
いことが確認できた。
【0082】このような場合の制御条件について、具体
的な数値例を以下に示す。
【0083】前記同様の記録ヘッド5に対して、駆動信
号の周波数が1kHz、台形状波形の継続時間T1が2
5μsec、駆動信号のレベルV1が20V、立上がり
勾配αが10V/μsec、立下がり勾配βが9.6V
/μsecの台形状の単位周期波形を有するフラッシン
グ駆動信号が適用された。
【0084】この場合、メイン滴の後に微小滴が発生し
たが、微小滴の飛行スピードは4m/sec以上で、微
小滴の重量が10ng以上であった。なお、この時のメ
イン滴の飛行スピードは、7〜8m/sであった。
【0085】さらに、微小滴が発生する条件の中でも、
微小滴が後から吐出されるメイン滴と合体するような制
御条件においては、合体する微小滴の運動量が所定量に
満たない場合であっても、ミストの発生を効果的に抑制
させることができる。図6に、その原理を模式的に示
す。
【0086】図6に示すように、メイン滴M1の後に吐
出される微小滴S1がさらに後から吐出されるメイン滴
M2によって吸収(合体)されるように、メイン滴M
0、M1、M2の吐出速度が制御され得た。これによ
り、先に発生した微小滴は次のメイン滴Mに合体し、そ
のままインク吸収材14に至る。したがって微小滴Sが
ミストとして飛散(浮遊)する割合を極力抑制させるこ
とができた。
【0087】なお、図6に示すように、メイン滴の直後
に吐出され所定値以上の運動量を有する中間滴M0’,
M1’,M2’も広義の微小滴であるが、これら中間滴
は所定値以上の運動量を有するためにミスト発生の原因
とはならないため、後続のメイン滴と合体しなくてもよ
い。勿論、合体してもよい。
【0088】さて、このような制御をなすための参考に
されたシュミレーションの例を図7に示す。図7におけ
る横軸は時間(μsec)を示し、縦軸はノズルからの
距離(mm)を示している。そして、図中実線は、前に
発生した微小滴の飛行特性を示し、二点鎖線は記録ヘッ
ドに与える駆動信号の周波数が1000Hzの場合にお
ける次に発生するメイン滴の飛行特性を、また同様に一
点鎖線は3600Hzの場合における次に発生するメイ
ン滴の飛行特性を、さらに以下同様に短破線は7200
Hzの場合を、長破線は28800Hzの場合をそれぞ
れ示している。
【0089】図7から理解できるように、各特性を示す
勾配は速度を示すことになり、このシュミレーションに
おいては、微小滴の飛行速度は約4.5mmsec、メ
イン滴の飛行速度は約8m/secに設定されている。
【0090】例えば、二点鎖線で示す駆動信号の周波数
が1000Hzの場合においては、その周期が長いため
に、図に示す範囲では、次のメイン滴Mが先に発生した
微小滴に追いつくことはできない。このような場合、微
小滴がミストとなって浮遊することになる。
【0091】また、例えば短破線で示す駆動信号の周波
数が7200Hzの場合においては、その周期が短いた
めに、記録ヘッドのノズルからの距離が2mm弱の範囲
で、メイン滴Mが先に発生した微小滴Sに追いつくこと
になる。
【0092】特に、後続のメイン滴Mが、先に発生した
微小滴Sに追いつく距離が小さいほど、微小滴Sが存在
する確率が低くなり、ミストとして飛散する量を効果的
に抑えることができる。好ましくは、記録ヘッドのノズ
ルからの距離が2mm以内の範囲においてメイン滴Mが
先に発生した微小滴Sに追いつくことが好ましい。
【0093】ここで、メイン滴の飛行スピードをVm
〔m/sec〕、微小滴の飛行スピードをVs〔m/s
ec〕、記録ヘッドに与える駆動信号の周波数をf〔H
z〕、次のメイン滴が前の微小滴に追いつくまでのノズ
ルからの距離をL〔mm〕、次のメイン滴が前の微小滴
に追いつくまでの時間をt〔sec〕とし、次のメイン
滴が前の微小滴に追いつく条件を考えると、次の関係式
が成り立つ。
【0094】 (1/f+t)×Vs≦t×Vm ………(5) t=L/Vm ………(6) そして式(5)と式(6)とにより、 f≧〔Vs×Vm〕/〔(Vm−Vs)×L〕………(7) の関係を得ることができる。
【0095】図8は、メイン滴の飛行速度Vmを8m/
secに設定し、記録ヘッドのノズルからの距離が2m
m以内の範囲においてメイン滴Mが先に発生した微小滴
Sに追いつくとした制御条件において、式(7)に基づ
いて、微小滴の飛行スピードVs〔m/sec〕と、記
録ヘッドに与える駆動信号の周波数f〔Hz〕との組み
合わせ条件を考察したものである。
【0096】図8から理解できるように、微小滴の飛行
スピードVsが概ね5m/sec以上の条件において
も、駆動信号の周波数fとして10kHz以上を用いれ
ば、メインのインク滴に続いて発生した微小滴Sが、次
に発生するメインのインク滴に追いついて合体すること
ができる。
【0097】このようなシミュレーション結果を参考に
すると、メイン滴の飛行速度Vm、微小滴の飛行速度V
s及び駆動信号の周波数fがまず設定され、それらのパ
ラメータと調和する継続時間T1、駆動信号のレベルV
1、立上がり勾配α、立下がり勾配βの組合せが適宜に
選択され、微小滴Sを後続のメイン滴Mに合体させる制
御条件の選定を容易に実現することができる。
【0098】具体的な例として、図9に、ミストによる
機内および機外の汚染状況についての駆動周波数とイン
クの種類とをパラメータとした実測結果を示す。図中○
印は汚染が殆ど発生しない、△印は若干の汚染が確認さ
れた、×印は汚染の程度がより大きい、××印は汚染の
程度が顕著であることをそれぞれ示している。
【0099】図9の実験に用いられた各パラメータは、
以下の通りである。
【0100】前記同様の記録ヘッド5に対して、台形状
波形の継続時間T1が25μsec、駆動信号のレベル
V1が20V、立上がり勾配αが10V/μsec、立
下がり勾配βが1.33V/μsecの台形状の単位周
期波形を有するフラッシング駆動信号が、図9に示す各
周波数で適用された。
【0101】使用されたインクは、日本国内製品用MJ
810用カートリッジで採用しているものを使用した。
【0102】図9に示す実測結果の一つを例にとって詳
細に説明すれば、ブラックインクを4800Hzに駆動
信号で吐出させた場合、メイン滴の後に中間滴及び狭義
の微小滴が発生したが、メイン滴の飛行スピードは7m
/sec以上で、メイン滴の重量が12ng以上であ
り、微小滴の飛行スピードは2m/secで、微小滴の
重量が3ngであった。すなわち、微小滴は、ノズル開
口から約0.6mmの範囲内で、後続のメイン滴と合体
した。
【0103】図9から理解できるように、シアンおよび
マゼンタの各インクによる汚染の程度が他のインクに比
較して大きく出る傾向がある。換言すれば、インクの種
類に応じてミストの発生度合いが相違するので、必要に
応じて、吐出させるインクの種類によって異なる周波数
条件でフラッシングを実行させることで、総合的に汚染
の程度を低減させることができる。
【0104】もっとも、図9から理解できるように、フ
ラッシングの駆動周波数を10kHz以上とすれば、い
ずれのインクによっても殆ど汚染が進行しないという結
果が得られている。
【0105】また、前記したように、インクの種類に応
じてミストの発生度合いが相違するので、インクの種類
に応じてキャッピング手段による第1のフラッシング領
域及びキャッピング手段と対向する位置に配置された第
2のフラッシング領域のいずれかにおいて選択的にフラ
ッシング動作させることで、総合的に汚染の程度を低減
させることができる。例えば、シアンおよびマゼンタイ
ンクのフラッシングにおいては、キャッピング手段によ
る第1のフラッシング領域を用い、ブラックおよびイェ
ローインクのフラッシングにおいては、第2のフラッシ
ング領域を用いてフラッシング動作を実行することが好
適である。
【0106】また前記したとおり、フラッシング操作時
においては、記録装置内の温度上昇を抑えるための排気
ファン101(図1参照)を駆動するファンモータ10
2を一時的に停止させることで、ミストの拡散という不
都合を効果的に回避でき、汚染の程度をより低減させる
ことができる。この場合、ファン駆動制御手段103
が、フラッシング動作時に吐出されるインク滴が着弾す
る着弾部分、本実施の形態においてはキャッピング手段
10またはインク吸収材14、に着弾するまでの時間以
上、ファン101の駆動を停止させるように制御するこ
とが望ましい。
【0107】なお、以上に説明した記録ヘッド5は、い
わゆるたわみ型振動子を採用したヘッドであるが、縦型
振動子を採用したヘッドを用いてもよい。ただし、縦型
振動子を採用したヘッドのキャビティ(圧力室)は、圧
電素子の充電時に膨張し、法典時に収縮するため、駆動
信号の電圧の正負がたわみ型振動子を採用した時とは逆
になることに留意すべきである。例えば、図4(a)の
信号は、図13のような信号となる。
【0108】なお、以上の説明では、駆動信号の単位周
期波形を台形状波形としているが、例えば図14に示す
ような、連続する第1傾斜部α1、第1電位維持部h
1、第2傾斜部α2、第2電位維持部h2、第3傾斜部
β3、第3電位維持部h3及び第4傾斜部β4からなる
波形を単位周期波形として用いてもよい。
【0109】この場合、信号発生回路の構成が複雑にな
るが、可変制御パラメータの数が増えるため、よりきめ
細かい制御条件の選定が可能となる。
【0110】その他、図4及び図14の駆動信号を応用
した各種の傾斜段状の駆動信号が利用され得るが、それ
らの振動を用いる態様も、本発明の範囲内のものであ
る。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、フラッシング時にノズ
ル開口から吐出されるインク滴がメインインク滴のみと
なって微小滴が発生しないため、微小滴の発生に起因す
る汚染を防止することができる。
【0112】また本発明によれば、フラッシング時にノ
ズル開口から吐出されるインク滴の運動量が所定値以上
である、すなわち、微小滴であっても所定値以上の運動
量で吐出されるため、微小滴の飛散による汚染を防止す
ることができる。
【0113】また本発明によれば、フラッシング時にノ
ズル開口から吐出される微小滴が後続のメインインク滴
と合体するため、微小滴の飛散による汚染を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェット式記録装置の一実
施の形態の本体部分を示した概略正面断面図である。
【図2】図1に示す記録装置に装填された制御回路の例
を示したブロック図である。
【図3】図2におけるヘッド駆動手段の構成例を示した
結線図である。
【図4】図3に示す回路によって生成される駆動信号の
波形図である。
【図5】図3に示す回路によって生成される駆動信号に
おいて立上がり特性を制御する状態を示す波形図であ
る。
【図6】フラッシング時におけるインクのメイン滴と微
小滴の関係の例を示した模式図である。
【図7】フラッシング時におけるインクのメイン滴と微
小滴の飛行特性の例を示した特性図である。
【図8】インクのメイン滴と微小滴の飛行スピードとフ
ラッシング駆動周波数との関係の例を示した相関図であ
る。
【図9】インクの種類毎及び駆動信号の周波数毎のミス
トによる汚染状況を実測した評価結果の例を示す図であ
る。
【図10】インクジェット式記録装置に用いられる記録
ヘッドの一例を示した断面図である。
【図11】図10に示した記録ヘッドのフラッシング時
におけるインクの吐出態様を示す模式図である。
【図12】フラッシング時においてミストが飛散する状
況を一部断面状態で示した正面図である。
【図13】駆動信号の他の例を示す波形図である。
【図14】駆動信号の他の例を示す波形図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 4 キャリッジ軸 5 記録ヘッド 5c 圧電素子 5f キャビティ(圧力発生室) 5m ノズルプレート 5k ノズル開口 6 ブラックインクカートリッジ 7 カラーインクカートリッジ 8 紙案内部材 9 記録用紙(記録媒体) 10 キャッピング手段(第1フラッシング領域) 11 吸引ポンプ 12 ワイピング部材 13 開口穴(第2フラッシング領域) 14 インク吸収材 15 吸収材収納ケース(廃インクタンク) 30 印刷制御手段 31 ヘッド駆動手段 32 フラッシング制御手段 33 クリーニング制御手段 34 ポンプ駆動手段 37 キャリッジ位置制御手段 38 キャリッジモータ 39 ファン駆動制御手段 40 ファンモータ M インクのメイン滴 S インクの微小滴(サテライト滴)
フロントページの続き (72)発明者 高 橋 宣 仁 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 丸 山 典 広 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フラッシング駆動信号を発生させる駆動信
    号供給部と、 ノズル開口を有し、前記フラッシング駆動信号に基づい
    て前記ノズル開口からインク滴を吐出する記録ヘッド
    と、を備え、 前記フラッシング駆動信号は、前記ノズル開口から吐出
    されるインク滴が、メインインク滴のみとなるような信
    号であることを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】前記フラッシング駆動信号は、周期信号で
    あることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    式記録装置。
  3. 【請求項3】前記フラッシング駆動信号の単位周期波形
    は、連続する第1傾斜部、電位維持部及び第2傾斜部か
    らなる台形状波形を有することを特徴とする請求項2に
    記載のインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】前記第1傾斜部の傾斜は緩やかであって、 前記第2傾斜部の傾斜は急峻であることを特徴とする請
    求項3に記載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】前記ノズル開口から吐出されるインク滴の
    吐出速度は、5m/sec以上であることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット式記
    録装置。
  6. 【請求項6】フラッシング駆動信号を発生させる駆動信
    号供給部と、 ノズル開口を有し、前記フラッシング駆動信号に基づい
    て前記ノズル開口からインク滴を吐出する記録ヘッド
    と、を備え、 前記フラッシング駆動信号は、吐出される各インク滴の
    運動量がそれぞれ所定値以上となるような信号であるこ
    とを特徴とするインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】前記フラッシング駆動信号は、周期信号で
    あることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット
    式記録装置。
  8. 【請求項8】前記フラッシング駆動信号の単位周期波形
    は、連続する第1傾斜部、電位維持部及び第2傾斜部か
    らなる台形状波形を有することを特徴とする請求項7に
    記載のインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】前記台形状波形の継続時間が25μsec
    であり、 前記第1傾斜部の傾斜が10V/μsecであり、 前記電位維持部の電位が20Vであり、 前記第2傾斜部の傾斜が9.6V/μsecであること
    を特徴とする請求項8に記載のインクジェット式記録装
    置。
  10. 【請求項10】前記ノズル開口から吐出される各インク
    滴は、それぞれ重量が10ng以上であり、吐出速度が
    4m/sec以上であることを特徴とする請求項6乃至
    9のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。
  11. 【請求項11】フラッシング駆動信号を発生させる駆動
    信号供給部と、 ノズル開口を有し、前記フラッシング駆動信号に基づい
    て前記ノズル開口からインク滴を吐出する記録ヘッド
    と、を備え、 前記フラッシング駆動信号は、前記ノズル開口からイン
    ク滴を間欠連続的に出させると共に、吐出されるイン
    ク滴がメインインク滴と当該メインインク滴の後に吐出
    される微小滴とを有し、当該微小滴が所定の距離範囲内
    で後続のメインインク滴と合体するような信号であるこ
    とを特徴とするインクジェット式記録装置。
  12. 【請求項12】前記フラッシング駆動信号は、周期信号
    であることを特徴とする請求項11に記載のインクジェ
    ット式記録装置。
  13. 【請求項13】前記フラッシング駆動信号の単位周期波
    形は、連続する第1傾斜部、電位維持部及び第2傾斜部
    からなる台形状波形を有することを特徴とする請求項1
    2に記載のインクジェット式記録装置。
  14. 【請求項14】前記フラッシング駆動信号の周波数は、
    10kHz以上であることを特徴とする請求項12また
    は13に記載のインクジェット式記録装置。
  15. 【請求項15】前記メインインク滴の吐出速度は、8m
    /sec以上であることを特徴とする請求項11乃至1
    4のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。
  16. 【請求項16】前記所定の距離範囲は、ノズル開口から
    2mmの範囲であることを特徴とする請求項11乃至1
    5のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。
  17. 【請求項17】記録ヘッドのノズル開口を封止可能なキ
    ャッピング手段を備え、 前記記録ヘッドによって前記フラッシング駆動信号に基
    づいて前記ノズル開口から吐出されるインク滴は、前記
    キャッピング手段に受け止められることを特徴とする請
    求項1乃至16のいずれかに記載のインクジェット式記
    録装置。
  18. 【請求項18】記録ヘッドのノズル開口に対向可能な開
    口と、 開口の底部側に配置されたインク吸収材を備え、 前記記録ヘッドによって前記フラッシング駆動信号に基
    づいて前記ノズル開口から吐出されるインク滴は、前記
    開口を介して前記インク吸収材に受け止められることを
    特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のインク
    ジェット式記録装置。
  19. 【請求項19】前記記録ヘッドは、複数のインクに対応
    して複数のノズル開口を有しており、 前記フラッシング駆動信号は、各インクに対応するノズ
    ル開口毎に異なっていることを特徴とする請求項1乃至
    18のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。
  20. 【請求項20】前記記録ヘッドは、複数のインクに対応
    して複数のノズル開口を有しており、 複数のフラッシング領域が設けられ、 前記記録ヘッドによって前記フラッシング駆動信号に基
    づいて前記ノズル開口から吐出されるインク滴は、各イ
    ンク毎に、異なるフラッシング領域で受け止められるこ
    とを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のイ
    ンクジェット式記録装置。
  21. 【請求項21】温度上昇を防止するためのファンと、 前記記録ヘッドによって前記フラッシング駆動信号に基
    づいて前記ノズル開口からインク滴が吐出される際に、
    前記ファンを停止させるファン制御手段と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載のイ
    ンクジェット式記録装置。
  22. 【請求項22】前記ファン制御手段は、フラッシング駆
    動信号に基づいて前記ノズル開口から吐出されるインク
    滴が対向する着弾部分に着弾するまでの時間以上、前記
    ファンを停止させるようになっていることを特徴とする
    請求項21に記載のインクジェット式記録装置。
  23. 【請求項23】前記フラッシング駆動信号は、印刷デー
    タに基づく印字駆動信号とは独立に生成されることを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
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JP2008119840A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Seiko Epson Corp 液体噴射装置、及び、その制御方法
JP2014104601A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Brother Ind Ltd 液体吐出装置
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