JP2000203167A - 熱転写記録方法、熱転写記録用インクシ―ト - Google Patents

熱転写記録方法、熱転写記録用インクシ―ト

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JP2000203167A
JP2000203167A JP11009329A JP932999A JP2000203167A JP 2000203167 A JP2000203167 A JP 2000203167A JP 11009329 A JP11009329 A JP 11009329A JP 932999 A JP932999 A JP 932999A JP 2000203167 A JP2000203167 A JP 2000203167A
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Shigeru Mano
茂 間野
Yorihiro Yamatani
自広 山谷
Yoshinori Tsubaki
義徳 椿
Hiroshi Watanabe
洋 渡邉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質で、画像保存性に優れると同時に、高
い熱エネルギーを印加した際でも高光沢な画像を形成す
ること。キレート反応型染料を使用した昇華熱転写方式
にて画像を形成する際、サーマルヘッドを高い熱エネル
ギーで印加した場合であっても、高画質、高画像保存性
と、高光沢な画像の形成を両立すること。 【解決手段】 支持体上に熱拡散性の染料を含有するイ
ンク層を少なくとも1層有するインクシートのインク層
と、別途支持体上に受像層を少なくとも1層有する受像
シートの受像層を対向するように重ね合わせ、サーマル
ヘッドで像様に加熱することにより前記染料を受像層に
転写させた後、受像シート上の少なくとも染料を転写し
た領域全面をサーマルヘッドで再加熱処理を施して画像
を形成する熱転写記録方法において、再加熱処理におけ
るサーマルヘッドの抵抗体表面の温度がピーク温度の1
/3以下にならないように非通電時間間隔を一定以下に
することを特徴とする熱転写記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写記録方法に関
し、詳しくは光沢があり、かつ高画質で保存性に優れた
画像が得られる熱転写記録方法に関する。又、光沢があ
り、かつ高画質で保存性に優れた画像を形成しうる熱転
写記録用インクシートに関する。
【0002】
【従来の技術】画像を形成する技術として、加熱により
拡散移行する性質を有する昇華性染料を含有するインク
シートを受像シートの受像層と対向させて、サーマルヘ
ッド等の加熱印字手段を用いて前記受像層に昇華性染料
を画像様に転写して画像を形成する昇華熱転写方式が知
られている。昇華熱転写方式はデジタルで画像形成を可
能とし、現像液等を使わず、しかも銀塩写真に匹敵する
高画質を形成できる方法として定評がある。しかし、画
質に関与する光沢性に関しては銀塩写真に劣り、又画像
保存性に関しても銀塩写真に比較して弱いという欠点を
有していた。
【0003】後者の欠点を改良する手段として、例えば
特開昭59−78893号、特開昭59−109394
号、特開昭60−2398号等にキレート化可能な熱拡
散性染料(以下、ポストキレート染料ともいう)を用
い、金属イオン含有化合物(以下、メタルソースともい
う)と反応させて金属キレートを形成せしめ、画像を形
成する方法が開示されている。この金属キレートにより
得られる画像の保存性についてみれば、インクシートか
ら供給されたポストキレート染料が受像層中のメタルソ
ースと結合するキレート率が高いほど染料の定着性が向
上し画像保存性が良くなることが知られている。
【0004】キレート率を高める方法として、ポストキ
レート染料転写後の画像を更に加熱装置を用いて高温で
処理する画像形成方法が特開平4−89292号等に提
案されている。加熱装置としては、ヒートローラやヒー
トプレス板等が場所を取らずに低価格でありながら高温
を付与できるので好ましく用いることができる。しか
し、この方法では、熱転写記録装置とは別に加熱装置を
設置することが必要となり、又画像形成に2工程の作業
が必要となるなどハンドリング性が悪い等の欠点を有し
ている。又、ヒートローラやヒートプレス板への染料転
写による汚染を防ぐために、それらと受像シートの間に
シート状の保護材料を付して加熱処理を行う必要もあ
り、コストの面でも不利である。
【0005】一方、熱転写記録によって形成した画像の
加熱方法としては、サーマルヘッドを用いる方法も提案
されている。例えば、特公平4−55870号には、面
順次の昇華転写紙に未塗布領域を設け、染料の転写後更
にその領域を介してサーマルヘッドにて染料転写後の受
像シートを再加熱する方法が開示されている。この方法
においては、熱転写記録装置と同一装置内で加熱処理す
ることができるため、コスト、ハンドリング等の点で有
利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】サーマルヘッドを使っ
てインク層から受像層へ染料を転写拡散させるプロセス
としては、装置本体からサーマルヘッド抵抗体にパルス
状にエネルギーが印加され、印加エネルギーを付与した
後、1周期の間に降温時間を設けて次の周期に移行する
のが通常であり、この降温時間を設けることで次の周期
における染料非転写のデータ部分を抵抗体の余熱で染料
が転写してしまうのを防止している。
【0007】このプロセスは再加熱処理を施す場合にお
いても同様であり、ここで使用されるサーマルヘッド抵
抗体の受像層表面に対する形状についてみると、通常は
長方形をなし、パルス状にエネルギーが印加された時点
で発熱ドットの形状は楕円又は円形に近似したものが多
く、画像形成時の発熱ドットの楕円又は円形部は受像層
に高温を与え、一方発熱ドット間は受像層に与える温度
が低くなり、サーマルヘッドにより印加された部分の染
料がその形状通りに受像層へ転写されて画像ドットが形
成され、それが構成要素となって画像が形成される。
【0008】しかしながら本発明者らの研究の結果、こ
のような感熱転写記録においては、サーマルヘッドは発
熱と共に熱の伝達効率を向上させるべく加圧するよう設
計されているため、受像層表面は高温を呈しより軟化し
て変形しやすくなり、高温の発熱ドット形状部に接する
受像層表面はサーマルヘッドによる圧力で凹みが生じ、
その凹んだ部分の層表面が画像ドット間で盛り上がるこ
とにより受像層表面上に凹凸が形成され、画像表面の光
沢度を著しく落としていることが判明した。
【0009】特にポストキレート型染料転写記録方法
は、熱により染料を拡散させると同時に染料を定着させ
る反応を完結させるため、比較的大きな熱エネルギーで
再加熱処理を施す必要があり、染料の反応性に起因する
高画質、高画像保存性と、高光沢度を両立することは困
難であった。
【0010】このような欠点を改良する方法の一つとし
て、染料転写後画像表面上に平滑性の均一な保護層を設
けることが知られており、サーマルヘッドを用い、低エ
ネルギーで熱履歴ができるだけ生じないように保護層を
熱転写する方法が提案されている。例えば保護層を転写
するエネルギーをできる限り小さくし、染料を転写する
より速い速度で走査するなどし、熱分布をできるだけ均
一にして保護層を転写する等である。
【0011】しかしサーマルヘッドを用いた保護層の転
写は少なくとも一部を軟化せしめて受像層へ転写するた
め、前述した通りと全く同じ原理で透明保護層表面にも
凹凸が形成され、表面光沢が劣化してしまう。従って高
光沢度を得るには透明保護層を低エネルギーで熱履歴が
できるだけ生じないように熱転写を行うのが最良とされ
るが、キレート反応を完結させるためには大きな熱エネ
ルギーで再加熱処理を施さねばならないため、依然とし
て画質、画像保存性の面で問題が残ってしまい、同時に
高光沢度の両立を達成するのは更なる検討が必要となっ
ている。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は高画質で、画像保存性に優れると同時
に、高い熱エネルギーを印加した際でも高光沢な画像を
形成することにある。
【0013】特に、キレート反応型染料を使用した昇華
熱転写方式にて画像を形成する際、サーマルヘッドを高
い熱エネルギーで印加した場合であっても、高画質、高
画像保存性と、高光沢な画像の形成を両立することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成によって達成される。
【0015】1.支持体上に熱拡散性の染料を含有する
インク層を少なくとも1層有するインクシートのインク
層と、別途支持体上に受像層を少なくとも1層有する受
像シートの受像層を対向するように重ね合わせ、サーマ
ルヘッドで像様に加熱することにより前記染料を受像層
に転写させた後、受像シート上の少なくとも染料を転写
した領域全面をサーマルヘッドで再加熱処理を施して画
像を形成する熱転写記録方法において、再加熱処理にお
けるサーマルヘッドの抵抗体表面の温度がピーク温度の
1/3以下にならないように非通電時間間隔を一定以下
にすることを特徴とする熱転写記録方法。
【0016】2.支持体上に熱拡散性の染料を含有する
インク層を少なくとも1層有するインクシートのインク
層と、別途支持体上に受像層を少なくとも1層有する受
像シートの受像層を対向するように重ね合わせ、サーマ
ルヘッドで像様に加熱することにより前記染料を受像層
に転写させた後、受像シート上の少なくとも染料を転写
した領域全面をサーマルヘッドで再加熱処理を施して画
像を形成する熱転写記録方法において、再加熱処理の
際、サーマルヘッドと受像シートの1ラインごとの相対
的移動距離を、サーマルヘッド抵抗体の副走査方向の長
さの1/2以下にすることを特徴とする熱転写記録方
法。
【0017】3.支持体上に熱拡散性の染料を含有する
インク層を少なくとも1層有するインクシートのインク
層と、別途支持体上に受像層を少なくとも1層有する受
像シートの受像層を対向するように重ね合わせ、サーマ
ルヘッドで像様に加熱することにより前記染料を受像層
に転写させた後、受像シート上の少なくとも染料を転写
した領域全面をサーマルヘッドで再加熱処理を施して画
像を形成する熱転写記録方法において、再加熱処理の
際、副走査方向と平行な何れの線分においてもサーマル
ヘッドの抵抗体が存在するよう抵抗体の形状を設定する
か又は抵抗体を複数列配置したサーマルヘッドを使用す
ることを特徴とする熱転写記録方法。
【0018】4.再加熱処理の際、受像シート上の少な
くとも染料を転写した領域全面をサーマルヘッドで加熱
して透明保護層を転写することを特徴とする1〜3の何
れか1項記載の熱転写記録方法。
【0019】5.前記インクシートのインク層にはキレ
ート化可能な熱拡散性染料が含有され、前記受像シート
の受像層には前記染料とキレート反応しうる金属イオン
含有化合物が含有されていることを特徴とする1〜4の
何れか1項記載の熱転写記録方法。
【0020】6.再加熱処理する際のキレート反応率が
70%以上であり、かつ光沢度が70以上であるように
印加パルス条件を設定することを特徴とする1〜5の何
れか1項記載の熱転写記録方法。
【0021】7.熱拡散性の染料を含有する領域と、エ
ポキシ変性樹脂を含有する領域を有してなることを特徴
とする熱転写記録用インクシート。
【0022】8.前記エポキシ変性樹脂を含有する領域
が転写可能に形成されていることを特徴とする7記載の
熱転写記録用インクシート。
【0023】9.熱拡散性の染料を含有する領域と、エ
ポキシ変性樹脂を含有する領域を有してなる熱転写記録
用インクシートと、別途支持体上に受像層を少なくとも
1層有する受像シートの受像層を対向するように重ね合
わせ、サーマルヘッドで像様に加熱することにより前記
染料を受像層に転写させた後、受像シートの少なくとも
染料を転写した領域に対して前記エポキシ変性樹脂を含
有する領域を介してサーマルヘッドで再加熱処理を施す
ことを特徴とする熱転写記録方法。
【0024】10.前記熱転写記録用インクシートには
キレート化可能な熱拡散性染料が含有され、前記受像シ
ートの受像層には前記染料とキレート反応しうる金属イ
オン含有化合物が含有されていることを特徴とする9記
載の熱転写記録方法。
【0025】11.再加熱処理の際、前記エポキシ変性
樹脂を含有する領域が受像シートに転写することを特徴
とする9又は10記載の熱転写記録方法。
【0026】本発明は、熱拡散性の染料を含有するイン
クシートと、受像シートを対向するように重ね合わせ、
サーマルヘッドで加熱処理を施して画像を形成するに際
し、受像シートの受像層表面に凹凸が生じることに起因
する画像表面の光沢度の劣化という問題を改善するた
め、再加熱手段としてのサーマルヘッドの条件と、イン
クシートの構成という2つの面に着目し、これらについ
て鋭意検討した結果なされたものである。
【0027】即ちサーマルヘッドの条件においては、そ
の条件を特定した再加熱処理を施して画像表面の凹凸を
均すことにより光沢度が向上するとの知見のもと、サー
マルヘッドの抵抗体による受像層表面への熱分布に差を
生じないよう、均一な熱分布となるようにサーマルヘッ
ドで加圧しながら印加することが最良の方法であること
を見出しなされたものであり、その具体的手段として、 1)再加熱処理におけるサーマルヘッドの抵抗体表面の
温度がピーク温度の1/3以下にならないように非通電
時間間隔を一定以下にする、 2)再加熱処理の際、サーマルヘッドと受像シートの1
ラインごとの相対的移動距離を、サーマルヘッド抵抗体
の副走査方向の長さの1/2以下にする、或いは3)再
加熱処理の際、副走査方向と平行な何れの線分において
もサーマルヘッドの抵抗体が存在するよう抵抗体の形状
を設定するか又は抵抗体を複数列配置したサーマルヘッ
ドを使用することで達成したものである。
【0028】そしてこれらの条件を採用した再加熱処理
により、サーマルヘッド印加の際、受像層表面に伝わる
熱の温度差が小さくなり、サーマルヘッドの熱と圧力に
より生じる受像層表面の凹凸が抑制されるので、受像層
の画像表面の光沢度は驚異的に改善する。従って、染料
転写後でも或いは受像層表面に保護層を転写後でも、再
加熱処理の際、高エネルギーを印加しても画像表面の光
沢度が喪失しないという効果が得られる。
【0029】一方熱転写記録用インクシートの構成につ
いて言及すると、エポキシ変性樹脂を含有する領域を設
け、受像層の染料を転写した領域に対してこの領域を介
して再加熱処理を施したところ、驚くべきことに受像層
表面の凹凸が抑制されることが明らかとなり、その結果
受像層の画像表面の光沢度は驚異的に改善することにな
った。
【0030】以下、本発明を詳細に説明する。
【0031】本発明は受像シートの受像層表面に凹凸が
生じることに起因する画像表面の光沢度の劣化につい
て、前記凹凸を再加熱処理で均すことにより改善したも
のであり、その方法として受像層表面が受ける被転写温
度の高低差を少なくすことが肝要であると見なし、サー
マルヘッドの条件を特定した上記の1)〜3)に挙げた
再加熱処理を施すことにより、染料転写の際生じた凹凸
は均一化され、その効果として画像表面の光沢度が向上
する。以下に上記の各1)〜3)を説明する。
【0032】1)再加熱処理におけるサーマルヘッドの
抵抗体表面の温度がピーク温度の1/3以下にならない
ように非通電時間間隔を一定以下にすること即ちサーマ
ルヘッド抵抗体表面の温度がピークに温度と降下温度の
差がなるべく少なくなるように通電を行うことである。
【0033】印画の1ライン中にエネルギー印加パルス
を適度な時間間隔に配分することによりサーマルヘッド
の抵抗体表面上昇し続けることもなく、かつあるレベル
以下の温度に降温することもないようする。これにより
受像層表面が受ける再加熱処理温度の分布の高低差を少
なくすることができるため、受像層表面の凹凸が均一に
修正され画像表面の光沢度は向上する。この方法では非
通電時間間隔を、抵抗体表面の温度がピーク温度の1/
3以下となる前に通電すればよく、その間隔は適宜設定
されればよい。本発明においては、サーマルヘッドの抵
抗体表面の温度がピーク時の1/2以下にならないよう
に非通電時間間隔を一定以下にすることがより好まし
い。
【0034】2)再加熱処理の際、サーマルヘッドと受
像シートの1ラインごとの相対的移動距離を、サーマル
ヘッド抵抗体の副走査方向の長さの1/2以下にするこ
とこれは即ち副走査方向の1ラインの移動距離を短くし
て画像ドット間が密になるよう図り、受像層表面の凹凸
を均して均一な平面に仕上げることを狙ったものであ
り、その結果画像表面は光沢度を増すことになる。
【0035】本発明において、ラインタイプのサーマル
ヘッドの場合、抵抗体が並んでいる方向を主走査方向と
呼び、その直角の方向を副走査方向と呼ぶ。一般にサー
マルヘッドと受像シートは副走査方向に相対的に移動さ
せて印画が行われる。
【0036】本発明においては、サーマルヘッドと受像
シートの1ラインごとの相対的移動距離を、サーマルヘ
ッド抵抗体の副走査方向の長さの1/3以下にすること
がより好ましい。
【0037】3)再加熱処理の際、副走査方向と平行な
何れの線分においてもサーマルヘッドの抵抗体が存在す
るよう抵抗体の形状を設定するか又は抵抗体を複数列配
置したサーマルヘッドを使用すること。
【0038】このうち前者の「副走査方向と平行な何れ
の線分においてもサーマルヘッドの抵抗体が存在するよ
う抵抗体の形状を設定する」については、サーマルヘッ
ド抵抗体の発熱ドットを可能な限り密に受像層表面に接
触せしめることを目的としたものであり、通常の長方形
の抵抗体を変形させたものを採用することにより受像層
表面の凹凸が均されて均一な平面になる。その形状は特
に限定されるものではないが、例えば受像層表面に接す
るサーマルヘッド抵抗体の表面を副走査方向と平行な何
れの線分においても存在するような菱形、同うねりを有
する形状、同円形等が挙げられる。
【0039】一方後者の「再加熱処理の際、副走査方向
と平行な何れの線分においてもサーマルヘッドの抵抗体
が存在するよう抵抗体を複数列配置する」については、
副走査方向におけるサーマルヘッド抵抗体の発熱ドット
間の間隔を副走査方向と平行にならないように、例えば
抵抗体列の間隔が交互になるよう複数列配置し、サーマ
ルヘッド抵抗体の発熱ドットを可能な限り密に受像層表
面に接触せしめることを目的としたものであり、受像層
表面の凹凸が均されて均一な平面になる。
【0040】ここで「副走査方向と平行な線分」とは、
前述の通り副走査方向は主走査方向に対しその直角の方
向と定義したが、その副走査方向に対して平行に一致す
る縦ラインを意味する。従って、副走査方向に対して平
行に一致する縦ライン上には少なくとも1つのサーマル
ヘッドの抵抗体が存在することを示す。
【0041】本発明において、特にキレート型の昇華熱
転写では染料転写の後にキレート化を終了させるため、
染料転写後の後加熱が必要である。この後加熱工程にお
いて、上記に記載したような均一な熱分布になるよう
に、サーマルヘッドで加熱することにより反応終了とと
もに、光沢のある画像を形成することができるため、好
適である。又後加熱処理と透明保護層の転写を同時に行
ってもよく、その工程で均一な熱分布になるように、サ
ーマルヘッドで加熱することにより、光沢のある画像を
形成することができる。
【0042】又再加熱処理する際、又は透明保護層を転
写しながら再加熱処理する際のキレート反応率が70%
以上であり、かつ光沢度が70以上であるように印加パ
ルス条件を設定することが好ましい。
【0043】本発明においてキレート反応率について以
下の通り定義する。先ず、染料転写後、受像シートを高
温長時間(例えば120℃、10分)で処理したものを
100%キレート反応の終了した試料とする。又受像層
側に金属イオン含有化合物を添加せずに染料のみ転写し
たものを0%キレート反応の試料とする。上記100%
と0%の試料の分光吸収スペクトルを測定し、0%の試
料における極大吸収波長における吸光度と、その波長に
おけるキレート反応率100%の試料の吸光度を求め、
両者の比例配分から得られた結果をキレート反応率とす
る。
【0044】又光沢度については、光沢度計にて入射
角、反射角60°で測定した値を表し、本発明において
はその値が70以上、好ましくは80以上となるように
印加パルス条件を設定することが、高画質、高画像保存
性と高光沢度の両立の面で好ましい。
【0045】次に、本発明に用いられる熱転写記録用イ
ンクシート(以下、インクシートという)について説明
する。
【0046】本発明において、インクシートは熱拡散性
の染料を含有する領域と、エポキシ変性樹脂を含有する
領域を有してなり、これらは適当な支持体上に形成され
ている。詳細には、支持体上に少なくとも一層がエポキ
シ変性樹脂を含有する樹脂の多層構成、もしくはエポキ
シ変性樹脂を含有する樹脂の単層の構成となる。インク
シートは前記エポキシ変性樹脂を含有する領域が転写可
能に形成され、例えば保護層として受像シートに転写さ
れてもよい。その構成としては剥離層、接着層などの多
層構成、もしくは単相構成であり、エポキシ変性樹脂は
少なくとも一つの層に含有されていればよく、特に限定
されない。
【0047】本発明に使用されるエポキシ変性樹脂とし
てはエポキシ変性ウレタン、エポキシ変性ポリエチレ
ン、エポキシ変性ポリエチレンテレフタレート、エポキ
シ変性ポリフェニルサルファイト、エポキシ変性セルロ
ース、エポキシ変性ポリプロピレン、エポキシ変性ポリ
塩化ビニル、エポキシ変性ポリカーボネート、エポキシ
変性アクリル、エポキシ変性ポリスチレン、エポキシ変
性ポリメチルメタクリレート、エポキシ変性シリコー
ン、エポキシ変性ポリスチレンとエポキシ変性ポリメチ
ルメタクリレートの共重合体、エポキシ変性アクリルと
エポキシ変性ポリスチレンの共重合体、エポキシ変性ア
クリルとエポキシ変性シリコーンの共重合体が挙げら
れ、好ましくはエポキシ変性アクリル、エポキシ変性ポ
リスチレン、エポキシ変性ポリメチルメタクリレート、
エポキシ変性シリコーンであり、更に好ましくはエポキ
シ変性ポリスチレンとエポキシ変性ポリメチルメタクリ
レートの共重合体、エポキシ変性アクリルとエポキシ変
性ポリスチレンの共重合体、エポキシ変性アクリルとエ
ポキシ変性シリコーンの共重合体である。
【0048】インクシート用支持体としては、寸法安定
性がよく、感熱ヘッドでの記録の際の熱に耐えうる限り
特に制限がなく、公知のものを使用することができ、具
体的にはコンデンサー紙、グラシン紙、パラフィン紙等
の薄紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテル
サルフォン等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピ
レン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレ
ンの誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルペン
テン、アイオノマー等プラスチックの延伸或いは未延伸
フィルムや、これらの材料を積層したものなどが挙げら
れる。当該支持体の厚さは、強度、熱伝導性、耐熱性な
どが適切になるように、材料に応じて適宜選択すること
ができるが、通常は1〜100μm程度のものが好まし
く用いられる。
【0049】インクシートの熱拡散性の染料を含有する
領域と、エポキシ変性樹脂を含有する領域が面順次に供
給される場合の実施の形態について、図面に基づいて説
明する。
【0050】図1は本発明の1実施例であるインクシー
トを示す図である。尚、熱拡散性の染料を含有する領域
をインク層とし、又エポキシ変性樹脂を含有する領域を
再加熱処理層として説明する。
【0051】図1の(a)では、支持体3の同一平面上
にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)イン
ク層2が面順次に設けられ、CとYとの間に、加熱処理
のためにインク層と同じ面積分のエポキシ変性樹脂を含
有する領域(以下、再加熱処理層)1が設けられてい
る。又、図1の(b)では、支持体3の同一平面上に
Y、M、Cインク層2が面順次に設けられ、Y、M、C
の各インク層の間に再加熱処理層1が設けられている。
尚、図1では、各々の層の間に隙間を取っていないが、
熱転写記録装置の制御方法に併せて適宜隙間を設けても
良い。又、各層の頭出しを制度良く行なうために、検知
マークを後述のインクシート15に設けることが好まし
いが、設け方については特に限定されることはない。
尚、インク層の定義であるが、インク層に含有されてい
る染料自身は反応前の化合物であり厳密にいえばY、
M、C染料とは言えないが、Y、M、C画像を最終的に
形成する為の層という意味で、便宜上同様に表現する。
【0052】本発明に用いられる熱転写記録装置とし
て、例えば、図2に示すような装置を用いることができ
る。図2において、10はインクシート供給ロール、1
5はインクシート、11は使用されたインクシート15
を巻き取る巻取ロール、12はサーマルヘッド、13は
プラテンローラ、14はサーマルヘッド12とプラテン
ローラ13との間に挿入された受像シートである。
【0053】図2に示す熱転写記録装置を用い、インク
シートとして例えば図1の(a)に示すインクシートを
用いて画像を形成するには、まず、インクシートのイエ
ロー染料を含有する領域2Yと受像シートの受像層とを
重ね合わせ、サーマルヘッドの熱印加により該領域のイ
ンク層中のイエロー染料を画像データに従って受像シー
トに移行させてイエロー画像を形成し、次いでこのイエ
ロー画像の上にマゼンタ染料を含有する領域2Mのイン
ク層から同様にしてマゼンタ染料を画像様に移行させ、
次いでこの転写画像の上にシアン染料を含有する領域2
Cのインク層から同様にしてシアン染料を画像様に移行
させ、最後にこの画像の全面に再加熱処理層1により再
加熱処理を行い、画像の形成を完了する。このようにエ
ポキシ変性樹脂を含有する領域を設け、受像層の染料を
転写した領域に対してこの領域を介して再加熱処理を施
すと、受像層表面の凹凸が抑制され、受像層の画像表面
の光沢度は改善される。
【0054】又図2のインクシートとして図1の(b)
を用いた場合は、まずインクシートのイエロー染料を含
有する領域2Yと受像シートの受像層とを重ね合わせ、
サーマルヘッドの熱印加により該領域のインク層中のイ
エロー染料を画像データに従って受像シートに移行させ
てイエロー画像を形成し、次いでこの画像の全面に再加
熱処理層1により再加熱処理を行い、次いでこのイエロ
ー画像の上にマゼンタ染料を含有する領域2Mのインク
層から同様にしてマゼンタ染料を画像様に移行させ、こ
の画像の全面に再加熱処理層1により再加熱処理を行
い、次いでこの転写画像の上にシアン染料を含有する領
域2Cのインク層から同様にしてシアン染料を画像様に
移行させ、最後にこの画像の全面に再加熱処理層1によ
り再加熱処理を行い、画像の形成を完了する。このよう
なインクシートの形態においても同様に受像層表面の凹
凸が抑制され、受像層の画像表面の光沢度は改善され
る。
【0055】本発明の熱転写記録方法においては、様々
な形態の熱転写記録装置を用いることができ、前述した
染料転写と再加熱処理が一体となって印画されるタイプ
の他に、例えば図2の(b)に示す染料転写した後、別
の再加熱処理用装置を用いて再加熱処理を行うセパレー
トタイプ、或いは図2の(c)に示すY,M,Cの各イ
ンクシート毎に染料転写した後、最後に別の再加熱処理
用装置を用いて再加熱処理を行うセパレートタイプが挙
げられる。
【0056】図2の(b)は、インクシートを図1の
(c)の態様にした場合である。この場合、まず染料転
写用の装置において、インクシートのイエロー染料を含
有する領域2Yと受像シートの受像層とを重ね合わせ、
サーマルヘッドの熱印加により該領域のインク層中のイ
エロー染料を画像データに従って受像シートに移行させ
てイエロー画像を形成し、次いでこのイエロー画像の上
にマゼンタ染料を含有する領域2Mのインク層から同様
にしてマゼンタ染料を画像様に移行させ、次いでこの転
写画像の上にシアン染料を含有する領域2Cのインク層
から同様にしてシアン染料を画像様に移行させ染料転写
画像を形成し、最後に再加熱処理用装置を用いて、この
画像の全面に再加熱処理層1により再加熱処理を行い、
画像の形成を完了する。
【0057】図2の(c)は、インクシートを各色別個
にし、各々対応する装置で記録する場合である。この場
合、まずY転写用装置で、イエローインクシート上の染
料を画像データに従って受像シートに移行させてイエロ
ー画像を形成し、次にM転写用装置で、このイエロー画
像の上にマゼンタインクシート上の染料を同様にして画
像様に移行させ、次にC転写用装置で、この画像上にシ
アンインクシート上の染料を画像データに従って受像シ
ートに移行させて、最後に図2の(b)の場合と同様再
加熱処理用装置でこの画像の全面に再加熱処理層1によ
り再加熱処理を行い、画像の形成を完了する。
【0058】インクシートのバインダーとしては、例え
ばセルロース付加化合物、セルロースエステル、セルロ
ースエーテル等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセトアセタ
ール、ポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール
樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリア
クリルアミド、スチレン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル
酸系エステル、ポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)アク
リル酸共重合体等のビニル系樹脂、ゴム系樹脂、アイオ
ノマー樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂等を
挙げることができる。これらの樹脂の中でも、保存性の
優れたポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタ
ール或いはセルロース系樹脂が好ましい。
【0059】又下記のような樹脂を用いることができ
る。特公平5−78437号に記載の、イソシアナート
類と、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、
ポリエステルポリオール及びアクリルポリオールから選
択される活性水素を有する化合物との反応生成物、イソ
シアナート類が、ジイソシアナート又はトリイソシアナ
ートである上記反応生成物、及び活性水素を有する化合
物100重量部に対して、10〜200重量部の量であ
る上記反応生成物;天然及び/又は半合成水溶性高分子
の分子内水酸基をエステル化及び/又はウレタン化した
有機溶媒可溶性高分子、天然及び/又は半合成水溶性高
分子;特開平3−264393号に記載のアセチル化度
が2.4以上かつ総置換度が2.7以上の酢酸セルロー
ス;ポリビニルアルコール(Tg=85℃)、ポリ酢酸
ビニル(Tg=32℃)、塩化ビニル/酢酸ビニル共重
合体(Tg=77℃)等のビニル樹脂、ポリビニルブチ
ラール(Tg=84℃)、ポリビニルアセトアセタール
(Tg=110℃)等のポリビニルアセタール系樹脂、
ポリアクリルアミド(Tg=165℃)等のビニル系樹
脂、脂肪族ポリエステル(Tg=130℃)等のポリエ
ステル樹脂等;特開平7−52564号に記載のイソシ
アナート類と、含有するビニルアルコール部分の重量が
15〜40%であるポリビニルブチラールとの反応生成
物、上記イソシアナート類がジイソシアナート又はトリ
イソシアナートである上記反応生成物;特開平7−32
742号に記載の、式Iのフェニルイソシア変性ポリビ
ニルアセタール樹脂;特開平6−155935号に記載
の、イソシアナート反応性セルロース又はイソシアナー
ト反応性アセタール樹脂の1種と、イソシアナート反応
性アセタール樹脂、イソシアナート反応性ビニル樹脂、
イソシアナート反応性アクリル樹脂、イソシアナート反
応性フェノキシ樹脂及びイソシアナート反応性スチロー
ル樹脂から選ばれる1種の樹脂及びポリイソシアナート
化合物を含有する組成物の硬化物;ポリビニルブチラー
ル樹脂(好ましくは分子量が6万以上、Tgが60℃以
上、より好ましくは70℃以上110℃以下、ビニルア
ルコール部分の重量%がポリビニルブチラール樹脂中1
0〜40%、好ましくは15〜30%のもの);アクリ
ル変性セルロース系樹脂、セルロース系樹脂としては、
エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチ
ルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース、酢酸セルロース、酪酢酸セルロ
ース等のセルロース系樹脂(好ましくはエチルセルロー
ス)等。
【0060】前記各種のバインダーは、その1種を単独
で使用することもできるし、又その2種以上を併用する
こともできる。
【0061】本発明に用いられるインクシートに含有さ
せる熱拡散性染料としては、従来公知のものを用いるこ
とが出来、特に制限はないが、特に良好な画像保存性を
得られる観点から、ポストキレート染料を用いることが
好ましい。
【0062】ポストキレート染料としては、熱転写が可
能であれば特に制限はなく、公知の各種の化合物を適宜
に選定して使用することができる。具体的には、例えば
特開昭59−78893号、同59−109349号、
特願平2−213303号、同2−214719号、同
2−203742号、同4−94974号、同4−97
894号、同4−89292号に記載されているシアン
染料、マゼンタ染料、イエロー染料などを使用すること
ができる。
【0063】上記染料の中でも、メタルソースと2座の
キレートを形成することができるメチン染料を使用する
ことが好ましい。そのような染料として、下記一般式
(1)で表される染料を挙げることができる。
【0064】
【化1】
【0065】式中、Xは少なくとも2座のキレート形成
可能な基又は原子を有する原子群を表し、Yは芳香族性
炭素環又は複素環を形成するに必要な原子群を表し、R
1、R2及びR3は各々、水素原子、ハロゲン原子又は1
価の置換基を表す。nは0、1又は2を表す。Yは好ま
しくは5〜6員の芳香族性炭素環又は複素環を形成する
原子群であり、該環上には更に置換基を有してもよい。
【0066】X=として特に好ましくは下記一般式
(2)で表されるものである。
【0067】
【化2】
【0068】式中、Zは少なくとも一つのキレート化可
能な窒素原子を含む基で置換された芳香族性含窒素複素
環を形成するに必要な原子群を表す。
【0069】該環の具体例としてはベンゼン、ピリジ
ン、ピリミジン、フラン、チオフェン、チアゾール、イ
ミダゾール、ナフタレン等の各環が挙げられる。これら
の環は、更に他の炭素環(ベンゼン環など)や複素環
(ピリジン環など)と宿合環を形成してもよい。
【0070】又、環上の置換基としてはアルキル基、ア
リール基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、
アシルアミノ基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アルコ
キシカルボニル基、ハロゲン原子等が挙げられ、それら
の基は更に置換されてもよい。
【0071】R1、R2及びR3で表されるハロゲン原子
としては弗素原子、塩素原子等が、又、1価の置換基と
してはアルキル基、アルコキシ基、シアノ基、アルコキ
シカルボニル基等が挙げられる。
【0072】X=としては下記一般式(3)〜(6)で
表されるものが特に好ましい。
【0073】
【化3】
【0074】式中、R4及びR5は各々、水素原子、ハロ
ゲン原子(弗素原子、塩素原子、臭素原子等)又は1価
の置換基(アルキル基、アリール基、アシル基、アミノ
基、ニトロ基、シアノ基、アシルアミノ基、アルコキシ
基、ヒドロキシル基、アルコキシカルボニル基等)を表
す。Qは置換基を示す。
【0075】以下に具体的化合物例を示すが、本発明は
これらに限定されない。
【0076】
【化4】
【0077】
【化5】
【0078】
【化6】
【0079】
【化7】
【0080】これらポストキレート色素の含有量は、各
色素の性質、バインダーへの溶解性、使用目的などから
一概に決められないが、通常、各色素含有領域の構成全
重量の10〜80重量%で用いられる。
【0081】本発明において、インク層には、前記の成
分の他に、各種の添加剤を適宜に添加することができ
る。添加剤としては前述するようなシリコン樹脂、シリ
コンオイル(反応硬化タイプも可)、シリコン変性樹
脂;フッ素樹脂、界面活性剤、及びワックス類等の離型
性化合物、金属微粉末、シリカゲル、金属酸化物、カー
ボンブラック、及び樹脂微粉末等のフィラー、バインダ
ー成分と反応可能な硬化剤(例えばイソシアネート類や
アクリル類やエポキシ類等の放射線活性化合物)などを
挙げることができる。
【0082】本発明において、インクシートは、支持体
とインク層とからなる2層構成に限られず、その他の層
が形成されていてもよい。例えば、受像層との融着や染
料の裏移り(ブロッキング)を防止する目的で、前記イ
ンク層の表面にオーバーコート層を設けてもよい。
【0083】又インクシートの支持体にはインク層(熱
拡散性の染料を含有する領域)のバインダーとの接着性
の改良や熱拡散性染料の支持体側への転写や染着を防止
する目的で下引層を有していてもよい。更に支持体の裏
面(インク層と反対側)には、ヘッドの支持体に対する
融着やスティッキング、インクシートのシワが発生する
のを防止する目的でスティッキング防止層を設けてもよ
い。上記のオーバーコート層、下引層及びスティッキン
グ防止層の厚みは通常、0.1〜1μmである。
【0084】インクシートは、インク層を形成する前記
各種の成分を溶媒に分散ないし溶解してなるインク層形
成用塗工液を調製し、これをインクシート用支持体の表
面に、例えばグラビア印刷方式で塗工し、乾燥すること
により製造することができる。形成するインク層の厚み
は、通常、0.2〜10μmが適当であり、好ましく
は、0.3〜3μmである。
【0085】本発明のインク層には、増感剤として、5
0〜150℃の融点を有する低分子量物質を含有しても
良い。融点が50℃未満であると、増感剤がインク層表
面に移行しやすく、ブロッキング等の問題が発生し、一
方融点が150℃を越えると増感作用が急激に低下する
ので好ましくない。
【0086】又、増感剤の分子量は100〜1500の
範囲が好ましい。分子量が100未満では、融点を50
℃以上に保持することが困難であり、一方、分子量が1
500を越えると熱転写時における増感剤の融解のシャ
ープさがなくなり、増感作用が不十分となるので好まし
くない。
【0087】又、上記増感剤は、インク層を形成するバ
インダー100重量部当たり1〜100重量部の割合で
使用することが好ましい。使用量が1重量部未満では満
足する増感作用が得難く、一方100重量部を越えると
インク層の耐熱性が低下するので好ましくない。
【0088】以上のごとき増感剤は、50〜150℃の
融点を有する限り、いずれの公知の低分子量物質でもよ
いが、好ましいものとしては、熱可塑性樹脂オリゴマ
ー、例えばポリウレタンオリゴマー、ポリスチレンオリ
ゴマー、ポリエステルオリゴマー、ポリアクリルオリゴ
マー、ポリエチレンオリゴマー、ポリ塩化ビニルオリゴ
マー、ポリ酢酸ビニルオリゴマー、エチレン/酢酸ビニ
ル共重合体オリゴマー、エチレンアクリル共重合体オリ
ゴマー、ポリオキシエチレンオリゴマー、ポリオキシプ
ロピレンオリゴマー、ポリオキシエチレンプロピレンオ
リゴマー等の各種オリゴマー、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、アラキン酸、モン
タン酸等の脂肪酸、カプロン酸アミド、カプリル酸アミ
ド、ラウリン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン
酸アミド、エイコセン酸アミド等に脂肪酸アミド、ベヘ
ン酸メチル、パルミチン酸ペンタデシル、ステアリン酸
ヘキサコシル、カルバミン酸[1,4−フェニレンビス
(メチレン)]ビスジメチルエステル等に脂肪酸エステ
ル等、その他、1,4−ジシクロヘキシルベンゼン、安
息香酸、アミノベンゾフェノン、ジメチルテレフタレー
ト、フルオランテン、フェノール類、ナフタレン類、フ
ェノキシ類等の芳香族化合物、各種ワックス等が挙げら
れる。
【0089】次に、本発明に用いられる受像シートにつ
いて説明する。
【0090】本発明における受像シートは、支持体と、
支持体の表面に形成される受像層から少なくとも構成さ
れる。
【0091】受像シートの支持体としては、受像層を保
持するという役割を有すると共に、熱転写時には熱が加
えられるため、加熱された状態でも取り扱い上支障のな
い程度の機械的強度を有することが好ましい。このよう
な支持体の材料は特に限定されず、例えば、コンデンサ
ーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、合成紙(ポリオレフ
ィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アート紙、コート
紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合成樹脂又は
エマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成
樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、或いはポリエ
ステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリウ
レタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース
誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォ
ン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル、、ポリビニルフルオライド、テトラフル
オロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘ
キサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチ
レン、ポリビニリデンフルオライド等のフィルムが挙げ
られ、又、これらの合成樹脂に、後の工程で形成される
画像の鮮明性を高めるために、白色顔料や充填剤(例え
ばチタンホワイト、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、硫酸
バリウム、シリカ、タルク、クレー、炭酸カルシウム
等)を加えて成膜した白色不透明フィルム或いは発泡さ
せた発泡シートも使用でき、特に限定されない。
【0092】又、上記支持体の任意の組み合わせによる
積層体も支持体として使用できる。代表的な積層体の例
として、セルロース繊維紙と合成紙或いはセルロース繊
維紙とプラスチックフィルムとの合成紙が挙げられる。
クッション性や熱伝導性等の機能性を分離させるため
に、該合成紙やプラスチックフィルム上に更に上記の材
料を積層してもよい。支持体の厚みは用途に応じて任意
で良く、通常10〜300μm程度が用いられる。又、
上記支持体と、その上に設ける層との密着性が乏しい場
合には、支持体の表面に各種プライマー処理やコロナ放
電処理を施すのが好ましい。
【0093】受像層は、インクシートのインク層から、
加熱により拡散してくる熱拡散性染料を受容することが
できる限り特に制限がなく、基本的にバインダー及び各
種の添加剤で形成される。支持体の表面に受像層を形成
する方法としては、受像層を形成する成分を溶媒に分散
或いは溶解してなる受像層用塗工液を調製し、その受像
層用塗工液を前記支持体の表面に塗布し、乾燥する塗工
法、或いは前記受像層を形成する成分を有する混合物を
溶融押出し、支持体の表面にラミネートするラミネート
法等を挙げることができる。支持体の表面に形成される
受像層の厚みは、一般に0.5〜50μm、好ましくは
1〜20μm程度である。
【0094】受像層用のバインダーとしては、塩化ビニ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂及び
各種の耐熱性樹脂など様々のバインダーを使用すること
ができる。バインダーの種類の選択は任意であるが、画
像保存性などの点において、ポリビニルアセタール系樹
脂又は塩化ビニル系樹脂が好ましい。
【0095】前記ポリビニルアセタール系樹脂として
は、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂などが挙げられ
る。前記塩化ビニル系樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹
脂と塩化ビニル共重合体とを挙げることができる。この
塩化ビニル共重合体としては、塩化ビニルをモノマーユ
ニットとして50モル%以上の割合で含有する塩化ビニ
ルと他のコモノマーとの共重合体を挙げることができ
る。前記ポリビニルアセタール系樹脂、塩化ビニル系樹
脂の他に、ポリエステル系樹脂も熱転写用の受像層とし
て好適に用いることができる。前記ポリエステル系樹脂
としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、特開昭58−188695号、
特開昭62−244696号に記載されている化合物を
挙げることができる。又、ポリカーボネート系樹脂とし
ては、例えば特開昭62−169694号に記載の各種
の化合物を使用することができる。アクリル系樹脂とし
ては、例えばポリアクリルエステルを挙げることができ
る。
【0096】耐熱性樹脂としては耐熱性がよく、極度に
軟化点或いはガラス転移点(Tg)の低い樹脂でなく、
前記塩化ビニル系樹脂と適度に相溶し、実質的に無色で
ある限り公知の各種の耐熱性樹脂を使用することができ
る。
【0097】ここで言う「耐熱性」とは耐熱保存した場
合に樹脂そのものが黄変などの着色を起こさず、物理的
強度が極端に劣化しないことを指す。
【0098】前記耐熱性樹脂は軟化点が30〜200
℃、特にTgが50〜150℃であるのが好ましい。軟
化点が30℃未満であると、熱拡散性染料の転写を行う
際、インクシートと受像層とが融着を起こすことがある
ので好ましくない。軟化点が200℃を越えると受像層
の感度が低下して好ましくない。上記条件を満たす耐熱
性樹脂としてはフェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア
樹脂、ケトン樹脂などが挙げられるが、中でも尿素アル
デヒド樹脂、ケトン樹脂が特に好ましい。尿素アルデヒ
ド樹脂は尿素とアルデヒド類(主としてホルムアルデヒ
ド)との縮合により得られるものであり、ケトン樹脂は
ケトンとホルムアルデヒドとの縮合反応によって得られ
る。
【0099】本発明において受像層にはバインダーの他
にインクシートに含有させた熱拡散性染料と反応し得る
染料定着体を含有させる。本発明における好ましい態様
としてインク層中にポストキレート染料を含有させた場
合、該ポストキレート染料と金属キレートを形成し得る
メタルソースを染料定着体として受像層中に含有させ
る。
【0100】メタルソースとしては、金属イオンの無機
又は有機の塩及び金属錯体が挙げられ、中でも有機酸の
塩及び錯体が好ましい。金属としては、周期律表の第I
〜VIII族に属する1価及び多価の金属が挙げられるが、
中でもAl,Co,Cr,Cu,Fe,Mg,Mn,M
o,Ni,Sn,Ti及びZnが好ましく、特にNi,
Cu,Cr,Co及びZnが好ましい。メタルソースの
具体例としてはNi2+,Cu2+,Cr2+,Co2+及びZ
2+と酢酸やステアリン酸等との脂肪族カルボン酸塩、
或いは安息香酸、サルチル酸等との芳香族カルボン酸塩
等が挙げられる。又、下記一般式(M)で表される錯体
が、受像層中に安定に添加でき、かつ実質的に無色であ
るので特に好ましい。
【0101】一般式(M) [M(Q1x(Q2y(Q
3zP+(L-P 式中、Mは金属イオン、好ましくはNi2+,Cu2+,C
2+,Co2+又はZn2+を表す。Q1,Q2及びQ3は、
各々Mで表される金属イオンと配位結合可能な配位化合
物を表し、互いに同じでも異なってもよい。これらの配
位化合物としては、例えばキレート科学(5)(南江
堂)に記載されている配位化合物から選択することがで
きる。L-は有機アニオン基を表し、具体的にはテトラ
フェニル硼素アニオンやアルキルベンゼンスルホン酸ア
ニオン等を挙げることができる。xは1、2又は3を表
し、yは1、2又は0を表し、zは1又は0を表すが、
これらは一般式(M)で表される錯体が4座配位か、6
座配位かによって決定されるか、或いはQ1,Q2,Q3
の配位子の数によって決定される。pは1又は2を表
す。この種のメタルソースの具体例としては、米国特許
4,987,049号に記載の化合物、特願平5−10
11008号に例示される化合物No.1〜50等を挙
げることができる。
【0102】メタルソースの添加量は、通常、受像層の
バインダーに対して5〜80重量%が好ましく、10〜
70重量%がより好ましい。受像層のメタルソース量が
多すぎるとメタルソースの色味が受像シートの白地の色
調に表れてしまい好ましくない。
【0103】受像層には、離型剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、光安定剤、フィラー、顔料等を添加してもよ
い。又、増感剤として可塑剤、熱溶剤などを添加しても
よい。
【0104】離型剤は、インクシートのインク層と受像
シートの受像層との剥離性を向上させることができる。
このような離型剤としては、前述したシリコーンオイル
(シリコーン樹脂と称されるものも含む);ポリエチレ
ンワックス、ポリプロピレンワックス、アミドワック
ス、テフロンパウダー等の固型ワックス類;フッ素化合
物、ケイ素化合物若しくはこれらの複合物、フッ素系若
しくは燐酸エステル系の界面活性剤;カップリング剤;
長鎖アルキル化合物;ポリオキシアルキルポリオール等
が挙げられ、中でもシリコーンオイルが好ましい。
【0105】フィラーとしては、無機微粒子や有機樹脂
粒子を挙げることができる。この無機微粒子としてはシ
リカゲル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸性白土、活
性白土、アルミナ等を挙げることができ、有機微粒子と
してはフッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル
樹脂粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子を挙げること
ができる。これらの無機・有機樹脂粒子は比重により異
なるが、0.1〜70重量%の添加が好ましい。顔料と
しては、代表例としてチタンホワイト、炭酸カルシウ
ム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、タルク、クレ
ー、カオリン、活性白土、酸性白土などを挙げることが
できる。
【0106】可塑剤としてはフタル酸エステル類(例え
ばフタル酸ジメチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオ
クチル、フタル酸ジデシルなど)、トリメリット酸エス
テル類(例えばトリメリット酸オクチルエステル、トリ
メリット酸イソノニルエステル、トリメリット酸イソデ
ソルエステルなど)、ピロメリット酸オクチルエステル
などのピロメリット酸エステル類、アジピン酸エステル
類などが挙げられる。なお、可塑剤の過度の添加は画像
の保存性を劣化させるので、可塑剤の添加量は、通常、
受像層のバインダーに対して0.1〜30重量%の範囲
である。
【0107】受像シートの裏面に滑性裏面層を設けても
良い。
【0108】尚、上記の充填剤は何れも市場で容易に入
手でき、例えばポリエチレンワックスではSPRAY3
0(サゾール社製)、W950(三井石油化学工業製)
等、ナイロンフィラーとしては、例えばMW330(神
東塗料製)などが挙げられる。充填剤の添加量は、添加
する層の樹脂100重量部に対して0.01〜200重
量部の範囲が好ましい。
【0109】裏面層表面の中心線平均表面粗さRaは
0.5〜2.5μmが好ましい。又、単位面積当たりの
平均突起数が2000〜4500個/mm2であること
が好ましい。このような性質を持たせる方法としては、
例えば上述のような充填剤を用いて調整するほか、樹脂
押しだしコーティング時の冷却ロールの表面形状を前述
のような性質にし、押し出し樹脂を冷却する際にその形
状を転写することによっても形成することが出来る。
【0110】滑性裏面層と、支持体の間に、接着力を高
める目的で、中間層を設けても良い。好ましい中間層の
態様としては、反応硬化型の樹脂を有する中間層を設け
る。
【0111】反応硬化型樹脂としては特開平6−255
276号に記載されたような熱硬化型樹脂及び/又は電
離放射線硬化型樹脂を使用するのが好ましい。
【0112】同様の構成の中間層は、支持体と受像層の
間に設けてもよい。
【0113】本発明の受像層は、特開平4−24199
3号に記載されたような方法で、表面をマット化処理及
び/又は光沢度調整をしてもよい。
【0114】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明の実施態様はこれらに限定されない。
尚、特に断りない限り、実施例中の「部」は「重量部」
を表す。
【0115】実施例1(請求項7〜10に対応) (インクシート1の作製)支持体として、片面に耐熱滑
性層(SP−712,大日精化(株)製)を設けた、厚
み6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ
(株)製、ルミラー6CF531)の該層側面と反対面
側に、下記組成のイエロー、マゼンタ、シアンの各イン
ク層及び再加熱処理層をグラビア法により塗設し(イン
ク層の乾燥膜厚は1.1μm、再加熱処理層の乾燥膜厚
は0.6μm)、イエロー、マゼンタ、シアン各インク
層及び再加熱処理層を図1aに示すような順(以下、面
順次と記す)に形成したインクシート1を得た。
【0116】 イエローインク層 下記色素Y−1 3部 ポリビニルブチラール (電気化学工業(株)製、デンカブチラールKY−24) 5.5部 エポキシ変性アクリル樹脂(東亜合成化学(株)製、レゼダGP−305) 1部 ウレタン変性シリコンオイル (大日精化工業(株)製、ダイアロマーSP−2105) 0.5部 メチルエチルケトン 80部 トルエン 10部 マゼンタインク層 下記色素M−1 3部 ポリビニルブチラール(前出デンカブチラールKY−24) 5.5部 エポキシ変性アクリル樹脂(前出レゼダGP−305) 1部 ウレタン変性シリコンオイル(前出ダイアロマーSP−2105) 0.5部 メチルエチルケトン 80部 トルエン 10部 シアンインク層 下記色素C−1 3部 ポリビニルブチラール(前出デンカブチラールKY−24) 5.5部 エポキシ変性アクリル樹脂(前出レゼダGP−305) 1部 ウレタン変性シリコンオイル(前出ダイアロマーSP−2105) 0.5部 メチルエチルケトン 80部 トルエン 10部 再加熱処理層 エポキシ変性アクリル樹脂(東亜合成化学(株)製、レゼダGP−301) 18部 Ni2+(NH2COCH2NH23・2B(C654 2部 メチルエチルケトン 80部
【0117】
【化8】
【0118】(インクシート2の作製)インクシート1
の再加熱処理層を以下に示す構成に変更した他は同様に
してインクシート2を作製した。
【0119】 再加熱処理層 ポリビニルブチラール樹脂(積水化学(株)製 エスレックBX−1) 18部 Ni2+(NH2COCH2NH23・2B(C654 2部 メチルエチルケトン 80部 (インクシート3の作製)インクシート1の再加熱処理
層を以下に示す構成に変更した他は同様にしてインクシ
ート3を作製した。尚、保護層については剥離層の乾燥
膜厚は0.6μmとし、接着層は1.0μmとした。
【0120】 保護層 剥離層 エポキシ変性アクリル樹脂(東亜合成化学(株)製、レゼダGP−301) 18部 Ni2+(NH2COCH2NH23・2B(C654 2部 トルエン 80部 接着層 アクリロニトリルスチレン樹脂(三洋化成製、ライタック100A) 80部 メチルエチルケトン 20部 (インクシート4の作製)インクシート3の再加熱処理
層を以下に示す構成に変更した他は同様にしてインクシ
ート4を作製した。尚、保護層については剥離層の乾燥
膜厚は0.6μmとし、接着層は1.0μmとした。
【0121】 保護層 剥離層 ポリビニルブチラール樹脂(前出エスレックBX−1) 18部 Ni2+(NH2COCH2NH23・2B(C654 2部 トルエン 80部 接着層 アクリロニトリルスチレン樹脂(三洋化成製、ライタック100A) 80部 メチルエチルケトン 20部 (受像シートの作製)支持体として厚み188μmの合
成紙(ルミラーE60L、東レ(株)製)の表面に、下
記組成のアンカー層と受像層をこの順に塗設し、厚み
0.2μmのアンカー層と、厚み4μmの受像層を形成
し、受像シート1を得た。
【0122】 アンカー層 ポリビニルアセトアセタール (積水化学工業(株)製、エスレックBL−1) 7.5部 イソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製、コロネートHX) 2.5部 メチルエチルケトン 80部 酢酸n−ブチル 10部 受像層 ポリビニルブチラール(積水化学工業(株)製、エスレックBX−1) 6.5部 ポリエステル変性シリコン(信越化学(株)製、X−24−8300) 0.5部 Ni2+(NH2COCH2NH23・2B(C654 3部 メチルエチルケトン 80部 酢酸n−ブチル 10部 (画像の形成)上記の手順で作製した受像シートの受像
層部とそれぞれインクシート1〜4のインク層部を重ね
合わせ、解像度12dot/mm、平均抵抗値3100
Ωのサーマルヘッドとプラテンロールで圧接し、5〜8
0mJ/mm2の印加エネルギー範囲で順次増加させる
イエロー、マゼンタ、シアン、ニュートラル(前記3色
重ね)ステップパターンを、送り速度10msec/l
ineの条件でインク層の背面側から加熱して受像層上
に染料を転写させた。次いで、同じサーマルヘッドとプ
ラテンロールで、再加熱処理層又は保護層を介して染料
転写した受像シートを圧接し、印加エネルギー50mJ
/mm2と、送り速度8.5msec/lineの条件
で、再加熱処理層又は保護層の背面側から加熱して再加
熱処理を行った。
【0123】得られた画像について、下記の評価を行っ
た。
【0124】(評価) (画像光沢度)光沢度計(日本電色工業、型式VGS−
1D)にてニュートラルD=2.0の位置と、白色部に
ついて再加熱処理前後の光沢度の測定を行った。
【0125】結果を以下の表1に示す。
【0126】
【表1】
【0127】表1から明らかなように、本発明のインク
シート1,3で転写して形成された画像は高画質で、画
像保存性に優れると同時に、ニュートラルD=2.0の
位置と、白色部の何れにおいて高い熱エネルギーを印加
した際でも高い光沢度が得られることが分かる。即ちキ
レート反応型染料を使用した昇華熱転写方式にて画像を
形成する際でも、エポキシ変性樹脂を含有する再加熱処
理層又は保護層が設けられているインクシートを使用す
ると、サーマルヘッドを高い熱エネルギーで印加した場
合であっても、高い光沢度を有する画像が得られる。
【0128】実施例2(請求項1に対応) (画像の形成)イエロー、マゼンタ、シアンの各インク
層及び再加熱処理層をグラビア法により塗設し(インク
層の乾燥膜厚は1.1μm、再加熱処理層の乾燥膜厚は
0.6μm)、イエロー、マゼンタ、シアン各インク層
及び再加熱処理層を面順次に形成した実施例1のインク
シート2と、実施例1の手順で作製した受像シートを使
用した。
【0129】抵抗体形状:スクエア(80μm(主走査
方向長)×120μm(副走査方向長))、300dp
iラインヘッドのサーマルヘッドを担持したサーマルプ
リンタ装置(1ヘッド面順次 A4サイズ)内に受像シ
ートの受像層部とインクシート2のインク層部を重ね合
わせてセットし、サーマルヘッドとプラテンロールで圧
接しながら、イエロー、マゼンタ、シアンを1ライン当
たりの送り長さを85μmの条件でインク層の背面側か
ら加熱して受像層上に染料を転写させた。次いで、同じ
サーマルヘッドとプラテンロールで、同じ1ライン当た
りの送り長さの条件で再加熱処理層を介して染料転写し
た受像シートを圧接し、印加エネルギー30mJ/mm
2、パルス条件を再加熱中の抵抗体表面の温度が±50
%の範囲、かつキレート反応率が90%以上となるよう
に設定して再加熱処理を行った。
【0130】尚、パルス形状は以下の図3の通りであ
る。
【0131】図3は実施例2の再加熱処理におけるサー
マルヘッドのパルス形状を示す図である。縦軸は印加電
圧(V)、横軸は周期である。1周期を幅A、幅1/2
・A、幅1/3・Aの順にパルス形状を設定し、サーマ
ルヘッドの抵抗体表面の温度がピーク温度の±50%の
範囲となるよう非通電時間間隔Bを設定した。各パルス
は更に短時間のパルスを組み合わせて構成しても良い。
【0132】実施例3(請求項2に対応) (画像の形成)実施例1のインクシート2と、実施例1
の手順で作製した受像シートを使用した。
【0133】抵抗体形状:スクエア(80μm(主走査
方向長)×240μm(副走査方向長))、300dp
iラインヘッドのサーマルヘッドを担持したサーマルプ
リンタ装置(1ヘッド面順次 A4サイズ)内に受像シ
ートの受像層部とインクシート2のインク層部を重ね合
わせてセットし、サーマルヘッドとプラテンロールで圧
接しながら、イエロー、マゼンタ、シアンを1ライン当
たりの送り長さを85μmの条件でインク層の背面側か
ら加熱して受像層上に染料を転写させた。次いで、同じ
サーマルヘッドとプラテンロールで、同じ1ライン当た
りの送り長さの条件で再加熱処理層を介して染料転写し
た受像シートを圧接し、印加エネルギー20mJ/mm
2、染料転写と同じ構成のパルス条件、かつキレート反
応率が90%以上となるように設定して再加熱処理を行
った。
【0134】実施例4(請求項2に対応) (画像の形成)実施例1のインクシート2の処方と同様
の素材を有するイエロー、マゼンタ、シアンの各インク
層をそれぞれ有する単色の各インクシート、及び同イン
クシート2の再加熱処理層を有する再加熱処理シートを
作製し、実施例1の手順で作製した受像シートと共に画
像形成に使用した。
【0135】抵抗体形状:スクエア(80μm(主走査
方向長)×120μm(副走査方向長))、300dp
iラインヘッドのサーマルヘッドを担持したサーマルプ
リンタ装置(4ヘッド面順次 A4サイズ)内に受像シ
ートの受像層部とインクシートのインク層部を重ね合わ
せてセットし、サーマルヘッドとプラテンロールで圧接
しながら、イエロー、マゼンタ、シアンを1ライン当た
りの送り長さを85μmの条件でインク層の背面側から
加熱して受像層上に染料を転写させた。次いで、スクエ
ア(240(主走査方向長)×300μm(副走査方向
長))、100dpiラインヘッドのサーマルヘッドと
プラテンロールで、同じ1ライン当たりの送り長さの条
件で再加熱処理層を介して染料転写した受像シートを圧
接し、印加エネルギー15mJ/mm2、かつキレート
反応率が90%以上となるように設定して再加熱処理を
行った。
【0136】実施例5(請求項3に対応) (画像の形成)実施例1のインクシート2と、実施例1
の手順で作製した受像シートを使用した。
【0137】図4に示す抵抗体形状:菱形(80μm
(主走査方向長)×240μm(副走査方向長))、3
00dpiラインヘッドのサーマルヘッドを担持したサ
ーマルプリンタ装置(1ヘッド面順次 A4サイズ)内
に受像シートの受像層部とインクシート2のインク層部
を重ね合わせてセットし、サーマルヘッドとプラテンロ
ールで圧接しながら、イエロー、マゼンタ、シアンを1
ライン当たりの送り長さを85μmの条件でインク層の
背面側から加熱して受像層上に染料を転写させた。次い
で、同じサーマルヘッドとプラテンロールで、同じ1ラ
イン当たりの送り長さの条件で再加熱処理層を介して染
料転写した受像シートを圧接し、印加エネルギー20m
J/mm2、同じパルス条件、かつキレート反応率が9
0%以上となるように設定して再加熱処理を行った。
【0138】図4は実施例5のサーマルヘッドにおける
抵抗体形状を示す図であり、受像層面に接する形状が菱
形に形成された抵抗体23を示している。本実施例では
この形状を有するサーマルヘッドにて印画を行った。
【0139】実施例6(請求項4に対応) (画像の形成)イエロー、マゼンタ、シアンの各インク
層及び保護層をグラビア法により塗設し(インク層の乾
燥膜厚は1.1μm、保護層における剥離層の乾燥膜厚
は0.6μm、接着層は1.0μm)、イエロー、マゼ
ンタ、シアン各インク層及び保護層を面順次に形成した
実施例1のインクシート4と、実施例1の手順で作製し
た受像シートを使用した。
【0140】抵抗体形状:スクエア(80μm(主走査
方向長)×120μm(副走査方向長))、300dp
iラインヘッドのサーマルヘッドを担持したサーマルプ
リンタ装置(1ヘッド面順次 A4サイズ)内に受像シ
ートの受像層部とインクシート4のインク層部を重ね合
わせてセットし、サーマルヘッドとプラテンロールで圧
接しながら、イエロー、マゼンタ、シアンを1ライン当
たりの送り長さを85μmの条件でインク層の背面側か
ら加熱して受像層上に染料を転写させた。次いで、同じ
サーマルヘッドとプラテンロールで、同じ1ライン当た
りの送り長さの条件で再加熱処理層を介して染料転写し
た受像シートを圧接し、印加エネルギー35mJ/mm
2、図3に示すパルス条件を再加熱中の抵抗体表面の温
度が±50%の範囲、かつキレート反応率が90%以上
となるように設定して再加熱処理を行った。
【0141】実施例7(比較例) (画像の形成)実施例1のインクシート2と、実施例1
の手順で作製した受像シートを使用した。
【0142】抵抗体形状:スクエア(80μm(主走査
方向長)×120μm(副走査方向長))、300dp
iラインヘッドのサーマルヘッドを担持したサーマルプ
リンタ装置(1ヘッド面順次 A4サイズ)内に受像シ
ートの受像層部とインクシート2のインク層部を重ね合
わせてセットし、サーマルヘッドとプラテンロールで圧
接しながら、イエロー、マゼンタ、シアンを1ライン当
たりの送り長さを85μmの条件でインク層の背面側か
ら加熱して受像層上に染料を転写させた。次いで、同じ
サーマルヘッドとプラテンロールで、再加熱処理層を介
して染料転写した受像シートを圧接し、染料転写と全く
同じ条件で再加熱処理を行った。印加エネルギーは30
mj/mm2とした。
【0143】得られた画像について、下記の評価を行っ
た。
【0144】(評価) 光沢度 光沢度計(日本電色工業、型式VGS−1D)にて入射
角、反射角60°で再加熱処理前後の光沢度の測定を行
った。結果を以下の表2に示す。
【0145】
【表2】
【0146】表2から明らかなように、本発明の熱転写
記録方法によれば高画質で、画像保存性に優れると同時
に、高い熱エネルギーを印加した際でも高光沢な画像を
形成することが可能となる。しかしながら染料転写と全
く同じ条件でサーマルヘッドによる再加熱処理を行った
実施例7は光沢度の劣化が見られ、改善されていないこ
とが分かる。
【0147】
【発明の効果】本発明によれば、高画質で、画像保存性
に優れると同時に、高い熱エネルギーを印加した際でも
高光沢な画像を形成することが可能となる。特にキレー
ト反応型染料を使用した昇華熱転写方式にて画像を形成
する際には、サーマルヘッドを高い熱エネルギーで印加
した場合であっても、高画質、高画像保存性と、高光沢
な画像の形成を両立することが可能となるなど、顕著に
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】再加熱処理層又は保護層を有するインクシート
の一例を示す平面図である。
【図2】熱転写記録装置及び再加熱処理装置の一例を示
す概念図である。
【図3】実施例2の再加熱処理におけるサーマルヘッド
のパルス形状を示す図である。
【図4】実施例5の、受像層面に接する形状が菱形に形
成されたサーマルヘッド抵抗体を示す図である。
【符号の説明】
1 再加熱処理層 2Y イエロー色素を含有する領域 2M マゼンタ色素を含有する領域 2C シアン色素を含有する領域 3 支持体 10 インクシート供給ロール 11 巻取ロール 12 サーマルヘッド 13 プラテンローラ 14 受像シート 15 インクシート 21 共通電極 22 個別電極 23 抵抗体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06P 1/13 D06P 3/60 A 3/60 5/00 114 5/00 114 B05D 5/04 // B05D 5/04 B41J 3/20 109J B41M 5/26 101B 101K 101A (72)発明者 渡邉 洋 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2C065 AB03 AC04 AE07 AF01 AF02 CJ02 CJ03 CJ06 CJ08 2C068 AA02 AA06 AA22 BC16 BD15 BD23 BD37 2H111 AA01 AA08 AA27 AA33 AA43 AA50 AA52 BA03 BA11 BA39 BA53 BA74 CA03 CA33 4D075 AC43 CA35 CB04 DA04 DB18 DC27 EB33 EC17 4H057 AA01 AA02 BA22 CA19 CB08 CB32 CC02 DA23 DA34

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に熱拡散性の染料を含有するイ
    ンク層を少なくとも1層有するインクシートのインク層
    と、別途支持体上に受像層を少なくとも1層有する受像
    シートの受像層を対向するように重ね合わせ、サーマル
    ヘッドで像様に加熱することにより前記染料を受像層に
    転写させた後、受像シート上の少なくとも染料を転写し
    た領域全面をサーマルヘッドで再加熱処理を施して画像
    を形成する熱転写記録方法において、再加熱処理におけ
    るサーマルヘッドの抵抗体表面の温度がピーク温度の1
    /3以下にならないように非通電時間間隔を一定以下に
    することを特徴とする熱転写記録方法。
  2. 【請求項2】 支持体上に熱拡散性の染料を含有するイ
    ンク層を少なくとも1層有するインクシートのインク層
    と、別途支持体上に受像層を少なくとも1層有する受像
    シートの受像層を対向するように重ね合わせ、サーマル
    ヘッドで像様に加熱することにより前記染料を受像層に
    転写させた後、受像シート上の少なくとも染料を転写し
    た領域全面をサーマルヘッドで再加熱処理を施して画像
    を形成する熱転写記録方法において、再加熱処理の際、
    サーマルヘッドと受像シートの1ラインごとの相対的移
    動距離を、サーマルヘッド抵抗体の副走査方向の長さの
    1/2以下にすることを特徴とする熱転写記録方法。
  3. 【請求項3】 支持体上に熱拡散性の染料を含有するイ
    ンク層を少なくとも1層有するインクシートのインク層
    と、別途支持体上に受像層を少なくとも1層有する受像
    シートの受像層を対向するように重ね合わせ、サーマル
    ヘッドで像様に加熱することにより前記染料を受像層に
    転写させた後、受像シート上の少なくとも染料を転写し
    た領域全面をサーマルヘッドで再加熱処理を施して画像
    を形成する熱転写記録方法において、再加熱処理の際、
    副走査方向と平行な何れの線分においてもサーマルヘッ
    ドの抵抗体が存在するよう抵抗体の形状を設定するか又
    は抵抗体を複数列配置したサーマルヘッドを使用するこ
    とを特徴とする熱転写記録方法。
  4. 【請求項4】 再加熱処理の際、受像シート上の少なく
    とも染料を転写した領域全面をサーマルヘッドで加熱し
    て透明保護層を転写することを特徴とする請求項1〜3
    の何れか1項記載の熱転写記録方法。
  5. 【請求項5】 前記インクシートのインク層にはキレー
    ト化可能な熱拡散性染料が含有され、前記受像シートの
    受像層には前記染料とキレート反応しうる金属イオン含
    有化合物が含有されていることを特徴とする請求項1〜
    4の何れか1項記載の熱転写記録方法。
  6. 【請求項6】 再加熱処理する際のキレート反応率が7
    0%以上であり、かつ光沢度が70以上であるように印
    加パルス条件を設定することを特徴とする請求項1〜5
    の何れか1項記載の熱転写記録方法。
  7. 【請求項7】 熱拡散性の染料を含有する領域と、エポ
    キシ変性樹脂を含有する領域を有してなることを特徴と
    する熱転写記録用インクシート。
  8. 【請求項8】 前記エポキシ変性樹脂を含有する領域が
    転写可能に形成されていることを特徴とする請求項7記
    載の熱転写記録用インクシート。
  9. 【請求項9】 熱拡散性の染料を含有する領域と、エポ
    キシ変性樹脂を含有する領域を有してなる熱転写記録用
    インクシートと、別途支持体上に受像層を少なくとも1
    層有する受像シートの受像層を対向するように重ね合わ
    せ、サーマルヘッドで像様に加熱することにより前記染
    料を受像層に転写させた後、受像シートの少なくとも染
    料を転写した領域に対して前記エポキシ変性樹脂を含有
    する領域を介してサーマルヘッドで再加熱処理を施すこ
    とを特徴とする熱転写記録方法。
  10. 【請求項10】 前記熱転写記録用インクシートにはキ
    レート化可能な熱拡散性染料が含有され、前記受像シー
    トの受像層には前記染料とキレート反応しうる金属イオ
    ン含有化合物が含有されていることを特徴とする請求項
    9記載の熱転写記録方法。
  11. 【請求項11】 再加熱処理の際、前記エポキシ変性樹
    脂を含有する領域が受像シートに転写することを特徴と
    する請求項9又は10記載の熱転写記録方法。
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