JP2000203330A - 湯灌用特殊車両 - Google Patents

湯灌用特殊車両

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JP2000203330A
JP2000203330A JP11008309A JP830999A JP2000203330A JP 2000203330 A JP2000203330 A JP 2000203330A JP 11008309 A JP11008309 A JP 11008309A JP 830999 A JP830999 A JP 830999A JP 2000203330 A JP2000203330 A JP 2000203330A
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sewage
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hot water
pump
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Katsuya Enomoto
勝也 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】減圧ポンプに霧状の汚水が侵入することを完全
に防止し得るとともに、濾過材の腐食を防止し、かつ濾
過材を洗浄する周期を従来と比較して長くし得る汚水侵
入防止手段を備えた湯灌用特殊車両を提供する。 【解決手段】湯灌用特殊車両1は、流路43上に設けら
れた第1の濾過器61及び第2の濾過器62よりなる第
2の汚水侵入防止手段を有している。この第2の汚水侵
入防止手段において、第1の濾過器61は、主として、
汚水に含まれる汚物及び薬品成分を除去する機能を有す
る。また、第2の濾過器62は、主として、第1の濾過
器61において除去し得なかった汚水中の水分を除去す
る機能を有する。このような構成により、減圧ポンプ4
2により吸引される霧状の汚水等を、第1及び第2の濾
過器において二重に濾過することが可能になる。その結
果、霧状の汚水が減圧ポンプ42に侵入することを、よ
り完全に防止することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、湯灌サービスの提
供を行う湯灌業者に用いられる湯灌用特殊車両に関し、
特に、遺体洗浄後における洗浄槽に残溜する汚水を回収
する際に湯灌用特殊車両の減圧ポンプに汚水が侵入する
ことを防止し得る手段を備えた湯灌用特殊車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、我が国における葬儀において
は、納棺に先立って「湯灌の儀」と称される儀式が実施
される場合が多い。湯灌の儀とは、故人の現世での煩悩
を洗い清め、現世での汚れを一切落とし、安らかに見送
ることを目的として行われる儀式である。この湯灌の儀
は、主として、故人の納棺に先だって、遺体を洗浄する
ための専用の槽(洗浄槽)において、温水を用いて故人
の体を洗い清めることによって行われる。
【0003】このような湯灌の儀は、従来は遺族の手に
より行われていたが、最近では湯灌サービスの提供を専
門とする湯灌業者によってとり行われるケースが増加し
ている。湯灌業者により提供されるサービスの内容は、
概略、以下の通りである。すなわち、先ず、湯灌業者
は、遺体を洗浄するための洗浄槽を車両に搭載し、故人
の家族等が待つ現地まで出向く。車両が現地に到着する
と、搭載された洗浄槽を故人が安置されている室内等に
搬入する。次に、故人の体を洗浄槽に移し、該洗浄槽内
において、温水を用いて故人の体を洗浄する。そして、
湯灌の儀が終了した際には、洗浄槽に残溜する汚水(遺
体の洗浄に用いられた温水)を回収して持ち帰る。
【0004】そして、このような湯灌サービスの特殊性
に鑑み、湯灌業者においては、専ら湯灌サービスの提供
に用いられる「湯灌車」と称される湯灌用特殊車両が使
用されている。
【0005】湯灌用特殊車両は、一般的に用いられてい
るワゴンタイプの自動車を改良したものであり、概略、
水を加熱するための加温器を備え、加熱された温水を貯
留する温水タンクと、洗浄槽へ温水タンク内の温水を送
出する送出ポンプと、洗浄槽に残溜する汚水を貯留する
ための排水タンクと、汚水が排水タンク内に吸引され得
るように排水タンク内の圧力を減少させる減圧ポンプ
と、を備えている。また、この湯灌用特殊車両には、洗
浄槽が持ち運び可能に搭載されるようになっている。
【0006】湯灌用特殊車両に設けられる減圧ポンプと
しては、通常、真空ポンプが用いられる。この真空ポン
プの使用に際しては、空気以外の成分(水分、粉、塵
等)を吸引しないようにする必要がある。一方、湯灌用
特殊車両に回収されるべき汚水には、遺体の洗浄に用い
られた水や薬品、洗剤の他、通常、遺体から流出した血
液や排泄物、抜け落ちた毛髪、治療に使われたバンソウ
コウテープ、包帯などの繊維屑等が含まれている。
【0007】従来の湯灌用特殊車両には、上述した真空
ポンプに、吸引された汚水が前記排水タンクを通過して
前記減圧ポンプに侵入することを防止するための水面感
知器とポンプ停止装置とが設けられている。この水面感
知器は、排水タンクに設けられており、該排水タンク内
の汚水の水面を感知した際に、所定の感知信号をポンプ
停止装置へ送出する。ポンプ停止装置は、前記水面感知
器より送出された感知信号に基づいて、減圧ポンプへの
駆動電力の供給を遮断し、排水タンクの減圧を停止させ
る。
【0008】また、排水タンクを減圧して汚水を該排水
タンク内に流入させる際に、汚水の一部が排水タンク内
の空気中に拡散する。そのため、排水タンクに流入した
汚水の一部は、霧状になって排水タンク内の空気中に散
乱する。この霧状の汚水(ミスト)には、水分や薬品成
分のみならず、毛髪、繊維屑等の汚物も含まれている。
従って、前記水面感知器が汚水の水面を感知して汚水の
流入を停止させる前であっても、前記霧状の汚水が、排
水タンク内の空気とともに、減圧ポンプに侵入するおそ
れがある。
【0009】そこで、霧状の汚水が減圧ポンプに侵入す
ることを防止する目的で、従来の湯灌用特殊車両には、
減圧ポンプと排水タンクとを連結する流路上に濾過器が
設けられている。
【0010】この濾過器は一般的に用いられている「エ
アーフィルタ」であり、焼結金属(非鉄金属)よりなる
濾過材(フィルタエレメント)を備えている。この濾過
器を用いて、空気とともに吸引された霧状の汚水を除去
するようになっている。
【0011】なお、前記焼結金属製の濾過材は、汚物等
により目詰まりした場合であっても、洗浄して再利用す
ることができるように構成されている。
【0012】しかしながら、従来の湯灌用特殊車両で
は、上記濾過器に関する点で、以下のような問題が生じ
ている。
【0013】従来のような濾過器を用いて霧状の汚水を
除去する際には、焼結金属製の濾過材に、霧状の汚水に
含まれる薬品成分等が付着することがあり、そのために
場合によっては濾過材が腐食し、不具合を起こすことが
ある。
【0014】また、単一の濾過器で霧状の汚水を除去す
る場合には、汚水に含まれる汚物等により、濾過材がす
ぐに目詰まりを起こしてしまう。このような場合には、
濾過材の頻繁な洗浄を必要とするため、作業効率の点に
おいて問題がある。
【0015】さらに、従来の濾過器は、主として、水分
の除去を目的として用いられる濾過器(エアーフィル
タ)であるのに対し、減圧器により吸引される霧状の汚
水には水分以外にも、汚物や薬品成分等を含んでいる。
すなわち、従来の濾過器のみによる霧状の汚水の除去
は、濾過器本来の機能に応じた使用方法とは言い難い。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した問題点に鑑
み、本発明は、減圧ポンプに霧状の汚水が侵入すること
を完全に防止し得るとともに、濾過材の腐食を防止し、
かつ濾過材を洗浄する周期を従来と比較して長くし得る
汚水侵入防止手段を備えた湯灌用特殊車両を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の湯灌用特殊車両は、洗浄槽に残った汚水を
貯留するための排水タンクと、前記洗浄槽に残った汚水
が前記排水タンク内に吸引され得るように前記排水タン
ク内の圧力を減少させる減圧ポンプと、前記排水タンク
に設けられ、該排水タンク内の汚水の水面を感知し得る
水面感知手段と、前記水面感知手段より送出される感知
信号に基づいて、前記減圧ポンプによる前記排水タンク
の減圧を停止させるポンプ停止手段と、により構成され
る第1の汚水侵入防止手段と、前記減圧ポンプと前記排
水タンクとを連結する流路上に設けられ、吸引された汚
水が前記排水タンクを通過して前記減圧ポンプに侵入す
ることを防止するための第2の汚水侵入防止手段と、を
有しており、前記第2の汚水侵入防止手段は、前記流路
上に設けられた第1の濾過器と、前記流路上の前記減圧
ポンプと前記第1の濾過器との間に設けられた第2の濾
過器とを備えている。
【0018】このような湯灌用特殊車両の構成により、
汚水が減圧ポンプに侵入することを完全に防止すること
が可能になる。
【0019】また、好ましくは、前記第1の濾過器は、
主として、汚水に含まれる汚物及び薬品成分を除去する
機能を有し、前記第2の濾過器は、主として、前記第1
の濾過器において除去することができなかった汚水中の
水分を除去する機能を有する。
【0020】これにより、汚水が第2の濾過器に到達す
る前に、第1の濾過器において、汚水に含まれる薬品成
分等を除去することが可能になる。その結果、第2の濾
過器の焼結金属製の濾過材が、薬品成分等により腐食す
ること等を防止することが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は、湯灌用特殊車両の側面図であっ
て、一部を切り欠いた状態を示している。図2は、湯灌
用特殊車両の上面図であって、一部を切り欠いた状態を
示している。図3は、湯灌用特殊車両の背面図であっ
て、後部ドアを取り除いた状態を示している。
【0023】以下、図1ないし図3に基づいて、本発明
の湯灌用特殊車両(以下、「湯灌車」と略称する。)の
構成について説明する。
【0024】図2及び図3に示すように、湯灌車1に
は、現地において室内へ搬入される洗浄槽2が搭載され
ている。
【0025】また、湯灌車1には、湯灌の儀を行う際に
洗浄槽2へ遺体洗浄用の温水を供給するために、概略、
水を加熱するための加温器33を備え、加熱された温水
を貯留する温水タンク31と、室内に搬入された洗浄槽
2へ温水を送出する送出ポンプ32と、が設けられてい
る。なお、送出ポンプ32による温水の送出に際して
は、湯灌車1に搭載されたホースリール8が用いられる
ようになっている。
【0026】さらに、遺体の洗浄が完了した際に洗浄槽
2に残溜する汚水を回収するために、湯灌車1には、概
略、洗浄槽2に残った汚水を貯留する2基の排水タンク
41と、汚水が排水タンク41内に吸引され得るように
該排水タンク内の圧力を減少させる減圧ポンプ42と、
第1の汚水侵入防止手段をなす水面感知器(水面感知手
段)及びポンプ停止装置(ポンプ停止手段)と、第2の
汚水侵入防止手段をなす第1の濾過器61及び第2の濾
過器62が設けられている。
【0027】図4は、図1ないし図3の湯灌車1の内部
構成及び作業状態を示す模式図であり、現地において洗
浄槽2に温水を供給している状態と洗浄槽2から汚水を
回収している状態を示している。
【0028】以下、図4に基づいて、湯灌車1の構成を
具体的に説明する。
【0029】減圧ポンプ42は、4基の真空ポンプより
構成されており、湯灌車1に設けられた電源7より供給
される電力により駆動するようになっている。
【0030】第1の汚水侵入防止手段の水面感知器(水
面感知手段)51は、排水タンク41に取り付けられて
おり、排水タンク41内に流入する汚水の水面が所定の
高さに達した際に、該汚水の水面を感知するようになっ
ている。また、水面感知器51は、汚水の水面を感知し
たことを意味する感知信号をポンプ停止装置(ポンプ停
止手段)52へ伝達し得るように、ポンプ停止装置52
に電気的に接続されている。
【0031】ポンプ停止装置52は、水面感知器51か
ら送出された感知信号に基づいて、減圧ポンプ42の駆
動を停止し得るように、電源7と減圧ポンプ42との間
の送電ライン上に設けられている。
【0032】図5は、第2の汚水侵入防止手段の拡大図
である。
【0033】第2の汚水侵入防止手段をなす第1の濾過
器61と第2の濾過器62は、図5に示すように、減圧
ポンプ42と排水タンク41とを連結する流路43上に
直列に配列されている。この場合、第2の濾過器62
は、減圧ポンプ42と第1の濾過器61との間に設けら
れている。
【0034】第1の濾過器61は、主として、汚水に含
まれる汚物及び薬品成分等を除去する機能を有する濾過
器であり、好ましくは一般的に用いられている「液体用
の濾過器」である。
【0035】この第1の濾過器61は、概略、ハウジン
グと濾過材より構成されている。本発明で用いられる第
1の濾過器61のハウジングは、好ましくは接液部に用
いられる材料として金属材料を一切使用しておらず、よ
り好ましくは汚水中に含まれる薬品等に対して耐食性を
有している。耐食性を有するハウジングとしては、例え
ば、ポリプロピレン製のハウジングが挙げられる。
【0036】第2の濾過器62は、主として、第1の濾
過器61において除去し得なかった汚水中の水分を除去
する機能を有する濾過器である。また、第2の濾過器6
2は、好ましくは、一般的に用いられている「エアーフ
ィルター」であり、濾過材として燒結金属(非鉄金属)
を用いている。
【0037】この焼結金属製の濾過材は、汚物等により
目詰まりした場合であっても、洗浄して再利用すること
ができるように構成された、いわゆる再利用タイプの濾
過材である。
【0038】このような第2の汚水侵入防止手段の構成
により、減圧ポンプ42により吸引される空気や霧状の
汚水等を、第1の濾過器61及び第2の濾過器62にお
いて二重に濾過することが可能になる。その結果、霧状
の汚水が減圧ポンプ42に侵入することを、より完全に
防止することが可能になる。
【0039】また、第1の濾過器61において薬品成分
等を除去することができるので、第2の濾過器62の焼
結金属製の濾過材が腐食すること等を防止することが可
能になる。
【0040】さらに、汚水が第2の濾過器62に到達す
る前に、第1の濾過器61において、汚水に含まれる汚
物及び薬品成分等を除去することが可能になる。その結
果、第2の濾過器62の濾過材の洗浄周期を、従来と比
較して長くさせることが可能になる。
【0041】なお、本発明で用いられる濾過材を構成す
る多孔質材は特に限定されず、例えば、焼結金属、メッ
シュ、ネット、発泡体、織布、不織布またはこれらを適
宜組み合わせたもの等、いかなるものでもよい。
【0042】また、第2の汚水侵入防止手段は、図5に
示すような2基の濾過器よりなるものとして記載した
が、濾過器の数、形状及び材質は、本実施形態に示すも
のに限定されない。
【0043】次に、図4及び図5に基づいて、洗浄槽2
に残溜する汚水を回収する際における湯灌車1の作用に
ついて説明する。
【0044】図4において、遺体9の洗浄が完了する
と、洗浄槽2には、遺体9の洗浄に用いられた温水(汚
水)が残溜する。この汚水には、遺体の洗浄に用いられ
た水分や薬品、洗剤の他、通常、遺体から流出した血液
や排泄物、抜け落ちた毛髪、治療に使われたバンソウコ
ウテープ、包帯などの繊維屑等が含まれている。
【0045】このような汚水を回収する際には、先ず、
減圧ポンプ42を用いて排水タンク41内の圧力を減少
させる。
【0046】排水タンク41内の圧力の減少に伴い、洗
浄槽2に残溜する汚水は、排水タンク41内に流入す
る。
【0047】排水タンク内に流入する汚水の水面が所定
の高さに達すると、排水タンク41に設けられた水面感
知器51が、汚水の水面を感知する。これにより、所定
の感知信号が、水面感知器51からポンプ停止装置52
へ送出される。
【0048】ポンプ停止装置52は、前記感知信号に基
づいて、減圧ポンプ42の駆動を停止させる。これによ
り、汚水の排水タンク41への流入が止まるので、汚水
が排水タンク41を超えて減圧ポンプ42に侵入するこ
とが防止される。
【0049】また、排水タンク41を減圧して汚水を該
排水タンク内に流入させる際に、汚水の一部が排水タン
ク内の空気中に拡散する。そのため、排水タンク41に
流入した汚水の一部は、霧状になって排水タンク内の空
気中に散乱する。この霧状の汚水(ミスト)には、水分
や薬品成分のみならず、毛髪、繊維屑等の汚物も含まれ
ている。従って、前記水面感知器51が汚水の水面を感
知して汚水の流入を停止させる前であっても、霧状の汚
水が、排水タンク内の空気とともに、減圧ポンプ42に
吸引される場合がある。
【0050】排水タンク41を通過した霧状の汚水は、
流路43を介して、先ず、第1の濾過器61に到達す
る。この第1の濾過器61において、主として、汚水に
含まれる汚物及び薬品成分等が除去される。
【0051】そして、第1の濾過器61において除去す
ることができなかった汚水中の水分等は、流路を介し
て、空気と共に第2の濾過器62に到達する。そして、
第2の濾過器62において、この水分等が除去される。
【0052】このような第2の汚水侵入防止手段の構成
により、減圧ポンプ42により吸入される空気や霧状の
汚水等を、第1の濾過器61及び第2の濾過器62にお
いて二重に濾過することが可能になる。その結果、霧状
の汚水が減圧ポンプ42に侵入することを、より完全に
防止することが可能になる。
【0053】また、第1の濾過器61において薬品成分
等を除去することができるので、第2の濾過器62の焼
結金属製の濾過材が腐食すること等を防止することが可
能になる。
【0054】さらに、汚水が第2の濾過器62に到達す
る前に、第1の濾過器61において、汚水に含まれる汚
物及び薬品成分等を除去することが可能になる。その結
果、第2の濾過器62の濾過材の洗浄周期を、従来と比
較して長くさせることが可能になる。
【0055】さらに、上述した第2の汚水侵入防止手段
の構成により、「液体用の濾過器」に適した用い方で第
1の濾過器61を使用することが可能となり、また「エ
アーフィルタ」に適した用い方で第2の濾過器62を使
用することが可能となる。
【0056】最後に、本発明における湯灌車の構成は、
湯灌サービスの提供を目的とする車両のみならず、例え
ば老人や障害者等への入浴サービスの提供を目的とする
車両にも用いることが可能である。
【0057】
【発明の効果】上述した湯灌用特殊車両の構成によれ
ば、減圧ポンプにより吸入される霧状の汚水等を、第1
の濾過器及び第2の濾過器において二重に濾過すること
が可能になる。その結果、霧状の汚水が減圧ポンプに侵
入することを、より完全に防止することが可能になる。
【0058】また、第2の汚水侵入防止手段の構成によ
れば、第1の濾過器において薬品成分等を除去すること
ができるので、第2の濾過器の焼結金属製の濾過材が腐
食すること等を防止することが可能になる。
【0059】さらに、汚水が第2の濾過器に到達する前
に、第1の濾過器において、汚水に含まれる汚物及び薬
品成分を除去することが可能になる。その結果、第2の
濾過器の濾過材の洗浄周期を、従来と比較して長くさせ
ることが可能になる。
【0060】さらに、第2の汚水侵入防止手段の構成に
よれば、「液体用の濾過器」に適した用い方で第1の濾
過器を使用することが可能となり、また「エアーフィル
タ」に適した用い方で第2の濾過器を使用することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】湯灌用特殊車両の側面図であって、一部を切り
欠いた状態を示している。
【図2】湯灌用特殊車両の上面図であって、一部を切り
欠いた状態を示している。
【図3】湯灌用特殊車両の背面図であって、後部ドアを
取り除いた状態を示している。
【図4】図1ないし図3の湯灌車1の内部構成及び作業
状態を示す模式図であり、現地において洗浄槽2に温水
を供給している状態と洗浄槽2から汚水を回収している
状態を示している。
【図5】第2の汚水侵入防止手段の拡大図である。
【符号の説明】
1 湯灌用特殊車両 2 洗浄槽 31 温水タンク 32 送出ポンプ 33 加温器 41 排水タンク 42 減圧ポンプ 43 流路 51 水面感知器 52 ポンプ停止装置 61 第1の濾過器 62 第2の濾過器 7 電源 8 ホースリール 9 遺体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遺体を洗浄するための洗浄槽を搭載して
    現地まで出向き、現地において搭載された前記洗浄槽を
    室内へ搬入し、車両に設けられた加温器を利用して得ら
    れた温水を用いて前記洗浄槽の中で遺体を洗浄し、遺体
    の洗浄が完了した際には、前記洗浄槽に残溜する汚水を
    回収して持ち帰る湯灌サービスの提供を行う業者に用い
    られる湯灌用特殊車両であって、 前記洗浄槽に残った汚水を貯留するための排水タンク
    と、 前記洗浄槽に残った汚水が前記排水タンク内に吸引され
    得るように前記排水タンク内の圧力を減少させる減圧ポ
    ンプと、 前記排水タンクに設けられ、該排水タンク内の汚水の水
    面を感知し得る水面感知手段と、前記水面感知手段より
    送出される感知信号に基づいて、前記減圧ポンプによる
    前記排水タンクの減圧を停止させるポンプ停止手段と、
    により構成される第1の汚水侵入防止手段と、 前記減圧ポンプと前記排水タンクとを連結する流路上に
    設けられ、吸引された汚水が前記排水タンクを通過して
    前記減圧ポンプに侵入することを防止するための第2の
    汚水侵入防止手段と、を有しており、 前記第2の汚水侵入防止手段は、 前記流路上に設けられた第1の濾過器と、 前記流路上の前記減圧ポンプと前記第1の濾過器との間
    に設けられた第2の濾過器とを備えていることを特徴と
    する湯灌用特殊車両。
  2. 【請求項2】 前記第1の濾過器は、主として、汚水に
    含まれる汚物及び薬品成分を除去する機能を有し、 前記第2の濾過器は、主として、前記第1の濾過器にお
    いて除去することができなかった汚水中の水分を除去す
    る機能を有することを特徴とする請求項1記載の湯灌用
    特殊車両。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013129424A (ja) * 2013-03-15 2013-07-04 Morita Holdings Corp 入浴車

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013129424A (ja) * 2013-03-15 2013-07-04 Morita Holdings Corp 入浴車

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