JP2000204168A - ポリオルガノシロキサン微粒子の製造方法および液晶表示装置 - Google Patents

ポリオルガノシロキサン微粒子の製造方法および液晶表示装置

Info

Publication number
JP2000204168A
JP2000204168A JP11318360A JP31836099A JP2000204168A JP 2000204168 A JP2000204168 A JP 2000204168A JP 11318360 A JP11318360 A JP 11318360A JP 31836099 A JP31836099 A JP 31836099A JP 2000204168 A JP2000204168 A JP 2000204168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
liquid crystal
fine particles
seed
polyorganosiloxane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11318360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3552966B2 (ja
Inventor
Takafumi Ishikubo
窪 隆 文 石
Kazuhiro Nakayama
山 和 洋 中
Tsuguo Koyanagi
柳 嗣 雄 小
Michio Komatsu
松 通 郎 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JGC Catalysts and Chemicals Ltd
Original Assignee
Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd filed Critical Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
Priority to JP31836099A priority Critical patent/JP3552966B2/ja
Publication of JP2000204168A publication Critical patent/JP2000204168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3552966B2 publication Critical patent/JP3552966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶セルの電極間の面内部および/またはシー
ル用スペーサとして用いたときに、液晶セルの電極間距
離、およびセルギャップ、すなわち液晶セルの電極間に
形成された液晶層の厚さを均一に保持することが可能な
ポリオルガノシロキサン微粒子を極めて効率的に製造す
る方法を提供する。 【解決手段】疎水性の表面を有するシード粒子と界面活
性剤とを含むシード粒子分散液に、下記式(1)で表され
る有機ケイ素化合物を添加し、アルカリの存在下に該有
機ケイ素化合物を加水分解してシード粒子を成長させる
ことを特徴とするポリオルガノシロキサン微粒子の製造
方法。 R1 nSi(OR24-n …(1) (式中、R1は、置換または非置換の炭化水素基から選ば
れる炭素数1〜10の有機基であり、R2は、水素原子ま
たはアルキル基、アルコキシアルキル基およびアシル基
から選ばれる炭素数1〜10の有機基であり、nは0〜3
の整数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ポリオルガノシロキサン
微粒子の製造方法、該製造方法によって得られるポリオ
ルガノシロキサン微粒子および該ポリオルガノシロキサ
ン微粒子をスペーサとして用いた液晶表示装置に関す
る。さらに詳しくは、本発明は、粒子径変動係数の小さ
いポリオルガノシロキサン粒子を短時間かつ高収率で製
造することができるポリオルガノシロキサン微粒子の製
造方法に関する。また、本発明は、このような方法によ
って得られるポリオルガノシロキサン微粒子を面内スペ
ーサ、シール用スペーサとして用いた液晶表示装置に関
する。
【0002】
【発明の技術的背景】液晶表示装置は、液晶表示装置用
液晶セルと、該セルに備えられた一対の電極間には面内
スペーサが介設され、かつ液晶物質が封入された液晶層
とから形成されている。ところで、この液晶層の厚さが
均一でないと、液晶セルに表示された画像に色むらや点
灯時のコントラストの低下を引き起こすことがある。ま
た、高速で表示画像を切り替える場合、あるいは視野角
の広い画像を表示する場合、液晶セル内部の液晶層の厚
さが均一であることが要求されている。このため、面内
スペーサには、大きさが均一であることが望まれてい
る。
【0003】また、液晶層の周縁部に位置するシール部
についても、厚さが均一でないと、電極間距離が均一で
なくなり、これに起因して同様の画像の色むらや点灯時
のコントラスト低下などの問題を引き起こすことがあ
る。このため、シール用スペーサとしても、大きさが均
一であるものが使用されている。このようなシール用ス
ペーサが使用されるシール部には、シール剤として有機
系樹脂が用いられるため、シール用スペーサは樹脂への
分散性がよいことが要求されている。
【0004】近年、特に、STNモードの大画面液晶表
示装置が使用されるようになっており、このような大画
面液晶表示装置では色むらのない大画面を表示するため
に、より一層、液晶セル内部の液晶層の厚さを均一にす
ることが要求されている。また、大画面であってもでき
るだけシール部の面積を小さく保ちながら電極間距離を
一定に保つことが要求されている。
【0005】このような面内スペーサおよびシール用ス
ペーサとしては、従来ポリスチレンなどの有機樹脂粒
子、シリカ微粒子あるいは有機樹脂被覆シリカ微粒子等
の球状で粒径のそろった微粒子が用いられていた。しか
しながら、ポリスチレンなどの有機樹脂粒子を液晶セル
の面内スペーサとして用いた場合、有機樹脂粒子は、柔
らかすぎるので液晶セル内部の液晶層の厚さを均一に保
持することが困難であるという問題点があった。具体的
には、液晶セルの内部の液晶層に不均一な圧力が負荷さ
れると、この圧力のばらつきに応じて面内スペーサが変
形し、内部の液晶層の厚さが不均一になってしまうこと
があった。さらにポリスチレンなどの有機樹脂粒子は、
シール用スペーサとして使用するには柔らかすぎて粒子
の変形が大きいため、電極間距離を所望の厚さにするこ
とが困難であるという問題もあった。
【0006】また、シリカ微粒子を液晶セルの面内スペ
ーサとして用いた場合、シリカ微粒子の粒度分布がシャ
ープでないと、シリカ微粒子の圧縮変形が小さいことに
起因して、液晶セル内部の液晶層の厚さが不均一になる
という問題点があった。さらに、シリカ粒子をスペーサ
として用いた液晶表示装置を低温に曝した場合、液晶セ
ル内部で液晶層の熱膨張係数とスペーサの熱膨張係数と
が異なるため、液晶セルの電極と液晶層との間に空隙が
生じる、所謂、低温気泡が発生するという問題点もあっ
た。
【0007】さらにまた、このシリカ微粒子は硬すぎる
ため、シール用スペーサとして用いた場合、電極を損傷
したり、時には電極が断線したりすることがあった。上
記のような問題点を解決するため、特開平6−2501
93号公報では、加水分解可能なシリコン化合物、たと
えばテトラエトキシシランなどを加水分解してシリカ微
粒子を調製したのち、このシリカ微粒子表面のシラノー
ル基を有機化合物でエステル化して得られたシリカ微粒
子を液晶セルの電極間スペーサとして用いることが提案
されている。
【0008】この方法で製造したシリカ微粒子は、適度
の硬さおよび機械的復元性を有しているものの液晶セル
の電極間スペーサとして必ずしも満足するものではなか
った。また、特開平7−140472号公報には、R'm
Si(OR2)4-m (式中のR'、R2は、それぞれ特定の
有機基を表し、mは0〜3の整数である。)で表される
有機ケイ素化合物を加水分解、縮重合して得られた粒子
を100〜1000℃の温度で熱処理することにより特
定の圧縮弾性率を有する液晶セル用スペーサ粒子が得ら
れることが開示されている。このスペーサ粒子の圧縮弾
性率は、上記熱処理工程で粒子内部に存在する有機基の
一部を熱分解した後の残存有機基量で制御されている。
しかしながら、このスペーサ粒子では、粒子径が異なる
と上記熱処理工程後に粒子内部に残存する有機基量が異
なることなどから、残存有機基量による圧縮弾性率の制
御は難しく、このため、粒子毎の圧縮変形量が同一とな
らず、したがって、粒子内部に残存する有機基量によっ
て液晶セル用スペーサ粒子の圧縮弾性率を所望の値に調
整することは難しいといった問題点があった。また、粒
子の外側と内側とで残存有機基量が異なることから粒子
全体にわたって圧縮弾性率は一様ではなく、さらに、上
記熱処理工程で熱分解された粒子内部の有機基部分にボ
イドが発生し、この結果、得られた液晶セル用スペーサ
粒子の圧縮強度が低下するといった問題点があった。
【0009】また、本発明者らは、特開平9−5938
4号公報において、特定の有機ケイ素化合物を用いて特
定の方法でポリオルガノシロキサン微粒子を製造したと
ころ、上記のような熱処理工程を経ないでもポリオルガ
ノシロキサン微粒子内部の有機基量が制御され、この結
果、高い弾性復元率を有し、かつ、粒径の揃った微粒子
が得られ、この微粒子は液晶セルの電極間スペーサとし
て好適であることを提案している。
【0010】ところで、スペーサとして好適な粒子、特
に粒子径変動係数の小さい粒子は、まず単分散核粒子を
調製し、この単分散核微粒子の粒子成長と分級とを繰り
返し行い、粒子成長させて調製される。この調製方法
で、スペーサ粒子を製造する場合、有機ケイ素化合物の
添加速度を遅くする必要があるため、特に約5μm以上
の大きな粒子を得る場合はきわめて長時間を要するとい
う問題があった。また好適な弾性特性を有する弾性粒子
を得るため、特定の有機ケイ素化合物を用いた場合には
微細なゲルが副生するため、収率が低く、きわめて大き
さのそろった微粒子を得ることは困難であった。
【0011】そこで本発明者らは、このような情況の
下、上記の問題点を解決すべく鋭意検討した結果、疎水
性のシード粒子と界面活性剤とを含むシード粒子分散液
を用いてシード粒子を成長させれば、上記の問題点をい
ずれも解消することを見いだし、本発明を完成するに至
った。
【0012】
【発明の目的】本発明は、シール用スペーサとして用い
た場合には、シール用樹脂に均一に分散し、電極と面接
触するために電極が歪むことも少なく従って電極を損傷
することが少なく、電極間距離を高精度に均一に保つこ
とができ、面内スペーサとして用いた場合は、保護膜と
面接触するために保護膜を損傷することもなく液晶セル
内部の液晶層の厚さを高精度に均一に維持することがで
き、低温気泡が発生する問題もなく、このため表示性能
に優れた液晶表示装置が得ることが可能なポリオルガノ
シロキサン微粒子および該ポリオルガノシロキサン微粒
子を極めて効率的に製造する方法、および該ポリオルガ
ノシロキサン微粒子を液晶セルの電極間にシール用スペ
ーサおよび面内スペーサとして介在させた液晶表示装置
を提供することを目的としている。
【0013】
【発明の概要】本発明に係るポリオルガノシロキサン微
粒子の製造方法は、疎水性の表面を有するシード粒子と
界面活性剤とを含むシード粒子分散液に、下記式(1)
で表される有機ケイ素化合物を添加し、アルカリの存在
下に該有機ケイ素化合物を加水分解してシード粒子を成
長させることを特徴としている。
【0014】 R1 nSi(OR24-n (1) (式中、R1は、置換または非置換の炭化水素基から選
ばれる炭素数1〜10の有機基であり、R2は、水素原
子またはアルキル基、アルコキシアルキル基およびアシ
ル基から選ばれる炭素数1〜10の有機基であり、nは
0〜3の整数である。)前記シード粒子は、親水性シー
ド粒子の表面を疎水化したものであってもよく、さらに
またシード粒子は、下記式(1)で表される有機ケイ素
化合物と水とを、上層としての有機ケイ素化合物層と下
層としての水層とが完全に混合しない程度に撹拝しなが
ら、水層に有機溶媒、アルカリおよび界面活性剤を添加
して、水層中で、界面活性剤の存在下に有機ケイ素化合
物を加水分解、縮重合して得られたシリカ系シード粒子
であってもよい。
【0015】 R1 nSi(OR24-n (2) (式中、R1は、置換または非置換の炭化水素基から選
ばれる炭素数1〜10の有機基であり、R2は、水素原
子またはアルキル基、アルコキシアルキル基およびアシ
ル基から選ばれる炭素数1〜10の有機基であり、nは
1〜3の整数である。)本発明に係るポリオルガノシロ
キサンの製造方法では、シード粒子を成長させた後、得
られたポリオルガノシロキサン微粒子分散液からポリオ
ルガノシロキサン微粒子を分離し、該ポリオルガノシロ
キサン微粒子を空気または不活性ガス雰囲気下、100
〜1200℃の温度範囲で乾燥および/または加熱処理
することが好ましい。
【0016】本発明に係るポリオルガノシロキサン微粒
子は、前記方法によって得られ、平均粒子径が1〜30
μmの範囲にあり、10%圧縮弾性率が200〜600
0Kgf/mm2の範囲にあり、CV値が10%以下であ
ることを特徴としている。本発明に係る液晶表示装置は
前記ポリオルガノシロキサン微粒子がスペーサとして用
いられた液晶セルを有することを特徴としている。
【0017】
【発明の具体的説明】ポリオルガノシロキサン微粒子の
製造方法 まず、本発明に係るポリオルガノシロキサン微粒子の製
造方法について具体的に説明する。 [シード粒子分散液の調製]まず、本発明では、シード
粒子と界面活性剤とを含むシード粒子分散液を調製す
る。
【0018】シード粒子としては、無機酸化物、有機無
機複合粒子、有機高分子化合物粒子などの粒子であれば
特に制限なく使用することができる。無機酸化物粒子と
してはシリカ、アルミナ、ジルコニア、チタニア、シリ
カ・アルミナ、シリカ・ジルコニア等の従来公知の酸化
物粒子、複合酸化物粒子が挙げられる。有機無機複合粒
子としては、金属アルコキシドおよび/または金属アル
キルアルコキシドを加水分解して得られる有機無機複合
粒子が挙げられる。さらに、有機高分子化合物粒子とし
ては、ジビニルベンゼン重合体、ジビニルベンゼン−ス
チレン共重合体、ジビニルベンゼン−アクリル酸エステ
ル共重合体等の樹脂粒子、フェノール樹脂粒子等が挙げ
られる。
【0019】本発明では、疎水性の表面を有するシード
粒子が使用される。このため、有機高分子化合物粒子の
ように疎水性の表面を有するものは、そのまま使用する
ことが可能であり、また酸化物粒子、複合酸化物粒子の
ように、表面に親水性のOH基を有する親水性シード粒
子は、シランカップリング剤、チタンカップリング剤等
の表面改質剤で処理して、表面に疎水性官能基が導入さ
れていることが好ましい。なお、シード粒子表面に水酸
基を有していないか、有していても不充分な場合はアル
カリ性溶液に接触させることによって水酸基を導入(こ
れをシード粒子の活性化工程ということもある)した
後、同様にシランカップリング剤等で処理して、表面に
疎水性官能基を付与してもよい。
【0020】このように疎水性を有するシード粒子は、
界面活性剤との親和性が高く、シード粒子表面の疎水性
官能基と界面活性剤の疎水性有機基との親和性によっ
て、シード粒子表面に界面活性剤とが会合した状態とな
り、これに有機ケイ素化合物の加水分解物(疎水性有機
基がケイ素原子に直接結合した加水分解物)が界面活性
剤層に取り込まれ、さらにシード粒子表面に析出するた
め、粒子成長を効率的に行うことができる。
【0021】シード粒子の平均粒子径は0.05〜1
0.0μmの範囲にあることが好ましく、特に0.5〜
7.0μmの範囲にあることが好ましい。このようなシ
ード粒子の粒子径変動係数は20%以下であることが好
ましい。20%を越えると最終的に得られるポリオルガ
ノシロキサン微粒子の粒子径変動係数が大きくなり、ス
ペーサとして用いた場合に電極間距離を一定にできない
等の問題がある。
【0022】また、シード粒子分散液調製時に使用され
る界面活性剤としてはイオン性界面活性剤、非イオン性
界面活性剤のいずれをも使用できる。このような界面活
性剤としては、水に可溶なものであれば特に制限なく使
用することが可能である。具体的には、アルキルアミン
塩、第4級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤、ア
ルキルベタイン、アミンオキサイドなどの両性界面活性
剤、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル、アルキルナフタ
レンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキ
ルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、アルキル隣酸
塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルアリル硫酸エステル、ナフタレン
スルホン酸ホルマリン縮合物などの陰イオン性界面活性
剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン
誘導体、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
トール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルアミン、アルキルアルカノールアミドなどの非
イオン性界面活性剤などが挙げられる。なお、使用され
る分散媒が、たとえば加水分解触媒として苛性ソーダ、
アンモニアなどが添加されてアルカリ性を呈するもので
あれば、アニオン性界面活性剤が好適に使用される。
【0023】この界面活性剤の添加量は、疎水性シード
粒子に対して0.4〜40重量%の範囲にあることが好
ましい。界面活性剤が上記範囲で含まれていると、シー
ド粒子を成長させるために添加される有機ケイ素化合物
の加水分解物が疎水性シード粒子表面に析出・縮重合し
て粒子成長に寄与する有機ケイ素化合物の割合(有機ケ
イ素化合物の利用率)が高くなり、新たな核発生が抑制
され、かつゲル状物が多く残存したりすることが少なく
なり、このため粒子の収率が向上し、粒子成長が均一と
なるため粒子径変動係数の低い粒子が得ることができ
る。
【0024】疎水性シード粒子を分散させる分散媒とし
ては、水および/または有機溶媒の混合溶媒が使用され
る。有機溶媒としては、水と相溶性の有機溶媒、たとえ
ば、アルコール類、グリコール類、グリコールエーテル
類、ケトン類などから選ばれる1種または2種以上が用
いられる。なお混合溶媒中の有機溶媒の濃度は30%以
下であることが好ましい。
【0025】なお、分散液中の疎水性シード粒子の濃度
は、粒子径にもよるが0.05〜10重量%の範囲にあ
ることが好ましい。0.05重量%未満では生産性が低
く、10重量%を超えると得られる粒子が凝集する傾向
にある。シード粒子の分散液は必要に応じて超音波を照
射し、粒子を単分散させてもよい。
【0026】界面活性剤は、予め分散媒に添加されてい
てもよく、また、シード粒子を分散媒に分散させたの
ち、分散液に添加されてもよい。また、シード粒子分散
液として、以下のようにして調製されたシリカ系シード
粒子分散液を使用することもできる。シリカ系シード粒子分散液の調製 本発明では、まず、下記式(1)で表される有機ケイ素
化合物(以後有機ケイ素化合物(A)という)と水とを、
上層としての有機ケイ素化合物層と下層としての水層と
が完全に混合しない程度に撹拌しながら、水層に有機溶
媒、アルカリおよび界面活性剤を添加して、水層中で、
界面活性剤の存在下に有機ケイ素化合物(A)を加水分
解、縮重合してシリカ系シード粒子の分散液を調製す
る。
【0027】 R1 nSi(OR24-n …(1) (式中、nは1〜3の整数である) 上記式中、R1は、置換または非置換の炭化水素基から
選ばれる炭素数1〜10の有機基を表す。このうち、非
置換炭化水素としては、アルキル基(鎖状アルキル基ま
たは環状アルキル基)、アルケニル基、アラルキル基、
アリール基等が挙げられ、置換炭化水素としては、炭化
水素の水素原子の一部または全部が非炭化水素基または
水素以外の原子で置換された基で、具体的にはクロロア
ルキル基、γ−メタクリロキシプロピル基、γ−グリシ
ドキシプロピル基、アミノプロピル基、3,4−エポキシ
シクロヘキシルエチル基、γ−メルカプトプロピル基、
トリフルオロプロピル基、フルオロカーボン基などが挙
げられる。
【0028】R2は、水素原子またはアルキル基、アル
コキシアルキル基およびアシル基から選ばれる炭素数1
〜10の有機基である。このような、有機ケイ素化合物
(A)として具体的に、メチルトリメトキシシラン、メチ
ルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシラ
ン、メチルトリス(メトキシエトキシ)シラン、エチル
トリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェ
ニルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、メチルトリアセトキシシラン、フェニルトリアセ
トキシシランなどの上記(1)中n=1の有機ケイ素化合
物、ジメトキシジメチルシラン、ジエトキシ-3-グリシ
ドキシプロピルメチルシラン、ジメトキシジフェニルシ
ラン、ジアセトキシジメチルシラン、ジフェニルシラン
ジオールなどの上記(1)中n=2の有機ケイ素化合物、
トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラ
ン、アセトキシトリメチルシラン、トリメチルシラノー
ルなどの上記式(1)中n=3の有機ケイ素化合物が挙げ
られる。なお、n=1の有機ケイ素化合物は、nが2あ
るいは3の有機ケイ素化合物に比べて、加水分解速度が
早い。
【0029】これらの有機ケイ素化合物(A)は単独で使
用することもできるが、2種以上を混合して使用するこ
ともできる。単独で式(1)で表される有機ケイ素化合
物(A)を使用する場合は、n=1の有機ケイ素化合物(A)
が好ましい。また、nが異なる2種以上の有機ケイ素化
合物(A)を混合して使用する場合は、使用する有機ケイ
素化合物(A)の50%以上が、n=1の有機ケイ素化合物
(A)であることが好ましい。n=1の有機ケイ素化合物
(A)が50%未満で使用した場合は得られるシード粒子
の収率が低下し、CV値が高くなる傾向になることがあ
る。
【0030】本発明の工程(a)で用いる水の量は、有
機ケイ素化合物(A)の加水分解に必要な量以上であれば
よい。具体的には、使用する有機ケイ素化合物(A)中の
OR2基量と等量のモル数以上であればよい。また、水
の量の上限は特に限定されるものではないが、特に有機
ケイ素化合物(A)中のOR2基量の50モル倍以下である
ことが好ましい。水の量がOR2基量の50モル倍を越
えると、水層中での加水分解物濃度が低すぎるため、所
望の粒径のものが得られないことがある。
【0031】なお、本発明で用いる式(1)で表される
有機ケイ素化合物(A)は疎水性であり、加水分解速度も
遅いために、水と混合せず、上下2層を形成する。通
常、有機ケイ素化合物(A)は、水よりも比重が軽いため
に、下層が水層で、上層が有機ケイ素化合物(A)層とな
る。この状態で2層が完全に混合しない程度に撹拌しな
がら水層に、有機溶媒、アルカリおよび界面活性剤を添
加する。さらに必要に応じて水を添加してもよい。
【0032】撹拌は、上層の有機ケイ素化合物(A)の水
と有機溶媒との混合溶媒への溶解速度および反応性によ
っても異なるが、有機ケイ素化合物(A)層と水層とが完
全に混合、あるいは懸濁しない状態で撹拌することが望
ましく、特に有機ケイ素化合物(A)層と、水層とが2層
分離し、水層に添加する有機溶媒、アルカリ、界面活性
剤が速やかに均一に混合できる程度であることが望まし
い。
【0033】有機溶媒の添加により、水は有機溶媒との
混合溶媒になり、有機ケイ素化合物(A)はこの混合溶媒
中に溶解する。混合溶媒中に溶解した有機ケイ素化合物
(A)は、添加されたアルカリによって加水分解、縮重合
されて、シリカ系シード粒子が得られる。このシリカ系
シード粒子は有機ケイ素化合物(A)に由来する炭化水素
1を有しているので疎水性を示す。
【0034】有機溶媒としては、水と相溶性のあり、か
つ有機ケイ素化合物(A)を溶解可能な有機溶媒であれば
特に制限されるものではなく、たとえば、アルコール
類、グリコール類、グリコールエーテル類、ケトン類な
どから選ばれる1種または2種以上が用いられる。この
ような水と添加する有機溶媒との合計量は、最終的に得
られるシリカ系シード粒子分散液中のシード粒子濃度
が、SiO2換算で約0.05〜10重量%となる量であ
ることが好ましい。
【0035】また、添加されるアルカリとしては、アル
カリ金属水溶液、4級アンモニウム塩水溶液、アミン
類、アンモニア水溶液、アンモニアガス等が挙げられ
る。このうち、特にアンモニア水溶液およびアンモニア
ガスは、乾燥、加熱処理によって容易に脱離し、しかも
得られるポリオルガノシロキサン微粒子中に残存しない
ため好ましく使用される。なお、このようなアルカリ
は、有機ケイ素化合物(A)の加水分解触媒として、機能
する。
【0036】このようなアルカリの添加量としては特に
制限されるものではないが、水と有機溶媒の混合溶媒を
アルカリ性に維持できる程度、すなわち混合溶媒のpH
が7〜13、好ましくは8〜12の範囲に維持できるよ
うに添加されることが好ましい。このような範囲のpH
を維持しながら、アルカリを添加すると、有機ケイ素化
合物(A)の反応速度が速くなり、しかも単分散なシード
粒子が得られる。
【0037】本発明では、このような有機溶媒およびア
ルカリとともに、界面活性剤が添加される。界面活性剤
としては、前記したものと同様のものが例示される。界
面活性剤の添加量は、有機ケイ素化合物(A)の0.1〜
5重量%の範囲にあることが好ましい。
【0038】この方法では、シード粒子調製時に、界面
活性剤を添加することによって、ゲル状物が残存するこ
となく、粒子径変動率の小さいシード粒子を高収率で得
ることができる。この理由は明らかではないが、有機ケ
イ素化合物(A)の加水分解物・縮重合物の末端または縮
重合物が凝集して生成したゲル状微細粒子の表面には、
直接ケイ素原子に結合した疎水性有機基が存在し、この
有機基と界面活性剤の疎水性有機基との親和性により、
疎水性有機基と界面活性剤とが会合したほぼ一定の大き
さを有するミセルのような粒子(ミセル様粒子)を形成
し、このミセル様粒子が集合・結合して均一な粒子径の
シード粒子を形成するものと考えられる。このため、界
面活性剤の量が、0.1重量%未満の場合は、界面活性
剤が少ないために上記したほぼ一定の大ささを有するミ
セル様粒子を形成せず、5重量%を超えた場合は界面活
性剤が多すぎるためにミセル様粒子が集合して均一な粒
子径のシード粒子を形成することができず、ミセル様粒
子の状態を維持しているものと考えられる。
【0039】これらの有機溶媒、界面活性剤およびアル
カリは、個別に水層に添加してもよしく、また、予め有
機溶媒、および界面活性剤を混合して添加してもよい。
また、これらの添加は、全量を一括して添加してもよ
く、また、数回に分けて断続的に添加してもよく、さら
には、連続的に添加してもよい。特に、これらの添加速
度が、有機ケイ素化合物(A)が加水分解して消失する速
度と同程度となるように添加することが望ましい。
【0040】以上のようなシード粒子調製工程では、加
水分解、縮重合反応は、約−5〜20℃の温度範囲で行
うことが好ましい。また、得られるシード粒子の平均粒
子径は0.05〜10.0μmの範囲にあることが好ま
しく、特に0.5〜7.0μmの範囲にあることが好ま
しい。こうして得られたシリカ系シード粒子分散液は、
必要に応じて、シード粒子濃度、界面活性剤濃度を調整
してもよい。
【0041】[シード粒子成長工程]ついで、上記のよ
うなシード粒子分散液に、下記式(2)で示される有機
ケイ素化合物の1種または2種以上の混合物(以後、有
機ケイ素化合物(B)という)を、必要に応じて有機溶媒
に溶解して添加し、さらに加水分解触媒としてアルカリ
を添加して有機ケイ素化合物を加水分解させ、加水分解
物をシード粒子表面に析出・縮重合させてシード粒子を
成長させる。
【0042】 R1 nSi(OR24-n (2) 式中、R1は、置換または非置換の炭化水素基から選ば
れる炭素数1〜10の有機基であり、R2は、水素原子
またはアルキル基、アルコキシアルキル基およびアシル
基から選ばれる炭素数1〜10の有機基であり、nは0
〜3の整数である。
【0043】式(2)中のnが0である有機ケイ素化合
物としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシ
ラン、テトラプロポキシシラン、テトラメチルメトキシ
シラン、テトラエチルエトキシシラン、テトラアセトキ
シシランなどが挙げられる。また、nが1〜3の化合物
としては、前記例示したものと同様のものが挙げられ
る。
【0044】なお、シード粒子分散液として、前記した
有機ケイ素化合物(A)を用いて調製したシリカ系シード
粒子分散液を使用する場合、有機ケイ素化合物(B)は、
シリカ系シード粒子分散液調製時に使用した有機ケイ素
化合物(A)と同じものであっても、異なるものであって
もよい。これらの有機ケイ素化合物(B)は単独で使用す
ることもできるが、2種以上を混合して使用することも
できる。単独で使用する場合は上記式(2)でnが1の
ものが好ましく、nの値の異なる有機ケイ素化合物(B)
を2種以上を混合して使用する場合は有機ケイ素化合物
(B)の50%以上がnが1の有機ケイ素化合物(B)である
ことが好ましい。nが1の有機ケイ素化合物(B)は、n
が2あるいは3の有機ケイ素化合物(B)より加水分解速
度が早い点で好ましく、nが1の有機ケイ素化合物(B)
が50%未満の場合は収率が低下する傾向があるので好
ましくない。
【0045】有機ケイ素化合物(B)の添加量は、所望の
粒子径のポリオルガノシロキサン微粒子を得るに必要な
量を添加すればよい。この時の有機ケイ素化合物(B)の
添加速度は、シード粒子分散液中のシード粒子の濃度、
粒子径あるいは有機ケイ素化合物(B)の種類などによっ
て、適宜選択されるが、平均粒子成長速度が、0.01
〜5μm/時間となるように有機ケイ素化合物(B)を添
加することが好ましい。平均粒子成長速度が5μm/時
間を越える場合、有機ケイ素化合物(B)の添加速度が速
すぎて微細な粒子が副生したり、粒子が均一に成長しな
いことがあり、平均粒子成長速度が0.01μm/時間
未満の場合、さらに粒子径の均一性が向上することもな
い。
【0046】加水分解用触媒として添加されるアルカリ
としては、アルカリ金属水酸化物水溶液、アミン水溶
液、アンモニア水溶液、アンモニアガス等が挙げられる
が、アンモニア水溶液、アンモニアガスは加熱処理後、
微粒子中にアンモニアが残存しにくく、しかも安価であ
るので好ましい。アルカリの添加量は、用いる有機ケイ
素化合物(B)の種類および量によって異なるが、分散液
のpHが好ましくは7〜13、さらに好ましくは8〜1
2の範囲となるように連続的にあるいは断続的に添加す
ることが望ましい。
【0047】また、必要に応じて水および/または前記
したような有機溶媒を添加することができる。有機ケイ
素化合物加水分解、加水分解時の温度と同温または高温
に維持してポリオルガノシロキサン微粒子を熟成しても
よい。この熟成工程によって、得られる微粒子の粒子径
がさらに均一となる。熟成時の温度および時間は、約2
0〜95℃、好ましくは50〜90℃の温度で約0.5
〜24時間維持することが望ましい。熟成温度が約20
℃未満では、用いる有機ケイ素化合物によっては加水分
解速度が遅く、加水分解物が充分析出しないために、溶
解したまま残留するシリカ成分が多くなり、また単分散
した粒子が得にくく、95℃以上では粒子同士の凝集が
起こり、さらには融着した粒子が生成することがある。
【0048】このような方法で製造すると、シード粒子
成長時に使用される式(2)で表される有機ケイ素化合
物の使用効率を高くすることができ、このため所望の粒
子径、粒子径変動係数、および弾性特性を有するポリオ
ルガノシロキサン微粒子を効率よく製造することができ
る。 [分離・乾燥・加熱処理工程]上記工程で得られたポリ
オルガノシロキサン微粒子分散液からポリオルガノシロ
キサン微粒子を分離する。
【0049】ポリオルガノシロキサン微粒子の分離方法
としては、濾過、遠心分離など従来公知の方法が採用で
きる。分離したポリオルガノシロキサン微粒子は有機溶
媒で洗浄してもよい。分離されたポリオルガノシロキサ
ン微粒子は、使用される用途(面内スペーサ、シール用
スペーサ)に応じて、空気または不活性ガス雰囲気下、
100〜1200℃の温度範囲で乾燥および/または加
熱処理される。なお、加熱温度が100℃未満では、ポ
リオルガノシロキサン微粒子の硬さおよび圧縮弾性率な
どが不充分であり、1200℃を超える温度で加熱処理
してもさらにポリオルガノシロキサン微粒子の硬さおよ
び圧縮弾性率が高くなることはない。
【0050】たとえば加熱処理を、空気中、600℃以
上の温度で行うと、シール用スペーサとして好適なポリ
オルガノシロキサン微粒子が得られる。また、約100
〜600℃の温度で加熱処理すると、面内スペーサとし
て好適なポリオルガノシロキサン微粒子が得られる。さ
らにまた、不活性ガス雰囲気下、400〜600℃以上
の温度でポリオルガノシロキサン微粒子の加熱処理を行
うと、黒色のポリオルガノシロキサン微粒子が得られ、
この粒子を面内スペーサとして用いた液晶表示装置はコ
ントラストが向上するなど表示性能に優れている。
【0051】以上のような本発明に係るポリオルガノシ
ロキサン微粒子の製造方法によれば、疎水性のシード粒
子に界面活性剤の存在下で有機ケイ素化合物を添加して
粒子成長させるので、微細なゲルの副生もなく、短時間
で均一な粒子径を有する大きな粒子を得ることができる
とともに、高収率で、目的とするポリオルガノシロキサ
ン微粒子を、再現性よく得ることができる。
【0052】ポリオルガノシロキサン微粒子 次に、本発明に係るポリオルガノシロキサン微粒子につ
いて具体的に説明する。本発明に係るポリオルガノシロ
キサン微粒子は、上記した方法によって得られたもので
あり、平均粒子径が1〜30μm、好ましくは2〜20
μmの範囲にある。
【0053】ポリオルガノシロキサン微粒子の平均粒子
径は、液晶表示装置の種類および必要とする液晶層の厚
さによって、弾性特性を考慮して設定することができる
が、上記範囲をはずれるものは、通常スペーサとして用
いられない。また、ポリオルガノシロキサン微粒子は、
粒子径の変動係数CV値が、10%以下、好ましくは
0.5〜10%、さらに好ましくは0.5〜3%の範囲
にある。粒子径の変動係数が10%を超えて高いと、電
極間の厚さを均一に保持することができず画像ムラ等を
起こしたり電極を損傷することがある。
【0054】なお、本発明に係るポリオルガノシロキサ
ン微粒子および前記シード粒子の平均粒子径および変動
係数は、走査型電子顕微鏡(日本電子(株)製:JSM−5
300型)を用いて粒子を撮影し、この画像の250個の
粒子について画像解析装置(旭化成(株)製:IP−100
0)を用いて測定される。粒子径の変動係数CV値は、
250個の粒子の個々の粒子径、平均粒子径および粒子
径の標準偏差を求め、下記式から計算によって得られ
る。
【0055】CV=(粒子径標準偏差(σ)/平均粒径
(Dn))×100
【0056】
【数1】
【0057】また、本発明に係るポリオルガノシロキサ
ン微粒子の10%圧縮弾性率は200〜6000Kgf/
mm2の範囲にある。本発明に係るポリオルガノシロキサ
ン微粒子を、液晶表示装置の面内スペーサとして用いる
場合は、10%圧縮弾性率が200〜1000Kgf/mm
2の範囲にあるものが使用される。
【0058】面内スペーサとしてポリオルガノシロキサ
ン微粒子を使用する場合、10%圧縮弾性率が200K
gf/mm2未満では粒子が柔らかいために、スペーサの変
形が大きく、液晶セル内部の液晶層の厚さを均一に保持
できないことがある。また個々のスペーサにかかる圧力
を減らして変形を抑制しようとすると、ポリオルガノシ
ロキサン微粒子の散布個数を増加させなければならず、
これに伴う液晶表示装置の品質および経済性の低下など
の問題が生じることがある。なお10%圧縮弾性率が1
000Kgf/mm2を超えて高い場合は、前記したような
低温気泡発生の問題がある。
【0059】また、本発明に係るポリオルガノシロキサ
ン微粒子をシール部用スペーサとして用いる場合、10
%圧縮弾性率が約1000〜6000Kgf/mm2の範囲
にあるものが使用される。10%圧縮弾性率が約100
0Kgf/mm2未満では、個々のスペーサにかかる圧力を
減らして変形を抑制するために散布個数が増加し、電極
間距離が変動しやすくなり、画像ムラを起こすことがあ
る。また10%圧縮弾性率が6000Kgf/mm2を超え
て高い場合、電極基板、電極基板上の接着層、コート層
などを損傷することがある。
【0060】なお、このような10%圧縮弾性率の評価
方法は下記の通りである。10%圧縮弾性率は、測定器
として微小圧縮試験機(島津製作所製 MCTM−200)を
用い、試料として粒径がDである1個の微粒子を用い
て、試料に一定の負荷速度で荷重を負荷し、圧縮変位が
粒子径の10%となるまで粒子を変形させ、10%変位
時の荷重と圧縮変位(mm)を求める。粒径および求めた
圧縮荷重、圧縮変位を次式に代入して計算することによ
り求められる。
【0061】 E=(3/21/2)・F・(1−K2)・S-3/2・D-1/2 ここで、 E:圧縮弾性率(Kgf/mm2) F:圧縮荷重(Kg) K:粒子のポアソン比(定数、0.38) S:圧縮変位(mm) D:粒子径(mm)である。
【0062】本明細書では、10個の粒子について、個
々に10%圧縮弾性率を評価し、これらの平均値を、粒
子の10%圧縮弾性率とした。液晶表示装置 次に、本発明に係る液晶表示装置について具体的に説明
する。本発明に係る液晶表示装置は、一対の電極を備え
た液晶セルを有し、前記電極間に上記ポリオルガノシロ
キサン微粒子がスペーサ(電極間スペーサ)として使用
されている。
【0063】上記液晶表示装置は、本発明に係るポリオ
ルガノシロキサン微粒子をスペーサとして使用して液晶
セルの電極間距離が一定に保持されていることを除い
て、公知の液晶表示装置と同様に構成されている。本発
明に係る液晶表示装置では、ポリオルガノシロキサン微
粒子が、液晶セルの電極面全面にわたって介在していて
もよく(面内スペーサ)、電極間周縁部(シール部)の
接着剤層中に介在していてもよい(シール用スペー
サ)。
【0064】本発明に係るポリオルガノシロキサン微粒
子を液晶セルの面内スペーサとして用いる場合、ポリオ
ルガノシロキサン微粒子は、10%圧縮弾性率が200
〜約1000Kgf/mm2、好ましくは200〜7000Kg
f/mm2の範囲の範囲にあるものが好適に使用される。1
0%圧縮弾性率が前記の範囲にあれば、散布個数が少な
くてすむとともに、電極面あるいは保護膜などの損傷や
低温気泡を低減できる。
【0065】また、ポリオルガノシロキサン微粒子をシ
ール用スペーサとして用いる場合、ポリオルガノシロキ
サン微粒子は、10%圧縮弾性率が約1000〜600
0Kgf/mm2の範囲にあるものが好適に使用される。10
%圧縮弾性率が約1000Kgf/mm2未満では、散布個数
を多くする必要があり、また電極間距離が変動し易くな
り、特に、電極間距離を一定に保つことができない場合
は画像ムラを起こすことがある。10%圧縮弾性率が6
000Kgf/mm2を超えて高い場合、電極基板、電極基板
上の接着層あるいはコート層を損傷することがある。
【0066】使用されるポリオルガノシロキサン微粒子
の粒径およびCV値は、必要とされる電極間距離、セル
ギャップの大きさ、均一性などに応じて適宜選択され
る。特に、ポリオルガノシロキサン微粒子のCV値は、
10%以下、好ましくは5%以下の範囲であることが望
ましい。ポリオルガノシロキサン微粒子を液晶セルの電
極間の面内スペーサとして用いる場合、液晶セルは以下
のようにして製造される。
【0067】まずポリオルガノシロキサン微粒子を一方
の電極面(電極面上に保護膜が形成されている場合には
保護膜の表面)に湿式法または乾式法など公知の方法で
散布する。この時の散布方法は特に限定されないが、ノ
ズル等を用いて噴霧する方法が一般的であり、かつ均一
にポリオルガノシロキサン微粒子を散布できるので望ま
しい。なお、ポリオルガノシロキサン微粒子の散布密度
が不均一であると、液晶セル内部液晶層の厚さが不均一
化し、これによって画像表示ムラ、低温気泡の問題が生
じることがある。
【0068】次に、電極面(または保護膜の表面)に散
布されたポリオルガノシロキサン微粒子上に他方の電極
面(または保護膜の表面)を載置して、重ね合わせ、セ
ルギャップを形成する。その後、形成されたセルギャッ
プ中に液晶材料を充填し、両電極面の周縁部をシール用
樹脂で貼り合わせ、密閉することによって、本発明に係
る液晶表示装置で用いられる液晶セルが得られる。この
場合、シール用樹脂中に本発明に係るポリオルガノシロ
キサン微粒子が混合されていることが望ましい。
【0069】また、このような液晶セルは、本発明に係
るポリオルガノシロキサン微粒子が混合されているシー
ル用樹脂を一方の電極面(または保護膜の表面)の周縁
部に液晶材料の注入口を除いて塗布し、ついで他方の電
極面(または保護膜の表面)を載置して重ね合わせ、液
晶材料の注入口から液晶材料を注入した後、この液晶材
料の注入口をシール用樹脂で密閉する方法でも得ること
ができる。
【0070】このような本発明に係る液晶表示装置は、
特定のポリオルガノシロキサン微粒子をスペーサとして
使用しているので、液晶セルの電極間距離が一定に保持
され、散布個数が少なくてすむとともに、電極面あるい
は保護膜などの損傷や低温気泡を低減できるとともに、
画像ムラを起こすことがない。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、所望の弾性特性を有
し、かつ、粒径の揃ったポリオルガノシロキサン微粒子
を極めて効率的に製造する方法が提供される。すなわち
本発明では、疎水性のシード粒子に界面活性剤の存在下
で有機ケイ素化合物を添加して粒子成長させることによ
り、微細なゲルの副生もなく、短時間で均一な粒子径を
有する大きな粒子を得ることができる。また、このよう
な製造方法によれば、微細なゲルが副生せず、高収率
で、目的とするポリオルガノシロキサン微粒子を、再現
性よく得ることができる。
【0072】また、得られたポリオルガノシロキサン微
粒子は粒度分布がシャープで、10%圧縮弾性率が20
0〜6000Kgf/mm2の範囲にあるため、電極間の面内
部および/またはシール用スペーサとして好適である。
本発明に係るポリオルガノシロキサン微粒子を液晶セル
の電極間の面内部および/またはシール用スペーサとし
て用いると、該微粒子の粒度分布がシャープであるの
で、液晶セルの電極間距離、およびセルギャップ、すな
わち液晶セルの電極間に形成された液晶層の厚さを均一
に保持することができ、また、好適な圧縮弾性率のポリ
オルガノシロキサン微粒子を選択することにより、散布
個数が少なくてすみ、液晶セル内部に発生する低温気泡
が防止され、さらに黒色のポリオルガノシロキサン微粒
子を選択することにより、画像むらなどがなくコントラ
ストの向上した高性能の液晶表示装置が提供できる。
【0073】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0074】
【実施例1】シード粒子分散液の調製 内容積20Lの容器に純水13,162gを入れ、撹拌
しながら0±1℃に液温を調節した。さらに、予め温度
5℃に調整したメチルトリメトキシシラン(メチルトリ
メトキシシラン)1,500gを静かに加え、メチルト
リメトキシシランと純水が上下2層に分離した状態とし
た。その後、上層のメチルトリメトキシシランの温度が
1±1℃になるまで撹拌しながら冷却した。
【0075】別途、純水279.2gにブチルアルコー
ル6.98gと濃度28%のアンモニア水2.70gを
加え、これにアニオン系界面活性剤(オクチルナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム)15.0gを加え、温度を5
±1℃に調整した界面活性剤混合溶液を調製した。得ら
れた界面活性剤混合溶液を、上下2層に分離した下層
(水層)に、上層と下層とが完全に混合しない程度に撹
拌しながら、60分かけて添加した。
【0076】引き続き2時間撹拌を行い、疎水性シード
粒子(S−1)の分散液を調製した。この疎水性シード
粒子分散液を一部採取し、疎水性シード粒子を分離し、
洗浄し、ついで110℃で2時間乾燥して疎水性シード
粒子の粉末を得た。得られた疎水性シード粒子の走査型
電子顕微鏡写真観察を行い、シード粒子の粒径分布およ
び粒径変動係数CV値を評価した。結果を表に示した。
【0077】シード粒子の成長 上記のようにして調製した疎水性シード粒子の分散液1
4,965.5gを、液温を0±1℃に維持しながら、
メチルトリメトキシシラン6,008gと、5±3℃に
温度調整した純水23,527.7g、ブチルアルコー
ル588.6g、濃度28%のアンモニア水4.8gの
混合液をそれぞれ24時間で添加して、疎水性シード粒
子を成長させてポリオルガノシロキサン微粒子分散液
(PS−1)を調製した。
【0078】ポリオルガノシロキサン微粒子の加熱処理 分散液からポリオルガノシロキサン微粒子を分離し、洗
浄し、ついで110℃で2時間乾燥した。ついで、10
%のアンモニアガスを含む窒素ガス雰囲気下、440℃
で3時間加熱処理してポリオルガノシロキサン微粒子
(P−1)を得た。得られたポリオルガノシロキサン微
粒子について、粒径分布、粒径変動係数CV値および1
0%圧縮弾性率を求めた。
【0079】結果を表1に示す。また、メチルトリメト
キシシランの使用量から計算される粒子の理論生成量
と、実際に得られた粒子の重量とから求めた粒子の収率
は95.2%であった。なお、メチルトリメトキシシラ
ンの使用量から計算される粒子の理論生成量とは、使用
したR1 nSi(OR2)4-nが加水分解によりポリオルガノ
シロキサン(R1 nSiO(4-n)/2)となったとして算出さ
れる重量であり、収率は、下記式に示されるように実際
に得られた粒子を440℃で3時間加熱処理した後の重
量(g)をR1 nSi(OR2)4-nが加水分解によりポリオ
ルガノシロキサン(R1 nSiO(4-n )/2)となったとして
算出される重量で除したものである。
【0080】
【数2】
【0081】
【実施例2】実施例1で得られたポリオルガノシロキサ
ン微粒子(P−1)を、空気中、1000℃で1時間加
熱処理してポリオルガノシロキサン微粒子(P−2)を
得た。得られたポリオルガノシロキサン微粒子(P−
2)について粒径分布、粒径変動係数CV値および10
%圧縮弾性率を求めた。
【0082】結果を表1に示す。
【0083】
【実施例3】疎水性シード粒子の調製 シリカ粒子(触媒化成工業(株)製:SW 平均粒子径
5.0μm 粒子径変動係数1.0%、10%K値480
0kgf/mm2)100gを用いこれを2000gの純水に分散
させ、濃度1重量%のNaOH水溶液にて分散液のpHを
10に調整した。その後、この分散液を80℃に昇温し
60分間加熱撹拌を行い、ついで30℃まで冷却してイ
オン交換樹脂100gを加え、分散液を撹拌しながらア
ルカリを充分除去し、シリカ粒子を分離して洗浄し、つ
いで110℃で乾燥して活性化したシード粒子(C3
を得た。
【0084】活性化したシード粒子(C3)50gをメチ
ルアルコール333gに分散させ超音波を照射してシー
ド粒子(C3)を単分散させ、分散液を撹拌しながら、
これにヘキサメチルジシラザン25gとメチルアルコー
ル25gの混合溶液を添加して12時間撹拌した後、分
離しアルコールにて洗浄し、ついで80℃で2時間乾燥
して疎水性シード粒子(S−3)を得た。
【0085】シード粒子の成長 疎水性シード粒子(S−3)10gを濃度5重量%のn-ブ
タノール水溶液526gに分散させ、この分散液に界面
活性剤としてオクチルナフタレンスルフォン酸ナトリウ
ム1.2gを加え、超音波を照射した。ついでメチルトリ
メトキシシラン60gを添加して、下層が疎水性シード
粒子(S−3)の分散液層であり、上層がメチルトリメ
トキシシランの層である、2層に分離した分散液を調製
した。ついで濃度0.28重量%のNH3水溶液12.0g
を疎水性シード粒子(S−3)の分散液層に、上層と下層
が完全に混合しない程度に撹拌しながら2時間かけて添
加した。NH3水溶液の添加後メチルトリメトキシシラ
ンの上層がなくなるまでさらに約2時間撹拌を行いなが
らメチルトリメトキシシランの加水分解を行い、ポリオ
ルガノシロキサン微粒子分散液(PS−3)を調製し
た。
【0086】ポリオルガノシロキサン微粒子の加熱処理 反応終了後、反応により生成した微少のゲルを除去した
後、80℃で12時間静置した。得られた粒子を取り出
しエタノールにて洗浄し、ついで80℃で2時間乾燥し
た後、300℃で3時間空気中で加熱処理をしてポリオ
ルガノシロキサン微粒子(P−3)を得た。得られたポ
リオルガノシロキサン微粒子について、粒径分布、粒径
変動係数CV値および10%圧縮弾性率を求めた。
【0087】結果を表1に示す。また、添加したメチル
トリメトキシシランは、94.5%が粒子成長に使用さ
れていた。なおこの使用率は、下式に示されるように、
実際に得られた粒子からシード粒子の重量を引いた重量
を、R1 nSi(OR2)4-nが加水分解によりポリオルガノ
シロキサン(R1 nSiO(4-n)/2)となったとして算出さ
れる重量で除したものである。
【0088】
【数3】
【0089】
【実施例4】シード粒子の成長 シード粒子として平均粒子径が5.5μmのプラスチッ
ク粒子(スチレンの架橋系重合体)を使用した以外は実施
例3と同様に疎水化処理を行った後疎水性シード粒子の
成長を行い、ポリオルガノシロキサン微粒子分散液(P
S−4)を調製した。
【0090】ポリオルガノシロキサン微粒子の加熱処理 反応終了後、微小のゲルを除去した後、80℃で12時
間静置した。得られた粒子を取り出しエタノールにて洗
浄し、ついで80℃で2時間乾燥した後、300℃で3
時間空気中で加熱処理をしてポリオルガノシロキサン微
粒子(P−4)を得た。得られたポリオルガノシロキサ
ン微粒子について、粒径分布、粒径変動係数CV値およ
び10%圧縮弾性率を求めた。
【0091】結果を表1に示す。なお、添加したメチル
トリメトキシシランは、94.0%が粒子成長に使用さ
れていた。
【0092】
【実施例5】疎水性シード粒子の調製 内容積10Lの容器に純水6,581gを入れ、撹拌しな
がらメチルトリメトキシシラン750gを静かに加え、
メチルトリメトキシシランと純水が上下2層に分離した
状態とした。ついで、上層のメチルトリメトキシシラン
を撹拌しながら冷却した。別途、純水139.6gにブチ
ルアルコール3.49gと濃度28重量%のアンモニア水
1.35gを加えこれにアニオン性界面活性剤(オクチル
ナフタレンスルホン酸ナトリウム)7.5gを加えた。
この界面活性剤混合溶液を、上下2層に分離した下層
(水層)に上層と下層とが完全には混合しない程度に撹拌
しながら60分かけて添加し、引き続き2時間撹拌を行
い、疎水性シード粒子(S−5)の分散液を調製した。
このシード粒子(S−5)の分散液の一部採取し、シー
ド粒子を分離し、洗浄乾燥し、ついで300℃で2時間
焼成してシード粒子粉末を得た。得られたシード粒子に
ついて平均粒子径および粒子径変動係数(CV値)を測
定した。
【0093】結果を表1に示す。シード粒子の成長 ついで、上記シード粒子(S−5)の分散液1,496.
6gにメチルトリメトキシシラン600.8gと純水2,
352.8g、ブチルアルコール58.9g、濃度28重
量%のアンモニア水0.48gの混合液をそれぞれ6時
間かけて添加し、ポリオルガノシロキサン微粒子分散液
(PS−5)を調製した。
【0094】ポリオルガノシロキサン微粒子の加熱処理 この分散液からポリオルガノシロキサン微粒子を分離
し、洗浄し、ついで110℃で2時間乾燥し、ついで3
00℃で3時間加熱処理してポリオルガノシロキサン微
粒子(P−5)を得た。得られたポリオルガノシロキサ
ン微粒子について10%圧縮弾性率、平均粒子径および
粒子径変動係数(CV値)を測定した。
【0095】結果を表1に示す。なお、添加したメチル
トリメトキシシランは、94.8%が粒子成長に使用さ
れていた。
【0096】
【比較例1】シード粒子の調製 界面活性剤を使用しなかった以外は実施例1と同様にし
てシード粒子の分散液を調製した。シード粒子分散液か
ら一部採取し、シード粒子を分離し、洗浄し、ついで1
10℃で2時間乾燥してシード粒子の粉末を得、粒径分
布および粒径変動係数CV値を求めた。
【0097】その結果、平均粒径は5.0μmであり、
CV値は10.4%であり、粒子の中に一部粗大粒子お
よび微細粒子が認められた。シード粒子の成長 得られたシード粒子分散液14,965.5gを用い
て、実施例1と同様にして粒子成長を行って、ポリオル
ガノシロキサン微粒子分散液を調製した。
【0098】分散液からポリオルガノシロキサン微粒子
を分離し、洗浄し、ついで110℃で2時間乾燥してポ
リオルガノシロキサン微微粒子の粉末を得た。ポリオルガノシロキサン微粒子の加熱処理 得られたポリオルガノシロキサン微粒子について、10
%のアンモニアガスを含む窒素ガス雰囲気下、440℃
で3時間加熱処してポリオルガノシロキサン微粒子(P-
6)を得た。
【0099】得られた粒子について、同様に粒径分布、
粒径変動係数CV値および10%圧縮弾性率を測定し
た。結果を表1に示す。なお、メチルトリメトキシシラ
ンの使用量から計算される粒子の理論生成量と実際に得
た粒子の重量から求めた粒子の収率は45.0%であっ
た。
【0100】
【表1】
【0101】
【実施例6】液晶表示装置 液晶表示装置の液晶セルに用いられる一対の透明電極付
基板を準備した。この透明電極付透明基板は、ガラス基
板の片面に透明電極としてのITO薄膜が形成され、こ
のITO薄膜表面に、さらに液晶材料に含まれている液
晶性化合物分子を所定方向に配向させる配向膜が形成さ
れていた。
【0102】次に、純水350cc、イソプロピルアル
コール120cc、エチルアルコール30ccの混合溶
媒中に、濃度が1重量%となるように実施例1で得られ
たポリオルガノシロキサン微粒子(P-1)を、撹拌しな
がら超音波を照射して分散させて散布液を調製した。こ
の散布液を、ノズル径0.5mmφの散布ノズル(ルミナ
PR−10)を用い、透明電極付透明基板表面の配向膜
面に、ノズルと配向膜面の距離を70cmにし、圧力3
Kg/cm2で噴霧し、平均粒子散布密度が約130個/mm2
となるように、一方の透明電極付透明基板に形成された
配向膜面に散布した。
【0103】散布したポリオルガノシロキサン微粒子上
に、他方の透明電極付透明基板に形された配向膜面を接
触させ、両透明電極付透明基板を重ね合わせた。こうし
て両透明電極付透明基板の配向膜間に形成された隙間に
液晶材料を充填し、両基板の周縁部を実施例2にて製造
したポリオルガノシロキサン微粒子(P-2)を2.5重
量%含むシール用樹脂で貼り合わせ、密閉することによ
り液晶セルを作製した。なおこうして作製した液晶セル
はSTNモードで駆動されるようになっている。
【0104】作製した液晶セルに対し室温から−40℃
に冷却する操作を10回繰り返し、毎回−40℃で気泡
の観察を行ったが、いずれも液晶セルの内部に低温気泡
が観察されなかった。また、作製した液晶セルを液晶表
示装置に取り付けて液晶表示装置を駆動させたところ、
画像の表示ムラは観察されなかった。
【0105】結果を表2に示す。
【0106】
【実施例7〜9】液晶表示装置 実施例6において、ポリオルガノシロキサン微粒子(P
−1)の代わりに各々ポリオルガノシロキサン微粒子
(P−3)〜(P−5)を配向膜面に散布して用いた以
外は実施例6と同様にして液晶表示セルを作成し、気泡
の観察を行ったが、いずれも液晶セルの内部に低温気泡
が観察されなかった。
【0107】また、同様にして作成した液晶セルを液晶
表示装置に取り付けて液晶表示装置を駆動させたとこ
ろ、画像の表示ムラは観察されなかった。結果を表2に
示す。
【0108】
【比較例2】液晶表示装置 比較例1で製造したポリオルガノシロキサン微粒子(P-
6)を配向膜面に散布して用いた以外は実施例6と同様に
して液晶表示セルを作成し、気泡の観察を行ったとこ
ろ、毎回液晶セルの内部に低温気泡が観察された。
【0109】また、同様にして作成した液晶セルを液晶
表示装置に取り付けて液晶表示装置を駆動させたとこ
ろ、画像の表示ムラが観察された。結果を表2に示す。
【0110】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 松 通 郎 福岡県北九州市若松区北湊町13番2号 触 媒化成工業株式会社若松工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】疎水性の表面を有するシード粒子と界面活
    性剤とを含むシード粒子分散液に、下記式(1)で表さ
    れる有機ケイ素化合物を添加し、アルカリの存在下に該
    有機ケイ素化合物を加水分解してシード粒子を成長させ
    ることを特徴とするポリオルガノシロキサン微粒子の製
    造方法。 R1 nSi(OR24-n (1) (式中、R1は、置換または非置換の炭化水素基から選
    ばれる炭素数1〜10の有機基であり、R2は、水素原
    子またはアルキル基、アルコキシアルキル基およびアシ
    ル基から選ばれる炭素数1〜10の有機基であり、nは
    0〜3の整数である。)
  2. 【請求項2】前記シード粒子が親水性シード粒子の表面
    を疎水化したものであることを特徴とする請求項1に記
    載のポリオルガノシロキサンの製造方法。
  3. 【請求項3】前記シード粒子が下記式(1)で表される
    有機ケイ素化合物と水とを、上層としての有機ケイ素化
    合物層と下層としての水層とが完全に混合しない程度に
    撹拝しながら、水層に有機溶媒、アルカリおよび界面活
    性剤を添加して、水層中で、界面活性剤の存在下に有機
    ケイ素化合物を加水分解、縮重合して得られたシリカ系
    シード粒子であることを特徴とする請求項1に記載のポ
    リオルガノシロキサン微粒子の製造方法。 R1 nSi(OR24-n (2) (式中、R1は、置換または非置換の炭化水素基から選
    ばれる炭素数1〜10の有機基であり、R2は、水素原
    子またはアルキル基、アルコキシアルキル基およびアシ
    ル基から選ばれる炭素数1〜10の有機基であり、nは
    1〜3の整数である。)
  4. 【請求項4】シード粒子を成長させた後、得られたポリ
    オルガノシロキサン微粒子分散液からポリオルガノシロ
    キサン微粒子を分離し、該ポリオルガノシロキサン微粒
    子を空気または不活性ガス雰囲気下、100〜1200
    ℃の温度範囲で乾燥および/または加熱処理することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリオルガ
    ノシロキサン微粒子の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の方法によ
    って得られ、平均粒子径が1〜30μmの範囲にあり、
    10%圧縮弾性率が200〜6000Kgf/mm2の範
    囲にあり、CV値が10%以下であることを特徴とする
    ポリオルガノシロキサン微粒子。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のポリオルガノシロキサン
    微粒子がスペーサとして用いられた液晶セルを有する液
    晶表示装置。
JP31836099A 1998-11-09 1999-11-09 ポリオルガノシロキサン微粒子の製造方法および液晶表示装置 Expired - Lifetime JP3552966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31836099A JP3552966B2 (ja) 1998-11-09 1999-11-09 ポリオルガノシロキサン微粒子の製造方法および液晶表示装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31755498 1998-11-09
JP10-317554 1998-11-09
JP31836099A JP3552966B2 (ja) 1998-11-09 1999-11-09 ポリオルガノシロキサン微粒子の製造方法および液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000204168A true JP2000204168A (ja) 2000-07-25
JP3552966B2 JP3552966B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=26569060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31836099A Expired - Lifetime JP3552966B2 (ja) 1998-11-09 1999-11-09 ポリオルガノシロキサン微粒子の製造方法および液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3552966B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004076533A1 (ja) * 2003-02-27 2004-09-10 Ube Nitto Kasei Co., Ltd. ポリオルガノシロキサン粒子の製造方法およびシリカ粒子の製造方法
JP2004339297A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Ube Nitto Kasei Co Ltd ポリオルガノシロキサン粒子の製造方法およびシリカ粒子の製造方法
JP2006176343A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Catalysts & Chem Ind Co Ltd 多孔質シリカ系粒子の製造方法および該方法から得られる多孔質シリカ系粒子
JP2007084396A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Catalysts & Chem Ind Co Ltd 多孔質シリカ系粒子の製造方法および該方法から得られる多孔質シリカ系粒子
JP2007084606A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Ube Nitto Kasei Co Ltd シリカ系フィラーおよびそれを含む透明樹脂組成物
WO2007061032A1 (ja) * 2005-11-25 2007-05-31 Kaneka Corporation シリコーン異型粒子およびその製造方法
JP2008127405A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Toyota Central R&D Labs Inc コアシェル型球状シリカ系メソ多孔体、それを用いた触媒及び吸着材
JP2008156644A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Cheil Industries Inc 輝度及び耐光性に優れたシリコン微粒子、その製造方法並びにこれを用いた光拡散板
CN100454116C (zh) * 2004-03-22 2009-01-21 日本化药株式会社 液晶用密封材料及其制备方法
JP2010180335A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 撥水性微粒子及びその製造方法
JP2011006592A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd ポリオルガノシロキサン粒子の製造方法
JP2012142438A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd 半導体装置実装用ペ−スト
JP2019073599A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 宇部エクシモ株式会社 有機無機複合粒子
JP2020076977A (ja) * 2018-10-23 2020-05-21 株式会社トクヤマ 球状ポリメチルシルセスオキサンからなる液晶用スペーサー
JP2020147617A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 宇部エクシモ株式会社 親水性粒子の製造方法
CN113881084A (zh) * 2020-07-03 2022-01-04 宇部爱科喜模株式会社 亲水性粒子的制造方法以及亲水性粒子
KR20220001977A (ko) * 2020-06-30 2022-01-06 우베 에쿠시모 가부시키가이샤 친수성 입자의 제조 방법 및 친수성 입자

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004076533A1 (ja) * 2003-02-27 2004-09-10 Ube Nitto Kasei Co., Ltd. ポリオルガノシロキサン粒子の製造方法およびシリカ粒子の製造方法
KR100952094B1 (ko) * 2003-02-27 2010-04-13 우베-니토 카세이 가부시키가이샤 폴리오르가노실록산 입자의 제조 방법 및 실리카 입자의제조 방법
US7476706B2 (en) 2003-02-27 2009-01-13 Ube Nitto Kasei Co., Ltd. Method for producing polyorganosiloxane particles and for producing silica particles
JP2004339297A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Ube Nitto Kasei Co Ltd ポリオルガノシロキサン粒子の製造方法およびシリカ粒子の製造方法
CN100454116C (zh) * 2004-03-22 2009-01-21 日本化药株式会社 液晶用密封材料及其制备方法
JP2006176343A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Catalysts & Chem Ind Co Ltd 多孔質シリカ系粒子の製造方法および該方法から得られる多孔質シリカ系粒子
EP1840084A4 (en) * 2004-12-21 2013-01-30 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd PROCESS FOR PRODUCING POROUS SILICA PARTICLES AND POROUS SILICA PARTICLES PRODUCED USING THE METHOD
US7901652B2 (en) 2004-12-21 2011-03-08 Jgc Catalysts And Chemicals Ltd. Method of producing porous silica-based particles
JP2007084606A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Ube Nitto Kasei Co Ltd シリカ系フィラーおよびそれを含む透明樹脂組成物
JP2007084396A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Catalysts & Chem Ind Co Ltd 多孔質シリカ系粒子の製造方法および該方法から得られる多孔質シリカ系粒子
WO2007061032A1 (ja) * 2005-11-25 2007-05-31 Kaneka Corporation シリコーン異型粒子およびその製造方法
JP2008127405A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Toyota Central R&D Labs Inc コアシェル型球状シリカ系メソ多孔体、それを用いた触媒及び吸着材
JP2008156644A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Cheil Industries Inc 輝度及び耐光性に優れたシリコン微粒子、その製造方法並びにこれを用いた光拡散板
JP2010180335A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 撥水性微粒子及びその製造方法
JP2011006592A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd ポリオルガノシロキサン粒子の製造方法
JP2012142438A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd 半導体装置実装用ペ−スト
JP2019073599A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 宇部エクシモ株式会社 有機無機複合粒子
JP7015137B2 (ja) 2017-10-13 2022-02-02 宇部エクシモ株式会社 有機無機複合粒子
JP2020076977A (ja) * 2018-10-23 2020-05-21 株式会社トクヤマ 球状ポリメチルシルセスオキサンからなる液晶用スペーサー
JP7209609B2 (ja) 2018-10-23 2023-01-20 株式会社トクヤマ 球状ポリメチルシルセスオキサンからなる液晶用スペーサー
JP2020147617A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 宇部エクシモ株式会社 親水性粒子の製造方法
KR20220001977A (ko) * 2020-06-30 2022-01-06 우베 에쿠시모 가부시키가이샤 친수성 입자의 제조 방법 및 친수성 입자
KR102873767B1 (ko) * 2020-06-30 2025-10-20 우베 에쿠시모 가부시키가이샤 친수성 입자의 제조 방법 및 친수성 입자
CN113881084A (zh) * 2020-07-03 2022-01-04 宇部爱科喜模株式会社 亲水性粒子的制造方法以及亲水性粒子
CN113881084B (zh) * 2020-07-03 2024-02-06 宇部爱科喜模株式会社 亲水性粒子的制造方法以及亲水性粒子

Also Published As

Publication number Publication date
JP3552966B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3552966B2 (ja) ポリオルガノシロキサン微粒子の製造方法および液晶表示装置
US9441139B2 (en) Process for producing silica-based fine particle dispersion sols, silica-based fine particle dispersion sol, coating composition containing the dispersion sol, curable coating film, and substrate having the curable coating film
CN102898833B (zh) 取向膜材料、取向膜及其制造方法、液晶显示装置
JP4636869B2 (ja) 多孔質シリカ系粒子の製造方法および該方法から得られる多孔質シリカ系粒子
KR100542032B1 (ko) 오르가노폴리실록산 미세 입자, 그의 제조방법 및 액정디스플레이
EP0234816B1 (en) Processes for preparing mono-dispersed particles
JP3524008B2 (ja) ポリオルガノシロキサン被覆弾性微粒子の製造方法および液晶表示装置
JP4809993B2 (ja) コアシェル型微粒子およびその製造方法
JP3824766B2 (ja) オルガノポリシロキサン微粒子、その製造方法および液晶表示装置
JP4040362B2 (ja) 球状ポリメチルフェニルシルセスキオキサン微粒子の製造方法
JP3456485B2 (ja) 球状積層粒子および液晶表示装置
JP3824767B2 (ja) オルガノポリシロキサン微粒子、その製造方法および液晶表示装置
CN115636937A (zh) 一种疏水型、粒径可控有机硅树脂微球及其制备方法
JP4883967B2 (ja) 多孔質シリカ系粒子の製造方法および該方法から得られる多孔質シリカ系粒子
JPWO1998038037A1 (ja) 球状積層粒子および液晶表示装置
JP5582734B2 (ja) ポリオルガノシロキサン粒子の製造方法
JP4055869B2 (ja) 黒色ポリオルガノシロキサン微粒子の製造方法
JP4033620B2 (ja) スペーサ粒子および該スペーサ粒子を用いた液晶表示装置
JP2003066462A (ja) 真球状微粒子および液晶表示装置
JPH0764548B2 (ja) 単分散されたシリカ粒子の製造方法
JPS6389408A (ja) 黒色系粒子の製造方法
JPH08146435A (ja) 液晶表示板用スペーサー、その製造方法および液晶表示板
WO2026094170A1 (ja) 塗液、複合材料及び複合材料の製造方法
CN119119961A (zh) 表面具有凸起颗粒的似球形研磨材料及其合成方法和应用
JP4121106B2 (ja) 液晶表示板用接着性スペーサーの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3552966

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term