JP2000204504A - レ―ル位置整正装置、及びレ―ル位置整正方法 - Google Patents
レ―ル位置整正装置、及びレ―ル位置整正方法Info
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- JP2000204504A JP2000204504A JP11005103A JP510399A JP2000204504A JP 2000204504 A JP2000204504 A JP 2000204504A JP 11005103 A JP11005103 A JP 11005103A JP 510399 A JP510399 A JP 510399A JP 2000204504 A JP2000204504 A JP 2000204504A
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 109
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- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
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- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 現作業地点より以前の段階のレール移動作業
が現作業地点の移動に及ぼす影響を測量等を行わずに補
正し得るレール位置整正装置、及びレール位置整正方法
を提供する。 【解決手段】 従来用いられていた測定基準線AO〜C
Oの延長上の位置Dに、新たに1つの位置測定装置を設
けるとともに、新たな第2仮想線CR〜DRを用いて位
置Aのレール移動作業前後の移動量を検出する。
が現作業地点の移動に及ぼす影響を測量等を行わずに補
正し得るレール位置整正装置、及びレール位置整正方法
を提供する。 【解決手段】 従来用いられていた測定基準線AO〜C
Oの延長上の位置Dに、新たに1つの位置測定装置を設
けるとともに、新たな第2仮想線CR〜DRを用いて位
置Aのレール移動作業前後の移動量を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道のバラスト道
床軌道の道床バラスト(砕石)を突き固めるレール位置
整正装置、及びレール位置整正装置を用いたレール位置
整正方法に関するものである。
床軌道の道床バラスト(砕石)を突き固めるレール位置
整正装置、及びレール位置整正装置を用いたレール位置
整正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道の有道床軌道のレール位置整
正装置として、マルチプルタイタンパー(Multiple Tie
Tamper )が知られている。図5に示すように、従来の
マルチプルタイタンパー50は、リアフィーラー11
と、ミドルフィーラー12と、フロントフィーラー13
と、ワイヤーW1と、位置測定装置15,16,17
と、演算装置59と、道床突き固め装置20を備えて構
成されている。
正装置として、マルチプルタイタンパー(Multiple Tie
Tamper )が知られている。図5に示すように、従来の
マルチプルタイタンパー50は、リアフィーラー11
と、ミドルフィーラー12と、フロントフィーラー13
と、ワイヤーW1と、位置測定装置15,16,17
と、演算装置59と、道床突き固め装置20を備えて構
成されている。
【0003】マルチプルタイタンパー50の内部には、
ワイヤーW1がレール長手方向に張られている。このワ
イヤーW1の一端AOには、リアフィーラー11が設け
られ、ワイヤーW1の他端COにフロントフィーラー1
3が設けられている。また、点BOは、点AOと点CO
の中間位置となるワイヤーW1の位置であり、点BOの
下方には、ミドルフィーラー12と道床突き固め装置2
0が配置されている。
ワイヤーW1がレール長手方向に張られている。このワ
イヤーW1の一端AOには、リアフィーラー11が設け
られ、ワイヤーW1の他端COにフロントフィーラー1
3が設けられている。また、点BOは、点AOと点CO
の中間位置となるワイヤーW1の位置であり、点BOの
下方には、ミドルフィーラー12と道床突き固め装置2
0が配置されている。
【0004】上記において、点AOと点BOとの間の距
離は、aとなっている。また、点BOと点COとの間の
距離は、bとなっている。また、点AOに対応するレー
ルR上の位置は、後述する位置Aとなっている。また、
点BOに対応するレールR上の位置は、後述する位置B
となっている。また、点COに対応するレールR上の位
置は、後述する位置Cとなっている。
離は、aとなっている。また、点BOと点COとの間の
距離は、bとなっている。また、点AOに対応するレー
ルR上の位置は、後述する位置Aとなっている。また、
点BOに対応するレールR上の位置は、後述する位置B
となっている。また、点COに対応するレールR上の位
置は、後述する位置Cとなっている。
【0005】各フィーラー11,12,13は、車輪等
を介してレールRに接触しており、各点AO,点BO,
点COとレールRの間の長さはそれぞれ既知である。位
置測定装置15,16,17は、各点AO,点BO,点
COの位置を検出する。各位置測定装置15〜17は、
載荷状態(レールにある程度の荷重が載った状態)で測
定ができるようになっている。
を介してレールRに接触しており、各点AO,点BO,
点COとレールRの間の長さはそれぞれ既知である。位
置測定装置15,16,17は、各点AO,点BO,点
COの位置を検出する。各位置測定装置15〜17は、
載荷状態(レールにある程度の荷重が載った状態)で測
定ができるようになっている。
【0006】位置測定装置15〜17の検出結果は、演
算装置59に出力される。演算装置59は、各点AO,
点BO,点COのレールRからの鉛直方向距離を計算す
る。また、演算装置59は、各点AO,点BO,点CO
の位置におけるレールRの固定位置からの高さ(例え
ば、標高等)が入力されると、各点AO,点BO,点C
Oの固定位置からの高さを計算する。
算装置59に出力される。演算装置59は、各点AO,
点BO,点COのレールRからの鉛直方向距離を計算す
る。また、演算装置59は、各点AO,点BO,点CO
の位置におけるレールRの固定位置からの高さ(例え
ば、標高等)が入力されると、各点AO,点BO,点C
Oの固定位置からの高さを計算する。
【0007】また、図6に示すように、道床突き固め装
置20は、タンピングツール21と、レール把持装置2
2を有している。図6(A)は、レール長手方向に見た
断面図である。また、図6(B)は、タンピングツール
21をレールの側方から見た側面図である。
置20は、タンピングツール21と、レール把持装置2
2を有している。図6(A)は、レール長手方向に見た
断面図である。また、図6(B)は、タンピングツール
21をレールの側方から見た側面図である。
【0008】タンピングツール21の図における上方に
は、振動発生機構(図示せず)と、タンピングツール昇
降機構(図示せず)が接続しており、振動発生機構の振
動がタンピングツール21に伝達されるとともに、タン
ピングツール21を下降又は上昇させることができるよ
うに構成されている。
は、振動発生機構(図示せず)と、タンピングツール昇
降機構(図示せず)が接続しており、振動発生機構の振
動がタンピングツール21に伝達されるとともに、タン
ピングツール21を下降又は上昇させることができるよ
うに構成されている。
【0009】また、レール把持装置22は、レール把持
部23,24を有している。レール把持部23,24の
図における上方には、クランプ機構(図示せず)が接続
しており、レール把持部23,24の間隔を拡げてレー
ルRを挟み込み、その後レール把持部23,24の間隔
を縮めてレールRを把持することができるように構成さ
れている。
部23,24を有している。レール把持部23,24の
図における上方には、クランプ機構(図示せず)が接続
しており、レール把持部23,24の間隔を拡げてレー
ルRを挟み込み、その後レール把持部23,24の間隔
を縮めてレールRを把持することができるように構成さ
れている。
【0010】このような構成により、道床突き固めを行
う位置のレールRをレール把持装置22で所定位置まで
移動させて把持し、振動するタンピングツール21を、
まくらぎS(図6(A)参照)を挟むかたちで道床バラ
スト70内に差し込み、まくらぎSの下方に道床バラス
ト70を強力に押し込むことにより、レールRを移動さ
せた後に固定し、鉛直上下方向位置や水平左右方向位置
の整正を行うことができる。この作業は、図の左側から
右側へ連続して行われる。
う位置のレールRをレール把持装置22で所定位置まで
移動させて把持し、振動するタンピングツール21を、
まくらぎS(図6(A)参照)を挟むかたちで道床バラ
スト70内に差し込み、まくらぎSの下方に道床バラス
ト70を強力に押し込むことにより、レールRを移動さ
せた後に固定し、鉛直上下方向位置や水平左右方向位置
の整正を行うことができる。この作業は、図の左側から
右側へ連続して行われる。
【0011】次に、上記したマルチプルタイタンパー5
0を用いてレールRの位置整正を行う方法について、図
7ないし図9を参照しつつ詳細に説明する。
0を用いてレールRの位置整正を行う方法について、図
7ないし図9を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】まず、図7(A)に示すように、何らかの
測定装置(例えば、軌道検測車等)によってレールの現
在の形状(現在の位置)を把握する。そして、レールR
を移動するための目標とする新たな位置と各点の移動量
を設定する。この場合、実際のレールの移動と、移動後
の位置の固定には、誤差が伴う。以下の記載において
は、レールの位置の移動と、移動後の位置の固定を合わ
せて「移動」という。
測定装置(例えば、軌道検測車等)によってレールの現
在の形状(現在の位置)を把握する。そして、レールR
を移動するための目標とする新たな位置と各点の移動量
を設定する。この場合、実際のレールの移動と、移動後
の位置の固定には、誤差が伴う。以下の記載において
は、レールの位置の移動と、移動後の位置の固定を合わ
せて「移動」という。
【0013】レールの移動は、ある1か所だけで行うの
ではなく、ある長さを有する線路区間の一端から他端に
向けて、ある程度の距離をおきながら飛び飛びに行われ
る。この場合、図7(B)に示すように、ある1か所で
レールを移動させると、それに伴って周囲のレールも多
少動く。しかし、レールのどの地点がどれだけ移動する
かについては、正確にはわからない。
ではなく、ある長さを有する線路区間の一端から他端に
向けて、ある程度の距離をおきながら飛び飛びに行われ
る。この場合、図7(B)に示すように、ある1か所で
レールを移動させると、それに伴って周囲のレールも多
少動く。しかし、レールのどの地点がどれだけ移動する
かについては、正確にはわからない。
【0014】したがって、あるレール移動作業地点でレ
ールの移動を行った後に、隣接する次の作業位置に移っ
た場合には、その地点のレールは、作業前に測量等で把
握されていた位置からいずれかの位置に移動している可
能性が高い。このような事態を防止するためには、ある
作業地点での影響が次の作業地点に及ばないよう、作業
地点どうしの間隔を長くすればよい。しかし、そのよう
にすると、作業終了後のレールの形状が滑らかにならな
い。このため、作業間隔はある程度以下の距離に設定せ
ざるを得ない。
ールの移動を行った後に、隣接する次の作業位置に移っ
た場合には、その地点のレールは、作業前に測量等で把
握されていた位置からいずれかの位置に移動している可
能性が高い。このような事態を防止するためには、ある
作業地点での影響が次の作業地点に及ばないよう、作業
地点どうしの間隔を長くすればよい。しかし、そのよう
にすると、作業終了後のレールの形状が滑らかにならな
い。このため、作業間隔はある程度以下の距離に設定せ
ざるを得ない。
【0015】上記のことから、マルチプルタイタンパー
50を用いてレール位置整正を行う場合には、ある地点
のレールを、元の位置から、作業前に設定した目標レー
ル位置までの「設定した移動量」だけ動かすのではな
く、ある地点でのレール移動作業が周囲に及ぼす影響も
考慮し、作業終了後のレールの形状が、作業前に設定し
た目標レール位置に合致するようにレールを移動させる
必要がある。
50を用いてレール位置整正を行う場合には、ある地点
のレールを、元の位置から、作業前に設定した目標レー
ル位置までの「設定した移動量」だけ動かすのではな
く、ある地点でのレール移動作業が周囲に及ぼす影響も
考慮し、作業終了後のレールの形状が、作業前に設定し
た目標レール位置に合致するようにレールを移動させる
必要がある。
【0016】例えば、図8(A)に示すように、ある作
業地点でのレール移動量がZ1の場合、次の作業地点で
は、前のレール作業の影響を受け、作業前にレールがZ
3だけ動いてしまっている。このため、当初設定した移
動量Z2からZ3を差し引いたZ4が実際に必要なレー
ル移動量となる。
業地点でのレール移動量がZ1の場合、次の作業地点で
は、前のレール作業の影響を受け、作業前にレールがZ
3だけ動いてしまっている。このため、当初設定した移
動量Z2からZ3を差し引いたZ4が実際に必要なレー
ル移動量となる。
【0017】この場合、レール移動の作業の途中におい
ても、作業開始時に用いた何らかの固定位置(例えば、
測量用基準位置等)から何らかの測量(例えば、水準測
量等)を行い、レールの現在の位置を把握するようにす
れば、図8(A)に図示したようなレール移動量設定方
法は任意に行うことが可能である。しかし、このよう
に、レール移動作業と並行して測量を行う方法は、多大
な労力がかかるため、実用的ではない。
ても、作業開始時に用いた何らかの固定位置(例えば、
測量用基準位置等)から何らかの測量(例えば、水準測
量等)を行い、レールの現在の位置を把握するようにす
れば、図8(A)に図示したようなレール移動量設定方
法は任意に行うことが可能である。しかし、このよう
に、レール移動作業と並行して測量を行う方法は、多大
な労力がかかるため、実用的ではない。
【0018】一方、マルチプルタイタンパー50は、上
記したように、レール移動作業位置(図5における位置
B)の前後に張ったワイヤーW1を測定基準線としてレ
ール位置の測定を行い、レールを把持しつつ道床バラス
ト(砕石)に振動を与えて固定させる装置である。図8
(B)において、横軸ξは、レール長手方向における座
標を示している。
記したように、レール移動作業位置(図5における位置
B)の前後に張ったワイヤーW1を測定基準線としてレ
ール位置の測定を行い、レールを把持しつつ道床バラス
ト(砕石)に振動を与えて固定させる装置である。図8
(B)において、横軸ξは、レール長手方向における座
標を示している。
【0019】横軸上で、座標ξにタンピングツール21
(又はミドルフィーラー12)の位置B(以下、「第2
レール測定位置」という。)を設定した場合、リアフィ
ーラー11の位置A(以下、「第1レール測定位置」と
いう。)は、位置Bからレール長手方向の後方aの距離
の位置、すなわち座標(ξ−a)となる。また、フロン
トフィーラー13の位置C(以下、「第3レール測定位
置」という。)は、位置Bからレール長手方向の前方b
の距離の位置、すなわち座標(ξ+b)となる。
(又はミドルフィーラー12)の位置B(以下、「第2
レール測定位置」という。)を設定した場合、リアフィ
ーラー11の位置A(以下、「第1レール測定位置」と
いう。)は、位置Bからレール長手方向の後方aの距離
の位置、すなわち座標(ξ−a)となる。また、フロン
トフィーラー13の位置C(以下、「第3レール測定位
置」という。)は、位置Bからレール長手方向の前方b
の距離の位置、すなわち座標(ξ+b)となる。
【0020】図8(B)において、第1レール測定位置
Aにリアフィーラー11(図5参照)の点AOが位置し
ている。この位置Aにおけるレール上の点ARと測定基
準線(点AOと点COを結ぶ直線。以下、「AO〜C
O」と表示する。)との間の距離はX1であり、位置測
定装置15によって測定される。X1は、正の値であ
る。点ARは、レール位置整正の目標として与えられた
曲線(以下、「レール整正目標曲線」という。)の位置
Aにおける点ATでもある。
Aにリアフィーラー11(図5参照)の点AOが位置し
ている。この位置Aにおけるレール上の点ARと測定基
準線(点AOと点COを結ぶ直線。以下、「AO〜C
O」と表示する。)との間の距離はX1であり、位置測
定装置15によって測定される。X1は、正の値であ
る。点ARは、レール位置整正の目標として与えられた
曲線(以下、「レール整正目標曲線」という。)の位置
Aにおける点ATでもある。
【0021】また、第2レール測定位置Bにミドルフィ
ーラー12(図5参照)の点BOが位置している。この
位置Bにおけるレール上の点BRと測定基準線AO〜C
Oとの間の距離はX2であり、位置測定装置16によっ
て測定される。X2は、正の値である。また、レール整
正目標曲線の位置Bにおける点がBTである。位置Bに
おけるレール上の点BRと上記の点BTとの間の距離は
Y2となっている。レール整正目標曲線は既知であり、
距離X2は測定されるから、距離Y2は、これらから求
めることができる既知の値である。
ーラー12(図5参照)の点BOが位置している。この
位置Bにおけるレール上の点BRと測定基準線AO〜C
Oとの間の距離はX2であり、位置測定装置16によっ
て測定される。X2は、正の値である。また、レール整
正目標曲線の位置Bにおける点がBTである。位置Bに
おけるレール上の点BRと上記の点BTとの間の距離は
Y2となっている。レール整正目標曲線は既知であり、
距離X2は測定されるから、距離Y2は、これらから求
めることができる既知の値である。
【0022】また、第3レール測定位置Cにフロントフ
ィーラー13(図5参照)の点COが位置している。こ
の位置Cにおけるレール上の点CRと測定基準線AO〜
COとの間の距離はX3であり、位置測定装置17によ
って測定される。X3は、正の値である。
ィーラー13(図5参照)の点COが位置している。こ
の位置Cにおけるレール上の点CRと測定基準線AO〜
COとの間の距離はX3であり、位置測定装置17によ
って測定される。X3は、正の値である。
【0023】また、上記した点ATと点CRとを結ぶ直
線は、仮想的な直線(以下、「第1仮想線AT〜CR」
という。)であり、上記の各測定結果に基づき、演算装
置59が計算する。この第1仮想線AT〜CRの位置B
における点がB1である。また、位置Bにおけるレール
整正目標曲線と点B1との間の距離はPであり、これを
「加圧量」という。すなわち、マルチプルタイタンパー
とは、設定された加圧量Pを満足するようにレールを移
動させる装置である。
線は、仮想的な直線(以下、「第1仮想線AT〜CR」
という。)であり、上記の各測定結果に基づき、演算装
置59が計算する。この第1仮想線AT〜CRの位置B
における点がB1である。また、位置Bにおけるレール
整正目標曲線と点B1との間の距離はPであり、これを
「加圧量」という。すなわち、マルチプルタイタンパー
とは、設定された加圧量Pを満足するようにレールを移
動させる装置である。
【0024】図8において、レールの移動量(図の縦軸
方向の量)は、マルチプルタイタンパー50の測定基準
線AO〜COの長さ(a+b)に比べて非常に微少であ
ると仮定すれば、線分AR〜B1の長さa′は、a=
a′と近似でき、線分B1〜CRの長さb′は、b=
b′と近似することができる。
方向の量)は、マルチプルタイタンパー50の測定基準
線AO〜COの長さ(a+b)に比べて非常に微少であ
ると仮定すれば、線分AR〜B1の長さa′は、a=
a′と近似でき、線分B1〜CRの長さb′は、b=
b′と近似することができる。
【0025】この場合、図9(A)に示すように、位置
Aにおいて、作業前のレール上の点ARが、誤差なく正
確に移動され、作業後にレール整正目標曲線上に位置し
たと仮定し、位置Cにおけるレール上の点CRは、作業
により影響を受けず、作業後も動いていない、と仮定す
ると、上記した加圧量Pは、以下のようにして求めるこ
とができる。
Aにおいて、作業前のレール上の点ARが、誤差なく正
確に移動され、作業後にレール整正目標曲線上に位置し
たと仮定し、位置Cにおけるレール上の点CRは、作業
により影響を受けず、作業後も動いていない、と仮定す
ると、上記した加圧量Pは、以下のようにして求めるこ
とができる。
【0026】図9(A)に示すように、点BRと点B2
の間の距離をZ5とし、点B2と点B1の間の距離をZ
6とすると、加圧量Pは、下式(1) P=Y2−Z5−Z6 ………(1) によって算出することができる。
の間の距離をZ5とし、点B2と点B1の間の距離をZ
6とすると、加圧量Pは、下式(1) P=Y2−Z5−Z6 ………(1) によって算出することができる。
【0027】上式(1)において、レール上の点AR、
BR、CRの測定基準線AO〜COからの各距離X1、
X2、X3は測定されるため、仮想線AR〜CRは演算
装置59により計算され、これらから距離Z5も算出さ
れる。
BR、CRの測定基準線AO〜COからの各距離X1、
X2、X3は測定されるため、仮想線AR〜CRは演算
装置59により計算され、これらから距離Z5も算出さ
れる。
【0028】すなわち、図8(B)において、Z5は、
下式(2) Z5=X2−Z7 ………(2) によって算出することができる。
下式(2) Z5=X2−Z7 ………(2) によって算出することができる。
【0029】また、Z7は、X1とX3の比例配分によ
り、下式(3) Z7=X1+(X3−X1)・{a/(a+b)} =(b・X1+a・X3)/(a+b) ………(3) によって算出することができる。上式(3)において、
・は、乗算記号である。また、上式(3)において、/
は、除算記号である。以下の各式においても同様であ
る。
り、下式(3) Z7=X1+(X3−X1)・{a/(a+b)} =(b・X1+a・X3)/(a+b) ………(3) によって算出することができる。上式(3)において、
・は、乗算記号である。また、上式(3)において、/
は、除算記号である。以下の各式においても同様であ
る。
【0030】上式(3)において、X1とX3は正の値
であることから、Z7は、正の値である。また、上式
(2)から、X2<Z7の場合、すなわち、 X2<(b・X1+a・X3)/(a+b) の場合には、Z5は負の値となる。
であることから、Z7は、正の値である。また、上式
(2)から、X2<Z7の場合、すなわち、 X2<(b・X1+a・X3)/(a+b) の場合には、Z5は負の値となる。
【0031】したがって、Z5は、点Bのレール位置
が、仮想線AR〜CRから見た場合に、距離を計測する
方向(例えば、図8(B)においては、図の下向きの方
向)に凸である場合(例えば図8(B)に示す場合)に
は正の値となる。一方、Z5は、点Bのレール位置が、
仮想線AR〜CRから見た場合に、距離を計測する方向
(例えば、図8(B)においては、図の下向きの方向)
に凹である場合には負の値となる。
が、仮想線AR〜CRから見た場合に、距離を計測する
方向(例えば、図8(B)においては、図の下向きの方
向)に凸である場合(例えば図8(B)に示す場合)に
は正の値となる。一方、Z5は、点Bのレール位置が、
仮想線AR〜CRから見た場合に、距離を計測する方向
(例えば、図8(B)においては、図の下向きの方向)
に凹である場合には負の値となる。
【0032】また、Z6は、三角形AT〜AR〜CR
と、三角形B1〜B2〜CRの相似関係より、下式
(4) Z6=Y1・{b/(a+b)} ………(4) によって算出することができる。
と、三角形B1〜B2〜CRの相似関係より、下式
(4) Z6=Y1・{b/(a+b)} ………(4) によって算出することができる。
【0033】上式(4)において、Y1は、レール整正
目標曲線(AT)とレール上の点ARの間の距離であ
り、これは位置Aにおける当初設定されたレール移動量
であり、既知の値である。
目標曲線(AT)とレール上の点ARの間の距離であ
り、これは位置Aにおける当初設定されたレール移動量
であり、既知の値である。
【0034】上記したY1とZ6の値については、いず
れの方向の値を正又は負とするかについては、「レール
を、仮想線AR〜CRから見て、測定基準線AO〜CO
の方向に引き寄せる方向を正とし、その逆の方向を負と
する。」と定義することとする。例えば、図9(A)で
は、図における上向きの移動方向が正であり、図9
(A)の場合には、Y1、Z6は正の値とする。
れの方向の値を正又は負とするかについては、「レール
を、仮想線AR〜CRから見て、測定基準線AO〜CO
の方向に引き寄せる方向を正とし、その逆の方向を負と
する。」と定義することとする。例えば、図9(A)で
は、図における上向きの移動方向が正であり、図9
(A)の場合には、Y1、Z6は正の値とする。
【0035】上記のことから、加圧量Pは、下式(5) P=Y2−Z5−Z6 =Y2−(X2−Z7)−Z6 =Y2−X2+Z7−Z6 =Y2−X2+(b・X1+a・X3)/(a+b) −Y1・{b/(a+b)} =Y2−X2+(b・X1+a・X3−b・Y1)/(a+b) ………(5) によって算出することができる。
【0036】この場合、位置Bにおけるレール上の点B
Rは、今回の作業を行う時点では、それまでの作業の影
響で当初の位置から動いている可能性が高い。しかし、
上式(5)におけるZ5は、既知である「作業前のレー
ル位置」を用いるので問題はない。したがって、上式
(5)で算出される加圧量Pを用いれば、レール移動作
業中に測量等を行わなくても、当初の設定通りのレール
移動が実現できる。
Rは、今回の作業を行う時点では、それまでの作業の影
響で当初の位置から動いている可能性が高い。しかし、
上式(5)におけるZ5は、既知である「作業前のレー
ル位置」を用いるので問題はない。したがって、上式
(5)で算出される加圧量Pを用いれば、レール移動作
業中に測量等を行わなくても、当初の設定通りのレール
移動が実現できる。
【0037】この場合、位置Cにおけるレール上の点C
Rは、実際のマルチプルタイタンパーでは、長さbがa
に比べて大きいので、作業位置からかなり離れており、
それまでのレール移動作業の影響は受けにくいと考えら
れ、作業前から動いていない、と仮定することができ
る。
Rは、実際のマルチプルタイタンパーでは、長さbがa
に比べて大きいので、作業位置からかなり離れており、
それまでのレール移動作業の影響は受けにくいと考えら
れ、作業前から動いていない、と仮定することができ
る。
【0038】しかし、位置Aにおけるレールは、上述し
たように移動されている。移動には誤差が伴う。例え
ば、図9(B)に示すように、移動後の実際の位置がA
R′であったとすると、点AR′と点ATの間の距離δ
が誤差となる。この誤差δが検出できれば、図9(B)
における点B2′と点B1の間の距離Z8の分だけ加圧
量Pを補正することにより、今回作業の正確な加圧量を
求めることができる。
たように移動されている。移動には誤差が伴う。例え
ば、図9(B)に示すように、移動後の実際の位置がA
R′であったとすると、点AR′と点ATの間の距離δ
が誤差となる。この誤差δが検出できれば、図9(B)
における点B2′と点B1の間の距離Z8の分だけ加圧
量Pを補正することにより、今回作業の正確な加圧量を
求めることができる。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のマルチプルタイタンパー50の構成では、上記
の誤差δを検出するためには、レール移動作業によって
影響を受けない固定位置(例えば、測量用基準位置等)
から何らかの測量(例えば、水準測量等)を行う以外に
方法はない。
た従来のマルチプルタイタンパー50の構成では、上記
の誤差δを検出するためには、レール移動作業によって
影響を受けない固定位置(例えば、測量用基準位置等)
から何らかの測量(例えば、水準測量等)を行う以外に
方法はない。
【0040】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、現
作業地点より以前の段階のレール移動作業が現作業地点
の移動に及ぼす影響を測量等を行わずに補正し得るレー
ル位置整正装置、及びレール位置整正方法を提供するこ
とにある。
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、現
作業地点より以前の段階のレール移動作業が現作業地点
の移動に及ぼす影響を測量等を行わずに補正し得るレー
ル位置整正装置、及びレール位置整正方法を提供するこ
とにある。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るレール位置整正装置は、鉄道のバラス
ト道床軌道の道床バラスト内へ振動するタンピングツー
ルを差し込み、まくらぎの下方へ前記道床バラストを押
し込むことによってレールを移動させてレール位置の整
正を行うレール位置整正装置であって、前記レール位置
整正装置に測定基準線を設け、前記タンピングツールの
位置である第2レール測定位置Bを挟んで、前記位置B
からレール長手方向の後方aの距離に位置する第1レー
ル測定位置Aと、前記位置Bからレール長手方向の前方
bの距離に位置する第3レール測定位置Cを設定すると
ともに、前記第2レール測定位置の前方で前記位置Bか
らcの距離に位置する第4レール測定位置Dを設定し、
かつ、前記各位置A,B,C,Dにおけるレール上の点
AR,BR,CR,DRと前記測定基準線との間の距離
を測定する位置測定手段と、演算手段を設け、前記位置
測定手段により、前記位置Aにおけるレール上の点AR
と前記測定基準線との間の距離X1と、前記位置Bにお
けるレール上の点BRと前記測定基準線との間の距離X
2と、前記位置Cにおけるレール上の点CRと前記測定
基準線との間の距離X3と、前記位置Dにおけるレール
上の点DRと前記測定基準線との間の距離X4を測定す
る第1測定過程を行い、次いで、前記演算手段により、
レール位置整正を行う区間全体にわたって、レール位置
整正の目標としてあらかじめ与えられた曲線であるレー
ル整正目標曲線の前記位置Aにおける点ATと前記測定
基準線との間の距離XT1を、前記距離X1と、前記点
ARと前記点ATの間の既知の距離Y1との差(X1−
Y1)として計算するとともに、前記レール整正目標曲
線の前記位置Bにおける点BTと前記測定基準線との間
の距離XT2を、前記距離X2と、前記点BRと前記点
BTの間の既知の距離Y2との差(X2−Y2)として
計算する第1計算過程を行い、次いで、前記点ATと前
記点CRとを結ぶ直線である第1仮想線AT〜CRと、
前記点CRと前記点DRとを結ぶ直線である第2仮想線
CR〜DRを設定し、次いで、レール位置整正を行う区
間全体にわたって、前記レールの移動が誤差なく行われ
たと仮定した場合の前記位置Bにおける前記レール整正
目標曲線と前記第1仮想線AT〜CRとの間の距離であ
る加圧量Pを下式 P=Y2−X2+(b・X1+a・X3−b・Y1)/
(a+b) により計算するとともに、前記レールの移動が誤差なく
行われたと仮定した場合の前記位置Aにおける前記レー
ル整正目標曲線と前記第2仮想線CR〜DRの延長線と
の間の距離Qを、下式 Q=〔{(a+c)・X3−(a+b)・X4}/(c
−b)〕−XT1 により計算する第2計算過程を行い、前記第2計算過程
以後のいずれかの時点において、前記第2仮想線CR〜
DRの前記位置Aにおける点AMと前記点ARの移動後
の実際の点AR′との間の距離XM1を測定する第2測
定過程を行い、次いで、前記計算値Qと前記測定値XM
1の差(Q−XM1)として前記位置Aにおける誤差δ
を計算する第3計算過程を行い、次いで、補正後の加圧
量値P′を、下式 P′=P+{δ・b/(a+b)} により計算する第4計算過程を行い、前記点AR´と前
記点CRとを結ぶ直線である施工基準線AR´〜CRを
設定し、前記位置Bにおける前記施工基準線AR´〜C
Rからの距離が前記P´となるように前記レールを移動
させるレール位置整正過程を行い、その後、前記第2測
定過及び第3計算過程及び第4計算過程及びレール位置
整正過程を繰り返すことを特徴とする。
め、本発明に係るレール位置整正装置は、鉄道のバラス
ト道床軌道の道床バラスト内へ振動するタンピングツー
ルを差し込み、まくらぎの下方へ前記道床バラストを押
し込むことによってレールを移動させてレール位置の整
正を行うレール位置整正装置であって、前記レール位置
整正装置に測定基準線を設け、前記タンピングツールの
位置である第2レール測定位置Bを挟んで、前記位置B
からレール長手方向の後方aの距離に位置する第1レー
ル測定位置Aと、前記位置Bからレール長手方向の前方
bの距離に位置する第3レール測定位置Cを設定すると
ともに、前記第2レール測定位置の前方で前記位置Bか
らcの距離に位置する第4レール測定位置Dを設定し、
かつ、前記各位置A,B,C,Dにおけるレール上の点
AR,BR,CR,DRと前記測定基準線との間の距離
を測定する位置測定手段と、演算手段を設け、前記位置
測定手段により、前記位置Aにおけるレール上の点AR
と前記測定基準線との間の距離X1と、前記位置Bにお
けるレール上の点BRと前記測定基準線との間の距離X
2と、前記位置Cにおけるレール上の点CRと前記測定
基準線との間の距離X3と、前記位置Dにおけるレール
上の点DRと前記測定基準線との間の距離X4を測定す
る第1測定過程を行い、次いで、前記演算手段により、
レール位置整正を行う区間全体にわたって、レール位置
整正の目標としてあらかじめ与えられた曲線であるレー
ル整正目標曲線の前記位置Aにおける点ATと前記測定
基準線との間の距離XT1を、前記距離X1と、前記点
ARと前記点ATの間の既知の距離Y1との差(X1−
Y1)として計算するとともに、前記レール整正目標曲
線の前記位置Bにおける点BTと前記測定基準線との間
の距離XT2を、前記距離X2と、前記点BRと前記点
BTの間の既知の距離Y2との差(X2−Y2)として
計算する第1計算過程を行い、次いで、前記点ATと前
記点CRとを結ぶ直線である第1仮想線AT〜CRと、
前記点CRと前記点DRとを結ぶ直線である第2仮想線
CR〜DRを設定し、次いで、レール位置整正を行う区
間全体にわたって、前記レールの移動が誤差なく行われ
たと仮定した場合の前記位置Bにおける前記レール整正
目標曲線と前記第1仮想線AT〜CRとの間の距離であ
る加圧量Pを下式 P=Y2−X2+(b・X1+a・X3−b・Y1)/
(a+b) により計算するとともに、前記レールの移動が誤差なく
行われたと仮定した場合の前記位置Aにおける前記レー
ル整正目標曲線と前記第2仮想線CR〜DRの延長線と
の間の距離Qを、下式 Q=〔{(a+c)・X3−(a+b)・X4}/(c
−b)〕−XT1 により計算する第2計算過程を行い、前記第2計算過程
以後のいずれかの時点において、前記第2仮想線CR〜
DRの前記位置Aにおける点AMと前記点ARの移動後
の実際の点AR′との間の距離XM1を測定する第2測
定過程を行い、次いで、前記計算値Qと前記測定値XM
1の差(Q−XM1)として前記位置Aにおける誤差δ
を計算する第3計算過程を行い、次いで、補正後の加圧
量値P′を、下式 P′=P+{δ・b/(a+b)} により計算する第4計算過程を行い、前記点AR´と前
記点CRとを結ぶ直線である施工基準線AR´〜CRを
設定し、前記位置Bにおける前記施工基準線AR´〜C
Rからの距離が前記P´となるように前記レールを移動
させるレール位置整正過程を行い、その後、前記第2測
定過及び第3計算過程及び第4計算過程及びレール位置
整正過程を繰り返すことを特徴とする。
【0042】上記のレール位置整正装置において、好ま
しくは、前記距離a,b,cは、絶対値記号を[]とし
たとき、下式の条件 0.2×(a+b)≦[c−b]≦5.0×(a+b) を満足する値を有する。
しくは、前記距離a,b,cは、絶対値記号を[]とし
たとき、下式の条件 0.2×(a+b)≦[c−b]≦5.0×(a+b) を満足する値を有する。
【0043】上記のレール位置整正装置において、好ま
しくは、整正又は測定される前記レール位置は、レール
の鉛直方向位置、又はレールの水平方向位置、若しくは
前記の両者である。
しくは、整正又は測定される前記レール位置は、レール
の鉛直方向位置、又はレールの水平方向位置、若しくは
前記の両者である。
【0044】また、本発明に係るレール位置整正方法
は、レール位置整正装置を用いて、鉄道のバラスト道床
軌道の道床バラスト内へ振動するタンピングツールを差
し込み、まくらぎの下方へ前記道床バラストを押し込む
ことによってレールを移動させてレール位置の整正を行
う場合のレール位置整正方法であって、前記レール位置
整正装置に測定基準線を設け、前記タンピングツールの
位置である第2レール測定位置Bを挟んで、前記位置B
からレール長手方向の後方aの距離に位置する第1レー
ル測定位置Aと、前記位置Bからレール長手方向の前方
bの距離に位置する第3レール測定位置Cを設定すると
ともに、前記第2レール測定位置の前方で前記位置Bか
らcの距離に位置する第4レール測定位置Dを設定し、
前記位置Aにおけるレール上の点ARと前記測定基準線
との間の距離X1と、前記位置Bにおけるレール上の点
BRと前記測定基準線との間の距離X2と、前記位置C
におけるレール上の点CRと前記測定基準線との間の距
離X3と、前記位置Dにおけるレール上の点DRと前記
測定基準線との間の距離X4を測定する第1測定過程を
行い、次いで、前記演算手段により、レール位置整正を
行う区間全体にわたって、レール位置整正の目標として
あらかじめ与えられた曲線であるレール整正目標曲線の
前記位置Aにおける点ATと前記測定基準線との間の距
離XT1を、前記距離X1と、前記点ARと前記点AT
の間の既知の距離Y1との差(X1−Y1)として計算
するとともに、前記レール整正目標曲線の前記位置Bに
おける点BTと前記測定基準線との間の距離XT2を、
前記距離X2と、前記点BRと前記点BTの間の既知の
距離Y2との差(X2−Y2)として計算する第1計算
過程を行い、次いで、前記点ATと前記点CRとを結ぶ
直線である第1仮想線AT〜CRと、前記点CRと前記
点DRとを結ぶ直線である第2仮想線CR〜DRを設定
し、次いで、レール位置整正を行う区間全体にわたっ
て、前記レールの移動が誤差なく行われたと仮定した場
合の前記位置Bにおける前記レール整正目標曲線と前記
第1仮想線AT〜CRとの間の距離である加圧量Pを下
式 P=Y2−X2+(b・X1+a・X3−b・Y1)/
(a+b) により計算するとともに、前記レールの移動が誤差なく
行われたと仮定した場合の前記位置Aにおける前記レー
ル整正目標曲線と前記第2仮想線CR〜DRの延長線と
の間の距離Qを、下式 Q=〔{(a+c)・X3−(a+b)・X4}/(c
−b)〕−XT1 により計算する第2計算過程を行い、前記第2計算過程
以後のいずれかの時点において、前記第2仮想線CR〜
DRの前記位置Aにおける点AMと前記点ARの移動後
の実際の点AR′との間の距離XM1を測定する第2測
定過程を行い、次いで、前記計算値Qと前記測定値XM
1の差(Q−XM1)として前記位置Aにおける誤差δ
を計算する第3計算過程を行い、次いで、補正後の加圧
量値P′を、下式 P′=P+{δ・b/(a+b)} により計算する第4計算過程を行い、前記点AR´と前
記点CRとを結ぶ直線である施工基準線AR´〜CRを
設定し、前記位置Bにおける前記施工基準線AR´〜C
Rからの距離が前記P´となるように前記レールを移動
させるレール位置整正過程を行い、その後、前記第2測
定過及び第3計算過程及び第4計算過程及びレール位置
整正過程を繰り返すことを特徴とする。
は、レール位置整正装置を用いて、鉄道のバラスト道床
軌道の道床バラスト内へ振動するタンピングツールを差
し込み、まくらぎの下方へ前記道床バラストを押し込む
ことによってレールを移動させてレール位置の整正を行
う場合のレール位置整正方法であって、前記レール位置
整正装置に測定基準線を設け、前記タンピングツールの
位置である第2レール測定位置Bを挟んで、前記位置B
からレール長手方向の後方aの距離に位置する第1レー
ル測定位置Aと、前記位置Bからレール長手方向の前方
bの距離に位置する第3レール測定位置Cを設定すると
ともに、前記第2レール測定位置の前方で前記位置Bか
らcの距離に位置する第4レール測定位置Dを設定し、
前記位置Aにおけるレール上の点ARと前記測定基準線
との間の距離X1と、前記位置Bにおけるレール上の点
BRと前記測定基準線との間の距離X2と、前記位置C
におけるレール上の点CRと前記測定基準線との間の距
離X3と、前記位置Dにおけるレール上の点DRと前記
測定基準線との間の距離X4を測定する第1測定過程を
行い、次いで、前記演算手段により、レール位置整正を
行う区間全体にわたって、レール位置整正の目標として
あらかじめ与えられた曲線であるレール整正目標曲線の
前記位置Aにおける点ATと前記測定基準線との間の距
離XT1を、前記距離X1と、前記点ARと前記点AT
の間の既知の距離Y1との差(X1−Y1)として計算
するとともに、前記レール整正目標曲線の前記位置Bに
おける点BTと前記測定基準線との間の距離XT2を、
前記距離X2と、前記点BRと前記点BTの間の既知の
距離Y2との差(X2−Y2)として計算する第1計算
過程を行い、次いで、前記点ATと前記点CRとを結ぶ
直線である第1仮想線AT〜CRと、前記点CRと前記
点DRとを結ぶ直線である第2仮想線CR〜DRを設定
し、次いで、レール位置整正を行う区間全体にわたっ
て、前記レールの移動が誤差なく行われたと仮定した場
合の前記位置Bにおける前記レール整正目標曲線と前記
第1仮想線AT〜CRとの間の距離である加圧量Pを下
式 P=Y2−X2+(b・X1+a・X3−b・Y1)/
(a+b) により計算するとともに、前記レールの移動が誤差なく
行われたと仮定した場合の前記位置Aにおける前記レー
ル整正目標曲線と前記第2仮想線CR〜DRの延長線と
の間の距離Qを、下式 Q=〔{(a+c)・X3−(a+b)・X4}/(c
−b)〕−XT1 により計算する第2計算過程を行い、前記第2計算過程
以後のいずれかの時点において、前記第2仮想線CR〜
DRの前記位置Aにおける点AMと前記点ARの移動後
の実際の点AR′との間の距離XM1を測定する第2測
定過程を行い、次いで、前記計算値Qと前記測定値XM
1の差(Q−XM1)として前記位置Aにおける誤差δ
を計算する第3計算過程を行い、次いで、補正後の加圧
量値P′を、下式 P′=P+{δ・b/(a+b)} により計算する第4計算過程を行い、前記点AR´と前
記点CRとを結ぶ直線である施工基準線AR´〜CRを
設定し、前記位置Bにおける前記施工基準線AR´〜C
Rからの距離が前記P´となるように前記レールを移動
させるレール位置整正過程を行い、その後、前記第2測
定過及び第3計算過程及び第4計算過程及びレール位置
整正過程を繰り返すことを特徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。以下の各実施形態及
び各図面において、同一の符号の部分は同一の構成及び
作用を有する部材等を示している。
て、図面を参照しながら説明する。以下の各実施形態及
び各図面において、同一の符号の部分は同一の構成及び
作用を有する部材等を示している。
【0046】図1は、本発明に係るレール位置整正装置
の一実施形態であるマルチプルタイタンパーの構成を示
す図である。図1に示すように、本実施形態のマルチプ
ルタイタンパー10は、リアフィーラー11と、ミドル
フィーラー12と、フロントフィーラー13と、ワイヤ
ーW1,W2と、位置測定手段である位置測定装置1
5,16,17,18と、演算手段である演算装置19
と、道床突き固め装置20を備えて構成されている。
の一実施形態であるマルチプルタイタンパーの構成を示
す図である。図1に示すように、本実施形態のマルチプ
ルタイタンパー10は、リアフィーラー11と、ミドル
フィーラー12と、フロントフィーラー13と、ワイヤ
ーW1,W2と、位置測定手段である位置測定装置1
5,16,17,18と、演算手段である演算装置19
と、道床突き固め装置20を備えて構成されている。
【0047】マルチプルタイタンパー10の内部には、
ワイヤーW1とワイヤーW2がレール長手方向に張られ
ている。このワイヤーW1の一端AOには、リアフィー
ラー11が設けられ、ワイヤーW1の他端COにフロン
トフィーラー13が設けられている。また、ワイヤーW
2の一端は、ワイヤーW1の一端AOであり、ワイヤー
W2の他端DOに補助フィーラー14が設けられてい
る。
ワイヤーW1とワイヤーW2がレール長手方向に張られ
ている。このワイヤーW1の一端AOには、リアフィー
ラー11が設けられ、ワイヤーW1の他端COにフロン
トフィーラー13が設けられている。また、ワイヤーW
2の一端は、ワイヤーW1の一端AOであり、ワイヤー
W2の他端DOに補助フィーラー14が設けられてい
る。
【0048】また、点BOは、点AOと点COの中間位
置となるワイヤーW1の位置であり、点BOの下方に
は、ミドルフィーラー12と道床突き固め装置20が配
置されている。
置となるワイヤーW1の位置であり、点BOの下方に
は、ミドルフィーラー12と道床突き固め装置20が配
置されている。
【0049】上記において、点AOと点BOとの間の距
離は、aとなっている。また、点BOと点COとの間の
距離は、bとなっている。また、点BOと点DOとの間
の距離は、cとなっている。また、点AOに対応するレ
ールR上の位置は、後述する位置Aとなっている。ま
た、点BOに対応するレールR上の位置は、後述する位
置Bとなっている。また、点COに対応するレールR上
の位置は、後述する位置Cとなっている。また、点DO
に対応するレールR上の位置は、後述する位置Dとなっ
ている。
離は、aとなっている。また、点BOと点COとの間の
距離は、bとなっている。また、点BOと点DOとの間
の距離は、cとなっている。また、点AOに対応するレ
ールR上の位置は、後述する位置Aとなっている。ま
た、点BOに対応するレールR上の位置は、後述する位
置Bとなっている。また、点COに対応するレールR上
の位置は、後述する位置Cとなっている。また、点DO
に対応するレールR上の位置は、後述する位置Dとなっ
ている。
【0050】また、図2(A)に示すように、横軸上
で、座標ξにタンピングツール21(又はミドルフィー
ラー12)の第2レール測定位置Bを設定した場合、リ
アフィーラー11の第1レール測定位置Aの横軸座標は
(ξ−a)となる。また、フロントフィーラー13の第
3レール測定位置Cの横軸座標は(ξ+b)となる。ま
た、補助フィーラー14の第4レール測定位置Dの横軸
座標は(ξ+c)となる。
で、座標ξにタンピングツール21(又はミドルフィー
ラー12)の第2レール測定位置Bを設定した場合、リ
アフィーラー11の第1レール測定位置Aの横軸座標は
(ξ−a)となる。また、フロントフィーラー13の第
3レール測定位置Cの横軸座標は(ξ+b)となる。ま
た、補助フィーラー14の第4レール測定位置Dの横軸
座標は(ξ+c)となる。
【0051】各フィーラー11,12,13,14は、
車輪等を介してレールRに接触しており、各点AO,点
BO,点CO,点DOとレールRの間の長さはそれぞれ
既知である。位置測定装置15,16,17,18は、
各点AO,点BO,点CO,点DOの位置を検出する。
各位置測定装置15〜18は、載荷状態(レールにある
程度の荷重が載った状態)で測定ができるようになって
いる。
車輪等を介してレールRに接触しており、各点AO,点
BO,点CO,点DOとレールRの間の長さはそれぞれ
既知である。位置測定装置15,16,17,18は、
各点AO,点BO,点CO,点DOの位置を検出する。
各位置測定装置15〜18は、載荷状態(レールにある
程度の荷重が載った状態)で測定ができるようになって
いる。
【0052】位置測定装置15〜18の検出結果は、演
算装置19に出力される。演算装置19は、各点AO,
点BO,点CO,点DOのレールRからの鉛直方向距離
を計算する。また、演算装置19は、各点AO,点B
O,点CO,点DOの位置におけるレールRの固定位置
からの高さ(例えば、標高等)が入力されると、各点A
O,点BO,点CO,点DOの固定位置からの高さを計
算する。
算装置19に出力される。演算装置19は、各点AO,
点BO,点CO,点DOのレールRからの鉛直方向距離
を計算する。また、演算装置19は、各点AO,点B
O,点CO,点DOの位置におけるレールRの固定位置
からの高さ(例えば、標高等)が入力されると、各点A
O,点BO,点CO,点DOの固定位置からの高さを計
算する。
【0053】また、道床突き固め装置20は、図5,図
6で説明したものと同様の構成と作用を有しているの
で、その説明は省略する。
6で説明したものと同様の構成と作用を有しているの
で、その説明は省略する。
【0054】次に、上記したマルチプルタイタンパー1
0を用いてレールRの位置整正を行う方法について、図
2ないし図4を参照しつつ詳細に説明する。
0を用いてレールRの位置整正を行う方法について、図
2ないし図4を参照しつつ詳細に説明する。
【0055】上記した構成から、本実施形態のマルチプ
ルタイタンパー10は、従来の場合と同様な測定基準線
AO〜COに加え、測定基準線AO〜COの一端COに
接続する他の新たな測定基準線CO〜DOを備えてい
る。これに伴い、本実施形態のマルチプルタイタンパー
10における位置測定装置15〜18は、直線AO〜D
Oを測定基準線として各レール位置の測定を行い、か
つ、位置Cにおけるレール上の点CRと位置Dにおける
レール上の点DRを結んでこれを延長した仮想の線(以
下、「第2仮想線CR〜DR」という。)を設定し、こ
の第2仮想線CR〜DRから点ARまでの距離(図2
(A)における線分AM〜ARの長さ)を測定すること
ができる。
ルタイタンパー10は、従来の場合と同様な測定基準線
AO〜COに加え、測定基準線AO〜COの一端COに
接続する他の新たな測定基準線CO〜DOを備えてい
る。これに伴い、本実施形態のマルチプルタイタンパー
10における位置測定装置15〜18は、直線AO〜D
Oを測定基準線として各レール位置の測定を行い、か
つ、位置Cにおけるレール上の点CRと位置Dにおける
レール上の点DRを結んでこれを延長した仮想の線(以
下、「第2仮想線CR〜DR」という。)を設定し、こ
の第2仮想線CR〜DRから点ARまでの距離(図2
(A)における線分AM〜ARの長さ)を測定すること
ができる。
【0056】ここで、図2(A)に示すように、位置A
におけるレール上の点ARと測定基準線AO〜DOとの
間の距離をX1とし、位置Bにおけるレール上の点BR
と測定基準線AO〜DOとの間の距離をX2とし、位置
Cにおけるレール上の点CRと測定基準線AO〜DOと
の間の距離をX3とし、位置Dにおけるレール上の点D
Rと測定基準線AO〜DOとの間の距離をX4とする。
ここに、X1、X2、X3、X4は、正の値である。
におけるレール上の点ARと測定基準線AO〜DOとの
間の距離をX1とし、位置Bにおけるレール上の点BR
と測定基準線AO〜DOとの間の距離をX2とし、位置
Cにおけるレール上の点CRと測定基準線AO〜DOと
の間の距離をX3とし、位置Dにおけるレール上の点D
Rと測定基準線AO〜DOとの間の距離をX4とする。
ここに、X1、X2、X3、X4は、正の値である。
【0057】第2仮想線CR〜DRから点ARまでの距
離(図2(A)における線分AM〜ARの長さ)は、線
分AO〜AMの長さとX1との差である。また、線分A
O〜AMの長さは、距離X3とX4の比例配分により、
下式(6) X3+(a+b)・(X3−X4)/(c−b) ………(6) により求めることができる。
離(図2(A)における線分AM〜ARの長さ)は、線
分AO〜AMの長さとX1との差である。また、線分A
O〜AMの長さは、距離X3とX4の比例配分により、
下式(6) X3+(a+b)・(X3−X4)/(c−b) ………(6) により求めることができる。
【0058】したがって、線分AM〜ARの長さは、下
式(7) X3+(a+b)・(X3−X4)/(c−b)−X1 ………(7) によって算出できる。
式(7) X3+(a+b)・(X3−X4)/(c−b)−X1 ………(7) によって算出できる。
【0059】マルチプルタイタンパー10のレール位置
整正作業により、作業の前後で、レール位置は、図2
(B)における作業前のレール位置ARから作業後のレ
ール位置AR′のように変化する。したがって、上式
(7)の値をレール移動作業の前後で比較すれば、例え
ば点ARのレールが作業によって実際にどれだけ動いた
かが検出できる。すなわち、図2(B)における線分A
R〜AR′の長さが、レールの動いた量である。
整正作業により、作業の前後で、レール位置は、図2
(B)における作業前のレール位置ARから作業後のレ
ール位置AR′のように変化する。したがって、上式
(7)の値をレール移動作業の前後で比較すれば、例え
ば点ARのレールが作業によって実際にどれだけ動いた
かが検出できる。すなわち、図2(B)における線分A
R〜AR′の長さが、レールの動いた量である。
【0060】さらに、上記した第2仮想線を利用して、
位置Aにおけるレールが実際に移動された位置と目標レ
ール位置との誤差を、演算装置19によってリアルタイ
ムで計算し、位置Bにおける加圧量をその誤差を考慮し
て補正すれば、ある作業位置の手前までのレール移動の
影響が以後のレール移動に波及することを防止し、正確
なレール位置整正を行うことが可能となる。
位置Aにおけるレールが実際に移動された位置と目標レ
ール位置との誤差を、演算装置19によってリアルタイ
ムで計算し、位置Bにおける加圧量をその誤差を考慮し
て補正すれば、ある作業位置の手前までのレール移動の
影響が以後のレール移動に波及することを防止し、正確
なレール位置整正を行うことが可能となる。
【0061】以下に、その実際の方法について説明を行
う。
う。
【0062】(1)まず、位置測定装置15〜18によ
り、レール位置整正を行う施工区間のすべてについて、
位置Aにおけるレール上の点ARと測定基準線AO〜D
Oとの間の距離X1と、位置Bにおけるレール上の点B
Rと測定基準線AO〜DOとの間の距離X2と、位置C
におけるレール上の点CRと測定基準線AO〜DOとの
間の距離X3と、位置Dにおけるレール上の点DRと測
定基準線AO〜DOとの間の距離X4を測定する(以
下、この過程を、「第1測定過程」という。)。
り、レール位置整正を行う施工区間のすべてについて、
位置Aにおけるレール上の点ARと測定基準線AO〜D
Oとの間の距離X1と、位置Bにおけるレール上の点B
Rと測定基準線AO〜DOとの間の距離X2と、位置C
におけるレール上の点CRと測定基準線AO〜DOとの
間の距離X3と、位置Dにおけるレール上の点DRと測
定基準線AO〜DOとの間の距離X4を測定する(以
下、この過程を、「第1測定過程」という。)。
【0063】(2)次に、演算装置19により、レール
位置整正を行う施工区間の全体にわたって、レール整正
目標曲線上の点ATと測定基準線AO〜DOとの間の距
離XT1(図3参照)を、距離X1と、既知の距離Y1
との差(X1−Y1)として計算するとともに、レール
整正目標曲線上の点BTと測定基準線AO〜DOとの間
の距離XT2を、距離X2と、既知の距離Y2との差
(X2−Y2)として計算する(以下、この過程を「第
1計算過程」という。)。なお、距離XT1(=X1−
Y1)は、点AOから見たレール移動の目標位置(点A
T)が、点ARの側(レール側)にある場合を正とし、
その逆を負とする。図3(A)、図3(B)では、XT
1は正の値となっている。また、値Y1、Y2は、レー
ル位置整正を実施する者が任意に設定する。
位置整正を行う施工区間の全体にわたって、レール整正
目標曲線上の点ATと測定基準線AO〜DOとの間の距
離XT1(図3参照)を、距離X1と、既知の距離Y1
との差(X1−Y1)として計算するとともに、レール
整正目標曲線上の点BTと測定基準線AO〜DOとの間
の距離XT2を、距離X2と、既知の距離Y2との差
(X2−Y2)として計算する(以下、この過程を「第
1計算過程」という。)。なお、距離XT1(=X1−
Y1)は、点AOから見たレール移動の目標位置(点A
T)が、点ARの側(レール側)にある場合を正とし、
その逆を負とする。図3(A)、図3(B)では、XT
1は正の値となっている。また、値Y1、Y2は、レー
ル位置整正を実施する者が任意に設定する。
【0064】(3)次に、マルチプルタイタンパー10
によりレール位置整正作業を行う線路区間の全体につい
て、以下の値P、Qを計算する(以下、この過程を、
「第2計算過程」という。)。
によりレール位置整正作業を行う線路区間の全体につい
て、以下の値P、Qを計算する(以下、この過程を、
「第2計算過程」という。)。
【0065】a)レールの移動が誤差なく行われたと仮
定した場合の、位置Bにおけるレール整正目標曲線と第
1仮想線AT〜CRとの間の距離である加圧量Pを、演
算装置19によって計算する。この場合の加圧量Pは、
従来の場合と同様であるから、上式(5)の P=Y2−X2+(b・X1+a・X3−b・Y1)/
(a+b) を用いて演算装置19により計算することができる。
定した場合の、位置Bにおけるレール整正目標曲線と第
1仮想線AT〜CRとの間の距離である加圧量Pを、演
算装置19によって計算する。この場合の加圧量Pは、
従来の場合と同様であるから、上式(5)の P=Y2−X2+(b・X1+a・X3−b・Y1)/
(a+b) を用いて演算装置19により計算することができる。
【0066】b)次に、レールの移動が誤差なく行われ
たと仮定した場合の、位置Aにおけるレール整正目標曲
線と第2仮想線CR〜DRの延長線との間の距離Q(図
3(B)参照。)を、下式(8) Q=〔{(a+c)・X3−(a+b)・X4}/(c−b)〕−XT1 ………(8) により計算する。
たと仮定した場合の、位置Aにおけるレール整正目標曲
線と第2仮想線CR〜DRの延長線との間の距離Q(図
3(B)参照。)を、下式(8) Q=〔{(a+c)・X3−(a+b)・X4}/(c−b)〕−XT1 ………(8) により計算する。
【0067】上記のQの値は、上記したX3、X4、X
T1の正負の定義等により、「レールを、第2仮想線C
R〜DRの延長線(直線AM〜DR)から見て、測定基
準線AO〜DOの方向に引き寄せる方向(図3(B)に
おける上向きの方向)が正で、その逆が負」となる。図
3(B)においては、Qは正の値となっている。
T1の正負の定義等により、「レールを、第2仮想線C
R〜DRの延長線(直線AM〜DR)から見て、測定基
準線AO〜DOの方向に引き寄せる方向(図3(B)に
おける上向きの方向)が正で、その逆が負」となる。図
3(B)においては、Qは正の値となっている。
【0068】上式(8)においては、図3(A)に示す
ように、XT1=X1−Y1であるから、距離Qは、下
式(9) Q=〔{(a+c)・X3−(a+b)・X4}/(c−b)〕−X1+Y1 ………(9) と表すことができる。
ように、XT1=X1−Y1であるから、距離Qは、下
式(9) Q=〔{(a+c)・X3−(a+b)・X4}/(c−b)〕−X1+Y1 ………(9) と表すことができる。
【0069】(4)第2計算過程以後のいずれかの時点
において、レール位置整正を施工する区間の始端(例え
ば、図2〜図4における左方に位置する始点)に戻り、
レール位置整正施工区間の終端に向かって(例えば、図
2〜図4における右方へ向かって)進行しつつ、以下の
事項を実施する。
において、レール位置整正を施工する区間の始端(例え
ば、図2〜図4における左方に位置する始点)に戻り、
レール位置整正施工区間の終端に向かって(例えば、図
2〜図4における右方へ向かって)進行しつつ、以下の
事項を実施する。
【0070】c)上記の加圧量Pを用いてレール移動作
業を行う。
業を行う。
【0071】d)レール位置整正施工区間の終端に向か
って進む。
って進む。
【0072】e)第2仮想線CR〜DRの位置Aにおけ
る点AMと点ARの移動後の実際の点AR′との間の距
離XM1(図4(A)参照)を測定する。以下において
は、これらc)〜e)の過程を、「第2測定過程」とい
う(図4(A)参照。)。
る点AMと点ARの移動後の実際の点AR′との間の距
離XM1(図4(A)参照)を測定する。以下において
は、これらc)〜e)の過程を、「第2測定過程」とい
う(図4(A)参照。)。
【0073】(5)次に、計算値Qと測定値XM1(図
4(A)参照)の差、すなわち、下式(10) δ=Q−XM1 ………(10) として、位置Aにおける誤差δ(図4参照)を計算する
(以下、この過程を、「第3計算過程」という。)。
4(A)参照)の差、すなわち、下式(10) δ=Q−XM1 ………(10) として、位置Aにおける誤差δ(図4参照)を計算する
(以下、この過程を、「第3計算過程」という。)。
【0074】上記したXM1とδは、Qと同様に、「レ
ールを、第2仮想線CR〜DRの延長線(直線AM〜D
R)から見て、測定基準線AO〜DOの方向に引き寄せ
る方向(図4における上向きの方向)が正で、その逆が
負」となる。図4においては、XM1及びδは、ともに
正の値となっている。
ールを、第2仮想線CR〜DRの延長線(直線AM〜D
R)から見て、測定基準線AO〜DOの方向に引き寄せ
る方向(図4における上向きの方向)が正で、その逆が
負」となる。図4においては、XM1及びδは、ともに
正の値となっている。
【0075】(6)次に、補正後の加圧量値P′を、下
式(11) P′=P+{δ・b/(a+b)} ………(11) により計算する(以下、この過程を、「第4計算過程」
という。図4(B)参照。)。
式(11) P′=P+{δ・b/(a+b)} ………(11) により計算する(以下、この過程を、「第4計算過程」
という。図4(B)参照。)。
【0076】上記したP´は、「レールを、直線AR´
〜CRから見て、測定基準線AO〜DOの方向に引き寄
せる方向(図4における上向きの方向)が正で、その逆
が負」となる。図4においては、P´は正の値となって
いる。
〜CRから見て、測定基準線AO〜DOの方向に引き寄
せる方向(図4における上向きの方向)が正で、その逆
が負」となる。図4においては、P´は正の値となって
いる。
【0077】第4計算過程の後は、点AR´と点CRと
を結ぶ直線AR´〜CR(以下、「施工基準線」とい
う。)を設定する。
を結ぶ直線AR´〜CR(以下、「施工基準線」とい
う。)を設定する。
【0078】次に、位置Bにおける施工基準線AR´〜
CRからの距離が上記したP´となるように、レールを
移動させる。以下、この過程を、「レール位置整正過
程」という。
CRからの距離が上記したP´となるように、レールを
移動させる。以下、この過程を、「レール位置整正過
程」という。
【0079】その後、上記した第2測定過程の過程c)
に戻り、次いで第2測定過程の過程d)、e)を実行
し、次いで第3計算過程を実行し、次いで第4計算過程
を実行し、レール位置整正過程を実行する。以下、同様
にして、レール位置整正施工区間の終端に到達するま
で、第2測定過程、第3計算過程、第4計算過程、レー
ル位置整正過程を繰り返す。
に戻り、次いで第2測定過程の過程d)、e)を実行
し、次いで第3計算過程を実行し、次いで第4計算過程
を実行し、レール位置整正過程を実行する。以下、同様
にして、レール位置整正施工区間の終端に到達するま
で、第2測定過程、第3計算過程、第4計算過程、レー
ル位置整正過程を繰り返す。
【0080】本実施形態のマルチプルタイタンパー10
における位置Dの位置測定装置18の設置条件は、直前
までのレール移動作業の影響が無いことである。したが
って、位置Bよりも作業方向側(図1における右側)で
あり、かつ位置Bとある程度離れていれば、どのような
位置であってもよい。
における位置Dの位置測定装置18の設置条件は、直前
までのレール移動作業の影響が無いことである。したが
って、位置Bよりも作業方向側(図1における右側)で
あり、かつ位置Bとある程度離れていれば、どのような
位置であってもよい。
【0081】しかし、位置Bから遠すぎる位置の場合に
は、上式(7)における(c−b)の値が大きくなりす
ぎ、測定の感度が低下するので好ましくない。一方、位
置Cに近すぎると、(c−b)の値が小さくなり、X
3、X4の測定誤差が上式(7)の値に与える影響が大
きくなるので、これも好ましくない。したがって、位置
Dは、使用する測定装置の精度を考慮し、距離a,b,
cが、絶対値記号を[]としたとき、下式の条件式(1
2) 0.2×(a+b)≦[c−b]≦5.0×(a+b) ………(12) を満足する値となるように設定することが望ましい。
は、上式(7)における(c−b)の値が大きくなりす
ぎ、測定の感度が低下するので好ましくない。一方、位
置Cに近すぎると、(c−b)の値が小さくなり、X
3、X4の測定誤差が上式(7)の値に与える影響が大
きくなるので、これも好ましくない。したがって、位置
Dは、使用する測定装置の精度を考慮し、距離a,b,
cが、絶対値記号を[]としたとき、下式の条件式(1
2) 0.2×(a+b)≦[c−b]≦5.0×(a+b) ………(12) を満足する値となるように設定することが望ましい。
【0082】すなわち、(c−b)の絶対値[c−b]
が、(a+b)の値の0.2倍から5.0倍までの範囲
であれば、実用可能である。特に、[c−b]の値が、
(a+b)の値とほぼ等しい場合、つまり、[c−b]
の値が(a+b)の値のほぼ1.0倍の場合は、測定感
度とマルチプルタイタンパーの製造コストの点から見て
好ましい、と考えられる。
が、(a+b)の値の0.2倍から5.0倍までの範囲
であれば、実用可能である。特に、[c−b]の値が、
(a+b)の値とほぼ等しい場合、つまり、[c−b]
の値が(a+b)の値のほぼ1.0倍の場合は、測定感
度とマルチプルタイタンパーの製造コストの点から見て
好ましい、と考えられる。
【0083】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0084】例えば、上記実施形態の図1においては、
移動を行って目標値に整正するレール位置として、レー
ルの鉛直方向位置(レールの高低狂いの方向のレール位
置)を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定さ
れず、他のレール位置、例えば、レールの水平方向位
置、すなわちレール長手方向に対して直角な水平方向
(レールの側面への方向)のレール位置(レールの通り
狂いの方向のレール位置)であってもよい。あるいはま
た、レールの鉛直方向位置とレールの水平方向位置の両
者であってもよい。
移動を行って目標値に整正するレール位置として、レー
ルの鉛直方向位置(レールの高低狂いの方向のレール位
置)を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定さ
れず、他のレール位置、例えば、レールの水平方向位
置、すなわちレール長手方向に対して直角な水平方向
(レールの側面への方向)のレール位置(レールの通り
狂いの方向のレール位置)であってもよい。あるいはま
た、レールの鉛直方向位置とレールの水平方向位置の両
者であってもよい。
【0085】また、本発明のレール位置整正装置及びレ
ール位置整正方法は、ミドルフィーラー位置(上記した
位置B)の加圧量を算出する方式のマルチプルタイタン
パーにも、あるいはフロントフィーラー位置(上記した
位置C)の加圧量を算出する方式のマルチプルタイタン
パーにも応用可能である。
ール位置整正方法は、ミドルフィーラー位置(上記した
位置B)の加圧量を算出する方式のマルチプルタイタン
パーにも、あるいはフロントフィーラー位置(上記した
位置C)の加圧量を算出する方式のマルチプルタイタン
パーにも応用可能である。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来用いられていた測定基準線AO〜COに、新たに1
つの位置測定手段を設けるとともに、新たな第2仮想線
CR〜DRを用いて点Aにおけるレール移動作業前後の
移動量を検出することができる。
従来用いられていた測定基準線AO〜COに、新たに1
つの位置測定手段を設けるとともに、新たな第2仮想線
CR〜DRを用いて点Aにおけるレール移動作業前後の
移動量を検出することができる。
【図1】本発明に係るレール位置整正装置の一実施形態
であるマルチプルタイタンパーの構成を示す図である。
であるマルチプルタイタンパーの構成を示す図である。
【図2】図1に示すマルチプルタイタンパーにおけるレ
ール位置整正方法を説明する図(1)である。
ール位置整正方法を説明する図(1)である。
【図3】図1に示すマルチプルタイタンパーにおけるレ
ール位置整正方法を説明する図(2)である。
ール位置整正方法を説明する図(2)である。
【図4】図1に示すマルチプルタイタンパーにおけるレ
ール位置整正方法を説明する図(3)である。
ール位置整正方法を説明する図(3)である。
【図5】従来のマルチプルタイタンパーの構成を示す図
である。
である。
【図6】図5に示すマルチプルタイタンパーにおけるタ
ンピングツールの構成を示す図である。
ンピングツールの構成を示す図である。
【図7】図5に示すマルチプルタイタンパーにおけるレ
ール位置整正方法を説明する図(1)である。
ール位置整正方法を説明する図(1)である。
【図8】図5に示すマルチプルタイタンパーにおけるレ
ール位置整正方法を説明する図(2)である。
ール位置整正方法を説明する図(2)である。
【図9】図5に示すマルチプルタイタンパーにおけるレ
ール位置整正方法を説明する図(3)である。
ール位置整正方法を説明する図(3)である。
10 マルチプルタイタンパー(レール位置整正装置) 11 リアフィーラー 12 ミドルフィーラー 13 フロントフィーラー 14 補助フィーラー 15〜18 位置測定装置(位置測定手段) 19 演算装置(演算手段) 20 道床突き固め装置 21 タンピングツール 22 レール把持装置 23,24 レール把持部 50 マルチプルタイタンパー 59 演算装置 70 道床バラスト A 第1レール測定位置 B 第2レール測定位置 C 第3レール測定位置 D 第4レール測定位置 R レール S まくらぎ W1,W2 ワイヤー(測定基準線)
Claims (4)
- 【請求項1】 鉄道のバラスト道床軌道の道床バラスト
内へ振動するタンピングツールを差し込み、まくらぎの
下方へ前記道床バラストを押し込むことによってレール
を移動させてレール位置の整正を行うレール位置整正装
置であって、 前記レール位置整正装置に測定基準線を設け、 前記タンピングツールの位置である第2レール測定位置
Bを挟んで、前記位置Bからレール長手方向の後方aの
距離に位置する第1レール測定位置Aと、前記位置Bか
らレール長手方向の前方bの距離に位置する第3レール
測定位置Cを設定するとともに、前記第2レール測定位
置の前方で前記位置Bからcの距離に位置する第4レー
ル測定位置Dを設定し、 かつ、前記各位置A,B,C,Dにおけるレール上の点
AR,BR,CR,DRと前記測定基準線との間の距離
を測定する位置測定手段と、演算手段を設け、 前記位置測定手段により、前記位置Aにおけるレール上
の点ARと前記測定基準線との間の距離X1と、前記位
置Bにおけるレール上の点BRと前記測定基準線との間
の距離X2と、前記位置Cにおけるレール上の点CRと
前記測定基準線との間の距離X3と、前記位置Dにおけ
るレール上の点DRと前記測定基準線との間の距離X4
を測定する第1測定過程を行い、 次いで、前記演算手段により、レール位置整正を行う区
間全体にわたって、レール位置整正の目標としてあらか
じめ与えられた曲線であるレール整正目標曲線の前記位
置Aにおける点ATと前記測定基準線との間の距離XT
1を、前記距離X1と、前記点ARと前記点ATの間の
既知の距離Y1との差(X1−Y1)として計算すると
ともに、前記レール整正目標曲線の前記位置Bにおける
点BTと前記測定基準線との間の距離XT2を、前記距
離X2と、前記点BRと前記点BTの間の既知の距離Y
2との差(X2−Y2)として計算する第1計算過程を
行い、 次いで、前記点ATと前記点CRとを結ぶ直線である第
1仮想線AT〜CRと、前記点CRと前記点DRとを結
ぶ直線である第2仮想線CR〜DRを設定し、 次いで、レール位置整正を行う区間全体にわたって、前
記レールの移動が誤差なく行われたと仮定した場合の前
記位置Bにおける前記レール整正目標曲線と前記第1仮
想線AT〜CRとの間の距離である加圧量Pを下式 P=Y2−X2+(b・X1+a・X3−b・Y1)/
(a+b) により計算するとともに、前記レールの移動が誤差なく
行われたと仮定した場合の前記位置Aにおける前記レー
ル整正目標曲線と前記第2仮想線CR〜DRの延長線と
の間の距離Qを、下式 Q=〔{(a+c)・X3−(a+b)・X4}/(c
−b)〕−XT1 により計算する第2計算過程を行い、 前記第2計算過程以後のいずれかの時点において、前記
第2仮想線CR〜DRの前記位置Aにおける点AMと前
記点ARの移動後の実際の点AR′との間の距離XM1
を測定する第2測定過程を行い、 次いで、前記計算値Qと前記測定値XM1の差(Q−X
M1)として前記位置Aにおける誤差δを計算する第3
計算過程を行い、 次いで、補正後の加圧量値P′を、下式 P′=P+{δ・b/(a+b)} により計算する第4計算過程を行い、 前記点AR´と前記点CRとを結ぶ直線である施工基準
線AR´〜CRを設定し、 前記位置Bにおける前記施工基準線AR´〜CRからの
距離が前記P´となるように前記レールを移動させるレ
ール位置整正過程を行い、 その後、前記第2測定過及び第3計算過程及び第4計算
過程及びレール位置整正過程を繰り返すことを特徴とす
るレール位置整正装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のレール位置整正装置にお
いて、 前記距離a,b,cは、絶対値記号を[]としたとき、
下式の条件 0.2×(a+b)≦[c−b]≦5.0×(a+b) を満足する値を有することを特徴とするレール位置整正
装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のレール位置整正装置にお
いて、 整正又は測定される前記レール位置は、レールの鉛直方
向位置、又はレールの水平方向位置、若しくは前記の両
者であることを特徴とするレール位置整正装置。 - 【請求項4】 レール位置整正装置を用いて、鉄道のバ
ラスト道床軌道の道床バラスト内へ振動するタンピング
ツールを差し込み、まくらぎの下方へ前記道床バラスト
を押し込むことによってレールを移動させてレール位置
の整正を行う場合のレール位置整正方法であって、 前記レール位置整正装置に測定基準線を設け、 前記タンピングツールの位置である第2レール測定位置
Bを挟んで、前記位置Bからレール長手方向の後方aの
距離に位置する第1レール測定位置Aと、前記位置Bか
らレール長手方向の前方bの距離に位置する第3レール
測定位置Cを設定するとともに、前記第2レール測定位
置の前方で前記位置Bからcの距離に位置する第4レー
ル測定位置Dを設定し、 前記位置Aにおけるレール上の点ARと前記測定基準線
との間の距離X1と、前記位置Bにおけるレール上の点
BRと前記測定基準線との間の距離X2と、前記位置C
におけるレール上の点CRと前記測定基準線との間の距
離X3と、前記位置Dにおけるレール上の点DRと前記
測定基準線との間の距離X4を測定する第1測定過程を
行い、 次いで、前記演算手段により、レール位置整正を行う区
間全体にわたって、レール位置整正の目標としてあらか
じめ与えられた曲線であるレール整正目標曲線の前記位
置Aにおける点ATと前記測定基準線との間の距離XT
1を、前記距離X1と、前記点ARと前記点ATの間の
既知の距離Y1との差(X1−Y1)として計算すると
ともに、前記レール整正目標曲線の前記位置Bにおける
点BTと前記測定基準線との間の距離XT2を、前記距
離X2と、前記点BRと前記点BTの間の既知の距離Y
2との差(X2−Y2)として計算する第1計算過程を
行い、 次いで、前記点ATと前記点CRとを結ぶ直線である第
1仮想線AT〜CRと、前記点CRと前記点DRとを結
ぶ直線である第2仮想線CR〜DRを設定し、次いで、
レール位置整正を行う区間全体にわたって、前記レール
の移動が誤差なく行われたと仮定した場合の前記位置B
における前記レール整正目標曲線と前記第1仮想線AT
〜CRとの間の距離である加圧量Pを下式 P=Y2−X2+(b・X1+a・X3−b・Y1)/
(a+b) により計算するとともに、前記レールの移動が誤差なく
行われたと仮定した場合の前記位置Aにおける前記レー
ル整正目標曲線と前記第2仮想線CR〜DRの延長線と
の間の距離Qを、下式 Q=〔{(a+c)・X3−(a+b)・X4}/(c
−b)〕−XT1 により計算する第2計算過程を行い、 前記第2計算過程以後のいずれかの時点において、前記
第2仮想線CR〜DRの前記位置Aにおける点AMと前
記点ARの移動後の実際の点AR′との間の距離XM1
を測定する第2測定過程を行い、 次いで、前記計算値Qと前記測定値XM1の差(Q−X
M1)として前記位置Aにおける誤差δを計算する第3
計算過程を行い、 次いで、補正後の加圧量値P′を、下式 P′=P+{δ・b/(a+b)} により計算する第4計算過程を行い、 前記点AR´と前記点CRとを結ぶ直線である施工基準
線AR´〜CRを設定し、 前記位置Bにおける前記施工基準線AR´〜CRからの
距離が前記P´となるように前記レールを移動させるレ
ール位置整正過程を行い、 その後、前記第2測定過及び第3計算過程及び第4計算
過程及びレール位置整正過程を繰り返すことを特徴とす
るレール位置整正方法。
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|---|---|---|---|
| JP00510399A JP3509597B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | レール位置整正装置、及びレール位置整正方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00510399A JP3509597B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | レール位置整正装置、及びレール位置整正方法 |
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|---|---|
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| JP3509597B2 JP3509597B2 (ja) | 2004-03-22 |
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| JP00510399A Expired - Fee Related JP3509597B2 (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | レール位置整正装置、及びレール位置整正方法 |
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| JP (1) | JP3509597B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN115369707A (zh) * | 2022-09-19 | 2022-11-22 | 中铁大桥局集团第一工程有限公司 | 用于长联大跨铁路钢桥上无砟轨道的施工方法 |
| CN117265926A (zh) * | 2023-09-15 | 2023-12-22 | 北京交通大学 | 适用于复杂线路条件的三枕智能捣固装置及控制系统 |
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-
1999
- 1999-01-12 JP JP00510399A patent/JP3509597B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN114455425B (zh) * | 2020-11-10 | 2024-01-16 | 东芝电梯株式会社 | 轨道设置辅助装置、方法、系统以及存储介质 |
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