JP2000204911A - タペットに対するカム受板の取付方法 - Google Patents
タペットに対するカム受板の取付方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接等の接合手段を用いることなく、カム受
板をタペット本体の頂面に容易に取付ける。 【解決手段】 タペット本体5の頂壁5aの上部に、外
径がタペット本体5の外径よりも小径をなし、かつ外周
面を上方に向かって漸次拡径する逆テーパ面とした取付
部5bを形成するとともに、カム受板6の下面に、取付
部5bと補形をなす上向きの凹部6aを形成し、取付部
5bの上面に載置したカム受板6の中央部上面を押圧し
て、その周端部を上向きに弾性変形させることにより、
カム受板6の凹部6aを取付部5bに嵌合する。
板をタペット本体の頂面に容易に取付ける。 【解決手段】 タペット本体5の頂壁5aの上部に、外
径がタペット本体5の外径よりも小径をなし、かつ外周
面を上方に向かって漸次拡径する逆テーパ面とした取付
部5bを形成するとともに、カム受板6の下面に、取付
部5bと補形をなす上向きの凹部6aを形成し、取付部
5bの上面に載置したカム受板6の中央部上面を押圧し
て、その周端部を上向きに弾性変形させることにより、
カム受板6の凹部6aを取付部5bに嵌合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関における
直動型の動弁機構に用いられるタペットの頂面に、硬質
のカム受板を容易に取付ける方法に関する。
直動型の動弁機構に用いられるタペットの頂面に、硬質
のカム受板を容易に取付ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関における直動型の動弁機構に用
いられるタペットの中には、図4に示すように、有頂円
筒形をなすタペット本体(1)の頂面に形成された凹孔(1
a)内に、硬質のシム(2)を着脱可能として嵌合し、カム
(3)が摺接する面の摩耗を防止しうるようにしたものが
ある。
いられるタペットの中には、図4に示すように、有頂円
筒形をなすタペット本体(1)の頂面に形成された凹孔(1
a)内に、硬質のシム(2)を着脱可能として嵌合し、カム
(3)が摺接する面の摩耗を防止しうるようにしたものが
ある。
【0003】しかし、このようなシム(2)が装着された
タペットにおいては、頂面に凹孔(1a)を形成した分だ
け、タペットの頂面、すなわちシム(2)におけるカム
(3)との摺接部の有効表面積が小さくなるため、エンジ
ンバルブのリフト量を大としようとすると、タペット本
体(1)の外径を大きくして、径の大きなシムを装着する
必要がある。また、このようにすると、シリンダヘッド
も大型化するため、エンジン設計上の自由度が制約され
る。
タペットにおいては、頂面に凹孔(1a)を形成した分だ
け、タペットの頂面、すなわちシム(2)におけるカム
(3)との摺接部の有効表面積が小さくなるため、エンジ
ンバルブのリフト量を大としようとすると、タペット本
体(1)の外径を大きくして、径の大きなシムを装着する
必要がある。また、このようにすると、シリンダヘッド
も大型化するため、エンジン設計上の自由度が制約され
る。
【0004】このような問題を解決するものとして、図
5に示すように、タペット本体(1)の頂面全体に、硬質
のカム受板(4)を一体的に固着したものが提案されてい
る。
5に示すように、タペット本体(1)の頂面全体に、硬質
のカム受板(4)を一体的に固着したものが提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来のタペ
ットでは、カム受板(4)は、通常、ろう付けや溶接等に
より固着されるため、その工程が煩雑となって製造コス
トも嵩む。
ットでは、カム受板(4)は、通常、ろう付けや溶接等に
より固着されるため、その工程が煩雑となって製造コス
トも嵩む。
【0006】また、慣性質量を低減するために、タペッ
ト本体(1)をアルミニウム合金等により形成すると、融
点の大きく異なる材料同士の接合となるため、接合強度
にばらつきが生じることがある。
ト本体(1)をアルミニウム合金等により形成すると、融
点の大きく異なる材料同士の接合となるため、接合強度
にばらつきが生じることがある。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、溶接等の接合手段を用いることなく、カム受板
を、タペット本体の頂面に容易に固定することにより、
コスト低減が図れるようにした、タペットに対するカム
受板の取付方法を提供することを目的としている。
ので、溶接等の接合手段を用いることなく、カム受板
を、タペット本体の頂面に容易に固定することにより、
コスト低減が図れるようにした、タペットに対するカム
受板の取付方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 有頂円筒形をなすタペット本体の頂面に、外径が
タペット本体の外径とほぼ等径をなす硬質のカム受板を
取付ける方法であって、前記タペット本体の頂壁の上部
に、外径がタペット本体の外径よりも小径をなし、かつ
外周面を上方に向かって漸次拡径する逆テーパ面とした
取付部を形成するとともに、前記カム受板の下面に、前
記取付部と補形をなす上向きの凹部を形成し、前記取付
部の上面に載置したカム受板の中央部上面を押圧して、
その周端部を上向きに弾性変形させることにより、カム
受板の凹部を前記取付部に嵌合する。
題は、次のようにして解決される。 (1) 有頂円筒形をなすタペット本体の頂面に、外径が
タペット本体の外径とほぼ等径をなす硬質のカム受板を
取付ける方法であって、前記タペット本体の頂壁の上部
に、外径がタペット本体の外径よりも小径をなし、かつ
外周面を上方に向かって漸次拡径する逆テーパ面とした
取付部を形成するとともに、前記カム受板の下面に、前
記取付部と補形をなす上向きの凹部を形成し、前記取付
部の上面に載置したカム受板の中央部上面を押圧して、
その周端部を上向きに弾性変形させることにより、カム
受板の凹部を前記取付部に嵌合する。
【0009】(2) 前項において、取付部の上面の外周
縁と凹部の下端縁との少なくともいずれか一方を、面取
りする。
縁と凹部の下端縁との少なくともいずれか一方を、面取
りする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に適用されるタペッ
ト本体(5)とカム受板(6)を示すもので、タペット本体
(5)は、アルミニウム合金により有頂円筒形に形成さ
れ、またカム受板(6)は、板厚方向に若干弾性変形可能
な硬質金属材料、例えばクロムモリブデン鋼により、タ
ペット本体(5)の外径と等径に形成されている。
基づいて説明する。図1は、本発明に適用されるタペッ
ト本体(5)とカム受板(6)を示すもので、タペット本体
(5)は、アルミニウム合金により有頂円筒形に形成さ
れ、またカム受板(6)は、板厚方向に若干弾性変形可能
な硬質金属材料、例えばクロムモリブデン鋼により、タ
ペット本体(5)の外径と等径に形成されている。
【0011】タペット本体(5)における頂壁(5a)の上端
部には、タペット本体(5)の外径よりも若干小径をなす
とともに、外周面を、上方に向かって漸次拡径する逆テ
ーパ面としたカム受板(6)の取付部(5b)が形成されてい
る。
部には、タペット本体(5)の外径よりも若干小径をなす
とともに、外周面を、上方に向かって漸次拡径する逆テ
ーパ面としたカム受板(6)の取付部(5b)が形成されてい
る。
【0012】取付部(5b)の上端の外周縁(5c)には、面取
りが施されている。この面取りは、丸味を有するものと
するのが好ましい。
りが施されている。この面取りは、丸味を有するものと
するのが好ましい。
【0013】カム受板(6)の下面には、上記タペット本
体(5)の取付部(5b)と補形をなす上向きの凹部(6a)が形
成され、取付部(5b)に密に嵌着されるようになってい
る。
体(5)の取付部(5b)と補形をなす上向きの凹部(6a)が形
成され、取付部(5b)に密に嵌着されるようになってい
る。
【0014】カム受板(6)をタペット本体(5)の頂壁(5
a)に取付けるには、図2に示すように、タペット本体
(5)の頂壁(5a)の上面にカム受板(6)を載置したのち、
カム受板(6)の中央部上面をパンチ(7)等により強圧す
る。
a)に取付けるには、図2に示すように、タペット本体
(5)の頂壁(5a)の上面にカム受板(6)を載置したのち、
カム受板(6)の中央部上面をパンチ(7)等により強圧す
る。
【0015】すると、カム受板(6)は、想像線のように
弾性変形させられ、外周部が若干上向きに反ることによ
り、カム受板(6)は取付部(5b)に嵌合される。
弾性変形させられ、外周部が若干上向きに反ることによ
り、カム受板(6)は取付部(5b)に嵌合される。
【0016】嵌合後にパンチ(7)の押圧荷重を解除する
と、図3に拡大して示すように、カム受板(6)が元の状
態に弾性復元することにより、取付部(5b)にがたなく嵌
着され、かつ上方への抜け止めがなされる。
と、図3に拡大して示すように、カム受板(6)が元の状
態に弾性復元することにより、取付部(5b)にがたなく嵌
着され、かつ上方への抜け止めがなされる。
【0017】上記カム受板(6)の押圧時において、取付
部(5b)の外周縁(5c)には、面取りが施されているため、
カム受板(6)の凹部(6a)下端縁と外周縁(5c)との間の接
触抵抗が小さくなり、嵌着が容易に行われる。この効果
は、上記面取りを丸味を有するものとすれば、より助長
される。
部(5b)の外周縁(5c)には、面取りが施されているため、
カム受板(6)の凹部(6a)下端縁と外周縁(5c)との間の接
触抵抗が小さくなり、嵌着が容易に行われる。この効果
は、上記面取りを丸味を有するものとすれば、より助長
される。
【0018】なお、面取りは、上記と反対に、カム受板
(6)の凹部(6a)の下端縁に形成してもよく、また、取付
部(5b)の外周縁(5c)と凹部(6a)の下端縁との両方に形成
してもよい。
(6)の凹部(6a)の下端縁に形成してもよく、また、取付
部(5b)の外周縁(5c)と凹部(6a)の下端縁との両方に形成
してもよい。
【0019】本発明は、タペット本体(5)が鉄製のもの
にも適用しうる。すなわち、タペット本体(5)を安価な
炭素鋼等により形成し、カム受板(6)を、上記クロムモ
リブデン鋼のような高耐摩耗性材料とする際などであ
る。
にも適用しうる。すなわち、タペット本体(5)を安価な
炭素鋼等により形成し、カム受板(6)を、上記クロムモ
リブデン鋼のような高耐摩耗性材料とする際などであ
る。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、溶接等の
接合手段を用いることなく、カム受板をタペット本体の
頂面に容易に固着しうるため、コスト低減が図れる。ま
た、タペット本体とカム受板とが異種材料同士であって
も、何ら支障なく取付けることができる。
接合手段を用いることなく、カム受板をタペット本体の
頂面に容易に固着しうるため、コスト低減が図れる。ま
た、タペット本体とカム受板とが異種材料同士であって
も、何ら支障なく取付けることができる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、カム受板を
押圧した際、凹部の下端縁と取付部の外周縁との接触抵
抗が小さくなるため、小さな押圧力でもカム受板は容易
に嵌着される。
押圧した際、凹部の下端縁と取付部の外周縁との接触抵
抗が小さくなるため、小さな押圧力でもカム受板は容易
に嵌着される。
【図1】本発明が適用されるタペット本体とカム受板と
の中央縦断正面図である。
の中央縦断正面図である。
【図2】同じく、カム受板の取付要領を示す中央縦断正
面図である。
面図である。
【図3】同じく、カム受板取付後の要部の拡大縦断正面
図である。
図である。
【図4】従来のシムを用いたタペットの中央縦断正面図
である。
である。
【図5】同じく、従来のカム受板が固着されたタペット
の中央縦断正面図である。
の中央縦断正面図である。
(5)タペット本体 (5a)頂壁 (5b)取付部 (5c)外周縁 (6)カム受板 (6a)凹部 (7)パンチ
Claims (2)
- 【請求項1】 有頂円筒形をなすタペット本体の頂面
に、外径がタペット本体の外径とほぼ等径をなす硬質の
カム受板を取付ける方法であって、 前記タペット本体の頂壁の上部に、外径がタペット本体
の外径よりも小径をなし、かつ外周面を上方に向かって
漸次拡径する逆テーパ面とした取付部を形成するととも
に、前記カム受板の下面に、前記取付部と補形をなす上
向きの凹部を形成し、前記取付部の上面に載置したカム
受板の中央部上面を押圧して、その周端部を上向きに弾
性変形させることにより、カム受板の凹部を前記取付部
に嵌合することを特徴とするタペットに対するカム受板
の取付方法。 - 【請求項2】 取付部の上面の外周縁と凹部の下端縁と
の少なくともいずれか一方を、面取りすることを特徴と
する請求項1記載のタペットに対するカム受板の取付方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004227A JP2000204911A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | タペットに対するカム受板の取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004227A JP2000204911A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | タペットに対するカム受板の取付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000204911A true JP2000204911A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11578697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11004227A Pending JP2000204911A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | タペットに対するカム受板の取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000204911A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103203326A (zh) * | 2013-04-11 | 2013-07-17 | 机科发展科技股份有限公司 | 一种挺杆自动检测分选机 |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP11004227A patent/JP2000204911A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103203326A (zh) * | 2013-04-11 | 2013-07-17 | 机科发展科技股份有限公司 | 一种挺杆自动检测分选机 |
| CN103203326B (zh) * | 2013-04-11 | 2014-09-24 | 机科发展科技股份有限公司 | 一种挺杆自动检测分选机 |
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