JP2000204917A - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置

Info

Publication number
JP2000204917A
JP2000204917A JP11004630A JP463099A JP2000204917A JP 2000204917 A JP2000204917 A JP 2000204917A JP 11004630 A JP11004630 A JP 11004630A JP 463099 A JP463099 A JP 463099A JP 2000204917 A JP2000204917 A JP 2000204917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pin
hole
intake
lifter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11004630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4163315B2 (ja
Inventor
Takaaki Tsukui
孝明 津久井
Takashi Ichimura
孝 市村
Yoshihiko Kumagai
吉彦 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP00463099A priority Critical patent/JP4163315B2/ja
Priority to US09/480,650 priority patent/US6302070B1/en
Priority to CN00100954A priority patent/CN1132996C/zh
Priority to EP00100503A priority patent/EP1020619B1/en
Priority to DE60008936T priority patent/DE60008936T2/de
Publication of JP2000204917A publication Critical patent/JP2000204917A/ja
Priority to US09/848,238 priority patent/US6386163B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4163315B2 publication Critical patent/JP4163315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/26—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/14—Tappets; Push rods
    • F01L1/143—Tappets; Push rods for use with overhead camshafts
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/20—Adjusting or compensating clearance
    • F01L1/205—Adjusting or compensating clearance by means of shims or the like
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/0005—Deactivating valves
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02—Valve drive
    • F01L1/04—Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047—Camshafts
    • F01L1/053—Camshafts overhead type
    • F01L2001/0537—Double overhead camshafts [DOHC]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シリンダヘッドに支承されるバルブリフタと、
機関弁との間に、機関弁を休止状態とする弁休止機構が
設けられるエンジンの動弁装置において、弁休止機構の
組付け作業を容易とした。 【解決手段】バルブリフタ711 の軸線と直交する軸線
を有する摺動孔80ならびにバルブステム59を挿通せ
しめる挿通孔81が設けられるピンホルダ74が、バル
ブリフタ711 に摺動自在に嵌合され、両端に油圧力お
よびばね力を作用せしめるようにして摺動孔80に摺動
自在に嵌合されるスライドピン76に、挿通孔81に同
軸に連なり得る収容孔87が設けられ、ピンホルダ74
およびスライドピン76間にスライドピン76の軸線ま
わりの回転を阻止する回り止め手段78が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動弁カムに従動し
て摺動することを可能としてシリンダヘッドに支承され
るバルブリフタと、機関弁との間に、バルブリフタから
機関弁への開弁方向の押圧力の作用・非作用を切換可能
であって押圧力の非作用状態では前記バルブリフタの摺
動動作にかかわらず機関弁を休止状態とする弁休止機構
が設けられるエンジンの動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえば実公
平3−7526号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報で開示された
動弁装置の弁休止機構では、機関弁におけるバルブステ
ムの先端部を収容可能な収容孔を有するスライドピン
が、動弁カムに従動して摺動することを可能としてシリ
ンダヘッドに支承されるバルブリフタに直接嵌合されて
おり、ピンホルダに設けられる溝にバルブステムの先端
部を嵌合せしめることにより、スライドピンの軸線まわ
りの回転を阻止するようにしている。
【0004】しかるにスライドピンの回り止めは、機関
弁のバルブステムに弁休止機構を組付けた状態で達成さ
れるものであり、弁休止機構の組付過程では、バルブリ
フタに対するスライドピンの回り止めがなされておら
ず、バルブリフタのシリンダヘッドへの組付時にピンホ
ルダの前記溝をバルブステムの先端部に対応させること
が難しく、弁休止機構の組付作業が煩雑となる。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、弁休止機構の組付け作業を容易としたエンジ
ンの動弁装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、燃焼室に臨んで開口してシ
リンダヘッドに設けられる弁口を開閉可能な弁体部にバ
ルブステムの基端が一体に連設されて成る機関弁が、前
記弁口を閉じる方向にばね付勢されてシリンダヘッドに
開閉作動可能に支承され、動弁カムに従動して前記バル
ブステムの軸線と同軸方向に摺動することを可能とした
バルブリフタが前記シリンダヘッドに支承され、前記バ
ルブリフタおよび前記機関弁間に、バルブリフタから機
関弁への開弁方向の押圧力の作用・非作用を切換可能で
あって押圧力の非作用状態では前記バルブリフタの摺動
動作にかかわらず機関弁を休止状態とする弁休止機構が
設けられるエンジンの動弁装置において、前記弁休止機
構は、動弁カム側を閉塞端として有底円筒状に形成され
るバルブリフタに摺動可能に嵌合されるとともに前記バ
ルブリフタの軸線と直交する軸線を有する摺動孔ならび
に前記バルブステムを軸方向移動自在に挿通せしめて前
記摺動孔の内面に開口する挿通孔が設けられるピンホル
ダと、一端を油圧室に臨ませて前記摺動孔に摺動可能に
嵌合されるとともに前記挿通孔に同軸に連なり得る収容
孔が設けられるスライドピンと、前記油圧室の容積を縮
少する側に前記スライドピンを付勢するばね力を発揮す
る戻しばねと、前記スライドピンの軸線まわりの回転を
阻止してピンホルダおよびスライドピン間に設けられる
回り止め手段とを備え、前記スライドピンは、その両端
に作用する油圧力およびばね力の均衡に伴なって前記収
容孔を前記挿通孔に同軸に連ならせてバルブステムの先
端部を前記収容孔に収容せしめる位置と、バルブステム
の先端部をスライドピンの外側面に当接させる位置との
間での摺動を可能として前記摺動孔に嵌合されることを
特徴とする。
【0007】かかる構成によれば、スライドピンがその
収容孔をピンホルダの挿通孔に同軸に連ならせる位置に
移動したときには、動弁カムから作用する押圧力によっ
てバルブリフタが摺動するのに応じてピンホルダおよび
スライドピンもバルブリフタとともに機関弁側に移動す
るが、挿通孔に挿通されているバルブステムの先端部が
収容孔に収容されるだけでバルブリフタおよびピンホル
ダから機関弁に開弁方向の押圧力が作用することはな
く、機関弁は休止したままとなる。またスライドピンが
その外側面にバルブステムの先端部を当接させる位置に
移動したときには、動弁カムから作用する押圧力によっ
てバルブリフタが摺動するのに応じたピンホルダおよび
スライドピンの機関弁側への移動に伴い機関弁に開弁方
向の押圧力が作用するので、動弁カムの回転に応じて機
関弁が開閉作動する。しかも回り止め手段によって、ピ
ンホルダ内でスライドピンが軸線まわりに回転すること
が阻止されているので、スライドピンを嵌合せしめたピ
ンホルダをバルブリフタに嵌合せしめた状態で、該バル
ブリフタをシリンダヘッドに装着する作業を行えば、弁
休止機構を機関弁のバルブステムに組付けることがで
き、組付作業が容易となる。
【0008】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記回り止め手段は、スラ
イドピンの軸線方向への移動を許容しつつ該スライドピ
ンを貫通してピンホルダに装着されるストッパピンであ
ることを特徴とし、かかる構成によれば、簡単な構成で
回り止め手段を構成することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明の構成に加えて、前記ピンホルダには、
前記挿通孔との間に前記摺動孔を挟む延長孔が、前記バ
ルブステムの先端部を収容可能として前記挿通孔と同軸
に設けられ、前記バルブリフタの閉塞端側で前記延長孔
の端部を塞ぐシムが、前記バルブリフタの閉塞端との当
接を可能としてピンホルダに装着されることを特徴とす
る。
【0010】この請求項3記載の発明によれば、弁休止
状態でバルブステムの先端部を収容孔だけでなく延長孔
にも収容せしめるようにして、収容孔の長さすなわちス
ライドピンの直径を小さく設定することが可能となり、
それに応じてピンホルダの小型化も可能として、弁休止
機構全体の小型化を図ることができる。しかもピンホル
ダにバルブリフタからの押圧力を作用せしめるために、
バルブリフタの閉塞端側で延長孔の端部を閉塞する必要
があるが、バルブリフタの閉塞端に当接するシムで延長
孔の端部を塞ぐようにしているので、ピンホルダの構造
を単純化しつつシムをその厚みが異なるものと交換する
ことにより、機関弁の弁頭間隙を適当なものに調整する
ことができる。
【0011】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の発明の構成に加えて、前記バルブリフタの閉塞端に対
向する部分で前記ピンホルダには、前記延長孔の軸線と
同軸である円筒状の収容筒部が一体に設けられ、円盤状
に形成されるシムの一部が前記収容筒部内に嵌合される
ことを特徴とし、かかる構成によれば、比較的小型のシ
ムを簡単にピンホルダに装着することができる。
【0012】請求項5記載の発明は、上記請求項3また
は4記載の発明の構成に加えて、前記バルブリフタの閉
塞端内面には、前記シムに当接する突部が一体に設けら
れることを特徴とし、かかる構成によれば、機関弁にお
けるバルブステムの軸線延長上で、バルブリフタからピ
ンホルダに押圧力を作用せしめるようにして、シリンダ
ヘッドに対するバルブリフタの摺動動作をバルブステム
の軸線に確実に沿わせたものとし、バルブリフタの摺動
動作を円滑化することができる。
【0013】請求項6記載の発明は、上記請求項1記載
の発明の構成に加えて、前記ピンホルダを前記バルブリ
フタの閉塞端側に向けて付勢するばね力を発揮するコイ
ルばねが、該コイルばねの外周がバルブリフタの内面に
接触することを回避する位置で前記バルブステムを囲繞
してピンホルダおよびシリンダヘッド間に設けられ、ピ
ンホルダには、前記コイルばねの端部を前記バルブステ
ムの軸線に直交する方向で位置決めする位置決め部が設
けられることを特徴とし、かかる構成によれば、コイル
ばねが発揮するばね力の方向をバルブステムの軸線に確
実に沿わせたものとし、しかもコイルばねの外周がバル
ブリフタに摺接することによるフリクションロスの発生
を防止することができる。
【0014】請求項7記載の発明は、上記請求項6記載
の発明の構成に加えて、前記位置決め部は、前記コイル
ばねの線径以下の突出量でピンホルダに一体に突設され
る突起であることを特徴とし、また請求項8記載の発明
は、上記請求項6記載の発明の構成に加えて、前記位置
決め部は、前記コイルばねの線径以下の深さでピンホル
ダに設けられる溝であることを特徴とする。
【0015】このような請求項7および8記載の発明に
よれば、コイルばねが収縮しても該コイルばねがピンホ
ルダに摺接することがなく、ピンホルダおよびコイルば
ねの摺接によるフリクションロスの発生を防止すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0017】図1〜図14は本発明の第1実施例を示す
ものであり、図1は自動二輪車の側面図、図2は図1の
2矢視平面図、図3は図5の3−3線に沿う部分でのエ
ンジンの上部の部分縦断面図、図4は図5の4−4線に
沿う部分でのエンジンの上部の横断面図、図5は図3の
5−5矢視方向から見たシリンダヘッドの底面図、図6
は吸気ポート付近のシリンダヘッドの部分横断面図、図
7は弁休止機構の拡大縦断面図、図8はピンホルダを上
方から見た斜視図、図9はピンホルダを下方から見た斜
視図、図10はスライドピンの斜視図、図11は吸気弁
および排気弁の開弁リフト特性図、図12は図5の12
矢視方向から見たシリンダヘッドの側面図、図13は油
圧制御弁の構成を示す断面図、図14はシリンダブロッ
クおよびクランクケースの油圧経路を示す縦断面図であ
る。
【0018】先ず図1および図2において、この自動二
輪車の車体フレーム21は、上方に開いた略U字状に形
成される左、右一対のメインフレーム22…と、両メイ
ンフレーム22…の前端に設けられるヘッドパイプ23
と、下方に開いた略U字状に形成されて両メインフレー
ム22…の後部間を連結する連結フレーム24と、両メ
インフレーム22…の後端に連結されて後方側かつ斜め
上向きに延出されるシートステー25とを備えるもので
あり、前輪WF を支持するフロントフォーク26がヘッ
ドパイプ23で操向可能に支承され、フロントフォーク
26にはステアリングハンドル27が連結される。また
後輪WR を支持するリヤフォーク28が一方のメインフ
レーム22の後部に上下揺動可能に支承され、シートス
テー25および後輪WR 間には一対のクッションユニッ
ト29,29が設けられる。
【0019】エンジンEは、メインフレーム22…およ
び連結フレーム24に支持されており、該エンジンEの
動力は、エンジンEに組込まれた変速機およびチェーン
伝動装置30を介して後輪WR に伝達される。
【0020】左右のメインフレーム22…および連結フ
レーム24には、エンジンEの上方に位置するようにし
て燃料タンク31が搭載され、シートステー25上には
タンデム型のシート32が取付けられ、エンジンEの前
方には、ラジエータ33が配置される。
【0021】図3および図4を併せて参照して、エンジ
ンEは、多気筒たとえば4気筒の4サイクルエンジンで
あり、該エンジンEのシリンダブロック36には、上方
に向うにつれて自動二輪車の走行方向前方位置となるよ
うに傾斜した複数たとえば4つのシリンダボア37…
が、車体フレーム21の幅方向に沿って配列するように
形成される。すなわちシシリンダボア37…を形成する
円筒状のシリンダライナ38…が、車体フレーム21の
幅方向に沿って間隔をあけた位置でリンダブロック36
に固着されており、各シリンダライナ38…は、シリン
ダブロック36の下部に結合される上部クランクケース
39内に一部を突入させる。
【0022】シリンダブロック36の上部にはシリンダ
ヘッド40が結合されており、このシリンダヘッド40
のシリンダブロック36への結合面には各シリンダボア
37…に個別に対応した凹部41…が設けられており、
各シリンダボア37…にそれぞれ摺動可能に嵌合される
ピストン42…の頂部とシリンダヘッド40との間に
は、前記各凹部41…を含む燃焼室43…が形成され
る。
【0023】図5を併せて参照して、シリンダヘッド4
0には、燃焼室43に臨んで開口する複数たとえば一対
である第1および第2吸気弁口441 ,442 と、燃焼
室43に臨んで開口する複数たとえば一対である第1お
よび第2排気弁口451 ,452 とが設けられており、
第1吸気弁口441 および第1排気弁口451 は、燃焼
室43の中心に関してほぼ対称位置に配置され、第2吸
気弁口442 および第2排気弁口452 も燃焼室43の
中心に関してほぼ対称位置に配置される。
【0024】図6を併せて参照して、シリンダヘッド4
0には、第1吸気弁口441 に連なる第1吸気路461
と、第2吸気弁口442 に連なる第2吸気路462 と、
第1および第2吸気路461 ,462 に共通に連なって
シリンダヘッド40の一側面40aに開口する吸気ポー
ト47とが設けられ、各吸気ポート47…が開口するシ
リンダヘッド40の前記一側面40aは、自動二輪車の
走行方向に沿う後方側に臨んで配置される。
【0025】またシリンダヘッド40には、第1排気弁
口451 に連なる第1排気路481と、第2排気弁口4
52 に連なる第2排気路482 と、第1および第2排気
路481 ,482 に共通に連なってシリンダヘッド40
の他側面40bに開口する排気ポート49とが、各燃焼
室43…毎に設けられ、各排気ポート49…が開口する
シリンダヘッド40の前記他側面40bは、自動二輪車
の走行方向に沿う前方側に臨んで配置される。
【0026】各吸気ポート47…には、それらの吸気ポ
ート47…に共通な気化器50を備える吸気装置51が
接続される。また自動二輪車の走行方向前方に向いた状
態で後輪WR の右側に配置される排気マフラー52を含
む排気装置53が前記各排気ポート49…に接続され
る。
【0027】図3および図4で明示するように、第1吸
気弁口441 および第1吸気路46 1 間の連通・遮断、
ならびに第2吸気弁口442 および第2吸気路462 間
の連通・遮断は、機関弁としての第1および第2吸気弁
561 ,562 で切換えられ、第1排気弁口451 およ
び第1排気路481 間の連通・遮断、ならびに第2排気
弁口452 および第2排気路482 間の連通・遮断は、
機関弁としての第1および第2排気弁571 ,572 で
切換えられる。
【0028】第1および第2吸気弁561 ,562 は、
対応の吸気弁口441 ,442 を閉鎖し得る弁体部58
にバルブステム59の基端が一体に連設されて成るもの
であり、第1および第2排気弁571 ,572 は、対応
の排気弁口451 ,452 を閉鎖し得る弁体部60にバ
ルブステム61の基端が一体に連設されて成るものであ
る。
【0029】第1および第2吸気弁561 ,562 のバ
ルブステム59…は、シリンダヘッド40に設けられた
ガイド筒62…に摺動自在に嵌合される。また第1およ
び第2排気弁571 ,572 のバルブステム61…は、
シリンダヘッド40に設けられたガイド筒63…に摺動
自在に嵌合される。
【0030】第1吸気弁561 のバルブステム59にお
いて、ガイド筒62から上方への突出部の中間部にはリ
テーナ64が図示しない二つ割りコッタを介して固定さ
れており、このリテーナ64およびシリンダヘッド40
間に設けられるコイル状の弁ばね651 により、第1吸
気弁561 が第1吸気弁口441 を閉じる方向に付勢さ
れる。また第2吸気弁562 のバルブステム59におい
て、ガイド筒62から上方への突出部の先端部にはリテ
ーナ64が図示しない二つ割りコッタを介して固定され
ており、このリテーナ64およびシリンダヘッド40間
に設けられるコイル状の弁ばね652 により、第2吸気
弁562 が第2吸気弁口442 を閉じる方向に付勢され
る。
【0031】第1排気弁571 のバルブステム61にお
いて、ガイド筒63から上方への突出部の中間部にはリ
テーナ66が図示しない二つ割りコッタを介して固定さ
れており、このリテーナ66およびシリンダヘッド40
間に設けられるコイル状の弁ばね671 により、第1排
気弁571 が第1排気弁口451 を閉じる方向に付勢さ
れる。また第2排気弁572 のバルブステム61におい
て、ガイド筒63から上方への突出部の先端部にはリテ
ーナ66が図示しない二つ割りコッタを介して固定され
ており、このリテーナ66およびシリンダヘッド40間
に設けられるコイル状の弁ばね672 により、第2排気
弁572 が第2排気弁口452 を閉じる方向に付勢され
る。
【0032】各燃焼室43…の第1および第2吸気弁5
61 …,562 …を駆動する吸気側動弁装置68Iは、
第1吸気弁561 …にそれぞれ対応した第1吸気側動弁
カム691 …ならびに第2吸気弁562 …にそれぞれ対
応した第2吸気側動弁カム692 …が設けられるカムシ
ャフト70と、第1吸気側動弁カム691 …に従動して
摺動することを可能としてシリンダヘッド40に支承さ
れる有底円筒状のバルブリフタ711 …と、第2吸気側
動弁カム692 …に従動して摺動することを可能として
シリンダヘッド40に支承される有底円筒状のバルブリ
フタ712 …とを備える。
【0033】カムシャフト70は、第1および第2吸気
弁561 …,562 …におけるバルブステム59…の軸
線延長線と直交する軸線を有して、シリンダヘッド40
と、該シリンダヘッド40に結合されるホルダ55との
間に回転自在に支承されるものであり、バルブリフタ7
11 …は、第1吸気弁561 …におけるバルブステム5
9…の軸線と同軸方向に摺動することを可能としてシリ
ンダヘッド40に摺動自在に嵌合されており、該バルブ
リフタ711 …の閉塞端外面が第1吸気側動弁カム69
1 …に摺接される。またバルブリフタ712 …は、第2
吸気弁562 …におけるバルブステム59…の軸線と同
軸方向に摺動することを可能としてシリンダヘッド40
に摺動自在に嵌合されており、該バルブリフタ712 …
の閉塞端外面が第2吸気側動弁カム692 …に摺接され
る。
【0034】しかも第2吸気弁562 におけるバルブス
テム59…の先端はシム72を介してバルブリフタ71
2 の閉塞端内面に当接されており、第2吸気弁56
2 は、エンジンEの作動中には、第2吸気側動弁カム6
92 …により常時開閉作動せしめられる。
【0035】一方、第1吸気弁561 におけるバルブス
テム59…およびバルブリフタ71 1 間には、バルブリ
フタ711 から第1吸気弁561 への開弁方向の押圧力
の作用・非作用を切換可能であって、エンジンEの特定
の運転域、たとえば低速運転域では押圧力を非作用状態
としてバルブリフタ711 の摺動動作にかかわらず第1
吸気弁561 を休止状態とする弁休止機構73Iが設け
られる。
【0036】図7において、弁休止機構73Iは、バル
ブリフタ711 に摺動可能に嵌合されるピンホルダ74
と、バルブリフタ711 の内面との間に油圧室75を形
成してピンホルダ74に摺動可能に嵌合されるスライド
ピン76と、油圧室75の容積を縮少する方向にスライ
ドピン76を付勢するばね力を発揮してスライドピン7
6およびピンホルダ74間に設けられる戻しばね77
と、スライドピン76の軸線まわりの回転を阻止してピ
ンホルダ74およびスライドピン76間に設けられる回
り止め手段としてのストッパピン78とを備える。
【0037】図8および図9を併せて参照して、ピンホ
ルダ74は、バルブリフタ711 内に摺動自在に嵌合さ
れるリング部74aと、該リング部74aの一直径線に
沿ってリング部74aの内周間を結ぶ架橋部74bとを
一体に備えるものであり、リング部74aの内周および
架橋部74bの両側面間は、軽量化を図るために肉抜き
されている。このようなピンホルダ74は、鉄もしくは
アルミニウム合金のロストワックス鋳造もしくは鍛造に
よるか、合成樹脂により形成されるものであり、金属製
であるピンホルダ74の外周面すなわちリング部74a
の外周面と、バルブリフタ711 の内周面とには浸炭処
理が施される。
【0038】ピンホルダ74の外周すなわちリング部7
4aの外周には環状溝79が設けられており、ピンホル
ダ74における架橋部74bには、リング部74aの一
直径線に沿う軸線すなわちバルブリフタ711 の軸線と
直交する軸線を有して一端を前記環状溝79に開口せし
めるとともに他端を閉塞した有底の摺動孔80が設けら
れる。また架橋部74bの中央下部には、第1吸気弁5
61 におけるバルブステム59の先端部を挿通せしめる
挿通孔81が内端を摺動孔80に開口せしめるようにし
て設けられ、架橋部74bの中央上部には、前記挿通孔
81との間に摺動孔80を挟む延長孔82が、第1吸気
弁561 におけるバルブステム59の先端部を収容可能
として挿通孔81と同軸に設けられる。
【0039】またバルブリフタ711 の閉塞端に対向す
る部分でピンホルダ74の架橋部74bには、延長孔8
2の軸線と同軸である円筒状の収容筒部83が一体に設
けられており、バルブリフタ711 の閉塞端側で延長孔
82の端部を塞ぐ円盤状のシム84の一部が、収容筒部
83に嵌合される。しかもバルブリフタ711 の閉塞端
内面中央部には、前記シム84に当接する突部85が一
体に設けられる。
【0040】ピンホルダ74の摺動孔80にはスライド
ピン76が摺動自在に嵌合される。而してピンホルダ7
4が合成樹脂から成るものであるときには、スライドピ
ン76との摺接部のみ金属製としてもよい。
【0041】スライドピン76の一端とバルブリフタ7
11 の内面との間には、環状溝79に通じる油圧室75
が形成され、スライドピン76の他端と摺動孔80の閉
塞端との間に形成されるばね室86内には戻しばね77
が収納される。
【0042】図10を併せて参照して、スライドピン7
11 の軸方向中間部には、前記挿通孔81および延長孔
82に同軸に連なり得る収容孔87がバルブステム59
の先端部を収容可能として設けられ、該収容孔87の挿
通孔81側の端部は、挿通孔81に対向してスライドピ
ン711 の下部外側面に形成される平坦な当接面88に
開口される。而して当接面88はスライドピン76の軸
線方向に沿って比較的長く形成されるものであり、収容
孔87は、当接面88のばね室86側の部分に開口され
る。
【0043】このようなスライドピン76は、油圧室7
5の油圧により該スライドピン76の一端側に作用する
油圧力と、戻しばね77によりスライドピン76の他端
側に作用するばね力とが均衡するようにして軸方向に摺
動するものであり、油圧室75の油圧が低圧であるとき
の非作動時には、挿通孔81に挿通されているバルブス
テム59の先端部を収容孔87および延長孔82に収容
せしめるように図7の右側に移動し、油圧室75の油圧
が高圧になった作動状態では、収容孔87を挿通孔81
および延長孔82の軸線からずらせてバルブステム59
の先端を当接面88に当接させるように図7の左側に移
動する。
【0044】而してスライドピン76がその収容孔87
を挿通孔81および延長孔82に同軸に連ならせる位置
に移動したときには、第1吸気側動弁カム691 から作
用する押圧力によってバルブリフタ711 が摺動するの
に応じてピンホルダ74およびスライドピン76もバル
ブリフタ711 とともに第1吸気弁561 側に移動する
が、バルブステム59の先端部が収容孔87および延長
孔82に収容されるだけでバルブリフタ711 およびピ
ンホルダ74から第1吸気弁561 に開弁方向の押圧力
が作用することはなく、第1吸気弁561 は休止したま
まとなる。またスライドピン76がその当接面88にバ
ルブステム59の先端部を当接させる位置に移動したと
きには、第1吸気側動弁カム691 から作用する押圧力
によってバルブリフタ711 が摺動するのに応じたピン
ホルダ74およびスライドピン76の第1吸気弁561
側への移動に伴い第1吸気弁561 に開弁方向の押圧力
が作用するので、第1吸気側動弁カム691 の回転に応
じて第1吸気弁561 が開閉作動する。
【0045】ところで、ピンホルダ74内でスライドピ
ン76が軸線まわりに回転すると、収容孔87と挿通孔
81および延長孔82との軸線のずれが生じ、またバル
ブステム59の先端部を当接面88に当接させることが
不可能となるので、ストッパピン78によりスライドピ
ン76の軸線まわりの回転が阻止される。
【0046】ストッパピン78は、摺動孔80の一端側
の部分を相互間に挟むようにしてピンホルダ74におけ
る架橋部74bに同軸に設けられる装着孔89,90に
装着されるものであり、該ストッパピン78は、油圧室
75側に開口するようにしてスライドピン76の一端側
に設けられるスリット91を貫通する。すなわちストッ
パピン78は、スライドピン76の軸線方向への移動を
許容しつつ該スライドピン76を貫通してピンホルダ7
4に装着されることになり、スリット91の内端閉塞部
にストッパピン78が当接することによりスライドピン
76の油圧室75側への移動端も規制されることにな
る。
【0047】ピンホルダ74に装着されるシム84をバ
ルブリフタ711 の閉塞端内面中央部に設けられた突部
85に当接させる側にピンホルダ74を付勢するコイル
ばね92が、該コイルばね92の外周がバルブリフタ7
11 の内面に接触することを回避する位置でバルブステ
ム59を囲繞してピンホルダ74およびシリンダヘッド
40間に設けられており、ピンホルダ74における架橋
部74bには、コイルばね92の端部をバルブステム5
9の軸線に直交する方向で位置決めする位置決め部とし
ての一対の突起93,94が一体に突設される。
【0048】しかも両突起93,94は、コイルばね9
2の線径以下の突出量でピンホルダ74に一体に突設さ
れるものであり、バルブステム59の軸線を中心とする
円弧状に形成されている。
【0049】また両突起93,94の一方93には、ス
トッパピン78の第1吸気弁561側の端部に当接して
ストッパピン78が第1吸気弁561 側に移動すること
を阻止するための段部95が形成される。
【0050】スライドピン76には、該スライドピン7
6の軸方向移動によるばね室86の加減圧を防止すべく
該ばね室86を収容孔87に通じさせる連通孔96が設
けられ、ピンホルダ74には、ピンホルダ74およびバ
ルブリフタ711 間の空間の圧力が温度変化により変化
することを防止すべく前記空間をばね室86に通じさせ
る連通孔97が設けられる。
【0051】シリンダヘッド40にはバルブリフタ71
1 を摺動自在に支承すべく該バルブリフタ711 を嵌合
せしめる支持孔98が設けられており、この支持孔98
の内面には、バルブリフタ711 を囲繞する環状凹部9
9が設けられる。またバルブリフタ711 には、該バル
ブリフタ711 の支持孔98内での摺動にかかわらず環
状凹部99をピンホルダ74の環状溝79に連通させる
連通孔100が設けられるとともに、解放孔101が設
けられる。この解放孔101は、バルブリフタ711 が
図7で示すように最上方位置に移動したときには、環状
凹部99をピンホルダ74よりも下方でバルブリフタ7
11 内に通じさせるが、バルブリフタ711 が図7で示
すように最上方位置から下方に移動するのに伴って環状
凹部99との連通が遮断される位置でバルブリフタ71
1 に設けられており、この解放孔101からバルブリフ
タ711 内に潤滑油が噴出されることになる。
【0052】またシリンダヘッド40には、各燃焼室4
3…毎の環状凹部99…に通じる作動油供給路103…
が設けられている。
【0053】各燃焼室43…の第1および第2排気弁5
71 …,572 …を駆動する排気側動弁装置68Eは、
第1排気弁571 …にそれぞれ対応した第1排気側動弁
カム1051 …ならびに第2排気弁572 …にそれぞれ
対応した第2排気側動弁カム1052 …が設けられるカ
ムシャフト106と、第1排気側動弁カム1051 …に
従動して摺動することを可能としてシリンダヘッド40
に支承される有底円筒状のバルブリフタ1071 …と、
第2排気側動弁カム1052 …に従動して摺動すること
を可能としてシリンダヘッド40に支承される有底円筒
状のバルブリフタ1072 …とを備える。
【0054】カムシャフト106は、第1および第2排
気弁571 …,572 …におけるバルブステム61…の
軸線延長線と直交する軸線を有して、吸気側動弁装置6
8Iにおけるカムシャフト70と同様に、シリンダヘッ
ド40と、該シリンダヘッド40に結合されるホルダ5
5との間に回転自在に支承されるものであり、バルブリ
フタ1071 …は、第1排気弁571 …におけるバルブ
ステム61…の軸線と同軸方向に摺動することを可能と
してシリンダヘッド40に摺動自在に嵌合されており、
該バルブリフタ1071 …の閉塞端外面が第1排気側動
弁カム1051…に摺接される。またバルブリフタ10
72 …は、第2排気弁572 …におけるバルブステム6
1…の軸線と同軸方向に摺動することを可能としてシリ
ンダヘッド40に摺動自在に嵌合されており、該バルブ
リフタ1072 …の閉塞端外面が第2排気側動弁カム1
052 …に摺接される。
【0055】第2排気弁572 におけるバルブステム6
1…の先端はシム108を介してバルブリフタ1072
の閉塞端内面に当接されており、第2排気弁572 は、
エンジンEの作動中には、第2排気側動弁カム1052
…により常時開閉作動せしめられる。また第2排気弁5
71 におけるバルブステム61…およびバルブリフタ1
071 間には、バルブリフタ1071 から第1排気弁5
71 への開弁方向の押圧力の作用・非作用を切換可能で
あって、エンジンEの特定の運転域、たとえば低速運転
域では押圧力を非作用状態としてバルブリフタ1071
の摺動動作にかかわらず第1排気弁571 を休止状態と
する弁休止機構73Eが設けられ、該弁休止機構73E
は、吸気側動弁装置68Iにおける弁休止機構73Iと
同様に構成される。
【0056】ところで、第1吸気側動弁カム691 およ
び第1排気側動弁カム1051 は、弁休止機構73I,
73Eの非作動状態すなわち第1吸気弁561 および第
1排気弁571 を開閉作動せしめる状態では、図11の
破線で示す曲線のように、総開角を比較的大とするとと
もに第1吸気弁561 および第1排気弁571 がともに
開いている状態がオーバーラップしている角度も比較的
大きくなるように設定されるのに対し、第2排気側動弁
カム692 および第2排気側動弁カム1052は、図1
1の実線で示す曲線のように、総開角を比較的小さくす
るとともに第2吸気弁562 および第2排気弁572 が
ともに開いている状態がオーバーラップしている角度も
比較的小さくなるように設定されている。
【0057】このような吸気側および排気側動弁装置6
8I,68Eによれば、エンジンEEの特定の運転域で
ある低速運転域では、弁休止機構73I,73Eを非作
動状態とすることに伴って第1吸気弁561 …および第
1排気弁571 …がそれぞれ休止しており、第2吸気弁
562 …および第2排気弁572 …だけが開閉作動す
る。この際、第2吸気弁562 …および第2排気弁57
2 …がともに開いている状態がオーバーラップしている
角度が比較的小さいことにより、燃焼室43…での実圧
縮比を向上せしめ、第2吸気路462 …からだけの燃焼
室43…への混合気の流入に伴なうスワール発生によ
り、燃費の低減および出力トルクの増大を図ることがで
きる。またエンジンEの高速運転域では、弁休止機構7
3I,73Eを作動状態とすることにより、第1吸気弁
561 …および第1排気弁571 …が開閉作動すること
になり、エンジンEの運転中は第2吸気弁562 …およ
び第2排気弁572 …が常時開閉作動しているので、高
速運転域での出力向上を図ることが可能となる。したが
って低速運転域から高速運転域までの広い運転域で出力
向上を図ることが可能となるとともに燃費の低減を図る
ことができる。
【0058】上述のように、エンジンEの低速運転域で
は、第1吸気弁561 …が休止状態となるが、その状態
では、その休止している吸気弁561 …に対応した吸気
路すなわち第1吸気路461 …に燃料が滞溜し、全ての
吸気弁561 …,562 …を開閉作動せしめる高速運転
域への切換え時に、滞溜している燃料が燃焼室43…に
流入して燃焼室43…内の燃料濃度が一時的に濃くな
り、エンジンEの出力低下や未燃炭化水素の発生を招く
可能性がある。
【0059】そこで、エンジンEの運転中は常時開閉作
動している第2吸気弁562 …に対応した第2吸気路4
62 …と、休止する第1吸気弁561 …に対応した第1
吸気路461 …との間を連通する連通路109…が、図
6で明示するようにシリンダヘッド40に設けられ、第
1吸気弁561 …の休止状態で、第1吸気路461 …の
混合気は、矢印110で示すように、連通路109…か
ら第2吸気路462 …側に流れることになる。
【0060】しかも連通路109…は、鋳造成形後のシ
リンダヘッド40に、燃焼室43…側からの切削加工で
形成されるものであり、第2吸気路462 …から第1吸
気路461 …に向かうにつれて燃焼室43…に近接する
側に傾斜して形成され、第1吸気路461 …への連通路
109…の開口端が、燃焼室43…に極力近接した位置
に配置される。
【0061】図5で明示するように、4つのシリンダボ
ア37…の配列方向に沿う中央側で相互に隣接するシリ
ンダボア37,37間に対応する位置で、シリンダヘッ
ド40には収納孔112が設けられており、シリンダヘ
ッド40は、該収納孔112により第1および第2ヘッ
ド部401 ,402 に区画される。
【0062】この収納孔112には、吸気側および排気
側動弁装置68I,68Eにおけるカムシャフト70,
106を駆動するためのチェーン駆動手段等の手段が収
納される。
【0063】図12を併せて参照して、第1ヘッド部4
01 側に配置される一対の吸気ポート47,47間でシ
リンダヘッド40の一側面40a、すなわち角吸気ポー
ト47…が開口する側の側面40aには、吸気側および
排気側動弁装置68I,68Eにおける弁休止機構43
I…,43E…に供給される作動油の油圧を制御する油
圧制御弁113が取り付けられる。
【0064】図13において、油圧制御弁113は、シ
リンダヘッド40の一側面40aへの作動油吸入通路1
14の開口端と、シリンダヘッド40の一側面40aへ
の第1作動油吐出通路1151 の開口端との間の連通、
遮断を切換えるべくシリンダヘッド40の一側面40a
に取付けられるものであり、前記作動油吸入通路114
に通じる入口ポート116と第1作動油吐出通路115
1 に通じる出口ポート117とを有してシリンダヘッド
40の一側面40aに取付けられるハウジング118内
に、スプール弁体119が摺動自在に嵌合されて成る。
【0065】ハウジング118には、上端をキャップ1
20で閉塞されるシリンダ孔121が穿設されており、
スプール弁体119は、キヤップ120との間に作動油
圧室122を形成して該シリンダ孔121に摺動自在に
嵌合される。しかもハウジング118の下部とスプール
弁体119との間に形成されたばね室123には、スプ
ール弁体119を上方すなわち閉じ方向に向けて付勢す
るばね124が収納される。スプール弁体119には、
入口ポート116および出口ポート117間を連通可能
な環状凹部125が設けられており、図13で示すよう
にスプール弁体119が上動しているときには、スプー
ル弁体119は入口ポート116および出口ポート11
7間を遮断する状態にある。
【0066】ハウジング118をシリンダヘッド40の
一側面40aに取付けた状態で、入口ポート116と作
動油吸入通路114との間にはオイルフィルタ126が
挟持される。またハウジング118には、入口ポート1
16および出口ポート117間を連通するオリフィス孔
127が穿設される。したがってスプール弁体119が
閉じ位置にある状態でも、入口ポート116および出口
ポート117間はオリフィス孔127を介して連通され
ており、オリフィス孔127で絞られた油圧が、出口ポ
ート117から第1作動油吐出通路1151 に供給され
る。
【0067】またハウジング118には、スプール弁体
119が閉じ位置にあるときのみ環状凹部125を介し
て出口ポート117に通じるバイパスポート128が穿
設され、このバイパスポート128はシリンダヘッド4
0内の上部に連通する。
【0068】ハウジング118には、入口ポート116
に常時連通する通路129が設けられ、この通路129
は、作動油圧室122に通じてキャップ120に穿設さ
れる接続孔131に、ソレノイド弁130を介して接続
される。したがってソレノイド弁130が開弁作動した
ときに作動油圧室122に油圧が供給され、この作動油
圧室122内に導入された油圧の油圧力によりスプール
弁体119が開弁方向に駆動される。
【0069】またハウジング118には、作動油圧室1
22に通じるリークジェット132が穿設される。この
リークジェット132はシリンダヘッド40内の上部に
通じており、ソレノイド弁130が閉弁したときに作動
油圧室122に残っている油圧がリークジェット132
から逃がされる。
【0070】図14において、上部クランクケース39
の下部には、ミッションケース135の一部を構成する
下部クランクケース136が結合されており、クランク
シャフト137は両クランクケース39,136間で回
転自在に支承される。
【0071】また下部クランクケース136の下部には
オイルパン138が結合されており、該オイルパン13
8内に溜まった作動油を汲上げるオイルポンプ139が
ミッションケース135内に収納される。さらにミッシ
ョンケース135には、上部クランクケース39よりも
上方位置にはみ出すはみ出し部135aが設けられてお
り、このはみ出し部135aには、クランクシャフト1
37と平行な回転軸線を有するスタータモータ140
が、上部クランクケース39の上方に配置されるように
して取付けられる。
【0072】作動油吸入通路114は、オイルポンプ1
35からの作動油を油圧制御弁113に導くものであ
り、シリンダヘッド40,シリンダブロック36、上部
クランクケース39および下部クランクケース136に
設けられる。
【0073】而して作動油吸入通路114は、油圧制御
弁113の入口ポート116に連なるようにしてシリン
ダヘッド40の一側面40aに開口する接続ポート11
4aと、該接続ポート114aに連なるとともに前記一
側面40aに沿って一直線状に延びるようにしてシリン
ダヘッド40に設けられる第1通路部40bと、第1通
路部114bに同軸に連なってシリンダブロック36に
設けられる第2通路部114cと、下部クランクケース
39に設けられて第2通路部114cに同軸に連なる一
直線状の第3通路部114dと、第3通路部114dの
下端に連なって上下方向に延びるようにして下部クラン
クケース136に設けられる第4通路部114eと、第
4通路部114eの下端に連なってほぼ水平に延びるよ
うにして下部クランクケース136に設けられる第5通
路部114fと、第5通路部114fとほぼ平行な方向
に延びるようにして下部クランクケース136に設けら
れる第6通路部114gとから成るものであり、第5お
よび第6通路部114f,114g間に介装されるフィ
ルタ141が下部クランクケース136に取付けられ、
第6通路部114gがオイルポンプ139の吐出口に接
続される。
【0074】オイルポンプ139の吸入口には、オイル
パン138内に配置されるストレーナ142に接続され
ており、ストレーナ142を介してオイルポンプ139
に吸入れた作動油が、フィルタ141を介装せしめた作
動油吸入通路141に吐出されることになる。しかもオ
イルポンプ139およびフィルタ141間には、作動油
の油圧が過大となるのを防止するためのリリーフ弁14
3が接続されており、フィルタ141に連なる第5通路
部114fの中間部には、エンジンEの各潤滑部に油を
給油するためのオイルギャラリー144が連通される。
【0075】ところで、シリンダブロック36およびシ
リンダヘッド40にはウォータージャケット145が設
けられており、作動油吸入通路114においてシリンダ
ブロック36およびシリンダヘッド40に対応する部分
すなわち第1および第2通路部114b,114cは、
ウォータージャケット145の外側に配置される。
【0076】図5および図12に注目して、シリンダヘ
ッド40における第1ヘッド部40 1 には、第1ヘッド
部401 側に配置されている各燃焼室43…毎の弁休止
機構73I…,73E…に作動油を供給する第1作動油
吐出通路1151 が設けられ、第2ヘッド部402 に
は、第2ヘッド部402 側の各燃焼室43…毎の弁休止
機構73I…,73E…に作動油を供給する第2作動油
吐出通路1152 が設けられ、弁休止機構73I…,7
3E…毎にシリンダヘッド40に設けられている作動油
供給路103…(図7参照)が第1および第2作動油吐
出通路1151 ,1152 から分岐される。
【0077】一方、シリンダヘッド40の一側面40a
には、第1および第2ヘッド部40 1 ,402 間に跨る
取付座146が形成されており、第1および第2作動油
吐出通路1151 ,1152 は、その一端を前記取付座
146に共通に開口せしめてシリンダヘッド40に設け
られており、それらの作動油吐出通路1151 ,115
2 の他端は収納孔112に近接する位置でじられる。
【0078】前記取付座146にはカバー147が締結
されており、該カバー147を介して両作動油吐出通路
1151 ,1152 が連通される。
【0079】次にこの第2実施例の作用について説明す
ると、特定の運転域でも開閉作動する第2吸気弁562
…に対応した第2吸気路462 …と、前記特定の運転域
で休止する第1吸気弁561 …に対応した第1吸気路4
61 …との間を連通する連通路109…がシリンダヘッ
ド40に設けられるので、第1吸気弁561 …が休止し
たときには、その休止している第1吸気弁561 …に対
応した第1吸気路46 1 …から、開閉作動している第2
吸気弁562 …に対応した第2吸気路462 …側に連通
路109…を介して混合気が流通する。このため、第1
吸気弁561 …の休止状態で第1吸気路461 …に燃料
が滞溜することが極力防止され、全ての吸気弁56
1 …,562 …を開閉作動せしめる運転域への切換えに
あたっても、滞溜燃料が燃焼室43…に流入することは
なく、燃焼室43…に流入する混合気の混合比が不安定
となることを防止し、エンジン出力の低下や未燃炭化水
素の発生を極力防止することができる。
【0080】このように第1吸気弁561 …の休止状態
で第1吸気路461 …に燃料が滞溜することを防止でき
ることにより、吸気装置51を、各吸気路461 …,4
62…に共通な気化器50を備える簡単な構成として
も、第1吸気弁561 …が休止する状態から全ての吸気
弁561 …,562 …が開閉作動する状態への切換時に
混合比が不安定になることを回避することができる。
【0081】しかも連通路109…は、鋳造成形後のシ
リンダヘッド40への燃焼室43…側からの切削加工で
形成されるものであり、特別な工夫をすることなく、連
通路109…をシリンダヘッド40に簡単に形成するこ
とができ、さらに連通路109…が、第1吸気路461
…から第2吸気路462 …に向かうにつれて燃焼室43
…に近接する側に傾斜して形成されるので、特定の運転
域で休止する第1吸気弁561 …に対応した第1吸気路
461 …への連通路109…の開口端を、燃焼室43…
に極力近接した位置に配置することができ、特定の運転
域で第1吸気弁561 …が休止したときに、その休止し
た第1吸気弁561 …に対応する第1吸気路461 …を
燃焼室43…に極力近接した位置で第2吸気路462 …
に連通させることができ、第1吸気弁561 …の休止状
態での燃料滞溜量を極力少なくすることができる。
【0082】また第1吸気弁561 …および第1排気弁
571 …を特定の運転域で休止せしめる油圧式の弁休止
機構73I…,73E…への作動油の油圧を制御する油
圧制御弁113が、シリンダヘッド40に設けられる複
数の吸気ポート47…が開口する側でシリンダヘッド4
0の側面40aに取付けられている。すなわち油圧制御
弁113は、シリンダボア37…の配列方向とは直交す
る方向、すなわち車体フレーム21の前後方向いずれ
か、この実施例では後側でシリンダヘッド49の側面4
0aに取り付けられることになるので、シリンダボア3
7…の配列方向に沿う多気筒エンジンEの長さが、シリ
ンダヘッド40に油圧制御弁113が取付けられること
に起因して大となることを回避することができ、シリン
ダボア37…の配列方向が車体フレーム21の幅方向と
なるようにしてエンジンEが車体フレーム21に搭載さ
れる自動二輪車において、車体フレーム21の幅方向に
沿う多気筒エンジンEの長さを極力短くすることが可能
となる。
【0083】しかも油圧制御弁113は、相互に隣接す
る吸気ポート47,47間でシリンダヘッド40の側面
40aに取付けられるものであり、相互に隣接する吸気
ポート47,47間の空きスペースを有効に活用して油
圧制御弁113を配置することができ、車体フレーム2
1の幅方向に沿う多気筒エンジンEの長さを寄り一層短
くすることができる。
【0084】またオイルポンプ139からの作動油を油
圧制御弁113に導く作動油吸入通路114が、シリン
ダヘッド40、シリンダブロック36およびクランクケ
ース39,136に設けられており、オイルポンプ13
9からの作動油を油圧制御弁113まで導くための管路
が不要であり、多気筒エンジンEの外観をすっきりと構
成することができる。
【0085】ところで、シリンダブロック36およびシ
リンダヘッド40には、ウォータージャケット145が
設けられるのであるが、シリンダブロック36およびシ
リンダヘッド40に対応する部分で前記作動油吸入通路
114はウォータージャケット145の外側に配置され
てており、作動油吸入通路114を流通する作動油を効
果的に冷却することが可能となる。
【0086】また作動油吸入通路114は、シリンダヘ
ッド40の一側面40aおよびウォータージャケット1
45間で前記側面40aに沿うようにしてシリンダヘッ
ド40に一直線状に設けられる第1通路部114bと、
第1通路部114bに同軸に連なってシリンダブロック
36に設けられる第2通路部114cと、上部クランク
ケース39に設けられて第2通路部114cに同軸に連
なる一直線状の第3通路部114dとを少なくとも有し
て構成されるものであり、オイルポンプ139から油圧
制御弁113までの作動油経路を極力短くし、作動油吸
入通路114での油圧損失を極力小さく抑えることがで
きる。
【0087】さらに4つのシリンダボア37…の配列方
向に沿う中央側で相互に隣接するシリンダボア37,3
7間に対応する位置でシリンダヘッド40には、カムシ
ャフト70,106を駆動するための手段を収納する収
納孔112が、該シリンダヘッド40を収納孔112の
両側の第1および第2ヘッド部401 ,402 に区画す
るようにして設けられている。これにより、シリンダボ
ア37…の配列方向に沿うシリンダヘッド40ひいては
多気筒エンジンE全体のバランスを良好に保つことがで
きる。
【0088】しかも第1ヘッド部401 側に配置される
一対の吸気ポート47,47間でシリンダヘッド40の
側面40aに取付けられる油圧制御弁113に連なると
ともに第1ヘッド部401 側の各燃焼室43…毎の弁休
止機構73I…,73E…に作動油を供給する第1作動
油吐出通路1151 が第1ヘッド部401 に設けられ、
第2ヘッド部402 には、第2ヘッド部402 側の各燃
焼室43…毎の弁休止機構73I…,73E…に作動油
を供給する第2作動油吐出通路1152 が設けられ、第
1および第2作動油吐出通路1151 ,1152 の一端
は、第1および第2ヘッド部401 ,402 間に跨って
シリンダヘッド40の側面40aに形成される取付座1
46に開口され、該取付座146に締結されるカバー1
47を介して第1および第2作動油吐出通路1151 ,
1152 が連通されてている。したがって収納孔112
の両側でシリンダヘッド40にそれぞれ設けられている
第1および第2作動油吐出通路1151 ,1152 を簡
単に連通せしめ、単一の油圧制御弁113から吐出され
る作動油を各燃焼室43…毎の弁休止機構73I…,7
3E…に効果的に供給することができる。
【0089】弁休止機構73I…,73E…では、動弁
カム591 …,1051 …に従動するバルブリフタ71
1 …,1071 …内にピンホルダ74…が摺動自在に嵌
合され、該ピンホルダ74…に摺動自在に嵌合されてい
るスライドピン76…が、その両端に作用する油圧力お
よびばね力の均衡に伴なって収容孔87…にバルブステ
ム59…,61…の先端部を収容せしめる位置と、バル
ブステム59…,61…の先端部をスライドピン76…
の外側面である当接面88…に当接させる位置との間で
摺動可能である。したがってスライドピン76…の一端
に作用する油圧力の制御により、第1吸気弁561 …お
よび第1排気弁571 …の休止状態と開閉作動状態とを
切換えることができる。
【0090】しかもピンホルダ74…にストッパピン7
8…が装着されるだけの簡単な構成で、ピンホルダ74
…内でのスライドピン76…の軸線まわりの回転が阻止
されるので、スライドピン76…を嵌合せしめたピンホ
ルダ74…をバルブリフタ711 …,1071 …に嵌合
せしめた状態で、該バルブリフタ711 …,1071…
をシリンダヘッド40に装着する作業を行えば、弁休止
機構73I…,73E…を第1吸気弁561 …のステム
59…および第1排気弁571 …のステム61…に組付
けることができ、組付作業が容易となる。
【0091】さらにピンホルダ74…には、第1吸気弁
561 …におけるステム59…の先端部および第1排気
弁571 …におけるステム61…の先端部を挿通せしめ
る挿通孔81…が設けられるとともに、スライドピン7
6…を摺動自在に嵌合せしめる摺動孔80…を前記挿通
孔81…との間に挟む延長孔82…が、バルブステム5
9…,61…の先端部を収容可能として前記挿通孔81
…と同軸に設けられている。したがって、第1吸気弁5
61 …および第1排気弁571 …の休止状態でバルブス
テム59…,61…の先端部を収容孔87…だけでなく
延長孔82…にも収容せしめるようにして、収容孔87
…の長さすなわちスライドピン76…の直径を小さく設
定することが可能となり、それに応じてピンホルダ74
…の小型化も可能として、弁休止機構73I…,73E
…全体の小型化を図ることができる。
【0092】またバルブリフタ711 …,1071 …の
閉塞端側で延長孔82…の端部を塞ぐシム84…が、バ
ルブリフタ711 …,1071 …の閉塞端との当接を可
能としてピンホルダ74…に装着されている。すなわち
ピンホルダ74…にバルブリフタ711 …,1071 …
からの押圧力を作用せしめるためにバルブリフタの閉塞
端側で延長孔の端部を閉塞する必要があるが、バルブリ
フタ711 …,107 1 …の閉塞端に当接するシム84
…で延長孔82…の端部を塞ぐようにしているので、ピ
ンホルダ74…の構造を単純化しつつ、シム84をその
厚みが異なるものと交換することにより、第1吸気弁5
61 …および第1排気弁571 …の弁頭間隙を適当なも
のに調整することができる。
【0093】しかもバルブリフタ711 …,1071 …
の閉塞端に対向する部分でピンホルダ74…には、前記
延長孔82…の軸線と同軸である円筒状の収容筒部83
…が一体に設けられており、円盤状に形成されるシム8
4…の一部が収容筒部83…内に嵌合されるので、比較
的小型のシム845…を簡単にピンホルダ74…に装着
することができる。
【0094】またバルブリフタ711 …,1071 …の
閉塞端内面には、シム84…に当接する突部85…が一
体に設けられており、第1吸気弁561 …および第1排
気弁571 …におけるバルブステム59…,61…の軸
線延長上で、バルブリフタ711 …,1071 …からピ
ンホルダ74…に押圧力を作用せしめるようにして、シ
リンダヘッド40に対するバルブリフタ74…の摺動動
作をバルブステム59…,61…の軸線に確実に沿わせ
たものとし、バルブリフタ711 …,1071…の摺動
動作を円滑化することができる。
【0095】ところで、ピンホルダ74…をバルブリフ
タ711 …,1071 …の閉塞端側に向けて付勢するば
ね力を発揮するコイルばね92…が、ピンホルダ74…
およびシリンダヘッド40間に設けられるのであるが、
該コイルばね92…は、その外周がバルブリフタ711
…,1071 …の内面に接触することを回避する位置で
バルブステム59…,61…を囲繞するように配置され
ており、ピンホルダ74…には、コイルばね92…の端
部をバルブステム59…,61…の軸線に直交する方向
で位置決めする突起93…,94…が設けられている。
したがってコイルばね92…が発揮するばね力の方向を
バルブステム59…,61…の軸線に確実に沿わせたも
のとし、しかもコイルばね92…の外周がバルブリフタ
711 …,1071 …に摺接することによるフリクショ
ンロスの発生を防止することができる。
【0096】しかも前記突起93…,94…は、コイル
ばね92…の線径以下の突出量でピンホルダ74…に一
体に突設されており、コイルばね92…が収縮しても該
コイルばね92…がピンホルダ74…に摺接することが
ないので、ピンホルダ74…およびコイルばね92…の
摺接によるフリクションロスの発生も防止することがで
きる。
【0097】本発明の第2実施例として、図15に示す
ように、ピンホルダ74およびシリンダヘッド40間に
設けられるコイルばね92が、該コイルばね92の外周
がバルブリフタ711 の内面に接触することを回避する
位置でバルブステム59を囲繞する位置に配置され、コ
イルばね92の端部をバルブステム59の軸線に直交す
る方向で位置決めするための位置決め部としての溝14
9,150がピンホルダ74に設けられていてもよく、
しかも各溝149,150の深さは、コイルばね92の
線径以下に設定される。
【0098】この第2実施例によっても、上記第1実施
例と同様に、コイルばね92が発揮するばね力の方向を
バルブステム59の軸線に確実に沿わせたものとし、コ
イルばね92の外周がバルブリフタ711 に摺接するこ
とによるフリクションロスの発生を防止することができ
る。またコイルばね92が収縮しても該コイルばね92
がピンホルダ74に摺接することがないようにして、ピ
ンホルダ74およびコイルばね92の摺接によるフリク
ションロスの発生も防止することができる。
【0099】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0100】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、回り止め手段によって、ピンホルダ内でスライドピ
ンが軸線まわりに回転することが阻止することにより、
スライドピンを嵌合せしめたピンホルダをバルブリフタ
に嵌合せしめた状態で、該バルブリフタをシリンダヘッ
ドに装着する作業を行えば、弁休止機構を機関弁のバル
ブステムに組付けることができ、組付作業が容易とな
る。
【0101】また請求項2記載の発明によれば、簡単な
構成で回り止め手段を構成することができる。
【0102】請求項3記載の発明によれば、収容孔の長
さすなわちスライドピンの直径を小さく設定することが
可能となり、それに応じてピンホルダの小型化も可能と
して、弁休止機構全体の小型化を図ることができる。ピ
ンホルダの構造を単純化しつつ、シムをその厚みが異な
るものと交換することにより、機関弁の弁頭間隙を適当
なものに調整することができる。
【0103】請求項4記載の発明によれば、比較的小型
のシムを簡単にピンホルダに装着することができる。
【0104】請求項5記載の発明によれば、シリンダヘ
ッドに対するバルブリフタの摺動動作をバルブステムの
軸線に確実に沿わせたものとし、バルブリフタの摺動動
作を円滑化することができる。
【0105】請求項6記載の発明によれば、コイルばね
が発揮するばね力の方向をバルブステムの軸線に確実に
沿わせたものとし、しかもコイルばねの外周がバルブリ
フタに摺接することによるフリクションロスの発生を防
止することができる。
【0106】請求項7および8記載の発明によれば、コ
イルばねが収縮しても該コイルばねがピンホルダに摺接
することがなく、ピンホルダおよびコイルばねの摺接に
よるフリクションロスの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における自動二輪車の側面図であ
る。
【図2】図1の2矢視平面図である。
【図3】図5の3−3線に沿う部分でのエンジンの上部
の部分縦断面図である。
【図4】図5の4−4線に沿う部分でのエンジンの上部
の横断面図である。
【図5】図3の5−5矢視方向から見たシリンダヘッド
の底面図である。
【図6】吸気ポート付近のシリンダヘッドの部分横断面
図である。
【図7】弁休止機構の拡大縦断面図である。
【図8】ピンホルダを上方から見た斜視図である。
【図9】ピンホルダを下方から見た斜視図である。
【図10】スライドピンの斜視図である。
【図11】吸気弁および排気弁の開弁リフト特性図であ
る。
【図12】図5の12矢視方向から見たシリンダヘッド
の側面図である。
【図13】油圧制御弁の構成を示す断面図である。
【図14】シリンダブロックおよびクランクケースの油
圧経路を示す縦断面図である。
【図15】第2実施例での図7に対応した断面図であ
る。
【符号の説明】
40・・・シリンダヘッド 43・・・燃焼室 441 ,451 ・・・弁口 561 ・・・機関弁としての吸気弁 571 ・・・機関弁としての排気弁 58,60・・・弁体部 59,61・・・バルブステム 691 ,1051 ・・・動弁カム 711 ,1071 ・・・バルブリフタ 73I,73E・・・弁休止機構 74・・・ピンホルダ 75・・・油圧室 76・・・スライドピン 77・・・戻しばね 78・・・回り止め手段としてのストッパピン 80・・・摺動孔 81・・・挿通孔 82・・・延長孔 83・・・収容筒部 84・・・シム 85・・・突部 87・・・収容孔 92・・・コイルばね 93・・・位置決め部としての突起 149,150・・・位置決め部としての溝
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月27日(1999.12.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】図3および図4を併せて参照して、エンジ
ンEは、多気筒たとえば4気筒の4サイクルエンジンで
あり、該エンジンEのシリンダブロック36には、上方
に向うにつれて自動二輪車の走行方向前方位置となるよ
うに傾斜した複数たとえば4つのシリンダボア37…
が、車体フレーム21の幅方向に沿って配列するように
形成される。すなわちシシリンダボア37…を形成する
円筒状のシリンダライナ38…が、車体フレーム21の
幅方向に沿って間隔をあけた位置でシリンダブロック3
6に固着されており、各シリンダライナ38…は、シリ
ンダブロック36の下部に結合される上部クランクケー
ス39内に一部を突入させる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】図10を併せて参照して、スライドピン7
6の軸方向中間部には、前記挿通孔81および延長孔8
2に同軸に連なり得る収容孔87がバルブステム59の
先端部を収容可能として設けられ、該収容孔87の挿通
孔81側の端部は、挿通孔81に対向してスライドピン
76の下部外側面に形成される平坦な当接面88に開口
される。而して当接面88はスライドピン76の軸線方
向に沿って比較的長く形成されるものであり、収容孔8
7は、当接面88のばね室86側の部分に開口される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】第2排気弁572 におけるバルブステム6
1…の先端はシム108を介してバルブリフタ1072
の閉塞端内面に当接されており、第2排気弁572 は、
エンジンEの作動中には、第2排気側動弁カム1052
…により常時開閉作動せしめられる。また第1排気弁5
71 におけるバルブステム61…およびバルブリフタ1
071 間には、バルブリフタ1071 から第1排気弁5
71 への開弁方向の押圧力の作用・非作用を切換可能で
あって、エンジンEの特定の運転域、たとえば低速運転
域では押圧力を非作用状態としてバルブリフタ1071
の摺動動作にかかわらず第1排気弁571 を休止状態と
する弁休止機構73Eが設けられ、該弁休止機構73E
は、吸気側動弁装置68Iにおける弁休止機構73Iと
同様に構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】ところで、第1吸気側動弁カム691 およ
び第1排気側動弁カム1051 は、弁休止機構73I,
73Eの非作動状態すなわち第1吸気弁561 および第
1排気弁571 を開閉作動せしめる状態では、図11の
破線で示す曲線のように、総開角を比較的大とするとと
もに第1吸気弁561 および第1排気弁571 がともに
開いている状態がオーバーラップしている角度も比較的
大きくなるように設定されるのに対し、第2吸気側動弁
カム692 および第2排気側動弁カム1052は、図1
1の実線で示す曲線のように、総開角を比較的小さくす
るとともに第2吸気弁562 および第2排気弁572 が
ともに開いている状態がオーバーラップしている角度も
比較的小さくなるように設定されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】而して作動油吸入通路114は、油圧制御
弁113の入口ポート116に連なるようにしてシリン
ダヘッド40の一側面40aに開口する接続ポート11
4aと、該接続ポート114aに連なるとともに前記一
側面40aに沿って一直線状に延びるようにしてシリン
ダヘッド40に設けられる第1通路部114bと、第1
通路部114bに同軸に連なってシリンダブロック36
に設けられる第2通路部114cと、下部クランクケー
ス39に設けられて第2通路部114cに同軸に連なる
一直線状の第3通路部114dと、第3通路部114d
の下端に連なって上下方向に延びるようにして下部クラ
ンクケース136に設けられる第4通路部114eと、
第4通路部114eの下端に連なってほぼ水平に延びる
ようにして下部クランクケース136に設けられる第5
通路部114fと、第5通路部114fとほぼ平行な方
向に延びるようにして下部クランクケース136に設け
られる第6通路部114gとから成るものであり、第5
および第6通路部114f,114g間に介装されるフ
ィルタ141が下部クランクケース136に取付けら
れ、第6通路部114gがオイルポンプ139の吐出口
に接続される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】一方、シリンダヘッド40の一側面40a
には、第1および第2ヘッド部40 1 ,402 間に跨る
取付座146が形成されており、第1および第2作動油
吐出通路1151 ,1152 は、その一端を前記取付座
146に共通に開口せしめてシリンダヘッド40に設け
られており、それらの作動油吐出通路1151 ,115
2 の他端は収納孔112に近接する位置で閉じられる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、特定の運転域でも開閉作動する第2吸気弁562
…に対応した第2吸気路462 …と、前記特定の運転域
で休止する第1吸気弁561 …に対応した第1吸気路4
61 …との間を連通する連通路109…がシリンダヘッ
ド40に設けられるので、第1吸気弁561 …が休止し
たときには、その休止している第1吸気弁561 …に対
応した第1吸気路46 1 …から、開閉作動している第2
吸気弁562 …に対応した第2吸気路462 …側に連通
路109…を介して混合気が流通する。このため、第1
吸気弁561 …の休止状態で第1吸気路461 …に燃料
が滞溜することが極力防止され、全ての吸気弁56
1 …,562 …を開閉作動せしめる運転域への切換えに
あたっても、滞溜燃料が燃焼室43…に流入することは
なく、燃焼室43…に流入する混合気の混合比が不安定
となることを防止し、エンジン出力の低下や未燃炭化水
素の発生を極力防止することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】しかも連通路109…は、鋳造成形後のシ
リンダヘッド40への燃焼室43…側からの切削加工で
形成されるものであり、特別な工夫をすることなく、連
通路109…をシリンダヘッド40に簡単に形成するこ
とができ、さらに連通路109…が、第2吸気路46 2
…から第1吸気路46 1 …に向かうにつれて燃焼室43
…に近接する側に傾斜して形成されるので、特定の運転
域で休止する第1吸気弁561 …に対応した第1吸気路
461 …への連通路109…の開口端を、燃焼室43…
に極力近接した位置に配置することができ、特定の運転
域で第1吸気弁561 …が休止したときに、その休止し
た第1吸気弁561 …に対応する第1吸気路461 …を
燃焼室43…に極力近接した位置で第2吸気路462 …
に連通させることができ、第1吸気弁561 …の休止状
態での燃料滞溜量を極力少なくすることができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0093
【補正方法】変更
【補正内容】
【0093】しかもバルブリフタ711 …,1071 …
の閉塞端に対向する部分でピンホルダ74…には、前記
延長孔82…の軸線と同軸である円筒状の収容筒部83
…が一体に設けられており、円盤状に形成されるシム8
4…の一部が収容筒部83…内に嵌合されるので、比較
的小型のシム84…を簡単にピンホルダ74…に装着す
ることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】またバルブリフタ711 …,1071 …の
閉塞端内面には、シム84…に当接する突部85…が一
体に設けられており、第1吸気弁561 …および第1排
気弁571 …におけるバルブステム59…,61…の軸
線延長上で、バルブリフタ711 …,1071 …からピ
ンホルダ74…に押圧力を作用せしめるようにして、シ
リンダヘッド40に対するバルブリフタ711 …,10
71 …の摺動動作をバルブステム59…,61…の軸線
に確実に沿わせたものとし、バルブリフタ71 1 …,1
071 …の摺動動作を円滑化することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 吉彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G016 AA02 AA08 AA12 AA14 AA19 BA03 BA06 BA28 BB04 CA06 CA13 CA21 CA24 CA27 CA33 CA36 CA41 CA43 CA52 CA59 DA22 GA00 GA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室(43)に臨んで開口してシリン
    ダヘッド(40)に設けられる弁口(441 ,451 )
    を開閉可能な弁体部(58,60)にバルブステム(5
    9,61)の基端が一体に連設されて成る機関弁(56
    1 ,571 )が、前記弁口(441 ,451 )を閉じる
    方向にばね付勢されてシリンダヘッド(40)に開閉作
    動可能に支承され、動弁カム(691 ,1051 )に従
    動して前記バルブステム(59,61)の軸線と同軸方
    向に摺動することを可能としたバルブリフタ(711 ,
    1071 )が前記シリンダヘッド(40)に支承され、
    前記バルブリフタ(711 ,1071 )および前記機関
    弁(561 ,571 )間に、バルブリフタ(711 ,1
    071 )から機関弁(561 ,571 )への開弁方向の
    押圧力の作用・非作用を切換可能であって押圧力の非作
    用状態では前記バルブリフタ(711 ,1071 )の摺
    動動作にかかわらず機関弁(561 ,57 1 )を休止状
    態とする弁休止機構(73I,73E)が設けられるエ
    ンジンの動弁装置において、前記弁休止機構(73I,
    73E)は、動弁カム(691 ,1051 )側を閉塞端
    として有底円筒状に形成されるバルブリフタ(711 ,
    1071 )に摺動可能に嵌合されるとともに前記バルブ
    リフタ(711 ,1071 )の軸線と直交する軸線を有
    する摺動孔(80)ならびに前記バルブステム(59,
    61)を軸方向移動自在に挿通せしめて前記摺動孔(8
    0)の内面に開口する挿通孔(81)が設けられるピン
    ホルダ(74)と、一端を油圧室(75)に臨ませて前
    記摺動孔(80)に摺動可能に嵌合されるとともに前記
    挿通孔(81)に同軸に連なり得る収容孔(87)が設
    けられるスライドピン(76)と、前記油圧室(75)
    の容積を縮少する側に前記スライドピン(76)を付勢
    するばね力を発揮する戻しばね(77)と、前記スライ
    ドピン(76)の軸線まわりの回転を阻止してピンホル
    ダ(74)およびスライドピン(76)間に設けられる
    回り止め手段(78)とを備え、前記スライドピン(7
    6)は、その両端に作用する油圧力およびばね力の均衡
    に伴なって前記収容孔(87)を前記挿通孔(81)に
    同軸に連ならせてバルブステム(59,61)の先端部
    を前記収容孔(87)に収容せしめる位置と、バルブス
    テム(59,61)の先端部をスライドピン(76)の
    外側面に当接させる位置との間での摺動を可能として前
    記摺動孔(80)に嵌合されることを特徴とするエンジ
    ンの動弁装置。
  2. 【請求項2】 前記回り止め手段(78)は、スライド
    ピン(76)の軸線方向への移動を許容しつつ該スライ
    ドピン(76)を貫通してピンホルダ(74)に装着さ
    れるストッパピンであることを特徴とする請求項1記載
    のエンジンの動弁装置。
  3. 【請求項3】 前記ピンホルダ(74)には、前記挿通
    孔(81)との間に前記摺動孔(80)を挟む延長孔
    (82)が、前記バルブステム(59,61)の先端部
    を収容可能として前記挿通孔(81)と同軸に設けら
    れ、前記バルブリフタ(711 ,1071 )の閉塞端側
    で前記延長孔(82)の端部を塞ぐシム(84)が、前
    記バルブリフタ(711 ,1071 )の閉塞端との当接
    を可能としてピンホルダ(74)に装着されることを特
    徴とする請求項1または2記載のエンジンの動弁装置。
  4. 【請求項4】 前記バルブリフタ(711 ,1071 )
    の閉塞端に対向する部分で前記ピンホルダ(74)に
    は、前記延長孔(82)の軸線と同軸である円筒状の収
    容筒部(83)が一体に設けられ、円盤状に形成される
    シム(84)の一部が前記収容筒部(83)内に嵌合さ
    れることを特徴とする請求項3記載のエンジンの動弁装
    置。
  5. 【請求項5】 前記バルブリフタ(711 ,1071 )
    の閉塞端内面には、前記シム(84)に当接する突部
    (85)が一体に設けられることを特徴とする請求項3
    または4記載のエンジンの動弁装置。
  6. 【請求項6】 前記ピンホルダ(74)を前記バルブリ
    フタ(711 ,1071 )の閉塞端側に向けて付勢する
    ばね力を発揮するコイルばね(92)が、該コイルばね
    (92)の外周がバルブリフタ(711 ,1071 )の
    内面に接触することを回避する位置で前記バルブステム
    (59,61)を囲繞してピンホルダ(74)およびシ
    リンダヘッド(40)間に設けられ、ピンホルダ(7
    4)には、前記コイルばね(92)の端部を前記バルブ
    ステム(59,61)の軸線に直交する方向で位置決め
    する位置決め部(93,94;149,150)が設け
    られることを特徴とする請求項1記載のエンジンの動弁
    装置。
  7. 【請求項7】 前記位置決め部(93,94)は、前記
    コイルばね(92)の線径以下の突出量でピンホルダ
    (74)に一体に突設される突起であることを特徴とす
    る請求項6記載のエンジンの動弁装置。
  8. 【請求項8】 前記位置決め部(149,150)は、
    前記コイルばね(92)の線径以下の深さでピンホルダ
    (74)に設けられる溝であることを特徴とする請求項
    6記載のエンジンの動弁装置。
JP00463099A 1999-01-11 1999-01-11 エンジンの動弁装置 Expired - Fee Related JP4163315B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00463099A JP4163315B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 エンジンの動弁装置
US09/480,650 US6302070B1 (en) 1999-01-11 2000-01-11 Valve system for engine
CN00100954A CN1132996C (zh) 1999-01-11 2000-01-11 发动机的阀门驱动装置
EP00100503A EP1020619B1 (en) 1999-01-11 2000-01-11 Valve drive system for engine
DE60008936T DE60008936T2 (de) 1999-01-11 2000-01-11 Ventilsteuerungseinrichtung für eine Brennkraftmaschine
US09/848,238 US6386163B2 (en) 1999-01-11 2001-05-04 Valve system for an engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00463099A JP4163315B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 エンジンの動弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000204917A true JP2000204917A (ja) 2000-07-25
JP4163315B2 JP4163315B2 (ja) 2008-10-08

Family

ID=11589352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00463099A Expired - Fee Related JP4163315B2 (ja) 1999-01-11 1999-01-11 エンジンの動弁装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US6302070B1 (ja)
EP (1) EP1020619B1 (ja)
JP (1) JP4163315B2 (ja)
CN (1) CN1132996C (ja)
DE (1) DE60008936T2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240601A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Riken Corp バルブ休止機構付きバルブリフタ
DE102008038379A1 (de) 2007-08-31 2009-03-05 Honda Motor Co., Ltd. Motor mit einem Zylinderdeaktivierungsmechanismus
JP2011185092A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Honda Motor Co Ltd エンジン
JP2011196278A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の可変動弁装置
JP2011214499A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Honda Motor Co Ltd 可変動弁機構を備える内燃機関
JP2011226484A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Guangyang Ind Co Ltd エンジンにおける弁揚程変更可能メカニズムとオイル制御弁の配置構造
KR101241569B1 (ko) 2007-11-20 2013-03-08 현대자동차주식회사 가변 밸브 리프트의 가변 태핏
US10066518B2 (en) 2016-05-31 2018-09-04 Honda Motor Co., Ltd. Variable valve mechanism for internal combustion engine
US10132207B2 (en) 2016-06-17 2018-11-20 Honda Motor Co., Ltd. Variable valve mechanism for internal combustion engine

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003003807A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Honda Motor Co Ltd バルブ休止機構付き4ストローク内燃機関
JP3983016B2 (ja) * 2001-07-16 2007-09-26 本田技研工業株式会社 4ストローク内燃機関のバルブ休止機構
US6477997B1 (en) 2002-01-14 2002-11-12 Ricardo, Inc. Apparatus for controlling the operation of a valve in an internal combustion engine
US6532925B1 (en) * 2002-03-11 2003-03-18 Tecumseh Products Company Stamped valve spring and retainer
DE102004038446A1 (de) 2004-08-07 2006-03-16 Ina-Schaeffler Kg Schaltbares Ventiltriebselement einer Brennkraftmaschine
JP4502907B2 (ja) * 2005-03-24 2010-07-14 本田技研工業株式会社 4ストローク内燃機関の可変動弁機構
DE102005028805A1 (de) * 2005-06-22 2007-01-04 GM Global Technology Operations, Inc., Detroit Einrichtung zur hydraulischen Ventilhubumschaltung
JP4616229B2 (ja) * 2006-09-29 2011-01-19 本田技研工業株式会社 多気筒内燃機関
US7677211B2 (en) * 2007-01-31 2010-03-16 Gm Global Technology Operations, Inc. Single hydraulic circuit module for dual lift of multiple engine valves
JP2008208795A (ja) 2007-02-27 2008-09-11 Honda Motor Co Ltd エンジン
KR100931038B1 (ko) * 2007-10-05 2009-12-10 현대자동차주식회사 가변 태핏
CN102400731B (zh) * 2010-09-15 2014-01-15 上海汽车集团股份有限公司 发动机停缸挺柱装置
US8651079B2 (en) 2012-01-24 2014-02-18 Honda Motor Co., Ltd. Deactivating hydraulic valve lash adjuster/compensator with temporary lash compensation deactivation
SE538239C2 (sv) * 2013-07-08 2016-04-12 Freevalve Ab Aktuator för axiell förskjutning av ett objekt
GB2521388A (en) * 2013-12-18 2015-06-24 Eaton Srl Deactivating tappet
JP6605424B2 (ja) * 2016-09-30 2019-11-13 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP6370874B2 (ja) 2016-12-27 2018-08-08 本田技研工業株式会社 内燃機関の可変動弁装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4770137A (en) * 1985-02-08 1988-09-13 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Cylinder control device for variable-cylindered engine
JPH037526Y2 (ja) 1985-02-08 1991-02-25
JPH06101437A (ja) * 1992-09-18 1994-04-12 Aisin Seiki Co Ltd エンジンの動弁装置
EP0668436B1 (de) * 1994-02-18 1998-08-12 Dr.Ing.h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft Stössel für ein schaltbares Ventil einer Brennkraftmaschine
DE4444699A1 (de) * 1994-12-15 1996-06-20 Porsche Ag Stößel für ein schaltbares Ventil einer Brennkraftmaschine
DE19500575A1 (de) * 1995-01-11 1996-07-18 Schaeffler Waelzlager Kg Schaltbares Abstützelement

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240601A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Riken Corp バルブ休止機構付きバルブリフタ
DE102008038379A1 (de) 2007-08-31 2009-03-05 Honda Motor Co., Ltd. Motor mit einem Zylinderdeaktivierungsmechanismus
US7913662B2 (en) 2007-08-31 2011-03-29 Honda Motor Co., Ltd. Engine with cylinder disabling mechanism
KR101241569B1 (ko) 2007-11-20 2013-03-08 현대자동차주식회사 가변 밸브 리프트의 가변 태핏
JP2011185092A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Honda Motor Co Ltd エンジン
JP2011196278A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の可変動弁装置
JP2011214499A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Honda Motor Co Ltd 可変動弁機構を備える内燃機関
JP2011226484A (ja) * 2010-04-20 2011-11-10 Guangyang Ind Co Ltd エンジンにおける弁揚程変更可能メカニズムとオイル制御弁の配置構造
US10066518B2 (en) 2016-05-31 2018-09-04 Honda Motor Co., Ltd. Variable valve mechanism for internal combustion engine
US10132207B2 (en) 2016-06-17 2018-11-20 Honda Motor Co., Ltd. Variable valve mechanism for internal combustion engine

Also Published As

Publication number Publication date
US6386163B2 (en) 2002-05-14
JP4163315B2 (ja) 2008-10-08
CN1132996C (zh) 2003-12-31
EP1020619B1 (en) 2004-03-17
US20010018902A1 (en) 2001-09-06
US6302070B1 (en) 2001-10-16
EP1020619A2 (en) 2000-07-19
DE60008936D1 (de) 2004-04-22
CN1260443A (zh) 2000-07-19
DE60008936T2 (de) 2004-08-12
EP1020619A3 (en) 2002-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4163315B2 (ja) エンジンの動弁装置
JP4303342B2 (ja) 自動二輪車用多気筒エンジン
JP4801819B2 (ja) 自動二輪車用多気筒エンジン
US6619247B2 (en) Valve operating control system for engine
US7946264B2 (en) V-type engine and motorcycle incorporating same
JP5378091B2 (ja) 内燃機関の動弁系回転軸の固定構造
JP3411895B2 (ja) エンジンにおけるタイミングチェーン潤滑構造
JP4202166B2 (ja) 多気筒エンジン
JP2002089221A (ja) エンジンにおけるタイミングチェーン潤滑構造
US7836858B2 (en) V-type engine and motorcycle incorporating same
JP2002180812A (ja) V型エンジン
JP4346049B2 (ja) 弁休止機能付エンジン
JP4616229B2 (ja) 多気筒内燃機関
JP4846679B2 (ja) 車両用v型エンジン
JP2701609B2 (ja) V型内燃機関
JP5474699B2 (ja) 可変動弁機構を備える内燃機関
JP2008255803A (ja) 気筒休止機能付き多気筒エンジン
JP3358960B2 (ja) Sohc型内燃機関
JP4379222B2 (ja) 動弁装置及び内燃機関
EP1270882B1 (en) Four-stroke internal combustion engine with valve resting mechanism
JP4162360B2 (ja) 圧力応動装置
JP2519099Y2 (ja) エンジンの潤滑油通路
JPH03260312A (ja) 内燃機関の油通路構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080702

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080724

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140801

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees